2月16日に放送された『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)。そこでゲストの中山優馬(25)が披露したプロ顔負けの料理の腕前に、驚きの声が上がっている。KinKi Kidsの堂本光一(40)と堂本剛(39)が、ゲストの持ち込み企画をいっしょに行う番組。今回のゲストは生田斗真(34)と中山だった。「みんなで美味しい物を食べよう」という流れから、ロケ先で中山自ら料理を振る舞うことに。“本日限定ゆうま亭”がオープンした。実はマイ包丁を持つほど、料理にこだわりを持っているという中山。趣味の釣りが高じて魚のさばき方まで習得しているという。またロケ前日に築地場外市場まで魚を選びに行き、仕込みをするなどかなり本格的な様子。1品目はシマアジやマグロの赤身、ホタテ、イカの刺身盛り合わせ。身はまったくつぶれてなくきれいな形に切りそろえてある。光一の「刺身は切るだけだから」と厳しいダメ出しもありながら、2品目にとりかかる。続いてはKinKi Kidsにちなんで、キンキの煮つけ。「煮たただけやん」と指摘する光一だが、口にした途端「おいしい!」と一言。剛も「脂のってるし」と大絶賛。煮付けた後の煮だれを湯割りして、静岡の漁師に教わった「骨湯」というスープも紹介していた。最後は鯛めし。鯛まるごと1匹を下焼きしたもので、こちらも絶品。終始プロ並みの腕前を見せる中山に、普段は「料理やる男はすげぇ嫌いだ」と言っているという生田も認めざるを得ないようだった。だが中山が人におもてなしするのは、今回が初めてだという。これには3人そろって「もったいない!」とコメント。ネット上でも《優馬くんがあんなに魚料理上手いとは知らなかった》《イケメンで料理も出来るってすごいな》《中山優馬くんが作る料理がめっっっちゃ美味しそう。食べたい》など、絶賛の声が上がっていた。眼を見張るほどの腕前を見せた中山。今後、料理番組への出演が増えるかも!?
2019年02月17日インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」は、漢方コスメなど大人気の韓国コスメ40個をセットにした、お得なQoo10限定BEAUTY BOX「今年もよろしく!大吉セット」(3000円・税込)を、1月31日まで販売中です。今回発売するBEAUTY BOX「今年もよろしく!大吉セット」は、韓国の人気ブランドコスメ「MEDIHEAL」「雪花秀」「HERA」のフェイスマスク、美容液、化粧水、弾力強化クリーム、美容石鹸など、人気の韓国コスメ7種40個をセットしました。通常、総額約5,000円相当の商品が、お得な3,000円で販売されます。「MEDIHEAL」「雪花秀」「HERA」は韓国コスメブランドの中で人気を集めています。ツイッターでも、・クッションファンデをもう一回トライしたくて、ランコムHERAAprilSkinmoonshot雪花秀これをローテーションしてる。・今年は韓国のハイエンドのスキンケアもどんどん使ってみたいなぁ〜雪花秀、OHUI、HERAもいいね・「雪花秀 化粧水」韓国に行ったときに貰ったんだけど、しっとり馴染むし香りも良いからめっちゃ愛用してるなど、使ってみた感想が多くアップされています。そんな注目ブランドのアイテムを試せるセット内容は以下。■「BEAUTY BOX」商品概要【販売期間】2019年1月21日(月)~1月31日(木)【販売価格】1セット¥3,000(税込)【内容】コスメ商品7種40個 セット・マスクシートパック(ランダム)5枚(MEDIHEAL)5枚・BT21フェイスポイントパック1枚(ランダム)(MEDIHEAL)1枚・美容液4ml(雪花秀)6個・化粧水5ml(雪花秀)10個・乳液5ml(雪花秀)10個・保湿クリーム5ml(雪花秀)6個・ZEAL洗顔石鹸 60g (HERA)2本※イメージ(箱はセットには含まれていません)(お問い合わせ先)Qoo10 サポートセンターTEL 050-5840-9100
2019年01月23日佐々木蔵之介主演、中山美穂、黒木瞳、藤井流星、石川恋らが共演している「黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~」の第8話が11月29日放送。中山さんと藤井さんの“熱烈キス”にネット上が荒れに荒れ、激しいツッコミの嵐となっている。主人公・瀧沢完治(佐々木さん)は入社以来仕事一筋、こつこつと努力を積み上げ銀行の支店長まで登り詰めたが、社内政治に巻き込まれ取引先に出向を命じられてしまう。ショックから家族には出張と偽り単身スイスを訪れた完治だが、そこで出会った目黒栞(黒木さん)と出会い恋に落ちてしまう。出向先で栞と再会した完治は不倫にまい進するが、一方エリート弁護士の日野春輝(藤井さん)と結納まで済ませた娘・美咲(石川恋)が大学教授の戸浪(高田純次)と駆け落ちしてしまう。しかも春輝は婚約者の母である完治の妻・真璃子(中山さん)に惹かれていた…というのがこれまでの展開。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美咲と戸浪の関係を完治が知っていたことに真璃子は驚愕、自分が知らない娘の秘密を夫が知っていたことで、自分の人生を否定されたと感じショックを受ける。謝罪のため日野家を訪れた完治と真璃子に冴(麻生祐未)は塩を撒いて激高するが、冴に「僕も悪いんだ」と言う春輝の言葉に冴もまた疑問を抱く。一方、完治は会社を休んでいる栞を心配し家を訪ねるが、もう別れようと拒まれてしまう。そんななか完治らのもとを戸浪の妻・和代が訪ね、美咲に対し「私は離婚しない」と伝言を託す。その後美咲から連絡が来て完治は美咲と空港で再会。栞が完治を拒む理由を知り、完治は改めて栞に愛を伝え、栞も完治の想いに応えるのだった。再び登山の約束を取り付けた2人だったが、栞に糖尿病が発覚。さらに春輝と真璃子の関係に気付いた冴は卒倒、入院してしまう。病院の帰り、車を降りようとする真璃子を引き留めた春輝は熱烈なキスを交わす…というのが8話のストーリー。ラストの真璃子と春輝による“熱烈&濃厚車中キス”にネットは騒然。「流星くんめっちゃちゅーしてたぁぁあ」「激しいきすしーーんん」「ミポリン腕を回したああああ…」など雄叫びのごときツイートがタイムラインに溢れかえる事態に。「藤井流星担死んでない!?」「藤井担生きてる?」など藤井さんファンを心配した“生存確認”ツイートも多数。今回も「完全にやってることアウトなのに感動仰ぐ黄昏流星群に草」「なんか感動的なシーンになってるけど、よく考えたらめちゃくちゃ」「なんか良かった感じになってるけど、あれ?良かったんだっけ?」などツッコミの声がネット上を駆け巡っている。(笠緒)
2018年11月30日人気ブロガーでライフオーガナイザーの中山あいこさんは、子ども2人を育てながらシンプルで整った暮らしを実践しているワーキングマザーです。無駄なものは買わず&持たず「今の自分にとって心地いいもの」にこだわる中山さんのモノ選びは、生活に笑顔を生み出し、すっきりと暮らすコツがいっぱい。ぜひ参考にしてみてくださいね。 中山あいこさんプロフィール 「面倒くさがり屋だからこそ、あとで面倒にならない方法を探す」という中山さん。「厳選したものに囲まれているとストレスが少なく暮らせます」の言葉通り、キッチン、リビング、洗面所……散らかりがちなところは、すべてすっきり! フルタイムの会社員として長年勤務の後、独立。書籍や雑誌、ブログ『生活のメモ』などで暮らしのアイデアを発信中。3歳と13歳の2児の母。人気ブログ 「生活のメモ」 暮らしにゆとり&笑顔を生み出す方法私の暮らしの基本は「心地よく」いること。私はズボラなので、その「心地よさ」を、できるだけラクに維持できるようにと考えてきました。そのためには、暮らしの中の持ちモノが「今の自分」にとって、適正でなければなりません。モノが多いと片付けも掃除もその分、大変になります。なので「心地よさ」を生むものを厳選してきました。「たくさん持たない」=持ちモノを少なくするメリットは、想像以上に大きいと思います。自分のライフスタイルに合ったものを厳選するためには?「今の自分にとって心地いいもの」をどうやって見つけるのか? 失敗経験も含めて生み出した、私なりの「モノ選びのルール」は、瞬間のラクをしたいと思う気持ちを、いったん、とどめて、長くラクでいるためには?「心地よく」いられるためには?と、考えを巡らせる。これが基本となる「モノ選びのルール」です。それにはまず、自分の持っているモノを把握していることが大事です。例えば、3歳の娘の服のボトムはほとんどネイビーで統一。組み合わせに悩むこともなく、娘自身が選んでも、保育園で着替えさせてもらっても上下のコーディネイトが変…ということもありません(笑)。本当に使うモノだけを持つ調べて買って使って「心地よさ」を確認しながら、愛用するかどうかを絞り込んでいくのが最近のスタイルです。家に招き入れて心地よくなかったら、潔く手放すことも忘れません。自分にとって「心地よさ」を与えてくれるかどうか? 判断のモノサシは、とてもシンプルです。ただ「心地よさ」には、そのアイテムの背景も含まれます。つくり手の思いや作られた理由などがわかると、ますます愛おしく思えてきます。最近、愛用品に加わったのは、「アポロニア ファームのエキストラバージンオリーブオイル」です。オリーブオイルには、「酸度」というものがあることを知ったのですが、商品ラベルに記載されていないことの方が多いようなんです。詳しい友人に聞いて、「酸度」の記載のあり、信用できると思った、ギリシャ クレタ島のアポロニアファームのものを使っています。スキンケアに使うアイテムも「定番」を厳選!化粧品は消耗品なので高すぎると買おうと思えません。だけど質の悪いものはイヤ。直接、肌につけるものだから「心地よさ」は必須です。ちふれの化粧品は、なたね油やオリーブオイルと同じように、全成分の分量・配合目的や製造年月を公開しているところが信頼できると感じています。無香料、無着色で、よけいなものがなく、肌に本当に必要な成分を厳選して配合しているのだろうなというところに、とても共感しました。そして、美容液のボトルに「このボトルはサトウキビからつくられた環境にやさしいポリエチレンを使用しています」という記載を見つけたときは、感激で、環境負荷を考えてオーガニックコットンのメーカーとコラボレーションアイテムを作っている私の価値観と同じモノ作りをしている化粧品メーカーに出会えた! と思いました。 化粧品はなぜ高く売られているのか?そんな疑問から生まれた「ちふれ化粧品の約束」 顔の肌は隠せないもの。どんなに高度なメイクも素肌の美しさには勝てない気がしています。使ってまだ数週間だけれど、肌の調子が整ってきているのを感じています。■あなたの素肌に本当に必要なものを乾燥が気になる季節にピッタリの、肌へうるおいを与える「ちふれ 化粧水 とてもしっとりタイプ」。保湿成分のヒアルロン酸とトレハロースが配合され、とろみあるテクスチャーでノンアルコール。安心して続けられる価格も嬉しい化粧水です。秋冬は、乾燥による小ジワを目立たなくしてくれる※「ちふれ 美容液 ノンアルコールタイプ」の集中保湿ケアもおすすめです。※効能評価試験済み 乾いた季節も、しっとりとうるおう。「ちふれの化粧水」 PR:ちふれ化粧品
