ロックバンド「RADWIMPS」のドキュメンタリー映画『RADWIMPSのHESONOO Documentary Film』が3月の公開に先駆け、キーアートが解禁された。野田洋次郎、桑原彰、武田祐介、山口智史の4人からなるロックバンド「RADWIMPS」。ボーカルの野田さんの創り出す独特の歌詞と音楽性で多くのファンを魅了し続け、昨年10周年を迎えた。本作は、昨年10月から行われたフランスや台湾など5か国6公演のアジア・ヨーロッパツアーと、「ゲスの極み乙女。」「いきものがかり」「Mr.Children」など彼らがリスペクトする豪華アーティストを招いて行われた国内の胎盤(対バン)ツアー、そして10周年の集大成とも言える幕張メッセでのワンマンライブを追ったドキュメンタリー作品。ツアー直前にメンバーの一人山口さんが突然の活動休止を発表し、サポートドラマーらを迎え、果敢にライブに挑んでいく舞台裏の姿などが、インタビューを交えながら綴られている。監督は、今年公開予定の『ドクムシ』なども手がける今最も注目を集める新進気鋭の女性監督・朝倉加葉子が務めている。今回解禁されたキーアートは、新体制で挑んだライブの1シーンが描かれた一枚。「つながりを断ち切って、人は生まれてくるんだよ。」というキャッチコピーが、映画タイトルの「HESONOO」と連動し、10周年を迎え次の10年へ向けて“新たに生まれ変わろうとするRADWIMPS”を表現したキーアートとなっている。『RADWIMPSのHESONOO Documentary Film』は3月11日(金)~24日(木)全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年01月22日オバマ米大統領が出演する新番組『オバマ大統領とサバイバル』が20日、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される(18:00~19:00/同日24:00~25:00)。同番組が日本で放送されるのは今回が初。番組ホストを務めるのは、ディスカバリーチャンネルの人気シリーズ『サバイバルゲーム』でおなじみの元イギリス陸軍特殊部隊SAS隊員で冒険家のベア・グリルス。著名人を招いて大自然の中でのサバイバルに挑むシリーズで、今回はさすがのベアも「大物中の大物」「僕の人生で最大の出来事」と緊張した面持ちで出迎えた。舞台はアラスカ州の広大な原野。2人はエグジット氷河を訪れ、気候変動の影響や新たなエネルギー源、環境保護、アラスカの美しい自然を次世代に残すことの大切さなどを語り合う。厳重な警備下が日常の大統領にとって、「最高に楽しみだった」というベアとの冒険。番組はいつも安全に配慮して撮影が行われているが、今回はまるで別次元だった。まず、撮影で通るすべての山岳ルートに狙撃隊が配備され、上空には軍用ヘリが旋回。ヘリからベアが飛び降りるという番組冒頭でのお決まりシーンも、シークレットサービスが空域を閉鎖しているため途中までしか近づけず。いつもであれば必要最小限の撮影クルーも、この日はシークレットサービス、ホワイトハウススタッフ、大統領の食事検査担当、報道陣などが見守り、物々しい雰囲気の中、撮影が行われた。そのほか、大統領ならでは"珍事"も。ホワイトハウスには「大統領が食べる姿を撮影しない」という規則があり、食事検査担当者が撮影を中断しに入りかけた場面もあったが、大統領の意向を尊重して撮影を続行した。そのほか、追跡される危険があるためスマートフォンを持たない大統領がセルフィー(自撮り)に手間取ることも。「アラスカを旅するのは初めてだ。空軍基地に給油で降りる以外はね」と語っていたオバマ大統領。ベアとのアウトドア体験は、「執務室にいるより、間違いなく楽しい」と大満足の冒険となったようだ(C)Delbert Shoopman/NBC
2015年12月19日11日(金)公開される『わたしはマララ』は、昨年、史上最年少でノーベル平和賞を受賞したパキスタンの少女マララ・ユフスザイの素顔に迫るドキュメンタリー映画で、監督は『不都合な真実』でオスカーを受賞したデイヴィス・グッゲンハイムだ。その他の画像女子は教育を受けてはいけないというタリバン勢力の命令に反して学校に通い続け、頭を撃たれたマララは、奇跡の回復の後、家族とイギリスで暮らしている。グッゲンハイムは、一家に18か月密着し、撮影取材をした。「映画化権を取得したプロデューサーが、デイヴィスという男が監督するからと伝えていたので、僕が彼女の家のベルを押すと、みんな大歓迎してくれたよ。一家は僕を信頼してくれた。僕は彼らのような人を知らなかったし、彼らも僕のような人を知らない。でも、すごくオープンになってくれたんだ」と、グッゲンハイムは初対面の日を振り返る。自宅や学校はもちろん、グッゲンハイムは、マララがケニヤの難民キャンプを訪れる時にも同行した。「ケニヤの子たちはキリスト教徒。パキスタン人はムスリムだ。あの子たちは、マララが誰かなんて知らない。ムスリムの難民ですら、彼女を知らなかった。でも、彼女が話し始めると、すぐにみんなと心がつながったんだ。そういう時、彼女は最高の幸せを感じる。彼女は、18歳の誕生日にまたケニヤに行ってあの子たちと会いたいといったよ。マララは、そういう子なんだ」スクールバスで銃撃され、死の境をさまよった上、パキスタンに戻ってきたら殺すと宣告を受けているマララ。そんな彼女が「銃は私の意志を変えない」という堂々のスピーチをするシーンは感動的だ。彼女の苦悩があまり描かれていないという批判も、北米公開時には一部から出たが、グッゲンハイムによると、彼女がどうしても語りたがらなかったらしい。「マララは、学校に行きたいのに行けないほかの少女や難民の少女たちのことを思っているんじゃないかな。今、辛い思いをしている子がたくさんいるのに、不満を言うことはしたくないんだろう。彼女が文句を言う姿を、僕は一度たりとも見なかった。僕らは、くだらないことで文句を言うよね。スープがぬるすぎる、とかね(笑。)僕はそこに美しさを見た。死を間近に体験すると、何が一番大事なのかがわかるのかもしれないね」『わたしはマララ』12月11日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー取材・文:猿渡由紀
2015年12月07日出演者が自分で自分を撮影する“自撮り”を行い、そこに映し出された日常を繋ぎあわせた斬新な自撮りドキュメンタリー番組「ジドリ」。この度本番組に、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」での熱演以降人気を博す俳優・斎藤工と、『苦役列車』などの映画やドラマ、最近ではダンス舞台でも活躍する森山未來の2人が登場。1か月に渡り自撮りを敢行したことが分かった。2人の人気俳優に小型カメラを渡し、1か月ほど自らにレンズを向ける“自撮り”生活を実施してもらう本番組。そこに映ったのは、何気ない日常の姿、よそ行きじゃない意外な素顔、ひとりの空間だからこそ出る本音のつぶやき…そして毎日を懸命に“あがいて”生きる等身大の男の姿だった。そんな日常の一コマを切り取った膨大なクリップをつなぎ合わせると、彼ら自身でさえ気づかなかった素顔が浮かび上がる。ひとり目は、セクシーなイケメン俳優として、女性から圧倒的人気を集める俳優・斎藤工。その日々は華やかさとは無縁の地味なものだった。多忙を極める俳優業の合間に向き合うのは、古今東西のマイナー映画からハリウッド大作まで膨大な数の映画。彼は映画のどこを見て、何を感じているのか?さらに沖縄の離島や台湾への一人旅など、プライベートも記録。寸暇を惜しんで映画と向き合う斎藤さんの素顔を、自撮りのカメラが至近距離で捉える。斎藤さんは「“自撮り”と言う行為は“自分の都合”。SNSや自撮り自体が苦手な私はこの期間、なるべく“都合の悪い時”にカメラを回す事を義務付けました。そうでなくては自分が観たいと思うドキュメント番組にはならないはずだと思ったからです。そんな出来たら“観られたくない大量の時間”をごっそり松江監督に投げました。ある種の恥部を晒す事より松江さんと作品を作れることの方が圧倒的に価値があるからです。あなたの“その時”と重ね合わせてご気軽にご覧頂けたら幸いです」と今回の企画への想いを語った。そして2人目は、若手実力派俳優として舞台や映画に引っ張りだこの森山未來。去年は単身イスラエルに渡り、現地のダンスカンパニーで1年の経験を積んだ、知る人ぞ知るダンサーでもある。