ヨーク(YOKE)の2024年春夏コレクションが発表された。切断と接続、矩形と直交ヨークが今季のテーマとした「マルタン・バレ(Martin Barré)」は、1924年に生まれ、20世紀後半に活動したフランスの美術家だ。50年代にスタートし90年代にまでいたるその創作において、バレの作風は大きな転換を幾たびと経ている。そのなかでもヨークは、60年代のスプレーペイントや、70年代におけるグリッド作品を主な着想源に、コレクションを構成した。パレットナイフを用いた絵画や、絵具チューブからカンヴァスに直接絵具を絞り出す作品を手がけていたバレは、1963年、パリの地下鉄で落書きを目にし、スプレー塗料に関心を抱いた。すなわちスプレーペイントにおいて、作家と作品のあいだに物理的な接触はないものの、スプレーを噴射する距離や速さ、缶内に残る塗料の量などに応じて、いわば函数のようにスプレーの動きがカンヴァスに残される。この手法を用いてバレは、67年に至るまで150点超の作品を残している。ヨークはこのスプレーペイントを、トレンチコートなどにうつしだす。スプレーが織りなす不定形の模様は、リラクシングなシルエットと相まって、抜け感のある表情をもたらした。また、バレのスプレーペイントの特徴のひとつが、線分の途切れである。つまり、カンヴァスの対角線上に噴射されたスプレーの線は、中心で分断されるかのように途切れ、その空白を逆説的に引き立てている。ヨークが着目するのは、こうした切断が生みだす緊張感だ。それはたとえば、ダブルステッチが突如消失する軽やかなジャケットやシャツ、チェック柄が不意に途切れるシャツなどに反映されている。この、異なる柄の切断と接続のあいだもやはり、ある種の緊張を湛えることは言うまでもない。1967年より約4年のあいだ、バレは絵画制作を中断するも、72年に復帰している。以後5年間にわたって、格子や斜めの線分から構成された、バレを象徴する作品群を手がけてゆくことになる。ヨークは、これらの作品に見られる矩形の色面やバイアスのベクトルを、ウェアの構成に取り入れる。ロングコートやノーカラーベスト、パンツには、フリンジを幾筋と走らせたスクエア型のファブリックをパッチワーク状に組み合わせる一方、ニットでは異なる編み地を複数取り入れることで、やはり切断と接続がもたらす緊張感をもたらしている。さて、1980〜90年代にかけてのバレは、カラフルな多角形をカンヴァス状に配置した作品を手がけるようになる。こうした豊かな色彩は、鮮やかな色彩で後染めを施したデニムパンツ、カットソーなど、陰りを帯びたかのようなニュアンスを持たせた、豊かなカラーにうつしだした。
2023年12月19日世界中のあらゆる場所に生息しているといわれるネズミは、多くの国で迷惑な害獣として扱われています。理由は穀物を食害したり、病原菌を媒介したりするためで、衛生的にも駆除の対象となっている場合が多いようです。家に住みついたネズミがあのキャラにそっくり?アメリカに住むモニカ・カノーヴァさんは、自宅のキッチンで小さなネズミを発見しました。ウェブメディア『The Dodo』によると、彼女はそのネズミを見た瞬間、「うわ、気持ち悪い」と思ったそう。ところが、近付いて見てみると、そのネズミはとてもかわいい耳をしていて、まるで「こんにちは!」というように彼女のほうを見上げていたのだとか。自宅にネズミが出た場合、ネズミ捕りを仕掛けたり、業者に依頼して駆除してもらったりする人もいるでしょう。しかし、モニカさんはそのネズミに『マウシー』と名前を付けて、放っておくことにします。マウシーは時々キッチンに現れるようになり、モニカさんは気付いたらマウシーとの再会が楽しみになっていました。彼女はある日のマウシーの様子を撮影して、TikTokに投稿。その動画に大きな反響が上がったのです。@moncanova Disney got it right #ratatouille #cookingathometiktoktv #fyp ♬ Le Festin (From "Ratatouille") - Movie Sounds Unlimitedコンロの上に置かれたスキレットの端から、ぴょこんと顔を出したマウシー。その姿はまるで、フランス料理のシェフになることを夢見るネズミが主役のディズニー映画『レミーのおいしいレストラン』のワンシーンのよう!動画を見た人たちも、興奮が抑えきれなかったようです。・レミーがやる気になっているぞ!・レミーにエプロンとシェフの帽子をあげて!・それで、このネズミはあなたに何を作ってくれたの?『レミーのおいしいレストラン』は、パリにあるレストランが舞台の映画。モニカさんの家のキッチンのレンガ風の壁やガスコンロが映画の世界観にマッチして、マウシーをよりかわいく見せている気がします。ネズミと一緒に暮らすと衛生面が気になるところですが、モニカさんはそれも考慮した上で、今のところはマウシーを追い出すつもりはないそう。「もしかしたら、そのうち本当にマウシーが料理をし始めるかも…」なんて、楽しい妄想が膨らんでしまいますね…![文・構成/grape編集部]
2022年08月02日19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍した画家、アンリ・ル・シダネル(1862-1939)とアンリ・マルタン(1860-1943)に焦点をあてた、国内初の展覧会『シダネルとマルタン展』がSOMPO美術館(東京都新宿区)で開催中だ。「最後の印象派」の二大巨匠、シダネルとマルタンに焦点をあてた、日本初の展覧会。印象派を継承し、穏やかで神秘的な光の表現を展開した二人の足跡を、油彩を中心とする約70点を通してたどる。印象派以降、さまざまな「イズム」が登場したベル・エポック期のフランス美術界だが、前衛画家たちによるフランス近代絵画史とは別の“もうひとつの本流”を担ったシダネルとマルタン。穏やかな画風ゆえにこれまで前衛画家たちの影に隠れていたが、近年フランス本国を中心に再評価の機運が高まっている。本展は全9章と長めの構成。