『ジキル&ハイド』などの大ヒットミュージカルの生みの親の楽曲を、日米韓の実力派たちの歌唱で紡ぐコンサート「フランク・ワイルドホーンpresents Special Musical Concert in Japan 2019」。ワイルドホーンと城田優が、初タッグとなるステージへの思いを語り合ってくれた。ミュージカル俳優として存在感を増している城田は、巨匠との仕事を夢だったと語る。「ワイルドホーンさんとお会いしたのは、僕が『デスノート THE MUSICAL』(2015年初演)を観に行った時が最初でした。作品が最高に面白くて、とにかく楽曲が大好きでした。だからものすごく興奮して話をしたと思います。そこでワイルドホーンさんが“いつか一緒に何かできたらいいね”と言ってくださったんです」一方、ワイルドホーンも城田の才能を認めていたという。「(城田)優の歌を聴き、パフォーマンスを見れば素晴らしいシンガーであると同時に、素晴らしいミュージシャンであることはすぐに分かります。譜面に書かれた音をたんに正確に美しく歌うことができる人はたくさんいるでしょう。でも、そこに自分のクリエイティブ性を持って、音楽性を注ぎ込んで歌える人はめったにいません。役を勝ち取れても自分が何者かを探求せずに、ただ演じてしまう人がブロードウェイでも多くいます。そうではなく、素晴らしい舞台の演じ手であると同時に、ミュージシャンとして解放されていて、自在に表現できる力を持ち、自分の視点を持ってその歌を届ける。それこそが僕にとってはとても大事であり、真のアーティストだと思うのです。優はまさにそのひとりですね」「今のお話はとても共感すると同時に大変光栄です」と語る城田は、自らの音楽的趣向がワイルドホーン楽曲にはまるという。「僕自身、数あるミュージカルの中でも、ポップス系の音楽を使った作品が好きなんです。なのでフランクさんの楽曲はまさに好み。よく歌うのが難しいと言われるのですが、そういう部分もありつつ、ちゃんと身体に入りさえすれば、フランクさんの楽曲は歌っていて本当に気持ちがいいんです」その秘訣を「僕は常にソウル、魂で音楽を作っているから」と語るワイルドホーンは、城田には「人の心を大きく動かす力がある」という。「優とはこのコンサートをきっかけに、これからたくさんの冒険をシェアしたいと思っているよ」3月、その冒険の一歩を目撃したい。公演は3月26日(火)・27日(水)いずれも19時から、東京・Bunkamura オーチャードホールにて。取材・文:宇田夏海
2019年03月08日フランク・ワイルドホーンといえば、ミュージカルを中心に世界的に注目を集める作曲家。その彼の実生活の伴侶でもある和央ようかが、この3月、彼の人気ナンバーを日米韓のトップ歌手と共にステージで魅せる。【チケット情報はこちら】「フランクも私もアメリカに住んでいますけど、日本でこのようなコンサートをお届けできることに大きな意味を感じています」韓国からはオク・ジュヒョン、日本からは城田優、アメリカからはコンスタンティン・マルーリスが登場。和央はジュヒョン、城田とデュエット曲も披露する。「素晴らしい歌手の方たちばかりですから、今からとても楽しみです。もう本当に全員、ホンモノ。そのホンモノたちの中でどう自分が存在できるのか、ですね。フランクはニューヨークから最強のバンドを連れてきますし、最高の世界観が広がることと思います。そこはもうノー・クエスチョンに素晴らしいはずです。私はせめて、その場にふさわしい人間でありたいと願っているところです」公演前の2月には、宝塚の『ベルサイユのばら45』に出演。双方のステージに機能する声を準備するなど、備えに怠りはなかった。「宝塚の方は男役ですから、かなりキーが低い。それはフランクの曲想とずいぶん違いますから、高い方の曲も歌えるように気をつけていました。フランクの『ドラキュラ』は低い方もありつつ高いところも出すので、そのあたりを真ん中に持ってきて調整しました」今回のステージでは、夫が彼女のために書き下ろした新曲も用意される。「新曲についてはポップスを意識した曲になっていますが、まだキーもちゃんと決まっていません。本番ではどうなるのか。私はあまり器用な方ではありません。とりあえず目の前のことをひとつずつ、明日のことをまず頑張ろうと生きてきた人間です。お客様に少しでもいいものをお届けできるよう、私なりに調整して頑張りたいと思っています。お楽しみいただければ幸いです。ご期待ください」公演は3月26日(火)・27日(水)いずれも19時から、東京・Bunkamura オーチャードホールにて。取材・文:賀来タクト
2019年03月08日古くから繊維街として知られ、近年ではアートの街としても注目を集めている馬喰町にミナ ペルホネンの新しいショップ「minä perhonen elävä 」が2月にオープンした。elävä(エラヴァ)はフィンランド語で「暮らし」を意味。日々の暮らしの中で、長く大切に愛せるものや、丁寧なものづくりをされている作り手との出会いの場所として歩みはじめた。minä perhonen elävä Ⅰスターネット東京がリノベーションして営業していた馬喰町の古いビルを引き継いだそう。エラヴァIは、器と食品の販売。2階のショップ兼ギャラリースペースでは、作家の個展を不定期に開催。エラヴァ I は、器と食品がメインの店。日常使いの食器、作家の器やアートピース、オーガニック野菜や果物、ナチュラルワイン、調味料、缶詰、乾物、焼き菓子など、こだわりのアイテムをセレクト。はじまりは、益子のセレクトショップ、スターネット東京が閉店をする際に、その場所を残したいというデザイナー皆川 明さんの思いから。スターネット東京がリノベーションを手掛けた空間の一部は設えそのままに、エラヴァIを開店した。郡司製陶所による日常使いの器。ブルーの縁どりが効いたシンプルな器は重ねた姿も美しい。上段のオブジェは、岐阜の陶芸家、吉田次郎の作品。中段は、陶芸家、小前洋子による花器。沖縄の大嶺工房、岐阜の陶芸家 吉田次朗、沖縄の陶芸家 宮城正幸など、人気作家の作品が並ぶ。缶詰、ピーナッツバター、蜂蜜、調味料など、拘りのセレクト。Ome Farmの無農薬のサツマイモ 紅はるかとぽんかん。石垣島ペンギン食堂の島こしょうと、フランスの老舗缶詰メーカー、ラ・ベル・イロワーズのオイルサーディン。福田商店の干し芋と、皆川さんのお姉様がつくっている生味噌。ともにパッケージは皆川 明デザイン。櫻井焙茶研究所によるエラヴァ オリジナルブレンドの茶葉と、陶作家 安藤雅信がミナ ペルホネンのために手掛けた花茶杯。山形 タケダワイナリーの白ワイン、サン・スフルと、オーストリアのワイナリー、グート・オッガウのオーガニックワイン。器は、作家によりつくられた毎日の暮らしに役立つ日常使いの食器と、1点で存在感のある作品などを展開。またアートピースとして、陶芸家のオブジェや花器も揃える。独特の存在感を放つ小前洋子の作品は、皆川さんも自宅に置いているそう。東京都青梅市にあるOme Farmは、西洋野菜や日本の伝統野菜を有機農法で栽培。オイルサーディンは、ブルターニュの漁港で獲れた新鮮な魚介と良質の植物オイルのみを使用し、伝統的なハンドメイドでつくられる。静岡の干し芋専門店、福田商店の紅はるかの干し芋は、皆川さんもよく召し上がっているそう。サン・スフルは、山形でつくられた無添加の辛口発泡性ワイン。グート・オッガウは、さまざまな年齢、性別の架空の人物が描かれたエチケットに注目。葡萄の樹齢や土壌の個性などを反映している。minä perhonen elävä Ⅱ真鍮製のノスタルジックなサインが目印。ヴィンテージの什器に並ぶアートピース。服と家具を線引きせずに、どちらも暮らしの一部として捉える、という皆川さんの思いから、ヴィンテージ家具とミナ ペルホネンのアーカイブコレクションを同じ空間に並べているという。エラヴァⅡは、北欧を中心に集められたヴィンテージの家具をメインに、アートピースやビンテージのテーブルウエア、書籍、ミナ ペルホネンのアーカイブコレクションが並ぶ。丁寧につくられた昔からのいいものを次世代につなぎたいという思いで集められたヴィンテージは、出会った姿のまま店頭に並べている。そのままの状態で使うもよし、希望があれば張り地のカスタマイズをはじめ、さまざまなリペアの相談にも乗ってくれるそう。アルテックのチェアが積まれたインスタレーションのようなコーナー。北欧のヴィンテージシェルフ。ミナ ペルホネン オリジナルの張り地を選んで家具をカスタマイズすることもできる。シャルロット・ペリアンのサイドチェア、フィン・ユールのチェア、アルテックのティートロリー、フィンランドのアーティストによるモビール。フィンランドのガラス作家、オイバ・トイッカによるガラス製のバード。カイ・フランクによるカルティオグラス。上段の洋書も購入可能。フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトがデザインしたアルテックの名作チェアは、無地のシートの他に、ミナ ペルホネンのファブリックを張ったチェアも展開。デンマークの巨匠フィン・ユールのチェアは曲線の美しさが秀逸。シャルロット・ペリアンのサイドチェアは、誕生から50年経った今でも色褪せないシンプルで力強いデザイン。皆川さんがフィンランドで出会った作家ミラ・ヴァーテラが手がけるモビールは斬新でモダン。ミラ・ヴァーテラの展示会は3月末にエラヴァⅡで開催予定。フィンランドでも入手困難と言われているイッタラのカルティオグラスやピッチャーは、ヴィンテージならではの繊細な薄さと美しい色味に惹かれる。informationmina perhonen elävä Ⅰ東京都千代田区東神田1-3-903-6825-3037Open 11:00-19:00日曜定休(展覧会開催期間は無休)minä perhonen elävä II東京都千代田区東神田1-2-11 201号室03-6825-8037Open 11:00-19:00日曜定休(展覧会開催期間は無休)