帰国後は、愛媛県・内子町の古びた芝居小屋を拠点に、地域の人を巻き込み、土地に根ざした文化や伝統を取り込みながら、自分の作品を創ることに没頭。その1か月にわたる田舎での日々を、森山さんの独特な視点で描く。森山さんは“自撮り”について「自分がどう見られたら面白いのかを考えるようになって、そんな時間を楽しんだ日々でした。この瞬間を端から見ていたら面白いかなと想像したり、いかに他人に撮ってもらわず自己完結で撮るか工夫したりしていました。もちろん撮る瞬間を決めるのは自分なので、見せたい部分と見せたくない部分はあるんですけど、それでも垣間見えるものってあるんじゃないかと。『森山未來はこれをチョイスして撮ったんだ』っていうことを映像から感じてもらえれば」とコメント。さらに「毎日地元の人に誘われてお酒を飲んでいたんですが、それは思いのほか編集でカットされていました。酔っぱらった寝床や二日酔いの顔はよく出てくるんですが、それは宴会のせいだと分かっていただきたいです!」と、本編映像の裏側を明かした。斎藤さんの映像「斎藤工×ジドリ ~映画を抱く~」を構成するのは、「山田孝之の東京都北区赤羽」で東京ドラマアウォード2015演出賞を受賞した松江哲明監督。NHKで本格的な番組制作に携わるのは今回が初めてだという。そして、音楽を担当するのは、シンガーソングライターとして活躍する“マエケン”こと前野健太。“自撮り”ならではの被写体とカメラの極至近の距離感に、あたかも彼らの日常に入り込んだかのような気分になる、新鮮な映像体験が待っている本番組。“ユルくて深い”彼らの「ジドリ」を楽しみに待ちたい。「ジドリ」は12月5日(土)、NHK総合にて22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月20日『オーシャンズ』のジャック・ペラン監督とジャック・クルーゾ監督が手がける新たなネイチャードキュメンタリー映画『シーズンズ2万年の地球旅行』が来年1月に公開されることが決定し、特報映像が公開になった。これまで世界各国で生きる動植物たちの姿を捉えた作品は数多く存在したが、本作はタイトル通り、2万年もの“時”も扱う新しいネイチャードキュメンタリーになるという。特報映像名優にして映画製作者としても信頼を集めるペラン監督とクルーゾ監督は『WATARIDORI』や『オーシャンズ』など全世界を舞台にした壮大な作品を発表してきたが『シーズンズ…』では4年の構想期間と、約40億円もの製作費を投じて、氷河期が終わってから現在までの2万年もの時を動物の目線から捉えるという。このほど公開された特報映像では過酷な大自然で生きる動物たちのいきいきとした姿が次々に登場。スタッフは臨場感のある映像を獲得するために世界初の無音小型バギーを開発するなど、撮影手法についても徹底的に改良を重ねたようで、特報映像も目の前に動物がいるような迫力を味わうことができる。本作は、第28回東京国際映画祭の特別招待作品での上映が決定しており、クルーゾ監督が6年ぶりに来日する予定だ。『シーズンズ2万年の地球旅行』2016年1月、TOHOシネマズ 日劇ほか全国拡大ロードショー(C)2015 Galatee Films - Pathe Production - France 2 Cinema - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhone-Alpes Cinema - Winds - Pierre et Vacances
2015年10月07日開幕を2日前に控えた現地時間8日、アレサ・フランクリンのドキュメンタリー『Amazing Grace』が、トロント映画祭の上映ラインナップから外されることになった。映画祭事務局が発表した。「トロントの観客が、このすばらしい芸術作品を観られなくなったことを、とても残念に思います」と映画祭側はコメントしている。その他の情報『Amazing Grace』は、故シドニー・ポラック監督の作品。ポラックが2008年に亡くなった後、プロデューサーのアラン・エリオットが完成させた。だが、1972年の映像をフランクリンの許可なしに使用しないということにポラックが同意していたにも関わらず、映像が使われたとして、先週金曜日にフランクリン側は、公開差し止めを求める訴訟を起こした。これに伴い、テルライド映画祭での上映も中止され、10月に予定されていたシカゴでの試写もキャンセルになっている。文:猿渡由紀
2015年09月09日アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)と、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)のドキュメンタリーDVDがそれぞれ9月16日に発売される。斬新な発想で多くの人々を魅了してきたファッション界の先駆者、アレキサンダー・マックイーン。今回発売されるDVD「The legacy of Alexander Mc Queen」(3,800円)では、初期の作品から、アレキサンダー・マックイーンの死の直後にパリにて限定のプレスのみで行われた10-11AWコレクションのショーまでを、その都度行われていた本人のインタビューなどを交えて収録。ロボットがモデルの衣装にスプレーを吹き付けた99-00SSの伝説のショーや、06-07AWのケイト・モスのホログラム立体映像、斬新な格子柄が印象的な09-10AWコレクションなどの貴重な映像が収められている。一方、「ジャンポール・ゴルチエ」のドキュメンタリーDVD「JEAN-PAUL GAULTIER AT WORK」(3,800円)では、ジャンポール・ゴルチエ本人が、80年代から現在までの厳選したショーを映像で振り返りながらデザイン手法を解説するという、業界人必見の映像となっている。ファッションショーやテレビ出演よりも、自らの手で服作りをすることを大切にするジャンポール・ゴルチエ。実際にモデルの体に纏わせながらデザインをする様子など、彼の服作りにおける発想から制作までの過程が、実演・再現によって描き出されている。
2015年08月06日事実を映し出すドキュメンタリー映画はとても興味深い。現実にこんなことが起きているのか、地球上にこんな景色があるのか、自分の知らないことであればあるほどのめりこんで見てしまうものだ。けれど、ものすごく昔、ドキュメンタリーは退屈な映画だと思っていたことがある。おそらく学生時代に眠くなるような、まったく興味を持てないようなドキュメンタリーを見たからではないかと…。一旦、記憶に刻まれてしまうとそれを面白いものとして塗りかえることはなかなか難しい。塗りかえるにはマイナスをプラスにするほどのドキュメンタリーと出会わなくてはならない。たとえば、ヴィム・ヴェンダース監督の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』はそのひとつだった。そして、彼が新たに世に送り出す『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』もまた素晴らしい。セバスチャン・サルガドとは写真家の名前。世界的な報道写真家であり、大自然の保全や復元に尽力する環境活動家としても知られる稀代のアーティスト。その彼が撮った一枚の白黒写真──住む場所を追われ難民となったトゥアレグ族の“盲目の女性”の写真と出会い心奪われたヴェンダース監督は、サルガド生涯最後のプロジェクト「Genesis」の全貌を追い、彼がこれまでに撮ってきた写真と写真家になるまでのヒストリーや写真家として世界を飛びまわる日々についてインタビュー。それらを繋ぎ合わせてドキュメンタリーに仕上げた。サルガドって誰?という人であっても、この1本を見ればサルガドがどういう人物なのか、どういう活動をしてきたのか、どれだけ人を惹き付ける写真を撮るのかが分かる。圧倒的な写真と映像に釘付けになるだろう。「ギリシャ語で“フォト”は光、“グラフィン”は書く・描く」であるから「フォトグラファー(写真家)とは“光で描く人”を指す」というセリフが一番最初に登場する。そこから先は、次から次へと力強い写真が映し出される。モノクロを基調とした写真の数々は例外なく力強いものばかり。行ったことのない国、地域。知らない民族、伝統。知っているけれど見たことのない動物たちの生態、一瞬の表情。自然の美しさと驚異──もう、驚きの連続だ。ヴェンダースが1枚の写真と出会い心を突き動かされたように、この1本のドキュメンタリー『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』はきっと見た人の心を刺激する。(text:Rie Shintani)
