第10回目の開催を迎える「下北沢映画祭」が今年も開催。10月26日から28日の3日間、北沢タウンホール他、全3会場にて行われる。下北沢映画祭では、ジャンルを問わないコンペイティションをメインプログラムに、音楽や演劇、ファッションやグルメなど下北沢を彩る様々なカルチャーを切り口にしたプログラムを発信。記念すべき10回目となる今回のテーマは「To be continued お楽しみはまだまだ続く」。映画やドラマ、ゲームで「to be continued」というワードを見た時のワクワク感、期待感を映画祭を通して感じて欲しい、という思いが込められている。今年は北沢タウンホール、下北沢唯一の映画館トリウッド、ライブハウスのReGと、多彩な会場で5プログラムを開催。キービジュアルは昨年に続き、デザインユニット・コニコが手がけている。Ⓒ2018 「君が君で君だ」製作委員会10月28日には、“演劇の街”である下北沢にちなみ「演劇×映画」特集を北沢タウンホールにて開催。10周年を迎える劇団ゴジゲンを主宰する松居大悟が監督を務める最新作『君が君で君だ』を上映。またもう1作品、演劇にまつわる映画を併映予定です。上映後は松居監督をはじめ、関係者によるトークセッションも行われる。尚、その他の上映作品やイベント詳細は公式サイト()にて9月上旬より随時発表される。【イベント情報】第10回 下北沢映画祭会期:10月26日〜28日会場:北沢タウンホール(世田谷区北沢2-8-18)、下北沢ReG(世田谷区代沢5-30-10)、下北沢トリウッド(世田谷区代沢5-32-5-2F)
2018年08月21日森の中の映画祭10月開催オールナイトの野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」が、2018年10月6日(土)に開催されます。今年で5回目を迎える同イベント。舞台となるのは栃木県の「ツインリンクもてぎ」。豊かな自然に囲まれ、サーキットやキャンプ場も併設された人気テーマパークです。約50本の映画をオールナイトで!森の映画祭では、短編長編合わせておよそ50本の映画がオールナイトで上映されます。メジャーからマイナーまで、ラインナップは実にさまざま。上映作品は公式サイトにて公開中です。映画ファンにはたまらない一夜となるでしょう。非日常空間で映画を楽しもう会場にはグランピング施設(現在キャンセル待ち)や臨時テントサイトなどを用意。また「ハンモックエリア powered by the good day TOKYO」では星空の下ハンモックに揺られながら、ゆったりと映画を楽しむ事ができます。入場券は通常価格で11,500円。8月31日までは早期割引価格の9,800円で購入可能です。詳細は公式サイトをチェック。年に1度のビッグイベントをお見逃し無く。(画像はプレスリリースより)【参考】※エノログのプレスリリース※「夜空と交差する森の映画祭」公式サイト
2018年08月18日女優の知英が9日、韓国で行われた「第14回堤川(チェチョン)国際音楽映画祭」のレッドカーペットに登場した。同映画祭は、音楽と映画の融合をテーマにする韓国唯一の音楽映画祭として、世界38カ国、116本の音楽映画が上映される。昨年はEXO、過去にはイ・ビョンホン、ソン・ガンホなど様々な有名人が登場した。今回は知英の主演映画『私の人生なのに』(公開中)が決定し、知英がレッドカーペットを歩いた。今年は映画『グリーン・デスティニー』や『HERO』などの映画音楽を作曲しアカデミー賞も受賞した譚盾、日本でもリメイクされた『八月のクリスマス』やペ・ヨンジュン主演の映画『四月の雪』の監督ホ・ジノ、映画『暗殺』『10人の泥棒た』などのヒット作を手掛けた映画監督のチェ・ドンフンもレッドカーペットに登場した。レッドカーペットに登場した知英は、大胆に肩と背中を露出した真っ赤なドレスで登場。美しすぎる背中を存分に見せつつ、スリットからは美脚が覗く。3,000人を超える観客からの大歓声は自国での絶大な人気をうかがわせ、世界各国から集まった報道陣の注目を浴びた。全国にて公開中の青春映画『私の人生なのに』では、新体操スター選手でありながら、脊髄梗塞で倒れ半身不随となった金城瑞穂(知英)が、絶望の中、数年ぶりに現れた幼なじみ・柏原淳之介(稲葉友)と再会することで音楽と触れ合い、人生がふたたび動き出していく。知英は劇中でギターの弾き語りも披露しており、音楽によって救われる主人公を描いた作品が映画祭のテーマと合致したことで、上映作品に選出された。10日からはユナイテッドシネマアクアシティお台場でも上映される。また、映画の主題歌「涙の理由」のMusic Videoでは、歌手JYとしてではなく、映画の主人公“金城瑞穂”として知英がMusic Videoに出演している。○知英コメント先月招待されたプチョン国際映画祭から1か月もたたないうちに、また地元韓国の映画祭に参加することができてとても嬉しいです。韓国人ですがチェチョンには初めて来ました。日本で映画の撮影の合間をぬって来ましたが、ここは有名な湖と山、自然に囲まれた綺麗な場所なのでとても癒されています。今日チェチョンはとても暑かったのですが、映画祭の最中に雨が降ってきてびっくりしました。(C)2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ
2018年08月09日JR中央線・高円寺と阿佐ヶ谷の高架下の空き店舗や、空き倉庫全7ヶ所を会場に「高円寺×阿佐ヶ谷 映画祭」が9月21日に開催。新宿から中央線に乗って5分ほどの高円寺と阿佐ヶ谷。そこには様々なカルチャーがいい意味で雑多に入り混じりつつ、それぞれを許容し合っている空気感や暮らしぶりがある。そんな街の暮らしを、映画を通して体感し、まちの人たちが、自分のまちのことを語る。舞台は、高架下の空き店舗や空き倉庫。メイン会場を高架下空き倉庫、高円寺ストリート内空き店舗、高円寺アパートメント、阿佐ヶ谷アニメストリート、阿佐ヶ谷ゴールドストリート内空き店舗、ビーンズてくて広場/ビーンズてくて中杉通り側入り口の全7ヶ所で、高円寺・阿佐ヶ谷らしい映画と、高架下学生映画上映コンペティションで選ばれた優秀作品を上映。また、地元で活動している方にナビゲーターとして、住んで、活動しているからこそわかる映画とまちとのリンクしている部分についてなどのトークイベントも開催する。上映作品や鑑賞方法等は随時本イベントのSNSで更新される。なお、高架下学生映画上映コンペティションについては、8月20日までサイト()にて作品を募集している。金曜の夜、映画を観てからいつもの飲み屋へ繰り出すと、まちの見え方が変わるかもしれない。映画館では得られない、このまちでの体験という記憶が子どもたちに刻まれるかもしれない。そんな風景が、少しずつまちに広がり、周辺の飲食店も自分たちのお店を映画館に変え、思い思いに楽しむ風景が生まれていく未来に向けて、秋の夜長に体感する日常と非日常が交差する一夜限りの映画祭となっている。【イベント情報】高円寺×阿佐ヶ谷 映画祭会期:9月21日会場:高円寺駅~阿佐ヶ谷駅間の高架下、全7ヶ所時間:17:00~21:30 ※会場により異なる料金:1,500円、短編1,000円(一部無料上映あり)会場情報■高円寺ストリート内空き店舗住所:東京都杉並区高円寺南3-67−1 高円寺ストリート西6番街■高架下空き倉庫(メイン会場)住所:東京都杉並区阿佐谷南2-36■高円寺アパートメント住所:東京都杉並区高円寺北4-2-24 1階まめくらし研究所■阿佐ヶ谷アニメストリート住所:東京都杉並区阿佐谷南2-40-1 阿佐ヶ谷アニメストリートイベント広場■阿佐ヶ谷ゴールドストリート内空き店舗住所:東京都杉並区阿佐谷南2-41阿佐ヶ谷ゴールドストリート内■ビーンズてくて広場/ビーンズてくて中杉通り側入り口住所:東京都杉並区阿佐谷南2-42 ビーンズ阿佐ヶ谷内
2018年08月07日映画を上映し、作品の審査や賞の授与を行う映画祭。今は東京や上海、モスクワ、インド…と、世界のさまざまな場所で開催されている。なかでも“世界三大映画祭”として名高い3つのイベントとしての特色や作品の傾向を、映画ライターのよしひろまさみちさんがガイドします。未来の名作&ヒット作をいち早く知ることができるので、しっかりとチェックしよう。ベルリン国際映画祭初回:1951年開催:毎年2月社会派のテーマが好まれる、新人監督が応募しやすい、作品が最も多様「3つのなかで、一番、都会で開催される国際映画祭です。寛容さが特徴で、公式部門数が多く受賞作品は最も多様性があるし、新人監督のための部門や賞もある。そのため、将来の大物を発掘できる可能性があるので楽しいです。近年では、『人の望みの喜びよ』でスペシャルメンションを受賞した杉田真一監督が、その一人。好まれるのは、社会派で重厚なもの。でも、一般客も会場に入って観ることができるため、娯楽的要素の強い作品も多くラインナップされています」。受賞者に贈られるトロフィーは、ベルリン市の紋章に描かれた熊の形をしていて、コンペティション部門における最高賞を金熊賞、監督賞を銀熊賞という。最近の日本人監督受賞作品・’08『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』若松孝二(最優秀アジア映画賞、 国際芸術映画評論連盟賞)・’08『めがね』荻上直子(パノラマ部門マンフレート・ザルツゲーバー賞)・’09『愛のむきだし』園子温(フォーラム部門カリガリ賞、国際批評家連盟賞)・’10『パレード』行定勲(国際批評家連盟賞)・’11『ヘヴンズストーリー』瀬々敬久(国際批評家連盟賞)・’12『かぞくのくに』ヤン・ヨンヒ(国際アートシアター連盟賞)ヴェネチア国際映画祭初回:1932年開催:毎年8月末~ 9月初旬世界初の国際映画祭、オスカー候補作を最速でチェック、一般客も入れるフレンドリーさ「イタリア随一の観光地であるヴェネチアの南にあるリド島で開催され、カンヌとは違い、一般客も会場に入ることができるフレンドリーさが売り。ヴェネチア・ビエンナーレの一部門として開催され、世界最古の国際映画祭としても知られています。芸術の映画祭として続いてきたけれど、2002年にマーケットが併設されたことで商業映画の割合が増加。その結果、受賞の傾向や方向性は三大映画祭で最も迷走中です。ここからアカデミー賞前哨戦が始まるため、世界最速でオスカー候補になりそうな作品をチェックできるメリットがあります」。最高賞(=作品賞)には金色、監督賞には銀色の獅子のトロフィーが贈られる。最近の日本人監督受賞作品・’02『六月の蛇』塚本晋也(コントロ・コレンテ部門審査員特別賞)・’03『座頭市』北野武(コンペティション部門銀獅子賞、観客賞、オープン2003年賞、デジタルアウォード)・’04『ハウルの動く城』宮﨑駿(コンペティション部門オゼッラ賞)・’05 宮﨑駿(栄誉金獅子賞)・’11『KOTOKO』塚本晋也(オリゾンティ部門オリゾンティ賞)カンヌ国際映画祭初回:1946年開催:毎年5月上映作品が大量、アート映画が好まれる、ハリウッド嫌いの一面あり「上映される作品がとにかく大量!併設されているマーケット(国際見本市)の規模も最大級なので、この期間のカンヌは映画人だらけになります。年度初め的な立ち位置の映画祭でもあるので、ここを目指して作品を手がける映画人も多いですね。欧州や中東、アジアのアート作品が好まれる傾向があり、逆にハリウッド嫌いな側面も。また、これまでは巨匠監督にスポットが当たることが多かったけれど、今年は大改革があり、若手監督にチャンスが巡ってくるようになりました。超有名監督や俳優など、審査員が豪華なところも特徴のひとつ。でも排他的なところがあり、一般客はメイン会場に近づくことすらできません」最近の日本人監督受賞作品・’08『トウキョウソナタ』黒沢清(ある視点部門審査員賞)・’13『そして父になる』是枝裕和(コンペティション部門審査員賞)・’15『岸辺の旅』黒沢清(ある視点部門監督賞)・’16『淵に立つ』深田晃司(ある視点部門審査員賞)・’18『万引き家族』是枝裕和(コンペティション部門パルム・ドール)よしひろまさみちさんオネエ系映画ライター、編集者。小誌などの雑誌で記事を執筆する傍ら、『スッキリ』(日本テレビ系)などのTV番組に出演したりと幅広く活動中。※『anan』2018年7月18日号より。取材、文・重信 綾写真・Getty Images(by anan編集部)
