いま注目の若手俳優・稲葉友が、「くりぃむしちゅー」有田哲平が連続ドラマ初主演を務める「わにとかげぎす」に出演することが決定。稲葉さんは、9月13日(水)放送の第8話から、有田さん演じる富岡の人生を狂わす吉くん役で登場する。ドラマは、有田さん演じるスーパーの夜警をしている32歳の富岡が、孤独から抜け出そうともがくも様々トラブルに翻弄される姿を描くストーリー。ヒロイン役を本田翼が演じるほか、賀来賢人、吉村界人、コムアイ(「水曜日のカンパネラ)」らが脇を固める。今回出演が決定したのは、「ひぐらしのなく頃に」や「レンタル救世主」「キャバすか学園 」、現在公開中の『HIGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』などに出演する稲葉さん。彼が登場する第8話では、38歳、独身・童貞、孤独な富岡に千載一遇のチャンスが!なんと隣人の羽田(本田翼)から告白されたのだ。羽田の恋心にまったく気付いてい なかった富岡は、動揺しながらもお付き合いすることを決意する。さらに富岡は、運動公園での警備の仕事も決まり順風満帆。ところが、どうやらこの仕事にはなんだか裏が…。怪しげな男(稲葉さん)が影から富岡を監視している様子なのだ。ある日、借金の返済に困った羽田の元彼・灰野(森優作)が、羽田の盗撮映像を使って羽田をゆすろうと画策。羽田は、富岡に心配をかけまいとそのことを秘密にするが、ひょんなことからその映像を富岡に見られてしまう。そして富岡は、ある決意を胸に一世一代の告白をするが…というストーリー。順風満帆だと思われた富岡の人生を狂わす怪しげな男役で出演する稲葉さん。自身の役柄については「“鈍感さ”と“キレやすさ”が特徴的だなと思いました。色んな世代の“いまどきの若者”感が複合されていて、ノリの良さとタチの悪さが凄まじいです」とコメント。また、共演陣については「有田さんが以前出演されていたコント番組が大好きで、そのことをお伝えしたら当時の裏話など色々なお話をしてくださって嬉しかったです。永瀬匡さんと小柳心さんとは役のように他愛のない話で終始盛り上がっていました」と撮影現場も和やかな様子だったようだ。一方プロデューサーは、「吉くんという役は、有田さん演じる富岡を大きく揺さぶる若者軍団のリーダー」と明かし、「追い込まれていく吉くんたちの結末も見どころなのでぜひお楽しみにしてください」と語っている。「わにとかげぎす」は毎週水曜日23時56分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月12日10月13日(金)に東京・サントリーホールにて「独奏35周年メモリアル・コンサート あしたの太鼓打ちへ」のステージに立つ林英哲。太鼓奏者としての新たな門出を迎えるにあたって、林はソロ活動を開始した1982年当時を振り返り、その足跡を懐かしく紹介しつつ、ピアニストの新垣隆をゲストに迎えて行う今回のコンサートについて語った。【チケット情報はこちら】創設に携わった「鼓童」をはじめ、アンサンブルでの演奏が一般的だった当時の和太鼓。前例のなかった独奏にひとり立ち向かった過去を、林は「チャレンジのしがいがあると思いました」と力強く振り返る。和太鼓を伝統工芸の世界になぞらえ、「古来の技術を活用ながら、現代社会に受け入れられる新作をつくるのと一緒。和太鼓を使って、新しい音楽も可能だということを示してみたかった」とも。たったひとりで2時間近く観客を魅了し続けるには、大音量で打ち鳴らす必要があったのでは? という問いかけには、手のひらを広げた。激しい練習の勲章をイメージさせる“マメ”が見当たらない。感心の言葉を伝えると、林は笑って「手抜きを覚えただけ」と謙遜。「若い時はパワフルさを見せないと、観客の方がついてこないような気がして。でも今は演奏の幅が広がったことでペース配分がうまくいき、無駄な力を使わずに済むようになりました」と柔らかな手のひらの秘密を明かした。ソロプレイヤーとしての新たな試みは、演奏技術やスタイルだけではなかった。和太鼓の演奏に、動きやパフォーマンス、照明デザイン(海藤春樹)といった、全体としての“魅せる” 舞台の要素を加えたのもそのひとつ。特に「打ち手の全身を見せる、というのは僕が特化してやったこと」と紹介する。やがて林の思いに共鳴する若手ユニット「英哲風雲の会」を率いることになり、演出・振付・作曲を手がけるように。今では国境や音楽ジャンルの垣根を超えた活躍を果たし、その功績を認められ、今年3月には松尾芸能賞の大賞にも選ばれた。今回のコンサートについて、林は「僕がひとりでやる曲と、ゲストを迎えて演奏する曲、若手(英哲風雲の会)を交えた曲の3種類を聞いていただく会にしようと思っています」とその構想を語る。ゲストの新垣とは、2016年にNBAバレエ団の新作プログラムに採用された『死と乙女』を披露。英哲風雲の会メンバーとは、林が現代音楽に取り組むきっかけとなった、石井眞木作曲の「モノクローム」を演奏する。ラストは林が作曲した『七星』を披露する。「全員で“これぞ太鼓!”って曲をやります。響きの良いサントリーホールの中で、他で体験できないような音の体験をしていただけたら」と語り、インタビューの時間を結んだ。チケット発売中。またコンサート会場では、25年前、未来の太鼓打ちに向けての“英哲メソッド”を記した名著『あしたの太鼓打ちへ』の増補新装版(自筆画や秘蔵写真、この25年間のエッセイや書き下ろし原稿も収録)も先行販売される。取材・文:岡山朋代
2017年08月22日有田哲平さん(くりぃむしちゅー)初主演ドラマ『わにとかげぎす』にて、吉岡華役を演じるコムアイさんに見どころをうかがました。初めて人に振り回されたときの衝撃を、思い出すはず。「くりぃむしちゅー」の有田哲平さんが初めて主演を務める話題のドラマ、『わにとかげぎす』。有田さん扮する警備員の富岡ゆうじが、“友達づくり”を目指したことで、人生が思わぬ方向に転がっていく姿を描く。そのなかで、ヤクザの組長の愛人であり、男を誘惑して利用する魔性の女・吉岡華を演じるコムアイさん。これが連続ドラマ初出演となる。「演技には興味があったし、古谷実さんの原作が面白すぎるのと、出番が少ないわりに、物語の鍵を握る美味しい役だったこともあり(笑)、出演を決めました。ただ、脚本が決まっている中で演じるというのは、私にとっては難しいと痛感したんです。演じるということは、自分の中に存在するキャラクターから、役に合うものを選んでチューニングをしていくものだと思うのですが、うまくいかないまま芝居していくとリアルでないし、自我を置いていってしまう。役者自身が空虚になるんだと思いました。反省しっぱなしで、観るのが怖いです。過去に演技をしたときは全てアドリブで、言葉も間も自分で決められたのでラクでしたが、今回は、全く違いましたね。でも、有田さんや、ラッパーのDOTAMAさん、ACEさんと、アクロバティックなキャスティングが多い現場だったからか、のびのび挑戦させてもらえる空気があって感謝しています」共演シーンが多かったのが、雨川勇を演じる、俳優の吉村界人さん。「ほかの作品でのお芝居を観たときに、生き物としてのエネルギーのようなものが画面から伝わってきて、“面白い人だな”と思っていたんです。今回、私が演じる吉岡が雨川を誘惑するのに対し、彼が落とされないように頑張るという駆け引きのシーンがあるんですが、やりがいがありました。演技のはずなのに、雨川の純粋さをすごく感じて、あおられて…。だから私も、“ここにアゴを乗っけてみようかな”とか、いろいろ悪い知恵が働きましたね。界人さんが相手役で本当によかったです」今作は、38歳で独身&童貞の男が主人公。人と関わりを持とうとしてもがく姿に、「誰しもが共感するところがあるはず」とコムアイさん。「他者と関わると、自分の思いどおりにならないことが絶対に出てくるじゃないですか。