妊産婦食、妊活食を専門としているsazukaru代表、管理栄養士の長(おさ)有里子です。「リボベジ」というのをご存知ですか?料理をしたときに残る野菜のヘタや芯の部分などを育てることを「リボーンベジタブル(再生野菜)」、略して「リボベジ」といいます。コロナ禍のステイホームや環境問題への高まりから、現在、このリボベジが注目されているようです。・リボベジの代表選手は豆苗!多くの方がリボベジと意識せずにされているのが、豆苗ではないでしょうか?豆苗は切っても水につけておけば、また新しい芽が出てきて食べられますよね。これがリボベジというわけ。私は今回、にんじんのリボベジを試してみました。■にんじんのリボベジ1、にんじんは上部を約1㎝を残して切る。2、水につける(茎が水につからないようにする)。3、数日たつと、茎の脇から新しい芽が出てくる。1週間後がこちら!緑色の葉がなんとも鮮やかです。毎日水を取りかえる必要がありますが、リボベジは浅い器でできるので、取りかえる水も少量で手間はかかりません。食べたいと思ったら成長に関係なく収穫できるのも良いところ。早速にんじんラべの薬味に。・かぶや大根、葉ねぎでもOK!かぶや大根、葉ねぎなどでもリボベジを行うことができるそうです。小さな一歩ですが、リボベジは日本で今問題視されている食品ロス削減につながります。普段は捨ててしまいがちな、いわゆる野菜クズを活用し、それが楽しみにながらエコにつながるというのは嬉しい気持ちになります。とにかく、毎日成長するのでそれが楽しみに。また、水耕栽培なので気軽にできますよ。興味のある方はぜひ試してみてくださいね!
2022年07月12日女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。20回目は、リモートワークをしているecocoメンバーの大矢さん。今回はおうち時間が増えた今だからこそできる、電気代削減につながりエコにもなる方法をご紹介します。おうち時間が増えた今こそ見直し!あなたのおうちの電気代削減方法【最近やってるecoなこと】vol. 20女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。20回目は、リモートワークをしているecocoメンバーの大矢さん。今回はおうち時間が増えた今だからこそできる、電気代削減につながりエコにもなる方法をご紹介します。すぐにできる!3つの電気代削減方法おうち時間が多くなった大矢さんは、電気代削減&エコのために3つのことを意識し取り組んでいるそうです。1.電気をLEDにする大矢さんリフォームのタイミングで電気をLEDにしました。玄関は人感センサーにして消し忘れをしないようにしました。長寿命だから電気交換の手間がなく、うっかり触っても熱くない。紫外線がないので虫が集まりにくいらしいです。大矢さんは3年半でまだ1度も電気交換をしていないそうです。実は私の家もLEDなのですが5年交換していません。2.炊飯器や電気ポットの保温をやめる大矢さん保温機能を長時間使うよりも、ご飯を冷凍して使う分だけその都度温める方が、電気代がお得になりエコになると聞きました。炊いたご飯は冷凍したり、炊かずに「サトウのごはん」などを使用しています。3.冷蔵庫を壁から離して設置する大矢さん冷蔵庫の設置場所が悪いと冷蔵庫自体に熱がこもってしまい、それを冷やすために余計な消費電力がかかるらしく、壁から5~10cm程度の隙間を空けて設置することで、冷蔵庫の周囲の温度を下げて効率よく冷やすことができると聞きました。また、冷蔵庫の中のものを7割以下に、逆に冷凍庫は隙間なく詰めることも省エネ・節電効果に良いそうですよ。まだまだある!電気代削減方法他にエココメンバーが電気削減のために実際やっていることを聞きいてみました!・電気をこまめに消す・コンセントから電源プラグを抜く・家族でご飯を食べてレンジなどで温め直しをしない・夏は暖房便座をオフにする・便座の蓋を閉める・追い焚きをしないうちにお風呂に入る・お風呂に入る時はお風呂場以外の電気を全部消して入る・夜、家では小さな照明しか付けない・断熱カーテンをつける・エアコンをつけている部屋のドアは閉める・エアコンのフィルターを掃除する・オイルヒーターなのでエアコンに比べてエコ・新しい家電に買い替える・太陽光パネルを屋根につけて、自家発電を始めた・再生可能エネルギーの電力会社を使う・二重窓、密閉窓にするとお部屋の中の熱が逃げない。今すぐにでも実践できることや、参考になることも多いですね!おうち時間が多い今だからこそ見直してみてはいかがですか。大矢恵未DINKS生活の犬好きOL。3年半の駐在妻生活でミーハーに拍車がかかり、興味のあることには何でも手を出す雑食系会社員36歳。Instagram:@_coemi(C)maruco/Getty Images文・平野絢子 イラスト・宮本志保
