マーゴット・ロビーが実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングに扮し、彼女の波乱万丈な半生を描いた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』。この度、本作の特報映像&メインビジュアルが公開された。今回到着した特報映像の冒頭では、マーゴットが4か月に渡って猛特訓し得た見事なジャンプが披露されている。そんな表彰台で笑顔で手を振るトーニャ(マーゴット・ロビー)の姿から一変、バックヤードでタバコを吸い、スケート靴で火を消し、「私に真実を話せって?」と言い、“あきれた!”というジェスチャーをするキラキラした姿とはまるで別人のような彼女が映し出される。さらに、棒状のもので殴る様子や、子どもだったトーニャが座っている椅子を足で倒す鬼母ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)の姿、銃に打たれそうなトーニャの姿など、次々と目を疑う映像が登場している。あわせて公開されたメインビジュアルには、「彼女は世界中から愛され、一瞬にして世界中から憎まれた」というキャッチコピーとともに、ふてぶてしい様子のトーニャが。またこの衣装は、1992年アルベールビルオリンピックでトーニャ・ハーディングが披露した衣装を完全コピーしたものとなっている。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月13日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が出版する書籍『シティ・ガイド』と『ファッション・アイ』に最新刊が登場。『シティ・ガイド』(書籍3,400円、モバイルアプリ1,000円/1都市)は、世界29都市の魅力的なアドレスを紹介するガイドブック。ルイ・ヴィトンらしいノマド的なスピリットを反映し、1998年の発刊以来、独自の視点で選んだ1万5,000を超える特別なスポットを掲載。書籍、デジタル版ともに多くのトラベラーにとって手放せない旅のパートナーとなっている。2018年版は、ロンドン、ニューヨーク、東京、香港、北京、ベルリン、ミラノ、シドニーに続き、パリの最新アドレスをアップデート。宮殿や博物館、チャーミングなブティックホテル、レストランや近所のビストロ、地元住民に人気の市場やエピスリー(食材店)、アンティークショップ、デザイナーたちが集まる聖地、そして秘密のスポットまで、旅心を刺激するありとあらゆるアドレスが紹介されている。各都市の魅力を伝えるのは、さまざまな分野で活躍するゲストたち。ユニークな目線でパリのスポットを案内するのは建築家ドミニク・ペロー(Dominique Perrault)。ロンドンはポップアートアーティストのカミーユ・ワララ(Camille Walala)、ニューヨークはキュレーターのナンシー・スペクター(Nancy Spector)、そして東京では、北野武が選んだ個性的なスポットによって、新たな“発見の旅”へと誘う。iPhoneとiPadで利用可能なモバイル版は各都市の全域を網羅し、数千のアドレスを定期的に更新。さらに、ルイ・ヴィトン初のコネクテッド機能付きウォッチ「タンブール・ホライゾン」にもアプリが搭載され、現在地周辺のおすすめスポットを表示するガイド機能によって、旅をさらに刺激的にナビゲートしてくれる。一方の『ファッション・アイ』(5,700円)は、2016年11月に創刊された著名ファッションフォトグラファーによるフォトブック。同書は、初公開、もしくは稀にしか公開されないアイコニックなフォトグラファーの作品を紹介したいという思いから誕生したフォトアルバムで、世界の主要都市や遥か彼方の地を、それぞれのフォトグラファーがパーソナルな視点で捉えた写真によって構成されている。今回は、既存の5冊に新しい5つのシリーズが追加された。モンテカルロは伝説的フォトグラファーのヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)、ニューヨークはカラー写真のパイオニアの1人として知られるソール・ライター(Saul Leiter)によるもの。ベルリンは、現在も第一線で活躍するドイツ人ファッションフォトグラファーのピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)、ノルウェー出身のソルヴァ・スンツボ(Solve Sundsbo)はブリティッシュコロンビアの広大な土地を新鮮な角度から捉えている。そしてモロッコは、ヴォーグ誌の仕事でも知られるドキュメンタリー写真家のフィンセント・ファン・デ・ワインガールト(Vincent Van De Wijngaard)が撮影した。各アルバムでは、厳選された写真を大きなフォーマットで紹介するとともに、フォトグラファーの経歴とインタビュー、批評的エッセイなどを収録。一つの国や都市をファッションフォトグラファーの眼差しを通して浮かび上がらせる、クリエイティブと美の双方の観点から決定的な意味を持つフォトアルバムシリーズとなっている。
2017年11月23日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の書籍『シティ・ガイド』と『ファッション・アイ』から、それぞれ新刊が登場する。世界29都市を網羅する『シティ・ガイド』ルイ・ヴィトンの『シティ・ガイド』は、印刷版、デジタル版ともに発売され、これまでも多くのトラベラーの手放せない旅のパートナーとしてあり続けてきたガイドブックだ。2018年版では、ロンドン、ニューヨーク、東京、香港、北京、ベルリン、ミラノ、シドニーなど29都市の15,000を超えるスポットを紹介。ページを開けば、宮殿、ブティックホテル、グルメなレストランやビストロ、地元住民に愛される市場、アンティークショップ、デザイナーが集まる聖地、博物館、有名なモニュメント、そして秘密のスポットに至るまで、すべてルイ・ヴィトン独自の視点で選んだ特別な場所を網羅できる。また、2018年はパリ版も全面的にアップデートし、最新のアドレスを追加。今まで以上に、旅心を刺激する1冊となった。各都市の魅力を伝えるのは、ジャーナリストや様々な分野で活躍するゲストたち。例えば、東京では北野武の案内で個性的な旅へと導かれる。なお、デジタル版はさらに強化され、iPhoneとiPadに対応するモバイルアプリは、各都市のガイドすべてと定期的にアップデートされる数千のアドレスを収録。さらに、ルイ・ヴィトン初のコネクテッド・ウォッチ「タンブール・ホライゾン」が登場し、ユーザーにあわせたカスタマイズができる機能もプラスした。ルイ・ヴィトンの旅の真髄(こころ)を称える『ファッション・アイ』1854年以来、ルイ・ヴィトンは旅の真髄(こころ)を称えてきた。2016年11月に登場した『ファッション・アイ(Fashion Eye)』と題したフォトアルバムは、それを形にした書籍。アーティストのエスプリに満ちたスケッチが描かれるシティ・ガイドやトラベルブックとは異なり、著名なファッションフォトグラファーたちがルイ・ヴィトンのエスプリを捉え、主要都市や遥か彼方の地をパーソナルな視点で表現する。今回は、5人のフォトグラファーが、新たな旅路へと誘う。モンテカルロはヘルムート・ニュートン、ニューヨークはソール・ライター、ベルリンはピーター・リンドバーグ、ブリティッシュコロンビアはソルヴァ・スンツボ、モロッコはフィンセント・ファン・デ・ワインガールト。1つの都市、地方、もしくは国が、1人のファッションフォトグラファーの眼差しを通すことで浮かび上がってくる。【詳細】『シティ・ガイド』<新刊> 3,400円+税 ※発売中『ファッション・アイ』<新刊> 5,700円+税 ※2017年11月中旬以降発売取り扱い:国内店舗ならびにオンライン【問い合わせ先】ルイ ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2017年11月18日オーランド・ブルームが自身を含むイケメン親子3世代のセルフィーをインスタグラムで公開した。キャプションには「3世代と右下にマイティ」と書かれている。父コリン・ストーン、6歳の息子フリンくん、愛犬のマイティと一緒に写っているオーランドはとびきりの笑顔!オーランドの最近の投稿は、マイティとのラブラブショットが多くを占め、家族が登場することは2015年7月の開設以来ほぼなかった。先月、父の日にフリンくんとのツーショットを掲載したが、フリンくんがレスラーの覆面マスク風フードをかぶっていたため、見えるのは前歯が抜けた口元だけ。微笑ましくはあるものの、「オーランドとフリンくんの顔がわかるようなツーショットが見たい!」と思っていたファンもいたかもしれない。そこへ、オーランドのイケメンパパまで参加している予想外のゴージャスな親子3世代(と愛犬)のファミリーフォトが掲載されたものだから、ファンから歓喜の声が。「3人ともキュートでそっくりね」、「みんな幸せそう」、「かけがえのない瞬間」、「掲載してくてありがとう!」などのコメントが寄せられた。Orlando Bloomさん(@orlandobloom)がシェアした投稿 - 2017 7月 2 1:29午前 PDT(Hiromi Kaku)
2017年07月04日ファッション誌『non-no』(集英社)で専属モデルを務める松川菜々花(19)が、19日発売の『週刊プレイボーイ』(同社・7月3日号)で、「モグラガールの新世代アイコン」として取り上げられている。"モグラガール(女子)"とはモデルとグラビアの2つの分野で活躍するタレントのこと。松川は、どのような人物なのか。1998年1月29日生まれの埼玉県出身。身長165センチ。「サブウェイ」「モンスターストライク」のCMなどで注目され、「GirlsAward 2016 SPRING/SUMMER」で初のランウェイを経験した。小学生の頃からモデルに憧れ、今年4月から念願の『non-no』専属に抜てきされる。『non-no』公式サイトのプロフィールによると、「8頭身」という抜群のスタイルながら、自身の夢を叶えるために「日々自分磨きをしてきた努力家」。YouTubeで公開中のコメント映像では、専属の知らせにうれし泣きしたことを明かしつつ、「愛されるようがんばりたい」と気を引き締めている。『週プレ』の撮影は沖縄で行われ、直前までは天候が心配されていたものの、当日は晴天に恵まれたという。松川は自身のツイッターで、「本日発売!!週プレさんにこの前沖縄で撮ったグラビアが掲載されています!やっとみんなにお知らせできたー」「オフショットもどんどんインスタとかでも載せちゃうよー!沢山の人にGETして見てほしいです」と呼びかけている。????お知らせ????本日発売!!週プレさんにこの前沖縄で撮ったグラビアが掲載されています!やっとみんなにお知らせできたー????????オフショットもどんどんインスタとかでも載せちゃうよー!沢山の人にGETして見てほしいです☺️#週プレ #グラビア pic.twitter.com/tkkh1kq53R— 松川菜々花 (@0129Nanamero) 2017年6月19日