2018年07月15日女優の知英が、主演映画『殺る女』(10月27日公開)を引っ提げ凱旋帰国し、12日に韓国で行われた「プチョン国際ファンタスティック映画祭」のレッドカーペットに登場した。知英が「プチョン国際ファンタスティック映画祭」のレッドカーペットに登場『殺る女』は、日本、韓国、アメリカ、フィリピン、タイ、デンマークと各国のトップススターが競演している日米合作映画。公開に先駆け、知英が同映画祭に凱旋帰国し、駿河太郎、宮野ケイジ監督と共にレッドカーペットを歩いた。猛暑の中、知英は美背中を大胆に露出し、美しい脚のラインが透けてみえるセクシーなドレスで、日頃から運動で鍛えた美ボディを披露。かつて韓国で活動していた頃のあどけない少女の姿から、大人の女性へと成長した姿で現地の報道陣・観客2000人を魅了した。知英は「故郷の韓国の大きい映画祭に参加できて光栄です。レットカーペット歩くときにみんなからジヨンこっち見て! 後ろ振り向いて!と声掛けてもらって、有り難かったです。久々韓国に来てファンの皆さんに会えたことが何より嬉しいです。レッドカーペットは、4月の沖縄映画祭以来ですが、あの時は雨で皆さん大変でしたが、今回は故郷韓国で、天候にも恵まれて嬉しかったです。レッドカーペットが長くてびっくりしました!」と故郷の映画祭を満喫した様子。駿河は「初めて参加させて頂きましたが、街をあげて盛り上げているすごく派手な映画祭で、この場所に映画『殺る女』で参加出来た事を嬉しく思います! 韓国の方を筆頭に、世界の方にどのように届くか楽しみです!!」と胸を躍らせ、宮野監督も「華やかな祭典に参加でき、大変光栄です。『殺る女』の公開に向けて追い風にしたいです」と喜びを語った。『殺る女』は、幼い頃、家族の命を奪われた女・愛子(知英)が殺し屋となり、犯人を探し出そうとする復讐劇。知英のほか、家族を殺害したため愛子が探し続けている腕にサソリのタトウーがある男の妹で孤児院育ちの加賀由乃を、アクション女優として国際的に活躍している武田梨奈、由乃の兄で元暴力団員・加賀俊介を、LAの映画祭で最優秀主演男優賞を受賞し数々の出演作で急成長を遂げている駿河太郎が演じている。(C)2018「殺る女」製作委員会
2018年07月12日「獺祭あります!」の文字、居酒屋などで一度は見たことがあるのではないでしょうか?獺祭とほかの日本酒って何かが違う……ということは分かっていても、何が違うかを言える方はそう多くはないのでは?今回は“獺祭あります!” の意味とともに、『獺祭酒粕カレー』をご紹介します。 「獺祭あります」ってなんでそんなに有名なの?出典: 『獺祭』は、日本酒の中でも特によく知られている山口県の有名なブランド純米大吟醸酒です。最近では、居酒屋などで“獺祭あります!”と書かれた看板を見かけることも多く、山口県育ちの筆者は誇らしげになります(ほかに誇るものが多くないということもありますが……笑)。他の日本酒と何が違うの?と思われるかもしれませんが、特筆すべきはその製造方針でしょう。獺祭は、通常なら杜氏と蔵人で行われる酒造りを、社長さんと社員さんだけで行っています。平均年齢はかなり若いようで、「若手の社員さんが、あの獺祭を造れるの?」と思ってしまいそうですが、実はここがポイントなんです。通常なら杜氏が十年以上をかけて経験する純米大吟醸だけの仕込み本数を、社員さんはなんと一年でこなすのだとか。短期間に圧倒的な経験を積むことで、ベテラン杜氏にもひけをとらない技術を磨いていくのですね。そして「酔うため売るための酒ではなく味わう酒を求めて」のコンセプトの通り、常識にとらわれず、遠心分離システムなどの新技術を導入したり、温度管理徹底のための設備を充実させたりと、手間とコストをいとわずに、美味しさのための工夫を凝らしているところが違いと言えるでしょう。(詳しくは公式HPを!)これらの工夫と研鑽の結果、数々の賞を受賞しており、日本酒界でも世界でも一目置かれる存在となっています。ここまで名高い日本酒だと、大人気で入荷は難しいもの。「獺祭あります!」とは、「あの特別な獺祭を当店では取り扱っておりますよ~」という居酒屋側のアピールなんですね。 酒粕ってなに?出典: 今回紹介するカレーには、その有名な獺祭の“酒粕(さけかす)”が使用されています。酒粕は、「健康や美容にいい!」というイメージがあるかと思いますが、実際のところ、どんなものなのでしょうか?酒粕とは、日本酒の“もろみ”を圧搾した後に残る白色の固形物のことです。はて……もろみとは?と思った皆さん!筆者もでした。もろみとは日本酒の原料である米(蒸したもの)、米麹、水を発酵させた、おかゆ状の酒のもとのことです。出典: 最終的には、もろみをこして、日本酒と酒粕にわけるのです。つまり、酒粕とは文字通り、お酒をつくる際にできた“カス”なのですね。酒粕は、昔はほとんど捨てられていた時代もあったそうですが、今ではたくさんの活用方法があります。料理に使われることも増えてきていて、レシピサイトを覗いてみると、酒粕を使ったケーキやピクルスなどのレシピがたくさんあります。また、酒粕パックや酒粕の化粧水など、原料に酒粕が使われているスキンケア商品もたくさん見かけます。さらに、栄養分が豊富なことから飼料や肥料として使われることも多いようです。 こだわりぬいた「獺祭」は、酒粕も人気!さて、有名な獺祭を使用した酒粕商品を調べたら、カレーに留まらず、バームクーヘン、ケーキ、アイスクリーム、せんべい、石鹸……さまざまな商品が出てきました。“獺祭”は酒粕も人気なのですね。前置きが長くなりましたが、今回紹介する『獺祭酒粕カレー ビーフ中辛』は、食品メーカー永谷園が販売。Amazonで5個セット3,500円(1パックあたり700円)で発売中です。まろやかで高級感のある上品な味わい。お肉もゴロゴロ入っています。“獺祭”というブランド力がある商品なので、贈り物にもおすすめ。お酒とセットでプレゼントするのも粋ですね! 総評辛さ★★☆☆☆(ほどよい辛さ♡)コスパ★★☆☆☆(やや高級です)贈り物におすすめ★★★★★(お酒好きの方へ!)獺祭と食べたい★★★★★(やっぱり獺祭と一緒にいただきたい!)いかがでしたか?次回から「獺祭あります!」との文字を見たら、その意味がしっくりくるはずです。そんな格別な日本酒『獺祭』の酒粕で作った永谷園の『獺祭酒粕カレービーフ中辛』もぜひ試してみてください!【参考】※ 獺祭の蔵元 旭酒造株式会社【画像】※ kitsune05、KPG_Payless、HikoPhotography/Shutterstock【筆者略歴】MARU
2018年07月11日今年は栃木県で開催される「夜空と交差する森の映画祭2018」。この度、10月6日(土)に開催される本フェスの上映作品第1弾ラインナップほか、詳細が発表された。◆野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」開催場所のシチュエーションを活かして、一夜限りの幻想を作り上げる野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」。昨年の愛知県離島・佐久島での開催を経て、5周年を迎える今年は新たな舞台、サーキットとキャンプ場を併設した栃木県の森の中のモビリティテーマパーク「ツインリンクもてぎ」で開催される。今年のコンセプトは“交差”! 4つのステージと2つのエリアが登場昨年は「しゅわしゅわ」をキーワードに、“気泡のように、現れては消えて儚くて切ない世界”を表現したが、今年はイベント名に入っている「交差」がテーマに。メインステージは「そのとき。」。サブステージは「いつか、 supported by UPLINK」「それから、」「そして、」と、“交差”を“他者との出会いや別れ”と考え、時間軸に於いての点と点の関係性を表現する接続詞から命名した。そのほか、「モリス・マーケット」では物販や協賛ブース、「ポップコーンベアーズ・キッチン」ではフードやドリンクの販売を予定している。第1弾ラインナップ公開!第1弾ラインナップとして、今回29作品が発表!まずは、天才ドライバーのベイビーが組織に買われて”逃し屋”として働くクライム・アクション『ベイビー・ドライバー』(エドガー・ライト監督)。主人公ベイビー役には、『きっと、星のせいじゃない。』のアンセル・エルゴート。ヒロインには『シンデレラ』のリリー・ジェームズが演じている。続いて、“女性になりたい男”ロランスと、その恋人・フレッドの歩む長い年月を描いたラブ・ストーリー『わたしはロランス』(グザヴィエ・ドラン監督)。本作はカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、フレッドを演じたスザンヌ・クレマンが「最優秀女優賞」を受賞するなど、高い評価を得た。そのほか、齊藤工と板谷由夏が声の出演をした短編アニメーション映画『映画の妖精 フィルとムー』、父娘の一夜の小さな物語を描いた『公衆電話』など、多彩な短編作品が上映される。チケットは“七夕”発売各種チケットの販売は、7月7日(土)正午より、Webサイトにて販売開始。8月31日まで販売される早割入場券や、品川発会場直通のバスツアー券などなど、一気に販売開始予定だ。なお、各種チケットの当日券の販売予定はないそうなので要注意。