1983年公開の大ヒット青春映画を下敷きにしたこの作品、映画を知っている人は懐かしさでいっぱいになるだろうし、知らない世代には新鮮に映るに違いない。鮮やかなダンスシーンと、耳馴染みのあるヒット曲、80年代ピッツバーグの空気感、そしてレトロな匂い…。夢に向かって葛藤を抱えつつ、ひたむきに頑張る主人公アレックスの姿は観る者をキュンとさせ、明日を生きるエネルギーを与えてくれること請け合いだ。【チケット情報はこちら】愛希れいかが演じるアレックスは元気いっぱいで溌剌、ごく等身大の女の子。ダンサーになりたいと心から願いながら、きちんと訓練を受けていないというコンプレックスもあり、バレエ学校のオーディションを受ける勇気が出ない。愛希はそんな心の揺れを丁寧に描き、ナチュラルな魅力を放っている。何より愛希のエネルギッシュなダンスの素晴らしさ、それを支えるスタイルの良さが説得力を増す。「Maniac」のウォームアップ的な振付や、バー・ハリーズでのショーシーンは見応えたっぷり。1幕ラストでは水をバシャーッとかぶる映画の象徴的な振りもがっつり味わえる。もちろん、有名なオーディションシーン「What A Feeling」でアレックスが踊りながら審査員を魅了するクライマックスは、ワクワクが止まらない!アレックスの周りにいる人々も、彼女同様に葛藤を抱えている。製鉄所の御曹司ニック・ハーレイ(廣瀬友祐)は製鉄所をリストラする役目を担う。自分がうまくいかない分、アレックスを支えようと頑張るが…。簡売れないコメディアンであるジミー(福田悠太(ふぉ〜ゆ〜))はニューヨークを目指す。グロリアは彼氏のジミーがいなくなって迷いが生じ、ストリップクラブへと移籍する。興味深かったのは「Grolia」が、グロリア(桜井玲香)のストリップクラブで自暴自棄になる曲として使われているところだ。明るい曲調に反してダークな内面を露わにする様子を、桜井が見事に表現してみせた。ハリーズのダンサー仲間のキキ(Dream Shizuka)とテス(石田ニコル)が歌とダンス、どちらもグルーヴが効いている。ストリップクラプ・カメレオンのオーナーC.C.(植原卓也)が、まさにカメレオンのように、ぬるっとした悪役として光っていた。青春は若さだけで輝ける特別な時期だけど、その裏返しでもある未熟さと自信のなさも付いて回るものだなぁとしみじみ。そんな時に頼れるのは、アレックスの恩人ハンナ(春風ひとみ)やバーのオーナー・ハリー(なだぎ武)などの、人生の先輩たちだという、人生の原則も描かれている。とにかく歌、踊り、芝居と色濃い時間が楽しめる。劇場でぜひ味わってほしい。東京公演は、9月26日(土)まで、日本青年館ホールにて上演中。取材・文:三浦真紀
2020年09月15日1983年公開の同名大ヒット映画を原作に、2008年のイギリスで舞台化されたミュージカル『フラッシュダンス』が、9月12日(土)より日本青年館ホールで上演されている。昼は製鉄所で、夜はバーのフロアダンサーとして働きながらプロのダンサーを夢見る少女、アレックスの物語。友人やダンスの恩師に背中を押され、名門ダンスアカデミーのオーディションに挑戦するのだが、一次審査に通ったのは恋人の御曹司の後押しがあったからではないかと疑い始め……。日本版脚本・訳詞・演出は岸谷五朗。11日に行われた舞台稽古を取材した。最大の見どころは、なんといってもアレックス役の愛希れいかだ。激しく揺れ動くアレックスの感情を豊かに表現する歌声、どんなオーディションでも審査員の目を釘付けにするだろうと確信させる情熱のダンス、そしてレオタード姿になった時の鍛え抜かれた見事な肉体美と、すべてにおいて観客を惹きつける。宝塚の娘役トップが退団後、相手役やWキャストではなく単独で主演を務める例は多くないが、彼女がその数少ない例となったことには誰もが納得することだろう。主演俳優に上り詰める過程で否応なく失われがちな“フレッシュさ”をも持ち合わせており、今後ますますの活躍が期待されるミュージカル女優だ。御曹司としての葛藤をコミカルな味わいを織り交ぜて演じたニック役の廣瀬友祐、ちょっとしたダンスにも滲み出るグルーヴ感が魅力的な福田悠太(ふぉ~ゆ~)と植原卓也ら、男性陣もそれぞれに好演を見せたが、物語の性質上、やはり印象に残るのは女性陣。桜井玲香、Dream Shizuka、石田ニコルが愛希とともに、“プリンス”と呼ばれる男性俳優の活躍が目立つ日本ミュージカル界に風穴を開けてやる! とばかりに、パワフルなダンスと歌を見せつける。彼女たちがキャバレーで踊るシーンが多いこともあってか、照明や音響は全体的に、ミュージカルというよりライブ仕様。暦の上ではとっくに秋だが、コロナの影響でライブ公演が軒並み中止になった今年、遅れてきた“夏フェス”気分が味わえるミュージカルと言えそうだ。ミュージカル『フラッシュダンス』原作:トム・へドリー&ジョー・エスターハス作パラマウント・ピクチャーズ映画『FLASHDANCE』日本版脚本・訳詞・演出:岸谷五朗音楽監督: 大崎聖二訳詞: 長島祥【東京公演】9月26日(土)まで日本青年館ホール【名古屋公演】10月3日(土)、4日(日)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール【大阪公演】10月8日(木)から11日(日)まで梅田芸術劇場 シアタードラマシティ取材・文:町田麻子
2020年09月13日新型コロナウイルス感染拡大を受け、殆どの公演開催が断念された東京事変「Live Tour 2020 ニュースフラッシュ」を収めた映像の配信と映画館上映が決定した。TOKYO 2020開会式が行われるはずだった7月24日、東京・渋谷NHKホールに東京事変をはじめとする、おなじみの職人らクルーが集結。オーディエンス不在の中、最新演目「Live Tour 2020 ニュースフラッシュ」が開催された。その模様を余すことなく収めた映像を、「東京事変2020.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ」と題し、PIA LIVE STREAM、ZAIKO、WOWOWメンバーズオンデマンドの3つのメディアにて、9月5日(土)19時より一斉に配信。また、全国各地の映画館でも、9月5日(土)、12日(土)、13日(日)、14日(月)の4日間に限り、公開される予定だ。なお、映像配信と劇場上映の内容は全て同様なので、自宅で楽しむも良し、映画館で楽しむも良し、両方で楽しむも良しとなっている。「東京事変2020.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ」特設サイト: 会場:東京 NHKホール収録日:2020年7月24日(金)<セットリスト>1.新しい文明開化2.群青日和3.某都民4.選ばれざる国民5.復讐6.永遠の不在証明7.絶体絶命8.修羅場9.能動的三分間10.電波通信11.スーパースター12.乗り気13.閃光少女14.キラーチューン15.今夜はから騒ぎ16.OSCA17.FOUL18.勝ち戦19.透明人間20.空が鳴っている「東京事変2020.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ」配信日時:9月5日(土)19:00配信予定※公演時間は約1時間半を予定しております(前後する可能性がございます)。チケット:8月24日(月)正午より、各配信メディアにて順次販売開始料金:2,222円(税込)※別途、配信メディアごとに異なる手数料がかかります。※配信メディアごとに販売開始日時が異なりますので、詳細は各サイトをご確認ください。配信メディア:各配信メディアによって対応サービスや条件が一部異なります。ご自身の視聴環境やお好みにあわせてご選択の上ご視聴ください。※どのメディアからご覧いただいても、配信ライブの内容は全て同じです。●PIA LIVE STREAMチケット購入・詳細と注意事項のご確認はこちら※お申込の前に以下URLより、推奨環境の確認と動作確認を必ずお願いします。※お申込にはチケットぴあ会員登録(無料)が必要です。配信チケット料金:2,222円(税込)配信チケット販売期間:8月24日(月)12:00〜9月6日(日)21:00配信開場時間:9月5日(土)18:30/配信開演時間:9月5日(土)19:00アーカイブ視聴期間:9月6日(日)23時59分まで●ZAIKOチケット購入・詳細と注意事項のご確認はこちら配信チケット料金:2,222円(税込)配信チケット販売期間:8月24日(月)12:00〜9月6日(日)21:00配信開場時間:9月5日(土)18:30/配信開演時間:9月5日(土)19:00アーカイブ視聴期間:9月6日(日)23時59分まで※チケット購入にはZAIKOアカウントの登録が必要です※配信をご観覧いただけるか、無料でご確認いただけます●WOWOWメンバーズオンデマンド番組タイトル「東京事変2O2O.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ」番組サイト: 配信開場時間:9月5日(土)18:30/配信開演時間:9月5日(土)19:00アーカイブ視聴期間:9月6日(日)23時59分までWOWOWメンバーズオンデマンドの登録・視聴方法: ※WOWOWご加入中の方限定の番組配信サービスとなります※WOWOWご加入中の方は無料でご利用、ご視聴できます※事前に視聴できる端末・環境をご確認ください<映像配信に関して>本映像は、オンライン配信されます。お手持ちのパソコン、タブレットやスマートフォンなどで、ご覧いただけます。事前にチケット(視聴権)をお買い求めのうえ、お楽しみください。なお、WOWOWメンバーズオンデマンドにてご視聴希望されるかたは、現在ご加入いただけているか、お確かめくださいませ。詳しくは、各配信メディアのオフィシャルサイトへアクセスいただき、予め注意事項などをご確認いただけますよう、重ねてよろしくお願い申し上げます。<映像配信に関する注意事項>※チケットのご購入前に、各配信メディアサイトに記載の注意事項をよくお読み戴き、動画視聴に適したインターネット環境・推奨環境をお持ちかどうか必ずご確認ください。※チケットご購入後は、配信延期・中止以外の理由に伴うキャンセル・変更・払い戻しはできません。※インターネット回線やシステム上のトラブルにより、映像や音声の乱れ、一時中断・途中終了の可能性がございます。その場合もチケット代の払い戻しは致しかねますことを予めご了承ください。※お客様のインターネット環境、視聴環境に伴う不具合に関しては、主催者は責任を負いかねます。※本映像の一切の権利は主催者が有します。カメラ・スマートフォンなどによる画面録画・撮影・録音は全て禁止いたします。また、動画サイトなどへの無断転載・共有を行った場合、法的責任に問われる場合がございます。※配信される映像を商用利用することは禁止いたします。これには、飲食店、広間等で聴衆から料金を受領して映像を流すことを含みます。※新型コロナウイルス感染防止の観点から、三密を避け、“新しい生活様式”をご参考頂いた上でご視聴頂けますようお願いいたします。※映像配信終了後、PIA LIVE STREAM、ZAIKOのチケット(視聴権)をお持ちの方、またはWOWOWメンバーズオンデマンド会員の方は2020年9月6日(日)23:59まで見逃し配信をご利用いただけます(期間は各配信メディアごとに異なる場合がございます)。