"エロすぎるジャズピアニスト"として話題の高木里代子が20日、自身のブログを更新し、2016年初水着を公開した。沖縄にライヴ・イベントで訪れているという高木は、「昨日は沖縄ツアー最終日だったので、ライブ前にみんなで海行ってきたよ~~!恩納村のムーンビーチ最高だった」と報告。ビーチでさまざまな悩殺ポーズを決めている水着写真をアップした。そして、「新しく買った水着も着れたし、今年初海だし、テンション上がり過ぎて沖縄にロケ来たグラドル気取り(笑)でイッパイ撮影してきちゃた」とコメント。さらに、「泳ぎ過ぎて髪の毛もぜんぶビッチョビチョ(笑)」とつづった。コメント欄には、「海よりもあなたのセクシーさに癒やされました」「ごちそうさまデシタ!」「海より高木さんのほうがヤバイです(笑)」などと興奮のコメントが寄せられている。
2016年07月20日三越伊勢丹は、顧客の声を具現化したオリジナル商品を紹介する「オンリー・エムアイ(ONLY MI)春のキャンペーン」のメンター(助言者)にジャズピアニストの上原ひろみを起用する。同キャンペーンは、3月2日から15日まで、三越や伊勢丹を含む同社グループ各店で開催される。同キャンペーンのディレクションテーマは「日常の進化と革新」。何気ない日常の中で、顧客が真に望み、感動するモノやコトが三越伊勢丹オリジナル商品を通じて提案される。キャンペーンでは主に「ノームコア」と「ハッカソン」スタイルを紹介。ノームコアでは“丁寧、簡潔、誠実”をキーワードに、モノに込められた美意識を自分のアイデンティティーを大切にしながら自身を魅せていくアイテムを紹介する一方、ハッカソンでは“ひらめき、遊び心、偶然性を楽しむ共創”をキーワードにオリジナル商品を紹介していく。今回、同社はキャンペーンのメンターに上原ひろみを起用。起用理由について、同社宣伝部の担当者は、「上原さんはジャズピアニストとして世界的に高い評価を受けていることはもちろん、彼女自身、周囲に影響を与えていく強いパワーをお持ちで、彼女自身の“変えるのは自分、変えないのも自分。日々、変わっていく自分を楽しんでいく”という言葉に込められた価値観がオンリー・エムアイの原点である“自分らしく暮らす”というコンセプトに合致した」とコメントしている。尚、同社による上原ひろみへの単独インタビューの様子は、Youtube動画で公開され、彼女自身の音楽に対する想いや自身の世界観が語られている。上原ひろみは、1999年、ボストンバークリー音楽院に入学。在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年にアルバム『Another Mind』で世界デビュー。2010年アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスとの「上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト」を結成し、2011年には参加アルバムがグラミー賞を受賞している。「オンリー・エムアイ春のキャンペーン ジャズピアニスト・上原ひろみインタビュー」動画引用元: (YouTube ISETAN 伊勢丹 公式チャンネル:
2016年02月29日『デスノート 2016』主演で大きな話題を呼ぶ東出昌大が、テレビドラマで初主演を務める特別ドラマ企画「さよならドビュッシー ~ピアニスト探偵 岬洋介~」が「金曜ロードSHOW!」枠にて放送決定。共演には、CMやTVにひっぱりだこの新星・黒島結菜、大ベテラン俳優・北大路欣也らが名を連ね、ベストセラー作家である中山七里氏の代表作を実写化する。幼いころからピアノの英才教育を受けてきた真田遥(黒島結菜)は、近所に引っ越してきたピアニストで音楽高校講師の岬洋介(東出昌大)と出会う。その美しい調べに魅了される遥。だが数日後、遥は姉妹のように暮らしていた従姉妹のルシア(上白石萌歌)と祖母(木の実ナナ)を火事で亡くし、自身も大やけどを負い、指が以前のように動かなくなってしまった。さらに祖母が残した遺産を巡って、両親や叔父(武田真治)ら一族に不穏な空気も生まれていた。苦しむ遥に岬は「ピアニストになる覚悟があるのならば、個人レッスンをしてもいい」と申し出る。生前、ルシアと交わした「私のためにドビュッシーの『月の光』を弾いて」という約束を守るため、遥はコンクール出場に向けて血のにじむような努力を始めた。だがそんなとき、遥の周りでは不可解な事件が次々と起こり始めて…。原作は、シリーズ累計93万部を誇る中山七里氏の代表作「岬洋介シリーズ」の第1作目にして第8回(2009年)「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した「さよならドビュッシー」。本作の主人公で、優秀な検事だった過去を捨て、ピアニストとしての人生を選択しつつも、その人並み外れた推理力で、あたかも音楽を奏でるかのように、流麗に事件を解き明かしていく主人公・岬洋介役を演じるのは、『クローズEXPLODE』『アオハライド』『GONIN サーガ』『ヒーローマニア-生活-』と数々の映画作品で主演を務めながら、本作が初の“テレビドラマ主演”となる東出さん。「まだ撮影前ですが、この素晴らしい原作と脚本をより良いものにしていけるように、またその熱量を、このドラマをご覧になった方たちに届けられるようただただ頑張りたいと思います」と意気込みを寄せた。