日本フィルの東京定期演奏会の新シーズンは、今年も世界を翔ける山田和樹のこだわりのプログラムからスタートする。フランス音楽と、日本フィルの創立指揮者、渡邉曉雄がはじめた「日本フィル・シリーズ」の新作初演と再演という意欲的なプログラムだ。【チケット情報はこちら】9月6日(金)・7日(木)にサントリーホールで行われる第713回東京定期演奏会<秋季>でフォーカスされているのは、酒の神バッカス。ローマ神話に登場する神でありながら、どこか人間味をも感じさせるバッカスの豪快さをフランス近現代音楽の魔法を使って導き出す。邦人作品では日本の民謡を芸術作品にまで昇華させた、当時30歳の間宮芳生のヴァイオリン協奏曲を現在90歳になった同氏の立会いのもと再演する。ソリストには、9月より日本フィルの新・コンサートマスターに就任する田野倉雅秋を迎え、新シーズンを彩る。そして世界初演となる大島ミチルの新作。映画音楽の分野で世界的に有名な大島が、あえて純粋なコンサートと向き合った作品だ。もう引き戻せないところまで来た人や自然環境・・・そしてそれを越えた先に何が待っているのか?その思いを作品にしたという、管弦楽曲『Beyond the point of no return』。大島は「後戻りできない地点を越えた先が悲観的なものではなく、人間の力によってきっと素晴らしいものであって欲しいとの願いも含めて作曲しました。私にとって純音楽は人そのものなのだと・・・音符ひとつひとつが細胞であり、全てが綿密に絡み合い・・・それらが指揮者やオーケストラによって命を吹きこまれる瞬間を楽しみにしています」と語る。日本フィルからは、「多くの人々に愛され、これからも何度も再演される作品を!」と依頼をした作品。新しい音楽が生まれる瞬間を、見逃せない。そして続く10月の第228回サンデーコンサートでのプログラムにはベートーヴェンをはじめとする超名曲がラインナップ。山田×日本フィルのベートーヴェンといえば、2倍にした管楽器、自由なボウイングなど、遊び心あふれ、躍動感に満ちた演奏の交響曲第1番が記憶に新しいが、今回は交響曲第5番「運命」に挑む。そして2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーに向けて山田が東京混声合唱団、日本フィルとともに取り組んでいる「山田和樹アンセム・プロジェクト」にちなみ、日本フィルのテーマソングともいえるシベリウスのフィンランディアも取り上げる。日本フィルとは挑戦的なプログラムが多い山田マエストロとの古今東西で愛される名曲プログラムも、お聴き逃しなく。全公演、マエストロ・プレトークが行われるところも見逃せないポイントだ。文:山本円
2019年08月28日蓮沼執太フィルが明日8月25日に「日比谷、時が奏でる」を開催する。本公演は2部制となっており、第1部では昨夏『フルフォニー』を奏でた、総勢26人編成による蓮沼執太フルフィルが再集結。また、2ndアルバム以来の新曲を初演予定。そして、スペシャルゲストを交えたコラボレーションも行われるとのこと。環ROY×鎮座ドープネスによるKAKATO、菊地成孔&大谷能生によるヒップホップ・クルー・JAZZ DOMMUNISTERS、砂原良徳、原田郁子などが登場予定だ。さらに第2部では蓮沼執太フィルによる、1stアルバム『時が奏でる』全曲が生演奏されるとのこと。豪華編成と異色コラボレーションが生み出す化学変化と、贅沢な演奏によるアルバム完全再現が、真夏の夜の日比谷野外音楽堂で展開される。この瞬間を目撃しないのは勿体無いと思える内容だ。■公演情報蓮沼執太フィル「日比谷、時が奏でる」日時:2019年8月25日 (日)開場 16:30 / 開演 17:30場所:日比谷野外音楽堂
2019年08月24日東京の日比谷野外大音楽堂で、蓮沼執太フィルの公演「日比谷、時が奏でる」が8月25日に開催される。蓮沼執太フィルは、蓮沼執太がコンダクトする総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。大谷能生や環ROYらが参加している。夏の終わりに行われる本公演は、2部構成となっており、第1部は昨夏『フルフォニー』を奏でた総勢26人編成による「蓮沼執太フルフィル」が再集結。新曲「windandwindows |ウインドアンドウインドウズ」や、野音をイメージした蓮沼執太フィルの新曲を初演予定。スペシャルゲストと蓮沼フィルの共演も行われ、環ROY×鎮座DOPENESSによるKAKATO、菊地成孔&大谷能生によるヒップホップ・クルー・JAZZ DOMMUNISTERS、中村佳穂や原田郁子とのコラボレーションに加え、砂原良徳による蓮沼フィルリミックスのパフォーマンスも。そして、第二部では、蓮沼執太フィルのファーストアルバム『時が奏でる』全曲生演奏。野音に蓮沼フィルの音楽が響きわたるイベントで2019年の夏の夜を楽しんで。【イベント情報】蓮沼執太フィル公演「日比谷、時が奏でる」会期:8月25日会場:日比谷野外大音楽堂時間:開場 16:30、開演 17:30、終演 20:00(予定)
2019年08月22日日土地淀屋橋ビルと京阪御堂筋ビルが一体化し、エリア最高の高さ150メートルを誇る御堂筋の新たなランドマークとして生まれ変わる。2020年より既存ビルの解体を開始し、2022年より着工、2025年の竣工を目指す。日土地淀屋橋ビルと京阪御堂筋ビルが位置する御堂筋本町北地区は、「大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域 都市再生緊急整備地域」と「特定都市再生緊急整備地域」に指定されており、この建替えは、淀屋橋駅東地区都市再生事業の一環として行われる。大阪のメインストリート御堂筋の玄関口である淀屋橋地区のランドマークとして、ビジネス交流の場、そして賑わいの場としてふさわしい場所を創出していく。リニューアルによって誕生する新ランドマークビルは、大阪のターミナルにふさわしい交通拠点機能を担えるよう、4層吹き抜けの多目的広場(淀屋橋広場)の整備し、淀屋橋駅コンコースの歩行者空間の拡幅を行う。高層階には高規格オフィス、施設低層部には商業施設を誘致する予定だ。また、御堂筋・船場地区の防災拠点となることを目指し、施設内に災害時の帰宅困難者を想定した一時退避場所や防災備蓄倉庫を整備する。【施設概要】淀屋橋駅東地区都市再生事業着工:2022年竣工:2025年住所:大阪市中央区北浜3丁目1番1他敷地面積:約3,940㎡(約1,191坪)容積率:1,600%構造:鉄骨造(一部 鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)規模:地下4階 地上28階用途:事務所、店舗延床面積:約73,600㎡(約22,264坪)
2019年07月27日株式会社ドクターフィル コスメティクスは、美療エイジングケア「フイルナチュラントIC.U」に続く新たなスキンケアシリーズとして、「フイルナチュラントエクスバリア」を新発売。肌のバリア機能に真正面から向き合っていく皮膚科診療発想のスキンケアシリーズです。【2019年10月16日新発売】「敏感肌になっちゃったかも…」それ、肌のバリア機能が弱っているのでは?!撮影:GODMake.(タナベ皮フ科クリニック院長・田辺和美先生)近年、「自分は敏感肌である」と感じている人が増加傾向にあるようで、「『敏感肌になってしまって…』と皮膚科を訪れる方も増加している」と、タナベ皮フ科クリニック院長の田辺和美先生。この背景には、PM2.5・紫外線・空調などの外的刺激や、ストレス・睡眠不足・食生活の乱れなどの内的刺激による、環境の変化がある模様。しかしながら田辺先生は、「『敏感肌』は医学用語には存在せず、皆が思う不調(ザラつき、カサつき、化粧水がしみる、赤みが気になる…)は、肌がバリア機能不全を起こしている状態」と続けます。そしてこれは、肌質ではなく、普段は大丈夫でも、なんらかの要因で誰もがなりうる肌状態なのだそう。皮膚のバリア機能とは外的刺激から身体を守り、内部の水分蒸発を抑える役割のこと。肌の奥から順に「TJ(タイトジャンクション)バリア層」「角質バリア層」「皮脂バリア層」の3層構造からなり、どれか1つでも乱れると、バリア機能不全に。そしてその状態が悪化しすべてが乱れると、かゆみや湿疹、皮膚炎などの皮膚疾患に繋がるので、睡眠・食生活・バリア機能を整えるスキンケアで予防が必要。肌のバリア機能に真正面から向き合う皮膚科診療発想のスキンケアシリーズドクターフィル コスメティクス「フイルナチュラントエクスバリア」誕生撮影:GODMake.