2019年02月28日ブロードウェイミュージカルの作曲家と知られ、多数のヒット作があるフランク・ワイルドホーンの作品に焦点を当てたミュージカル・コンサート「フランク・ワイルドホーンpresents Special Musical Concert in Japan 2019」が3月に東京・Bunkamura オーチャードホールにて開催される。【チケット情報はこちら】フランク・ワイルドホーンが楽曲を提供した作品は、繊細にして壮大なドラマを生む楽曲でいずれも人気作として、世界中で上演を繰り返されるものばかり。日本では2015年以来4年ぶりとなる本コンサートは、代名詞とも言える『ジキル&ハイド』や『スカーレット・ピンパーネル』から、ここ数年日韓のミュージカル界を席巻している『デスノート the musical』、昨年の日本初演で好評を博した『マタ・ハリ』、今年4月に上演が決定している『笑う男』まで、様々な楽曲をコンサート形式ならではのめくるめく歌唱リレーで披露する。出演には、『エリザベート』『マリー・アントワネット』などでタイトルロールを演じるほか、ワイルドホーン作品には『マタ・ハリ』で出演、演劇賞の受賞歴もある、韓国ミュージカル界のディーバ、オク・ジュヒョン。元宝塚歌劇団宙組のトップスターであり、退団後はブロードウェイミュージカル『CHICAGO』、ワイルドホーン作品である『ドラキュラ』にも出演した和央ようか。『ロック・オブ・エイジス』オリジナルキャストでトニー賞候補となり、ワイルドホーンとは、2013年『ジキル&ハイド』で主演したコンスタンティン・マルーリス。『エリザベート』では最年少でトート役を演じたほか、『ブロードウェイと銃弾』など話題作に出演し昨年ミュージカルカバーアルバム『a singer』を発売した城田優といった豪華キャストがそろう。そのほか、『ジキル&ハイド』のエマ役でデビューし、大型ミュージカルに多数出演しているイ・ジヘがゲストとして登場する。ワイルドホーン自身のピアノ演奏、実力派ミュージカル俳優らの歌唱、フランク・ワイルドホーンバンドとともに、趣向を凝らした演出を予定しているという今作。ロマンチックで艶あるメロディライン、そしてドラマチックな珠玉のワイルドホーン楽曲をぜひ体感してほしい。公演は3月26日(火)・27日(水)いずれも19時から、東京・Bunkamura オーチャードホールにて。チケットぴあでは2月11日(月・祝)まで抽選先行を実施中。
2019年01月31日今年もあと残すところ1か月。クリスマスに向けて、街のイルミネーションがキラキラと輝きだすこの季節。カップルでどこかへ出かける予定を立てたり、これから誰かを誘おうかとドキドキしている人も多いかも。そんな今年の冬は、絢爛豪華な映像美や感動の実話など、カップルで楽しめる“デートにぴったり“な作品が目白押し。寒い冬、映画館で寄り添い合って観たい3作品をピックアップ!●『くるみ割り人形と秘密の王国』誘われたら脈アリ?冒険要素もたっぷり『美女と野獣』のディズニーが、時代を超えて世界中から愛され続ける不朽の名作「くるみ割り人形」を映画化した『くるみ割り人形と秘密の王国』(公開中)。主人公クララが冒険を繰り広げるのは、秘密の王国を中心とした豪華絢爛な世界。手を伸ばせば触れられそうなほど、リアルな雪や花が装飾された王国や、登場人物が身に纏う宝石のようにキラキラと輝く衣装など、壮大で豪華に創り込まれた世界観は、まるで自分もその場にいるかのような感覚さえ覚えてしまうほど。そして本作の舞台はクリスマス。クララが秘密の王国へ迷いこむきっかけとなった、おじのドロッセルマイヤーが開いたパーティでは、人より何倍も大きいツリー、子どもたちのために用意されたいくつものプレゼントがあり、そのシーン含め全編を彩るチャイコフスキーの楽曲と豪華な世界観が、クリスマスの訪れを感じさせてくれる。豪華な世界観や、数々のシーンに散りばめられた煌めく装飾など、まるでイルミネーションをみているかのような映像美は、カップルで観るのにぴったり。その一方、クララが個性豊かな仲間たちと冒険を繰り広げる中で、第4の国の統治者マザー・ジンジャーと戦ったり、自らの知識を活かして恐れることなく勇敢に突き進んでいくという、手に汗握るハラハラドキドキなシーンも見逃せない。●『おとなの恋は、まわり道』“こじらせた”大人の恋は笑い&ときめきあり!イケメンだけどヘンクツなフランクと、美人なのにドクゼツが止まらないリンジー。ちょっと“こじらせた”2人が、豪華でロマンチックなリゾート・ウエディングに招待される『おとなの恋は、まわり道』(公開中)。そんな2人は出会った瞬間から険悪なムード。というのも、花婿はフランクと絶縁中の異父兄弟で、リンジーを捨てた元婚約者だったのだ。口を開けば意見が対立し、白熱したバトルを繰り広げる2人。しかし、あるときから思いがけないときめきが舞い降りる。こじらせ同士の2人の恋の行方は――?本作には、現代社会に生きる私たちが思わずうなづいてしまうような“あるある”を盛り込んだユーモアもあり、2人が対立しながら惹かれ合う姿は、笑いながらもキュンとでき、「いま恋がしたい!」「絶賛恋愛中!」という人にぜひ観てほしい作品。フランクとリンジーを演じるのは『マトリックス』『スピード』、『ジョン・ウィック』シリーズなどの超大作で世界を制したキアヌ・リーブスと、『シザーハンズ』『若草物語』などの感動作で知られ、人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」にも出演するウィノナ・ライダー。数々の役柄をこなしてきた2人が、4度目の共演で贈る“大人の恋愛物語”に乞うご期待!●『こんな夜更けにバナナかよ』感動あり、笑いあり。見終わったあとは2人でほっこり主人公は鹿野靖明、34歳。札幌在住。幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのは首と手だけ。介助なしでは生きていけないのに病院を飛び出し、風変わりな自立生活を始める。自ら大勢のボランティアを集め、わがまま言い放題。ずうずうしくて、おしゃべりで、ほれっぽくて!自由すぎる性格に振り回されながら、でも、まっすぐに力強く生きる彼のことが、みんな大好きだった――。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』(12月28日公開)は、そんな鹿野さんと、彼に出会って変わっていく人々の人生を、笑いあり涙ありで描く最高の感動実話。実在の人物・鹿野靖明役を演じるのは、同じ北海道出身の俳優・大泉洋。最初は鹿野に反発しながらも、少しずつ心を開いていく新人ボランティアの安堂美咲役には、高畑充希。その美咲の恋人で医大生の田中久を演じるのは、三浦春馬。将来や恋に悩みながらも、鹿野と触れ合う日々を通じて変わっていく青年を三浦さんが繊細に演じる。思うがままに生きる鹿野の姿は、観ているこちらも清々しくなるほど。その反面、破天荒で手に負えない彼と周りを取り巻く人物が、衝突しながらも、お互いに打ち解けようとする姿には、ほろっとする瞬間も。笑いと感動を両方楽しみたい、よくばりなカップルにおすすめ!『くるみ割り人形と秘密の王国』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くるみ割り人形 2014年11月29日より全国にて公開© 1979,2014 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPANこんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年12月09日◼︎キアヌ・リーブス × ウィノナ・ライダーの恋物語DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスと『シザーハンズ』のウィノナ・ライダー共演の、スパイスの効いたラブストーリー『おとなの恋は、まわり道』です。物語の舞台となるのは、極上ワインの産地としても知られ、“アメリカで最も幸せな都市”と呼ばれるカリフォルニア南部のサンルイスオビスポ。それぞれに事情を抱え、とあるリゾート・ウエディングに出席したふたり。のどかな自然と美しい街並みを背景に、運命の出会いなんて信じない男と、運命の相手を見つけたい女が、まさかの恋におちていく顛末を描きます!◼︎『おとなの恋は、まわり道』のストーリーイケメンだけどヘンクツなフランク(キアヌ・リーブス)。美人なのに、毒舌が止まらないリンジー(ウィノナ・ライダー)。空港で交わした初対面同士の挨拶が、思わぬ口論に発展したふたりは、なんと同じ飛行機の隣同士の席に座ることに……。やがてふたりが同じリゾート・ウエディングに出席すること、フランクは花婿のキースと異父兄弟であること、リンジーはキースに捨てられた過去のある元婚約者だということが判明。最悪の第一印象をお互いに抱きながらも、一台だけの迎えの車に仕方なく同乗したふたりは、なんとホテルでも部屋が隣同士で……!◼︎運命の恋を引き寄せるコツは⁉今さら自分を変えられないし、駆け引きも苦手だけれど、ステキな恋はしたい……。この映画は、そんなあなたに「運命の恋を引き寄せるコツ」を教えてくれる作品です。フランクとリンジー、気が付けば、“おひとり様”記録を更新中のふたり。口を開けば意見は対立、バトルを繰り広げるふたりでしたが、「週末を潰してまで、遠くから幸せを祝いに来いだなんて、リゾート・ウエディングは傲慢だ」という点で、初めて意見が一致します。第一印象は最悪なふたりでしたが、互いに激しくツッコミを入れながらもしゃべり通すと、テンポはぴったり。もしかしたら「悪口や毒舌で盛り上がれる」というのも、運命の恋のひとつのサインなのかもしれません。あるとき、思いがけないトキメキが訪れ、どういうわけか強く惹かれあい始めるふたりですが、お互いにこじらせた性格のため、なかなか素直になることができません。果たして、まわり道を続けるふたりの恋はどうなってしまうのでしょうか?男女間の「あるある」を、ユーモアたっぷりに描き、観る人に元気を与えてくれる『おとなの恋は、まわり道』は、12月7日(金)より公開です。◼︎『おとなの恋は、まわり道』公開情報『おとなの恋は、まわり道』※R-15+12月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開監督・脚本:ヴィクター・レヴィン出演:ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブス配給:ショウゲート上映時間:87分公式サイト:koi-michi.com
