伊集院静原作の映画『駅までの道をおしえて』から、夫婦役で初共演となった坂井真紀と滝藤賢一、そして娘役の新津ちせという家族を映し出した本編映像がシネマカフェに到着した。本作で大切な存在をなくしてしまい、虚無感を抱えて日々を過ごす主人公の少女サヤカ(新津さん)を陰で支えるのは、坂井さんと滝藤さんが演じるサヤカの両親だ。今回到着した親子3人が揃った本編映像は、ペットショップで出会った白柴のルーが「誰にも売れなかったらお払い箱になってしまう」と聞いたサヤカが、ルーを飼いたいと両親に懇願する場面。簡単に命を引き取ることはできないと、まっすぐサヤカを見つめ優しく教える父と、自身の幼少期をふり返りそのときの思いを伝える母…。きっとどこの家庭でも同じようなやり取りが行われているであろう、この普遍的な家族の会話。本シーンの撮影に入る前は、監督から3人だけで過ごす時間が設けられ、ゲームなどをしてゆっくりと距離を縮めていったという。そんなおかげか映像からは、本物の家族のような自然さが感じられるようだ。『駅までの道をおしえて』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:駅までの道をおしえて 2019年10月18日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開©2019 映画『駅までの道をおしえて』production committe
2019年10月18日GENERATIONS from EXILE TRIBEが、ニューシングル『Brand New Story』をリリース。メンバーの数原龍友さんが、今回の曲で表現したもの、そして、今後挑戦していきたいことについて語りました。30歳の時、圧倒的な輝きを放っていたい。新曲のデモテープを聴いた瞬間、探し求めていた曲と出合えた手応えがありました。ビートがあり今っぽいけど、温かみもあり、それがEXILEらしい。今作のように歌が前に出る楽曲は表現遊びが楽しいのですが、特に“歌は楽しいな、いいな”とあらためて強く感じられた作品です。今は、次のツアーで昨年の完成度を超えていくには何をすべきかと考えている時間が、すごく楽しい。想像を超えないと熱狂には繋がらないから、誰も観たことのないものを作りたいです。ファンの皆さんは、思わぬところで僕たちを包んでくれることもあれば、逆に、こちらの気持ちがうまく伝わらないことだってある。でも、その経験を生かし、次の僕たちの形として提示していくわけだから、今のGENERATIONSは、ファンの皆さんが構築しているところが大きいと思います。そう、今年27歳になるのですが、30歳になった時に圧倒的な輝きを放っていたいんです。やるべきことをやりながら余裕のある、窮屈じゃない男。後輩に“数原さんは働いているけど遊んでいるし、いつ寝てるんだろう。あんなふうに自由に生きていきたいな”と思ってもらえれば嬉しいです。かずはら・りゅうと1992年12月28日生まれ。兵庫県出身。ボーカリスト。今はマリンスポーツに夢中。サーフィンと、湖でレイクサーフィンをやることにハマっている。シャツ 参考価格¥150,000中に着たカットソー 参考価格¥40,000(共にヴァレンティノ/ヴァレンティノ インフォメーションデスク)その他はスタイリスト私物ジェネレーションズ フロム エグザイル トライブ2012年にデビューした7人組ダンス&ボーカルグループ。アニメ映画『きみと、波にのれたら』の主題歌「Brand New Story」を収録したニューシングルが発売中。今年は5大ドームツアーを予定。※『anan』2019年7月24日号より。写真・酒井貴生(aosora)スタイリスト・吉田ケイスケヘア&メイク・寺本 剛(JYUNESU)取材、文・菅野綾子保手濱奈美重信 綾撮影協力・アワビーズ(by anan編集部)
2019年07月21日原美術館では、ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN) 青山店の10周年を記念した期間限定エキシビジョン「INTERPRETATIONS, TOKYO ―17世紀絵画が誘う現代の表現」を2019年3月29日(金)から31日(日)まで開催する。2009年、東京の旗艦店として誕生した青山店に展示されている、17世紀のヨーロッパの巨匠、エラルート・デ・ ライレッセによる2枚の絵画。この絵画は、現代の日本人アーティストたちがモノクロームで解釈した作品とともに1階と2階に飾られており、オープン以来、“時間、国、色彩、表現方法を超えて対話する”というストーリーを綴ってきた。「INTERPRETATIONS, TOKYO ―17世紀絵画が誘う現代の表現」では、そのストーリーを改めてクローズアップ。エラルート・デ・ ライレッセによる2枚の絵画とともに、現在ドリス ヴァン ノッテンの2階のメンズフロアに飾られている堂本右美と蜷川実花、1階のレディースフロアに飾られている大庭大介の3人による作品を展示する。さらに、ドリス・ヴァン・ノッテンによって最終選考された3人の若手の日本人アーティストたちが新たに製作した作品も公開。コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)やズッカ(ZUCCa)とのコラボレーションワークを発表してきた安野谷昌穂、「六本木アートナイト」をはじめとするアートイベントで活躍してきた石井七歩、そして東京でも数多く個展を開催している佐藤允が参加する。【詳細】「INTERPRETATIONS, TOKYO ―17世紀絵画が誘う現代の表現」開催期間:2019年3月29日(金)~31日(日)開館時間:11:00~17:00(日曜日のみ20:00)場所:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25TEL:03-3445-0651【問い合わせ先】ドリス ヴァン ノッテンTEL:03-6820-8104
2019年03月11日展覧会「『ソフィ カル―限局性激痛』 原美術館コレクションより」が、2019年1月5日(土)から3月28日(木)まで、品川・原美術館で開催される。19年前の日本初個展をフルスケールで再現ソフィ カルは、世界的に注目されるフランスの女性現代美術作家。「『ソフィ カル―限局性激痛』 原美術館コレクションより」は、19年前に同じく原美術館で開催され大きな反響を呼んだソフィ カルの個展「限局性激痛」を、フルスケールで鑑賞できる再現展だ。日本滞在が契機となって誕生した「限局性激痛」は、日本の美術館におけるカルの初個展であり、会期終了後に全出品作品が原美術館のコレクションに加えられた。日本で世界初公開された後、仏・ポンピドゥー国立近代美術館にてフランス語版が公開された。失恋体験の痛みと治癒を表現した作品“限局性激痛”とは、医学用語で身体部位を襲うごく狭い範囲の鋭い痛みや苦しみを意味する。個展では、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で表現した作品を紹介している。展覧会は、人生最悪の日までの出来事を、最愛の人への手紙や写真で綴った第1部と、不幸話を他人に語り、その代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで、自身の心の傷を少しずつ癒していく様子を、美しい写真と刺繍で綴った第2部で構成。第1部では、行動を記録した手書きのメモや、ポラロイド、そこにあるべきではない某ホテルの鍵など、カルが15年間封印していた思い出の品々が被写体となっている。第2部の見所は、全て刺繍で表現された、膨大な量のテキストだ。刺繍は、新潟の工場で施された。自身の人生をさらけ出し、他人の人生に向き合うカルの制作の姿勢は、見る者を惹きつけていく。さらに、作品に常に漂っている、虚か実か判然としない曖昧さからは、全てを素直に信じることの危うさをも感じ取ることができる。詳細「ソフィ カル―限局性激痛」 原美術館コレクションより会期:2019年1月5日(土)~3月28日(木)会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25TEL:03-3445-0651休館日:月曜日(1月14日、2月11日は開館)、1月15日、2月12日開館時間:11:00~17:00(水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)入館料:一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料※20名以上の団体は1人 100円引■関連イベント/個展・ソフィ・カルアーティストトーク日程:2019年2月1日(金)場所:原美術館ザ・ホール・ソフィ カル « Parce Que » (なぜなら)日程:2019年2月2日(土)~3月5日(火)場所:ギャラリー小柳(東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9階)・ソフィ カル « Ma mère, mon chat, mon p ère, dans cet ordre. » (私の母、私の猫、私の父、この順に。)日程:2019年2月2日(土)~3月11日(月)場所:ペロタン東京(東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F)
