第72回毎日映画コンクールの表彰式が2月15日(木)、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催された。■男優主演賞は『あゝ、荒野』の菅田将暉「まさかこんなに大きな賞をいただくとは本当に、想定外でした。この映画に関わった皆さん、そして観てくださった皆さん、ありがとうございます。この映画を撮影しているときは、こんなたくさんのフラッシュを浴びるなんて、思っていませんでしたし、年間で何百本も映画が公開されるなかで、選んでいただいたと思うと、身に余る光栄です。本当にすごくうれしいです。こういう場に立たせてもらったので、ちゃんとこれからも映画を通して、これからの未来や可能性…、いろんなものを僕自身、作っていければ、それが恩返しになるのかなと」。「岸(善幸)監督とご一緒するのは2度目ですが、初めてお会いしたときから何か運命的なものを感じていて、僕が取材などで勝手に『ロミオとジュリエットみたい』なんて言っていたら、それを聞きつけた岸監督がメールをくれるたびに『ジュリエットより』って書いてきて(笑)。あれはちょっと気持ち悪いので、やめてほしいですね(笑)」。■長澤まさみが『散歩する侵略者』で女優主演賞「この度は、名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。ありがとうございます。この役を私に演じさせてみようと思ってくださった黒沢(清)監督、スタッフの皆さんに感謝しております。まだまだ、こういった賞に見合う器だとは到底思えていないので、受賞をきっかけに、次に進んで日々精進していこうと思います。昔に比べれば、より自由に演じることに向き合えるようになったのかなと…。いまの状況はとてもありがたいですし、期待に応えていけるように、頑張っていこうと思います。本日はありがとうございました」。■スポニチグランプリ新人賞に『散歩する侵略者』の高杉真宙「今回、こうした賞をいただき、うれしく思います。いま、すごく緊張していて、ここに立っていいのかなという気がしますね。『散歩する侵略者』では得体のしれない宇宙人を演じましたが、宇宙人って誰も見たことがないので(笑)、何が正解なのか模索しながら、不安な部分もありました。けれど、こうやって賞をいただくと、自分なりの宇宙人が演じられたのかと安心しています。もっともっと前に進んでいきたいなという気持ちなので、サボらずにいろんな演技をして、またここに立てればと強く思っています。目標は『また仕事したい』と思ってもらえる俳優になることです。それはすごく難しいことだと思うんですけど、自分が求められているものを120%出し切る仕事ができれば」。第72回毎日映画コンクール 選考結果作品部門日本映画大賞『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督監督賞・脚本賞監督賞富田克也『バンコクナイツ』脚本賞石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』俳優部門男優主演賞菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞役所広司『三度目の殺人』女優助演賞田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞高杉真宙『散歩する侵略者』、伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞水野久美スタッフ部門撮影賞鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞Soi48(宇都木景一、高木紳介)、Young-G他『バンコクナイツ』録音賞加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞『三里塚のイカロス』代島治彦監督アニメーション部門アニメーション映画賞『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞日本映画部門『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督特別賞佐藤忠男(映画評論家)(text:cinemacafe.net)
2018年02月15日俳優・綾野剛が主演する町田康原作の映画『パンク侍、斬られて候』が、6月30日(土)より公開されることが決定。脚本は宮藤官九郎、監督は石井岳龍が務め、映画化決定に際してのコメントが到着した。原作は、芥川賞作家・町田氏が2004年に発表した同名傑作小説。江戸時代を舞台にしながらも、いまっぽい口語による滑稽な会話の応酬、次から次へと登場する特異なキャラクター、驚きに満ちたストーリー展開、そしてド肝を抜く大団円…。発表から十数年経った現在も色褪せず、多くの熱狂的なファンを持つ。■主演・綾野剛と日本映画のトップランナーが集結!主演を務めるのは、『新宿スワン』『日本で一番悪い奴ら』『怒り』『亜人』「コウノドリ」などに出演する綾野剛。これまで様々なキャラクターを演じ分けてきた彼が今作で挑戦するのは、“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”である主人公・掛十之進。自らが蒔いた種よって生まれる大惨事に七転八倒する、喜怒哀楽と活劇が入り混じる難役となっている。そして、今回この人気作を映画版に脚色するのは、『舞妓Haaaan!!!』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』「監獄のお姫さま」、連続テレビ小説「あまちゃん」など、ユニークな登場人物による軽快な掛け合いや巧妙な駆け引きを得意とする宮藤官九郎。綾野剛×宮藤官九郎、初の組み合わせとなる今作は、大きな話題となるに違いない。さらにメガホンをとったのは、『狂い咲きサンダーロード』『爆裂都市 BURST CITY』『ユメノ銀河』を手掛ける不世出の鬼才・石井岳龍監督。特撮監督には、『シン・ゴジラ』の尾上克郎、美術に『クローズZERO』シリーズや『十三人の刺客』の林田裕至、キャラクター・デザイン/衣装デザインには『信長協奏曲』『銀魂』の澤田石和寛と、日本映画のトップランナーが本作に集結。また今回、カメラマンであり『ラスト・ナイツ』などを手掛ける映画監督でもある紀里谷和明が、綾野さん演じる掛十之進を撮り下ろしたイメージビジュアルも初公開された。■キャスト&スタッフが思いの丈を打ち明ける!コメント到着綾野剛(主演・掛十之進役)宣伝不可能な作品が生まれようとしていますもう後戻りできません皆さまの新たなDNAが必ず覚醒爆発することでしょうその後の責任は持てませんパンク侍ですから宮藤官九郎(脚本)真面目に生きていれば良いことがあるもんです。憧れの石井組の一員になれました。しかも町田康さんの『パンク侍、斬られて候』これはもう、長年秘かに夢想し続けていた『爆裂都市2』への布石になるのでは?と勝手に興奮しましたが、脚本を書き、現場へお邪魔し、ラッシュを拝見して「これが『爆裂都市2』でも良いかもしんない」とすら思いました。時代劇ですが。それくらい監督の采配も、それに応えるキャストも振り切れていて素晴らしい。もし中3か高1でこの映画に出会ってたら人生狂わされていたに違いない。そんな“映画の暴動”です!町田康(原作)私の小説を石井さんが撮る。このことに特別な感慨があります。人の脳に束の間浮かんでは消える幻のごとき瞬間の連鎖を石井さんはスクリーンに顕現させてくれました。小説作者としてこんなうれしいことはありません。ぜひともご覧になってください。「宇宙が砕けますよ」。石井岳龍(監督)まさかいま、いやいまだからこそなのか、この超絶原作が実写映画化されるとは。いまだ信じられず、まさにフィクションの世界の中、映画の中に彷徨いこんだ気分。しかもこのキャストこのスタッフ。奇妙奇天烈な世界で彼らがマックスに荒れ狂って、当然ギャグ満載、意外にも本格時代劇?ふりした現代風刺?まさかのラブストーリー?まさかまさかの奇想天外さの実態は、ご自身の眼と耳と体で、存分にご堪能下され。『パンク侍、斬られて候』は6月30日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月08日毎年恒例となった「2017年第91回キネマ旬報ベスト・テン」が発表。個人賞では『彼女がその名を知らない鳥たち』の蒼井優が主演女優賞、『あゝ、荒野』『火花』などで主演を務めた菅田将暉が主演男優賞に選ばれ、日本映画ベスト・テン1位の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石橋静河、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『鋼の錬金術師』と主演作が続いた山田涼介がそれぞれ新人女優賞・男優賞を受賞した。1919(大正8)年に創刊され、“世界一の歴史を持つ”映画雑誌「キネマ旬報」による「キネマ旬報ベスト・テン」。今回で91回目を迎え、あの米アカデミー賞(2018年で第90回)を超える由緒ある映画賞としても知られる。日本映画第1位(作品賞)には石井裕也監督の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』、外国映画第1位(作品賞)にはケン・ローチ監督のカンヌ・パルムドール(最高賞)受賞作『わたしは、ダニエル・ブレイク』が選出。また、個人賞・主演男優賞の菅田さんは初の受賞となり、日本映画ベスト・テン3位に入った『あゝ、荒野』ヤン・イクチュンが助演男優賞でW受賞。ヤン・イクチュンは2010年度(第84回)の『息もできない』(外国語映画作品賞)以来の受賞で、外国人俳優の個人賞受賞は1993年度(第67回)『月はどっちに出ている』のルビー・モレノ以来となった。助演女優賞は『幼な子われらに生まれ』の田中麗奈が獲得した。蒼井優&菅田将暉から喜びのコメント到着2006年度(第80回)『フラガール』『ハチミツとクローバー』など3作品で助演女優賞を受賞して以来の受賞となった蒼井さんは、「今回の受賞を、私の周りの方々がとても喜んでくれて、ああ、多くの人にお世話になっていただけた賞なんだなと、改めて思いました。ありがとうございました」と真摯にコメント。2017年大活躍をみせた菅田さんは、「真ん中に立つことがひとつの目標だったので、こんな大きな賞をいただいたことに対して、気が引き締まります。これからもワンカットワンカット、真摯にやっていきます」と気持ちを新たに喜びを語った。