◆プレイベント「夜空と交差する空の上映会」さらに、「夜空と交差する森の映画祭」のスピンオフイベント「空の上映会」が、7月14日(土)~16日(月)の3連休に、静岡県「三島スカイウォーク」で開催。三島の夜景を眺めながら橋を渡った先という、特殊なシチュエーションで野外映画を楽しめるこのイベント。今回その全ラインナップが決定。上映作品は各日、「短編映画」と「長編映画」の2本立てとなっており、新鋭気鋭監督によるショートフィルムと、劇中で“橋”が印象的な長編映画がラインナップされている。初日の7月14日(土)は、父が最後に遺した女性の名を頼りに、父の轍を辿っていく短編映画『ヒロイン』と、老若男女楽しめる名作『スタンド・バイ・ミー』。7月15日(日)は、伏線に次ぐ伏線が張り巡らされ、あっと驚く結末が用意されているサスペンス短編映画『ガチャガチャ/GACHA GACHA』と、『バーフバリ 伝説誕生』の続編であり、今回国内初の野外上映となるインド映画『バーフバリ 王の凱旋』。そして最終日の7月16日(月)は、青木玄徳や津田寛治らが出演する短編映画『追憶ダンス』と、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキス監督による、綱渡りをした本人による実話本「ワン・オン・ワイヤー」を原作としたスリリングな作品『ザ・ウォーク』を上映する。「夜空と交差する森の映画祭2018」は10月6日(土)栃木県 ツインリンクもてぎにてオールナイト開催。「夜空と交差する空の上映会」は7月14日(土)~16日(月・祝)静岡県 三島スカイウォークにて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:わたしはロランス 2013年9月7日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開ベイビー・ドライバー 2017年8月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2018年07月07日「爆音映画祭 in 109シネマズ広島」が、2018年7月5日(木)から8日(日)まで、109シネマズ広島にて開催される。2004年に誕生した爆音映画祭は、映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、爆音かつ高品質な音と共に映画を上映するイベント。109シネマズ広島で爆音映画祭が行われるのは今回が初となる。上映されるのは全9作品。広島オールロケで撮影され、続編の製作も決定している『孤狼の血』が、爆音映画祭で初上映される。また、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞などを受賞し話題を呼んだ、広島が舞台の『この世界の片隅に』など、広島ならではのラインナップが用意されている。その他にも、『グレイテスト・ショーマン』、『ラ・ラ・ランド』、『レ・ミゼラブル』といった人気のミュージカル映画や、『キングスマン』『ベイビー・ドライバー』『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋【完全版】』など注目作品の数々が上映される。各上映作品は、それぞれに適した音響調整が施されており、ベストな音響環境で作品を堪能することができる。【開催概要】「爆音映画祭 in 109シネマズ広島」期間:2018年7月5日(木)~8日(日)会場:109シネマズ広島住所:広島県広島市西区草津南4-7-1 アルパーク北棟3FTEL:0570-002-109料金:1,800円 ※エグゼクティブシート2,500円チケット:・109シネマズ広島 WEB販売 6月12日(火) 0:00より公式HP(にて・109シネマズ広島 劇場窓口販売 6月12日(火) 劇場営業開始時間より(但し各回、残席がある場合のみ)<上映作品>孤狼の血[初]/グレイテスト・ショーマン/レ・ミゼラブル/ラ・ラ・ランド/キングスマン/ベイビー・ドライバー/バーフバリ 伝説誕生/バーフバリ 王の凱旋【完全版】/この世界の片隅に
2018年07月07日開催場所のシチュエーションを活かして、一夜限りの幻想を作り上げる野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」。昨年、愛知県の離島・佐久島での開催を経て、今年は栃木県の「ツインリンクもてぎ」にて開催される。2018年10月6日の開催に向けて、上映作品の第一弾ラインアップや世界観、チケットの発売日などの詳細が発表された。昨年開催の様子今年で5周年を迎える「夜空と交差する森の映画祭」。新たな舞台として選ばれた栃木県の「ツインリンクもてぎ」は、サーキット、キャンプ場を併設した森の中のモビリティーテーマパーク。森の映画祭では、その年のテーマ、世界観にベースに会場内のステージコンセプトを作り上げる。今回の開催テーマは「交差」。節目である5周年に当たり、イベント名に入っている単語が選ばれた。メインステージは「そのとき。」、サブステージは「いつか、 supported by UPLINK」「それから、」「そして、」を展開。それぞれのステージ名は、テーマである「交差」を”他者との出会いや別れ”と考え、時間軸に於いての点と点の関係性を表現する接続詞から命名した。その他のエリアであるモリス・マーケットでは物販や協賛ブース、ポップコーンベアーズ・キッチンではフードやドリンクの販売も予定している。『ベイビー・ドライバー』 ©2017 TriStar Pictures, Inc. and MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.今年の上映スケジュールの第一弾ラインアップとして、長編映画であるエドガー・ライト監督の『ベイビー・ドライバー』、グザヴィエ・ドラン監督の『わたしはロランス』。また公募により集まった短編映画を含む、計29作品が発表。『ベイビー・ドライバー』は、天才ドライバーのベイビーが組織に買われて”逃し屋”として働くクライム・アクション。サーキットのあるツインリンクもてぎならではの作品選定となっている。『わたしはロランス』は、女性として生きたいと願う男とガールフレンドの愛の物語から、人と人との関わりを考えさせられる1本だ。短編映画の詳細については、公式サイト()にてチェックができる。「夜空と交差する森の映画祭」のチケットは、7月7日12時より、公式サイトにて発売開始。8月31日までの早割入場券や、車がなくても足を運べる品川発の直通バスツアー券、宇都宮駅から会場直通の往復シャトルバス券などがラインアップ。加えて、会場内施設の「森と星空のキャンプヴィレッジ」のグランピングやテントサイトの利用券や、サーキットを囲む臨時キャンプサイトの利用券なども販売される。なお、各種チケットすべて、当日券の販売は予定していない。グランピング・テントには別途利用料にて、宿泊も可能。定員は4名、駐車場付きで価格は3万3,000円から。宿泊プランには、ツインリンクもてぎ内にある大浴場「のぞみの湯」のチケットもついてくる。同イベントに先駆け、8月3日の20時からアップリンク渋谷にてイベントを開催。自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ「She is」とコラボイベントを行う。イベントでは「She is」の8月の特集である「刹那」をさらに深める本をゲストが選ぶ「BOOK TALK」や、森の映画祭にて上映予定の「わたしはロランス」のグザヴィエ・ドラン監督が15歳の時に主演した短編映画「鏡」ほか1本を上映予定だ。『ザ・ウォーク』 (C)2015 Columbia Pictures Industries, Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved.また、「夜空と交差する森の映画祭」のプレイベントである「夜空と交差する空の上映会」の上映ラインアップも発表された。「夜空と交差する空の上映会」は7月14日から16日の3連休に、全長400mと日本最長を誇る大吊橋である静岡県の「三島スカイウォーク」にて開催。三島の夜景を眺めながら橋を渡った先という特殊なシチュエーションで野外映画を楽しむことができる。オールナイトではないので、家族連れでの参加が可能だ。上映作品は各日、短編映画と長編映画の2本立て。新鋭気鋭監督によるショートフィルムと、『ザ・ウォーク』や『スタンド・バイ・ミー』など、劇中で“橋”が印象的な長編映画をラインアップ。『バーフバリ 王の凱旋』は、初の野外上映となる。【イベント情報】夜空と交差する森の映画祭2018会期:10月6日会場:ツインリンクもてぎ住所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1時間:上映開始 18:30 / 上映終了 5:00料金:早割入場券 9,800円(〜8/31)/ 通常入場券 1万1,500円
2018年07月03日6月21日(木)~24(日)まで、13年ぶりに横浜にもどり開催された「フランス映画祭2018」が好評のうちに閉幕。観客の声から選ばれる「エールフランス観客賞」は、結婚式でのドタバタ人間模様を描いた『セラヴィ!』が受賞した。横浜・みなとみらいホールで行われたオープニングセレモニーでは、フランス映画祭団長の名女優ナタリー・バイと、横浜出身でフェスティバル・ミューズを務めた常盤貴子が開会を宣言。『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた是枝裕和監督、本映画祭の特別協賛である日産自動車のカルロス・ゴーン会長も駆けつけていた。そして、満員となったオープニング作品『セラヴィ!』の上映を皮切りに、日本未公開のフランス映画、長編14本と短編1本が上映。上映会場となったイオンシネマみなとみらいには多くの観客が詰めかけ、会期中には『セラヴィ!』ほか、鬼才フランソワ・オゾン監督が登壇した『2重螺旋(らせん)の恋人』、『夜明けの祈り』『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督がLGBTをテーマにした『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』など6作品が満員御礼!会場は連日、フランス映画ファンの熱気でいっぱいとなった。上映後に行われた各回の来日ゲストによるQ&Aやサイン会も大盛況。今年は、会場での一般客の撮影を規制せず、サイン会に移動する前のロビーでは各回のゲストの撮影時間がとられるなど、観客とフランス代表団の交流の場を設ける形に。13年前の横浜時代を彷彿とさせる、横浜ならではのアットホームな映画祭が実現した。また、若い世代にフランス映画と接する場を作るべく、オープニングセレモニーのみ、横浜市民は500円で鑑賞できる割引サービスを実施。