2018年10月25日森新太郎演出×中山優馬主演の舞台『The Silver Tassie 銀杯』の制作発表会見が9月26日に開催。森、中山をはじめ、矢田悠祐、横田栄司、浦浜アリサ、安田聖愛、三田和代が出席した。【チケット情報はこちら】アイルランドの劇作家ショーン・オケイシーによる“反戦悲喜劇”と言われる本作。中山演じる有望なフットボール選手だったハリー・ヒーガンの人生が、戦地へ赴いたことで一変していくさまを描く。1928年の執筆当時、市民を批判的に描いた内容から上演を拒否されたという本作。森は戯曲を読んで「パワーに圧倒された」と明かす。特にハリーが戦地から戻って感じる疎外感や孤独に言及し「人を叩きのめし排除、支配していくという野蛮な状況は、実は戦場と地続きにある」と戦争と日常が別次元の存在ではないと説き「“戦争反対”と誇らしげに言ったところで、“自分を見てみろよ”と言われているような挑発的な作品」といま、本作を上演する意義を訴えた。中山の起用について森は、中山が殺人犯を演じたドラマ『北斗 -ある殺人者の回心-』を見て「ピュアさとすさんだ心があって、ハリーと同じだと思った」と説明。中山は「戦争にぶつかって心がネガティブな方に行くけど、そこでもシャレの利いた皮肉を言ったり、ネガティブな時もポジティブな時も口が達者なのが魅力」と語る。精神的な強さが求められ、さらにウクレレの名手という設定で、こちらも練習中だが「(心が)折れても立ち上がっていこうと思います! (新しいことに)挑戦できることがありがたい」と意気込みを語った。矢田はハリーの戦友で、やがて恋敵にもなるバーニーを演じるが、歌唱シーンについて森から「きれいな歌声じゃなく、喉から血が出るような芝居を味わわせたい」と宣言されると「身を委ねます。メチャクチャにしていただきたい」と覚悟を口にした。一方、横田に関して森は「横田さんは蜷川(幸雄)さんと文学座のものだと思いこんでた(笑)」と冗談めかしつつ今回、意を決してのオファーだったと告白。特に「演出家の腕が問われる」(森)という戦地のシーンで「横田さんを頼りにしたい」とも。横田は、ここまでの5日間の稽古で感じた森の脚本への深い洞察と解釈への驚嘆を口にし「言葉ひとつひとつに重みと説得力がある」と称賛。「森さんも想定していないビックリするようなことを発見したい」とうなずく。女優陣が演じる女性キャラクターたちも三者三様。三田は自らが演じるハリーの母親役を「普通の人」と称し、だからこそ「本当に難しい!」と楽しそうに語る。モデル出身の浦浜は「セリフで感情を表す難しさに直面してます」と苦笑し、自身の起用について「森さんのギャンブラー精神にビックリしてます」と笑う。安田はハリーの恋人のジェシーを演じるが「ひと言で表すとひどい女(苦笑)。気持ちいいくらいひどい女を演じたい」と言葉に力を込めた。『The Silver Tassie 銀杯』は11月9日より世田谷パブリックシアターにて開幕。取材・文・撮影:黒豆直樹
2018年09月28日演出家・森新太郎と中山優馬の初顔合わせにより、東京・世田谷パブリックシアターで上演される『The Silver Tassie銀杯』のメインビジュアルが公開された。【チケット情報はこちら】本作は、アイルランドの劇作家ショーン・オケイシーが第一次世界大戦から第二次世界大戦へと変遷する激動の時代のなか、1928年に発表した戯曲で、1929年にロンドンで初演。ダブリンを舞台に、第一次世界大戦中、輝かしい将来を嘱望されたひとりのフットボール選手・ハリーが戦争の犠牲となっていく様を描いた反戦ドラマ。公開されたメインビジュアルのデザインコンセプトについて、制作側より次のようなコメントが寄せられた。「モチーフとして大きいものは、上部の当時の戦争を彷彿とさせる写真、中央の主人公・ハリー(中山優馬)の横顔、下部のフットボール場と思われる芝生。人生を大きく一変させていく過酷な戦地と、平和で希望に満ちていた頃に駆け抜けた芝生との間に挟まれた、青年ハリーが見つめる視線の先にあるものとは?絵の具を飛ばしたように散らばる模様は、過去、現在、未来に及ぶ様々なハリーの思いや、不安定な時代の中に生きる人々の無数の思いを表し、そんな数多の感情が交差していく中に深く静かに侵食されていくハリーの横顔をとらえています。ですが、この横顔の青年はハリーに限定されない、当時の市井に生きる人々の象徴的な横顔、つまり登場人物全員の横顔としてもとらえて頂ければと思います。制作時の意図は上記のイメージになりますが、こちらはあくまで解釈の一例に過ぎません。ご覧になるお客様にご自由に発想して頂き、ハリーの視線の先にあるものを無限にご想像頂ければ幸いです」共演は矢田悠祐、横田栄司、三田和代のほか、20曲以上の歌唱シーンがあることから演技力、歌唱力が評価されたキャスト22名が集結。歌あり、笑いあり、涙ありの賑やかな“反戦悲喜劇”を立ち上げる。公演は11月9日(金)から11月25日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターで上演。チケットは9月9日(日)より一般発売開始。
2018年09月06日中山優馬(24)が松岡充(47)や中村雅俊(67)とともに“トリプル主演”を務める音楽劇「ローリング・ソング」。8月11日に記者会見が行われたが、そこで話題になったのが中山の並々ならぬ努力だ。各スポーツ紙によると、同作で中山はギターに初挑戦。この日、松岡は「まじめで努力される」と中山の努力を評し「すごいうまいです、びっくりすると思います」と技量を絶賛。続けて中村も「初めてとは思えないほどうまい」と太鼓判を押したという。Twitterでも観客から《優馬くんは前髪上げててワイルドで、ギターもしっかり弾けていて歌も本当上手で最高!》《今日も優馬くんは素敵でした。最後の歌ギター弾きながら歌うのカッコいいから何処かで披露してくれないかなぁ~》といった声が上がっていた。「中山さんの努力家な一面は、業界でも定評があります。同じジャニーズ事務所に所属する堂本光一さん(39)も17年のミュージカル『Endless SHOCK』で共演した際、アクションシーンに打ち込む中山さんの姿に一目置いていたそうです」(舞台関係者)中山は17年3月に主演を務めたドラマ「北斗-ある殺人者の回心-」(WOWOW)にまつわるインタビューで、本誌にその努力家な素顔を明かしている。作品監督から10キロの減量を言い渡された中山は、なんとそれを上回る約12キロの減量に成功。さらに「普通の環境にいたら、北斗(中山の役名)を演じられる自信がなかったので」として、テレビや冷蔵庫だけでなく携帯電話も使わない生活を送っていたという。同インタビューでは「ジャンルを問わずいろんな作品に出たいですね」と語っていた中山。そのタフさがある限り、期待できそうだ。
2018年08月13日海外の演出家と組んだ主演舞台『ドリアン・グレイの肖像』や大竹しのぶ主演音楽劇『にんじん』出演など、近年演劇界でもその名を目にする、歌手で俳優の中山優馬。この夏、鴻上尚史作・演出の新作オリジナル音楽劇『ローリング・ソング』に出演。松岡充、中村雅俊とトリプル主演を務める。公演に先駆け中山と鴻上が取材会で意気込みを語った。KOKAMI@network vol.16「ローリング・ソング」チケット情報ある日、元バンドマンで今は納豆売りの男(松岡充)の前に、「あなたの息子です」と名乗るミュージシャンの青年(中山優馬)が現れる。しかし、納豆売りの男の記憶は曖昧だった。そんな“父親”の姿に失望した青年の前に、今度は「夢を諦めるな」と60代の男(中村雅俊)が現れる。男は夢を売る結婚詐欺師だった…。不思議な縁に導かれるように相見えた男たち。そこへ納豆売りの母親と娘までが加わり、物語は思わぬ展開へ。見る時期に終わりはあるのか――。そんな命題に、三世代の男たちの姿を借りて挑みたいという作・演出の鴻上。「20代で夢を諦めるヤツもいれば、60代で夢見るヤツもいる。夢は年齢じゃないんだということを伝えたい」。それゆえ、世代間で夢に対する熱量が片寄らないように配慮したとも。「なるべく三者ががっつり同等に組んで、なおかつ60代と20代の女優たちの存在も突き刺さるような、女たちの闘いもある。三世代の話ですが、五角形がちゃんと拮抗するようには仕上げたい」。昨年、鴻上が手掛けた舞台『ベター・ハーフ』を観劇し、その作風に強く惹かれたと話す中山。「物語の面白さ、客席を巻き込む展開、セリフのスピード感など、どう稽古したらこんな風に表現できるんだろうって引き込まれました」。出演が決まり「今までにない役」と気を引き締める。「エネルギッシュな純真さで周囲を引っ掻き回していく、普段の僕とも正反対な“発散型”の役。挑戦だなって」。鴻上も「笑いをさらってほしい」と発破をかける。「真剣だから可笑しい。本人にとっては深刻でも、他人から見たら滑稽だし。人生ってそういうもの。人生を描くなら悲劇も喜劇も両方存在させたい。その両方を優馬は持っているんじゃないかな」。劇中歌は全7曲。中山は3曲を担い、うち1曲は松岡との親子バトル曲。熱い歌声にも注目だ。「僕は役と同世代なので20代に共感するけど、観客の皆さんはどの世代の目線で見るのかも気になります。男女問わず楽しんで」と中山。鴻上は初観劇にもぴったりとアピールする。「間違いなく、芝居ってこんなに面白いんだ!と思ってもらえる自信がある。普段僕の重い芝居を見慣れた方も今回は身構えずに、体力がなくても楽しめると思います(笑)」。公演は、8月11日(土)から9月2日(日)まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、9月5日(水)、6日(木)まで福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、9月14日(金)から16日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。チケットは発売中。取材・文:石橋法子