■受賞結果【個人賞】日本映画監督賞大林宣彦『花筐/HANAGATAMI』日本映画脚本賞石井裕也『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』外国映画監督賞ケン・ローチ『わたしは、ダニエル・ブレイク』主演女優賞蒼井優『彼女がその名を知らない鳥たち』主演男優賞菅田将暉『あゝ、荒野』『火花』『帝一の國』『キセキ-あの日のソビト-』助演女優賞田中麗奈『幼な子われらに生まれ』助演男優賞ヤン・イクチュン『あゝ、荒野』新人女優賞石橋静河『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKSパークス』『密使と番人』新人男優賞山田涼介『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『鋼の錬金術師』【2017年第91回日本映画ベスト・テン】1位『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』2位『花筐/HANAGATAMI』3位『あゝ、荒野』4位『幼な子われらに生まれ』5位『散歩する侵略者』6位『バンコクナイツ』7位『彼女の人生は間違いじゃない』8位『三度目の殺人』9位『彼女がその名を知らない鳥たち』10位『彼らが本気で編むときは、』(次点:『ビジランテ』)【2017年第91回外国映画ベスト・テン】1位『わたしは、ダニエル・ブレイク』2位『パターソン』3位『マンチェスター・バイ・ザ・シー』4位『ダンケルク』5位『立ち去った女』6位『沈黙-サイレンス-』7位『希望のかなた』8位『ドリーム』9位『ムーンライト』10位『ラ・ラ・ランド』(次点:『残像』)【2017年第91回文化映画ベスト・テン】1位『人生フルーツ』2位『標的の島風(かじ)かたか』3位『やさしくなあに~奈緒ちゃんと家族の35年~』4位『ウォーナーの謎のリスト』5位『谺雄二ハンセン病とともに生きる熊笹の尾根の生涯』6位『沈黙―立ち上がる慰安婦』7位『米軍(アメリカ)が最も恐れた男その名は、カメジロー』8位『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』9位『まなぶ通信制中学60年の空白を越えて』10位『廻り神楽(かぐら)』(次点:『桜の樹の下』)なお、「2017年第91回キネマ旬報ベスト・テン第1位映画鑑賞会と表彰式」は2月12日(月・祝)に開催される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PARKS パークス 2017年4月22日よりテアトル新宿、4月29日より吉祥寺オデヲンほか全国にて順次公開(C) 2017本田プロモーションBAUSわたしは、ダニエル・ブレイク 2017年3月18日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinema and TheBritish Film Institute 2016映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開(C) 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会彼女がその名を知らない鳥たち 2017年10月、全国にて公開(C) 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2018年01月11日お笑い芸人の狩野英孝(35)が22日、オフィシャルブログを更新。「芸能の友達はほとんどいない」と明かし、お笑い芸人を目指したきっかけや日本映画学校(現・日本映画大学)の同期生に向けての感謝をつづった。狩野英孝タイトルは「なんとなく、ただ、なんとなく」。狩野は17歳との淫行疑惑で活動を自粛し、9月に地上波テレビに復帰。謹慎中は猛省の日々を送りながら、仕事をもらえることや周囲の支えに感謝したことを、出演したテレビ番組で話している。狩野は「僕が芸人なったのは言ってないんだけど」の書き出しから、「宮城の築館高校を卒業する前に何かしら芸能の道に進みたいなと漠然な感覚でいて」と回顧。ウッチャンナンチャンや出川哲朗らを輩出した日本映画学校に興味を持ち入学してみたものの、授業内容は想定外だったようだ。「すごく、面白かった学校だけど え?! という授業がたくさんあった。。入学して早々に米作りと映画作りは一緒だということで10日間福島の農家のご自宅にホームステイをしてずっと田植え作業をする、、いや、させられる そんなときもあった。。さらに3ヶ月だけ漫才実習というカリキュラムがあって3ヶ月、ネタを作って披露する。そこで、お笑いって面白いなぁった。けど、お笑いの世界に行こうとは思わなかった」そんな狩野が芸人の世界に飛び込むきっかけになったのは、卒業間際に同期がマセキ芸能社のライブに誘ってくれたことだった。「『マセキ』のライブを見た時にナイツさんやあさこさんやパッション屋良さん達などみんな面白かった!!!それ以上に芸人って、、カッコイイって思った。。その瞬間ぼくはお笑いの世界に進むと決めた」「全ては本当に全ては今自分があるのはその時、マセキ芸能社ライブに誘ってくれた映画学校15期の仲間たちのおかげ」転機を与えてくれた仲間たちが、時を経て狩野の窮地を救う。「ぼくが今年、スキャンダルで休んで実家にいた時みんな、わざわざ心配してくれて新幹線乗って宮城まで来てくれた。。みんな、就職して忙しいのにもかかわらず実家に一泊してたくさん励ましてくれた。。本当に嬉しかった。。卒業して15年。今でもずっとみんな親友。。逆にぼくは芸能の友達はほとんどいない。。それでもいい。。。15期がいれば。。それでいいや」記事が投稿されたのは、22日午前4時ごろ。狩野は「みんなで忘年会やるんダァ!」と呼び掛けつつ、「Twitterで青春時代を否定する人がいたからなんか熱くなったぜwあー楽しみ!!クズだけど芸人にならせてくれた15期に恩返しするため一生懸命恩返しするよ!俺たちの青春を、否定する奴は闘う、、、いや、ほっとく」「そんな勇気をファンの方々に頂きました」と、最後に"なんとなく"投稿した理由を明かしていた。
2017年12月22日国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第72回毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、ノミネート者が発表!菅田将暉&ヤン・イクチュンW主演作『あゝ、荒野』が最多11ノミネート、次いで石橋静河&池松壮亮W主演作『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』が8ノミネートされたことが分かった。なお、発表は1月下旬となっている。毎日映画コンクールは、戦後間もない1946年に開催されて以来、国内で2番目に歴史のある映画賞として、俳優陣の演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などの映像スタッフ、日本映画史を代表する女優・田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けている。72回を数える今回は、今年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上劇場公開された映画(アニメーション、ドキュメンタリーは完成または上映した作品)を対象に選出。日本映画大賞・日本映画優秀賞には、『あゝ、荒野』『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』をはじめ、「モントリオール世界映画祭」で審査員特別賞を受賞した『幼な子われらに生まれ』や、『花筐/HANAGATAMI』『バンコクナイツ』が。外国映画ベストワン賞には、クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』、浅野忠信ら日本人も参加した『沈黙-サイレンス-』、『立ち去った女』『パターソン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『わたしは、ダニエル・ブレイク』が候補に挙げられた。また、男優主演賞には浅野忠信(『幼な子われらに生まれ』)、生田斗真(『彼らが本気で編むときは、』)、池松壮亮(『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』)、菅田将暉(『あゝ、荒野』)、女優主演賞には蒼井優(『彼女がその名を知らない鳥たち』)、長澤まさみ(『散歩する侵略者』)など。さらに、アニメーション映画賞・大藤信郎賞には、人気シリーズ『傷物語<3 冷血篇>』や、高畑充希や満島真之介が声の出演を果たした『ひるね姫~知らないワタシの物語~』、そして『BLAME!』『夜明け告げるルーのうた』などがノミネートされた。「第72回毎日映画コンクール」主なノミネート【作品部門】・日本映画大賞/日本映画優秀賞『あゝ、荒野』『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』『幼な子われらに生まれ』『花筐/HANAGATAMI』『バンコクナイツ』・外国映画ベストワン賞『立ち去った女』『ダンケルク』『沈黙-サイレンスー』『パターソン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『わたしは、ダニエル・ブレイク』【俳優部門】・男優主演賞浅野忠信生田斗真池松壮亮菅田将暉ヤン・イクチュン・女優主演賞蒼井優瀧内公美長澤まさみ水原希子満島ひかり・男優助演賞西田敏行松坂桃李役所広司ヤン・イクチュンユースケ・サンタマリア・女優助演賞木下あかり木村文乃田中麗奈筒井真理子橋本愛広瀬すず・田中絹代賞樹木希林白川和子寺島しのぶ風吹ジュン水野久美【アニメーション部門】アニメーション映画賞/大藤信郎賞『AEON』『怪物学抄』『癇癪だま』『観戦』『傷物語<3冷血篇>』『きみの声をとどけたい』『げんばのじょう―玄蕃之丞―』『こんぷれっくす×コンプレックス』『Cで失神』『地獄めたもる』『染色体の恋人』『大丈夫だよ』『ひるね姫~知らないワタシの物語~』『BLAME!』『Helpless void』『松が枝を結び』『闇の絵巻』『YUMTOPIA』『夜明け告げるルーのうた』(cinemacafe.net)■関連作品:映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開(C) 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会
2017年12月15日今年、「ゲーム・オブ・スローンズ」(「GoT」)で共演したローズ・レズリーとの恋を実らせ婚約し幸せいっぱいのキット・ハリントンが、「ワーストドレッサー」との不名誉な称号を獲得した。「GoT」のジョン・スノウ役で大ブレイクし、過去にはセクシーな俳優として「People」誌に取り上げられたこともあるキット。「GoT」の男性キャラクターの中でも、女性からの人気はずば抜けている。「GoT」では“カラス”とも呼ばれるナイツ・ウォッチを演じていることから、黒づくめの衣装を着ている印象が強いが、イベントやプライベートのファッションが不評でイギリス版「GQ」誌の「ワーストドレッサー・ランキング」の頂点に立ってしまった。同時に「ベストドレッサー・ランキング」も発表されたが、こちらの1位は「ザ・クラウン」でフィリップ殿下を演じてるマット・スミス。マットはカーラ・デルヴィーニュとバーバリーのイメージモデルを務めており、最新広告が先月お披露目になったばかり。2位はラッパーのエイサップ・ロッキー、3位は65歳のジェフ・ゴールドブラム、4位にハリー・スタイルズが入った。(Hiromi Kaku)
