バッファローは、Wi-Fi規格IEEE802.11ac、4ストリーム(4×4)の通信に対応し、規格値最大1,733Mbpsの通信が可能なWi-Fiルーター「WXR-2533DHP」を6月中旬より発売する。価格は税別28,800円。「WXR-2533DHP」は、5GHz帯で規格値最大1,733Mbps、2.4GHz帯で規格値最大800Mbpsの通信が可能なWi-Fiルーター。1.4GHzのデュアルコアCPUを採用しているほか、5GHz向け、2.4GHz向けにそれぞれ補助チップを搭載しており、2種類の電波を同時に高速処理できる。これにより実効スループットも約1,258Mbpsを実現した。スマートフォンやタブレットは、持つ角度や向きを変えるだけでも受信感度が変わることがあるが、「WXR-2533DHP」では搭載する4本の大型可動式アンテナにより、宅内の様々な場所で使用する端末に対して安定したWi-Fi通信を提供する。また、環境別で推奨するアンテナの向きを記載した「アンテナ設置ガイド」も公開している。そのほか、多台数接続時に通信を安定させる「MU-MIMO」機能や、室内を移動するスマートフォンなどの端末を自動追尾し、通信を安定・高速化する「ビームフォーミング」機能に対応する。有線LANポートはインターネット側が1ポート、LAN側が4ポートで、いずれも1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応する。サイズ/重量は、幅約316mm×高さ約161×奥行き約57mm/約900g。初期設定は、スマートフォン、タブレット向けに提供されている専用アプリ「QRsetup」を利用して行う。対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista、Mac OS X 10.9/10.8、iOS 5以降、Android 2.2以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月03日バッファローは3日、IEEE802.11acの4ストリーム(理論最大1,733Mbps)に対応したWi-Fiルータ「WXR-2533DHP」を発表した。6月中旬から発売し、価格は28,800円(税別)。WXR-2533DHPは、4本のアンテナを一直線上に外部配置しているのが特徴。4ストリームをすべて使った通信では実測1,258Mbpsと、有線LANのGigabit Ethernetを超える速度を実現した。また、IEEE802.11acのビームフォーミングに対応したスマートフォンなどの子機と通信する場合、WXR-2533DHPの送信アンテナ×4本を有効に使うことによって、距離が遠くても安定した転送性能を保てる。MU-MIMOにも対応しているため、同じくMU-MIMO対応の子機を接続したときは、それぞれ同時に高速転送を実現する。アンテナの向きを最適化するために、別途ダウンロードできる「アンテナ設置ガイド」を提供。これを原寸大で印刷して、WXR-2533DHPのアンテナと印刷図を合わせると、標準的なアンテナ角度に設定できる。WXR-2533DHP本体は、スタンドを使った縦置き、壁にネジで取り付ける設置、スタンドを外した横置きが可能。内蔵のプロセッサ(CPU)には、1.4GHz駆動・デュアルコアのものを採用。ヒートシンクとエアフローによって発熱対策を行い、長時間のデータ転送でも性能が劣化しにくい設計となっている。拡大するスマートフォンユーザーに対応するため、管理メニューにスマホ対応画面を用意。端末の接続設定には、AOSSやWPSのほか、Android用やiOS用の「QRsetup」アプリも使える。WXR-2533DHPに付属するQRコードを、スマホやタブレットのカメラ機能で読み取ることで、端末のWi-Fi接続設定が可能。また、「お友達」が家に来たときに、Wi-Fiアクセスポイントを開放するゲストモードが改良された。本体のGUESTボタンを押すだけで設定/解除できる(管理画面からの設定も可能)。有線LANインタフェースはGigabit Ethernet対応で、インターネット側が1ポート、LAN側(スイッチングハブ)が4ポートだ。USB 3.0×2ポートも搭載し、USB HDDを接続すれば簡易NASとして利用できる。本体サイズはW316×D57×H161mm、重量は約900g。
2015年06月03日ネットギアジャパンは、802.11acに対応した、ギガビット無線LANルータNighthawkシリーズ3と、映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』とのコラボレーションキャンペーンを開始したと発表した。Nighthawkシリーズ無線LANルータを購入し、6月2日~30日の間にNETGEARのウェブサイトからユーザー登録した場合、抽選で100名に、映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(7月11日、日本公開)のペアチケットをプレゼントする。対象製品は、Nighthawk R7000 ギガビットルータ、Nighthawk X4 R7500 ギガビットルータ、Nighthawk X6 R8000 ギガビットルータの3機種となっている
2015年06月03日トレンドマイクロは6月1日、「家庭用ルータのDNS設定変更を行う不正プログラムを確認|トレンドマイクロ セキュリティブログ」において、DNSチェンジャーと呼ばれるスクリプトを使うことで家庭向けルータのDNS設定が変更され、アカウント情報などが盗まれる危険性があることを伝えた。この攻撃方法はまだ広く知られていないと指摘するとともに注意を呼びかけている。トレンドマイクロはこの手口に関連したWebサイトの増加を確認。具体的にはブラジル、米国、日本などでの増加が確認されているなか、特にブラジルが約9割を占めるなど、この攻撃の高い影響下にあることを指摘している。この攻撃では不正に加工されたWebサイトを閲覧することで内部ネットワークのルータに向かって攻撃が開始され、攻撃が成功するとルータのDNSサーバが不正に細工されたDNSサーバのIPアドレスへ書き換えられるとしている。この不正なDNSサーバが使われると、フィッシングサイトなどが正規のサイトのように見えてしまうため、ユーザは気づかないうちにアカウント情報などを不正なサイトに送ってしまうことになるとしている。家庭向けのルータではデフォルトのパスワードがそのまま使われていることがあり、そうした場合は高い確率でこの攻撃が成功することになる。しかも、攻撃者がフィッシング用に用意したサイト以外は普通に閲覧できるため、DNSサーバの設定が書き換えられた際も問題に気がつきにくいという特徴がある。トレンドマイクロはこうした攻撃を防ぐため、すべてのアカウントに強いパスワードを使用すること、初期設定とは異なるIPアドレスを使用すること、リモート管理機能を無効化することなどを推奨している。記事には不正なDNSが使われているかチェックするための簡単なbashスクリプトが掲載されているほか、不正なDNSサーバとして機能しているサーバのIPアドレスの一覧も掲載されている。
2015年06月03日警視庁は6月2日、サイバー犯罪対策課で、ロジテック製無線LANルータ3製品のファームウェアの脆弱性を突いた攻撃を確認したとして、該当商品を使っている場合は、ファームウェアを更新するよう呼びかけた。今回、攻撃が確認された無線LANルータは以下の3製品のうち、シリアルナンバー(製造番号)の末尾が「B」で、ファームウェアのバージョンが「2.71」のもの。LAN-W300N/RLAN-W300N/RSLAN-W300N/RU2ロジテックによると、本体側面のカバーを外すと、シールに型番とシリアルナンバーが記載されているという。ファームウェアの更新方法については、ロジテックのWebサイトで紹介されているので、警視庁もそれを確認することを勧めている。さらに、個人を特定するためにとても重要な情報であるIDとパスワードについて、悪用される危険を回避するため、定期的に変更するよう、呼びかけている。