2018年07月18日ハットデザイナー・Michiko Uedaによるクール ファム(coeur femme)と、ミュベール(MUVEIL)デザイナー中山路子が手掛けるブランド、エム(M)のコラボイベントが、6月8日から11日まで神田明神のGallery Mにて開催。coeur femme × M本イベントは、クール ファムとしては東京初となるイベント。タイトルに「Martinique」を掲げ、カリブ族の言葉で「花の島」が語源となる場所へ、エキゾチックな非日常の香りを求めてバカンスへ訪れる女性をイメージした。coeur femme × Mクール ファムからは、初夏に向けたパナマやストローハット、丸めて持ち運び可能なペーパーハットなどが並ぶ他、エムとコラボレーションしたエクスクルーシブのハットを、エムの新作コレクションの素材を上手くミックスさせた1点ものとして8型展開する。価格は2万1,000円から3万2,000円。エムからは共生・共存をテーマにした、ミニマルなデザインを保ちながらも随所に細やかなディテールを秘めた新作「CICLO COLLECTION」が展開される。「CICLO COLLECTION」さらに、特別企画として、溢れるアイデアを形にし、誰しもが微笑む味を生みだすオーダースウィーツ専門店、スウィーチ(SWEETCH)より、本イベントのために特別に製作された数量限定のお菓子詰め合わせが販売される。【イベント情報】coeur femme × M会期:6月8日〜6月11日会場:Gallery M住所:東京都千代田区外神田2-16-2 千代田中央ビル302号時間:13:00〜19:30
2018年05月24日左から/ハイパフォーマンス クレンジング オイル アドバンスト クラシック 150ml ¥2,900、ブランクロマ ブライト&ポリッシュ クレンジング オイル 150ml ¥3,700、A/O+ P.M. クリア ユースラディアント クレンジング オイル 150ml ¥3,700、アルティム8∞ スプリム ビューティ クレンジング オイル 150ml ¥4,400、ジェントルネクター クレンジング オイル イン エマルジョン 150ml ¥3,700、フレッシュ クリア サクラ クレンジング オイル 150ml ¥3,000(2018年3月1日発売)すべてシュウ ウエムラ 今から60年ほど前のハリウッドで「マジックオイル」と呼ばれたものが、ハリウッド女優たちに愛用されていた。これが、私たちの知る「クレンジングオイル」の 発想の原点であり、誕生するきっかけとなったものだ。『shu uemura(シュウ ウエムラ)』の創業者である植村秀は、女優たちの肌の美しさは、この「マジックオイル」にこそあると考え、日本に持ち帰り、「アンマスク」を発売するに至った。 「アンマスク」は日本で初めて発売された「クレンジング オイル」である。洗浄力の高さと利便性を兼ね備えた「アンマスク」に植村秀はクレンジングオイルの未来を確信したという。そして、これは植村秀の生涯のわたる「クレンジング オイル」への追求の始まりだった。 1967年、日本で初めて発売されたクレンジングオイル。ダブル洗顔不要の、ワンステップで確かに汚れやメイクアップを洗い流すのは、初期から変わらない『シュウ ウエムラ』の不変性であり、根幹と言えるだろう。スキンケアにおける最初のステップで健やかで美しい肌を約束する。 想像してほしい。「油で顔を洗う」という文化のなかった1960年代の後半のことである。最初から女性たちに受け入れられるということは当然のことながらなかった。しかし、肌にとって素晴らしくよいものであると信じ、探求し続けた。成分などの改良を重ねて、注力し続けたのである。この情熱により美容業界だけでなく広く知られることとなり、多くの人が認めるものとなっていった。今日の私たちが知る、シルクのような後肌を感じ得る「クレンジング オイル」は植村秀の、日本人の肌を健やかで美しく保たせたいという愛と情熱によって生まれたのだ。 しかし、なぜ本場ハリウッド仕込みのメイクアップアーティストであった植村秀が、それほどまでに「クレンジング オイル」にこだわったのだろう。それは、“美しいメイクアップは、美しい素肌から始まる”と考えていたからである。 シュウ ウエムラ03-6911-8560:kimyongducktext : Akira Watanabe
2018年05月19日居心地のいい空間をつくるプロ「ライフオーガナイザー®」として活躍中の中山あいこさん。人気ブロガーでもあり、12歳と2歳の子どもを育てるワーキングマザーです。現在もダイキン製のエアコンを使っている中山さんですが、最近、蔦屋家電で展示されているダイキンの「risora(リソラ)」をみて、そのコンセプトとデザインに一目ぼれ。ライフスタイルを提案する新しいエアコン「risora(リソラ)」をさっそく取材をしてもらいました! 中山あいこさんプロフィール 岐阜県出身。東京都在住。ライフオーガナイザー® 。家事も子育ても仕事も楽しむことをモットーに2人の子どもを育てるワーキングマザー。人気ブログ 「生活のメモ」 では、シンプルで心地のよい暮らしをテーマに日常を綴る。妥協しない快適さのために「すっきりとした空間つくり」にはこだわりアリ!新しいライフスタイルが実現する進化したエアコン「risora(リソラ)」「ライフスタイルを買う家電店」として3周年を迎えた蔦屋家電。機能もデザインも妥協しない「本当の商品の価値」があるものだけをセレクトした売り場に、ダイキンの「risora(リソラ)」も展示されています。家電コンシェルジュの後藤聖英(ごとう きよひで)さんに、エアコン選びのポイントと「risora(リソラ)」の魅力について教えてもらいました。後藤:家電を通してさまざまなライフスタイルを提案している蔦屋家電にとって、ダイキンの「risora(リソラ)」は待望のエアコンでした。今までエアコンは、機能性と部屋の広さに合わせるぐらいしか選択肢がありませんでした。 しかし「risora(リソラ)」が誕生したことで、エアコンには「空間をデザインするアイテム」としての新たな価値が加わりました。部屋の中にあるときにインテリア家電としての魅力も発揮してくれるのが「risora(リソラ)」です。後藤:蔦屋家電には、「risora(リソラ)」を見つけて、興味を持たれた方が大勢いらっしゃいます。また、「risora(リソラ)」の大きさや色など実物を確認しにいらっしゃるお客さまもいて、関東以外の地域からも足を運ばれている方が多くいます。中には「risora(リソラ)」を知ったことによって、お引越し先の部屋の壁紙の色を変えたり、インテリアを考え直すとお話しされるお客さまもいらっしゃいました。それぐらい「risora(リソラ)」は、これまでのエアコンの常識をくつがえす存在です。 今後、「risora(リソラ)」を知るお客さまが増えることで、エアコンは機能だけでなくデザインで選ぶ時代にますますなっていくと感じています。薄さとカラーバリエーションに驚き! 最先端の技術が凝縮された「risora(リソラ)」後藤:また、蔦屋家電では、使い方はもちろんのこと、その家電があることで暮らしがどのように変わるのか。そんなワクワクもコンシェルジュがご提案しています。「美しく住まう」をテーマとした2階に「risora(リソラ)」は展示されているのですが、実物を見ていただくと、その薄さとデザイン性の高さ、カラーバリエーションに驚かれると思います。中山:「暮らしの空間にあるものはデザイン重視」で選んできたのですが「エアコンは選択肢がないものだ」と無意識のうちにあきらめていました…。エアコンって、意識しないけれど、いつも視界に入ってきているものだから、インテリアの一部として選べることが嬉しいです。改めて、空間コーディネイトにはエアコンのカラーリングが重要なことに気がつけました。インテリアにこだわりがある人には、ぜひ1度「risora(リソラ)」の実物を見て欲しい! と思います。中山:「risora(リソラ)」は、CMを見て以来、まずは色が気になっていました。実際に現物を見てみると、ほどよいフォルムの曲線にマッチしたボディの質感も高級感があって、色も欲しかった!と思えるものばかり。薄くて空間になじみやすいのはもちろん、運転してパネルが開いてもデザインが崩れなかったりと空間になじむ工夫がいろいろなところにしてあって、これができたのは、さすがダイキンだなぁと感動しました。中山:明るく開放感を感じる「ソライロ」やシックな「フォレストグリーン」は、オシャレ心をくすぐります。白も、軽やかな質感の「ラインホワイト」と、ギラッと感がなくて空間にすっとなじむ「ファブリックホワイト」の2つから選べるのがすごい! それに、細かいところまで気になる私が「risora(リソラ)」のデザインで見逃せないのは、ダイキンのロゴのさりげなさ。家電にありがちなメーカーのロゴがどん!ではなく、自然な存在感がいいですね。 「risora(リソラ)」の他のカラーもチェック さて、デザインについては魅力がわかった「risora(リソラ)」。肝心な機能性はどうなの?と、詳しく知りたくなったので、ダイキンのショールームにも行ってみました!世界でも最新のエアコンの技術が「risora(リソラ)」に凝縮されています 今や世界的な空調専門メーカーに成長したダイキンは、まさにエアコンのプロ中のプロ! そのエアコンの専門家ダイキンのショールームでアテンダントとして活動している杉山和(すぎやま ちか)さんに、エアコンの使い方のポイントと「risora(リソラ)」について教えてもらいました!中山:ふだん、エアコンを使っていて素朴な疑問として「除湿と冷房」ってなにが違うんだろう?と思っているんですが。杉山:冷房は、部屋の空気の「温度」を下げること、除湿は、部屋の空気の「しつど」を下げることをいちばんに考えた機能です。真夏などは「冷房」を、梅雨など「しつど」が高いときには「除湿」を使うといいですよ。また「risora(リソラ)」は、温度もしつども快適に保つ冷房方式「プレミアム冷房」を採用しています。