横浜市立大学、東京藝術大学、早稲田大学にて授業の一環として学生を対象としたマスタークラスも開催され、フランス映画の作り手と日本の学生たちが接する場が設けられた。横浜市立大学の学生たちは、ボランティアスタッフとして映画祭の各会場にて活躍したという。そんな中、上映時に配布したアンケートによって選ばれる「エールフランス観客賞」を、オープニング作品の『セラヴィ!』が受賞。日本でも大ヒットした『最強のふたり』の監督コンビによる、ベテラン・ウェディングプランナーをとりまく結婚式での人間模様を描いたコメディが観客の心をつかんだ様子だ。『セラヴィ!』は7月6日(金)より渋谷・シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月27日短編映画祭「Flickerfest 特別協力 オーストラリアン・ショートフィルム・シアター in Roppongi」が、六本木ヒルズアリーナにて2018年7月1日(日)に開催。「オーストラリアン・ショートフィルム・シアター in Roppongi」では、屋外に設置された300インチの巨大スクリーンで、選りすぐりのオースラリアの短編映画8本を上映する。ハリウッドも公認のオーストラリアを代表する映画祭「Flickerfest」の日本初上陸となるイベントだ。涼しい夏の夜空を背景に、映画の世界に浸ることができる。映画は、新人監督たちによる最近の受賞作品を中心にセレクトされた。女優・忽那汐里も出演する東京を舞台に描いた特別作品や、老人と魚の幻想的な13分を描いた作品、さらに2人の青年の青春物語まで作品は様々だ。さらに会場には、キッチンカーも用意。オーストラリア産のビーフとラムを使ったバーベキュや、オーストラリア産のワインとビール、地元で人気のコーヒー「フラット・ホワイト」などが楽しめる。ビールやワインを片手に、芝生の上で贅沢な映画鑑賞を堪能してみては。【詳細】Flickerfest 特別協力 オーストラリアン・ショートフィルム・シアター in Roppongi開催日:2018年7月1日(日)会場:六本木ヒルズアリーナ住所:東京都港区六本木 6-10-1開催時間:開場 正午 / 終了 18:30頃入場料:無料■上映作品例シェイクスピア・イン・トーキョー / カントリーへようこそ / 2人のドクター / ぼくと彼女のスクールバス / 人生の忘れ物 / 空飛ぶフィッシュ / 青春のメロングラブ / ボクのグランプリ
2018年06月25日「フランス映画祭2018 オープニングセレモニー」が6月21日(木)、横浜みなとみらいホールにて開催され、映画祭団長のナタリー・バイ、フランソワ・オゾン監督、フェスティバル・ミューズの常盤貴子、スペシャルゲストの是枝裕和監督などが豪華集結した。■フランス映画祭が13年ぶりに横浜で開催今年で26回目を迎える「フランス映画祭2018」は、日仏交流160周年を迎え、6月21日(木)から6月24日(日)まで、13年ぶりに横浜の地で開催。今年もファン待望のラインナップが揃い、各作品の上映の前に、オープニングセレモニーが行われた。■レッドカーペットイベントに豪華映画人が集結レッドカーペットイベントには、横浜出身の常盤さんが最初に登場。あいさつのためにマイクを持つと、「自分の育った街でフランス映画祭が行われることを本当に誇りに思います。これから映画祭が横浜にどんどん馴染んでいって、“横浜といえばフランス映画祭、フランス映画祭といえば横浜”というふうになったら、横浜がもっと、もっとおしゃれな雰囲気になるのではとすごく期待しています」と笑顔を弾けさせた。最後に「フランス映画祭が横浜に戻ってきてくれて本当に感謝しています」などとフランス語で心境を言葉に。常盤さんは、フェスティバル・ミューズとして、映画祭団長のナタリー・バイ、フランソワ・オゾン監督、同映画祭オープニング作品『セラヴィ!』のオリヴィエ・ナカシュ監督&エリック・トレダノ監督など豪華ゲストを出迎えた。■是枝裕和監督、映画祭に対する思いをスピーチホール内に場所を移して行われたオープニングセレモニーでは、カンヌ国際映画祭で日本人監督としては21年ぶりに最高賞となる「パルム・ドール」を映画『万引き家族』で受賞した是枝裕和監督が、お祝いに駆けつけた。是枝監督は「僕たち作り手にとっても本当に貴重な時間であり、場所です」と映画祭に対する思いを実感を込めて言葉にした。「尊敬するフランスの映画人の方たち、映画を愛し、映画祭を支えている方たちと同じ壇上に立つことができて光栄です」と感激の様子で祝辞のスピーチを行った。■常盤貴子&ナタリー・バイが高らかに開会宣言ナタリー・バイ団長と常盤さんが開会宣言を行うことになったが、ナタリー・バイ団長がフランス語で開会宣言を行った後、いったん日本語通訳がナタリー・バイ団長の言葉を日本語に翻訳して「フランス映画祭2018の開会を宣言します」と会場に紹介。続いてマイクの前に立った常盤さんは「(通訳の方と)同じことになってしまいますが(笑)」と声を上げて大笑いした後、改めて、「フランス映画祭2018、本日、横浜にて開催いたします!」と宣言し、オープニングイベントを盛り上げた。(竹内みちまろ)
2018年06月21日これまで家族をテーマにした作品を撮り続け、国内外の映画祭にて賞を獲得してきた是枝裕和監督。最新作『万引き家族』ではあのカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した。本作が海外でも高い評価を得たのはなぜか。今回はそんな本作の魅力についてまとめてみた。■あらすじ再開発が進むなか、ポツンと残された古い住宅街。日雇い仕事の父・治と息子の祥太“親子”ならではの連携プレーで万引きに精を出している。その帰り道、団地の廊下で凍えている幼い女の子を目にした治は思わず家に連れて帰ってしまう。突然、子どもを連れてきた夫に腹をたてる信代だったが、体じゅう傷だらけのゆりの境遇を察し、面倒をみることにした。祖母・初枝の年金を頼りに暮らすその一家は、風俗のバイトをしている信代の妹・亜紀、そして新しい家族のゆりも加わり、貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし、ある事件をきっかけに家族の隠された秘密が明らかになっていく――。■是枝監督常連キャストから、ニューフェイスまで揃った豪華な布陣これまで多くの作品でオリジナルの脚本を自身で書き、監督を行ってきた是枝監督。本作ではこれまでの作品に出演した常連キャストと、初めて参加したキャストのアンサンブルも大きな見どころの一つになっている。リリー・フランキー/柴田治役『そして父になる』で庶民的な父親を好演したリリーさんが、本作には息子と共に万引きで生計を立てる柴田治役として出演。是枝監督とは本作で4度目のタッグとなり、「純粋に嬉しいです。是枝組独特の穏やかで澄んだ空気感の中、本作は社会や人にとって、とても重大なのに、ほんの1日で黙殺されてしまうような出来事にフォーカスを当てていく。是枝監督らしい、いい作品になると感じています」とコメントしていた。安藤サクラ/柴田信代役是枝監督作には初参加となる安藤さん。リリーさん演じる柴田治の妻・信代を演じるにあたり、「いまこのタイミングでこの作品に出演できることをとても嬉しく思っています」と感動をあらわにしていた。本作での高い演技力は、監督・共演者の度肝を抜くほど。監督は、いま安藤さん以上の女優はいないのではないかと思うほどだったそう。松岡茉優/柴田亜紀役こちらも安藤さんと同じく、本作で初めて是枝監督作に出演した松岡さん。オファーを受けた際は「あの本を読んだ、あの映画を見た。産まれて、育ててもらって、生きてきたすべてのことが正しかったんだと肯定されたような気持ちでした。夢のような顔合わせは現実には思えなかったです」と心境を明かした。樹木希林/柴田初枝リリーさん同様、いくつもの是枝監督作に出演してきた大御所・樹木さん。本作でもその存在感は健在だが、「是枝作品の中に居るのは これで おしまいちょいと ブラブラしすぎる台本は読みちがえるわ 口は出すわ悪口は言うわ 都合悪けりゃボケたふりするわ困ったもんだ」と是枝作品内での引退をほのめかすようなコメントも。小さくても、作中で大きな存在感を放つ子役たち治と信代の息子・祥太と、治が家に招いた少女・ゆりは是枝監督のオーディションによって選ばれた2人。祥太役を演じた城桧吏はNetflixオリジナルドラマ「僕だけがいない街」に出演しており、ゆりを演じた佐々木みゆは、なんと本作が映画初出演だ。監督はキャスティング理由ついて、桧吏くんは「オーディションで部屋に入ってきたときにこの子だってピンときた。いつまでも見てられると思った」と語り、みゆちゃんについては「オーディションで部屋の隅でポテトチップスを食べるシーンを演じてもらったんですが、そのポテトチップスの食べ方がよかった(笑)」と明かした。ほかにも脇を固めるキャストには、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴ら実力派俳優が揃っており、圧倒的キャスト陣で本作は挑まれているのだ。■あのケイト・ブランシェットが大絶賛! パルムドール受賞の理由とは?第71回カンヌ国際映画祭にて上映された際にはスタンディングオベーションが起こり、なんと9分間も続いた。辛口で知られる海外メディアからも高評価を得て、授賞式では最高賞であるパルムドールを獲得!日本作品では、今村昌平監督の『うなぎ』(’97)以来、実に21年ぶりという快挙を成し遂げた。この受賞理由について、審査員長のケイト・ブランシェットは「演技、監督、撮影などトータルで素晴らしかった」と述べるだけでなく、安藤さんの芝居についても熱を帯びた口調で絶賛。彼女の泣くシーンについて、「今後、私も含め今回の審査員を務めた俳優の中で、今後あの泣き方をしたら、彼女の真似をしたと思って」とコメントするほどだった。■ポスターを『海街Diary』と比較してみた本作には、クランクインに先駆けて昨年の夏に2日間だけ海で撮ったオフショットが存在する。台本も完成していない中、“家族”6人で撮ったそうで、リリーさんはその写真を「なんか劣化版の『海街diary』みたいだな」とボソリ。すると、安藤さんまでもが「そうそう、ポスタービジュアルの縁側の写真も劣化版の『海街diary』みたいなね…」と同調。続けてリリーさんが「あのポスタービジュアルの家族の笑顔と『万引き家族』ってタイトルみると、ソフトバンクの新しい家族割りみたいだよな」と話すと笑いに包まれた。お茶目なリリーさんに現場はさぞ和んだことだろう。■安藤さん、パルムドール受賞について語るも…?実は、パルムドール受賞発表前から撮影で大阪にいたという安藤さん。「この“家族たち”と夜中だけどYouTubeで中継をみようとやりとりをしていて」と準備万端で授賞式の中継を見ていたものの、「いつの間にか眠ってしまいまして…」とまさかの寝落ちをしてしまったことを告白。