2015年08月04日「Perfume」の今年第2弾となるのシングル「STAR TRAIN」が、「Perfume」初のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』の主題歌として今秋リリースされることが決定した。結成15周年、メジャーデビュー10周年を記念して制作され、2014年に3回目の開催となったアメリカ、ヨーロッパ、アジア各地を回ったワールドツアー「Perfume WORLD TOUR 3rd」と、世界最大規模のフェス「SXSW 2015」の様子に密着したドキュメンタリー『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』。すでに国内外問わず話題の本作では、圧巻のパフォーマンスで海外各地のオーディエンスを熱狂させた3人の素顔や、これまで「Perfume」があまり見せることのなかった舞台裏の模様など、彼女たちの努力と成功の裏側に迫る完全密着ドキュメンタリーに仕上がっている。このほどリリースが決定した新曲「STAR TRAIN」は、ドキュメンタリー制作スタッフの熱い想いから、自身を題材とした初の映画を快諾したメンバーが、映画主題歌となる新曲を制作するにあたり自らを見つめ、プロデューサー中田ヤスタカ氏に直接想いの丈を伝え完成した楽曲。これまでの15年間、ひたむきな努力で未来を生み出してきた3人の魅力がつまった、渾身の一曲に仕上がっている。プロデューサーの中田さんは「メジャーデビュー10周年おめでとうございます。あっという間の10年、色んなことが変わったように見えて僕らは何も変わりません。これからも最新の作品が最高の作品になるよう力を合わせていきましょう」と、今後も「Perfume」の3人と素晴らしい音楽を届けてくれうであろう力強いコメントをしている。日本のみならず海外でもその人気は高まるばかりの「Perfume」。新曲「STAR TRAIN」、そしてアニバーサリーイヤーに公開されるドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』と合わせて、今後も「Perfume」から目が離せそうにない。『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』は10月31日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月01日hide生誕50周年に合わせて制作された、ドキュメンタリー『JUNK STORY』の海外展開プロジェクトが、クラウドファンディングサービス「Makuake」で30日(木)18時よりスタートした。衝撃的な死から17年経った今も尚、多くの人に愛され、慕われ続けるミュージシャン・hide。彼の生き様、足跡、思いが描かれたドキュメンタリーとして公開された『JUNK STORY』は、5月23日に国内で上映され大きな反響を呼び、「ぴあ映画初日満足度ランキング」では1位に輝いている。今回クラウドファンディングサイト「Makuake」にて立ち上げられたプロジェクトは、当初予定していた海外展開の規模拡大を目指すもの。日増しに大きくなる海外での上映を求める声を受けて、根強いファンが多い台湾・香港・韓国などのアジア圏内、最近ジャパンカルチャーに関心の高いフランス・ドイツなどのヨーロッパ、そしてhideの海外進出の夢でもあったLAをはじめとした北米、といったような地域での上映を目指す。集められた資金は、劇場での上映を始め、番組での放送やネットでの配信、そしてDVD化やブルーレイ化などに使用され、プロジェクトのサポーターには、海外展開活動レポートが送られてくるほか、海外版のエンドロールへの名前記載、海外版のDVDやオフィシャルサポーター専用オリジナルピンバッジのプレゼント、さらにはトークイベントつきの海外版上映会イベントへの招待などの特典を受け取ることができる。ミュージシャンや関係者など、hideを知る様々な30名を超える人物のインタビューを新たに撮影し、約1,000時間に及ぶ過去映像の見直し作業、膨大な写真群の整理などを経て制作されたという本作。「歌謡大賞とかレコード大賞はいらないけど、俺はグラミー賞を取る!」というhideの想いを引き継ぐ本作が、海外でどういった評価がされるのか、大いに期待がかかる。「hideドキュメンタリー映画『JUNK STORY』海外上映公式サポーター募集」プロジェクトは「Makuake」にて資金調達中。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日世界最大のインターネット映像配信ネットワーク「Netflix」にて、「ローリング・ストーンズ」のギタリスト、キース・リチャーズの軌跡を描くドキュメンタリー『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス』(原題)が9月18日 (金) より全世界独占配信されることがこのほど決定した。『バックコーラスの歌姫たち』で第86回アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したモーガン・ネヴィルが監督を務める本作は、アカデミー賞とエミー賞の受賞歴があるRadical Media(『ニーナ・シモン~魂の歌』、『フォッグ・オブ・ウォー』) が製作を手掛け、キース・リチャーズの真の姿を美しく映し出し、作曲家、ギタリストそしてエンターテイナーとしてのキースの音楽の起源に迫る。「ローリング・ストーンズ」時代から最新のソロレコードまで、キースの成長を促し、影響を与えた人物や場所を巡る作中では、作品を次々と発表し人気を博した絶頂期の貴重な記録映像から、気さくでありながら、時には深く考え込むキースのインタビュー映像、そして人々に愛されるキースが伝説になるまでの長く独特な道のりを収録した貴重な作品に仕上がっている。監督のモーガン・ネヴィルは「もしロックンロールのマウント・ラッシュモア(ラッシュモア山)があるなら、キースの顔は間違いなく刻まれることでしょう。彼はいつでもロック・ミュージックの魂を体現しています。その光も闇もすべてを。そしてキース・リチャーズは、とても真面目な人間で、ユーモアや知識、そして知性を備えた人物でした。この映画には、ありのままのキースが映し出されています。」と語っている。キース・リチャーズの音楽と社会的影響力の変遷を、エレクトリック・ブルース、カントリー・ホンキー・トンク、サザン・ソウルなど彼が影響を受けた音楽や、さらには現在影響を受けている音楽と共に辿る本作。ロック・ミュージックの“リヴィングレジェンド”の素顔に迫るドキュメンタリーとして、大きな注目を集めそうだ。『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス』(原題)は9月18日 (金) より「Netflix」にて配信。日本での配信は2015年予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日「第5回衛星放送協会オリジナル番組アワード」授賞式が22日、東京・千代田放送会館で行われ、タレントの萩本欽一、俳優の中村梅雀、フリーアナウンサーの高島彩らが出席した。2011年に創設した同アワードは、有料・多チャンネル放送のオリジナル番組制作促進を目的としたもの。5回目となった今年は、オリジナル番組賞に102番組、編成企画賞に23企画の計125番組が応募。審査の結果、8部門における最優秀賞、特別賞、今年新たに設けられた大賞が決定した。オリジナル番組賞ドキュメンタリー番組部門で最優秀賞に輝いたのは、『ノンフィクションW 萩本欽一 73歳 覚悟の舞台へ~「THE LAST ほめんな ほれんな とめんな」完全密着~』(WOWOWプライム)。昨年3月の公演を持って舞台を引退した萩本は、「獲ったの?非常にガッカリ」とジョークを飛ばしながら、「"人柄の成果"って言われたのがうれしくて。文句はないんだなと飛んできました!」と笑顔で受賞の喜びを語った。大賞には『TMSアニメ50年のDNA』(アニマックス)、中村が主演を務めた『闇の狩人(前後篇)』(BSスカパー!