2017年12月05日全世界から大注目を集める下着ブランドのファッションショー「ヴィクトリアズ・シークレット ファッションショー 2017」が、海外ドラマ・エンターテイメント専門チャンネル「FOX」にて2018年2月4日(日)に日本最速で独占放送されることが決定。なお「FOXチャンネル」では、ピンクカーペットや、ショーの舞台裏の様子も放送する予定だ。「ヴィクトリアズ・シークレット」は、1977年に米国カリフォルニア・サンフランシスコで生まれたブランド。アメリカのショッピングモールなどで展開され、またインターネット・ショッピングも充実しており、日本をはじめ世界各国で人気を集めている。そして今回放送が決定したこのブランドのファッションショーは、爆発的人気を誇るスーパーモデルたちが続々と登場する、全世界から大注目のスペシャル・イベント。今年はアジア初となる中国・上海で11月20日(月)に開催。フランスのトップ・ブランド、「バルマン(BALMAIN)」とコラボすることでも話題だ。ショーでは、ヴィクトリアズ・シークレット契約モデルの中でも人気のあるモデル、“エンジェル”たちがキュートでカラフルなランジェリーを身に着け、ランウェイで披露。ショーの一番の見どころは、最も活躍したモデルだけに着用が許される、本物の宝石でデコレーションされた豪華絢爛な“ファンタジー・ブラ”。2017年のショーでは、2015年に“エンジェル”に加入したブラジル出身のライス・リベイロが、この推定2億円以上と言われる“Champagne Nights Fantasy Bra(シャンパン・ナイツ・ファンタジー・ブラ)”を着用する。そのほか、1999年のランウェイデビューから長年トップ・モデルに君臨し続けるアドリアナ・リマやアレッサンドラ・アンブロジオらを筆頭に、厳しい審査で選び抜かれた総勢61名のモデルが登場する予定だ。さらに、ゲストとして登場する豪華アーティストたちも見どころの一つ。過去にはティラー・スウィフト、レディー・ガガ、ブルーノ・マーズなど超豪華なメンバーが登場したが、今年は「ワン・ダイレクション」のメンバー、ハリー・スタイルズがパフォーマンスを披露する。「ヴィクトリアズ・シークレット ファッションショー 2017」は2018年2月4日(日)20時~FOXチャンネルにて日本最速独占放送(※放送スケジュールは変更になる場合があります)。(cinemacafe.net)
2017年11月17日「ポカリスエット」のCMで注目を集め、現在ドラマ「先に生まれただけの僕」にも出演中の「ニコラ」専属モデル・駒井蓮が、実力派・津田寛治とW主演を務める映画『名前』。本作の公開が2018年初夏に決定、筒井真理子、松本穂香、内田理央、西山繭子ら、豪華追加キャストが発表された。本作は、直木賞作家・道尾秀介が、映画のために書き下ろした未発表のオリジナル原案を、東京芸術劇場での公演など舞台演出家としても活躍中の戸田彬弘が監督を務めた悲しくも心温まるヒューマンストーリー。名前を偽って暮らす中年男・正男の元へ、彼を「お父さん」と呼ぶ女子高生・笑子が現れ、家族のような時間を過ごすうちに、少しずつ失っていた自分を取り戻して行くという、道尾氏らしいミステリアスな物語。■あらすじ経営していた会社が倒産し、茨城にやってきた中村正男。様々な他人の名前を周囲に偽って使い、体裁を保ちながら自堕落な暮らしを送っていた。ある日、素性がバレそうになり窮地に陥っていた正男のもとへ、彼を「お父さん」と呼ぶ女子高生・葉山笑子が突然現れる。笑子のペースに振り回されながらも、親子のような生活に束の間の平穏を見出す正男。しかし、笑子がある事情から、正男のことを自分の生き別れた父親だと思っていることに気づき、自分の消してきた過去のことを考え始める。正男には死産した娘がいたのだった…。そして、心を閉ざして高校生活を送ってきた笑子も、演劇部で主演のひとりに抜擢され、少しずつ変わっていく――。■実力派からフレッシュな若手まで!豪華キャスト陣主人公・正男を演じるのは、『ソナチネ』『模倣犯』など、メジャーからインディペンデントまで数多くの映画・ドラマで活躍してきた津田寛治。不思議な女子高生・笑子には、現在放送中のドラマ「先に生まれただけの僕」や「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督初の劇場映画『心に吹く風』にも参加した駒井蓮がW主演。また、津田さんとの重要な関わりがある役どころに、『淵に立つ』も話題を呼んだ筒井真理子。さらに、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で眼鏡っ娘・澄子役を好演した松本穂香、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」「奥様、取り扱い注意」などに出演した勧修寺保都、「スーパーサラリーマン左江内氏」金澤美穂、『ドロメ』比嘉梨乃、『淵に立つ』真広佳奈ほか、小槙まこ、戸畑心、柿本朱里、アベラヒデノブといった期待の若手がずらり。加えて、『ジムノペディに乱れる』木嶋のりこ、「将棋めし」内田理央、『恋人たち』池田良、『ローリング』『バンコクナイツ』川瀬陽太、『気球クラブ、その後』西山繭子、ドラマ版「火花」波岡一喜、『そこのみにて光輝く』田村泰二郎など、注目俳優からベテラン勢まで豪華なメンバーが顔を揃えている。■コメント到着!主演を務める津田さんは、本作について「『名前』には、舞台となった茨城の匂いがします。学校。駅。真夜中の道。朝焼け。…観光名所や名物が出てくるわけではないのに、茨城という場所の影響を感じずにはいられません。無機質で寂しい場所だけれど、何故か優しく温かい。悲しげな目をしているけれど、何故か一緒にいて安心する。そんな、この作品でしか感じられない茨城が、今回東京で披露されると聞いて、照れくさくも嬉しい気持ちです」と、思い入れたっぷりにコメント。また、津田さんとW主演に抜擢された駒井さんも、「やっと、皆さんにこの作品をお届けできることとなり本当に嬉しい」とコメント。「いままでにないプレッシャーと、自分の力不足を痛感することが沢山ありました。でも、戸田監督の1つ1つの言葉を道しるべに、茨城という地で、人と人の間で生まれ感じたもの、そしていまある私の全てを詰め込んだ、そんな作品になりました」と、言葉に力を込めている。原案の道尾氏は、「(駒井さん演じる)笑子の学校生活などは、脚本を担当した守口悠介さんが追加してくれたもので、僕の原案には書いてありませんでした。あれらのシーンのおかげで、僕が最初に想定していたものよりも、さらに広い方々の心に届く物語になってくれたと感じています」と、製作スタッフに感謝の思いを吐露。「大好きな役者である津田寛治さんと、撮影中どんどん大人の顔つきに変貌して周囲を驚かせたフレッシュな駒井蓮さんと、たくさん話し合いながら創り上げた個人的に思い入れが深い作品」と語るのは、戸田監督。道尾作品らしい「ミステリーとヒューマニズムを混在させながら、『名前』を偽ることを主にしたドラマを更に深めるために、演劇をモチーフに使用させていただきました」と明かし、駒井さんが後半「変貌するシーン」では、ロシアのA・チェーホフ作「三人姉妹」のイリーナの名台詞を引用したという。「あの台詞をあのレベルで喋れる駒井さんに魅入ってしまったことはいまも鮮明に覚えています」と、新たな才能に期待が高まるコメントを寄せている。『名前』は2018年初夏、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月06日晩秋に開催している“映画ファンの祭典”「第27回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」が、今年も11月18日(土)~26日(日)に開催される。今回これに先駆け、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第9回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が決定し、俳優の間宮祥太朗と高杉真宙が“本年度最も飛躍した男優、顕著な活躍をした新人男優”に贈られる「最優秀新進男優賞」を受賞したことが分かった。また「最優秀新進女優賞」においては、石橋静河と土屋太鳳が受賞した。「第9回TAMA映画賞」は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が、「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したもの。授賞式は11月18日(土)に行われ、今回発表された間宮さんと高杉さんのほか、様々な受賞者が登壇予定となっている。本年度、最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し贈られる「最優秀作品賞」を受賞したのは、黒沢清監督作『散歩する侵略者』と石井裕也監督作の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』。受賞理由について、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を映画化した『散歩する侵略者』は、「侵略者の地球襲来を通して不穏さを帯びる現代社会を暗喩しつつ、新しい世界観のエンターテインメントを創り上げた」。最果タヒの同名詩集を原作とした『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』は、「大都会において孤独と見えない不安に苛まれながら寄り添う若者の姿は、観客ひとりひとりの内なる感情と共鳴した」と発表している。■受賞者一覧最優秀作品賞『散歩する侵略者』(黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同)特別賞富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同(『バンコクナイツ』)最優秀男優賞浅野忠信(『幼な子われらに生まれ』『沈黙 -サイレンス-』『淵に立つ』『新宿スワンII』)池松壮亮(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『続・深夜食堂』『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』)最優秀女優賞満島ひかり(『海辺の生と死』『愚行録』)長澤まさみ(『散歩する侵略者』『銀魂』『追憶』『金メダル男』)最優秀新進男優賞間宮祥太朗(『トリガール!』『帝一の國』『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』)高杉真宙(『逆光の頃』『散歩する侵略者』『トリガール!』『想影(おもかげ)』『ReLIFE リライフ』『PとJK』)最優秀新進女優賞石橋静河(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』『密使と番人』)土屋太鳳(『トリガール!』『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』)最優秀新進監督賞菊地健雄監督(『ハローグッバイ』『望郷』)瀬田なつき監督(『PARKS パークス』)「第27回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」は11月18日(土)~26日(日)東京都多摩市内の3会場4スクリーンにて開催。※20日(月)は休映「第9回TAMA映画賞」授賞式は11月18日(土)パルテノン多摩大ホールにて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開(C) 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年10月05日第9回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者が5日、明らかになった。