2017年06月19日”私おしゃれでモデルやってて、政治も考えてる頭いい子なんです”って自分をアピールするために活動してる訳じゃないそう言い放ったのは中川えりな、弱冠20歳。現在彼女は上智大学で神学・哲学を学びながら、フリーモデルとして雑誌、ミュージックビデオで活躍している。また、SEALDs(日本の自由で民主的な社会を守るための緊急アクションの学生団体)の元メンバーであり、ポリティカルな顔を持つことでも有名だ。“ハタチ”という若さを感じさせない政治観を持つ彼女に今回Be inspired!はインタビュー。SEALDsが解散した今、彼女の類稀なファッションセンスと知性で、どうやって政治と若者の距離を近づけていくのかを聞いた。 あなたにとって「政治を考えること」とはなにか?そんなシンプルな難題に彼女はおもむろにこう答えた。数年前まで、政治を考えることは『義務(DUTY)』だと思っていた。政治に興味を持つ派とか持たない派とかなくて、みんなが選挙にいくべきだって。でも今は、『責任(レスポンシビリティ)』だと思ってる。『責任(レスポンシビリティ)』は『応答する能力(レスポンスできるアビリティ)』のこと。政治や社会のあり方について自分の頭で考え、応答する能力を自覚し活用することによって果たすことができる。私たちには社会をよりよくする能力があって、その能力に気づけたほうが、我慢するよりもずっと楽だと思った意思表示は、公の場で行われる非暴力の抗議活動「デモ活動」や「座り込み」だけではない。ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどSNSを使えば誰もが政治に参加できる時代で、彼女のこの発言は、同世代へ向けたエールのように聞こえた。 日本は、若い人が政治のことをツイッターでつぶやくと『なにもわかってないくせに言うな』みたいに叩く風潮があるけど、そんなの全部無視すればいいし、間違っても別にいい1月に成人式を終えたばかりのえりな。彼女はなぜそんなにも政治を考え、社会に意思表示をするようになったのだろうか。 新聞もロクに読めなかった18歳。高3の12月に上智大学の神学部に受かって、大学入学後の知識のために(キリスト教)カトリックの勉強をしようと地元の教会に通うことにした。赤ちゃんの時にカトリックの洗礼を受けてたけど、教会には通い始めたのは高校生になってから。そこの神父さんがとても社会派な人で、彼から安保や原発についての説教をたくさんされた18歳になり教会に通うようになるまで、政治に関する知識もなく、新聞も深く考えて読むことはなかったと語る彼女。神父との出会いが政治へ関心を持った大きなきっかけだという。また、これまで震災の被災地でボランティアをしたこともなかったえりな。政治的・社会的な出来事がある度に、現地へ足を運ぶ神父やSEALDsメンバーから、現場へ行き「自分の目で見て体験すること」の大切さを学んだそうだ。実際に2016年の夏、えりなは彼女自身の目で沖縄の米軍基地問題を目撃するために沖縄へ足を運んでいる(2016年の夏に沖縄に行った時の写真 ) 初めての座り込みで「セルフィー」した19歳。2015年5月3日(憲法記念日)に創設され、2016年8月15日(終戦の日)に解散したSEALDs。えりなは何がきっかけで、SEALDsに参加したのだろうか。通ってる大学の教授が神学の勉強会をやってて、そこに参加してた年配の女性に、国会前でやってる安保法案に反対する座り込みのビラを渡された。新聞とかを読んでて自分も前から反対の気持ちがあったけど、自分は行かないって思ってた。デモとか座り込みってなんか怖いと思ってたし。だけど、その時ちょうど誕生日が近くて、誕生日のパワー(笑)を借りてその日だけなら行けるかもって。それに、誕生日に一人で座り込みに行って自撮りしたらおもしろくね?(笑)って思っちゃって、6月24日(19歳の誕生日)に初めて国会前に行って座り込みしたんだ。学校のめっちゃ近くだったから授業の合間に行ったんだけど、当日も行くかどうかすごく迷ったのを覚えてる(SNSに投稿した「座り込み」に参加した時のセルフィー) 初めて座り込みに参加した当時、SEALDsの存在さえ知らなかったえりな。誕生日の時に撮ったセルフィーのツイートが拡散され、SEALDsに彼女の存在が知れ渡り、メンバーと連絡を取るようになったという。そして彼女はSEALDsのデモに参加した経緯についてこう語る。政治の話なんてしたことがなかった友達のハル(HIGH(er) magazine編集長、ブロガー)が、実は前からSEALDsと関わりがあって、私が座り込みに参加した投稿を見て、SEALDsのデモに一緒に行こうって誘ってくれたの。その数日後、待ち合わせして一緒に国会前に行ったのが、私が初めてSEALDsのデモに参加したきっかけ。何回か参加していたらライングループに入らない?ってメンバーの人に誘われて、気づいたらメンバーになってた。その時はラインに190人くらいいて、最年長が28歳の大学院生の人だったと思う 「私にしかできないこと」に気付いた20歳。神父と出会い、信仰を通して政治に関心を抱くようになった18歳。そしてSEALDsに入り、「デモ」「座り込み」「SNS」など、政治への意思表示の方法を知った19歳。現在、インスタグラムのフォロワーは5000人を越え、次々と国内外のファッション・カルチャー誌のモデルとして活躍する20歳の彼女は、自分の存在をどのように同世代へ向けて発信しようとしているのか。ファッションやカルチャーが好きな日本の若者と政治への距離感をこう考察する。今の日本の若い人たちは、政治に関心がない分、政治的な言動に対して変な偏見もないように感じる。今はインスタグラムとかで海外の情報が手に入りやすくて、ケンダル・ジェナーが選挙キャンペーンに参加してるのを見てたりとか、政治参加に対するハードルが下がっているみたい。あと、カルチャーが好きな人でコアな人は、自分が着ている服の意味や歴史を知ってたりするけど、それは、自分で自分の行動を選び取る能力があるのを自覚して、自分の行動に責任を持とうとしているように感じるし、選挙やデモとかの政治参加もそれと同じじゃないかなって思う 彼女が思い描く「民主的政治空間」とは「私は政治の専門家ではない」。そう語る彼女は、政治と若者を繋ぐためイベント『Making-Love Club』を3月2日(木)に渋谷で開催する。イベント全体のテーマは「民主的政治空間を作ること」。そして、今回のトークセッションで取り上げるイシューは「アメリカ大統領選後の国際情勢と日本の政治」だ。彼女のファッションセンスと政治に対するスタンスをどう織り交ぜてイベントに落とし込んでいくのか。今回は、市民のためのシンクタンク『ReDEMOS(リデモス)』の研究員を招いて開催する。それは、内輪受けみたいなイベントにしたくないこともあるし、広い見方ができる専門家のような立場の人が必要だと感じたから。政治の話をする時によく起きるのが、自分たちだけが正義で、自分たちと考えが違う人はおかしい人だって決めつけること。大統領選も、自分たちがトランプを批判してれば勝たないんだと思い込んでた人たちがアメリカの中にある分断に向き合おうとしていれば結果は違ったんじゃないかなって感じる。今の日本の若い人達でこれから政治の話をしていくという時、そういった『偏見』が一番怖いんだってことを忘れないようにしたいという思いがある政治に興味がない若者が多く存在する現代の日本で、イベント『Making-Love Club』の必要性はなんなのだろうか。イギリスではEUの離脱が決まり、アメリカではトランプ大統領が誕生した。本当の民主主義ってなんだろうと考えさせられた出来事だったと思うし、『Post-truth』って言葉が流行るくらい、ニュースを見てても何が本当か分からないと感じる人はたくさんいると思う。これは日本でも同じで、大切なニュースを表面的にしか取り上げない報道ばかりで、根本にある問題が見えてこなかったりする。去年の夏議論に上がった憲法改正についても、『今と昔は時代が違うのに、憲法だけ70年間1度も変わってないのはおかしいよね、だから変えるべきだ』って声があった。言葉だけ見たら『そうかも』って納得しちゃう。だけど、そんな時に必要だったことは『憲法ってなんであるの?』『憲法って何?』って改めて問い直すことだったと思う。今回は大統領選について取り上げる。『こんなひどいことを言うトランプさんが大統領になってしまって大変ですね』って共感しあうだけじゃなんの解決にもならない。『トランプがやばいっていうけど何がやばいの?』、『ヤバいってどういうこと?』ってところから、『民主主義ってなんなの?』ってところまで、一からざっくばらんにみんなで話せる空間を作りたい。そして、『アメリカって政治やばいらしいねー』って言いながら、自分の国の政治のこと何にも知らないでいることもめっちゃヤバいことなんだってことにも気づける場にしたい。『ぶっちゃけ、どうなの?』って問い直すことを『Making-Love Club』ではやりたい。政治だけじゃなくてセックスについても!政治への関心が皆無な日本の若者に、政治を考えるきっかけを作り、政治に対しての「責任感」を芽生えさせるのは彼女なのかもしれない。直向きな政治への強い思いと、独創的なファッションセンスを持ち合わせた中川えりなが、日本の若者と政治との距離をグッと近づけてくれると信じている。 Erina Nakagawa『Making-Love Club』モデル中川えりなと、3つのインディペンデントマガジンによるカルチャーイベント。カルチャーが交錯する時代を捉え、トークイベントでは、セックスや政治など、ターゲット層が潜在的な興味を寄せるテーマを取り上げる。音楽ライブではBig Love Recordsから、今メディアから注目を集めるAya Gloomyを向かえ、新世代アイコンとして話題沸騰中の小山田米呂がDJとして参戦。バイリンガルカルチャーマガジンWooly、モデルでブロガーのHaruが編集長を務めるHigh(er) Magazine、元出版社にて編集の経験を積み、独立した綿貫大介率いるEmotional Loveの三媒体のキュレーションにより、感度の高いユース層に向けたコンテンツを用意している。日時:2016 年3月2日(木) 19:45-23:00 ※イベント開始は20:00を想定場所:ロフト9〒150-0044 渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 1F TEL:03-5784-1239ウェブサイト:入場料: 1500円+1ドリンク<Time Schedule>19:45-20:00 DOOR OPEN / DJ20:00-20:40 Talk Session 1部20:40-21:05 DJ by 小山田米呂 21:05-21:20 Short Film by UMMMI.21:20-22:00 Talk Session 2部22:05-22:35 Live by Aya Gloomy Photos by Miri Matsufuji Text by Jun Hirayama ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!【ギャラリー】写真家 Miri Matsufuji 撮り下ろし:モデルErina Nakagawa photos by Miri...
