出産した途端、授乳、抱っこ、オムツ替えの無限ループで、なかなか夜もゆっくり寝られないですよね。さらに、しばらくはガルガル期ということもあり、イライラモヤモヤすることが多いと思います。突然涙が止まらなくなったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。そんな時、決まってかけられるのが「赤ちゃんが小さいからしょうがないよ」「子育てって大変だから」という言葉です。そう言われると「そうか、このイライラモヤモヤは育児のせいなんだ。もしかして、自分は育児ノイローゼなのかも…」と思うかもしれません。でも、それは本当に育児の大変さに対するイライラモヤモヤなのでしょうか? もしかしたら、原因は別にあるかもしれません。今回は、子育てママが勘違いしてしまう、育児が原因ではないイライラモヤモヤについてお話ししましょう。■そのイライラモヤモヤ、育児が原因ではないかも?育児は一生のうち何回も経験することではないし、少子化のため身近に相談できる人も少ないため、ひとりで悩むママは多いでしょう。育児は完璧にやらないといけない、良妻賢母でなければいけないと自分自身を追い込んでしまい、育児がつらい、苦しいと感じてしまうことも。確かに、出産によってママの生活は一変します。夜は授乳のために頻繁に起きなくてはいけませんし、ひとりの時間もなくなり食事もおでかけもままなりません。そもそも命を預かること自体の責任が重すぎて相当ストレスを感じますよね。それに加え、産後のホルモンバランスの変化から、自分以外の人やものに対して攻撃的になる、いわゆる「ガルガル期」もしばらく続きます。出産後のママからの「突然涙が止まらなくなった」「うまくできない自分を責めて落ち込んだ」「夫に当たり散らしてしまった」といった声は少なくありません。「もしかして私、育児ノイローゼなのかもしれない」と追い込まれている方もいるでしょう。そういった時、周囲はたいてい「仕方ないよ、育児が大変なんだから」となぐさめの言葉をかけてくれます。「そうか、育児が大変だから、私はこんなにイライラモヤモヤしているんだ」とママも納得するかもしれません。しかし、そのイライラモヤモヤは本当に育児だけが原因でしょうか? 子どもを育てる大変さだけが、ママを追い詰めているのでしょうか? 例えば1日、夫や親に子どもを任せてひとりで出かけても気が晴れない。夫がどんなに家事育児を分担してくれても、イライラが止まらない。そんな時は、育児が原因ではないかもしれません。■あなたのイライラモヤモヤは何が原因?直面しているつらい気持ちの原因が、育児かどうかをチェックする方法が一つあります。それは「誰(何)に責められていると感じるか?」を自分自身に問いかけてみるのです。もし、育児が原因なら、あなたを責めているのは「あなた自身」。「どうしてちゃんとできないんだろう」「子どもが泣いている理由がわからない」など、自分が思い描く理想の子育てができていないと感じ、自分を責めてしまうのです。日本には昔から、3歳までは家で親が子育てするのが望ましい、ミルクより母乳の方が丈夫な子どもが育つ、夜中の授乳や添い寝は必須といった「育児神話」が存在します。実際は、その全部もしくは一部はすでに科学的に間違いであると証明されていますが、もしかしたら、そういった育児神話にとらわれて、自分で自分を責めてしまっているのかもしれません。そんな時は、夫に「もう限界なので今日は家事をやめます」と放棄宣言をして、まずはぐっすり眠ること。また、短時間でもひとりの時間を作るなど工夫してみましょう。一方で、あなたを責めていると感じるのが自分以外の場合は、イライラモヤモヤの原因は育児ではなく、その人やものかもしれません。例えば、義母から「母乳で育てていないの?」と言われた、夜に子どもが泣いているのに夫は全く起きる気配がない、早く復職したいけれど保育園に入れなかったなどは、どれも育児に関係するイライラモヤモヤです。しかし、あなたが責められていると感じているのは、それを発した人や環境に対してではないでしょうか。自分で自分を責めているのか、他人から責められていると感じているのかをチェックすることで、あなたのつらいと感じている原因がはっきりしてきます。■イライラの原因が実母・義母にある場合の対処法育児を媒介として、他人に責められていると感じつらいのだとしたら、どうしてそう感じるのかをさらに深く自分自身に問いかけてみましょう。例えば、親が育児に口を出してきた時にカチンとしたのだとしたら、どうして素直にそのアドバイスを聞けないのかを自分に問いかけてみるのです。もしかしたら、親のアドバイスは古い常識で、今の育児とはもうかけ離れているのに、押し付けられていると感じているのかもしれません。もしくは、親がいつまでも自分を子ども扱いして、育児にまで指図しようとしてきているのを嫌だと思うこともあるでしょう。それまではつかず離れずの距離で実母や義母といい関係を築いていたのに、子どもが生まれた途端、いろいろ育児に口出しをされて仲がこじれたという話をよく耳にします。おそらくこれは、実母・義母に「育児の先輩」意識があるからでしょう。娘(嫁)の仕事や趣味、人間関係などはよくわからないけれど、育児は自分もかつてやったことがあるから、「余計な一言」を言ってしまうのです。裏を返せば、実母や義母は育児が唯一、遠慮なく口を出せる分野と思っているのでしょう。そういった時は、アドバイスされたことや行動が本当に正しいことなのかどうかを冷静に見極めることが大事です。それが、育児の古い常識であったり、ただの思い込みであったり、単なる習慣の違いだとわかったら、それに対して自分はどう振るまえばいいかを考えてみます。実母・義母には「今はもうそれは違うそうなので、保健師さんの指導に沿ってやってます。見守っていてくださいね」と直接もしくは夫を通して、きっぱりと伝えるといいでしょう。■イライラモヤモヤの原因が夫や環境にある場合の対処法イライラモヤモヤの原因が夫の言動や行動にあるようなら、実力行使に出てみてはいかがでしょうか。例えば、家事がおろそかになっていることを夫に注意されたとしたら、先でも紹介したように、「今、育児が大変で、体力も落ちています。倒れそうなので睡眠時間確保のために今は寝ます」と宣言するのもいいでしょう。育児は母親の担当という風潮が未だに残っていますが、夫もわが子の親です。どんどん弱音をはいて、どんどん頼って、育児や家事に巻き込んでいくようにすれば「家事をちゃんとしたら?」といった心ない言葉は出てこなくなるでしょう。また、育児に不親切な環境へのイライラもありますよね。気軽に預けられる先がない、保育園に入れられなかったなどが挙げられるでしょう。特に用事がなくても、地元の保育園の一時保育や保育ママなど、行政サービスを調べて利用してみるのがおすすめです。家族以外にも預け先を確保しておくことは、ママの気持ちの安定にもつながりますし、急遽お願いしなければいけないことが起こっても、預け慣れていればお願いしやすいですね。人に頼るのが苦手なタイプは「子どもが小さいのに他人へ預けるなんて…」と抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、夫婦共働きであれば、子どもを保育園などに預けたりと他人の手を借りるのは普通のこと。「長時間預けて、何かあったらどうするの?」といった言葉を口にする人もいますが、母親ひとりの育児の方が絶対に安全とは限りません。逆に、保育のプロに育児をお願いできて、自分はイライラモヤモヤから解放されるのですから一石二鳥ではないでしょうか。日本には「苦労してこそ子育て」といった風潮がありますが、育児の大変さと子どもへの愛情は、決して正比例ではありませんから、罪悪感を覚える必要はないのです。子育て中のイライラモヤモヤ、その原因が本当はどこにあるのか。ぜひ今一度、自分に問いかけてみてくださいね。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年06月12日2歳の長男にイヤイヤ期が到来し、子どものわがままな言動にイライラすることが増えていました。子どもへの向き合い方に悩んでいた私が、インターネットでアンガーマネジメントという言葉に出合い、感情をうまくコントロールするコツを身に付けた体験をお伝えします。 叱る前に6秒かけて大きく深呼吸インターネットから得た情報によると、人間が怒りのピークを感じるのは6秒と言われています。私は子どもに感情的に怒りをぶつける前に、なんとか6秒耐えようと意識をしました。例えば、子どもが着替えたくないと服を投げたときや、コップに入ったお茶をわざとひっくり返したりしたとき……深呼吸を6秒間するだけでクールダウンし、冷静に物事の良し悪しや、なぜその行為がいけないことかを伝えられるようになりました。 長男の心のサインに気付くことができたわが家には2歳の長男と1歳半離れた次男がいます。長男がわがままを言うタイミングは、決まって次男にパパとママの視線がいっているとき……。アンガーマネジメントを意識する前は、イヤイヤを鎮めることに精一杯で、長男の心に寄り添うことができませんでした。一旦クールダウンすることを意識したことで、「長男はかまってほしいんだな」「私たちに甘えたいんだな」と気持ちを汲んであげられるように。 それからは、長男をできるだけ多く抱きしめてあげたり、叱るだけではなく小さなことでもできたことを褒めるようにしたことで、私自身のストレスも減りました。 家族みんなに笑顔が広がるアンガーマネジメントは子育てだけではなく、夫婦関係にもいい影響をもたらしてくれました。 わが家は子育てを機に、睡眠不足による疲れ、仕事と育児の両立の問題で夫婦喧嘩が多発……。よく考えてみれば一家の大黒柱として働くパパも大変ですし、24時間365日子どものペースでお世話をするママも大変。忙しいのはお互い様です。夫に対してカーッとなっても、「お疲れ様」「〇〇してくれてありがとう」と労りや感謝の言葉をかけることで夫婦円満になり、自然と笑顔も増えました。 私は「子育てをとことん楽しむ」という軸をもっています。アンガーマネジメントを習慣にしたことで、叱ってもいいけれど感情をうまくコントロールし、メリハリをつけた子育てを実践中! 今はイヤイヤ期すらも愛おしく、この時期にこそ感じられる葛藤を楽しんでいきたいと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2020年05月02日現在、5歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。乳児のころよりラクになったとはいえ、2人ともまだ寝かしつけが必要です。毎晩1時間近くも添い寝をするのがかなり苦痛になっており、そんなとき「寝ながら運動」を思いついたのです! そこで、私がおこなっている添い寝時間の有効活用法をご紹介します。 まだまだ添い寝が必要子どもたちをいつも決めた時間に寝室へ連れて行き、部屋を暗くして寝かしつけをしています。長男も次男も寝つきは良いほうなのですが、2人とも私が添い寝しないとダメで、子どもだけではまだ寝ることができません。一緒に寝てしまえばラクなのですが、夫の夕食の支度もあるので寝てしまうわけにはいかない……。そこで、子どもが完全に寝付くまでこっそりと寝ながら運動をすることを思いつきました! 寝ながらストレッチ結婚前はヨガ教室に通っていたので、寝ながらできるヨガのポーズはいくつか知っていました。そこで子どもと一緒に横になりながら足上げ運動をしたり、腕を上に伸ばしたりいろいろ体を動かしています。もともとヨガは静かな環境でおこなうものなので、子どもに気づかれないように、ゆっくりとおこなうにはうってつけです。体も柔らかくなり、もともとあった肩こりや腰痛もかなりラクになりました。子どもが寝るまではおしゃべりしながらできるのもメリットです。 動けなくても諦めない!次男はたまに腕枕や、私のおなかの上に乗って眠ることがあります。そんなときはストレッチができないのですが、諦めません! 体が動かせないときは、手を使って顔のリンパマッサージをします。産後かなりお肉のついた顔をマッサージすると、次の日の化粧のりが全然違うのです。また、子どもを腕枕していて手を使えないときも諦めず、目の運動! 部屋が暗くても目をぐるぐる回したり、ぎゅっと目をつむって開いたりといろいろしています。 泣きわめいて大変な寝かしつけの時期は過ぎましたが、まだまだ一緒に寝ないといけない子どもたち。寝たかなーと思ってそっと寝室を抜け出しても「ママ~! どこ~!!」と起きてしまいます。いつも「早く寝てくれ~」とイライラしていましたが、「自分磨きの時間」と楽しみながらおこなうことで、以前よりもだいぶ気持ちも体もラクになりました。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2020年04月01日生後2カ月のころ、赤ちゃんが泣き出したときにどうしていいかわからずイライラするパパ。そこでママが赤ちゃんの1日の様子をレポートしてパパと共有。その後パパの赤ちゃんへの接し方が変わり、イクメンに変身したお話をご紹介します。 パパの自分勝手な育児にイライラ育児には積極的に参加してくれるものの、泣いたときなどに赤ちゃんの要求がわからず、逆切れする夫にイライラしていました。