2018年12月09日水野真紀(48)の夫で自民党の後藤田正純衆院議員(49)が、独身女性から結婚詐欺で民事訴訟を起こされたと「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。同誌によると後藤田氏は昨年8月、SNSを通じて同世代の女性と知り合い親密に。後藤田氏は女性に対し、「ずっとそばにいて」などと甘い言葉を並べていたという。だがほどなくして連絡が取りにくくなり、女性が提訴に至ったというのだ。後藤田氏と代理人は同誌の取材に対し、女性の主張する事実関係を否定している。「後藤田氏といえば、11年にクラブホステスとの“不倫密会”を一部で報じられたことがありました。女グセは相変わらずで、しかも脇が甘い。何年も前から後藤田氏は議員宿舎、水野は子供と両親と都内の自宅に住んでいて”別居状態”。それもあって、羽根を伸ばしてしまっているのでしょう」(政界関係者)水野といえば04年に後藤田氏と結婚。その後は女優業をセーブし“代議士の妻”として献身的に夫を支えてきた。今年4月からは一般入試で名門女子大の文学部教育学科2年に編入したが、今後は周辺が騒がしくなりそうだという。「後藤田氏は今回の件で少なからずダメージを受けそうですし、夫婦関係に亀裂が走ることも懸念されます。ちなみに11年のスキャンダル後に行われた総選挙では、支援者が『後藤田さんに代わって水野さんを立候補させよう』という動きもありました。今回もまた、またそういう動きが出てきそうです」(政治部記者)水野はストレートだと21年3月に大学を卒業予定。解散がなければ任期満了による総選挙は21年に行われるが……。今後の水野の動向に注目が集まりそうだ。
2018年11月18日結成25周年を迎えた「ナイロン100℃」が、今年、2本の記念公演を上演している。その第2弾となる『睾丸』に客演している坂井真紀。これが4度目のナイロン100℃出演となる彼女が、改めて感じるこの劇団の力とは何なのか。そしてそのなかで演じる面白さはどこにあるのか。稽古が始まったばかりの坂井に聞いた。【チケット情報はこちら】ナイロン100℃の主宰、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)による新作『睾丸』は、かつて学生運動にかかわっていたふたりの男を巡る話だ。坂井が演じるのは、そのひとり健三(三宅弘城)の妻で、学生運動の仲間だった亜子。その夫婦のもとを、もうひとりの男・伸高(みのすけ)が、夜中に突然訪ねて来るところから物語はスタートする。「コメディにも気持ちの悪いイヤーな話にも(笑)、どんなふうにでもできちゃいそうな始まりなんですよね。お稽古も始まったばかりなのでいろいろ試せる。KERAさんの新作はわからない面白さがあるんです」さらには、その役者の試行錯誤を、「最終的にはKERAさんらしいところに着地させてくれる安心感がある」のだという。「私はそのKERAさん独自のセンスにも惹かれているんですけど、演出家や監督は傲慢に自分の作りたいものを作ってくれることが、女優としてはうれしいので。音楽や照明にこだわり、お芝居も、幕が開いてからも、台詞や関係性が常にぶれないよう細かく追求して作られるKERAさんのお芝居はとてもやりがいがあります」ただ、だからこそ、そのなかに入るのは緊張もする。ナイロンには演技巧者も多い。「KERAさんの作品には、今回もそうですけど、ちょっと変わった人がよく登場しますよね(笑)。でも、それもみんな、表面的な見え方じゃなく気持ちから作っていくんです。だから、ナンセンスと呼ばれる作品も、上辺だけじゃない地に足の着いたものになるんだなと。私もちゃんとそこに存在しなければと思いますね」。この『睾丸』も独特な世界になりそうだ。ナイロン未体験のお客様には、「今まで感じたことのない気持ちのいいところ、不思議なところに連れて行ってもらえると思うので、ちょっとドアを開けてみてほしい」とアピール。坂井自身にもきっと、ドラマや映画では見たことのない魅力が現れるはずだ。公演は7月6日(金)に東京・東京芸術劇場シアターウエストにて開幕。その後、新潟、宮城など各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:大内弓子ヘアメイク:ナライユミスタイリスト:梅山弘子衣装:Setsuko Todoroki × THE FACTORY
2018年07月02日4月4日、女優の水野真紀(48)が、都内の名門女子大に通う事が明らかになり、午前中にはYahoo!リアルタイム検索ランキングに「水野真紀」がランクインするなど話題となっている。 スポーツ報知によると水野が4月より通う大学は名前を明かさない方針だが、誰もが知る難度の高い名門女子大だという。 東洋英和女学院短大を卒業している水野は、一般入試で文学部教育学科2年に編入。「今、動かないと後悔すると思って。どこまでがんばれるのか。自分の限界への挑戦でしかないですね。」と語り「平日は、ほとんど大学に通います」と意気込みを伝えている。 これに対し、「水野さんいい!私も行きたい大学と学部ある」「すごすぎる!」「水野真紀さんて大学行ったり、料理専門学校行ったり、勉強熱心だなぁ。何かをはじめるに遅いことはない」「まだまだ夢があるっていいな」と水野の挑戦を称賛する声が多くみられた。 また「どこの大学だろう?」「有名女子大…気になるな〜」など、水野の通う大学にも関心がよせられている。
2018年04月04日青山学院大学陸上競技部・原晋監督が、3日に放送された文化放送のラジオ番組『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(毎週土曜13:00~14:55)に生出演し、青山学院大学を受験したお笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳に「入ったら、箱根駅伝目指しますか(笑)」などとラブコールを送った。原晋監督(左)と田村淳原監督はリスナーからの「淳さんの走っている時のフォームを改善するにはアドバイスはありますか」という質問メールに、「まずは青山学院に入って…あららら」と周囲を笑わせ、淳もすかさず「入学したら絶対門を叩きますから」と反応。さらに、博報堂ブランドデザイン研究所リーダー・原田曜平氏の「入ったら陸上部に勧誘したら?」という提案に爆笑が起こり、原監督も「入ったら、箱根駅伝目指しますか(笑)。年齢制限ありませんからね。登録されて選手選考されて。メンバーに入れれば」と声をかけた。思わぬ誘いに淳は「『青学駅伝一直線』ができるってことですか? 44歳ですけど…ま、早く走れたら当然関係ないってことですよね(笑)」と返し、原監督が「全然大丈夫ですよ。条件は"寮生活"ですよ(笑)」と言い、寮生活は一人で、というさらなる厳しい条件も伝えると、「家族と離れるのはな…」と淳。すると原監督は「結婚している方はまあ特別扱いしてもいいのかな」と新ルールを提案して詰め寄った。原監督はまた、箱根駅伝について、「5連覇は普通にやっていけば間違いないでしょう!」「ライバルは東洋、東海このあたりかな」と早くも自信。さらに、平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子の偉業を絶賛し、「これからは女性の時代で、女性が管理職になる時代だなと思った。選手同士でマネジメントしてるんですよ。試合中に戦術を立てて結果を出していく。これからの女性アスリートはあああるべき。自らの意思で動かしていく。非常にいいなと思いました」と熱弁。「特に本橋さんは氷の状態をみていって事前に準備して、それを選手たちに伝えている。サポート役になってますよね。なかなかよい光景を見させてもらったなと思いました。…カーリングを通して、ああいうのがこれからの組織の在り方なんだと感じてほしい」と語った。田村は今年、青山学院大学を受験。きょう配信されるAbemaTV『偏差値32の田村淳が100日で青学一直線~学歴リベンジ~』(毎週土曜22:00~)ですべての結果が発表される予定だ。