具体的には「エタプルのアンリ・ル・シダネル」、「象徴主義」、「習作の旅」、「アンリ・マルタンの大装飾画のための習作」、「ジェルブロワのアンリ・ル・シダネル」、「ラバスティド・デュ・ヴェールのアンリ・マルタン」、「ヴェルサイユのアンリ・ル・シダネル」、「コリウールとサン・シル・ラポピーのアンリ・マルタン」、「家族と友人の肖像」。見どころの一つは、光の表現。シダネルとマルタンは深い友情で結ばれ、同じ芸術観を共有しながらも、それぞれの活動拠点に由来して、対照的で異なる光の表現ーーシダネルは北フランス特有の霞がかった柔らかな光を、マルタンは南仏の眩い光を描いている。また、ヤン・ファリノー=ル・シダネル氏の協力で、写真や映像などさまざまな資料もあわせて展示されているのも特徴。同館学芸員の岡坂桜子さんは「作品はもちろん、作品が生み出された環境や雰囲気をいろいろなヴィジュアルを通じてご覧いただけるかなと思います」と話していた。会期は2022年6月26日(日)まで。開館時間は午前10時から午後6時(入館は午後5時半まで)。休館日は月曜日。観覧料は一般1600円、大学生1100円、高校生以下無料。※同館では、本展の会期中、ウクライナおよび近隣国における人道支援活動に向けた寄付を行う。館内に募金箱を設置するほか、ミュージアムショップで販売する当館のゴッホ《ひまわり》ポストカード の売り上げの一部を、ウクライナ全域と近隣国で脆弱な立場にある子どもたちとその家族、避難民などの支援のために活動する団体に寄付する。さらに、SOMPOホールディングスとしても、本展の入場者数および紹介動画()の視聴数に応じて寄付を実施(上限は1億円)する。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年04月14日19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍した画家、アンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタンに焦点をあてた、国内初の展覧会『シダネルとマルタン展 ‐最後の印象派、二大巨匠‐』が、3月26日(土)より新宿・SOMPO美術館にて開催される。フランス北部のダンケルクで10代を過ごしたアンリ・ル・シダネル(1862 – 1939)と、南仏トゥールーズ生まれのアンリ・マルタン(1860 – 1943)は、1891年のフランス芸術家協会サロンで出会い、交流を深めるようになった。パリでの修行を経て、再びそれぞれフランス北部、南仏へと向かったふたりが描いた光は、印象派を継承しながら、新印象主義、象徴主義など同時代の表現技法を吸収し独自の画風を確立。幻想的な主題、牧歌的な風景、身近な人々やその生活の情景を、親密な情感を込めて描き、「最後の印象派」と言われる世代の中心的存在だった。同展では、世紀末からモダニスムへ至るベル・エポック期に、独自の絵画世界を展開したふたりの道のりを、約70点の油彩・素描・版画を通して辿る。深い友情で結ばれ同じ芸術観を共有しながらも、それぞれの活動拠点に由来して、異なる光の表現を追求し続けたシネダルとマルタン。それぞれの光を楽しみたい。アンリ・ル・シダネル《サン=トロペ、税関》1928年 フランス、個人蔵 (c)Yves Le Sidanerアンリ・マルタン《農業[フランス国務院(パリ)の装飾画のための習作 ]》 1918年、フランス、個人蔵(c)Archives photographiques Maket Expertアンリ・マルタン《マルケロルの池》1910-1920年頃フランス、ピエール・バスティドウ・コレクション (c)Galerie Alexis Pentcheffアンリ・ル・シダネル《カミーユ・ル・シダネルの肖像》1904年 フランス、個人蔵 (c)Yves Le Sidanerアンリ・マルタン《アンリ・ル・シダネルの肖像[カオールの《戦争記念碑》のための習作]》1931年頃フランス、個人蔵 (c)Yves Le Sidaner【開催概要】『シダネルとマルタン展 ‐最後の印象派、二大巨匠‐』会期:2022年3月26日(土)~6月26日(日)会場:SOMPO美術館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜日料金:一般1,600円、大学生1,100円公式サイト:
2022年03月09日これまでメディアに一切顔を出さなかった天才デザイナー、マルタン・マルジェラに迫るドキュメンタリー
2021年09月06日常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラのドキュメンタリー『マルジェラが語る"マルタン・マルジェラ"』より場面写真が解禁となった。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け匿名性を貫いたデザイナーのマルタン・マルジェラ。監督のライナー・ホルツェマーは、難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、本作を作り上げた。マルジェラは「このドキュメンタリーのためだけ」という条件のもと、ドローイングや膨大なメモ、初めて自分で作ったバービー人形の服などプライベートな記録を初公開し、ドレスメーカーの祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランド、エルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退など、これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティについてカメラの前で語っている。この度解禁されたのは、劇中の場面写真9点。デビューショーのランウェイ画像から初期マルジェラの代表作の一つであるコルクネックレス、マルジェラの代名詞とも言える四隅の白いステッチや、アトリエ風景など、謎に包まれてきた秘密の一旦が垣間見えるものばかり。劇中「既にマルジェラっぽい」と本人が明かす、初めて作ったバービー人形の洋服に加え、過去のコレクションの貴重なショットも確認できる。