SNSで育児マンガなどを投稿している丸田マノさん。ある日、近所の公園で会うママさんから、「お古のおもちゃをもらってくれない?」と言われた丸田マノさん。喜んでいただくことにしました。どっさりいただいたおもちゃを見て、丸田マノさんは、目頭を熱くさせました。なぜなら……。譲りうけたお古のおもちゃ お古でいただいたおもちゃは、カテゴリーごとに袋分けされていて、丁寧に保管されていたことがわかりました。 袋の1つには救急車、トラック、バスなどいろいろな車がいっぱい入っていました。丸田マノさんは、それらに書いてある地名などを見て、旅の思い出に買ったのかなと思いました。 もしかすると泣き止ませるために買ったものだったのかもしれないな、などと想像を膨らませているうちに目頭が熱くなります。 「あのね、先頭車両だけはボロボロだから無いの」 ママさんがおもちゃをくれたときの言葉。ママさんの子どもたちが、夢中になって遊んだことが丸田マノさんに伝わってきます。そしてママさんのどこか誇らしげな気持ちも……。おもちゃと一緒にママさんの想いも受け取った、丸田マノさんなのでした。 丸田マノさんは、おもちゃの包み方や1つ1つ拭いた跡があるのを見て、おもちゃへの愛を感じたのだそうです。おもちゃを譲ってくれたママさんの表情も、その想いも受け継いだ丸田マノさんも、とても素敵ですね。著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2024年01月19日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。日帰りの手術でそけいヘルニアの整復術(腸がもとの位置から出てこないようにする手術)を受けることに。まるちゃんの手術はあっという間に終わり、医師から「無事に手術が終わった」と告げられ、ほっとした丸田さん。まるちゃんはまだ麻酔が効いているため、無理に起こさず、そばにいて経過を観察するよう説明を受けました。しかし、ストレッチャーで運ばれて戻ってきたまるちゃんの姿にショックを受けます。まるちゃんが大きな声で泣いたり、「お母さん」と叫んだりして、丸田さんが声をかけますが反応はなく、至近距離にいても目が合いませんでした。2時間が経ってようやく目を覚ましたまるちゃんは、体に異常はなく、ごはんを食べて、トイレができたら帰宅できると告げられました。持参したお弁当を食べるまるちゃんの姿を見て、肩の荷がおりた丸田さんは少しだけ涙を流したのでした。 無事に退院し、経過も良好だけれど… 術後2時間経って目が覚めたまるちゃんは体調も問題なく、持参したお弁当を食べて無事にトイレを済ませ、予定通りその日のうちに退院することができました。支払いの際、いくつかの諸経費はあるものの、小児医療の助成が適用され、自己負担はありませんでした。 帰宅したその日の夜も、翌日も発熱などの体調の変化はなく、まるちゃんは「外で遊びたい」と、わめくほど元気に。さらに数日後の抜糸も問題なく終わり、まるちゃんはようやく元の生活に戻りました。 まるちゃんのおなかにできた手術の傷跡は、小指の先くらいの大きさ。時間が経てば、その傷跡も薄くなるのでしょう。おなかにぽっこりが出ることはなくなり、早めに気づいて処置できて、本当に良かったと思う丸田さん。 するとまるちゃんが、「“ぽっこりちゃん”はどこに行ったの?」と聞いてきました。まるちゃんの純粋な疑問に、「“ぽっこりちゃん”は迷子だったんだ。お父さんとお母さんのところに帰ったんだよ」と応えます。 丸田さんの話を聞いて、「たまには遊びに来てほしいよね」と笑顔で言うまるちゃん。本当に来られたら困るけれど、今はまるちゃんに話を合わせておこうかな……と思う丸田さんなのでした。 まるちゃんが無事に退院でき、経過も良好で良かったですね。そけいヘルニアは自然に治ることはなく、手術が必要となります。とくに早産児はそけいヘルニアを発症する頻度が高く、NICU(新生児集中治療管理室)から退院する前に手術するのが良いとされているそうです。 そけいヘルニアを放置していると嵌頓(かんとん:そけい部で脱出した腸がもとに戻らなくなる状態)となり、命に危険が及ぶ可能性も。触れると痛がる場合や、いつもよりふくらみが硬い、皮膚の一部が充血して赤くなる発赤が見られる場合は、早急に小児外科を受診するようにしましょう。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月28日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。日帰りの手術でそけいヘルニアの整復術(腸がもとの位置から出てこないようにする手術)を受けることに。手術当日、手術の順番が最後になった丸田さん親子は病室で3時間以上待機。ようやくまるちゃんの手術の順番になり、手術室へ向かいましたが、そこからは保護者は入れません。丸田さんは病院で使う携帯を渡されて、「終わったら連絡します」と言われました。「お母さん待ってるからね、大丈夫よ」と声をかけ、丸田さんはまるちゃんの姿が見えなくなるまで見送りました。まるちゃんが手術している間に残っている事務手続きをして、急いで昼食を済ませると、あっという間に手術終了の連絡が来ました。医師から無事に手術が終わったと告げられ、ホッとした丸田さん。まるちゃんはまだ麻酔が効いているため、無理に起こさず、そばにいて経過を観察し、何かあったらすぐにナースコールするよう説明を受けました。そして手術を受けたまるちゃんが、ストレッチャーで運ばれて戻ってきたのですが……!? 