いっそ育児には関わらないでほしいと思ったこともあります。夫が赤ちゃんを抱いているときに泣いたりすると、私までイライラして夫婦間の雰囲気が悪くなることもしょっちゅう……。毎日のお世話だけでも大変なのに、夫ともギクシャクして精神的にかなりまいってしまいました。 パパもわからなくて悩んでいた!私のイライラがピークに達したのを察知した夫。あるとき私が泣いている赤ちゃんをあやしていたら、「俺も赤ちゃんがなんで泣いているかわかればいいのになあ」とポロリ。赤ちゃんが泣いてもどうにもできない自分にイライラしていたとのこと。 そして私が毎日赤ちゃんのお世話が大変なのをわかっていても、どうしたらいいか悩んでいたことを話してくれました。私はその話を聞いて夫なりに赤ちゃんの接し方について悩んでいたのに、きつく当たってしまって悪かったと反省しました。 赤ちゃんレポート開始! 夫の気持ちがわかってから、どうにか赤ちゃんの状況を夫が理解できるようにならないものか考えました。そこで、日記ではなくその日の様子を時間別にレポートしたものを夫に見せることにしたのです。おなかがすいたり、眠くなってぐずって泣く時間帯や泣き方などの様子を具体的に書きました。 そしてレポートを始めて2週間ほど経ったころ、夫が「どんなときに泣くのか、泣いたときにどうすればいいか、わかってきたからうれしいよ」と言ってくれました。 赤ちゃんレポートを見ながら赤ちゃんの日々の様子を話し合うことで、夫の赤ちゃんへの接し方が変わりました。生後6カ月の現在では、積極的に赤ちゃんのお世話をしてくれるだけでなく、あやすのがじょうずなイクメンに大変身! おかげで私も以前のようにイライラすることもなくなり、夫婦間の雰囲気も良くなりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:imasaku著者:住川 愛小6の息子と0歳の娘の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年02月16日こんにちは、保育士の中田 馨です。赤ちゃんを産む前は「生まれてきたわが子と笑顔の私」の姿を想像し、「理想の母像」があった人も、実際に子育てが始まるとなんだかイライラしてしまい、赤ちゃんが寝たあとに反省してしまう。そんなことはありませんか? 私自身はそうです。保育士という職業をしていると「中田さんはわが子に怒らないでしょ」と言われることがよくあります。「めっちゃ怒るよ」って言っても信じてもらえません。そんなイメージの私ですが、保育所ではイライラしないのに、わが子だとなぜこんなにイライラするんだろうと悩んだこともあります。 そんな子育てのイライラを少しでも減らすためには、どうすればいいのでしょうか? ママもイライラして当然!まずは「ママもイライラして当然!」と思いましょう。子育てが始まると、今までの自分の生活にプラスして、さまざまなやることが増えてきます。そのうえ、赤ちゃんが自分のしたいことをどんどんしていきますので、ママの思い通りにならないことがたくさん起こります。そんな状況ですから、時にはママもイライラしてしまっても当然です。 パパや両親など家族と話をするイライラしていることをまずは家族と話すことが大切ですね。子育てをしているのは、ママだけではありません。「最近、こんなことでイライラするんだけど」と相談してみましょう。自分ひとりで解決しようとしてはいけません。パパの帰りが遅いなど、事情があってパパには相談できないという人は、ご両親やお友だちでももちろんいいですよ。 育児のイライラ解消法いったん心の距離を置くイライラの原因の1つは、赤ちゃんとの心の距離が近すぎるということ。これは私自身がそうでした。心の距離が近すぎると、許せることも許せなくなってしまうことがあります。意識的に赤ちゃんとの心の距離をワンクッション置いてみましょう。 これは決して赤ちゃんのそばから離れるというわけではなく、イライラする前に様子を客観的に見つめてみるということです。 ゆっくり深呼吸するイライラしそうになったら、大きく深呼吸してみましょう。たかが深呼吸と思うかもしれませんが、心が落ち着きますよ。 「まあいいか」と思ってみる赤ちゃんのしていることを「まあいいか」と思うことです。危険ではないことならば見守ってみることも大切です。泣いているときは「悲しいのね。大丈夫よ」と笑って話しかけてみるのもいいですよ。赤ちゃんの気持ちに同調しないほうがいいですよ。 家族に赤ちゃんのお世話を任せて外出する時には家族に赤ちゃんのお世話を任せて外出することも大切です。1時間カフェでお茶するなど、自分のための時間をつくってみましょう。 好きなことをするほんの10分でもいいので、自分の好きなことをする時間をつくりましょう。 赤ちゃんの小さな成長を見つけて!赤ちゃんは日々成長しています。成長というと大げさなものを想像しがちですが、そうではなく「ブロックを1つお片付けできた!」「にんじんを食べてみようとしていた!」など、小さな成長、小さな幸せを見つけることを始めてみましょう。そしてそのことをほめ、赤ちゃんと一緒に喜びましょう。 赤ちゃんとの関わりの視点を少し変えるだけでも、子育てのイライラが少しずつ解消されていきますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年10月21日わが家の娘に近づく「魔の2歳児」といわれる時期。娘のイヤイヤ期はどうなるのか、身構えている自分がいました。今回は、娘のイヤイヤ期について、私の体験談を紹介します。 ついに娘も2歳! イヤイヤ期スタート!?私は、娘が2歳になったらすぐに、何でもイヤイヤしてしまうとばかり思っていました。しかし実際は、2歳になった娘はイヤイヤすることもなく、以前とほとんど変化がありませんでした。 その後、第二子を妊娠。つわりが続いたことから室内遊びが増えたころ、2歳4カ月になった娘のイヤイヤ期が始まりました。それまでは毎日公園に行って思いっきり遊ぶという生活でしたが、室内遊びばかりの生活になり、ストレスが溜まったことがきっかけになったのかもしれません。 イライラしないように深呼吸!イヤイヤ期が始まってからは、「いやだーいやだー」と言って泣き出す娘に、衝動的に強い言い方をしていることが増えました。もちろん強い言い方をしても、娘は泣き止むことなく、イヤイヤはひどくなるばかりです。 どうしたらいいか考えた結果、イヤイヤ期の前にもよくしていた娘を落ち着かせる方法を試みることに。まずは深呼吸をして、子どもの両手を取り、ゆっくりと話をする。落ち着いてから、ギュッと抱きしめてあげる。それだけのことでしたが、イヤイヤ期の娘にも効果がありました。 外で思いっきり遊ばせる!また、つわりがひどい時期でも、娘にイヤイヤされてしまうよりはマシだと思い、以前のように公園で外遊びをしました。 短い時間で帰る日もありましたが、外に連れ出さなかった時期に比べると、グズる回数が劇的に減少。また、いろいろなことをやりたがるようになったので、危ないこと以外は何でも挑戦させました。 可能な限り、遊びたいだけ外で遊ばせる毎日に戻ってからは、「あれ? イヤイヤ期、終わった?」と、拍子抜けしてしまうほどイヤイヤしなくなりました。やりたいことをやらせてみることが、娘にとってはよかったのかなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:西野ゆう一児の母。大学で救急救命士の国家資格、大学院で保健体育の教員免許を取得。出産を機に専業主婦に。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年10月08日夫婦という近い関係であるからこそ、相手の些細なクセや行動が気になってイライラしてしまうことも。そこで今回は、“妻がイライラした「夫の行動」”と題して、悩める女性たちに話を聞いてきました。文・東城ゆず1:脱いだ服をそのまま放置「子どもがまだ小さかったころ、忙しい私に、出勤前の夫が“ネクタイどこだっけ?”などといちいち聞いてくるのが、とても嫌でした。また、脱いだ服を放置されることにも、イライラしていました。私も育児で余裕がないので、最低限、自分のことは自分でしてほしいですよね」(Sさん・32歳女性)脱いだ服をそのまま放置されると、イラっとする女性は多いようです。男性の心がけで改善できる行動ですので、それとなく指摘してみてはいかがでしょうか。2:謝らない「ケンカすると、謝ろうとしない夫が嫌です。私が打ち明けたイライラの原因を、素直に認めてほしいだけなのに……。もし譲れないところがあるのなら、ちゃんと私に意見してほしいです」(Uさん・37歳女性)謝るべきところは、たとえ夫婦でもきちんと謝ってほしいもの。自分の否を素直に認めてほしい女性は多いでしょう。3:「手伝おうか?」という一言にイラッ「家事や育児に忙しい私を、夫が思いやっているのは伝わります。それでも“手伝おうか?”という一言には、毎度イラっとします。夫婦は対等だし、育児も家事も女だけの仕事ではないので……。彼が無意識のうちに言っている言葉だとは承知しているのですが、どうしても上から目線のような気がします」(Aさん・29歳女性)男性としては、思いやりから言っているつもりでも、女性からすると、引っかかる言い方になることも。
2019年09月09日こんにちは!ウーマンエキサイトの読者のみなさん、中川マナです。日本は夏休みですね。子どもは楽しい夏休み、ママは大変夏休み…。私たちも、今回初めてこちらで(セブ島)夏休みを経験しました。移住したタイミングもあって、学校が始まるまで3カ月。先日やっと新学期がスタートし、ホッとしたところです。長かった…。■「いいママ」ではないと自己嫌悪するママたち「キャパMAX」な日が続くと、子どもにイライラしやすくなります…。たとえば下の子が赤ちゃんで、睡眠時間がまちまち、かつワンオペ育児で、上の子がイヤイヤ期なら、もういっぱいいっぱい。ときどきそういう状況のママさんからLINEをもらいます。『子どもに冷たくしてしまう、怒鳴ってしまう、自分をおさえられない。自分は優しくない、いいママでない、と、夜子どもの寝顔を見ながら自己嫌悪しています』というような内容です。ありますよね、そういう夜。それが続くとほんとうに苦しい。でもその、「優しくない」、「自分が悪い」ってどの程度が本当なんだろう?■「自分に優しく」が、「子どもに優しく」につながる私は「人は環境の一部」だと思います。人間関係、経済状況、睡眠など生理的なもの、社会や地域の慣習など…。周りからの影響を受けないでいることは難しい。特に、自分から近い人からほど、人は影響を受けます。人は周囲と影響しあっているのに、まだまだ世間は何かあると母親に責任を求めすぎです。なので、そういう声を真に受けて自分を責めなくて大丈夫。それより「子どもに優しく」の練習にもなるから、自分に心を寄せてあげたいです。少し心に余裕ができてはじめて、今後どう変えていけるかを実践できると思うからです。 ■面識のない人から「甘えている」と言われた話娘が赤ちゃんだったとき、子連れで歩くと知らない人からよく話しかけられました。ときどき、話がお説教の方向に行く人もいて困惑…。要は「自分のときは大変だった」「でも頑張って耐えた」「なのに最近の人は頑張ってない」というような趣旨でした。びっくりしたのと、圧倒されたのと娘をやたら触られてることが気になるのとで結局何か言い返すようなことはできませんでした。なんというか…。長く我慢を重ねるうちに、歳をとったら若い人をつかまえて「あなたも耐えなさい」と言いたくなるのはわかります。他の人がラクそうだったら自分が耐えたことが甲斐がない、ムダのような気がしてもおかしくない。でも…自分は年をとってから、若い人や子どもにそんなふうなことを言う人にはなりたくない。「私も我慢、あなたも我慢、みんなで我慢」という世界は、想像しただけで胃がキュッてなる!!自分はあとに続く人にはお説教じゃなくて優しいバトンを渡したいと思いました。■愛はあるはずなのに、とっさに厳しい言葉がでるとき自分に厳しく頑張りを重ねていると、事実はどうあれ、他の人が自分と比べ「頑張っていない」ように見えやすく、とっさに「甘えている」などの判断をしがちです。誰しも子どもに「この先、この子に何かあったときは絶対に子どもの味方でいたい」という思いがあると思います。でも自分自身が頑張りすぎてギリギリだと…子どもに寄り添うのも難しくなります。自分に優しい言葉を掛けるのに慣れていたら、子どもに優しくするのも「慣れたこと」になるはず。今、日々がしんどいママほど、練習だと思って、自分にも優しく、自分を責めないであげてね。自分を責めるのをやめれば全てが解決するわけではありません。でも、日本のほとんどのママたちは、けっこう苦しい状況の子育てでも心を尽くして子どもを育てています。なのに何かあると自分を責めてしまう人がほんとうに多いので、よくこういう話を書いてしまいます…。ちなみに!子どもに大事なことを伝えるときも「責める」要素の有無で伝わり方が全然違います!話を聞いた子どもが、伝えたことを実行してくれる度合いも違うんですよ。その話はまた今度…それではまた!