2017年02月24日フェンディ(FENDI)がミレニアル世代によるミレニアル世代のためのデジタルプラットフォーム「エフ イズ フォー...(F IS FOR...)」()をローンチした。同プラットフォームでは、既存のものには飽き足りない若者たちのストーリー、イメージ、サウンド、ファッションが、新しいムーブメントを作るためのアート、文化、音楽、そしてその先へと出会う場になるべく、5つのカテゴリーに分けた実験的なコンテンツを作り、公開していく。カテゴリーは、F IS FOR...の背景にあるコンセプトを読むことができるページ「フリークス(FREAKS)」、ミレニアル世代のモデルをiPhone7で撮影したフォトやムービーが見られるファッションページ「フルゴーレ(FULGORE)」、若者たちへインスピレーションを与えてくれるフリークたちについて知ることができるページ「フェイセズ(FACES)」、有名クラブや五ツ星レストランなどではない世界中にある最高な場所を紹介するページ「フリーダム(FREEDOM)」、音楽、アート、文化といったジャンルにおける新進あるいは有名アーティストがイタリア文明宮のルーフトップでライブパフォーマンスを行う様子をムービーで見ることができる「フィアレス(FEARLESS)」の5つから構成されている。さらには2月10日、ニューヨークのフルトン・マーケット・ビルディングにてF IS FOR...初のイベントが開催された。ファッションと音楽を融合させたこのイベントには、中国シンガーのボアン(Bohan)、ハウイー・リー(Howie Lee)、ミュコ(Meuko)、新進シンガーのエイブラ(Abra)、韓国人シンガーのジェニー FTS(Jenny FTS)、ラッパーのキース・エイプ(Keith Ape)、ミソ・アンド・ディーン(Miso and Dean)、プロデューサーでDJのジェイミー・ジョーンズ(Jamie Jones)、ベルリンを拠点とする韓国人アーティストのペギー・グー(Peggy Gou)などといった様々なジャンルの表現者が参加し、実験的なパフォーマンスを繰り広げた。ゲストには、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、アレクサ・チャン(Alexa Chung)、ヘイリー・ボールドウィン(Hailey Baldwin)、ケンダル・ジェンナー(Kendal Jenner)ら多くのゲストが訪れて熱狂的な一夜を過ごした。今後もこのようにオンライン上に留まらず、ショーやパーティーとは異なるF IS FOR...の新しいイベントが仕掛けられる予定だ。
2017年02月14日「イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT)」より、「ストリート&アイ(THE STREET AND I)」をテーマにしたSPRING LOOK 2017が2017年1月4日(水)より全国発売開始!早速詳細をお伝えいたします。イヴ・サンローラン・ボーテSPRING LOOK 2017イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT)のNEW LOOKがお目見え!!SPRING LOOK 2017が2017年1月4日(水)に全国発売されます。新しいメイクアップアンバサダーは、「モデル兼ロックスター」という2つの肩書きを持ったLA出身のイットガール「スタッズ・リンデス」を起用。創造的で自由なスピリットを表現したコレクションのテーマはずばり、「ストリート&アイ(THE STREET AND I)」がテーマです。アイコンカラーはポップなグラフィティピンクとオレンジ。アイコンカラーの限定アイテムが多数登場【限定品】 アイパレット ストリート&アイ7,900円+税夕暮れの街を輝かせるようなスパークル&シマーなピンク、まばゆいほど鮮やか なピンクとオレンジ、そして都会のアス ファルトグレイの5色がセットインされたア イシャドウパレット。自由で大胆なカラーと、計算さ れた絶妙なテクスチャーのハーモニーが鮮やかなピンクとオレンジを主 役に、陰影ある目元を生みだす限定アイテム。【限定品】 フェイスパレット ストリート&アイ 7,600円+税きらきらと輝くような楽しさを閉じ込めた ようなはじけるコーラルオレンジが、フ レッシュな血色感をもたすチークパレット。キャッチーな メッセージがロックに映えるグラフィティも乙心をくすぐります。【新製品】 べビードール キッス & ブラッシュ デュオスティック全5色 各5,200円+税No.1 フロム マラケシュ トゥ パリ ムッシュが愛したYSLシグネチャーデュオNo.3 フロム キュート トゥ デヴィリッシュ 気まぐれ小悪魔のオレンジデュオNo.4 フロム ミー トゥ ユー 恋するガールのピンクデュオNo.5 フロム ダーリン トゥ ホッティ ファッショニスタのラズベリーデュオNo.7 フロム マイルド トゥ スパイシー プレイフルガールのルージュデュオリップにもチークにも使えるベビードール キッス&ブラッシュシ リーズからは、何通りものメイクフィニッシュを楽しめる、デュオシェード のバームスティックが新たに誕生。発売前からコスメ業界を賑わせているます。単色で、バイカラーで、そして2色が 溶け合ったグラデーションで、誰でも簡単に立体感のあるメイクアップ が完成します。煌めくゴールドキャップにフューシャピンクが映える、フ レッシュでキュートなパッケージが印象的です。【新色】 ルージュ ヴォリュプテ シャイン新色4色 4,100円+税No.57 ルージュスペンサー “シティマドンナのアイコニックレッド”No.58 オレンジターンオン “プレイガールのジューシィオレンジ”No.59 フューシャジャンプスーツ “気まぐれラバーのカシスピンク”No.60 ローズマルソー “本気にさせるピュアアプリコット”YSLのアイコンリップ 「ルージュ ヴォリュプテ シャイン」からは、グラフィックなストリートの彩りからインス パイアされた新4色が登場。今回のジンクスも強く胸に刺さるものばかり。今回紹介した製品のほかにも(新色)グロス ヴォリュプテ新色2色(No.211 アクリルピンク/No.212 オレンジグラニテ)3,800円+税(限定品)YSL アイライナー アーティデュオ(No.10 オレンジグラフィティ)3,500円+税(新色1色・限定色2色)ラ ラッククチュール(No.80 ブランアーティ/No.81 ヴァンダルオレンジ/No.82 アスファルトグレイ)3,200円+税等を加えた全18製品がSPRING LOOK 2017として登場します。発売日は2017年1月4日(水)です。
2017年01月04日「さとり世代」などと称される、10〜20代の若者たち。彼らは上の世代とは異なり、「熱い言葉」を好まない世代だと言われています。ファッションブランドはそんな彼らにアプローチしようとするとき、どんなメッセージを発信するべきなのでしょうか?「冷めてる」世代の青い炎弊社、エシカルファッションブランドのINHEELSは9月、下北沢に第一号店舗をオープンしました。オンラインショップだけではなく実店舗をかまえたいと思った主な理由が、お客様と会ってお話がしたいから。開店から2ヶ月、INHEELSのファンの方やエシカルファッションに興味のある沢山の方々、特に10-20代の方々と話して気付いたことがあります。 「夢」や「情熱」、「世界平和」、「ぬくもり」など、熱量や優しさを全面に押し出した言葉と語られる事が多いエシカルファッション。ファッションにエシカル(倫理)を求めるこの分野は、根っこのところでは現状の服作りや消費行動を変えるという情熱や強い意志があるのだからあたりまえなのだけれど、こういった熱い言葉遣いがあまり若い世代には響かなくなってきているような感覚があります。「若い世代」とかなり乱暴にくくっているけれど、いわゆる「冷めてる」といわれる1990年に生まれた若者を中心とした「さとり世代」は、言葉選びでも熱に弱いのかもしれません。 ただ、熱血ではないからといって関心や意志がないわけではもちろんありません。「青く静かに燃える炎は赤い炎よりも温度が高い。それと同じように冷めてるように見える若者も、実は熱く燃えるものを心に持っている事があるんすよ」、と20代前半の友人が教えてくれました。 だったら彼らに向けた新しいメッセージの発信の仕方やコミュニケーションはどうなるのでしょう?キーワードは「共感」より「納得」(Photo by Unsplash)「熱に弱い」世代に届けるため、これからは感情に訴えて「共感」を得るのに加え、しっかりと説明をして「納得」を得るというアプローチが必要なのかもしれません。共感より納得、精神論より理論、夢より現実。熱血系のアプローチではなく、あくまで淡々と説明をする。実はそんなアプローチのエシカルファッションが最近アメリカで人気を博しています。(引用: EVERLANE )そこで使われるのは、「ラディカルトランスパレンシー」という言葉。極端なまでに情報公開をするという意味で、ファッションの文脈では主にコスト構造を公表していくことを指します。ファッションの世界では「憧れ」をつくるために通常コスト構造はほとんど公開されませんが、ラディカルトランスパレンシーを実践するブランドではひとつひとつのアイテムに対して材料代がいくら、工賃、縫製賃がいくら、関税や輸送費がいくら、だからこの定価になりますと説明されます。購入する側は原料・生地・染めや縫製等それぞれの行程がどこで行われていて、いくらかかっているのかを知る事ができます。そこにあるのは感動的なストーリーではなく、知識を得た事からくる納得感。「ふーん、こんなかんじなんだ。だったらいいんじゃない?」という感覚。心をつかまれるような感動はないかもしれないけれど、腑におちて、逆にコストがわからないとちょっと不安になるような感覚でしょうか。(引用: EVERLANE)ラディカルトランスパレンシーを実践するのはアメリカのEVERLANEというブランド。日本でもこういったファクトや数字ベースの情報公開で「腑に落ちる」「納得感」のあるエシカルファッションが出てくれば、感動ストーリーが少し苦手な「冷めてる」世代の静かな炎を燃やせるのかもしれません。INHEELS(インヒールズ)とは?ロンドンと東京に拠点を置くエシカルファッションブランド。“who said ETHICAL is not SEXY?” をテーマに、セクシーでありながら媚びることのない、スタイリッシュなデザインを追求しています。服を着た方の毎日が彩り豊かになることを、イメージしながら。それぞれの人生に思いを馳せながら。INHEELSが考えるエシカルファッションは、フェアトレード、サステイナブル素材、アップサイクル素材、マルチユースデザイン等を積極的に活用し、ファッションによる環境や社会へのダメージをなるべく抑えること。また、服が作られた過程もその魅力のひとつとして紹介すること。ウェブサイトはこちら。 INHEELSの初店舗が下北沢にオープン! 詳しくはこちら。(引用元: INHEELS)—————Text by Yuka Okada ーBe inspired!