2015年06月02日アライドテレシスは5月28日、次世代ファイアウォール兼VPNルータ「AT-AR4050S」を発表した。価格は19万8,000円(税別)、出荷開始は6月4日。また併せて、文教市場向けのアカデミック製品「AT-AR4050S-T5」および、「AT-3050S」とサブスクリプション・ライセンスを発表した。AT-AR4050S-T5の価格は19万8,000円(税別)、出荷開始は6月4日。AT-AR4050S及びAR3050Sは、次世代ファイアウォール搭載のUTM(統合脅威管理)兼VPNルータ。IPsecやL2TPv3などのVPNへの対応の他、アプリケーション・コントロールやWebコントロールなど次世代ファイアウォールで必要不可欠とするセキュリティ・エンジンを搭載。外部からの攻撃や社内からの情報漏洩を防ぎ、 安全なインターネット接続環境を構築できるとしている。従来製品でも搭載しているステートフル・パケット・インスペクション機能や前述のアプリケーション・コントロール及びWebコントロールに加えて、セキュリティ・エンジンとしてIPレピュテーション(IPアドレスブラックリスト)やアンチウィルス/マルウェア(予定)、アンチスパム(予定)を搭載。WANポートに10/100/1000BASE-Tを2ポート、SFPを2スロット(コンボ)、バイパス・ポートを2ポート、LANポートに10/100/100BASE-Tを8ポート搭載。WAN回線の冗長化やWAN/DMZ構成などの構築が可能という。バイパス・ポートの搭載により、1本のWAN回線で機器冗長が可能になるとしている。アクティブ側機器の電源故障を含む機器故障やLAN側ポートのリンクダウンなどの発生時にスタンバイ側機器に切り替えることで、ダウンタイムを抑えられるという。回線費用を節約しシステム全体の高可用性を向上させつつ、AMF機能により機器交換のみの迅速な復旧を実現し保守性も向上するとのこと。同社のスイッチ製品「xシリーズ」と共通のOSである「AlliedWare Plus」(AW+)を採用。機能ごとにモジュール分割しており、単一の障害が与える影響範囲を最小限に抑えられるとしている。これにより、旧来の製品とて比べシステム全体の可用性が向上するという。ネットワーク上のスイッチやルータを仮想的な1台の機器として統合管理する「Allied Telesis Management Framework」(AMF)に対応。AMFは、管理・運用を一元化・簡素化・自律化し、管理・運用に関わるコスト削減を実現する同社独自のネットワーク仮想化機能とのこと。同機能により、同社のxシリーズ・スイッチ製品とファイアウォールであるARシリーズの統合管理が可能になるとしている。新製品は日本を含むグローバル共通モデルであり、国内での拠点間接続を含め国際間ネットワークの構築も容易になるという。
2015年05月29日トレンドマイクロは5月25日、「家庭用ルータを狙って偽の警告文を表示する新たな攻撃を確認|トレンドマイクロ セキュリティブログ」において、自宅のルータのDNSの設定が変更されたという個人的な経験を引き合いに出し、家庭向けのルータをターゲットとした攻撃が実際に起こっていることを明らかにした。書き換えられたDNSサーバのIPアドレスが不正なIPアドレスであったこと、どのような経路でDNSの設定が変更されたかはわからないことなども説明されている。以前から、複数の研究者が家庭向けルータに不正アクセスし、DNSサーバの設定を変更することでサイバー攻撃を実施できるとことを指摘していた。DNSサーバの設定を不正な目的でセットアップされたDNSサーバへ向けられると、このルータ経由でインターネットにアクセスしているユーザはフィッシング詐欺などの被害にあう危険性が出てくる。トレンドマイクロは2014年にルータを悪用した攻撃を確認したと指摘。今年に入ってからは家庭向けルータを攻撃してネットワークを探索する不正プログラムに関しても言及している。今後、サイバー犯罪者はさまざまな方法でルータを狙った攻撃を仕掛けてくるだろうとしたうえで、ルータのログインパスワードを推測されにくいものへ変更すること、セキュリティ・ソフトウェアを使用してマルウェアの感染を防止することなどを推奨している。
2015年05月26日ケーブルを使わずにWebにアクセスすることを可能にする無線LANルータだが、セキュリティ対策をしておかないと、他人に無断でアクセスされてしまうなどの危険性がある。だが、何から始めたらよいかわからないという方もいるだろう。そこで、MakeTechEasierの記事「Have an Insecure Wireless Router? Here’s How to Lock It」を参考に、無線LANルータを安全にするための対策を4つ紹介しよう。無線LANのリスクとしては、他人に無断でアクセスされてしまうほか、通信内容を盗み見られてしまう、攻撃の踏み台にされてしまうなどがある。これらから自身の環境を守るため、ぜひとも、以下の対策を打っていただきたい。○承認するデバイスを制限する最初にすべきは、ネットワークへのアクセスを承認するデバイスのリストを作成することだ。PCだけでなく、スマートフォンやタブレットはすべて独自のMACアドレスを持っており、パスワードがわからない状態でも無線LANルータにアクセスできることがある。そこで、承認リストにない端末はアクセスできないようにしよう。これにより、想定していない端末からのアクセスを防ぐことができる。○パスワードの変更と暗号化また、デフォルトのパスワードをそのまま使っているのなら、必ず変更しよう。次に、パスワードの暗号化を行って、通信内容を傍受されることを防ごう。無線LANルータにアクセスするためのパスワードを暗号化するには、設定画面で暗号化の方式をWPA2(WPA2-PSK)にすればよい。無線LANの暗号化の方式には、WPA2のほか、WEPやWPAがあるが、WPA2はWEPやWPAよりも強固であり、数字、アルファベット、記号をランダムに組み合わせて見破れにくいパスワードで保護できる。もし無線LANルータがWPA2をサポートしていない場合、WPA-PSKが利用できるならWPA-PSKを使いたい。WPAの中でもセキュリティ強度が強いと言われている規格だ。○ゲストポートを無効化無線LANルータの多くがゲストポートを用意している。来客などにアクセスを提供するためのもので、パスワードを入力しなくてもインターネットにアクセスできるよう、通常のネットワークから隔離されている。ソーシャルネットワークを常時利用したり、メールをチェックしたりしたい来客にとっては便利なものだが、大抵の人がLTEや3Gに加入したモバイル端末を利用しているはずだ。であれば、親切に無線LANを解放して、自らのリスクを高めてしまう必要はないだろう。○SSIDブロードキャストをオフに無線LANルータの多くがデフォルトで、ネットワーク名を示すSSIDをブロードキャストしている。SSIDとは無線LANのアクセスポイントの名称で、これによりネットワークの存在を周囲に知らせることができる。試しに、スマートフォンやノートPCの無線LANの接続設定の画面を見てみよう。たくさんのネットワーク名が表示されるだろう。これは、その端末がキャッチできる無線LANがそれだけあるということだ。SSIDブロードキャストをオンにしていれば自分のネットワークを見つけやすいというメリットはあるが、周囲から見えることはリスクになりうる。無線LANルータ側で、SSIDブロードキャストをオフにしておこう。
