不動産ビックデータを所有するスタイルアクトはこのほど、マンション入居時に引越し会社を利用した人に対し、引越し会社の満足度調査を実施し、結果を公表した。同調査は3月16日~23日、同社運営サイト「住まいサーフィン」の登録会員へのアンケートにて実施。有効回答数は、490(ランキング対象はサンプル数が20件以上の会社)だった。○総合満足度ランキング、1位は日本通運に引越し会社の総合満足度1位は「日本通運」(76.6ポイント)となった。2位は「アリさんマークの引越社」(74.3ポイント)、3位は「アート引越しセンター」(72.8ポイント)が続く。○引越し費用、ファミリーのベーシックプランの目安は12万強引越し費用は、移動距離や荷物の量、プラン、時期など様々な要因で変化する。ベーシックプランで2人以上での引越しの平均費用は、移動距離が「同一市区町村内(~15km未満)」だと平均12万200円、「同一都道府県内(~50km未満)」では12万5500円、「同一地方内」は13万4400円となった。移動距離50km以上と未満で費用差が大きくなる傾向がうかがわれる。また、家族2人以上で同一市区町村内へ引越しした場合、「梱包のみおまかせ」すると25~30万円程度まで費用が跳ね上がる。「梱包も荷ほどきもおまかせ」すると、ベーシックプラン(平均12万円)の約4倍、40~45万円程度になる結果となった。ちなみに同一都道府県内への引越しも「梱包のみおまかせ」で30~35万円、「梱包も荷ほどきもおまかせ」は50万円以上と費用は大幅に増加しており、移動距離よりプランのほうが費用への影響が大きい。○3~4月のオンシーズンは、費用が35%増しに時期による費用比較では、3~4月のいわゆる引越しのオンシーズンは14万4,500円と、それ以外の時期(平均10万6,000円)より35%割高となった。特に3月の費用は15万3,500円となっている。引越し時期の制約が無ければ、この時期を外して引越しすると費用を安く抑えられる。
2015年04月23日不動産広告でよく見かける“徒歩●●分”の表示。あれ、どこまで当たっているんでしょうか?気になったことはありませんか?実は、あの表示には素人では絶対に気付かないような落とし穴があるのです!今回は衝撃の事実をお伝えします。■“徒歩1分=80メートル”が決まった経緯まず、徒歩●●分の数字の根拠は、1963年(昭和38年)に公正取引委員会が承認した「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」が基本になっています。その内容ですが、ザックリ書くと“1分=80メートル”というもの。80メートルは“健康な女性がハイヒールのサンダルを履いて歩いた時の平均速度”と俗に言われています。最初、不動産業界が提案したのは“1分=100メートル”でした。少しでも、徒歩●●分の数字を小さくした方が、お客の歓心をひけるので、なるべく1分当たりで歩ける数字を大きくしたかったのですね。でも、さすがにこれは無理。“1分=100メートル”は男性でもかなりのスピードです。そのため、公正取引委員会が改めて計測しました。どんな方法だと思いますか?それは、東大を出たばかりの若い公正取引委員会の男性職員が、軽く女装して(かかとの高い靴を履いて)、庁舎の廊下を歩いて、時間と距離を測る、という方法。さらに、その男性は普段はせっかちな性格だったそうです。計測の時は、女性やお年寄りを意識して、なるべく普段よりゆっくり歩いたそうですが……。こうして“分速80メートル”基準は生まれました。大切なポイントなので、もう一度書きます。“軽く女装した” “せっかちな若い男性” “庁舎の平坦な廊下”……。いろんな意味で、ツッコミ所が満載ですが、こうして“徒歩1分=80メートル”という基準は生まれました。■不動産広告“徒歩●●分”表示の意外な盲点“徒歩●●分”表示に関して、大事なポイントがもう一つあります。それは、距離だけ計算すればOKで、実際の障害物は関係ないということ。道路にそった距離を“分速80メートル”で機械的に割ればよいことになっています。途中に信号があっても、坂道でも人混みでも、開かずの踏切があっても関係ありません。たとえば渋谷駅を降りて、センター街の店に行くとき。あなたは普段と同じスピードで歩けますか。ハチ公前、スクランブル交差点、センター街……。そんな時でも不動産表示は、単に駅からの道路距離を“80”で割っておしまいです。徒歩1分=80メートルは、本来は不動産広告に関する規制です。たとえばレストランの案内などでは、実際にお店の人が歩いて計測した数字も使われることもあるでしょう。しかし、それは逆に言えば無規制なので、お客を呼ぶために駅から近い数字が使われることもあるかもしれません。これから徒歩●●分の表示を見たときは、“実際にかかる時間でなく、単に距離(時間×80メートル)”が元になっている可能性が高いです。さらに“規制がかからない場合は、近い方に表示されている可能性がある”ことを念頭において行動したほうがいいでしょう。最後に、時間に関するイタリアのことわざを一つ紹介します。時間は人間のために作られている、人間が時間のために作られているわけではない。人生は時間そのものです。大切に使ってくださいね。(文/シール坊)
2015年04月21日年度末にもなり、就職や転職、転勤で引越しをされる方も多いのでは。いまはインターネットで部屋探しをする時代。でもいろいろなサイトがあって、どれで探したらいいのかわからなかったり、条件に合う物件が少なかったり…。そこで今回は、不動産サイト運営会社に勤めていた筆者が、おトクにお部屋探しができる不動産サイトと賢い物件探しのノウハウをご紹介します。まずは、ちょっとおトクでエッヂの効いた不動産サイトからどうぞ! 仲介料無料でおトクに! 「ヘヤジンプライム」ヘヤジンプライムでは、東京23区すべての賃貸物件が「仲介手数料無料」で探せることができます。一般的に仲介業者に物件を紹介してもらうときは、仲介料という手数料が発生するのですが、こちらのサイトでは仲介料がかからないそう。これなら初期投資をかなりおさえることができます。ちなみにサイトで部屋探しをする際には、無料の会員登録が必要です。有料会員になると、不動産屋でしか見られない物件も閲覧することができます。とことん部屋探しをしたい方は有料登録してみてもいいかも。・ヘヤジンプライム 公式サイト 1万円分のクーポン券をもらっておトクに! 「ヴィレッジ不動産」遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」が運営している不動産サイトがあるのです。特徴はキーワードから検索すること。キーワードも、「メゾネットが好きなの」「アートのある部屋」と、ちょっと個性的。試しに検索すると、「え!こんな部屋があるの!?」という驚きや発見があります。物件の取材記事もあるので、ネット上で部屋の詳細まで知ることができますよ。契約すると、ヴィレッジヴァンガードオンラインストアで使える10000円分のクーポン券がもらえておトクです! ・ヴィレッジ不動産 公式サイト おしゃれなリノベーション物件でおトクに! 「good room」「good room」では東京・大阪・名古屋のリノベーション物件を中心に紹介。加えて、オリジナルリノベーションブランド「TOMOS」を展開しています。「こんな部屋に住みたかった!」と言いたくなるような全室無垢フローリング、白いタイルの玄関、収納たっぷりのキッチンなど、カフェのようなオシャレな物件ばかり。自社で工事まで行っているため、入居者のカスタマイズ要望にも対応してくれるとか。まだ引っ越す予定がない人も、眺めているだけで楽しいサイトです。・good room 公式サイト シェアハウスでおトクに! 「オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産」初めての一人暮らしをする場合は引っ越し費用以外に家具・家電などもそろえなければならず、初期投資は膨大に。それに普通のひとり暮らしはなんだか寂しいし、つまらない。そんなとき、シェアハウスはいかがでしょうか。「ひつじ不動産」は、シェアハウス専門のポータルサイト。共用部の家具・家電などはシェアですが、そうすることで海外セレブのような広くてオシャレな部屋にも住めちゃうのです。最近のシェアハウスは設備も充実していて、住み心地もぐんと向上。都心に集中しているので通勤時間も大幅にカットできちゃうかも。全員が筋金入りのシェアハウス経験者というスタッフさんが、掲載物件をひとつひとつ現地で確認している安心感が大きなポイント。ユーザーの7割以上が女性ということで、豪華なパウダールームなどを備えた女性専用のシェアハウスも充実しています。今まで「シェアハウスは…」と敬遠していた人ほど、ぜひチェックしてみてください。・オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産 公式サイト お気に入りのサイトは見つけられましたか。情報は定期的に更新されるので、すぐに引っ越す予定がない方もいい物件がないかつねに探しておくといいかも。続いては、賢い物件探しのコツをお教えします! 賢い物件探しのコツ■敷金なしにはこだわらない検索時に、「敷金なし」にチェックしてしまいがちですが、ここはチェックを入れないほうがいいですよ。「敷金」とは家賃滞納時や、退去する際の修復費用に使われるもの。入居当初はお金を払わなくても、退去時に払わなくてはならない可能性があります。退去時にお金がかかるよりかは、最初に払っておいたほうがいいかも。■築年数にはこだわらないつい新築を選びたくなってしまいますよね。でも築年数が長いものは、内装をリノベーションしていることもあります。リノベーションとは、築年数が古い物件を、デザイン性などの付加価値をつけた部屋に改善した物件のこと。そのため外観などは古いままなのですが、内観はオシャレなものが多いのです。しかも一般的に新築の物件よりも家賃相場が1~2万円ほど安く借りることができおトク。■こだわり条件を入れすぎないフローリング、エアコン、風呂・トイレ別、室内洗濯置場、温室洗浄便座、独立洗面台など、女性なら物件に対してこだわりがあるはず。しかし不動産サイトの多くは、街にある不動産屋が手入力しています。当然、人間が行う作業なので入力時に漏れがある場合も…。「フローリング」「エアコン」など半ば当たり前のようなものには、一度チェックを入れないで検索してみるのもアリ。■物件名がきちんと掲載されているものを選ぶ物件情報の中には「港区南麻布3丁目付近」などと物件名をしっかりと表記していない場合もあります。賢くお部屋探しするならば、できるだけ物件名を公開している情報を選ぶのが良いですよ。そのほうが、情報として信憑性が高いからです。筆者も昔は、条件を入れ過ぎでなかなか欲しい情報に辿りつきませんでした。絶対条件以外は、あまり絞らず検索してみましょう。そうすると検索結果も増えますし、あとは家賃がどうかなどで判断すると良さそうです。いかがでしたか? ぜひお気に入りの部屋をおトクに賢く見つけて、楽しい新生活を送ってくださいね。