2016年11月29日生まれ育った時代の違いから、「ゆとり世代」と「バブル世代」では、考え方に大きな違いがあると言われています。では、就職を決める際の理由に、世代の違いはあるものなのでしょうか。今回、株式会社ヴォーカーズが「『ゆとり』と『バブル』の入社理由ランキング」を発表。 「ゆとり世代」と「バブル世代」が会社を選ぶ際に、何を重視しているのか、その大きな違いが明かとなりました。■ゆとり世代の入社理由1位は「自分の成長・キャリア」ゆとり世代の入社理由で最も多かったのは「自分の成長・キャリア」。 この結果から、ゆとり世代の多くは、会社に対して自分の成長環境を求めている、ということが読み取れると思います。好景気だったバブル世代と比較すると、大企業のリストラや倒産を目の当たりにし、先行きが不透明な中で育ったゆとり世代は「若いうちからスキルを身につけ、自分の市場価値を高めたい」という意志が強いようです。また、ゆとり世代は会社選びにおいて“ネームバリュー”や“会社の規模”にとらわれなくなってきたと言われています。 「良い会社に入って、どのような人生を歩むか」という会社軸の考え方が強かったバブル世代。それに対し、ゆとり世代は「自分の人生において、この会社で何が出来るか」という自分軸の考え方に変わってきているのかもしれません。■ゆとりとバブル世代の決定的な違いこの結果を見てみると、ゆとり世代とバブル世代には決定的な違いがあるようにも思えます。それは、ゆとり世代は「ワークライフバランス」を視野入れて会社を選んでいる人が2.9%もいるということ。このワークライフバランスというのは、バブル世代には全くない考え方なのではないでしょうか。ワークライフバランスというのは、仕事とプライベートのバランスを大切にするということ。最近では、「ゆとりは上司の飲みの誘いも断る」「残業をせず、定時になったらすぐ帰る」などと言われていて、あまり良い印象を持たれていないように聞こえますが、「プライベートを大切ししたい」「仕事は仕事、プライベートはプライベート」としっかり分けている人が多いということなのです。バブル世代からしてみると「仕事を甘く見ている」などという厳しい意見が聞こえてきそうですが、これは世代性の違いなのかもしれません。また、バブル世代では7.4%を占めていた「学校推薦」も、ゆとり世代ではランキング圏外。60年代~70年代以前の大卒者は学校推薦で就職を決めるのが主流だったことからの結果かもしれませんが、学校推薦でさえ落とされてしまう現代から考えると、なんだか羨ましい気もしますね。■「人」を重視するゆとり、「会社特徴」を見るバブルゆとり世代の入社理由として、こんなコメントも見られました。 「人事担当者の方が熱心に私の話を聞いてくれて、アドバイスを送ってくれたことがきっかけです」(証券/男性) 「面接官や人事の方など、全員気さくで働きやすいと感じたから」(生命保険/女性) 「実際に働いている先輩を見て決めました」(航空/男性)インターネットの発達、SNSの普及と共に、様々なコミュニティや個々の「つながり」をもつゆとり世代。そんなゆとり世代は多くの人の意見を理解、吸収できる「共感力」が高く、物欲(モノ)よりもコミュニケーション欲(人間関係)を大事にする世代とも言われています。「面接官や人事担当の人の印象がよかった」という理由で入社を決める人も多いということから、バブル世代よりも就活における情報量が圧倒的に多いゆとり世代は、実際に会う先輩社員の生の姿に強い影響を受けるのかもしれません。これから一緒に働くであろう先輩や同僚と上手くやっていけるのか?それがゆとり世代の就職活動における大きなキーポイントとなりそうですね。
2016年08月16日いま、話題の英国俳優トム・ヒドルストンが主演を務め、「ロックの父」といわれた伝説のシンガーを描く『アイ・ソー・ザ・ライト』。このほど、彼が吹き替え一切なしで挑んだという歌唱シーンを含む、待望の予告編映像とポスタービジュアルが解禁となった。本作は、「キング・オブ・カントリー」や「ロックの父」と称されたアメリカのシンガー、ハンク・ウィリアムスの半生を描いた伝記映画。1947年にメジャーデビューし、人々の心をつかむ歌で成功を収め、人気絶頂のまま29歳という若さでこの世を去ったハンク。彼の音楽的成功と、家族との溝、女性関係やアルコールに溺れる姿を、『マイティ・ソー』シリーズや、『アベンジャーズ』の“ロキ様”として世界的にブレイクし、今夏は主演作『ハイ・ライズ』の公開も控える“トムヒ”ことトム・ヒドルストンが熱演してみせる。ちなみに、ハンクが生んだ音楽は、エルヴィス・プレスリー、「ザ・ビートルズ」など偉大なアーティストたちに影響を与え、彼は“ルーツ・オブ・ロック”と呼ばれるほど、時代や国境、ジャンルを超えて、いまなお人々の心に生き続ける伝説的存在となっている。解禁となった予告編では、エリザベス・オルセン演じる妻のオードリーと幸せな時間を過ごしながらも、自身もシンガーとして成功したいと願う彼女の想いに翻弄されるひとりの男ハンク・ウィリアムスの姿が見える。その葛藤や、第二次世界大戦後の暗い時代を生きる人々の悲しみを自ら背負い、歌い上げることで、“希望”を与え続けた伝説のシンガーとしての決意が切なく描かれていく。さらに、音楽プロデューサーの指導のもと、5週間の猛特訓を経て、劇中のハンクの曲すべてを吹き替えなしで歌い切ったというヒドルストンの歌唱力の高さも明らかに!自ら栄光をつかみながら人々に光を差し続けたハンクを、ただ演じるだけではなく、魂が宿るかのように歌い切ったヒドルストンの“奇跡の歌声”に、心が震えずにはいられない予告編となっている。『アイ・ソー・ザ・ライト』は10月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月19日『ゆとり世代』という言葉が有名で、あまり浸透していない『プレッシャー世代』。対照的な特徴を持つにも関わらず、1987年世代は『ゆとり世代』とも『プレッシャー世代』とも言われています。そこで今回は、1987年生まれがゆとり世代かプレッシャー世代かを検証していきます。■プレッシャー世代とは?人生において、プレッシャーがあることは当然と受け止めている覚悟ある世代。そうした考えをもとに生活しているため、失敗などを恐れず色々なことに挑戦する『忍耐強い精神力』を持つとされています。物心ついたころにはバブルが終わっていて、小さい頃からずっと不景気な世の中を経験してきた世代だからというのが、その命名の理由。ニューヨークの同時多発テロやリーマンショックなどの影響を受け、世の中に翻弄されながら育ってきたため、普段からある程度の緊張感を持ちつつ、楽しむときには思いきり楽しむ、という特徴もあると言われています。一般に、1982年~1987年生まれが、この対象世代です。■一方のゆとり世代は?言わずもがな、ゆとり世代は怒られることに対して慣れておらず、『ストレス耐性』が低いと言われている世代。自分で考えて積極的に動くのが苦手ですが、指示されたことに対して的確な処理が得意です。ゆとり教育が実施された背景には、学力偏重型の教育により子どもたちの精神的余裕がなくなってきたことから、『ゆとり教育』と呼ばれる学習指導要領の改定により、『心のゆとり』を取り戻そうとさせられたことがあります。そのため、上の世代と比べて圧倒的に学校での学習時間が少なく、順位付けもなくなり、道徳や福祉などの特別授業と呼ばれる時間が増やされました。結果、嫌なことを避ける能力・仕事よりプライベート重視の思考を持つ人間が多いと言われています。そして、諸説ありますが1987年~1996年生まれの世代が対象世代です。■で、1987年生まれはどっち?こうしてみると、本当に全然違う特徴を持つのに、1987年生まれは2つの世代にまたがっています。ゆとり世代でもプレッシャー世代でもあるというのは、なんだか矛盾していますよね。1987年生まれの筆者は、プレッシャー世代の先輩からバカにされたときには「いえ、私はプレッシャー世代です!(ドヤ)」と返し、ゆとり世代の後輩から仲間意識を求められたら「私たち、ゆとり世代だもんね~」と、状況に応じて使い分ければ良い、と思っております。……という柔軟な(勝手な)解釈をするあたり、やはりゆとり世代なのでしょうか。ただ、プレッシャー世代と言われる先輩たちの中にも『ゆとり要素』を持つ人もいますし、ゆとり世代の中にもゆとり要素は全くなく、『プレッシャー要素』を持つ人もたくさんいます。そう考えると、やはり「この子は、ゆとり世代だから……」「この人は、プレッシャー世代だから……」と決めつけること自体に怖さがあるのかもしれません。というわけで、結局結論はでませんでしたが、一つだけわかるのは「その世代だからといって印象を決めるのはやめたほうがいい!」ということ。世代に限らず、勝手な決めつけ判断で相手を不快な思いにさせたり、気持ちや能力をこじらせてしまわないように注意したいなと改めて思いました。
2016年07月15日今の若者を指す「ゆとり世代」と「さとり世代」。「ゆとり」は現在の27歳からと言われていますが、「さとり」はどうなのでしょうか。便利に使われている言葉だけど、この2つの違いって、案外よくわかりませんよね。今回は改めてその違いを確認するとともに、「さとり世代」は何歳からなのかということを検証してみたいと思います。■ゆとり世代についてゆとり世代とは、1987年度~1996年度生まれの「ゆとり教育」を受けた世代のこと。その特徴は「失敗を恐れる」「打たれ弱い」「プライベートを優先」「自主性がない」等が挙げられます。「これだからゆとりは……」と、今の若者を批判する際に使われることが多いです。でも安定志向で倹約家、堅実な世代でもあるんですよ!また、「独創的な発想を持っている」「ITに強い」などの長所もたくさんあり、一概に悪いとは言えないのがゆとり世代なのです。■さとり世代について「さとり世代」という言葉は、2ちゃんねるにおいて、山岡拓氏の著書『欲しがらない若者たち』(日本経済新聞出版社/2009)を語るスレッド内で誕生。2013年に朝日新聞が何回かにわたり「さとり世代」を特集したことで、広く一般に浸透するようになりました。物欲も少なく、車、ブランド、お酒、旅行などにお金をかけず貯金をする傾向にあります。その理由は生まれたころから日本が不景気だから。派手な暮らしよりも、平凡で安定した生活が何より幸せだと考えているのです。お金も努力も、コスパえを一番重視してるのもさとり世代の特徴。ブランドや見栄えにこだわらないので、「本当に良いもの」「本当に必要なもの」だけをセレクトできる世代でもあります。■結局、何歳からなの?「さとり世代」が何歳からかという議論については諸説あり、・1987年~1996年生まれ・1990年代生まれ・ゆとり世代の次世代という感じ。微々たる差ではありますが、微妙に違うんですよね。ただ、「世代」という言葉に惑わされてしまいますが、「さとり世代」というのは「ゆとり世代」の人たちの性質のことなのではないでしょうか。「ゆとり」という言葉には、差別的な意味も込められてしまいます。ゆとり世代からすると、「これだからゆとりは」と言われても、自分たちで選択したわけじゃないのに、なぜそんな事を言われなければいけないのか……と思ってしまいますよね。そんな風に感じているゆとり世代が、他の世代に反発の意味を込めて使えるのが「さとり世代」という言葉なのです。つまり「ゆとり世代だね」と馬鹿にされたら、「いえ、あなたたちが作った暗い時代に生きてきて、悟らざるをえなかった『さとり世代』です」と言えるということ。モノを消費しない!と言われても、そもそも低い給料しかもらえていないのに、ドンペリなんかバンバン開けられるわけがないでしょう、と。まとめると、「さとり世代とは何歳からなのか」と聞かれたら、「大体1990年代生まれの人」と答えるのが一番的確かと思われます。もっとおおざっぱに言えば、「さとり世代」=「ゆとり世代」でいいのかなあ、といった感じでしょう。長々と検証した割にふんわりとした結論になってしまいましたが、そういう曖昧さも含めて「ゆとり」らしいということで、どうぞよろしくお願いします。