このような時代の流れに応え、保湿や肌への優しさのみでなく、バリア機能を立て直すことに着目した、健やかな肌を目指すスキンケアが、コーセーグループのドクターズコスメブランド『ドクターフィル コスメティクス』より誕生。クレンジング・洗顔・化粧水3種・美容液ゲル・クリーム2種の5アイテム8種で、今年10月より発売を開始します。現在発売中の美容医療発想エイジングケアブランド「フイルナチュラントIC.U」に続く新シリーズとし、皮膚科診療発想という立ち位置で、医者の処方するお薬のような安心感を届けます。現役の女性皮膚科医監修のドクターズコスメは、安全性と高効果の両立により、肌に悩む人へ救いの手を差し伸べてくれることでしょう。「フイルナチュラントエクスバリア」特長撮影:GODMake.①有効成分「サクラン(TM)」による「疑似バリア膜」の形成本スキンケアシリーズ最大の特長は、保水力に優れた「サクラン(TM)」を配合していること。本成分は肌の上で「疑似バリア膜」をつくり、外的刺激をブロックしながら、ヒアルロン酸の5倍とも言われる保水力で水分蒸散を防いで、バリア機能を強化します。この成分のパワーで、弱バリア肌をより早く健やかに立て直すことを可能に。②3つのバリアを立て直す「バリア コンプリーション システム」健やかな肌の基本である肌の3つのバリア層に、化粧水・美容液ゲル・クリームの3品がそれぞれアプローチ。各層に不足している成分をしっかり補い、強化します。化粧水・・・「TJ(タイトジャンクション)バリア層」「角質バリア層」にアプローチ。健やかなバリア形成を強力にサポート。美容液ゲル・・・「角質バリア層」にアプローチ。細胞間脂質を徹底補充し補強しながら、乾いた層をやわらかくし、うるおいで満たします。クリーム・・・「角質バリア層」「皮脂バリア層」にアプローチ。ダメージを修復しながら表面に「疑似バリア層」を作り、バリア機能を補強します。また、上記の他にも「うるおいバリア(肌あれ防止)成分」を配合し、肌あれなどの不調症状を予防・改善へ。内側から健康な状態へ導くのみでなく、外的刺激をブロックすることで、健やかな肌を目指します。「フイルナチュラントエクスバリア」」ランナップトリートメント クレンジング クリーム撮影:GODMake.うるおいを守りながら、メイク・毛穴の奥の汚れまでオフする、肌への摩擦の少ないクレンジング。メイクをなじませてから水やぬるま湯で洗い流すと、肌に必要なうるおいは逃さず、バリア機能の整ったしっとりキメ細やかな肌へ。トリートメント ウォッシング クリーム撮影:GODMake.繊細クリーミィ泡で弱バリア肌をやさしく洗う洗顔クリーム。少量の水かぬるま湯でよく泡立て、マッサージするようにやさしく洗顔するだけ。肌の汚れや大気汚染物質までしっかり落とし、刺激のもとを肌に残しません。リペア ローション(3種)撮影:GODMake.バリアの源にアプローチし、すこやかな肌の基本をつくる化粧水は、肌の乾燥度合いにあわせて選べる〈ややしっとり〉〈しっとり〉〈とてもしっとり〉の3タイプを展開。ニキビや部分的なべたつきの気になる方から、深刻な乾燥に悩む方まで、自分の肌にあった質感を選べます。リペア ゲル AL撮影:GODMake.乳液では考えられない、リッチなうるおいを密封するゲル状美容液。モイストヴェールで弱バリア肌にやさしく溶けこむこちらは、どんな肌質の方でも使用可能。リペアクリーム(2種)撮影:GODMake.強固な疑似バリア膜で外部刺激をブロックし、弱バリア肌を徹底的に守り抜くクリーム。〈しっとり〉〈とてもしっとり〉の2タイプで、ライトな使用感とリッチな使用感を実現。お肌状況やテクスチャー好みでチョイスして。ドクターフィル コスメティクス「フイルナチュラントエクスバリア」商品一覧2019年10月16日新発売フイルナチュラントエクスバリアトリートメント クレンジング クリーム130g2,800円フイルナチュラントエクスバリアトリートメント ウォッシング クリーム140g2,800円フイルナチュラントエクスバリアリペア ローション I(ややしっとり)150mL4,000円フイルナチュラントエクスバリアリペア ローション II(しっとり)150mL4,000円フイルナチュラントエクスバリアリペア ローション III(とてもしっとり)150mL4,000円フイルナチュラントエクスバリアリペア ゲル AL50g4,000円フイルナチュラントエクスバリアリペアクリームI(しっとり)44g5,000円フイルナチュラントエクスバリアリペアクリームII(とてもしっとり)44g5,000円※すべて税抜き表記です。
2019年07月21日地上40階建て、高さ173メートル。円形の空中展望台が2棟のビルをつなぐ梅田スカイビルは、世界初の連結超高層建築として誕生した大阪のランドマーク。2008年には、イギリスのタイムズ紙でサグラダ・ファミリアやタージマハルと並んで「世界の建築TOP20」に選出された。ここ数年、来園者数は好調を維持し、2019年4月20日には累計来園者数が2000万人を突破。7割が海外からの観光客という。「梅田スカイビル空中庭園展望台」チケット情報39階のギャラリーショップには土産用のオリジナルグッズが並ぶが、中でも売れゆき好調なのがナノブロックやフィギュア、3Dパズルといった梅田スカイビル“立体物”グッズ。そんな人気の立体物シリーズに、この夏、新しいシリーズが加わった。紙で精巧に模したトリケラトプスやエッフェル塔などの立体式カードで定評のある小西印刷所(兵庫県西宮市)とコラボした、梅田スカイビルのポップアップカードだ。空中庭園展望台へと向かって伸びるV字型のシースルーエスカレーターや空中ブリッジ、屋上部に施された雲のモチーフなどディテールが再現され、ひとつのアート作品としても見応えある仕上がり。カードを開いた時の立ち上がりの美しさや角度にも試行錯誤を重ね、完成までには半年を要したのだそうだ。グリーティングカードとしてはもちろん、オーナメントとして飾るもよし、大阪を離れる同僚へのメッセージカードにも喜ばれるだろう。梅田スカイビルの空中庭園展望台のチケットや撮影写真など思い出を閉じ込めて、ミニアルバムにするなんて使いみちも。まずはぜひ手に取って、繊細なデザインをその目で確かめてほしい。■梅田スカイビル3Dポップアップグリーティングカード6月14日販売スタート価格:1200円(税抜き)展開サイズ:縦200mm×横300mm×高さ100mmクリップ型メッセージカード・封筒付【販売場所】UMEDA SKYBLDG GALLERY SHOP住所:大阪府大阪市北区大淀中1-1-88 空中庭園 39F営業時間:10:00~22:00お問合せ:06-6440-3855 (空中庭園展望台チケットカウンター)<おたのしみ情報>なお、梅田スカイビルでは「第十三回 梅田七夕」が開催中。東北三大祭のひとつ「仙台七夕」の豪華絢爛な笹飾りが優雅にたなびく恒例の七夕イベントで、13回目を迎える。本場の職人によるダイナミックな笹飾りも見所のひとつだが、7月5~7日の3日間は、スーパーボールすくいなどが楽しめる縁日やジャズライブも開催。ノスタルジックな滝見小路は、浴衣姿も行き交う風流な光景となる。特に願い事をしたためた笹舟を池に浮かべる「笹舟灯籠」は毎年通うリピーターも多い人気のイベント(先着400名限定)。日本古来の星祭りの優雅さや風情に酔いしれてみては。■第十三回梅田七夕期間:6月1日(土)~8月8日(木)場所:梅田スカイビル・昭和レトロ商店街“滝見小路”