2018年03月03日昨今話題の一冊、それが金井真紀さんのインタビュー&スケッチ集『パリのすてきなおじさん』だ。「フランスに詳しいわけではなかったんです。でも、前からおじさんには興味がありました」パリ在住40年のジャーナリスト広岡裕児さんを案内&通訳に、2週間の滞在中に街角のおじさんたちに声をかけ、話を聞いたという。「本当に立ち話だけの人もいましたし、お宅にお邪魔して3時間以上話を聞いた人も。全員は載せられず、泣く泣く削りました」パリ人たちとの粋で軽い会話が楽しめる一冊かと思いきや、内容は実に深い。職業や履歴はもちろん民族も宗教もみな違い、その生き方や深い言葉にふと胸を衝かれる。「多様だとは思っていましたが、思っていた以上でした。アルジェリア出身の人といっても、アラブ人とベルベル人がいたり、インドカレー屋さんだと思ったらスリランカ出身の人だったり。世の中は想像以上に込み入っていると感じました」祖国マリを出て妻子と離れ、出稼ぎ生活を36年送るシビーさん、ユダヤ人家族のなかで自分だけが生き残ったロベールさん、「イスラム教徒とイスラム主義は違う」と語るクスクス屋のファイサルさん…。〈静かな心でいれば、強くなれる〉〈ほとんどの問題は、他者を尊重しないから起こる〉など、深い言葉も飛び出してくる。たった2週間でここまでの数の人から、深い話を引き出す金井さんのインタビュー力と記事の構成力に驚くばかりだ。「推測ですが、人生が思い通りに進んでいる人ばかりではないようでした。でも自分はここまで歩んできたと、隠さず話してくれる。それが年を重ねる良さでもあるのかなとも思います。私があまりに何も知らないので“分かってない人来ちゃったなー”と、仕方なくゼロから話してくれたのかもしれませんが(笑)」市井の人が好きという金井さん。「全部を知ることはできないから、断片を拾うしかない。でも断片を集めることで何かが見えてくるかもしれない、という気持ちがあります。だからこうして、街で普通に暮らす人たちを集めてみる、みたいなことが好みなんだと思います」おじさんたちにも惚れるけど、著者にも惚れてしまう!下は自称25歳から上は92歳まで、パリの街角で出会った男性たちに話を聞いたインタビュー&スケッチ集。イラストも金井さんの自筆。柏書房1600円かない・まき1974年生まれ。作家、イラストレーター。著書に『世界はフムフムで満ちている達人観察図鑑』『酒場學校の日々フムフム・グビグビ・たまに文學』『はたらく動物と』。※『anan』2018年1月17日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年01月16日東京・品川にある原美術館では、創業者であり館長の原俊夫が自ら選定した「現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展(My Favorites: Toshio Hara Selects from the Permanent Collection)」を、前期と後期に分けて2018年1月6日より開催する。草間彌生「自己消滅」1980 年 ミクストメディア サイズ可変©Yayoi Kusama一つひとつ丹念に収集した1950年代以降の絵画、立体、写真、映像、インスタレーションなど所蔵作品約1,000点の「原美術館コレクション」から、館長の原俊夫が初めて自ら選びキュレーションするコレクションが揃う。1970年代後半より1980年代前半までの初期収蔵作品を主とする前期を2018年1月6日から3月11日まで、企画展の開催などをきっかけに収蔵された作品を主とする後期を3月21日から6月3日まで行い、約40年に渡る原美術館の活動の一端を紹介する。ナム ジュン パイク「キャンドルテレビ」1980 年 テレビ、ろうそく 33x41x24 cm©Nam June Paik前期は、アメリカの作家で戦後絵画に大きな影響を与えた抽象表現主義のジャクソン・ポロックやマーク・ロスコ、その後続世代を代表するロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズ、世界を席巻したポップアートの代表者であるアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンシュタインなどの作品を展示。前衛的、実験的精神に溢れたヨーロッパの作家たちとして、絵画のジャン・デュビュッフェやカレル・アペル、彫刻のアルマンやセザール、ジャン・ティンゲリー。日本の作家からは、戦後日本美術を牽引した今井俊満、河原温、工藤哲巳、宮脇愛子などの作品が集結する。また、今も現役で活躍する草間彌生、篠原有司男、杉本博司、李禹煥、さらに世界に影響を与えたアジアの作家として、ナム・ジュン・パイクや艾未未(アイ・ウェイウェイ)などの作品が一堂に会する。蜷川実花「PLANT A TREE」2011 年 C プリント 48.5x72.8 cm©mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery後期は、安藤正子、荒木経惟、ヤン・ファーブル、加藤泉、ウィリアム・ケントリッジ、森村泰昌、奈良美智、名和晃平、蜷川実花、野口里佳、マリック・シディベ、杉本博司、束芋、ミカリーン・トーマス、アドリアナ・ヴァレジョン、やなぎみわの作品展示を予定。詳細は後日、ウェブサイト()にて発表する。原美術館の歴史を物語る作品が集結する貴重な機会、現代美術の魅力を存分に感じてみては。【イベント情報】現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展会期:2018年1月6日〜6月3日(前期1月6日~3月11日/後期3月21日〜6月3日)会場:原美術館住所:東京都品川区北品川 4-7-25時間:11:00〜17:00(祝日を除く水曜は20:00まで)休館日:月曜(祝日は開館)、1月9日、5月1日(展示替え休館3月12日~20日)
2017年12月21日ライター・林真紀さんに聞いた、発達ナビユーザーにおすすめしたい本!林真紀さんは、発達ナビでコラムを連載するママライターさん。発達障害のあるお子さんを育てる中での発見を、林さんならではの目線で分析したコラムが人気です。介助犬や音楽療法など、新しい話題をいち早く紹介してくれる、情報収集のアンテナの高さにも定評があります。そんな林さんに、ご自身が読んで子育てに役立ったり、励まされた本を教えていただきました!『自閉症児のための明るい療育相談室』「『生活編』『遊び編』『お友達編』『ことば編』『行動編』『学校編』に分けて、自閉症の子どもの特有の行動について応用行動分析(ABA)の観点からアドバイスが書かれています。ある行動に対して、奥田先生と小林先生の二人がそれぞれ分析を加え、異なるアドバイスを提示。それぞれのやり方のどちらが自分の子どもに適しているか、あるいは別の方法があるのではないかと考えながら読み進めることができます。また、行動の背後にある原因を分析することで、社会生活上の問題を解決していこうという応用行動分析の方法論は、発達障害ではない子どもの子育てにも役立ちます。取り上げられている子どもの行動が、乳幼児期のものから学童期まで幅広いため、何年もの間繰り返し手にとって読んでいます。」(林真紀さん)林さんが発達障害をテーマにした本として、まず挙げてくださった本書。著者は、発達障害のある子どもと家族を支援する心理臨床家・奥田健次さんと筑波大学名誉教授の小林重雄さん。お二人とも行動療法が専門の専門行動療法士、臨床心理士です。この本では、行動療法の立場から、自閉症の子どもを育てる上での悩みや困りごとと対処法が54も紹介されています。わかりやすいQ&A形式で解決のヒントを探ることのできる本です。『発達障害の子の立ち直り力 「レジリエンス」を育てる本』「発達障害の子どもを育てるときに、何を目標にして育てれば良いのか分からなくなるときがあります。例えば、特性を克服することが大切なのか、あるいは特性を踏まえたうえで支援することが大切なのか…。そんな悩みに押しつぶされそうだったときに出会ったのがこの本。「レジリエンス」という言葉は聞きなれない言葉ですが、簡単に言えば「心のしなやかさ」、つまりつらいことがあれば落ち込むが、それを引きずらずに立ち直って元気になれる力のことを言います。頑丈に見えて、無理をして負担が蓄積してボキッと折れてしまう心ではなく、ときには折れたり曲がったりするけれど、また立ち直る心のことを「レジリエンスのある心」と定義づけています。この本では、発達障害の子どもが「強い心」ではなく「しなやかな心」を持つことができるように育てるにはどうしたら良いのか、そのための親の関わり方について書かれています。発達障害の子育てについて新しい視点を与えられた本でした。」(林真紀さん)林さんのコメントの通り、レジリエンスとは「復元力・回復力」と訳される心理学の用語で、自分が困難や逆境にあるときに、対応し克服する力のことです。近年、発達障害をはじめ、さまざまな分野で注目されている考え方です。本書では、発達障害のある子どもがレジリエンスを身につけるためのステップをわかりやすく、身近な具体例で紹介しています。パパママにもわかりやすいイラスト図解が豊富で、読みやすいのも特徴です。