最優秀作品賞には『散歩する侵略者』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が選出された。同映画賞は、東京都多摩市内の3会場4スクリーンで行われる映画ファンの祭典「第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM」(11月18日~11月26日)の賞で、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める。多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファン立場から感謝をこめて表彰したもの。最優秀作品賞には、「侵略者の地球襲来を通して不穏さを帯びる現代社会を暗喩しつつ、新しい世界観のエンターテインメントを創り上げた」として黒沢清監督の『散歩する侵略者』、及び「大都会において孤独と見えない不安に苛まれながら寄り添う若者の姿は、観客一人ひとりの内なる感情と共鳴した」という石井裕也監督の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が選ばれた。『散歩する侵略者』からは、最優秀女優賞の長澤まさみ、最優秀新進男優賞の高杉真宙も受賞。黒沢監督は「大変な驚きです。実験的な侵略SFに賞をいただけるとは夢にも思っていませんでした。俳優やスタッフたちが新しい娯楽映画を目指して試行錯誤した結果が評価されたのだとしたら、こんな嬉しいことはありません」と感謝。長澤は「監督をはじめ、スタッフ・キャストと共に熱い夏を乗り切った事、青春の思い出の様にふと思い出しては、夢の様な不思議な時間だったとまるで自分が概念を奪われた様な感覚に囚われます」と撮影を振り返った。また、『散歩する侵略者』を含めた多くの作品で評価された高杉は「2017年はジャンルも役柄も全く違う映画に6本出演させて頂き、たくさんの演出に出会わせて頂いた本当に刺激的な1年でした」と紹介し、「その中でも特に正解が見えづらく、最も模索しながら演じたのが『散歩する侵略者』でした」という。「その作品がこのような素晴らしい賞として評価されたこと、自分がそこに少しでも関われた事を心より光栄に思います」と感謝の意を表した。■最優秀作品賞『散歩する侵略者』 (黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『バンコクナイツ』)■最優秀男優賞浅野忠信 (『幼な子われらに生まれ』『沈黙 -サイレンス-』『淵に立つ』『新宿スワンⅡ』)池松壮亮 (『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『続・深夜食堂』『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』)■最優秀女優賞満島ひかり (『海辺の生と死』『愚行録』)長澤まさみ (『散歩する侵略者』『銀魂』『追憶』『金メダル男』)■最優秀新進男優賞間宮祥太朗 (『トリガール!』『帝一の國』『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』)高杉真宙 (『逆光の頃』『散歩する侵略者』『トリガール!』『想影(おもかげ)』『ReLIFE リライフ』『P とJK』)■最優秀新進女優賞石橋静河 (『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』『密使と番人』)土屋太鳳 (『トリガール!』『P とJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』)■最優秀新進監督賞菊地健雄監督 (『ハローグッバイ』『望郷』)瀬田なつき監督 (『PARKS パークス』)
2017年10月05日日本のドラマや映画に欠かせない女優であり、三谷幸喜や永井愛ら名だたる演出家の舞台に立つ舞台役者でもある戸田恵子。50歳の折りには10代の時以来の歌手デビューを果たすなど活躍の場を広げている戸田が、“還暦記念ライブショー“と題して戸田恵子60th Anniversary Live Show「Happy Birthday Sweet 60」を上演する。「謹んで、赤いプレゼントはお断りさせていただきます」と記されたチラシを手に、戸田に聞いた。【チケット情報はこちら】稽古場に入ると、演出・振付を担当する戸田の盟友・植木豪が、冒頭〈子供時代〉の振付を確認中。書道やピアノ、体操など、お稽古事に明け暮れた戸田の幼少時代が、物語仕立てのダンスで綴られてゆく。共演ダンサーのHILOMUとTAKAHIROは、ある時はお稽古事の先生、ある時はスカウトマンに扮して当時の戸田の様子を再現。ひとたび動き出せばガラリと空気を変える戸田の傍らで、演出に細かな微調整を加えてゆく植木の姿が印象的だ。舞台は〈演歌歌手時代〉〈声優時代〉、さらに〈女優時代〉と進んでゆくなか、幻の歌手デビュー曲「ギターをひいてよ」や、カリスマ的人気を誇ったアニメ『伝説巨神イデオン』のエンディングテーマ曲「コスモスに君と」も披露するというから見逃せない。「60歳になろうとしている今も、何にも変わってないなぁと思うんですけどね」と戸田は笑いながら、「ただ、還暦といわれる年までやってこられたのは、本当にお客様や周りの方々のおかげ。“日頃のご愛顧に感謝して”(笑)、楽しいショーにしたいと思っています」と話す。その言葉通り、お祝いに駆けつける日替わりゲストは春風亭昇太やナイツ、ロバート、ずん、ニッチェといった人気芸人の面々。「DJも、やついいちろうさん(エレキコミック)にお願いしました。たとえばお正月に“お笑い”を見て1年がハッピーに過ごせるように、この舞台を観て、これまでの苦労も笑い飛ばせるような気持ちになっていただけたら」と戸田は語る。歌手再デビューのほか、近年は映画祭のディレクターや番組MC、講演会など、新たな仕事にも意欲的に取り組んでいる戸田。その理由を問うと、「50歳になる直前に母を亡くして“命は限りがある”ということを痛切に感じたことですね」という答えが返ってきた。「それで、いただいたご依頼は臆せずトライしていこうと気持ちが切り替わりました。(戸田がタイトルロールを務める)アニメ『それいけ!アンパンマン』の作者やなせたかし先生に、『人生は喜ばせごっこ。戸田さんは人が喜ぶことをやりなさい』と言っていただいたことも大きいです」と戸田は言う。年齢を重ねてますます輝きを放つその姿を、本作で存分に楽しみたい。戸田恵子60th Anniversary Live Show「Happy Birthday Sweet 60」は9月8日(金) ・9日(土)・10(日)、東京・品川プリンスホテルクラブeXにて開催。チケットは発売中。取材・文佐藤さくら
2017年08月31日ラジオのタイムテーブルには情報系や音楽番組、プロ野球中継などが並ぶ。好きなアーティストやタレントが出演する番組も見つかるかもしれない。そんなラジオも、テレビの視聴率のように、どれくらいの人が聴いているのかという指標「個人聴取率」が、ビデオリサーチ社によって調査されている。マイナビニュース編集部に「みんなが聴いているラジオ番組が知りたい」という読者からの声が届いた。そこで、個人聴取率の局別ランキングで16年首位をひた走るTBSラジオ取締役編成局長・古川博志氏に、人気番組について聞いてきた。――最新の聴取率調査(ビデオリサーチ首都圏個人聴取率調査2017年6月12日~18日)で『伊集院光とらじおと』(毎週月~木曜8:30~)が1.8%を獲得し、ワイド番組週平均ランキング1位でした。長年続いた『大沢悠里のゆうゆうワイド』の後継番組として昨年スタートした新しい番組ですが、人気の理由を教えてください。ラジオのゴールデンタイムでもある平日午前は、TBSラジオが『大沢悠里のゆうゆうワイド』で30年かけて築いた盤石の時間帯です。大沢悠里さんから伊集院光さんへ、ラジオ業界のエースからエースにしっかりと継承されましたので、1位を死守していることは決して意外なことではないと思っています。伊集院さんとTBSラジオの付き合いは長く、かれこれ20年以上。存在感を強めていった伊集院さんが平日ワイドを務めていただくことになったのは自然な流れでもあり、リスナーからも"待ってました"という思いがあったからこそ、それが数字に表れていると考えています。また、もうひとつの後継番組である『ジェーン・スー 生活は踊る』(毎週月~金曜11:00~)も期待に沿うかたちで結果を出し、手応えを感じています。ジェーン・スーさんは、初めてTBSラジオに出演していただいた2010年頃は、知る人ぞ知る存在でしたが、出演していただくなかでパーソナリティとして頭角を現していきました。とにかく発言が的確。ズケズケと物を言ってるようでいて、底辺には優しさが流れ、そんなところが共感を得ています。ラジオは日常の中で生活に寄り添ったメディアですから、本音を話しながら、常にリスナーのことを考えている伊集院さんやジェーン・スーさんは、素晴らしいラジオパーソナリティだと思います。――伊集院さんの番組に続いてワイド番組週平均ランキング2位、聴取率1.7%の『安住紳一郎の日曜天国』(毎週日曜10:00~)も本音トークで人気を得ています。それこそ、テレビにもネットにもないラジオの面白さなのでしょうか。ラジオはテレビよりも一歩踏み込んだ本音、ネットよりは多くの方に受け入れられる品格・センスが求められていると思いますが、そうしたものの根底にあるのが「リスナーを楽しませたい」という思いだと思います。安住アナウンサーがTBSテレビの土曜日夜の生放送『情報7daysニュースキャスター』を担当しながら、翌日朝のラジオの生放送を続けているのは、体力的にしんどい時もあると思いますが、「リスナーを楽しませたい一心」からでしょう。この思いは、他の出演者・スタッフにも共有されています。ゲスト選びから番組のジングル作成、さらにはメールを紹介させていただいた方に送る御礼のハガキの挿絵や切手の種類まで、"安住イズム"ともいえる、安住アナウンサーのこだわりが番組の隅々まで行き届いています。――ワイド番組週平均ラインキングトップ10の番組にTBSラジオが8番組も占め、全日(6~24時/個人全体)の局別ランキングでもTBSラジオがトップ。2001年8月以来、16年間首位をキープしています。TBSラジオの強さをどのように分析していますか?16年前のタイムテーブルをみると、小沢昭一さん、永六輔さんなどレジェント級のパーソナリティの番組がそろっていました。現在は、その時にはなかった、伊集院さん、ジェーン・スーさん、安住アナウンサー、ライムスターの宇多丸さん、爆笑問題さん、ナイツさんの人気番組が並び、急激ではなくゆっくりとしたペースで、しかし確実に変わってきています。ラジオの改編は気づいたら変わっていたぐらいの方がいいんです。ガラッと変わるとリスナーにフィットしない局になってしまいがちですから。番組はたいてい2年続けてやっと腰の据わった番組になっていくものなので、いたずらに改編してはいけないと思っています。――深夜帯はニッポン放送の『オールナイトニッポン』という長年築くブランドがありますが、聴取率をみるとTBSラジオの『JUNK』も強いですよね。はい。実はTBSラジオの深夜帯は平日全曜日同時間帯トップです。『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月曜深夜1:00~)が最新結果で1.2%。人数で換算すると、生放送で聴いている方は43万人ほどいらっしゃいます。『バナナマンのバナナムーンGOLD』(毎週金曜深夜1:00~)も0.9%と好調です。