2018年12月07日ミッドウエスト(MIDWEST)から、ミュラー オブ ヨシオクボ(muller of yoshiokubo)の別注コート「EXCLUSIVE MELTON COAT」が登場。ミッドウエスト各店及びミッドウエスト公式オンラインストアにて発売される。展開されるのは、ミュラー オブ ヨシオクボの2018年秋冬に登場した人気コート「CURLY WOOL COAT」に、ミッドウエストが別注したカラーを採用したもの。温かみのある「キャメル」とシックな雰囲気を纏った「グレー」の2色が展開される。ゆったりとしたフォルムのコートは、大きな襟とダブルボタンが特徴。肩の落ち感が滑らかなシルエットで、さりげない女性らしさを演出する。なお11月1日(木)からは、ミュラー オブ ヨシオクボのアウターの購入者に、先着でミニ巾着をプレゼント。レッドやベージュ、オレンジなど冬らしいカラーとなっている。【詳細】ミュラー オブ ヨシオクボ×ミッドウエスト「EXCLUSIVE MELTON COAT」取扱店舗:ミッドウエスト トウキョウ ウィメン、ナゴヤ ウィメン、ルクア オオサカ/ミッドウエスト公式オンラインストア価格:61,000円+税■巾着プレゼント11月1日(木)から、ミュラー オブ ヨシオクボのアウターの購入者に先着でプレゼント。カラー:ネイビー/オレンジ/レッド/ベージュ※ミュラー オブ ヨシオクボ全アウターが対象※無くなり次第終了※カラーは選べない
2018年11月04日キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女を演じた『おとなの恋は、まわり道』。この度、ウィノナ演じる“ヘリクツ女”リンジーを襲うハプニングを収めた映像が到着した。過去の大失恋が原因で運命の恋を信じられなくなってしまったウィノナ演じるリンジーは、「自分の寛大さを示す」「気持ちにけじめをつける」という理由で元婚約者の結婚式に参加することを決意。空港で、同じ式に向かう“ヘンクツ男”フランク(キアヌ・リーブス)と出会う。しかし、皮肉屋同士お互いの第一印象は最悪。飛行機への搭乗列、飛行機内、迎えの車内と、ひたすらに口論を繰り広げながら宿泊先のホテルへと共に移動していくことに。今回公開されたのは、そんな2人がホテルに到着した直後の映像。飛行機の座席に続き、ホテルの部屋までも隣同士だった2人だが、ただ隣同士なだけではなく、なんと部屋までもドア1枚で繋がっていたのだ。映像では、フランクがパンツとシャツ、靴下というラフすぎる格好で、立ったままテレビに文句を言っているシーンから始まる。すると、突如リンジーが現れる!リンジーの部屋とフランクの部屋がドアで繋がっていたと知ると、リンジーは「クロゼットのドアかと…」と、入ってきた彼女自身も驚いた様子だ。ところが、ヘンクツ男のフランクは、女性の部屋と繋がっていたからといって、まるで動じない。それどころか、あまりの出来事に固まるリンジーに「僕に何か期待してる?」とデリカシーのない上から目線な一言まで。リンジーは一瞬絶句したのち「いいえ。ほら、ドアに鍵がついてる。ロックすべきよね」と、すぐに皮肉が飛びだすヘリクツ女にしては珍しく普通の言葉を残し、何事もなかったかのようにフランクの部屋と繋がる扉を閉じる…。常に強気なリンジーにしては意外にも、草食系らしいうぶな対応。そんなヘリクツ女が運命の恋を信じたい“肉食系”へと転身し、ヘンクツ男との間を隔たる扉を開く時はくるのか?リンジーを演じるウィノナは10月29日に47歳の誕生日を迎え、その美しさは衰えないどころか、歳を重ねるごとにより一層磨きがかかっている。口を開けば毒舌が止まらない“ヘリクツ女”リンジーは、いまのウィノナだからこそ演じられたハマり役。そんな魅力たっぷりの彼女の姿はぜひ劇場で確認してみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年10月29日キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女を演じる『おとなの恋は、まわり道』。この度、キアヌ演じるヘンクツ男とウィノナ扮するヘリクツ女が空港で口論を繰り広げる本編映像が解禁された。『マトリックス』シリーズのキアヌと『シザーハンズ』のウィノナが、約10年ぶり4度目の共演となる本作。キアヌが演じるフランクは花婿の異父兄、ウィノナが扮するリンジーは花婿の元婚約者という役柄で、互いにうんざりした気持ちでリゾート婚に参加した皮肉な男女を熱演。今回解禁された本編映像は、初対面の2人が交わす“毒舌バトル”の皮切りとなるシーン。軽い会話を交わした後、フランクが飛行機の搭乗列の最前に並んでいたリンジーの一歩前へ踏み出す。すると、それまでは穏やかだったリンジーが激怒。割り込みは容赦しないとばかりに、「なんのつもり?一歩前に出た」と食ってかかる。しかしフランクは、ひるむことなく、「いいや」の一言でリンジーの主張を一蹴。リンジーは「とぼけないで」と応酬するも、フランクは素知らぬ顔だ。しかし、ここから“ヘリクツ女”リンジーが本領発揮。身振り手振りを駆使してフランクの行動をあげつらい始める。愛想よく話しかけたとみせかけて、割り込んで前に出たと言うと、「15秒前あなたは後ろにいた、忘れてると思うの?」とチクリ。「まさか」の一言で話を切り上げようとするフランクに、「ほら、また前に出た。それってまるで武術みたい」と追い打ちをかける。フランクもとうとう業を煮やし、「時間を気にしながらゲートへ来て楽しい会話を試みた。しかし君が冷淡だったから、それを避けるために前へ出た」と言い訳。なおも食い下がるリンジーは「前じゃなくて後ろに行けば?」と言い返す。するとフランクは「そしてまた追い越せと?」と、大人とは思えないトドメの一言を返すのだが…この後も、リゾート婚に参加したヘンクツ男とヘリクツ女の毒舌バトルが更にヒートアップしていくことに。4度目の共演ともあって、テンポよく舌戦を繰り広げる2人の演技はまずこちらから確認してみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年10月19日男性からのLINEってそっけない、冷たい、用件だけと思ったことはありませんか?男性から嫌われないためのLINEマナーを今一度おさらいしましょう!文・フランク裕香【みんなの恋テク】vol.19男性はLINEで会話するのが苦手っていう人も少なくありません。また、LINEをするにしても用件のみで簡潔に済ませるという男性のほうが多いのも事実。そのため「彼はLINEがそっけない」「彼に嫌われているのかも?」と思う前に、男性から「こいつウザいなぁ・・・」と思われないようなLINEの基本をおさえておきましょう!女のダメLINEその1返信をせかさない!「LINEでいちいち既読をチェックするA子。既読になったまま返事をしないと既読要求するスタンプを連打してくる。彼女になったら鬱陶しいタイプだなと思い距離を置くことにしました」(27歳・広告)男性はLINEに限らず「ねぇねぇどうなの?」といった返信をせかされることを嫌います。LINEが既読になっているのをみて「なんで返事くれないの?」などと返信を要求すると「ウザいなぁ……忙しいんだから」と嫌われてしまう可能性大。気をつけましょう!女のダメLINEその2質問攻めにしない!「LINEの文でやたらと自分の近況を報告してきて、最後に『●●君はどう思う?』と締めくくる子。正直どうでもいいって思っていたりすることもあるので、FBのメッセンジャーだったら読んだ後に再度未読にして放置してしまったりもします……」(30歳・IT関係)恋愛ノウハウを特集した雑誌の企画などで、LINEの最後を質問文にすることで返信をもらう確率アップなどと書かれていたりもしますが、やたら質問ばかりするのはNG! 何回も質問ばっかりしてきて返信するのが面倒くさいな~と思わせてしまうため、「面倒な子」というレッテルをはられてしまう可能性大ありです。女のダメLINEその3事情聴取しない!「付き合って1か月しない彼女。付き合ってすぐから『今何してるの?』『何時に仕事終わるの?』といちいち聞いてくる。仕事中にもLINEがくるので、『仕事してるに決まってんだろ!』といらっとしてしまうことも。探りを入れているようにも感じてきついです」(28歳・不動産)彼の行動が気になったとしても「今何してるの?」とか「今日は何してたの?」というLINEを受け取ると男性はどうしても「束縛」されてる感を感じ、「ウザいなぁ……」と思わせてしまいます。彼の日常が気になったとしても、根掘り葉掘り事情聴取しないほうが男性はノビノビとできるものです。いかがでしたか? 女性はついLINEを大事なコミュニケーションツールとして使いがちですが、男性にとっては単なる「連絡手段」のひとつにしかすぎないことが多い、と考えておいたほうがいいみたいです。「そっけない!」「冷たい!」と憤慨する前に、男性との感覚の違いを認識して上手にLINEを使ってみてはいかがでしょうか?※2015年2月5日作成©MilanEXPO/gettyimages
2018年10月01日『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスと『シザーハンズ』のウィノナ・ライダーが4度目の共演を果たす『Destination Wedding』(原題)が、『おとなの恋は、まわり道』の邦題で12月に日本公開決定し、予告編も到着。2人は個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女という、インパクト絶大のキャラクターに挑む。■ストーリーイケメンだけどヘンクツなフランク(キアヌ・リーブス)。美人なのに、ドクゼツが止まらないリンジー(ウィノナ・ライダー)。気が付けば、“おひとり様”記録を更新中のふたりが、最悪の結婚式に招待された。花婿は、フランクが絶縁中の異父弟で、リンジーを捨てた元婚約者なのだ。出会った瞬間から、互いに感じ悪さ爆発のふたりだったが、言い合いを繰り返すうちにお互いに惹かれ始める。しかしこれは、なかなか素直に恋に落ちることができない、大人の恋の始まりだった――。■キアヌ・リーブス&ウィノナ・ライダー、およそ10年ぶり4度目の共演!“絶縁した家族の結婚式”に出席するフランクと、“元婚約者の結婚式”に出席するリンジー。独身生活が長くてお互いにもういい歳をした大人だが、口論や会話を重ねるうちに、徐々にお互いの共通点に気づいていく…。本作は、いまさら自分は変えられないけど、素敵な恋はしたい。そんな全ての人に贈る、“まわり道”ラブストーリーだ。出演するのは、『ドラキュラ』『スキャナー・ダークリー』『50歳の恋愛白書』に続き、今作が4度目の共演となるキアヌとウィノナ。『ドラキュラ』では本物の司祭を呼び、正式な儀式にのっとって結婚シーンを撮影したそうで、2人の結婚は成立していたとかいないとか…。今回は脚本を気に入ったウィノナが、キアヌに脚本を送ったことで実現。