2019年06月27日ビル・エヴァンスの生涯に迫る音楽ドキュメンタリー映画『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』が、2019年4月27日(土)よりアップリンク渋谷・吉祥寺ほかにて順次公開される。ビル・エヴァンスの生涯に迫るドキュメンタリー映画苦悩に満ちた51年の人生の中で数々の名盤を残し、後世のジャズにも大きく影響を与えた伝説のジャズピアニスト、ビル・エヴァンス。本作は、ジャズピアノの“詩人”とも称されるエヴァンスの出自からキャリアのスタート、彼を巡る人間模様、そして死の間際までを、貴重な証言・映像・写真の記録で構成したドキュメンタリー映画だ。名盤の制作経緯や素顔、貴重な演奏シーンなどを収録58年にマイルス・デイヴィスのバンドに加入し『カインド・オブ・ブルー』を制作した当時の様子や、ドラマーのポール・モチアンとベーシストのスコット・ラファロをメンバーに迎えた名盤『ワルツ・フォー・デビイ』の制作経緯、現在まで公にされていなかったエヴァンス自身の音楽への想い、エヴァンスと関係の深いジャズマンや恋人、肉親から見た素顔の姿、そして一生涯を通じて苦しめられてきた薬物依存など、エヴァンスの人生を垣間見ることが出来るようなシーンが、1時間25分の中に収められている。名曲16曲を収録したコンピレーションアルバムもまた、本作の公開を記念したコンピレーションアルバム「ソングス・オン『タイム・リメンバード』」が、5月1日(水)に発売。映画内に登場する名曲の決定的ヴァージョン全16曲(約80分)が、レーベル(リヴァーサイド、ヴァーヴ、マイルストーン、ファンタジー)をまたいで収録された、映画のサウンドトラックとしても、ビル・エヴァンス入門編としても楽しめる1枚となっている。作品情報『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』公開日:2019年4月27日(土) アップリンク渋谷・吉祥寺、角川シネマ有楽町、横浜シネマリンほかにて全国順次公開出演:ポール・モチアン、ジャック・ディジョネット、ジョー・ラバーベラ、チャック・イスラエルズ、ゲイリー・ピーコック、マーク・ジョンソン、トニー・ベネット、ジム・ホール、ジョン・ヘンドリックスほか監督:ブルース・スピーゲル原題:Time Remembered: Life & Music of Bill Evans©2015 Bruce Spiegel
2019年04月06日現在、資生堂の最先端技術を応用したシート状美容液「ナビジョン HA フィルパッチ」を購入できる『NAVISION(ナビジョン)』の期間限定ストアが、都内5カ所にて随時オープン。このストアでは、医療機関か資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」でしか販売されていない「ナビジョン HA フィルパッチ」を、実際にトライアルした上で購入することが可能だ。「ナビジョン HA フィルパッチ」は、ヒアルロン酸を針状に固めたという注目のスキンケアアイテム。実際に自分の肌で試すことができる、この機会をお見逃し無く。美容皮膚研究から生まれたスキンケアブランド『NAVISION』美の価値観や美しくなる手段が多様化し、スキンケアのあり方も進化する中、プロフェッショナルな美容領域は益々身近な存在に。そんな流れを汲んで、女性の肌を見続けてきた資生堂が2005年からスタートした、プロフェッショナルな技術で美しくなりたい気持ちに向き合うナビゲーターが『NAVISION』だ。NAVISIONは2019年より、プロフェッショナルな体験をセルフで叶えられる未知の世界へナビゲートするべく、新たなステージへと進化。「肌で顔立ちの印象を変える」という次世代スキンケアブランドを目指している。「マイクロニードル技術」採用、ヒアルロン酸100%のシート状美容液を体験今回の期間限定ストアでは、これまで美容皮膚科を中心とした医療機関と、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」のみでしか購入できなかった「ナビジョン HA フィルパッチ」を実際に試し、購入することができる。「ナビジョン HA フィルパッチ」は「マイクロニードル技術」を採用。シート1枚につき1,200本の針状に固められたヒアルロン酸の結晶が、規則正しく配列されている。このシートを肌と密着させることにより成分が溶け出し、より深く潤いを届けることが可能だ。ただ塗るだけではなく、肌の奥に直接届けることを追求して開発されたスキンケアアイテムということで、かつてない効果が期待できる。針と聞くと恐怖感を覚えるかもしれないが、筆者が実際に肌にのせてみたところ、ざらっとした感触をわずかに感じるくらいで痛いという感覚はなかった。人によっては多少チクチクとした刺激を感じる人もいるという。目元もしくはほうれい線ができる部位への貼付がおすすめだそうで、気になる肌悩みを販売員に相談しながらトライアルできるのも安心感がある。ストア内には、体験後に崩れてしまったメイクを直すことができるスペースが設けられているのもうれしい限り。近未来な世界観が体験できる期間限定ストアは都内5カ所に設置期間限定ストア内はシルバーを基調とし、次世代のスキンケアを提案するNAVISIONの世界観を体現した近未来な雰囲気。「マイクロニードル技術」を表現したアーティスティックなオブジェの展示もあり、思わず写真におさめたくなる。ストアは2019年2月1日(金)から、表参道B SPACEをはじめ、蔦屋書店 GINZA ATRIUM(銀座)、福徳の森(日本橋)、高島屋 1階JR口特設会場(新宿)、蔦屋家電 E-room(二子玉川)など、都内5カ所に順次オープン。真の素肌美へと導くブランドNAVISION。この機会に、NAVISIONの最先端技術を体験してみてはいかがだろうか。【参考】※資生堂ナビジョン
2019年02月05日焼きたてチーズタルト専門店「ベイク チーズ タルト(BAKE CHEESE TART)」などを手掛ける株式会社ベイク(BAKE)から、ガトーショコラ専門店ブランド「ショコラフィル(Chocolaphil™️)」がデビュー。1号店が自由が丘駅直結の「エトモ自由が丘」内に、2月1日オープンする。ショコラフィルは、“チョコレートよりもチョコレートを感じるガトーショコラ”をコンセプトに誕生した専門店ブランド。ブランドネームであるショコラフィルは、「チョコレート(Chocolate)」と、愛でるという意味の「フィル(Phill)」を掛け合わせており、口にした瞬間の満ち足りた気持ちが込められている。(左)焼きたてガトーショコラ ロンド 1個 税込320円、(右)ガトーショコラ レクタングル 1個 税込2,916円ガトーショコラには、鎌倉のアロマ生チョコ専門店「カカオ(ca ca o)」が手掛ける、厳選されたコロンビア産のチョコレート2種を使用。カカオに秘められたポテンシャルを最大限引き出すためチョコレートとバターのバランスを考え、一口食べたときのインパクトと後味のまろやかさを追求した。熱を入れると開花するカカオの華やかな香りと、チョコレートが口の中で溶けていく味わいを感じられる。メニューは、口どけや味わいの違いを楽しめる2種をラインアップ。ふわふわムースのような焼きたての口どけが味わえるカップタイプの「焼きたてガトーショコラ ロンド」と、おいしさをぎゅっと濃厚に閉じ込めたバータイプの「ガトーショコラ レクタングル」。カカオ豆をフレーク状に砕きキャラメリゼした「カカオニブ」が個包装で別添えされており、お好みでトッピングできる(「焼きたてガトーショコラ ロンド」はその場でトッピングして提供)。クランチ食感と、キャラメリゼした程よい甘さとカカオ本来の苦味を感じる「カカオニブ」のアクセントが加わった新食感ガトーショコラとなっている。自由が丘店の他、銀座三越でも2月4日〜2月14日の期間ポップアップストアを展開する。チョコレートの旨味を余すことなく焼きあげたガトーショコラを味わってみては。【店舗情報】ショコラフィル(Chocolaphil™️) エトモ自由が丘店住所:東京都目黒区自由が丘一丁目31-11(自由が丘駅改札外) 営業時間:11:00〜20:00 ※オープン初日は変更の可能性あり
2019年01月17日梅田スカイビルは、先の台風21号の影響による復旧工事のため一時閉鎖していた屋上を、12月20日(木)より開放した。梅田スカイビル空中庭園展望台チケット情報屋上開放に際して、梅田スカイビルでは空中庭園公式ツイッターアカウントのフォローでプレゼントがもらえるツイッターキャンペーンを実施。期間中、Twitter@kuchu_teienをフォローし、40F屋内展望フロアのインフォメーションカウンターにてスタッフにフォロー画面を提示すると、25周年限定 梅田スカイビルフィギュアがもらえる。【キャンペーン期間:12月20日(木)~2019年1月8日(火)】営業時間は通常通り、9:30~22:30(最終入場22:00)[梅田スカイビルチケットぴあ発売情報]●梅田スカイビル空中庭園展望台入場引換券(Pコード:479-932)大人1,500円4歳~小学生700円※有効期限:発券日~1ヶ月間●梅田スカイビル空中庭園展望台 フィギュア付プレミアム前売チケット (Pコード:690-513)大人1,800円小人1,000円※4歳~小学生ファミリー5,000円※大人2名+小人(4歳~小学生)2名※有効期限:発券日~3ヶ月間文:迫亮太(Letter-inc.)