インターネットで聴けるradikoで、聴き逃しサービスのタイムフリー機能が追加された影響もあって、これまで「生ではちょっと聴けないよ」という方にも注目度が上がり、リスナーもスポンサーも増えています。"深夜ラジオ再活況時代"に入っています。TBSラジオでは2002年に深夜帯を改革し、お笑いに特化した経緯があります。現在は伊集院さん、爆笑問題さん、山里亮太さん、おぎやはぎさん、バナナマンさんが並び、これまでに小堺一機さん、関根勤さん、雨上がり決死隊さん、極楽とんぼさん、さまぁ~ずさんなどが担当されています。ミュージジャンの方や文化人などバラエティなメンバーがそろう『オールナイトニッポン』に対して、TBSラジオはお笑いで勝負しています。10年をへて、それがリスナーに受け入れられ、TBSラジオを聴けば、"今、一番面白い人たちがしゃべっている"という信頼感を得られているのだと思います。――radikoやワイドFM(※1)、ラジオクラウド(※2)など聴取環境が整いつつあるなか、以前と比べて番組内容も変化しているのでしょうか。2カ月に一度、日記式の調査で行われている聴取率調査に比べて、radikoでは聴取いただいている方の実数がビビットにわかるようになりました。コーナーのパワーが落ちていることなども分析できるようになり、番組のつなぎ方や流れなどを研究しやすくなっています。大事なことは、数字に潜んでいる「リスナーの声」に耳を傾けることです。放送に臨む心持ちとしては、リスナーが多くいるからといってアジテーション演説風に話すのではなく、リスナーひとりひとりに語り掛けることが大事です。リスナーの皆さんの間には、自分の好きな番組が多くの人に聞かれてほしいという心理はあるかもしれませんが、根本にあるのは、やはり自分のハートにラジオパーソナリティが応えてくれているかどうか、だと思います。リスナーの信頼を得るのは何十年もかかりますが、失うのは一瞬です。日々緊張感を持って、リスナーが何を求めているのか、考えています。10月以降は、話題の「スマートスピーカー」をフォーカスする番組を編成する予定です。AIを番組のなかでどのように生かしていくのかなど、新たなデバイスにも注目して取り組んでいきます。(※1)…TBSラジオなどAM局の放送がFMでも聴けるサービス。(※2)…AM・FM局の一部の番組を時間や場所を問わず再生できるサービス。今週は聴取率調査が行われ、各局スペシャルウィークとして、特別ゲストやプレゼント企画などを用意し、盛り上げている。日頃の"番組力"がわかる集大成の週でもあるので、気になる番組を一度チェックしてみてはいかがだろうか。
2017年08月21日アイドルグループ・でんぱ組.incからの脱退を発表した最上もが(年齢非公開)が15日、AbemaTVの冠番組『最上もがのもがマガ!』に生出演。6日に自身のブログで脱退を発表して以降、初めてのテレビ出演で「精神的に参っております」と脱退理由を語った。 番組の冒頭で最上は「ブログでも報告したんですけど、でんぱ組.incを脱退しました」とあいさつ。つづけて「ニュースとかにされている内容だと、女優になりたいから脱退したという感じの書かれ方もされてたけど、実はそういうことは一切ない」と一部メディアで報じられた“女優転身”を否定。「本当にブログに書いたとおり、精神的に参っております」と改めて経緯を説明した。 共演者のお笑いコンビ・ナイツの土屋伸之(38)も「ライブを1回見ましたけど、あの感じだと精神力も体力も大変だろうから、ちょっとでも崩したら辞めなきゃいけないのはしょうがないと思います」とフォロー。 最上は「正直、続けたかった」と本音を吐露。「脱退理由が骨折とか、分かりやすい病名だと(脱退の経緯を)理解されるじゃないですか。僕の場合はそうじゃなかったので、なかなか理解されなかったです」ともどかしい思いを明かした。 番組をみたファンからは「無理して笑ってたけど本当に続けたかったんだろうな」「もがちゃんの姿が見れてうれしい!」「笑顔で元気そうでよかった」という声があがっている。
2017年08月15日アメリカとロシアの最新ホラー映画が、「ホラーバトル・ウィークス 21世紀の東西冷戦バトルホラー映画編」として激突。アメリカ発『ドクター・エクソシスト』(原題:Incarnate)とロシア発『ゴースト・ブライド』(英題:The Bride)が、11月25日(土)より同日公開されることが決定した。アメリカ代表は、車椅子の科学者が主人公となる、ハリウッド生まれのかつてないエクソシスト映画『ドクター・エクソシスト』。ドクター・セス・エンバーは悪霊に憑依された人間の潜在意識に入り込み、除霊を行う有能なエクソシスト。しかし、過去に妻と娘を悪霊によって殺され自身も車椅子となり、いまは復讐のみを目的に生きている。ある日、バチカンの手に負えず彼のもとにやってきた11歳の少年キャメロン。彼に取り憑いているのは、エンバーが追い続ける悪霊“マギー”だった。潜在意識の中では健康体で最強のエクソシストとなるエンバーは、マギーとの戦いに挑んでいく。キャメロンを母親のもとへ無事に返すことができるのか!?宗教ではなく科学で悪魔払いをする車椅子のヒーローを演じるのは、『ダークナイト』『ハドソン川の奇跡』のアーロン・エッカート。「ゲーム・オブ・スローンズ」の“紅の女”メリサンドル役で知られるカリス・ファン・ハウテン、『そして、ひと粒のひかり』でコロンビア人として初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされたカタリーナ・サンディノ・モレノ、海外ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」で少年時代のブルース・ウェインを演じたダヴィード・マズーズと豪華キャストが出演。監督は『カリフォルニア・ダウン』のブラッド・ペイトン。製作に『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』、近作では『ゲット・アウト』など、革新的なホラー作品を次々と送り出すヒットメイカー、ジェイソン・ブラム。これまでにはない、現代的な要素を取り入れた新たなエクソシト映画として、日本に上陸する。一方、ロシア代表は、19世紀から伝えられた死者を甦らせる恐ろしい儀式を、現在に復活させる『ゴースト・ブライド』。恋人のヴァンヤと婚約した女子大生のナスチャは幸せに満ちあふれていた。2人は結婚式を挙げるためにヴァンヤの実家へと向うが、彼女の実家は不思議な空気に包まれ謎めいている。この家に着いてから、次々と幻想に襲われるナスチャ。彼女は死者を甦らせる惨劇の儀式の幻想を見る。だが、それは幻想ではなく、ヴァンヤの曽祖母オルガを現世に甦らせるため、儀式の生贄として捧げられたナスチャ自身だった。彼女は花嫁=生贄として、この家に迎えられたのだ…。死者を甦らせる儀式には生贄は、その生贄は花嫁(ブライド)。ミステリアスなベールに包まれた帝政ロシア時代の儀式と恐怖を、『ミラーズ 呪怨鏡』(’15)で脚光を浴びホラー映画の演出に定評のあるスヴィヤトスラフ・ポドゲイエフスキー監督が映像化。異様な儀式をさせられそうになる花嫁役に抜擢されたのは、長編映画初主演となるロシアの新星女優ヴィクトリア・アガラコヴァ。古典的なサスペンスの構造と、帝政ロシアの伝承に基づく独自のテーマが組み合わさった本作は、今年に開催された第4回ブライトナイツ・ホロラント映画祭で最優秀撮影賞を受賞。予告編はYouTubeですでに200万回以上視聴され、注目を集めるロシア発の最恐のホラーだ。この2作品は、「ホラーバトル・ウィークス 21世紀の東西冷戦バトルホラー映画編」として上映。ホラーDVDなどの抽選プレゼント企画や相互割引、先行オールナイトなどが予定されているという。秋のホラー映画の“東西冷戦バトル”を見逃さないで。『ドクター・エクソシスト』&『ゴースト・ブライド』は11月25日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて(text:cinemacafe.net)
2017年08月15日女優・有村架純の姉でグラビアアイドルの有村藍里が、24日に生配信されたAbemaTVの番組『今夜、釈明しますm(_ _)m』(20:00~22:00)に出演し、姉妹不仲説を否定した。藍里はまず、「ネットで便乗商法をしているという噂がありますが、事実無根です」と釈明。これについて芸能記者の長谷川まさ子氏から「芸名を本名にされましたけど、それは何でですか?」と質問されると、「母に『変えれば?』と言われたので変えちゃいました」と理由を明かした。また、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が「妹さんに対してコンプレックスはあるんですか?」と質問すると、「全く思ってないですが、周りに言われているのが傷付きます。妹より可愛くないとか、妹より劣っているとか…」と誹謗中傷への苦悩を告白。さらに、長谷川記者が「本当に仲は良いんですか?」と聞くと、「ごくごく普通の姉妹です。仲良いです」と姉妹不仲疑惑を否定した。(C)AbemaTV
2017年06月26日「白鵬は場所前に自ら出向いて稀勢の里と稽古した。優勝に向けて本腰を入れてきますよ。新横綱・稀勢の里は初の土俵入りもあり大変なので、前半の取りこぼしが心配。土俵入りって、本割の一番に加えて、もう一番相撲を取るくらいの負担だと言われていますからね。集中力を欠いて緊張しすぎると取りこぼしもあるかもしれないけど、終盤の横綱同士の対戦では実力伯仲の取組が見られるはずです。稀勢の里と日馬富士、鶴竜の対戦も楽しみですよ」 こう語るのは、追っかけ歴30年の相撲リポーター・横野レイコさん(54)。稀勢の里の横綱昇進や業師・宇良の幕内デビューなど、若貴フィーバー並みの盛り上がりで注目必至の大相撲三月場所。このブームに乗り遅れないよう、横野さんと芸能界屈指の好角家であるお笑いコンビ・ナイツの塙宣之さん(38)に、注目ポイントを指南していただきました! ■1年前の主役・琴奨菊の奮起 横野「昨年10年ぶりの日本人力士優勝を果たしてあれほど相撲界を沸かせた琴奨菊ですが、カド番だった先場所の負け越しで今場所は関脇として挑むことに。大関復帰を果たすには10勝以上が必要ですが、4横綱に加えて三役もとても強い。琴奨菊の大関復帰はいばらの道になりそうです」 塙「琴奨菊って、横綱・稀勢の里には強いんですよね。先場所も稀勢の里が唯一負けたのが琴奨菊だった。通算の対戦成績でも、琴奨菊のほうが稀勢の里を上回っています」 横野「琴奨菊は『1勝14敗でもいいから稀勢の里にだけは負けたくない』とライバル心むき出しでしたが、稀勢の里は『それじゃ、負け越す。僕は対戦相手の1人としか見ていません』と以前から温度差がある。その違いが対戦成績にも影響しているのでは」 ■宇良が魅せるワザ&身体能力 塙「宇良関が幕内に入りましたね。高安も、やりづらさから『組みたくない相手』と言っていました。大きい力士からすると、小兵力士は怖い存在のようですね」 横野「“居反り”や“足取り”などアクロバティックな技で注目されていますが、宇良関は身体能力の高さがすごい。体重もこの1年で130キロ台に増やした。2年で幕内は朝青龍と同じスピード出世なのに、浮かれることなく、取材のオファーも断っているというストイックさ。彼の相撲が幕内でどこまで通用するか楽しみです」 ■宝富士を応援したくなるワケ 塙「見方は変わるんですが、僕は宝富士も好きで。絶対に強い素質はあるのに、常に正攻法でやっていて、不器用な感じ。なぜか腰が浮いちゃって寄り切られて、素人が見ていても何でかなあ、と思うけれど、応援したくなっちゃう」 横野「不器用さは稀勢の里に似ていますね。世の中、不器用だけど真面目にコツコツやる人を応援したくなっちゃうもので」 塙「力はあるのにな、というもどかしさ。自分を重ねちゃうんです。漫才をやっているときは割と評価されるのに、テレビのバラエティ番組でひな壇に上がると、器用にしゃべれなくなっちゃうので(笑)」 横野「宝富士は、ほかの部屋なら横綱扱いされてもいいくらいの実力はあるけれど、彼が所属する伊勢ヶ濱部屋は横綱・日馬富士、大関・照ノ富士がいて、ベテランの安美錦もいる。幕内上位の関取なのに、幕下みたいな扱いなんですよね。毎日中継を見ているだけでも、ルックス、所作や相撲のスタイルから、塙さんがおっしゃるような『なぜか気になる力士』を見つけるものおもしろいですね」