『ふしぎだね!?ADHD(注意欠陥多動性障害)のおともだち 』「ADHDの子どもの行動の特性や困り感について、いくつかのパターンに分けて漫画で紹介しています。さらに、そんな子どもたちに対してどのような手助けや声かけをしたら良いのかについても、イラストで分かりやすく説明してくれています。子どもにも十分分かる構成になっているので、当事者の子どもはもちろん、その兄弟姉妹、それからクラスメイトの子どもにもおすすめです。」(林真紀さん)親子に読んでほしい本として林さんが教えてくれたこの本は、様々な学校でのトラブルの場面を、カラフルなイラストやマンガで子どもにもわかりやすく取り上げています。「自分勝手」「らんぼう」などと誤解されてしまうこともあるADHDの子どもがどうしてその行動をしたのか、その背景とともに対処法を紹介しています。『毎日かあさん』(コミック)「西原理恵子さんの漫画を読んだとき『あ、子育てってもっと適当にやっちゃっていいんだ』と肩の力が一気に抜けました。そして、小さい頃から割と手のかかる子だった西原さんの息子さんの姿に、我が息子の姿を重ねながらいつも読んでいました。その息子さんも、高校生になって一念発起して猛勉強し、海外留学。成田空港でアメリカへ旅立つ息子さんを見送りながら、『たった16年しか育ててないのに』『男の子は 急に 走る』という西原さんの言葉に号泣でした。我が家の手のかかる息子も、10年たったらこんな風に逞しく飛び立っていくのかもしれない、と励まされる思いでした。」(林真紀さん)子育てに疲れた時・悩んだ時に林さんがおすすめするのが、2017年6月に完結するまで毎日新聞で16年にわたり連載された西原理恵子さんの漫画。第8回文化庁メディア芸術祭賞、第9回手塚治虫文化賞、第40回日本漫画家協会賞などを受賞。アニメ化や映画化もされているので、ご存知の人も多いかもしれません。漫画は西原家を舞台に、息子・娘との日常をかあさんこと西原さんの目線で描いています。子育て中のパパママなら共感間違いなしの笑えるストーリーはもちろん、泣けるエピソードに愛読者も多い大人気漫画です。林真紀さんプロフィールUpload By 発達ナビ編集部林真紀(はやし まき)翻訳者/ライター。3歳のときに自閉症スペクトラム障害、ADHDと診断された小学校一年生の息子を育てる現役ママライター。発達ナビの連載コラムで活躍中。林真紀さんのページ|発達ナビ
2017年10月30日原美術館にて、ニューヨーク在住の女性作家、エリザベス ペイトンの日本の美術館では初となる個展「エリザベス ペイトン:Still life静/生」が、1月21日(土)~5月7日(日)の期間で開催となる。エリザベス ペイトンは、90年代半ば、親しい友人からミュージシャンやカルチャー・アイコン、歴史的な人物などを、特有の繊細なタッチの油絵で表現した肖像画が、時代に新風をもたらす“新しい具象画”と称され、近年では風景や静物、オペラからもインスピレーションを得るなどその表現を一層深め、各国で高く評価されている現代アーティストのひとり。本展は、日本では紹介される機会の少なかったペイトンの25年の画業を、作家自身が 選んだ約40点で一望する貴重な機会となる。ペイトンは、同時代の人物も歴史的人物と同じような距離感で描いている。例えば、「ニルヴァーナ」のヴォーカル、カート・コバーン(1967-1994)の肖像は、人物画という面とカートの生死を廻る聖人画という面を併せもっていたり、「Prince Eagle(Foutainebleau)」[プリンス イーグル(フォンテーヌブロー)、1999年]では、歴史あるフランスの城の水路脇を歩く友人を、壮麗な景観を背景にしながら内省的に描くなど、歴史的な文脈を含めたり、背景にすることで、作品世界に奥行きをもたらしている。彼女特有の色彩や繊細な線による美しい肖像画の数々を、ぜひこの機会に鑑賞したい。(text:cinemacafe.net)
2016年12月31日アイドルグループ・V6の井ノ原快彦と、キャスター・滝川クリステル出演のサッポロビール企業TVCMが放映されることが22日、わかった。新CM「この上ない一年」編(60秒)は2017年1月2日より全国でOAされる。140年の歴史を持つ同社は、乾杯の場や日々の笑顔が生まれる「幸せなひと時」に「サッポロビール製品がともにあって欲しい」という思いから、企業CMを制作した。今回のCMでは、ビールそのものは登場させず、”エア・ビール”で、ビールがともにある風景を再現。出演する滝川、井ノ原だけでなく、撮影スタッフも仕上がりが想像できないCM企画となった。しかし、新年会のシーンで仲間たちが集まると、実際にビールがあるかのような演技を見せ、新年の祝いごとに盛り上がるCMに。様々なシチュエーションで、様々な人物がグラスや缶をイメージした手の演技で”エア・ビール”を飲むことになったが、現場では特に料亭の女将役の女性瓶でエア・ビールを注ぐ様子が話題を集めた。
2016年12月22日元衆院議員の東国原英夫が、28日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』の3時間スペシャル(レギュラーは毎週水曜19:00~19:56)に登場。これまで会えなかった2人の同級生の現在が判明し、「感動しました」とスタッフに感謝した。学生時代の同級生の現在を取材していく同番組。今回登場する同級生を、東国原は宮崎県知事時代にも探していた。しかし、いつも集まる20~30人の同級生のアンテナにも引っかからなかったそうで、「それだけに、彼らに何かあったのかな、というドラマを感じていましたね」と感慨を語る。40年近く会っていなかった2人に対しては「人間的に大人になっていた」「髪も薄くなっていたり、この歳になると年輪を感じます」と印象を述べながら、「みんな地に足をつけてしっかり生きている」と成長を感じた様子。また、自身がビートたけしに弟子入りしたことを重ねて、「みんなもいろいろ決断して、いろいろやっているんだなと思いました」としみじみ。「1人は40歳のときに会社がなくなったと言っていましたが、僕も40歳のときに不祥事を起こして謹慎していましたから、同じような境遇だったんだという感じがしました」と通じるものがあったようだ。この日の放送では他にも、筧利夫、ココリコ、サンドウィッチマン、平井理央がゲスト出演する。
2016年09月21日ろう学校で学んだ手話は、全国共通じゃなかった!編集部:前回は、学校生活について教えていただきました。ちょっと気になるのですが、ろう学校では授業をどんな風に進めるんですか?津田:学校独自の手話を使ってましたね。編集部:独自?津田:そうなんです。東京に来て「これは全国共通じゃないんだ」と気づいたんです(笑)舞台で難聴の女性の役をやらせていただいた時、これまで自分が使ってこなかった日本語対応手話を使うことになりました。とにかく覚えるのが大変で、4ヶ月くらい練習したのかな…編集部:手話にもいくつか種類があるんですか?津田:そう。日本手話と、日本語対応手話、と別れていたり、方言と同じように関西と東京で違ったりもするんですよ!関西での「水飲みたい」は東京だと「岩飲みたい」になってしまう(笑)編集部:そうなんですね!知らなかったです。津田:学校では口話や文字、学校独自の手話で勉強してたんですけど…なぜかあの頃は「手話は社会にでたら役にたたないんだ」と思っていました。生徒の中でそんな風潮も少しあったのかな…理由はわからないですけど。過去の自分を想うと「あと1歩踏ん張ろう」と頑張れる編集部:女優を辞めたいと思ったこと、ありますか?津田:あります!即答しちゃいましたね。(笑)お仕事を辞めたいと思ったとき、親は「頑張りなさい」じゃなくて「帰っておいで」と言ってくれました。その言葉を聞いて「いつだって受け入れてくれる暖かい家族がいるから頑張ろう、頑張りたい」と思いなおしました。編集部:なるほど。津田:家族の応援は本当に心強い。でも、映画の撮影現場に来てくれたときは、緊張して20回くらいNG出しました!現場は1人の方が良いですね。(笑)編集部:あはは(笑)出典 : 津田:家族の存在も私の支えですが、事務所に応募する前の自分自身を想うと「もう少し踏ん張ろう、辛いけどまだ頑張りたい」と強く前へ進めるんです。学校にも行けず、毎日に何も見いだせなくて、すごく辛かった時期がありました。「死のう」と思うこともありました。そんな過去の自分自身を振り返ると、今やりたい事があって挑戦できている。こんなに変われたんだ、と励まされるんです。だからあの頃を考えると、まだ頑張れる。もう一歩頑張ろう、頑張りたい、そう踏ん張れますね。自分を守れるのは自分だけですからね。編集部:なるほど。その想いが踏ん張るときのエネルギーになっているんですね。津田:はい。事務所に所属してすぐに週刊朝日の表紙をさせていただきました。私にとっての一番最初のお仕事です。そのときに「あぁ、勇気だして挑戦して、本当に良かった…」と自分の決断を認める事ができました。