2018年12月26日ガトーショコラ専門店「ショコラフィル(Chocolaphil)」が、2019年2月1日(金)、自由が丘にオープンする。ベイクが新たに展開するガトーショコラ専門店チーズタルト専門店「ベイクチーズタルト(BAKE CHEESE TART)」などで知られるベイク(BAKE)が新たに展開する「ショコラフィル(Chocolaphil)」は、フリッパーズ スタンドやゴンチャなどの話題スイーツ店とともに「エトモ自由が丘」内にオープンすることとなるガトーショコラの専門店。コンセプトは、“チョコレートよりもチョコレートを感じるガトーショコラ”だ。食感も楽しめる、2種類のくちどけガトーショコラ店内での展開メニューは、ふわふわムースのような焼きたてのくちどけが味わえるカップタイプ「焼きたてガトーショコラ ロンド」と、おいしさを閉じ込めた、濃厚な味わいのバータイプ「ガトーショコラ レクタングル」の2種類。バータイプは、カカオ豆をフレーク状に砕きキャラメリゼした「カカオニブ」を個包装で別添えしており、自分の好みでトッピングを変えられる。チョコレートとバターを絶妙なバランスで混ぜ合わせ、カカオに秘められたポテンシャルを最大限引き出したガトーショコラは、一口食べたときのインパクトと、余韻を残すまろやかな後味が魅力だ。あつあつの状態であれば、カカオの華やかな香りをより一層楽しめるだけでなく、チョコレートが口の中で溶けていく味わいも感じられる。出来立てはもちろん、自宅で温めて、芳醇なカカオの旨味と香りを楽しんで。【詳細】ガトーショコラ専門店「ショコラフィル」オープン日:2019年2月1日(金)住所:東京都目黒区自由が丘1丁目31番11号TEL:03-6459-5821営業時間:11:00~20:00 ※オープン初日は営業時間が変更になる場合有。価格:焼きたてガトーショコラ ロンド 1個 320円(税込)ガトーショコラ レクタングル 1個 2,916円(税込)
2018年12月23日2012年にメンズブランドとしてスタートした、『FILL THE BILL(フィル ザ ビル)』。古着好きなデザイナーが立ち上げたこともあり、デニムをはじめとするミリタリーテイストを軸にしたラインナップを展開し、洋服マニアを虜にしていきました。その後、17年にウィメンズラインを始動。メンズ同様に生地から縫製まで日本生産にこだわり、これまで集めてきたアーカイブを再解釈しながら、シーズンごとに研究を重ね続けている、職人気質なブランドです。 経年変化も味になるオリジナルウールバックプリーツトレンチコート¥105,000/FILL THE BILL(シック) 羽織ものは値段も高額になりますし、買うときはそれなりに吟味して、選びたいもの。ましてトレンチコートは使いやすさから、すでに一着は持っている人も多いはずです。二着目の主力メンバーとして加えたいのは、『FILL THE BILL(フィル ザ ビル)』のコットンではなく、ウール素材のトレンチコートです。 寒い季節に嬉しいウールの生地は、オリジナルで作成した梳毛ウールのギャバジンを使用。糸の密度が高いために張り感もあり、ずっしりとした重みはもの作りにこだわるブランドだからこそ味わえるもの。コットンとは異なり、何年着ても型くずれしにくく、着るたびに馴染んで柔らかくなるため経年変化を楽しめます。 違いがわかる女子はバックスタイルで語る バックプリーツトレンチコート¥105,000/FILL THE BILL(シック) ドレスシャツ¥26,000/FILL THE BILL(シック) このトレンチコートの最大の魅力は後ろ姿にあります。バックのみに施された、エレガントなプリーツは鏡越しに見るたびに、そのさりげない大人な遊び心に胸が高鳴ります。袖幅のあるメンズウェアを着たような、少しオーバーなサイズ感も◎。メンズテイストが好きな人にはたまらない一着です。中に着たドレスシャツはブランドの定番品。新たな仕様として、身頃のエプロンとカフスをドビー織りにして、ニュアンスのある一枚にしています。丈も少し長めにして、マキシ丈のコートと相性が良いです。 普遍的なアイテムとして、愛されているトレンチコートですが、クラシックなものだからこそ、トレンドも意識したい。FILL THE BILL(フィル ザ ビル)のバックプリーツのトレンチコートは、ミリタリーの良さと今の気分が共存した、新たな定番アウターとして仲間入りしてくれます。 シック03-5464-9321:kimyongduckstyling:Mari Nagasakahair&make:Daisuke Yamada(Cake)model:Rio Kajiyamatext : Shizuka Takehara
2018年11月17日複合施設「丸の内二重橋ビル」内に、商業ゾーン「二重橋スクエア」が2018年11月8日(木)誕生する。「二重橋スクエア」は、「富士ビル」「東京商工会議所ビル」「東京會舘ビル」の3棟一体建て替えを進めていた「丸の内二重橋ビル」の地下1階から2階を占める商業ゾーン。ファッションからこだわりの飲食店舗まで、日本初出店や新業態を含む計25店舗が出店する。【1階】ピエール・エルメの世界初コンセプトショップなどピエール・エルメ「Urban Gallery~華やかで上質感あふれる、都会のギャラリー~」をコンセプトに掲げる1階には、ピエール・エルメ(PIERRE HERMÉ)による、日本が誇るものを丸の内から世界へ発信するカフェ・スイーツ・グロッサリーの世界初コンセプトショップ「Made in ピエール・エルメ 丸の内」が出店する。店内には、ピエールエルメのスイーツをはじめ、塩やしょうゆ、缶詰など、ピエール・エルメが厳選したメイド・イン・ジャパンの商品が並ぶ。また、ショップのデザインは、インテリアデザイナーの片山正通が、店内の音楽は、サカナクションの山口一郎が担当するなど、こだわり抜かれた空間となっている。ジェイエムウエストンさらに、同フロアには、ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)が南青山に次ぐ東京都内路面店2号店を出店。「ジェイエムウエストン 丸の内店」のオープンを記念し、アリゲーターレザーで仕上げられた「300:ストレートチップシューズ」が限定で発売される。また、エルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)がビジネスウェアからカジュアルウェア、レザーグッズなどを提案するコンセプトショップを出店するほか、カリフォルニアのスターシェフ、デイビット・マイヤーズが手掛ける「ADRIFT by David Myers」、パリ15区で人気のオーナーシェフ、ティエリー・ブランキによるネオビストロの東京店「Le Beurre Noisette」、スキーウェアブランド「ゴールドウイン」初の直営旗艦店などが、丸の内仲通りの新たな顔触れとなる。【2階】日本初上陸の注目レストランが登場モートンズザステーキハウス2店舗が出店する2階のコンセプトは、「Marunouchi Resort~テラスに降り注ぐ光、都会の中のリゾート~」。豊かな緑が気持ちのいい丸の内仲通りの景観をはじめ、冬には、幻想的なクリスマスイルミネーションも楽しめるテラス席を併設した上質な空間を設け、記念日やお祝いなど大切な日のための場所を提供する。1978年創業のシカゴ発老舗ステーキハウス「モートンズザステーキハウス(Morton’s The Steakhouse)」が日本初上陸。アメリカ国産牛の中でも2~3%にも満たない最上級品質の称号「プライム」グレードのビーフを使用したメニューを提供する。牛の尾に近いとても柔らかい部位と、程よい霜降り肉の、異なる味わいを楽しめる同店を代表するステーキ「プライム ポーターハウス」などのステーキのほか、プライムビーフ100%のパティを使用した「モートンズ プライム バーガー」や、ロブスター・シュリンプ・オイスター・キングクラブなどのシーフードを豪快に盛り付けた「冷製モートンズ プライム オーシャンプラッター」などを用意。バーカウンターやワインセラー、個室のプライベートルームを備えた店内で、極上のステーキを味わってみては。ヤウメイロンドンの話題店 “ハッカサン”や“パーク・シノワ”を手掛けた世界的プロデューサーのアラン・ヤウ(ALAN YAU)による点心レストラン「ヤウメイ(YAUMAY)」も日本初上陸。注目のメニューは、アラン・ヤウが展開するレストランにて提供され、ミシュランでも高い評価を得てきた「ヴェニソンパフ - 鹿肉のパイ包」。柔らかい小鹿肉を、香ばしいサクサク食感のパイで包んだ、代表点心だ。そのほか、世界で活躍するシェフたちが厳選した20もの点心メニューがラインナップする。【地下1階】東京初出店&新業態店舗など個性ゆたかな13店舗「Downtown Marunouchi~新たな丸の内の食文化を発信する“ダウンタウン”~」をコンセプトとする地下1階は、オフィス ワーカーや来街者の五感を刺激する、個性あふれる飲食12店舗・サービス1店舗で構成される。福岡で人気を博す「焼き鳥 松元」をはじめ、大阪の「鶴橋 お好み焼・鉄板焼 オモニ」、福岡の「長浜鮮魚卸直営店 博多 魚助」など東京初出店店舗が登場。また「bar à vin ROTI」や「焼肉MARUGO」などの新業態店舗なども集い、ランチ・カフェ・ディナーで楽しめるフロアとなる。施設概要丸の内二重橋ビル「二重橋スクエア」オープン日:2018年11月8日(木)住所:東京都千代田区丸の内三丁目2番3号竣工:2018年10月15日(月)用途:事務所、会議場、バンケット、店舗、駐車場等最寄駅 : 東京メトロ千代田線「二重橋前<丸の内>」駅、 都営三田線・東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅、 JR京葉線他「東京」駅 地下接続(予定)■出店店舗一覧地下1階:鶴橋 お好み焼・鉄板焼 オモニ、草八、焼肉MARUGO、築地青空三代目、bar à vin ROTI、ビューレックス スカイ /コンディショニングサロン リキュウ、CAFFÉ& BAR PRONTO、長浜鮮魚卸直営店 博多 魚助、恵比寿 土鍋炊ごはん なかよし、タイーム、ぬる燗 佐藤、大連餃子基地DALIAN、焼き鳥 松元1階:ジェイエムウエストン、45R(フォーティーファイブ・アール)、ADRIFT by David Myers、ディプティック、ゴールドウイン、ラコタハウス、ハウス オブ ロータス、ピエール・エルメ、Le Beurre Noisette、エルメネジルド ゼニア2階:YAUMAY、Morton’s The Steakhouse