2017年03月16日「相撲のことをテレビで話さないといけないとき、横野さんの話をお手本にすることがあるんです。横野さんは、まさに『スー女』の元祖といえる存在ですよね。三月場所は、横綱・稀勢の里の誕生でますます盛り上がって、相撲が好きな女性、通称“スー女”も増えそうです」 こう語るのは、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之さん(38)。稀勢の里の横綱昇進や業師・宇良の幕内デビューなど、若貴フィーバー並みの盛り上がりで注目必至の大相撲三月場所。このブームに乗り遅れないよう、芸能界屈指の好角家である塙さんと、追っかけ歴30年の相撲リポーター・横野レイコさん(54)に注目ポイントを指南していただきました! ■遠藤以外にも“イケメン力士”が 塙「スー女の方には、イケメンというポイントは大事ですよね。美男子というと、遠藤関とか勢関でしょうか」 横野「遠藤は殿堂入りですね。あとは旭秀鵬。私のイケメン番付ではこの2人が東西の横綱で、次に千代の国」 塙「僕が推している高安もよく見るとイケメンなんですよ。でも、体が毛むくじゃらでそう見えない(苦笑)」 横野「遠藤は硬派だけど、いまどきの学生っぽい一面もあって、カラオケでEXILEを歌ったりしています。人気が爆発的に先行してしまって、実力が追い付かないもどかしさもありますが、ケガさえしなければ大関候補でしょう!隠岐の海や、十両の小柳には力士としての色気を感じる」 塙「北の富士さんも、『隠岐の海はちゃんと稽古すれば横綱になれる』、と言っていました。色男でもありますよね」 横野「これから相撲に注目したい女性へのオススメだと、遠藤、旭秀鵬、隠岐の海、小柳。しょうゆ顔が好きなら石浦をマークして。モンゴル勢のしょうゆ顔は荒鷲かな」 塙「『大相撲力士名鑑』を見ていると、まだまだ番付は下のほうだけどイケメンがいっぱいいます。下のほうの力士から見るのもオススメですよ」 横野「いわゆるジャニーズJr.を推す感じですね。いつかSMAPや嵐になるかもしれないコを見つける楽しみ。名鑑は必需品です。スー女は、幕下力士の取組を見てお気に入りを見つけたり、『関取の付け人』を見て気になると、相撲名鑑で確認して応援するんです」 塙「琴恵光、イケメンですね。ほかにも淡路海。今は稀勢の里の付け人で。ぜひ、『ヤホー』で検索してみてください!」 ■十両のホープたちも見逃せない 横野「初代貴ノ花さんに風貌が似ていると言われる竜電も期待の星ですね。師匠は初代貴ノ花の指導を受けた元安芸乃島の高田川親方。『オヤジの再来』だと親方が言っていたので、幕下のころから注目してました」 塙「あと、僕は朝乃山が気になっていて。人気が出そうな気がするんですよね。今場所からしこ名を石橋から朝乃山に変えて」 横野「イケメンで名前が挙がった小柳も、実力面でも注目してほしいですね。今場所から髷を結うのでご注目!十両の中にもこれから幕内上位となる存在が出てきてほしいです」
2017年03月16日「僕は高安が優勝してくれたらめちゃくちゃうれしい。メンタルも強いですから、稀勢の里と決定戦になってもしっかりとぶつかっていけます!同部屋対決、あるかもしれないですよね」 こう語るのは、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之さん(38)。稀勢の里の横綱昇進や業師・宇良の幕内デビューなど、若貴フィーバー並みの盛り上がりで注目必至の大相撲三月場所。このブームに乗り遅れないよう、芸能界屈指の好角家である塙さんと、追っかけ歴30年の相撲リポーター・横野レイコさん(54)に注目ポイントを指南していただきました! ■進化する稀勢の里の横綱オーラ 横野「横綱・稀勢の里は去年の九州場所で優勝できず、世間からは『また優勝できなかった。大関陣で優勝できないのは稀勢の里だけ』といった空気になっていましたが、本人としてはその場所で初めて3横綱(白鵬・日馬富士・鶴竜)を倒せたことに、たしかな手応えを感じていたんです。不器用ながらも、入門以来猛稽古に耐え続け、いつも自分で『一場所ごとに成長がある』と言ってきました」 塙「自信をつけて臨んだ初場所だったんですね。昨年は年間最多勝を獲得。1年間の成績は抜群に安定していましたよね」 横野「初場所で優勝し、横綱昇進前後の行事も取材してきましたが、日々、横綱のオーラが出てくるのがわかりました。コメントも日々進化して、改めて横綱とは別格だと感じましたね。本人も『こんなに濃い1週間はなかった』と言っていましたよ」 ■大関候補・高安の躍進 塙「僕は稀勢の里と同じ田子ノ浦部屋の高安を推しているんです。『高安会』という飲み会もやったりしていて。以前から強かったんですが、最近ますます足腰も安定して強くなってきた」 横野「高安のような強い大関候補が同じ部屋にいることが、稀勢の里が強くなった要因でもあるんです。高安との稽古で稀勢の里もどんどん強くなりました」 塙「高安は初場所で白鵬を倒して稀勢の里の援護射撃を果たしましたが、そのとき、『横綱が軽かった』と言っていたんです。驚きました」 横野「それは貴重な証言ですね(笑)。先場所は高安が先に優勝するんじゃないか、って思ったくらい調子もよかったですよね」 塙「稀勢の里の横綱土俵入りで太刀持ちを務めたりして、高安も意識が変わってくるでしょうね」 横野「稀勢の里は、相撲は不器用だけど、とにかくたくさん稽古をしてコツコツ地道に努力するタイプ。高安は稀勢の里ほど稽古をしないのにあれだけ強い。ある意味、横綱より器用で、相撲偏差値も高い」 塙「そんな期待の高安ですが、じつは前・鳴戸部屋(現・田子ノ浦部屋)が松戸にあったころ、夜逃げして実家の土浦まで自転車で帰っちゃったことがあったんです。でも親父さんがとても厳しい人で『ここにお前の居場所はない。戻れ』と一喝されて。それで松戸まで自転車で引き返したそうです。往復で自転車をこいで足腰が鍛えられたって言ってました(笑)」 横野「彼は7回くらい“すかし”(脱走)をしてるんですよね」 塙「あるときは両親が部屋に連れ戻して、親方に必死に頭を下げている隙に逃げちゃったこともあったとか(笑)。彼はそういうことも自分から話してくれる、ひょうきんな関取なんですよ」
2017年03月16日「見どころが多い場所ですね。17年ぶりに番付に4横綱が並びました。モンゴル勢のなかに稀勢の里が入り、約20年前、若貴兄弟が曙、武蔵丸のハワイ勢と闘ったときのような熱気を感じます。ほかにも今場所は見どころが本当にたくさんありますね」 こう語るのは、追っかけ歴30年の相撲リポーター・横野レイコさん(54)。稀勢の里の横綱昇進や業師・宇良の幕内デビューなど、若貴フィーバー並みの盛り上がりで注目必至の大相撲三月場所。このブームに乗り遅れないよう、横野さんと芸能界屈指の好角家であるお笑いコンビ・ナイツの塙宣之さん(38)に、注目ポイントを指南していただきました! ■実力派三役の台頭 塙「僕は稀勢の里と同じ田子ノ浦部屋の高安を推しているんです。『高安会』という飲み会もやったりしていて。以前から強かったんですが、最近ますます足腰も安定して強くなってきた。高安以外の三役も充実していますよね。御嶽海もかなり強い」 横野「御嶽海は、体の寄せ方がとても上手な力士。対戦した力士から『天才的だ』と評する声も聞きます。相撲では、体と体の間に隙間ができると、そこに勝機を見いだすそうなんですが、御嶽海は体の寄せ方がハンパじゃなくて、それは稽古をして得られるものでなく、天性のものでしょうね」 塙「お笑いでも“間”が大事だといわれています。そういう天性のすごさに注目してもおもしろいかもしれないですね。玉鷲の突っ張りとか」 横野「白鵬の体の柔らかさ、相撲勘、頭のよさも抜きんでていますね」 塙「相撲を見始めのころって、対戦時のスピードやパワー、体の大きさとか特性に目がいってしまうけど、ずっと見ていると、白鵬のようにあらゆるバロメーターが高い力士のすごさが見えてくるんですよね」 横野「大関時代の稀勢の里が『御嶽海は体の寄せ方に非凡なものがある』と言っていたことを御嶽海に話したら『対戦したこともないのになんでわかるんですかね』って驚いていました。『見る稽古』というのがあって、体を合わせなくても相手の相撲を見抜く力も必要なんです。横綱や大関は、頭もよくないとね」 塙「僕は阿武松部屋の稽古をよく見学に行くんですが、元・益荒男の阿武松親方が幕下の軽量な力士たちに『何にも考えてないな、相撲はタイミングだと言ってるだろう』と繰り返し話していますよ。そういうこともできてないと、上位にはいけないんですね」 横野「毎場所同じ相手と対戦するので、データ力や心理戦にもなっていきます。『控えに座ったときから相撲は始まっている』と、生前、先代の鳴戸親方が稀勢の里に何度も教えていました。控えに座ったときに、『あ、昨日の負けを引きずっているな』とか、『連勝して気が緩んでいるな』といった相手の心理をいかに見抜けるかが横綱と大関の差なんだ、と」 塙「たしかに、大関と横綱って力は同じくらいあるのに、何が違うのか、と思っていましたが、やっぱりそういう壁があるんですね」 横野「高安、御嶽海、正代、玉鷲らの三役陣から、今場所そこに割って入る力士もいるでしょうし、三役争いは熾烈。直接対決はどれも注目です」
2017年03月16日無地Tシャツ、パックTシャツなどを展開するカジュアルウエアブランドのフルーツ・オブ・ザ・ルーム(FRUIT OF THE LOOM)が3月8日から15日まで、東京・青山のTRUNK(HOTEL)開業準備室にて初のアートショーを開催する。フルーツ・オブ・ザ・ルームはアメリカでも最古参のベーシックアパレル、アンダーウエアブランドのひとつであり、前身のB.B.&ナイツ時代を含めると160年以上の歴史を持つ。同アート展では、国内外10人のアーティストが“フルーツ”をテーマに思い思いに描いたフルーツがTシャツやポスターとなって、ポップでワクワクする“フルーツパーラー”のような空間へと様変わりする。なお、5月には岐阜で、6月には福岡でも開催される予定だ。--参加アーティスト--ADRIAN HOGAN、AIMI ODAWARA、ATSUSHI KANAI、FACE、NAKAMURA MUCHO YOSHITERU、NOWARTT、NOWH EREMAN、RIYA、RYUJI KAMIYAMA、STEPHEN KENNY (A to Z)【イベント情報】「フルーツ・オブ・ザ・ルーム アート プロジェクト」<東京展>会期:3月8日~15日開場:TRUNK(HOTEL)開業準備室住所:東京都港区北青山3-5-12 青山クリスタルビル地下1階<岐阜展>会期:5月26日~28日開場:長良川うかいミュージアム住所:岐阜県岐阜市長良51-2<福岡展>会期:6月を予定開場:TAGSTA住所:福岡県福岡市中央区春吉1-7-11 スペースキューブ1階