2015年03月16日野村不動産アーバンネットはこのほど、「住宅購入に関する意識調査(第8回)」の結果を公表した。同調査は、不動産情報サイト「ノムコム」PC会員を対象に6日~13日にインターネットを通じて実施。1,766人から有効回答を得た。○不動産、今は買い? 待ち?不動産について、「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」を合わせ53.5%が「買い時」と回答。前回調査(2014年7月)とほぼ同結果(0.1ポイント増)となった。一方、「買い時だと思わない」の回答は23.8%で、前回調査から3.6ポイント増加した。「買い時だと思う」理由については、「住宅ローンの金利が低水準」が最も多く73.4%で、前回調査から17ポイント増加。以下、「今後、10%への消費税引き上げが予定されている」が41.5%(前回比0.6ポイント増)、「今後、不動産価格が上がると思われる」が34.2%(同12.5ポイント減)、「購入する上で税制などのメリットある」が21.5%(同3.2ポイント増)と続いた。不動産の価格については、「上がると思う」が39.6%と、前回調査から4.6ポイント減少した。一方、「下がると思う」は16.8%で、前回調査から5.2ポイント上昇した。住宅ローン金利については、「ほとんど変わらないと思う(低金利が続く)」が最も多く48.9%と前回比で9.6ポイント増加。「金利は上がっていくと思う」の回答は、30.8%と前回比で13.9ポイント減少した。全体の77.6%にあたる中古住宅購入検討者に対し、「購入時にリフォームすることを考えるか」と聞いた。その結果、「考えている」いう回答が75.3%となった。
2015年01月30日ナショナルオーストラリア銀行(以下NAB)はこのたび、毎四半期に実施しているオーストラリア住宅不動産市場に関する調査で、外国人の購入で最も多かったのは50万~100万豪ドル(約4,700万円~9,500万円)の物件で全体の40%、29%は50万豪ドル未満の物件を購入しているとの結果を発表した。NABのプライベートウェルス部門、アジア地区のゼネラルマネージャー兼、南アジア・東南アジア地区不動産ファイナンス部門のアンドリュー・マカスカー統括責任者によると、「特にアジアの投資家を中心とする外国人投資家の大半は、個人の資産ポートフォリオを分散するためにオーストラリアの不動産に投資しているようです。この分散投資戦略の一環として、香港やシンガポール、中国、日本の賢明な投資家は、資産全体の一部を少しずつ外国資産に分散し始めており、オーストラリア不動産の50万~100万豪ドル(約4,700万円~9,500万円)の価格帯にこれほど妙味を感じているのもそのためです。オーストラリアに初めて進出する海外の買い手も多く、そうした投資家は保守的ですが、海外不動産への関心は高まっています。例えば、弊行の日本における住宅ローン貸付額は第4四半期に約30%増えました。これは、日本の投資家の間でオーストラリア不動産への関心が高まっていることを意味します」とコメントしている。またNABの調査によると、オーストラリア全体で、外国人による購入物件の半分(53%)がマンション等の集合住宅、3分の1(31%)が一戸建て住宅、残り(16%)が再開発物件だったという。マカスカ-氏は、マンション等の集合住宅の人気が高い理由の1つは、オーストラリアの規制環境が外国人購入者にとって新規の集合住宅購入を容易にしているからだと指摘。 さらに、アジアの投資家がオーストラリアの物件を買う理由の1つとして、彼らの子どもたちにオーストラリアで高等教育を受けさせるため、あるいは将来、家族が移住する可能性を見越して住宅を確保するということが挙げられるとしている。オーストラリア政府教育省によれば、2014年の留学生は前年比12%増で、マカスカー氏は「海外からの留学生の増加に対応するため、キャンパス内やその周辺に住む留学生を対象とした新たな住居用施設の開発が進んでいます」とも述べている。調査データによると、第3四半期に比べ、ビクトリア州を除くオーストラリアの全州で外国人購入者による活動は低下しているという。ただ、ビクトリア州では外国人購入者が全売上高に占める割合は32.5%(3分の1)と、過去最高となっているとしている。ビクトリア州ではこの数年、住宅不動産の在庫が大幅に増えており、アジア向け販売を促進している。ニューサウスウェールズ州、特にシドニーでは住宅在庫数がビクトリア州に多少後れをとっているが、今後18カ月間はシドニー地区の供給が増えると予想されるため、両州における格差は縮まるという。マカスカ-氏は、「シドニーも注目される市場となるでしょう。というのも、多くのアジアの開発業者が中古のオフィスビルを買い取り、それを居住用の集合住宅やホテルに再開発しているからです。こうした開発業者は既に香港やシンガポール、中国、日本で投資家の大きなデータベースを持っており、開発後の物件をアジア全体で販売するためにそれを活用すると考えてもおかしくありません。豪ドルが現行水準にとどまるか、あるいはさらに下落するならば、オーストラリアの投資用物件はアジアの投資家にとって妙味ある価格水準が続くでしょう。さらに、オーストラリアとアジア各国との二カ国間協定によって、各国との貿易が強化・深化するだけでなく、妙味ある投資先としてオーストラリアが脚光を浴びることになると思われます」とみている。日本はオーストラリアにとって依然として第2位の貿易相手国であり、またオーストラリアの最大輸出市場の一つであることから、ナショナルオーストラリア銀行の在日代表対馬康平東京支店長は、15日に発効した日豪経済連携協定(JAEPA)は、オーストラリアの産業界だけでなく、オーストラリアへの投資を考える日本の投資家にとっても、今後画期的な機会を意味すると語っている。また「特に最近発効したJAEPAによってオーストラリアと日本との間の関係と経済協力が強まることが予想される今、アジアからオーストラリアへの資金流入が減っている、あるいはストップしているという兆しはまったく見られません。JAEPAは両国経済にとって大きな利点を提供するだけでなく、オーストラリア市場と個人的な投資機会に対する認識を高めるものと思われます」とも述べている。
2015年01月29日飼い主のいない猫の保護や飼育希望者への譲渡などの活動を行う、東京キャットガーディアンがプロデュースする不動産ポータルサイト「しっぽ不動産」がスタートした。ペット可物件や猫付きマンションなどを案内している。○猫付きマンションや猫付きシェアハウスも同サイトは、ペット歓迎の物件を集めたポータルサイト。サイト名の"しっぽ"は、「しっぽのある動物たちと人間が幸せに暮らす毎日を」というコンセプトにちなんでいる。「犬猫OK」「猫OK」「犬OK」な物件のほか、猫付きマンションや猫付きシェアハウスも紹介している。また、「ペット可」という条件だけではなく、賃料別、地域や沿線別で物件を探せるように整理されている。「2階以上」「角部屋」「床暖房」「築浅」といった条件別でも検索可能とのこと。
2014年11月12日学芸出版社は10月1日、『全国のR不動産ーー面白くローカルに住むためのガイド』を刊行する。○全国のR不動産メンバーが紹介同書は、全国のR不動産メンバーによる、その土地ならではの魅力やおすすめエリア、物件の紹介、移り住んだ人々へのインタビューなどで構成されている。移住を考えている人に加え、自分のまちの魅力を発見・発信したい人や新しい働き方・住み方を探りたい人などが参考にできる情報を集めた。著者は、東京R不動産、稲村ヶ崎R不動産、金沢R不動産、大阪R不動産、神戸R不動産、福岡R不動産、鹿児島R不動産、山形R不動産となっている。A5判で144ページ、オールカラー。価格は、1,600円(税別)。
2014年09月26日東京スター銀行は10日、幅広い資金ニーズに対応可能な個人向け「スター不動産担保ローン」の取り扱いを開始した。「スター不動産担保ローン」は、申し込み時の年齢が満20歳以上69歳以下の人で、完済時の年齢が84歳以下の人であれば利用できる、使いみち自由のローン(事業性資金を除く)。自宅のリフォームや家族の教育資金、結婚資金などへの利用はもちろん、現在利用中の不動産担保ローンからの借り換えや、現在借り入れ中の複数の消費者ローンをまとめて1本化することも可能。金利は4種類(変動・固定3種)から選択可能で、金利帯もそれぞれ3%台からと、現在他のローンを利用中の人にとっては、同商品に借り換えることで毎月の返済負担を軽減できる商品になっているという。同行はこれまでも、おまとめローンやのりかえローン、リバースモーゲージなど、顧客本位の発想で数々のユニークな商品を開発してきたという。今後も企業理念である「ファイナンシャル・フリーダム~お客さまをお金の心配から解放する~」に基づき、付加価値の高い商品・サービスの提供を目指していくとしている。
2014年03月11日三越伊勢丹と三井不動産は21日、再開発が進む日本橋にて三井不動産が手掛ける高級賃貸レジデンス「パークアクシスプレミア日本橋室町」において、両社が連携した初めてのサービスをスタートさせると発表した。「パークアクシスプレミア日本橋室町」は、低層部に「COREDO室町2」「TOHOシネマズ日本橋」がオープンする複合ビル、「室町古河三井ビルディング」の最上階4フロア(18~21階)を占める54戸のラグジュアリー賃貸住宅。最上階4フロア(18F~21F)屋上庭園やロビーラウンジ、最高3.0mの住戸内天井高、エネルギーマネジメントのスマート化など、「パークアクシス」の中でも最高水準の居住性能を誇る。居住者向けの新サービスは三越日本橋本店によって提供される。住宅専属コンシェルジュと三越との連携により、買物の相談やお手伝いをはじめ様々な要望にきめ細かく答える「日本橋三越御用聞きサービス」がその中心。家事代行・お食事宅配・オーダーメイド旅行企画など上質な暮らしに便利なコンテンツを取り揃えた有料サービスメニュー、カルチャーサロン入会優待や三越劇場優先予約等のサービスなども提供される。