2015年05月25日バッファローは20日、4ストリーム対応のIEEE802.11ac無線LANルータ「WXR-2533DHP」の近日発売を告知した。送受信4×4のアンテナを備え、4ストリームの11ac通信が行える無線LANルータ。干渉しにくい複数の信号波を同時に送信することで、スマートフォンやタブレットなど、接続した複数の端末と同時に高速通信できるMU-MIMO(Multi User-Multi Input Multi Output)技術にも対応する。この他の詳細は不明だが、同時に公開されたビジュアルイメージでは、アンテナは内蔵ではなく、本体上部に4本の長いアンテナを搭載するようだ。
2015年05月20日バッファローは13日、IEEE802.11ac規格に対応する無線LANルータ「WHR-1166DHP2」を発表した。6月上旬より発売する。店頭予想価格は税別8,300円。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LANルータ。最大866Mbps(理論値)での通信が可能となっている。WAN側は1,000Mbps(理論値)での通信に対応し、LANポートの規格を100BASE-TXに抑制することで価格を抑えて提供する。。無線LANルータから離れた場所や障害物が多い場所などにも電波を届けるWi-Fi高速化技術「ビームフォーミング」に対応。屋内のどの場所でスマートフォンなどを使っていても、快適な通信環境が得られる。PCがなくともスマートフォンやタブレットなどからルータの初期設定が行える「QRsetup」にも対応し、スマートフォン用アプリ「StationRadar」を使うことで「Wi-Fiリモコン」を利用可能。ブラウザなどを使っての各種設定の確認や変更が行える。来客用の無線LAN回線を提供する「ゲストポート機能」も搭載。無線LAN簡単接続はAOSSとWPSに対応。インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANポート×3基と10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応WANポート×1基を搭載。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA / WPA2 mixed PSK(AES)、WEP(128bit / 64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も設定可能。アンテナ数は内部2本。ルータだけでなく中継機としての利用もサポートする。本体サイズはW55×D131×H159mm、重量は約265g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.5~10.10、Android 2.2以降、iOS 5以降。
2015年05月13日●セキュリティに気を使わないと「踏み台」になる可能性が前回まで、Wi-Fiルーターの種類から最新規格「IEEE802.11ac」について、そして実際の機種選びに関する話と続けてきたが、最後に、無線LANを運用する上で注意するべき点について、確認の意味も含めて紹介しよう。今無線LANを使っているが、当分買い替えの予定がないという人も、再確認してほしい。○無線LANを使う上で注意するべきこと無線LANは便利な反面、電波という目に見えない媒体を使うことから、特別な注意も必要だ。まず、無線LANに使われる電波、特に2.4GHz帯は、ほかの機器からも使われており、非常に切迫している。無線化してみたが速度が出ない、通信が安定しないという場合は、たいていがこうした周辺の電波環境によるものだ。アンテナの受信感度やフィルター処理能力の弱い機種ほどこうした問題の影響を受けやすい。11acを使っていれば、まだそれほど混雑していない5GHz帯を自動的に使うことになるため、安心できる。また、電波が届いていれば使えるということは、家の外などからも利用できてしまうということ。セキュリティをしっかりしておかないと、知らない人から勝手にアクセスされて、使われてしまうことになる。そんなの気にしないという人もいるかもしれないが、無線LANにアクセスできればLAN内の共有フォルダーを覗き見ることもできるし、他人の無線LANから掲示板などを荒らしたり、悪意のあるアクセスを行う、いわゆる「踏み台」と呼ばれる行為のターゲットにされる可能性もある。ネット側からはIPアドレスしか確認できないので、踏み台にされた人が捜査対象になってしまうこともある。一大事だ。●パスワードと暗号化は必須○パスワードは必須セキュリティに関しては、まずルーター(アクセスポイント)に接続するためのパスワードをしっかりかけること、それから通信内容を秘匿するための暗号化をしっかりかけることを忘れないようにしよう。ルーターによってはこれらの設定が標準でオフになっていることがある。ルーターの設定画面から確認してみよう。パスワードについては、簡単に類推できる数字や文字列ではすぐに突破されてしまう。AOSS/WPSや簡単接続ツール系を使った場合、十分に長く複雑なパスワードが設定されているので、自分でパスワードを管理するのが面倒な人は、これらを活用するといい。古いゲーム機などで最新の暗号化機能に対応していないため、暗号化やパスワードをかけていないという人もいるが、ルーターによってはそうした機器のために、LAN内のほかの機器にアクセスできないゲスト専用のネットワークを作成できるものもある。こうした機能をしっかり活用しよう。なお、IEEE 802.11bや11gといった古い通信規格しかサポートしていないルーターを今も使い続けている場合、単に速度が遅いだけでなく、暗号化についても古い規格のままになっている。11b/gで使われている暗号化技術「WEP」はすでに解析されており、ツールを使えば簡単に通信内容を傍受できてしまう。安全性の面からも、新しい規格に切り替えたほうがいいのだ。○Wi-Fiルーターが使えるのはスマホだけじゃないここまで、Wi-Fiルーターについて説明してきたが、いかがだっただろうか。無線LANは今やスマートフォンやタブレット、パソコンだけでなく、プリンターやスキャナー、テレビなどでも利用できるようになり、もはや日常から切り離せないインフラのひとつになった。Wi-Fiルーターをワンランク上のものにするということは、こうした機器のレスポンスも一段高くなり、快適になるということだ。快適なインターネットライフを充実させるためにも、今使っているWi-Fiルーターを見直してみてはいかがだろうか。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月10日●エントリーモデルの選び方前回、前々回では無線LANルーターの最新規格、IEEE802.11acについて解説したが、販売店では非常に多くのルーターが並んでおり、どれを選べばいいのか迷ってしまう。そこで、今回は筆者の独断と偏見に基づいた選択基準を紹介しよう。○エントリー機器は11n対応も考慮して11ac対応のルーターは2年ほど前から出ており、現在販売中の製品の多くは11ac対応だ。しかし11acという通信規格にはオプションが多いため、製品のバリエーションは非常に広い。価格だけで選べば433Mbpsの通信速度に対応したエントリーモデルが、5,000円を切る程度から購入できる。確かに433Mbpsでも11nに比べれば1.4倍程度の高速化が実現しているのだが、433Mbpsではアンテナは1組だけで、MU-MIMOやビームフォーミングといった11acの魅力的な機能は利用できない。