2018年08月11日今度は、何を、どうやって?----9月は、今年にかぎったことではないが、これが気になる。山田和樹のふる日本フィルである。この列島で、西洋芸術音楽が生まれ育ったヨーロッパからはなれた極東の島国で、どんな「芸術音楽」が、「オーケストラ音楽」が生まれたのかを、山田和樹は掘りおこそうとする。【チケット情報はコチラ】まず三善晃《ピアノ協奏曲》。第二次世界大戦が終結し、まだ海外渡航者がわずかしかいなかった時期にフランスに留学、かの地の音楽を吸収し、書き下ろされた作品だ。いま聴いてもフレッシュで、デリケートでありながらもアグレッシヴな、簡潔な音楽。音色の美しい萩原麻未がソリストなのもうれしい。三善晃とつながりが深いフランスの作品がつづく。プーランクとデュティユー、ともに作品は「交響曲」の体裁をとりつつ、前者は軽妙さをうちだす「シンフォニエッタ=小交響曲」、後者は、「ル・ドゥーブル」、英語でいうなら「ザ・ダブル」を副題に持つ。分身・もうひとつの自分、であり、鏡やエコーといったニュアンスも。これ、指揮者の前に12人からなる小オーケストラが、その背後に通常の三管編成のオーケストラが位置する、文字どおりの「ダブル」。ふたつのオーケストラがモティーフを、音色を、リズムを投げ、投げかえし、いわば共鳴箱のよう。ひびきの点でも、視覚的にも、おもしろい。プーランクとデュティユー、作曲・初演、ともに第二次世界大戦後。いわば19世紀的な「交響曲」の解体と変容がみてとれる。ドイツ・オーストリア流の肩肘張った「交響曲」への批評になってもいよう。唯一、有名曲といえるデュカス《魔法使いの弟子》はどうか。こちらは19世紀の終わり、20世紀にもう片足いれているくらいの1897年の初演、これだけ時代的に「前」である。もしかすると、あまり馴染みのないプログラムに有名な、それも諧謔味のある楽曲をいれようという指揮者のサーヴィスだろうか?いやいや、そうではないらしい。だって、ここには「ストコフスキー編」とあるではないか。山田和樹はわざとディズニー映画『ファンタジア』の、ミッキー・マウスが箒に魔法をかけ、水を運ばせたアニメーションのヴァージョンをひびかせようとしているのだ、きっと。だとすると?そう、だとすると、『ファンタジア』は1940年だから、コンサートにならぶ楽曲たちは1940年代から1960年代にかけてのオーケストラの諸相を提示することになる。それもフランスとかかわりのある作品ばかり。ひとつはハリウッド的なメディアとのかかわりを持ち、もうひとつは留学帰りの極東の作曲家の手によって。どの楽曲も躍動感がある。端的に、ノリがいい。靴のなかであしゆびにリズムをきざませてほしい。テンポのゆっくりした部分でも、そこには緊張感が満ち、ちょっとしたアクセントが加えられるだろう。そのコントラストが、この指揮者、ピアニストの、「いま」の感覚で体感できる。ほかのプログラムでは味わえないテンションを心身に得られるコンサートになるだろう。文:小沼純一
2018年08月09日今年のNHK音楽祭の中でも特に注目されるのが、サイモン・ラトル&ロンドン交響楽団のコンビ初来日だ。ラトルは、ベルリン・フィルのポストを経験後、別の常設オーケストラの音楽監督に就任した史上初の指揮者。つまり我々は、歴史上初めて“ベルリン・フィルの先”を体験することになる。【チケット情報はこちら】英国リヴァプールに生まれたラトルは、バーミンガム市響を世界的な楽団に育て上げ、2002年から2018年にはベルリン・フィルの芸術監督として活躍。2017年9月、ロンドン響の音楽監督に就任した。彼は、常にクリエイティブな発想をもって、明晰かつ生気に溢れた音楽を創造する世界きっての名指揮者。しかし首都ロンドンの楽団を率いるのは生涯初となる。今年まだ63歳で指揮者としてはこれからが円熟期だけに、母国の雄とのコラボに熱視線が注がれている。1904年に創設されたロンドン響は、英国五大オーケストラの中でも最上位に位置する名門。世界トップクラスの高性能集団であると同時に、指揮者の持ち味に即したサウンドを奏で、『スター・ウォーズ』の華麗な響きも生み出すなど、柔軟な対応力を有している。すなわち今回は、最上の経験値をもつラトルの意図が隅々まで反映された、最高級の音楽が期待される。プログラムも実に興味深い。1908年作のラヴェルのバレエ音楽『マ・メール・ロワ』、1916年作のシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番、1926年作のヤナーチェクの『シンフォニエッタ』と、20世紀初頭の名作が時系列で続く。コンセプトも明確だし、どれもラトルの才気とセンス、ロンドン響の精緻な機能性が生きる作品だ。童話を題材にした『マ・メール・ロワ』は、精妙でフランスのエスプリに富んだ佳品。当コンビならば、この上なく緻密な演奏を聴かせるに違いない。『シンフォニエッタ』は以前、村上春樹の小説『1Q84』に登場して話題を集めた小交響曲。チェコの巨匠が描いた民族的な音楽で、トランペット9本をはじめ13本の金管別動隊を用いた壮麗なサウンドが聴きものだ。そしてシマノフスキのヴァイオリン協奏曲は、ショパン以来のポーランドの大家が全盛期に残した、エキゾティックで妖艶な音楽。ここでは、モデルのような長身と美貌を誇るオランダの人気奏者、ジャニーヌ・ヤンセンがソロを弾く。艶美な音色、高度のテクニック、繊細な感性を併せ持つ彼女は、官能的でいながら難技巧を要する同曲に相応しい名手だ。しかもこの曲は、多数の管・打楽器やハープ2本を用いた、協奏曲としては異例の大編成。それゆえ強力なバックも華麗な効果を発揮する。全てが生演奏でこそ真価がわかる演目。英国史上最強コンビでそれを堪能できる絶好機を逃してはならない。公演は9月27日(木)東京・NHKホールにて。チケットは発売中。文:柴田 克彦
2018年07月18日掃除や服の小さな汚れなどに重宝する、アレ!いわゆる“コロコロ”は、なくてはならないものの一つ。痒いところに手が届く、有能さを持つコロコロに欠点を挙げるとすれば、メーカーに異なりはしても、そのデザインは概ね同じような雰囲気で、面白みにかけるところかも知れない。もっとキュートで使うことを楽しめるものはないか、と一度くらいは考えたこともありませんか?今回は、服や部屋をきれいにしてくれる大切な道具の一つであるコロコロに注目!それも、まるで舶来のキャンディの包み紙を見るかのような「THE COLOCOLO BY NITOMS」を『THE(ザ)』で見つけました。 『THE』がデザインした、3つのポイント このキュートなコロコロを提案している『THE』は、定番とは何かを考え、この世界にない新しい定番をつくるブランド。 この「THE COLOCOLO BY NITOMS」には3つの特徴があります。まずは、シマシマ模様。でも、キュート!なだけじゃないのです。白っぽいゴミ黒っぽいゴミがしっかり取れたのかが一目でわかるようにデザインされています。2つめは、ケース。芯に差し込む構造にしているのは、粘着面がケース内側にテープがつきにくい配慮から。そして、3つめはハンドルを短くすることで、取りだすことも回しやすいことも叶えた設計になっています。 これら3つの考えをベースにして生まれた、「THE COLOCOLO BY NITOMS」。粘着部をドット型の凹凸にし、なかなか取れにくかったフローリングのホコリとりが楽にできるように考慮されています。さらに、床につきにくいようにすることで、汚れを取りやすく、効果的になるように考えられたそう。衣服には様々な色が使われているから、付着しているかどうかがすぐに見えにくいもの。そんな悩ましさからも解放し、見えにくいゴミを確認しやすくされています。 「THE COLOCOLO BY NITOMS」で、細部にまでこだわりを感じさせる『THE』。実は、4人の男性によって作られています。トータルディレクションを『good design company』の水野学氏、プロジェクトマネージメントを『中川政七商店』の十三代 中川政七氏、プロダクトデザインを『PRODUCT DESIGN CENTER』の鈴木啓太氏、プロダクトマネジメントを『THE』の米津雄介氏が担当。様子が違うこの“コロコロ”が、美しくも機能的で、使いやすいプロダクトであるのが納得できます。 外出前や後などの衣類の汚れ落としや、ちょっとしたお部屋の掃除などに大活躍するコロコロ。手に届きやすいところに置いておきたいものだから、目に美しいものに変えてみませんか? 掃除する時間がきっともっと好きになるはず。 THE COLOCOLO BY NITOMS ¥1,980、スペアテープ 各¥800THE03-3217-2008(THE SHOP TOKYO)/075-744-1300(THE SHOP KYOTO):Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Akira Watanabe
