『ハッピーフライト』以来となる最新作『ロボジー』を完成させた矢口史靖監督が公開を前に奇想天外な本作の着想から自らの映画作りのスタンスについてまで熱く語ってくれた。その他の写真本作は、展示会直前に大破した二足歩行ロボット“ニュー潮風”の失敗をごまかすべく、急遽ロボットの中に入ることになった偏屈な老人・鈴木(五十嵐信次郎)と彼を取り巻く人々が織りなす人間模様をユーモアたっぷりに描いた作品。常にユニークなテーマを取り上げてきた矢口監督だが、子供や動物がヒットの鍵と言われるこのご時世に選んだ題材はロボットとジジイ。「エリートがロボット作りに成功する話ではなく、失敗した連中がどうごまかすのか? ロボットの中に入る人を無理難題を押し付けてくるじいさんにしたらどんな騒動が起こるか? と思い付き、『いける』と確信しました」と振り返る。主人公の鈴木と並んで、個性が際立つのが吉高由里子演じる女子学生の葉子だ。矢口監督は「彼女の生の魅力が出ました。オーディションの時から『ヤバいぞこの人、面白い!』と薄々感じてましたが(笑)、本当に面白い化学反応でした」と絶賛。その一方で、吉高の過去の作品を観たことは「全くなかった」とこともなげに明かす。魅力的なヒロインは矢口作品の特徴と言えるが「僕は魅力を引き出そうとか成長させようと思って女優を選んだことはありません。とにかくオーディションでそのキャラクターが実在しているように見えるかどうか。今回の葉子もそうで、吉高さんが演じることで『うわっ、こういう奴いるわ』と感じられるキャラになりました」と言葉に力を込める。漫画や人気小説を原作とする映画が多数を占める現代にあって、『ウォーターボーイズ』をはじめ、常にオリジナル脚本で勝負し続けてきた矢口監督。だが監督自身は決してオリジナルにこだわりを持っているわけではないという。「映画にしてこそ面白いと思える原作に出会えたら、ぜひ僕の手で映画化してみたいけど、なかなか巡り合えないから自分で書くしかない」と苦笑交じりに語りつつ、「僕にとっては映画作りは発明品作りのようなもの。世の中から『ほしい』とさえ言われてない、誰も手をつけていない新しいものを作りたい」と時代に媚びることのない自らの映画作りの“哲学”を明かした。『ロボジー』1月14日公開写真・テキスト:黒豆直樹
2012年01月12日2月より六代目中村勘九郎襲名披露興行を行う中村勘太郎が都内で取材会を行い、現在の心境を語った。襲名興行は2月に東京・新橋演舞場にて、3月に東京・浅草の平成中村座で上演後、主要都市を回る。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報「演舞場と中村座で襲名興行ができるのは、なんだか勘九郎らしいですね。父が19歳の時から夢見て建てた中村座で初の襲名ができる。うれしいですね」と勘太郎。父・勘三郎が勘九郎時代に築いてきた功績は数限りない。1994年よりほぼ毎年、若者の街渋谷で『コクーン歌舞伎』を上演。また、現代の作家に新作歌舞伎を創って欲しいという思いから、串田和美、野田秀樹、渡辺えり、宮藤官九郎などに演出や執筆を依頼し新たなファンを掘り起こした。2000年には中村座にゆかりある浅草に仮設劇場を建て、“平成中村座”として公演を行った。その後この一座は日本国内のみならず、世界各地で上演を行っている。そんな勘九郎の名を継ぐ重責については「とりあえず怖い」と話す。「やっぱり戦ってきた名前ですから。(中村座やコクーンでの上演は)歌舞伎を愛してもらいたい、色々な人に知ってもらいたいって。危機感をずっと持っていたんでしょうね。お客様が入ってくれなきゃ話にならないですし。ただ、新しいことをするとよく思わない人もいますよ。いいものをすることによって戦うというか。熱い魂を持って戦ってきた名前ですね」12月の中村座は勘太郎として最後の舞台出演になる。「今月はいい最後を迎える事ができるんじゃないかな。『積恋雪関扉』の関兵衛は今までの役者人生の中で一番苦心した役ですね。演じた者にしかわからない苦しみや疲れがあります。勘太郎という名前で関兵衛をやらせてもらい、偉大なる先輩方が愛した役で、同じ疲れを自分自身で体感でき、歌舞伎ってこういう楽しさもあるんだなと思いました」今年は震災はもちろん、長男の誕生、父の病気、祖父(七代目中村芝翫)の逝去と勘太郎にとっても大きな出来事が続いた。