2013年11月23日「不動産鑑定士」は、文字通り土地(の価格)を評価できるという資格です。受験する人が多く、また合格者の少ない「狭き門」であることが知られています。この不動産鑑定士の資格はつぶしが利くものでしょうか?不動産デベロッパーに聞いてみました。■役に立つのは「相続絡みの鑑定」!――「不動産鑑定士」の資格はつぶしが利くものですか?ええ。つぶしの利く免許だと思います。――どんなときに役立つのでしょうか?「相続」絡みで土地の売買を行うときなどが代表的なケースです。その土地の「評価額」を税務署に提出しなくてはならないんですよ。実際、そこで税金が決まるわけですからとても大事です。不動産鑑定士はその「評価額」を決め、公的機関に提出することができます。――ぶっちゃけて言うなら、有利なように土地価格を評価できるということですか?そこまでは言い過ぎですが(笑)。国の「公示価格」というのがありまして。土地を取引する際には「この価格を参考にするように」というものです。そこからむちゃに外れてということはあまりできません。ただし公示価格というのは、あくまでも参考価格であって、その価格で取引ができるとは限りません。売り主さんが「もっと高値でしか売らない」と言えばそれまでですし。――鑑定士であれば、「適正価格」を提示できるというわけですか?と同時にある意味ハクが付くわけです。「鑑定士さんがこういう価格を提示しているので」と。鑑定士さんの作成した書類は公的機関で通用しますので。エビデンスに使えるといいますか。■開発部署にいたら重宝する免許――不動産会社に勤めていても、役に立つ免許ですか?それは部署によります。私は営業部なので必要ないといえば必要ないですが。例えば、「土地活用」「不動産のコンサルティング」などを担当する部署などでは重宝します。というのは、先ほどのように「相続絡みでその土地をどうするか迷っている人」がいるとしましょう。その方に、「今、土地はこのぐらいの価格」ですので売却しましょう、などという提案をする場合に「土地の評価額」を提示しなければなりません。不動産鑑定士の免許を持っていれば自分でもできますから。――なるほど。公的機関に提出できる審査書を作成できることは大きな意味があります。――例えば、個人で不動産鑑定士の免許を持っていて、「この土地の鑑定書を作ってください」といった依頼が来ることはあるのでしょうか?はい。不動産業者からもそうですが、税理士さんからそういった依頼が行くことも普通にあります。相続の際の「相続税対策」で出番が多いでしょうね。――そのときにどのくらい報酬がもらえるものでしょうか?20万円~30万円といった報酬が普通だと思います。弊社でも外部でお願いしている鑑定士さん、おられますよ。というわけで、不動産業者さんから見ると「不動産鑑定士」の免許は「つぶしの利く免許」のようです。これから、人口の多い日本の高齢者が「相続問題」に直面します。鑑定士の出番は増えるのかもしれませんね。(高橋モータース@dcp)
2013年04月06日不動産屋さんにも「今月末までに5軒売ってこーい!」みたいなノルマはあるのでしょうか?また、あったとすればノルマ達成できないと何かペナルティーはあるのでしょうか?不動産業者に聞いてみました。――不動産業界って販売のノルマみたいなのはあるのでしょうか?ノルマというのはうちの会社ではないのですが、ほかの仲介会社さんで、「販売の委任をどれだけ取るか」というノルマがあるところがあります。――オーナーさんから物件をどれだけ任せてもらえるか、ってことですよね?そうですね。そういった委任をどれだけ持ってくるかノルマが課せられているところがあります。――売上金額のノルマはありますか?もちろんあります。売り上げや契約本数ですね。ノルマという厳しいくくりではありませんが、目標として金額を設定している会社も多いですね。まぁ会社員なので当然といえば当然のことなのですが……(笑)。――そういったノルマや目標は単純に売上金額だったりするのですか?私の会社の場合は、利益ですね。どれだけの値段で買って、どれだけの値段で売れたか、です。もちろん、単純に売上金額をノルマや目標にしているところもあります。――もし利業利益が足りない場合だと、なんとか大きな金額の物件を売って一発逆転!なんてことも?あります(笑)。また、不動産の場合、回収するまでに時間がかかるので、キャッシュフローをちゃんと考えて動かないとえらいことになります。――もしノルマに届かなかった場合、どうなりますか?一応サラリーマンなので叱責されたりはしますが、大きなペナルティーを受けることはあまりないでしょう。もちろん、度が過ぎれば会社から何らかのお達しがありますけど。ノルマ制のところでも、達成できなければ給料カットとか即解雇などはないと思いますよ。――ノルマ達成でお給料アップとかはないのですか?私の場合は固定給なのでそういったものはないです。なので基本的には達成しても上がりもせず、達成できなくても下がりもせず、ですね。ただ、中には歩合制の会社もあるので、成績が悪いとお給料が少ない……といったケースもあるそうです。――なるほど。不動産の世界でも、そこまでハードなノルマや目標はないんですね。そうですね。一般の営業職とほぼ同じだと思ってもらえるといいです。ただ、扱っているモノの額が額なので、目標金額とかもウン千万とかウン億円なんですね。慣れると大丈夫なんですが、当初は金銭感覚がおかしくなりそうでしたよ(笑)。――それは普通の仕事をしていると分からない感覚ですね。大きな金額が動く不動産業界なので、ノルマとかいろいろ厳しいのかと思っていましたが、そこまでではないようです。「なんだか他業種より厳しそう……」と思っていたので意外でしたね。(貫井康徳@dcp)
2013年03月25日バブルの時代には大変に羽振りが良かった不動産業。お金に直結した商売なので「儲かる商売なのでは?」と思われがちな不動産屋さんですが、本当にそうなのでしょうか。不動産屋さんに聞いてみました。■「ゼロから不動産屋」は難しい道!――不躾(ぶしつけ)で恐縮ですが、不動産屋は儲かるのでしょうか?大変難しい質問ですね。これはどの業種でもそうでしょうが、儲かっているところ、儲かっていないところがあります。不動産屋だから儲かるということではありません。現在はそれほど景気は良くないですよ。――例えば、これから不動産屋を始めるんだ! という人がいたらどうでしょうか?「ゼロから不動産屋を始める」という話でしたら、難しいのではないかと思ますが……。――なぜでしょうか。現在はやや供給過多の状態で、物件が余っているという状況です。その中で各不動産屋が「借り主さん」「買い主さん」を見つけようと激しい競争をしています。そこにゼロから始めるというのは相当なリスクではないでしょうか。特別なものがあれば別ですが。――特別なものといいますと?例えば「誰もが欲しい土地」とか「良い物件」を多数持っているとか……「大地主」や「大手企業」との人脈を持っているとか、ですね。本当に競争の激しい世界ですので、そういった好条件がないと難しいでしょう。■賃貸物件の仲介手数料だけでは……――街中にある不動産屋さんは儲かるんでしょうか?昔からその街で不動産屋を営んでいると、大家さんとも懇意で良い物件をたくさん押さえているということが多いでしょう。その場合には、仲介手数料が一定量きちんと見込めますから、収入は安定しているでしょう。ただ、儲かっているかどうかは別問題ですね。――なぜですか?「食べていけてる」というのと「儲かっている」のは違いますでしょ? 正直に言いますと、賃貸物件の仲介手数料だけだと「儲かる」ところまではいかないと思います。特にその街に根ざして営んでいる不動産屋の場合、物件の数もそれほど多くはないですし。仲介手数料だけの商売となると「数」が勝負になっちゃいますので。やはり物件の売買、土地に投資してそれを売るなどしないと「儲け」が大きくはならないですね。でも投資するとリスクが大きくなりますので……。――それで失敗する不動産屋さんもあるんですか?もちろんです。皆さん気が付かないかもしれませんが、倒産や夜逃げなどの多い業種でもあるんですよ(笑)。■不動産会社に勤めていると……――不動産会社に勤めている人はどうでしょうか? 給料は多いでしょうか。それはサラリーマンですので普通の会社員と変わらないでしょう。もちろん一部上場の不動産業種の会社であれば給料はいいと思いますが、不動産業種だから飛び抜けて高額ということはないと思います。あと、不動産業はとても景気に左右されやすいので、その点は他の業種よりも不利ですね。――景気に左右されますか?大きく左右されます。すぐに物件の動きが止まったりしますし。開発した物件が売れ残ったりすると頭抱えますよ。不動産業で儲けようとすると、複数の優良物件を持ってきちんと運用、投資案件もうまくやり抜くという「資産と才覚」が必要とのこと。景気にも左右されやすい、競争の非常に厳しい世界だそうです。(高橋モータース@dcp)
2013年02月09日うちナビが運営する不動産賃貸仲介ショップ「うちナビ」は、全店舗の接客風景を生中継する検索サイトを12月20日に公開した。この取り組みは不動産業界では初の取り組みになるという。同サイトのコンセプトは、”「人で探す」お部屋探し”。不動産業界で一部もたれがちな「怪しい」「怖い」というイメージを解消し、より安心・信頼して物件探しができるよう、全店舗の接客風景を生中継する(※)。ほかにもスタッフ紹介、スタッフが勧める賃貸情報といったコーナーも設ける。また、物件探しに満足できた人を紹介する「お客様の声」コンテンツのコメントも1,800名を超えており、今後も引き続き更新するとのこと。※接客風景の生中継では、音声や顧客の映像は個人情報保護のため一切配信しない【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日さくら事務所創業者・代表で不動産コンサルタントの長嶋修氏は17日、「財政政策と金融緩和で円安・株高。自公圧勝で不動産はどうなる?」と題したニュースレター『さくらだより』号外を公表した。同ニュースレターによると、12月16日に行われた衆議院議員選挙は自公が300議席超えと圧勝、安倍総裁はさっそく、経済再生へ対策を打ち出すとして「緊急経済対策を策定し大型補正予算の編成」「2パーセントの物価目標達成に向け、来年4月の日銀総裁人事については物価目標に賛成者を人選」などを行うとしている。10兆円規模と想定される補正予算は1月中に国会提出される見込みで、物価目標達成のための具体的な金融緩和はすぐにでも着手、遅くとも4月総裁人事で本格化。経済財政諮問会議を復活させ日銀総裁にも出席を求めるほか、日銀法改正にも言及している。安倍総裁のこうした方針が打ち出された選挙前からすでに「円安」「株高」を予想した市場は大きく触れている。