右も左も分からない最初のお仕事でそう思えるなんて、私は本当にこの仕事をやりたいんだと痛感した経験でしたね。今も昔も変わらない「興味にまっすぐな性格」が自分を支えている編集部:「やりたい」と思って実際に応募するまで行動ができる、というのは津田さんの突破力といいますか…津田:確かに、昔から興味のあることは、迷わずとことん調べたり動くタイプでした。例えば…坂本龍馬がブームの時期があったんですけど、歴史の授業には全く関係ないのに「龍馬龍馬龍馬…」って本も映画も調べて四六時中頭のなかは坂本龍馬。(笑)編集部:授業と関係ないのに。(笑)津田:そうなんです、もったいない。(笑)今も気になることがあればすぐウィキペディアです。小さいころ学校で勉強したことが、大人になってもっとよくわかる、というのは面白いですよね。編集部:興味のあることにまっすぐなんですね。津田:そうかもしれないです。逆に興味が無いと全く…。読書も好きですが、最初の1ページを読んで「入り込めないな」と思うとすぐやめてしまいます。もういいやって。編集部:わかります、わかります。津田:あ、入りこめるから女優が楽しいのかもしれませんね。夫は照明関係の仕事をしていて、よく舞台の台本を持って帰ってくるんです。それを読むのが特に好き。スッと入りこめて楽しいんです。編集部:なるほど、入りこめる、かあ。津田:台本を読んで、現場にいって、その空気を感じる瞬間がとっても好きです。自分がやるこの役は、こういう環境で育ってきたのかな、と思索したり研究したりする時間を大切にしています。答えはないけど、じっくり考える。もちろん頭でわかっていることと出来ることは違いますから、演じるのは難しいですけど、それは女優の面白さですね。
2016年07月18日東京・品川の「原美術館」にて、2014 年秋の「開館35周年記念 原美術館コレクション展」以来となる全館を使ったコレクション展示「みんな、うちのコレクションです」が、8月21日(日)まで開催中だ。「原美術館」は、もともと個人邸宅として 1938年に建てられたもので、西洋モダニスム建築を取り入れ、中庭を包みこむように緩やかな円弧を描いた空間デザインが特徴的。居間や寝室であったスペースは企画ごとに展示を入れ替えるギャラリーに変わった一方、浴室や洗面所などのユーティリティースペースは、アーティストに依頼してユニークな常設展示作品に生まれ変わっているほか、建物の中以外の、敷地内の庭にも、野外の常設作品が点在している。大規模な美術館とは一風異なり、作品と同時に、美術を鑑賞体験する“場”そのものも味わえる場所だ。1979年の創立以来収集してきたコレクションは、国内外の多彩な現代アーティストの絵画・彫刻・写真・映像作品など、現在約1,000点にのぼる。その中から、横尾忠則、加藤泉、クリスト&ジャンヌ=クロード、ウィリアム ケントリッジをはじめとする絵画・彫刻・ドローイング・映像作品を展示。今回は、中国を代表するアーティストであると同時に、積極的な社会活動でも知られる艾未未(アイ・ウェイウェイ)の貴重な初期作品や、日本から帰化してブラジル美術界の巨匠となり、昨年惜しくも亡くなったトミエオオタケ(大竹富江)の絵画も展示される予定だ。原美術館では、増築した多目的ホールや中庭を利用して多彩なイベントも随時開催されており、会期中には、8月13日(土)、14(日)に「トヨダ ヒトシ 映像日記・スライドショー」が行われる。また、日曜日と祝日には、同館学芸員による展示解説も行われる。展示解説は、14:30から約30分間で予約は不要。(text:cinemacafe.net)
2016年06月30日東京都・品川の「原美術館」にて、キュレーターの育成や若手作家の支援を目的に開催する不定期のプロジェクト「ハラドキュメンツ」の第10弾「佐藤雅晴―東京尾行」展が1月23日(土)より開催される。佐藤雅晴は、パソコンソフトのペンツールを用いて実写をトレースして作りだすアニメーション作品に取り組んでいる。 トレースとは、対象を「自分の中に取り込む」ことだと自ら語っている。ビデオカメラで撮影された身近な人々や身の回りの風景をただただ忠実にトレース(写し取る・なぞる)し、何百ものコマを作って仕上げられたアニメーションは、無意味のようにも思えるが、実写とのわずかな差異によって生まれる違和感が、作品を前にした者それぞれの感覚に訴えかけ、さまざまな感情を呼び起こすという。本展では、「Calling」(ドイツ編、2009~2010年)を始め、「トレースとは尾行である」という新たな発想の下、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて変わり行く東京の今を描いた最新のアニメーション作品「東京尾行」(2015~2016年)、さらに平面作品数点を加え、作家の表現の変遷を展観する。佐藤氏が作家として日本で注目されるきっかけとなったアニメーション作品「Calling」のドイツ編(2009-2010 年)では、10年間過ごしたドイツのデュッセルドルフで、12の身近な光景を時間の移ろいも交えて精緻にトレースした作品。一方、ニューヨークで開催された「Duality of Existence - Post Fukushima」展(2014年、Friedman Benda Gallery)の出品作「Calling」の日本編(2014 年)は、ドイツから日本に帰国した直後に遭った東日本大震災、そして間もなく自身と家族を続けざまに襲った病魔との闘いなどを経て生まれた作品だ。今回、ドイツ編と日本編が同時展示されている。同じように周囲の風景をトレースして作り上げられたアニメーションでありながら、映像に浮かび上がってくる表現の違いを見比べることができそうだ。佐藤雅晴は、1973年、大分県生まれ。1999年、東京芸術大学大学院修士課程修了。2000~2002年、国立デュッセルドルフクンストアカデミーにガストシュラー(研究生)として在籍。2009年、「第12回岡本太郎現代芸術賞」にて特別賞を受賞。以後、川崎市市民ミュージアム(2013年、神奈川)やギャラリーαM(2014年、東京)等で個展開催している。ハラドキュメンツは、原美術館賛助会員のサポートの下、1992年の福田美蘭に始まり 2012年の安藤正子まで、過去9回開催されており、美術の範疇に留まらず、着せ替え人形作家の真鍋奈見江など、次代を担う若手の創作を紹介している。本展の開催は、5月8日(日)まで。(text:cinemacafe.net)
2016年01月20日東京・品川の原美術館で蜷川実花による写真展「蜷川実花: Self - image」が開催される。期間は1月24日から5月10日まで。会場では活動初期から断続的に蜷川が撮り続けてきた、モノクロのセルフポートレートが展示される。これは、蜷川が「生身に近い、何も武装していない」と語る作品で、その写真群を中心とした展覧会は今回が初めて。その他、目黒川の川面に散る桜を撮影した「PLANT A TREE」や、生と死が表裏一体である様を捉えた「noir」シリーズからも、数々の作品が出展される。また、原美術館を代表する階段室では、窓一面に蜷川の作品をレイアウト。透過性フィルムに白黒プリントされた写真が、まるで人の記憶を現実世界に具現化したような、幻想的な空間を構築するという。その他、壁三面に映像を大きく投影し、音楽を渋谷慶一郎が手掛けた新作のインスタレーションも発表され、訪れた人々を映像の海へと誘う。なお、開催期間中には都内3ヶ所でのギャラリーでも蜷川の個展が開催される。渋谷ヒカリエの「8/ ART GALLERY/ TOMIO KOYAMA GALLERY」では「noir」シリーズを公開。池尻のギャラリー「CAPSULE」とカフェレストラン「SUNDAY」では写真展「Portraits & Flowers」が開催される。【イベント情報】蜷川実花: Self - image会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25会期:1月24日から5月10日時間:11:00から17:00(水曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,100円大学生700円小中学生500円休館日:月曜日(5月4日は開館)、5月7日