「すごい年になっちゃいましたね。(父の代役を務めた際)命を削ってでもやりますと言ってたら、本当にそれぐらい大変でした(笑)」2月興行では『土蜘』の僧智籌と、『河内山』松江出雲守、『春興鏡獅子』の弥生での出演が決定している。「『土蜘』は、今まで中村屋にあまり縁のなかった役ですが楽しいです。弥生は、祖父(七代目中村芝翫)と1対1でずっと稽古をやってました。父も祖父もすごく大事にしています。おじいちゃま(十七代目中村勘三郎)も。全員の血が入っているから大切にしなければと思いますね。3人とは体型が違うので、当時振り付けられた踊りをどうこの身長で踊るかですね」襲名興行まであと僅か。「今月の“勘太郎”最後をまずは楽しみたいです。襲名はお祭りですからね。お客様にも楽しんで頂いて、一緒に祝って欲しいです」。公演は2月2日(木)から26日(日)まで新橋演舞場で上演。その後、3月平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に博多・博多座で上演される。
2011年12月22日歌舞伎俳優の中村勘太郎が、来年2月に六代目中村勘九郎襲名披露の成功を祈願して11月27日、東京・浅草寺でお練りを行った。父、中村勘三郎と弟の中村七之助らとともに雷門前を出発し、ゆっくりと本堂までお練りを開始。晴天となったこの日、人気役者を一目見ようと2万5千人が集まり、「中村屋!」と声がかかると笑顔で応えていた。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報勘太郎は「勘九郎という、父が46年間名乗っていた名前を継ぐプレッシャーはあります。みなさまからの笑顔とご声援を胸に、1年間しっかり務めたいと思います」と挨拶。また勘三郎は「勘九郎っていい名前ですけど大した事ありません。(自分が)勘三郎を継いだ時のほうがプレッシャーがありました。気楽にいい勘九郎にしてもらいたい」とエールを送った。勘九郎を名乗る実感がまだ湧かないという勘太郎だが、「謙虚な気持ちと向上心と、ハングリー精神を忘れないように務めたい」と話し、気持ちを引き締めていた。なお、勘太郎としての出演は今年12月の『平成中村座』(東京・浅草)が最後となる。襲名披露は、来年2月2日(木)から26日(日)まで東京・新橋演舞場にて興行を行い、その後、3月に平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に福岡・博多座と各地を回る。新橋演舞場のチケットは12月23日(金)より発売。
2011年11月28日2005年、数々の国内映画賞を受賞しカンヌで喝采を浴びた『運命じゃない人』、78館という公開規模ながら興行収入約6億円の大ヒットを記録した傑作コメディ『アフタースクール』(’08)など、観る者を見事に騙す巧みなストーリー展開と独特の世界観でファンの多い内田けんじ監督の3年ぶりとなる最新作『鍵(カギ)泥棒のメソッド』がこのほどクランクイン!豪華キャスト陣が明らかとなった。『運命じゃない人』ではお人好しのサラリーマン(中村靖日)を中心に、様々な思惑を秘めた男女の二転三転していく運命を描き、続く『アフタースクール』では大泉洋を主演に迎え、ある日突然失踪した同級生探しに巻き込まれる中学校教師のドタバタ劇を描いてきた内田監督。待望の最新作で主人公として描くのは、35歳にして無職、俳優を目指すも挫折し自殺しようと思っている男。自殺する前にと立ち寄った銭湯で、記憶喪失になってしまった羽振りのいい男に遭遇したことをきっかけに、つい出来心から彼になり代わるのだが、実はこの男、非合法な裏稼業を営む男だったためにヤクザ絡みのトラブルに巻き込まれる羽目に…。一方、記憶をなくした男は、あまりに情けない自分の境遇に茫然とするも病院で出会った女性の助けを得て徐々に立ち直っていくのだが、この女性も「どうしても結婚したい」ワケありの女性で…。35歳の無職男・桜井を演じるのは、『アフタースクール』に続いての内田作品への出演となる堺雅人。「初めて台本をいただいたとき、そのおもしろさに一気に読みふけってしまいました。僕も小さな劇団にいたことがあるので、当時のことをいろいろ思い出しながら演じたいと思います」と意気込みを語る。情けないけど何だか憎めない男を、どのように魅力的な人物に仕上げるのか期待が膨らむ。