ここから思い切った財政政策・金融政策がとられることになれば、「不動産市場にもマネーが流れ込み、資産価格の上昇に向かう可能性が高まった」(長嶋氏)。インフレ時には金や不動産など実物資産の価値が増加し、実物以外の金融資産の信認が低下する。選挙以前の不動産市場動向は、東京都心部でオフィス空室率の悪化に底入れの兆しが見えるほか、シンガポール政府系や米大手が上場時の物件取得額2000億円規模の上場を予定しているなど、マネー流入の具体的な動きも出ているという。「REITやファンド市場、またそれらに連動しそうな前述した不動産などは、受け入れ体制が整っているといえる」(同氏)。ただし、「不動産市場の中でも、上昇する可能性があるのはこうした物に限られるものと思われる」(長嶋氏)。長嶋氏によると、具体的には「REIT」や「ファンド」、またそれに連動するような立地や種別の物件、たとえば都心3区や5区のなかでも駅近の優良立地などに建つマンション。タワーマンションのうち地域のランドマーク。高級住宅地などが考えられるという。それ以外の、たとえば大半の住宅市場などについては、「むしろ下落圧力がかかるものと見ている」(長嶋氏)。その理由について長嶋氏は、「『財政政策』や『金融政策』は、あくまで経済再生の補助的な役割に過ぎない」とし、「そもそも日本経済は高度成長を終え失われた20年を過ごし、給与所得者の給与が低下しデフレが続いてきたが、その原因は『社会の硬直化』にあるから」としている。長嶋氏によれば、「少子化・高齢化」「経済成長率低下」の下で「既得権益体制」や「産業構造」「雇用構造」「社会保障体制」に変化をもたらすことなしに、経済の「潜在成長率」は高まらないといい、見方によっては、自民党政権の財政政策や金融政策は、「たんに将来に負担を先延ばしにしているだけ、長期的にはマイナスとも言える」(同氏)。「各種の構造改革を行うことと同時に、その補助的な政策としての財政政策・金融政策がとられない以上、大半の不動産には下落圧力が高まるだけ」(同)としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日知人の不動産屋さんが、「いいお客さんには、いい部屋を見つけてあげたいと思う」と話すのを耳にし、「いいお客さんとはどういう人?」と気になりました。そこで、『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文朝日奈ゆか、漫画 東條さち子東京書籍)というコミックエッセイの主人公のモデルとなった不動産アドバイザー・穂積啓子さんにお話を伺ってみました。■オーナーもいい入居者を待っている「この人ならいい部屋を見つけてあげたい、と思うことはありますか」という問いに、穂積さんはこう答えます。「もちろん、あります。どのような仕事でもそういう感情はあるでしょうが、部屋探しは特に、お客さんにとっては生活の快適さを左右する大きな買い物です。同時にそれは、オーナー側にも言えることなんです。入居が決まると長いお付き合いになるわけで、オーナーはいつもいい入居者さんとのご縁を待っています。不動産屋は入居者とオーナーをつなぐ仲介人ですから、『いい人をいいオーナーに紹介する』ために、いいお客さんに会いたいと常々考えています」■真剣に部屋を探しているかどうか次に、親身になりたいと思うお客さん像について具体的に尋ねました。「『真剣に部屋を探されているかどうか』がネックです。初めての電話やメールでのお問い合わせ、店頭への飛び込みの方の場合、自分の情報をオープンに教えていただける、希望条件を明確に伝えてくださる方からはその真剣さが伝わってきます。こちらは仕事として本気で向き合いますから、冷やかしやひまつぶしで内見を希望する、ほかで決めているのを隠している、かなり先の予定である場合など、真剣ではないなということはたいてい分かります。お問い合わせがあれば、氏名、住所、電話、年齢、職業、転居の目的、ご予算、部屋の希望条件をたずねる、あるいは用紙に書いていただきますが、あまりにあやふやだったり、連絡先を記さなかったりする人はちゅうちょする何らかの理由があると判断します。真剣な人とは、ビジネスに直結するわけですから、不動産屋もいい仕事をしようという気になります」(穂積さん)■場所や間取り、家賃などの希望条件が明確である「探したい部屋のイメージが具体的にある方は、ある程度の情報を集めておられるようで、時間を割いて探されているのだなと感じます。『エリアのご希望は?』、『ご予算は?』、『間取りは?』など質問をしても『はー?』、『えーっと……』と、何も答えない方の場合は、『まだ探す気がないのかも』、とか、『一人暮らし?彼女と暮らしたいだけかな』などと想像します。部屋探しは動機や目的があってこそすることで費用も必要ですから、希望条件がないとは考えにくいのです」(穂積さん)■希望と予算が見合っているか「希望条件に対する相場を勉強されていると、真剣さが伝わってきます。また、まだ調べておられなくても、こちらのアドバイスを受け入れて勉強される姿勢を見せられる人はやはり本気で探している人だと感じます。一方で、『新宿駅から徒歩5分ぐらいで2LDKで60平米以上で、眺望が良くて閑静で、バストイレは別で浴室乾燥機完備で、築浅で……、予算は6万円』などと、あまりに条件と予算がかけ離れている場合は、不動産屋は、『あ、このお客さんは決まらないな』と察します。どのような部屋を紹介しても、『えー、違う』と次々と断られることが予想できるからです」(穂積さん)■家賃を払ってくれそうか「オーナーにとって最も避けたいのは、家賃の滞納です。希望条件を聞く、職業を聞く、内見をして話をする、という段階を踏む過程で、『家賃はきちんと払ってくれそうか』ということを察します」(穂積さん)■ご近所トラブルを起こしそうにないか「家賃の滞納の次に避けたいのは、ご近所トラブルです。トラブルの原因となる『騒音』、『ゴミ部屋』、『ペット飼育違反』、『また貸し』、あげくには警察沙汰など、引き起こさない人であるかどうかです。ただ、家賃の支払い同様、こればかりは、入居後数年たてばその人の人生は変わるもので、なかなか分からないことも多いのです。どこでどう判断するかというと、初見、内見時、契約時と接するときの『言葉遣いやあいさつをされるか、ため口ではないかなど』、『服装が派手すぎないか、不潔ではないか』、『時間など約束は守られるか、連絡に返事があるか』など、立ち居振る舞いや会話がヒントになってきます」(穂積さん)「ただし……」と最後に穂積さんはこうアドバイスを加えます。「丁寧な言葉で素直にアドバイスを聞かれ、内見時にも『いい部屋ですね』と爽やかに言う人がすっと決まるかと言えば、そうではありません。翌日に、『ほかで決めました~』とこれまた爽やかに断られたりすることも多々あります。あれこれ条件を言う、多くの部屋を内見するなど当初は希望が厳しいお客さんのようでも、『部屋選びにこだわって、真剣に取り組んでいる姿勢』ゆえのことという人は、時間はかかっても最終的にいい部屋を見つけて決められる、という経験識があります。不動産屋にとっていいお客さんとは『紹介した部屋を喜んで決めてくれる人』ではありますが、そうなるためにはお互いに労を惜しまず信頼を築く、というのが理想ではないでしょうか。もっとも、お客さんから見た不動産屋が信頼に値するかどうか……。まずは、これが大事ですが」引越歴6回になる筆者には、うなずける情報ばかりです。「いい部屋を探すにはいい不動産屋さんとの出会いから」とはよく言われることですが、その理由も理解できました。お客の熱意と不動産屋の親身がうまく通じ合ったとき、納得が行く部屋探しができるように思います。監修:穂積啓子氏「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(藤井空/ユンブル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日知人の不動産屋さんが、「いいお客さんには、いい部屋を見つけてあげたいと思う」と話すのを耳にし、「いいお客さんとはどういう人?」と気になりました。そこで、『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文朝日奈ゆか、漫画 東條さち子東京書籍)というコミックエッセイの主人公のモデルとなった不動産アドバイザー・穂積啓子さんにお話を伺ってみました。■オーナーもいい入居者を待っている「この人ならいい部屋を見つけてあげたい、と思うことはありますか」という問いに、穂積さんはこう答えます。「もちろん、あります。どのような仕事でもそういう感情はあるでしょうが、部屋探しは特に、お客さんにとっては生活の快適さを左右する大きな買い物です。同時にそれは、オーナー側にも言えることなんです。入居が決まると長いお付き合いになるわけで、オーナーはいつもいい入居者さんとのご縁を待っています。不動産屋は入居者とオーナーをつなぐ仲介人ですから、『いい人をいいオーナーに紹介する』ために、いいお客さんに会いたいと常々考えています」■真剣に部屋を探しているかどうか次に、親身になりたいと思うお客さん像について具体的に尋ねました。「『真剣に部屋を探されているかどうか』がネックです。初めての電話やメールでのお問い合わせ、店頭への飛び込みの方の場合、自分の情報をオープンに教えていただける、希望条件を明確に伝えてくださる方からはその真剣さが伝わってきます。こちらは仕事として本気で向き合いますから、冷やかしやひまつぶしで内見を希望する、ほかで決めているのを隠している、かなり先の予定である場合など、真剣ではないなということはたいてい分かります。お問い合わせがあれば、氏名、住所、電話、年齢、職業、転居の目的、ご予算、部屋の希望条件をたずねる、あるいは用紙に書いていただきますが、あまりにあやふやだったり、連絡先を記さなかったりする人はちゅうちょする何らかの理由があると判断します。真剣な人とは、ビジネスに直結するわけですから、不動産屋もいい仕事をしようという気になります」(穂積さん)■場所や間取り、家賃などの希望条件が明確である「探したい部屋のイメージが具体的にある方は、ある程度の情報を集めておられるようで、時間を割いて探されているのだなと感じます。『エリアのご希望は?』、『ご予算は?』、『間取りは?』など質問をしても『はー?』、『えーっと……』と、何も答えない方の場合は、『まだ探す気がないのかも』、とか、『一人暮らし?彼女と暮らしたいだけかな』などと想像します。