「そしたら、リリーさんから『サクラ起きろ!』とメールがすごい来ていて、マネージャーさんには、真っ暗にして寝ていた部屋で『パルムドールです!』と言われて…それですぐにTVをつけてニュースが流れているをみて、これは残さなきゃとフィルムのカメラでその画面を撮りました(笑)」と、受賞の瞬間をふり返った。■本作に向けられる意見に、監督はどう向き合ったのか?是枝監督は、パルムドール受賞を受けて行われた外国人特派員協会での記者会見で「社会的、政治的問題を喚起する映画を作ったわけではない」と断った上で、「2000年代に海外の映画祭で一番言われたのが『日本映画には社会と政治がない。なぜだ?』ということ。それは、そういう作品は、興行として成立しにくいという判断を、日本の大きな興行会社をしてきたから。それは日本の映画の幅を狭くしていると自覚はしていました」と語った。しかし、パルムドール受賞という最大級の結果に、様々な反響が寄せられるようになり、是枝監督は「21年ぶりの(日本映画の)パルムドールということで、思った以上に取り上げられて、普段、映画について語らない人たちもこの映画について語る状況になって、一部で、僕と僕の映画が物議を醸しているかのような状況になっていますが」と、是枝監督を取り巻く状況が一変したことを明かしつつも、「それはこの映画が、通常の枠を超えて多くの人のところに届いているのだなと個人的には前向きに捉えています」とコメントしてみせた。海外でも非常に高い評価を得た本作。今回の受賞によって、日本と海外の距離が縮まったようにも感じる。なにより映画好きの人は、カンヌの舞台裏などを監督のコメントからも知ることができ、作品以外にも注目したい点は盛りだくさんだ。そんな魅力満載の『万引き家族』をぜひ劇場で。『万引き家族』は6月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年06月09日アイドルグループ・A.B.C-Zの塚田僚一が主演を務める映画『ラスト・ホールド!』(公開中)が、第21回上海国際映画祭(21th Shanghai International Film Festival/6月16日〜6月25日)の、パノラマ部門にて正式招待作品として上映されることが6日、明らかになった。同作は2020年の東京オリンピックの追加競技となった「スポーツクライミング」の一種目、ボルダリングを題材にしたオリジナルストーリー。廃部寸前のボルダリング部主将・岡島(塚田)が大学卒業を控え、6人の新入生(Snow Man/ジャニーズJr.)を必死で集める。同映画祭は1993年より開催されている、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認のアジア最大級規模の長編映画祭。同作は受賞対象外で話題作品を上映するパノラマ部門に出品される。メガホンを取った真壁幸紀監督は「とても光栄です。上海国際映画祭での上映は、これから国内外で、より多くの人に観てもらえるキッカケになると思います」と喜びを表す。同作は声援OK、サイリウム持ち込みOKの「応援上映」も幾度となく開催されているが、「以前、中国の映画祭に参加した時は、観客の皆さんが自由に喜怒哀楽を声に出しながら鑑賞されていたので、自然と”応援上映”のようになるかもしれません。反応が楽しみです」と語った。○塚田僚一コメント完成された作品を見て、たくさんの方にご覧頂きたいなっと思っていたので本当に嬉しいです。東京オリンピックに向けてこれから盛り上がるボルダリング、まだ馴染みのない方もいる中で「わかりやすい」とか「面白い」という感想を頂き、この作品が届いた事を実感しました。日本での壁を登りきり、次は上海国際映画祭の壁! 海外の人たちの壁も登りきれる事を信じています。「ガンバ!」※映画『ラスト・ホールド!』特集はこちら!
2018年06月06日音楽家・坂本龍一が音楽を担当した映画をスクリーンで上映するイベント「坂本龍一映画祭」が、2018年6月4日(月)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催される。2017年11月に公開された坂本龍一のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』のDVD・Blu-ray発売を記念して、坂本龍一が音楽で携わった名作映画の数々がスクリーンに帰ってくる。上映作品は、『戦場のメリークリスマス』(1983)、『シェルタリング・スカイ』(1990)、『ラストエンペラー』(1987)、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)に、前述のドキュエンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』(2017)、200人しか観られなかったプレミアライブの様子を収めた『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』(2018)を加えた全6作品。各作品はそれぞれ1日限り、200席限定での上映となる。【開催概要】「坂本龍一映画祭」劇場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズチケット料金:1,500円※「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async」は通常2,500円で上映しているが「坂本龍一映画祭」に限り、特別価格1,500円で上映。<上映作品・上映日>■『戦場のメリークリスマス』上映日時:2018年6月4日(月)19:00~21:05 終了予定チケット申込み:■『シェルタリング・スカイ』上映日時:2018年6月5日(火)19:00~21:20 終了予定チケット申込み:■『ラストエンペラー』上映日時:2018年6月6日(水)19:00~21:45 終了予定チケット申込み:■『レヴェナント:蘇えりし者』上映日時:2018年6月11日(月)19:00~21:40 終了予定チケット申込み:■『Ryuichi Sakamoto: CODA』上映日時:2018年6月12日(火)19:00~20:45 終了予定チケット申込み:■『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』上映日時:2018年6月13日(水)19:00~20:10 終了予定チケット申込み:
2018年05月28日今年で26回目を迎える「フランス映画祭2018」の映画団長に、ナタリー・バイが就任し、来日することが決まった。さらに、『たかが世界の終わり』(’17)でセザール主演男優賞を受賞したフランス映画界の次世代俳優ギャスパー・ウリエルが主演を務める話題作『世界の果て』(原題:LES CONFINS DU MONDE )の上映も併せて決定した。■本年度のフランス映画祭団長は、ナタリー・バイに決定!日仏交流160周年も迎える記念すべき本年の開催は、フランスとも親交が深い街・横浜で13年ぶりに実施されることが決定。フェスティバル・ミューズには、横浜市出身で何度もフランスを訪れたことのある常盤貴子さんが就任し、開催前から盛り上がりをみせている。さらに、映画祭団長として、映画界の巨匠ゴダール、トリュフォーらに愛されたフランスの名女優、ナタリー・バイの就任と来日も決定。2013年以来、3度目の団長を務める。ナタリーの起用理由としてユニフランス代表イザベル・ジョルダーノ氏は「クラシックでエレガントなフランス映画界の巨匠達であるフランソワ・トリュフォー監督やベルトラン・タヴェルニエ監督から新世代の監督たちまで、また、世界的に活躍するS・スピルバーグ監督やグザビエ・ドラン監督らにも愛される女優であり、多様な世代と多彩なジャンルをカバーするにふさわしい団長だと思っております」とコメントを寄せた。■『モカ色の車』ほか、個性豊かな長編2作品の追加上映も決定先日ラインアップ記者会見にて発表となった新作12作品に加えて、個性豊かな長編2作品の上映も追加決定。まずは団長のナタリーが出演する、エマニュエル・ドゥヴォスとナタリーの競演が光るサスペンス『モカ色の車』(原題:Moka)。その上映前にはナタリーの娘であるローラ・スメットの監督短編作品『トマ』の上映も決定した。ローラ・スメットの来日も予定されている。そして、『たかが世界の終わり』(’17)でセザール主演男優賞を受賞したフランス映画界の次世代俳優ギャスパー・ウリエル主演で、第71回(2018)カンヌ国際映画祭監督週間にも出品された話題作『世界の果て』の上映も決定。ジェラール・ドパルデューとの共演で、第二次世界大戦下で繰り広げられる人間ドラマを描いている。長編14作品の全ライナップが出揃った「フランス映画祭2018」。上映スケジュールもオフィシャルホームページにて6月2日(土)午前0:00時に解禁、同日よりチケット発売も開始する。<フランス映画祭2018 開催概要>期間:6月21日(木)~6月24日(日)会場:みなとみらい地区中心に開催(横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらい)主催:ユニフランスオープニング作品:『セラヴィ!』(『最強のふたり』の監督コンビの最新作)(text:cinemacafe.net)