また、記憶を失っているとき、そして記憶が戻ったときとまるで一人二役となるような“裏稼業”の男・コンドウを演じるのは、話題作への出演がひっきりなしに続く演技派、香川照之。「二つの人格を演じ分けるこの役は、日本で香川さんしかできないかもしれません」と堺さんも並々ならぬ期待を寄せるが、この2人の掛け合いがまさに本作の肝となりそう。当の香川さんは「『運命じゃない人』だった内田けんじ監督と『運命の人』になれたことがまず嬉しいです。共演者も気心が知れた方々で、脚本もすこぶる素晴らしく、内田監督が現場でどんな演出をされるのか本当に楽しみ。縦横無尽な奇才ぶりを堪能したいと思います」と意気込みを語る。さらに、「努力すればできないことはない」が信条で結婚に向けて見当違いの努力をしてしまうという、一癖ありそうなヒロイン・香苗を演じるのは、広末涼子。「脚本が面白くグイグイ引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。私と同じこの感覚を、劇場にいらしてくださった方に味わってもらえるように頑張ります。私と同世代の女性にもきっと共感してもらえる、シュールでキュートな作品になると思います」と女性ならではの視点で語る。清涼感の中にもキュートな魅力を持つ彼女が、どのようなコメディエンヌぶりを見せてくれるのかも楽しみだ。先の読めないサスペンスフルな展開に、異色の組み合わせによる化学変化で、どのような笑いが繰り出されるのか?『鍵(カギ)泥棒のメソッド』は、2012年秋公開予定。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年秋、全国にて公開
2011年10月13日今年9月、東京・新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎』興行で、三代目中村又五郎、四代目中村歌昇をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優の中村歌昇と長男の中村種太郎が、中村吉右衛門、中村歌六らとともに8月22日、東京・浅草寺で「お練り」を行った。チケット情報鳴物の山車と木遣り(きやり)に先導され、雷門を盛大に出発。1万人の人で賑わう仲見世を経て、「播磨屋!」、「又播磨!」などの掛け声が飛び交う中、本堂に向かい成功を祈願した。朝から激しく降っていた雨も「お練り」が始まるとすっかり止み、天さえも味方につけているかのよう。なお、浅草寺での「お練り」は2005年1月の中村勘三郎以来6年7か月ぶり。三代目又五郎を襲名する中村歌昇は、「本日は本当にありがとうございます。お天気の悪い中、木遣りの方々、お囃子のあやめ連の方々、浅草の芸子の皆様、ありがとうございます。皆様のご声援に応えるべく、この道一層の精進をいたし、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っております」とコメント。また、四代目歌昇を襲名する中村種太郎は「このようにお練りをさせていただくことは、色々な方々のお力があってのことだと思っております。感謝の気持ちを持って、一所懸命舞台を勤めることが一番の恩返しだと思ってております」と抱負を語った。播磨屋一門の長である中村吉右衛門は「本日はお足元の悪いなか、かくも賑々しくお運びいただき誠にありがとうございます。皆様方のお力によって、舞台で力を発揮できることと思います。ぜひとも又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします」と締めた。公演は同劇場にて9月1日(木)から25日(日)まで上演。チケットは発売中。