また、本作について「クラシック(音楽)の、あの優雅な旋律の中に裏では、血を流す思いで作った作曲家の情熱があって、それを渾身の思いで演奏者が表現している。ある意味では鬼の世界というか、覚悟の世界なんだと思います。物語はそこに事件がおき、色々な人たちの人生が絡まり合っていく本格ミステリー」だと、見所を語った。そして、「カルピスウォーター」のTVCMなどで透明感のある魅力を発揮し、「ごめんね青春!」「サムライせんせい」と話題ドラマに出演する黒島さんが、火災で大火傷を負いながらも、東出さん演じる岬の教えのもとピアニストを目指す女子高生・真田遥役を担当。岬とピアノを通してぶつかり合い成長していく役どころについて「必死に前に進んでいく姿を見せられたらと思っています。ピアノの練習も頑張っているところです!」「私がお芝居を続けていく上で、大きな一歩を踏み出せる作品になると思います」と、自身も本作を通じて大きく成長する意欲を見せた。そのほか、岬の人間的魅力にいち早く気づき、サポートしていく大富豪・香月玄太郎役を、昨年、旭日小受章を受章しながら、常にアグレッシブな役作りに挑み続ける北大路さん。さらに、武田真治、木の実ナナ、菊池桃子、キムラ緑子など豪華キャストが集結。劇中で演奏されるクラシックの名曲たちと、物語の最後に待ち受ける大どんでん返しにも注目したい。「さよならドビュッシー ~ピアニスト探偵 岬洋介~」は3月18日(金)21時より放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日12月18日(金)に遂に最終回を迎える綾野剛主演のドラマ「コウノドリ」。12月15日(火)、綾野さんが扮する天才ピアニスト“BABY”の楽曲とピアノ演奏を務めた清塚信也のコンサートが開催され、原作者の鈴ノ木ユウ、脚本を手がけた山本むつみ、 演出の土井裕泰らが登壇し、対談が行われた。累計300万部を超えるヒット作となった鈴ノ木氏による同名のヒューマン医療漫画を原作に、出産に向き合う母親や家族の姿、そして懸命に寄り添う医療チーム姿を丁寧に描く本ドラマ。主人公・鴻鳥サクラを演じる綾野さんの、心優しき産婦人科医である一方、すべての感情をピアノにぶつける情熱的で謎多き天才ピアニスト“BABY”としての顔も持つ役柄における幅広い表現力も大きな話題となっている。スペシャルライブ&トークショーとして開催された清塚さんのコンサートは、劇中でBABYがライブを行い、清塚さんがライブハウスマネージャー・滝賢太郎役で登場した撮影が行われた東京・目黒の「BLUES ALLEY JAPAN」を会場に、昼と夜の2回の公演を実施。事前に番組ホームページの告知を通して抽選で選ばれた各回およそ100名の観客が集い、清塚さんの演奏を堪能した。公演は、ドラマの第1話の冒頭のBABYのライブで披露された「Throb~My Baby~Minor Heart」から始まり、「Over The Rainbow」「Twinkle Twinkle Little Star」「Maze, Blaze & Raze」の3曲を演奏。MCで清塚さんは、BABYのオリジナル曲は綾野と一緒に相談して作り上げてきたというエピソードや、ピアノテーマ・監修・音楽を務めた本ドラマの中でも、撮影中に綾野の演奏シーンを監修するのが辛かったと吐露。「自分だけがミスに気付いて、“もう1回”と言い出すのが本当に辛かった」と語り、一音でもミスがあったら指摘して欲しいと言われたという、綾野さんの完璧主義がうかがえる裏話を明かしていた。昼の部のライブ途中には、原作者である鈴ノ木氏と脚本を手がけた山本氏が登場。対談では、BABYの曲を実際の音にしたときに、原作と脚本のイメージを壊さないか不安だったという清塚さんに対して、二人は絶賛の言葉で返す。山本さんは、「最終回では、サクラから皆さんへクリスマスプレゼントをあげたいと思いそんなシーンを描いたが、清塚さんのピアノがそれを実現してくれた。最終回ではそのピアノシーンにも注目して欲しい」と熱弁した。さらに、夜の部に登場した演出の土井さんも、演奏シーンは衝撃を受けるくらい素晴らしかったと賞賛した。コンサート後半では、BABYのテーマ曲である「Baby, God Bless You」「Brightness」「Sound Seeker」の3曲に続き、山本さんと土井さんが絶賛した「きよしこの夜」のメロディーに乗せた「Baby, God Bless You -holy night」、最後に主題歌の「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」が披露され、会場からは大きな拍手が沸き起こった。会場には赤ちゃんや小さな子ども連れも多く、ドラマでの情景を解説しながら繰り広げられる清塚の軽快なトークが笑いを誘う、終始和やかな雰囲気のライブとなった。金曜ドラマ「コウノドリ」最終回第10話は、TBSにて12月18日(金)22時から15分拡大放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月16日2015年はピアニスト反田恭平の飛躍の年だった。「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門優勝、デビューアルバム『Liszt』リリース、国内オーケストラふたつへの客演、さらに、12月にはロシアのマリインスキー劇場でデビュー予定。その彼が2016年1月、クラシック音楽の殿堂サントリーホールでデビューリサイタルを行なう。