/時代劇専門チャンネル)がオリジナル番組賞ドラマ番組部門の最優秀賞を受賞。審査委員長のノンフィクション作家・吉岡忍は、「それぞれのチャンネルが何をしようとしてるのか、ハッキリ意識している。地上波で出来ないことをやろうと、様々な工夫をして番組を作る熱意を感じた。物を考える力を広げて多様化していってもらいたい」と総評した。また、特別賞は、テニス中継のニーズを広め、錦織圭選手の国際的な活躍を伝えたGAORAとWOWOWが受賞。授賞式の会場には、「僕もこれから頑張るので、もっと放送して頂き、多くの方にテニスの楽しさを伝えて頂けたらうれしい」と錦織選手からビデオコメントが届き、番組の解説を務めた松岡修造からも、「GAORAさん、WOWOWさんは諦めませんでした! テニスを信じてくれました!」と熱いメッセージが送られた。○「第5回衛星放送協会オリジナル番組アワード」受賞番組一覧●第5回衛星放送協会オリジナル番組アワード大賞『TMSアニメ50年のDNA』(アニマックス)●オリジナル番組賞ドラマ番組部門最優秀賞『闇の狩人(前後篇)』(BSスカパー!/時代劇専門チャンネル)●オリジナル番組賞ドキュメンタリー番組部門最優秀賞『ノンフィクションW 萩本欽一 73歳 覚悟の舞台へ~「THE LAST ほめんな ほれんな とめんな」完全密着~』(WOWOWプライム)●オリジナル番組賞中継番組部門最優秀賞『ブラインドサッカー世界選手権 2014』(BSスカパー!)●オリジナル番組賞バラエティ番組部門最優秀賞『みんなの県民SONG!~兵庫うた旅情編~』(歌謡ポップスチャンネル)●オリジナル番組賞情報番組・教養番組部門最優秀賞『ドキュメンタリー~The REAL~投手生命を救え!トミー・ジョン手術から40年~日米最新事情~』(J SPORTS 3)●オリジナル番組賞アニメ番組部門最優秀賞『TMSアニメ50年のDNA』(アニマックス)●オリジナル番組賞ミニ番組・番組PR部門最優秀賞『英国名画のロケ地を訪ねて』(イマジカBS・映画)●オリジナル編成企画賞最優秀賞『ドラマ甲子園』(フジテレビTWO)●オリジナル編成企画賞奨励賞『スペースシャワーTV開局25周年特別番組“25時間テレビ”』(スペースシャワーTV)●特別賞『テニス中継』(GAORA/WOWOW)
2015年07月23日今年で結成15周年、メジャーデビュー10周年を迎えたPerfume初のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』が10月に公開されることが決定した。彼女たちが昨年から今年にかけて行ったワールドツアーに密着した作品だ。その他の情報Perfumeは近年、日本だけでなく海外でも活動を行っており、ハイクオリティなパフォーマンスと、最新テクノロジーを駆使したステージングが高い評価を集めている。今回の映画は、彼女たちが行った『Perfume WORLD TOUR 3rd』と『SXSW 2015』への参加にカメラが密着し、世界各国で熱狂的な支持を集める彼女たちの姿と、知られざる苦悩、ステージの裏側を描き出す。映画について、あ~ちゃんは「やっと叶ったアメリカ公演のわたしたちPerfumeのドキュメンタリーをそのまんま映画にしてもらいました。信頼しているスタッフさんと一緒にまわったので、本当に自然な私達が収められています」と言い、のっちは「えー、この映画では、わたくしがロンドンLIVEという大舞台で、盛大かつ豪快に間違えている一部始終が、本人解説付きで大画面でご覧になれます」と宣言。かしゆかは「私たち三人だけじゃ決して成り立たない、支えてくれて、力をくれるたくさんの方々のおかげでライブが出来ているということ、その人たちがいるから頑張れるということを改めて感じさせてくれる映画になりました。Perfumeをつくる全てが詰まっていると言っても過言ではない!…と思います!(笑)」とコメントしている。『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』10月31日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー
2015年07月22日フジテレビジョンは7月6日、「軍艦島」(長崎市端島)のドキュメンタリー番組「タイムトリップ軍艦島」を4K映像で提供開始した。「フジテレビオンデマンド」にて視聴可能だ。視聴には会員登録(有料)が必要となる。「タイムトリップ軍艦島」は、7月5日に世界文化遺産登録された長崎市の軍艦島がテーマのドキュメンタリー番組。軍艦島の過去の写真や映像を現在の姿と比較しながら、炭鉱や島での生活について紹介する。元島民であり、NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」の理事長でもある坂本道徳氏も登場。民放では初となる4K映像で動画配信を行う。タイムトリップ軍艦島のほか、東京都内のイルミネーションスポットをガイドする「TOKYO ILLMINATION TOUR」と、北京を舞台にした1話完結のオムニバスドラマ「不可思議的夏天」(ブーカシーイーダーシャーティエン)も4K映像で配信する予定だ。フジテレビオンデマンドでは、4K映像を視聴できる特設ページ「FOD LABO」を開設。通常よりもデータ伝送量が大きい4K映像の配信インフラとして、Mist Technologies社のP2P型CDNサービス「MistCDN」を採用した。これにより配信サーバの伝送容量及び負荷を削減でき、スムーズな視聴体験を提供できるとしている。フジテレビオンデマンドで4K映像を視聴するには、月額会員登録が必要となる。スマートフォンおよびタブレットからの4K映像視聴はできず、パソコンでの視聴となる。
2015年07月06日冒険家で元英国特殊部隊のベア・グリルスが監修を務めるサバイバル新番組『THE ISLAND』(毎週土曜24:00~)が、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で13日からスタートする。ベア・グリルスは、これまで英国登山家最年少でのエベレスト登頂、ジェットスキーによる連合王国一周、凍結した北大西洋を屋根なしゴムボートで横断などの数々の伝説を残してきた人物。そんな彼がホストを務め、無人島に13人のイギリス人男性を「置き去り」にするのが今回の新番組だ。ディスカバリーチャンネルで人気のサバイバルドキュメンタリー。日本でも今年4月にTBS系『全世界極限サバイバル』の第2弾が放送され、KAT-TUNの上田竜也、菅谷哲也、武井壮、ペナルティ・ワッキーがそれぞれ極寒北極圏、灼熱砂漠、無人島、危険生物が潜む湿地帯といった過酷な状況下での100時間単独サバイバルに挑み、放送後は大きな反響を呼んだ。死と隣り合わせの環境で、孤独と闘いながら必死に生き抜く様が人々の心を打つ。ディスカバリーチャンネルで過去に放送された『ザ・無人島生活』、『ザ・秘境生活』も単独の挑戦で、『THE NAKED』は男女2人だが「互いに面識がない上に裸」という精神的にも大きな負荷がかかる要素が加えられていた。ところが、『THE ISLAND』は服を着た男たち13人の無人島生活。比べると簡単で刺激的な要素が無さそうにも思えるが、それぞれの職業や背景がこの番組の肝となっている。職種はサラリーマン、医師、農夫、元警察官、美容師、コールセンターの顧客サービス係、脳を研究する神経学者、ITトレーナーなどで、それぞれの得意分野で互いをカバーし合ってピンチをしのいでいく。さらに、親離れを誓う男や「私がゲイだから無理だとは言わせない」と気合十分の男、空腹に耐えながら必死に火起こしをする横で熟睡する高齢者など個性豊か。単独には単独の、複数には複数のつらさがあることがよく分かり、早速初日から意見の食い違いで揉め事が発生する。舞台は太平洋に浮かぶ無人島で、外周は8キロほど。気温は30度を超え、湿度は70%。砂浜が5カ所あり、それ以外のほとんどがジャングルとマングローブに覆われている。挑戦期間は1カ月で、持ち込めるのは1日分の水と各3丁のナタとナイフのみ。3人のカメラマンも同じ条件で同行し、もしもの時にそなえて医薬品を携えている。到着するやいなや、日没までの4時間で真っ先に行わなければいけないのが「安全な寝床の確保」と「飲み水の調達」。事前に1日だけサバイバル訓練を受けているが、実践となると思い通りに行かず、結局10時間以上も火起こし作業をするはめに……。そして次に必要なのが13人分もの食料の調達。挑戦者は初日から「もういやだ……」と疲弊するなど、集団行動の難しさがうかがい知れる。第1回「命の飲み水」(6月13日)で描かれるのが、この初日の様子。第2回「食べ物を探して」(6月20日)では48時間が経過し、空腹に耐えかねてイライラが頂点に達した男たちの前にクロコダイルが現れる。第3回「失踪」(6月27日)では腹を空かせた21歳のライアンが一人で食べ物を探しに行って行方不明に。第4回「仲間割れ」(7月4日)では食べ物を必死に探し回るグループがいる一方で、自分の役割を放棄するダメ男の存在が波乱を呼ぶ。第5回「リーダー選び」(7月11日)では4週目にして仲間割れが深刻化し、グループのリーダーを決める会議が開かれる。さらに7月18日の番外編では、未公開シーンや挑戦者たちの秘話が明かされる。