2019年08月16日産後の女性が夫にイライラを感じるという話はよく耳にします。産後の私も例外ではなく、夫が家事や育児をすればするほどイライラが募っていきました。今回は、私の産後の様子と夫へのイライラが落ち着いていった過程についてお話しします。 どうしてイライラするの? 心と体に異変産後、家のことに不慣れとはいえ、夫の一挙手一投足に怒り、夜の夫婦生活なんて考えただけで夫を突き飛ばしたくなる有様だった私。「私はこんなに心が狭かったの? ちょっとイライラしすぎじゃないだろうか?」と、私は自分の感情に悩み、違和感を覚えていました。 そんなとき、自分の体にも異変が起きました。毎晩息苦しくて何度も目が覚めて眠れず、日中には気絶するように突然寝てしまうようになったのです。診察を受けると、なんと鼻にできたポリープが鼻腔を塞いでいたことが判明しました。 病気が判明、ずっと睡眠不足だった!?耳鼻科医によると、ポリープはかなり前からあり、産後の私は過度な睡眠不足になっていたようでした。ポリープ除去には1週間の入院と手術が必要とのこと。 ただ、入院している間、仕事のある夫は1歳3カ月の子どもの面倒を見ることができません。そこで何軒も病院をまわった末に、なんとか日帰り手術をしてくれる病院を見つけ、異変から5カ月後にやっと手術が決まりました。服薬のために断乳し、手術後、私の体調は劇的に回復し始めました。 熟睡と月経の再開で落ち着いた心と体手術のおかけで、睡眠中もきちんと呼吸ができるようになったことに加え、断乳したことで子どもの夜泣きがなくなり、ようやく私は熟睡できるようになりました。さらに産後1年8カ月ぶりに月経が再開。 こうして順調に体調が整っていったある日、ふと気付きました。「最近、夫に全然イライラしない……!」。自分でもコントロールできない夫へのイライラは、自分の本意ではなかったとはっきりと感じました。その後、夫婦仲は自然と改善していったのでした。 今振り返ってみると、夫へのイライラは、ポリープの影響による睡眠不足に加えて、産後特有のホルモンバランスの乱れによるものだったのではないかと感じています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福著者:唐木田幸一児(男の子)の母。出産を機に報道関係の仕事を退職し、現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はブルーレイ収集と寺巡り。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月16日お盆休みで、帰省や旅行中の方も多いでしょう。夫や子どもと一緒に過ごせる長期のお休みはいかがですか? 楽しくリラックスできていますか?「なぜか夫にイライラ、モヤモヤする…」長期休みのたびに、そう感じる妻は少なくありません。せっかく家族そろって過ごせるのに、どうして妻だけがイライラしてしまうのでしょうか? その原因、実は夫にありました。■気をつかう義実家への帰省…その時、夫は?義実家への帰省となると、妻は人一倍、気をつかいますよね。どんなに義両親と良好な関係を築いていても、自分の実家のように気を抜くことはできないでしょう。そんな時、夫はどう振る舞っていますか?生まれ育った自分の家で、目一杯、のびのび・リラックスしているのではないでしょうか。まるで、子どもに戻ったように、義両親に甘えた部分を見せることもあるでしょう。普段は妻や子どものために、大黒柱として頑張ってくれている夫。そんな頼りになる夫が、「何もやらなくていいでしょ」といった子どもっぽい態度に豹変するため、妻は「え?」となるのかもしれません。さらに、そんな夫を義両親がちやほやするので、妻は一層疎外感を感じてイライラしてしまいます。では、自分の実家への帰省なら夫にイライラ・モヤモヤしないのかというと、そういうわけでもないのが難しいところ。自分の実家だからといって、男性のように上げ膳据え膳で甘えるというわけにはいきません。こまごまと実両親の手伝いをしなければいけない一方で、夫はお婿さんなのでもてなされるわけです。妻の実家でも、お客様としてのびのび振る舞っている(ように見える)夫にモヤモヤしてしまうのかもしれません。■楽しいはずの旅行でも夫にイライラ・モヤモヤ…その原因は?では、家族水入らずの旅行はどうでしょうか? 帰省よりずっとラクで楽しいはずですが、やはり夫にイライラ、モヤモヤしてしまう妻…。これは、「お休み」に対する認識が妻と夫で大きく違うことが原因のようです。妻は、日常だろうが休日だろうが、家族を守り、育児や家事をこなすことは24時間、365日休みがないとわかっています。しかし、夫は「完全に休んでいいのがお休み」ととらえ、好きなことを好きなだけできる期間だと思っている人が少なくありません。旅行の時は、夫婦2人とも仕事をしていないのだから、妻はついつい自分と同じように夫にも「パパとしての責務をはたしてよ」と思ってしまいます。しかし、夫は休暇中、完全に休もうとするから、その考え方の行き違いでイライラするのだと思います。旅行が長くなればなるほど、夫のダラダラはどんどんひどくなっていくもの。その尻拭いを妻がする機会も増えていくことから、より一層イライラが増すのかもしれません。妻にとって、家から離れること自体が、非日常でありストレス。どこに行くとか、何をするとかの手配をするのも疲れますよね。そんな時、夫が「のんびり~」としていたら…。旅行の手配や段取りが任せられるリーダータイプの夫だったとしても、残念ながら旅行準備や後片付けまではやってくれないでしょう。ですから、休みを満喫するはずの旅行なのに、かえって妻は疲れてしまうのです。■長期休暇で夫にイライラしない4つの対処法では、帰省や旅行でイライラしないためには、どうすればいいのでしょうか? 次の4つの対処法をご提案します。1.義実家へは、子どもと夫だけ帰省させる。2.自分の実家には、自分一人、もしくは子どもとだけ帰省する。3.旅行では、あらかじめ夫にタスクを与える。4.旅行や帰省の準備・後片付けはできるだけ手を抜く。あらかじめ夫に何か言っておいたとしても、義実家への帰省では義両親がちやほやしてしまうので、夫はうれしくて忘れてしまうもの。ですから、子どもっぽく振る舞う夫にイライラしてしまうなら、あっさりあなただけ帰省しないというのも一つの手です。「どうして、あなたは帰ってこないの?」と義両親からのプレッシャーがあるかもしれません。その場合は、「実家の終活の相談が…」「体調があまり良くなくて…」「仕事があって…」と、義両親が触れにくい理由で断ってもいいでしょう。「義両親は孫が見たいと言うので、帰省は必須。でも子どもが小さく、夫一人には任せられないので、私も一緒に帰省しないと…」そういう場合は帰省中、子どものお世話に手がかかることを口実に、夫の世話は義両親に任せ、義両親に対する気づかいにも手を抜いてしまっていいのではないでしょうか。2.の自分の実家に一人で帰省、もしくは夫抜きで帰省した場合、夫婦仲を心配されることもあるでしょう。でも、そこは実両親。正直に「交通費がもったいないから」「私もラクしたいから」と言えばわかってもらえるでしょう。そして、旅行の場合は、あらかじめ夫の担当を決め、「タスク」を与えます。「この日は任せるから、あなたが仕切って」と仕事のようにお願いすると、男性は張り切って責務を果たしてくれるでしょう。男性にとって「言わなくても察してやる」というのはなかなかハードルが高いので、なるべく細かく指示を出すのがコツです。そして、憂鬱(ゆううつ)な旅行・帰省の準備、後片付けはとことん手抜きで乗り切りましょう。リストを渡して子どもにゲーム感覚で準備させる、下着や靴下は使い古したものを持っていき旅先で断捨離する、帰宅直前にホテルのランドリーサービスを利用する、疲れを取るために帰宅後すぐの予定は入れないなど、ちょっとした手抜きや工夫でイライラも半減されるでしょう。 帰省や旅行は夫と子どもだけ、自分は家に残ると決めたら、その先には「一人の時間」というご褒美(ほうび)があるわけですから、準備や後片付けが大変だとしても頑張れるのではないでしょうか。■帰る頃には険悪ムード…帰宅してからケンカしない方法夫からの相談でよくあるのが「帰省や旅行からの帰路、なぜか妻が不機嫌になって口をきいてくれなくなる」というもの。妻としては、ダラダラと甘える夫や帰省のストレスでイライラしてのことでしょう。そんなとき、「夫に文句を言ってもしょうがない」とあきらめていませんか? でも、「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、帰宅してすぐに夫へ嫌だったことは言ったほうがいいと思うんです。「私は旅行の間、ずっといろいろ気をつかって疲れちゃった」とか「あなたは何もしなかったね」とか。多分、夫は「だって休みだから」「仕事で疲れてるから」と言ってくると思いますが、そうしたら「夫はそういう意識で休みを過ごすんだな、帰省や旅行をとらえているんだな」とはっきりわかりますよね。すると「じゃあ、今後は私も同じように気をつかわずに過ごさせてもらうね」と言いやすくなります。お互いが気をつかわずに休むにはどうすればいいのか? という話し合いになったとき「私は義実家は疲れるんだよね」と言えますし、「次はこうしよう」という建設的な話ができるでしょう。長期休み後のイライラは、話し合うチャンス。そこを変に「嫁だから」「お母さんだから」「夫は疲れているから」と負の感情を抑え込んでしまうから、次の長期休暇が憂鬱なだけのものとなってしまうのです。何度もお話ししている通り、男性に「察する」を期待してはいけません。言葉にして伝えないと、夫はどうして妻がイライラしているのか永遠に理解できないからです。そして、次の長期休暇前にもう一度、今回話し合った内容を夫に確認すること。話し合ってすりあわせができたとしても、夫は次の長期休暇までに大抵忘れてしまいます。ですから、「この間はこうだったね。だから私は一緒に帰省しないよ」などと、もう一度リマインドしておくことが大事です。子どもが小さくて、自分も一緒に帰省しないといけないケースでは、義両親に「母乳じゃないの?」「二人目はまだ?」といった悪気はないけれどグサグサくる言葉をかけられてストレスに感じることもあるでしょう。そんなときは「同じようなことがあって、今度あなたがフォローしてくれなかったら先に帰るね」などと言っておくのも良いと思います。嫌なことがあったら、夫を置いてでもさっさと帰ってしまうのです。あらかじめ言っておいたのですから、そういう事態になっても、夫は文句を言いにくいでしょう。「イライラしたら帰ろう」「無理して自分は行かなくてもいい」そういう心持ちでいれば、憂鬱で疲れるだけだった帰省や旅行のストレスも軽減できるのではないでしょうか。
2019年08月15日梅雨明けとともにやってくる夏休み。ワクワクする子どもたちとは裏腹に「きてしまったか…」と、戦々恐々としているママは多いことでしょう。子どもが毎日家にいると、どうしてもイライラしてしまう…。誰しも悩みどころです。そこで今回は夏休みにイライラしないための対策について紹介していこうと思います。 ■夏休みになると奪われる、ママの「1人時間」子どもが夏休みにはいると、さっそく生活リズムが狂い始めます。「この時間までに起きなければ間に合わない」という縛りがなくなるので、つい遅くまで起きていたり、起きるのが遅くなったり…。幼稚園や保育園に通う小さなお子さんを持つ場合は「聞いて聞いて!」「見て見て!」などの「かまって攻撃」により、これまでのように家事ができなくなりますし「お外で遊びたい!」といわれ、外遊びに付き合って出かけなければならなくなるでしょう。「早く起きなさい」「早く寝なさい」が休み中の常套文句になり(小学生のお子さんがいる場合は「宿題しなさい」もプラスされる)、3食きっちり食事を用意しているのに「また、これ~?」とブーイングをあびる…。これじゃあ、イライラしないほうがおかしいですよね。すべてにおいていえるのは「1人時間が劇的に少なくなり、リラックスできない」ということです。■「ルーティンが壊されていく」と感じる心理状態専業主婦もフルタイムで働く人も、1日の流れは自分なりに確立していますよね。子どもが園や学校にいったあとに朝食の片づけ、洗濯機を回しながら掃除機がけ。買い物にいって、合間にホッとひと息… といった普段のルーティンも、夏休みによる影響でいつも通りとはいかなくなります。でも体に染み込んだこの流れを崩したくない。だから自分のルーティンに子どもを合わせようとする。だけど、上手くいかない…。こなせるはずのことがこなせず、いつものペースが乱される。イライラの原因は「いつものルーティンが壊されてしまうから」ということができるでしょう。 ■夏休み中のイライラ、使える対処法は?自分のペースを極力乱されず、イライラせずに過ごすためにできることはあるのでしょうか? ここからは私がおすすめする方法をご紹介していきますね。・未就学児におすすめの方法年少~年長さんのお子さんの場合は、「かまって!」の相手をしなければいけない時間が増えます。そこで、かまって攻撃をかわすために「おしごとの時間」を設定してみましょう。「ママはこれから、おうちのお仕事をします。だから〇〇(子ども)も、おうちのお仕事を決めましょう」と誘い、子どもだけで取り組めて、しかも集中できることに取り組ませます。お絵かきやぬりえ、切り貼り、折り紙、粘土、ドリルなどは手を動かすもので集中しやすいのでおすすめです。あるいは洗濯物をパパ、ママ、自分のものに分けて洋服ダンスの前に置いてもらう。トマトのへたをとってもらい、レタスを小さくちぎってもらう、などのお手伝いをしてもらうのもいいですね。コツは決めた時間を守って習慣にしてしまうことと、ゲーム性を持たせることです。例えば洗濯ものを選り分けてもらうなら、洗濯もので一度山をつくり、広げて海のようにします。そのうえで泳ぐマネをするなど、たくさん遊ばせて、そのあとでお手伝いに入ってもらいます。遊びの要素を持たせることで「明日もお手伝いする!」と本人のやる気を引き出し、継続性を持たせることができると思います。また外遊びは午前中の涼しい時間に早めに出かける人も多いですが、子どもによっては夕方のほうが眠くなりやすい場合もあります。日差しが強いなら屋内施設を利用して適度に身体を動かしたり、図書館などを利用するなどして「午後遊び」するのもいいでしょう。・小学生におすすめの方法小学生になると「〇〇してほしい」といった要望が親の側に多くなってきますよね。けれど、まずは自分の気持ちをいったん脇に置き「子ども自身はどう過ごすのが心地よいのか」を話して合ってみることをおすすめします。というのは午前中に勉強、午後に遊びにいくといった流れが一般化していますが、子どもによっては午前中より夜のほうが勉強がはかどる場合もあります。朝はとにかくボーッとしているのが心地よいという子もいるので、1日の過ごし方を世間一般の常識と照らし合わせず、その子自身がどう過ごしたいのか、をベースに考えてみましょう。また「今日は〇〇家で遊ぶ」など、ママ友同士で順番に預け合いをするのもひとつの手です。子どもは多ければ多いほど、子ども同士で遊んでくれます。家の中での遊びに飽きたら、外に連れ出し「〇時に一度戻ってくる」「〇〇から先にはいかない」などのルールを設け、ママは待機場所で待っている… という遊ばせ方もあります。こうしたイライラを抱えるのは少なくとも年中~小学校3年生くらいまでの4~5年間の間だけです。年中さんの夏休みは実家にお泊りする日数を増やす、年長さんの年は近所のお母さんと相談して各家庭持ち回りでのお預かり制を導入してみる。小学1年生の年は、民間スクールや自治体のキャンプにいかせるなど、アクティブに活動させてみる。小学2年生の年には学校のお預かり制度も頻繁に利用し、子ども同士で遊ばせる機会を多くする… などなど。数年間は実験のようなつもりで、親も楽しみながら過ごしてみるのもいいのではないでしょうか。学校とは違う体験ができる夏休み。「ならでは」の思い出は、親がいなくてもつくれます。上手く計画して、たくさん楽しい思い出をつくってあげたいですね!