2017年03月10日GWみなさんいかがお過ごしですか?GW話題の映画を並んで観るのもいいけれど、せっかくのお休みだしインドア映画鑑賞に勤しむのもおすすめです。そこでレディの皆さんに向け、とっておきの3本の映画セレクトしました。どれも、観て心がフッと軽く温かくなる映画なので、ぜひレンタルや配信サービスでチェックしてみて。1. なにを喪っても、自分を待っててくれる場所がある 〈エリザベス・タウン〉監督の原体験でもある、父親の死という喪失と、その際出会った人々との温かい関わりによる再生をテーマに描かれる物語は、主人公同様に日常を見つめ直す機会になるはず。キルスティンとオーランドのカップルも、文句無しの見惚れる美男美女。物語をあれこれ語るよりまずは観て感じる映画。ひとつ言及するのなら、10代の頃から『ローリング・ストーン』誌の記者を務めていたキャメル・クロウ監督らしい、幅広い選曲が劇中を彩ります。映画の持つ温かくゆったりした雰囲気を決定付けた Nancy Wilson の 60B は必聴。サウンドトラックを入手して遠出したくなってるかも。『エリザベスタウン』(2005)監督:キャメル・クロウキャスト:オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、ジェシカ・ビール ほかこんな時に観たい:日々を新鮮に感じたいとき、閉塞感から抜け出してスカッとしたいとき 2. 失恋は、あたらしい自分と出会う章の始まり 〈マイ・ブルーベリー・ナイツ〉一つの恋の終わりと始まりまでを描いたロードムービー。ノラ・ジョーンズのうぶな演技を固める豪華な共演者は必見。特にジュード・ロウの安定のイケメンぶりには、毎度のことながらため息が出ます。彼の持つ気怠さにすら心奪われてしまうこと間違えなし。ほか、エリザベスが旅先で出会う二人の女性をそれぞれ ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズという実力派が固めます。特に品行方正なイメージのある普段のナタリー・ポートマンとは全く異なる不良女子っぷりは気持ちいい。そしてこの映画はなんといっても鍵になるのはブルーベリーパイ。せっかくお家で鑑賞するのなら、ちょっと贅沢に帝国ホテル内ショップで購入できるガルガンチュワのブルーベリーパイをお供になんていかがかしら?主人公エリザベスのほろ苦い恋の終焉と端緒を一緒に味えば、また違った映画の楽しみ方もできるはず。『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2007)監督:ウォン・カーウァイキャスト:ノラ・ ジョーンズ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ ほかこんな時に観たい:真夜中に一本観たいとき、だれかに会いたくなったとき 3. 最高の友情があればどんなことでも乗り越えられる 〈きっと、うまくいく〉原題を直訳すれば ”3人のバカ”……その言葉通り、何もかもが型破り!スピルバーグ監督も手放しで褒めちぎった、ボリウッド映画の勢いが詰まった一本。過度な格差社会や学歴社会が問題視されている今日のインド。ある大学での学生生活を通じ、その実状を皮肉たっぷりに描いた爽快な友情ストーリーに、ついつい「そうそう!」と膝を打って笑っている貴女がいるはず。観終わった頃には “Aal is well (All is well)” と口走っていること請け負いです。目先の利益のために何かに迎合するんだったら、真にかけがえのないものを見つけるためにいますべきことは?そんなことを思わず考えてしまう3時間です。『きっと、うまくいく』(2009)監督:ラージクマール・ヒラニキャスト:アーミル・カーン、R.マドハヴァン、シャルマン・ジョシ、カリーナ・カプール ほかこんな時に観たい:閉塞感から抜け出してスカッとしたいとき、なにかに迷ったとき 過去のコラムを覗いてみよう【 洒脱なレディ論 】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2017年01月28日お笑いコンビのくりぃむしちゅーが出演するテレビ朝日系バラエティ番組『くりぃむナンチャラ』(毎週金曜深夜2:20~)が放送100回を迎えることになり、このほど、2人が都内のスタジオで取材に応じた。くりぃむしちゅーの2人が『ボケモンをつかまえろ!』『Mr.ビーン選手権』といったきまぐれな"斬新企画"に挑戦していく同番組。上田晋也は「やってみたけど全然しっくりこなかった企画や当初の予定とはまったく違った方向に行った企画も、実は多々あります(笑)」と明かし、有田哲平は「いい意味で肩の力を抜いてやっているのでしょうね」と、そのゆるさを語った。この番組では、他でMCを担当する上田でなく、有田が進行を務めることが多いのも特徴。上田が印象に残っている企画は、ミニスカートでさまざまな競技に挑む『ミニスカート陸上』だそうで、「昼間に別の仕事で元財務大臣や統合幕僚長にインタビューをしたあとに『ミニスカート陸上』のような収録があると、精神的なバランスを保つのが大変です(笑)」と苦笑いした。この日は、同番組から生まれた『くりぃむしちゅー特番 芸能界最強!お笑いマニア王決定戦』(3日23:20~24:20)を収録。『M-1グランプリ』『キングオブコント』『ボキャブラ天国』といったジャンルから出題されるマニアックなクイズに挑んだ有田は「特に予習などをして臨んだわけではないのですが、答えられる問題が出てきたりすると『あぁ、自分はお笑いが好きなんだな』とあらためて実感しましたね」と、しみじみ語っていた。こちらの特番には、有田のほか、東京03・飯塚悟志、麒麟・川島明、ナイツ・塙宣之、トレンディエンジェル・たかし、デンジャラス・安田和博、予選大会で優勝した若手芸人のアゲイン・河村徳人が参戦。難問が連続する中、お笑いファンを自称するゲストの広瀬アリスが、解答席にいる芸人よりも早く答えが分かってしまうというハプニングにも見舞われる。
2017年01月03日女優・タレントの黒柳徹子が、人生初のお笑い番組の司会に挑戦することが8日、明らかになった。テレビ朝日系バラエティ特番『徹子×さまぁ~ずの「爆笑芸賓館 イチオシ芸人GP2016」』(20日20:58~23:10)で、さまぁ~ずと初タッグを組む。この番組は、『徹子の部屋』などで歯に衣着せぬ率直なコメントによって、芸人を困らせてきた黒柳に、25組の芸人たちがネタを見せていくもの。黒柳が一番面白かったと思う"イチオシ芸人"に、『徹子の部屋』の出演権を贈呈する。黒柳はオープニングから、「すごーい! 生まれて初めて!」とハイテンションだが、「なるべく笑うつもりできましたが、面白くなければ笑わない」と宣言。さらに、「25組、全部笑わなかったらどうします?」と発言し、さまぁ~ずを困惑させる。そしてネタ見せが始まるも、感想を求められているのに、黒柳自身の幼少時の思い出話になっていたり、ネタの中身よりコンビ名の由来が気になってしまったり、芸人に「俳優やったらいいですね」と勧めてしまうなどして、芸人たちはタジタジに。重要な順位付けでは「もう、覚えきれない…」と、まさかのギブアップ宣言が飛び出す。収録を終えた黒柳は「大変面白かったです。皆さん一生懸命、私を本当に笑わそうとしてくださって感動しました」と満足の様子。すっかりお笑いの虜になったようで、「皆さんが私を笑わせようと本当に一生懸命やってくださって、私も一生懸命やりましたので、どうぞ嫌がらずに見てください!」と呼びかけている。一方のさまぁ~ず・三村マサカズは「黒柳さんの感想が面白い! いいところをついていたり、肝心なオチが分からなくて『今なんて言ったの?』って聞いてきたり(笑)」と独特の視点にゾッコン。大竹一樹は「ネタも面白いんですけど、徹子さんのコメントも全部聞きたい」と興奮している。ネタを見せる芸人は、次の25組(五十音順)。あばれる君、アンガールズ、Aマッソ、カミナリ、コロコロチキチキペッパーズ、三四郎、サンドウィッチマン、次長課長、ジャングルポケット、ダイタク、タイムマシーン3号、ダブルブッキング、TKO、ナイツ、永野、ニッチェ、ネルソンズ、バイきんぐ、馬鹿よ貴方は、パンクブーブー、マツモトクラブ、U字工事、よゐこ、ライス、ロッチ。
2016年11月08日お笑いコンビのナイツと、トリオの東京03が、12月3日に千葉・成田国際文化会館で開催される千葉テレビ主催のイベント「爆笑お笑いライブ2016 in 成田」への意気込みを語った。ナイツは、ボブ・ディランなどの時事ネタを予告。また、「『今日は飛行機で羽田から来たんですよ』という成田でしかできないツカミができますね」と、ステージの想像を巡らせた。一方、千葉の四街道が地元の東京03・飯塚悟志は「友達が見に来たりするかもしれないですし、楽しみです」と期待。角田晃広は「友達の前でスベらせるわけにはいかないので、3人で一丸となって全力で笑いを取りに行きます!」と団結を示していた。このライブには他にも、ドランクドラゴン、ニッチェ、インスタントジョンソン、ブラックパイナーSOS、アナクロニスティックが出演。料金は全席指定で3,500円となっている。
2016年11月04日お笑いコンビ・よゐこの濱口優、ケンドーコバヤシらが、きょう27日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『アメトーーク!』(毎週木曜23:15~24:15)の「今もアツイぞ!!キン肉マン芸人」に登場する。『キン肉マン』は1979年以来、今も連載が続く人気漫画。今回は、この漫画をこよなく愛する濱口、ケンコバのほか、サンドウィッチマン、川島明(麒麟)、塙宣之(ナイツ)、マリリンジョイが、キン肉マンのコスチュームに身を包んでスタジオに集結する。番組では、コミック36巻までに描かれてきたストーリー、それ以降の巻で描かれている続編のストーリーを解説していくほか、新章で注目されている超人も紹介。作者のゆでたまご氏が『キン肉マン』誕生以来ずっと貫いてきているというテーマについても力説する。また、「キン肉マン芸人」たちが考案した超人も発表。この中から、ゆでたまご氏に選ばれた超人は、作品中に登場する可能性もあるということで、芸人たちは気合いを込めてプレゼンを繰り広げる。他のゲストには、中川家礼二、岡田結実が出演する。