※視聴方法、チケット購入に関するご不明点は、各配信メディアへお問い合わせください。「東京事変2020.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ」映画館上映●日時9月5日(土)19:00開演9月12日(土)18:00開演9月13日(日)18:00開演9月14日(月)19:00開演※映画館スタッフにコロナ感染者が発生した場合や、台風の影響などにより、急遽当日に休館となる場合がございます。ご了承頂けますようお願いいたします。●会場:全国各地の映画館映画館はこちら ※スクリーン開場時間は映画館によって異なります。※大阪府では条例により16歳未満の方は、終了時間が19時を過ぎる為、保護者同伴でないとご入場できません。●料金:3,300円(税込/全席指定)※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料となります。●チケット映画館販売(先着順)9月5日(土):8月31日(月)販売開始※ミハマ7プレックス(沖縄県)のみ9月3日(木)販売開始9月12日(土):9月7日(月)販売開始9月13日(日):9月8日(火)販売開始※ミハマ7プレックス(沖縄県)のみ9月11日(金)販売開始9月14日(月):9月9日(水)販売開始※一部映画館では、システムメンテナンスにより販売休止期間がございます。※映画館でのチケット販売詳細につきましては、各映画館のHP等でご確認ください。※インターネットチケット販売サービスのない映画館では、インターネットでのチケット販売はございません。※先着順での受付となりますので、予定枚数に達し次第、販売終了となります。※インターネットにて販売予定枚数を終了した場合は、映画館窓口/自動券売機での販売はございません。(一部映画館を除く)※新型コロナウイルスや天候などの影響により、予告なく、チケット販売日の変更や映画館自体が休館となる場合がございます。
2020年08月24日エズラ・ミラー主演の映画版『The Flash/ザ・フラッシュ』(原題)のトークセッションが「DCファンドーム」にて開催、ユニークな形でフラッシュ/バリー・アレンの単独映画が初めて語られた。『IT/イット』2部作のアンディ・ムスキエティ監督、プロデューサーのバルバラ・ムスキエティ、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』も手掛けた脚本のクリスティーナ・ハドソン、そして主演のエズラが長髪&ひげを伸ばしたコロナ禍の“隔離生活”を表す姿で登場。コミックのような章立てで、遊び心にあふれた(?)トークセッションが行われ、さらにフラッシュの新スーツのビジュアルもお披露目。これはバットマンことブルース・ウェインが作製したものだという。第1章ではエズラがムスキエティ監督を、マドンナ主演の1996年の映画『エビータ』のプロダクション・アシスタントとして関わっていたことに触れつつ紹介、『IT/イット』に秘められたDCイースターエッグなどが語られた。また、第2章では本作のストーリーの話に。フラッシュことバリーは母親が殺され、父親が収監されており、時間を逆行する能力を使ってその運命を正そうとするようだ。そして第3章では『ジャスティス・リーグ』での映像も交えながら、エズラが演じるバリーというキャラクターの魅力を紹介。第4章ではDCユニバースとしては初めて、いくつもの並行世界が存在する“マルチバース”が描かれる点に言及され、これまでのバットマン総出演やTV版フラッシュとの対面シーンも。もし、“フラッシュバック”できたら…との質問に、監督が“「ゲーム・オブ・スローンズ」とのクロスオーバーが見たい。鉄の玉座に座るバリー・アレンとか…”などと話し、笑いを誘っていた。『The Flash』は2022年6月3日に全米公開予定。(text:Reiko Uehara)
2020年08月23日更年期の症状のなかで私を最も悩ませているのは、場所も時間も選ばず、急に滝のような汗が流れてきてとても不快なホットフラッシュです。仕事中も、友だちとごはんを食べているときも、いつその症状に襲われるかと常にドキドキしていて気の休まることがありません。今回は私のホットフラッシュの体験談をご紹介します。突然襲ってくるひどい暑さと大量の汗!もともと健康で、過去に大きな病気になったこともなかったのですが、3年前に50歳で閉経してから更年期の症状に悩まされるようになりました。特につらいのがホットフラッシュです。先輩の女性からホットフラッシュの症状について聞いてはいましたが、これほどつらいとは思いませんでした。私の場合は、前触れもなく異常なほどの暑さとサウナに入っているときのような大量の汗が襲ってきます。一番困るのは、仕事でお客様を訪問しているときにホットフラッシュの症状が現れるケースです。汗拭きタオルを常備していないと、書類の上に汗がしたたり落ちてしまうほどの状態に。夏場であれば私の状態を見て、お客様が冷房を強くしてくれることもありますが、冬場でも同じように汗だくになるのでとても恥ずかしい……。ホットフラッシュの症状は、だいたい5~10分程度で収まりますが、その時間がとてつもなく長く感じられます。このような状態が半年ほど続き、とても厳しかったのでなんとか症状を緩和できる方法はないかと模索し始めました。いろいろ試した結果、産婦人科を受診更年期についてネットや雑誌で調べて、症状緩和に良いといわれているものをいろいろ試してみました。大豆イソフラボン、豆乳、ホルモンバランスを整える女性保健薬、50代からのサプリメント……。しかし結局、どれもほとんど効果がなく、途方に暮れました。そんなとき、会社の先輩の奥様から「産婦人科を受診してみたら?」とアドバイスされたのです。その方は医療従事者で、更年期の症状で産婦人科にかかるのは珍しいことではないと教えてくれて、目からウロコ!でした。何しろ私はずっと健康だったので、更年期という一時的な状態で病気でもないのに産婦人科に行くという選択肢はまったくありませんでした。それどころか、産婦人科を受診するのは妊婦さんか婦人科系の病気の人という勝手な思い込みをしていたくらいです。しかしアドバイスを聞いて、家の近所の産婦人科を受診してみようと思い、ドキドキしながら訪問。待合室には若い妊婦さんに混じって、私と同年代と思われる女性が数人いたため、なんとなく安心して順番を待つことができました。医師から更年期障害のお墨付きをもらう私が悩んでいる症状を説明すると、医師は「典型的な更年期障害の症状ですね」と一言。そして、更年期障害は時間が解決してくれるので、不快な症状がこの先一生続くわけではないこと、今は飲み薬、貼り薬、塗り薬、注射などいくつか良い薬があることをやさしく説明してくれました。その上で、1~2カ月に1度打てば良いだけの注射がラクだとすすめられたので、アドバイスに従い「ダイホルモン・デポー注」という注射を打ってもらいました。接種後、2~3日は特に変化がないように思いましたが、5日後くらいからはホットフラッシュの症状が大きく改善してびっくり! たまにカーっと暑くなることはありますが、したたり落ちるような汗がなくなったのです。この注射の効果は抜群で、うれしくて涙が出そうになりました。ただ医師の説明によると、「ダイホルモン・デポー注」は定期的に接種する必要があり、副作用として子宮がんなどの発生率が高まる可能性があるそうで、できれば2カ月は間を空けたほうが良いといわれました。今は医師の指示に従い、2~3カ月に1度注射を打ってもらい、年に1度は子宮がん検診を受けるようにしています。まとめサウナに入っているかのような汗に苦しみながらホットフラッシュの症状に耐えていましたが、産婦人科の医師が言うように、今は「我慢しない更年期」という観点で新しい治療法が存在することを知り、私としては受診して本当によかったと思っています。また、更年期の症状に直面しているというのはなんとなく恥ずかしい気がして隠そうという意識が働いていましたが、周囲の人に自分の状況を伝えることで、思いもしないところから適切な情報やアドバイスをもらえるものだなということも実感しています。産婦人科のドアをたたくように背中を押してくれた先輩の奥様に心から感謝しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月17日現在49歳の私が、更年期症状と思われるなかで一番嫌なのが「ホットフラッシュ」です。他人から見てハッキリとわかる症状なので、最初のうちは「また起こったらどうしよう!?」と不安になり、精神的に落ち着かない日を過ごしていました。そんな私がホットフラッシュを乗り越えるために試していることを紹介します。他人にさえ気付かれなければ安心できるホットフラッシュがなぜそれほど嫌なのかを改めて考えたとき、「滝のような汗をかいている状態を他人に見られるのが恥ずかしいから」と気付きました。そこで、汗をかいている姿が他人にわかりづらければ、それほど不安にはならないのではないか?と考え、いくつかのことを試し始めました。まずは、汗ジミがわかりづらい服を着ること。例えば、グレーをはじめ無地の服は、汗をかいたことがすぐにわかるので避けるようにしています。夏であれば、ゆったりとした透け感のあるクロッシェ(かぎ編み)風トップスの下にキャミソールを合わせると、とても涼しく、また汗をかいたことがわかりづらいのでよかったです。色は白か黒が最もわかりづらいように思います。ただ、夏は周りの人も汗をかいていますから、ホットフラッシュが起こったとしてもそれほど違和感はありません。問題なのは、クーラーが効いている場所や冬の寒い日などの誰も汗をかいていない状況で起こるときです。ひとりだけ大量に汗をかいているのは本当に恥ずかしく、何か症状を落ち着かせたり、うまく隠せたりする方法はないかといつも思っていました。そこで考え付いたのが3つの対策です。冷却・スカーフ巻き・帽子で対策3つの対策のうち、1つ目は冷却です。例えば電車やバスなど、多くの人がすぐ近くに来ることがわかっている場所に行く前にはよく冷えた飲み物を買い、首やわきの下などを冷やします。私はミニボトルを2つ買ってから、トイレに行って両方のわきの下を一気に冷やすようにしています。首の後ろや耳の下辺りも冷やしておくと、その後しばらくは汗をかかなくなることが多いです。もちろん、ホットフラッシュが起こってしまってからも、早めに落ち着かせるのに役立っています。2つ目の対策は、スカーフ巻き。これは、洋服以外に汗を吸収してくれる物をあらかじめ身に着けておく方法です。例えば私はショートヘアなので、首の辺りにかいた汗で襟足がびしょびしょになることがあります。これを避けるために、汗を吸い取りやすいガーゼや手ぬぐいなどを首に巻いておき、その上から軽い巻き心地のスカーフを巻いて隠すというものです。上から巻くスカーフは、下に巻いたガーゼが乾きやすいように通気性のいい素材を選んでいます。冬は首に巻いたガーゼや手ぬぐいをタートルネックで隠しています。そして3つ目の対策は、帽子です。これも、基本的には汗をかいて濡れてしまった髪の毛を隠すために使います。夏ならつばの大きいもの、冬なら髪を覆い隠してしまうものも良かったです。