反田恭平 チケット情報反田はリサイタルの時期を「新年という節目であり、僕にとっては1年前にデビューアルバムを録音した月。自分がこの1年でどう成長したかを問うものとして選びました」と語る。現在、ロシアに留学中の21歳。「ロシアは様々な意味で深く大きな国。危険もありますが、一度壁を越えると皆すごく優しくて。先生(ミハイル・ヴォスクレセンスキー)も家族のように扱ってくれています。門下の発表会には世界の三大コンクールの入賞者をはじめ国際的に活躍している人が集まるのですが、みんな、ライバルだけど仲間思い。良いところを言い合います。僕の演奏の熱さ、エモーションの激しさを気に入ってくれたり、あと、髪を結んで弾くので『サムライ』と呼ばれたりしますね(笑)」ロシア人も認める反田の熱さは、どこから来ているのか。「日常において心が揺れる物事すべてが原動力です。と同時に、僕にはもう一人の自分がいて、熱くなり過ぎても、その子に声をかけると冷静な答えが返ってくるんです。演奏中は常に『今こう弾いたから次は』とか『未来にこう弾くためには今どう弾かなきゃいけないか』などと“過去・現在・未来”を考えながら弾くのですが、弾きながら思いがけないインスピレーションが湧くこともよくあります」過去・現在・未来の話は、反田が弾くピアノ、ニューヨーク・スタインウェイのヴィンテージモデル《CD75》にも通じるだろう。伝説のピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツも弾いた楽器だ。「このピアノは100年前のものながら未だに現役で、音もよく響き、底力が計り知れない。大量生産で均一的に作られている今のピアノと違い、88鍵一つ一つに個性があり魂が入っているんです。低音はボーンと鳴るし、高音はキラキラして、中声部はチェロのような音で、まるで88人のオーケストラ。僕は、熱さだけでなく冷静さももって指揮者となり、彼らをまとめなければなりません。大変ですが面白い作業です」リサイタルでは、彼が「もっとも親しみ、体にフィットする作曲家」とするリストのほか、留学の成果が見られそうなロシアものなどを予定。「デビューリサイタルは特に思い出に残るものだけに、なかなか曲がすべて決められなくて。でも、間もなく発表できると思います」夢は、息長く活動し、クラシック音楽を知らない世界中の人達に広めること。「クラシック音楽にはそれだけの魅力がありますから。デビューリサイタルはその一歩です」デビューリサイタルは1月23日(土)東京・サントリーホール 大ホールにて。取材・文:高橋彩子
2015年11月18日綾野剛が連続ドラマ単独初主演を務めるドラマ「コウノドリ」。産婦人科医と天才ピアニストという2つの顔を持つ役柄を演じることで話題だが、この度、感情のすべてをピアノにぶつけ情熱的な演奏をする謎多き天才ピアニスト・BABYのビジュアルが解禁された。原作は、「モーニング」(講談社)で人気連載中の鈴ノ木ユウによるヒューマン医療漫画。産婦人科医をはじめ母子医療センターの面々にフォーカスを当て、お母さんと赤ちゃんの命を預かる医師たちの奮闘ぶりや、いままでのテレビドラマではほとんど描かれることのなかった出産に関するリスクやアクシデント、現場が実際に直面している様々な社会問題などが描かれる。本作で綾野さんが演じる鴻鳥サクラは、産まれてすぐ母を亡くし、乳児院と児童養護施設で育った過去を持ち、現在は「生まれてきたすべての赤ちゃんに“おめでとう”と言いたい」と願う愛情深い産婦人科医。そして、「BABY」の名で、感情のすべてをピアノにぶつけ情熱的な演奏をする謎多き天才ピアニストという、もうひとつの顔を持つミステリアスな役柄だ。今回、解禁されたBABYのビジュアルでは、産婦人科医のときとはガラリと違う雰囲気でピアノに向かう姿を披露。ピアニストを演じるにあたり、綾野さんは本ドラマのピアノテーマ・ピアノ監修担当の清塚信也とともにおよそ1年間にわたりピアノ練習をしてきたという。指導してきた清塚さんは綾野さんについて、「自分が作った曲をこんなにも大事に大事に思ってくれる人がいままでなかなかいなかったので、良いシーンの後ということもあり、僕も感極まっちゃたんですけど、涙をこらえるのが…」と語った。綾野さんは「清塚さんがいなかったらまったくここまでできていなかったですし、感謝はもちろんですが、尊敬が強いです。先生という立場でありながらも同い年ということもあり、友人としても、ここまでしっかりと教えていただいて、かつ、ちゃんとBABYのことを同じように役作りをしてもらって、一緒にBABYを作っているという。だから、BABYのシーンは清塚さんと2人で作っている意識が強いので、彼無しではBABYはありえなかった」と、二人三脚でキャラクターを作り上げたと明かした。いつでも冷静な産婦人科医の鴻鳥サクラが、悲しみ、怒り、喜びといった感情を唯一表に表現するBABYのシーンにおいて、そのビジュアルと音がドラマの深みを増すアクセントになることは必至!また、サクラの幼馴染で、ライブハウスマネージャー・滝賢太郎役として本ドラマにも出演する清塚さんの演技にも注目だ。金曜ドラマ「コウノドリ」は10月、金曜22時よりTBS系にてスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年09月28日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、オーストラリア映画「シャイン」(1995年)。