監督のホルツェマーは、「ちょうど展覧会の準備中だったというマルジェラにメールを送ったことが本作製作のきっかけだった」と当時を振り返る。「運がよかったのは、彼がパリでの展覧会を準備中だったことだ。僕は展覧会のキュレーターにメールを書き、マルタンへメールを回してもらえないかと頼んでみた。でも返信は何ヵ月も来なかった。だから、また頼んでみた。彼のところには、この類のメールがたくさん届く。つまり多くのフィルムメーカーが彼の映画を撮りたいと思っていたんだ。僕の2通目のメールは彼の手に渡ったが、他の多くの人も接触していた。マルタンが信頼を寄せる人たちが僕の『ドリス・ヴァン・ノッテン』を観ていてくれていて、最高の組み合わせだと彼に助言してくれたんだよ」と、前作があったことで奇跡的に本作を作ることができたと、制作秘話を明かしている。なぜ、マルタン・マルジェラは評価され続けるのか?革新的、繊細で優しく、かつ大胆不敵。本質を見極め決して妥協しない、謎に包まれたその創造性と仕事術の全貌が明かされる、珠玉の一作だ。『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ” 2021年9月17日より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
2021年08月09日公の場に一切登場しない、撮影・対面インタビューにも応じない、謎の天才デザイナーが沈黙を破った映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』の予告編が完成した。常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラ。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け、その全てが謎に包まれていた。本作は、初めてマルジェラ本人が製作に協力したドキュメンタリー映画。今回解禁となる予告編では、キャリアを通して一切公の場に姿を現さなかった謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラがついに沈黙を破り、キャリアやクリエイティビティについて、そして自身に影響を与えた祖母や子ども時代について語り、初めて自身で作った服やドローイングなどを初公開する貴重なものとなっている。なお、8月6日(金)に発売となる全国共通特別鑑賞券の公開劇場窓口&オンライン通販「メイジャー」限定特典は、A5サイズのクリアファイル。デザインは4種。都内上映劇場では、劇場ごとに異なるクリアファイルを1枚、そのほかの劇場、オンライン通販では4種の中からランダムで1枚プレゼントとなっている(※数量限定、先着順)。『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ” 2021年9月17日より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
2021年07月30日ドキュメンタリー映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』が、2021年9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開。“謎の天才デザイナー” マルタン・マルジェラとは?メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)の創業者・デザイナーであり、常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたマルタン・マルジェラ。ファッション界に多大な影響を与えながら、キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、匿名性を貫いたミステリアスな人物としても知られている。“本人の言葉でキャリアを綴る”ドキュメンタリー作品これまでも、撮影・対面インタビューにも応じることのなかったマルタン・マルジェラだが、ドキュメンタリー映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』では、これまでの<ルール>をついに打破。重い沈黙を破って、“マルジェラ本人の言葉”でキャリアやアクティビティを綴る、異例のドキュメンタリー作品が誕生した。映画の中では、初めて公表するドローイングや膨大なメモ、7歳で作ったというバービー人形の服などプライベートな記録を見せ、ドレスメーカーだった祖母からの影響、ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)のアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランド、エルメス(HERMÈS)のデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退――その全てをカメラの前でマルジェラ自身の声で明かしている。“謎に包まれた”マルタン・マルジェラの貴重な資料解禁された場面写真には、初期マルジェラの代表作の⼀つであるコルクネックレス、マルジェラの代名詞とも⾔える四隅の⽩いステッチなどがうつっており、劇中に貴重な資料が多数登場することを伺わせる。デビューショーのラインウェイ画像やアトリエ⾵景などもあり、謎に包まれてきたマルタン・マルジェラの秘密の一旦を垣間見ることができる。監督はドキュメンタリーの名手ライナー・ホルツェマー不可能とも思えたこの作品を作り上げたのは、世界中で決定的瞬間を捉え続けてきた写真家集団を追ったドキュメンタリー映画『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』や、ファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』を手掛けたライナー・ホルツェマー。