設定した温度になっても、快適な温度・しつどにコントロールが続いて、蒸し暑さを感じにくい空間を保てます。また、0.5℃単位で温度を制御しているので、温度上昇が少なく快適さが続きます。中山:ずっとエアコンをつけていると電気代がかかるんじゃないかと不安になるのですが…。杉山:冷房は、室温を下げる運転が、全体の20%。残り80%は、室温を維持する運転をしているという調査結果が出ています。室温を下げるときに、電気がたくさん必要になるので、室温を維持する状態をキープすることが大切です。風が直接当たらないから寒すぎない! 暑すぎない!中山:冷房でも暖房でも風が直接当たると寒かったり、暑かったりして不快に感じますが「risora(リソラ)」は、風量や風向きってどうなっているんですか?杉山:気流コントロール機能を搭載しています。冷気は、天井を沿わせるように放出し、部屋奥の壁から床上へと循環する気流をつくっています。暖気は、エアコンの真下に向けて放出し、壁を伝い、床へと流れるように広がっていきます。どちらも、体に風を当てないように気流がコントロールされています。さらに、人と床の表面温度を検知する「人・床センサー」も搭載しているので、室内の温度ムラを解消しています。中山:すごい! 風車を当てると冷気が上にしか向かって出ていないのがわかりますね。これなら、体を冷やし過ぎることなく、部屋が涼しくなりますね。最先端のテクノロジーも搭載!賢い家電で便利な「risora(リソラ)」杉山:「アレクサ ダイキンを使ってリビングの温度を 下げて」と話しかけてみてください。ダイキンスマートリモートコントロールを設定すれば、アマゾンエコーなどのアレクサ対応デバイスを使って「risora(リソラ)」を音声で操作することができます。中山:家事や、それから子どものお世話をしていて手が離せないときに、話しかけるだけでエアコンの操作ができるなんて、便利ですね!杉山:「ダイキンスマートアプリ」を使えば、外出中でも、アプリを使ってスマートフォンやタブレットPCで操作できる機能が「risora(リソラ)」にはあります。また、ホームコントローラーアプリを使えば、家の中のどのお部屋からでもタブレットで簡単に操作できます。中山:「risora(リソラ)」って、見た目のデザインだけでなく、生活空間の中で「使う」というデザインもすぐれているんですね。すごい! でもココまですごいと気になるのは、お値段……。正直言って、高そうです。杉山:トップクラスに採用されている技術が搭載されていますが「risora(リソラ)」は、ミドルクラスの価格帯です。お掃除機能など、使う人によって要不要が分かれる機能は省き、暮らしにこだわるお客さま、エアコンの機能にこだわるお客さまに好評を得ています。●アマゾンアレクサの対応やスマホアプリからの運転への対応には、別売の無線LAN接続アダプター(スロット内蔵型)BRP084B41が別途必要です。●アマゾンアレクサに対応するには、ダイキンスマートリモートコントロールを設定する必要があります。●ご利用にはインターネット接続環境および別途通信費用等が必要です。●アマゾンエコーのセットアップやアマゾンアレクサのダウンロードおよび注意事項は、アマゾンエコーの設定方法に従って設定してください。※Amazon EchoおよびAlexaは、Amazon.com,Ink.またはその関連会社の商標登録です。理想のエアコンに出会えました!機能はもちろん、デザインもステキな「risora(リソラ)」を知って、今度エアコンを買うときの、第一候補として考えています。ソライロとファブリックホワイト、それからフォレストグリーン…と選ぶのも楽しいです。寝室はダークトーンのカラー。リビングや子どもと過ごす空間は明るめの色。そんなふうに部屋によって、エアコンを変えるのもいいかも! 「risora(リソラ)」のおかげで、機能に妥協しないで、インテリアとして選びたくなる、両方が実現されたエアコンに出会えました。目にみえない空気が部屋の居心地を決めるんだなと改めて気が付くことができたし、これからは見た目にも空気にもこだわりたいと思います。 「risora(リソラ)」の詳細はこちら(動画アリ) PR:ダイキン工業株式会社
2018年05月18日生の開始(誕生)も終わり(死)も、私たちにとってわからないもの。私たちが体験できる「人生」とは、生まれてから死を迎える間際まで。終わりを迎えるそのときまで、どう生きていたいか、大切な人とどう過ごしたいかというのは、大きなテーマではないでしょうか。ある女性小説家の人生最終章を描いた映画『蝶の眠り』は、肉体を蝕む病と向き合いながら、愛する人とどう関わって生きるかを考えさせてくれる作品です。5月12日より全国ロードショーとなる本作の主人公・松村涼子役を演じる中山美穂さん、韓国人留学生・チャネ役を演じるキム・ジェウクさんにお話を伺いました。■『蝶の眠り』あらすじ中山さん演じる涼子は50代の人気小説家。恋愛や結婚、離婚など、私生活での体験を一部ベースにした小説は、文学的な価値の高さを評価され、涼子は作家としての成功を手にしています。容姿端麗で知的、そんな涼子には若い世代のファンも多く、新たな作品が望まれてやまない存在。自らの努力で勝ち取った素敵な人生を送っていた涼子でしたが、遺伝性アルツハイマー病に侵されていることが判明した後、最後の小説を書き上げようと奮闘します。それでも病の進行は待ってはくれません。外出先で自分が今どこにいるのか、何をしているのかわからなくなるなど、自分をコントロールできなくなり、戸惑うことも増えていきます。そんな涼子を最後まで支えようとする韓国人留学生のチャネ。二回りほどの年齢差など関係なく、恋人のように惹かれ合うふたりでしたが、次第に涼子はチャネを遠ざけるようになります。「涼子のやり方は唐突感がありますが、そういう性格なんですよね。もし私が涼子の立場だったとしたら……お互い距離を置くかどうか、お相手と話し合った上で決めるかなぁと思います」と話すのは中山さん。「僕が涼子さんと同じ状況だったら、彼女と同じ行動をとるでしょうね。死に近づいていく自分を見せたくない、というよりも、相手を悲しませたり苦労させたりしたくない気持ちが大きくて」とはジェウクさん。愛する人を悲しませないよう、自ら離れていくのが愛なのか、それとも最期までそばで見守ってもらうのが愛なのか――さまざまなことを考えさせられる作品です。■「美穂さんは現場を和やかにしてくれる」(ジェウク)「本作にかかわるまで、遺伝性アルツハイマー病という病気を私自身、実感したことがありませんでした。簡単に演じられる役柄ではないな、と思いながら台本を読みましたね」(中山さん)監督は中山さんと同世代のチョン・ジェウンさん。涼子役を演じられるのは中山さんしかいないと感じ、オファーに至ったのだそう。中山さん自身、「当て書き(役を演じる俳優をあらかじめ決めてから脚本を書く)をされたわけではないと思いますが、私が役を演じることをある程度イメージして、書いてくださったのかなと感じました」と振り返ります。1995年に中山さん、豊川悦司さん主演で公開された『Love Letter』は、1999年には韓国でも公開され、日韓で大ヒットを記録。ジェウン監督にとって、記憶を探し求める女性を演じた同作の印象や、恋愛をテーマにした作品で高い評価を受ける中山さんは、涼子役に最適だったというわけです。涼子という、自立した強い女性を演じる中山さんと初共演したジェウクさんは、中山さんの印象をこう話します。「美穂さんは日本を代表する女優のひとりです。だから正直なところ、共演すると決まっても現実感がなかったくらい(笑)。中山美穂さんとお芝居するのか〜、と不思議な気持ちでいたこともありました。実際にお会いして撮影が始まってからは、僕自身、緊張したり、無理に気を使ったりすることはなかったです。すごい女優さんなのに、ナチュラルでいられましたし、現場を和やかにしてくれる素敵な方。いい仕事をご一緒できたなぁと思っています」(ジェウクさん)■ふたりのナチュラルな空気感、雰囲気に心が温かくなるそんなジェウクさんはジェウン監督のファンだともいいます。憧れの監督と全員が日本人のスタッフと役者、台詞もすべて日本語、という設定のもとで、日本で撮影をする経験は「やらない理由がなかった」と、当時の気持ちを振り返ります。韓国・ソウル出身のジェウクさんは、父の仕事の都合で幼少期を日本で過ごした時期もあり、日本語が堪能。韓国人留学生を演じる上で、流暢な日本語は封印することも予想されましたが、監督と話した上で「自然体でいこう」となったのだとか。ジェウクさんが演じる素直で優しいチャネの言葉にも注目です。自然体といえば、自由な雰囲気も本作の特徴かもしれません。涼子の自宅は、建築家の阿部勤さんの邸宅。緑が見える部屋にある大きな窓から、心地よい風が入ってくるのを、作品を通して感じるくらい素敵な舞台です。そこで限られた時間を共有するふたりの空気感は、見ているこちらの心までも温かくしてくれます。「あのおうちがあって、あの空気があって、そのなかで生まれる感情や思いを活かして、組み立てていった感覚があります」(中山さん)もともと決まっている台詞や設定にとらわれすぎるのではなく、現場で生まれる表情や空気を活かし、都度コントロールしていくことで、観る者に自然体な印象を与えることになったのでしょう。映画『蝶の眠り』は5月12日公開。重たいテーマを扱いながらもどこかかろやかで、美しい情景が描かれる本作、劇場へ観にいかれてはいかがでしょうか。■公開情報『蝶の眠り』5月12日(土)より、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー出演:中山美穂、キム・ジェウク、石橋杏奈、勝村政信、菅田俊、眞島秀和、澁谷麻美、永瀬正敏監督・脚本・原案:チョン・ジェウンストーリー・劇中小説:藤井清美企画・製作:山上徹二郎、坂本敏明、イ・ウンギョンプロデューサー:山上徹二郎、イ・ウンギョン、山口幸彦製作:シグロ、キングレコード、ZOA FILMS制作プロダクション:シグロ配給:KADOKAWA(c)2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS/池田園子