2019年07月29日この記事では、イライラして子どもを叩いてしまうことについてパパと話し合った体験談をママが紹介しています。ママやパパが子どもを叩いていたことで、次第に子どもも暴力的に。夫と話し合い、叱るときは冷静になることで子どもの暴力的な行為がなくなっていったそうです。 子どもがひとりで立てるようになり、少なからず自分の意思が出てきて、できることが増えてくる1歳ごろ。お手伝いなどもしてくれるようになる一方で、いたずらや言うことを聞いてくれないことも増えました。このころは子どもへの伝え方、叱り方、夫との子どもへの接し方の違いに悩んだ時期でもありました。 手をあげると子どもも同じように…ついカッとなって手が出そうになってしまったり、実際に手を出してしまったり……。私は子どもをどうやって叱ればいいのかわかりませんでした。また当時、次男を妊娠していたこともあって精神的にも不安定で、ちょっとしたことでイライラしやすくなっていました。 しかし、手をあげることが多くなると、次第に子どもも同じように怒りを暴力で表現するようになってしまいました。ほかの子を叩くことはありませんでしたが、怒っているときに私や夫を叩くようになっていきました。 夫との話し合いこのままではダメだと思い、子どもを叱るときにはまずは冷静になるように意識して接するようにしました。しかし、夫も子どもを叱るとき、つい手が出てしまうタイプ。最近、子どもが私に対して暴力的になってきてしまっていることなど、子どもの日ごろの様子を夫に話し、子どもへの接し方について夫婦できちんと話し合うことにしました。 だんだんと変わっていった私も夫も、子どもへの接し方を意識して変えていくうちに、子どもが怒ったときも物や人を叩くことが少しずつなくなっていきました。子どもは親の接し方でこんなにも変わるのだと実感しました。 もし万が一、子どもに間違ったことを覚えさせてしまっても、あきらめなければ自分次第で軌道修正することは可能なのだと思います。 私も夫も親として至らないところばかりですが、これからも子どもに教えてもらいながら、一緒に成長しつつ育児に向き合っていきたいと思います。 イラスト:imasaku著者:小鳥遊美代二児の母。2歳年上の夫と2歳差兄弟、インコ2羽と暮らしている。好きなものは麻雀と読書、子どもを産んでからは育児本を読むのが楽しみのひとつ!妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年07月12日息子が3歳になるころ、夫の仕事が忙しくなり、わたしの生活スタイルとずれた勤務が多くなりました。わたしがパートに行くときには寝ており、仕事から帰るのはわたしが寝かしつけをするとき。息子と2人きりの時間も多くなりました。もちろん息子のお世話も全部自分でしなければいけません。■余裕がなくなり、息子へのイライラがつのる毎日、頭の中はパンク状態でした。普段の家事は、夫が仕事に余裕があるときは手伝ってくれていたのですが、今はそれを期待することもできません。あんなに忙しくて頑張っている姿を見ると、しんどいことを伝えることができませんでした。精神的に余裕がなく、息子の小さな言動でイライラすることが多くなりました。・お菓子は食べるのに、ご飯は食べない。・ご飯中にふざける。・テレビをなかなか消さない。今なら笑って許せることも、毎日毎日続くと冷静に対処することができなくなりました。「どうして何度も同じこと言わせるの?」「さっきも同じこと言ったよね?」「ちゃんとして!」毎日毎日、怒鳴ることが当たり前になって・・・。夫がいなくても、しっかり躾をしなくてはと考えていました。そんなイライラした生活が続く中、息子に言われました。■思わずハッとさせられた息子の一言たった3歳の子がわたしの表情を伺っていたのです。これは躾じゃない、ただの八つ当たりだということに気づきました。自分の段取り通りにいかないことや、自分の時間がなくなることにイライラしていたんです。息子のことを全く見えていなかったような気がします。3歳目前の息子にこんな言葉を言わせて、ようやく気付くことができました。完璧にやらなきゃという想いが強かったので、誰のためにどうしてやらなきゃいけないのか、物事に優先順位をつけて家事や育児をこなすようにしました。余裕がないのはお互いに同じ!! と自分に言い聞かせ、夫にも家事をお願いするようにしました。ママが笑顔なのが1番うれしいんだなと、改めて気づかせてくれた息子に今でも感謝しています。
2019年06月14日大好きな彼とはいえ、長く付き合っていればケンカをしてしまうこともあるでしょう。しかし、いつまでもイライラした状態が続くのでは、良い関係は築きにくいもの。イライラしやすい人は、原因を突き止めるなどして予防に努めたいもの。そこで今回は、彼にイライラしないコツをご紹介します。■ 過剰に期待しない好きじゃない人には全く期待なんてしないのに、彼氏にはやっぱり期待しちゃうもの。期待に応えてもらえなくて、がっかり……。というのが重なると、徐々にイライラが募るもの。イライラしないためには、彼に過剰に期待しないこと。彼にばかり要求を押し付けないことです。彼も全く期待されないよりはいいかもしれませんが、過剰な期待は辛いはず。“一緒にいるだけで幸せ”という気持ちを忘れずに。■ してくれたことに目を向ける彼にイライラしやすい人って、彼が“してくれないこと”に目を向けがち。イライラ防止のためにも“してくれたこと”に目を向けるようにしましょう。もし、一つでも“してくれないこと”に目が向いたら、二つ“してくれたこと”を探して、気持ちがマイナスにならないようにしましょう。「最近してくれたことが見当たらない!」というのなら、彼の長所でもいいです。悪い部分に目が行ったのなら、いい部分に目を向けるように習慣づけましょう。■ 趣味や友達との時間を作りストレスをためない彼と付き合った途端、友達付き合いを捨ててでも彼氏だけ!という状況になると、当然ストレスが溜まります。交際を開始しても、ひとりの日は大切ですし、友達と会う時間も作ったほうがいいです。つい彼に当たってしまうという人は、友達に話を聞いてもらったり、気晴らしに一緒に遊びに行ったりした方が、気分がすっきりします。イライラしていたことを忘れて、「なんであんなことで長時間イライラしてたんだろ?」と思えます。ストレスを溜めない方が、彼と無駄な言い合いも少なくて済みますよ。■ イライラからの大爆発をしないために彼と長くお付き合いしていると、不満が出てくることもあるでしょう。そんなときは、あまり深く考えすぎないこともコツ。外で気を紛らすことでイライラすることも少なくなります。それでもストレスが溜まったら、不満が爆発する前に話し合うことが重要です。ある日突然、大爆発しないように、伝えたいことがあるならば、一呼吸おいてから伝えましょう。話し合いがある関係とない関係では、交際期間にも影響することもお忘れなく。(美佳/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年06月14日生後間もない赤ちゃんが泣き続けて、困ったことのあるママやパパも多いのではないでしょうか。赤ちゃんが泣いているときは、何らかの理由があるため、その理由に合わせた対処を心がけるようにしましょう。今回は、赤ちゃんが泣き止まないときに考えられる原因や、泣き止んでもらうためのコツについてお話ししていきたいと思います。 ママやパパの大きな悩み! 赤ちゃんが泣き止まないのはどうして?赤ちゃんがなかなか泣き止まないときは、何らかのサインを発している可能性があります。言葉を知らない赤ちゃんは、感情を伝える方法が「泣く」以外にありません。そこで、ママやパパは赤ちゃんに変わったことが起きていないか、確認してみると良いでしょう。泣く理由の多くはおなかが空いたとき。これは、授乳をすることで泣き止みます。このほか、おむつが濡れているケースもよくありますが、これもおむつを替えることで解決します。 おっぱいをあげたばかりで、おむつもきれいなはずなのに泣き続けるときは、赤ちゃんは「不快感」を覚えていることがあります。眠りたいのに眠れない、体感温度が熱すぎるか寒すぎる、ベッドの寝心地が悪いなどの理由を探ってみましょう。ちょっとした音や照明を嫌がっていることもありえます。大人にとっては何も感じない環境でも、繊細な赤ちゃんにとっては気になる要素になってしまうことがあるのです。 また、生後5カ月ほどまでの赤ちゃんは特に理由がなくても泣き続ける傾向があります。ママやパパは、赤ちゃんとは泣くのが当たり前だと受け入れ、やさしく接するように心がけましょう。 ただし、「赤ちゃんは泣くのが普通なので、泣き止まなくても放っておけばいい」という考え方は危険です。ときとして、赤ちゃんは便秘などの体調不良や発熱を伝えたくて泣いている恐れがあるからです。泣き止まない状態が続くようなら、体温を測ってみるなどして体調が悪くないかどうかを確かめ、必要があれば病院に連れて行きましょう。便秘ぎみだったり、おなかが張っている様子があれば、綿棒浣腸をしてうんちやガスを出してあげると良いでしょう。 赤ちゃんが泣き止まないときの対処法について赤ちゃんが泣き止まないとき、真っ先に考えたいのは「おなかがすいている可能性」です。このとき、「十分に母乳をあげたはずなのに」という先入観は捨てましょう。赤ちゃんはその日の体調によって、満足する量が変わります。いつもの量では足りずに、泣いていることも多いのです。臨機応変に母乳をあげましょう。ただし、市販のミルクや離乳食は1日あたりのカロリーや栄養量が計算されています。多めにあげる場合は、ミルクよりも母乳にするのが適切です。 気をつけたいのは、「泣いたら、とにかく母乳」と安易な対処を繰り返してしまうことです。赤ちゃんはおっぱいをくわえたら、おなかがいっぱいでも飲んでしまう習性があります。そうすると、本当の泣き止まない原因が解決されないままになってしまうことがあります。赤ちゃんのおなかがふくらんでいるときは、おっぱい以外の原因がある可能性が高いです。たとえば、「おむつが汚れている」のもよくあるケースなので、すぐに取り替えてあげるようにしましょう。 そのほか、「乱れた洋服を直してあげる」ことや、寒暖に対する訴えの場合は「重ね着させたり、逆に枚数を減らしたりしてみる」など、衣服の調整も泣き止まない赤ちゃんへの効果的な対処法となります。遮光したり、テレビなどの音量を下げたりして、赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えるのも効果的です。寝苦しくて赤ちゃんが苦しんできるときは、寝返りを手伝ってあげたりすると泣き止むこともあります。 しかし、何をしても泣き止まないときはあり、泣きのピークは生後1~2カ月ごろからおきて、生後5カ月ごろにおさまってきます。そのことを知っておくだけでも気持ちが楽になるかもしれません。 揺さぶりすぎに要注意! ママの心構えとイライラ解消法泣き止まない赤ちゃんに接するとき、泣き止まないことで、赤ちゃんを激しく揺らしてしまうことのないように気をつけましょう。激しく揺さぶられることによっておこる「乳幼児揺さぶられ症候群」となる危険性があります。この症候群は、網膜出血や硬膜下出血、意識障害が起こる可能性があります。赤ちゃんにさまざまな悪影響があるだけでなく、最悪の場合には死に至る恐れすらあるのです。赤ちゃんが頻繁に嘔吐したり、長時間眠って目覚めなかったり、異変が目立つような場合は、病院ですみやかに検査してもらいましょう。 乳幼児揺さぶられ症候群は、生後半年までの赤ちゃんがかかりやすいのですが、2歳までは発症のリスクが消えません。乳幼児揺さぶられ症候群を防止するためには、赤ちゃんをゆっくりとやさしく抱っこする必要があります。 とはいえ、泣き止まない赤ちゃんにストレスを感じてしまうと、思わず激しく揺さぶってしまうママやパパもいます。特に、赤ちゃんに長時間接することが多いママは、いわゆる「育児ノイローゼ」にかかることも珍しくありません。赤ちゃんの健康には、ママのメンタルケアも大きく関わってきます。 ママのストレスを軽減するためには、周囲の協力が大切です。パパや家族にサポートをしてもらい、心身ともに疲労がたまったときは休息をとりましょう。また、パパに家事を代わってもらったり、夜泣きのときに対応してもらったりするのもストレス解消のコツです。「自分だけが苦しんでいる」という状況を改善すれば、イライラも収まっていくでしょう。 まとめ赤ちゃんが泣き止まないときは、パパやママにとってストレスになりますよね。ストレスが蓄積されると、育児ノイローゼにもなりかねません。しかし、赤ちゃんが泣く理由を知っていると冷静に対処することができることもあるかもしれません。そもそも、「赤ちゃんが泣くのは健康の証」だと考え、マイナスな感情を抱かないようにできると良いですね。どうしてもストレスや疲労が解消されないときは周囲の協力を求めるなどして、思い悩まないようにしましょう。 ※参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣き止まない~泣きへの対処と理解のために~」 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医