2018年05月25日日本テレビ深夜の「映画天国」では、世界的にPrideパレードが実施される6月の「Pride Month(プライド月間)」に合わせ、昨年に引き続き「映画天国LGBT映画祭」を実施。地上波初登場のユアン・マクレガー主演『人生はビギナーズ』ほか、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『チョコレートドーナツ』の3作品を放送する。“LGBT”とは、レズビアン(女性の同性愛者)・ゲイ(男性の同性愛者)・バイセクシュアル(両性愛者)・トランスジェンダー(出生時に登録された性別と自認する性別が一致しない人)の頭文字をとった言葉。LGBTたちが「自分たちの性的指向や性自認にPrideをもとう」と奮起し、1970年にニューヨークで始まったPrideパレードも、いまではニューヨーク、サンフランシスコ、トロント、ベルリン、ソウルなど、世界各地に拡大。毎年6月に大小様々なLGBTのイベントが開催されている。「映画天国」では、昨年6月に『パレードへようこそ』など4作品を連続放送して好評を得た「LGBT映画祭」を今年も実施。LGBT当事者でもある映画ライター・よしひろまさみち氏と、NPO「虹色ダイバーシティ」代表の村木真紀氏をゲストに迎え、番組担当でトランスジェンダーの谷生プロデューサーを加えた3人が作品を解説するコーナーを作成。LGBT当事者を家族に持つこと、アイデンティティを模索すること、そして「家族」になること…など、様々な観点からLGBTを描いた3作品を放送する。■父が突然のカミングアウト!?『人生はビギナーズ』6月4日(月)深夜放送奥手な38歳の独身男性オリヴァーは、母が亡くなってから5年たったある日、年老いた父から突然、自分がゲイであると告白され、戸惑う。その父は同時に様々な人生の楽しみを探し求め、若い恋人とも出会い、ゲイの友人たちに囲まれて過ごすように…。主演はユアン・マクレガー、年老いた父親役を演じたクリストファー・プラマーがアカデミー賞助演男優賞を受賞。『20センチュリー・ウーマン』のマイク・ミルズ監督が自身の父親をモデルに描いた(2010年米)。地上波初放送。■大ヒット舞台の映画化『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』6月11日(月)深夜放送1997年よりオフブロードウェイで上演され、大ヒットした舞台の映画化作品。ロングランとなった舞台の楽曲の権利をマドンナが手に入れようとしたことでも知られる。共産主義下の東ドイツで生まれたトランスジェンダーが愛を探し求める姿を描き、サンダンス映画祭観客賞ほか多数受賞。原作・監督・脚本・主演は『パーティで女の子に話しかけるには』のジョン・キャメロン・ミッチェル(2001年米)。■ロングランヒットした感動作『チョコレートドーナツ』6月18日(月)深夜放送1970年代アメリカであった実際の出来事をもとに製作され、全米の映画祭で観客賞を総ナメにした話題作。母親に育児放棄されたダウン症の青年(アイザック・レイヴァ)を、ゲイのカップル(アラン・カミング&ギャレット・ディラハント)が里親として迎え入れ、“家族”になろうとするが…。日本では2014年に小規模公開でスタートするも、口コミで評判が広がり大ヒットとなった(2012年米)。■自身もトランスジェンダー、番組プロデューサーからコメント昨年の「映画天国LGBT映画祭」放送に「いろいろな方々から前向きな反応を頂きました」と語る谷生プロデューサーは、「とりわけ、LGBTをテーマとした良質な映画を連続放送したことについて大きな反響があったことが、映画枠を預かる者として、大変光栄に思いました」とコメント。「今年も、LGBTをテーマに含む素晴らしい3作品をお届けできることになりました。いずれも、世界の映画祭などで多くの賞を受賞した良作揃いです。LGBT当事者の方はもちろん、映画ファンの方々や、LGBTになじみのない方々にもきっとお楽しみいただける映画だと確信しています」と期待を込めている。「映画天国LGBT映画祭」は6月4日(月)26時9分~、3週にわたり日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.チョコレートドーナツ 2014年4月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開© 2012 FAMLEEFILM, LLC
2018年05月21日10月25日(木)より開催される「第31回東京国際映画祭」では、日本映画をより世界へ強く発信していく企画として、2つの大きな日本映画の特集を実施することが決定。「Japan Now部門」では俳優・役所広司を、「アニメーション特集」ではアニメーション監督の湯浅政明を特集する。■Japan Now部門:「映画俳優 役所広司」3年前に新設された「Japan Now部門」は近年の日本映画をふり返り、現在の日本を代表する作品の数々を、映画祭独自の視点でセレクション。いま一番海外へ紹介したい映画人として、これまでに原田眞人監督、岩井俊二監督の監督特集、さらに安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいの女優特集を行ってきた。そして今回は、東京国際映画祭最優秀男優賞受賞作『CURE』(’97/黒沢清監督)、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞作『Shall we ダンス?』(’96/周防正行監督)、米アカデミー賞作品賞ノミネート作『バベル』(’06/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)など、多くの出演作が国際的に高く評価され、国内外で幅広く活躍する俳優・役所広司を特集。昭和の時代の貴重な作品から最新作までを紹介する初の大規模上映を実施し、これまでの軌跡を辿りつつ、常に新しい挑戦を続ける役所さんの魅力を世界に発信する。今回の決定に役所さんは、「芝居に興味を持って、今年で40年。子どもの頃から何一つ長続きしたものがない僕にとって、40年同じことを続けられるなんて奇跡です」と役者人生をふり返り、「今回の特集上映、とても光栄です。そして、今まで自分に影響を与えてくれた全ての人に感謝します」とコメントしている。■アニメーション特集:「アニメーション監督 湯浅政明の世界」続いて、これまで庵野秀明や細田守などを特集してきたアニメーション特集では、「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」など、日本を代表するアニメシリーズにも数多く携わっているアニメーション監督の湯浅政明をフィーチャー。昨年公開されたオリジナル長編映画『夜明け告げるルーのうた』は、世界最大級のアニメーション映画祭・アヌシー国際アニメーション映画祭にて、長編部門グランプリにあたるクリスタル賞を受賞し、宮崎駿監督、高畑勲監督に次ぐ、日本人史上3人目となる快挙を果たした湯浅監督。『夜は短し歩けよ乙女』(’17)で第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したほか、第41回オタワ国際アニメーションフェスティバルでは、日本人として初めて長編部門グランプリを受賞するなど国内外で多くの賞を受賞し、世界中から注目を集めている。湯浅監督は、「世界中から作品が集まる国際映画祭で、まさか自分の名前のついた特集上映が実施される日がくるとは思いもしませんでした。このような機会をいただき、大変光栄ですし、とてもびっくりしています」と心境を明かし、「ぜひこの機会に、未だご覧になった事のない多くの皆様に観ていただく事ができればとても嬉しく思います。私自身も作品をふり返る機会をいただいたと思い、楽しみたいと思います」と多くの人に作品を楽しんでもらいたいと語っている。「第31回東京国際映画祭」は10月25日(木)~11月3日(土・祝)の期間中、六本木ヒルズ(港区)、EXシアター六本木ほかにて開催。(cinemacafe.net)
2018年05月09日女優の玄理が、3日に開幕した韓国・全州国際映画祭のレッドカーペットイベントに続き、4日午後の現地テレビ取材に応じた。玄理は、出演映画『カオサンタンゴ』が同映画祭で上映されることを受け、キム・ボンサム監督、ホン・ワンピョと共に出席。キム監督は「監督志望のジハが過去に引きずられるようにタイへ向かい、自身の作品のテーマである旅人にまつわる怪談を取材するうち、ゲストハウスでハヨン(玄理)に出会う。自身の過去と向き合いハヨンを通して過去の傷から脱却する、治癒と成長を綴った作品」と同作を説明した。また、「玄理はベルリン映画祭で上映された『水の声を聞く』で心身共に傷つく女性を演じた。木に寄りかかり涙を流すシーンが心に残った。韓国でもミューズとして崇められる中国の女優マギー・チャンの20代の頃を見ているようだった。何が何でも一緒に仕事がしたいと思った」と起用理由についても明かす。一方、「緊張よりは期待が大きいです。自分の演技がどう、というのはわからないけどあの時最善を尽くしたと思っている」と語る玄理。「タイで2カ月間撮影をして、その間に監督と自分の過去も役についてもたくさん話をした」と撮影を振り返り、「前回は、初めて主演させてもらった日本映画でここに来た。今回は初めて主演をつとめる韓国映画でこの映画祭に呼ばれて、自分の中で特別な場所になった。嬉しいしとても感謝している」と再訪を喜んだ。
2018年05月08日2016年にスタートし、今年で3回目を迎える兵庫・淡路島の「うみぞら映画祭」が、5月19日(土)・20日(日)に開催される。「うみぞら映画祭2018in淡路島」チケット情報「多くの人に、海を見ながら、波音を聞きながら、のんびりとした時間を過ごしてほしい」という思いで始まった「うみぞら映画祭」。淡路島の海上に浮かべられた巨大なスクリーンで砂浜から映画を楽しめる、全国的にも世界的にも珍しい映画祭だ。上映されるのは、「淡路島が舞台となった映画」や「海を舞台にした映画」で、メイン会場となる大浜海水浴場の“海の映画館”では『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』や人気のアニメ映画が上映されるほか、ホール映画館(洲本市文化体育館)では『種まく旅人 くにうみの郷』『太秦ライムライト』、レンガ映画館(すもとアルファビアミュージアム)では『亜人』、レトロ映画館(洲本オリオン)では『あったまら銭湯』などが上映される。また、淡路島牛丼、淡路島ぬーどる、淡路島バーガーなど、淡路島グルメをたっぷりと堪能できるグルメブースや、瓦やお香など島の産業を身近に感じられるワークショップ、夕日に輝く海を眺めながらのビーチヨガなども展開。夜にはナイトマーケットで島の食材にこだわる料理人の自慢料理を楽しんだり、キャンプファイヤーを囲んで映画の余韻に浸ったり…。映画はもちろん、淡路島の豊かな自然やグルメ、文化を満喫できる「うみぞら映画祭」で、ゆったりとした島時間を過ごしたい。■「うみぞら映画祭2018 in 淡路島」日程:5月19日(土)・20日(日)会場:大浜海水浴場、洲本市文化体育館、すもとアルファビアミュージアム、洲本オリオン
2018年04月25日沖縄県内で19日より4日間にわたって開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」が22日、閉幕。那覇市の波の上うみそら公園で行われたラストを飾るライブイベント「オールエンディング」では、沖縄出身歌手が豪華共演を果たし、島袋寛子は夏川りみとコラボしてSPEEDの名曲「BODY&SOUL」を熱唱した。ライブは、かりゆし58の前川真悟が中心となって盛り上げ、かりゆし58は「アンマー」、BEGINは「オジー自慢のオリオンビール」、夏川りみは「涙そうそう」などを披露。そして、島袋寛子は「島唄」を歌い上げ、さらに夏川とコラボしてSPEEDの「BODY&SOUL」を熱唱して会場を沸かせ、歌唱後に「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えた。フィナーレでは、ガレッジセールやガンバレルーヤ、ミキら、映画祭を盛り上げた芸人たちもステージに登場。そして、毎年恒例の明石家さんまからのメッセージVTRも流れ、最後は同映画祭のテーマソング「笑顔のまんま」の合唱で大盛り上がり。花火も打ち上がり、出演者も観客もうっとり見入っていた。また、オープニングでは、今年大ブレイクのひょっこりはんが登場し、"ひょっこり"を披露して観客を喜ばせ、桂文枝は「いらっしゃ~い」で歓迎。ガレッジセールは「来年も沖縄国際映画祭、決定しました!」と来年の開催を発表した。