実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットが、一度は精神を病みながらそれを克服し、一流のピアニストとして復活する姿を描く感動の音楽ドラマ。◆あらすじオーストラリア在住の青年デヴィッド・ヘルフゴットは、子どもの頃から天才ピアニストとして活躍しますが、息子を束縛する父親の支配下にありました。しかし彼は、友人の励ましに支えられ、父の反対を押し切り、英国の王立音楽院に留学することになります。めきめきと才能を発揮するデヴィッドでしたが、昔、父から課題として与えられたラフマニノフの難曲に取り組むうちに、あまりのストレスから精神に異常をきたしてしまいます。母国に戻り精神病院で過ごしていたデヴィッドに転機が訪れたのは、ある女性との運命的な出会いでした…。◆困難を乗り越えて輝いたピアニストの生き様に感動オーストラリア出身の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの苦難に満ちた半生を描く感動的な伝記映画は、音楽映画としての魅力はもちろん、ハンディキャップを乗り越えて強く生きた人間の実話として見ごたえたっぷりの秀作です。ゆがんだ愛情で息子を支配した父親の呪縛から主人公を解き放ったのは、やがて彼の妻になる女性ギリアン。彼女のおおらかな愛情が、繊細な魂を持った天才を穏やかな幸福へと導きます。劇中に登場するピアノ曲はすべてデヴィッド・ヘルフゴット本人による演奏で、その超絶技巧の演奏テクニックは、まさに神業です! 主人公を演じるジェフリー・ラッシュは、オーストラリア出身で、舞台でのキャリア20年以上の大ベテランの名優ですが、本作で見事にアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。「人生は続く。途中で捨てたりせずに生きていく」というラストの言葉に、誰もが勇気をもらうことでしょう。◆この映画の猫ポイントはここ! この映画は、主人公デヴィッドの不思議な独白でスタートします。「僕はネコ。僕はネコだよ。ネコの…、ネコの気持ちが分かる。なぜかな。悲しいネコ。僕は悲しいネコ。ネコって不思議だ。不思議、不思議、本当に不思議。僕はネコにキスをする。いつもね。塀の上のネコ、いつもキスをする」。この長い長いセリフ、いったいどういう意味なんでしょう? 幼い頃のデヴィッドは、あたたかい愛情を知らず常に父親からコントロールされていました。そんな自分が、塀の上にうずくまって身動きさえできない悲しい猫に思えたのかもしれません。主人公が想像した猫のイメージがそんな不幸な姿だったなんて、猫好きにはちょっと寂しい気がしますね。でもご安心を。ちゃんと本物の猫も登場しますよ。英国に留学し、ついに自由を得たデヴィッドの下宿のピアノの上には、グレーと白の長毛の猫がいます。この猫とは、缶詰の食事を分けあって食べるほどの仲良し。オーストラリアに戻ってからも、オンボロのピアノの上にちょこんと乗ったキジ猫の姿があります。これらの猫たちはすべてチラリとしか登場しませんが、最初は悲しい心の象徴だった猫が、最後には、傷つきやすい天才ピアニストを愛らしい姿で優しく見守ってくれている。何だかホッとしました。
2015年04月03日今世紀最高のピアニストと賞賛を受けるマルタ・アルゲリッチの素顔に迫った音楽ドキュメンタリー『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』が、4月24日(金)よりBD&DVDで発売されることが決定した。約50年にわたって音楽界の女神として君臨する天才にして、3人の娘の母であるマルタ・アルゲリッチの半生を、三女・ステファニーが実の娘ならではのプライベートな視点も交えて描いた一作。“奔放な性格も彼女の芸術の一部”と言われる彼女の個性的な素顔と生き様を、ある家族の肖像としても描かれた人生と音楽のドキュメンタリーとして好評を博した。今回の特典映像には、2010年にワルシャワで行われたショパン・ピアノ・コンチェルトでのコンサート模様(約47分)が収録される予定。また、初回限定盤の特典として、美麗アウターケース仕様に加え、BD&DVDオリジナル・パンフレット(8P)も封入される予定。音楽マニア、そしてアルゲリッチのファンも納得の高水準の内容は、本編同様に見逃せない。また、同作はポニーキャニオンが推奨する2015年度最新名画コレクション「映画美食宣言 シネマ・スペシャリテ」の第3弾対象作品。本キャンペーンがコンセプトに掲げ、太鼓判を押すワンランク上の極上の感動を豊富な特典の数々とともにじっくり堪能してみて。<『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』ブルーレイ&DVD/リリース情報>【セル】ブルーレイ&DVD¥5,800(本体)+税【セル】DVD¥5,200(本体)+税発売日:4月24日(金) ※レンタルDVDも同時開始発売元:ショウゲート販売元:ポニーキャニオン(C) Ideale Audience & Intermezzo Films.(text:cinemacafe.net)