2016年10月27日「セックス・アンド・ザ・シティ」から「ゲーム・オブ・スローンズ」まで、全米で圧倒的な人気を誇る有料放送チャンネルHBOと提携し、「HBO」作品の日本初配信も行っている「Hulu」。このほど、新たにサラ・ジェシカ・パーカーの最新主演ドラマ「Divorce/ディボース」やスティーヴン・ソダーバーグ監督初のTVシリーズ「The Knick/ザ・ニック」、エミー賞常連のタイムリーな人気コメディ「Veep/ヴィープ」など、7作品が追加されることになった。現在、Huluでは、シリコンバレーでどこか世間とズレたITオタクが起業に悪戦苦闘するコメディ「Silicon Valley/シリコンバレー」、あのドウェイン・ジョンソンが初TVシリーズ主演を飾ったコメディ「Ballers/ボウラーズ」、『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞を受賞したアラン・ボール製作総指揮のクライム・アクション「Banshee/バンシー」を独占配信中。今回、さらに7作品が追加され、Huluプレミアとして国内独占配信される。■サラ・ジェシカ・パーカーがHBOに帰ってきた!「Divorce/ディボース」女性のバイブルとして、いまなお大人気の「セックス・アンド・ザ・シティ」(以降、SATC)で主人公キャリー・ブラッドショーを演じ、一躍、世の女性の憧れの的となったサラ・ジェシカが、SATC終了以来、12年ぶりに初のTVシリーズ主演としてHBOに帰ってきたのが本作。彼女が演じるのは、自分の人生について考え直し、長年連れ添った相手と離婚(Divorce)を考え始める管理職の女性フランシス。今回も世の女性の気持ちを代弁し、自分らしい人生を見出していく。夫・ロバート役を務めるのは、『サイドウェイ』『スパイダーマン3』のトーマス・ヘイデン・チャーチ。アメリカで間もなく10月9日から放送開始する本TVシリーズを、Huluでは約1か月後の11月下旬にいち早く独占配信する。■鬼才スティーヴン・ソダーバーグ、初TVシリーズは革新医療にメス「The Knick/ザ・ニック」『オーシャンズ』シリーズなどで知られる鬼才スティーヴン・ソダーバーグ監督がテレビ界へ活動拠点を移すことを宣言したのは、いまから3年前の2013年。その翌年にTVシリーズとして最初に世に送り出した「The Knick/ザ・ニック」は、20世紀初頭を舞台に革新的な医療を進める天才外科医とそのスタッフの人間模様を描く。主演に、紀里谷和明監督『ラスト・ナイツ』、アカデミー賞ノミネート『クローサー』のクライヴ・オーウェンを起用し、映画顔負けのシリーズを作り上げた。これまでにエミー賞、アメリカン・フィルム・インスティチュート、ピーボディ賞など含め7部門受賞、20部門以上にノミネートされている。ソダーバーグは製作総指揮以外に全エピソードの監督、編集、撮影も担当している。2014年のNYタイムズ紙が選ぶベスト10作品にも選ばれ、批評家たちを中心に高く評価され、話題となった。■エミー賞常連!女性副大統領の日常を描いた大ヒットコメディ「Veep/ヴィープ」「となりのサインフェルド」で一躍スターダムに上り詰めたコメディエンヌのジュリア・ルイス=ドレイファスが女性副大統領を演じる「Veep/ヴィープ」も、満を持して登場。エミー賞コメディ部門の作品賞を2年連続受賞しており、主演のジュリアも同・主演女優賞を連続5度目の受賞を果たす人気作。国家で2番目の権力を持つはずなのに、彼女の政策はいつもうまくいかない。スピーチで言ってはいけないことを発言してしまうドジな一面があったり、周りのスタッフもちょっと抜けているところがあったりと、いつもハプニングと笑いが巻き起こる。そのほか、オトナなコメディ「Hung/ハング」ほか、「Looking/ルッキング」「How to make it in America」(原題)、「In Treatment」(原題)を12月以降、順次配信する予定。「The Knick/ザ・ニック」は10月12日(水)より、「Veep/ヴィープ」は11月10日(木)より、「Divorce/ディボース」は11月下旬よりHuluにてプレミア配信。(text:cinemacafe.net)
2016年10月06日元モーニング娘。でタレントの高橋愛が、21日に生放送されたインターネットテレビ局・AbemaTVのバラエティ番組『若槻千夏と生で行ってみた』(毎週水曜20:00~22:00)に出演。モーニング娘。時代に一番怖かった先輩は飯田圭織だったと明かした。高橋は、視聴者から「今だから言える(モーニング娘。で)怖かった先輩は?」という質問があがると、「飯田さん」と即答。「めっちゃ怖かったです。挨拶とか返事をするとか、謝らないとかは厳しかったですね」と打ち明けた。そして、「その頃は飯田さんに怒られないようにしていましたが、自分がリーダーになってからは、怒ることの大変さを知った」と高橋。卒業してからも飯田との関係は続いており、あべこうじとの結婚発表前にあべとの写真が公開されてしまった際には、飯田から「愛ちゃんは悪いことしてないから負けないで戦ってね」というメッセージが届いたという。今では大好きな先輩だと飯田への思いを語った。同番組は、次週28日で最終回。ゲストにお笑いコンビ・ナイツを迎え、「いまあなたが一番お別れしたいこと」というテーマで2時間の生放送を予定している。
2016年09月23日パンクブーブーの佐藤哲夫、NON STYLEの石田明、ナイツの塙宣之、かもめんたるの岩崎う大の4人が書き下ろしたネタを、人気芸人たちが披露していく新たなネタ番組『オワライターズ』が、フジテレビで20日(24:35~25:35)に放送される。この番組では、ネタを書く4人が「オワライターズ」を結成し、プレイヤーとなる芸人たちの要望を聞いて、何度も打ち合わせをへて台本を完成。稽古を重ね、約1カ月半をかけたコラボレーション作品が披露される。パンクブーブー・佐藤は、漫才初挑戦のアンジャッシュに書き下ろし、NON STYLE・石田は平成ノブシコブシから「徳井健太のキャラを生かす」という要望を受ける。かもめんたる・岩崎は、おかずクラブから持ちネタ「女山賊」をもっと笑えるものにと依頼され、ナイツ・塙は、永野から「面白いネタ」とムチャな要求を受け、「ずっと永野さんのことで悩んでいる」と追い込まれる。ほかにも、トレンディエンジェルに、佐藤と石田がそれぞれネタを書き下ろすという"タイマン企画"も実施。異色のコラボレーションによる化学反応が起こるのかに注目だ。
2016年09月14日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良が21日、テレビ東京系SPバラエティ番組『そこそこチャップリン』(21日 21:54~22:48)についてコメントを寄せた。同番組は小さなお笑い劇場を舞台に、総勢23組の芸人が集結し、ネタを披露する。現在放送中の深夜番組『じわじわチャップリン』(毎週土曜 23:55~)のネタ見せバトルで勝ち上がったお笑いコンビ・ラフレクランがベテラン”そこそこ芸人”とともにネタを見せる。さらに”ふきだまり芸人”たちも30秒コーナーで登場。MCも『じわじわ~』と同じく内村、土田晃之が担当し、進行としてお笑いコンビ・ピースの綾部祐二が登場する。内村はふきだまり芸人たちのコーナーについて「とにかくめまぐるしい展開。嵐のように過ぎ去る。でも、ネタはしっかりしているので、よく見てほしいですね」と愛情を込めて語る。一方、ベテラン勢の「“一本ネタ”もしっかり見せますので。緩急使い分けた番組となっております(笑)」と番組をアピールした。綾部は「今回、いろんな先輩も出てらっしゃいましたけど、若手もたくさん出ていて」と出演者について説明。内村が「トンツカタンとか面白いんだよね」と具体的に名前を挙げると、綾部は「何かしらの大きな賞レースとかにひっかかってくるコンビが出てくると思うので、いまのうちにぜひ見ていただいて」と期待を寄せた。【そこそこ芸人】麒麟、スピードワゴン、東京03、ナイツ、ニッチェ、 ラフレクラン(「じわじわチャップリン」チャンピオン大会優勝)【ふきだまり30秒コーナー】インディアンス、オジンオズボーン、オテンキ、キャラメルマシーン、グランジ、サンシャイン池崎、スーパーニュウニュウ、全力じじぃ、タイムマシーン3号、ダンディ坂野、トンツカタン、ななめ45°、脳みそ夫、ハリウッドザコシショウ、平野ノラ、馬鹿よ貴方は、マツモトクラブ
2016年08月21日森岡龍&前野朋哉が人気漫才コンビを演じ、共演に黒木華、新井浩文を迎えた『エミアビのはじまりとはじまり』。『舟を編む』で「第37 回日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作の完全オリジナル脚本による監督最新作に、『舟を編む』石井裕也監督や、ムロツヨシ、「黒猫チェルシー」の渡辺大知、高月彩良らから絶賛のコメントが続々と到着していることが分かった。人気上昇中の若手漫才コンビ“エミアビ”のひとり・海野(前野さん)が、ある日突然、自動車事故で死んでしまう。遺された相方の実道(森岡さん)はマネージャーの夏海(黒木さん)を連れ、海野の車に同乗していた雛子の遺兄・黒沢(新井さん)に会いに行く。黒沢も数年前までお笑いの世界にいた、エミアビの先輩であり恩人だった…。本作は、遺された者たちが繰り広げる、“笑い”がつなぐ希望と再生のヒューマン・ストーリー。『彼岸島デラックス』にも参加し、8月上旬号の「キネマ旬報」では映画界が期待する若手俳優のひとりにも選出された森岡さんが漫才コンビの相方を失った実道を、いまやau の人気CMシリーズで一寸法師役として注目度急上昇中の前野さんが、突然亡くなってしまう海野を好演。巨匠・鈴木清順監督の愛弟子・渡辺謙作が、『となり町戦争』『フレフレ少女』に続いて脚本・監督を務めている。マスコミ関係者向け試写会は全回満席。上映中は漫才シーンで笑い声が上がり、大盛況となった。上映後の感想では「愛と再起とプライドのために、というところが芸人ではない人たちも共感できる物語だと思いました。監督の、あらためて映画で楽しませたいという決意表明のようにも感じられて、心動かされました」「どんだけ辛気臭いかと思いきや、小気味よく裏切ってくれるお笑いバカたちの奮闘。前野朋哉さんのはじけっぷりには、“笑神”が降臨してます」「とてつもなく悲しいとき、怖いときにこそ、とてつもない笑いがやってくる。そのことがファンタジックに描かれるのが、逆にとてもリアル。その意味でも主人公の実道は本当にまだこれからの人、『はじまり』の人なんだなと思いました」と、映画評論家や映画ライターも太鼓判。さらに、日本映画界を牽引する監督や、“笑い”を仕事にする漫才コンビ、注目俳優など、各界の著名人からも絶賛の声が続々と届いている。<以下、コメント>■石井裕也(映画監督)過去を想いながら、またはじめるしかないんですね。それがダメでも、またはじめる。何度でも。作家がどうしても作らなければならなかった映画を観ると、本当に勇気づけられます。■大森立嗣(映画監督)26 歳で監督デビューした早熟の問題児 ?!「渡辺謙作、第2 章のはじまりとはじまり」だね。いいね! 映画、笑ったよ。■ナイツ・塙宣之(漫才師)ありえない設定ではなく、ありえる設定であって、でもシリアスのようでシリアスじゃない。笑いって結局、無敵なんだなぁ。■ナイツ・土屋伸之(漫才師)絶体絶命な状況vs 笑い笑いは最強にして、やっぱりすごく脆いな…胸がいっぱいになりました。■倉本美津留(放送作家)体当たりの映画だ。この映画でしか観ることのできない体当たりがいくつも鏤められてある。だから観ないとね。■さらば青春の光・森田哲矢(お笑い芸人)まず劇中で披露されるネタが芸人にはない独特な発想で素晴らしかったです。なおかつ役者の方々にあんなに完璧に漫才されたらたまったもんじゃないです。けしてハッピーエンドではない終わり方も僕はめっちゃ好きでした。■さらば青春の光・東口宜隆(お笑い芸人)売れるか売れないかではなく、いま挑戦しているか否か、が大事だということを思い返させてくれた映画でした。■ムロツヨシ(喜劇役者)森岡くん、前野くん、黒木華に浩文新井、好みだらけの役者だらけに、この中身。みれてよかったです。飛んでました。とんだ映画でした。■犬山紙子(エッセイスト)死んでなお、人を笑かした海野は最強にかっこいい。かっこよすぎて、雛子に嫉妬した。■渡辺大知(黒猫チェルシー)僕にとってエミアビは、おもろい先輩2大巨塔が組んだ夢のゴールデンコンビなのです。だから絶対笑えるとは思ってたけど、まさか泣かされもするとは! 2人の笑いマジだぜ。■高月彩良(女優)笑いは、人の心を回復させ救ってくれる。笑えない日々が描かれていても、映像にも客席にも笑いが飛び交っていて不思議な感覚でした。『エミアビのはじまりとはじまり』は9月3日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月11日