「怖かったよね」目を覚さない娘の手を握り… ストレッチャーで運ばれてきたまるちゃんは小さく丸まって、まるで何かに怯えるようにすすり泣いていました。 子どもが“伝える手段”として泣くときとは違う、とても静かに涙を流していました。ただ、このときのまるちゃんははっきり意識があるわけではなく、半分は眠っているような状態。術後にしっかり目が覚めるには、早い子でも30分かかると言われていて、まるちゃんの場合は、1時間半経っても目を覚ましませんでした。 途中、悪夢にうなされるかのように、大きな声で泣いたり、叫ぶように「お母さん」と言うものの、丸田さんが声をかけても反応はなし。至近距離にいても目が合いませんでした。そんなまるちゃんを見て、丸田さんは終始「何かあったらどうしよう」と不安で、まるちゃんの手を握りながらずっと「痛くなかったかな」「つらくなかったかな」と同じことを考えていました。 2時間が経ったころ、まるちゃんがようやく目を覚ましました。術後の体のチェックを受けた結果、浮腫んで目が腫れぼったくなっている程度で特に問題はなく、ごはんを食べて、トイレができたら帰宅できると告げられました。 まるちゃんは丸田さんが用意した、幼稚園に持って行っているお弁当と同じものを時間をかけて完食。それを見た丸田さんはようやく肩の荷がおり、少しだけ涙を流したのでした。 術後、寝ている子どもが突然大きな声で泣いたり、「お母さん」と叫ばれて声をかけてもまったく反応がなかったら……最悪の事態を考えて不安になりますよね。また、麻酔から覚めたあとは、目が回ったような感覚もあるそうです。まるちゃんは目が腫れていただけで体に異常はなく、食欲もあり、あとはトイレができれば無事に退院できるそう。早く元気になって心から安心できる日がくるといいですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月27日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。日帰りの手術でそけいヘルニアを除去することになり、丸田さんは、まるちゃんに病院へ通っている理由と手術のことについて話しました。それ日以降、手術のことや病院のことを質問して、小さいなりに心の準備をするまるちゃん。そしてついに手術当日を迎えました。丸田さん親子が通されたのは、4人部屋。まるちゃんの手術は最後になると告げられました。丸田さん自身、手術が最後になった理由はわかっていました。本来ならば絶飲食が始まっている時間に少しの水を飲ませてしまったのです。そうして待機していた時間は3時間以上。その間は持ってきた塗り絵やシールブックが活躍! そしてついに、まるちゃんの手術の順番がやってきて……!? 最後だった娘の順番が回ってきてついに… 名前が呼ばれたまるちゃんは、看護師さんによってかわいいベビーストレッチャーに乗せられました。かわいい毛布が敷かれていて、喜ぶまるちゃんの姿に、これから楽しいところに行くようで、丸田さんは胸が痛みました。 手術室に保護者は入れません。そのため、病院で使う携帯を渡され「終わったら連絡します」と言われた丸田さん。 「お母さん待ってるからね、大丈夫よ」 まるちゃんは最後までよくわからなかったようで、丸田さんが見送っていると、楽しそうに話しかけてくるまるちゃん。丸田さんと別れた後も、まるちゃんは病院のスタッフさんにもずっと話しかけていました。そんなまるちゃんの姿が見えなくなるまで、丸田さんはずっと見守りました。 まるちゃんを見送った丸田さんは、残っている事務手続きを済ませ、急いで昼食を済ませました。そしてあっという間に手術終了の連絡が来たのです。緊張して向かうと、医師から無事に手術が終った報告を受け、ホッとする丸田さん。 まるちゃんはまだ麻酔が効いているので、半分眠っているような状態。無理に起こしたりせず、そばにいて経過を観察すること、何かあったらすぐにナースコールするよう告げられました。説明のあと、まるちゃんはすぐにストレッチャーで運ばれて戻ってきました。しかし、その姿に丸田さんは思わず息を飲んでしまうのでした。 まだ4歳なら、自分がどんなところに連れて行かれるのか、どんなことをされるのか、理解できないのも無理はありません。でも、かわいいベビーストレッチャーや壁紙が用意されていたり、看護師さんたちのやさしい気遣いだったり、子どもに恐怖を与えないフォローが徹底されているとママとしても安心できるのではないでしょうか。何より、手術が無事に成功してよかったですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月26日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。日帰りの手術でそけいヘルニアの整復術(腸がもとの位置から出てこないようにする手術)を受けることになり、”まるちゃんは元気になる”と信じ、落ち込んでいた丸田さんも気持ちを前向きにしました。そしてついに丸田さんは、まるちゃんに病院へ通っている理由と手術のことについて話すことにしました。「最近病院に通ってる理由は、まるちゃんのおなかの“ぽっこり”を治すためなんだ」それを説明して以降、まるちゃんは手術のことや病院のことを質問してくるようになり、まるちゃんなりに心の準備をしていました。そしてついに手術当日を迎えたのですが……!? 予想以上に長い待機時間に活躍したのは…!? 事務手続きを済ませて丸田さん親子が通されたのは、4人部屋。