2015年02月04日ローランドは、同社が発行しているWEBマガジン「Roland Music Communication」の最新号にて、新世代ピアニスト まらしぃのインタビューを公開している。毎号、旬のアーティストが、音楽や楽器への想い、ローランド・イクイップメントの魅力や活用アイデアなどを語る同インタビューの第13弾として登場するのは、動画投稿系サイトなどで独自進化を遂げた、新世代ピアニスト まらしぃ。インタビューでは、ピアノ・カバーした「チョコレイト・ディスコ」や「千本桜」のCM曲でも話題になっているまらしぃの初オリジナル・ソロ・アルバム2作品のレコーディング・ストーリーや、ワークステーション「FA-08」やステージピアノ「RD-800」の試奏を通じて語った、まらしぃにとってのピアノの魅力などを紹介している。
2014年07月04日今年70歳を迎えた当代最高峰のピアニスト、マウリツィオ・ポリーニが、世界各地で展開中のグローバル・プロジェクト「ポリーニ・パースペクティヴ2012」を10月23日(火)から東京で開催する。「マウリツィオ・ポリーニ -ポリーニ・パースペクティヴ2012-」の公演情報1960年に18歳でショパン国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、一躍名声を得たマウリツィオ・ポリーニ。審査委員長だったアルトゥール・ルービンシュタインが「今ここにいる審査員の中で、彼より巧く弾けるものがいるだろうか」と賞賛したエピソードは有名だ。驚くほど高度な演奏テクニックを誇り、ポリーニ登場後はピアノ演奏の水準が変わったと評されるほど、今日の音楽シーンへの影響は計り知れない。昨年のルツェルン音楽祭を皮切りに世界各地で展開している「ポリーニ・パースペクティヴ」は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタと、4人の現代作曲家たち――マンゾーニ、シュトックハウゼン、ラッヘンマン、シャリーノの作品をセレクトし、学術的・芸術的観点から音楽の将来を見据える壮大な企画だ。出演は、ポリーニのほか、クラングフォーラム・ウィーン、シュトゥットガルト・ニュー・ヴォーカル・ソロイスツなど、ポリーニ自身が選んだ現代音楽に精通したアーティストたち。「ピアノ作品の原点と考えるベートーヴェンと現代作品には、時間的な隔たりはあるものの、音楽や作法には繋がるものが必ずある」と語るポリーニ。ピアノ・ソナタで音楽史に“革命”を起こしたベートーヴェンと、常に“新しい音楽表現”を探求し続ける現代作曲家たち。その個々の作品ではなく、音楽に対するアプローチの中に共通項を見出すことで、時代を超えた音楽的な展望(パースペクティヴ)を提示することが狙いだ。これまでもバッハ、ベートーヴェン、ショパンといった大作曲家たちと併せて、現代作曲家も積極的に紹介してきた巨匠の集大成ともいえるだろう。マウリツィオ・ポリーニのプロジェクト「ポリーニ・パースペクティヴ2012」は、10月23日(火)から11月13日(火)まで全6公演を開催。チケットは発売中。■マウリツィオ・ポリーニ -ポリーニ・パースペクティヴ2012-[ベートーヴェン――マンゾーニ]10月23日(火) 19:00開演サントリーホール 大ホール[ベートーヴェン――シュトックハウゼン]11月2日(金) 19:00開演サントリーホール 大ホール[ベートーヴェン――ラッヘンマン]11月7日(水) 19:00開演サントリーホール 大ホール[ベートーヴェン――シャリーノ]11月13日(火) 19:00開演サントリーホール 大ホール[室内楽公演]10/24(水)19:00開演サントリーホール ブルーローズ11/14(水)19:00開演サントリーホール ブルーローズ※室内楽公演へのマウリツィオ・ポリーニの出演予定は無し。
2012年10月19日世界最高峰のピアニストのひとり、クリスチャン・ツィメルマンが、11月から12月にかけて日本公演を開催。生誕150周年を迎えたフランスの作曲家ドビュッシーの楽曲を演奏する。「クリスチャン・ツィメルマン 2012年 日本公演」の公演情報1956年ポーランド生まれのピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンは、1975年のショパン国際ピアノコンクールで当時の史上最年少(18歳)で優勝。その後、世界の名門オーケストラとの共演、名ホールでのリサイタルを積み重ね、現在世界で最も優れたピアニストのひとりに数えられている。理想の音楽に対して妥協を許さない完璧主義者として有名で、そのこだわりは、自身が所有するピアノをレパートリーに合わせて調整し、各地のホールに持ち込んで演奏することからも窺える。また一度のコンサートにつき入念な準備を要するため、年間の演奏回数は約50回に制限。毎回熟成されたその演奏は、圧倒的な説得力をもってファンの心を惹きつけている。近年の日本公演では、ルトスワフスキ、バツェヴィッチ、ショパンと、同郷ポーランドの作曲家のアニバーサリーにちなんだプログラムを披露してきたツィメルマンだが、今回の日本公演で演奏するのは、生誕150周年のドビュッシー。プログラムは、晩年の傑作「12の練習曲」などを予定している。世紀の名盤と賞賛される1991年録音「ドビュッシー:前奏曲集」から約20年の時を経て、円熟を極めた名手の演奏が、究極のドビュッシーを届けてくれるに違いない。「クリスチャン・ツィメルマン 2012年 日本公演」は、11月18日(日)から12月12日(水)まで、全国11公演を開催予定。東京・神奈川公演のチケットは、7月21日(土)10時より発売開始となる。