2011年08月23日ネット上で話題を呼び、書籍化された物語を映画化した『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』が11月21日(土)に公開初日を迎えた。都内では、主演の小池徹平を始め、田辺誠一、マイコ、品川祐、田中圭、森本レオ、中村靖日、千葉雅子というフルキャスト&佐藤祐市監督を迎えての初日舞台挨拶が行われた。“ブラック会社”に負けるな!とばかり、この日は全員、真っ白の衣裳で登場。そして彼らに与えられたお題は「いまだから話せる、撮影中に“限界”だったこと」。冒頭の挨拶で「映画の中ではいじめられていますが、本当はムチャクチャ仲が良いんです。それだけは伝えたい!」と語っていた小池さんだったが、掲げたボードには「監督の朝のテンション」という言葉が…。いきなり監督にダメ出し…本当に仲が良いのか?と疑いたくなるが、曰く「とにかく監督のテンションが常に高くて付いていけないときがありましたね。僕は、わりかし朝は強い方なんですが、限界を感じました」と告白。マイコさんは「池田鉄洋さんの迫り方が限界」とこちらも穏やかでない言葉が踊るが。これは、劇中に居酒屋で井出(池田さん)が中西さん(マイコさん)に迫るシーンのこと。「池田さんのセリフはほぼアドリブで、一瞬、“中西さん”ではなく素に戻りました」と語り、ああいう迫り方をする男性は「苦手です」と笑顔でバッサリ。池田さんは慌てて「それはあくまで井出がですよね?」と何度も確認し、会場は笑いに包まれた。その池田さんは「田中圭くんのプルプルの唇が限界でした。ついつい吸い付きたくなりましたね」と恍惚の表情を浮かべ語った。この池田さんのひと言で、その唇に会場中の視線を集めた田中さんは逆に、池田さんの劇中のセリフ「びっくりボンバー」を“限界ポイント”として挙げ「笑いがこみ上げてきて、カメラに映らないところで『クククク』って笑ってました」と明かした。田辺さんの限界は「ギャグの封印」。「(自身の役が)真面目な役なので、池田さんと品川さんの2人のやり取りにノッていきたいのにそれが出来なくて…」と苦悩を語り、劇中、田辺さん扮する藤田さんが披露する唯一のギャグで「消臭力」と言う場面を「あれが限界でしたね」とふり返った。ちなみに、このセリフは元々の台本にはない田辺さんのとっさのアドリブだったらしく、中村さんはまさにその「田辺さんの“消臭力”」を限界に挙げた。「(自身が演じる)上原は打ちひしがれている場面なのに、面白くて…」(中村さん)とのことだが、一体どんなシーンなのかは観てのお楽しみ!千葉さんが掲げたクリップに書かれていたのは「小池くんのひたむきさ」という言葉。「現場で、疲れた顔を全く見せずに、逆にこちらを『大丈夫ですか?』と気遣ってくれるんです。『こんな子供がいたら…』と限界を感じていました」と語ると会場からは笑いと共に大きな拍手がわき起こった。森本さんは「監督のTシャツ姿」が限界だったとのこと。どういうことかというと「昔は監督も、小池くんみたいなシャープな青年だったんですよ(注:ここで会場からは『えー?』という疑うような声が…)。それがこんなにムクんでしまって…。僕は、3日間しか撮影がなかったんですが、日ごとに監督がムクんでいくんです。ピチピチのTシャツ姿だったんですが、2日目にはどす黒くなって、3日目には“チビTを着たボンレスハム”みたいになって」と穏やかな口調とは裏腹にかなり過激な言葉で監督を描写し、客席からは再び大きな笑いが。そして品川さんは「マイコさんの天然っぷり」に限界を感じたとふり返り「イモムシを見ながら『イモムシって気持ち悪いですよね。口の中に入ったらどうしよう?っていつも思うんです』って言ったり、僕と池田さんが喋ってるとこに入ってくるけど、なぜかひとりだけ正座だったり…」とマイコさんの奇行を暴露。トリを務めた監督は、質問を勘違いしていたようで、「撮影中の」ではなく「これまでの人生の中で」の限界を告白。アシスタント時代の撮影で、サメの尾ひれをつけて泳がされ、溺れかけた経験を語り「水を吐きながら、ディレクターに『溺れてるなら溺れてるって言えよ!』と怒られて、それが言えない状態なんだよ、と思い限界を感じていました」と壮絶な経験を明かした。舞台挨拶の最後には、ヒットを祈願しての鏡開きも行われ、盛況の内に初日舞台挨拶は幕を閉じた。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は渋谷シネクイントほか全国にて公開中。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:小池徹平インタビュー「あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じた」会社員のホンネをチェック!『ブラック会社』レビュー・コンクール大賞決定小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?