頭をすっぽりと覆うキャスケットタイプのすてきな帽子をたくさん見つけたので、今後はそういうものもじょうずに利用していきたいなと思っています。また、帽子の中にミニタオルを入れておけば、ここでも汗を吸い取ることができるので便利でした。小さな助っ人「保冷剤」デパ地下などでケーキや総菜を買ったときにもらえる「保冷剤」。これもホットフラッシュの強い味方です。例えば、ポーチ型になっているミニタオルの中に忍ばせておくと、ちょっと顔を押さえるフリをして冷やすことができます。また、冷やした保冷剤をビニールテープなどで細長く貼りつなげておき、先ほど紹介したガーゼ・手ぬぐいの中に入れて首に巻いたり、帽子の中に入れたりしながら使うこともできます。最初から帽子やスカーフにガーゼハンカチを縫い付けて、保冷剤を入れる場所を確保しておくのも良いと思うので、今後試してみたいと思います。まとめ私の場合、焦ったり心配したりすることで大量の汗が出てくることが多いので、いつホットフラッシュが起こっても大丈夫なように準備をしておくことが安心感につながっている気がします。人前に出たときに「今起こったらどうしよう?」と考えることもホットフラッシュを助長させている気がするので、きちんと準備を済ませて安心していると、不思議とホットフラッシュは起こりづらいように思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月12日1983年に公開され、世界中を席巻した青春映画『フラッシュダンス』がミュージカルとなって帰ってくる!ダンサーを夢見る主人公のアレックスを演じるのは、宝塚在団中に類い稀なるダンス力で魅了してきた愛希れいか。退団後初の単独主演に挑む愛希が意気込みを語った。韓国でイギリスカンパニーの公演を観劇した愛希。「もう圧倒されました。特にダンスのエネルギッシュなこと!特に『What a Feeling』のシーンでは、この曲知っている!と俄然楽しくなりましたね。アレックスがプロのダンサーを目指して夢に向かうストーリーを軸に、友情、恋愛、恩師との関係性などがわかりやすく描かれ、ジーンとくる場面もしばしば。心が温かくなり、勇気をもらいました」愛希が演じるのは昼は製鉄所、夜はバーのフロアダンサーとして働くアレックス。「まっすぐで芯の強い、明るく元気な女性です。プロのダンサーになる夢を持ちながらも、挫折を味わい自信が持てない。物事をはっきり言う気の強さもあり、若さゆえの嘘偽りのなさが気持ち良いです。彼女と同世代の人たちにはこんな女性になりたいと憧れていただけたら、また映画ファンの方々には懐かしいなぁと青春時代を思い出していただけたら嬉しいです」3歳からパレエを習い、バレリーナを目指した時期もあったという彼女。「幼い頃から宝塚を目指してバレエを頑張るうちに、火がついたんです。周りは上手い人ばかりで、今もバレエ団に所属する人多数。そンな環境で私は伸び悩み、それでも頑張っていた時期がありました。夢に向かってまっしぐら、ずっと踊っていたかった。でもいくら努力しても実らず、コンクールでも努力賞止まり。自分には力がないのだと諦めたわけですが、あの挫折があったからこそ、今の自分がいるのかもしれません」『What a feeling』『Maniac』など、映画でおなじみのナンバーが5曲。水をかぶる名シーンが楽しみだ。「エクササイズみたいな振りが多く、どれも体力が必要なので鍛えないと!最も惹かれるのは、やはりオーデションのシーン『What a feeling』。冒頭で失敗し、もう一度やり直す、あの緊張感と覚悟が伝わってきてウルっときます。それでも型にとらわれず、自分らしさを表すアレックスに共感しますし、自分もそうでありたいです」最後にメッセージを語ってくれた。「こんな状況ですが、劇場でお客様とお会いできる日が楽しみです。皆様にエネルギーと勇気、愛をお届けしますので、ぜひ足をお運びください」公演は、9月12日(土)~26日(土)まで、東京・日本青年館ホールにて。その後、名古屋・大阪と巡演する。東京公演のチケットは8月8日(土)10:00からの一般発売に先駆け、8月8日(土)9:00までプリセール受付中。取材・文:三浦真紀
2020年08月04日アメリカ・ジョージア州にある『ジョージア水族館』はさまざまな海の動物たちと出会えることで人気の水族館です。そのジョージア水族館のTikTokに投稿された動画が話題になっています。登場するのはカリフォルニアアシカの『ネプチューン』。トレーナーの女性がネプチューンの前で踊り始めると…!@georgiaaquariumWow, sea lion Neptune can really dance. ##georgiaaquarium ##fyp♬ original sound - georgiaaquariumアシカくん、ダンスうますぎでしょ!!この動画には400万を超える『いいね』がつき、見事なダンススキルを披露したネプチューンが絶賛されています。・なんてこった。このアシカは俺よりダンスがうまい。・歴史上最高のダンスバトル!・アシカが楽しそうなのがいいね!・最後のポーズにやられた。ジョージア水族館ではたくさんの海洋動物を保護しているのだそう。ネプチューンもそんな保護動物の1匹だといいます。新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく閉館していましたが、2020年7月7月現在は安全対策をしたうえで再オープンしています。この夏もかわいくて賢いネプチューンのような海洋動物たちが、多くの人たちを楽しませてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年07月08日モデルで女優のトリンドル玲奈(とりんどる・れいな)さんが、2020年7月5日にインスタグラムを更新。キュートなダンスを披露しています。トリンドル玲奈のダンス姿に「キュンです!」この日、トリンドル玲奈さんはショートビデオアプリ『TikTok』で撮影された動画を投稿しています。 View this post on Instagram A post shared by トリンドル玲奈 / Reina Triendl (@toritori0123) on Jul 5, 2020 at 2:36am PDTスポーティーなタンクトップ姿でポップな踊りを披露したトリンドル玲奈さんは、「ダンスを教えてください」とひと言メッセージ。するとファンからは「踊ってるの初めて見た」「笑顔に癒された」といった声や、「キュートすぎて教えることがない」と教えることをあきらめる声も寄せられました。・かわいすぎやん!きゅんです!!・トリちゃんが踊ってるところを初めて見ました。教えに行きたいです…。・二の腕をぷるぷるさせるところが最高にかわいい。・マジで天使…!もっとダンスの動画が見たいなぁ。トリンドル玲奈さんのダンス姿はかなりレアだったのではないでしょうか。これからの投稿にも注目ですね!トリンドル玲奈のインスタがかわいい!結婚は考えてるの!?[文・構成/grape編集部]
2020年07月07日ダンス&ヴォーカルグループ「大阪☆春夏秋冬」を輩出した老舗ダンススタジオ『ハッピータイム ダンススタジオ』の活動をサポートする、エンタメサポーターチケットの発売が開始された。カタヤブリな浪花のロックンガールとしてライブを中心に活動を行なっている大阪在住6人組ダンス&ヴォーカルグループ「大阪☆春夏秋冬」を輩出した『ハッピータイム ダンススタジオ』は、東大阪を中心に展開する創業39年の老舗ダンススタジオ。ヒップホップをはじめ豊富なジャンルと優秀な講師陣。タレントスクールも併設している。今回発売が開始されたエンタメサポーターチケットを購入すると、メッセージが入ったオリジナル電子チケットを受け取ることができる。エンタメサポーターチケットとは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けているエンタテインメントの再興・再始動を目指し、ぴあが行っている[re:START](リスタート)プロジェクトの一環。アーティストの写真やメッセージ入りのオリジナル電子チケットを購入することで、自宅にいながら応援したい団体・アーティストの今後の活動を支援することができるサービス。
2020年06月05日先月2日(現地時間)、「THE FLASH/フラッシュ」で主人公フラッシュ/バリー・アレンの子ども時代を演じたローガン・ウィリアムズが死去。16歳という若さでこの世を去ることになった原因を、母親のマーリスさんが「ニューヨーク・ポスト紙」に明かした。死後の薬物検査の結果、フェンタニル(麻薬性鎮痛薬)の過剰摂取が原因だったと明らかになったという。マーリスさんによると、ローガンは9歳から子役として活動していたが、オーディション生活にストレスを抱えて13歳で一時休業。その頃からマリファナを使用するようになり、だんだんと強い薬物に手を出すようになった。しかし、マーリスさんはローガンがいつからフェンタニルを使い始めたのかは分からないとのこと。財産を投げうってリハビリ施設に入所させるなど、ローガンが薬物依存症を克服できるように手を尽くしたマーリスさんだったが、ローガンは帰らぬ人となってしまった。マーリスさんは「彼の死は無駄になりません。今後、多くの人の助けとなるでしょう」と語っている。マーリスさんが最後にローガンと会ったのは亡くなる3日前の3月30日。一緒にディナーを作って楽しい夜を過ごした。ローガンは「ママ、健康になろうと思う。よくなるよ。新しい人生を始めたいんだ」と前向きに語っていたという。(Hiromi Kaku)■関連作品:フラッシュ
2020年05月18日フィロソフィーのダンスが本日2月17日、渋谷CLUB QUATTROで「Singularity 8」を開催される。フィロソフィーのダンスは「音楽的にはコンテンポラリーなファンク、R&B。歌詞には哲学的なメッセージをい込める」というコンセプトのもと、結成されたアイドルグループ。2020年は結成5周年を迎え、メジャーデビューも決定。今、最も注目度の高いアーティストの1組だ。本日開催される「Singularity 8」はアイドル以外のジャンルのアーティストを迎えるフィロのス主催のツーマンライブ企画の第8弾。過去にはNONA REEVESやSCOOBIE DO、Have a Nice Day!らが出演しており、音楽性の高いイベントだ。すでに3月22日に恵比寿LIQUIDROOMで第9弾もスタンバイしている。昨年末は新木場STUDIO COASTでのワンマン公演を成功させた彼女たち。それを経て、ライブハウス公演となる今回もテンションの高いステージング、確かなパフォーマンスで楽しませてくれるはずだ。■公演情報「Singularity 8」日時:2月17日(月)開場18:15/開演19:00場所:渋谷CLUB QUATTRO出演:フィロソフィーのダンス、スカート