共演を重ねてきた2人だから実現できた掛け合いに注目だ。■個性強めなキャラを好演!今回キアヌが演じるのは、ヘンクツで憂鬱な男フランク。キアヌは「ものすごく不安定で人間嫌いだけど、僕は彼のウィットが好きだし、苦しみも理解できる」と演じるキャラクターについて語り、「愛は多くの人にとっては良いものかもしれないが、彼には大きな不幸をもたらして終わるだけのもの。だったら最初から痛みを感じずに済むように関わらなければいいと思っている。だけど彼はリンジーと出会って、彼女に惹かれていく自分に気づき、自分の過去を乗り越えようとするのです」とコメントしている。そして、ウィノナが婚約者に結婚式を目前にして棄てられた過去を持ち、運命の恋を信じられなくなった“毒舌ヘリクツ女”リンジーを演じる。本作の監督を務めたヴィクター・レヴィンは、ウィノナについて「彼女のようには誰も演じられない。この自然なウィノナらしさは誰にも真似できないんだ。彼女はキャラクターを本能で理解している。だから簡単に自分を開放して、自然に演じられるんだ」とまさにハマり役と大絶賛している。■最悪な結婚式での出会い――予告編公開決定と同時に到着した予告編では、キアヌ演じるフランクとウィノナ演じるリンジーが、全く祝う気になれない最悪の結婚式での出会いからスタート。キアヌのキャリアの中でもトップクラスの変人男は、キスをしても相手に「心は開かないからな」と言い放つ始末。一方の“ヘリクツ女”は、元婚約者の結婚式に「過去との決別のため」という理屈で出席するも、逆に上手くいっていないいまの自分にヘコんでしまう…。キアヌ・リーブス×ウィノナ・ライダー、輝き続ける2人が贈るスパイスのきいた大人のラブストーリーをまずはこちらから覗いてみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年09月14日1961年に公開されたマリリン・モンローの遺作『荒馬と女』の未公開ヌード映像が見つかった。「Daily Mail」紙が伝えた。同作を監督したジョン・ヒューストンは、当時マリリンのヌードシーンを撮影したものの、本編では使用しないことに決めたという。以降、現在まで紛失したと考えられていたそのヌードシーンの映像が、残っていることが先日明らかになった。マリリンの伝記本を執筆しているチャールズ・カジッロが、同作のプロデューサー、フランク・テイラーの息子にインタビューし発覚した。父フランクが死去した1999年から、息子が保管していたそうだ。フランクはそのヌード映像を非常に大切なもの、画期的なものと信じていたといい、もし『荒馬と女』で使用していれば、メジャー映画史上アメリカ人女優による初のヌードシーンになっていた。取材をしたチャールズによれば、そのヌードシーンとは本編でゲイ(クラーク・ゲーブル)が裸の胸元をシーツで隠しているロズリン(マリリン)にキスをし、部屋を出ていった後の様子を描いたもの。ロズリンが胸元を覆っていたシーツを外し、シャツに着替えるというシーンで、「とても自然な行動だった」とチャールズは語っている。「だって、部屋に誰もいないのに、ベッドに座っている女性が胸元を隠しながら服を着るっていうのはおかしいでしょう?」フランク・テイラーの息子は、今後この未公開映像を公開するかはまだ決めていないとのことだ。(Hiromi Kaku)
2018年08月14日「フランク ミュラー パティスリー(FRANCK MULLER PÂTISSERIE)」より、人気商品マロングラッセの夏季限定フレーバー「マロングラッセ レモン」が登場。ギンザシックス(GINZA SIX)限定で販売される。「マロングラッセ レモン」は、マロンをじっくりとレモンリキュールに浸し、最後にイタリア産レモンダイスを上にのせた贅沢な一品。マロンは、職人が一粒ずつ選別し、丁寧に手で甘皮を剥いたものを使用する。たっぷりのレモンと、沢山の時間をかけたマロングラッセは、レモンの酸味と甘さが引き立つ特別な味わいに仕上がっている。スイスの高級時計ブランドが手掛ける夏スイーツと共に、華やかなひとときを過ごしてみては。【詳細】「マロングラッセ レモン」販売店舗:フランク ミュラー パティスリー住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 2F価格:1粒 1,600円+税(箱入り)【問い合わせ先】フランク ミュラー パティスリーTEL:03-3569-0663
2018年07月28日この秋、サントリーホールで新たな室内楽フェスティバルが始まる。【チケット情報はこちら】2011年から続く「ARK Hills Music Week」(昨年まで「アークヒルズ音楽週間」)は、サントリーホールのあるアークヒルズを中心に、周辺のホテルや美術館、大使館、教会、レストランなど、さまざまなスペースを会場にコンサートが開かれる「まちの音楽祭」。今年も10月5日(金)から13日(土)まで開催されるが、そこに、新たなコンテンツとして加わるのが、「サントリーホール ARKクラシックス」だ(サントリーホール、エイベックス・クラシックス・インターナショナル共催)。サントリーホール大ホールと同ブルーローズ(小ホール)を使って行なわれる室内楽フェスティバルで、10月5日(金)から8日(月・祝)の4日間に全9公演が予定されている。そして、このイベントのプロデューサー役に当たる「アーティスティック・リーダー」として、ヴァイオリンの三浦文彰とピアノの辻井伸行という、人気・実力ともに現代の日本を代表するふたりのアーティストがタッグを組むというから超強力。5月14日に開かれた発表会見にも、ふたりが揃って出席して抱負を語った。「室内楽のアンサンブルは音楽の原点。10年前ぐらいから、日本でももっと室内楽を広めていきたいと思い始めた。それがサントリーホールで実現できるのはうれしい。この東京のど真ん中で、室内楽を演奏して皆さんで盛り上がるのが楽しみ。ヨーロッパの仲間たちもすごく楽しみにしている」(三浦)「昨年初めて三浦さんとフランクのヴァイオリン・ソナタを演奏して、それまであまり経験のなかった室内楽にはまっている。互いに音を聴き合い、音で対話しながら、それぞれがどう弾きたいかを考え、またぶつかり合って音楽を作っていくのが大事。そんな室内楽の魅力を伝えたい」(辻井)初共演以来意気投合したふたり。プライベートでも食事をしたりカラオケに行ったりという間柄なのだそう。このふたりのカラオケは何を歌うんだろうという興味は措くとして、こちらが勝手に、あまり接点がないんじゃないかと思い込んでいたふたりが、互いの音楽を信じて真摯に向き合いながら本格的な室内楽の祭典を先導してゆくのは、なんともうれしく頼もしい。それぞれのファンも多いふたり。室内楽に新たなファンをいざなってくれるだろう。参加アーティストは三浦、辻井以外に、ユーリ・バシュメット(指揮、ヴィオラ)&モスクワ・ソロイスツ、ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)、川久保賜紀(ヴィオラ)、遠藤真理(チェロ)、三浦友理枝(ピアノ)ほか。全9公演は、休憩なし1時間と、休憩含めて2時間という2種類のプログラムで構成されている。取材・文:宮本明
2018年05月24日「女性が着る」をコンセプトに、一枚のドレスからスタートしたブランド『muller of yoshiokubo(ミュラー オブ ヨシオクボ)』。現在では、日常と非日常を行き来し、自由自在にコーディネイトを楽しむ女性像を提案しています。 そんな『ミュラー オブ ヨシオクボ』の新作の中で見つけたセットアップは、花がモチーフ!サンタフェをテーマにしたSpring/Summerコレクションから、「Abiquiu(アビクィウ)」と名つけられたこの花柄のシリーズの1着をピックアップ。この「Abiquiu」の名は、Georgia O’ Keef(ジョージア オキーフ)の愛した町として知られているところ。その荒野の中に育つ草花は、乾いた土地に咲く花から着想を得たそう。色鮮やかな花々が咲き誇る季節を祝うかのようなセットアップです。 パンツやスカート、デニムとも好相性のガウンをさらりと羽織って セットアップは、ガウンとパンツで構成。丁寧で美しく刺繍されたガウンは、普段はTシャツなどの上にさらっと羽織って楽しみたい一着。また、日和の好い日のお出かけに重宝するのはもちろんのこと、バカンス水着の上に羽織っても様になるのもいい。レーヨンとリネンで作られているため、心地よく着られます。 ドレスアップでもカジュアルダウンでも楽しめるパンツ 贅沢にも全面に刺繍が施されているパンツは、華やかで存在感のある一着。色鮮やかで美しい光沢感のあるレーヨン素材は、そのやわらかさで身体にやさしくフィット。その着心地が良さは、ガーデニングはもちろん、日中の外出や屋外でのレジャーなどでも活躍してくれそう。ウエストにポイントを持たせたデザインのパンツは、その美しいシルエットは見たり着たり、触れることで、5月の美しい季節を感じさせてくれます。 風薫る5月。新緑が眩しく、色とりどりの草花を楽しみたい頃。そんな美しい季節をファッションからも感じたいと思わせてくれるセットアップは、日常に精彩を放ってくれるはず。 花柄ガウン ¥48,000、花柄ワイドパンツ ¥37,000muller of yoshiokubo ミュラー オブ ヨシオクボ03-3794-4037:Masatomo Murakamistyling:TAMAtext : Akira Watanabe