2016年07月13日「これだからゆとりは・・・」「ゆとりだから仕方ない」ゆとり世代なら、誰しも1度は言われたことがあるワードかもしれません。しかし、世間のイメージのようにゆとり世代は本当にダメな世代なのか?株式会社リスキーブランドが2008年から実施している「生活意識調査」を基に、ゆとり世代(現段階の23歳~29歳)と8年前の同世代(2008年時点の23歳~29歳)との違いを比較。他世代と比べ、ゆとり世代の優れている点が明らかになりました。■戦略的人付き合いに長けているゆとり世代は「できることなら人と関わりを持たないで過ごしたい」という意識が、8年前の同世代と比べるとかなり増加しているそう。これだけを見ると、「協調性のないワガママな一匹オオカミ」だと思われそうですが、実はそうとも言い切れないのです。「ゆとり世代」はその教育方針から、いつだって自分を守のは自分、という「自己責任」の風潮のもとで育ってきました。有名大学に行ったからって就職できない、大企業だって当たり前のようにつぶれる・・・そんな世界を目の当たりにしてきたゆとり世代は「自分の事は自分で守らなきゃ」という考えが、無意識的に身についているのです。だからこそ、リスクのある人付き合いを避けるというだけで、むやみやたらに誰とも関わりたくない!というわけではないのです。むしろメリットを感じる人付き合いなら、自分から食いついていくのも特徴ですね。■会社ではカメレオンのように立ち回る仕事をしているゆとり世代にフォーカスを当ててみると、「仕事や会議では自分がリーダーシップをとることが多い」という人が2008年よりも多く、一方では「他人のどのような意見にも、じっと耐え組織を守っている」と答えた人も8年前の同世代より多いのだとか。これが意味するところは、多様な人材を積極的に活用しよう!と考える企業が増えている中で、シーンによってカメレオンのように自分の振るまいを使い分けることの出来る人がゆとり世代には多いということ。世の中を渡っていくしたたかさは、部長クラスのお偉いさんよりもスマートなのかもしれませんね。世間では「野心がない」「向上心がない」と言われているゆとり世代。しかし見方を変えてみれば、自己責任という風潮の中で大人になったこの世代は「経済が低迷し、人口がどんどん減っている時代」を生き抜く術を身につけた、たくましい世代とも言えます。「ゆとりだからダメだ~」と思うのではなく、ゆとり世代にしかない特徴を、社会で存分に生かしていけるといいですね。
2016年04月22日デジタルアーツは4月6日、情報漏洩防止と内部統制を推進する企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER」において、ファイア・アイ(FireEye)のWebセキュリティ NX/CMシリーズとの連携オプションにフィルタリングのデータベース登録における新方式を採用し、6月末より提供開始することを発表した。FireEyeのNX/CMシリーズは、単機能型や次世代型のファイアウォール(NGFW:New Generation Firewall)、IPS、アンチウイルス、Webゲートウェイでは検知できず、すり抜けてしまうWebベースの攻撃を防御するための脅威対策プラットフォーム(TPP)で、ゼロデイ攻撃や複数のプロトコルを使用したC&Cサーバ(コマンド&コントロールサーバ:マルウェアに感染した後、攻撃者の指揮のもと、他のコンピューターへの指揮・制御の役割を担うサーバ)へのコールバック通信をリアルタイムで検知し、通信をブロックするというもの。今回、データベース登録における連携方式を「i-FILTER」がFireEyeのアラートを定期的に収集するurllist方式から、新たにFireEyeが最新のアラートを自動的に提供するNotification方式に切り替えることにした。これにより、タイムラグのない脅威情報を「i-FILTER」の利用者に提供することでき、即時的な通信のブロックの実現と、Web上の複合型の高度な脅威による自社の機密情報の漏洩を阻止することが可能となるという。また、4月5日に発売した最新の「FireEye NX Essentials」にも対応する予定となっている。
2016年04月06日システム・テクノロジー・アイは3月29日、マイクロソフトが提供するクラウド版グループウェア・サービス「Office 365」とシステム・テクノロジー・アイの学習管理システム「iStudy Enterprise Server」をクラウドにより連携させるサービスを2016年5月より順次提供すると発表した。。「iStudy Enterprise Server」は集合研修管理やeラーニングの実践、学習結果管理、受講案内など、人材育成に必要な機能をすべてパッケージ化されている。大規模ユーザーへの対応として複雑な組織管理ができることに加え、システム・テクノロジー・アイが持つ200以上の学習コンテンツを利用することが可能。独自のコンテンツを作成することもでき、柔軟な社内教育や研修環境の実現に貢献するという。連携の第1弾となるサービスとして、Excel Online上で学習コース情報の「iStudy Enterprise Server」への一括登録を可能とするモジュールをOffice ストアにて提供する。Office 365ユーザーは同モジュールを無償で利用することができ、教育計画を設計後に個別入力するといった煩雑な作業の軽減を見込める。今後は、マイクロソフトのクラウド型認証基盤 「Azure Active Directory」を利用した、「Office 365」から「iStudy Enterprise Server」へのシングルサインオンによる研修の受講、テストの開催などの予約情報の「Outlook Online」スケジュールへの登録といった連係機能を順次開発していくという。また、「iStudy Enterprise Server」のインフラを、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」へ移行する計画。
2016年03月29日日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイは28日、両社の製品を用いてセキュアな企業内教育をサポートする両社サービスの共同販売を開始することを発表した。業務効率化や働き方の多様化など、自宅や出張・外出先と働く場所を選ばないワークスタイル変革に取り組む企業が増えている。かたや、IT環境の変化や新事業への取り組みなど、企業内での教育環境の重要性も、従来以上に増している。そんな中、企業が社員に対してどこからでも充実した研修を実施できるように日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイが提携し、互いのメリットを活かせる共同販売を4月1日から開始する。日本ユニシスが提供する「SASTIKサービス」はUSBメモリ型認証キーを挿すだけでセキュアな認証と通信を確保してクラウド環境への接続を実現する。認証には、格納されたデバイスID + 鍵情報(アカウントID、パスワード)による二要素認証、通信にはSSLやリバースプロキシを使ったアクセスを用いる。SASTIKキーを抜くと自動的にローカルPCのキャッシュを削除、特定グループに登録したWebのみに利用を制限できるなど、手軽にセキュアなクラウドへのアクセス環境を構築する。システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」は、独自のe-ラーニングコンテンツも作成できる総合学習管理システムでスキル診断、管理から学習までトータルに企業内教育をサポートできるシステム。オプションでのIT系資格取得コンテンツを200以上揃えるなど大規模な企業での導入事例も数多く、同社Webサイトに掲載してある。今回の共同販売により、日本ユニシスの「SASTIKサービス」から、システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」へと接続する環境を提供。自社のサービスやノウハウを含む機密事項が含まれた場合であっても、充分にセキュアな社外環境での企業内研修が可能になる。
2016年03月28日ゆとり教育という、教育界の理想だけが詰まったカリキュラムで楽しくゆるくお勉強した結果、今や上からも下からもバカにされてしまう、「ゆとり世代」。もちろんゆとり世代には、ゆとりだからこその良いところやメリットもあるものの、やっぱり上の世代やゆとりを脱した下の世代からは「えっ、マジで?」と首をかしげてしまうような間違いを犯してしまう人も多いんだとか…。そこで今回は、実際に起こった「ゆとり世代のビックリ間違い」をご紹介します!■漢字が読めない・書けない「割と小学生ぐらいのときからパソコンがあるからか、私の周りでは自分を含め漢字の読み書きがテキトーな人が多い。『優勝』の『勝』の上のとこ出るかわかんない、とか、『何卒(なにとぞ)』を『なにそつ』って読んじゃったり」(22歳・学生)パソコンや携帯電話が普及し始めた背景もあってか、「漢字の読み書き」が苦手な人も多いようです。しかも最近のパソコンの中には、間違った読みを入力しても、多分これだろうとしっかり判断してくれて、漢字に変換してくれる優秀な変換システムがついていることも多いです。このため、漢字の読みを間違って覚えている人も少なくないんだとか…。■ホッチキスの針を入れられない「サークルでフリーペーパーを作っていた時に、先輩がホッチキスの針の替え方を知らなくてビックリした…。なんでもその人は、親が危ないからって止めてて、ホッチキスを使ったことがなかったらしい」(19歳・学生)なんと、こうした常識レベルの作業を知らない…という人もいるんだそうです。これはもはやゆとりだからという問題ではなく、親がなんでもやってくれていたせいの気もしますが…他にも、アナログ腕時計の針をあわせられなかったり、印刷機の「何部」を「何枚」と間違えて大量に書類を印刷してしまうなど、ビックリするような間違いの数々が聞こえてきました。■日本地図に疎い「世代かどうかわからないけど、私の周りでは都道府県とか県庁所在地とかの『日本地図』に疎い人が多い。福井県の存在を知らなかったり、博多県があると思ってたり…。あと、『樹海ってどこの海?』って聞く子もいたな…」(24歳・事務)最後に上がっていたのがこちら。教科書のせいなのかなんなのかわかりませんが、意外と「日本地図に疎い」というゆとり世代は多いようです。実は筆者もゆとり世代なのですが、たしかに日本地図のことを学んだのは小学校で1度きりで、あまり勉強する機会がなかったように思います。そして実際、都道府県の位置などがわからないことも多いです…。このように、上下の世代がビックリされてしまうようなポカをしてしまうことも多いゆとり世代。もちろん全部が全部「ゆとり教育」のせいでは決して無いと思いますが、ゆとりたちは失敗してバカにされながらも、一個づつ学んで成長して行こうと思っているので、暖かい目で見守って欲しいところです。