2015年01月26日台湾映画『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』の初日舞台挨拶が1月24日(土)に行われ、主演の永瀬正敏と共演する坂井真紀が出席。台湾からマー・ジーシアン監督とチェン・ビンホンが急遽駆けつけると、永瀬さんは「暖かいですね」と感無量。坂井さんは感涙していた。日本統治下の1931年、台湾代表として夏の甲子園に出場し、準優勝した嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部の実話を描く台湾映画。この日、永瀬さんと坂井さんには、ジーシアン監督らの来場は一切秘密だったといい、舞台挨拶の冒頭で永瀬さんは「本当は台湾のスタッフと一緒に舞台に立ちたかったが、叶わなかった。きっと僕らの思いは(台湾に)届いていると思う」と監督の不在を残念がる場面も。それだけに「永瀬さ~ん」とジーシアン監督が姿を現すと、永瀬さんはまず驚きの表情。劇中では「泣くな!」が口ぐせの日本人監督・近藤兵太郎さんを演じており、「いや、泣いてないっすよ」と感動的なサプライズに照れ笑いも浮かべていた。一方、近藤の妻を演じる坂井さんは涙をこぼしながら、「永瀬さんや監督をはじめ、常に現場が作品に対する情熱にあふれていた。私もその情熱に触れて、エネルギーをもらったし、幸せだった」と感慨深げだった。また、ジーシアン監督は「人間は未来を見つめる生き物ですが、そこで過去を忘れてはいけないと思います。この映画を観て日本と台湾の過去から学んで、パワーを受け取ってもらえれば」と日本での“凱旋公開”に感激していた。東京・新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶には永瀬さんと坂井さん、ジーシアン監督らに加えて。大倉裕真、飯田のえる、山室光太朗、青木健、主題歌を歌うRakeと中孝介が登壇した。台湾では昨年2月に封切られ、公開60日間で興行収入3億台湾ドル(約10億円)を超える大ヒットを記録。いったん劇場公開を終えたが、9月から台湾映画史上初となるアンコール公開が行われ、“台湾版アカデミー賞”といわれる第51回金馬奨で「観客賞」「国際映画批評家連盟賞」を受賞した。『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:KANO~1931 海の向こうの甲子園~ 2015年1月24日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 果子電影
2015年01月25日突然のお誘いも多くなるこの季節、ここぞ! と人知れず気合いを入れたい時の<緊急!美髪ケア>の秘訣を、ヘアスタイリストの一原真紀さんに教えていただきました。10分あれば「キレイな明日の私」がつくれるこの凄ワザは、効果絶大。いざという時のためだけでなく、デイリーにも使える美髪のコツ、ぜひお試しください。【一原真紀さん プロフィール】ヘアスタイリスト。「お手入れしやすいスタイル」を創ることをモットーに、女性ならではの提案で個々の髪の悩みを解決し、その人に合ったスタイルをさらりと素敵に演出してしまう熟達した手腕と、自ら良いと思った美髪にまつわるモノやコツを柔らかな口調に乗せて語るたおやかな人柄にアラフォー世代からも人気が集まる。髪も体と同じ。栄養補給で “ときめき美髪” に!冬は顔のみでなく体全体のお肌もかさつき、アラフォー女性にとっては何かと悩みが多い季節です。髪もまた同じように、気候によって不調をきたす場合が多々ありますが、正しい対策さえ知っていれば、美しくキープして、難なく乗り越えられるもの。キーワードは、ずばり “栄養補給”! 外気が冷たく、乾燥する冬は、髪も保湿と栄養をおのずと求めているのです。バスタイムを利用して、時短で美髪を叶えられる手順をご紹介しましょう。使用するのは、1)トリートメント剤 2)スカルプローション3)ヘアーローション4)洗い流さないトリートメントまたはヘアオイルの4アイテム。シャンプー時のトリートメントの仕方から、まずスタートしましょう。▼STEP 1シャンプー後に集中トリ−トメント(コーミング)&ホットタオルバスタイム。いつものシャンプーの後は、集中トリートメントを塗布して粗めの櫛で優しくコーミングしましょう。特に、セミロング~ロングの人は毛先を中心に全体に伸ばし、ホットタオルで髪をつつんで放置することがポイントです。その後、シャワーで流します。湯船に浸かりながらリラックスした状態で行なうのもOK。疲れた髪に、栄養分をしっかり補給してあげてください。▼STEP 2スカルプローションを塗布&マッサージ次に、頭頂部2カ所、後頭部1カ所、側頭部(左右)1カ所ずつの計5カ所に、スカルプローションを塗布します。その後、指のはらで頭皮を動かして頭皮が柔らかくなるイメージでマッサージをします。血行が良くなりポカポカしてきたらOK。▼STEP 3失われた水分&タンパク質をヘアーローションで集中補給軽くタオルドライをしたあとは、ヘアーローションを全体に塗布していきます。空気が乾燥する冬は、知らず知らずのうちに髪の水分量も減少している状態。大切な髪をいたわる気持ちを込めて丁寧に行いましょう。▼STEP 4洗い流さないトリートメントやオイルで保湿ローションのあとは、洗い流さないトリートメントを髪全体に付けて、コーミングでなじませます。椿油などのヘアオイルでもOK。髪の長さに関わらず、毛先から髪全体になじませて保湿することがポイントです。さいごはドライヤーで乾かして終了!▼STEP 5髪を乾かして、栄養分を閉じ込める髪を乾かすことの本当の意味は、それまでに与えた栄養分を髪に封じ込めることです。大切な明日のために、愛情を込めて乾かしてみましょう。スペシャルケアリファカラットで“つまみ流す”さらに美髪になりたい!という方には、マッサージグッズの「リファカラット」を使ったお手入れ法がおすすめです。濡れた髪でも、乾いた髪でもできるので、リラックスタイムの数分間、このマッサージを取り入れてみてはいかがでしょう。やり方はとても簡単。右利きの人の場合、おでこにリファ・カラットを当て、頭上→後頭部→首元の中心までぐるっときたら、心臓まで流します。これを5セット繰り返します。反対側も、左手に持ち替えて同じように5セット行います。(左利きの方も同じように)時間が許すなら、こめかみから頭頂部や後頭部に向かって “上に上げる意識” でもって、左右を同じ回数、マッサージしてください。ほんの数分でできるこの簡単エクササイズは、硬くなった頭皮をやわらげるだけでなく、リンパの流れを促進することで、肌のリフトアップ効果も大いに期待できます。30~40代のヘアケア選びお肌同様、“髪にも保湿が第一”なのが、30~40代のヘアケアの掟。でも、スカルプローション、ヘアトリートメント、洗い流さないトリートメント…ヘアケア製品はたくさんありすぎてどれを選べばいいか分からないという方も多いのでは? ヘアケアアイテムの選び方も伺いました。「パサつき、静電気を抑える冬対策には、保湿成分(PGA)と、帯電防止成分(PTプラチナーコロイド)。地肌を柔らかく健やかに保つ(スカルプローション)保湿成分 グルコサミン、カンゾウ葉エキス、ビワ葉エキス、センブリエキス などの成分が入っているものもおすすめです。また、エイジングケア製品を選ぶ際は 毛髪保護成分の「CMADK」 が含まれているかどうかもチェックしてみて。この成分は髪の成分と同じケラチンタンパク質を再生する効果があり、美容界でも今注目されている成分のひとつです」(一原さん)いかがでしたか?輝く明日の私のためのティップス、ぜひ活用してみてくださいね。
2014年12月22日冬は寒さと乾燥で髪の毛も元気がなくなる季節…。パサつき、ハリ・コシ不足の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか? 「美しく健やかな髪を保つためは、頭皮とヘアをしっかり保湿することが大切です。特に冬場の頭皮は、ボディと同じで血行不良になりやすいので、地肌をほぐして柔らかくするマッサージの習慣を取り入れることをおすすめします」とヘアスタイリストの一原真紀さん。今回は、バスタイムにも手軽にできる冬の髪トラブルを防いでくれる、簡単なヘアケア法を一原さんに伝授していただきました。30~40代女性が抱えるお肌のたるみやシワの悩みにも効果てきめんの頭皮ケアは必見!「おつかれさま」と自分を労る気持ちを込めて…ぜひ実践してみてください。それでは早速、ステップ・バイ・ステップでご紹介していきましょう。【一原真紀さん プロフィール】ヘアスタイリスト。「お手入れしやすいスタイル」を創ることをモットーに、女性ならではの提案で個々の髪の悩みを解決し、その人に合ったスタイルをさらりと素敵に演出してしまう熟達した手腕と、自ら良いと思った美髪にまつわるモノやコツを柔らかな口調に乗せて語るたおやかな人柄に人気が集まる。“しっかり保湿&血行促進”が、美髪を育む!「長さもあるせいか、冬場はまとまりにくく、パサつきが気になります」という読者モデルの成田歩見さん。同世代の女性同様、ハリやコシも気になりだしたのだとか。今回、一原さんに教えていただいたスペシャルケアを体験していただきました。使用するのは、1)スカルプローション2)ヘアーローション3)洗い流さないトリートメントの3アイテム。バスタイム後の濡れた髪の状態から、スペシャルケアをスタートしましょう。▼STEP 1シャンプー後、スカルプローションを頭皮5ヶ所に塗布軽くタオルドライした後、頭頂部2ヶ所、後頭部1ヶ所、側頭部1ヶ所の計5ヶ所に、スカルプローションを塗布します。