また一般発売に先駆けて、東京公演(サントリーホール・東京オペラシティ)のインターネット先行を7月20日(金)23時まで受付。◆クリスチャン・ツィメルマン 2012年 日本公演《生誕150年記念 オール・ドビュッシープログラム》11月18日(日) 愛知県芸術劇場 コンサートホール(愛知県)11月24日(土) 石川県立音楽堂 コンサートホール(石川県)11月25日(日) 兵庫県立芸術文化センター(兵庫県)11月27日(火) 川口総合文化センター リリア(埼玉県)11月29日(木)武蔵野市民文化会館(東京都)12月1日(土)新潟市民芸術文化会館(新潟県)12月4日(火) サントリーホール(東京都)12月8日(土) ミューズ(所沢市民文化センター(埼玉県)12月9日(日) 横浜みなとみらいホール(神奈川県)12月11日(火) 東京オペラシティ コンサートホール(東京都)12月12日(水) すみだトリフォニーホール(東京都)
2012年07月19日アメリカを代表するピアニスト、ギャリック・オールソンが、24年ぶりとなる来日リサイタルを5月に東京と愛知で開催する。「ギャリック・オールソン」の公演情報1970年のショパン国際ピアノ・コンクールでアメリカ人初の優勝(第2位は内田光子)の栄冠に輝いたギャリック・オールソン。カーネギーホール(NY)やウィグモアホール(ロンドン)などの名門ホールでのリサイタルや、全米の名門オーケストラとの共演を重ねるほか、CDも数多くリリース。2008年には「ベートーヴェン・ソナタ全集・第3巻」がグラミー賞を獲得するなど、世界的ピアニストとして活躍中だ。近年では、NHK交響楽団など日本のオーケストラとの共演で数回来日しているが、日本での本格的なリサイタルは、1988年以来、実に24年ぶり。しかも開催地は東京・愛知のみだ。スケールの大きな堂々たる演奏、卓越したテクニック、作品の核心に迫る巨匠のピアニズムを堪能できる、ファンにとってはまさに垂涎の機会となる。ギャリック・オールソン ピアノ・リサイタルは、5月14日(月)に武蔵野市民文化会館(完売)、5月15日(火)に愛知県芸術劇場コンサートホールで開催。愛知公演のチケットは発売中。またリサイタル以外には、NHK交響楽団の定期公演にも出演。5月12日(土)・13日(日)のNHKホール公演にて、ショパンのピアノ協奏曲第2番を演奏する。こちらもチケットは発売中。■ギャリック・オールソン ピアノ・リサイタル[日時]5月15日(火)18:45開演[会場]愛知県芸術劇場コンサートホール[プログラム]ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」べートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 へ短調「熱情」ショパン:舟歌 嬰へ短調ショパン:マズルカ第32番嬰ハ短調ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調■NHK交響楽団 第1727回定期公演 Aプログラム[日時]5月12日(土)18:00開演/5月13日(日)15:00開演[会場]NHKホール[プログラム]オネゲル:交響詩「夏の牧歌」ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 へ短調 作品21 (ピアノ:ギャリック・オールソン)デュリュフレ:レクイエム 作品9
2012年03月30日3月14日にアルバム『愛の夢』をリリースし、クラシック日本人ピアニストとして史上最年少CDデビューを果たした牛田智大。12歳の天才少年として話題のピアニストの本格的デビュー公演が、7月に開催されることが決定した。「牛田智大 デビュー ピアノ・リサイタル」の公演情報両親の仕事の関係で上海にわたった3歳の頃より、ピアノを弾きはじめたという牛田智大。弱冠5歳にして上海市で行われたコンクールで1700人の中から1位に輝く。さらに若きピアニストの登竜門「ショパン国際ピアノ・コンクール IN ASIA」年齢別出場部門において、8歳から12歳までの5年連続で1位を獲得。また今年2月に行われた第16回浜松国際ピアノアカデミー・コンクールでは、19歳のイタリアの女流ピアニストと1位を分かち合い、同アカデミー音楽監督の中村紘子や世界的ピアニストのラン・ランからもその才能を絶賛されている。昨年10月に放送されたテレビ朝日『題名のない音楽会』出演を機に、注目度も急上昇の牛田智大。本格的デビュー公演となるピアノ・リサイタルは、7月17日(火)に東京オペラシティ コンサートホールにて開催。チケットの一般発売は3月31日(土)10時より。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行先着プリセールを3月27日(火)10時より受付開始。■牛田智大 デビュー ピアノ・リサイタル【日時】7月17日(火) 19:00開演【会場】東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル (東京都)※本公演は20:00終演予定(休憩無し)