2018年05月16日エモーショナルな「歌」で心を揺さぶる豊かな表現意欲を、松田理奈はおそらくナチュラルに持っているヴァイオリニストだ。そんな彼女の今回のリサイタルのテーマは「愛」。「今まで組んできたプログラムとはまったく違うえぐり方。トライしてゆきたいです」と抱負を語る。【チケット情報はこちら】曲目は、前半にフォーレとエルガーの愛の小品と、イザイの結婚祝いのために書かれたフランクの《ヴァイオリン・ソナタ》。後半は、シューマンの小品とブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》を組み合わせた。クララを巡るシューマンとブラームスの愛の歌たちだ。核となる2曲のソナタのカップリングでCDもリリースする。「ブラームスのソナタ全3曲を録音してゆく予定ですが、3曲それぞれに別のストーリーをフィーチャーしたいと考えました。その第1弾として第1番をフランクと組み合わせたのも、『愛』がテーマなのです」末子フェリックスが早世して悲しむクララのためにブラームスが捧げたとされるのがヴァイオリン・ソナタ第1番。「悲しく暗い第3楽章の、最後の一段に出てくる主題にすべてがかかっている。それを聴いて、どれだけあたたかい気持ちになっていただけるかが自分に課した課題です。そこに向けてしっかり歌い込めるようにしてゆきたい」数年前まで、ブラームスの盟友ヨーゼフ・ヨアヒムが使用していたガダニーニを弾いていたことで、さまざまな気づきを得た。「楽譜に不自然に弱音の指示がある箇所が、ヨアヒムの楽器だと特別によく鳴る音なんです。ブラームスがヨアヒムの演奏を聴いて、鳴りすぎと感じて書き加えたのかもしれませんね。それを実際の楽器を通して感じることができた経験はとても貴重でした」CDのレコーディング中には、フランクのソナタで不思議な体験をしたという。「第4楽章を弾いていたら突然、今まで苦手だった人のイメージが、感謝のイメージと一緒にわーっと浮かんできたんです。そうか、感謝の気持ちを忘れずにというメッセージが込められた曲なのかと感じました。10年以上弾いてきて、結婚祝いにしては、あのドロドロした第3楽章はなんだろうと、ずっと疑問だったんです(笑)。“感謝”を感じてからは、若い勢いで弾きがちな第4楽章にも、ぬくもりが出てきたような気がします」最近「クラシック音楽が楽しくて仕方がない」という。「あらためて“あれ?なんて素敵な世界なんだろう”と感じています。音楽に触れる時間が昔よりも貴重になったのがよかったのかも。ひとつの曲にいろんな解釈があって、正解がないからこそ楽しい。聴いてくださる方の解釈もそれぞれ。私がトライするのは、最後にホッとして帰っていただくこと。相手を思いやるあたたかい気持ちになっていただけるように。それが願いです」リサイタルは5月18日(金)東京・浜離宮朝日ホールにて開催。チケットは発売中。取材・文:宮本明
2018年04月18日1LDK(ワンエルディーケー)は、ベルリン発のブランド、フランク リーダー(FRANK LEDER)とのコラボレーション別注アイテム「OVERCOAT for 1LDK with “SPADE”」を2018年2月23日(金)より、1LDK 青山 ホテルにて発売する。別注アイテム第3弾となる今回は、アーカイブを復刻したコートとブルゾンのセットを発売。コートとブルゾンを組み合わせて着ても、単体で着ても楽しむことができ、幅広いスタイリングが可能となっている。商品は、大胆に“3”と記された特別パッケージで販売。1LDKのために作られた特別なネームタグ付きの、数量限定アイテムだ。【詳細】OVERCOAT for 1LDK with “SPADE”発売日:2018年2月23日(金)価格:コートとブルゾンのセット 188,000円+税 ※数量限定取扱店舗:1LDK 青山 ホテル住所:東京都南青山6-8-18TEL:03-5778-3552
2018年02月22日ラブレス(LOVELESS)とギルドプライム(GUILD PRIME)から、ミュラー オブ ヨシオクボ(muller of yoshiokubo)の別注ウェアが登場。2018年2月10日(土)より発売される。インスピレーション源は「米サンタフェ」ドレスを中心とした着心地の良い日常着を提案している、ミュラーオブヨシオクボ(muller of yoshiokubo)。今シーズンはアメリカ・ニューメキシコ州の古都「サンタフェ」をインスピレーションにウェアを展開した。ビスチェ付きカットソーやサロペット今回登場する別注アイテムはカットソー2型とサロペット。「Cut&sewn -Flare sleeve-」は、サンドベージュのカットソーをベースに、袖部分に今季のウェアにも使用されたボタニカル柄のラッフルを取り付け、少しヴィンテージライクな印象に仕上げた一着。一方「Cut&sewn -Bustier-」は、カットソーの中央にオリジナルのジャカード素材が取り付けられており、リボンを結ぶとビスチェ風になる。これ1つでコーディネートが完成する一着だ。サロペットドレス「Salopette -Pattern-」は、朱色を基調にした花柄プリントを全面にあしらった。パンツスタイルながら、裾にかけてのなだらかなシルエットや、細めのストラップが女性らしいデザインとなっている。期間限定ストアもラブレス青山では、ミュラーオブヨシオクボとヨシオクボ グランドフロア(yoshiokubo GROUNDFLOOR)の期間限定ストアが2月10日(土)から28日(水)までオープン。別注アイテムのほか、ブランドのウェアが一堂に揃う。なお期間中に、ミュラーオブヨシオクボの商品を購入した人には、オリジナルトートバッグが先着でプレゼントされる。【詳細】ミュラー オブ ヨシオクボ 別注アイテム発売日:2018年2月10日(土)より順次価格:・Cut&sewn -Flare sleeve- 19,000円+税・Cut&sewn -Bustier- 21,000円+税・Salopette -Pattern- 37,000円+税取り扱い:ラブレス / ギルドプライム全店舗■期間限定ストア期間:2018年2月10日(土)〜28日(水)場所:ラブレス青山住所:東京都港区南青山3-17-11※オリジナルトートバッグは数量限定の為、なくなり次第終了
2018年02月09日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『The Lines of My Hand』ロバート・フランク(Robert Frank)『The Americans』に続くロバート・フランクの最も重要な本であり、彼が自伝的、告白的な製本手法を確立した出版物である『The Lines of My Hand』の新版。本書は、1945~46年のスイスで撮られた初期写真から、ペルー、パリ、バレンシア、ロンドン、ウェールズへの旅のなかで撮られた写真、最終的に『The Americans』の形でまとめられ彼を有名にした1955~56年の合衆国を巡る旅の写真からのコンタクトシート、フランクの若い家族の写真、後のフォト・コラージュ、『Pull My Daisy』(1959年)や『About Me: A Musical』(1971年)などの映画のスティルなど、1972年までのフランクの作品のあらゆる段階からセレクトされたイメージを時系列で収録する。この構造自体がフランクの人生のリズムを映し出すと同時に、日記のような短い個人的なテキストが彼の声を完全に伝えている。本書に見られるテキストとイメージのオリジナリティーあふれる組み合わせ、恐れのない自己反映、写真や映画に対する主張は多くの写真家にとって、とりわけヴィジュアルダイアリーへのアプローチを継続し続けるロバート・フランク自身にとってのインスピレーション源になっている。【書籍情報】『The Lines of My Hand』写真:Robert Frank出版社:Steidl言語:英語ソフトカバー/102ページ/300×230mm発刊:2017年価格:5,550円■Shelfオフィシャルサイト『The Lines of My Hand』購入ページ
2018年02月03日フランク ミュラー(FRANCK MULLER)より新作ウォッチ「ロングアイランド プティ パスティーユ」<トルース>が登場。2018年2月1日(木)から全国で発売される。「ロングアイランド プティ パスティーユ」<トルース>は、フランク ミュラーの時計の中でも人気の高い「ロングアイランド」シリーズから新登場。ウォッチの中で、ピンクゴールド・シャンパンダイアル・ダイヤモンドの3つの異なる素材が溶け込み調和していることから、「トルース(三つ編み)」と名付けられた。女性らしい18Kピンクゴールドのケースと、シャンパンダイヤルの中心に散りばめられたダイヤモンドが相まって輝くエレガントな仕上がりだ。同シリーズではカジュアルにもリッチにも使えるステンレススティールモデルのケースも用意。双方ともフィット感が抜群で、少し小ぶりなデザインは、腕の細い女性でも楽しむことができる。普段のコーディネートからパーティースタイルまで、女性の手元を華やかに演出してくれるだろう。なお、伊勢丹新宿本館では、期間限定イベント「Timeless Elegance ~輝きを刻む~」を2018年1月10日(水)から1月16日(火)まで開催。「ロングアイランド プティ パスティーユ」<トルース>を先行発売するほか、スイスから来日したダイヤルアートワーク職人によるデモンストレーションが行われる。デモンストレーションでは、文字盤の最終工程でフランクミュラーを象徴する"インデックス(時計の数字)"を製作する様子を見ることができる。スイスの伝承技術であるダイヤルアートワークが披露されるのは日本初だ。【詳細】「ロングアイランド プティ パスティーユ」<トルース>発売日:2018年2月1日(木) ※1月10日(水)~伊勢丹新宿店にて先行発売価格:・18KPG 1,350,000円・18KPG×SS 1,047,600円※全て税込み、予定価格。■期間限定イベント「Timeless Elegance ~輝きを刻む~」会期:2018年1月10日(水)~1月16日(火)会場:伊勢丹新宿本館1階 ザ・ステージ住所:東京都新宿区新宿3-14-1内容:「ロングアイランド プティ パスティーユ」<トルース>の先行販売、フランク ミュラーの世界の紹介等実演日時:・1月12日(金) 13:00、15:00、17:00・1月13日(土) 11:00、14:00、16:00、18:00・1月14日(日) 11:00、14:00、16:00、18:00【問い合わせ先】伊勢丹新宿店TEL:03-3352-1111(大代表)