2015年06月12日レアル・マドリードのスター選手クリスティアーノ・ロナウドのドキュメンタリー映画が製作されていることがわかった。本人がツィッターで明らかにしたもの。タイトルは『Ronaldo』。撮影はすでに終了しており、現在ポストプロダクションの作業に入っている。その他の情報映画は、1年をかけてロナウドを追うもので、マドリード、リスボン、アメリカ、ブラジルなどで撮影されたとのことだ。監督は、英国アカデミー賞受賞監督のアンソニー・ウォンケ。ユニバーサル・ピクチャーズが配給する。北米公開は今年秋の予定。文:猿渡由紀
2015年06月11日「ぴあ」調査による2015年5月22日、23日のぴあ映画初日満足度ランキングは、hide初のドキュメンタリー映画『hide 50th anniversary FILM JUNK STORY』がトップに輝いた。2位にしげの秀一原作の『頭文字D』を3部作で映画化する第2弾『新劇場版「頭文字D」 Legend2-闘走-』が、3位に海洋アクション・アドベンチャー『パイレーツ』が入った。その他の写真1位の『hide 50th anniversary…』は、1998年に急逝してから17年。今なお絶大な人気を誇り、音楽シーンに多大な影響を与え続けているhideの素顔に迫った記録映画。出口調査では、「とにかく涙が止まらなかった。解散シーンは涙なしでは観られないほど感動した」「映像を通して熱量を感じることができる良い映画だった」「みんなのコメントによってhideの生前の姿が浮き彫りになっていく構成がいい。hide自身が少年時代を語るところに一番グッときた」「hideの生い立ちを映していくので、知らない人にこそ観てほしい」「亡くなったとき本当にショックで、この10年くらい曲を聴けなかったが、hideさんが50歳を迎えるこのタイミングで喪が明けてきたように思う。hideさんの物語は終わったわけではない。これからも続いていくということが伝わってきた」などの感想が寄せられた。2位の『新劇場版 頭文字D…』は、最速を謳う高橋兄弟と主人公・藤原拓海の公道バトルを描いた『…Legend1-覚醒-』に続く第2弾。観客からは「ハチクロとGT-Rのバトルシーンは前作よりも迫力満点でカッコよくてドキドキした」「主人公の成長していく過程がいい。画がキレイで、映画版ならではの迫力とスピード感に満足」「『頭文字D』の魅力が出ていて引き込まれた。声優さんたちも躍動感ある演技で世界観を作り出していた。次回作が楽しみ」という声が上がり、男性客を中心に支持を集めた。(本ランキングは、5月22日(金)、23日(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)(C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.(C)2015 hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」製作委員会
2015年05月25日ネット上の出会いがきっかけで犯罪に巻き込まれた人々の恐怖体験を紹介するシリーズ番組『破滅への扉』が、15日からドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される。初回の「チャットの罠」(4月15日~)は、アーカンソー州郊外に住む13歳のケイシーが主人公。アトランタ在住でアメフトをしている14歳・スコット、カリフォルニア在住でサーフィンが趣味の17歳・デイブとネット上で知り合い、毎晩何時間もチャットをする仲に。ある日、何者かに誘拐されてしまい、捜査が進むにつれて少年2人の関与が浮上する。「コミュニティサイトの誘惑」(4月22日~)は、"ネット依存症"がテーマ。ある日、ラジオパーソナリティー・ジョージが、自宅の寝室で50カ所以上を刺された死体で発見される。職場や近所でも評判がよかった彼だが捜査が進むにつれ、コミュニティサイトに依存していたことが判明し、事件は急展開を見せる。「インターネットの女たらし」(5月6日~)では、悪事を暴こうとした女性に危険が迫る。出会い系サイトで次々と女性を誘惑しては盗みを働いていた男・レイ。シングルマザーのテレサはその悪事に気づいて罠を仕掛けるも、レイは気が短い上、カバンの中には常に拳銃を所持していた。そのほか、ネットで知り合った相手が誘拐犯に豹変した「ネット友達の本性」(4月29日~)、出会い系に潜む凶悪犯「サイバー・サイコ」(5月13日~)、音楽仲間の凶行「ホラーの旋律」(5月20日~)などが放送される。■『破滅への扉』放送スケジュール第1回「チャットの罠」(4月15日19:00~20:00/4月22日18:00~19:00)第2回「コミュニティサイトの誘惑」(4月22日19:00~20:00/4月29日18:00~19:00/5月6日5:00~6:00)第3回「ネット友達の本性」(4月29日19:00~20:00/5月6日6:00~7:00・18:00~19:00/5月13日5:00~6:00)第4回「インターネットの女たらし」(5月6日19:00~20:00/5月13日6:00~7:00・18:00~19:00/5月20日5:00~6:00)第5回「サイバー・サイコ」(5月13日19:00~20:00/5月20日6:00~7:00・18:00~19:00)第6回「ホラーの旋律」(5月20日19:00~20:00/5月27日6:00~7:00・18:00~19:00)
2015年04月13日元イギリス陸軍大尉がスタッフの同行なしで60日間の無人島生活に挑む番組『ザ・無人島生活』が、19日(全4話/毎週木曜22:00~)からドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される。『ザ・無人島生活』は、数々のサバイバル企画を放送してきたディスカバリーチャンネルが「史上最高に壮絶なサバイバルドキュメンタリー」と豪語する番組。元イギリス陸軍大尉のエド・スタフォード(38)が、「同行スタッフ無し」「サバイバルキット無し」「衣服無し」「食料持ち込み無し」という悪条件のもと、フィジーで60日間の無人島生活に挑む。撮影スタッフも同行しないため、撮影はエド本人。水は現地で調達し、薬箱のほか、緊急事態用の衛星電話とGPSメッセンジャーのみ携帯が許されている。エドはかつて、アマゾン川の水源から河口までを世界で初めて踏破した猛者。そんな彼がどのように水を確保し、サバイバル道具や食料、服もない状態でどのように火をおこし、寝床となるシェルターをどのように建てるのか。生活基盤を築き上げていく過程が序盤の見どころとなる。19日の第1回タイトルは「火おこし」。最初はココナッツを食べて飢えをしのぎ、ヤモリを生で食べるなど、目の前のものは何でも口にした。しかし、雨に恵まれなかったことで脱水症状に苦しめられ、次第に追い込まれていく。26日の第2回は「シェルター作り」。無人島生活は2週間が経過したが、木を切るための道具は貝殻がある程度。疲労はたまる一方で、精神的にも限界が…。3月5日の第3回は「狩り」。30日を過ぎたあたりから、ようやく環境に慣れてきたエド。シェルターも無事に完成し、飲み水も確保。さらに充実した生活を送るべく、ヤギの捕獲と、サメが出没する海での漁を試みる。3月12日の第4回は「サバイバルの舞台裏」。過酷な冒険を終えたエドが、「史上最高に壮絶なサバイバル」で学んだことや発見したことを語り尽くす。(C)2015 Discovery Communications, LLC.