頭頂部と後頭部はそれぞれの中心付近が目安の位置。側頭部は、こめかみのすぐぞば、ちょうど耳の上あたりです。いずれも地肌にしっかり塗布することがポイント。「空気が乾燥する冬は、髪の水分量もおのずと低下してパサつきやすくなります。また湿度が低いと、髪に電子が蓄えられやすくなるため、ブラッシングの摩擦などによって静電気が起きやすくなります。スカルプローションをはじめ、30~40代向けのヘアケア製品には、保湿成分である「PGA」と帯防止成分「PT-コロイド」が含まれているかどうかが、選ぶ際のポイントとなります」(一原さん)※PGA=ポリグルタミン酸※PT-コロイド=プラチナ・銀・セルロースガム・炭酸水素Na・水▼STEP 2髪全体に ヘアーローションを塗布冷たく乾いた冬の空気にさらされた髪は、頭皮と同じく、乾燥状態…。喉が渇いた時と同じで、保湿を欲しています。ヘアーローションを髪全体にまんべんなく塗布し、水分と共に、アミノ酸・ミネラル・天然保湿因子などを補給しましょう。髪が長めの人は全体に行き渡るよう、手ぐしなどでなじませてください。一原さんいわく、「エイジングケア製品を選ぶ際のポイントは、毛髪保護成分の「CMADK」を含んでいること」。髪と同化するケラチン由来のタンパク質である「CMADK」は、保湿効果の高い成分であると同時に、髪の成分と同じケラチンタンパク質を再生する効果があり、美容界でもいま注目を集めている成分のひとつです。▼STEP 3洗い流さないトリートメントを手のひらになじませてから塗布次に、洗い流さないトリートメントを髪全体につけていきます。モデルの成田さんのようにロングなら2プッシュ、ショート・セミロングは1プッシュが目安量。いずれの場合も、手の平で一旦なじませてから、髪全体に塗布していきます。▼STEP 4最後に頭皮をマッサージ!頭頂部がポイント「このマッサージは頭頂部を動かすことが要です」と一原さん。この動画をご覧になるとお分かりのように、左右の側頭部にそれぞれ手を添え、頭頂部に向かってマッサージしていきます。“リフトアップ”のイメージを思い浮かべながら、“強すぎず、弱すぎず”のほど良いプッシュで、頭皮を頭上に上げていきます。徐々に後頭部に向かって、両手を並行に3段階にずらしていき、こめかみ辺りも同様に、2段階に分けてマッサージし終えたら、ドライヤーで乾かして完了。スペシャルケアの体験を終えた読者モデルの成田さんの髪は、ご覧の通りツヤツヤ。「これといった特別なケアは今までしたことがなかったのですが、実生活でもできるところは取り入れてみたいと思いました。ありがとうございます」とご満悦の様子。「お肌のたるみやシワは、血行不良によって頭皮が硬くなってしまうことが一因です。できるだけ柔らかくほぐすことで、髪は艷やかに、お肌もリフトアップされて、キレイになれます。こまめにケアすることが潤いある美髪を長く保つコツですね」(一原さん)毛細血管の詰まりが原因で起きる抜け毛や薄毛の予防にも効くというこの頭皮ケアは、1日5分もあればできてしまう簡単凄ワザです。バスタイムのひと時に取り入れて、冬の美髪キープに役立ててみてくださいね。
2014年12月17日直木賞作家・角田光代の短編小説集をWOWOWの連続ドラマWで実写化した「かなたの子」の完成披露試写会が11月19日(火)に開催。第1話上映後に主演の坂井真紀を始め、井浦新、大森立嗣監督が舞台挨拶に登壇した。偶然、富士登山ツアーに集まった男女。罪を抱え呵責の念にさいなまれる彼らが富士登山を通じて自らの過去と向き合っていくさまを描き出す。富士山の世界遺産登録後、初めてのドラマ撮影として本作の撮影は閉山前の9月に行われたが大森監督は「永瀬(正敏)さんが来た途端に台風も一緒に来た!」と恨み節。嵐が来ると撮影は中断され、山小屋でスタッフ、キャスト全員が待機することになったそう。坂井さんは「すごく強い風が吹いたことがあり、『自分の身は自分で守らなきゃ!』と。自然の怖さを感じました」とふり返る。富士登山ルートの中でも最も過酷と言われる御殿場ルートで撮影が行われ、山小屋と撮影現場を往き来する日々だったというが井浦さんは「毎日、登って下りての繰り返しで、何の修行をしてるのか?という感じなんですが(苦笑)、だんだんとそれが楽しくなってきた」と明かしたがこれも一種のクライマーズハイ…?それぞれに重い過去を背負った役柄を演じたが、母親として娘に対する重い罪を抱える日都子を演じた坂井さんは「監督が『(日都子が罪を犯した)理由なんてない。衝動的という言葉でも片づけられないようなもっと違うことなんだよ』と仰り、その一言で前に進めたと思います」とふり返る。井浦さんは「抱えた罪を大げさにではなく、見せないようにしつつ表さなくてはいけないというなかなか、出会うことのない役で難しかった」と述懐しつつ「そこが一番、面白いところでもあった」と充実した表情を見せた。作品にちなんでいまだに背負っている“過去”について問われると、坂井さんは「小学校の頃、プールのときに脱いだパンツがなくなってしまいまして(苦笑)」と思いがけぬエピソードを明かす。パンツはその後、無事見つかったそうだが「それ以来、トラウマでプールでパンツを脱ぐたびに『これは絶対になくせない』と見えるところに置くようになって」と告白し笑いを誘う。一方、大森監督は“家族”こそがトラウマだという。「初めてに書いた脚本をあるプロデューサーに見せたら『普通は壊れていく家庭を描くのに、お前のは最初から家庭が壊れてる』と言われました。おれんちはムチャクチャだったから。オヤジ(=前衛舞踏家の麿赤児)が白塗りなのがそもそもトラウマだし!」と大森監督、そして俳優の大森南朋を生んだ複雑な家庭環境について語り、会場は笑いに包まれた。WOWOW 連続ドラマW「かなたの子」は12月1日(日)より放送(全4話/第1話無料放送/毎週日曜22:00~)。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:かなたの子
2013年11月19日原鉄道模型博物館とカップヌードルミュージアム、京浜急行電鉄は13日より2013年3月31日まで、「横浜1DAYきっぷ限定! 原鉄道模型博物館・カップヌードルミュージアムからのプレゼントキャンペーン」を実施する。同キャンペーンは期間中、原鉄道模型博物館およびカップヌードルミュージアムへ入館の際に「横浜1DAYきっぷ」を提示すると、各施設の入り口にてプレゼントがもらえるというもの。「横浜1DAYきっぷ」は、泉岳寺駅を除く京急線各駅で購入可能。発売金額は、品川駅から1,090円、横須賀中央駅からは1,040円。原鉄道模型博物館では、同博物館所蔵の貴重な模型の写真カード「オリジナルトレーディングカード2枚セット」(非売品・全31種類)、カップヌードルミュージアムでは「チキンラーメン1食」がそれぞれプレゼントされる。また、キャンペーン開始日となる13日には、「合同横浜駅PRキャンペーン」として、京急線横浜駅中央改札内においてそれぞれのマスコットキャラクター、カップヌードルミュージアムの「カップヌードルくん」、チキンラーメンの「ひよこちゃん」、京急の「けいきゅん」が登場しキャンペーンを告知する。「合同横浜駅PRキャンペーン」の実施日時は、12月13日13時~15時。実施場所は、京急線横浜駅中央改札内にて。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日秋田県由利本荘市の「南由利原スノーモービルランド」が12月1日より営業を開始した。期間は2013年3月31日(日)まで。営業時間は10:00~16:00。毎週月、火は定休日となる。ただし、積雪状況そのほかの理由により営業できない日もあるので注意。南由利原スノーモービルランドは、ほかに「歩くスキー(かかとが固定されていないもの)」や「雪合戦」、「かまくらづくり」、「ソリ」などで楽しむことも可能だ。スノーモービルは、専属のインストラクターが初心者にも丁寧に指導するほか、経験者にはレベルに合わせたコースが用意されており、未経験者から上級者まで楽しむことができる。定員は1班あたり4、5名、最大3班程度までとなる。用意されているコースと料金は下記の通り。初心者コース(1周1km)310円 トライアルコース(1周2km)620円 ツーリングコース(1周10km)3,060円 持ち込み料半日1,020円/1日2,040円 食事、宿泊には「ペンション駒の王子」、「休養宿泊施設鳥海荘」、「宿泊センターユースプラトー」、「ホテルフォレスタ鳥海」などがある。イベント詳細は由利本荘市観光協会サイトで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日「サザンオールスターズ」の“原坊”こと原由子が来年公開のアニメーション映画『ももへの手紙』で自身5年ぶりの映画主題歌を担当することが明らかになった。原さんが作詞作曲を手掛けた主題歌には夫の桑田佳祐もコーラスで参加。