2019年05月17日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 イクメンが話題の昨今。 わが家の夫もありがたいことに、家事分担の話し合いに応じてくれているし、しかも実行もしてくれる! が……、やってくれるのはいいけれど、どうもやり方に納得がいかない。 洗い物をしてくれるけれど洗い残しがある、洗濯してくれるといっていたのに洗濯機のボタンを押しただけ、洗濯物のたたみ方が荒い、赤ちゃんの面倒は気の向いたときだけなど、イライラを抱えるママは多いのではないでしょうか。 そこで、パパの家事や育児のやり方にイライラしない方法をお伝えします。 「人は変えられない」が前提心理学では、「自分で変わろう!」とその人自身が思わないかぎり、他人がどんなにがんばってその人を変えようとしても、人は変えられないということを前提にします。つまり心理学的には、ママがどんなにパパに変わってほしくても、パパ自身が変わろうと思わないかぎり、パパが変わることはないのです。 そもそも、パパにとっては「家事分担をする」という約束ははたしているわけですから、文句を言われる筋合いはない、というのが考え方の基本でしょう。 では、どうしたらスムーズに、ママが思うような家事や育児をやってくれるようになるのでしょうか。 感謝の気持ちを忘れずにちゃんとやっていると自分では思っているのに、イライラされたり、文句を言われたりしたら、やる気がなくなるのはママでも同じですよね。まずは、やってくれること、やってくれたことに感謝しましょう。「なんで分担なのに、わたしが感謝しなきゃいけないの!」とは思わず、ここは大きな心をもって「ありがとう」の一言を伝えてみましょう。 直してほしいことや、やり方を変えてほしいことがある場合は、「こうしてくれたらもっとうれしい」というように伝えましょう。 焦らず、徐々に! が大切当然のことながら、パパはママではありません。ママと全く同じには、そもそもできないのです。その上で、ママとは違うやり方をやっていたとしても、それでよしと思うようにしましょう。 視点を変えてみたら、パパのやり方のほうが実は効率がよかった、なんてこともあるかもしれません。すぐにパパがママの思うようにしてくれなくても、イライラせず、気長にやってくれるように待つことも大切です。 自分でやったほうが早くかつ思い通りにできるため、自分でやってしまい、結局ママの分担のほうが多いというのはありがちなこと。ママの思い通りの状態の完成度で、分担を均等にするためには、それなりの時間が必要です。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年05月08日怒らせるつもりはなかったのに彼を不機嫌にさせてしまった…あなたはそんな経験はありませんか?男性は女性とはイライラするポイントが異なるため、女性が普段なにげなくとっていた言動で実は怒らせていたということも…。男性を怒らせてしまうNG行動について紹介していきますので参考にしてください。男性を問い詰める気になることがあると、ついつい男性を質問攻めにしてしまいたくなってしまうものですが、相手を問いつめることは男性と心の距離が遠ざかってしまう原因になります。いくら男性を問い詰めたとしても、本当のことを話すとは限らず、むしろ言い訳をしたり、だまってしまうこともありえます。そのため、相手を質問攻めにして問いつめても女性にとってプラスになることがない可能性の方が大きいです。もし相手を問い詰めたい思っても、感情的にはならず冷静に行動できるよう心がけましょう。他の男と比較する女性も他の女性と比較されるのは気分がいいものではないですよね。もちろん男性に対しても、他の男性と比べるような発言をするのは避けた方が良いでしょう。あなたが何気なしに他の男を褒めたりするのを聞いて、彼はイライラしたり、ひがんでいたりするかもしれません。特に元彼と比べることは絶対にやらないこと。「元彼はこうだったのに…」という発言から大喧嘩に発展する可能性も高く、最悪の場合は別れることになってしまうかもしれません。たとえ元彼の方が良かったと思うところがあったとしても、それよりも男性のよい所を伝えてあげることが大切です。過剰に男らしさを求める相手の男性にしっかりして欲しいと思うのは分かりますが、彼に男らしさを強要するのはやめた方が良いでしょう。日頃から男らしくかっこよくありたいと思っている男性でも、弱い部分は持っています。男性が弱みを見せた時に「そんなのは男らしくない」と責めてしまうのは、ますます男性を落ち込ませたり、なぜ気持ちをわかってくれないのかと、ますますイライラさせてしまいます。「男はこうあるべき」という考え方はせずに、彼に足りない部分は自分がフォローをするという心構えでいるのがいいでしょう。冷静に行動を振り返るのが大切男性が怒りだすポイントは女性には分かりづらいことも多いです。もし男性がイライラしてきたら、冷静に自分の行動を振り返ってみてください。NG行動をしないように注意して、彼との関係をより親密にしていけると良いですね。
2019年04月14日女性って体調の関係とかもあり、男性よりも気分のムラが激しいと言われています。彼が何かしたわけでも、原因があるわけでもないのに急にイライラしちゃったり、細かいことが気になり過ぎちゃったりすることありませんか?そんな感情に流されて、彼に感じ悪くあたってしまったり、イライラを出してしまったりすると、お互い辛いですよね。イライラをうまくコントロールして、彼と仲良く付き合っている女性たちに、どうやってケンカや八つ当たりを防いでいるのか聞いてみました。■ イライラする時期を自覚する「私は昔は自分がイライラするタイミングがわからなくて、周りに八つ当たりする自分が大嫌いでした。だから、まずは自分がなぜイライラするのか突き止めようと思って。日記を書くのが好きなのでイライラした日には記録を取ったりして、生理との関係を調べたんです。そしたらわかりやすく生理の1週間前からイライラし始めて、生理が始まると落ち着くことがわかって。だからその時期はあまりデートを入れないようにしています」(29歳/アパレル)自分がなぜイライラするのかわからないことって、本人自身も辛いもの。せめて時期だけでもわかれば対処しやすくなりそうですね。定期的にイライラする時期があるな……と思う方は、手帳にメモをしてみるといいですよ。■ イライラしていることを先に伝える「私は、気分のムラは女性の中でも激しい方だって自覚しています。だから今まで何度もイライラしては彼に当たってケンカになってを繰り返してました。あるとき、八つ当たりするくらいなら、素直にイライラしているって伝えた方が良いんじゃないかって気づいて実践し始めたら、彼も受け入れてくれて。“じゃあ、仕方ないから八つ当たりしてもいいよ”とまで言ってくれるように」(34歳/不動産)「八つ当たりしてもいいよ」と言ってくれる優しい男性はあまり多くはないかもしれませんが、それでも毎回ケンカという事態は避けられそうです。相手が原因不明でイライラしていると、彼も不安になるでしょう。こういう理由でイライラしてるけど、あなたは悪くないんだよと、先に伝えてあげてると彼も安心するかもしれませんね。■ 彼と一緒にストレス発散できることをする「理由なくイライラしちゃうのって一人だったらなんとかストレス発散できません?だから彼氏と一緒でもストレス発散できる方法を見つければ良いと思います。私の中で簡単なのでカラオケ。イライラする時期のデートは“カラオケがいい”って自分から言っちゃいます。あとはボーリングとかで軽く体を動かすとイライラしにくいです」(28歳/ゲーム)あなたの好きなことの中で、彼と一緒にできることは何か考えてみましょう。好きなことをしていれば、八つ当たりしてしまう可能性も減りますよ。■ 抱きしめてもらう「なにかで、好きな人とのハグはストレスを軽減してくれるって言うのを読んでから、イライラしたら彼に甘えて“抱きしめて”って言うようにしています。彼に抱きしめてもらうと、エッチとかまでしなくても気分が本当に落ち着くんですよ。それを繰り返していたら私がイライラしているのを見ると彼の方から、“おいで”って言ってくれるようになりました」(26歳/出版)好きな人の腕の中にいると、心がスーッと楽になって全身の力が抜けますよね。イライラしているときにピッタリの即効性のある薬のようなものかもしれません。■ イライラの原因を突き止めうまくコントロールしようあなたは自分がいつ、どんなことでイライラしてしまうか知っていますか?彼に八つ当たりしたくないのなら、自分のイライラの時期や原因を突き止め、ストレスを瞬時に発散できる方法を模索してみましょう!(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年02月24日最近、ある反省がありました。そう、最近気付いたこととは、「子どものせいにしがち」ということ。今回で言えば、子どもは私の周りで騒いでただけ。それに対してイライラしたのは私。子どもには関係のない話。さらにそのイライラで作業が雑になって、野菜を落としたのも私。子どもにはまったく関係のない話。イライラの原因は子どもにあるようにも見えますが、じゃあ子どもがなんで文句を言ってたかって、それは子どもが空腹だと機嫌悪くなるのわかってて、その対策を怠った私のせい。それにおなかが減って騒ぐなら、手を止めておやつをちょっとあげるくらいしても良かった。なのにそれをしないという判断をしたのは私。うん、やっぱり子どものせいではない!子どもも含め、人のせいにするのは楽ですが、された側はたまったもんじゃないですよね。「自分のせいじゃない!」と言い訳するのもカッコ悪いし。子どもには「人のせいにしない」「自分の非を認めて、次どうしたらいいか考えよう」と言っているのに、親である自分がこれじゃいけない!ということで、少し前から「人のせいにしない」を意識して生活しています。「育児は育自」という言葉をときどき聞きますが、まさにそれ!育児をきっかけに自分を省みて、育児が終わる頃には、自分も人として成長していたいなぁと思います。
2019年01月28日「なぜかイライラして落ち着かない」という空間を経験したことはありませんか?イライラする住まいの原因は、収納の問題が多いのですが、それ以外にも、家具の配置や動線などが起因することがあります。今回は、間取り相談に寄せられた事例をもとに「ストレスフリーで生活しやすい、快適部屋づくり」についてお話しいたします。■ 「動線」を間違えるとイライラ度が増してしまう!ご相談にいらした30代女性の家族構成は、ご夫婦と1歳になる赤ちゃんがいらっしゃいます。家は、LDK+洋室・寝室の2LDK賃貸マンションです。ニコプロ / PIXTA(ピクスタ)「LDKでは、何をするにもストレスフル。ご飯を食べるのも、動くことも、赤ちゃんのお世話をするのも、イライラして疲れてしまう。何か良い方法はないか」というご相談でした。人が動くラインを「動線」といいます。この動線ですが、動線同士がぶつかったり、またはなにか障害物があると、当然ですが不便です。イライラのもとですね。こちらの図でLDKの動線を見てみましょう。廊下からお部屋に入って、リビングへ移動する①の動線が、ソファーにぶつかっています。つまり、このソファーをよけて、リビングへ入らないといけません。また、リビングから寝室へ移動する②の動線ですが、テーブルやオットマンがあるため、寝室へは大変入りにくくなっています。キッチンからリビングへ移動する③の動線ですが、この動線自体は問題ありません。しかし、広くないキッチンに、リビングへ向かう①と③の2本の動線があることによって、キッチンを狭くしてしまいます。■ 家具の配置やサイズを間違えるとイライラが増える!家具の配置やサイズを間違えると、何をするにも不便で、イライラがたまります。cba / PIXTA(ピクスタ)また、動きにくいため家具にぶつかったり、危険なこともあります。下のLDKの間取り図を見てください。キッチンカウンターの背面に設置された①分別ストッカー(ごみ箱)ですが、キッチン台での調理で出たごみを捨てるにはとても不便です。また、ソファーとキッチンカウンターの間も、この分別ストッカーがあるため、狭くなっています。そのため、ソファーか分別ストッカーに、身体がぶつかりやすくなっています。②で示したソファーとテーブルの関係も、大きな問題でした。スペース的にダイニングテーブルが置けないため、ソファーに座りリビングテーブルで食事をされていらっしゃいました。しかし、ソファーの高さに対し、テーブルの高さが高かったため、食事がしにくいという状況でした。食事のしやすい椅子座面とテーブルトップの高さの関係は、その差が27~30cmです。しかし、この数値は椅子が硬めの場合で、ソファーの場合は座面の沈み込みが3~6cm以上ありますので、その数値を考慮しないといけません。こちらのお宅では、ソファーの座面の高さは、座ってないときは38cm。一方、テーブルトップの高さは65cm。その差は、65cm-38cm=27cmですが、ソファーの沈み込みを考えると、その差は沈み込んだぶんが増えます。ソファーの沈み込みを約5cmとすると、ソファー座面とテーブルトップの差は27cm+5cm=32cmとなります。理想的な27~30cmに比べ、テーブルが高いということがわかります。テーブルが高いと、腕を上げて食事をすることになり、食事の度に、たいへん疲れやすくなるわけです。③のスペースは、お父様がテレビを見ながら赤ちゃんを遊ばせていました。しかし幅2m×奥行1.2m程度しかなく、また、テーブルやベビーベッドがあるため、赤ちゃんにとってはケガをしやすい危険な環境でもあります。■ 収納家具の選択を間違えるとストレスが増す!収納家具の選択を間違えると、収納にスペースばかりとられて、思ったような収納量を確保できません。cba / PIXTA(ピクスタ)収納量が足りないと、物が片付かないばかりでなく、散らかっている状況はメンタルにストレスをうけます。下のLDK間取り図を見てください。キッチンワゴンやカラーボックスなどの収納家具を、きちんと壁に配して並べられています。しかし、どの収納も高さがないため、スペースを占めている割には、十分な収納量が確保できていない状況です。■ 「動線の整理」と「家具の種類・配置」を見直すことが最善!動線の整理と、家具の種類・配置を見直し、以上のような問題点を、改善してみました①高さのあるキッチン収納棚やリビング収納を採用し、収納量を確保するとともに、こまごました家具を整理整頓。②家具を右側のみに配置し、スムーズな動線を確保。③家具の配置を変えたことにより、赤ちゃんのための広くて安全なスペースを確保。④キッチンカウンターはL字に配し、動きやすさを実現。また邪魔だった分別ストッカーは、キッチン台背面にあるキッチン収納棚の最下部に設置。⑤テーブルの高さにあったソファーを選び、食事のしやすい環境を確保。いかがでしたか?今の住まいに、何らかのストレスを感じているようであれば、動線や、家具の種類・配置を見直してみてください。きっと、ストレスフリーで快適なお部屋にすることができますよ。(しかまのりこ)