子どもの頃、喜んでもらおうと好きな女の子に花をあげたら握りつぶされる、みたいな。主人公の富岡は、そんな、人に振り回されるという苦しくも楽しい経験を、38歳になって初めてするわけです。彼が、人に対して“何かをしてあげたい”と思って行動し、一喜一憂する姿を見て、小さい頃に経験した衝撃を思い出し、ドキッとする人は多いはず。感情を揺さぶられながら、楽しんでほしいですね」コムアイ1992年7月22日生まれ。「水曜日のカンパネラ」にて主演と歌唱を担当。今年3月に行われた武道館公演「八角宇宙」を収めたBlu-rayが7月26日に発売。ラジオ番組『SPARK』(J-WAVE)にレギュラー出演中。TBS系列にて、7月19日よりスタート。毎週水曜23:56~放送。共演者は、本田翼さん、賀来賢人さん、光石研さんなど個性豊か。※『anan』2017年7月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・秋鹿裕子インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年07月23日6月2日福岡・博多座で「六月博多座大歌舞伎」が開幕。中村橋之助が八代目中村芝翫を襲名。同時に、長男の国生が四代目中村橋之助、二男の宗生が三代目中村福之助、三男の宜生が四代目中村歌之助を襲名という、歌舞伎界初となる親子4人同時襲名披露として大きな話題を呼んでいる。その初日、中村芝翫が博多座ロビーで鏡開きを行ない、公演に対する思いを語った。六月博多座大歌舞伎「昨年の東京・歌舞伎座、そして今年お正月の大阪松竹座に続き、大好きな博多座で親子4人揃って、襲名披露ができます事、本当に嬉しく思います。先輩方、後輩、素晴らしい役者さんたち。スタッフの皆様、劇場に足を運んでくださるお客様。そして今日も朝から裏で頑張ってくれている家内。そんな皆様の支えあってこそですね。本当に有り難いです」と笑顔で挨拶する芝翫。詰めかけたファンも「成駒屋!」「八代目!」と掛け声で答える。今回は昼夜それぞれ親子4人の共演演目(昼:「車引」、夜:「祝勢揃壽連獅子」)が上演となるが、特に「車引」は並々ならぬ思いがあるとか。「橋之助の梅王丸は吉右衛門の兄さま、福之助の桜丸は菊之助さん、そして歌之助の杉王丸は染五郎さんがそれぞれ教えてくださって。倅たちもそれぞれ、役者への思いというものが少しずつピントが合ってきたように思います。本当に歌舞伎界全てで支えてくださって有り難いですね。身に余る光栄でもあり、なんとか恩返ししなくてはと思っております」残念ながら、休演となった中村獅童も今回の博多座公演は非常に楽しみに思っていたようで「博多の皆様によろしく」と電話をもらったとか。「この芝翫という名前は個人の名前ではない。中村芝翫という会社の社長に就任したようなものですよね。そして、私は八代目芝翫を大きくして業績もあげなきゃいけないということ。そしてそれを倅の誰かにこっそりと渡してやりたいと思いますね(笑)」と語り、博多手一本で締めくくった。6月26日(月)まで上演。チケット発売中。
2017年06月02日映画『悪と仮面のルール』が、2018年1月13日(土)より全国ロードショー。中村文則のサスペンス小説を映画化日本人作家・中村文則によるサスペンス小説を映画化する『悪と仮面のルール』。中村文則は、2002年の『銃』で新潮新人賞を受賞して華々しいデビューを飾り、その3年後には『土の中の子供』で芥川賞を受賞。さらに、その人気は日本だけにとどまらず、2012年には「ウォール・ストリート・ジャーナル」が選出する「年間ベスト10ミステリー」にも選出された。『悪と仮面のルール』は、世界から注目を受ける作家の話題作だ。描かれるのは、”悪となるためにつくられた”少年。父から受けた自分の出生に関する衝撃の告白に絶望し、自分を見失った主人公・文宏は、ひとりの女性に出会うことで自分の存在意義を見出してゆく。しかし、文宏は彼女を愛するがゆえに、罪を重ね、父親が望んだ通りの「悪」に染まってゆく。本作は、文宏が壮絶な運命に翻弄されながらも、愛を貫く様を描いた「究極の愛の物語」とも言えるだろう。主人公は玉木宏、監督は中村哲平主人公・文宏を演じるのは、玉木宏。テレビドラマ「のだめカンタービレ」ではスマートながらもどこかコミカルな演技を、そして、連続テレビ小説「あさが来た」では、穏やかで包容力のある演技を見せるなど、この繊細な役柄を務めるのにふさわしい実力派だ。また、その端正で知的な佇まいが、文宏の背負う複雑な闇をさらに引き立ててくれることだろう。主人公の久喜文宏に近付くテログループのメンバー・伊藤を演じるのは、吉沢亮。『斉木楠雄のΨ難』『銀魂』での演技が記憶に新しく、『ママレード・ボーイ』への主演も決定している。その他、新木優子、中村達也、光石研、村井國夫、柄本明など豪華なキャストが出演する。そして、監督を務めるのは、中村哲平。関ジャニ∞出演の長編映画『8UPPERS』や、ロックバンド・UVERworldの長編ドキュメンタリー映画『THE SONG』など、数々のドキュメンタリーを手がける監督だ。主題歌はUru『追憶のふたり』また、主題歌を務めるのはUru。新曲『追憶のふたり』は、作詞・作曲をUruが手掛け、別離した男性の幸せを願う無垢な想いを女性目線で歌った悲恋のミドルバラード。Kan Sanoのアレンジにより、ブラックミュージックやJAZZの要素も感じさせる上質な仕上がりとなっている。ストーリー“悪”になるために創られた男。彼は顔を変え、過去を捨て、殺人を繰り返す。全ては初恋の人を守るために――。11歳の久喜文宏は、この世に災いをなす絶対的な悪=“邪”になるために生まれたと父から告げられる。やがて、父が 自分を完全な“邪”にするために、初恋の女性・香織に危害を加えようと企てていることを知り、父を殺害して失踪す る。十数年後、文宏は顔を変え、“新谷弘一”という別人の仮面をつけ、香織を守るために殺人を繰り返していた。そして、文宏の過去を知る異母兄の幹彦や日本転覆を企むテロ組織が香織を狙い始めたと知った文宏は、ついに自身の背負わされた運命に立ち向かうことを決意するが―。詳細映画『悪と仮面のルール』公開時期:2018年1月13日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー監督:中村哲平キャスト:玉木宏、新木優子、吉沢亮、中村達也、光石研、村井國夫、柄本明原作:中村文則『悪と仮面のルール』(講談社文庫)配給・宣伝:ファントム・フィルム(C)中村文則/講談社 (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