2016年02月04日ファイア・アイは2月1日、ネットバンキングを狙ったマルウェア「URLZone」が日本国内で増えていることを受けて注意喚起を行った。URLZone(別名「Shiotob/Bebloh」)は、ネットバンキングのユーザーを標的としたトロイの木馬で、2009年に初めて発見された。URLZoneが端末に感染すると、金融機関の情報を含む構成ファイルをダウンロードし、Webインジェクションによって、ユーザーの銀行の認証情報を窃取する。攻撃方法には特徴があり、攻撃者は一定の期間、特定の地域を標的としている。また、メールは対象地域の言語で書かれており、アカウント・ドメインもその地域に属したものが使われる。最近は日本のネットバンキングユーザーを標的にしたものが多く、同社の調査では、2015年12月16日、21日に大量のスパムメールが送信されている。メールの内容には複数のパターンがあり、件名は英語と日本語、本文は短い日本語で記述されているものがあった。メールの多くは、日本国内の無償のWebメール・アカウントを送信元としており、ドメインはsoftbank.jpとyahoo.co.jpが大半を占めた。メールには、ZIPファイルが添付されてり、その中にはURLZoneのバイナリを格納していた。バイナリはDOCやJPGを偽装しており、二重拡張子が使用されていた。マルウェアは、プロセスホローイング(正規のプロセスをマルウェア自身に置き換える手法)によって、自身が実行されていることを隠蔽する。コマンドライン・パラメータとして「_section」を追加することで、explorer.exeまたはiexplorer.exeを装うプロセスが、マルウェア本体の子プロセスとして生成される。このプロセスは、一時停止の状態で起動され、エントリポイントに悪意のあるコードが書き込まれる。必要なコードが書き込まれると、一時停止中のプロセスを再開して、悪意あるペイロードを実行する。続いて、偽装したプロセスが64ビットの場合や、ウィンドウがある場合(iexplore.exeを偽装している場合)、このプロセス内で、悪意あるルーチンを実行する。別のパターンは、システム上で実行中の正規のexplorer.exeに自らをインジェクトし、悪意あるルーチンを実行する。マルウェアは端末に感染した後に「コンピュータ名」「OSのメジャー/マイナー・バージョンと、インストール日」「偽装しているプロセスの名前、バージョン、タイムスタンプ」「IPアドレス」「キーボード構成」を取得する。また、Windows Address Book(WAB)内に保存されているメールアドレスを窃取する。その際、まずレジストリ内のwab32.dllとWABファイル名の両方を検索し、次にライブラリを使用してWABファイルを解析し、ランダムに生成されるレジストリキーとレジストリ値、/SOFTWARE//内に情報を保存する。さらに、一般的に使用されているネットワーク接続用プログラムに悪意あるコードをインジェクトさせて、WebやFTPの情報を窃取する。プログラム上で特定の悪意あるルーチンをインジェクトし、ネットワーク・トラフィックの送受信で使用される特定のライブラリをフックする。Internet ExplorerやFirefox、SmartFTPなどのアプリケーションの存在を常に確認し、プロセス名に応じて、特定のフック関数をインジェクトする。FTP/電子メール・アプリケーション(WinSockのフックを実施)の場合、ws2_32.dllから「ws2_32_send」「ws2_32_connect」「ws2_32_close」と3つのAPIをフックする。具体的には、ws2_32_connectに渡されるパラメータに対して、「FTP」と「MAIL」の文字を確認して、FTP/MAILトランザクションを監視する。FTP/MAILサーバのアドレスと接続ハンドルは、このフックによって窃取される。ws2_32_sendフックは、ユーザーの認証情報を窃取するため、「USER」と「PASS」の文字列を確認して、認証リクエストをキャプチャする。WinInetを使用するWebアプリケーションの場合、付録で示されたAPIをフックし、HTTP/Sセッションを監視する。フックによって、マルウェアの構成ファイルで指定された文字列を探す。そして、これらの文字列から金融機関の情報が見つかった場合は、マルウェアは情報をC2サーバに送信する。ドメイン生成アルゴリズム(DGA)が使用されており、最初のシードとなるC2のURLにはマルウェア本体内に暗号文字列としてハードコードされている。ハードコードされたURLと通信が確立しない場合、マルウェアはDGAを使用して適切なURLを見つける。まずgoogle.comに接続してインターネットに接続し、次にSSLv3ハンドシェイクを通じて生成されたURLが証明書に対応しているかを確認する。これは有効なURLが見つかるまで継続して行われる。DGAは、前回使用したURLをシードとして、別のドメイン名を生成する。持続性を保持するために、レジストリ構成を消去する方法がログオフ、再起動、シャットダウンの時に限られる。その際、「WM_QUERYENDSESSION」のウィンドウメッセージを監視するウィンドウプロシージャが用いられる。レジストリの消去は、次のような方法で行われる。まず所定の文字列リストからランダムに生成されたファイル名を使用し、%ProgramFiles%(Windows XPの場合)、%AppData%(Windows Vistaの場合)にコピーを作成する(以下%dropfilepath%)。次にウィンドウメッセージの監視用にウィンドウプロシージャを登録し、最後にウィンドウプロシージャがシステムに送られるウィンドウメッセージを確認し、悪意のあるルーチンを実行するため、WM_QUERYENDSESSIONのウィンドウメッセージを待機する。また、ランダムなファイル名の生成が行われており、ユニークなアルゴリズムを使用していることもわかった。多くのトロイの木馬は、ドロップされたファイル名に、でたらめな文字列を使うが、URLZoneの場合、ドロップされたファイルの名前の生成には、文字列の配列が使われている。ランダム文字列の生成アルゴリズムにエントロピーを付加するため、RDTSC命令と他の算術演算を組み合わせてランダムバイトを生成するサブルーチンを用意している。URLZoneの攻撃を検知するため、setupapi.dllから事前に計算した文字列のハッシュにより、SetupDi APIを解決する、これらのAPIを使用することで、デバイスの情報を取り出す、取得したデバイス名に「vm」の文字列が含まれているかを確認するといった方法がある。
2016年02月02日今、ちょうど社会で活躍するぐらいの世代の若者には、いつも「ゆとり世代」という言葉がついてまわっていますよね。「ゆとり世代」というと、上の世代からは自己中心的、協調性が無い、損得勘定ばかり・・・なんて言われることもしばしば。しかし、そんなゆとりたちの「2016年の目標」を概観すると、ちょっと意外な方向性が見えてきました。というわけで、「ゆとり世代の若者達の今年の目標」から、2016年のゆとりの姿を考えてみます。■「フットワークを軽くしたい」ゆとりたち「今年、周りでは『フットワークを軽くする』『面倒くさがらない』という目標を立てる人が相次いでいた。会社の飲み会とか面倒だけど、顔を出した方が得だよね、なんて話も出始めている。みんな『付き合いのよさ』みたいなものの必要性を感じ始めているのかも」(25歳・事務)ゆとり世代といえば、プライベート優先で、会社の付き合いにもあまり顔を出さない・・・なんていわれた時期もありましたよね。確かにゆとり世代は、マイペースに生きることを重視している人も多く、あまり「付き合い」的なものが好きではない人が多いかもしれません。しかし、彼らの今年の目標を見てみると、そうした「付き合い」の大事さを感じ始めている人もちらほらと出てきているようです。若い奴はいっこうに飲み会に来ないと諦めている上司のオジサマ方も、今年こそゆとり社員達を誘ってみてもいいかもしれませんね。■「貯金派」から「散財派」も「今までは、コスパとかを大事にして、あまり贅沢はしない派だったんだけど、最近はバイトの時給も良いし、いいコスメを買ったり旅行に行ったりするようになった。そうすると毎日の充実度が違うし、今年は『ちょっと良いもの』をたくさん知りたいなって思った」(22歳・学生)また、ゆとり世代の大きな特徴としては、「コスパ重視」というものもありました。ゆとり世代が生きてきた時代の多くは不景気で、なんとなく社会にも暗く不安な雰囲気が漂っていたせいか、節約志向でより安いものを・・・という若者は多く見られます。しかし、最近の景気回復の影響もあって、最近は若い世代でも海外旅行に出かけたりちょっと高い化粧品や洋服などを身につける人も多くなってきました。最近は雑誌などを見ていても、若い女性に「ちょっと贅沢」なものがウケているのがわかります。少し前には「若者は贅沢を知らなくて世間が狭い」なんていう批判もありましたが、ゆとり世代はゆとり世代なりに、小さな贅沢を楽しんでいるようです。■「夢がある」若者が増えてきた!「最近、身の回りで変わったなって思うのは、FacebookやTwitterなどで、『夢』を語る人が多くなったな、ってこと。前までは、夢や目標を言う人は『意識高い』とか冷ややかな笑いを浴びていたけど、最近はみんな何かに一生懸命なのを、恥ずかしがらなくなった気がする」(20歳・学生)なにより特筆すべきは、やっぱり「夢がある」ゆとり世代が増えてきたということでしょう。景気や東京オリンピックのせいかはわかりませんが、世の中が少し明るくなって、みんなが少しずつ生活に余裕を持てるようになり、「夢」をもつ余裕ができたのかもしれません。また、最近は若くして成功する起業家やミュージシャンなども増えてきたので、若者が夢を持つ後押しになっているのかも。いずれにせよ、いつまでも「ゆとりはこれだから」なんて言われているわけではなく、ゆとりはゆとりなりに、前向きに明るく自分の生活をしてゆこう、ときちんと目標を立てているようです。若者達は変わった、なんて言われる日もそう遠くないのかもしれませんね。