2018年05月11日中山美穂と韓国のイケメン俳優キム・ジェウクが共演し、昨年10月に行われた釜山国際映画祭でも大きな話題となった『蝶の眠り』。このほど、2人の未公開ツーショット場面写真がシネマカフェに到着した。遺伝性アルツハイマーを患う主人公の作家・涼子役を、実に5年ぶりの映画主演作となる中山美穂が演じる本作。自身の年齢より年上の女性小説家の役を見事にこなし、ラストシーンには無垢で透き通るような表情を見せる。また、涼子の新作の執筆を手伝うことになる韓国人留学生役には、「コーヒープリンス1号店」のキム・ジェウク。幼少期に日本で生活していた経験を持つ彼は、日本語での演技を披露している。■中山美穂&キム・ジェウクの接近に思わず見とれる…そんな本作から、歳の差はありつつも、人としてお互い自然と惹かれていく2人の姿を映し出した、美しすぎる場面写真が到着。2人で執筆作業を進めるうち、現実と小説の世界が交差していき、2人は互いに惹かれるようになるのだが、涼子の病状はその間にも着々と進行していく。本作タイトルの「蝶の眠り」(=“ナビジャン”)とは、韓国語で、まるで赤ちゃんのように両手を挙げて可愛く眠る姿を比喩した言葉。涼子の眠る姿を見て、チャネが放つ愛情を込めたひと言となっている。小説が軸となる物語とあり、文学的で美しい愛の表現も見どころ。流暢な日本語を話せるため、撮影中は中山さんやスタッフとも問題なくコミュニケーションをとっていたというキム・ジェウク。そんな彼の姿を見て中山さんも、「彼の上手な日本語も見どころの1つです!」と、劇中同様に2人の仲の良さが伺えるコメントを寄せている。『蝶の眠り』は5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蝶の眠り 2018年5月12日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
2018年05月02日ミュベール(MUVEIL)デザイナーの中山路子が手掛けるブランド、エム(M)と、東京・浅草のジュエリーブランド、メデルジュエリー(mederu jewelry)の企画展が4月20日から5月6日まで、エムにて開催される。エム(M)エムは、中山が衣服の持つ“間接的影響力”にフィーチャーし、東京出身の洋服作家として服のディテールを言語化、また服から派生する副産物の美や協調の美を新たな演出方法で価値化・商品化を試みる実験的プロジェクト。日本の女性ならではの感性を“洋”の服に落とし込み、神田明神境内の隠れ家空間で販売する、“日本の感性という新しい東京土産”の創造に取り組む。本展は、エムが巡り会った作家やお店と共に、異なる時代や異国の地、根づいた伝統など日々の生活で目に留まるものを自身に取り入れ、継承する行為に焦点を当て、制作作品に込められたメッセージを視覚化・言語化する年間企画展「引き継ぎたいモノ」の第一幕。メデルジュエリー(mederu jewelry)今回コラボレーションするメデルジュエリーは、2008年、東京・浅草にアトリエ兼店舗を設立、現在は青山にも店舗を持つジュエリーブランド。「懐かしくて、美しい」をテーマに、現代女性に長く愛されるデザインと、古典に見られる職人の手仕事を大切にしたジュエリーを提案する。日本人としての感性を原点に、洋の東西や時代性・民族性といった様々な境界を行き来しながら、時を超えても色褪せることのない魅力を探求。受注生産を主軸に、一つずつ丁寧に仕立てる物作りを創業から続ける。本展では、ジュエリーや衣服など、一つの作品を構成する幾数もの“ELEMENT(要素)”を作品から乖離し視覚化することで、職人たちが紡ぐ信念の囁きに耳を傾け、3年後、10年後の自分に時を隔てても寄り添う「引き継ぎたいモノ」を紹介する。【展示会情報】年間企画展「引き継ぎたいモノ」chapter 1 mederu jewelry×M “ELEMENT”会期:4月20日〜5月6日会場:M住所:東京都千代田区外神田2-16-2 302号室時間:13:00〜19:30定休日:火曜日、水曜日、木曜日(会期中の4月24日〜26日は定休日)
2018年04月19日中山美穂の約5年ぶりの主演作となった映画『蝶の眠り』のプレミア試写会が4月12日(木)に行われ、主演の中山さんをはじめ石橋杏奈、勝村政信、永瀬正敏、チョン・ジェウン監督、そして音楽監督を務めた新垣隆が登壇した。■中山美穂、5年ぶりの映画主演! 決め手は監督からの“ラブレター”今作が実に5年ぶりの映画主演作となった中山さんが演じるのは、遺伝性アルツハイマーを患う50代の女性小説家・松村涼子。中山さんは「チョン・ジェウン監督が“ラブレター”をくれたんです。どうして私をキャスティングしたのか、どれほど『Love Letter』という映画が好きかという熱いメッセージがすべて日本語で書かれていて、とても感動したんです。そうしてこの役を引き受ける決心をしました」と監督から熱烈なラブコールがあったことを告白。『子猫をお願い』で知られる本作の監督チョン・ジェウンは、「韓国では日本の映画といって1番に名前が出てくるのは『Love Letter』、そして日本の女優といって1番に名前が挙がるのも中山美穂さんです。人気はもちろんですが、女性としての力や意味のある演技をできる実力も兼ね備えた女優は彼女しかいないと思いオファーをさせていただきました」と出演依頼の経緯を明かしている。■実力派の永瀬正敏&勝村政信、注目女優・石橋杏奈も参加また、キム・ジェウクが演じるチャネのバイト先の居酒屋店長役で友情出演した永瀬さんは、「本当にちょっとしか出ていないんですけど、瞬きをせずに見ていただけたら」とアピール。主演の中山さんとは30年来の友人だそうで、中山さんは永瀬さんの出演を知った際、「あ!永瀬くんだ!と思って連絡したら『美穂が出るからやることにしたんだよ』と言ってくれて有難いなぁって思いました」と嬉しそうに話すと、「普段は永瀬“くん”なんて呼ばないくせに(笑)」と永瀬さんからツッコミを入れるなど、仲の良さが垣間見える一幕が。そして、涼子の同僚である大学教授・石井役の勝村さんは、本作の撮影に入る前にも中山さんと舞台で共演していたそう。その際は全く違う役柄だったと言うが、「でも撮影現場で会ったときにしっかりと涼子になりきっていたので、すごい女優さんだなぁと。とても不思議な役者さんで、同じ目なのに同じ目に見えない演技ができる女優さんですね」と中山さんの印象を明かす。さらに、大学で涼子の授業を受ける生徒・アンナ役の石橋さんは、「初めて同じ名前の役を演じることができて嬉しかったです!チャネと仲の良いアンナを演じるにあたり、ジェウクさんといろいろ話し合ってから演技プランを立てました。2人で練習してから本番に挑むという経験はこれまであまりなかったので、とても新鮮に感じました」と撮影をふり返り、中山さんと実は同い年だという新垣さんは、自身初となる映画音楽を手掛けたことについて、「映画や映像に音楽をつける仕事に若いときから憧れていたので、今回このお仕事の依頼をいただけてとても光栄です」と挨拶。■キーワード“お久しぶりです!”が現場でも流行!?公開中の予告編でも登場する映画の中のキーワードとなる「お久しぶりです!」というセリフが撮影現場で流行し、スタッフみんなが挨拶代わりに使っていたそう。チョン・ジェウン監督は、『Love Letter』の「お元気ですか?」というセリフが韓国で一世を風靡したことにあやかり、「ぜひこのセリフを日本でも流行らせたい」とコメント。観客と登壇者とでコール&レスポンスも行われていた。そして最後に中山さんは、「とても静かで小説のように流れていく物語です。終わった後に自分の人生を少し考えてしまうはず。美しい映像と音楽も素敵ですし、気に入っていただけたらぜひお友だちにすすめていただきたいです」と締めくくった。『蝶の眠り』は5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:蝶の眠り 2018年5月12日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
2018年04月13日5月12日公開の映画『蝶の眠り』の舞台あいさつ付きプレミア試写会が12日、東京・新宿の角川シネマ新宿で行われ、主演の中山美穂をはじめ、石橋杏奈、勝村政信、永瀬正敏、新垣隆、チョン・ジェウン監督が出席した。韓国の映像作家チョン・ジェウン監督の最新作となる本作は、自らオファーを出した中山美穂の5年ぶりとなる主演作。遺伝性のアルツハイマーを患って自らの余命を知った女性小説家・松村涼子を中山が熱演しており、最後に自分の尊厳を守って残される人たちに美しい記憶を残そうとする涼子が、作家を目指す韓国人の留学生チャネ(キム・ジェウク)との出会いによって年齢の壁を越えた究極の愛を描く。チョン・ジェウン監督からもらった手紙で出演オファーを受けたという中山は「どうしてこの私を選んだのか、『Love Letter』(中山が出演した1995年公開の映画)がどれだけ好きなのかとか、とにかく熱い思いが日本語で書かれていたんです。それにとても感動してお引き受けしようと思いました」とチョン監督からの熱い"Love Letter"に心が揺さぶられたという。その中山が演じた涼子は、実年齢よりも一回り年上の女性だが、「年齢はそんなに意識せず、チャネ君が若いので一緒に歩くだけで年齢差はあると思いました。アルツハイマーを患った役でしたが、扱うのが難しいなとは思いましたけど、チョン監督の細かい演出で美しい仕上がりになっていると思います」と自信を見せた。そんな中山を30年来知っているという永瀬は「随分昔から知っている仲間の内の一人なので、彼女が主役ということで是非にとお受けしました」と話し「若い時は会っていましたが、しばらくご無沙汰になってしまい、お互い大人になっていましたね」と時の流れを感じた様子。これに中山は「私は親友と思っています」と応えた。また、初対面の中山と同じ年齢の新垣は、勝村の気遣いで隣同士となり、恥ずかしいのか中山に視線を向けらない状態に。「多分口を利いてもらえないと思うんですけど。デビューされた頃からみんなのアイドルでいらっしゃる中山さんですので」としどろもどろで客席から笑い声が聞かれる中、そ中山が「今度音楽の方でも、バンドの方で(ボーカルで)参加させていただきます!」と宣言すると、新垣は「本当ですか? 美穂さんとユニットを組みます!」と目を輝かせていた。映画『蝶の眠り』は、5月12日より全国公開。