2017年04月25日日本国内のみならず、アメリカをはじめとした海外でも注目を集める日本人作家・中村文則の傑作「悪と仮面のルール」が、俳優・玉木宏主演で初映画化されることが決定。監督には、CMや「関ジャニ∞」「UVERworld」のMVなどを手掛ける中村哲平が務める。財閥家・久喜に生まれた少年・文宏は、10歳になった年、自身の出生の秘密を知ることとなる。狂気にして巨悪、当主である実父に聞かされたのは、文宏が純粋悪となることだけを望まれて生まれた存在だということ。そして“悪”となるための教育として、14歳の誕生日に「お前に地獄を見せる」と告げられる…。その日までに1年を切ったとき、文宏は父の部屋を覗き見た光景から地獄とは何かを予期する。想いを寄せ合う相手、久喜家の養女・香織が父の手によって汚されようとしている。地獄とは、彼女のすべてが自分を悪にするために、父の手により損なわれてしまうことだと――。香織を守るために、文宏は父を殺すことに。奇しくもそれは、父が望んだ悪に近づくことでもあった。父を殺害した後、文宏は心身を喪失し、歪み、次第に望まない父に似ていく。彼を慮りつつも、父の面影におびえる香織に、文宏は彼女の前から去ることを決意。香織と別れた文宏は、顔を捨てて別人・新谷に成りすまし、彼女を影から見守り続ける。そんな中、彼女の身を狙う存在を排除した文宏は、その裏で糸を引く人物と出会う。その人物とは、父と同じ歪みを持つ、久喜家の者、文宏の兄だった。そしてまた彼女を守るために、文宏は再度罪を犯すことを決意する…。原作は、2002年のデビュー以来話題作を発表し続け、2005年の「土の中の子供」で芥川賞を受賞した中村氏の同名小説。中村氏の作品への評価は国内に止まらず、「The Wall Street Journal」では年間ベスト10ミステリーに2012年・2013年と連続で選出され、2014年にはノワール文学(=犯罪や暴力を主題に据えた小説)への貢献を讃えるアメリカの文学賞「デイヴィッド・グディス賞」を日本人として初めて受賞し、世界的にも注目されている。今回映画化される「悪と仮面のルール」は、これらの世界的な評価を決定的なものにした話題作だ。今回、久喜文宏/新谷弘一役を演じる玉木さんは、「非常にデリケートで難しい役柄」とコメントし、「文宏は整形をして他人の顔を手に入れ、覚悟を決めて進もうとするが、人の内面は整形出来ない。悪に対して理性があるが故の脆さを大切に演じたいと思いながら、この作品と文宏という役に向き合いました」と意識したポイントを明かした。また、「特異な作品だからこそ、『善悪』『真の愛』『家族』『友人』のことを、改めて見つめ直すきっかけになるのでは」と完成への期待を語っている。原作者の中村氏は、「素晴らしい役者の方々に演じていただけて光栄です。現場にお邪魔して、とても面白くなると肌で感じました。大変楽しみにしています」とコメントを寄せている。『悪と仮面のルール』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年04月22日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで12月8日、中村橋之助改め八代目中村芝翫、中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助が、歌舞伎界“史上初”となる“親子4名同時襲名”を行い、パークで公演中の15周年記念パレード「ユニバーサル・RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)・パレード」を「襲名披露リ・ボーン・パレード」と代え、一家で“やり過ぎ”お練りを披露した。中村芝翫さん、橋之助さん、福之助さん、歌之助さんの4名が「襲名披露リ・ボーン・パレード」を先導する、ユニバーサル・グローブを掲げたフロートの上で手をふると、パークのゲストから次々と歓声が。メイン・ストリートでは中村芝翫さんの妻で三兄弟の母である三田寛子さんがパレードを見守り、「今日はいちギャラリーとして参加したけど、ゲストと一緒に心が一つとなってお祝いできたことが本当にありがたいです」とコメントした。一方、中村芝翫さんは、「パレードに乗車して涙がこぼれそう。USJのように我々の歌舞伎も日本から世界に届けたい。日本の伝統芸能である“歌舞伎”、世界最高のエンターテイメントを提供し続けてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ともにこれからも素晴らしいエンターテイメントを日本から世界へ発信していきましょう」と、抱負を口にした。また、「襲名披露リ・ボーン・パレード」を終えた中村芝翫さん一家は、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアにて、今年新たに登場した「ワンド・マジック」を体験。家族全員で「ロコモーター!」と呪文を唱えて杖をふると、「魔法のクリスマス・ツリー」のオーナメントが次々と踊り出して、魔法界のクリスマスを満喫した。■ユニバーサル・スタジオ・ジャパン×大阪松竹座中村橋之助改め八代目中村芝翫国生改め四代目中村橋之助、宗生改め三代目中村福之助、宜生改め四代目中村歌之助「襲名披露リ・ボーン・パレード」2016年12月8日(木)1日限りで開催写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日大のプロレスファンで知られる「くりぃむしちゅー」の有田哲平が贈るトークバラエティ「有田と週刊プロレスと」が、11月23日(水・祝)よりAmazonプライム・ビデオにて独占配信されることが決定。その特報映像と番組ビジュアルが解禁となった。この番組は、プロレス好きで知られる有田さんが、1983年の週刊化以来、すべて購入し続けているという「週刊プロレス」を教科書代わりに、毎回多彩なプロレス初心者をゲストに迎えて、プロレスから学ぶべき人生の教訓を伝授するというもの。 毎回、番組冒頭で1冊の「週刊プロレス」が有田さんに手渡されるが、どの年のどの号か、事前情報は一切ナシ。突然渡される「週プロ」をテーマに、有田さんが語って、語って、語りまくる、“プ女子”(プロレス好き女子)も、プロレス初心者も見逃せない番組となっている。今回解禁となるビジュアルでは、天に右手人差し指を掲げ、緊迫感に満ちた厳しい表情を浮かべる有田さん。このポーズは、「100年に1人の逸材」といわれる「新日本プロレス」の棚橋弘至選手を彷彿とさせる、プロレスファンにはお馴染みのポーズだ。さらに特報映像では、「遂に! あの男が」とのコメントとともに、とある店から出てくる有田さんに突撃取材を敢行するスキャンダランスな展開に。「やるんですか?」とのパパラッチからの質問を遮るように自転車で去っていく荷台には、“週刊プロレス”が積まれ…。そして、画面には「有田哲平、プロレス番組やります」の文字とともに、まるで世紀の一戦を行うかのような厳しい眼光をこちらに向け「プロレスとは人生である」と語りかけている。有田さんがガチで贈る、“あなたの人生に役立つ”かもしれないプロレストークバラエティに、期待していて。「有田と週刊プロレスと」は11月23日(水・祝)よりAmazonプライム・ビデオにて独占配信開始(※毎週水曜日更新)。(text:cinemacafe.net)
2016年11月15日中村勘九郎、中村七之助の兄弟を中心とする中村屋一門が、時期に応じて「新緑」「錦秋」と銘打ち、2005年以来、毎年行っている巡業公演が今秋も開催。今回の上演は、「歌舞伎塾」、七之助『汐汲』、勘九郎『女伊達』の3演目。「歌舞伎塾」は新たな試みで、立役と女方ができるまでの化粧の様子や実演を、勘九郎と七之助の解説と共に見せていくもの。全国14か所を巡る今年の「錦秋特別公演」を前に、七之助が抱負を語った。【チケット情報はこちら】「歌舞伎塾では、『草摺引』の曽我五郎役の中村いてう、舞鶴役の中村鶴松が化粧をする過程をスクリーンも使ってリアルタイムでお見せし、その後『草摺引』の一部を実際に上演します。これは、鎧を持って出かけようとする曽我五郎を舞鶴が引き止めようとして草摺(鎧の一部)を引っぱる、という単純な舞踊劇。派手だし、むきみ(隈どりの一種)だし、台詞もあるし、歌舞伎らしさを楽しんでもらえると思います」七之助が踊る『汐汲』は、須磨に暮らす海女の姉妹、松風と村雨が、在原行平から寵愛を受けたという伝説に基づく能『松風』の趣向を取り入れた、長唄の舞踊だ。「『汐汲』は、日本舞踊で初めのころに教わる、基礎中の基礎。お能の格式を表現したかと思えば、行平が残した烏帽子と狩衣を着て、恋しい人への切ない思いを表すなど、様々な要素が詰まった踊りです。僕自身もかなり前に習いましたが、舞台で踊ったのは(坂東)玉三郎のおじさまと共演した『村松風二人汐汲』(2014年)が初めて。おじさまには“型と型の間こそが踊りになる”ということを丁寧に教えていただきました。