これまで30本以上のドキ ュメンタリー作品を発表してきたドキュメンタリーの名手が、難攻不落と思われたマルタン・マルジェラ本人の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、謎に包まれてきた“マルタン・マルジェラの素顔”を少しずつ明らかにする。ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画が製作の鍵にホルツェマーは、ちょうど展覧会の準備中だったというマルタン・マルジェラにメールを送ったことが製作のきっかけだったと明かしており、当時のことを後述のように振り返っている。どうやら、前作『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』が、本人からの承諾を得る鍵となったようだ。<ホルツェマーのコメント>「運がよかったのは、彼がパリでの展覧会を準備中だったことだ。僕は展覧会のキュレーターにメールを書き、マルタンへメールを回してもらえないかと頼んでみた。でも返信は何ヵ⽉も来なかった。だから、また頼んでみた。彼のところには、この類のメールがたくさん届く。つまり多くのフィルムメーカーが彼の映画を撮りたいと思っていたんだ。僕の2通⽬のメールは彼の⼿に渡ったが、他の多くの⼈も接触していた。マルタンが信頼を寄せる⼈たちが僕の『ドリス・ヴァン・ノッテン』を⾒ていてくれていて、最⾼の組み合わせだと彼に助⾔してくれたんだよ。」“真っ白な”ティザービジュアルティザービジュアルは、マルジェラのキーカラーである“白”を主役とした大胆なデザインが印象的だ。アップリンク吉祥寺で貴重なアーカイブ展示アップリンク吉祥寺では、マルタン・マルジェラの歴史の中でエポックメーキングとなる貴重なアーカイブを9月6日(月)から10月14日(木)まで展示。また、公開を記念し、トモ コイズミ(Tomo Koizumi)やリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和らが登壇するさまざまなトークイベントを開催する。【詳細】『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』公開日:2021年9月17日(金) 渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか監督・脚本・撮影:ライナー・ホルツェマー出演:マルタン・マルジェラ(声のみ)、ジャン=ポール・ゴルチエ、カリーヌ・ロワトフェルド、リドヴィッジ・エデルコート、キャシー・ホリン、オリヴィエ・サイヤールほか配給・宣伝:アップリンク<全国共通特別鑑賞券>料金:1,500円販売場所:ホワイトシネクエント、HTC有楽町、シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか上映劇場窓口(一部除く)※特典としてクリアファイル付属。数量限定、先着順。購入場所により仕様が異なる。■アーカイブ展示開催期間:2021年9月6日(月)~10月14日(木)会場:アップリンク吉祥寺 ギャラリースペース■映画上映後アフターイベント会場:アップリンク吉祥寺・9月19日(日)13:10の回登壇者:北村道子(スタイリスト)、鈴木親(写真家)、TOMO KOIZUMI(ファッションデザイナー)・9月27日(月)※夜の時間帯で調整中登壇者:山縣良和(writtenafterwards デザイナー/coconogacco 代表)、菅付雅信(編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役)・9月30日(木)※夜の時間帯で調整中登壇者:都築響一(写真家)、谷崎彩(スタイリスト)、マルタンゆかりのスタッフ
2021年06月26日映画『Martin Margiela: In His Own Words』の邦題が『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』に決定し、9月17日(金)に公開。併せてティザービジュアル&場面写真が解禁された。公の場に一切登場せず撮影・対面インタビューにも応じない。謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラの創造性と仕事術、その全貌がいま初めて明かされる。常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラ。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け、その全てが謎に包まれていた。しかし本作では、初めてマルジェラ本人が製作に協力。これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティについて、そして自身に影響を与えた祖母や子ども時代について重い沈黙を破り、これまでにないドキュメンタリー映画が完成した。本作の監督を務めたのは、世界中で決定的瞬間を捉え続けてきた写真家集団を追ったドキュメンタリー映画『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』や、マルジェラ同様、アントワープ王立芸術学院出身のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』を手掛けたライナー・ホルツェマー。これまで30本以上のドキュメンタリー作品を発表してきたドキュメンタリーの名手が、難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、謎に包まれてきた“マルタン・マルジェラの素顔”を少しずつ明らかにしていく。解禁となったティザービジュアルは、マルジェラのキーカラーである“白”を基調とした大胆なデザインに。マルジェラの代名詞とも言えるシルバーに輝く足袋ブーツほか、洗練されたスタイルを覗かせる場面写真も到着した。『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ” 2021年9月17日より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