まるちゃんが用意された服に着替えると、「まるちゃんの順番は、最後になります」と告げられました。 本来ならば当日の朝6時以降は絶飲食だったのにもかかわらず、その時間を少し過ぎてからまるちゃんに水を飲ませてしまいました。手術を待つ部屋に来る前の問診で、そのことを正直に伝え、直接理由は言われなかったものの手術の順番は最後になったのでした。 その後、待機していた時間は3時間以上。その間は持ってきた塗り絵やシールブックで、ひたすらまるちゃんと一緒に遊んでいると、向かいのベッドで同じ手術を予定している男の子が泣き始めました。 なだめるお母さんと、家に帰りたいと泣く子どもに、丸田さんはたくさん持ってきた折り紙などを少し分けてあげました。その親子は朝から来て昼まで待つとは想定していなかったため、待ち時間を潰すものがなかったのです。 そのうちにその男の子が呼ばれ、それから40分後。ついにまるちゃんの手術の順番がやってきたのでした。 暑い時期だと熱中症や脱水症状が心配で、飲み物を飲ませてあげたくなりますが、水分は手術中の点滴から摂取できるそう。また、麻酔を使用する手術では、水分や食事をとってしまうとおなかの動きが悪くなり、嘔吐の原因となることも。手術などで絶飲食と決まっていたら、必ず守るようにしましょう。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月25日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが4歳のころ、大きな病院で検査を受け、下腹部の片方だけ『そけいヘルニア』になっていることが判明。医師から手術の説明を受けた丸田さんは、ヘルニアが見つかった片方のみ、腸がもとの位置から出てこないようにする手術(整復術)を受ける選択をします。手術の同意書を読むと、さまざまな注意書きや手術に伴うリスクが書かれていました。落ち込みながらも、手術の合同説明会に参加して話を聞き、さらに過去に自分や家族がそけいヘルニアだったと言う方の経験談を聞き、手術を乗り越えた人は皆、元気に毎日を過ごしているのを知って、”まるちゃんもそうなる”と、自身の気持ちを前向きにしました。そして、とうとうまるちゃん本人に手術のことを打ち明けるのですが……!? 娘にも説明し、いよいよ手術当日を迎え… 丸田さんはついに娘・まるちゃんに、病院へ通っている理由と手術のことについて話しました。「最近病院に通ってる理由は、まるちゃんのおなかの“ぽっこり”を治すためなんだ」。 それを聞いたまるちゃんがこの日丸田さんへ質問してきたのは、すぐ終わるのか、 痛くないのか、という2点のみ。「うん、すぐ終わる。お医者さん上手だからきっと痛くないはずだよ」。丸田さんがそう答えると、「そうなんだ。わかったー」と言って、まるちゃんとの手術の話は終了しました。 その日以降のまるちゃんは、次はいつ病院に行くのか、お医者さんはどんな人か、終わったらご褒美はあるのかなど、さまざまな質問を丸田さんへしてくるようになりました。まるちゃんなりに不安を抱え、心の準備をしていたのかも……丸田さんはなんとなくそう感じていました。 そんなまるちゃんが手術当日に少しでも緊張しないよう、丸田さんは病院で1日を過ごすための荷造りをしました。 そして手術前日の夜。丸田さんさんは、まるちゃんの手術が日帰りではなくなった場合と万が一のことがあった場合について考えていました。術後の具合の良し悪しによっては、延泊の可能性があるため、もし泊まることになった場合は、きっと泣いてしまうけれど、たまくんはパパにお願いするしかありません。 でも……まるちゃんに何かあった場合のことは、考えても考えても……いくら考えても想像ができませんでした。そうして迎えた手術当日。丸田さんとまるちゃんの忘れられない1日が始まったのでした。 万が一のことを想定して備えるのは、もちろんどんな場面でも大切ですよね。ただ、手術中または術後の子どもに何かあったら……なんて感情が先に立ってしまい、丸田さんのように理性で物事を考えられなくなってしまうことも。まるちゃんが何事もなく手術を終えることを祈りたいですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年07月24日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが3歳半のころ、下腹部の片方だけが“ぽこっ”と出ていることに気づきました。その“ぽっこり”は、かかりつけ医から『そけいヘルニア』だと診断を受け、大きな病院で診てもらうことに。大きな病院で検査を受けると、医師からそけいヘルニアを切除する2つの手術の説明を受けました。1つは日帰りでの手術。もう1つ2泊3日の手術。夫に相談したい丸田さんでしたが、医師からはどちらの手術にするか、その場で決めるように言われたのです。丸田さんが選んだのは、ヘルニアが見つかった右側のみにメスを入れる日帰りの手術でした。その日の夜、病院から渡された書類に目を通すと、子どものそけいヘルニアに関することが書かれていました。そけいヘルニアは先天性の病気で、1歳までに症状が出ていた可能性があると知った丸田さん。まるちゃんを見てあげれていなかったのか、妊娠中に無理をしたからそけいヘルニアになったのか……丸田さんは自分を責め続けてしまうのでした。数週間後、手術の事前説明を受けることになり……!? 落ち込み、悩んだママは自分の気持ちを前に向け… 自分を責める丸田さんは、手術の同意書を読み始めました。