2015年02月19日防護スーツを着て巨大アナコンダの体内に潜入を試み、アメリカで話題を呼んだ番組『潜入! 巨大アナコンダの体の中』が24日(18:00~20:00)、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される。同番組が日本で放送されるのは、今回が初となる。同番組は、博物学者でアナコンダ専門研究家のポール・ロゾリー氏が南米のアマゾン研究のために、特殊な保護スーツを着て巨大アナコンダへの潜入を試みるというもの。米国ディスカバリーチャンネルの放送に先駆けて、ロゾリー氏が自身のツイッターで「私はアナコンダに生きたまま食べられる初めての人間になろうとしています」という宣伝コメント共に番組の紹介動画を投稿。インターネットを中心に話題を呼んだ。ロゾリー氏は10年以上にわたってアマゾンの研究を専門とし、アナコンダの生息地であるペルーの熱帯雨林の保護活動に従事している。幼少期からヘビに魅了され、小学2年生の時に初めてヘビを見つけ、捕まえようとしたところ先生に止められて号泣。以来、見つけたヘビは必ず捕まえるようになったという。3年前のペルーで、自身にとって最大級のアナコンダに遭遇したものの、捕獲にもう一歩のところで失敗。今回、そのアナコンダを求めて同地を訪れた。これまで捕獲されたアナコンダの最大記録は7メートル50センチ。彼が遭遇したものは、それよりもさらに巨大なものだという。撮影ポイントは、地元の人々が「floating forest」(浮遊する森)と呼ぶアマゾンの深奥の秘境で、別名「禁断の地」。人食いヘビの伝説や不気味な逸話が数多くある危険地帯で、世界最大級のアナコンダが生息し、野生で観察できる数少ない地域の1つとされている。ここで撮影班が60日にわたって密着し、ロゾリー氏の命懸けの挑戦を記録。専門家チームと共に旧知の親友や妻も同行した。今回の撮影に際し、ロゾリー氏が着る防護スーツは本人とアナコンダ両方の安全面を考慮して設計された。アナコンダは、まず強力な締め付けで獲物を絶命させる。その数値は90psiで大型のスクールバスを乗せられるのと同等の圧力。そのためスーツはカーボンファイバー製で肋骨部分が重点的に守られている。また、体内の強烈な胃酸から身を守るために、127種類の胃酸薬品でテストした化学防護服も装着。さらに、中世の騎士と同じような鎖かたびらは、ヘビの鋭い歯を防ぐ役割を担っている。この多層構造の中には、計測用のベルトも着用。心拍数、呼吸数、深部体温を無線で送信し、実験記録と共に不測の事態に備える。酸素マスクは、酸素の供給のほかに外部との通信が可能。ヘルメットは、ヘビの獲物の質感に近い合成ゴム製で、埋め込まれた2台のカメラでヘビの体内を撮影する。これらの装着が完了すると、ヘビをおびき寄せるために全身にブタの血を塗る。「この日を待っていた」と語るロゾリー氏。周囲からの「無理だと思ったらすぐに中止を」の呼びかけに「了解」と答え、「あの世で会おう」と言いながら、巨大アナコンダに身を捧げた。果たして、前代未聞の実験の結末とは。アマゾンは地球の酸素の5分の1を産出する地域でありながら、採鉱や違法伐採など環境破壊が進んでいる。原題"Eaten Alive?"のとおり、"生きたまま食べられる"ことを試みる今回の目的は、捕食行動を調査することによって人間とアナコンダが共存するために役立てることのほか、アナコンダの保護やアマゾンの環境問題を世界に広めたいという願いも込められている。ロゾリー氏は「今、何が起きているのか、人々に理解してもらいたい。そのために、地球上で最も大きなヘビ・オオアナコンダに命を任せる。これ以上衝撃を与え、注目を集める方法はないだろう?」と問いかけ、「この地球上で最も大きなヘビが、実は最も理解されていない種の1つであるということは奇妙なことだ」とコメントを寄せている。(C)2015 Discovery Communications, LLC.
2015年01月23日昨年のヴェネチア映画祭で栄誉金獅子賞を受賞したドキュメンタリー映画の巨匠、フレデリック・ワイズマン監督。これまで精神疾患の犯罪者たちの矯正施設からパリの老舗ナイトクラブまで撮影してきた重鎮は、新作『ナショナル・ギャラリー~英国の至宝~』でターナーやレンブラントなどの絵画を所蔵する世界有数の美術館の世界へと足を踏み入れた。その他の画像毎回、通常は扉の閉ざされた場所へカメラを入れるワイズマン監督。聞くと美術館は1度トライしたかった場所だった。「あまりに昔のことでもう忘れてしまったけど(笑)、初めて美術館を訪れたのは中学生のころ。誰かの絵画が好きになったとかではなく、あの空間が好きでよく行くようになった。今も地元のボストン美術館にはよく行くし、海外を訪れた際も近くにいいミュージアムがあれば必ず足を運ぶ。それで実は1度、ある美術館に撮影を申し込んだことがあるんだ。でも、撮影料を要求されてね。私はそういう形で撮影や取材を一切したことがないから断ったんだ。それ以来、話はなく、もう縁がないと思いかけていた」その遠ざかっていたチャンスはふいに訪れる。「何年か前、旅先で偶然ナショナル・ギャラリーの職員に出会ってね。館長やキュレーターを紹介してくれて、彼らに私の過去の作品を見てもらったら、OKが出たんだ。私の作品は、ほとんどがこんな偶然の出会いから始まっている。人生って不思議だよね。撮影も偶然の積み重ねだ。狙って撮れるものなんてない」撮影は約12週間、1日12時間も美術館にはりついた。こうして出来た作品は、ミュージアムのスタッフから一般客、開館時間帯から閉館中、ギャラリー内から舞台裏までをくまなく記録。一連の作品同様にナレーションも音楽も使用せず、多角的な視点で捉えた映像のみでナショナル・ギャラリーに流れる時間、人とアートの関係、そこで働く人々の情熱といった美術館の日常そのものを静かに浮かびあがらせる。「私が常に作品のテーマに置くのは“場所”と“そこに集う人々”。そこから見えてくる何かがある。今回もそのテーマに変わりはない」85歳となった今も新作をコンスタントに発表しているワイズマン監督。今後について100歳を超え現役を続けるマヌエラ・オリヴィエラを例に聞くと「ああいう形で創作を続けられたら理想だ」と語り、力強くこう続けた。「どこまで続けられるかわからないけど、体の続く限り創作を続けていくつもりだよ」『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』1月17日(土)よりBunkamuraル・シネマほかにて公開※取材・文:水上賢治
2015年01月15日「ぴあ」調査による2014年12月5日、6日のぴあ映画初日満足度ランキングは、ロックバンドBUNP OF CHICKENのライブツアーを追ったドキュメンタリー『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』がトップに輝いた。2位に映画『リトル・ダンサー』のミュージカル版『ビリー・エリオット ミュージカルライブ リトル・ダンサー』が、3位に岸本斉史の人気コミックの劇場版第10弾となる最新作『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』が入った。その他の写真1位の『BUMP OF CHICKEN…』は、バンプが今年4月から7月にかけて行ったライブツアー“WILLPOLIS 2014”を追った記録映画。出口調査では「楽屋での様子など、普段見られない姿がたくさん出てくるのでファンにはたまらない! 影で大変な努力をしている彼らの姿は涙なしでは観られなかった」「メンバーの思いが伝わってくるような映画だった。本当はこういうことを考えていたんだ、とわかる場面もあって、更に彼らを応援したくなった」「音楽を中心とした構成でよかった。過去に行ったライブのドキドキ感や感動が思い出され、ライブに行ったような気持ちを味わえた」「ライブの時にはわからなかった演出が映画になることで緻密にわかった」など、10代から30代までのファンを中心に熱い支持を集めた。2位の『ビリー・エリオット…』は、偏見に負けず夢へとひたむきに進む少年と、家族の姿を描き、世界中で80以上の演劇賞を受賞した感動作。観客からは「バレエも歌声もパワフルで、ストーリーも感動的で楽しかった」「夢を持つ主人公に励まされた。バレエやタップなど、さまざまなダンスが観られたのもよかった」「実際に目の前で観ているような臨場感があって素晴らしい。