2021年06月23日フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのエプコットに新アトラクションの「レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー」と、新レストラン「ラ・クレープリー・ドゥ・パリ」が、10月1日オープンする。同リゾートの50周年を祝う。「レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー」は、アカデミー賞受賞歴のあるディズニー&ピクサー映画『レミーのおいしいレストラン』の風味豊かな世界へとゲストを誘うアトラクション。ゲストはシェフ・レミーのサイズに小さくなり、あのグストーのレストランを駆け回ることになる。アトラクションはフランス館(パビリオン)の、映画に登場するパリの街を再現したかのような新エリアにオープンする。このファミリー向けアトラクションは、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの50周年記念イベント「世界で一番マジカルなセレブレーション」の一環としてデビューを飾る予定だ。また、フランス館では同じく10月1日、レストラン「ラ・クレープリー・ドゥ・パリ」(テーブルサービスおよびクイックサービス)もオープンを予定している。スイーツクレープやハーブの効いたそば粉のガレット(グルテンフリー)、フレンチハードサイダーなどのメニューを提供する。「世界で一番マジカルなセレブレーション」は10月1日、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが50周年を迎えるその日にスタート。18か月に渡るこのイベントでは、まるで魔法にかけられたかのように魅惑的な輝きを放つデコレーションや、4つのテーマパークでの新たな体験を提供。記念セレブレーションの詳細は今後随時発表となる。※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショー内容など異なる場合もあります。また紹介したイベント、メニューなどすべての情報は予告なく変更になる場合があります。詳細は公式サイトを参照ください。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney/Pixar(text:cinemacafe.net)
2021年03月11日ザ・キャピトルホテル 東急から、パリの2つ星フレンチレストラン「ル・グラン・ヴェフール」のシェフ、ギィ・マルタンによるディナーコースが登場。2021年2月28日(日)まで、3階のオールデイダイニング「ORIGAMI」にて提供する。ザ・キャピトルホテル 東急と、パリの名門レストランでシェフを務めるギィ・マルタンがタッグを組んだ特別なディナーコースでは、野菜を巧みに織り込んだ料理の数々が登場。マルタンのスタイルを活かし、上品で鮮やかなコースを届ける。野菜を巧みに使った特別ディナーコース<前菜> 香味野菜を添えたふっくらスズキのマリネ前菜には、ダイス状の香味野菜を添えたスズキのマリネが登場。ふっくらとしたスズキの身に野菜の楽しい食感を合わせ、ピンクペッパーを効かせたクリームチーズで全体の味を丸くまとめた。<魚料理> アンコウのローストとカボチャのピュレのマリアージュアンコウとバターナッツカボチャの魚料理は、ガラムマサラや生姜などを加えた蜂蜜をアンコウに塗ってローストすることでエキゾチックな味わいに。絶妙な食感に焼き上げたアンコウと、優しいカボチャピュレのマリアージュを楽しめる。<肉料理> 鹿フィレ肉×西洋ゴボウ、香り引き立つソースとともにメインの肉料理には、鹿フィレ肉と西洋ゴボウのクリーム煮を合わせた逸品が登場。鹿肉は丁寧にポワレし、断面を鮮やかなロゼ色に仕上げた。ジビエと相性の良い西洋ゴボウは、味わい深いコンフィとクリスピーなチップの2種類で飾り、さらにカシスとトリュフのソースで香り高くまとめた。<デザート>“マンダリンづくし”の爽やかな味わいデザートにはマンダリンづくしの一皿を用意。中央にマンダリンのゼリーを含んだコーヒームースを据え、周りにマンダリンの果肉やソルベ、ソースを添えた。組み合わせて味わうことで、口いっぱいにマンダリンの爽やかな魅力を感じられる。【詳細】「ギィ・マルタン プロデュース ディナーコース」提供期間:2020年11月1日(日)~12月15日(火)、2021年1月15日(金)~2月28日(日)提供場所:ザ・キャピトルホテル 東急 3階 オールデイダイニング「ORIGAMI」住所:東京都千代田区永田町2丁目10-3提供時間:17:00~21:00(L.O.)価格:1人 12,100円(サービス料・消費税込み)※食材の入荷状況により、メニューが変更になる場合あり。<メニュー>・前菜 スズキのマリネ 生姜、ピンクペッパー風味のセロリとともに・魚料理 アンコウのロティ バターナッツカボチャのピュレ・肉料理 鹿フィレ肉のポワレ 西洋ゴボウのクリーム煮 カシス香るトリュフソース・デザート マンダリンのデクリネゾン