型と型の間というのは、呼吸や間合い、目線、動きなど、ちょっとしたことで変わります。今回はひとりなので、玉三郎のおじさまの踊りを思いながら、最初は格式高く、やがて情愛たっぷりに踊りたいですね」最後は勘九郎の『女伊達』。桜が満開の新吉原を舞台に、尺八を差した美しい女伊達(女侠客)が、男伊達たちを相手に踊る作品だ。「男伊達ふたりとの立ち廻りもある華やかな踊りです。兄の女方は久しぶりですが、もともとは女方だったんですよ。きびきびとしてすっきりとした、江戸っ子の女方になるのではないでしょうか」多忙の中、10年以上欠かさず続けて来た巡業公演への思いは強い。「とにかく、色々な人に観てほしいです。歌舞伎というと難しいイメージがあるけれど、本当はそんなことないですから。僕たちが地方を回ることで、普段は歌舞伎をご覧にならない方にも気軽に来ていただき、“意外と面白いな”と思ってもらえたら嬉しいし、つまらなくても、それは人それぞれ。まずはふらっと歌舞伎を観に来てもらえるようにしたい。錦秋公演は、歌舞伎が好きな方はもちろん、初心者の方にもわくわくしてもらえるよう、敷居を一生懸命削ってお届けする公演です」11月7日(月)の東京・オリンパスホール八王子での公演を皮切りに各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2016年08月17日2015年10月より今年3月までTBSでレギュラー放送されていた有田哲平(くりぃむしちゅー)がMCを務める異性観トークバラエティ『アリよりのアリ』が、6月7日(24:10~)に特番として復活することが1日、わかった。"アリよりのアリ"とは、最上級を意味。今回の特番は「理想独女VS現実人妻結婚の幸せって何だスペシャル」と題し、独身・既婚女性ゲストが"アリよりアリ"="最上級"の結婚生活をテーマにトークを展開し、「理想の結婚」と「結婚の現実」が語られる。独身ゲストは上田まりえ、紗蘭、ダレノガレ明美、室伏由佳、既婚ゲストは井上和香、ギャル曽根、小島奈津子、そして男性ゲストとしてオリエンタルラジオの藤森慎吾も出演する。有田は「今回の既婚者のメンバーは幸せと言っていた人が多く、結婚に対してのイメージが良くなりました。普通は皆が嫌がるようなことが、既婚者の方には癒やしにさえなっているのだと」とコメント。一方、独身ゲストについては「独身の方の"アリよりのアリ"な結婚生活については、正直、とんでもないことを考えているんだなと思いました(笑)」と驚いたようだ。また、自身の理想の結婚のワンシーンについて、「仕事で帰りが遅くなり家に帰宅すると、奥さんがついついソファで寝てしまっている。ふとテレビを見ると、普段は全然、僕の仕事に興味ないと言っているのに、自分が出演している番組を録画して見てくれていた様子。実はちゃんと見てくれているんだなと。でも次の日には特にその件には触れない…みたいな感じですかね!」と明かした。そして、「これから結婚しようとしている方、既婚者の方、皆さんの結婚の理想は千差万別。既婚者の方もちょっと前までは独身で、結婚したら幸せだと思う価値観が変わる。そういう目線で番組を見ていただいても、今回は笑って楽しむ以外にも学べます」と番組の楽しみ方をアピール。「感動すら覚えました!」と語っている。(C)TBS
2016年06月02日歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が17日、都内で行われたシネマ歌舞伎『阿弖流為<アテルイ>』(6月25日公開)の完成披露上映会に登場した。劇団☆新感線・いのうえひでのりが演出、中島かずきが脚本を担当し、2015年に新橋演舞場で行われた、歌舞伎NEXT『阿弖流爲<アテルイ>』を映像として編集、全国公開する。舞台挨拶では、18日に33歳の誕生日を迎える七之助に、サプライズでバースデーケーキが贈られた。観客に祝われた七之助は「どんどん衰えていくものなので、次の歌舞伎NEXTの時は動けるように、日々精進していきたいと思います」と33歳の抱負を語った。染五郎が七之助の口にケーキの装飾の熊を「あ~ん」と食べさせると、七之助は「甘いです」と苦笑。また、勘九郎は「いい1年にしてください」とメッセージを送った。『阿弖流爲<アテルイ>』について、染五郎は「すごいもの、びっくりするものを作ろうじゃないかと、思いだけで作り上げた感じ」と説明し、「同じ方向を向いて一気に作り上げた」と感慨深げに振り返った。七之助は「劇団☆新感線は見るもんで、出るもんじゃないと言われていたけど、まあ、地獄でした(笑)」と舞台の激しさを語り、「養老院みたいな人たちが走らされて、けが人続出で大変でしたね」としみじみ。また七之助は、舞台上の動きがほとんどいのうえの演出指示通りであることを明かし「型が決まっている中で、自分の感情を表現するのは歌舞伎と同じ」と表現した。劇団員である俳優・古田新太や橋本じゅんについて、「自由にやってるなと思ってたんですけど、毎回そういう演出を受けてたんですよ。ああ恐ろしい人達だと思いました」とすごさに触れた。
2016年05月18日俳優・中村雅俊の娘でモデル・タレントとして活動する中村里砂が主演を務める、世界的カルト漫画の実写映画化『少女椿』。このほど、中村さん演じるヒロインのみどりをはじめ、カナブンや紅悦など、原作の世界観を表現する強烈なキャラクター写真の数々が解禁となった。ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていたが、ある日、家に帰ると母親(鳥居みゆき)は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)ら、個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、いじめにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光(風間俊介)という超能力を持った男が加入する。いじめにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけ、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、さらにみどりをいじめる。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄も、みどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒、超能力で鞭棄を殺害してしまう――。1984年の発刊以来、アニメ化や舞台化がされてきた、丸尾末広によるカルト漫画を原作とする本作。これまで実写映画化は何度も試みられながら、その世界観を描くことが難しく、幾度も企画が立ち消えになってきたが、このほど短編映画『ミガカガミ』でモントリオール国際映画祭ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOによってついに実現。本作の公開決定がニュースとして流れるや、Twitter上などSNSでは大きな盛り上がりを見せ、翌日のTwitterでは話題度1位となったほど。先に発表となった、主人公でヒロインのみどりを演じる中村さんのほか、ワンダー正光には『猫なんかよんでもこない』の風間俊介、カナブンにはビジュアル系ロッカーの武瑠(SuG)、紅悦にはグラビアでも話題となった女優『花鳥籠』の森野美咲、鞭棄には若手俳優の注目株『アキラNo.2』の佐伯大地、赤座には『新宿スワン』の個性派俳優・深水元基、そしてサーカス団団長の嵐鯉治郎には作家としても活躍する中谷彰宏といった、超個性的な面々が登場。見事なまでに、美しくも奇妙でエログロな世界観を再現した本作を、これらの写真から覗いてみて。