2017年12月30日『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ監督が超大作から離れ、『リトル・ミス・サンシャイン』『JUNO/ジュノ』『グランド・ブダペスト・ホテル』など名だたる傑作を生み出してきたFOXサーチライト・ピクチャーズと再び組んだ『gifted/ギフテッド』が好調だ。11月23日より全国63スクリーンで公開され、公開13日目で早くも大台の1億円を突破。一部の劇場では、“年越し”のロングランも視野に入れているそうで、2億円突破も見えているという。“キャプテン・アメリカ”としてあまりにも有名なクリス・エヴァンスがハートウォーミングなドラマに出演していること、そして「現代最高の子役」の呼び声も高いマッケナ・グレイスの好演はもちろんなのだが、そのヒットの裏にはもう1つ、いまの日本人にとっても身近なキーワードがあった。全米では、56館の限定公開から1,000館以上に拡大公開され、その週には309万ドルの興収を上げて興収ランキング6位にランクイン、その後、5週連続でトップテン入りを果たした本作(※BOXOfficeMojo調べ)。そして日本では、映画サイト「Filmarks」や「ぴあ」の初日満足度で1位を獲得しており、2週目の12月2日(土)~3日(日)の週末も全国で満席となる回が続出。特にメイン館である都内のTOHOシネマズ シャンテは、1週目対比動員125%、興収131%と、前週を大きく上回る盛況ぶり。公開13日目の12月5日には動員79,882人、興収1億0288万円を記録。12月10日(日)には累計動員101,152人と10万人を突破、累計興収は1億3158万5520円となっている。シンプルなのに複雑な家族愛の物語と天才子役に涙!物語は、母を亡くした7歳の姪っ子メアリー(マッケナ)と、その叔父の独身男フランク(クリス)が、片目の愛猫フレッドや周囲の人々に支えられながら家族の絆を紡いでいくという、“よくある”ストーリー。だが、飛び抜けた数学の才能(=ギフテッド)を持つメアリーの教育方針をめぐり、“特別扱いせずに育てたい”フランクは、“その才能を存分に伸ばしてやりたい”祖母、つまり自分自身の母親と対立することになる。叔父と姪っ子、実の親子ではないもののフランクとメアリーを結ぶ深い愛は、マッケナ(と猫!)のキュートさと天才的演技もあって、ときに温かな笑いで劇場を包み込む一方、フランクの身を引き裂かれるような決断やメアリーの健気さには涙、涙。SNS上では、「劇場みんながシンクロして泣いてた…」「大好き。愛さずにはいられない。今年の最も魂が震えた一本。」「期待値は高かったけどそれを軽々飛び越えるくらい良い作品だった!」など絶賛の声が相次ぎ、特に瑞々しくも堂々とした演技力を見せるマッケナについて、「メアリー役のマッケナ・グレイスの天才少女でありつつ、子どもらしさもある演技が素晴らしかった」「マッケナちゃんの演技すばらしい!彼女が笑うと明るくなるし落ち込むと悲しくなるし泣くと泣いてしまう」「クリス・エヴァンスが良いのはもう納得なんだけど、それ以上にマッケナちゃんが可愛くて可愛くて。この子こそgifted だよって思わせる達者っぷり」と、彼女に対する称賛の声も後を絶たない。こうした小規模公開の最近の大ヒット作といえば、2015年の『セッション』。全国16スクリーンでスタートしたが、TOHOシネマズ新宿だけで興収1億円をたたき出し、ロングランとなった。また、昨年12月公開の『ドント・ブリーズ』は34スクリーンが年明けに52に増え、公開1か月半(50日目)で興収4億円超え。さらに、現在公開中でゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた『ゲット・アウト』(全国33スクリーン)は公開21日目に1億円を突破している。いずれも鬼教師や盲目の最強じいさん、“何かがおかしい”白人家族など、ショッキングで“毒”をはらんだキャラクターが登場するスリラーばかり。本作のように、笑いと涙を誘う、それこそFOXサーチライト・ピクチャーズが最も得意とするヒューマンドラマが満席続出とは、もしかして久々の事態?いやいや、実は本作にも、ひそかに“毒”は隠れていたのだ。ドラマや映画で話題の「毒親」がここにも…注目は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『アバウト・タイム愛おしい時間について』などで知られる名女優リンゼイ・ダンカンが演じる、フランクの母で、メアリーの祖母であるエブリンの存在だ。それまで2人と離れて暮らしていたエブリンは、メアリーの“ギフテッド”を知るや駆けつけてくる。フランクの姉で、亡くなってしまったメアリーの母ダイアンもまた天才的な数学者だったのだが、孫にも娘と同じ才能が受け継がれていることを知り、母同様に英才教育を与えようとしたのだ。そんな祖母と叔父(つまり実母と息子)が、メアリーの親権をめぐって、なんと裁判で争うことになる。法廷では、メアリーが“ごく普通”の生活を送ることは亡くなったダイアンの願いだったことのみならず、エブリンのがんじがらめの管理教育ぶりも明かされ、フランクの意外な過去についても触れられる。こうした裁判で次々に明かされる事実は、「毒親」という言葉を思い起こさせる。「毒親」とは、暴力や暴言、ネグレクト(育児放棄)、またはその逆の過干渉などによって、子どもにまるで“毒のような”悪影響を及ぼす親のこと。親としては「子どものためを思って」「子どもの幸せを願って」、愛ゆえにそうしているために、まるで自覚がないことが特徴的だ。現在フジテレビで放送中の「明日の約束」にも、主人公のスクールカウンセラー(井上真央)の母(手塚聡美)、謎の死を遂げた高校生の母(仲間由紀恵)という2人の「毒親」が登場しており、その言動は毎回話題を呼んでいる。さらに、マーゴット・ロビーがフィギュアスケート史上最もスキャンダラスな選手トーニャ・ハーディングを演じ、ゴールデン・グローブ賞主要3部門にノミネートされるなど注目を集める『I, Tonya』(原題)でも、トーニャの母親(アリソン・ジャネイ)がまた相当な「毒親」だったことが描かれるようで、彼女がライバルを襲撃するまでに追い詰められてしまったのは、もしかして…。とはいえ、本作『gifted/ギフテッド』では、かなりの泥試合となりながらも、マーク・ウェブ監督ならではの手腕で、「子どもにとって本当の幸せとは何か?」を考えさせてくれ、フランクとメアリーの関係の素晴らしさ、愛する者への思いやり、優しさ、そして命の尊さまでも示してくれる。そのまま“インスタ”にアップできそうな、繊細で豊かな映像美も相まって、意外にも(?)心がぽかぽかとしながら劇場を後にできるのだ。(text:cinemacafe.net)
2017年12月18日“キャプテン・アメリカ”として知られる人気実力派俳優クリス・エヴァンスと、新星子役マッケナ・グレイスの心打つ演技が賞賛を浴びている『gifted/ギフテッド』。本作には、“インスタ映え”にひと役買いそうな印象的なシーンが盛りだくさん。そのフォトジェニックな色彩には、マーク・ウェブ監督の並々ならぬこだわりが込められているという。『(500)日のサマー』でセンセーショナルなデビューを飾ったマーク・ウェブ監督がメガホンを取り、ピンクにブルー、黄色に緑と色鮮やかなトーンで描かれている本作は、フォトジェニックでオシャレな場面が多数盛りこまれており、ストーリーだけでなく視覚的な観点からも見応え満点!映画における色彩の配置や場面構成において、強いこだわりを持つことで知られるウェブ監督。『(500)日のサマー』では、ヒロインのサマーを演じたズーイー・デシャネルの瞳の色がブルーだったことから、サマーの衣装はブルーを基調とし、また主人公トムとサマーの恋愛関係がうまくいっている時はポップなアニメーションが登場したり、ぎくしゃくしている時は鉛筆で塗りつぶしたようなモノクロになったりと、さまざまな工夫を凝らしてきた。そして本作については、「本作は人々に感じてもらうような映画だ。ハリウッドがシニカルになって、人々を刺激するだけのものを作るのはとても簡単なことだ。本作の意図はちょっとした熱意を祝福すること、人々を気分よく、温かい気持ちにさせ、人とのつながりを祝福してもらうことだ。これは本物と思えるような形にできたと思う。かなり稀なことだけどね」と撮影をふり返る。これまでも監督の手がける作品でその手腕を発揮し、高い評価を受けているプロダクション・デザイナーのローラ・フォックスは「映画の前半は生き生きとしていて色彩が豊かよ。アドラー一家は貧乏だけど、そこには楽しさがあるから、その点を見せようとしたわ。その後、もう少しシリアスになってからは、色彩を少し抑えているの」と本作における色彩の演出ポイントを明かす。一方、衣装デザイナーを務めたアビー・オサリヴァンは、キャラクターのイメージを受けて、メアリー(マッケナ・グレイス)の衣装にはウェブ監督の好きな80年代のパレットを使い、フランク(クリス・エヴァンス)には60年代~70年代の一世を風靡した俳優でトレンド・セッターでもあったスティーヴ・マックイーンを基にしたアースストーンのカラーの衣装を提案。さらに、撮影ではフィルムカメラを使用し、照明を駆使して陰影をつけたことによって、日没のショット、ボートの船着き場、修理場などの平凡な日常が、情緒あふれる芸術作品へと変貌を遂げている。本作では、フランクとメアリーによる家族の絆が描かれるハートウォーミングな物語に心温まることはもちろん、どこを切り取っても愛くるしくて様になる、2人のフォトジェニックな画に癒されること間違いなし!ウェブ監督のアーティスティックなセンスを、劇場の大きなスクリーンで堪能してみて。『gifted/ギフテッド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年12月09日(写真:アフロ) ニューヨーク・タイムズ紙とニューヨーカー誌のスクープにより、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏(65)が多くの女優や女性スタッフに行なったセクハラ行為が告発されたことは、今年のショービジネス界を揺るがす大きな事件となった。そのニューヨーク・タイムズ紙が現地5日、ワインスタインに関する新たなスクープを報じている。 同紙は、彼の元アシスタントのミシェル・フランクリンさん(32)、サンディープ・リハルさん(28)に取材を行っている。彼女たちによると、ワインスタイン氏は女性と会合する際、ED治療薬「カバージェクト」などをホテルの部屋まで持ってくるよう指示していたのだ。 フランクリンさんは「これは私の仕事ではない」と拒否したところ、「君の意見は受け付けない」とワインスタイン氏にすぐに解雇されたと語っている。また、同氏はリハルさんらにED治療薬を運ばせる“任務”について口外しないよう指示していたことや、反発する部下を「電話一本で君たちをクビにできるんだぞ」と脅していたことなどが明らかにされている。 映画界、スポーツ界など多くの業界でのセクハラ疑惑が告発されるきっかけとなったこの事件。だが、ワインスタイン本人についての告発もまだまだ終わらなさそうだ。