2020年11月21日ルイ13世の誕生を祝う「タイム・コレクション」シリーズ第一弾「ジ・オリジン -1874」に続き、第二弾ではパリ造幣局とフランスの老舗クリスタルグラスメーカー「サン・ルイ」とのコラボレーションにより、万国博覧会でルイ13世が最高の賞を受賞した1900年のパリに敬意を表します。シリアルナンバーが刻まれた2,000本限定のクリエイティブなデキャンタが、パリで万国博覧会が開催されたこの歴史的な年を記念し、光の都 パリが誇る芸術とクラフツマンシップを祝福します。次世紀のスタイルとサヴォア・フェールを印象付けた1900年パリ万国博覧会1900年に開催されたパリ万国博覧会は、エンジニアリングの偉業、技術の功績、クリエイティブな才能が一堂に会し、100年先の世界を世に見せつけたグローバルな祭典となりました。ルイ13世の生みの親であるポール・エミール・レミー・マルタンはパリ万国博覧会の審査員として精力的に活動しており、彼の最高傑作であるルイ13世を出展したところ、最高の賞を受賞しました。そして210日の祭典期間中、パリ造幣局が鋳造した4万枚のメダルが出展者に授与されました。1900年のパリ、それはまさにベル・エポック(美しき時代)。街は美と楽観主義で満ちあふれ、都は最高に輝いていました。5千万もの人々がパリに降り立ち、技術や産業が持つ力を褒めたたえ、次の100年を形作る技術、イノベーション、建築、芸術によって生み出される驚異の未来の息吹を感じ取りました。芸術とクラフツマンシップへの情熱を共有するフランスの老舗3社による傑作ルイ13世、パリ造幣局、そしてサン・ルイには共通点が数多くあります。いずれもその時代の先を見据えてきたフランスの老舗企業であり、古くからのサヴォア・フェール(職人の叡智)を絶やさず守り続けていることです。今日、3社はこのユニークなリミテッド・エディションでコラボレートし、ともに時を刻み、永遠の価値を創造します。デキャンタは、1569年の「ジャルナックの戦い」跡地で見つかったフラスクにヒントを得たルイ13世誕生時の原型を元にしています。13個のスパイクが施され(波状の装飾、通常は10個)、ストッパーは上を向いたデキャンタの形をしています。18金のシャンパーニュゴールドで彩られたエレガントなネックとフルール・ド・リス(ユリの花)、そして中央にはメダルのデザインがあしらわれています。さらに、パリ造幣局のスペシャル・ワークショップで特別に鋳造され、デキャンタと同じシリアルナンバーが刻まれたオリジナルのメダルをご購入後にお届けします(「ルイ13世ソサエティ*」にて要登録)。永遠に残るコレクターズ・ピースであり、ルイ13世愛好家なら是非とも手にしたい一品です。また、コルク栓に搭載されたNFC(近距離無線通信)技術により、ルイ13世だけの特典にシームレスにアクセスできます。スマートフォンをコルク栓に近づけることで、「ルイ13世ソサエティ」に簡単に登録でき、限定コンテンツやお客様に合わせたサービスをお楽しみいただくことができます。シャンパーニュゴールドのメタリックなコフレにも、限定メダルのデザインが四隅に描かれています。パリ造幣局に残されていたイラストにヒントを得て1900年のパリの一面を切り取ったデザインで、次の100年を形作るであろう「芸術とクラフツマンシップ」、「アイコニックな建築物」、「光の都」、「パリジェンヌ」の4種が描かれています。ルイ13世 タイム・コレクション2:光の都 パリ-1900アルコール度数:40%容量:700ml希望小売価格:76万5,000円(税別)発売日:2020年7月1日(水)世界中の厳選された高級ワイン・スピリッツ取扱店や、ルイ13世ブティックでお求めいただけます。ルイ13世について:ひとつひとつのデキャンタが セラーマスターたちの生涯にわたる偉業の証。 1874年の誕生以来、歴代のセラーマスターがルイ13世のために、最も古く卓越したオー・ド・ヴィー(原酒)を選び抜いてきました。 現セラーマスターであるバティスト・ロワゾーもまた、 彼の想いを次世代に繋いでルイ13世となる、最良のオー・ド・ヴィーを、大切に見守っています。ルイ13世は、コニャック地方のプルミエ・クリュとして知られるグランド・シャンパーニュ地区の葡萄を100%使用し、1,200種類ものオー・ド・ヴィーをブレンドして創り上げられています。同様に伝統的なデキャンタも、いくつもの世代を超えて最高の技を持つ職人たちが息を吹き込み、高品質のクリスタルで創り続けてきました。その際立つアロマは、ミルラ、蜂蜜、ドライローズ、プラム、スイカズラ、シガーボックス、レザー、イチジク、パッションフルーツを感じさせます。パリ造幣局について:パリ造幣局は864年の創設以来、貴重なコインを鋳造するクラフツマンシップの伝統を絶やさず継承しています。独自のノウハウを持ち、1775年以降はコンティ河岸通りに鋳造所を構え、コイン、メダル、宝飾品、美術品などを製造しています。現在、併設されている貨幣博物館「11コンティ」には複数の通りから入館でき、パリ造幣局のコレクション、活動、そしてパリ中心部の名建築を堪能できます。サン・ルイについて:1586年創業。炎と職人の息によって生まれるサン・ルイのクリスタルは、他の追随を許さず、高純度と高い透明度を誇り、格調ときらめきを放っています。脈々と受け継がれてきた才能に加え、現代のトレンドにインスパイアされた類まれなるクリエイティブな発想のすべてが息づいています。それは430年のクリスタルの歴史です。サン・ルイでは日々、フランスで最高と考えられる熟練したグラス吹き職人やカット職人(「フランス国家最優秀職人章」を受賞)の手で、クリスタルのテーブルウエア、装飾品、照明器具が生み出されています。*「ルイ13世ソサエティ」について:「ルイ13世ソサエティ」はルイ13世のオーナーのためのプライベートメンバークラブです。www.louisxiii- society.com企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月27日1988年の設立以来、常にファッション界に革新的な影響を与え続け、未だ衰えることのない人気を誇る《マルタン・マルジェラ》。そんな《マルタン・マルジェラ》のニットとカットソーは、1990 年代初頭から 2000 年初頭までの間、ニットデザイナーのMISS DEANNA によって製作されていました。 彼女は 1964 年から活動を始め、1970 年代にはヨーロッパを中心とした様々なコレクションブランドとコラボレーションによる製作活動を行っていましたが、90 年代に入ると次世代を担うデザイナーへの好奇心が高まり、彼らの創作活動を支援する思いを込めてマルタン・マルジェラやニール・バレット、ロウレン・スティールやアントニオ・マラスなどの当時若手であったデザイナーとの取り組みが主となりました。 また今回の販売に伴い、上記 3 点の 94AW DOLL COLLECTION ピース(非売品)も特別展示します。こちらも要チェック。 「MISS DEANNA FOR MARTIN MARGIELA -100 KNITTED PIECES」期間:2018 年 12 月 15 日(土)より時間:12:00〜20:00場所:LAILA TOKIO住所:渋谷区渋谷1-5-11TEL: 03-6427-6325