2009年11月21日働けど働けど、減らない仕事の山…。そんな忙しい毎日を過ごす人々、そしてこれから社会に出て働く人々にエールを送るヒューマン・コメディ『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。劣悪すぎるオフィス環境の中で、“限界”まで仕事に励む主人公・マ男の成長を描く本作。このたび、主演の小池徹平をはじめ、物語を彩る個性的なキャスト陣&佐藤祐市監督が、それぞれにとっての「仕事」、そして「限界」を撮影現場で語る、特別映像が到着した!彼らの口から出る本音、おもしろエピソードとは?まず、トップバッターを飾るのは小池さん。仕事とは、自身にとって「生きがい」と断言するや、「大きなこと言うてもうた…」と少々照れた顔を見せる。続いて「夢」(マイコ)、「自己証明」(田中圭)、「すべて」(品川祐)、「発見の場」(田辺誠一)…と、正統な答えが返ってきたが、ひとり異彩を放つ池田鉄洋の口を突いて出たのは、「ドM精神」。そのココロは…?動画でご確認あれ!さらに、それぞれにこれまで体験した一番の“限界”を語ってもらった。小池さんは劇中の全力疾走のシーンで“限界”を感じてしまったそうだが、中村靖日はそんなひたむきな小池さんの姿に、思わず“限界”に達したとか。こちらも十人十色の答えが見られるが、奇しくもマイコさんと佐藤監督は「溺れたこと」で一致?池田さんに至っては、過去の切ない悲恋話を訥々と…。詳しくは動画にてチェック!誰に一番共感できるかというのも興味深いところ。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月21日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。こちらの動画は『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』作品情報ページまたはMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』作品情報ページ■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント会社員限定『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』試写会に55組110名様ご招待
2009年11月13日徹夜・サービス残業は当たり前、上司・同僚との人間関係によるストレス、業務量に見合わない安月給…いわゆる“ブラック会社”と呼ばれる、問題だらけの企業を舞台とした、実話の感動作『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。この不況下、多くの共感を呼びそうな本作だが、映画の公開に先駆けて、その「エピソードゼロ」となるスピンオフドラマが完成!“ブラック会社”とは何なのか?その定義とも言えるエピソードが描かれる。本ドラマの舞台となるのは、映画版で小池徹平扮する主人公・マ男が入社する前のブラック会社=黒井システム株式会社。そこで働く青年・森本くんを主人公に、彼とひとクセある同僚たちによるエピソードが、5話構成で描かれる。森本くんを演じるのは、来年公開の『十三人の刺客』にも抜擢された若手人気俳優、石垣佑磨。映画版と同様に、佐藤祐市といずみ吉紘のコンビが監督・脚本を手がけ、口の悪い“リーダー”役の品川祐を筆頭に、池田鉄洋、千葉雅子、中村靖日、そして小池さんも映画と同じキャラクターで登場する。映画では、あくまでマ男の前任者であり、“辞めていった男”として触れられている森本くん。いかに彼が虐げられていたのか、その痛々しい痕跡もチラリ…。映画への伏線も満載で、ドラマを観ると、より映画が楽しめる内容となっている。こちらのスピンオフドラマ「ブラック会社の基礎知識」は、本日よりYahoo!オフィシャルチャンネルにて1話ずつ配信中。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月21日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。「ブラック会社の基礎知識」Yahoo!オフィシャルチャンネルにて配信中第一話:森本×リーダー(品川祐)<理不尽で横暴な上司がいる>第二話:森本×井出(池田鉄洋)<一日はあくまで二十四時間である>第三話:森本×瀬古(千葉雅子)<社内にスパイがいる>第四話:森本×上原(中村靖日)<会社に社員が住んでいる>第五話:森本×マ男(小池徹平)<甘い言葉には裏がある>Yahoo!オフィシャルチャンネル<テレビ放送>・新潟総合テレビ11月12日(木)25:58〜・テレビ西日本11月15日(日)26:50〜・テレビ新広島11月18日(水)25:50〜・北海道文化放送11月19日(木)27:24〜・東海テレビ11月19日(木)25:35〜・仙台放送11月19日(木)15:00〜■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント会社員限定『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』試写会に55組110名様ご招待あなたの職場でのキャラは?『ブラック会社』×「みんなの就職活動日記」で自己診断!