2021年09月15日女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。19回目は、自宅でよく料理をするというecocoメンバーの佐藤エリさん。今回は臭いの原因にもなる生ごみの処理の仕方についてご紹介します。生ごみが減って、しかも臭わない!知らなきゃ損する「家にあると便利なもの」【最近やってるecoなこと】vol. 19生ごみの臭いや雑菌の繁殖など、夏は特に気になる!という方も多いかと思います。自宅で過ごす時間が多くなり、お家ご飯が増えたことにより家庭内のごみが増えたという話もよく耳にします。料理をする際に出る生ごみ、皆さんはどう処理をしていますか?生ごみの環境問題生ごみの80%は水分と言われています。(※1)そのまま生ごみを焼却炉に入れてしまうと温度が下がってしまい、温度が下がるとダイオキシンが発生し、焼却するための時間もかかってしまうのと、二酸化炭素も多く発生するので環境問題につながります。水分を減らす方法4つ水分を減らすことでエコにもなりますが、水分を多く含んでいることで雑菌が繁殖しやすく臭いの原因にもつながります。シンク内の三角コーナーなどに生ごみを入れるとたくさんの水分を吸ってしまうので、捨てる前に水分をしっかり絞ることも大切。また、ほかにも水分を減らす4つの方法をご紹介します。1.生ごみを新聞紙に包んで捨てる。新聞紙が生ごみ水分を吸収してくれます。2.汚れたお皿をキッチンペーパーで拭く。食べかすやお皿に残った油の流出を防げます。3.コンポスト生ごみを堆肥化し、リサイクルして肥料にできます。お庭やベランダがある人にはおすすめ。ご自宅で簡単にできる「LFCコンポスト」もあるので、オシャレに気軽に始められます。(※2)4.生ごみ処理機佐藤さんは生ごみ処理機を使っています。佐藤さん一軒家なのでディスポーザー等がなく、生ごみの臭いや小バエが気になったため購入を考えました。お値段は高めだけど、私が住む市から生ごみ処理機購入の助成金が出ていたので「パリパリキュー」という生ごみ処理機を購入しました。〈使い方〉生ごみを生ごみ処理機の内かごに入れる。蓋を閉めてスイッチを押す。数時間後。佐藤さん使い方は簡単です。生ごみを生ごみ処理機の内かごに入れて、スイッチを押すだけ。数時間後には生ごみがパリパリになっています。ごみを乾燥させることでカサが減り、ごみ袋を使う数も減りました。処理中は音も小さいし臭いも出ないので買ってよかったって思っています。ーー佐藤さんのように自治体の助成金が出るのは良いですね。現在住んでいる地域の自治体から生ごみ処理機購入の助成金が出ているところもあるので調べてみてはいかがでしょうか。佐藤エリ36歳/168cm/東京都在住彫金アクセサリー作家として活動している2児のママInstagram@satoeri626(※1)環境省(※2)LFCコンポスト(C)Cavan Images/Getty Images文・平野絢子 イラスト・宮本志保
2021年09月08日女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。18回目は、アパレルショップで働くecocoのメンバーまこさん。今回はデニムのエコな楽しみ方についてご紹介します。デニムを長く愛用するとエコにつながる。オシャレな着こなし方や簡単リメイクも!【最近やってるecoなこと】vol. 18世界中で愛されるデニム。アパレルで働くまこさんもデニムが好きで普段からよくファッションに取り入れているそうです。まこさんデニムは合わせるアイテム次第でさまざまな変化が楽しめるし合わせやすい!そしてオシャレに見えるのも好きな理由です。ジーンズを履くときはトップスはあえてシンプルにして、小物で遊ぶのがこなれて見えてオススメです。Tシャツ×ジーンズ+1点みたいな感じで、白Tシャツ×ジーンズ+足元に差し色を入れたり、首やバッグにスカーフを付けたり、ハイブランドのバッグを持ったりと小物で遊んでみるのも良いですよ。デニムは水の大量消費、水質汚染の原因になる?!