2018年07月02日「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM」は、2018年6月21日にオープンするデジタルアートミュージアム。「Borderless」をコンセプトに、約1万平方メートルという巨大な空間に世界初公開作品を含む約50作品が展示。「Borderless World」「チームラボアスレチック運動の森」「学ぶ!未来の遊園地」「ランプの森」「EN Tea House」の5つの世界で構成されています。■5つのコンセプトごとの作品紹介「Borderless World」では、作品の上に人が立つことで岩のような役割を果たし、水の流れが変わる「人々のための岩に憑依する滝、小さきは大きなうねりとなる」という作品が登場。その場にいる人々の振る舞いや、他の作品の影響を受けながら、作品自体が変容し続ける驚きを体験できます。鑑賞者が自分の身体を使って作品を楽しめる「チームラボアスレチック運動の森」では、光る岩を掴むたびに音が鳴る「光の立体ボルダリング」や、跳ねる場所や強さで反応がかわる「ポヨンポヨン宇宙」など、子どもから大人まで純粋に楽しめる作品が並びます。光の立体ボルダリングポヨンポヨン宇宙「学ぶ!未来の遊園地」は、共同的な創造性、共創(きょうそう)をコンセプトにした、子どもが楽しめる空間を用意。絵に書いた魚がデジタルの世界で泳ぎ出す「お絵かき水族館」や、すべり台を滑ることでさまざまなフルーツを育てる「すべって育てる!フルーツ畑」など、子どもが夢中になる作品が多数用意されています。お絵かき水族館すべって育てる!フルーツ畑この他にも、ランプが鑑賞者の動きに応じて、灯ったり音色を響かせる「ランプの森」。オーダーした茶がお椀に注がれ、お椀に花が咲く様子を楽しめるティーハウス「EN Tea House」など、大人も驚き夢中になる作品が数多く並んでいます。ランプの森EN Tea House作品は人の存在や、訪れる時間帯、季節によって違った表情を見せます。ミュージアムに順路はなく、自由に歩けば歩くほどボーダレスな世界に迷い込みます。ぜひ、他者と共に身体ごと没入し、溶け込んでいく不思議な世界にを体感してみてください。想像を超える発見があるはずです。■施設概要施設名称: MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless所在地: 東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)延床面積:約1万平方メートル開業日: 2018年6月21日(木)営業時間:月〜木 11:00〜19:00金・祝前日 11:00〜21:00土 10:00〜21:00日・祝日 10:00〜19:00※最終入館は閉館の1時間前料金: 一般/高・大学生3200円、子ども(4歳~中学生)1000円(※6月21日~7月31日まではオープン記念で2400円)※料金は税込の金額となります
2018年06月13日1999年にスタートしたサントリーホールの「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」。世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルの豊麗な響きを、ほぼ毎年、東京にいながらにして直に聴くことのできる機会がうれしい。2年ぶり16回目の開催となる今年は、「ウィーン・フィル オペラを謳う」と題した、オーケストラ・メンバーによる室内楽のスペシャル公演で開幕する(11月19日(月)・サントリーホール大ホール)。5月下旬の段階で、出演者詳細は未発表だが、曲目(編成)は次のとおり。【チケット情報はこちら】●R.シュトラウス:弦楽六重奏のためのカプリッチョ●ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より前奏曲(ヴァイオリン・アンサンブル)●モーツァルト:ハルモニームジークによるオペラ・メドレー 《フィガロの結婚》より(木管アンサンブル)●ワーグナー:《ヴェーゼンドンク歌曲集》より〈夢〉、ジークフリート牧歌(管楽アンサンブル)●ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》より「狩人の合唱」(ホルン四重奏)●バーンスタイン:《ウェストサイド・ストーリー》よりシンフォニック・ダンス(打楽器アンサンブル)ほかコンサート・タイトルどおり、オペラに関連した曲目によるプログラムだ。ご承知のように、ウィーン・フィルは、ウィーン国立歌劇場管弦楽団員として、毎晩のように劇場のオーケストラ・ピットで演奏している奏者たちで構成されている。団員たちに話を聞くと誰もが、オペラの大切さを、また日常的に歌とともに演奏している経験が彼らの音楽作りに大きく寄与していることを教えてくれる。いわばウィーン・フィルの基盤を聴かせましょうというプログラムなわけだ。しかも編成を見ると、弦楽六重奏曲から管楽アンサンブル、打楽器アンサンブルまで、ウィーン・フィルの名技を、パートごとに代わる代わる楽しめてしまう贅沢な内容だ。むろん、小編成の室内楽が、オーケストラのアンサンブル能力を研ぎ澄ますうえでも基盤になっていることはいうまでもない。曲目とオペラの関係について少しだけ補足しておこう。最初の弦楽六重奏は、シュトラウス最後の歌劇《カプリッチョ》の導入の音楽。モーツァルトのオペラ・メドレーの「ハルモニームジーク」は、当時流行した管楽アンサンブルのこと。録音のなかった時代、劇場外でオペラの音楽を楽しむために、この編成用の編曲は人気だった。ワーグナーの歌曲〈夢〉の旋律は、同じ時期に書かれた楽劇《トリスタンとイゾルデ》にも用いられている。《ジークフリート牧歌》は、妻コジマへの私的なプレゼントとして書かれた。「ジークフリート」は彼らの息子の名前だが、曲中の素材が、後年書かれた楽劇《ジークフリート》にも転用されている。という具合に、オペラとの関係もひとひねり効いたプログラム。なんとも粋な、ウィーン・フィルの室内楽スペシャルだ!チケットの一般発売は5月26日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、プリセールを実施。受付は5月23(水)午前10時より。文:宮本明
2018年05月21日昨年完売した幻の春モデルが再登場「汚れなき透明肌へ。」がコンセプトのスキンケアブランド「スキンビル」では、春のサクラをイメージした香りの、季節限定「スキンビル ホットクレンジングジェル18S」を発売中だ。昨年完売した幻の春モデルが、2018年版になって登場した。春にぴったりなうるおい成分を配合2018春限定モデル「スキンビル ホットクレンジングジェル18S」の特徴は、サクラの香りと、春にぴったりの厳選うるおい成分の配合である。ソメイヨシノ葉エキス、サトザクラ花エキス、酒粕エキス、ヤマザクラ胎座培養エキスなど4種のサクラ成分をはじめ、合計10種類ものモイストブルーミング成分が配合され、春先の肌にうるおいを与える。また、冷えが残る春先の肌のために、冬限定品と同じ「モアホット処方」を採用。温感マッサージ効果で肌を優しく解きほぐす。ラベンダー、ローズヒップを詰め込んだスキンビルオリジナルのサクラの香りで、とろりとしたやわらかいジェルが花粉や汚れを落とし、春を感じるクレンジングタイムを楽しめる。価格は2,036円(税込み)となっている。(画像はスキンビルオフィシャルショップホームページより)【参考】※スキンビル ホットクレンジングゲル
2018年04月24日日本一高いビル「あべのハルカス」に、地上300mの断崖絶壁スリル体験アトラクション「エッジ・ザ・ハルカス(EDGE THE HARUKAS)」が2018年3月7日(水)オープン。「あべのハルカス」開業5年目を迎えるにあたって、展望台「ハルカス300」に誕生する「エッジ・ザ・ハルカス」は、地上300mのビル最頂端部となる外周ガラスの上部に新設される幅約60cm、長さ20mのデッキの上を、命綱を装着して歩くアトラクション。“屋外で”、“外壁のない”、“地上300mを真下に見下ろせる”、といった場所でのアトラクションは日本初の試みだ。利用者は、専用ユニフォームを着用し、ハーネスと安全ベルトを装着。超高層ビルから真下をのぞくことができるぎりぎりの場所に身一つで立ち、さえぎるものが何もない状態で360度の絶景と、眼下に広がる街並みを全身で体感できる。また、アトラクション時、記念写真が撮影され、その写真は当日データで受け渡される。【詳細】エッジ・ザ・ハルカス(EDGE THE HARUKAS)オープン日:2018年3月7日(水)場所:あべのハルカス「ハルカス300」住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43営業時間:10:00~18:00料金:ひとり1,000円※アトラクション参加料および記念写真1枚・写真データ含む。※年齢に関わらず同額。※別途展望台入場料必要。※購入後の払い戻しはなし。利用制限:身長145cm以下または200cm以上の人は参加不可。■利用上の諸注意・雨天時、降雪時、荒天時には中止。・外装ガラス清掃のため、実施を休止する場合あり。・小学生以下は保護者同伴。(1名につき、18才以上の1名)・その他、安全に利用できないと判断した場合、参加を断る場合あり。
2018年02月18日チームラボと森ビルが手がけた、本格的デジタルアートミュージアム「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless」が、お台場パレットタウンにオープン。2018年9月2日(日)までは、営業時間を期間限定で延長し、10:00から22:00まで開園。9月3日(月)からは、通常11:00からの営業時間を変更し、10:00よりオープンする。デジタルアートで人々を魅了してきたチームラボチームラボは、これまで京都・下鴨神社の「光の祭」や、まるで宇宙の中を歩いているかのような「クリスタルユニバース」など、テクノロジーとクリエイティブを融合した様々なジタルアート作品を発表してきた。チームラボによる世界初のデジタルアートミュージアム森ビルとタッグを組んで生まれる「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless」は、チームラボによる世界初のデジタルアートミュージアムであり、フラッグシップ施設となる。施設面積10,000㎡という圧倒的なスケールを誇る。そこには、それぞれテーマの異なる5つの空間が設けられ、世界初公開作品を含む約40作品が展示される。コンセプトは“Borderless”部屋から出て通路を移動しはじめ、他の作品とコミュニケーションし、時に作品同士が融合する。そんな場所を目指すため、掲げたコンセプトは“Borderless”だ。