『少女椿』はシネマート新宿ほか5月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日「女方として、できる範囲のことはすべてチャレンジしたい」と語るのは、中村七之助。彼の今年最初の舞台は、歌舞伎ではなく現代劇だ。十八代目中村勘三郎とデヴィッド・ルヴォーの企画で誕生したという『ETERNAL CHIKAMATSU-近松門左衛門「心中天網島」より-』。『心中天網島』は、遊女小春・紙屋治兵衛・その妻おさんの三角関係を描いた近松の代表作。この作品を、注目の若手作家・谷賢一が、ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき新作戯曲として描き下ろす。七之助は、初めてルヴォーの演出を受け、これまであまりやったことのない現代劇で女方を演じ、そして初共演の深津絵里とW主演する。まさにチャレンジだ。稽古前に来阪し、「父の、死してなお夢を実現する力」を感じながら、遺志を受け継いで出演する意気込みを話した。『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』チケット情報「父は、歌舞伎の演目を海外の方に演出してほしいという夢があり、私たち息子にも話していました。具体的にルヴォーさんで近松を、と。それをルヴォーさんが覚えていてくださり、今回の上演になりました。ルヴォーさんという暮らしも文化も違う方が、近松作品をどういう解釈で演出され、そこからどんな変化が生まれるのか。今回、それが一番楽しみです」。物語は、現代に生きるハル(深津)が、江戸時代に生きる遊女・小春(七之助)と出会い、近松門左衛門の古い古い恋の物語に引き込まれていく。ハルと小春を通して描く、究極の愛。1月下旬から稽古に入るが、初めてやる時に一番大事にしていることは「お稽古までに台本を全部覚えて行くこと」と言う。「これは父が口を酸っぱくして言ってましたから。それと、柔らかい気持ちで行くことかな。杉村春子先生は台本を100回読まれたと。だから、台本は最初から最後までよく読んで、自分のキャラクターを考えます。でも、固めて行かない。固めると、そこから抜け出ることが大変になるから」。今回、深津とはガップリ四つの初共演だ。「僕はテレビでも映画でも歌舞伎でも、相手役はほとんど男としかやったことがなかったんです。だから、深津さんとほぼ初対面でポスター撮りした時、『もっと顔を近づけて、近づけて』と言われて、恥ずかしくてね(笑)。すごい脇汗でした(笑)。深津さんはキレイな人で、すごくいい方でした」。ほかに伊藤歩、中嶋しゅう、中島歩、音尾琢磨らが出演。「今回は、歌舞伎で培ってきたものをいろいろ試せる、チャレンジできる舞台でうれしいです。現代劇の中で女方として出るなんて、これは僕個人としてもおもしろいし、ボクがお客様だったら、ちょっと観てみたいな(笑)」。公演は、2月29日(月)から3月6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月10日(木)から27日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年02月05日真っ青な秋空に映える大阪城の天守閣。10月25日、大阪城西の丸庭園で5年ぶりとなる大阪平成中村座が開幕した。前日の会見で、中村扇雀は「感無量」と言い、中村橋之助は「兄が亡くなり、こんな早い時期にできたことは本当にうれしい、皆様のおかげです」と感謝。今回は、坂東彌十郎と坂東新悟、中村橋之助と中村国生、中村扇雀と中村虎之介という、3組の親子共演も楽しみだ。「大坂の陣400年記念 大阪平成中村座」チケット情報中村勘九郎・七之助はもとより、座組み全員が十八世中村勘三郎への想いを胸に、舞台に立った初日。昼の部には、満員の観客席に京都・先斗町から舞妓さんたちの姿もズラリと。『女暫(おんなしばらく)』は、歌舞伎十八番の『暫』を女方が演じる演目。七之助が凛々しくもキュートな巴御前を演じ、大奮闘!『三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)』は長唄舞踊。木下藤吉郎に扮した勘九郎が踊りの名手ぶりを披露する。紅葉の背景が開くと、陽に輝く大阪城が借景に!大拍手の客席に秋風が流れ込む。『狐狸狐狸(こりこり)ばなし』は、だまし合いの喜劇。扇雀が弾けて大活躍、七之助も魅力を発揮し、物語のおもしろさに引き込んで笑わせる。客席は大喜びのうちに昼の部が終演。休憩は2回。お弁当は敷地内の五軒長屋で早めに買おう。トイレは長蛇の列でも大丈夫。順番待ちまで楽しませるお茶子さんの話と超スムーズな誘導、場内案内からお弁当の空箱回収まで手際の良さは抜群だ。これぞ中村座名物、勘九郎の言う「世界に誇れるお茶子さん」。イヤホンガイドもおすすめ。公演中はもちろん、休憩時間には大阪城の歴史などの解説も。夜の部は『俊寛』と、30分の休憩をはさみ『盲目物語』。「どちらも祖父、父と二代に渡って大切にしてきたもので、父の想いが詰まった演目です」と七之助。前回、十八世勘三郎が演じたゆかりの演目『俊寛』は、来年、八代目中村芝翫を襲名する橋之助が渾身の演技で。『盲目物語』は、「ずっとやりたかった」と勘九郎、「大阪城にぴったりの作品」と七之助。今回の中村座の目玉はこれだ。お市の方に仕える盲目の弥市と豊臣秀吉の対照的な人生を、勘九郎が早替りで演じ分ける。回り舞台まで使う演出、幕切れは三味線を弾く弥市と幻想の中で琴を合奏するお市。その背景にライトアップされた大阪城が…。「鳥肌の立つような演出をご覧いただきます。観た人は最後を言わないでください」と扇雀。だから、言いません。「『還暦になったらまた大阪に来るよ』と言っていた父は、約束を守りました」と語っていた勘九郎。まるで十八世勘三郎が乗り移ったかのような舞台だった。彼らを、芝居小屋の18か所から“隠れ勘三郎”の眼が見守る。「最後の1個が探し出せたら賞金もの」。空き時間に“眼”を探し、スマホで撮影。とことん楽しませてこそ中村座だ。ただし、全部見つけても「賞金は出ません(笑)」。『大坂の陣400年記念 大阪平成中村座』は11月26日(木)まで大阪城西の丸庭園内 特設劇場にて上演中。取材・文:高橋晴代
2015年11月16日“ヘルシー”の代名詞「中村アン」今、最も人気を集めているモデルのひとりが「中村アン」だ。抜群のファッションセンスに、誰もが羨む健康的なパーフェクト・ボディで、今や“ヘルシー”の代名詞とも言われている。10月9日、エムオン・エンタテインメントは、「andGIRL 11月号」において、彼女の特集記事を組んだことを発表した。20代は仕事、30代は結婚!質問形式で彼女のライフスタイルに迫った特集では、1番の幸せを感じるのは、「今はお仕事してるとき」だと回答し、仕事が上手くいかないと「ごはんもお酒もおいしくない」と告白。仕事がプライベートに直結していることを明かした。また、将来の夢を尋ねたところ、20代は仕事重視で、30代に入ったら結婚して家庭を持ちたいとコメント。子供は2~3人、産休後はすぐに仕事に復帰、など具体的な未来予想図を描いており、夢の実現のために「今は自分ならではのフィールドを確立したい」と語った。「ユニクロ」と「GU」の鉄板コーデその他、同誌では、「ユニクロ」と「GU」の人気過熱ぶりをうけて、鉄板コーデを企画。1ヶ月間の着回しや、ユニジョの着こなしを特集している。「オールジャンルでランキング!」や、気になる今年のコート解説など見逃せない記事が盛りだくさん。オシャレでアクティブな女性は必見の一冊だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・エムオン・エンタテインメント プレスリリース(@Press!)