デニムから見る水資源の実態デニム1本分の綿を生産するのに1万リットル以上の水が必要と言われています。これは1人分の飲み水10年分に値します(※1)。衣類の染色や仕上げの加工時で生じる廃水が、水質汚染の原因のひとつと言われています。「ユニクロ」はジーンズ生産について、仕上げ加工時に水の使用料を従来に比べて最大99%削減したと発表しています。(※2)ファッション業界でも、エコな取り組みを行っているブランドが増えてきています。まこさんが愛用しているのは「ジャパンブルージーンズ」というブランドの、捨てるはずのバナナの木の茎を使ったジーンズ。(※3)まこさん好きな理由は、シンプルに、デザイン、シルエットが好みなのと、かつては「デニム作り=環境に優しくない」と言われていたなか、「ジャパンブルージーンズ」は使用する水の削減や薬品不使用、大量に伐採、焼却されてきたバナナの木の再利用等、環境に配慮されたモノづくりをしているから好きです。環境に配慮したデニム作りは簡単なことではないと思いますが、少しでも水の使用量や水質汚染を減らしたりと環境問題について積極的に行っている企業が増えているのは嬉しい。デニムを購入する際に選ぶきっかけとなりますね。はかなくなったデニムをリメイク!まこさんははかなくなったデニム生地を使ったリメイクアイテム作りもしています。こちらははかなくなったデニムスカートで作ったクラッチバッグです。サイズアウトした子どものオーバーオールをリメイクしてチュニックに。ほかに、お直し時に余ったジーンズの切れ端でポケットティッシュケースを作ったり、デニム生地の可能性は無限大だと。デニムは1本を大切に使えばエコに繋がるまこさんデニムは生地もしっかりしているし長く愛用できます。経年変化が楽しめるので、愛着が湧き、より長く着用したいという気持ちが生まれ、ひとつのモノを大切にしたいという思いにもつながると思うんです。今持っているデニムをリメイクしたり長く大切に使うこともエコな行動ですね!洗濯の回数を減らすだけでも水の使用量を抑えたり、水質汚染を防ぐことができます。一度に洗濯する量を増やしたり、汚れていなければ洗濯を一度見送ったり、デニムを大切にすることでエコにつながることは、すぐに実践できることが多いかもしれません。まこパート(アパレル)34歳。オシャレ、お花、植物、インテリアが大好きな3児の母。可愛い子ども達のために、自分にできることから少しずつエコな取り組みを実行していけたらいいなと思います。文・平野絢子
2021年09月01日女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。17回目は、お家の中で再生野菜「リボベジ」を行っているecocoのメンバーえりかさん。今回はゴミも減らせて節約にも繋がるエコなリボベジについてご紹介します。ゴミも減らせて節約に!キッチンで簡単リボベジに挑戦【最近やってるecoなこと】vol. 17リボベジとは、“リボーンベジタブル”の略で、再生野菜のこと。スーパーなどで購入した野菜の根を捨てずに栽培することをいいます。キッチンなどの小さなスペースでできるので初心者でも気軽に挑戦できることも魅力の一つ!家にあるコップやタッパーを使って水耕栽培で育てるのも良いですが、土に植えて育てることもできます。リボベジのメリットリボベジをすることで生ゴミを減らすことができます。成長も早いので1〜2週間で収穫ができますよ。基本的に1つの野菜の根から1〜2回楽しめるので、食費の節約にも繋がります。小ネギのリボベジ購入した野菜を再生できると知って捨てるのがもったいないと感じ、えりかさんは小ネギと豆苗の再生野菜を行っているそう。今回は小ネギの成長過程の写真を見せてくれました。必要なもの小ネギの根コップ水1日目小ネギは青い部分も長めに残すと成長もしやすいそうです。基本的にリボベジは毎日新鮮な水に替え、容器を綺麗に洗い、水を入れすぎず、日当たりの良い場所で育てることが成功する秘訣!3日目3日目ですでに先端部分が伸びているのがわかります。5日目5日目では収穫できるほどの長さに!冷蔵庫で保存するより、キッチンで水耕栽培をして保存する方が野菜の成長も楽しめるし食べるところが増えるので一石二鳥では…。えりかさんは、今後「大根の葉」に挑戦したいそうです。いままで捨てていた大根の葉っぱを使ってお味噌汁や手作りふりかけを作ってみたいとのこと!醤油、みりん、ごま、鰹節を入れて炒めるだけで簡単に栄養価の高いご飯のおかずができますね。リボベジのオススメ野菜初心者の方でもリボベジに挑戦しやすいお野菜は以下です。豆苗小ネギ長ネギ大根の葉小松菜水菜人参の葉根っこやヘタの部分も多めに残すと成長しやすくなります。私も豆苗、小ネギはよくスーパーで購入するのでリボベジは何度か実践しています。スープや炒め物で使ったり、さまざまな料理に入れられるので簡単に栄養が取れてオススメです!特別に購入するものや肥料も必要ないですし、短期間で成長するので初心者の方でも挑戦しやすいですよ。ぜひ一度試してみてくださいね。えりか34歳、公務員。最近はベランダでの家庭菜園にハマっているが、無農薬で野菜を育てる難しさを実感している。オーガニックってすごい!文・平野絢子