特にラストは壮大で迫力があり、拍手をしてしまいそうになるくらい感動的だった」「生のミュージカルを観るのと違って、カメラが撮る映像を観るので、普段は気付かないような細かいところに目が行き、新しい見方が出来て新鮮だった」などの感想が寄せられた。(本ランキングは、12月5日(金)、6日(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2014年12月08日ドラマも映画もバラエティも日本びいきの私が、唯一海外モノにハマっているのがドキュメンタリー番組。『ディスカバリーチャンネル』『アニマルプラネット』『ヒストリーチャンネル』『ナショナルジオグラフィック』のどれを見ても、理屈抜きで楽しいのだ。ただ、同時に「日本のドキュメンタリー番組も、これくらい面白かったらいいのに……」とも思ってしまう自分がいる。海外のドキュメンタリー番組が、世界中の人に向けて作られたものである以上、スケールの大きさで劣るのは仕方ないとしても、理由はそれだけではないような気がする。今回は日本の番組制作現場を取材し続けてきた経験をもとに、その違いについて考えてみたい。○ドキュメンタリーでは食っていけないドキュメンタリーである以上、基本的に台本や演出があってはいけない。人間にしろ、動物にしろ、手を加えることなく、ありのままの姿を映したものが前提となる。その映像を編集するときに、作り手による何らかの意図が入るが、取材対象者が主役であることに変わりはない。例えば、『ディスカバリーチャンネル』で9月に放送を開始した『ザ・マンハント』。これは元アメリカ海軍兵士ジョエルが各国のエリート特殊部隊を相手に"ガチの鬼ごっこ"に挑むというもの。わずかな痕跡も見逃さない特殊部隊と、それを分かった上でトラップを仕掛けるジョエルとの緊迫した神経戦にハラハラドキドキさせられてしまった。ところで、「鬼ごっこ」と聞いて、日本のある番組を思い浮かべた人は多いのではないか。そう、『逃走中』である。タレントたちが賞金獲得を目指して逃げ回る同番組は、あくまでバラエティ番組であり、ある程度の演出が想定され『ザ・マンハント』と比べるのはアンフェアだ。しかし、『逃走中』の制作スタッフが、『ザ・マンハント』のようなドキュメンタリーにレベルアップさせられないというのは確かだ。両者の間にある大きな差は、察しの通りスタッフと予算。日本は撮影を手がける技術クルーの絶対数が足りない上に、何より生活がかかっているため、長期にわたる密着が難しい。「他の仕事もある中、どこまで追いかけるのか? どこでよしとするのか?」、決して「労力を惜しんでいる」というのではなく、労力に対する報酬が足りないから、結局できないのだ。例えば、日本でもパパラッチ系カメラマンは、スクープ写真さえ撮れれば引く手あまたであり、それなりの報酬を手にできるが、ドキュメンタリー映像はいいものが撮れても、発表の場も報酬も少ない。この十数年で民放地上波のドキュメンタリー番組が減ったことも向かい風となり、日本のドキュメンタリー番組は負のスパイラルに陥ってしまった。このような状況では、作り手たちが情熱を燃やせないのも仕方がないのである。○「わざわざ見る」土壌がないさらに、『逃走中』との比較から浮かび上がるのは、ドキュメンタリー番組を見る土壌。残念ながら日本には、『ディスカバリーチャンネル』などのような有料チャンネルを契約して「わざわざ見よう」「知的好奇心を満たそう」という人がまだまだ少ない。その点、「多数の加入者から定期的な収入を得て、制作費にあてられる」有料チャンネルは強い。例えば、『ディスカバリーチャンネル』が、『ザ・マンハント』のような骨太な企画に加え、「ネコを集めて群れにする」「トラックで渋滞に突っ込む」などのバカバカしい『怪しい伝説』シリーズを作れるのは、その土壌あってのことだ。日本のバラエティ番組でも、『水曜日のダウンタウン』や『探偵!ナイトスクープ』などで『怪しい伝説』シリーズと似たようなことをやっているが、やはりバラエティ番組という前提があり、深堀するのではなく、意図的に笑いを足しているのが伝わってしまう。見方を変えれば、日本のバラエティ番組は、海外に引けを取っていないとも言えるのだが、「もう1歩踏み込む、もう1枚壁をブチ破る」ことさえできれば、両立させられるのではないだろうか。○民放は報道に準じた番組ばかりでは日本のドキュメンタリー番組には、どのようなものがあるのか? 予算やスタッフの数が段違いのNHKは、長期取材が可能であり、全国支局との連携もできるため、常にたくさんの番組を制作している。その筆頭で25年もの放送歴を誇るのが『NHKスペシャル』。取り扱うテーマは、政治・経済、事件、歴史、生物、スポーツなど幅広い上に、数回にわたる大型シリーズもあり、海外の番組に引けを取っていない。昨年放送された佐村河内氏の特集でミソをつけたが、それだけで評価が揺らぐことはないだろう。一方、民放各局のドキュメンタリー番組は、報道に準じたテーマが目立つ。「事件や社会問題を取り上げ、取材を通して現実を浮かび上がらせようとしている」のだが、実際のところ報道番組のそれと見分けがつかないのだ。ちなみに、報道番組で大切なのは中立性だが、ドキュメンタリー番組は必ずしもそうでなくてもいい。ある人物の視点から徹底的に描いてもいいのだが、事実を紹介するだけにとどまり、本質を追い切れていない番組が多い。また、どうしても日本人の好きな"お涙ちょうだいモノ"ばかりになってしまうのも残念。「視聴者を感動の方向に誘導して、制作側の描いたシナリオ通りに落とし込んでいく」という予定調和的なフォーマットは、ドキュメンタリー番組の定義とは正反対だからだ。その他、「機材の差がありすぎる」「日本はナレーションやテロップが多い」など、日本と海外ではいろいろな違いがあるが、やはり重要なのは、作る側、見る側、それぞれの環境だろう。本来、ドキュメンタリー番組は、さまざまな人間に脚光が当たるものであり、家族そろって楽しめるもの。一人のテレビ好きとして、日本のドキュメンタリー番組が課題を克服し、世界各国からの称賛を受ける日が来てほしいと願う。■木村隆志コラムニスト、テレビ・ドラマ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴する重度のウォッチャー。雑誌やウェブにコラムを提供するほか、取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもある。著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
2014年10月22日RAMONESのドキュメンタリー映画『END OF THE CENTURY』が11月8日(土)から14日(金)まで東京・渋谷HUMAXシネマでリバイバル上映する。RAMONESは、1974年に結成されたアメリカの4人組パンクバンド。彼らの足跡に迫った同作は、RAMONESに在籍した全てのメンバーの赤裸々なインタビューに加え、ジョン・フルシアンテやSONIC YOUTHのサーストン・ムーアなど、RAMONESに影響を受けたアーティストが出演し、思いを熱く語っている。今回のリバイバル上映はRAMONESのメンバー、CJラモーンの来日公演開催を記念して行なわれる。同公演は、RAMONESのデビューアルバム『ラモーンズの激情』を全曲披露するという事が既にアナウンスされており、ファンの間で大きな注目を集めている。■CJラモーン来日公演11月4日(火)CLUB QUATTRO(東京都)11月5日(水)名古屋クラブクアトロ(愛知県)11月6日(木)梅田クラブクアトロ(大阪府)11月7日(金)広島・4.14 (広島県)開場18:00/開演19:00料金:前売5,800円(税込)【11月7日(金)広島公演のみ】開場18:30/開演19:00料金:前売 4,800円(税込)■映画『END OF THE CENTURY』上映期間:11月8日(土)~11月14日(金)劇場: 渋谷HUMAXシネマ(東京都)上映時間:103分
2014年09月26日ドキュメンタリー番組「『1本の腕時計を探す旅』 デザイナー佐藤オオキが行くパリ―ジュネーブ」が4月27日18時から18時55分、BSフジで放送される。デザインオフィス「ネンド(nendo)」代表の佐藤オオキが、自分のための腕時計を探しにパリ、ジュネーブを訪問。腕時計のデザインをしたことはあるものの、個人的に1本も持っていないという佐藤がパリのアンティークショップやジュネーブのSIHH会場などを巡り、高級腕時計の魅力を紐解く。本番組は、5月1日から31日まで一部路線を除くJAL全国際線でも放映予定。