2020年02月17日ワーナー・ブラザースが、『マトリックス』第4弾とDCコミックスのフラッシュ単独映画『The Flash』(原題)の公開日を発表した。それぞれ2021年5月21日と2022年7月1日。今夏、製作されることが発表されたばかりの『マトリックス』第4弾。オリジナルキャストのキアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミスに加え、ニール・パトリック・ハリス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ジェシカ・ヘンウィックが出演することが決定している。数日前には「glee/グリー」のジェシー役、『アナと雪の女王』のクリストフ役声優として知られるジョナサン・グロフの出演決定も報じられた。公開日の2021年5月21日は、なんと『ジョン・ウィック』第4弾と同じ日でキアヌの主演作がぶつかり合うことに。フラッシュ単独映画『The Flash』は2014年10月から企画がスタートしたが、これまで監督の降板、脚本の書き直しなど様々なハプニングに直面し、一向に製作が始まっていなかった。現在のところ、主役のフラッシュ/バリー・アレンを演じるのはエズラ・ミラーに変わりなく、監督は『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』シリーズのアンディ・ムスキエティが務めることになっている。(Hiromi Kaku)
2019年12月12日10月20日、秋篠宮家の次女・佳子さまは障害者のダンス大会を鑑賞された。鑑賞後はダンスを披露した出演者に「ダンスのどのようなところを工夫しましたか」などとにこやかに声をかけられた。晴れやかなご表情をお見せになった佳子さま。それもそのはず、佳子さまといえば現在もダンスに打ち込まれており、この2週間前には所属するダンススクールの発表会にも“お忍び出演”されていたのだ。「パンフレットにお名前はありませんでしたが、佳子さまは華があって美脚なので、出演者の中でもひときわ目立っていました。『あれが佳子さまじゃない?』というように、隣の人に耳打ちをしている観客もいました。佳子さまに気づいている観客も少なかったようです」(観客の女性)佳子さまが都内の公民館に通い“お忍びレッスン”を続けられていることを本誌が報じたのは今年1月。今回の発表会では、その練習の成果を披露されたのだ。発表会へのご出演は3年連続。しかし、今回の佳子さまは“一味違った”という。「これまでは帽子で顔を隠したり、クールな表情で踊られたりすることが多かった佳子さまですが、この日の笑顔は弾けるようでした。“ヘソ出し”のノースリーブ衣装や、ヒョウ柄の耳や尻尾をつけてネコになりきる演目もありました。また、生バンドの演奏に合わせて即興のダンスを披露するコーナーでは、佳子さまは自信満々にステージ前方に躍り出て、高速ステップを披露されたのです。出演者たちは大盛り上がり。佳子さまがスクールのメンバーからとても愛されていることが伝わってきました」(前出・観客の女性)9月にはオーストリアとハンガリーへ初の海外公式訪問も果たされた佳子さまだが、10月上旬の発表会に向けて、ご公務の合間を縫って練習を続けられていたようだ。「佳子さまは海外訪問中、ウイーン少年合唱団や現地の日本人学校などを訪問され、子供たちと懇談される機会が何度かありました。佳子さまの話し方はフランクで、子供たちの緊張を自然とほぐれていったようでした。ダンススクールは小中学生の生徒が多く、佳子さまはお姉さん的な存在だと聞いています。ダンス活動がご公務に相乗効果を生んでいるのではないでしょうか」(皇室担当記者)
2019年10月24日s**t kingz(通称シッキン)は日本ダンス界のパイオニア的なパフォーマンスチームとして世界的に知られている、日本を代表するダンスグループ。それだけでなく、最近ではソロでも日本や韓国のアーティストの楽曲の振り付けやコンサートの演出などを手掛け、アーティストたちからもその実力が高く評価されています。今年は絵本『あの扉、気になるけど』も出版し、マルチな才能がますます開花。そんな彼らが今年12月に「メリーオドリマX’mas」を開催します。毎年、舞台をやり続けてきた彼らが満を持して、今回は踊りまくりなステージを見せたいと語る、その意味は?s**t kingzのみなさんがダンスに出会ったいきさつから、最新ライブへの意気込みまで、たっぷりお話を伺いました。写真・大内香織 動画・千葉 諭 文・尹 秀姫左から、NOPPO、kazuki、shoji、Oguri。--ダンスパフォーマンスはもちろん、アーティストの振り付けやコンサートの演出、ファッションショーへの出演、そして最近では絵本の出版など、活動の幅が群を抜いて広いs**t kingzさんですが、まずは4人のダンスとの出会いについて教えてください。kazuki 僕がダンスに初めて出会ったのは小学5年生くらいの頃。兄も今、ダンサーなんですけど、兄がダンスを始めたのを単純にまねしたのがきっかけでした。当時はダンスのことなんてまったく知らないのに、兄貴がダンスをやるならやろうかな、みたいな感じで始めたら、どっぷりハマっちゃって、今に至るという感じです。当時、たくさん習い事をやっていて、ピアノはサボりたくてしょうがなかったんですけど(笑)、ダンスだけはその時から一生続けていく予感がしていましたね。習い事以外でもやりたいと思っていたくらい、特別でした。NOPPO うちはkazukiとは逆で、習い事は1人ひとつまでと決まっていたんですよ。その当時は算数の塾に通っていて、妹が先にダンスをやっていたんですけど、そこに見学に行った時に楽しそうだったので、試しにやってみたというのがはじまりです。だからきっかけはダンスが好きというよりも、算数がいやだったっていう(笑)。ダンススクールでは友だちもすぐできて、そこからはどっぷりですね。shoji 僕は大学からダンスを始めたんですよ。もともとダンスはやってみたかったんですけど、高校生までは運動神経が悪かったので、やりたいとは言えなくて。大学に入った時、周りには誰も知っている人がいなかったから、ダンスをやるなら今しかない! と思ったのが始まりですね(笑)。完全に大学デビューです。Oguri shojiは最初、スキップすらできなかったもんね(笑)。shoji 自転車も、大学に入ってから乗れるようになったんですよ。いまだに運動神経が悪い名残は残ってて、右手でポイント(人差し指だけを立てる)すると、下に下げてる左手もポイントしちゃうっていう。運動神経のいい人は、別々にできるんですよね。Oguri 僕は、ちっちゃい頃からダンスに対する憧れだけは強かったですね。踊ってる人たちを見ながら、いいなあと思ったり、勝手にライバル視したりしてたんです。だけど、ダンスをどうやってはじめればいいのか、はじめ方がまったくわからなかったんです。身近にダンスしている人がいなかったし、ダンスってそれまでとは違う世界っていう感じがあるじゃないですか。でも、高校生の時に入っていた部活にも飽きてきて、近くにダンス・スタジオがあるのがわかって、ダンスに興味のない友だちを無理やり見学につれて行ったんです。そこで生で見る本物のダンスにハマりました。Shoji 1984年10月24日生まれ、神奈川出身、172㎝、A型。--先日、出版された絵本『あの扉、気になるけど』は、ダンスの動画がQRコードで読み込めたり、s**t kingzさんならではの工夫とNOPPOさんの個性あふれる絵がとても印象的でした。絵本を出版するに至ったきっかけは何ですか?shoji 去年、図書館がテーマの「The Library」っていう舞台をやらせていただいて、その流れで「いつかs**t kingzの本が図書館に並ぶ日が来たらいいな」という思いから始まったプロジェクトだったんですよ。普段、s**t kingzがやってる舞台にはセリフがないんですよね。セリフがないぶん、子どもから大人まで楽しめるし、言葉が違う人たちでも楽しめるというのがs**t kingzの舞台のいいところなんですね。そしてそれって、絵本と似たところがあるんじゃないかと思ったんですよ。絵本も、子どもから大人まで楽しめるし、大人になってから読むのと子どもの時とではまた感じ方が違ったり。s**t kingzとしては、どうしてもダンスを本の中に何かしらの形で落とし込みたかった、というのもありました。子ども向けのダンスではなく、大人が観てもカッコいいと思うダンスを身近で観てもらえたら素敵だなと思ったので、そういう作品を作ろうと思ってできたのがあの絵本でした。--絵本『あの扉、気になるけど』は、s**t kingzさんの結成やメンバーと重なる部分があるんですよね。NOPPO s**t kingzはもともとkazukiがメンバーを集めて、新しいことをやろうよということで、最初はユニットとしてスタートしたんです。でも一緒にやっているうちになんだかしっくり来て、いつの間にかチームになったという感じです。絵本で言うと、kazukiが猫で、僕がロバ、shojiがニワトリで、Oguriが犬。僕とkazukiはもともと幼なじみで、小学生の頃からダンスをやっていたのですが、絵本でも、猫がロバと出会うところからストーリーが始まります。僕らもその後、Oguriと出会って、shojiと出会って、一緒にダンスをするうちに、気づけば4人でいろんなことが達成できました。その過程は、大変だったというよりは、むしろ楽しく笑っていたら、いつの間にかできていたことが多くて。でもこれって、ひとりじゃできなかったよなっていうことがほとんど。そういう僕たちの話を絵本に込めました。絵本は、扉を開けたらまた新しい扉が現れ、なんだかわくわくするねというお話なんですが、実際に僕らもそういう感じでした(笑)。--ダンスに限らない幅広い活動は、絵本のテーマである“扉の向こうにある、まだ見たことのない世界”を、s**t kingzさんが見せてくれようとしているのかな、と感じました。s**t kingzさんがグループとして目指しているものは何ですか?shoji 基本的に、常にチャレンジャーでありたいという思いはありますね。その時々で出会った新しいものにチャレンジする人たちでいたいなと思っています。だから、あまり明確な目標は立てないようにしているんですよ。ゴールを決めちゃうと、そこしか見えなくなってしまうので。それこそ絵本をを出す時も、誰が絵を描く? ってなった時、他の3人がなんとなくNOPPOかなと思って黙ってたら決まったんです(笑)。最初は無茶ぶりかなと思ったけど、絵本を描いたことで、NOPPOのアートな側面が開花するきっかけにもなったりして。だから、その時その時の出会いを大事に、そこから受けた刺激でさらに新しい扉を開けていく、そんなチームでありたいなって思いますね。Oguri 1987年1月6日生まれ、東京出身、172㎝、A型。--先日は「True Colors DANCE -No Limits-」でNOPPOさんが講師を務めたワークショップも開催されました。NOPPO 高校生の頃からダンスを教えるようになって、キッズの教室をもたせてもらったんですけど、それからしばらくはキッズに教える機会がなくて。僕は子どもを教える時は、僕も遊んじゃうんですよ(笑)。楽しんじゃうっていうか。子どもって、言葉で教えるとずっとキラーパスを受けてるみたいな感覚になっちゃうんですよね。だから、キッズからも発信できるようなクラスになったらいいなと。言葉だけでなく、ダンスで触れ合えるようにしたいなと思って、僕が動いたらまねしてという感じで、あんまりしゃべらないようにしています。