2019年01月03日マルタン・マルジェラが手掛けたエルメス(HERMÈS)のアーカイブなどを揃える展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」が、東京の「Archive Store」にて2018年10月6日(土)から10月14日(日)まで開催される。1998年から2003年まで、エルメスのクリエイティブディレクターを務めていたマルタン・マルジェラ。メゾン マルタン マルジェラに見られるアヴァンギャルドなデザインとは対照的に、エルメスでのクリエーションはミニマルな表現が見て取れた。ホワイト、ベージュ、グレーといったナチュラルカラーの生地に、流れるようなドレープ感が美しい洋服たちは、エレガントな雰囲気を演出する。2017年に、ベルギーのアントワープ州立モード美術館で開催された展覧会「MARGIELA THE HERMES YEAR」も話題を呼び、マルタン・マルジェラの手掛けたエルメスのアイテムには、より一層注目が集まっている。今回の展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」では、深いVネックが特徴の「ヴァルーズ」のシャツやニットをはじめ、上質なレザーやファーを使用したジャケット、コートなどが勢揃い。また、エルメスのピースの他、当時のメゾン マルタン マルジェラのアーカイブも展示する。1人のデザイナーによる、全く異なる2つのクリエーションを一度に楽しめる機会となっている。【詳細】展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」会期:2018年10月6日(土)~10月14日(日)場所:Archive Store住所:東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビルB1
2018年10月04日「“兄”の祐太朗(33)と貴大(32)とで、たまに集まって話すんですよ。『いやぁ、すげぇな』って。 叔父(三浦友和・66)が叔母(百恵さん・59)と結婚したのが、28歳でしょう。“息子3人”そろって全員、もうその年を超えているんですね。でも、誰ひとり結婚していない。だから『僕らはその年で結婚なんてありえなかったよな』って」 目を輝かせてそう語る絲木建汰(30)は、三浦友和の実姉・篠塚ひろ子さん(67)の一人息子だ。母のひろ子さんが経営する山梨県・清里のペンション「La VERADURA」で生まれ育った彼は、祐太朗や貴大の従兄弟にあたるが、兄弟同然の間柄。三浦家の3男坊的存在で、「息子3人」「兄」という言葉が自然と出てくる。役者の道を歩む彼は現在、音楽劇『ブルースな日々~夢に向かって~』(築地ブディストホール)を控え、稽古の真っ最中。多忙ななか、インタビューに答えてくれた。 「幼いころは、祐太朗が貴大をいじめて(笑)。『貴ちゃんが泣いてるよ!』と僕が叔母に言いつけ、祐太朗が叱られる。そんな日々でした。僕も小学校のころはかなりの悪ガキで。授業中に教室から抜け出すようなザ・問題児でした。 実は、僕だけ叔父から殴られたことがあるんです。自分の息子たちは1度も殴ったことがないのに(苦笑)。あれは小学校のころ。祐太朗や貴大、彼らの幼なじみの男の子たちと清里の天文台に行ったんです。ただみんなは家族で来ているのに、僕だけ父親が来ていない。そんな寂しさがあったんでしょう。僕がスネて、聞き分けのないことばかり言っていたんです。そしたら突然、バシ~ン!とビンタされたんです」 建汰の父は日本屈指のラリー・ドライバー、篠塚建次郎さん(69)。パリ・ダカールラリーをはじめ、1年のうち8カ月は海外を転戦。ほとんど家にはいなかった。 「父はとても優しかったけど、キャッチボールをしてもらった記憶が僕にはないんです。叔父はそんな僕を見て、『自分が父親代わりになって叱らなきゃいけない』と思ってくれたんでしょう。 父がパリ・ダカのレースで大事故を起こしたとき、僕はまだ15歳でした。『もうパパは助からないかも』と言われて、僕なりに考えたんです。これから母と2人きりになったら、どうやって母を守っていこうかって。 そのとき真っ先に頭に浮かんだのが、叔父のいる芸能界だったんです。それが、僕が役者の道を選ぶきっかけになりました」 そんな叔父とは、幼いころと変わらない“父子”のような関係がいまでも続いている。 「叔父の家へ遊びに行って、男2人でお酒を飲みます。父はお酒が弱いんですが、叔父は強くて。遅くまで一緒に飲めるので、気兼ねせずにいろんなことを話せます。叔父の家には良いお酒がたくさんあります。先日も『じゃあ、今日はこれ、開けてみようか。60年くらい前のものじゃないかな?』と言って叔父が開けてくれたのが、レミー・マルタン!2人で『すごいもんだねぇ』って頷きながら飲んでいました」 健汰は今日も、偉大な叔父の背中を追っている――。
2018年05月16日「最近でもよく叔父の家へ遊びに行って、男2人でお酒を飲みます。父はお酒が弱いんですが、叔父は強くて。遅くまで一緒に飲めるので、気兼ねせずにいろんなことを話せます。叔父の家には良いお酒がたくさんあります。先日も『じゃあ、今日はこれ、開けてみようか。60年くらい前のものじゃないかな?』と言って叔父が開けてくれたのが、レミー・マルタン!2人で『すごいもんだねぇ』って頷きながら飲んでいました」 そう語る絲木建汰(30)は、三浦友和の実姉・篠塚ひろ子さん(67)の一人息子だ。母のひろ子さんが経営する山梨県・清里のペンション「La VERADURA」で生まれ育った彼は、祐太朗(34)や貴大(32)の従兄弟にあたるが、兄弟同然の間柄。三浦家の3男坊的存在で、インタビュー中には「息子3人」「兄」という言葉が自然と出てくる。役者の道を歩む彼は現在、音楽劇『ブルースな日々~夢に向かって~』(築地ブディストホール)を控え、稽古の真っ最中。