2014年04月24日1988年に結成され、米ヒップホップ界を代表するグループのひとつとして知られるア・トライブ・コールド・クエストの軌跡を追ったドキュメンタリー『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』が11月3日(祝・土)より日本公開されることが決定した。ア・トライブ・コールド・クエストは、Qティップ、ファイフ・ドーグ、アリ・シャヒード、ジェロビ・ホワイトの4人からなるヒップホップ・グループ。ジャズやエレクトロの要素を大胆に取り入れたトラックと、MCの繰り出す巧みなラップで徐々にファンを増やし、現在では米ヒップホップ界を代表するグループのひとつとして多くのファンを抱えている。映画は、そんな彼らの過去と現在を、俳優としても活躍するマイケル・ラパポートが追ったドキュメンタリー作品で、メンバーはもちろん、コモン、ビースティ・ボーイズ、ザ・ルーツ、デ・ラ・ソウル、ジャングル・ブラザーズらが出演。劇中には日本公演の模様や、Qティップが東京を散策する場面も登場しており、日本のファンにはたまらない作品になりそうだ。なお、トラックメイカー/プロデューサーのマッドリブが映画音楽を手がけており、こちらも注目だ。また、日本公開に際しては、K DUB SHINEが字幕監修を担当することが決定している。『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』11月3日(祝・土)ヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトロードショー
2012年08月14日名匠ヴィム・ヴェンダースが、2009年にこの世を去った天才舞踊家ピナ・バウシュが遺した軌跡を捉えたアート・ドキュメンタリー『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』のブルーレイ/DVDが24日(金)にリリースされる。公開時は“アート映画”でありながら“3D映画”として注目を集めた作品だ。その他の写真本作は、舞踊界、演劇界に多大な影響を与えたピナ・バウシュの世界を捉えたドキュメンタリー。ブルーレイとDVDは2Dでの収録となるが、ヴェンダース監督がこだわり抜いた撮影によって、これまで客席では観ることのできなかった視点から、稀代の舞踊家ピナ・バウシュの世界を堪能できる。また、ソフト化に際して未公開シーンを特典として収録。劇映画や通常のドキュメンタリーの削除・未公開シーンは、前後の流れを断ち切られた“映像”でしかないが、ダンス・パフォーマンスを捉えた本作の未公開シーンは、上映時間の都合で収められたなかった“作品”として観ることのできるクオリティの高いものが揃っているという。劇場公開時は、ダンス愛好家だけでなく、一般の映画ファンからも好評を集めた本作だけに、ソフト化を機にさらに幅広い観客から支持を集めるのではないだろうか。『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』コレクターズ・エディションブルーレイ 6825円(税込)DVD 5985円(税込)8月24日(金)発売発売元:ギャガ 販売元:ポニーキャニオン
2012年08月13日アイスランド出身の女性アーティスト、ビョークが英国プロデューサーのデイビッド・アッテンボローとタッグを組み、音楽ドキュメンタリー『Attenborough and Bjork:The Nature of Music』(原題)を製作することが決定した。同作は音楽の進化や人間と音楽の関係、今後テクノロジーがいかにその関係に影響を及ぼすのかといったテーマを追究した作品になるとのこと。監督を務めるのはルイーズ・フーパー、製作は『Katy Perry:Part of Me』(原題)や英ポップバンド「ブラー」のPVで定評があるパルス・フィルムズ社が担当。英チャンネル4で放送される。本作の製作総指揮を務めるルーカス・オチョア氏は、本作について「ビョークの革新的な音楽プロジェクト(である2011年の「バイオフィリア」)に端を発した企画」と言い、我々としてはビョークとこのドキュメンタリーを製作することができてとても興奮しています。ビョークはポップ・カルチャーにおいて最もアイコニックな存在で、ほかのどのアーティストもしないような斬新なことを試みる存在なんです」と作品への意気込みを語る。オチョア氏が言う通り、ビョークによるマルチメディア・プロジェクト「バイオフィリア」が強く影響しているという同作では、コトドリやヨシキリなどの鳥のさえずりやシロナガスクジラの鳴き声を織り交ぜて自然界における音楽の存在を表現するものになるようだ。ビョークとプロデューサーのアッテンボロー氏は昨年、3年ぶりの彼女のイギリス公演「マンチェスター・インターナショナル・フェスティバル」が開催された際に、同氏がイントロダクションやナレーションを担当するという形でコラボを実現している。ビョークは子供の頃に見たアッテンボロー氏によるザ・ローリング・ストーンズへのインタビュー映像を見て以来、彼を「私のロックスター」と高く評価しているとか。
2012年08月03日認知症にかかった実母の姿を記録したドキュメンタリー『毎日がアルツハイマー』が7月14日(土)から公開される。本作は『戦場の女たち』『THE ダイエット!』の関口祐加監督が自らカメラをまわして収めた映像をまとめた“長編動画”だ。予告編本作の主人公は、関口監督の実の母、ひろ子さん。2009年から認知症が進行し、記憶や判断力、理解力が徐々に失われつつあるのと同時に“喜怒哀楽”がハッキリとするようになってきたそうだ。そこで監督は約2年半にわたって母との日々を映像に記録し、時にシリアスで、時にコミカルな面も持つ本作を完成させた。本作はあえて“映画”とは呼ばず、“長編動画”と称している。そもそも本作で使用されている映像は、2010年からYoutubeで公開され、その累計視聴数は20万を突破。100時間以上におよぶ映像素材を93分にまとめたものが『毎日がアルツハイマー』だ。これまでもネット上で作品を発表したり、ネット経由で収集した映像を再編集して映画を製作するケースはあったが、ドキュメンタリー監督が“現在進行形”の記録を長期に渡って公開し、その反響を受けて劇場公開作が誕生するケースはまれだ。また、扱っている題材も、家族のあり方、避けられない老い、それでも訪れる日常の笑いやトラブルなど、幅広い観客に受け入れられる内容だけに、劇場公開を機に大きな注目を集めることになりそうだ。『毎日がアルツハイマー』7月14日(土)より ポレポレ東中野、銀座シネパトス、横浜ニューテアトルにて公開
2012年06月11日人気KPOPグループ、2PMと2AMのデビューから現在までを追ったドキュメンタリー映画『Beyond the ONEDAY ~Story of 2PM & 2AM~』の完成披露プレミア試写会が7日に都内で行われ、2PMのチャンソン、ニックン、ウヨン、ジュノ、ジュンス、2AMのジヌン、スロンと大道省一監督が、約15倍の倍率の中から選ばれた644人のファンの歓声に迎えられ登壇した。その他の写真本作は、韓国で“野獣アイドル”と称され日本でも絶大な人気を誇る2PMと、人気ヴォーカルグループ2AMの姿を追ったドキュメンタリー作品。舞台裏やプライベートが垣間見られる映像、インタビューを通して、同じオーディション番組からデビューした兄弟グループならではの絆や素顔を映し出している。挿入歌『No Goodbyes』の作詞作曲も手がけているジュンスは「練習生の時から一緒に練習をして共に過ごしてきたので、家族のような思い出がたくさんあります」と感慨深げ。印象に残っているエピソードを聞かれたウヨンは「水族館での撮影はメンバーと遊びに行った気分で、本当に楽しかったです」とコメント。ニックンは「屋形船に乗っているシーンが景色も綺麗で、食事も美味しく、とても雰囲気がよかった。次回機会があれば、家族と一緒に行ってみたい」と家族思いな一面をみせた。映画の見どころについて大道監督は「一番こだわったのはメンバーそれぞれの十人十色の顔です。そこにはかっこいい彼らや、可愛らしい彼らの顔はもちろん、日本という慣れない土地で活躍する彼らの苦悩も映し出しています」とアピールした。『Beyond the ONEDAY ~Story of 2PM & 2AM~』6月30日(土) よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
2012年06月08日