2019年01月08日出産後におとずれる怒涛のような育児生活を通して、身も心も“母親モード”に切り替わるママたち。育児優先の暮らしは大変なことも多いけれど、充実感もあり、何より子どもたちはかわいい…。なのに、ときどき心に湧き上がるモヤモヤやイライラの正体は一体何なのだろう?そんな子育て中のママたちの言いえぬ不安や悩みをわかりやすく漫画に描き、多くの反響を得ているのがコミックライターのとりさん。自身の姿を鳥に見立てた育児日記のなかでは、コミカルで笑いを誘うわが子との日常に加え、育児を通して感じる苦悩や不安を独自の感性で客観的に描いています。■育児と家事で必死な毎日…気づいたら“空っぽな私”独特な“ゆるさ”と、的確な母の心情を描いた漫画がツイッター上で注目を集めるとりさん。なかでも話題となったのが 「育児してると個性死にがち」 の見出しから始まるこちらの作品です。漫画で描かれているのは、結婚・妊娠・出産を通して、いつの間にかおざなりになってしまう母親自身の姿。特に女性たちは出産し、子どもを持つことで、有無を言わさぬ厳しい取捨選択を突きつけられることになります。子育てによって“できなくなること”は必然的にあきらめ、目の前の育児や家事など“やるべきこと”に専念する…。母親として必死に生きる時間は、同時に“私”という個性を必要としない時間でもあります。そんな毎日のなかで、ふと満たされない気持ちを抱えたり、“空っぽな私”に自信を失いモヤモヤした気持ちを抱えたり…。“私”と“母親”の両立に一歩を踏み出せないママもいるかもしれません。しかし、とりさんの作品では、母親たちが“本来の私”でいることを応援し、育児以外の自分を大切にすることを前向きに描いてくれています。■育児に不可欠な「肉体」と「精神」の充足バランスさらに興味深い作品のひとつに、ゲームの世界で用いられるHP(体力)、MP(精神)の表現を使って描かれる育児の消耗エネルギーについて解説した漫画 「今日はどっちを回復しよう?と毎晩考えている。」 があります。しっかり睡眠をとって、体力はチャージされてるのに、なんとなく心が晴れない…。逆に趣味の時間を持って、心は満たされているのに、睡眠不足で後悔する…。体力と精神の充足度のバランスをとることは想像以上に難しいものですよね。しかし、育児に家事にと毎日忙しいママたちは、もしかしたらとりさんが示すこの2つのゲージにさえも気づかず、心身ともにストレスを抱えてしまうこともあるかもしれません。とりさんの作品には、自分ではなかなか気づけない気持ちや悩みの原因を客観的に漫画で描き、示してくれることで、なんとなく心に閉じ込めていたモヤモヤやイライラを解き放ってくれるのです。■とりさんの漫画が連載スタート!読むだけで心がホッとしたり、元気がでたり、ママたちの心を救ってくれるとりさんの漫画が、ついにウーマンエキサイトに登場!とりさんならではの、「ゆるっとした笑い」と「鋭い気づき」でいかに描いてくれるのか、楽しみで待ちきれませんね。今後のとりさんの作品に乞うご期待!とりさん育児中のママの本音や子育ての不安や悩みを扱った作品がツイッター上で注目を集めるコミックライターさん。ついにウーマンエキサイトで連載決定!●とりさんのツイッター: @torikaworks
2018年12月20日子育て中のママたちにとって、わが子と過ごす1日のスケジュール管理は、重要タスクのひとつ。「眠い」、「お腹減った」、「まだ遊びたい」…。子どもの要望とうまく折り合いをつけながら、日々の進行管理を行うものの、ささいなことでリズムが狂い、すべての予定が噛み合わなくなることもたびたび。負のスパイラルにハマり、気力・体力を使い果たした結果、精神的に追い込まれるママたちは決して少なくないでしょう。そんな育児の苦しみや抑えがたい苛立ちと格闘する母の姿を描いた育児漫画がインスタグラムにアップされ、今もなお話題を集めています。漫画を描いたのは、コミックライターのねここあんな。( @necoco_anna )さん。「私の中には、鬼がいる」インパクトのある言葉から始まる この作品 は、ねここあんな。さん自身の体験がベースとなっており、多くのママたちにとっては、決して他人事とは思えないような衝撃的な内容になっています。■夜、寝ない…それは母親にとって想像以上の地獄ことの発端となったのは、子どもが夕方に昼寝をしてしまったことで、眠りのリズムが狂ったというささいなことでした。しかし、どんな小さな出来事であっても、致命的な問題になってしまうのが育児の辛い現実。結果、その日を境に就寝時刻は遅くなり、息子は朝から睡眠不足でイライラ、いつもよりもイヤイヤが激しくなることにつながったといいます。育児と家事で日々精一杯の母は、子どものイヤイヤと向き合うための多大なるパワーを消耗し、さらに体力を回復させるために必要な自身の睡眠時間さえ削られる始末。疲れているのに、眠れない…、そして繰り返される授乳。育児のつらさのひとつには、寝たいときに眠れないというストレスとともに、心の余裕をなくし、「自分」が「自分」でいられなくなるという想定外の苦悩を味わうこともあるのです。■もう限界…母の苛立ちが爆発したあの瞬間のこと夜寝ないわが子との日々から脱すべく、母は息子の昼寝を短く切り上げ、午前中もお昼寝後も精一杯遊ばせるなどの努力で乗り切ろうとします。しかし、そのぶん家事はまったくできず、しわ寄せが起きることに…。そんなある日の夕方、子どもの食事、お風呂と段取りを組んで、進めようとする母に対して、眠さと自分で食べたいけど食べられない…というイライラを募らせた息子が、激しいイヤイヤで応戦してきます。先にお風呂に入れたい母と眠いからおっぱいを欲しがる息子との戦いはどんどん激しさを増し、そしてついに…ずっとずっと我慢していたものが、おさえきれず、どうにも止まらなくなった瞬間。過酷な育児のなかで、ぐっとこらえていたのに、“我慢の紐がゆるんだ”一瞬のうちに、苛立ちが子どもに向かってしまったのです。してはいけないことだと頭では理解しているからこそ、ハッと我に帰り、子どもの顔を見たときに沸き起こる自己嫌悪や悲しみは、もはや言うまでもありません。■ご飯よりもお風呂よりも、もっと大切なわが子のこと苛立ちの限界を超えた自身の姿を“私の中には鬼がいる”と表現したねここあんな。さん。しかし、冷静に自らを見つめてみると、子どもの気持ちを無視して、頑なに育児や家事を進めようとした自分の行動に反省をおぼえます。そして母親の精神状態が、いかに子どもへの態度に影響し、育児に影をおとしてしまうのかについても深く理解するのです。我が子は常にかわいくて、愛おしい存在だ。それは揺るがないけど、「かわいい」も「大好き」も「愛してる」も余裕がなくなると伝えられなくなる。出典: @necoco_annaさん Instagramより 母親だって、人間。ギリギリまで気持ちが追い込まれ、心の余裕をなくせば、わが子への愛さえもうまく表現できなくなることだってあります。母性本能は、決して無敵なものではないのです。そしてインスタグラムの投稿文には、漫画を投稿する際に、「これを見て嫌な気持ちになる人がいるのではないか」という複雑な想いを抱えていたことをつづっています。どうしようかなとか思ってたけど、こんな一日を含めても我が子を愛しいと思ったことに変わりはないし、もし今余裕がなくなってる人がいたとしたら伝えられることがあるかなーと思ってpostしました。出典: @necoco_annaさん Instagramより 母親の愛が神聖なものであることを期待する世の中の風潮がいまだあることで、現実とのギャップに苦しみ、さらに「私はダメな母親なのでは…」とママたちを追い詰めてしまうということもあります。しかし、ねここあんな。さんが描く漫画のなかには、ただきれいごとだけでなく、愛するがゆえの苦しみが生々しく描かれていることで、育児で気持ちが辛くなったママたちに「あなただけじゃないよ」と、強い励ましと心の癒しを与えてくれるのです。■ねここあんな。さんの連載がはじまります!そんなねここあんな。さんのコミックエッセイの連載が、いよいよウーマンエキサイトではじまります。家事に子育てにとがんばる母親としての等身大の日常は、きっと多くのパパママたちの心に寄り添ってくれるはず。ぜひお楽しみに!ねここあんな。さん2017年2月生まれの息子さんを育てながら、コミックライターとして活躍中。育児の辛いも楽しいも、正直に描いた育児漫画がインスタグラムで話題を集めています。●ねここあんな。さんのインスタグラム: @necoco_anna
2018年12月08日「ひかりの恋愛相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。----------理想通りの人なんていないので、パートナーにイライラしてしまうことはあるでしょう。でも、小言を言いすぎると、夫婦仲が壊れてしまうこともあるかもしれません。今回はこういったお悩み相談です。Cさん35歳のお悩み恋愛結婚をして、主婦をしています。最近、夫のすることにイライラしてしまい、指図ばかりしてしまいます。自分が完璧ではないのは分かっているのに、それを差し置いて文句ばかり言ってしまいます。夫には「また文句を言っている」と言われています。このままでは夫婦不仲になってしまいそうです。夫のことは好きなので、もっと許せる自分になりたいです。どんな心持ちで接したらいいのでしょうか。Cさんへの回答おそらく誰と住んでも、イライラすることってあると思うんです。そんなとき、気を紛らわせるものがあるかどうかって、すごく大事なんですよね。例えば、Cさんが外で働いていたり、子育てに追われたりしていたら、そこまで旦那さんのやることに気を取られていられなくなるもの。つまり、相手に関心を持ちすぎるから、理想通りではない行動をされると、がっかりしてしまうところもあるような気がします。もちろんパートナーに関心がなさすぎるのはよくないですが、今の関心の半分くらいは、他に向けられるようになるといいかもしれませんね。ペットを飼ったり、夢中になれる習い事を始めたり、興味のあるアルバイトを始めてみてもいいでしょう。そうすると、「好きなことをさせてくれてもらっている」という感謝の気持ちも出てきて、パートナーに優しくなれることはありますしね。「そういう人なんだ」と思うことは大切あとは、相手に対して、勝手に期待をしてしまうから、その通りにならなくて、イライラするものなんですよね。でも、人はそう簡単には変わりません。だったら、「そういう人なんだ」ということを理解して、自分が対応できるようになった方が、楽ですよね。「私が“そういう人”と結婚したのだから、どう対応していくのか」と、自分がうまくやっていける方法を見つけていくことは大切なことです。たとえば、パートナーが全く掃除をしない人で、「私ばかり掃除をしたくない!」と思うのであれば、時々、家事代行をお願いしたり、お掃除ロボットや食器洗い機を購入したりて、もっと家事の負担を減らせるように工夫をしてもいいでしょうし。それに人って、短所が長所であることもあるんですよね。「だらしがない人は、大らかな性格」だったり、「ボーッとしている人は、温和」だったり。だから、「この人はこんな残念なところがあるけど、だからこそ、こういういいところもあるんだ」ということに気付くことは大切でしょうね。そうしたら、短所の方も「仕方ない」と思えるようになるかもしれません。相手に伝わりやすい言い方にすることも重要!それから、「言い方」は重要です。それによって、相手の反応は、随分、変わってきますしね。例えば、よく飲食店のトイレには「綺麗に使っていただき、ありがとうございます」なんて張り紙があるように、相手のいい行動を褒めたり、感謝したりすると、それに反する行動をしにくくなるんですよね。逆に「汚しては、いけません!」なんて、注意書きが書かれたトイレって、ちょっと気分よくないですしね。あとは、感情をのせないで、「普通に言う」ことも大切ですよね。怒ったり、イライラしたりして物を言うと、相手も嫌な気持ちになりますが、普通に「今度からは、こうしてくれるとうれしいな」といった言い方にすると、「分かったよ」となりますしね。更に言えば、「どうしてそれが嫌なのかを、きちんと説明してお願いをする」のも手です。例えば「飲み終わったコーヒーカップは、水につけておいてくれないと、コーヒー渋が落ちなくて困るから、洗うまではしなくてもいいけど、せめて水にはつけてね」とか。このとき、「洗うまではしなくてもいいけど、せめて水にはつけてね」というのも、ポイントです。「相手の性格からして、ここまではしないな」というのって、実は分かっていると思うんです。それを認めないから、「洗っといてね!」といった、相手にとってハードルの高いことを求め、案の定、相手はやらないし、こっちもイライラするということが続いてしまいます。だから、相手の性格をよく理解して、100を求めるのではなく、「こっちも50は負担する」という譲歩するようなアイデアを出して折り合いをつける、というのも大切なことなんですよね。相手にばかり求めず、自分が対応できる人に!結局、人はそう簡単には変わりません。自分以外の人に期待したところで、その通りにならずにがっかりするだけです。だから、「“そういう人”なんだ」と思って、工夫して、楽に対応できる人に、“自分が成長する”ことが大切なんですよね。その方がイライラしないし、結果的には“自分のため”でもありますよ。コラムニスト・ひかり