僕らは海外でもワークショップをさせてもらっていて、最初の頃はどう教えていいかわからなかったけど、ジェスチャーは伝わるんだなっていうのがわかって、その時の経験は今も役に立ってますね。--みなさんがダンスをしながら感じた、ダンスのここが面白い! というポイントは何ですか?kazuki いろいろあるなあ(笑)。Oguri 僕は音楽も好きなので、好きな音楽で踊っている時の幸福感がすごく好きですね。自分が好きな音楽で、好きなように踊っている人を見るのも好き。その人が好きな音楽を目でも感じられる気がするんですよね。音楽って、耳で感じるものだけど、ダンスを通じて、目でも感じることができる。いろいろな刺激を同時にもらえる感覚になれるのって、ダンスならではだなと思いますね。shoji ダンスって、共感できる瞬間を作りやすいと思うんですよね。たとえば、ダンサーは失恋の辛さを踊りで表現したとして、観ている人からすれば、踊っている人に何が起きたかはわからないじゃないですか。でも、自分が持っている悲しい思い出を振り返って、勝手に共感できるんです。だけどもしダンサーが「私は昨日、彼氏と別れて……」と話したとしたら、そこまでの共感は生まれないと思うんですね。ダンスって、単純に感情としてその人の表現を受け取れて、こっちで勝手に解釈して、悲しいとか切ないとか感じることができるんです。言葉がないぶん、感情だけでやり取りできるので、表現する側としても受け取る側としても、すごく楽しい。人によって解釈が違ってもいい、そこがダンスの楽しいところです。NOPPO ただ流行しているからやってみよう、というスタンスのダンスもいいけど、本当にダンスが好きなら、努力してみるというのもいいですよ。次はこういうことをやってみようとか、この人の動きはなぜ素敵なんだろうとか、この曲のこの歌詞を表現してみたいだとか、ダンスのことを考えるだけで感性も育つし、ダンスをするための身体もできあがってくるし、人間的にも成長できると思うんです。ダンスは遊びでもあるけれど、突き詰めて踊ったら、本当に素晴らしいダンスが生まれるんです。そういう面もあるんだって知ってほしいですね。kazuki ダンスをやっていない人にダンスのよさを伝えるとしたら、ダンスには正解がないということかと。僕らはダンスを仕事にしているので、ダンスについて考えなきゃいけないことが山ほどあるんですけど、ダンスってひと口に言ってもいろいろなジャンルがあるんですよ。それに、何をしてもいい。ダンスをはじめる最初の一歩を踏み出すのは大変かもしれないけど、踏み出してみたら後は正解がないから、何をしてもいい。僕らだって、たぶん自己満足の延長でここまできたと思うし。自分が楽しければそれでいい、それくらいの、ふわっとした感じが好きです。楽しみ方がいくらでもあるから。ダンスに何を求めるかによって、悩みも尽きないけど、それが必要ない人がいたっていいし。ひとりで踊ってもいいし、友だちと踊るのも楽しいし、人前で踊って歓声をもらえたら達成感につながるだろうし。作品を表現してみたいんだったら自分で考えるのも楽しいだろうし。いろいろな楽しみ方が無限にあるんです。自分の好きなやり方でダンスをすれば、全員楽しくダンスできるんじゃないかなと思いますね。Kazuki 1986年9月24日生まれ、大阪出身、168㎝、B型。--12月には待望のダンス・ライブ「メリーオドリマX’mas」が開催されます。史上最高に踊りまくり、とのキャッチフレーズがついていますが、どんなライブになりそうですか?shoji とにかく踊りまくる! というテーマなので、今から自分たちを追い詰めています(笑)。今までいろいろな舞台をやらせていただいて、ストーリーの中でパフォーマンスをしてきたんですけど、今までのステージは、言うなれば、1時間半という時間とストーリーがあるからこそ面白いダンス、という感じでした。でも今回は、そういうことをすべてとっぱらって、とにかくいろいろなs**t kingzのダンスを観てもらおうと思って。勢いのあるものから、ハッピーなものから、セクシーなものから、とにかくs**t kingzのダンスのよさをみなさんに伝える、そういうライブにできたらなと思っています。ダンスに興味のない人にはとっつきにくく感じられるかもしれませんが、s**t kingzは常にどうやってみなさんに楽しんでもらえるかを考えて作品を作っているので、安心して観に来てください!NOPPO この舞台をやったら、こういうのはしばらくやらないんじゃないかな。NOPPO 1986年8月19日、神奈川出身、188㎝、A型。shoji たとえば、30分で1つのコントを見せるか、3分のコントを10本見せるかって、同じお笑いでも全然違いますよね。30分だからこそ面白いものもあるし、3分で10本やれば別のものが観られる面白さもある。今回のステージは後者ですね。ダンスって言われると全部同じじゃないの? って思われるかもしれないけど、s**t kingzってこういうダンスもできるんだ!? っていうのを短い時間でたくさん見せる、そういうライブになるんじゃないかなと思います。僕たちにとってもかなりの挑戦になると思うので、ぜひ見届けに来ていただきたいです!kazuki 今回のステージは、ようやくs**t kingzとして1時間半踊れるっていう感じなんですよ。これまでの舞台は役があって、なんとなく設定を守りながら踊ってきたので。でも今回は、s**t kingzの4人としてガツンとステージで1時間半踊れるんです。意外に今までなかったことなので、そういう意味で、本当に踊りまくりですね!Oguri みなさんに笑顔になってもらって、僕らもみなさんの笑顔をクリスマス・プレゼントとして回収するつもりでいます(笑)。shoji プレゼント交換みたいなね(笑)。当日は一応、席はあるんですけど、ライブと銘打っているだけあって、ある曲ではみんな立ち上がってもらって、みたいなこともできたらいいなと思ってます。みなさんの応援のおかげで、早くも追加公演も決まりました! こんなことになるとは僕たちも思ってなかったので、早めのクリスマス・プレゼントをもらった感じですね。このお返しを、ライブでできたらいいなと思っています!s**t kingzさんのコメント動画はこちら!
2019年10月18日歌あり、ダンスありのコメディ・ミュージカル映画『ダンスウィズミー』より、三吉彩花のダンスシーンの裏側を映すメイキング映像が到着した。本作は、「突然歌って踊り出しておかしくない?」をテーマにした、これまでにない全く新しいミュージカル作品。音楽を聞くと、勝手にカラダがミュージカルしてしまう状況に陥ってしまう主人公・静香を三吉さんが演じている。今回、オーディションにてこの役を射止めた三吉さんは、公開中の予告編でも分かるように、劇中では笑顔のダンスシーンを披露。しかし、そんなダンスシーンの撮影のため、地獄のようなトレーニングが続いた。クランクインの2か月前、三吉さんのスケジュールは本作のために割かれ、歌やダンス、振り付けのみを教わる日やポールダンス、テーブルクロス引きなど様々な特訓の連続。さらに、クランクイン後も続き、歌とダンスのトレーニングは250時間も費やしていたという。到着したメイキング映像では、三吉さんが足をアイシングしてもらう姿や、監督のOKに笑顔でやしろ優とハイタッチする姿などが収録。また、矢口史靖監督の「もう1回」が飛び、撮り直し続出。オフィスのデスクの上をまるでランウェイのように軽やかにステップを踏み、笑顔でフィニッシュを決める「Happy Valley」のシーンでは、最後の笑顔が決まらないために、何度もテイクを重ねており、その度にシュレッダークズを拾っては撮影の繰り返しだったそうで、三吉さんの顔から笑顔が消えていく様子もとらえられている。『ダンスウィズミー』は8月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンスウィズミー 2019年8月16日より全国にて公開Ⓒ2019映画「ダンスウィズミー」製作委員会
2019年06月29日元SMAPの香取慎吾が、ファミリーマートのフラッペシリーズの新商品“チーズケーキ”フラッペのイメージキャラクターに就任。香取がダンスを披露するチーズケーキフラッペのテレビCM「ファミマのフラッペつくりかたダンス」篇が完成し、香取のソロダンス映像と併せて18日、公開された。香取慎吾が“チーズケーキ”フラッペのイメージキャラクターに今年2月に発売したデザート、新しい地図の「CHI-ZU CAKE(チーズケーキ)」に続く、“チーズ味”の商品となるチーズケーキフラッペ。公開された映像には、シュールで自由なフラッペダンスを披露する香取の姿が映し出される。地中に突き刺さる巨大なフラッペ、牝牛かと思いきやおじさんの“牛おじさん”に、謎のフラフラお化けの“オバッペ”、そしてマッシュルームカットの香取と子供“ペペッペ”。音楽に合わせてドヤ顔でリズムをとる香取たちは、突然フラッペを持ちながら音楽に合わせて踊り出す。そして、先ほどの挑戦的な表情とはうって変わり、笑顔でフラッペをモミモミ、ガシガシ、そして完成したフラッペを思いっきり吸い込んだ瞬間、香取たちの体が宙に舞う!?そんな不思議な内容で、フラッペの作り方と香取たちのフラッペダンスのリズムだけは深く脳裏に刻まれる強烈なインパクトを残す映像に。併せて公開されたソロダンス映像では、香取のキレキレなフラッペダンスをじっくりと堪能することができる。撮影後、香取は「すごく楽しかった!」と一言。「僕はいろいろな世界の経験があるので、この世界観は初めてではない感じがしました(笑)。すごくシュールで自由な感じがして、久々にこの世界に来たなーと幸せな気分になりましたね。違和感は全くないと思いますよ!」と続け、さらに「最近自分の個展が始まったばかりなので、ちょっとアーティスト香取になっていた部分があったのですが、今日の撮影で一気に引き戻されましたね(笑)。すごく居心地が良くて、やっぱこれだよなーという感じ。これぞ“ザ・慎吾ちゃん”といったところですかね!」と話した。振りを覚える際に「あっ、これは本気ださなくちゃ」とこぼした香取は、「僕はもちろん全然大丈夫ですが少し難しいかもしれない。でも、ちょっと本気で真似してくれようとしたら、皆が踊れるダンスだと思うんです。日本中の子供たちが真似してくれて、お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんと皆で踊ってくれたらうれしいですね」と期待。「これまでの人生で踊ってきた全てのダンススキルをこのフラッペダンスに注ぎ込みました! まさに僕のダンス人生の集大成だと思って下さい!!」と力強く語った。また、「音楽に合わせて踊ると、自然と笑顔になれるんです。人生で一度もダンスを踊ったことがない人もいると思いますが、絶対に一度は踊ってもらいたいです。難しいことは何もなく、音で遊ぶだけでいいんです。フリが正確でなくてもいい。音に合わせて何となく動いているだけで、それだけで楽しくなれるんです。踊ったことがない人は、フラッペダンスを人生初の踊りにして欲しいですね」と、ダンスへの熱い想いを明かした。