また、11nでの通信速度にも気をつけたい。エントリーモデルでは11nで150Mbpsしか出ない製品があるのだ。まだまだ数多く残っている11ac非対応機器、特に11nのことを考えると、300Mbps出る製品を選んでおきたい。エントリーモデルを選ぶ意味があるのは、たとえばアパートなど使用する場所が狭く、所有する11ac対応機器がiPhone 6など433Mbps止まりで、その他の機器もそれほど多くないというような状況が考えられるだろう。それ以外であれば、ミドルレンジ以上の機器を選択したい。なお、ホテルなどのLANを無線化するためのポータブルルーター(モバイルではない)も登場しており、こちらは11ac対応でもさらに安く、3,000円前後から購入できる。こうした製品はホテルの部屋の中で使えればいいため、電波の出力や処理能力も思い切って割り切っており、自宅などで恒常的に使うには向いていないことは覚えておこう。●ミドルレンジ以上の選び方○ミドルレンジからは機能性を重視通信速度が867Mbps以上のミドルレンジ機器については、アンテナが2組の2×2 MIMOを採用しており、11nでも2.4GHz帯、5GHz帯ともに300Mbpsに対応する製品がほとんど。価格帯は1万円前後からと比較的購入しやすく、多くのユーザーはこのレンジの製品を選べばいいだろう。ミドルレンジの製品以上はアンテナが複数組あったり、処理能力がエントリーモデルよりも高いことから、MU-MIMOやビームフォーミングといった11acならではの機能をサポートしていることも多い。こうした機能に対応しているかどうかを事前にチェックしておこう。通信速度が1.3Gbps以上のハイエンド製品に関しては、ノートPCなど3×3 MIMO製品が多い環境や、接続する機器が多い環境でMU-MIMOなどを有効活用したい場合に選びたい。ハイエンド製品は電波の出力も高いものが多いため、一軒家など広い場所で使いたい場合にも有効だ。ハイエンド製品は1万円台後半からの価格帯になるが、一度購入すれば規格が大きく変わるまでの数年は使うものだけに、思い切って上の価格帯を狙うのも、ひとつの選択肢だ。このクラスでケチケチしても仕方がないので、最上位機種の指名買いもアリだ。なお、最近プロバイダー等からレンタル等の形で配布されるようになったルーターにも、11ac対応のものが増えてきている。たとえば現在フレッツ光のギガビット対応サービスで使われているホームゲートウェイは1.3Gbps対応の11ac対応ルーターなので、改めて購入し直す必要はない。逆に、1年以上前から使っているルーターであれば、ほとんどが11n対応止まりのはずだ。●クライアント側の対応状況を確認○クライアント側も再確認11ac対応のルーターに切り替えるにせよ、クライアント側が対応していなければあまり意味がない。11ac対応機器はどれくらい増えているだろうか?まずiPhoneでは、最新のiPhone 6/6 Plusが11ac対応だ。ただしMIMO対応ではないので、リンク速度は最大で433Mbps止まりだ。WPSやAOSSには対応していないが、最近はアプリで簡単接続できるものが増えている。Androidスマートフォンでは2013年の夏モデルから11ac対応のものが増えている。ただし、2×2 MIMOに対応しているのは昨年秋モデル以降のハイエンド製品からの対応だ。一方、SIMフリー端末として販売されているミドルレンジクラスの場合、11ac対応の機種は、発表されたばかりのZenFone 2以外存在していない(ZenFone 2は価格帯以外はハイエンドと言っていいが)。タブレットの場合、iPad Air 2が11ac対応で、最大867Mbps(2×2 MIMO)に対応。AndroidタブレットではNexus 9やXperia Z3 Tablet Compactなどが11acおよび2×2 MIMOに対応している。Android派生も含めれば、Kindle Fire HDX 8.9(2014年モデル)も11acの2×2 MIMO対応だ。一方ゲーム機やAV機器では、11ac対応の製品はまだ存在しない。こうした機器を11acに対応させるためには、イーサネットアダプタ、あるいは子機と呼ばれるものを有線LANポートに接続すればいい。ルーターには子機が同梱されている製品もあるので、よく選んでみよう。モバイルルーターに関しては、ドコモのLTE-Advanced対応と、au/UQのWiMAX 2+対応製品がそのまま11ac対応モデルになっている。いずれも433Mbpsまでの対応だ。現在利用中のルーターが11ac非対応の場合、急いで切り替える必要はないが、2年縛りが終わるなどして、機種変更できるタイミングになったら、最新の端末を選ぶといい。MVNO向けの、SIMロックフリーのルーターについては11ac対応機種が登場しているので、これを選ぶといい。無線ルーターは数年単位で使う機器なので、なるべく上の規格をサポートしたものを選んだほうが、結局は長く使え、トータルでは安上がりだったということも多い。将来のことも気にかかるが、11acの「次」の規格の登場はまだ当分先になるはずなので、今は11acのことだけ考えておけばいいだろう。次回は最終回として、無線LANを使う上での注意事項について紹介したい。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月09日NECおよびNECプラットフォームズは8日、IEEE802.11acに準拠し最大867Mbps(理論値)で通信できる、無線LANルータ「Aterm」シリーズの新製品「AtermWG1200HS」を発表した。価格はオープンで、店頭予想価格(税別)は7,000円弱。発売日は5月22日。NECプラットフォームズ製無線LANルータ「Aterm」シリーズの新製品で、Gigabit Ethernet対応のミドルモデル。2×2の送受信アンテナを備えつつ、既存モデル「WF1200HP」や「WG1200HP」にみられる中継機能やビームフォーミング機能を省き、シンプルな機能で価格を抑えた。省エネ機能として、無線機能の停止時間帯を設定できる無線LANスケジュール機能、LANポートの消費電力を節約するLANポート自動節電機能を搭載。また、iOS/Android用アプリ「Atermスマートリモコン」による、本体設定機能やペアレンタルコントロール機能「こども安心ネットタイマー」も利用できる。無線LAN簡易接続システムは、QRコードを使う「らくらくQRスタート2」、NFCを使う「らくらくかざしてスタート」、ネット接続に問題があった場合の対策方法を案内する「らくらくネットスタートLite」、本体ボタンを使う「らくらく無線スタート」、WPSを備える。セキュリティ機能は、マルチSSID、ネットワーク分離、MACアドレスフィルタ、WEP(128bit)、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など。有線LANインタフェースは、WAN側がGigabit Ethernet×1基、LAN側がGigabit Ethernet×3基。本体サイズはW33×D97×H146mm、重量は約0.3kg。