2015年10月13日声優として活躍中の中村繪里子によるライブ「中村繪里子 Thank You LIVE ら❤ら★ら♪なかむランド~Love❤Laugh★Live♪~」を記念したオリジナルアルバムが、2015年10月17日にリリースされる。本作は、完全新規レコーディングの全6曲を収録。「通常盤」「CD付特別盤」「DVD付限定版」の3ラインナップとなっており、それぞれ写真の異なる全12ページのブックレットが同梱される。予約は、10月12日(火)の26:00からシーサイドSHOPにて受付開始。10月17日(土)より順次発送となる。【通常盤】価格:2,200円(税込)完全新規レコーディングの全6曲を収録。全12ページのブックレットは「CD付特別盤」「DVD付限定盤」とは異なる写真が使用されている。【CD付特別盤】価格:3,000円(税込)全6曲入りの楽曲CDに加え、「CD付特別盤」にはCDをもう1枚同梱。この「特別盤CD」には、全6曲の楽曲をFM番組風に紹介するトラックが収録されている。【DVD付限定盤】価格:3,000円(税込)全6曲入りの楽曲CDに加え、「DVD付限定盤」にはMV「ヒカリ咲く」と、そのメイキング映像「Making of ヒカリ咲く」を収録したDVDが同梱される。○アルバム「中村繪里子 Thank You LIVE ら❤ら★ら♪なかむランド~Love❤Laugh★Live♪~」収録楽曲ヒカリ咲くForever SmileI.W.B.DPrecious無敵の絆Someday Somewhere
2015年10月10日美術家の中村ケンゴによる展示会「中村ケンゴと中村ケンゴと」が、10月14日から20日まで、伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーで開催される。中村ケンゴは大阪府生まれの美術家。マンションの間取り図や漫画の吹き出し、キャラクターのシルエットなどの現代社会を象徴するモチーフを使ってユニークな絵画を製作している。15年には掛川市二の丸美術館で個展を開催した。今回開催される「中村ケンゴと中村ケンゴと」では、顔文字をモチーフにした絵画シリーズ「心文一致」の新作が登場するほか、東京では未発表の作品も出展される予定。10月17日、18日(各日午後2時から午後2時30分まで)にはアーティストガイドツアーが実施される。【イベント情報】中村ケンゴと中村ケンゴと会場:伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー会期:10月14日~20日営業時間:午前10時30分~午後8時まで(最終日は午後6時まで)
2015年10月08日お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平が5日、都内で行われた、英映画『007 スペクター』の公式アンバサダー就任式に出席した。12月4日に全国公開する本作は、ジェームズ・ボンドが活躍するスパイ映画『007』シリーズ最新作。日本初の公式アンバサダーに任命された有田は、「タダで見られるのかな? くらいの感覚だったのでビックリ。プライベートを投げ打って精一杯やらせていただきたい」と意気込みを。また、アンバサダーとして紳士的な振舞いを求められると、「最近は合コンでも女性をお持ち帰りするような汚いことはしておりません! サラダを取り分けたり、紳士的に振舞ってます!」とアピールして笑いを誘った。就任式終了後、報道陣の取材に応じた有田は、本作の内容にちなんだ自身の"敵"について聞かれると、「1番の味方だったザキヤマが結婚するという奇襲作戦に出た。(夫婦)2人で家に帰っていく姿とかアツアツっぷりを見せられると、どんどん寂しくなってくる」とポツリ。続けて、「千原ジュニアも『最近、オネエ度が増してきた』とか、麒麟の川島も『お互い頑張ろう』と言ってたのに……。裏切られてばっかり」と相次ぐ芸人仲間の結婚に寂しそうな表情を浮かべ、「(自分の)結婚はまだ先ですね」と話していた。一部報道で、モデルでタレントのローラとの熱愛がささやかれている有田。「噂はありがたいけど、それに関しては本当に……」と真相については言葉を濁し、「1年間個人的な連絡をとっていない。週刊誌によると、結婚を決めてくれたみたいんですけど(笑)。週刊誌を信じたい」と苦笑い。一方で、交際相手の存在について、「『いない』って言い続けても気持ち悪い年なんでね。『いますよ』って言っておきます。外国人でも日本人でもハーフでも、世界中から受け入れたい」とのらりくらりと答えていた。
2015年10月05日声優・中村繪里子による単独イベント「中村繪里子 Thank You Party」が、2015年9月20日(日)に東京・千代田区の科学技術館サイエンスホールにて開催されることが決定。チケットは、8月30日(日)の午前10時よりチケットぴあにて発売開始となる。11月8日(日)に品川ステラボールにて開催が決定している「中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~」を前にして、このイベントでは本人による4thライブの振り返り上映やライブの裏話などここでしか聞けない内容が満載となる。○「中村繪里子 Thank You Party」イベント概要【日程】2015年9月20日(日) 17時30分開場 / 18時30開演【会場】科学技術館 サイエンスホール【チケット価格】3,700円(税別)【チケット販売】2015年8月30日(日)午前10時より「チケットぴあ」(Pコード:630-610)にて発売開始※チケットは1人2枚まで
2015年08月29日中村一義が9月11日(金)東京・LIQUIDROOMより東名阪ツアーを開催する。【チケット情報はこちら】ツアータイトルは「中村一義・バンドライブツアー RockでなしRockn’Roll 2015~海賊大宴会~」。バンドHermann H.&The Pacemakersの岡本洋平と平床政治、シンガーソングライターのヨースケ@HOMEらを迎えたバンド“海賊”によるライブツアー。また、ツアーでは新曲『大海賊時代』の初披露も予定されている。現在、同ツアーの特設サイトが公開中。チケットは発売中。■中村一義・バンドライブツアー RockでなしRockn’Roll 2015~海賊大宴会~9月11日(金)LIQUIDROOM(東京都)開場18:45 / 開演19:309月15日(火)umeda AKASO(大阪府)開場18:45 / 開演19:309月17日(木)名古屋クラブクアトロ(愛知県)開場18:45 / 開演19:30料金:前売り券 5,500円(スタンディング/税込/ドリンク代別)
2015年08月28日声優・中村繪里子によるライブ、「中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~」の開催が決定した。開催日程は2015年11月8日(日)で、開催場所は品川ステラボール。チケット価格は1階スタンディング5,940円(税込)となる。チケットの先行受付は、イープラスにて行われている。■イベント開催概要【タイトル】中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~【日程】2015年11月8日(日)16時開場 / 17時開演【会場】品川ステラボール(東京都港区高輪4-10-30)【チケット価格】5,940円(税込)【チケット先行受付】2015年8月15日(土)16:00~9月1日(火)23:59※チケットは1人4枚まで購入可能
2015年08月15日リーボックはこのほど、ブランドアンバサダーとしてモデル・タレントとして活躍中の中村アンさんを起用したことを明らかにした。ブランドアンバサダーに就任した中村さんは、学生時代からチアリーディングに取り組み、現在もクロスフィットトレーニングやランニングなど日常生活のなかにフィットネスを取り入れている。フィットネスを通して理想の自分を手に入れるために努力し、進化し続ける中村さん。その強さ、美しさは、フィットネスを通じて自らの可能性を最大限に高めるという同社のブランドメッセージ「Be More Human」とも重なる。その姿を通し、フィットネスで自分の可能性を引き出して進化させる喜びを発信していきたいという思いから、アンバサダーに中村さんを起用した。中村さんはアンバサダー就任について、「フィットネスがダイエットや減量目的のためだけではなく、『新しい自分を創るための努力』として捉えてもらえるよう発信していきたいです。これから、リーボックのブランドアンバサダーとして活動することが本当に楽しみです」と意気込みを語った。