2018年04月22日俳優の井浦新と成田凌が22日、沖縄県那覇市の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」(19日~22日)のレッドカーペットに登場した。同映画祭で上映された映画『ニワトリ★スター』で主人公の大麻の売人・草太役を演じた井浦と、全身タトゥーの赤髪モヒカン・楽人役を演じた成田。本作で監督デビューを果たしたかなた狼らとレッドカーペットを歩いた。そして、フォトセッションでは、演じたキャラクターになりきったように、監督と個性豊かな共演者たちとポーズや表情を決めた2人。雨に雷というあいにくの天気となったが、レッドカーペット沿いの観客たちは2人の姿に大興奮だった。2009年にスタートした同映画際は、春の沖縄を代表する総合エンタテインメントの祭典。10回目となる今年は、4月19日~22日の4日間、那覇市、北中城村などで開催。レッドカーペットにはそのほか、NMB48、阿部寛、黒木メイサ、榮倉奈々、志尊淳、知英、NON STYLE、ひょっこりはん、おかずクラブなど、上映作品の監督・キャストやお笑い芸人らが参加した。
2018年04月22日富士山の麓で行われる映画フェス「富士・湖畔の映画祭2018」が、山梨県・本栖湖キャンプ場にて2018年7月27日(金)から29(日)まで開催される。日本のインディーズ映画を中心に上映する「富士・湖畔の映画祭」は、日中は大自然を満喫しつつ音楽を楽しみ、夜は月光の下で映画鑑賞をすることができる野外イベントだ。会場となる本栖湖キャンプ場には、映画祭専用のテントエリアが開設され、キャンプをしながら映画を見るという贅沢な体験をすることができる。4回目の開催となる今回は、コンペ部門をスタート。事前に応募された作品の中から、上映作品の一部を決定する。審査員には、サブカルシーンでも絶大な人気を誇る監督カンパニー松尾、映画評論家の町山智浩が創刊しインディーズシーンに強い影響力を持つ『映画秘宝』編集長・岩田和明、「劇場版シネマ狂想曲」で注目を集める名古屋シネマスコーレ副支配人・坪井篤史などが名を連ねる。上映作品には、インディーズ映画界で話題の上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』や、行定勲監督『いっちょんすかん』、『うつくしいひと サバ?』など42本がラインナップ。行定監督ほか、35作品以上の監督の舞台挨拶も予定されている。【概要】「富士・湖畔の映画祭2018」開催日時:2018年7月27日(金)~29(日)開催場所:本栖湖キャンプ場特設会場住所:山梨県南都留郡富士河口湖町本栖18アクセス:・車の場合 東京より車で2時間半 河口湖ICより約30分・電車/バスの場合 河口湖駅下車 路線バスにて本栖まで約60分定員:無し申込み:チケットぴあ・e+にて前売り券発売予定、他当日券有り※新宿-映画祭会場 直通バスおよびバンガロー予約は公式サイトで受付中。■上映作品・長編コンペ『NOISE』(監督・脚本・編集:松本優作)『さらば大戦士トゥギャザーV』(監督・脚本・編集:松本純弥)『センターライン』(監督・脚本:下向拓生)『ドブ川番外地』(監督・脚本・編集:渡邉安悟)『向こうの家』(監督:西川達郎)『森のかたみ』(監督:大杉拓真)・短編コンペ『なぎさ』(監督・脚本:古川原壮志)『ヒロイン』(監督・脚本:松崎まこと)『三つの朝』(監督・脚本:根岸里紗)『子供は天使ですか』(監督・脚本:川西薫)『声』(監督・脚本:串田壮史)『林檎は樹の近くに落ちる』(監督・脚本:吹原幸太)・他上映作品『いっちょんすかん』(監督:行定勲)『うつくしいひとサバ?』(監督:行定勲)『花に嵐』(監督:岩切一空)『劇場版テレクラキャノンボール2013』(監督:カンパニー松尾)
2018年04月14日世界を旅する野外映画館プロジェクト「シネマ キャラバン(CINEMA CARAVAN)」が織り成す、ゴールデンウィークだけ現れる「逗子海岸映画祭」が、 2018年も開催。10日間のテーマとラインアップが決定した。「逗子海岸映画祭」は、国内外の優れた映画を、海岸という絶好のロケーションで上映する屋外型の映画祭。普段は何もない静かな逗子海岸に、クリエイター達が手作りで会場を造り上げ、 会期終了後は何事もなかったかのように静かな元の逗子海岸へと戻る。ゴールデンウィークを中心とした10日間のみ、突如出現しまた消えゆく、まさに夢ような映画祭だ。日中は、自然やその背景にある文化、音楽、食など楽しむことができ、日没とともに波音と星空をバックに映画を上映。プロデュースは、このエリア出身のクリエーターやアーティストで構成されるシネマ キャラバンが行なっている。「2009年のスタートから、一貫した手作りでの会場作りと世界とのつながりの扉を開く活動を一貫して続け、蒔き続けてきたそのスピリットの種が、確実に根付いてきたのを感じています。地球を取り巻く自然環境や社会情勢が変化し続ける中、自分自身で思考しアウトプットできる知性と、豊かな人間力を育むこと。これが9年間一貫した本映画祭に対する私たちの指針です」とシネマ キャラバンはコメント。映画を目で“観る”だけでなく、五感をフルに使ってカラダ全部で楽しんだり、自然環境の中でさまざまな文化を体験したり、親交のある世界の国々やこれまで繋がった人々、逗子や三浦のキーパーソンを交えて地域を巻き込んだコミュニケーションが体感できるイベントも有。繋いだ縁と多彩な文化を集約し、旅の成果を共有・自然の中で五感を使って体験する場所として開催している。上映作品は、様々な分野から五感が活用できるような作品が選ばれている。Opening Dayの4月27日の『この世界の片隅に』にはじまり、28日は60年代から映画、 音楽、 アートとボーダレスに活躍してきたトニー・コンラッドのドキュメンタリー『トニー・コンラッド:完全なる今』、29日はブラックユーモアと独特の世界観で一世を風靡したジャン=ピエール・ジュネ監督作品の『アメリ』を、30日は『クライマー パタゴニアの彼方へ』が上映される。5月1日はミニシアターブームの代表作『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』、2日はご機嫌な音楽満載の『シェフ三ツ星フードトラック始めました』が、Kids Dayの5月3日は全編セリフナシのアニメーション映画『父を探して』が上映。4日はアートの街ジョグジャカルタを中心に交流が続くインドネシアをフィーチャーするIndonesia Dayと称し、交流のきっかけとなった栗林隆作品とインドネシア古典影絵を発展させたアーティスト川村亘平斎がスクリーンでコラボレーションを見せる『「光と影」× Indonesia Yatai Trip』を上映する。5日はスケートボードカルチャーをフィーチャーするSkatebording Dayとして昼はゲストスケーター達によるデモライド、夜はライダーによる『スケートボードフィルム』が、6日は、CINEMA CARAVAN Dayとし、昨年好評を博したシネマ キャラバン代表志津野雷のオリジナル作品『Play with the Earth』を上映。旅を経て経験を積むごとに変化し続けるこの作品の最新バージョンを、映像に合わせた生演奏と共に楽しむことが出来る。ゴールデンウィークは10日間限定の、五感で地球とつながる映画館に足を運んでみては。
2018年04月02日「逗子海岸映画祭」が2018年も開催決定。神奈川・逗子のビーチで2018年4月27日(金)から5月6日(日)まで行われる。「逗子海岸映画祭」は、海岸で楽しむ屋外型の映画祭。日中は、ビーチヨガ、ビーチサッカーなどのコンテンツが実施され、ショッピングが楽しめる「バザール」も用意。また日替わりでメニューが変わるフードコートも設置。ビーチで食事が楽しめる「海のレストラン」もオープンする。日没とともに楽しめるのが映画。波音と星空をバックに五感をフルに使って映画の世界を堪能することが可能だ。2018年は、公開後ロングランヒットを飛ばしたアニメーション『この世界の片隅に』がオープニングを飾り、『アメリ』などの人気作品や、ミニシアターブームの火付け役ともいえる『バグダッド・カフェ』のディレクターズ・カット版など、日替わりで異なる作品が上映される。【詳細】「逗子海岸映画祭」会場:神奈川・逗子のビーチ期間:2018年4月27日(金)~5月6日(日)料金:映画 一般 1,500円、高校生以下無料※要身分証明書※逗子市民の方は身分証明書の提示により500円※要身分証明書開場:11:00(4/28,5/1,2の平日は15:00~)※チケット販売開始時間は開場の1時間前。映画開始時間:19:00※開演時間、出演者などは都合により変更となる場合あり。※混雑時のビーチでのテント・ビーチチェアの使用は不可。※上映中の録音、撮影は禁止。<上映スケジュール>・4/27(金) 「この世界の片隅に」・4/28(土) 「トニー・コンラッド:完全なる今」・4/29(日) 「アメリ」・4/30(月) 「クライマー パタゴニアの彼方へ」・5/1(火) 「バグダッド・カフェニュー・ディレクターズ・カット版」・5/2(水) 「シェフ三ツ星フードトラック始めました」・5/3(木) 「父を探して」・5/4(金) 「「光と影」× Indonesia Yatai Trip」・5/5(土) 「スケートボードフィルム」・5/6(日) 「Play with the Earth」