2015年05月08日NECおよびNECプラットフォームズは8日、4ストリームの11ac通信で最大1,733Mbps(理論値)の高速通信が可能なフラッグシップ無線LANルータ「Aterm WG2600HP」を発表した。単体モデルとイーサネットコンバータセットを用意。価格はオープン。店頭予想価格(税別)は前者が20,000円弱、後者が39,000円弱の見込み。発売日は単体モデルが5月22日、イーサネットコンバータセットが6月4日。NECプラットフォームズ製無線LANルータ「Aterm」シリーズの最上位に位置付けられる新製品。4×4の送受信アンテナを本体に内蔵し、5GHz帯で最大1,733Mbps、2.4GHz帯で最大800Mbps(256QAM変調)の高速通信が可能となる。また、MU-MIMO(Multi User-Multi Input Multi Output)技術に対応し、干渉しない複数の信号波を同時に送信することで、複数端末との同時高速通信が可能。同時利用で速度が低下しない最大接続台数は、スマートフォンの場合で3台、スマートフォンとノートPCの場合で各1台。いずれもMU-MIMOへ対応している必要がある。MU-MIMOとは、接続端末の位置を検知し、端末がある方向に向け集中的に電波を発射することで電波強度や通信速度を上げるビームフォーミング技術を利用し、同一時間軸上で複数の端末と同時通信を可能とするIEEE802.11acで定義される技術。ビームフォーミング技術は、特定の方向以外へ電波を発しないため、近くの場所にある他機器の通信に干渉しにくい特徴がある。従来のSU-MIMO(Single User MIMO)技術では、複数の端末を接続する場合に1台ずつ順番に通信するため、複数台接続すると通信速度が落ちる場合があった。本体内部には、世界最小クラスの「μSRアンテナ」と人工衛星用のGPS受信機に採用されているμEBG構造を採用。それぞれのアンテナが干渉しない仕組みを導入した。外観は新デザインを採用し、「曲げ木」をイメージした曲線的な形状。4本のアンテナを内蔵した11ac・4ストリーム対応無線LANルータにおいて、国内最小サイズを実現した。縦置きおよび横置き、壁掛けに対応する。無線LAN簡易接続機能としては、QRコードを使う「らくらくQRスタート2」、NFCを使う「らくらくかざしてスタート」を備える。iOS/Android用アプリ「Atermスマートリモコン」にも対応し、本体設定やクイック設定Web画面の閲覧、インターネット接続を許可する曜日や時間帯を個別に設定しておける「こども安心ネットタイマー」機能が利用できる。セキュリティ機能は、マルチSSID、ネットワーク分離、MACアドレスフィルタ、WEP(128bit)、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など。有線LANインタフェースは、WAN側がGigabit Ethernet×1基、LAN側がGigabit Ethernet×4基。本体サイズはW38×D130×H181mm、重量は約0.6kg。背面のUSBポートは新たにUSB 3.0に対応した。
2015年05月08日●11nとの違いは?前回は無線ルーターの、据え置きタイプとモバイルタイプの違いについて触れ、「IEEE802.11ac」がオススメだということを紹介した。今回は、なぜオススメするのか、「11ac」について説明しよう。○11acは11nの改良版最新の無線ルーターやスマートフォンがサポートする「IEEE 802.11ac」は、2012年に正式な規格が策定された最新の無線LAN規格だ。それまでの主流だった「IEEE802.11n」では最大600Mbpsでの通信を実現していたが、11acではGbpsクラスの速度を実現することが目標におかれた。11acではこの目標を、まったく新しい機能を追加するのではなく、11nにあった機能を整理・改良して導入することで実現しようとしている。たとえば11nでは2.4GHz帯と5GHz帯の電波を利用していたのに対し、11acでは5GHz帯だけを利用する。2.4GHz帯は電子レンジなど、ほかの機器も含めて非常に混雑している帯域な上に、使えるチャネル数も少ないので、高速化には不向きなのだ。比較的空いている5GHz帯だけを使うことで、効率よく高速化できるわけだ。また、データを電波に置き換える(またはその逆)変調方式の改良や、データを収めるフレームサイズの拡大(多重化)で、一度に送信できるデータ容量が拡大している。一つ一つは小さな改善であっても、トータルでは元の規格の10倍以上の速度を実現している。また、速度だけでなく通信の安定性や電波の利用効率なども大幅に改善しており、限られた資源である電波帯域をよりよく使えるようになるのが11acのメリットなのだ。●結局どのくらいのスピードが出るの?○実効速度はどれくらい出る?有線・無線を問わず、コンピュータのインターフェースはどれも理論上・規格上の速度と、実際の通信速度(実効速度)に大きな差がある。これは単純にデータを通すためのパイプの設計としての数値と比べ、実際にデータを流すときにはエラー訂正等の仕組みが入ったり、ノイズ等の影響があるためだが、無線規格の場合、概ね実効速度は理想的な環境で規格値の半分程度、条件が悪ければ10分の1以下になることもザラだ。いくら11acが利用効率や接続環境を改善するといっても、ルーターと同じ部屋にクライアントがある場合で数百Mbps、違う部屋なら100Mbps台、階が変われば数十Mbpsまで落ちることも覚悟しておこう。また、スマートフォンで利用する場合、フラッシュメモリ等の速度がボトルネックになり、そこまで大きな速度改善を感じられないこともある。ベンチマークアプリで計測すると高い数値が表示されるが、これはベンチマークアプリで扱うデータが小さく、高速なメモリ上で処理できてしまうため。大きめのデータをフラッシュメモリに書き込む際は、どうしても速度が遅くなる。また、インターネットに接続する回線もボトルネックになる。無線LANの速度は、あくまでルーターと子機の間での話。ルーターから先の回線が遅ければ、インターネット接続の最大値はその回線の速度が上限になる。11acの速度を完全に生かすのであれば、1Gbps以上の光回線を使うのが理想的だ。とはいえ、やはり無線側が早くなれば全体的なパフォーマンスは上がるので、まったく無意味というわけではない。これまでの無線LANでは繋がりにくかった環境でも繋がりやすく、パフォーマンスを出せるようにしているのが11acなので、少なくとも11n環境と同等以上の速度が望めるはずだ。今回はIEEE 802.11acの概要について説明したが、次回は11acを構成する技術要素について、もう少し詳しく見ていこう。11acでは製品ごとにサポートする機能の範囲が異なり、製品選びの際の要チェックポイントなのだ。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月05日米D-Linkはこのほど、同社が提供している複数の無線ルータに任意のコマンドが実行できる脆弱性が存在することを「D-Link Router : HNAP Privilege Escalation - Command Injection|D-Link UK」で明らかにした。細工されたHNAPコマンドを送信されると、ルータで使われているLinuxシステムにおいて認証なしで任意のコマンドを実行されてしまうという。脆弱性が存在するプロダクトおよびバージョンは次のとおり。DIR-890L A1 1.03bおよびこれより前のバージョンDIR-880L A1 1.02b13およびこれより前のバージョンDIR-868L A1 1.09B08およびこれより前のバージョンDIR-860L A1 1.08B02およびこれより前のバージョンDIR-850L A1 1.12B05およびこれより前のバージョンDIR-850L B1 2.03B01およびこれより前のバージョンDIR-818LW A1 1.04B03およびこれより前のバージョンDIR-816L A1 2.05B02およびこれより前のバージョンDIR-629 A1 1.01およびこれより前のバージョンDIR-820LW B1 2.01およびこれより前のバージョンDIR-817LW B1 1.03B05およびこれより前のバージョン本稿執筆時点では、修正されたファームウェアの提供は一部のプロダクトに限定されており、その他のプロダクトについては今月中または6月末にファームウェアの提供が予定されている。該当するプロダクトを使用している場合は、メーカからの情報に注意するとともに、ファームウェアが更新されたタイミングで迅速にアップデートを適用することが推奨される。