2012年03月26日ピアニストの河村尚子が、平成23年度(第62回)芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。「河村尚子」の公演情報文化庁主催の芸術選奨は、優れた業績をあげた者またはその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨。芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞をおくることで、芸術活動の奨励と振興につなげる。河村尚子は、世界を舞台に羽ばたく日本の若手ピアニスト。5歳で渡独し、数々の国際コンクールで優勝・入賞を重ね、2006年には権威あるミュンヘン国際コンクールで第2位受賞。続く2007年には、多くの名ピアニストを輩出しているクララ・ハスキル国際コンクールで優勝を飾った。日本よりも、むしろ世界が先に才能を認めた逸材だ。今回の同新人賞受賞は、2011年4月の東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C バッハからコンテンポラリーへ」[131]における演奏の充実ぶりが評価されて決定。これからの活躍にもますます注目が集まる。河村尚子の今後の日本国内での演奏活動は、オーケストラ・アンサンブル金沢・定期公演(4月/石川)、仙台フィルハーモニー管弦楽団・定期公演(4月/仙台)、NHK交響楽団・定期公演(4月/東京)、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団・来日公演(6月/横浜・山口)などが予定されている。
2012年03月23日上野で開催中のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」で、パリを拠点に活躍中のピアニスト、広瀬悦子のリサイタルが行われる。パリ・エコール・ノルマル音楽院首席卒業を経て、1999年のマルタ・アルゲリッチ国際ピアノコンクール優勝を機に、世界の舞台へと羽ばたいた広瀬悦子。超難曲をいとも華麗に弾いてみせる、並外れたテクニックをもち、“ヴィルトゥオーゾ”(優れた技量の持ち主)として欧州でも賞賛を集めている。世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」のアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンも「その才能にすぐさま魅了された」と語り、いまや常連ピアニストとして同音楽祭に起用し続けている。2010年には、急病となった大ピアニスト、ネルソン・フレイレの代役として、フランスのベアルン地方ポー管弦楽団のコンサートにソリストとして急遽出演。シューマンのピアノ協奏曲を演奏した。聴衆はもちろんのこと、オーケストラの面々も絶賛し、すぐさまレコーディングのオファーを送ったほど。直ちにオファーは実を結び、両者共演による新譜は、ルネ・マルタンの手がけるミラーレ・レーベルから昨年3月にリリースされている。今回のリサイタルでは、19世紀パリで活躍した3人の作曲家―ショパン(1810-49、アルカン(1813-88)、リスト(1811-86)の作品を取り上げる。いずれも卓越した演奏テクニックを誇るヴィルトゥオーゾとしてパリのサロンの花形としても活躍した彼らの作品は、ピアノ芸術の極地ともいえるものばかり。パリで研鑽を積んだ現代のヴィルトオーゾである彼女の才能が、遺憾なく発揮されるコンサートとなりそうだ。「広瀬悦子ピアノ・リサイタル」は、3月22日(木)に上野学園 石橋メモリアルホール(東京都)にて開催。チケットは発売中。■東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-広瀬悦子 ピアノ・リサイタル同時代を生きた3人の作曲家たちへ―ショパン(1810-49)・アルカン(1813-88)・リスト(1811-86)【日時】3月22日(木)19:00開演【会場】上野学園 石橋メモリアルホール(東京都)【予定プログラム】ショパン:ノクターン 第5番 嬰へ長調 op.15-2ショパン:バラード 第3番 変イ長調 op.47アルカン:《悲愴的な様式による3曲》op.15 より「風」ショパン:ノクターン 第4番 ヘ長調 op.15-1アルカン:練習曲《鉄道》 op.27ショパン:バラード 第1番 ト短調 op.23ロッシーニ(リスト編):《ウィリアム・テル》序曲 S.552リスト:《巡礼の年 第2年 イタリア》S.161より「物思いに沈む人」リスト:「ヴェネツィアとナポリ」S.162 (《巡礼の年 第2年 イタリア》補遺)
2012年03月19日2010年のジェネーヴ国際コンクール優勝で一躍時の人となったピアニストの萩原麻未が、第13回ホテルオークラ音楽賞を受賞することが決定した。「萩原麻未」の公演情報1986年広島生まれのピアニスト萩原麻未は、2010年の第65回ジュネーヴ国際コンクール ピアノ部門において日本人初優勝。その快挙と「卓越した瞬発力、感性の豊かさ、目を見張る楽曲への没入度」が高く評価されたほか、2011年4月にパリのユネスコ本部で開催された東日本大震災復興支援チャリティ・コンサートへの出演などの活動も認められ、同賞受賞が決定した。受賞決定にあたり萩原麻未は、「日頃より支えてくれる先生、友人、家族、そしてお世話になっている全ての方々に感謝します。現在はパリで音楽の勉強を続けており、今後はソロ活動はもとより、大好きな室内楽の分野でも経験を積んでいきたいと思っています」と、喜びと今後の抱負を語っている。萩原麻未の今後の国内での演奏活動は、2月の「東芝グランドコンサート2012」出演、3月のヤマハホール「フランスの情景」などが予定されている。