2017年12月06日キッカ(CHICCA)はブランド10周年の節目となる2018年に、スイス高級機械式ウォッチブランドのフランク ミュラー(FRANCK MULLER)とコラボレーション。2018年1月17日より、10個のコラボレーションアイテムを順次発売する。キッカの2018年春コレクションは「Fresh」をテーマに、新しい季節の始まりである早春をイメージ。雪解けのきらめきと、明るい色彩、冷えた空気が肌の紅潮感を引き出すように、フレッシュな美しさを引き立てるメイクを提案する。キッカ初となるダブルエンドのリキッドアイライナーは、黒の質感にこだわり、瞳の印象を美しく見せることを追求したコシのある太筆と、細かい部分を徹底的に綺麗に仕上げる極短筆で、優しくもあり印象的なアイメイクを実現。「10」を表現した限定のアイシャドウは、10周年を祝うのにふさわしいデザイン。 また、フランク ミュラーの時計盤の数字(ビザン数字)が刻印されたパッケージは、白いピュアなイメージを表している。キッカ10年目のバースデーである3月5日には、限定セット「CHICCA HAPPY 10th BIRTHDAY SURPRISE SET」が登場。透明感のある色と、素肌に近い質感で、キッカのこだわりに春の輝きをプラスした、10周年記念のポイントメイクセットに、キッカのブランドクリエイターである吉川康雄は「持っているだけで気分が上がるサプライズプレゼントのようなスペシャルセットを作りました」と、コメントしている。
2017年12月06日◼︎この秋、笑って泣ける感動作『gifted/ギフテッド』「ギフテッド」とは、生まれつき平均より著しく高度な知的能力を持つ人、またはその能力のこと。本作の主人公・7歳のメアリーは、天から非凡な才能を与えられました。ですが、それゆえに、彼女の育て方をめぐって祖母と叔父が対立することになってしまいます。人類の進化と、個人の幸せ、どちらがより重要なのか――。本当の幸せとは何かを問いかける、チャーミングでハートフルな名作の登場です。◼︎『gifted/ギフテッド』ストーリー叔父のフランク(クリス・エヴァンス)と、片目の猫のフレッドと3人で暮らす7歳の少女・メアリー(マッケナ・グレイス)。学校に行かず、家庭内での教育を希望するメアリーだったが、フランクは彼女を小学校に通わせる決心をする。しかし、メアリーは算数の授業で簡単すぎる足し算にイラつき、担任の先生が出した難問にさらりと答えてしまう。実はメアリーは、生まれき数学の天才(=ギフテッド)だった。メアリーの才能を知った祖母のイブリン(リンゼイ・ダンカン)は、メアリーを歴史に名を残す数学者にすべく、彼女を迎えに来ようとする。だが、亡くなったメアリーの母・ダイアンが、メアリーに普通の暮らしを望んでいたことを知るフランクはそれを拒否して……。◼︎『(500)日のサマー』で知られるマーク・ウェブ監督って?本作『gifted/ギフテッド』のメガホンをとったマーク・ウェブ監督は、ミュージックPVの監督としてキャリアをスタートすると、初の長編映画監督作『(500)日のサマー 』で鮮烈なデビューを果たしました。2010年に日本公開された『(500)日のサマー 』は、好きなラブストーリーとして挙げる人がいまだに後を絶たない、ファンの多い名作です。さらに、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーン共演の『アメイジング・スパイダーマン』シリーズの監督を2作連続でつとめ、大作もこなすたしかな手腕を発揮したウェブ監督。本作は、同監督が『(500)日のサマー 』ぶりにハートフル路線に戻ってきた作品としても見逃せません。◼︎海辺での豊かで美しい暮らしも必見!本作の撮影は、物語の舞台であるフロリダのセントピーターズバーグによく似た、ジョージア州サヴァンナのタイビー島などで行われました。日没のショット、ボートの船着場と修理場などの平凡な日常が、情緒あふれる美しさで描かれた映像は必見です。ウェブ監督は「これは、人生の豊かさを感じてもらう映画だ。人々を刺激するだけの作品を作るのは、とても簡単なことだ。本作の意図は、観る人を温かい気持ちにさせて、人と人のつながりを祝福してもらうことだ。本物と思える作品になったと思う。かなり稀なことだけどね」と語ります。物語のラスト、メアリーの叔父であるフランクが、メアリーの実の母である亡き姉のダイアンから託されたある重大な秘密が明らかになるとき――観客は思わず涙をこぼさずにはいられないでしょう。メアリーを演じる天才子役マッケナ・グレイスのピュアな演技が光る『gifted/ギフテッド』は、11月23日(木・祝)全国公開です。◼︎『gifted/ギフテッド』公開情報『gifted/ギフテッド』11月23日(木・祝)全国ロードショー監督:マーク・ウェブ『(500)日のサマー』、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ出演:クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、リンゼイ・ダンカン、ジェニー・スレイト、オクタヴィア・スペンサー配給:20世紀フォックス映画上映時間:92分公式サイト: 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
2017年11月23日天才子役マッケナ・グレイスと“キャプテン・アメリカ”としてお馴染みのクリス・エヴァンスが、類まれな才能を持つ少女とその叔父を演じる、マーク・ウェブ監督最新作『gifted/ギフテッド』。11月23日(木・祝)からの公開にあわせ、まるで本当のパパと娘のような掛け合いに癒される本編映像が、シネマカフェに先行到着した。並外れた数学の才能を持つ天才少女メアリーと、メアリーを男手一つで育てる叔父フランクの家族の絆の物語を描く本作。今回到着した本編映像では、同年代の子どもたちより賢く大人びたメアリーは、初登校の朝、フランクが用意した赤いワンピースを着せられて「ディズニーのキャラみたい!」とご機嫌ナナメ。その後も、フランクが作った“スペシャルな朝食=ケロッグ・スペシャル”をふてくされた様子で食べながら「(学校に)行きたくない。自宅学習がいい」と駄々をこねるも、フランクに言い負かされ、最後はフランクをキュートにギロリ。クールで生意気な態度を大人顔負けの演技力で見せつけるマッケナと、手のかかる姪っ子相手にため息をこぼしながらも、子育てに奮闘するクリス・エヴァンスの家族喧嘩や、2人のほのぼのとした様子で見守る片目の愛猫フレッドが切り取られた微笑ましい朝食風景に癒されること間違いなし!の映像となっている。本作で初共演ながら、息ピッタリの掛け合いを見せつけているのは、Netflixで配信中の大人気ドラマ「フラーハウス」や第42回トロント国際映画祭で称賛の声を浴びたマーゴット・ロビー主演『I, Tonya』(日本公開未定)といった話題作に出演し、いまハリウッドで最も注目を浴びていマッケナ。そして、『キャプテン・アメリカ』シリーズで世界的人気俳優となり、本作では人間味あふれた演技力で俳優として新たな一面を発揮しているクリス・エヴァンスことクリエヴァ。クリスとマッケナは劇中だけにとどまらず、撮影以外の場でも本当の家族のように仲良く過ごしていたという。「ラッキーなことに今回はリハーサルの時間がたっぷりあった。2週間くらい一緒に過ごして、お互いを知ることができたね。この映画の本質は2人の連帯感。だから僕たちは撮影を進めながら本当の家族みたいになっていたんだ」とクリスは撮影をふり返り、マッケナも「劇中のどのシーンでも2人は助け合っているの。撮影の2か月間はセットが”家”のように感じていたわ」とコメントを寄せている。実際の家族のような信頼関係を築いた2人によって、叔父と姪の家族の絆がどのように描かれていくのか。心温まるストーリーに期待が高まるのはもちろんのこと、クリスの初々しいパパっぷりと新星子役マッケナの可愛さに癒されるこちらの映像を、まずはチェックしてみて。『gifted/ギフテッド』は11月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月23日11月23日(木・祝)から公開される映画『gifted/ギフテッド』。『(500)日のサマー』が好評だったマーク・ウェブ監督が手がける今作は、ギフテッド(生まれつき著しく高度な知的能力)をもつ少女メアリーと叔父フランクの心温まるストーリーを描いています。日本ではあまりなじみのない「ギフテッド」とは、どんな才能のことなのでしょう?「ギフテッド」=生まれながらにもつ優れた「才能」のこと映画では、メアリーは生まれつき数学的才能に長けており、大人でも簡単に答えられない難しい暗算をすらすらと答えています。そして彼女のおばあちゃんは、ギフテッド教育が有名な学校へと転校を勧めます。ギフテッドの定義は、『才能の見つけ方天才の育て方』(文藝春秋刊)によると、生まれながらにもつ「才能」のこと。「知性、創造性、芸術性、リーダーシップ性、または特定の学問での偉業を成し遂げる能力がある」「例外的な論理能力と学習能力の才能をもつ」「未訓練かつ自発的に表に出る自然な能力のこと」とあります。天才=「いくつかの分野で優れていること」と思われがちですが、ギフテッドの多くの場合は、一つの分野で優れていることがキーワードになります。具体的には、「知性」「創造性」「芸術性」「リーダーシップ」「特定の学問」「運動能力」の6分野があります。うちの子も「ギフテッド」かも? ギフテッドに共通する11の条件ギフテッドの条件として、それぞれの分野で細かい特徴がありますが、共通する特徴もあり、以下のような11の条件が挙げられています。■ギフテッドの子がもつ11の条件□ 物事を学ぶのが早い□ 非常に優れた記憶力□ ニュアンス(微妙な意味合いや色合い)、メタファー(隠喩)、複雑な概念を理解するのが早い□ 小学校に入る前から読み書きができることが多い□ 非常にセンシティブ□ 幼い頃から理想主義かつ正義感にあふれる□ 長い時間、集中していられる□ 深い質問をする□ ビビッドな創造力がある□ ユーモアのセンスがある□ パズルなどの問題を解くのが好き(『才能の見つけ方天才の育て方』より参照)アメリカでは、ギフテッドを伸ばすための特別な教育「ギフテッド教育」も一般的で、そのための数々の団体や学校があるそうです。両親の教育や収入、社会的背景等などは関係なく、子ども全体の約6%〜10%がギフテッドであるというアメリカの統計もあります。ギフテッドはひとつの分野の能力が著しく長けているけれど、他の部分では平均以下ということが多いのだとか。