2015年04月21日ソフトバンクモバイル、ウィルコム沖縄は、ワイモバイルブランドからPocket WiFiシリーズ最軽量となるモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 401HW」(ファーウェイ製)を27日より発売する。「Pocket WiFi 401HW」は、重量約75gという軽量設計が特徴のモバイルWi-Fiルーター。下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのLTEをサポートしている。本体表面には、電波の状態、Wi-Fi接続の有無、電池残量を表示するLEDを搭載。直感的に状況を確認できるという。そのほか、電源を入れてから待ち受け画面が約5秒で起動する「クイック起動」機能を備えている。「Pocket WiFi 401HW」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約90.9mm×高さ約56mm×厚さ約13.0mm/約75g。バッテリー容量は1,500mAh。最大連続通信時間は約6時間。最大連続待機時間は約440時間(無線LAN オフ時)。通信面では、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのLTE、下り最大110Mbps/上り最大10MbpsのAXGPをサポート。無線LANの規格はIEEE802.11b/g/n。同時接続可能台数は10台。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月20日NTTドコモは「Home Wi-Fiサービス」を5月31日をもって終了する。これに伴い、サービス利用者にレンタル中のHome Wi-Fiルーターを無償で提供する。「Home Wi-Fiサービス」終了後、貸し出し中のHome Wi-Fiルーターは無線LANルーターとして利用可能。利用者には無償譲渡される。譲渡にあたっての手続きは不要。譲渡されたルーターについては、故障交換などのサポートは受けられない。なお、同サービスの新規受付は昨年11月30日に終了している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月14日KDDI、沖縄セルラー電話は、最大通信速度866Mbpsに対応した個人宅向け無線LANルーター「HOME SPOT CUBE2」を4月10日より発売する。価格は税別7,800円。「HOME SPOT CUBE2」は、IEEE802.11ac(5GHz)とMIMO方式に対応した個人宅向け無線LANルーター。IEEE802.11acとMIMOの双方に対応したスマートフォンであれば、最大速度866Mbpsの高速通信が利用できる。デザインは白地をベースとしたキューブ型を採用。同社はインテリアに溶け込むスタイリッシュなデザインと説明している。「HOME SPOT CUBE2」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約76mm×高さ約80mm×厚さ約76mm(底面シリコンゴム脚含む)/約232g。無線LANの規格は、IEEE802.11b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)。セキュリティは、WPA2、WPA/WPA2 mixed mode。有線LANの規格は、1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T。ポート数は、WAN×1、LAN×1。設定画面の対応OSは、Windows 8.1(32bit/64bit)/Windows 8(32bit/64bit)/Windows 7(32bit/64bit)/Vista(32bit/64bit)/XP、Mac OS X 10.7.5/10.8.4/10.8.5、Android 2.3/3.2/4.0/4.x。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月30日エレコムは24日、IEEE802.11acに対応した小型無線LAN(Wi-Fi)ルータ「WRH-733G」シリーズを発表した。4月上旬の発売を予定し、価格は税別8,970円。ギガビット対応の有線LANポートを備えたIEEE802.11ac対応無線LANルータ。持ち運びやすいコンパクトなボディを生かし、ホテルの客室などに設置されている有線LANの無線化といった用途に適している。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応し、最大通信速度は433Mbps(理論値)。また、ルーターモードとAPモードに加え、有線LANポートを持つネットワーク機器を無線化する「子機モード」を搭載。本体にあるモード切替スイッチで、「子機モード」に切り替え、ネットワーク対応TVなどに接続することで、別途用意された無線親機との無線LAN通信が可能となる。このほか、QRコードを読み込んでWi-Fi設定を行う専用アプリ「QR link」を使えば、スマートフォンやタブレットから簡単にインターネット接続が可能。WPSによる接続にも対応する。アンテナは5GHz帯の送受信が1本ずつ、2.4GHz帯のの送信が2本、受信が1本を内蔵する。セキュリティはSSIDステルス、WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA/WPA2-Mixed(TKIP/AES)、WEP(64/128bit)、MACアドレスフィルタ。有線LANポートはWAN×1、LAN×1。本体サイズは約W68.9×D64×H14.5mm、重量は約35g。本体カラーはホワイトとブラック。「イカロスモバイルセキュリティ for Android」90日特別体験版シリアルカードが付属する。
2015年03月24日テックウインドは23日、ASUS製無線LANルーターを使って、自宅やオフィスをコーディネートして、その部屋のデザインを競うコンテストの開催を発表した。2015年5月10日まで応募を受け付ける。ASUS無線LANルーターを1台以上使って、スタイリッシュにコーディネートされた自宅やオフィスの写真を募集する。応募の中から優秀作品を選考し、グランプリ(1名)に「HS-210 Turbo NAS」を、優秀賞(1名)に「ASUS VivoTab 8」、入選(3名)に「ASUSオリジナルグッズ」を賞品としてプレゼントする。また、ASUS無線LANルーターを持っていないユーザーの写真も合わせて募集し、「ASUS無線LANルーターをぜひ置いてみたいと思わせるお部屋大賞」として、2名にオリジナルのデコレーションが施された「RT-AC87U」をプレゼントする。なお、応募者1人につき3部屋まで、また1部屋で複数枚の写真を応募できる。合成や変形等、事実を改変する加工をした写真は選考の対象とならない。このほか、コンテストの詳細については、テックウインドのWebサイトを参照してほしい。