多忙ななか、インタビューに答えてくれた。 「叔母はいつも凝った美味しい手料理を出してくれるんです。夕食前には、必ずつまみを用意してくれます。テリーヌやパテ、酒粕のクリームチーズなんかもお手の物。僕と叔父はそれをつまみにお酒を飲みながら、夕食を待つんです。夕食後は叔母も加わって、赤ワインや白ワインを飲む。でも今は日本酒にハマっているかな。意外かもしれませんが、叔母も叔父に負けず劣らずの酒豪なんですよ!」 どんなものでもパパッと作ってしまう料理上手な百恵さん。夫・友和の健康を気遣ってか、最近の三浦家にはこんな“食卓の掟”があるという。 「ある日一緒に観ていたテレビ番組で、『カレーを食べると認知症になりにくい』という特集をやっていたんです。叔母がその日の晩ご飯に作ってくれたのは、まさかのカレーでした(笑)。またあるときには、叔父が『俺はイカが好きだったけど、コレステロール値が高いらしい。だからイカは食べちゃイカンぞ』と宣言。それ以来、三浦家の食卓からイカが消えました。叔母は夫や息子たちの健康を考えて、バランスのよい食事をいつも心がけているみたいです」 結婚38年目、食卓も百恵さんの愛で溢れていた――。
2018年05月16日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Collections Femme 1989-2009』マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)2018年3月3日から11月15日までパリ市モード美術館(ガリエラ宮)で開催の展覧会「MARGIELA / GALLIERA, 1989-2009」の公式カタログ。アントワープ王立芸術学院出身で「アントワープの6人」と呼ばれる同学院同期卒業の著名なデザイナー6人の1人でもある現代のファッション業界を代表するデザイナー、マルタン・マルジェラ。ガリエラ宮の所蔵するコレクションを通して、ブランド誕生から今日までの作品を振り返るとともにデザイナーの敏感で夢想的な世界観を明らかにする。また、ショーの招待状や装飾の写真などガリエラ宮所蔵の貴重な資料も公開し、これまでに行われた40余りのショーについても年代順に詳細に語る。【書籍情報】『Martin Margiela Collections Femme 1989-2009』出版社:Paris Musees言語:フランス語ハードカバー/160ページ/310×250mm発刊:2018年価格:7,070円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイト『Collections Femme 1989-2009』購入ページ
2018年04月07日『Mr.インクレディブル』をはじめ、実写映画の『トゥモローランド』や『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でも知られるブラッド・バード監督が手がけ、アカデミー賞を受賞したディズニー/ピクサーの人気作『レミーのおいしいレストラン』。本作のMovieNEXが、11月22日(火)よりリリースされることが決定。これでディズニー/ピクサーの長編アニメーション作品が全てMovieNEXで登場することになった。料理が大好きなネズミのレミーは、一流レストランのシェフになることを夢見ていた。ある日、姿を家の主人に見られてしまい、一族は巣を追われることに。レミーは家族とはぐれ、ひとりぼっちでパリの1軒のレストランにたどり着く。そこはレミーが尊敬するフレンチ料理人、グストーのレストランだった!そのキッチンでは、見習いシェフのリングイニがヘマをして、スープを台無しにしてしまう。湧き上がる情熱を抑えきれずキッチンに足を踏み入れたレミーは、夢中になってスープを作り直すが、それをリングイニに目撃されてしまった。料理の才能がないことを悩んでいたリングイニは、この小さな天才シェフが人間の言葉を理解してると知り、とんでもないアイデアを思いつく。「二人で、パリ一番のシェフを目指すんだ!」シェフを夢見るネズミと、料理が苦手な見習いシェフ。その出会いはやがて、フランス料理界をも揺るがす“大事件”を巻き起こし…。本作は、一流シェフを夢見るネズミのレミーが料理の苦手な見習いシェフ、リングイニに出会ったことから始まるハートウォーミングな物語。「自分の限界を決めるのは自分自身である。誰にでも料理はできる。だが、勇気のあるものだけが一流になれるのだ」という料理の達人グストーの言葉に励まされながら、決してあきらめないレミーの愛らしい姿が世界中を魅了し、日本でも高い人気を誇る作品の1つ。第80回アカデミー賞では長編アニメーション賞を獲得している。現在、劇場では最新作『ファインディング・ドリー』も大ヒット中のピクサー・アニメーション・スタジオ。その創立30周年となる今年、本作の登場で『トイ・ ストーリー』から『アーロと少年』まで全16作がすべてMovieNEXに。心温まる素晴らしい物語の数々を、スマホやタブレッドでも楽しむことができる。『レミーのおいしいレストラン』MovieNEXは11月22日(火)よりリリース。(text:cinemacafe.net)
2016年08月14日「ジバンシィ」が「H&M」とコラボレーションをすることになりそうだ。これまでにも「ヴェルサーチ」、「ジミー・チュウ」、「メゾン・マルタン・マルジェラ」などとコラボを重ねてきたH&Mだが、詳細は発表されていないものの、今回コラボ相手としてリカルド・ティッシ率いるジバンシィの名前が挙がっているようだ。ファッションサイトの「ファッション・インダストリー・コンフェッションズ」には「ジバンシィの本部から流れたうわさによると、来年H&Mとコラボレーションする模様です」と掲載されているが、H&Mの広報担当は「私どもはうわさについてはコメントを控えております」とだけ述べている。そんなジバンシィを率いるリカルドは最近、ブラックに夢中だと語っている。「ブラックは常にエレガントだよね。この世で最も完璧なカラーだと思うよ。パレットで全ての色を混ぜてできる色だからね」 。
2012年11月28日