部屋探しは動機や目的があってこそすることで費用も必要ですから、希望条件がないとは考えにくいのです」(穂積さん)■希望と予算が見合っているか「希望条件に対する相場を勉強されていると、真剣さが伝わってきます。また、まだ調べておられなくても、こちらのアドバイスを受け入れて勉強される姿勢を見せられる人はやはり本気で探している人だと感じます。一方で、『新宿駅から徒歩5分ぐらいで2LDKで60平米以上で、眺望が良くて閑静で、バストイレは別で浴室乾燥機完備で、築浅で……、予算は6万円』などと、あまりに条件と予算がかけ離れている場合は、不動産屋は、『あ、このお客さんは決まらないな』と察します。どのような部屋を紹介しても、『えー、違う』と次々と断られることが予想できるからです」(穂積さん)■家賃を払ってくれそうか「オーナーにとって最も避けたいのは、家賃の滞納です。希望条件を聞く、職業を聞く、内見をして話をする、という段階を踏む過程で、『家賃はきちんと払ってくれそうか』ということを察します」(穂積さん)■ご近所トラブルを起こしそうにないか「家賃の滞納の次に避けたいのは、ご近所トラブルです。トラブルの原因となる『騒音』、『ゴミ部屋』、『ペット飼育違反』、『また貸し』、あげくには警察沙汰など、引き起こさない人であるかどうかです。ただ、家賃の支払い同様、こればかりは、入居後数年たてばその人の人生は変わるもので、なかなか分からないことも多いのです。どこでどう判断するかというと、初見、内見時、契約時と接するときの『言葉遣いやあいさつをされるか、ため口ではないかなど』、『服装が派手すぎないか、不潔ではないか』、『時間など約束は守られるか、連絡に返事があるか』など、立ち居振る舞いや会話がヒントになってきます」(穂積さん)「ただし……」と最後に穂積さんはこうアドバイスを加えます。「丁寧な言葉で素直にアドバイスを聞かれ、内見時にも『いい部屋ですね』と爽やかに言う人がすっと決まるかと言えば、そうではありません。翌日に、『ほかで決めました~』とこれまた爽やかに断られたりすることも多々あります。あれこれ条件を言う、多くの部屋を内見するなど当初は希望が厳しいお客さんのようでも、『部屋選びにこだわって、真剣に取り組んでいる姿勢』ゆえのことという人は、時間はかかっても最終的にいい部屋を見つけて決められる、という経験識があります。不動産屋にとっていいお客さんとは『紹介した部屋を喜んで決めてくれる人』ではありますが、そうなるためにはお互いに労を惜しまず信頼を築く、というのが理想ではないでしょうか。もっとも、お客さんから見た不動産屋が信頼に値するかどうか……。まずは、これが大事ですが」引越歴6回になる筆者には、うなずける情報ばかりです。「いい部屋を探すにはいい不動産屋さんとの出会いから」とはよく言われることですが、その理由も理解できました。お客の熱意と不動産屋の親身がうまく通じ合ったとき、納得が行く部屋探しができるように思います。監修:穂積啓子氏「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(藤井空/ユンブル)
2012年11月28日不動産大手の三井不動産は、マレーシアの首都クアラルンプール初のアウトレットモール「(仮称)三井アウトレットパーククアラルンプール国際空港(KLIA)」の開発に着手することを決定した。着工は2013年夏、開業は2014年冬を予定している。同プロジェクトは、クアラルンプール国際空港敷地内のアウトレットモール計画。東南アジアにおける同社初のアウトレットモールとなる。空港と市街地を結ぶ幹線道路に面し、クアラルンプール都市圏居住者はもとより、クアラルンプール国際空港の利用者(年間約3,800万人)にとっても利便性の高い立地だ。空港を含む周辺地域では、オフィス・商業・コンベンションセンター・物流施設・テーマパーク・ゴルフコースなどが集積する「KLIAエアロポリス計画」があり、順次開発が推進される。なお、クアラルンプール国際空港では、第2空港の開業が2013年5月に予定されており、このアウトレットモールが開業する2014年冬ごろには年間合計4,500万人の利用が予想されている。約18万平方メートルの敷地を生かしたアウトレットモールは、店舗数約240店を計画。テナントは、欧米、アジア、日本のブランドを想定し、ラグジュアリーブランド、カジュアルブランド、セレクトショップなどを中心に幅広い業態で構成する。さらに、飲食店の誘致や日系企業のアウトバウンドニーズの取り込み、エンターテインメント要素の導入なども検討している。詳細は三井不動産ニュースリリースページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日不動産物件を購入する場合も借りる場合でも、不動産の建売業者や販売業者や仲介業者を通すのがほとんど。そのため、満足できる取引をするには、業者の腕の良しあしが大事になってきます。では、業者の良しあしを判断するには、どこに注意すればいいのでしょうか?不動産の専門家に聞いてみました!――不動産屋の建売業者や仲介業者などを選ぶ際、どんな所に気をつければ伺いたいのですが、テキトーなことをする業者って実際いるんでしょうか?実際、あまりいい仕事をしない業者はいますね。名前は言えませんが、仲介業者にそういった適当な仕事をするところがありますね。対応が悪かったり、いろいろあるそうです。――バブル期だとそういったあまり「よろしくない業者」が多かったと聞きますが、今でもいるものなんですね。ヘンな建物を売っている業者とかはいないのでしょうか?いまは例の構造計算書偽造の一件があって、建築基準法などが非常に厳しくなっていますので、いい加減な物件というのは基本的にないんですね。――ということは、ヘンな物件をつかまされる確率は少ないんですね。だとすると、問題は人間側だけということですね(笑)。そうですね(笑)。やっぱり家の売り買いは大きな金額なので、購入者だけでなく業者も「どれだけお金が必要でどれだけ手元に残るのか?」などの計算をするのですが、その計算がちゃんとできない仲介業者も中にはいるんですね。――専門の業者なのにですか!?そうなんです。なのでそれが原因でトラブルになり、お客さんがイヤな思いをしてしまう場合もありますね。――なるほど……。「こいつ計算できねーじゃん!」と思ったら担当を変えるなりした方がいいですね。後々のことを考えると早い方がいいですしね。あとそういったイマイチな業者を見抜くためにはやはりある程度の知識がないと難しいんです。なのですべて業者任せにせずに、自分で勉強して少しでも不動産の知識を身につけておいたほうがいいですね。――安い買い物ではないですし、失敗しないためにも知識はあった方がいいのですね。建売業者にはそういったテキトーな業者はあまりいないのですか?そうですね。建売業者(デベロッパー)は自分たちの会社が建設した家を売るので、橋渡しをする仲介とは責任が全然違います。「10年間の瑕疵担保責任」もありますし、適当なことはできません。――そのほかに、こういう業者には気をつけろ!というものはありますか?個人的に、勢いだけの業者は注意した方がいいと思いますね。「ここはいいです!」、「オススメですよ!」などと、とにかく煽(あお)ってくる業者さんは厳しいイメージがあります。それよりも、ちゃんと自分の発言の証拠や根拠を提示してくる人を選んだ方がいいです。――その方が安心しますよね。あと聞いた話ですが、知り合いが新居を探す際、業者に地図だけ渡されて、「何かあればお電話ください」と言われたそうですが、これはキケンな業者ですよね?明らかによろしくない感じですね(笑)。そういった業者さんも避けた方がいいでしょう。――やはり(笑)。そういった表面上で分かる部分があればいいですが、素人では良しあしが見抜けない部分もあるので、ヘンな業者を避けるためには、先ほど述べたように少しでも知識をつけることをお薦めします。そうすることで、業者の腕の良しあしが見えてきますので。――なるほど。わかりました!不動産業者を選ぶ際は、・計算のできる人間か確認・ヘンに煽(あお)ってくる人間はNG・地図だけ渡す業者はもってのほか・基礎知識は勉強しておく以上のことに気をつけるようにしましょう。特に基礎知識の勉強は業者の力量を見定めるのに非常に重要とのこと。面倒くさがらずに勉強すれば、いい取引ができるかもしれませんよ!?(貫井康徳@dcp)
2012年11月21日物件を探す、または住宅を建てる場合は、不動産の事を少しでも勉強しておいた良いと不動産屋は言います。その方が、業者や物件の良しあしも見抜きやすいとのこと。そこで今回は、覚えておくと役に立つ不動産用語の数々を紹介します。●イニシャルコスト物件や住宅が完成するまでにかかるお金のことで、設計費用などが含まれます。●売り建て業者がまず土地を販売してから住宅を建設すること。オーナーの要望を取り入れた住宅が建設されることが多いがトラブルも多い。●瑕疵(かし)担保責任雨漏りによる被害など、建物の外側からはわからない住宅の欠陥が見つかった場合、売り手側が買い手に対して負わなければならない責任。●基準地価国土交通省が定期的に発表する公的な土地の価格。「公示地価」とも言われている。●現況優先物件の広告の販売図面や物件の間取り図が部屋の現状と異なっている場合、現状を優先させるということ。トラブルの原因になるのでこの表記がある場合は要注意。●現状有姿「現状のままにします」という意味の言葉。物件売買の際、契約書にこの言葉があれば「そのまま引き渡します」という意味になります。●建ぺい率敷地面積に対する建築面積の割合。100坪の土地で建ぺい率70%の場合、建築面積は70坪となる。用途地域別で異なり、この割合以上の建築物は建ててはいけない。●敷地延長地住宅の道路と接する部分が路地になっている土地のこと。見取り図だと旗のような形になっていることから『旗ざお地』、または『路地状敷地』とも呼ばれている。●耐用年数財務省が発表した法律によって決められた耐用年数。木造22年、鉄骨34年(鉄骨の厚みによって異なる)、鉄筋47年と、それぞれ決められている。●建坪住宅の建築面積を坪単位で表したもの。1坪は約3.3メートル。●二戸一複数の住宅が連続して建てられた住宅形態のこと。住宅同士が壁を共有しているケースと住宅それぞれが壁を用いている場合がある。●延べ床面積住宅の床部分の総面積を合わせたもの。複数階ある場合は、それもすべて含む。●掃き出し窓庭やバルコニーなどに出られるような、人が出入りできる大型の窓のこと。壁などに埋め込まれた開閉できない窓のことは『はめ殺し窓』と言われる。●フラット35最長35年長期固定金利の住宅ローンのこと。意外と知らない人が多い。●間口住宅などの入り口の広さのこと。広い方が良い。●容積率敷地面積に対しての建築物の延べ床面積の割合のこと。100坪の土地で容積率が100%ならば1階60坪、2階40坪の建築物を建てて良いことになる。●ローン特約住宅購入でローンの借り入れができなかった場合は契約を白紙に戻せる、というもの。手付金も戻ってくる。●金消契約住宅購入時に、銀行からローン借り入れを行う際に、銀行と締結する契約。簡単ではありますが、これらを覚えておいて「それどういう意味?」となるケースを減らせば、契約などもスムーズに進むかもしれません。覚えておいて損はありませんよ?(貫井康徳@dcp)