たとえば、「整理整頓能力がない」「恥ずかしがりやで引っ込み思案」「モチベーションが高くない」や発達障害を併せもっていることもあり、ギフテッドであることを隠そうとする人もいるといいます。映画の中でも、ギフテッドによって普通の人生が過ごせなくなることを考え、叔父のフランクは、頑なにメアリーが「特別扱いされること」「特別な教育を受けさせること」を拒みます。日本ではギフテッド教育が一般的ではないけれど、親としては知っておきたいこと日本では、ギフテッド教育を受けられる学校はほとんどありませんが、親として子どもがギフテッドかどうかを知っておくことは、これからどんな教育を受けさせるかや学校選びにおいても重要だと思います。『才能の見つけ方天才の育て方』では、より詳しいギフテッド判定テスト(ギフテッド開発センターによる簡易的ギフテッド診断テスト26問)も紹介されています。また映画『gifted/ギフテッド』も、ギフテッドをもつ子がどんな人生の歩むのかの参考になるはず。メアリー演じる子役マッケナ・グレイスの素晴らしい演技と、クリス・エヴァンスのパパぶりにも心が温まります。人生で最も大切なものが何かを再確認する、とても素晴らしい映画なので、ぜひチェックしてみてください。『gifted/ギフテッド』監督:マーク・ウェブ、キャスト:クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、ジェニー・スレイト、リンゼイ・ダンカン、オクタヴィア・スペンサー11月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー(C)2017 Twentieth Century Fox才能の見つけ方天才の育て方』(石角友愛著、文藝春秋刊)<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年11月18日『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』シリーズで知られるクリス・エヴァンスが、現代最高といわれる新星子役マッケナ・グレイスらとともに贈るハート・ウォーミングなファミリードラマ『gifted/ギフテッド』。数学の特別な才能を持った姪っ子メアリーの“親代わり”となる独身男フランク役で、俳優としての新たな一面を見せ、マーク・ウェブ監督から大絶賛を浴びているクリエヴァこと、クリス・エヴァンスの劇中写真がシネマカフェに到着した。本作で、天才的数学の才能を持つ少女・メアリーを男手一つで育てる叔父フランク演じているクリス。『キャプテン・アメリカ』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズ、最近では『スパイダーマン:ホームカミング』でも“キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース”を演じ、世界中の幅広い層から人気を集めている。その輝かしい活躍からアメリカン・ヒーロー俳優としての印象が強いが、本作では、フロリダの海辺の町でボート修理を営む独身男と、姪の子育てに奮闘する“父親”という、2つの顔をもった複雑なキャラクターを人間味あふれた表情で演じており、俳優としての新たな一面を発揮している。監督を務めたマーク・ウェブは、「クリスとは一緒に仕事をしたいとずっと思っていて、この映画で念願が叶ったわけだけど、本当に素晴らしい俳優だと思ったよ」と告白。「とても知的で、そして繊細で、キャプテン・アメリカというイメージが強いけれど、とても演技力のある俳優だと思うし、とても思慮深いコラボレーターだと思った。本作では男の哀愁を表現していて、最高の演技を見せているんだ」とクリスの演技を絶賛!また、本作でクリスと初共演となったメアリー役のマッケナは、シネマカフェの取材で「クリスはキャプテン・アメリカを演じているから、外見はとってもタフで強そうに見えるけれど、内面は本当に心優しい人、そして子猫みたいな人よ」とコメントも。そんな本作からクリスが俳優としての新境地を魅せるフランクの場面写真が一挙公開に!彼の新しい魅力に注目だ。■朝ごはんも叔父の役目!メアリーのためにコーンフレイクを準備この日は、メアリーが小学校に初登校する記念すべき日。フランクは“ケロッグ・スペシャル”と書かれた“スペシャルな朝食”でメアリーの朝ごはんを準備。特別な才能を持ったメアリーが同じ歳ごろのお友達と仲良くなれるのか不安なフランクは、コーンフレイクの支度をしながらも、少し心配した表情でメアリーの様子を窺っている…。■完璧な信頼関係!?メアリーがだだっ子でも全く気にならない!とある待合室で過ごすメアリーとフランクと大家さんのロバータ(オクタヴィア・スペンサー)。いつもは大人びてクールな態度を装っているメアリーだが、あまりの待ち時間の長さに同じ年頃の子ども同様にうなだれ状態に…。フランクの大きな身体の上で小さな怪獣のように暴れまわるも、さすがのフランク、少しも動じていない様子!こうした光景をいつも目の当たりにするロバータもスマホに夢中で冷静沈着。■言うこと聞かないと持ち上げちゃうぞ!?豪快なパパらしさを発揮祖母のイブリン(リンゼイ・ダンカン)からもらったPCに釘付けになって、外で遊ぼうとしないメアリー。なにをいっても全く聞く耳を持たない姿にしびれを切らしたフランクは、メアリーの小さな身体を軽々と持ち上げ、外へGO!持ち前の筋肉美をフル稼働させて、豪快な対応を施すクリスに、メアリー演じるマッケナの表情もつい笑顔に!■マーク・ウェブが太鼓判を押す男の哀愁! なにかを見つめて葛藤する姿が…慣れない子育てに苦戦しながらも、メアリーとともに楽しく過ごしていたフランク。ある日、数学の才能を持ったメアリーに英才教育を施そうと祖母のイブリンが現れたことをきっかけにフランクの瞳には不安の色が…。男手一つでメアリーを育ててきた叔父として、小さな町でボート修理を営む1人の男として葛藤を繰り返すクリスの演技も必見!■お互いの気持ちは分かち合う! 本当の親子のように、同じ目線で涙を流す2人歳が離れていても、身体の大きさが違っていても、同じ目線で喧嘩をして、同じ目線で楽しいことをシェアするフランクとメアリー。叔父と姪というより、一番の家族、親友としてお互いを信頼し、次第に新たな家族の絆を強くしていく2人の物語は、どんな結末を迎えるのか…。『gifted/ギフテッド』は11月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月14日シャネル銀座ビルディング内のイベントスペース「シャネル・ネクサス・ホール」で1月17日より、『フランク ホーヴァット写真展 Un moment d’une femme』が開催される。写真家のフランク・ホーヴァット(Frank Horvat)は、1928年アドリア海沿岸の町・オパティヤ(当時イタリア領、現クロアチア領)生まれ。パキスタン、インド、イギリスなど、世界中を渡り歩きながら写真を撮り続けたホーヴァットは、1954年にパリへと拠点を移し、ファッション関連の仕事に注力。一風変わった構図やルポルタージュ的感覚を取り入れた斬新な表現でファッション写真の世界に新風を吹き込み、このジャンルの黄金期を担った写真家の一人として知られている。日本国内において本格的な初個展となる今回の写真展では、「女性」を切り口に、フランク・ホーヴァットを象徴する有名なファッション写真だけでなく、後世に多大な影響を及ぼしてきた代表作やジャーナリスティックな初期作、ファッションの都とそこに集う女性たちに魅了され続けた彼が捉えた女性像、そして、人物や街、風景、彫刻をテーマにした私的なプロジェクト作品など、今年卒寿を迎えるホーヴァットの彩りに溢れる人生を垣間見るような、思い出深い作品の数々が展示される。なお、本写真展は4月に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」のプログラムとして、京都に巡回するスケジュールとなっている。【展覧会情報】フランク ホーヴァット写真展 Un moment d’une femme会期:1月17日~2月18日会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F時間:12:00〜20:00入場無料
2017年11月12日全世界で熱狂的人気を誇るミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」。過去何度となく上演されてきた本作が、11月7日に東京・Zeppブルーシアター六本木にて幕を開けた。ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」本作は、婚約しているブラッド(小池徹平)とジャネット(ソニン)が乗っていた車が故障し、助けを求めるためにとある古城を尋ねるところからはじまる。執事リフラフ(ISSA)と使用人のマジェンタ(上木彩矢)、コロンビア(アヴちゃん)らが醸し出す異様な雰囲気に加え、城の主というフランク “N”・フルター(古田新太)は艶めかしい格好をして登場し、彼らを戸惑わせる。そんなフランクは、怯えるふたりにロッキー(吉田メタル)という人造人間誕生の瞬間に立ち会えと要求し……。開演前の囲み取材の登場した主演の古田新太は、意気込みについて問われると「キケンがいっぱい」と、その仕上がりのキレ味の良さについて端的に表現。本作に参加することを楽しみにしていたという小池は「ものすごく尺は短い作品ですが、ものすごく濃厚な内容に仕上がっていると思うので、皆さんに汗だくで騒いでいただけたらなと思う」と笑顔を浮かべた。小池と同じく“ロッキー・ホラー・ショー初参戦”というソニンは「お客さんと一体型のミュージカルだと思っているので、ライブでどういう風に変化するのかを楽しみたい」と意気込みを語り、演出を務める河原雅彦も「ミュージカルというよりもこれは出し物だと思ってやっているけれども、この出し物はお客さんに入ってもらって、お客さんの熱量が加わって初めて完成みたいな感じ」と評し、「やっと人に観せられるという喜びでいっぱいです」と喜びを露わにした。本公演は11月12日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、11月16日(木)から12月3日(日)まで東京・サンシャイン劇場で上演。その後、北九州・仙台・松本・大阪と各地を巡演予定。六本木公演については、当日引換券を各日前日23:59まで販売中。
2017年11月09日