作品同士の境界だけでなく、作品と鑑賞者との境界さえも撤廃することで、これまでになく作品世界へと没頭できる。ミュージアムを構成する5つの空間ボーダレスワールド「ボーダレスワールド」では、作品同士がコミュニケーションし、影響を受け合い、時には混ざり合う。そのような作品群によって構成されるのが「ボーダレスワールド」だ。来場者たちがその空間に足を踏み入れると、作品群は表情を変え、まるで自分自身が作品の一部になったかのような感覚を味わえる。なお、この場所だけの新作も用意されている。チームラボアスレチック 運動の森コンセプトは“身体で世界を捉え、世界を立体的に考える”。「チームラボアスレチック 運動の森」には、「光の立体ボルダリング」や「空中の揺れる吊り棒渡り」、「ポヨンポヨン宇宙」などアクティビティに溢れるインタラクティブアートを用意。複雑かつ立体的な作品世界は、子供だけでなく大人もきっと楽しめることだろう。未来の遊園地「未来の遊園地」は、これまで全国各地で展開してきた教育的プロジェクトの一種。みんなが描いた魚たちが泳ぐ「お絵かき水族館」や、すべり台をすべった先のボールを、その先の種や花などの植物にあてることで育てる「すべって育てる! フルーツ畑」など、参加者同士が協力しあってアートを創り上げるような場所を提供してきた。今回の「未来の遊園地」でも同様のプログラムを行う予定だ。ランプの森幻想的な空間「ランプの森」。その空間に存在する人を察知したランプが、まずはふわりと光を灯し、その光は次から次へと隣のランプへ伝播する。それは光だけでなく、音色もともに奏であっていく。呼応する光と音が作りあげる空間にきっと心奪われるはず。EN Tea House「EN Tea House」では、肥前でつくられた新しい茶「EN TEA」が注がれた茶器の中に、花が咲いていく作品を体験できる。来場者は、この心あたたまる体験を通して、お茶を飲むことができる。詳細MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderlessオープン日:2018年6月21日(木)住所:東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)延床面積:約10,000平方メートル営業時間:※9月3日(月)以降・月~木、日・祝日 10:00~19:00(最終入館は18:00)・金、土、祝前日 10:00~21:00(最終入館は 20:00)チケット価格:一般/高・大学生 3,200円、子ども(4歳~中学生) 1,000円※料金は税込チケット販売スケジュール:毎月15日に翌々月のチケットの販売を開始※15日が土日・祝日の場合は翌平日から販売販売場所:展覧会公式チケット販売サイト、ローソンチケット、セブンチケット※前売券・当日券ともに、その日の販売予定枚数の上限に達し次第販売終了※詳細はHPを確認■9月2日(日)までの営業時間毎日10:00~22:00※最終入館は閉館の1時間前
2018年02月01日京都・祇園の歓楽街に突如現れた一棟の雑居ビル「y gion」。スナックやバーがひしめく空間をリノベーションとブランディングによって一新、“クリエイティブ雑居ビル”をコンセプトに複合施設として新たに息を吹き返した。ディレクションを手掛けたのは、クリエイティブディレクターの井上拓馬氏。10月末にソフトオープンした、4階のイベントスペースと6階のルーフトップを紹介しよう。4階では、広々としたアイランド型のキッチンと、音響設備を備えたイベントスペース「ラウンジ(lounge)」がオープンしている。同フロアでは、アートエキシビジョン、ポップアップショップ、ワークショップ、料理教室などの開催を予定しており、さまざまなジャンルのクリエイティブを体感することの出来るコミュニティの場となっている。オープンに先駆け、京都・四条にある「VOU」のポップアップを開催。(※会期終了)第二弾として、11月14日から21日まで、京都府下京区にある完全提案型無店舗花屋の「マエストロ(MAESTRO)」オーナーの綛谷武史によるエキシビジョン&ポップアップ「AGING by 技と枝」を開催している。開放感のあるキッチンスペースでは、ドリンクを提供ギャラリースペースで開催された、「VOU」によるポップアップの様子(会期終了)©Mitsuru Wakabayashi鴨川を一望できる6階のルーフトップでは、全国でもポップアップを展開するフルーツ酎ハイのパイオニア「サワー(Sour)」による「サワーガーデン(Sour garden)」が11月22日までオープンしている。同店は、「レモンやグレープフルーツの他、旬のフルーツをハンドジューサーで丁寧にプレスしたフレッシュなサワーを提供。果実そのものの優しい甘さと酸味が広がり女性でも飲みやすく、フルーツが飾り付けされた可愛らしい見た目も嬉しいところ。期間中は、ここでしか飲めない限定サワーも用意している。その他、同フロアではYOGAイベントなども実施。鴨川を見下ろすことができ、日中から夜へと移りゆく贅沢な景色を堪能することが出来る。6階のルーフトップの様子ザクロサワー(800円) クリエイティブディレクターの井上氏は、国内外の人が集まる京都から新しいカルチャーを発信していきたい。いつ来ても変化しているコンテンツを仕掛け、京都に来たら何度も訪れたくなる場所にしていきたいと話す。来年にかけてアジア料理、ギャラリーやミュージックバーなどのテナントの入居を予定している。新しい時代の“雑居ビル”として京都の新スポットとなりそうだ。<イベント情報>■ワールドワイドFM 『WW KYOTO』公開生放送会期:毎月第2月曜日「ワールドワイドFM(WORLDWIDE FM)」 とは、“音楽の伝道師”と慕われるラジオ/クラブDJのGilles Petersonがスタートしたオンライン・ラジオステーション。ロンドンに本部を置き、LA、リオデジャネイロ、ブリュッセル、東京、パリ、そしてベルリンに勢力を広めた世界が注目するオンライン・プラットフォームが、ついに京都サテライトをスタートする。DJ沖野修也率いる京都で活躍するDJが、ロンドン経由で世界へと“京都の粋”を上質な音楽セレクションと共に発信する。■「AGING by 技と枝」会期:11月14日~21日京都府下京区にある完全提案型無店舗花屋の「マエストロ(MAESTRO)」オーナーの綛谷武史によるエキシビジョン&ポップアップ。標高の高い場所で強い風に当たりありえない角度に曲がった枝。棘々しいハードな質感の枝。実の重みで曲がったしなやかなラインの枝。自然そのままな多種多様の枝の姿と向き合い全く新たな視点で表現したエキシビジョン&ポップアップショップを個人活動<枝と技>として開催。■「BAKIBAKI × Daijiro Hama 2人展 」会期:12月1日~10日アーティストBAKIBAKIこと山尾光平、京都を拠点にモノクロームでVoid(虚空)を描くDaijiro Hama。違う繋がりを持つ2人が協業して生み出される特別な作品を展示する。<取材協力>「y gion」住所:京都府京都東山区弁財天町19時間:13:00~20:00(不定休)
2017年11月15日10月31日ハロウィーン当日、ハリウッドのセレブたちは思い思いの仮装を楽しんだようだ。エル・ファニングは右目に眼帯をしたナース姿。これは『キル・ビル』でダリル・ハンナが演じたエル・ドライバーのコスプレ。コメントは「エル」をハッシュタグに「コードネームカリフォルニア・マウンテン・スネーク」。『キル・ビル』に登場した自分と同名キャラクターになりきった。順調な交際が続くジジ・ハディッド&ゼイン・マリクは、ゼインがスパイダーマン、ジジがヴィランのフェリシア・ハーディ(ブラックキャット)に。ゼインはマスクをかぶっているが、ジジはマスクなしのスーツ姿のゼインが懸垂している動画もアップ。「私だけのスパイダーマン!」とクモやお化け、かぼちゃの絵文字付きでアピールした。2歳7か月の息子・サイラスと親子3人で『トイ・ストーリー』のキャラクターに扮したのはジャスティン・ティンバーレイク&ジェシカ・ビール夫妻。ジャスティンは気合の入ったバズ・ライトイヤーのコスプレ、サイラスがカウボーイ人形のウッディ、ジェシカはウッディの妹・ジェシーに。ジェシカはインスタに「小さなウッディがハロウィーン・ロデオのボスなのは間違いなし!愛を込めて、バズ、ジェシー、そしてウディより」と投稿した。4月に誕生した娘のボウイ・ローズと初めてのハロウィーンを迎えたデイン・デハーンは父娘でユニコーン?と思いきや、海の動物のイッカク。デインは着ぐるみ姿で娘を抱っこして微笑み合うスナップに「イッカク同士はお互い助け合う。イッカクはいい動物だから」とコメントをつけてインスタにアップした。小さな子どもがいると、ちょっと強面のセレブもいいパパに。「サタデー・ナイト・ライブ」のドナルド・トランプ大統領役でエミー賞コメディ部門で助演男優賞を受賞したアレック・ボールドウィンは、現夫人との間に4歳の娘と2歳と1歳の息子がいる。今年は家族で「オズの魔法使い」のコスプレに挑戦。ニューヨークの街をブリキ男の扮装で、主人公のドロシーに扮した娘と歩く姿が目撃された。ちなみに妻は北の良い魔女・グリンダ、長男は案山子、次男は弱虫のライオンに仮装した。(text:Yuki Tominaga)
2017年11月01日「ビルボード」誌が11月30日(現地時間)に開催する音楽イベント「ウーマン・イン・ミュージック」で、セレーナ・ゴメスを2017年の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」として表彰すると発表した。この賞は、昨年はマドンナ、過去にビヨンセ、ピンク、テイラー・スウィフト、レディー・ガガら錚々たるアーティストが受賞している。「ザ・ハリウッド・レポーター=ビルボード・メディア・グループ」の代表ジョン・アマトはセレーナの選出の理由として、「セレーナは、音楽チャートで突き進むだけでなく、若い世代の女性たちにインスピレーションを与え続けています。自分自身でいること、(人々に)お返しをすること、そして声を上げることを恐れないでと伝えているんです」と語っている。確かに、セレーナは音楽業界以外での活躍ぶりも目を見張るものがある。今年はドラマ「13の理由」の製作総指揮として同作品を大ヒットへと導いた。また、自身が患う全身性エリテマトーデスの研究団体や、腎臓の健康啓発キャンペーン「ワールド・キドニー・デイ」のために募金を募ったり、ユニセフのアンバサダーを務めるなど、チャリティー活動にも積極的に参加。歌手としては先日、新曲「Wolves」を発表。ますますの活躍が期待される。(Hiromi Kaku)