2021年08月18日外も暖かくなってきましたね!「せっかくの春、何か新しいことでも始めたいな」そんな風に思っている方に、今回ご紹介するのはキッチンでできちゃう栽培「リボベジ」。栽培と聞くと何だか難しそうに聞こえますが、とっても簡単にできちゃうアイデアをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!キッチン栽培は難しい?「栽培」というと、土や肥料、水やりなどなんだか難しそうなイメージがある方も多いのでは?でも実は、水に浸けておくだけで栽培できる植物もたくさんあるんです!今回は、キッチン周りで簡単に育てられる「キッチン栽培」をご紹介します♪余った野菜をムダにしない!簡単にできちゃう「リボベジ」「リボベジ」とは、「リボーンベジタブル」の略で日本語で言うと「再生野菜」です。つまり、料理で使わない野菜のヘタや根っこ、使い切れなかった野菜などを、水に浸して育て、リボーン=復活させてしまおう!というものです。とっても簡単そうですよね!復活した野菜はもう一度お料理に使ったり、観賞用にしたりして楽しめます♪準備するものは?「リボベジ」では、基本的に水のみで栽培するので土や肥料さえも用意する必要がないんです!プランターとして、使わないコップやペットボトルの底の部分など何でもいいので、容器になるものを用意するだけ。あとは、料理で余った野菜のヘタや根っこ、もしくは冷蔵庫の奥底に眠っていた野菜などを用意すれば準備は完了です‼︎もちろん、球根や種もいりませんよ☆おすすめの野菜はこれ!野菜ごとの育てやすさには差があります。特に簡単なものを挙げていくと、代表的なのは「豆苗」です。こちらは水に浸けておくだけですくすくと育つので観察も楽しく、さらにその見た目からインテリアとしても、もってこいなんです。【今週のフォト】キッチンにもグリーンを♪「豆苗」を育てるおしゃれライフをのぞき見♡ほかにも、水菜や小松菜、ミントなどの葉物、ニンジンやにんにく、観賞用としてアボカドなどなど、いろいろな野菜たちがリボベジできちゃいますよ♪どんな野菜でも「できるかな?」と迷ったらトライしてみてください。新たな発見があるかもしれませんし、万が一失敗してしまっても、「もともと捨てるはずの部分だから!」と言えますよね。下のリンクでは、アボカドのリボベジの記事を紹介しています。こちらもぜひ、のぞいてみてください♪美味しく食べて再利用!アボカドでシンボルツリーを育てよう☆「リボベジ」のコツ!上手に育てるときに注意したいことは3つ!①使用する野菜の根っこやヘタの部分を余裕を持って3〜5センチほど残しておいてあげること。そうすることで、その部分からグングンと野菜が成長できます。②水をこまめに変えてあげましょう。野菜も生き物ですから、キレイに保ってあげることで腐ってしまうのを防止できます♪③衛生面に注意!同じものを何度も使い回して再生したりすると衛生的によくありません。カビなどが生える可能性もあるので、「心配だな」と感じたらすぐに廃棄してしまいましょう。「リボベジ」のウマみは?「リボベジ」のおすすめポイントはたくさんあります。一番は、「野菜の節約」。ハーブなど一度に少量だけ欲しい材料なども欲しい分だけ収穫して使うこともできちゃいます。さらに、ヘタなどを再利用するからとってもエコ。キッチンのインテリアにもなりますし、お子さんがいるご家庭では、植物の成長を目の前で観察させてあげられるので、親子で楽しめますよ♪このように、「リボベジ」はうれしい要素がいっぱいのアイデアなんですね!あなたも、「リボベジ」デビューしてみませんか?今回は簡単に挑戦できるキッチン栽培として「リボベジ」をご紹介しました。気軽に始めて、楽しく育てれば、だんだん愛着が湧いてくるかも?みなさんもぜひ一度、トライしてみてくださいね☆
2018年05月04日