手術をする部分の周囲には、重要な臓器があり、手術の際に損傷することが皆無ではないと書かれていました。さらに内出血による血腫形成や感染など、術後合併症が生じる可能性についても注意書きがあり、手術に伴うリスクを知った丸田さんはしばらく落ち込んでしまいます。 丸田さん自身は、今までに大きな病気や怪我もなく、唯一手術したのは緊急帝王切開になったとき。一刻を争う事態だったため、同意書を事前にしっかり読むことはなく、産後に読んでも“もう終わったこと”であり、こんなふうに想像することはなかったのです。 そして数週間後、他の何組かの親子も一緒に参加する、そけいヘルニアの手術の合同説明会が開かれました。参加しているのは、まるちゃんより小さい子、元気そうな男の子に女の子……想像より多い人数でした。 そけいヘルニアのことを丸田さんが周りの人やフォロワーさんに打ち明けると、過去に自分や家族がそけいヘルニアだったと言う方の経験談を聞かせてもらうことができました。そして、そのとき初めて知ったのが、丸田さんのお母さんも、実は幼少期にそけいヘルニアの手術をしていたのです。 「手術を乗り越えた人は皆、元気に毎日を過ごしている。娘にもそうなってもらいたい。きっとそうなる――」 たくさんの人の話を聞いた丸田さんは、まるちゃんを不安にさせないため、自身の気持ちを奮い立たせるのでした。 手術日までに時間があるほど、親は自分を責めたり手術に伴うリスクについて考えすぎてしまったりするかもしれません。でも、過去にそけい手術を受けた人たちが、今は元気になっているという生きた証拠があります。きっとまるちゃんも元気になれるはず。すべてを理解することは難しいかもしれませんが、まるちゃんも手術を前向きに受け止めて、頑張ってほしいですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年06月25日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。まるちゃんが3歳半のころ、下腹部の片方だけが“ぽこっ”と出ていることに気づきました。さらに驚くことに、その“ぽっこり”は、まるちゃんが手で押すと引っ込んでしまいました。元気なわが子が病気なはずがないと思っていた丸田さんでしたが、「おそらくそけいヘルニアです。うちでは手術できないので、大きな病院の紹介状を書きますね」とかかりつけ医からそけいヘルニアの診断を受けます。かかりつけの病院から届いた紹介状に書かれた大きな病院へ、まるちゃんを連れて初診を受けた丸田さん。あっという間に検査が終わると、丸田さんは先生からそけいヘルニアを切除する手術の説明を受けました。先生から説明された手術は2通り。1つは今確認できているそけいヘルニアがある右側のみにメスを入れて縫縮(縫い縮める)する日帰りの手術。もう1つはおへそから内視鏡を入れ、反対側にヘルニアがないかを確認し、ヘルニアが見つかればその時点で反対側も同時に縫縮が可能な2泊3日の手術。夫に相談したい丸田さんでしたが、先生からは即決を求められ……!? そけいヘルニアに気づかなかった自分を責め… 丸田さんが選んだのは、ヘルニアが見つかった右側のみにメスを入れる日帰りの手術でした。このご時世、大人の付き添いはひとりまでで交代は不可。きょうだい児が病院に入ることもできません。まるちゃんもたまくんも夜にひとりで寝たことはなく、付き添い入院ができなかったら、まるちゃんは病室にひとりで寝ることになります。 さらに手術日も丸田さん側の都合で決めることができず、夫の休みがいつでも2泊3日分確保できる保証もありませんでした。反対側にヘルニアがあるかどうか気になったものの、現実的なのは日帰り手術だと思って選んだのです。 その日の夜、病院から渡された書類に目を通すと、子どものそけいヘルニアに関することが書かれていました。おなかの中には内臓を収めている袋が入っていて、そこには腸もおさまっています。この袋に生まれつき穴が開いている子がいて、その穴に腸が落ちてしまうのが「そけいヘルニア」。 1歳までに治る場合もあるものの、1歳を過ぎると自然治癒の見込みは薄く、手術で治す必要があるとのこと。つまり、この病気は先天性。1歳までに症状が出ていた可能性があると知り、丸田さんは気付けなかったことに悔やんで涙を流しました。 医師によると、そけいヘルニアは男児に多く見られ、そけいヘルニアになったことのある家族やきょうだいがいることが多いそうです。遺伝も関連しているとされているようですが、十分には解明されていないとのこと。また、1歳までに診断されることが多い傾向にありますが、数年後に診断されるケースもあるそうです。 日帰りの手術を選んだ丸田さんは、自分が決断したことの責任の重さから手が震えていましたが、夫に相談できず、ひとりで子どもに関する大事なことを決めなければいけないのは精神的にもキツいですよね。さらに、先天性の病気と知って、丸田さんは自身を責めてしまっています。ママはどうしても自分を責めてしまいがちですが、誰のせいでもないのであまり自分を追い込まないでほしいですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年06月24日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。これまで大きな病気や事故もなく、健康に育ってきた子どもたち。ところが娘・まるちゃんが3歳半のころ、下腹部の片方だけが“ぽこっ”と出ていることに気づきました。