2019年04月18日“バブリーダンス”で知られる大阪府立登美丘高校ダンス部が5日、東京ミッドタウン日比谷で行われた同施設の開業1周年イベント「TOKYO MIDTOWN HIBIYA 1st Anniversary」に登場し、英ロックバンド・クイーンの楽曲からインスピレーションを受けた新作ダンスを披露した。この新作ダンスは、「We are the Champion」、「We Will Rock You」などのクイーンの楽曲を用いたもの。3月29日に放送されたフジテレビ『めざましテレビ』の生放送特番で初披露し、話題となった。この日のイベントでは、ボーカルであるフレディ・マーキュリーに扮したダンス部員30人が登場し、息の合った圧巻のパフォーマンスを披露。観客から大きな拍手が沸き起こった。ダンスを構成した振付師のakaneも登壇。「私もクイーンの大ファンだったんですけど、唯一無二の音楽、パフォーマンス、ファンに対する愛とか音楽に対しての熱さとか、クイーンは本当に素晴らしいチーム。音楽をしっかりと表現しながら私たちも唯一無二のパフォーマンスしたいという思いを込めて作らせていただきました」と熱い思いを明かした。イベントでは、クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーの生き様を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』のブルーレイ&DVD&デジタル配信のリリース日が4月17日に決定したことを記念し、ブルーレイ&DVD『ボヘミアン・ラプソディ』ジャケット除幕式も実施。20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン代表取締役社長の川合史郎氏が登壇し、魅力をアピールした。
2019年04月05日革新的なダンスのあり方を提唱、実践し各方面から注目を集める英国のストップギャップ ダンスカンパニーが、2017年世界初演の代表作『エノーマスルーム』をひっさげ、3月に横浜、世田谷、北九州で初の来日公演をおこなう。【チケット情報はこちら】「違うことに意味があり、その違うことを活かした方法で作品を作る」ことを方針に掲げる彼らはその言葉通り、障害者と健常者が一緒になって、独自のダンス表現を追求するインクルーシヴ(全てを含む)ダンスカンパニー。そのジャンルの先駆者として様々な国で上演、さらに関連ワークショップを行なっている。今回上演する『エノーマスルーム』は妻を亡くしたばかりで悲しみにくれるデイヴ(デーヴィッド・トゥール)とその娘サム(ハンナ・サンプソン)が亡き妻/母を思うあまり、その幻を見るようになり、現実と妄想の世界を行き来しながら愛する人の思い出に浸るというファンタジーな内容になっている。ここで主人公デイヴとサムとを演じるふたりは障害者ダンサーで、彼らの幻想の妻/母を踊るのがふたりの健常者ダンサーたちだ。それぞれの身体的個性を活かして、他では見ることのできない詩的でドラマチックな世界を展開する。デイヴを演じる両足の無いダンサー、トゥールは2012年のロンドン・パラリンピックの開会式でソロダンスを披露し、障害者アートの可能性を英国中に、そして世界に発信したパフォーマーでもある。2008年にプロジェクトマネージャーとしてカンパニーに参加、2012年からはエクゼクティブプロデューサーとしてカンパニーの運営の指揮をとる日本人、柴田翔平さんは「創作にあたり、人種や障害のあるなしに関係ないところでみんなが経験することは何だろうと考えた時に“死”が挙がりました。そして誰かが死んだあとにそれをどのように乗り越えるかというのも国籍、人種、障害のあるなしに関わりなく誰でもが経験することなので、それを取り上げようということになりました。それが『エノーマスルーム』という作品です」とインタビューに答えてくれた。さらに、『エノーマスルーム』の世界各国での高評価に応え、これからも誰もが抱えている問題、苦悩をテーマに芸術監督ルーシー・ベネットが作り出すストーリーを重視したダンスシアター作品を届けていきたいと今後の抱負を語ってくれた。障害者と健常者、どちらが欠けても成り立たない新しい共生のダンス、インクルーシヴダンスを日本で観られる日は近い。公演は3月3日(日)の神奈川・あーすぷらざを皮切りに、8日(金)・9日(土)に東京・世田谷パブリックシアター、16日(土)に福岡・北九州芸術劇場にて上演。チケット発売中。取材・文:田中伸子
2019年02月20日『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』にクリーデンス役で出演し、DCコミックスの実写映画『ジャスティス・リーグ』のフラッシュとしても知られるエズラ・ミラーの来日が決定!初参加となる「東京コミコン2018」にて、写真撮影会およびサイン会、イベント登壇が予定されている。11月23日(金・祝)より日本公開される映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では主人公ニュート(エディ・レッドメイン)やグリンデルバルド(ジョニー・デップ)らが関わる“超重要人物”クリーデンス役を演じているエズラ。前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』にも出演し、その存在感をいかんなく発揮した。エズラは2011年(日本では2012年)に公開された『少年は残酷な弓を射る』がカンヌ国際映画祭でも上映され、一躍その名が世界に知られるように。その後、映画『ウォールフラワー』でローガン・ラーマンやエマ・ワトソンと共演するなど、着実にキャリアを重ねていき、DCコミックスの実写映画においてフラッシュ/バリー・アレンに大抜擢。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』でのカメオ出演を経て、DCコミックスのスーパーヒーローたちがチームを結成する『ジャスティス・リーグ』では超高速の能力はもちろん、そのコミカルなキャラクターと軽妙な演技で世界的な人気を獲得している。過去にもプライベートを含め数回の来日経験があるエズラだが、東京コミコンへの参加は初めて。さらに今回は、マーベル映画のヴィランであるロキ(トム・ヒドルストン)と、キャプテン・アメリカの親友であるスーパーヒーロー、ファルコン(アンソニー・マッキー)との“共演”となり、世界中から注目が集まることになりそう。しかも、自身が大ファンを公言する「ハリー・ポッター」シリーズからは、双子のフレッド&ジョージ役で知られるフェルプス兄弟も来日するが…。なお、エズラは12月2日(日)12時~メイン・ステージで予定されているDCコミックのヒーローたちをテーマにした「DC COSPLAYERS LEAGUE 2018Presented by ビオレ ピュアスキンクレンズ」のスペシャル・ゲストとしても参加予定。また、期間中に参加予定となっていた俳優のジョン・キューザックは、新作映画の撮影スケジュールの都合により、残念ながら来日および東京コミコンへの参加が急遽中止となっている。「東京コミコン2018」は11月30日(金)~12月2日(日)まで3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて開催。(text:cinemacafe.net)
2018年11月19日体育で「ダンス必修」が決まったのは10年前の2008年のこと。当時、ヒップホップダンスが必修化されるという誤解もあり、賛否両論のあったニュースなので記憶している人も多いのではないでしょうか。その後、2011年に小学校、2012年に中学校、2013年に高等学校で、段階的にダンスの授業が始まりました。ふたを開けてみれば、これまでの体育などでお馴染みの創作ダンスやフォークダンスも含んだ「ダンス」を学び、中学生の7割が「ダンスの必修化はうれしい」という調査結果も。実は、「ダンス必修」に苦手意識をもっているのは、子どもよりも大人の方かもしれません。大人の苦手意識を子どもが何となく感じ取り、ダンスを苦手に思ってしまうのは避けたいものです。ダンスはコミュニケーション能力アップにも効果があると言われています。今回はそんなダンスのメリットについてご紹介しましょう。そもそも、体育の必修科目「ダンス」では何をやるの?体育の授業でダンスが必修科目になったと報じられた当時、メディアではヒップホップダンスを紹介されることが多く、「ダンスの授業=ヒップホップ」というイメージをもってしまった方も少なくありません。しかし、2008年3月に告示された中学校学習指導要領の改訂内容には、以下のように書かれています。ダンスは、「創作ダンス」、「フォークダンス」、「現代的なリズムのダンス」で構成され、イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動で、仲間とともに感じを込めて踊ったり、イメージをとらえて自己を表現したりすることに楽しさや喜びを味わうことのできる運動です。(引用元:文部科学省|武道・ダンス必修化)ヒップホップは「現代的なリズムのダンス」に含まれ、さらに改定前の体育授業で行われてきた「創作ダンス」や運動会などの学校行事でお馴染みの「フォークダンス」と並んで記載されていることからも、ダンスの授業で取り上げる1ジャンルにすぎないことが分かります。ただし、学校の実態に応じてこれらの3種類の中から1種類以上を選択して取り扱うことになるので、「ダンスの授業=ヒップホップ」という学校もないとは限りません。「ダンス」を苦手に思うのは、親自身が中学時代にもったイメージ?私たちが普段の生活でダンスに触れる機会はどれくらいあるでしょうか。ほかのスポーツや趣味と同様、スクールに通っている人もいれば、上手なパフォーマンスを見るのが好きな人、まったく興味のない人まで、人によってさまざまでしょう。ダンスが苦手だという親御さんの中には、自身の中学時代にダンスの授業で恥ずかしい思いをしたり、気乗りしない振り付けを皆で行なったりした「苦い思い出」があるかもしれません。また当時、テレビ番組の企画で放送されていたストリート系ダンス版甲子園の高校生パフォーマーやキレのあるダンスが人気のアイドルグループなどを見て、ダンスは特別な才能をもった一部の人のものというイメージをもっている人もいるかもしれません。しかし、ここ10年でダンスを取り巻く環境はめまぐるしく変化しているのをご存じでしょうか。ダンス必修化をきっかけに、Eテレでダンス&ボーカルグループのメンバー2名による子ども向けのダンス番組がスタートし、同時期には高校生のダンス選手権も始まり、大阪の高校ダンス部のキレのある演技が一大ブームとなったのは記憶に新しいところです。動画投稿サイトでは、アイドルグループのヒット曲に合わせてご当地ダンスが披露され、人気ドラマのエンディングテーマ曲の振り付けは社会現象を巻き起こしました。「一般人がやるダンスは恥ずかしいばかりで面白くない」というイメージは着実に変わってきています。ダンスはコミュニケーション能力がアップするそれでも、急にダンスを好きになる自信がないという人もいるでしょう。ここで、ダンスが子どもたちの教育にどのような効果があるのか紹介します。【ダンスはコミュニケーション能力がアップする】先に引用した学習指導要領にもある通り、ダンスの授業では「仲間とのコミュニケーションを豊かにすること」が重視されています。上手くダンスを踊ることよりも、仲間とのダンスを通して自分の意見を伝え、相手の意見を聞き、コミュニケーションを図ることが第一。