瀬戸内の島を舞台に綴られる家族の愛の物語に夫婦で彩りを加える!監督デビュー作『人狼 JIN-ROH』がベルリン国際映画祭に出品された俊英・沖浦啓之の7年ぶりの新作となる本作。作画監督を『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』の安藤雅司が務めるほか『AKIRA』の井上俊之に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の本田雄、『サマーウォーズ』の青山浩行、さらに美術監督に『魔女の宅急便』の大野広司と、日本の長編アニメーションを支えてきた才能が集結。仲たがいしたまま死別した父への思いを抱える少女・ももが、母と移住した瀬戸内の島で成長していく姿を通して家族の愛が描き出される。原さんは本作のために主題歌「ウルワシマホロバ〜美しき場所〜」を書き下ろした。“マホロバ”とは「美しい場所、住みやすい場所」を意味する古語で、アコースティック中心のアレンジと原さんの透き通るような歌声が映画の舞台となる瀬戸内の美しい自然を思い起こさせる。原さんにとって映画の主題歌は『リトル・レッドレシピ泥棒は誰だ!?』の際の楽曲「大好き!ハッピーエンド」以来5年ぶり。その間にサザンの活動休止に夫・桑田佳祐の食道がんによる休養と復帰などもあり、自身は昨年6月にソロ楽曲やサザンの楽曲などあらゆる曲からセレクトしたベストアルバム「ハラッド」をリリース。翌7月には19年ぶりとなるワンマンライヴを鎌倉で行ったが、今回、1年ぶりに“原坊”が本格的に活動を開始する。原さんは「小さい頃からアニメが大好きですので、『ももへの手紙』に音楽で参加させて頂けたことはとっても嬉しく光栄です。この映画への熱い想いを語って下さった監督にも感動しましたし、監督のお気持ちに寄り添えるよう心がけたつもりです。お父さんを想うももちゃんの気持ちに、私自身の大切な人、そして美しい故郷への想いをプラスして、心を込めて歌いました。とても素敵な映画ですので、どうぞお楽しみに」とコメント。ギターの斎藤誠にベースの角田俊介、ドラムの鎌田清など長年活動を共にしてきた面々はもちろん、桑田佳祐もコーラスとして参戦!夫婦で優しい想いを歌い上げる。『ももへの手紙』は2012年GW、全国にて公開。■関連作品:ももへの手紙 2012年G.W、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011『ももへの手紙』製作委員会
2011年07月11日映画『スープ・オペラ』(瀧本智行監督)の初日舞台挨拶が10月2日(土)、東京・中央区のシネスイッチ銀座で行われ、主演の坂井真紀、共演の西島隆弘(AAA)らが出席した。ひょんなきっかけから同居生活を始めた三十路半ば過ぎの独身女性・ルイ(坂井さん)、妙に明るい若者・康介(西島さん)、自称・画家のダメな中年男・トニーさん(藤竜也)の心の交流を描く物語。満場の観客を前に坂井さんは「映画の初日は特別な気持ちになるものです。たくさんのお客さんに来ていただいて幸せです」と満面の笑み。劇中のエピソードにちなみ司会者が年の差恋愛について質問。西島さんは「いまは年上がいい。この間、藤さんとそういう話をして『年を重ねると年下が良くなる』と聞いたりもしたので。真紀さんとかすごくいいですね。ホント、タイプです」と“告白”。腕を振り上げて喜んで見せた坂井さんは「年はこだわらないです」。すかさず西島さんから「すごい年下と結婚したくせに…」と突っ込まれると、同作でも一緒に仕事をした写真家の鈴木心さんと昨年10月に入籍し、結婚1周年を迎えたばかりだけに「旦那さんが10歳年下なので、藤さんが『だんだん若い子が好きになる』とおっしゃるのを聞いて、どうしよう?って思っています。男性ってそんなものなんですかね?捨てられないようにがんばります」と健気な妻の顔をうかがわせた。一方、藤さんは「僕の妻は6歳年上。年上の女房はやっぱりいいですよ」とのろけていた。『スープ・オペラ』はシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:スープ・オペラ 2010年10月2日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© スープの会■関連記事:坂井真紀の美容法「キチンと食事」と「気にしないこと」坂井真紀指輪を輝かせ新婚生活を初ナマ報告阿川佐和子の「スープ・オペラ」が坂井真紀主演で映画化!「“裸”の心で演じた」
2010年10月02日女優の坂井真紀が9月24日(金)、東京・港区のスペースFS汐留で行われた主演映画『スープ・オペラ』の試写会に出席。輝き続ける秘訣をテーマにトークを展開した。本作では、風変わりな同居人に囲まれ、人生の輝きを増していくヒロインを好演。プライベートでも昨年、本作でも一緒に仕事をした写真家の鈴木心氏と入籍し、まもなく迎える結婚1周年を前に「悩んだら止まる時間も大切で、ここにいたいと思ったら止まっていてもいいと思っていましたが、結婚してからそういう訳にもいかず、肝っ玉母さん的に進まないといけないな、と」と変化を語り、輝くような笑顔。一方で、ほぼ女性が埋め尽くした客席からの質問にも回答。92年にデビューし現在40歳だが、年齢を感じさせない容姿とツルツルした肌に関する質問が集中した。だが、女優を続ける上で気をつけている美容法を聞かれると、「キチンと食事を摂ること…ですね。時間が空くと時々水泳に行ったりしますが、あとは気にしていません。体質みたいで」と意外な無頓着ぶりを吐露。意外そうな表情を向けた女性客を見つつ「むかつきます?嫌な感じですか?」とウケを気にして苦笑い。現在40歳とは思わせないツルツルの肌を輝かせており、肌の調子が悪いときのケアについて聞かれても「ダメになったときはどうしようもないですからねぇ、どうしようもないので…気にしないことです」とサラリ。「説得力ないですか?すみません、こんな感じで生きているので」と愛嬌タップリに謝っていた。『スープ・オペラ』は10月2日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:スープ・オペラ 2010年10月2日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© スープの会■関連記事:坂井真紀指輪を輝かせ新婚生活を初ナマ報告阿川佐和子の「スープ・オペラ」が坂井真紀主演で映画化!「“裸”の心で演じた」
2010年09月24日女優の坂井真紀が6月11日(金)、東京・西新橋のスペースFS汐留で行われた主演映画『スープ・オペラ』完成披露試写会の舞台挨拶に出席。本作のスチールも手がけた写真家・鈴木心氏と昨年10月1日に入籍、今年5月1日に挙式して以来、初の公の場で、左手薬指に指輪を輝かせながら新婚の心境を語った。冒頭、瀧本智行監督から「この映画のスチールを務めたカメラマンと坂井さんは結婚されて、幸せに暮らされております」と前フリ。本作で坂井さんは、ひょんなことから風変わりな初老の画家(藤竜也)、編集者を目指す若い男(西島隆弘)と、ひとつ屋根の下で暮らすことになった女性・ルイを熱演。同席した原作者の作家・エッセイストの阿川佐和子氏から、孤独や人の温もりを描いた内容だけに「孤独だったのかしら?だから結婚されたのかしら」と突かれると、坂井さんは「こんなにも孤独を感じたことはなかった。この役が孤独過ぎて結婚してしまいました」と笑顔で冗談交じりに報告した。本作にちなみ、どんな男性を求める?の質問に「特には…じゃ、夫で」。ストレートなオノロケで、阿川さんや共演陣を「うーん」とうならせた。「現場に支障がないように(交際を)隠していました」と撮影時をふり返り、どこに惹かれた?の質問に「ウチの旦那さん、姿勢がいいんですよ。だからカメラを構える姿がカッコイイ」とニッコリ。手料理は「していますよ。本を見て、レパートリーを増やしたり、頑張っています。チゲスープを作りました、美味しいって言ってくれました。得意料理?餃子です」とハッピーオーラ全開。子供については「できれば嬉しい。できれば何人でも欲しい。授かれば幸せです」と話していた。一方、阿川さんは、坂井さんとの初対面をふり返り「幸せそうに笑っていらした理由が分かりました、私に会ったからかな?と思ったけど違いました」と苦笑い。「本当にありがたい話題作りをしてくださって」と妙な祝福。自身は?と聞かれ、「ほっといてください!」とかわいらしく口を尖らせていた。『スープ・オペラ』は10月、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:スープ・オペラ 2010年10月、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© スープの会■関連記事:阿川佐和子の「スープ・オペラ」が坂井真紀主演で映画化!「“裸”の心で演じた」
2010年06月11日