その後も気にしていたものの特に何事もなくときが過ぎ、4歳になるまるちゃんがトイトレで補助便座に座ると、また“ぽっこり”が現れます。さらに驚くことにその“ぽっこり”は、まるちゃんが手で押すと引っ込んでしまいました。丸田さんはまるちゃんの“ぽっこり”が出るタイミングの共通点が腹圧であることに気付き、スマホで調べてみると『そけいヘルニア』と言う病気の症状が当てはまりました。不安になった丸田さんは、予防接種の際にかかりつけ医へ聞いてみることに。これは何かの間違いだと信じていた丸田さんでしたが……。「おそらくそけいヘルニアです。うちでは手術できないので、大きな病院の紹介状を書きますね」。かかりつけ医の診察で、そけいヘルニアであることがほぼ確定。紹介状が届き、病院に向かいますが……!? そけいヘルニアが確定してすぐに手術の話が進められ… ※「切除する」は、正しくは「縫縮(縫い縮める)」となります。 かかりつけの病院から紹介状が届き、幼稚園を休んで平日の午前中に初診を受けに2人で出かけました。紹介されたのは、全国から高度な小児医療を必要とする子どもを受け入れる、とても大きな病院。壁や照明、季節の装飾や医療スタッフさんの服装や表情……すべて子どもを緊張させないほどのを集約しているようでした。 普段暮らすなかではあまり出会えることがないであろう子どもたちに驚いていると、まるちゃんが検査してもらう順番が回ってきました。検査はあっという間に終わり、丸田さんはすぐに医師から説明を受けます。 「お母さん、もうね、エコーで見る前からわかるレベルでした。右側ですね、手術の日程を今から決めましょう」 やはりかかりつけ医が言う通り、そけいヘルニアで間違いありませんでした。医師の説明では手術は2通り。1つは今確認できているそけいヘルニアがある右側のみにメスを入れて縫縮(縫い縮める)する日帰りの手術。 もう1つはおへそから内視鏡を入れ、反対側にヘルニアがないかを確認し、ヘルニアが見つかればその時点で反対側も同時に縫縮が可能な2泊3日の手術。 とても早い口調で簡潔な説明でしたが、医師からは即決を求められました。 反対側にもヘルニアがある確率は、約20に1人。まるちゃんはエコーで見て、現状は見当たらないとのこと。しかし、エコーと内視鏡では解像度が異なるため、エコーで見えなくても内視鏡で見たら発見したというパターンもあるとのことでした。 さらに、手術時に発見できなくても、後から反対側がヘルニアになる可能性も充分にあり得ると説明されました。 内視鏡(2泊3日)にした場合、付き添い入院できる部屋自体はあるものの、希望者のなかで重症度の高い患者さん、もしくは年齢や家族の状況によって優先度が異なり、手術の直前にならないと泊まれるかはわからないと言われるのでした。 治療方法や手術日などは持ち帰ってパートナーと相談して決めたいですよね。誰にも相談せず、その場で悩まず即決できる方は少ないのではないでしょうか。どの治療方法がベストか、兄弟がいればパートナーに見てもらう必要があるので仕事を休んでもらえるのはどのあたりの日程か……いろんなことを考慮して決めたいところ。丸田さんのように不安な点はすべて医師に相談・確認したうで、最善の選択をしたいですね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年06月23日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。これまで大きな病気や事故もなく、健康に育ってきた子どもたち。ところが娘・まるちゃんが3歳半のころ、いつも通り丸田さんが子どもたちをお風呂へ入れているときでした。泣くまるちゃんをなぐさめながら丸田さんが体を洗おうとすると、まるちゃんの下腹部の片方だけが“ぽこっ”と出ていることに気づきました。“ぽっこり”に痛みはなく、まったく気にしていない様子のまるちゃん。それから数カ月のときが過ぎ、まるちゃんが4歳になるころ。トイトレが進んだまるちゃんが補助便座に座ると、またぽっこりが現れたのです。再び痛みの有無を確認しても「痛くない」と答えたまるちゃんがその“ぽっこり”を手で押すと……なんと引っ込んでしまいました。この“ぽっこり”が出るタイミングには、ある共通点があって……!? 元気な娘が病気のはずがないと信じていたものの… 下腹部の“ぽっこり”が出てくるときの共通点……それは「腹圧」でした。泣いたときやトイレでいきんだときなど、おなかに力を入れるタイミングで出てきていたのです。この症状をスマホで調べてみると、「そけいヘルニア」(※そけい部とは、足の付け根にある溝の内側を指し、おなかで言うと下腹部にあたるもの)という病名が出てきました。治療法を調べて出てきた“手術”の文字に、丸田さんは一気に不安いっぱいになりました。 「まだ、そけいヘルニアだと決まったわけじゃない」。自分にそう言い聞かせ、丸田さんは予防接種の際にかかりつけ医へ聞いてみることに。“ぽっこり”が出ているときの写真を見せると、「おそらくそけいヘルニアです。うちでは手術できないので、大きな病院の紹介を状書きますね」と医師から言われました。 同時に、頭の中にたくさんの疑問が浮かびましたが、どの質問もできませんでした。でも何よりも質問したかったのは……「まるちゃんに万が一のことがあったら大丈夫なのか」ということ。子どもたちをぎゅっと抱きしめて、心を落ち着かせる丸田さんなのでした。 痛みがなく、普段通りの生活を送っていたら、“病気ではないはず”と思い込みたくなる丸田さんの気持ちもわかります。