2016年01月18日皆さんは、「ミレニアル(ミレニアム)世代」と呼ばれる世代をご存じですか? アメリカのタイムズ紙も2013年5月号の特集として取り上げ、表紙も飾った、いわゆる「自己中心的」な現代の若者を示す代名詞。それがミレニアル世代です。今回はそんなミレニアル世代の特徴と、その世代から学ぶ、これからの子どもの育て方についてお話ししましょうミレニアル世代とはミレニアル世代(Millennial Generation)とは、おもに米国で1980年~2000年に生まれた現代の世界をになう若者たちを示す言葉です。この世代の若者は、「自分はほかの人より素晴らしい!」「私は天才的!」「私って最高!」と、とにかく自分が大好き。言葉を変えれば、ナルシスト世代と言ってよいかもしれません。FacebookやTwitterなどのSNS上で自分の写真を頻繁にアップする若者が多いことからも、自分大好きということがよくわかりますよね。このうらやましいほどの自信は、彼らが恵まれた時代に育ったことと、ちょうどITテクノロジーが加速し、誰もがインターネットでさまざまな情報を得たり、自己表現ができたりする時代に育ったということが関係しているそうです。よく、電車の中でスマートフォンを片手に画面に集中している若者を見かけませんか? 彼らがまさにこのミレニアル世代の若者です。褒めるだけではなく、厳しく怒る時は怒るミレニアル世代の幼少時代は、「悪いことをしたら怒る、厳しくしつけをする」という古風な育て方から、「褒めて育てる」という新しい育て方が世間一般に広まった時期でした。怒られることがなく褒められて育ったために、「自分は素晴らしい」「私は何でもできる!」という、自信がみなぎる世代が出来上がったとも言われています。自分に自信があるということは素晴らしいことですが、逆に物事が自分の思いどおりに進まなかったり、一度挫折を味わったりすると、そうそう簡単に立ち直れないというマイナス点もあります。現在子育てをする中でも、「子どもは褒めて育てる」ということが奨励されていますが、褒めるだけではなく、「時にはしっかり厳しく怒る」ことも子どもの心のバランスを取るには重要なことと言えるでしょう。親子のコミュニケーションを毎日しっかりとるインターネットを通して、バーチャルな世界に身を置くことの多いミレニアル世代は、他人の気持ちを察したり、理解したりする能力が極端に低いことが科学的に証明されています。悪気はないものの、相手の気持ちを汲むことができないのがこの世代の特長です。現在、子育てをしている皆さんの中にも「忙しい」ということを理由にして、インターネットの動画やゲームをベビーシッター代わりにしている親御さんも多いのではないでしょうか? 人の心を汲み取れる大人に育てるためにも、家庭では特に、親子のコミニュンケーションを日々しっかりとるようにしていきましょう。このように、とかくマイナスな面ばかりが取り沙汰されるミレニアル世代ですが、一方では自分にとって一番働きやすい方法を見つけることができ、異国の人や自分とは異なる考えの人でも気軽に受け入れられる、好感度の高いジェネレーションとも言われています。どの世代にも、良いところもあれば悪いところもあります。この記事を読んでいる皆さんの子どもたち、すなわち次世代の子どもたちは、ミレニアル世代の若者のように自分のことが大好きでありながら、他人のことも大好きになれる、強い心を持つ子に育てていけたらいいですね。(徳武加奈子)
2016年01月13日ファイア・アイは12月21日、2016年のセキュリティ予測を発表した。記者説明会にはファイア・アイ 執行役副社長の岩間 優仁氏が登壇し、詳細な説明を行った。予測の多くはここのところ、盛んに言われている「経営と情報セキュリティ」に関するもの。会社が保有する個人情報や重要情報が漏えいし、それが報道されることで会社の信用が低下し、回復するための費用も大きくかかってしまう。つまり、インシデントが発生することによってバランスシートに影響を与えかねないという。このため、情報セキュリティはIT部門だけが関わるものではなく、「CISO(Chief Information Security Officer:最高情報責任者)を通じて経営課題として検討しなければならない」という経営リスクになりつつある。一方で、CISOやIT部門がただ存在するだけでなく、彼らの説明能力やIT部門が「どれほどの事態になったら、経営層に対してどのようにわかりやすく情報を説明するか」といったことを事前に検討する必要があるとしている。また、セキュリティ関連の人材不足から、自社で人員を抱える事ができず、必然的に専門家に頼ることになるため、Security as a Serviceのニーズが高まるという。特に日本ではセキュリティ人材の不足が取り沙汰されており、2020年の一大イベントも控えているため、大きな問題になるとのことだ。当初に指摘したインシデント関連の問題としては、「サイバー保険」がある。この保険に加入することで、インシデント発生時の追加負担を抑えられるようになる。単に復旧費用だけでなく、顧客や広報対策費用や裁判のための証拠集めの費用などがかさむため、保険の認知度は上がりつつあるという。さらに、最近多いM&Aとセキュリティ侵害にも話は及んだ。M&Aは相手が抱える知財を取得する手段として有効だが、重要知財が流出していれば価値が落ちる。このため、買収前に対象会社のセキュリティ状況を確認する必要性を説いていた。○攻撃手法が"移り変わり"?具体的な攻撃の話では"パターン"が変わりつつあるという。比較的セキュリティレベルが高いとされるiOS/OS Xデバイスも、シェアが高まってきたことや、「(重要情報を持っている)エグゼクティブが使っている」ことで攻撃の対象になりつつある。さらに、IoT機器の普及が進みつつある現状だが、現在のIoT機器は"非統一な開発下"にあることから、セキュリティ上の危険性があるという。一方で、セキュリティが担保された統一環境を用意する動きもあることから、「杞憂に終わるかもしれない」という観測も示している。また、「クラウド時代」というキーワードを引き合いに出し、攻撃グループが1カ所に集まって攻撃用機材を用意していた過去とは異なり、ソーシャルメディアを使ってチームを地理的に分散し、攻撃機材も盗んだVM管理キーを悪用してパブリッククラウドサービスを使う可能性もあると指摘していた。
2015年12月22日アイ・ラーニングは12月16日、米Pluralsightと戦略的業務提携を開始したことを発表した。アイ・ラーニングでは、企業のIT研修から人財開発研修まで幅広い研修サービスを提供しており、テクノロジーの進歩に合わせてペーパーレス、バーチャルクラス、サテライトクラス、e-ラーニング、モバイルラーニングなど、新しい研修スタイルの創出に取り組み、「自ら学び・考え・行動する人財」の育成をモットーに、専門教育を誰もがどこからでも受けられることを目指している。新たに業務提携を開始するPluralsightは、IT、デザイン、ゲーム、3D CAD、ビジネスなど幅広い分野の4,500以上のコースを150カ国以上、200万人を超えるユーザーに向けて提供している。Pluralsightが提供する「Pluralsight」は、すべてのコースを英語で受講できる定額制オンライントレーニングサイト。すべてのコースは、各分野の専門的な技能・知識を持ったエキスパートにより作成され、受講者はスキルレベルに合わせて自分のペースでどこからでも好きな時に学習ができる。本提携により、Pluralsightが展開している4,500以上のオンラインコースとアイ・ラーニングのクラス・ルーム研修を組み合わせて、日本企業向けのトレーニングコースを提供する。また、先端技術やトレンドに基づき、最新のコースを追加していく予定。
2015年12月16日ファイア・アイは12月11日、OS起動前に実行されるマルウェアを使用してカード決済情報を狙う攻撃を確認したと発表した。攻撃は、「ブートキット(bootkit)」と呼ばれる特殊な手法を使用しており、下位レベルのシステムコンポーネントにマルウェアを感染させるというもの。端末によるマルウェアの特定・検出は非常に困難であり、万が一端末が感染した場合、OSの再インストールを実施してもマルウェアを削除できないという。同社は、「システム管理者がブートキットで感染したシステムの完全な物理的消去を実行してから、OSを再ロードする必要がある」と説明している。攻撃は「FIN1」と呼ばれるグループによって行われている。このグループは、悪意あるファイルやユーティリティを多数展開しており、「Nemesis(ネメシス)」と呼ばれるマルウェア・エコシステムの構成要素となっている。マルウェアが端末に侵入すると、まずシステムチェックを実施する。BOOTRASHインストーラのコピーがシステム上で実行されていないか、マルウェアの必須コンポーネントであるMicrosoft NET 3.5フレームワークがシステムにインストールされているかをチェックする。インストーラがすでに実行中の場合や、.NETフレームワークがインストールされていない場合、マルウェアは停止するという。システムチェック後に問題がないようなら、BOOTRASHは独自のカスタム仮想ファイルシステム(VFS)を作成して、Nemesisエコシステムのコンポーネントを保存する。マルウェアはファイルシステムの位置を特定し、ファイル構造に見合うだけの十分な領域がシステムに存在するかを確認する。インストールに必要な領域スペースを特定するため、マルウェアはWindows Management Instrumentation(WMI)を使用して、システムの起動ディスクとパーティションに問い合わせる。その後、32ビットまたは64ビットのコンポーネントの合計サイズを計算し、システムのパーティション間の空き領域の中に、カスタムファイルシステム用の十分な領域があることを確認する。ここからブートセクタのハイジャックを実施する。インストーラは、まず正規のブートセクタをメモリに読み込み、パーティションの開始から0xEのセクタにVBRコードの符号化されたバックアップコピーを保存する。続いてマルウェアは、その後のインテグリティ・チェックのために、正規のブートセクタに2つのアルゴリズムを適用する。