2018年11月04日子育ては夫婦で協力しなければいけません。しかし旦那にイライラしてしまう妻が多いのが現状です。なぜ旦那にイライラするのか、そしてそのイライラをどう対処すればいいのか、これからパピマミ編集部がご紹介します。旦那にイライラするタイミングとは?旦那にイライラする場面は、やはり子どもに関わってきます よね。・子どもが泣いているのに相手をしない・自分では泣き止まないからと奥さんに押し付けるまた、家事の協力・分担でも、イライラが発生しやすい傾向にあります。洗い物が溜まっているのに旦那はテレビを見ている、家事の分担がいつまでも変わらずに妻ばかりに負担がかかっているようです。子どもができたからには育児に積極的に関わってほしい、家事も今まで以上にやってほしいという妻は思いますよね。そのような気持ちが、旦那に伝わらないとイライラの感情が生まれる ようです。子育てはイライラしやすい時期旦那にイライラするのは時期の問題かもしれません。出産後はホルモンバランスが乱れやすく、「産後うつ 」と言われるように、精神的にも不安定になりやすいのです。妊娠中の急激なホルモンバランスの変化は、出産後すぐに元に戻りません。産後半年〜1年ほどかけて元のホルモンバランスに戻ろうとします。なぜイライラするか分析してもよく分からないのであれば、産後の体の状態を疑ってみましょう 。精神があまりに不安定な場合は通院して治療の対象となりますが、大抵の場合は自然に回復するのを待つほかありません。イライラしてしまうのは仕方がないので、無理にイライラする気持ちを押し込めようとせず、いずれ精神的に安定する 時を待ちましょう。子育てならではのイライラの原因次のような原因からも、イライラしやすくなります。・寝不足赤ちゃんは授乳間隔が開くまで、2〜3時間おきに起きます。少し寝ては授乳という朝も夜も分からない生活が数カ月続きます。寝不足は精神的に不安定になりやすく、ちょっとしたことでイライラしやすくなります。・外出できない出産前は外出が好きだった人は、家にずっといること自体にイライラします。さらに、子どもは自分の思い通りにならないことが多く、手間や時間をかけてもそれが無駄になることがあります。例えば長い時間をかけて寝かしつけても15分で起きてしまったり、離乳食を食べてくれなかったり、片付けたそばから散らかしていくようなことは日常茶飯事です。そのような時は子どもにイライラをぶつけるのはいけないと思い、旦那に八つ当たりしてしまう こともあります。子育てのイライラ解消法!子育てのイライラ解消法は、少しでも一人の時間を持つこと 。子どもとずっと一緒に過ごすのは幸せな時間ですが、過ぎたるは及ばざるが如しです。旦那や両親に子どもを預けて、一人でどこかに出かけてみましょう。保育園の一時保育などもあります。特別なことをする必要はなく、カフェでぼーっとしたりショッピングをしたり何気ないことで構いません。同じ環境で同じような日々を繰り返していると、視野がせまくなりがちです。家や子どもや旦那から離れることで改めて大切さに気づくこともありますし、イライラを客観視できます。また、一人の時間をくれた旦那さんに感謝の気持ち も持てるようになります。まとめ出産後のホルモンバランスが原因で、精神的に不安定になっていますし、寝不足や思い通りにならないという子育ての大変さから心にゆとりがなくない場合も。旦那さんや家族に協力してもらい、一人になる時間を作りましょう。イライラする自分を責めずに、旦那に正直な気持ちを話して協力を求めてみましょう。
2018年11月02日育児中のイライラ、いろいろな場面で大なり小なりありますね。子どもは本当に親の思うとおりに動いてくれず、それがおもしろくもありますが、時には抱えきれないイライラを覚えることも。では、自分がどんな場面でイライラすることが多いのか、考えたことはありますか?意外にも法則性があるかもしれませんよ。私が自分のイライラポイントに気づいたきっかけはイライラするポイントは人によって違うと思います。私の場合は、夜泣きの対応、ごはんどきのぐずり、お出かけ先での聞き分けのなさによくイライラしていました。なかでもごはんどきのぐずりが個人的に1番きつかったです。私がイライラするポイントを考えるきっかけになった出来事は、遊園地でのお昼どきのこと。タイミング悪く、お店に並んでいる最中に娘が寝てしまいました。このまま寝ている隙にゆっくりご飯が食べられるかもしれないと淡い期待を持ちました。そして配膳されていざ食べようとする瞬間に子どもが起きる・・・。もう語りつくされた育児あるあるですね。起きてぐずるわが子をあやしながら冷めていく料理に泣き出しそうなほどのイライラを感じました。期待を持ってしまった分の反動が大きかったのだと思います。あやしながらつい最近も同じシチュエーションでイライラしたことを思い出しました。そこから私は過去にイライラしたのはどんなときだったか振り返ってみることに。そうするとおもしろいくらい自分がイライラするのはごはん前にぐずられるときなのです。これにはハッとさせられました。イライラポイントがわかると対策が立てやすい私は「こんな場合にイライラする」ということを認識したことで、驚くほど感情をコントロールしやすくなった気がします。冷めていくごはんを前にしても「これが私のイライラポイントなのよね」と客観的に自分をなだめられる感じです。早速、夫に笑い話として話しましたが、これが結果的によい方向に進みました。私のイライラポイントを知ったあと、夫は動きやすくなったようで、同じシチュエーションになると率先してあやしたり、私があやした場合には口においしいごはんを入れてくれたりするように。自分のイライラポイントを知ることは、自分だけでなくまわりの人も対策が打てるメリットがありました。イライラポイントはどうやって知るの?今回、私が自分のイライラポイントを知ることができたのは偶然でしたが、これは「アンガーマネジメント」と呼ばれ、以前のあんふぁんのママニュースの記事「アンガーマネジメントの先生に聞く!育児のイライラをコントロールする方法」でも書かれていました。その記事では、「怒り日記」をつけることがすすめられていました。確かに今回過去の自分を振り返るにあたり役立ったのは、メモ程度につけていた育児日記でした。書いて自分のことを客観的に捉えることが大事なのだと思います。しかしいきなり日記を書くのも大変なこと。まずは育児日記や家計簿、カレンダーでもメモ程度から始めてみるのがおすすめです。もうすぐ3歳のわが子はだいぶ聞き分けられことも多くなり、ごはん前に寝ることも少なくなりました。以前に比べてイライラすることも減りましたが、時折立ち止まって自分を把握することは大事だと感じています。最近イライラしているなと自覚した時がチャンスです。また意外と知らない自分に出会えておもしろいですよ。<文・写真:フリーランス記者幸森陽子>
2018年10月27日こんにちは、2歳3ヶ月の娘を子育て中のホコリです。今回は特集「私って、ダメなママ?」がテーマです。わたしは出来た母親ではないので、これ、しょっちゅう思います。(苦笑)なかなか寝てくれず、イライラしてしまうことも寝かしつけが難航すると、あれをやりたい・これもやらなくちゃ、と考えていたのに、寝てくれない時間の経過とともに取り掛かるのが憂鬱になります。それでつい「はやく寝てよ!」なんて強い口調で言ってしまい、泣かせてしまうこともあります。子に罪はないのに、未熟な母ゆえ自分の都合・自分の感情のままにイライラをぶつけてしまうこと、多々あります……。今のは完全にわたしが悪かった!と思ったときはぎゅっと抱きしめて「ごめんね。ママ娘ちゃんのこと大好きだからね」と謝りますがどうにもイライラが収まらず、これ以上一緒にいると優しくできない!というときは、パパにバトンタッチ します。無理せず、ママが笑顔になれる選択を親子とはいえ、適度な距離を置くのも大事だと思います。常に一緒はしんどい。離れてる時の我が子とか、眠っている我が子ってめちゃくちゃ可愛くないですか?それって自分から離れているからだと思うんです。まず母親自身が無理をしないこと・楽な方法を探し当てること も、子供と仲良く楽しく過ごしていくコツだとわたしは思っています。親と子、お互い機嫌がよければオッケー!できなかった家事やタスクは明日やればいい!(期限のないものであれば。)聖母みたいなママもいるかもしれないけど、自分は自分のペースで子育てする。理想の母親像を追いかけるのも素晴らしいことだと思いますが、ハードル高いと疲れちゃうので、まずは自分と子どもが笑顔でいられたらいいと思っています。子どもだって、しんどそう・悲しそうなママより笑顔のママのほうが嬉しいんじゃないかと思います。●ライター/ホコリ
2018年10月22日イチコは1歳の終わり頃からイヤイヤ期が始まりました。着替えもイヤ、ご飯もイヤ、何するにもイヤ。「イヤイヤ期」という言葉どおり、まさに「イヤイヤ」ばっかり言う時期でした。「イヤイヤ期」って言葉考えた人、天才。この「イヤイヤ」に振り回されて、イヤイヤ期中は私もイライラしまくりでした。でもできることならもちろんイライラしたくない!ということで、イライラを抑えるべく…。わが子はかわいい。間違いない。でも何しても「イヤ!」と返されると…そらイライラもしますわ!!!イライラしないなんて無理! どんなに自己暗示しても無理なもんは無理!同じ土俵で相撲を取ってやろうやないか!そんなこんなでイライラした日々を送る中で、イライラを抑える方法を発見しまして。目の前の現実(イヤイヤ)から離れて、違うことに意識を集中!イヤイヤの原因がわかれば何とかできるかもやけど、何を聞いても答えない、抱っこどころか触れさせてくれない、絵本やおままごとなど遊びに誘ってもダメ、「何かつらいのね」と寄り添おうとしても聞く耳を持たない…。こうなったらもう晩ご飯のメニューか、次の休日の過ごし方か、宇宙について考えるしかない。子どものイヤイヤに毎回向き合ってたら体力も気力も持たないので、どうしようもできないときは、もう何もしませんでした。そのうち子どもも体力切れてイヤイヤできなくなるし。娘のイチコは今4歳ですが、イヤイヤ期のような手のつけられないかんしゃくはほぼなくなりました(まったくのゼロではないですけどね…)。いま、お子さんがイヤイヤ期真っただ中の親御さん、いつか必ず終わるので、それまでイヤイヤをのらりくらり交わしつつ、頑張らないことを頑張ってください!
2018年10月22日家庭内の言葉を大切にしてきた江藤真規さんに、前回は「イライラ言葉」→「ポジティブ言葉」の変換事例を教えてもらいました。江藤さんは、娘二人を現役で東大にいれたスーパーママ。けれども、「子育て中は、イライラしっぱなし。家族に、『真規』を『魔鬼』と変えた方がいいと言われるほど、 怒りまくっていた時期もありました」と言います。そんな江藤さんは、どのように自分を変えていったのでしょうか?【ママのイライラ言葉変換辞典】 第1回 子育て環境の変化が、ママの罪悪感と不安を高めている 第2回 「いい加減にしなさい」に代わる言葉は? ネガティブ言葉の変換 お話をうかがったのは…江藤真規(えとう まき)さん教育コーチングオフィス、サイタコーディネーション代表。マザーカレッジ主宰。自身の子育て経験を通じて、コミュニケーションの重要性を実感。東大大学院で研究を続けながら、保護者と教師が連携をとることの重要性を提言している。・マザーのための知的な学び場: MOTHER COLLEGE(マザーカレッジ) ■イライラ言葉を使ってしまう7つの原因そもそも、どうしてママは子どもにイライラ言葉を使ってしまうのでしょうか? 胸に手を当てて、よ~く考えてみると、イライラ言葉を使ってしまう「引き金」は子どもの言動ですが、根本的な原因は「親の心の中」にあるようです。「イライラ言葉を使ってしまう『親の心のなか』にある根本的な原因を分類すると、次のとおり、大きく7つにまとめることができます」(江藤さん)。自分自身がどのようなシチュエーションでイライラ言葉を使いがちなのか? それがわかればイライラ言葉を回避しやすくなるはずです。●イライラの7つの原因を知ろう!1.急いでいるとき2.周りの子供と比較してしまうとき3.周囲の言葉に、敏感になりすぎているとき4.理想と現実のギャップを感じるとき5.見通しが立たないとき6.イヤな部分ばかり目につくとき7.自分の調子が悪いとき出典: 『子どもに伝わる! 子どもが変わる! ママのイライラ言葉言い換え辞典』 (江藤真規/扶桑社)■イライラを解くカギは「もうひとりの自分」江藤さんは言います。「イライラ言葉から脱却するのにオススメなのは、イライラ言葉を発したときの自分と子どもの関係性を客観的に見る『もうひとりの自分』をつくることです」。イライラしている自分を、俯瞰の視点で感じてみる…。たとえば、「イライラ言葉を使っている、いまの自分は子どもからはどんなふうに見えている?」「子どもにどんなふうに影響を与えている?」。そんなことを、自分に問いかけてみるのです。「もうひとりの自分」がこう問いかけることで、現実の自分は「何をやっているんだろう」と、わが身をふりかえるキッカケにできることもあるでしょう(できないことがあっても、それはそれ。いちいち落ち込まないことも大切です…笑)。こんなふうに、「もうひとりの自分」が、現実の自分に問いかける「セリフのパターン」をいくつか知っておけば、イライラ感情に溺れてしまうことを、少しは防げるかもしれません。●イライラ感情からママを救う7つの救命言葉原因 → 自分への問いかけ1.急いでいるとき → 「子供はなぜ急ぐ必要があるのかわかっている?」2.周りの子供と比較してしまうとき → 「夫によその奥さんと比較されたら、どう思う?」3.周囲の言葉に、敏感になりすぎているとき → 「子育てに正解を求めすぎていない?」4.理想と現実のギャップを感じるとき → 「その理想は誰の理想なの?」5.見通しが立たないとき → 「子供の10年後をイメージしてみて」6.イヤな部分ばかり目につくとき → 「イヤな部分は、言い換えればどんな才能?」7.自分の調子が悪いとき → 「私を助けてくれる人は誰なのかな?」出典: 『子どもに伝わる! 子どもが変わる! ママのイライラ言葉言い換え辞典』 (江藤真規/扶桑社)■「成長モデルが違う」という発想今回の取材を通じて、筆者が一番、印象に残ったことをお伝えします。「親としての 成長モデルは、『学校で勉強を習う』などの知識習得型モデルとは違う成長モデルです。壁にぶつかったときに、『さて、どうしよう』と悩み、その困った状況に子どもとともに身を置きながら省察する、そして超えていく…、このような流れが親としての成長なのだと思います。この成長モデルをイメージできるようになると、『怒ってしまっても、しょうがない』ということが、開き直りでも何でもなく、壁を乗り越えるための言葉として使えるようになっていきます」(江藤さん)『学校で勉強を習う』ということとは違う、成長モデルがある。「習ったから、できるようになる」ということではなく、自分の失敗を省察することから学ぶ成長モデル…。この成長モデルの存在をイメージできるようになると、「子供に対して、すぐにイライラしてしまう私って、何てダメなんだろう!」と自分を責めるのではなく、「どうして、私、あんなことを言ってしまったのかな?」と、怒ってしまった自分に寄り添えそう。 そして、そこから学ぼうと、前向きな方向に気持ちを切り替えできそうです。子育ては大変な事業で、誰しもが壁にぶつかるもの。「子育てで、何の問題もないという人を、私は知りません。イライラ言葉を使ってしまったときほど、親子にとって、成長するチャンスだと、私は強くお伝えしたいと思っています」(江藤さん)