2018年04月13日映画『曇天に笑う』の公開を前に3月12日(月)、主演の福士蒼汰をはじめ、中山優馬、桐山漣、小関裕太、市川知宏、加治将樹、若山耀人が東京スカイツリーにはかまに身を包んで来場!映画特製の船“曇天丸”の出航に立ち会った。舞台化、アニメ化もされている人気漫画を『踊る大捜査線』『亜人』などで知られる本広克行監督が映画化。明治初期、琵琶湖のほとりにある曇神社を守護してきた曇家の三兄弟、世に厄災をもたらすオロチ復活を目論む風魔一族、それを阻止しようとする特殊部隊“犲(やまいぬ)”らの戦いを描き出す。■はかま姿の福士蒼汰、中山優馬らに沿道から黄色い歓声!東京スカイツリーの脇を流れる北十間川の川べりのおしなり公園船着き場で行われたこちらのイベント。沿岸には福士さん、中山さんらのファンが平日の昼間にもかかわらず数多く訪れ、熱い声援を送る。福士さんらははかま姿で登場し、歓声を浴びながら“曇天丸”に乗り込み、福士さんの音頭を合図に出航! 福士さんは「みなさんのおかげで今日は“晴天に笑う”でよかったです」と笑みを浮かべた。その後、会場をスカイツリー内のイベントスペースに移して行われたトークイベントでは、男たちだらけの熱いトークが展開!最年長のひげを生やした加治さんが「最近、監督と思われることが多くて…」と出演者であることを強調するも、すかさず最年少の若山さんが「加治監督が…」とイジり、これには“兄”福士さん&中山さんらも「やるねぇ(笑)」と感嘆!■福士蒼汰、撮影期間中はモンスターの捕獲に熱中!?また、撮影中の“秘密”にまつわるトークでは、福士さんは具体的な名前を上げなかったものの「撮影期間中、メッチャハマってたことがあって…モンスターを捕まえるスマホゲームなんですが、(撮影時間の)空きがあったらすぐ出かけて『黄色いモンスターいた!』って(笑)」とポケットサイズのモンスターたちの捕獲をGOしていたことを示唆。加治さんが「ロケ地が、伝説のモンスターが出ると言われている場所で、(福士さんが)ずっと探してるんですよ」と証言し、会場は笑いに包まれた。また、中山さんは“虫嫌い”という公然の秘密に言及。共演陣に対して「最初は(虫嫌いであることを)隠すんですけど、長いこと一緒にいるとバレれますね…。苦手というレベルじゃなく、我を失うほど嫌い」と苦笑交じりに明かす。司会者から、虫を見かけたらどんなリアクションを取るのか?を問われると「ギョギョ!」とさかなクンのモノマネを披露し、爆笑をさらっていた。『曇天に笑う』は3月21日(水・祝)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:曇天に笑う 2018年3月21日より全国にて公開©︎映画『曇天に笑う』製作委員会 ©︎唐々煙/マックガーデン
2018年03月12日中山美穂の実に5年ぶりとなる映画主演作『蝶の眠り』。中山さんが等身大の女性を演じ、「コーヒープリンス1号店」のキム・ジェウクと共演した本作から、この度、2人の出会いや惹かれ合っていく様子など、物語をぎゅっと凝縮した予告編が公開された。今回到着したのは、中山さん演じる涼子とキム・ジェウク演じるチャネが、出会い、惹かれあう様子が映し出される予告編。笑顔の涼子からアルツハイマーの症状に戸惑う不安な表情まで、180度違う表情を見せる中山さんの演技力が垣間見えるほか、キム・ジェウクは本作で全編日本語での演技に挑戦しており、本映像でも見事な日本語を披露。映像に挿入されているエンディング・テーマ曲は、現代ジャズを経過したポップスユニット「showmore」のヴォーカルでも活躍する根津まなみが歌う「朝焼けの中で」。力強い歌声と繊細な歌詞が本作に彩りを添えている。「私は何を伝えられるのか」「何を残せるのか」――。涼子が記憶が薄れゆく恐怖に怯えながらも、大切な人のために残そうとしたものとは…?『蝶の眠り』は5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:蝶の眠り 2018年5月12日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
2018年02月21日遺影専門の写真館がある町で起きた、悲喜こもごもの心震えるミステリー、道尾秀介さんが書いた小説『風神の手』。舞台は、西取川(にしとりがわ)をはさむ2つの町、上上町(かみあげちょう)と下上町(しもあげちょう)。その地にある遺影専門の写真館「鏡影館(きょうえいかん)」に飾られている写真が呼び水となり、数十年にわたる“縁”の物語が語られていく。道尾秀介さんは、朝日新聞で連載していた「口笛鳥」を『風神の手』の第二章に据え、その前後に加筆して、連作長編として完成させた。第一章の「心中花」は、若き漁師と女子高生という立場の違う男女の切ない恋物語が、続く第二章は、まめとでっかちという小学5年生の2人が決意を秘めて立ち向かう事件が描かれる。第三章の「無常風」で、死期間近の老婦人の告白によって、仰天の過去が掘り起こされ、エピローグの「待宵月」へなだれ込む。「真相へと迫っていく中で、犯罪が悪意で行われるとは限らないし、善行が善意で行われるとは限らないという、人間の複雑さ、面白さを書けたらいいなと思っていました」悪意のない嘘。言えなかった真実。過去の出来事の意味が裏返り、欠けていたピースが鮮やかにはまる快感。さらに、物語の鍵として、自然の神秘を感じるモチーフがちりばめられているのも、道尾ワールド。標題紙をめくると現れる、コナン・ドイルの小説から引用したエピグラフ(序文)が意味深だ。「5~6年前に読んだ小説のこの部分に強く惹きつけられたのは、めぐり合わせの不思議さを、僕もよく思うからです。いろんな偶然が影響し合って、日々、思いがけないことが起きる。たった一粒の砂がめぐりめぐって人を殺してしまうというような因果律の世界を、前々から書きたいと思っていました。人間は文明や街を作り、自然を支配してるかのようですが、どこかで風が吹くだけでいろんなことがこんなにも変わってしまう。僕自身も予想していなかったくらい、エピソードやモチーフ、人物同士が有機的につながったので、書いていて本当に楽しかった」本書に関しても奇縁があったそう。「砂がひとつの鍵になっている小説なので、カバーに使う装画を、僕が好きでライブパフォーマンスに通っていた、サンドアーティストの伊藤花りんさんにお願いしたんですね。うれしいことに、彼女は学生時代から僕の本を読んでくれていたそうなんです。世界は、人生は、不思議なもんだなぁといつも思っています」みちお・しゅうすけ作家。2004年に『背の眼』でデビュー。’10年に『光媒の花』で山本周五郎賞、’11年に『月と蟹』で直木賞など受賞歴多数。道尾さんは、作中に出てくるウミホタルを取材がてら実際に捕獲に行ったそう。「思っていたよりずっと蒼くて明るい。神秘的でした」朝日新聞出版1700円※『anan』2018年2月14日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年02月12日女優・中山美穂が、アルツハイマーを患う女流作家役で実に5年ぶりの映画主演を務める『蝶の眠り』。この度、本作のポスタービジュアルと新たに追加キャストが発表された。本作は、フランス現代文学の代表的女流作家マルグリット・デュラスの晩年の恋を描いた『デュラス 愛の最終章』に着想を得て、『子猫をお願い』のチョン・ジェウン監督が製作した珠玉のラブストーリー。今回新たに出演が明らかになったのは、『22年目の告白―私が殺人犯です―』や現在放送中の「きみが心に棲みついた」に出演する石橋杏奈、「ドクターX~外科医・大門未知子~」『だれかの木琴』など数々の作品に参加する勝村政信、『ラストサムライ』『沈黙 -サイレンス-』と海外作品にも多数出演する菅田俊、「隣の家族は青く見える」に出演中の眞島秀和、そして『螺旋銀河』『AMY SAID エイミー・セッド』の澁谷麻美といった個性豊かな面々。さらに、中山さんとは30年来の仲となる永瀬正敏も物語を支えるキーパーソン役として友情出演、物語をさらに盛り上げる。完成したポスタービジュアルには、「あなたが大切な人に残したい“記憶”は何ですか?」というコピーが書かれ、中山さん演じる涼子とキム・ジェウク演じる韓国人留学生・チャネ、2人の美しくも儚い愛と記憶をイメージさせる一枚となっている。『蝶の眠り』は5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:蝶の眠り 2018年5月12日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
2018年02月07日桜田通、渡部秀、廣瀬智紀、横浜流星、戸谷公人で2016年に公開されたオムニバス映画『シュウカツ』の第2弾『シュウカツ2』が、来春公開されることが決定。続編となる本作では、渡部さん、染谷俊之、戸谷さん、溝口琢矢を迎えることが発表された。『シュウカツ』は、ブラック企業・面接官との就職トラブルなど、社会問題とも言える“就職活動”が題材。面接官たちに半ば軟禁され、投げつけられる難問・奇問に返答し、内定を獲得しようともがく学生たちが主人公のサバイバル・サスペンスだ。その奮闘する学生にいま旬の俳優たちが扮し、オムニバスで描く。本作で各話に主演するのは、「仮面ライダーオーズ/OOO」や『進撃の巨人』、また「科捜研の女」にレギュラー出演する渡部さん。「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」「剣豪将軍義輝」「グランギニョル」などの舞台に出演しする染谷さん。「仮面ライダーディケイド」海東大樹/仮面ライダーディエンド役や舞台・声優としても活躍する戸谷さん。そして、「ドリフェス!R」DearDreamのメンバーとしても人気沸騰中の溝口さん。さらに、前作で監督や脚本を手掛けた千葉誠治が再びメガホンをとった。『シュウカツ2』は来春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年10月17日女優の中山美穂が「世にも奇妙な物語’17秋の特別編」にて、突如スゴ腕ラッパーに“覚醒”するパート主婦を演じることが決定!中山さんは、1990年に連続ドラマとしてスタートした「世にも奇妙な物語」の記念すべき第1話以来、実に27年ぶりに同作に出演する。中山さんが演じる細川房子は、家庭に無関心なサラリーマンの夫(いとうせいこう)と近ごろ無愛想になった中学生の1人息子(高木星来)の3人家族で、パートタイムで働きながら家事をこなす、ごく普通の主婦。