2015年05月25日4月2日(木)より東京・歌舞伎座で上演される「松竹創業120周年中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露歌舞伎座四月大歌舞伎」。同公演の成功を祈願し、四代目中村鴈治郎、坂田藤十郎らが東京・浅草の浅草寺でお練りを行なった。【チケット情報はこちら】中村鴈治郎は今年の1月・2月の大阪・大阪松竹座で襲名披露公演を開催。今回、歌舞伎座で行なわれる公演で、四代目中村鴈治郎が東京に初お目見えする。お練りのあと行なわれた囲み取材には、四代目中村鴈治郎が出席。報道陣に自身の名前には慣れたかと聞かれると「なんとか(笑)。ただこれでおどおどしているようではダメですけどね。襲名してつくづく思うのは鴈治郎という名前の大きさですね。この名前はどこに行っても皆さん知っていてくださる。改めて凄いなと思っております」とコメント。さらに「初代はあまりにも伝説的な役者ですが、そこを意識しすぎるとプレッシャーにやられてしまう。二代目、三代目という自分が目に焼き付けてきた鴈治郎を、良い意味で追いかけていければと思います。どんな役をやっても光っていられるような役者になりたい」と抱負を述べた。新開場した歌舞伎座で襲名披露公演が行なわれるのは今回が初。公演に向けて意気込みを聞くと、「江戸とは違う上方の役者のにおいを出して、お客様にそれを感じていただければと思います。ただ、いかんせん歌舞伎座というのは大きな小屋。なので、お客様にはその大きさを感じさせない、空間を埋められるようなお芝居をできれば良いなと思っています」と語った。「松竹創業120周年中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露歌舞伎座四月大歌舞伎」は4月2日(木)から26日(日)まで、東京・歌舞伎座で上演。チケットの一般発売は3月12日(木)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施。受付は3月4日(水)午前11時から9日(月)午前11時まで。
2015年03月04日中村屋はこのほど、「スパイスデリ 新宿中村屋 純カリー粉」を発売した。同商品は、1927(昭和2)年に、日本で初めて純印度式カリーを発売したという中村屋本店のレストランで使用しているオリジナルブレンドのカレー粉。オリジナルブレンドのスパイスは、高温で焙煎(ばいせん)した後に、石壷でスタンピング(型押しのように上から突くこと)した。さらにスパイスを熟成させることで、深い香りとコクが引き出されるという。しっかりとした熟成感がありながら、コリアンダーとカルダモンの清涼感ある香りが楽しめるとのこと。カレーだけではなく、様々な料理にも使用可能。なお、本店のレストランではこのカリー粉以外も使用しているという。価格は430円(税別)。
2015年02月19日俳優の中村雅俊と五十嵐淳子夫妻の三女でモデルの中村里砂が、芸能界デビュー1周年を迎えた。2010年にモデルデビューを果たし、女性誌『LARME』(徳間書店)のレギュラーモデルを務めるなど、ガーリー系女子の間で高い人気を誇っているが“2世”であることを公表したのはタレント活動を始めた1年前から。活動の場を広げたのも自らの意思で、「テレビに出演することも全部決まってから報告した」という。「最初は両親とも、すごく驚いていました」と話す中村が、芸能界デビュー後の変化や両親への思いを語った。<全身ショット>中村里砂、キュートなミニスカ&バニー風衣装2014年、両親の結婚記念日でもある2月1日から本格的にタレント活動をスタートさせた中村。1年間を振り返り「改めてデビューと言われると恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべる。自身としては「モデル業に加えて、テレビという活動の場がひとつ増えた程度にしか捉えていなかった」というが、テレビ露出が増えることでファン層の変化や広がりを実感。「これまでのわたしを知らない人にも、常に新しいわたしを発信していけたら」という思いと旺盛なサービス精神から、最近ではバラエティ番組で家族とのエピソードやプライベートを明かして注目を集めている。「仕事が忙しい時には、お母さんが作るあたたかいごはんは、やっぱり嬉しいですね」と良好な親子関係を明かした中村。「すごく料理が上手なんですよ。ごはんも土鍋で炊くなどしてこだわっていて。特に和食がおいしいんです」と、母・五十嵐淳子の料理を絶賛した。また、2月1日は父・中村雅俊の誕生日だが、「プレゼントってあげたことがなくて…」とポツリ。「何をあげればいいかわからないんです。今年は渡せたらいいなと思います」と、娘としての顔ものぞかせる。家族のエピソードを語ることが増えたが、ここまで両親の力を借りることなく自らで道を切り開いてきた。“2世タレント”という言葉の裏に“親の七光り”という特権を見る視聴者は多いが、「自分のやっていることには責任を持ちたいし、やるからには1ミリも妥協したくない」と力を込める。もともと自立心は旺盛で、「(幼少の頃から)なんでも自分で決めたいタイプ。両親がダメといっても聞かない子だった」という中村。「小さい頃から舞台などは連れられて観に行く機会も多くて、役者の仕事をやってみたら、と言われたこともあった」というが、自らの意思でモデル業からスタート。「みんなでひとつのものを作り上げる作業が好き」だったこともあり、モデルの仕事を続けているうちに、俳優業にも自然と興味を抱くようになった。「両親とは進んできた道が違うから、自分はマイペースに」と語る中村。その大きな瞳からは、持ち前の自立心と、芸能生活2年目に挑む決意が感じられた。
2015年02月01日1世紀に渡り親しまれてきた新宿の老舗食品メーカー「中村屋」が、新宿本店ビルの建て替えにあたり、新たに「中村屋サロン美術館」を開館する。10月29日のグランドオープンに先駆けた内覧会では、開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」がお披露目された。新宿中村屋ビル3階に設えられた中村屋サロン美術館は、展示室と多目的スペースを備えた約240平方メートルの文化芸術施設としてオープンする。白と赤の壁、木製の什器とレトロなランプが落ち着いた雰囲気。開館記念展は、中村屋から広まった近代日本の芸術潮流であり、また館名の由来ともなった「中村屋サロン」にスポットを当てる。荻原守衛、中村彝、高村光太郎、會津八一、中原悌二郎ら関連する作家による絵画、彫刻および書など約50点を集め、明治から昭和に掛けての芸術家達の文化交流の様相を提示した。中村屋の創業者である相馬愛蔵・黒光夫妻は芸術に深い理解を示した文化人である。愛蔵と同郷の彫刻家・荻原守衛(碌山)を中心に、中村屋には多くの芸術家達が自然と集い、その様子がさながらヨーロッパのサロンのようであったことから、夫妻のもとに開花した芸術潮流は「中村屋サロン」と呼ばれた。同館の染谷省三館長は、「ここ新宿中村屋で生まれ、発信された芸術文化は中村屋のアイデンティティーである。それを後世に伝え、また人々の文化的集いの場“サロン”となる美術館にしたい」と話す。本展の目玉となる作品が、萩原守衛によるブロンズ彫像『女』だ。不安定な膝立ちのポーズに秘められた躍動感を感じる一作であり、その造形美は必見である。同館の太田美喜子学芸員は、「美術史上ではよく知られた“中村屋サロン”の一般認知度の低下を食い止めるとともに、若者にその存在をもっと知ってもらいたい」と言い、若い世代の鑑賞者に向けて、出品作の中から中村彝の油彩画『小女』を推薦した。相馬夫妻の長女・俊子をモデルに制作された本作は、肺病に侵された画家とモデルの恋のエピソードで有名。俊子の強いまなざしときりりとした太い眉、頬にさす紅色の生命感が鮮烈で、どこか現代にも通ずる魅力を持った作品だ。その他、高村光太郎の『自画像』や、鶴田吾郎の『盲目のエロシェンコ』など有名作が出展され、コンパクトながら見どころの多い展覧会にまとめられた。かつて多くの企業美術館が立ち並んだ新宿。新たな新宿の芸術サロンとしての同館の今後に注目したい。【イベント情報】中村屋サロン美術館 開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」会場:中村屋サロン美術館住所:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル3階会期:2014年10月29日から2015年2月15日時間:10:30から19:00休館日:火曜日、1月1日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)入館料:300円