2017年11月01日癒しの香りでスキンケアドイツLi-il社Dresdner Essenzの総輸入代理店、コスメティック・フレンズ株式会社は、「リラックス オブ ザ ワールドシリーズ」に加わる4種類のバスエッセンスとフレグランスボディローション、ボディクリームを9月6日から全国のバラエティショップ、一部ドラッグストア、セレクトショップで販売開始した。“世界を旅する入浴剤”「リラックス オブ ザ ワールド」は、香りをコンセプトにバスルームから様々なテーマの場所を思い起こさせてくれる。昨年日本でも好評だった従来のシリーズに加えられる新たなバスエッセンスは、動物性原料・科学性原料を一切含まないお肌に優しいVegan(ヴィーガン)タイプだ。安心のVegan(ヴィーガン)製品で癒しの時間をスイレンにスパイシーなローズマリーとマンダリンオイルをブレンドした「ウォーターリリー&リーフ」は、熱気あるアジアのイメージ。ココナッツオイル、パルマローザオイル、イランイランオイル配合の「トロピカルリゾート」は、ビーチの香りがメキシコのトロピカルリゾートカリブを彷彿とさせる。他にもエキゾチックな東南アジアイメージの「キンモクセイ」やパリをイメージして作られた「ローズ」がある。バスエッセンス以外にも、肌馴染みの良いテクスチャーのオールシーズン使えるボディローションやバスエッセンスの人気の香りを集めたボディクリームも発売予定。(画像はプレスリリースより)【参考】※コスメティック・フレンズ株式会社公式サイト※コスメティック・フレンズ株式会社プレスリリース(@Press)
2017年09月25日大ヒット上映中の映画『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』でピエロのペニーワイズを演じているビル・スカルスガルド。ペニーワイズは、故ヒース・レジャーが演じた『ダークナイト』のジョーカーと風貌が似ており、人々に恐怖を与えるという共通点も持つ。「Peoole」誌がこの2つのキャラクターの違いについてビルに聞いてみると、こんな答えが返ってきた。「ジョーカーは、現実との結びつきが強いキャラクターだと思うんだ。アナーキストでクレイジーな“人”なんだよね。そういう意味で、ペニーワイズとは違うかな。だって、ペニーワイズは人ですらないから。純然たる悪だよ」。ビルは人を怖がらせるには、不安を与えるにはどうすればいいかと考え、徹底的な役作りに挑んだ。その結果、撮影終了後、数週間に渡って悪夢を見たそうだ。「すごく奇妙だった。ペニーワイズの役と決別するための、ゆっくりと進んでいく悪魔祓いみたいだった」と役から自分を解き放つことの大変さを語った。にもかかわらず、「あのキャラクターを演じるのはすごく楽しかったから、またピエロのメイクをして続編のセットに戻りたいよ!」と続編への出演にも前向きだ。(Hiromi Kaku)
2017年09月14日8月12日、グランドオープンイベントより JYJのキム・ジェジュン(31)が今夏、自身がオーナーを務める複合ビルを日本でオープン。渋谷センター街に新たに建築された5階建てのKAVEビルには、ジェジュンが直接セレクトした韓国のユニークなブランドを販売するアパレルショップ「KAVEMALL」(2F)をはじめ、都内有名ホテル出身のイタリア人シェフとフランスから来日したパティシエが提供する本格的な料理やデザートを堪能できる「cafe de KAVE」(3・4F)、落ち着いた雰囲気を楽しめるラウンジ(5F)には、天井が開閉できる屋上テラスも設置されている。 ショッピングモール「KAVEMALL」 「cafe de KAVE」(写真左3F・右4F) カフェメニュー/スイーツ カフェメニュー「JJスペシャル」(写真左・ホット、右・アイス) 先日、グランドオープンのために来日したジェジュンは、オーナーとして各店舗を視察。イベントのトークコーナーでは、カフェのスイーツを「美味しすぎてビックリした」と絶賛し、ラウンジでは極上ウイスキーを堪能し、屋上テラスは「僕のいちばんお気に入りの場所です」と“営業トーク”もさえわたった。 ラウンジ「屋上テラス」 女性自身は、歌手、俳優、そして新たな才能として“ビジネスマン”の道を歩み始めたジェジュンに独占インタビューを敢行。オーナーとしての意気込みを聞いた。 8月12日、グランドオープンイベントより 【SPECIAL INTERVIEW】 ――このたび、日本上陸をはたしたKAVE MALLについて。いつごろから計画し、どのような準備をされてきましたか? 2年前から計画を始め、どのようなブランドが日本のお客様のニーズに合うかを第一に考えました。 ――アパレルショップは、ジェジュンさんがご自分でセレクトしたブランド品を販売すると伺いました。どのような顧客層を狙っているか、ブランドセレクトのポイントや、いちばんのPRポイントを教えてください。 店舗を渋谷にすることで、さまざまな年齢層のお客さまが来店してくれるのではないかと考えました。PRポイントは、僕がアートディレクターを務める『MOLDIR(モルダー)』はもちろんですが、『YOHANIX』『BEONGLEE』などいろいろな韓国ブランドをお客様に見ていただきたくて、店舗のデザインからアクセサリーの什器選びまで自ら参加し、とてもこだわりました。ジェジュンこだわりの空間をお客様に見ていただきたいです。 ――カフェのインテリアはどのような点にこだわりましたか? いつでも、誰とでも、何度でも行きたくなるような雰囲気づくりにこだわりました。とくに店内の家具ですね。ソファからテーブルまでハンドメイドの家具を用意しました。 ヨーロッパを基調にした空間をおくつろぎください。 ――ジェジュンさんおすすめのメニューは? 「JJスペシャル」です。ブルーマウンテンコーヒー豆を使ったホットでもアイスでも楽しめる、名前のとおり“スペシャル”なコーヒーです。ホットはお店特製のモカクリームをトッピング。アイスは生ビールのような泡を楽しめます。私の名前が入ったメニューなので自信あります!! ――KAVEがお客様にとって、どのような場所になることを願っていますか? 五感を満足させる場所、安らぎを得られる場所ですね。お客様の日常のストレスを解消できる場所になれば嬉しいですし、たくさんのお客様に愛されるKAVEになれるようにこれから努力していきます。
2017年08月24日2016年からレディースラインを本格展開し始めたFill The Bill(フィル・ザ・ビル)は、素材から服を作る工程まで全て日本製にこだわり抜いたブランド。2017年秋冬はベルトのディテールやサイズ感でストリートのメンズのような雰囲気を出しつつ、オフショルダーライクなスウェットや異素材の切り替え、キュッと締まった袖や裾でずる賢く可愛い女の子の顔ものぞかせる。Fill The Bill 2017AW LOOKFill The Bill2012年秋冬シーズンよりメンズブランドとしてFill The Billをスタート。2017年春夏コレクションよりウィメンズラインを本格始動。日本の持つ技術を活かし、全ての素材から行程を日本製に拘り、 服飾の歴史や文化を新しい形で創造。今まで集めてきたアーカイブをシーズンによってセレクトし、再度研究しながら現代の解釈でコレクションを提案している。HP / Instagram / Facebook
2017年07月06日若きハン・ソロを主役とした『スター・ウォーズ』の新作スピンオフ映画から、監督のフィル・ロードとクリス・ミラーが降板した。撮影は今年2月から始まっており、監督たちとキャストの仲睦まじい集合写真がSNSに掲載されていただけに、驚きの展開だ。「The Hollywood Reporter」によると、撮影期間はまだ数週間残っており、夏の終わりには再撮影も予定されているというが、公開予定日の2018年5月25日(現地時間)に変更はないという。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは「フィル・ロードとクリス・ミラーは才能豊かなフィルムメーカーで、素晴らしいキャストとスタッフを集めてくれました。しかし、この映画におけるクリエイティブ面での見解が私たちとは異なることが明らかになり、別々の道へと進むことになりました。新しい監督はまもなく発表します」と声明を出した。フィル&クリスも、降板を「残念だ」とし、「僕らは通常、『クリエイティブ面での相違』というフレーズは好きではないんだけど、今回に限っては的を射た表現だね。キャストやスタッフの世界レベルの最高な仕事ぶりにはとても誇りに思っている」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日2016年、ジョナサン・ロス・ショーで熱唱するフィル・コリンズ(写真:Shutterstock/アフロ) シンガーのフィル・コリンズが8日、Facebookページで当日および翌日に予定されていたロンドン公演の延期を発表した。 コリンズは背中に受けた手術の後遺症で下垂足を発症し、歩行に障害がある。8日未明に目を覚ましたコリンズは、トイレへ向かう途中で転倒し、頭を椅子に打ちつけてしまったという。すぐに病院へ運ばれ、裂傷の縫合処置を受けたが、傷は目のすぐ近くにまで達していたとか。現在は24時間の監視下にある。 Facebookページに掲載されたメッセージは以下のとおり。 「フィルはファンの皆さんに心からの謝罪と感謝を送ります。10年ぶりの公演にあたって、彼はこの1週間素晴らしい時を過ごしてきました。皆さんの温かい励ましに感謝しきれません。戻ってこられることを楽しみにしています」 今回の公演は、11月26日、27日にそれぞれ順延されることが決定した。
2017年06月09日