パート先のスーパーでも内気な性格が災いし、無遠慮な客に言い返すこともできず、セクハラ・パワハラおかまいなしの店長(松尾諭)にも対抗できずじまい。息子との距離は埋まるどころか、ガラの悪い連中に巻き込まれてないか心配するも、何もできずにいる毎日。そんなある日、あやしい露天商(古舘寛治)の「ストレス解消になりますよ」という口車にのり、高級リップクリームを買わされてしまう房子。いつものセクハラ・パワハラ三昧のパート先で、ふとそのリップクリームを唇に塗ると、突如、脳内にキレッキレのスクラッチ音が響き出し、プロ顔負けのラップが口から飛び出すようになり…。1990年から27年にわたり斬新で多様なラインナップをとりそろえ、ストーリーテラー・タモリと豪華キャストが“奇妙な世界”へといざなってきた人気シリーズ「世にも奇妙な物語」。連続ドラマ時の初回放送で記念すべき最初の主演だった中山さんが、エピソードNo.1「恐怖の手触り」以来のカムバックが実現。しかも、演じるのは、息子思いのラッパー母ちゃん!脚本家・森ハヤシ8本目の「世にも」となる渾身のオリジナル作となる。1985年にドラマ初出演および歌手デビューした中山さんは、歌手活動と女優業を両立させ、瞬く間にトップスターとして不動の地位を確立。数々のヒット曲を出し、レコード総売上げは1700万枚以上に。また、『Love Letter』をはじめ、主演を務めた映画やドラマは軒並み大ヒット、フジテレビ系ドラマでも「すてきな片想い」や「逢いたい時にあなたはいない…」「眠れる森」など話題作の主演を務めてきた。近年では、主演映画『サヨナライツカ』(2010年)で話題をさらったほか、2016年には4人芝居「魔術」で舞台に初挑戦。今年も「貴族探偵」のコミカルなメイド役が注目を集めたほか、2018年春には日韓同時公開予定の映画『蝶の眠り』で5年ぶりの映画主演も決まっている。かつて20歳で出演した「恐怖の手触り」では、サイコメトリング能力を持つOLを演じた中山さんだが、今回の「フリースタイル母ちゃん」ではラップに初挑戦!役作りにあたってフリースタイルのラップを猛特訓したという中山さんは、「音階があまりないので、ちょっとはできるかなと思ったのですが、とんでもない!本当に難しかったです」と告白。意外な役回りとなるが、脚本を読み「これはぜひやりたい」と出演を決めたという。「脚本を読んでみたら、すんなり世界に入っていけて、単純に読み物としてすごく面白かったので、これをラップ含めて真剣にやったら、かなり面白いことになるだろうと思いまして」と語り、「(ホラーだった)前回とは作品のテイストも全然違うし、完全にフレッシュな気持ちでこの作品にのぞんでいます」とコメント。注目してほしいのは「ラストシーン」だそうで、「最後の最後にギクっとなるので…。明かすことはできないのですが、最後の最後まで見てほしいです。全体的に面白いのが、内容とラップのギャップで…あ、ついつい韻を踏んでしまいますね(笑)」と中山さん。「主人公が日頃もやもやと抱えていたものをラップで解き放つ瞬間、見ている方もスカッと気分が解放されるのでは」と期待を込めている。また、今回の制作にあたり、監修を「全力!脱力タイムズ」の「美食遺産」などでも活躍するラッパーのACEが務めており、あの中山さんが最強のラッパー母ちゃんとなるだけでなく、最後には壮大な(?)ラップバトルが繰り広げられるという。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 ’17秋の特別編」は10月14日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバー、ライフオーガナイザーの中山あいこさんを紹介します。■中山あいこさん中山あいこ Aiko Nakayama プロフィール1982年生まれ、岐阜県出身、東京都在住。一男一女を育てるワーキングマザー。家事も子育ても仕事も、「楽しむこと」がモットー。ズボラな自分のために、掃除しやすい部屋づくりを実践中。2013年にブログ「生活のメモ」をスタート。“シンプルで、心地のよい暮らし”をテーマに、日常を綴り、2016年ライブドア公式ブロガーに。2017年にライフオーガナイザー®1級を取得。著書に「家事がラクになるシンプルな暮らし」(エクスナレッジ)、「家事が好きになる暮らしの工夫」(エクスナレッジ)。生年月日 : 1982年1月子ども : 息子(2005.7)、娘(2015.7)居住地 : 東京都取得資格 : ライフオーガナイザー ®1級Blog: 生活のメモ 座右の銘 : HOPE FOR THE BEST AND PREPARE FOR THE WORST最善を望み そして 最悪に備えよ【参加企画】
2017年09月13日女優の大竹しのぶが31日、東京・新橋演舞場でミュージカル『にんじん』公開ゲネプロを行い、中山優馬、秋元才加、中山義紘、真琴つばさ、今井清隆、宇梶剛士、キムラ緑子とともに取材に応じた。同作はジュール・ルナールにより1894年に執筆、世界中で愛される同名小説をミュージカル化。1979年に日生劇場で上演され、22歳の大竹しのぶが主人公の少年を演じた。38年ぶりの再演となり、還暦を迎えた大竹が14歳の少年・にんじん役に挑む。大竹は少年らしい動きで舞台上を跳ね回りながらも、家族から愛されない少年の孤独を、情感たっぷりに表していく。少年の姿で現れた大竹は「いたたまれなくて。お芝居してる時はいいんですけど、この距離で見られると……」と不安げな様子。兄役の中山が「本当にかわいい」と絶賛し、「稽古中とかお芝居でないところは少女のような」と語ると、大竹は照れて中山にタックルをした。さらに右隣のキムラが中山を跳ね返すと、中山は「すごいのに挟まれてもうた」と関西弁で驚いていた。キムラも大竹について「稽古場で『おばさんに見えなかった? おばさんに見えなかった? って気にしながら」と不安げにしていたことを明かしたが、「最初から14歳の少年でした」と太鼓判を押す。宇梶も「この違和感のなさはなんだという。かわいらしい」と称賛した。大竹は「作品は好きなので、やると忘れて”にんじん”としていられるんだけど、終わった後『何やってんだ私は』と思うのと戦いです」と苦笑。「怖いもの見たさもあると思う」と言うと出演者がどっと笑い、「笑うとこじゃない」とつっこんでいた。17日に60歳の誕生日を迎え、列席者が豪華すぎる還暦のお祝いパーティーも話題となった大竹だが、明石家さんまがパーティーの様子をラジオで語った話題になると「またオーバーなことを……」とあきれ顔に。一方中山は「恐れ多いです」と誕生日プレゼントを贈れなかったことを明かしたが、大竹は「なんで!? ちょうだい!」と迫り、中山が魚をさばくことになった。「ジャニーズのさかなクン」と言われる中山に、キムラは「あっほんとだ! 似てる!!」と気づき、中山は「本番に支障あるから」と苦笑していた。東京公演は新橋演舞場にて8月1日~27日、大阪公演は大阪松竹座にて9月1日~10日。
2017年07月31日ミュベール(MUVEIL)のデザイナー中山路子が手掛ける、ジュエリーブランド「グランマティック(GRANDMATIC)」から2017年秋冬新作ジュエリーが登場。プレフォールとフォール、時期を分けて異なったコンセプトのネックレス、イアリング、ピアスが展開される。プレフォールのテーマは「SNOB PREPPY」。どこか懐かしいレトロでプレッピーな雰囲気を纏わせた。ネックレスは、真っ赤なハートとゴールドの色合わせ。同じく赤いハートを主役にしたイアリングとピアスは、パールを添えたポップなデザインだ。また、ハート型に縁取られたゴールドのイアリングとピアスは、前から見るとハート、後ろから見るとパールが輝く。フォールコレクションは、星空輝くロマンティックな世界観がテーマ。カットガラスの輝きを星の瞬きに見立て、コグマ座や白鳥座などをモチーフにしたシリーズ。パールの上品な輝きとカットガラスの組み合わせが、クラシカルで美しい。耳元や首元で、揺れて煌めく星たちに魅了されて。【詳細】GRANDMATIC 2017年秋冬新作ジュエリー取り扱い店舗:伊勢丹新宿本店■プレフォールコレクション ※発売中ネックレス 29,000円+税ハート(レッド) イアリング/ピアス 12,000円+税ハート(ゴールド) イアリング/ピアス 10,000円+税■フォールコレクション ※2017年8月23日(水)発売ネックレス 28,000円+税ネックレス 45,000円+税星 イアリング/ピアス 26,000円+税星 イアリング/ピアス 13,000円+税【問い合わせ先】伊勢丹新宿本店 本館1F(グランマティック)TEL:03-3351-3521
2017年07月23日AKB48兼NGT48の柏木由紀(25)が、同事務所の先輩でタレントの中山秀征(49)と「ヒデ&ゆきりん」名義でデュエットすることが28日、発表された。レコーディングでは、中山が「はかない声で昭和っぽさも出ていて、色っぽい」と感心するほどの歌声だったという。中山は7月31日で50歳の節目を迎えることを記念して、昭和歌謡の名曲を集めたカバーアルバム『50(フィフティ)』を8月2日にリリース。2人の初デュエットは、その収録曲「別れても好きな人」(原曲:ロス・インディオス&シルヴィア)で実現した。柏木にとっては生まれる12年前、1979年の大ヒット曲。事務所の先輩とのコラボを「光栄です」と喜び、「中山さんの歌っている姿を見たことがなかったので、とても新鮮でした! 大人の男性の色気があって、とてもかっこよかったです!」と興奮。「隣同士で歌っていることを意識しながら歌ったので、2人の距離感を歌から感じ取ってもらいたいです」と同曲に込めた思いを語る。一方の中山は、フジテレビ系『クイズ ドレミファドン!』で共に司会を務めて意気投合したことを振り返りながら、「自分が支えられた昭和歌謡を平成生まれの若い世代にも知って欲しいという気持ちもありました。そこで、若くてとても可愛らしく、曲と曲に対する想いにゆきりんはピッタリだと思い、オファーをさせていただきました」と経緯を説明。「親子くらいに年齢は離れていますが、世代を超えた『別れても好きな人』に御期待ください」と呼び掛けている。