2012年11月18日不動産会社の三井不動産グループならびに、百貨店の大丸松坂屋百貨店は、京都市中京区新町通六角下ル(旧松坂屋京都業務部・染織参考館跡地)において「(仮称)三井ガーデンホテル京都新町通(客室数130室・予定)」を着工した。同プロジェクトは大丸松坂屋百貨店が所有する「松坂屋京都業務部・染織参考館」跡地にホテルを建築し、完成後三井不動産グループが賃借・ホテル運営を行うもの。ホテル建築にあたっては、京都の町家が数多く残る地域の街並みに調和するよう、旧松坂屋京都業務部建物の外観・意匠を活用するという。客層ターゲットは、国内外のレジャーユース(女性グループや家族・カップル、個人観光客など)をメインに、ビジネスニーズにも幅広く対応。客室はツインタイプを中心とし、シングルもすべて2人利用が可能とのこと。なお、京都市における「三井ガーデンホテル」は3施設目。同ホテルの開業は平成26年(2014年)春を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日お部屋を一緒に探してくれる不動産屋さん。そんな物件探しのパートナーは、できることなら親身になってくれる、気の合う人がいいですよね。「マイナビ賃貸」では、社会人男女のマイナビニュース会員に、これまでに出会ったすてきな不動産屋さんについて聞きました!■信頼できるのは隠しごとのない人!「一見怖い感じの人だったのですが、話してみるとすごくいい人で、物件探しの際に『自分の娘が住むなら、ここはおすすめしない』など、親身になってくれたのがうれしかった」(女性・神奈川県/23歳)「おすすめの部屋が見つかった際、言いにくそうに、実は近々大きなマンションが近くに建つ予定なので日当たりに関しては悪くなるかもしれないと話してくれた」(女性・鹿児島県/24歳)逆の立場なら、マイナスの情報はなるべく伝えたくないもの。隠さずに話してくれた優しさがうれしいですね。■熱意ある営業マン!「希望する条件とは異なる物件にも案内されて、最初は仕事のできない営業マンだな、と思っていたけど、駅からの距離を5分ほど妥協するだけで、広くて築浅な物件に出会うことができたので、視野を広げてくれたことに感謝です」(男性・29歳・兵庫県)「希望エリアを言った際、実際に見てみましょうと周辺を車で案内してくれて、表通りを抜けると風俗店街や、怪しげな雑居ビルがあり、女の子が住む街ではないかも……と思いました」(女性・大阪府・27歳)当初の考えのままだと、きっと住んでから不便な思いや後悔をしたはず。熱意を持ってお部屋探しをしてくれた営業マンに感謝ですね。■住んだ後までサポート!「ボロボロの安アパートを契約する際、あらかじめ悪いところもしっかり説明してくれた。冬には水道が凍ってお湯が出なくなることがあることや、下水が詰まりやすいなどと説明してくれたので、対策をとることができ、住んだ後も、気になることがあれば連絡してくれと言われた」(男性・東京都/30歳)「賃貸契約をする際、わざわざ大家さんへのあいさつに付き添ってくれて、親切な大家さんだから大丈夫だと言われていたことが、本当にその通りだと確認でき、安心できました」(女性・東京都/25歳)契約するまでは親切だったのに、契約したとたん「管理会社に聞いてください」なんて冷たい対応をされるのは悲しいもの。契約後も親切な人だと、次の引っ越しの際もお世話になりたいですね。物件を探す際は自分の意見ばかりを主張してしまいがちですが、物件探しのプロである不動産屋の意見を参考にすると、いい部屋と出会えそうです。そのためにも、信頼がおける上、自分と気の合う営業マンと出会いたいですね。(山本莉会/プレスラボ)【アンケート対象】現在同棲をしている、もしくは過去に同棲をしたことがある男女(マイナビニュース会員)調査時期:2012年9月13日~2012年9月14日有効回答:141件調査手法:インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月02日お部屋を一緒に探してくれる不動産屋さん。そんな物件探しのパートナーは、できることなら親身になってくれる、気の合う人がいいですよね。「マイナビ賃貸」では、社会人男女のマイナビニュース会員に、これまでに出会ったすてきな不動産屋さんについて聞きました!■信頼できるのは隠しごとのない人!「一見怖い感じの人だったのですが、話してみるとすごくいい人で、物件探しの際に『自分の娘が住むなら、ここはおすすめしない』など、親身になってくれたのがうれしかった」(女性・神奈川県/23歳)「おすすめの部屋が見つかった際、言いにくそうに、実は近々大きなマンションが近くに建つ予定なので日当たりに関しては悪くなるかもしれないと話してくれた」(女性・鹿児島県/24歳)逆の立場なら、マイナスの情報はなるべく伝えたくないもの。隠さずに話してくれた優しさがうれしいですね。■熱意ある営業マン!「希望する条件とは異なる物件にも案内されて、最初は仕事のできない営業マンだな、と思っていたけど、駅からの距離を5分ほど妥協するだけで、広くて築浅な物件に出会うことができたので、視野を広げてくれたことに感謝です」(男性・29歳・兵庫県)「希望エリアを言った際、実際に見てみましょうと周辺を車で案内してくれて、表通りを抜けると風俗店街や、怪しげな雑居ビルがあり、女の子が住む街ではないかも……と思いました」(女性・大阪府・27歳)当初の考えのままだと、きっと住んでから不便な思いや後悔をしたはず。熱意を持ってお部屋探しをしてくれた営業マンに感謝ですね。■住んだ後までサポート!「ボロボロの安アパートを契約する際、あらかじめ悪いところもしっかり説明してくれた。冬には水道が凍ってお湯が出なくなることがあることや、下水が詰まりやすいなどと説明してくれたので、対策をとることができ、住んだ後も、気になることがあれば連絡してくれと言われた」(男性・東京都/30歳)「賃貸契約をする際、わざわざ大家さんへのあいさつに付き添ってくれて、親切な大家さんだから大丈夫だと言われていたことが、本当にその通りだと確認でき、安心できました」(女性・東京都/25歳)契約するまでは親切だったのに、契約したとたん「管理会社に聞いてください」なんて冷たい対応をされるのは悲しいもの。契約後も親切な人だと、次の引っ越しの際もお世話になりたいですね。物件を探す際は自分の意見ばかりを主張してしまいがちですが、物件探しのプロである不動産屋の意見を参考にすると、いい部屋と出会えそうです。そのためにも、信頼がおける上、自分と気の合う営業マンと出会いたいですね。(山本莉会/プレスラボ)【アンケート対象】現在同棲をしている、もしくは過去に同棲をしたことがある男女(マイナビニュース会員)調査時期:2012年9月13日~2012年9月14日有効回答:141件調査手法:インターネットログイン式アンケート
2012年11月02日不動産というのは生き物です。常にその価値は変動しています。でも、同じ購入するのであれば、できれば時間が経っても高く売れる、あるいは価値の減りにくい物件にしたいものです。では、価格の下がりにくい物件とはどんなものでしょうか?不動産屋さんに聞いてみました。匿名を条件にお話を伺いました。今回は同じ不動産でも、マンションに関する話です。――価値の下がりにくい物件について知りたいのですが。そういうマンションを購入すると、どういうメリットがありますか?先日、ある中古マンション物件の仲介売買をしました。その方は新築の時に購入したのですが、住宅ローンの残債よりも高く販売できたので、ローンを返済して手元にお金が残りました。価値が下がりにくい物件というのは、住宅ローンに困って手放す際にも価値を発揮します。――そういった物件はどうやって見分けたらいいのでしょうか。まずは立地です。――価格の下がりにくい場所があるということですか。そうです。東京都内で一般的に言われるのは山手線の内側の物件です。まずこれが原則です。ここは価値が下がりにくいですね。――山手線内側と言ってもピンキリだと思うのですが?確かにそうです。最近では山手線内側の高級住宅地と言われているところでも十分に気をつけていないといけません。たとえば、恵比寿というと高級住宅地ですが、最近、ある開発業者が新築物件を完売できなかったと仲間内で話題になりました。――なぜなんでしょうか?物件に対する目が厳しくなっているんです。その物件は、4メール道路に面しているのか、それとも6メートル道路に面しているのか、また何戸入ったマンションなのか、免震設備はどのくらいのグレードのものなのかといった、こと細かにその物件の評価がされます。昔だったら、「免震構造を採用。終わり」だったのがそうはいかないんですよ。こういうポイントを積み重ねてその物件を評価するものですから、物件ごとの評価に大きな差がつくことになるんですね。これが最近の傾向です。ですから、先の恵比寿の例で言えば、高級住宅地の物件ということで、若干気を抜いたところがあったのでしょう。価格と釣り合う物件ではないと評価されたのではないでしょうか。――なるほど。山手線内側の高級住宅地の物件でも油断するなと。山手線内側というだけでなく、価値の下がりにくい理由を持っている場所もあります。一例を挙げましょう。文教地区と言われている、文京区の小石川、ここなどは比較的価値の下がりにくい地域です。教育熱心な親御さんが集まる人気のあるエリアですから。先日、小石川で、4,000万円で購入した2LDKのマンションの物件を4,500万円で売却できた例がありました。しかもその方は売却するまでにローンを完済していました。ただし、小石川だからと言って、どの物件も高く売れるわけではありませんよ(笑)。――他に価値が減りにくい要因はありますか?そうですね。100戸以上の大きな物件を選ぶのがいいですね。その方が価値が下がりにくいと思います。――理由は何ですか?管理費です。100戸以上の物件ですと小額の管理費を集めても大きな金額になるので、将来の補修への積立金が大きくできますし、また充実したサービスが受けられます。きちんとコンシエルジュサービスがあるのは、やはり大きな物件ですよね?なので中古になっても価格も下がりにくいです。――小さなマンションだとやはり大変なのでしょうか?大変です。10戸とか20戸とかのマンションですと、管理費負担が大きくなっていったりますから。安定したサービスを維持できるというのは大規模物件だからと言えますので。聞いてみると、なるほどな話でした。あなたは新築マンションを購入するとしたら、どこに建っているどんな物件を購入しますか?(高橋モータース@dcp)