◆ホテルオークラ音楽賞 歴代受賞者第13回 2011年 宮田大(チェリスト)・萩原麻未(ピアニスト)第12回 2010年 金子三勇士(ピアノ)・松田理奈(ヴァイオリン)第11回 2009年 辻井伸行(ピアノ)・南紫音(ヴァイオリン)第10回 2008年 神尾真由子(ヴァイオリン)・田村響(ピアノ)第9回 2007年 村治佳織(ギター)・佐藤俊介(ヴァイオリン)第8回 2006年 庄司紗矢香(ヴァイオリン)・小菅優(ピアノ)第7回 2005年 小山実稚恵(ピアノ)・アントネッロ(アンサンブル)第6回 2004年 若林顕(ピアノ)・大萩康司(ギター)第5回 2003年 小川典子(ピアノ)・林美智子(声楽/メゾソプラノ)第4回 2002年 上岡敏之(指揮)・高橋薫子(声楽/ソプラノ)第3回 2001年 徳永二男(ヴァイオリン)・森麻季(声楽/ソプラノ)第2回 2000年 阪哲朗(指揮)・佐々木典子(声楽/ソプラノ)第1回 1996年 矢部達哉(ヴァイオリン)・緑川まり(声楽/ソプラノ)
2012年01月20日“左手のピアニスト”として活躍する舘野泉が贈る新たなプロジェクト「左手の音楽祭」が今年5月よりスタートする。「舘野泉」の公演情報1964年よりフィンランドのヘルシンキに拠点を構え、日本と北欧5か国をはじめ世界各国で行ったコンサートは3000回以上、録音作品は約100点を数えるピアニスト、舘野泉。特にシベリウスをはじめとする北欧の作曲家の作品演奏については、フィンランド政府より「シベリウス・メダル」を授与されるなど世界的な評価も高い。2002年、リサイタル中に脳溢血で倒れ、右半身不随となるも、2年余の闘病を乗り越え、左手での本格的な演奏活動を開始。2010年の演奏活動50周年を経て、今もなお現役ピアニストとして第一線で活躍中だ。今年5月よりスタートする「左手の音楽祭」は、国内外様々な作曲家が舘野泉自身のために書きおろした作品と、左手ピアノのための名作を織り交ぜ、2年をかけて贈る壮大なプロジェクトだ。新境地を開拓し続ける舘野泉が贈る、左手ピアノ音楽の集大成は、日本の音楽界に新しい歴史を刻み込むことだろう。「舘野泉 左手の音楽祭」の第1回は、5月18日(金)に東京都/第一生命ホールで開催。チケットの一般発売は1月21日(土)10時より。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行先着プリセールを1月20日(金)23時まで受付中。
2012年01月19日2002年に脳溢血で倒れた後遺症から右半身不随となり、以降“左手のピアニスト”として新境地を開拓する舘野泉。その演奏生活50周年を記念し、記者会見が8月2日に東京都内で行われた。「館野泉 演奏生活50周年 記念公演」のチケット情報舘野泉は、東京藝大を首席卒業した1960年にデビュー。1964年よりヘルシンキに居を構え、日本と北欧5か国をはじめ世界各国で行ったコンサートは3000回以上、リリースされた録音作品は約100枚。特にシベリウスをはじめとする北欧の作曲家の作品への取り組みは、2006年にフィンランド政府より「シベリウス・メダル」を授与されているなど国際的評価も高い。2002年にフィンランドでのリサイタル中に脳溢血で倒れ、右半身不随となるも、2年余の闘病生活を経て、左手での本格的な演奏活動を開始。舘野泉自身のために書かれた新曲(左手のためのピアノ曲)ほかを演奏するリサイタルを各地で開催し、新境地を開拓している。今回の記者会見には、舘野泉ほか、トランペット奏者の北村源三、クラリネット奏者の浜中浩一、作曲家の末吉保雄(以上3人は舘野と藝大の同級生)、作曲家の吉松隆、舘野泉の現在唯一の弟子・平原あゆみが登壇。「今年もすでに45回のコンサートに行いました。病気をする前よりは数こそ減っていますが、活動は充実していますし、それには多くの作曲家の方々が左手のための新作を書いてくれることが非常に大きい。どの曲も非常に美しい作品ばかりですし、10月からの記念公演にも吉松さんと末吉くんが新曲を書いてくれます。恐らく、ふたりとも公演近くにならないと出来上がらないと思うけど(笑)。いまから楽しみですね。また同級生のクラリネットの浜中くんとトランペットの北村くんと、藝大卒業50年後に一緒に演奏できるのも嬉しく思うし、よい緊張感もあります」と舘野泉は記念公演への思いを語った。「2012年~13年には、左手のピアノ作品のシリーズを7夜に分けて開催したいと思っているんです。その時には77歳になっていますが、現役で頑張れるように努力していきたい」と今後への意欲も十分な舘野泉。演奏生活50周年記念公演は、11月10日(水)の東京オペラシティ公演など全国4公演を開催。チケットは発売中。また舘野泉の演奏生活50周年記念企画として、EMI ミュージック・ジャパンより『舘野泉EMIレコーディングス・コンプリートBOX(CD26枚組)』『舘野泉EMIレコーディングス・セルフ・セレクション』、エイベックス・クラシックスより50周年企画・第1作『記憶樹』が10月20日(水)にリリースされる。■舘野泉 演奏生活50周年 記念公演~彼のための音楽を 彼が弾く~「舘野泉左手の文庫」助成による 室内楽作品の新作世界初演□10月22日(金)札幌コンサートホール□10月26日(火)福岡銀行本店大ホール□11月10日(水)東京オペラシティ コンサートホール□2011年2月6日(日)いずみホール
2010年08月04日