2017年06月28日俳優の中山優馬が、21日、都内で行われたミュージカル『にんじん』製作発表記者会見に、大竹しのぶ、宇梶剛士、キムラ緑子、松竹 安孫子正副社長とともに登場した。同作はジュール・ルナールにより1894年に執筆され、世界中で愛される同名小説をミュージカル化。1979年に、日生劇場で世界初の試みとして”音楽劇”として上演され、22歳の大竹しのぶが主人公の少年を演じた。38年ぶりの再演となり、今年還暦を迎える大竹が14歳の少年・にんじん役に挑む。会見で初対面だったという大竹と中山。にんじんの兄・フェリックスを演じる中山が、大竹との共演に「最初に聞いた時はガッツポーズしました。でも兄貴役と聞いたので……」と語ると、大竹は「ずっこけた?」とニヤリ。中山は「すごくびっくりしましたね。こんな体験は一生に一度だと思うので」と改めて振り返り、自身の役について「ちょっとやなやつなんですけど、読んでいくうちに、こいつもいろんな感情を持ってるんだなというのを感じた」と明かした。中山は「一番近くで勉強できるのが、楽しみです」と大竹との共演の喜びを語り、「僕の同じ事務所のタレントも共演しているのを見て、歯ぎしりしている部分もあったので」と大竹への思いを吐露。嵐の松本潤と仲の良い大竹だが、還暦目前の少年役に「潤くんとかも『何考えてんの』って言うんじゃないか」と苦笑した。「何か武器になるものも特にないので、丸腰でいろんなものをつかんでいきたい」と宣言した中山。大竹は中山について「芝居に対する美しい心を持ってるというのは聞いたことがある」と語り、「みんな芝居に対する美しい心を持ってやっていけたら」と意気込んだ。
2017年06月21日ミュベール(MUVEIL)を手掛ける、デザイナー中山路子が新ブランド「M(エム)」をスタート。そして「M(エム)」を展開する拠点として、東京・神田明神に新店を2017年6月16日(金)オープンする。凛とした女性らしい姿を作る、新ブランド「M(エム)」新ブランド「M(エム)」のキーワードは、洗練・快適性・主張。女性らしさを纏ったモダンなデザインに、伝統的な紳士服のディテールを組み合わせ、新しい衣服を製作する。キッチュな世界観を構築するのが得意な中山であるが、「M(エム)」ではデコラティブな表現を控えめに。纏う者のアイデンティティを引き出し、影からそっと支えるようなワードローブを発信していく。コレクションの基軸となるのは3つ。一つはメンズ服の再構築だ。紳士服を解体し、女性らしさをパターンの中から組み込む。全体的にゆったりとしたシルエットの洋服が多いが、袖を通せば凛とした女性らしい姿に変わって映る。素材・シルエット・製法に関しては「上質な日常を生む服」をキーワードに、日々を豊かにしてくれるこだわりのものを選択。日本製の商品も多く、手触りも優しいものが多い。ドレープを入れたり、袖を長くしたりと、小さな変化を加えることで、美しい所作を導くデザインを追求する。デビューコレクション17年秋冬は全30型ファーストシーズンとなる2017年秋冬コレクションは、秋15型冬15型合計30型でのスタートだ。ソフトな手触りのカットソーやタブルジャケットのセットアップ、袖にギャザーを寄せたコートなどを揃えた。カラーは、ブラック、ベージュなど落ち着きある色彩を中心に。アクセントに添えたソフトなグリーンとバーガンディが品よく彩る。今後は、春夏・秋冬にコレクションを発表し、年に2回新作を提案予定だ。神田明神の鳥居をくぐって辿りつく、新店「M(エム)」「M(エム)」の拠点となるのは、天平2年に創設された神田明神にある新店。朱色の鳥居を潜り抜け、境内を右手奥に進むと時を感じさせる白いビルがある。選んだのは、ビルの302号室。半分ミラー張りの店内は、伝統的な趣とモダンな要素が入り混じった雰囲気だ。ラックには、一つひとつのピースが見やすいようにかけられ、それぞれのラックの間には、シーズンビジュアルが飾られている。また店内に設置された、モニターでは若手映画監督・小谷野五王による映像作品が流れている。作品は「M(エム)」をイメージしたもので、一人の女性が主人公になっている。アート展や作家の作品展示も定期的に今後、ストア「M(エム)」は、ショップとして機能だけでなく、アートワークのエキシビションや他作家を招いた作品展開の拠点としても活躍していくという。様々な企画を設けることで、来店客の”五感に響く”空間を創り出していく。オープン記念企画として、2017年6月16日(金)から29日(木)までは、小林和人企画展「目に見える具体的な機能」と「目に見えない抽象的な作用」を開催する。詳細新ブランド「M(エム)」・新店「M」オープン日:2017年6月16日(金)住所:東京都千代田区外神田2-16-2 302号・小林和人企画展「目に見える具体的な機能」と「目に見えない抽象的な作用」開催期間:2017年6月16日(金)~29日(木)時間:13:00~19:00
2017年05月29日5月3日に開幕した團菊祭で、寺島しのぶ(44)の長男・眞秀くん(4)が初お目見えを果たした。長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれたが、女性だから歌舞伎役者になれなかった寺島。跡継ぎは、弟・尾上菊之助(39)。“女を呪った”日々について、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) それから30年以上、母になった彼女は長男・眞秀くんの梨園入り実現に向けて動いてきた。15年2月に菊五郎が大量吐血し入院すると、寺島は「父の目が黒いうちに眞秀を後押ししてもらいたい」と本格的に“外堀”を埋め始めたという。 「彼女の夢の実現には、他の家元やお歴々への根回しが不可欠。それができるのは、父・菊五郎さんに他なりません。そのため寺島さんは菊五郎さんのもとに足しげく通うように。公演があるときは必ず眞秀くんを連れていくようにしていました」(歌舞伎関係者) 菊五郎との仲を深めていった結果、15年5月の團菊祭で驚きの“事件”が起きた。千穐楽の際、眞秀くんが菊五郎の腕に抱かれながら舞台初登場を果たしたのだ。 「寺島さんは、この團菊祭で海老蔵さんの楽屋にも眞秀くんを連れて行きました。そこで『眞秀があなたの大ファン。iPadの写真を見せると、いつもあなたのところで手が止まる』と伝えると、海老蔵さんは大喜びに。以来、家族ぐるみでも交流。眞秀くんは海老蔵さんの長男の勸玄くん(4)と同い年で、すぐ仲良しになったそうです」(前出・歌舞伎関係者) 菊五郎と海老蔵。梨園最強の後ろ盾を得たことで、眞秀くんの梨園入りは実現へと動いた。昨年4月に行われた取材会では、菊五郎が「(娘が眞秀を)どうしても歌舞伎役者にしたいっていうのでね。ならせるなら、ゆくゆくは梅幸を継がせるかね」と明言したのだ。 梅幸とは、もともと初代菊五郎の俳名。音羽屋の中で菊五郎に並ぶほど格式の高い名跡だ。父は、寺島の長男・眞秀くんにこの名跡を継がせる意向を示したことになる。菊之助の長男・和史くん(3)をさし置いてのこの発言は、“大逆転”として世間に伝えられた。 「もちろん音羽屋の本流は菊五郎を継ぐ和史くんです。ただ寺島さんの長男・眞秀くんは、音羽屋のなかでは女系。さらに父親が外国人という“不利”な条件下がそろっていました。そうした中での菊五郎さんの発言は、眞秀くんの将来に強力な“お墨付き”を与える意味を持つと思います」(前出・歌舞伎関係者) そして実現した、眞秀くんの初お目見え。寺島の胸には熱いものがこみあげたことだろう。 「眞秀くんがいま歌舞伎座の楽屋で使っている鏡台は、曾祖父にあたる亡き尾上梅幸さん(享年79)の使っていたものだといいます。それだけ眞秀くんの将来も嘱望されているということでしょう」(前出・歌舞伎関係者)
2017年05月13日「男の子ができたら歌舞伎役者にしたい」と結婚会見で語っていた寺島しのぶ(44)。その言葉が現実のものとなった。5月3日に開幕した團菊祭で長男の眞秀くん(4)が初お目見えを果たしたのだ。 『魚屋宗五郎』の丁稚役で眞秀くんが花道から登場すると、会場から「かわいい!」と歓声が。そんな姿を客席後方で見守っていた寺島とフランス人夫のローラン・グナシア氏(49)、そして祖母の富司純子(71)らは涙にむせんでいたという。 「ローランさんはアート・ディレクターとして海外で活動していましたが、日本を拠点にすることを決断。また寺島さんも眞秀くんが2歳のときから日舞を習わせるなど、早くから英才教育に乗り出しました。さらに夫妻は眞秀くんのために専用のシッターさんを雇っており、文字通り家族一丸となってデビューを支えてきたのです」(歌舞伎関係者) 長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれながらも、女性であるがゆえに歌舞伎役者にはなれなかった寺島。跡継ぎになれるのは、弟・尾上菊之助(39)だけ。“女を呪った”日々を、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) そのため人間国宝の父・尾上菊五郎(74)や女優の母・富司らに反発したこともあったという。そんななか、女優業に自らの居場所を見つけた寺島。下積みは長かったが、“芸への飢え”が彼女をトップ女優へと押し上げていった。 だが、彼女の梨園への憧れは消えなかった。07年にローラン氏と結婚すると、冒頭のように“息子を歌舞伎俳優にしたい”と発言。12年に眞秀くんが誕生すると、思いはより強くなった。 「ハーフの眞秀くんが梨園入りしようとすることに対して、陰口を叩く人も少なくありませんでした。それでも寺島さんは、めげなかった。まだ言葉も話せないうちから眞秀くんに父や弟の舞台映像を見せ続け、歌舞伎のイロハを叩きこんできた。その甲斐もあって、眞秀くんは才能の一端を見せ始めた。大人でも難しい文言が続く歌舞伎の『髪結新三』のDVDを、ずっと大人しく見ているんですよ。これには菊五郎さんも舌を巻いたといいます」(前出・歌舞伎関係者) また今でこそ眞秀くんの習い事は日舞だけだが、今後は義太夫や三味線や鼓の稽古も始めるつもりだという。 「習いごとだけで1週間埋まってしまうほどのハードスケジュールです。かかるお金も相当なものになるでしょうが、彼女はそれも覚悟の上だといいます。すべては、梨園関係者らに文句を言わせないため。自分が継げなかった音羽屋の名跡を、何としても息子に継がせたいのです」(前出・歌舞伎関係者) 寺島自身も2月に海老蔵からオファーを受け、六本木歌舞伎『座頭市』の舞台に立った。正調ではないが、海老蔵が新設したこの歌舞伎は女人禁制の梨園に大きく風穴をあけたことになる。40年を経て、寺島の闘いは報われようとしている――。
2017年05月13日