2012年10月14日新居を探す際は、不動産屋選びも重要。なんとなく選んだ不動産屋の対応が悪く、トホホな経験をした人も少なくないのでは?皆さんはどうやってお部屋探しの際に、不動産屋を選んでいるのでしょうか。そこで「マイナビ賃貸」では、社会人男女のマイナビニュース会員500人にお部屋を探す際の不動産屋選びについて聞きました。■地元の不動産屋=地域のことを知っている!「昔ながらの不動産屋なら、地元のことを詳しく知っている感じだったので」(男性・広島県/39歳)「上京したとき、駅周辺の情報も知りたかったので個人経営の地元不動産屋に行ったら、『治安がいいのは北口の方』といったアドバイスや『飲食店が多いのはこのエリア』などと教えてもらえたので助かりました」(女性/東京都・26歳)「不動産屋の入り口に貼り出してある物件に惹かれて、地元の不動産屋に行きました」(女性・静岡県/29歳)掘り出し物件に出会いやすいのも、地元の不動産屋ならではなのかもしれません。■やっぱり大手!その理由は…?「大手だとすぐ倒産する事はないと思うし、何かあった時の安心感がある」(男性・東京都/33歳)「それなりに大手で有名なほうが、物件数が多いから選びやすい」(男性・愛知県/29歳)「看板に出ていた芸能人に惹かれて……グッズがあたるキャンペーンも開催されていたので」(男性・富山県/30歳)物件数もスタッフの人数も多い大手チェーン店なら、他ではもらえないグッズをもらえるというメリットもあるようです。■友人or大学からのすすめを参考に!「大学からの紹介で行ってみたら、敷金、礼金がいらなかったので助かりました」(男性・和歌山県/27歳)「友人が使った不動産屋さんを紹介してもらったら、友人割引のある不動産屋だったので、安くしてもらえました」(女性・山梨県/26歳)「知らない不動産屋に行くのは勇気がいるので、友人が使ったことがある不動産屋の担当者を教えてもらいました」(女性・富山県/27歳)中には「駅前にたくさんあったので、順に全部めぐり、一番対応がよかった所にしました」(女性・東京都/28歳)という、徹底比較した上一番いい不動産屋を選ぶという人もいました。不動産屋選びの際は参考にしてみてくださいね。(山本莉会/プレスラボ)【アンケート対象】社会人の男女(マイナビニュース会員)調査時期:2012年9月13日~2012年9月14日有効回答:500件調査手法:インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日新居を探す際は、不動産屋選びも重要。なんとなく選んだ不動産屋の対応が悪く、トホホな経験をした人も少なくないのでは?皆さんはどうやってお部屋探しの際に、不動産屋を選んでいるのでしょうか。そこで「マイナビ賃貸」では、社会人男女のマイナビニュース会員500人にお部屋を探す際の不動産屋選びについて聞きました。■地元の不動産屋=地域のことを知っている!「昔ながらの不動産屋なら、地元のことを詳しく知っている感じだったので」(男性・広島県/39歳)「上京したとき、駅周辺の情報も知りたかったので個人経営の地元不動産屋に行ったら、『治安がいいのは北口の方』といったアドバイスや『飲食店が多いのはこのエリア』などと教えてもらえたので助かりました」(女性/東京都・26歳)「不動産屋の入り口に貼り出してある物件に惹かれて、地元の不動産屋に行きました」(女性・静岡県/29歳)掘り出し物件に出会いやすいのも、地元の不動産屋ならではなのかもしれません。■やっぱり大手!その理由は…?「大手だとすぐ倒産する事はないと思うし、何かあった時の安心感がある」(男性・東京都/33歳)「それなりに大手で有名なほうが、物件数が多いから選びやすい」(男性・愛知県/29歳)「看板に出ていた芸能人に惹かれて……グッズがあたるキャンペーンも開催されていたので」(男性・富山県/30歳)物件数もスタッフの人数も多い大手チェーン店なら、他ではもらえないグッズをもらえるというメリットもあるようです。■友人or大学からのすすめを参考に!「大学からの紹介で行ってみたら、敷金、礼金がいらなかったので助かりました」(男性・和歌山県/27歳)「友人が使った不動産屋さんを紹介してもらったら、友人割引のある不動産屋だったので、安くしてもらえました」(女性・山梨県/26歳)「知らない不動産屋に行くのは勇気がいるので、友人が使ったことがある不動産屋の担当者を教えてもらいました」(女性・富山県/27歳)中には「駅前にたくさんあったので、順に全部めぐり、一番対応がよかった所にしました」(女性・東京都/28歳)という、徹底比較した上一番いい不動産屋を選ぶという人もいました。不動産屋選びの際は参考にしてみてくださいね。(山本莉会/プレスラボ)【アンケート対象】社会人の男女(マイナビニュース会員)調査時期:2012年9月13日~2012年9月14日有効回答:500件調査手法:インターネットログイン式アンケート
2012年09月29日最近、不動産への投資が注目を集めています。書店には「不動産投資」「サラリーマン大家さん」といった本がたくさん並んでいるし、セミナーなども数多く開かれているようです。たしかに、不動産に投資してそこから賃貸料が毎月入ってくるようにすれば、経済的なゆとりが生まれますよね。でも、実際に不動産を買うとなると、ワンルームマンション1室でも数百万円から1000万円以上のお金が必要。買ったとしても、空室リスクが常にあるうえ、物件の管理や税金の手続きなどの手間がかかります。だからといって、不動産投資をあきらめることはありません。実物を買わずに投資する方法があるのです。それが不動産投資信託(Real Estate Investment Trust)、略してREIT(リート)です。REITというのは、多くの投資家から資金を集めてファンドを作り、複数の不動産を購入してテナントに賃貸し、得られた賃貸料収入をファンドに出資した投資家に分配金として支払うという仕組みです。つまり投資家は、REITを買うことによって、間接的に不動産に投資することになるわけです。各ファンドが購入するのは、オフィスビルやマンション、ショッピングセンターなどの商業施設、ホテルなど。どんなタイプのどの物件に投資するかは各REITが決めます。テナントの募集や物件の管理・メンテナンスなども、REITが専門の会社に委託するので、投資家は自分で物件を選んだり管理したりする必要がありません。また、各REITは複数の物件を保有しているので、多少の空室があっても賃貸収入全体が大きく下がるということはなく、安定した分配金が期待できます。ではREITに投資するにはどうしたらいいのでしょうか。REITは投資信託の一種ですが、株と同じように証券取引所で取引されています。ですから、証券会社に口座を開設すれば誰でも売買できます。実物の不動産は売りたいときに売れないというリスクがありますが、REITは毎日取引されているので、いつでも自由に買ったり売ったりできます。また、株と同じように値動きがあるので、安い時に買って高い時に売ることで売却益を得ることもできます。REITは現在、35銘柄が上場しています。価格は3万円~80万円程度で、平均すると35万円くらい。ほとんどのREITは年2回分配を行っています。分配金の額はREITによって異なりますが、それぞれのREITの価格に対する年間予想分配金はおおむね5%程度です。今、預貯金金利はほぼゼロに等しく、個人向け国債10年物の利回りも0.5%という中にあって、REITの利回りは魅力的といえるでしょう。それに加えて、為替のリスクもありません。ただし、REITは不動産に投資するものだけに、保有する物件が地震などで被害を受けたり、大口テナントが退去したりすると、賃貸収入が減って分配金が下がる可能性があります。REITは単に不動産を買って持っているだけでなく、賃料や入居率をアップさせるために、保有物件を改修・改築して価値を高めたり、より魅力的な物件を新規購入、あるいは買い換えたりしています。こうした運営がうまくいっているREITは分配金が増えることが期待できるので価格が上がりますが、そうでないと、値下がりすることもあります。また、特にオフィスビルを保有するREITの価格は、景気の動向にも左右されます。REITに投資するときは、こうしたリスクも知っておかなければなりません。REITは少額で不動産に投資できるとはいえ、最低でも数十万円が必要です。それではまだハードルが高いという人は、REITファンドを利用するとよいでしょう。REITファンドは“不動産投資信託に投資する投資信託”。投資家から集めたお金で複数のREITに投資します。証券会社や銀行で販売されている契約型の投資信託なので、たいていの場合、1口1万円前後で購入でき、より多くの不動産に分散投資できます。REITは米国やオーストラリア、欧州など、日本以外の国にもあるので、REITを通して海外の不動産に投資することも可能。ただ、海外のREITを買うのは手間やコストがかかるので、海外のREITに投資するグローバルREITファンドを利用するのが便利です。日本のREIT(J-REIT)ファンドと同様、1万円前後から買えるので、海外不動産に投資するハードルがぐっと下がります。不動産は株や債券と値動きが異なるので、株、債券、不動産に分散投資すると、資産全体の価格変動リスクを抑える効果が期待できます。また、インフレになると不動産価格も上がるので、資産の一部で不動産を保有することはインフレ対策にもなるといわれています。すでに株や債券、あるいは株や債券に投資する投資信託を持っている人は、次のステップとしてREITやREITファンドへの投資を考えてみてはどうでしょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日良い不動産屋に出会うためにはいったいどこをどうやって探せばいいのでしょうか。「快適で安全な一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザーで宅地建物取引主任者である穂積啓子氏にお話を伺いました。。■広告物件は必ずあることが第一――不動産屋にはどのようなタイプがあるのでしょうか。穂積さん大きく分けて、『ターミナルタイプ』と『地域密着タイプ』があります。