また、突然「子どもに手術が必要」なんて言われたら、戸惑ってしまって聞きたいことも聞けなくなるかもしれません。“もしそうだったら……”と予測して、聞きたいことを病院を受診する前にまとめておくのも良いかもしれませんね。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年06月22日娘・まるちゃんと、息子・たまくんの年子を育てている丸田さん。これまで大きな病気や事故もなく、健康に育ってきた子どもたち。ところがあるとき、まるちゃんの下腹部にぽっこりするものを発見。この時点ではまさか手術までする大ごとに発展するとは夢にも思っていませんでした。娘・まるちゃんが3歳半のころ、いつも通り子どもたちをお風呂へ入れていた丸田さん。すると、まるちゃんの下腹部の片方だけがふくらんでいることに気づいて……!? 「痛い?」突然娘の体に“ぽっこり”が現れて…!? いつものようにお風呂へ入っていた丸田さん親子。たまくんとおもちゃの取り合いになって泣くまるちゃんをなぐさめながら丸田さんが体を洗おうとすると、あることに気づきました。まるちゃんの下腹部の片方だけが、“ぽこっ”と出ていたのです。 「まるちゃん、ここ痛い?」。丸田さんが聞くと、「痛くないよ」と答えてまったく気にしていない様子のまるちゃん。固くもないその“ぽっこり”に疑問を抱き、しばらくは気にしていたものの、お腹の“ぽっこり”は現れませんでした。 数カ月が過ぎ、まるちゃんが4歳になるころ。ようやくトイトレが進み、補助便座に座ったときのことでした。また“ぽっこり”が現れたのです。 お腹の下の方で足の付け根に近い部分に現れた“ぽっこり”を指差し、丸田さんが痛みがあるか聞くと、まるちゃんは笑顔で「ないよー」と答えました。ホッとした丸田さんでしたが、まるちゃんがその“ぽっこり”を手で押すと……なんと引っ込んでしまいました。 だんだんと不安になってきた丸田さんが“ぽっこり”について考えていると、“ぽっこり”が出てきたときのある共通点に気づいたのでした。 「そけい部」とは、足の付け根にある溝の内側を指し、おなかで言うと下腹部にあたります。痛みやアザなどの症状があればすぐに病院を受診しようと思いますが、痛みもなく娘さん自身も気にしている様子がないため、丸田さんもこの時点では手術するような大ごとになるとは思っていなかったと言います。ただ、そけいヘルニアという病気は、放置しておくと命に危険が及ぶ「かんとん(そけい部で飛び出した腸が隙間にはまったまま、戻れなくなる状態)」になる可能性があります。 そのため、そけいヘルニアの症状がある場合は、痛みの有無にかかわらず、早めに病院を受診するようにしましょう。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2023年06月21日春は、新学期や新生活など、人生の転機となりやすい季節です。4歳の娘さんと3歳の息子さんを育てる、丸田マノ(marutama_mama)さんも、2023年の春を迎えて、生活がガラリと変わりました。なぜなら、息子さんの入園を機に、2人の子供が、どちらも幼稚園に通い始めたから。丸田さんは、同年の春休みの日々を振り返り、作品に描きました。【読みきり】二人とも幼稚園に行きました。(1/2)久しぶりの育児日記です。4歳と3歳のパワーに圧倒されながらも思うことは、ありがとうの気持ちです。一緒に遊んでくれてありがとう。求めてくれてありがとう。時々余裕がなくてごめんね。二人のことが大好きさ。 #育児漫画 #子育て #イラスト #就園 pic.twitter.com/NaSv4kMVQn — 丸田マノ (@marutama_mama) April 20, 2023 子供たちが幼稚園に通い始めたため、「平日の午前中に公園で子供たちと思いっきり遊ぶことは、もうほとんどなくなる」とつづった、丸田さん。静まり返ったリビングで、四六時中、子供たちと過ごしていた日々を振り返り、こう祈ったのです。「2人がどうか、楽しく学びのある日々を過ごせますように」子供は、親が思うよりもあっという間に成長するもの。我が子が幼稚園や学校でコミュニティを広げ、成長していくのに反比例するよう、親が子供と接する機会は減っていくでしょう。丸田さんは、節目を迎えた今、自身の気持ちを作品として残しておきたかったとつづっていました。子育て中の『当たり前』の日々が過ぎ去った時に後悔しないよう、我が子との一つひとつの思い出を噛み締めて、生きていきたいと改めて思わされます。[文・構成/grape編集部]
2023年04月21日今回は、娘が幼稚園に入園したときのこと。娘が1歳半のときに、息子が生まれました。年子の育児はとても大変で、丸田マノさんは、当時のことをしばらくは思い出すことができないほどでした。しかし、娘の入園を機に、丸田マノさんは、いろいろなことを思い出しました。息子のお世話をしようとすると、構って欲しい娘が怒りだしたこと、離乳食と幼児食と大人の食事を作るのが大変だったこと。そして……。 とうとう娘が幼稚園に 上の子である娘が幼稚園に通い出しました。すると、丸田マノさんはいろいろなことを思い出しました。下の子が生まれてから、育児が大変だったこと、そして途中から娘が第二の母として、下の子のお世話に活躍してくれたこと。 いつの間にか娘は、自分でくつ下をはいたり、ボタンを留めたり、ご飯も自分で食べたりできるようになったことを振り返り、丸田マノさんは少ししんみり。 