2018年10月19日「いい加減にしなさい!」「早くして!」。つい、使ってしまうイライラとした言葉。でも、「イライラ言葉では、子どもは『ママが怒っていること』はわかるものの、『ママが本当に伝えたいこと』は理解できない場合も多いんです」と言うのは、教育コーチングオフィスを主宰する江藤真規さん。江藤さんは、家庭で使う言葉について考え続けています。【ママのイライラ言葉変換辞典】 第1回 子育て環境の変化が、ママの罪悪感と不安を高めている 第2回 「いい加減にしなさい」に代わる言葉は? ネガティブ言葉の変換 -->お話をうかがったのは…江藤真規(えとう まき)さん教育コーチングオフィス、サイタコーディネーション代表。マザーカレッジ主宰。自身の子育て経験を通じて、コミュニケーションの重要性を実感。東大大学院で研究を続けながら、保護者と教師が連携をとることの重要性を提言している。・マザーのための知的な学び場: MOTHER COLLEGE(マザーカレッジ) ■「イライラ言葉」を言い換えるには江藤さんは、「イライラ言葉をなくす」のではなく、「子どもに話しかける語彙を増やす」という発想で、家庭内の言葉を整えていったそう。そこで必要なのが、今まで使っていたネガティブな口癖をポジティブな表現に置き換えた「新しい言葉」。この連載のなかでは、「イライラ言葉」に対して、「ポジティブ言葉」と呼びます。それでは、早速、教えていただきましょう!▼言い換えファイル その1.「いい加減にしなさい」いい加減にしなさい↓お部屋の片づけをしてほしいなイライラ言葉同義語:何度言わせるの!?【ポジティブ語変換】大人にとって簡単に理解できるニュアンスだからといって、子どもが理解できるとはかぎりません。「いい加減」という言葉がまさにそれで、子どもは怒られていることはわかっても、具体的に何を求められているかまではわからないもの。感情で話すのではなく、ママ自身「自分が何を怒っているのか?」を冷静になって整理をし、伝えることが大切です。▼言い換えファイル その2.「早くしなさい!」早くしなさい!↓時計の針が「6」になったら出かけるよイライラ言葉同義語:「早く寝なさい」「早く食べなさい」「早く片付けなさい」「早く! 早く!」【ポジティブ語変換】「早くしなさい」と言われて、急げる子どもはまずいません。子どもは大人ほど時間感覚が育っていないので、親が教えてあげる必要があります。「この先で、やるべきこと」を考えることができる大人に対し、子どもは「今」という世界に没頭して生きているからです。急がせるという発想ではなく、時間になったことを伝える気持ちで声をかけてみましょう。▼言い換えファイル その3.「つべこべ言わない!」つべこべ言わない!↓あなたはそう思うのねイライラ言葉同義語:「口ごたえしない!」「ママの言うとおりにしなさい!」【ポジティブ語変換】ひとつ、提案です。ママに対してのヘリクツや、単なる言い訳に聞こえることも、ひと呼吸おいて、「子どもが自分の意見を伝えている」という視点を持ってみてはいかがでしょうか?「あなたの意見はわかったわ。でもママはこう思う」と、子どもの意見をいったん認めつつ、自分の意見を伝えると、そこにディスカッションが生まれます。家庭内でディスカッションができるようになれば、子どもの考える力はグングン伸びますよ。▼言い換えファイル その4.「信じられない!」信じられない!↓びっくりしちゃったイライラ言葉同義語:「ウソでしょ!」「ありえない!」【ポジティブ語変換】子どもがとんでもない失敗をしたとき、このような言葉を使ってしまったことは、ありませんか? 日常の中でわりと使う言葉ではありますが、子どもにとっては、人格を否定されたと感じるくらいのインパクトのある言葉で寂しさを感じてしまうかも。ママの怒りやショックは理解できますが、それは自分の気持ちのなかで受け止めるに留め、驚いたことのみ伝えます。見放すようなニュアンスは、できるだけ避けられると良いですね!▼言い換えファイル その5.「あなたにはムリ!」あなたにはムリ!↓まず○○からやってみようねイライラ言葉同義語:「どうせできないんだから!」「まだムリよ!」【ポジティブ語変換】たとえば、お手伝い。子どもが「包丁を使いたい!」と言ってきても、「まだ、危ない」と感じることはあるでしょう。そんなときは、親がムリと決めてしまわず、小さな目標に分解し実現できそうなことから提案してあげましょう。「じゃあ、今日は、猫さんの手で3回だけ、トントンしてみようか?」。こんなふうに少しずつ包丁に慣れていくことで、いつか上手に包丁が使えるようになります。小さな積み重ねが大きな成果に繋がるのです。▼言い換えファイル その6.「小さい頃からずっとそうだよね」小さい頃からずっとそうだよね↓それ、あなたの個性だよねイライラ言葉同義語:「困った性格だよね」「あなたって、いつもそうだよね」【ポジティブ語変換】良いことを指して言うなら、もちろん問題ありません。けれども、悪い意味で使っているのであれば、子どもの性格を否定するNG言葉に。もしお母さんにとってはなじめない性格でも、「持って生まれたものだから変えられない」と割り切り、「宝物の個性」と思える言葉でとらえ方を変換させましょう。具体的な性格のとらえ方の変換は次を参考にしてみてください。▼言い換えファイル その7.「どうして先にやっておかなかったの!?」どうして先にやっておかなかったの!?↓次はどこに気をつけていこうかイライラ言葉同義語:「なんで言われたとおりにしなかったの!?」【ポジティブ語変換】過去のことを否定的に質問しても、「だって…」という言い訳しか出てこないのは、大人でもそうですよね。言い訳に使うエネルギーほどムダなものはありません。大事なのは子どもの意識を過去ではなく、未来に向けてあげること。次回からどう気をつけたらいいのかを考えさせ、少しずつでもステップアップできるようにしてあげましょう。▼言い換えファイル その8.「バカじゃないの!」バカじゃないの!↓気持ち切りかえようか!イライラ言葉同義語:救いようがないわね【ポジティブ語変換】たとえば、テストで悪い点をとった時。子どもだって、もちろん落ち込んでいます。こんなときのママのイライラ言葉は、子どもの勉強嫌いや苦手意識を高めてしまうかもしれません。できないことをできないまま終わらせるか、できないことができるようになるかは、親の言葉かけ次第。子どもが気持ちを切り替え、前向きになれるよう仕向けてあげて!▼言い換えファイル その9.だからダメなのよ!だからダメなのよ!↓忘れちゃったかな?【ほかのイライラ語】「ろくなことしないわね」「ほんとダメだね」【ポジティブ語変換】人間だから失敗したり、忘れたりすること、やってもできないこともあります。つねに完璧でいることなんてできませんよね?できなかったことを取り上げて、こんな言葉で子どもの自己肯定感をペシャンコにしても、ママも子どもにもいいことはありません。まずは、困難に立ち向かっている子どもの気持ちに寄り添う言葉かけをしてみて。▼言い換えファイル その10.「●●ちゃんは上手にできるのに!」●●ちゃんは上手にできるのに!↓こんなところが成長したよねイライラ言葉同義語:「●●ちゃんはスゴイよね~!」【ポジティブ語変換】よく言われていることかもしれませんが、子どもと「ほかの子」の比較は、絶対にNGです。比べるなら、子ども自身の過去と現在。「どれだけ成長したか」を言ってあげることで、親に認められていると安心し、自己肯定感もアップします。子育てでは、結果だけに目を向けるのではなく、それまでのがんばりや成長を思い出し、伝えてあげることが、とても大切です。■ネガティブ → ボジティブ変換例ネガティブ → ポジティブ●神経質 → 感性が豊か●落ち着きがない → 活動的●わがまま → 自分の意志をもっている●引っ込み思案 → やさしい/人の気持ちがわかる●集中力がない → 新しいことをやりたい出典: 『子どもに伝わる! 子どもが変わる! ママのイライラ言葉言い換え辞典』 (江藤真規/扶桑社)■ママが笑うだけでも意味がある!もっとパターンを知りたい方は、『ママのイライラ言葉言い換え辞典』にたくさんの事例が紹介されています。筆者は原稿を執筆しながら、「なるほど、こんなふうに伝えれば良いのか!」と、前向きな気持ちになりました。イライラの下にある「本当に気持ち」をポジティブな言葉に変換できるようになれば、それはプラスのエネルギーとなる。イライラ言葉を使うより、親子関係(夫婦関係も?)は、もっとスムーズになるのではないでしょうか? 江藤さんご自身は、「ポジティブ言葉を本で見た娘から、『こんなことを言われたら、かえって気持ち悪い!』と笑われました」と、おっしゃっていました。ポジティブ言葉が「どうにも気恥ずかしい!」と思う人は、「こんなこと、普通、言わないよね」と、クスっと笑うだけでも良いと思うのです。「新しい語彙」にママ自身が触れてみるだけでも、充分意味があると思いますよ! 次回は、イライラ言葉を使ってしまうママの心の内を、もう少し深く探ってみます。
2018年10月18日「最近、ママのイライラの『質』が違ってきたように感じます」と語るのは、娘二人を現役で東大に合格させたスーパーママ江藤真規(えとう まき)さん。江藤さんは、家庭内の言葉を、とても大切にされています。イライラして、子供に対してキツイ言葉を使ってしまい、後悔することって、ありますよね? そんなとき、どうすれば良いのでしょうか? 子どもへの上手な声掛けについて伺いました。お話をうかがったのは…江藤真規(えとう まき)さん教育コーチングオフィス、サイタコーディネーション代表。マザーカレッジ主宰。自身の子育て経験を通じて、コミュニケーションの重要性を実感。東大大学院で研究を続けながら、保護者と教師が連携をとることの重要性を提言している。・マザーのための知的な学び場: MOTHER COLLEGE(マザーカレッジ) ■自分を責めるママが増えた冒頭の、「ママたちのイライラの『質』が変わってきた」という話について、少し突っ込んでお話しを聞いてみました。以前のママたちの悩みは、「子どもが勉強しない」「子どもが言うことを聞かない」といった、「子どもが●●しない」という困難感が中心でした。けれども、いまは、「子どもを感情的に叱ってしまう」「時間がなく、ちゃんと子育てができていない」といったママの自責感が中心になってきているよう。こうした悩みがママのイライラにもつながっていきます。「子育ては、本来、自分が好きなようにやってよいもの。それなのに、ママたちは、学べば学ぶほど、『●●すべき』というToDoリストや、『●●はいけない』というNGリストが増えてしまう。やがて、『それができない私は、何て悪い母親なんだ』という気持ちになってしまうんです」(江藤さん)。自分の子育てに「苦しさ」や「ふがいなさ」を感じているママたちが多い…。教育現場を取材している筆者自身も、肌感覚として、同じ実感があります。■「教育の見通し」が立たないママの不安なぜ、そんなことが起きているのでしょうか? 江藤さんは、言います。「いま、大きく教育が変化しようとしています。そのなかで、『教育に対しての見とおし』が立ちにくくなっていることが大きな要因なのではないでしょうか?」「何かが、違う」と感じつつも、「何をすべきがが見えない」という端境期のなかで子育てをしている現代のママたちは、洞窟のなかを手探りで歩いているような状態。苦しいのは、あたり前なのかもしれません…。 ただ、「時代が、悪い」「学校が、悪い」と誰かのせいにしていても、解決にはなりません。わが子は、いま、目の前で毎日育っているのですから! では、今日から、ママができることは、何なのでしょうか? ■いま目の前にいる子どもにすぐにできることは?江藤さんは、こんなふうにアドバイスをしてくださいました。「一番、手っ取り早いのは、家庭内の言葉を変えることです」。何か変化を起こそうと決意しても、ハードルが高すぎたら気持ちは萎えてしまいます。そんなとき、ファーストステップとして、言葉を変えるという手段は、簡単で速攻性も高いのです。「たとえば、『子どもを褒められない』というママ。子どもを褒められない方は、『私が褒められてこなかったので、どう褒めていいのかわからない』と、おっしゃいます」(江藤さん)。ある方は、手始めにキッチンに3つの褒め言葉を貼っておくことからスタートしたそう。●子どもを褒める言葉3つ「すごいね!」「やったね!」「さすがだね!」「最初は、まさに『形だけ』だったそうです(笑)。けれども、形だけの言葉を重ねるうちに、子どもの表情や態度が変わってきた。そうすると、『私も、子どもを褒めてあげられるかもしれない』と、意識変容が起こり、次の行動に繋がっていきました」(江藤さん) ■「イライラ言葉」は「本当に言いたいこと」は伝わらないところで。「いい加減にしなさい!」「早くして!」。そんなイライラ言葉では、子どもは「ママが怒っていること」はわかるものの、「ママが本当に言いたいこと」は理解できない場合があります。たとえば、「いい加減にしなさい!」「何度言ったら、わかるの?」。日常的によく使う言葉ですが、ママの本当の気持ちは、「ご飯だと呼んでいるのだから、早く食卓について欲しい」とか「部屋を片付けて欲しい」といったことかもしれませんよね。そうなると、ママがいくら声を大にしてイライラ言葉を使っても、子どもに「ママが本当に言いたいこと」は伝わらず、余計にイライラして、さらなるイライラ言葉を重ねてしまう、という負のスパイラルに陥ってしまいます。■ママの「イライラ」が激減するポジティブ言葉とはでは、どうしたら良いのでしょうか? 「私は、『イライラ言葉をなくす』のではなく、『子どもに話しかける語彙を増やす』という発想が良いのではないかと考えています」(江藤さん)そこで必要なのが、いままで使っていたネガティブな口癖をポジティブな表現に置き換えた「新しい言葉」です。この連載のなかでは、「イライラ言葉」に対して、「ポジティブ言葉」と呼びます。子育ては、キレイ事だけではやっていけません。むしろ本気で取り組む子育てには、「イライラのない子育てなんてない!」と、声を大にして言いたい。だからこそ、現状を打破する方法論の一つとして、「形から言葉を変えていく」ということに、ちょっとトライしてみませんか? 次回は、「イライラ言葉」→「ポジティブ言葉」の変換事例をご紹介します。
2018年10月17日