2014年10月22日中村アン 秋冬イベント出演抜群のプロポーションにストレートな発言で人気急上昇中の中村アンさん。バラエティ番組にひっぱりだこの彼女はタレントとして活躍の幅を広げています。もちろん、本業ともいえるモデルのお仕事もノリにのっていて、彼女のオフィシャルブログによれば、8月~10月にかけて複数のファッションイベントに出演が決まっています。ヘビロテアイテムは?同ブログでは、彼女のプライベートをのぞき見ることができ、7月23日付けの記事ではヘビロテアイテムを紹介。「カシウエアの触りに病みつきです」と愛用品を大絶賛しています。また、私服も公開されており、同ブログ7月26日付け記事では、オーシャンパシフィックの水着写真が載せられています。「かわいいし 形がキレイだししっかりしてる」とモデルらしいコメントも。もう秋物ですトレンドの先取りがモデルの宿命。同ブログ7月27日付けの記事では、「and GIRL」の撮影で秋物の撮影をしたことを明かしました。スタッフが半袖のなか、長袖のトップスや厚手のパンツをスマートに着こなす姿はさすがプロ!モノトーンのシックなコーディネイトが秋らしさを誘っています。しかし、同日の私服はスイカ柄のワンピース。スタバのドリンクを片手にまだまだ夏を楽しんでいる写真がアップされています。【参考】・中村アン オフィシャルブログ
2014年07月29日資生堂ギャラリーは、昨年永眠したグラフィックデザイナー兼アートディレクターの中村真の没後初となる回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を開催している。6月29日まで。本展では、資生堂のイラスト広告を写真広告へと転換させた中村の創作プロセスを、自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターなどの未公開資料を交えながら展示。モデルに山口小夜子を起用した香水の広告など、数々のポスターも紹介する。デザイン評論家の柏木博、グラフィックデザイナーの佐藤卓と松永真を迎えてのトークショーも6月22日の14時より資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにて実施(申し込み制)。中村は1926年岩手生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後し、49年に資生堂に入社。写真を用いた写真表現で頭角を表し、50年代半ばから80年代まで多くの広告を製作した。資生堂の宣伝部政策室長から顧問までを務め、国際グラフィック連盟などで幅広く活動し、93年に紫綬褒章受章。2013年6月永眠。【イベント情報】「中村誠の資生堂 美人を創る」展会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階会期:6月3日から6月29日時間:11:00から19:00(日曜日は18:00まで)休館日:月曜日入場無料
2014年06月10日戦前のイラスト広告を写真へ資生堂ギャラリー(東京都中央区)で昨年永眠した中村誠氏の回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」が開催される。中村誠氏は資生堂の広告を数多く手がけてきたグラフィックデザイナーでアートディレクター。1949年に資生堂に入社してから戦前の資生堂のイラスト広告を写真広告へ転換させた人物として知られている。ただ単にイラストから写真へ変えただけでなく、その仕事内容は実に繊細なもの。中村氏は生前「計数に表現することのできない表情とか、雰囲気、空気感を大切にしてきた」と語っていた。資生堂が確立していた独自のイラスト広告の伝統を受け継ぎながら、製版の工夫、大胆なトリミングといった手法により広告を進化させていった。(画像はプレスリリースより)「一業、一社、一生、一広告」中村氏が築いたスタイルは他の人ではできなかったということは、こんなエピソードからうかがえる。「一業、一社、一生、一広告」、これは中村氏が企業デザイナーとして掲げていたモットー。「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語っており、生涯、企業イメージの創出に力を注いだ。そんな実直な意識のもと生み出された広告だからこそ、見る人に深い印象を与えるものになったのだろう。中村氏の広告は国内だけでなく海外でも賞を得るなど世界的に高く評価されている。回顧展は2014年6月3日(火)~6月29日(日)11:00-19:00 (日曜のみ11:00-18:00) 開催される。【参考】・株式会社資生堂 プレスリリース(PRTIME)
2014年05月30日1982年のソロ活動開始以来、内外のアーティストやオーケストラとジャンルを超えた共演を重ね、太鼓奏者として常に新たな世界を切り開いて来た林英哲。一昨年演奏活動40周年の節目を経て、美術家をテーマにしたシリーズの最新作を東京・世田谷パブリックシアターで初演する。これまでマン・レイ、伊藤若冲、藤田嗣治らを取りあげて来たが、7年ぶりとなる第6弾『迷宮の鼓美術少年』は横尾忠則だ。林英哲(和太鼓) チケット情報若き日にグラフィックデザイナーを夢見て上京した林にとって横尾は「神様みたいな方なんです。スタイルを様々に変えていく表現者としての歩みや、日本的な要素をポップに表現する手法に影響を受けて来た」。これまでにCDジャケットのデザインを依頼するなどの交流があったが、美術家シリーズに取り上げるのは「いつかやりたいとは思いつつ、恐れ多いという気持ちが先立って。でも僕も還暦を過ぎましたから、新作を創造するパワーがあるうちにやらないと(笑)」と意を決して、アトリエを訪問。シリーズ初、テーマとなる美術家自身によるポスターが制作されることとなった。コンサートは2部構成を予定。「1部は〝横尾少年〟が見た原風景を、ドラマチックに構成しようと思ってます。2部は美術家・横尾忠則のスピリチュアルな側面や、スタイルを次々と変化させていく姿をコラージュ的に。今回の出演者は僕と、英哲風雲の会のメンバーの太鼓奏者のみなんで、太鼓だけで横尾さんのカラフルな世界を表現するのに四苦八苦してます。本番までドキドキですね」と目を輝かせる。林自身、「伝統芸能の出身でない自分は、ちょうど美術家のような気持ちで、太鼓を用いた現代的な表現を目指してきた」という。時代の先を行く前衛的な表現は、ときに周囲の理解が追いつかないこともあるが、反対に思いもよらぬ人からの絶賛を受けることも。「以前、写真家である奥様のおおくぼひさこさんに無理矢理(笑)連れられて来た仲井戸麗市さんが『こんなことをやってる人がいたなんて!』と仰って下さったことがあります。今回のコンサートも、元々太鼓やアートに関心のある方はもちろん、どちらにも興味のない方を“目から鱗状態”にできたらとってもうれしいですね」公演は10月30日(水)から11月3日(日)まで。チケット発売中。取材・文:山上裕子
2013年10月09日