2015年03月23日NTTドコモは、LTE-Advanced「PREMIUM 4G」に対応し受信時最大225Mbpsの高速通信が可能なモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION L-01G」(LG Electronics製)を25日より発売する。端末価格は税込み19,440円。「Wi-Fi STATION L-01G」は、国際電気通信連合(ITU-R)によって勧告された、第4世代移動体通信(4G)の標準規格のひとつLTE-Advancedに対応したモバイルWi-Fiルーター。ドコモでは、LTE-Advancedを使用した通信サービスを「PREMIUM 4G」として提供する。「PREMIUM 4G」に対応したことで、受信時最大225Mbps、送信時最大50Mbpsの高速通信が可能となっている。端末は、3インチのタッチパネルを搭載しており、新たなWi-Fi機器の接続もホーム画面からガイドに沿って行え、迷うことなく簡単に設定できるという。また、よく使用する設定項目を選択し、ホーム画面のショートカットキーに登録可能。そのほか、モバイルチャージャー機能を搭載し、スマートフォンやタブレット端末の充電ができる。「Wi-Fi STATION L-01G」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、高さ約107mm×幅約65mm×厚さ約20mm/約186g。バッテリー容量は4880mAh。最大連続待受時間は、3G/LTE/LTE-Advanced接続時、約2,200時間。最大連続通信時間は、3G接続時が約18時間、LTE接続時が約20時間、LTE-Advanced接続時が約17時間。インターフェースはmicroUSB。カラーバリエーションはBlackのみ。ネットワーク側の通信方式は、受信時最大225Mbps、送信時最大50Mbpsの「Xi」(LTE-Advanced)、受信時最大14Mbps/送信時最大5.7Mbpsの「FOMAハイスピード」、IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)の無線LAN。端末側の通信方式は、IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)の無線LAN。同時接続台数は10台。なお、LTE-Advancedの通信サービスは27日からの提供となっており、「Wi-Fi STATION L-01G」発売時の通信速度は受信時最大150Mbpsとなる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月23日寒い冬のシーズンが終わり、やがて新緑の春を迎える。パソコンやタブレット端末を持って外に出る機会も増えることだろう。外出時にはモバイルWi-Fiルーターを便利に使いこなしたい。そこで気になるのは、各キャリアの通信速度だ。ネオマーケティングが3月20日に公開した、モバイルWi-Fiルーターを使った最新の通信速度比較調査の結果では、全国平均速度において下り、上りともにソフトバンクが一番速かったという。本稿でその結果について考察していきたい。同調査は、全国の主要21都市(各10地点、計210地点)を対象に実施したもので、調査期間は2015年3月2日から3月14日まで。対象となったモバイルWi-Fiルーターは、NTTドコモの「Wi-Fi STATION HW-02G」、KDDI(au)の「Speed Wi-Fi NEXT W01」ソフトバンクモバイルの「Pocket WiFi 303ZT」、の最新の3機種。iPad Air 2で「RBB TODAY SPEED TEST」アプリケーションを使い対象端末とWi-Fi接続をして計測、測定地ごとに5回ずつ計測を実施し、その平均値を実測値とした。調査の結果、全国平均速度ではソフトバンクが下り33.76Mbps、上り7.81Mbpsを記録。下り速度、上り速度ともにソフトバンクが一番速かった。通信速度が最速となった都市の数でもソフトバンクは下り速度が17都市でトップ。NTTドコモは4都市だった。上り速度でもソフトバンクが10都市でトップ、以下NTTドコモが6都市、KDDI(au)が5都市という結果になっており、ソフトバンクが差をつけて勝利している。○ソフトバンクの電波が強い理由は?さてここから、ソフトバンクのモバイルWi-Fiルーターが最も速かった理由について考えてみたい。ソフトバンクでは2つの高速通信「SoftBank 4G LTE」「Soft Bank 4G」が使える「Hybrid 4G LTE」を提供中だ。これにより、各都市の各エリアにおいて常に快適な高速通信が提供できていると言えそうだ。また同社では電波を改善すべく、様々な対策を行っている。例えば月に約21億件も収集される膨大なビッグデータを解析。これにより、効果的な基地局の建設が可能となっている。現在は通信速度だけでなく、パケット接続率でも他キャリアを制しているという調査結果も出ている。孫正義ソフトバンクグループ代表の号令で始まった、こうした一連の電波改善対策。その効果が、今回の結果にもつながっているようだ。ソフトバンクでは2.5GHz、2.1GHz、1.7GHzに加えて、900MHz(プラチナバンドLTE)でもSoftBank 4G LTEの利用がこの夏にかけて急拡大する予定だ。より高速で利用可能な環境が整備されていくため、今後の見通しも明るい。ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI(au)の3社が切磋琢磨して電波を強化している現在の状況は、消費者にとってもメリットが大きい。今後も3社の競争に注目だ。
2015年03月23日バッファローは18日、2015年1月下旬に発売した、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANルータ「WSR-300HP」の価格改定を発表した。従来価格は税別6,600円だったが、500円割り引いた税別6,100円へ値下げする。同製品は、最大300Mbps(理論値)の通信が可能な無線LANルータ。Wi-Fiのトラブルを解決するWi-Fiガイド用アプリ「Dr.Wi-Fi」が付属するほか、スマートフォン用アプリ「StationRadar」から、ブラウザ経由での初期設定も行えることが特徴となる。
2015年03月21日ファーウェイ・ジャパンは、車載用ルーター「404HW」をワイモバイルへ提供し、3月26日に発売する。一括払い価格は税別14,899円だ。404HWは、日本国内では初となる車載用のWi-Fiルーター(ファーウェイ・ジャパン調べ)。2月にワイモバイルから販売されることが発表されていたが、このたび正式に発売日が決定した。シガーソケットに直挿しするだけで、車内をWi-Fiスポットにすることができる。通信方式は、2.1GHzのW-CDMAと2.1GHz/1.7GHz/900MHzのFDD-LTEに対応。Wi-Fiは、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nをサポートし、同時に10台までの機器と接続可能だ。また、5V/1Aまでの給電が可能なUSBポートも装備しており、スマートフォンなどの充電も可能だ。404HWは、親回線のワイモバイルスマートフォンとデータ通信量を分け合える「シェアプラン」で利用できる。ただし、シェアプランの契約には、ワイモバイルが提供するスマホプランS/M/Lいずれかの契約が必要だ。