そして幼稚園に入園するまでの日々がとても楽しかったと、娘さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。 「まーちゃん、いってらっしゃい」 丸田マノさんは、ありがとうの気持ちとともに、幼稚園バスに乗る娘を見送ったのでした。 ◇ ◇ ◇ 幼稚園に通い出したころ、娘さんはニコニコと登園していて、丸田マノさんと、息子さんが泣いていたのだとか。丸田マノさんのSNSでの投稿に「私も見送るとき毎日泣きそうになる」「急な成長に親の方が戸惑いますよね」と多くのママから共感の声が届いていました。わが子の新生活の第一歩を覚悟し、見守るのも、ママ・パパの大切な役割なのですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年12月31日年子を育てている丸田マノさん。大変そうな育児の様子を見て、上の子が3歳になると、周囲は幼稚園への入園をすすめてくることがありました。それでも、丸田マノさんは幼稚園にはいかせませんでした。その理由はただ1つでした……。 入園させなかった理由は… 丸田マノさんは、周囲の人たちから「年子は大変だから幼稚園に通わせたら」と4年保育をすすめられることがありました。しかし、4年保育には入園させませんでした。 理由はただ一つ、丸田マノさんが寂しかったからでした。 毎日の公園や、図書館でお絵本選び、夕方のおやつタイム、子どもたちと一緒に過ごすその時間は、丸田マノさんにとって愛おしい時間だったのです。 年子の子育ては確かに大変。だけれど楽しくて仕方がないと感じていたのです。 たとえ子どもたちの記憶に残らなくても、丸田マノさんの中で幸せな思いでとして残ればいい、そう思いながら1年を大切に過ごしたのでした。 ◇ ◇ ◇子どもの入園のタイミングは、家庭によってそれぞれ違うけれど、丸田マノさんのように寂しく感じるママは多いのではないでしょうか。入園までの親子だけの時間、毎日を大切に過ごして思い出がたくさん作れると良いですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年12月21日丸田マノさんは、子どものころ、お母さんから「あんんたはどんくさいからね」と言われて育ちました。その言葉は、ふとしたときに頭をよぎります。そして、そのとき、丸田マノさんの体はピタッと止まってしまうのです。さらに、「できる」というイメージもどんどん消えていくのを感じていました……。 「できない」の刷り込み 丸田マノさんがお母さんに言われてきたこと。 「あんたはどんくさいからね」 子どものころから、大人になっても言われ続けました。 この言葉を思い出すたびに、「私にはできない」と思ってしまい、何かにチャレンジすることを躊躇してしまいます。 そこで丸田マノさんは、わが子にはそんな思いをさせまいと、この言葉を言わないようにしてきました。そして、チャレンジ精神を阻止しないと決めました。 それは子どもが何回やってもできないときも……。 できるイメージを消さずに、「できるよ」と声をかける。 そう伝えることが、「できる」につながると、丸田マノの母さんは確信しているのでした。 ◇ ◇ ◇丸田マノさんのお母さんは、もしかすると、子どものためを思ってかけた何気ない言葉だったのかもしれません。しかし、幼い子どもには、お父さんお母さんの言葉は影響力が大きいですよね。日々の忙しい子育て中はなかなか難しいですが、子どもの可能性を広げられるような、ポジティブな声がけを心がけたいと、考えさせられますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年12月19日SNSで育児マンガなどを投稿している丸田マノさん。ある日、近所の公園で会うママさんから、「お古のおもちゃをもらってくれない?」と言われた丸田マノさん。喜んでいただくことにしました。どっさりいただいたおもちゃを見て、丸田マノさんは、目頭を熱くさせました。なぜなら……。譲りうけたお古のおもちゃ お古でいただいたおもちゃは、カテゴリーごとに袋分けされていて、丁寧に保管されていたことがわかりました。 袋の1つには救急車、トラック、バスなどいろいろな車がいっぱい入っていました。丸田マノさんは、それらに書いてある地名などを見て、旅の思い出に買ったのかなと思いました。 もしかすると泣き止ませるために買ったものだったのかもしれないな、などと想像を膨らませているうちに目頭が熱くなります。 「あのね、先頭車両だけはボロボロだから無いの」 ママさんがおもちゃをくれたときの言葉。ママさんの子どもたちが、夢中になって遊んだことが丸田マノさんに伝わってきます。そしてママさんのどこか誇らしげな気持ちも……。おもちゃと一緒にママさんの想いも受け取った、丸田マノさんなのでした。 丸田マノさんは、おもちゃの包み方や1つ1つ拭いた跡があるのを見て、おもちゃへの愛を感じたのだそうです。おもちゃを譲ってくれたママさんの表情も、その想いも受け継いだ丸田マノさんも、とても素敵ですね。著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ
2022年12月16日4歳と2歳の姉弟を育てるママ、丸田マノ(@marutama_mama)さんの育児マンガです。今回はある日突然、息子さんが嘔吐してしまったときのお話です。「これは――!!」と、焦る丸田マノさん。消毒や隔離などを徹底し、うつらないように全力で対策をするのですが……!? えっ、これは嫌な予感…!! 5月の連休中、わが家は一歩も外に出ることはありませんでした☆ 皆さまもお気をつけください……!! 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年06月11日4歳と2歳の姉弟を育てるママ、丸田マノ(@marutama_mama)さんの育児マンガです。今回は雨が降る日に、車内で丸田マノさんが見ていたというママ達の連絡報告についてのお話です。信号が青に変わると、かっぱを着て自転車に乗ったママが横断歩道を渡ってきました。そして、その次の瞬間、向こう側からもかっぱを着て自転車に乗ったママがやってきたのですが……!!? 遠目で見ていても分かった! ママ達の凄さとは…!? 車内から見ていたので、本当はなんて言っていたのかは分からず、セリフは推測になりますが、一瞬で連絡事項を伝えていたことは確かでした。 夕方からのママ達の忙しさは半端ないですからね……! いつもお疲れさまです!!!! 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年05月24日3歳と2歳の姉弟を育てるママ、丸田マノ(@marutama_mama)さんの育児マンガ、「育児ロック川柳」! 今回は娘さんのある行動を目にした丸田マノさんが、「子どもの観察力」の凄さに驚いたときのお話です。ぬいぐるみをお客さんにして、コンサートごっこをしていた娘さん。「つぎでらすと~!きょうはありがとう~!!」お客さんにお礼を言いながら、ノリノリなわが子を見た次の瞬間……!? ある日、娘が踊っている姿を見てあ然!! 子どもが大人を観察する能力ってすごく高いですよね。 ちなみにヘドバンは子どもがやると危ないので、実際には目の前でやることはありません(笑)。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年05月13日3歳と2歳の姉弟を育てるママ、丸田マノ(@marutama_mama)さんの育児マンガ、「育児ロック川柳」! 今回はお子さんと買い物に行ったときのお話です。買い物を済ませ、袋に入れる作業のとき、とある問題が発生! 神妙な面持ちでビニール袋と向き合っていたのですが……!? 子どもの"アレ"を有効活用! 産前は手にまだ水分があったんですけどね。 近年のアルコール消毒の多用で、すっかりカサカサの手になってしまいました。 困ったときの技としてお使いください(笑)。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年04月22日今回は、丸田マノ(@marutama_mama)さんが子どもと一緒に公園へ出かけたときのお話です。家から歩いて5分の場所にある公園。しかし、子ども達と一緒に出かけると、出発から到着までに思いのほか時間がかかってしまいました。さて、一体どうしてそんなに時間がかかってしまったのでしょうか……? 子ども達と出かけると、ハプニングの連続! どれだけ準備をしていても、数多のイレギュラー事案をぶん投げてくるのが子ども。 この後、喉がかわいた、やっぱり自転車に乗らないなどたくさんの注文が入りますが、最後は力技で無理矢理連れて行っています……。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年04月13日今回は、丸田マノ(@marutama_mama)さんが娘さんと遊んだときのお話です。とってもかわいいうさぎ家族のおもちゃは、娘さんの大のお気に入り! 「みんなでピクニックでーす♡」とニコニコ笑顔の娘さんを横に、なぜかま丸田マノさんの表情は神妙な面持ちで……!? 娘とのごっこ遊びで問題発生!? この人形に持たせるパーツの小ささときたら!! もう大人の小指の先くらいしか無いんですよ!! でも最近は、見れば見るほどクオリティの高いこのおもちゃに、私のほうがハマり始めています(笑)。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年03月24日今回は子育て中の寝かしつけについてのお話です。子どもたちに関する"音"に関しては、例えちょっとした音でも聞き逃さない丸田マノ(@marutama_mama)さん。しかしそれに対して、パパは……?? 「やっと寝た♡」と思ったのも束の間で……? 「これはっ……!起きるかも…….!」みたいな前兆レベルや、「スンッ……」くらいの鼻息みたいな音声は本当に聞こえないらしいです。 ちなみにこの再度寝かしつけしている時間で、大体毎晩寝落ちしてしまいます……。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年03月10日丸田マノ(@marutama_mama)さんの育児マンガをベビーカレンダーでご紹介! 今回のお話は新しく購入した洗濯機についてです。「よっしゃ~! 時短! ラク!」と大はしゃぎの丸田マノさん。しかし、使用して数日経つと、様子がおかしくて……!? ようこそ、新しい洗濯機♡ しかし、喜んだのもつかの間で… よく考えたらドラム式に変えたって、シールや食べかすには気をつけなくちゃいけないんですよね。 ドラム式洗濯機は時短でラクなんですが、子どもの靴下が溝にはまって埃だらけになるのだけが悩みです(笑)。 という訳で今月から始まります、まるたまの母の「育児ロック川柳」! どうぞよろしくお願いしますッ!! 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年02月07日