学校のダンス授業にも関わっている、振り付けユニット「振付稼業air:man」の杉谷一隆さんはインタビューで、次のように話しています。自意識が強すぎる人ほど、「人より下手かもしれない」「遅れているかもしれない」と思ってしまう。「うまくならねば」という価値観だと、「自分はダンスは向いてない」「苦手だ」となって、ダンスが嫌いになってしまう。 そういう人を減らしたくて、学校のダンスの授業に関わっています。下手でもいいし、動きがバラバラでもいいんですよ。楽しくコミュニケーションできれば(引用元:withnews|学校の授業でダンスやるのダサくない?有名振付師の答えが深かった)また、コミュニケーション能力は社会に出ても必要とされるもので、企業の採用活動においても常に重視されるものです。ダンスそのものの上達ではなく、その先にあるコミュニケーション能力アップの効果を期待できるのがダンスです。【ダンスはバランスのとれた体をつくる】全身を使って表現をするダンスは体幹や下半身の筋力アップに効果があります。加えて、日常生活であまり使わない筋肉も使うことが多いのが特徴。ヒップホップでは、腕を付け根からグルグル回す振り付けがあったり、足を左右に開いて股関節を動かしたりします。このような動きを繰り返すことで柔軟性がアップするのです。また、ダンスは持久力を必要とします。1曲あたり約3分間、リズムに乗って体を動かし続けると、慣れないうちは息が上がるもの。繰り返していくうちにスタミナがつきます。お子さんのコミュニケーション能力アップや体力づくりに大きく寄与してくれると考えれば、体育のダンス授業を積極的に応援したくなりませんか?***最近は、女子中高生の間で指だけの振り付け動画の投稿が人気ですね。あれもダンスの一部だと考えれば、日常生活の中に意外とダンスは入り込んできているのかもしれません。お子さんが「やってみたい」と言ったら、親御さんも一緒に楽しさを体験してみるのもいいですね。(参考)Study Hacker こどもまなび☆ラボ|ダンス必修化の問題点と今後の課題ベネッセ教育情報サイト|ダンス必修化に中学生の7割が「うれしい♪」と回答!文部科学省|武道・ダンス必修化文部科学省|新学習指導要領に基づく中学校向け「ダンス」リーフレットwithnews|学校の授業でダンスやるのダサくない?有名振付師の答えが深かった
2018年10月29日女優の本田翼が、26日より全国(一部エリアを除く)で放送されるLINEモバイルの新テレビCM「LINEモバイルダンス」編で、キュートなダンスと歌を披露している。新CMでは、このたび新たにCMキャラクターに就任した本田翼が、LINE MOBILE の“L”と“M”にちなんだキュートで少しコミカルな“LINEモバイルダンス”を踊ったり、原曲「いい湯だな」のリズム感を強調しポップ調にアレンジした替え歌を披露。本田が繰り広げる同CMオリジナルのダンスと歌で、スマホ代が月300円から利用できる「LINEモバイル」のお得な魅力や「LINEモバイル」らしい親近感やワクワク感を伝える内容になっている。また、CMには、LINEスタンプで人気の「けたたましく動くクマ」、「自分ツッコミくま」、「うるせぇトリ」の3キャラクターがそれぞれ登場し、“LINEモバイルダンス”に合わせたコミカルな動きで本田と一緒にCMを盛り上げる。なお、「自分ツッコミくま」が登場するCM映像は11月公開予定。
2018年10月25日スイス発時計ブランド・テンデンス(Tendence)の時計「フラッシュ(FLASH)」コレクションより2018年秋の新作が登場。2018年9月20日(木)より発売される。2014年に発売されて以来、“光る時計”として人気の「フラッシュ」新作コレクションでは日付、曜日表示が付いた「マルチファンクション」タイプと、シンプルなデザインがファッションに合わせやすい「スリーハンズ」タイプの2モデルが登場。カラーは2018年5月20日(日)に先行発売された各タイプの“ホワイト×シルバー“に加え、「マルチファンクション」タイプには“ブラック×ゴールド”が、「スリーハンズ」タイプには“ダークグリーン×ゴールド”や“ネイビー×ローズゴールド”など相性の良い色同士を組み合わせた4種が新たに追加される。また、新作では「フラッシュ」最大の特徴であるライティングデザインを一新。「スリーハンズ」「マルチファンクション」いずれのタイプにもレインボーに8秒間光る仕様が追加され、より様々な表情を楽しむことが出来る一本に進化している。【詳細】テンデンス「フラッシュ」コレクション 2018年秋新作発売日:2018年9月20日(木)価格例:・マルチファンクションブラック×ゴールド 49,000円+税・スリーハンズ ダークグリーン×ゴールド/ブラック×ローズゴールド/ネイビー×ローズゴールド 39,000円+税、レッド×シルバー 37,000円+税※いずれのタイプもホワイト×シルバーは2018年5月20日(日)先行発売済み。<時計詳細>ケースサイズ:50㎜ケース:ステンレススチール/ナイテックTR90ストラップ:シリコンストラップガラス:ミネラルガラス防水性:10気圧防水LED:7色+レインボー
2018年09月15日国際交流基金アジアセンターと株式会社パルコが2014年に立ち上げた「ダンス・ダンス・アジア~クロッシング・ザ・ムーヴメンツ~」。3月23日の東京公演開始に先立ち、3月15日にはダンス関係者へ向けた公開リハーサルが行われた。DANCE DANCE ASIA チケット情報集まったのはフィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、そして日本のダンサーたち。シアターで展開される彼らのダンスは、そのテクニックはストリートダンスをベースとしながらも、コンテンポラリーや演劇など他のアート分野と驚くべき幸せな邂逅を経て、新たな地平を切り開いている。まさに世界のムーブメントの“今”を感じられるステージとなっている。ラコステ、ディーゼルなどのショーやMV、CMなどの振付を多数手がけるヴィンス・メンドーザの作品は『Hilatas<君を導く光>』。2016年の東京初演以降、海外公演を経て、同名作品を長編化。今回は振付・演出補佐、ドラマトゥルクとしてピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団出身のファビアン・プリオヴィルが参加。リハーサルでは、印象的なリズムラインに導かれ、コンテンポラリー・アート作品としてのヒップホップの可能性を予感させるダンスが展開されていた。ユニクロのTVCMで、世界三大広告賞を含めた23タイトル受賞という快挙を成し遂げた気鋭のクリエイター黄帝心仙人の作品は『宇宙 -Space-』。舞台に設置された透明なドーム型の“宇宙船”の中で繰り広げられる船員達のドラマだ。音楽とダンスの驚くべき雄弁さによって、まるで台詞が聞こえてくるようだ。ストリートダンスのテクニックによって表現されながら、まさに演劇としてのパフォーマンスとなっている。インドネシアのダンス・アイコンとして名高いハムディ・ファバスの作品名は『Soul Train』。ストリートダンスの変遷を辿るショーケース的な構成は、さながらダンス番組『ソウル・トレイン』の“いいとこ取り”。多用されるダイナミックなブレイキングは、まるで舞台を彩る華のように咲き乱れる。ハムディ・ファバスによるストリートダンスの“今”の表現にも注目だ。公演は3月23日(金)から25日(日)の3日間、東京芸術劇場 シアターイーストにて合計4回開催される。各回、3作品全てが上演される。24日(土)、25日(日)の公演終了後には演出家・クリエイターによるアフタートークが決定しており、各回登壇する演出家は異なる。取材・文:yokano
2018年03月22日ストーリー性のある演劇的な世界観を、ダンスとJ-POPで創り上げるダンスエンタテインメント集団・梅棒。その第8回公演『Shuttered Guy(シャッター ガイ)』が、3月28日(水)・29日(木)のシアター1010での東京プレビュー公演を皮切りに、4都市5会場で上演される。梅棒 8th SHOW『Shuttered Guy』チケット情報本作の舞台は、人情味あふれる商店街。ハートウォーミングなホームコメディを展開するべく、今回も多彩な顔ぶれがそろった。ゲストは、大久保祥太郎、佃井皆美、まちゃあき(エグスプロージョン)、YOU、RYO(Beat Buddy Boi)、泰智(KoRocK/ENcounter ENgravers)、古川小夏(アップアップガールズ(仮))、一色洋平、田中穂先(柿喰う客)、東理紗(ピヨピヨレボリューション/東東東東東)、ひこひこ。個性溢れる面々が、伊藤今人率いる梅棒メンバーと共にエネルギッシュなステージをお届けする!※ひこひこは伊藤今人とダブルキャストでの出演。梅棒 8th SHOW『Shuttered Guy』は、3月28日(水)・29日(木)東京・シアター1010(プレビュー公演)、3月31日(土)・4月1日(日)愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、4月6日(金)から8日(日)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、4月12日(木)・13日(金)福岡・福岡国際会議場メインホール、4月18日(水)から26日(木)東京・世田谷パブリックシアターにて上演。東京公演のチケットは発売中、愛知・大阪公演は2月24日(土)10時より、福岡公演は2月17日(土)10時より一般発売開始。ぴあ関西版WEBでは今作のゲストについてご紹介!こちらもぜひチェックを。
2018年02月23日DCコミックスのキャラクター、フラッシュの単独映画(タイトル未定)の監督がついに決定した。DCコミックスの漫画「フラッシュポイント」をベースに描かれるというこの映画は、『ジャスティス・リーグ』に引き続き、バリー・アレン/フラッシュをエズラ・ミラーが演じることが決定している。監督に関しては過去にセス・グレアム=スミス、降板後にリック・ファムイーワに決定したものの、ファムイーワも降板することになり、2016年10月から監督が決まらないままおよそ1年半が過ぎていた。「Variety」誌によると、このたび同映画の監督に決定したのは1人ではなくコンビ。『スパイダーマン:ホームカミング』の脚本を書いたジョン・フランシス・デイリーとジョナサン・ゴールドスタインだという。2人はいままでに『お!バカんす家族』(2015)、今年公開でジェイソン・ベイトマン、レイチェル・マクアダムスらが出演する『Game Night』(原題)などの監督経験がある。この1年半、製作のワーナー・ブラザースはロバート・ゼメキスやベン・アフレックにもアプローチをかけたとのことだが、交渉は成立しなかったようだ。フラッシュ単独映画の公開予定日は未定。(Hiromi Kaku)