2015年03月19日UQコミュニケーションズは19日、モバイルWi-Fiルータ「Speed Wi-Fi NEXT W01」用ソフトウェアがキャリアアグリゲーション(CA)に対応するアップデートを行ったと発表した。キャリアアグリゲーションは複数の電波を同時に使用する技術で、通信の高速化や安定化、効率化を図ることができる。今回提供されたソフトウェアのバージョンは11.411.13.20.824。ユーザー側が設定画面からソフトをアップデートすることで、デバイス側はCAへの対応を完了。UQコミュニケーションズがCA技術を導入すると、CA対応エリアでは下り最大220Mbpsの速度で通信が行えるようになる。UQコミュニケーションでは、CA技術に対応する周波数帯域の拡張を2015年2月12日に栃木県真岡市から開始。2015年3月31日から約1週間で全国37都道府県の一部へ拡大するという。
2015年03月19日UQコミュニケーションズは、4×4 MIMO技術に対応し、下り最大220Mbpsを実現したモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX01」を5日より発売する。端末のみでの販売は行っておらず、「UQ Flatツープラス ギガ放題」など、同社が提供する料金プランとの契約になる。料金プランを契約した場合、端末価格は税別2,800円だが、20日までであればスプリングセールとして800円で利用できる。「Speed Wi-Fi NEXT WX01」は、4×4 MIMO技術に世界で初めて(モバイルWi-Fiルーター、同社調べ)対応したモバイルWi-Fiルーター。WiMAX 2+通信時に下り最大220Mbpsの高速通信を実現している。そのほか、Bluetoothテザリング機能にも対応する。「Speed Wi-Fi NEXT WX01」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約109mm×高さ約66mm×厚さ約9mm/約97g。Wi-Fi接続時の連続通信時間は、WiMAX 2+の220Mbpsモードが約400分、110Mbpsモードが約520分、WiMAXモードが約680分。Bluetooth接続の場合、WiMAX 2+の220Mbpsモードが約480分、110Mbpsモードが約620分、WiMAXが約810分。同時接続台数は10台。準拠するWi-Fiの規格は、IEEE802.11ac(5GHz)。カラーバリエーションはパールホワイトと、ディープブルーの2色。なおディープブルーは12日発売予定。そのほか、オプションとして専用のクレードルが別売りで用意されており、利用することでホームルーターとして使用することもできる。クレードルがセットになったモデルも、端末のみでの購入はできず、料金プランとセットになる。契約した場合の端末価格は税別4,800円。スプリングセール期間中は税別2,800円となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月02日テックウインドはこのほど、ASUS製無線LANルータ「RT-AC87U」の法人向けモニターキャンペーンを発表した。キャンペーン期間は2015年2月16日から2015年3月31日まで。募集者数は10社で、1社当たり1台の「RT-AC87U」を提供するという。日本国内の企業が対象で、キャンペーン告知サイトに設置された応募フォームに必要事項を記入して応募となる。応募の中からモニターとなる企業を選定する。モニターとなった企業は実際に「RT-AC87U」を使用し、後日感想レポートを提出する。モニター期間の終了後は使用した製品をそのまま提供するという。RT-AC87Uは4本の送受信アンテナを搭載し(4×4)、5GHz帯のIEEE802.11ac接続で最大1,734Mbpsの通信に対応するハイスペックモデル。IEEE802.11n接続においても、TurboQAMをサポートすることによって、IEEE802.11n規格の上限値である600Mbps通信を実現する。セキュリティ機能として、トレンドマイクロの「Trend Micro Smart Home Network」技術を用いた「AiProtection」機能を備える。不正なWebサイトへアクセスした場合や、接続デバイスの脆弱性が攻撃された場合に通信を遮断するほか、特定のアプリケーションに対して利用制限を行うことができる。
2015年02月17日NTTドコモは、LTE-Advancedに対応し受信時最大225Mbpsの通信が可能なモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION HW-02G」(ファーウェイ製)を18日より発売する。端末価格は税込み18,144円。「Wi-Fi STATION HW-02G」は、同社が3月から提供を開始する次世代のLTEサービス、LTE-Advancedに対応したモバイルWi-Fiルーター。複数の周波数帯を束ねるLTE-Advancedの技術、キャリアアグリゲーションによって、受信時最大225Mbpsでの通信が可能だ。なお、端末発売時点での通信速度は受信時最大150Mbpsとなる。端末は、2.4インチのカラータッチパネル液晶を搭載。SSIDやパスワードの変更がしやすいシンプルなユーザーインターフェースが採用されている。そのほか、専用アプリ「Huawei HiLink」をダウンロードすれば、スリープ状態になってもスマートフォンからBluetoothを利用し、遠隔解除が可能なため端末をカバンなどから取り出す必要がない。同梱のクレードルはイーサネットポートも搭載し、LANケーブル経由で通信をすることもできる。クレードルにセットすると自動的に高出力Wi-Fi送信に切り替わる機能も持ち(2.4GHzのみ)、より広範囲でのインターネット利用ができる。「Wi-Fi STATION HW-02G」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、高さ約58mm×高さ約95mm×厚さ約14.3mm/約110g。インターフェースはmicroUSB。バッテリー容量は2,400mAh。最大連続待受時間は、3G/LTE/LTE-Advanced接続時で約970時間。最大連続通信時間は、3G/LTE-Advanced接続時が約8時間。LTE接続時が約9時間。通信面では、下り最大225Mbps/上り最大50MbpsのLTE-Advanced、下り最大14Mbps/上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポート。Wi-Fiの通信方式はネットワーク側がIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)。端末側がIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)。同時接続台数は10台(クレードル使用時は20台)。カラーバリエーションはWhiteのみ。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月16日ワイモバイル、ウィルコム沖縄は、車載用のWi-Fiルーター「404HW」(Huawei製)を3月下旬以降に発売する。価格は未定。「404HW」は、シガーソケットに挿すことで車内をWi-FiスポットにできるWi-Fiルーター。ボタン1つで操作できることが特徴となっている。本体にはUSBポートも搭載しているため、Wi-Fiルーターとして利用しながら、スマートフォンなどの端末を充電することも可能だ。「404HW」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約59.6mm×高さ約49.6mm×厚さ約93.2mm/約68g。Wi-Fiの規格は、IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)。最大同時接続台数は10台。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月05日