ターミナルタイプは、大手建設会社の関連企業やフランチャイズ企業が、人口が集中する都市部の駅近くや、大通り沿いに店舗を展開するパターンです。大々的に広告を打ち、業者専用のネット網を駆使して多数の物件情報を提供しています。地域密着タイプは、何十年と同じ場所で営業を続け、その地域の情報に特化して強く、地元のビルやマンションを管理しているパターンです。家主との関係が深いと考えられます。店舗は、住宅街や大通りから1本奥まった道沿いにあることが多いでしょう。不動産屋を巡るには、まずはターミナルタイプに出向き、家賃の相場や街、空き物件の様子など大まかな情報を得てから、自分の足で希望エリアを歩き、地域密着タイプの不動産屋を訪れると優良物件や細かな状況が見えて来るでしょう。――それぞれのタイプの特徴や、デメリットを教えてください。穂積さんターミナルタイプは、広告の関係で店名を誰もが知っているのですが、フランチャイズの場合は、名前を借りているだけであってそれぞれ個々の不動産屋が営業していることを知っておきましょう。コンビニ同様、よく知っている名称の店舗でも、大企業ではなく、零細もしくは中小企業のひとつです。広告チラシや領収書には、フランチャイズ名ではなく、○○不動産株式会社などと、実際の社名が書かれていることがあります。何かトラブルがあったときは、フランチャイズの本部が責任を持って対処するわけではなく、経営する会社との交渉になることがほとんどです。また、営業スタッフはその会社の社員ではなく、完全歩合給のフリーの営業マンであることが多いのも実情です。完全歩合給の場合、案内したお客さんには当然、契約をしてほしいでしょう。よって、成約を急ぐということがあります。また、転職が容易なので、すぐに変わってしまうということも多いようです。地域密着タイプは、管理業をしているだけに経営が安定しているとあって、サービスや愛想が悪いイメージがあるでしょう。特定のお客さんだけを大事にし、若いお客さんには冷たいなどということもあると聞きます。――良心的な不動産屋さんを見分ける方法はあるのでしょうか。穂積さん店を訪れた際、看板や玄関に出している物件案内書(間取り、場所、賃料などを書いた書面)にある物件は必ずある、ということが第一です。「おとり物件」と呼びますが、「現実にはない条件がよい案内書」を掲示して、お客さんを呼び込む業者がいます。電話で問い合わせたときには「はい、ありますよ!」という返答だったけれど、店に行ったときには「ついさっき、先のお客さんに決まってしまったんですよ……。こちらはどうですか?」と別の賃料が高めの物件を紹介されるなどのケースです。良心的な業者の場合、ウエブサイト上でも、そのような案内できない物件を広告に出すことはありません。大手企業が運営する不動産情報のウェブサイトでは、虚偽広告としてそれを禁止しています。次に、お客さんの希望をよく聞いて、「複数の部屋を案内してくれる」ということです。完全歩合給の営業マンは、「1軒しか案内したくない。そこで何とか決めるように話を持って行く」とよく言います。複数を案内する時間が無駄になっては困るからです。ある業者の社長は、「社員には、お客さん一人につき、案内は最大3件までとするように」と教育しているそうですが、自社利益ばかりを優先した考え方です。お客さんにすれば、部屋を決めるのはとても高額な買い物で、生活や人生がかかっているわけですから、お客さんが納得するまで情報を提供し、質問に答え、付き合うのが不動産業の責務の一つです。また、「案内時に、その物件の短所があれば先に説明してくれる、あるいは内見時にお客さんからマイナス面の指摘があった場合、それに対して誠実に答えられるかどうか」もポイントです。案内物件を頭からほめていいことばかりを連呼する、またデメリットを知っていても隠す営業担当者が多いと聞きます。成約を急ぐばかりに、そういうことになりがちです。営業トークだけを信じずに、「その業者がいったい自分に何をしてくれるのか。どれだけ時間を使ってくれるのか」がポイントでしょう。――ありがとうございました。やはり、不動産会社として、誠実にお客さんと向き合っているかどうかが鍵となるようです。問い合わせや案内時には、その方針がにじみ出て来るのではないでしょうか。自分のために時間を使い、真の情報を提供してくれる誠実な不動産屋に会いたいものです。(藤井空/ユンブル)【アンケート概要】調査対象:マイナビニュース会員調査時期:2012年7月21日~2012年7月23日有効回答:500調査手法:インターネットログイン式アンケート(文・エフスタイル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日不動産事業を展開しているリーディングは、同社が運営する不動産情報サイト「直談.com(じかだん)」において、登録物件数が1,000件を突破したと発表。10,000物件掲載されるまで、完全無料キャンペーンを行っている。同サイトは、200を超える個人オーナーや法人オーナー、管理会社が利用している、全国対応の次世代不動産情報サイト。大家や不動産業者がエンドユーザーに対して直接広告を掲載でき、エンドユーザーと掲載者が直談判することができる。また、通常の仲介物件に加え、家主や管理業者が直接登録する物件が掲載されているため、仲介手数料や礼金などの初期費用が比較的安い物件を検索することができるという。さらに、パソコンが苦手でも、物件の登録から掲載方法までしっかりサポートするほか、掲載中の物件に連動したホームページを無料で作成できる。なお、賃貸管理物件や売り物件情報、募集中の業者などを都道府県別に紹介。掲載を希望の業者は、管理物件募集ページと売り物件募集ページの申し込みフォームから申請できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日不動産仲介業を手掛けるALIVEは、不動産情報を小説仕立てで紹介する「東京妄想不動産」を提供開始した。「東京妄想不動産」は、Facebook上で展開される不動産物件紹介記事。ラブラブな二人、ほのぼの家族、などの生活の一部を小説仕立てで紹介しながら、物件に対するイメージを鮮明にする手助けとなることを狙う。例えば、あるデザイナーズ物件は以下のように紹介される。■彼が来ない日も寂しくない■東麻布のひっそり感と東京タワーの存在感のアンバランスがいいかも。窓の外を見ながらそう思った。大規模はマンションの割には、エントランスは小さめ。お部屋の天井が高いから、外との一体感が大きい。心が解放される。ちょっとした色遣い~キッチンのイエローと大理石の組み合わせ~ が、他では見ない感じなのよね。車で移動する私は、混むことのないこの辺だと ストレスなく暮らせる。いずれハイルーフの車に買い替える予定だから、それ用の駐車場があることもポイント高い。ピアノとペットが両方OKだったことも、決め手だったかな。彼が来る日は、車でお買い物に行って、 急いでお料理作ってあげよう!来ない日は、東京タワー眺めながらワインでも飲もう。フレンチブルのトントンがいてくれるから、一人の時間も寂しくないから。同社では、「これまでの物件概要・条件の説明だけでなく、“主人公の主観”で記述された、住み手目線の情報を提供することで、利用者にとって“より納得できる選び方”を提案する。また、オーナーにとっては、通常の条件検索では埋もれてしまう物件も、違う視点で紹介してもらえるというメリットもある」など借り手と買い手にとって、より人間的な選択ができるサービスを目指したいとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日不景気だろうが何だろうが不動産会社さんは開発をしていかなければなりません。ただ不景気なので「お金」は大事です。キャッシュは大事にしながら開発を進めるというので、最近多用されている手法があるそうです。不動産会社の人に聞いてみました。――最近の不動産開発について聞きたいのですが。最近のトレンドはどのようなものでしょうか。大型化は1つのキーワードでしょうね。例えばタワーマンションなどは相変わらずの人気で、しかも確実にはけるものですので。後は開発期間の短期化というのも特徴ですね。――昔は長期開発も一般的だったんでしょうか。例えばアークヒルズなど、開発に着手してから20年がかりぐらいで実現しています。うちみたいな中堅以下のデベロッパーにはとても無理な企画です(笑)。その期間も動いている社員の給料を出さなくちゃなりませんしね。でも最近では、うちも含めて大手さんでも開発期間はできるだけ短くしようという傾向はあります。――それは「お金」の問題なのでしょうか?バブルの時代でしたら銀行からどんどん資金を借りられたんですけどね(笑)。とにかくキャッシュを大事にしないといけない時代です。開発案件にも問題が生じます。――どういった問題でしょうか?例えば大型の開発案件の場合には、まず「土地をまとめる」ということをしなければなりません。大きな商業ビルを建てる場合にも、大型マンションを建てる場合でも同じです。――地上げ的なことですか?そうですね(笑)。この土地をまとめる過程で、昔でしたらお金を積んで土地を買い上げるわけなんですが、ここでキャッシュが大量にいるわけです。この負担が大変です。ですので、最近では「等価交換法」という方法が多用されています。――どんな方法なんでしょうか?地権者の人と相談して、不動産会社が計画した建物と、地権者が所有する土地を交換する契約を結ぶんです。これであれば土地を購入してから、という段取りが必要ありません。また地権者の人にとってもメリットがあります。――と、言いますと?実際に土地をお持ちの人も売却してしまったら、どこかに代わる住宅が必要になりますよね。この方法ですとその場所に住み続けることができます。しかも最新の住環境になるので家のリニューアルにもなります。――なるほど。開発しやすいわけですね。実際に浅草付近の開発案件などでこの交換法を使っています。道路が狭いとか、古い木造の長屋が密集するエリアなどの開発では、防災面でも大変に有効です。また、お店をやってる方々が多い場所などでもこの方法は有効ですね。建物内にテナントとしてお店を提供するなどもできますし。――不動産会社の作業で大変なことはないんですか?大変なのは契約ですね。渉外担当が飛びまわって契約を結びます(笑)。やはりみなさんおっしゃる条件が違いますので。それさえクリアできればこの交換法は大変に有効ですので、最近はどの不動産開発会社さんでも多用されています。ただし、1件でも反対の方がおられると計画が成立しません(笑)。(高橋モータース@dcp)
2012年08月12日