正規のブートセクタが保存されると、マルウェアは組み込みリソースの1つから新たなブートストラップ・コードを解読し、既存のブートストラップ・コードを上書きすることで、感染システムの起動プロセスを効果的にハイジャックする。今度はNemesisコンポーネントのインストールする。ブートキットの作成とインストールを担当する3つのコンポーネント(vbr.bin、vbs.bin、bootldr.sys)の保存に際して、インストーラは仮想ファイルシステムを使用する。それ以外のコンポーネントについては、仮想ファイルシステム内に保存される場合と、HKCU.Default\Identitiesレジストリキー内のバイナリデータとして保存される場合がある。これらのコンポーネントは、ファイル転送、画面キャプチャ、キーロガー、プロセス・インジェクション、プロセス操作、タスク・スケジューリングなどを担当している。感染した端末を起動すると、システムのMBRによって悪意あるBOOTRASHブートストラップ・コードによって上書きされている起動パーティションのVBRのロードが試みられる。このコードは、カスタム仮想ファイルシステムから、Nemesisブートキット・コンポーネントをロードする。ブートキットは次に、インストール・プロセス中にディスクに保存された、正規のブートセクタにコントロールを渡す。この段階から、起動プロセスはOSのソフトウェアのロードと実行を継続する。ブートキットは、いくつかのシステム割り込みを傍受することで、起動プロセス中のNemesisの主要コンポーネントのインジェクションを手助けする。ブートキットは、さまざまなシステムサービスを担当するBIOS割り込みをハイジャックし、関連する割り込みベクターテーブルのエントリーにパッチを適用することで、OSローダーがコントロールを得た後のメモリのクエリを傍受できるようになる。ブートキットはその後、正規のVBRにコントロールを渡し、起動プロセスの継続を許可し、OSのロード中にも、ブートキットは割り込みの傍受を行い、リアルモードからプロテクト・モードへとCPUを移す固有の命令を探して、OSのローダメモリをスキャンする。これにより、CPUがリアルモードからプロテクト・モードへと変わるその都度、ブートキットは記述子テーブルにパッチを適用できる。このパッチには、修正版割り込みハンドラーが含まれており、特定アドレスが実行されるたびにブートキットにコントロールをリダイレクトする。この結果、ブートキットは、OSのローダー実行の特定ポイントを検出・傍受して、通常のカーネルのロードの一環としてNemesisコンポーネントをインジェクトできる。
2015年12月14日ファイア・アイは11月12日、次世代MVXアーキテクチャと、セキュリティ情報提供ツール「FireEye Threat Intelligence Engine」「Forward Deployed Analyst」の2サービスを発表した。ファイア・アイのMVXアーキテクチャは、サンドボックス型の仮想環境を採用するセキュリティ対策ソリューション。サンドボックスは、外部から侵入した未知の脅威を保護された仮想環境の中で動作させ、その脅威の挙動を解析し、解析から得られた情報を基に的確な駆除を行う。次世代MVXアーキテクチャでは、侵入した脅威への対応にかかる時間を短縮し、検出精度向上を図った。ファイア・アイによると、従来品と比べ、セキュリティ侵害から保護にかかる時間が3分の1に短縮した一方で、脅威が最も弱い初期段階で検出する能力が従来より5倍に向上したという。また、フロントライン・インテリジェンスの自動化機能も搭載した。インテリジェンスドリブンの検出フレームワークは、同社の「FireEye Threat Intelligence(DTI)」機能と連携して、新たな検出モジュールの早期リリース・調整が可能になった。ほかに、新種マルウェアへの対応も強化しており、多数のセンサーからなる同社ネットワークの能力や、インシデント・レスポンスから得られたインテリジェンス、ファイア・アイの脅威研究と、機械学習やビッグデータの分析機能などを活用して対処する。顧客は脅威アクターのツール、手法、手順(TTP:Tools, Techniques and Procedures)の変化に迅速・正確に対応できる。これ以外にもMVXエンジン・アーキテクチャは、社内のネットワーク環境で利用しているAndroid/iOSデバイスの感染によるコールバックの検出と防御も可能となっている。ファイア・アイは同時に、セキュリティ情報提供ツール「FireEye Threat Intelligence Engine」も発表している。これは、脅威情報を検知・処理・分析したセキュリティデータを顧客に提供するもので、今後の同社の脅威対策製品・サービスの基盤になるという。これにより、導入企業は脅威情報が管理・利用しやすくなる。このFireEye Threat Intelligence Engineの提供に合わせて、「Forward Deployed Analyst」という、同社のアナリスト経由で情報提供を受ける個別対応型のサービスもスタートする。アナリストはサイバー脅威をコンテキスト化し、ソースデータをファイア・アイの脅威情報と相互に関連付け、戦術・運用・戦略に関する知見を顧客に提供する。
2015年11月13日ITホールディングスグループのアイ・ユー・ケイは10月19日、バックアップ自動化ソリューション「IUKSYNC(アイ・ユー・ケイシンク)」バージョン1を10月20日より販売開始すると発表した。価格はオープン。同ソリューションは、「設定した時間」や「ファイル更新時」などの運用に合わせたタイミングで、対象のフォルダの状況を自動で検知してバックアップ先に送信する。送受信モジュールと管理モジュールだけでファイルの送受信が行えるなど、簡素化されたシステム構成により顧客の課題を解決し、ファイルのバックアップ運用に関するワークロードを軽減。また、バックアップソフトウェアの二重投資や運用の複雑性を排除して使用ネットワーク環境を有効活用するため、動的・静的帯域制御にはプロトコル「Skeed Silverbullet Protocol」を高速ファイル転送テクノロジーとして採用している。同ソリューションはWindowsとLinuサーバ環境で利用でき、使用可能帯域の上限により100Mbps、1Gbpsの2種類から選択可能だ。さらに、新ソリューションブランド「INeS :IUK New era-Solution」としてインフラソリューションとサービスの組み合わせにより、現場に近いソリューションを提供していく。2015年度は10社、来年度以降は年間50社への提供を目指す。
2015年10月20日今冬にリリース予定となっているiOS/Android向けゲームアプリ『I -アイ-』を、『ニブンノワン! 王子』の中村世子氏が「花とゆめ」でコミカライズすることが決定した。スマートフォン用ゲームとコミカライズ企画が同時期に連動するのは業界初の試みという。iOS/Android向けアプリ『I -アイ-』は、"個性豊かなキャラクターと共に島でスローライフを送りながら、隠された謎を解き明かす…"という、KEYROUTE開発のミステリーゲームで、主題歌は、映画『ゲド戦記』や『コクリコ坂』の主題歌などで知られる歌手・手嶌葵が、このゲームのために書き下ろした「輝きの庭~ I’m not alone~」となっている。一方、中村世子氏によるコミカライズは、『I -アイ- はこにわぐらし』として12月5日発売の「花とゆめ1号」より連載スタート予定。本企画の詳細は、10月20日発売「花とゆめ22号」や『I -アイ-』公式サイトなどをチェックしてほしい。(C) KEYROUTE CO.,LTD(C) KEYROUTE CO.,LTD /中村世子・白泉社
2015年10月15日MediBangは、カジ・コーポレーションが運営する複合カフェ「アイ・カフェ グループ」41店舗のPC1,000台に、同社の無料イラスト・マンガ制作ソフト「MediBang Paint Pro(メディバンペイント プロ)」が搭載されると発表した。導入開始は9月15日から。このたび「MediBang Paint Pro」を「アイ・カフェ」グループへ提供した狙いとして、同社は「インターネットカフェに同ソフトが導入されることで、パソコンを持っていない若い世代がデジタルでイラスト・マンガが描くことができる」、「家では作品を集中して描けない人でも、外出先で創作活動ができるため、より効率的に創作活動を進めることができる」といった理由を挙げている。また、同ソフトと併せて使用する想定の上、同日よりワコムのペンタブレットが店舗に設置される。なお、「MediBang Paint」では、今後ユーザーが制作したブラシやトーンの素材を、無料で共有できるサービスを実装予定ということだ。
2015年09月15日博報堂アイ・スタジオは9月8日、ネット動画マーケティングソリューション「再生商店」と、livepassが提供するパーソナライズド動画制作サービス「livepass Catch」が連携し、動画を活用して顧客一人ひとりのコンバージョンを最大化する「One to One 動画マーケティングソリューション」として新たにサービスの提供を開始した。同サービスは、顧客一人ひとりに最適化されたネット動画を配信することで、コンバージョンの最大化を目指すもの。ネット動画とCRMデータなどのパーソナルデータを組み合わせることで、個人のステータスにあった動画を生成する。また、マルチプラットフォームへの対応も可能なOne to One 動画マーケティングソリューションとして、戦略立案・KPI設計からコンテンツの企画制作、効果測定、改善提案までをワンストップで提供する。活用例としては、航空会社が飛行機のフライト予約状況を知らせる音声付き動画を予約者一人ひとりに配信し、ビジネスクラスへのアップグレードや提携クレジットカードの利用を勧めるなどが考えられるという。
2015年09月09日ファイア・アイとPFUは5月12日、エンタープライズ向け次世代サイバー攻撃対策で協業すると発表した。FireEyeでは、入り口・出口対策ソリューションを提供しており、FireEye NXシリーズがマルウェアを検知してアラートを出す。一方で、PFUのiNetSecがそのアラートに基づいて、感染端末からの通信を遮断することで、内部ネットワークにおける感染拡大の防止を行う。PFUはかねてより社内ネットワークのセキュリティ強化ソリューションを提供。北米でもセキュリティアワードを獲得するなど、日本発の数少ないセキュリティベンダーとしても展開している。両社の協業は、日本だけでなく、北米やその他地域においても、5月末より製品の展開を行う。なお、13日から15日に東京・有明の東京ビッグサイトで行われるJapan IT Weekの情報セキュリティExpo(春)でソリューションの参考展示を行う予定。
2015年05月12日