2009年11月11日恐らく、本年度公開される中で最も長いタイトルを持つ邦画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』の完成披露試写会が15日(月)、都内で行われ、主演の小池徹平、田辺誠一、マイコ、品川祐、田中圭、中村靖日、千葉雅子、そして佐藤祐市監督が舞台挨拶に登壇した。過酷な条件下で社員を奴隷のようにこき使う、問題企業を意味する“ブラック会社”。「何日も徹夜が続く」というのもその条件の一つだが、実際の撮影現場はどうだったのか?小池さんは「撮影後半は、会社でのシーンをまとめ撮りしまして、朝来てからずっと夜のシーンを撮るということも多く、実際に眠くなりましたね。耐えられなくなる方もいて、特に品川さんが…」と、過酷な現場の様子を伝えつつ、品川さんの怠慢を暴露。撮影現場はかなり和やかだった模様。品川さんは「(セットの)ソファあり、漫画ありで、漫画喫茶みたいだった。マイコちゃんが『ガンダム』をなぜか3巻から読み始めて、現場で『3巻がない!』って騒ぎになったことがありました」と負けずに暴露。マイコさんは苦笑を浮かべつつ「会話が無くてもまったりしてました。(撮影が)終わるのが寂しかったです」とふり返った。田中さんは、出世欲が強い男の役を演じて「自分にも出世欲というものがあったんだと気づきました。いまは、(壇上の)もっとセンターの方に立ちたいという気持ちでいっぱいです」と中央に立つ、小池さんの方をチラリ。舞台を中心に活躍する千葉さんは「劇団というのは相当、ブラック度が濃いですね。この映画に出て、劇団を立ち上げた頃、なぜ団員が居つかなかったのか理解できました」と反省の弁。田辺さんは、次々と話題の映画やドラマに出演。その過密スケジュールはブラック会社の従業員並みだが、曰く「いかに自分が大変かをアピールすること。つらそうにして、『大丈夫?』と声を掛けられたら『大丈夫だよ、がんばろう!』ってワンクッション置く」のがうまくやりぬくコツなのだそう。さわやかな田辺さんだが、意外とブラックな一面を垣間見せた。“社内での不純異性交流が多い”というのも、ブラック会社に当てはまる条件の一つだそうだが、中村さんにそんな現場を見かけたら?と尋ねると「お腹が痛くなっちゃうと思います。しかも、そういう場合、女性の方は自分が『ちょっといいな』とか思ってた人だったりするんですよね…。それでますますお腹が痛くなりそうですね」と演じた役柄そのままのキャラクターで答え、会場を笑いに包んだ。「泣けて笑える素敵な作品に仕上がってます」と小池さん以下キャスト陣、監督が自信を持って送り出す『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月下旬、全国にて公開。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月、シネクイントほか全国にて公開©ブラック会社限界対策委員会■関連記事:疲れきったオフィスに癒しを…リラックマが『ブラック会社』と初映画タイアップ!小池徹平主演『ブラック会社に…』主題歌をリリー・フランキー率いるバンドが担当!劇中ではいじめに耐える小池徹平だが、品川が現場で垣間見たブラックな一面とは…小池徹平、ニートからサラリーマンに大変身!2ちゃんねる発の実話が映画化
2009年09月15日