2018年01月18日Perfumeなどの振付家として知られるMIKIKOさんがプロデュースするダンスユニット、ELEVENPLAY。あの“恋ダンス”を踊る彼女たちは、レディー・ガガのオープニングアクトやリオオリンピック閉会式でもパフォーマンスを披露した、世界レベルで活躍するダンサー集団だ。――8人がそれぞれ個性的な分、チームでの調和が難しそうなのですが、ステージで抜群のチーム感を発揮する秘訣は?EMMY:同じ釜の飯を食べる、ではないですが、公演となれば朝から晩まで同じ時間を過ごしてきているので、空気感や、ひとつひとつの動きに対して熱量を共有していて、合わせやすいですね。NON:これはもう感覚だね。KOHMEN:ELEVENPLAYって、バラバラの個性が集まってひとつのアートになる、まるでステンドグラスみたいなチーム!MARU:8人とMIKIKO先生はもう、言葉で言い表せない、家族をも超えた深い関係です。信頼、絆、愛で結ばれています。YU:あと、ELEVENPLAYは、ONとOFFがはっきりしているよね。やるとなったら、最高のものを作るんだってお互い高め合うんだけど、ダンスモードから離れると女子高生みたいにキャッキャしてる(笑)。NON:大人と子供の心を持っていて、混じり合うと素敵な化学反応が起こる、ピュアなチーム。――チームの認知度が高まったのが、星野源さんと『恋』MVで踊った“恋ダンス”。あれほど人気になると思っていましたか?ERISA:まったく。ブームになっていると聞いても全然実感がわきませんでした。NON:あのMVは、リオから帰国してすぐの撮影だったよね。MIKIKOさんはリオからアメリカツアーに向かったので、日本の私たちにスカイプでダンスをつけてくださいました。KAORI:MIKIKOさんから対面で教われなかった初めてのダンスが“恋ダンス”でした。――他に、思い出深い活動は?ERISA:ELEVENPLAY×Rhizomatiks Researchで『ミュージックステーション』に出演したことです。歌手ではない私たちが、あの階段を下りる日がくるなんて!SAYA:私は、‘14年の「モザイク」公演。チームがぐっとひとつになれた感覚があり印象深いです。KOHMEN:ドローンと合わせて踊った初めてのリハーサルで、ドローンが暴走して。「いやー!!」って叫びながら逃げ回った(笑)。KAORI:まだドローンが今みたいに普及していなかった時代。SAYA:そうそう、最初はドローンのことを「ヘリ」って呼んでました(笑)。懐かしい!KAORI:風もすごいから、音楽も聞き取りにくくて…。ERISA:でも、慣れてくると動じなくなる(笑)。KOHMEN:成功したときの感動はひとしおだったね。MARU:カンパニー公演「phosphere」も忘れない。本番の緊張感、一体感、空気の動き…毛穴が開いていく感覚があった。YU:私も「phosphere」の印象が強いな。自分の課題ややりたいことが明確になったので。EMMY:みんなで細かいところまでストイックに詰め込んでいく作業をひとつずつ丁寧にクリアして。それをお客様に発表できたのは、幸せな時間だったよね。――今後どんなチームを目指す?NON:さまざまな活動を通じて、以前よりも互いを深く知れていますし、関係ももっと密になっています。さらに意見を出し合って、よいチームにしていきたいですね。KAORI:私は「phosphere」の再演がしたい!KOHMEN:そうだね、全員そろっての海外公演も!NON:世界も含め、いつかみんなでツアーできたらいいね。SAYA:いつか自分たちでも作品を作ってみたい。ERISA:それと、11月11日を勝手にELEVENPLAYの日と呼んでいるので、ポッキーのCMにも出たいな(笑)。KAORI:私も~♪イレブンプレイ世界的に活躍する演出・振付家MIKIKOが「心技体、そしてセンスの磨かれた素敵なダンサーが生まれますように」と、‘09年に立ち上げたダンスカンパニー。米オーディション番組にも出演。リオオリンピック閉会式に代表される、テクノロジーと融合した前衛的でアーティスティックなパフォーマンスから、日本中で一大ブームを起こした通称“恋ダンス”のような、誰もが踊れるキャッチーなダンスまで、振り幅の広いダンスで楽しませてくれるのがELEVENPLAY。「得意なジャンルがそれぞれ違う8人が集まっているのが、チームの強み。これからも、面白いものなら何でも踊っていきたいです」(NON)MARUダンス歴10 年。周囲からの評価は、しっかり者。「8人で歩く時は先頭きってます(笑)」SAYACMオーディションでMIKIKOさんと出会う。緊張しやすいが、本番の爆発力はピカ一!YUNY留学後、ELEVENPLAYに憧れて、育成クラスのオーディションを経てチーム入り。EMMYオーディションでチームに入り2年。ダンスのウリは「ジャンルレスに楽しく踊ること」。NON「モザイク」出演をきっかけにチーム入り。みんなを見守る「BIG SISTER」的な存在。KAORIMIKIKOさんのレッスンがどうしても受けたくて上京。「言う時は言う末っ子」。KOHMENダンス歴19 年。広島でMIKIKOさんにダンスを習っていたのを機にチームに入り7年目。ERISA高校時代からMIKIKOさんのレッスンを受けていた。グッズのデザインも担当。※『anan』2018年1月3・10日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・Yae-ponヘア&メイク・森ユキオ久保フユミ(共にROI)取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年01月02日お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが3日、「全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」の関東大会にサプライズ登場し、会場を盛り上げた。全国の小・中学校で必修となったダンスの授業"現代的なリズムダンス"をクラス単位で発表する同コンクール。3日までに行われた地方大会や映像審査を経て、全国大会へ出場する68チームが決定した。関東大会にサプライズゲストとして登場したゆりやんレトリィバァは、水色のレオタード姿で舞台に現れ、「"やること全てが裏目に出る女子"のユニット・非-girlsがリズムダンスコンクールに挑んだら・・・」というネタを、キレッキレのダンスを交えてパフォーマンス。演技を前に緊張していた中学生たちも大爆笑で、会場の雰囲気は一気に和やかになった。そして、司会の石井大裕TBSアナウンサーから「みなさんに、緊張をほぐすアドバイスを」と求められると、生徒たちに向かって渾身の「落ち着いていきや~!」を披露。さらに「緊張している人にも効果があると思います。一緒に言いましょう」と、壇上から降りて生徒たちの元へ。自ら音頭をとって、約500人の中学生たちとともに、「落ち着いていきや~!」の大合唱となった。関東大会では、全国大会に俳優の竹内涼真が登場することも発表。司会の山本里菜TBSアナウンサーが「現在、日曜劇場『陸王』に出演中の竹内涼真さんが・・・」と切り出すと、会場は興奮に包まれた。全国大会は、12月26日・27日に東京・赤坂のマイナビBLITZ赤坂で行われる。なお、TBSでは、全国大会の舞台裏も含め、ひたむきに頑張る生徒たちの姿を、来年1月2日(6:00~7:00)に放送する。
2017年12月04日「THE FLASH/フラッシュ」でフラッシュ&バリー・アレンを演じているグラント・ガスティンが婚約を発表した。グラントは昨日(現地時間)、インスタグラムに恋人のL.A.トーマさんとビーチで撮った自撮り写真をアップ。グラントの首に腕を絡めるトーマさんの薬指には、大粒のダイヤモンドの指輪がキラリと光っている。写真だけでコメントは掲載しなかったものの、それが婚約指輪であることは明らか。また、数時間前には彼女とバスケ観戦をした写真も掲載し、そこには「婚約者と一緒に」とコメントが添えられている。このハッピーなニュースに、ファンからはもちろんのこと、映画『Krystal』で共演したフェリシティ・ハフマン、「THE FLASH/フラッシュ」の共演者キャンディス・パットン(アイリス・ウェスト役)、ブランドン・ラウス(レイ・パーマー役)、メリッサ・ブノワ(カーラ・ダンバース)らから祝福メッセージが贈られた。グラントとトーマさんは、今年1月に交際1周年を迎えたことを、それぞれのインスタグラムのアカウントで報告していた。(Hiromi Kaku)
2017年05月01日2007年に結成されたshoji、kazuki、NOPPO、Oguriの4人によるダンスチーム、s**t kingz(シットキングス)、通称シッキン。ストリートがベースの彼らのダンスは、しなやかで優雅。デジタルチックかつスマートである一方、アナログなおかしみも感じられるスタイルだ。s**t kingz チケット情報2010年にアメリカ・カリフォルニアで開催されたダンスコンテスト『BODY ROCK』初出場にして初優勝を果たし、翌年も出場。2年連続で優勝し、一気に注目度を高めた。その後も国内外のアーティストの振付やバックダンサーを務め、三浦大知やBIGBANGなどと競演。2013年の初単独公演『THIS SHOW IS s**t』の初演は30分で完売、再演を含めると5000人以上の動員を記録した。快進撃を続ける彼らが2016年、また新たな扉を開いた。漫画『テルマエロマエ』の原作者、ヤマザキマリの脚本でトイレをテーマにした単独ダンス公演『Wonderful Clunker -素晴らしきポンコツ-』を開催。ヤマザキマリとのタッグも、長編も、全国ツアーも、すべては初めてのことばかり。初の長編作を手がけるにあたって「ストーリーを進めていく際に、ダンスだけでどこまで表現できるのかというバランスが難しかったです。説明しすぎたらうるさいけど、しないと分からなくなるし…というさじ加減とか。初めてのチャレンジでしたけど、楽しかったです」と語るのはメンバーのOguri(写真)。本公演のテーマを「トイレ」にしたのも彼だ。「“シッキン”ですし、トイレを題材にしたら面白いかなって」(Oguri)。そして、「水周りといえば」とヤマザキに脚本を依頼。何度もキャッチボールを重ね、サラリーマンを主人公にしたコメディタッチのエンタメ作品に練り上げた。ヤマザキとのコラボも新鮮だったと目を輝かせる。「ヤマザキさんも“舞台の脚本は初めて”っておっしゃっていたんですけど、“面白そうだからやってみた”って。すごく柔軟な方で、話してみると考え方が似ているというか、共感できる部分がありました。漫画も、表情だけとか台詞を使わないものも描かれるみたいで。そういう、描写だけでストーリーを進めるという部分もダンスに近いものがあるなと思いました」(Oguri)。東京公演を終え、12月に入って長野、愛知と巡った。大阪公演を前に、「東京公演を経て、いろいろブラッシュアップできる時間もあったので東京以上に濃い内容でできたらと思います。スカッとした気分で帰られるような、明日からも頑張ろうと思えるような楽しい舞台ができたらなと思いますし、大阪ならではの舞台ができたらいいなと思いますので、楽しみにしていただけたらと思います」(Oguri)と意気込む。『Wonderful Clunker -素晴らしきポンコツ-』は、12月8日(木)広島JMSアステール、12月10日(土)・11日(日)大阪・松下IMPホール、12月12日(月)福岡市民会館 大ホールで開催。大阪、福岡公演のチケットは発売中。
2016年12月07日