2018年04月01日世界を旅する野外映画館プロジェクト「CINEMA CARAVAN(シネマキャラバン)」が織り成す、ゴールデンウィークに行われるイベント「逗子海岸映画祭」が2018年も開催されることが決定。10日間のテーマとラインナップが決定した。2009年にスタートした五感で体感できる「逗子海岸映画祭」は、国内外の優れた映画を、海岸という絶好のロケーションで上映する屋外型の映画祭。プロデュースするのは、このエリア出身のクリエーターやアーティストで構成される「CINEMA CARAVAN」。一貫した手づくりでの会場制作と、世界とのつながりの扉を開く活動を続けてきた。映画を”観る”だけでなく、五感をフルに使ってカラダ全部で楽しむ親交のある世界の国々やこれまで繋がった人々を各日程のテーマに、映画とイベント、食をプロデュース。バスクやインドネシアなど、年々交流が深まる土地からはクリエイターや料理人が集結。海外の才能はもちろんのこと、地元・逗子や三浦半島のキーパーソンを巻き込んだコミュニケーションが体感できるイベントも企画されている。日毎のテーマに合わせたフードが日替わりで楽しめるフードコートや、砂浜のスケートランプ、メリーゴーラウンドなど日中楽しめるブースも様々。会場では「CINEMA CARAVAN」の旅の軌跡に触れられる写真を展示。人数限定の「海のレストラン」や、ビーチヨガ、ビーチサッカーなど毎日開催されるプログラムは予約をした上で、楽しむことができる。■映画ラインナップ4月27日(金)のオープニングは、一昨年公開され、ロングランを記録した『この世界の片隅に』。太平洋戦争中の日常を軍港街・呉に嫁いできた、すずの視点を通して描いたアニメーション。のほほんとした日常が戦争を通じて変化してゆく様子や、徹底した時代考証により再現された当時の呉の姿は必見。そのほか映画は、60年代から活躍しているトニー・コンラッドのドキュメンタリー『トニー・コンラッド:完全なる今』、ブラックユーモアと独特な世界観で一世を風靡したジャン=ピエール・ジュネ監督の『アメリ』、登頂困難といわれるセロトーレ南東稜にフリークライミングで挑戦するドキュメンタリー『クライマー パタゴニアの彼方へ』、かつてのミニシアターブームの代表作『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』、ピーター・バラカンをゲストに迎えて『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』、アヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル(最高賞)と観客賞をW受賞した全編セリフなしのアニメーション『父を探して』を上映。最終日5月6日(日)には昨年好評を博した「CINEMA CARAVAN」代表・志津野雷のオリジナル作品「Play with the Earth」を、オーケストラの生演奏とともに上映。旅を経て経験を積むごとに変化し続けるこの作品の最新バージョンをお届けする。より詳しい情報は、同映画祭HPでチェックしてみて。「逗子海岸映画祭」は4月27日(金)~5月6日(日)まで神奈川県・逗子海岸にて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開© こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
2018年03月30日全国的に展開中の“爆音映画祭”を手掛ける樋口泰人が総合プロデュースする「バーフバリ爆音映画祭」が、4月5日(木)~8日(日)の4日間限定でMOVIX堺にて開催されることが決定した。ライブ用の音響システムを使い、大音量の中で映画を観・聴くという試みの爆音上映。2008年から映画祭として始動し、現在では全国で爆音上映&爆音映画祭を展開している。今回上映されるのは、S.S.ラージャマウリ監督が手掛けたインド映画。赤ん坊の頃村人に拾われ、シヴドゥ(プラバース)と名付けられ勇ましい青年へと成長した彼が、王国へと乗り込んで行くのだが、そこで25年間幽閉されている実の母の存在と、自分がこの国の王子バーフバリであることを知り…というあらすじの『バーフバリ 伝説誕生』(R15+指定)と、その続編にして完結編『バーフバリ 王の凱旋』。インドをはじめ、アメリカなど全世界で人気を博し、“バーフバリ旋風”を巻き起こした。そんな話題作2本を、4日間の期間限定で上映が決定。初日となる5日(木)は、“爆音絶叫上映”を開催。なお、チケット販売は、3月24日(土)より開始。詳しい上映スケジュールなどはぜひ公式Webサイトで確認して欲しい。「バーフバリ爆音映画祭」は4月5日(木)~8日(日)4日間限定でMOVIX堺にて開催。(cinemacafe.net)
2018年03月20日映画祭「EUフィルムデーズ2018」が2018年も開催。2018年5月26日(土)より東京会場でスタートし、その後京都・広島会場でも順次行われる。欧州から集まった、27作品を上映「EUフィルムデーズ」は、2018年で16回目を迎える映画祭。EU加盟国に絞り、フランス、イタリアなどの日本初公開作品、見逃してしまったあの作品、住年の名作などが一挙に紹介される。テーマは「映画で旅するヨーロッパ」だ。2018年はさらにパワーアップ。EU加盟国からは24カ国が参加。北欧やバルト三国・バルカン諸国の作品もラインナップに加わり、全27作品が上映される予定だ。いずれも1000円を切るお得な料金で楽しむことができる。話題作が早くも登場上映作品には、日本女優・桃井かおり主演のラトビア映画『ふたりの旅路』や、第26回レインボー・リール東京で上映され注目を集めたアイルランド映画『マッド・メアリー』、スペインのアカデミー賞に匹敵する"ゴヤ賞"で最優秀アニメ賞を獲得した『しわ』の原作者パコ・ロカの最新作『パジャマを着た男の記憶』など、話題作が揃う。日本未公開作品も他にも日本初公開作品には、カトリン・マイミック、アンドレス・マイミック監督の手掛けた『私と同じ顔の、おじさん』(エストニア)や、アドリアン・ゴイギンガ—監督がメガホンを握った『世界でいちばんの幸せ』(オーストリア)などがラインナップ。ヒューマンドラマやサスペンス、アニメーションなど多彩なジャンルを揃えた「EUフィルムデーズ2018」でお気に入りの一本を見つけてみて。来日ゲスト登壇の特別プログラム実施東京会場・京都海所いうではそれぞれ1回のみ上映となる特別プログラムも実施。東京会場ではボリス・ランコシュ監督作『裏面』を、また両会場でカメン・カーレフ監督作『アイランド』『フェイス・ダウン』が上映される。なお、作品上映にあわせて監督が来日し、トークイベントも開催する。【詳細】EUフィルムデーズ2018■東京会場会場:国立映画アーカイブ※旧東京国立近代美術館フィルムセンター住所: 東京都中央区京橋3-7-6開催期間:2018年5月26日(土)~6月21日(木)当日券:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者、キャンパスメンバーズ無料■京都会場会場:京都府京都文化博物館住所:京都府京都市中京区東片町623−1開催期間:2018年6月2日(土)~6月24日(日)チケット:一般500円/大学生400円/高校生以下無料■広島会場会場:広島市映像文化ライブラリー住所:広島県広島市中区基町3-1開催期間:2018年7月1日(日)~7月13日(金)チケット:一般380円/シニア・高校生180円/中学生以下無料■上映作品一覧『裏面』『アイランド』『フェイス・ダウン』『マッド・メアリー』『日の名残り』『人間の値打ち』『ラスト・センテンス:死者への裁き』『パジャマを着た男の記憶』『アロイス・ネーベル』『ヒットマン・インポッシブル』『湖のものがたり』『スワッガー』『神様メール』 『ベルヒカ』『ソラリスの著者』『寄せ集め』『ホース・マネー』『ふたりの旅路』『エリザのために』『私と同じ顔の、おじさん』『世界でいちばんの幸せ』『キッツ先生の子供たち』『もうひとりの私(仮)』『もうひとりの私(仮)』『ウィルソン・シティ』『鉱夫』『猿』『エミリヤ、自由への闘い』『ラスティー・ボーイズ〜ビバ老後!〜』■特別プログラム・『裏面』上映&トーク日程:6月2日(土) 16:10~ ※東京会場のみ登壇者:ボリス・ランコシュ監督・『アイランド』『フェイス・ダウン』上映&トーク日程:『アイランド』6月16日(土) 13:00~ ※東京会場6月14日(木) 18:30~ ※京都会場『フェイス・ダウン』6月16日(土) 16:00~ ※東京会場6月13日(木) 18:30~ ※京都会場登壇者:カメン・カーレフ監督
2018年03月19日音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2017」にて観客賞を受賞した枝優花監督『少女邂逅』(英題:『Girls’ Encounter』)が、第42回香港国際映画祭 I See It My Way部門にて正式招待上映されることが決定し、海外版ポスタービジュアルと予告編が解禁。さらに日本では、6月30日(土)より全国順次公開されることも決まった。■STORYいじめをきっかけに声が出なくなったミユリ(保紫萌香)。自己主張もできず、周囲にSOSを発信するためのリストカットをする勇気もない。そんなミユリの唯一の友だちは、山の中で拾った“蚕”。ミユリは蚕に「紬(ツムギ)」と名付け、こっそり大切に飼っていた。「君は、私が困っていたら助けてくれるよね、ツムギ」――この窮屈で息が詰まるような現実から、いつか誰かがやってきて救い出してくれる――とミユリはいつも願っていた。だが、ある日、いじめっ子の清水に蚕の存在がバレ、捨てられてしまう。唯一の友だちを失ったミユリは絶望する。その次の日、ミユリの通う学校に「富田紬(つむぎ)」という少女(モトーラ世理奈)が転校してきて…。■香港国際映画祭にて正式招待上映へ本作の招待上映が決まった第42回香港国際映画祭 I See It My Way部門には、松岡茉優主演『勝手にふるえてろ』なども選出されており、インディーズ映画である本作のエントリーは異例ともいえる快挙。また、国内では4月7日(土)加賀温泉郷フェス公式プレイベント、4月8日(日)高崎映画祭を経て、6月30日(土)より新宿武蔵野館を皮切りに、全国順次公開されることも決定。これに合わせて、枝優花監督、主演を務めた「ミスiD2016」グランプリの保紫萌香、「装苑」モデルのモトーラ世理奈のコメントも到着した。■コメント全文監督:枝優花ほぼ20代という若いチームで作り上げた低予算自主映画が、香港国際映画祭や新宿武蔵野館を通して私たちの想像より遥かに多くのお客様に届くという事実に胸いっぱいです。改めて支えてくださった皆さまに感謝です。そして、もっともっとこの映画が多くの世界を旅できるように努めていけたらと思います。主演:保紫萌香私たちの映画『少女邂逅』を、国内に留まらず多くの方々にお届けできること、本当に、本当に嬉しく思います。毎日、すべての体力と精神力を使い切り、全員で育てた大切な作品です。皆様に何を持って帰っていただけるのか楽しみです。そして、枝監督、私を見つけてくれてありがとう!主演:モトーラ世理奈海外の映画祭で上映されてこの映画が世界に広がっていくことを非常に楽しみに思います。また、昨年の公開を終え、今年改めて新宿武蔵野館で上映されることが決まり私自身としても嬉しいです。夏休み直前のふわふわした空気とともに、ぜひ劇場に足を運んで頂きたいです。『少女邂逅』は6月30日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月18日