昨年6月、歌手の箱崎幸子さんと再婚し、新婚生活を満喫する前田吟さん。2人の関係は、前田さんが幸子さんに猛アプローチをかけたことで始まったそうでーー。「彼女と出会った日から、2度目に再会するまで気持ちはもう決まっていて。息子たちに『俺は必ず結婚するから、君たちはそのつもりでいてくれ』と宣言したんです」こう語るのは、俳優の前田吟さん(79)。一昨年、前妻をすい臓がんで亡くし、寂しく暮らしていた前田さん。しかし、昨年6月、歌手の箱崎幸子さん(74)と電撃再婚した。2人の出会いはまさに偶然。昨年1月、前田さんが数十年ぶりに立ち寄ったスナックに来ていたのが幸子さんだった。その夜は少し言葉を交わしただけ。帰り際に幸子さんから手渡されたCDを聴くうちに、前田さんは歌声の主に引かれていったという。「『惜別』という楽曲が物悲しく、心に染みて。どんどん彼女のことが気になっていって、ネットで名前を入れて調べてみると彼女の人生が見えてきてね」幸子さんは22歳のときに演歌歌手の箱崎晋一郎さんと結婚するも、’88年に死別。その後は1男2女を育てながら、ラウンジを経営し、自身も演歌歌手として夫の歌をカバーして活動していた。前田さんは知り合いを通じ幸子さんの連絡先を聞き出そうと試行錯誤。やっと電話できたのは1カ月後だった。このときすでに幸子さんとの物語が脳内で膨らんでいた前田さんは、冒頭のとおり家族に「結婚宣言」をしたという。さらに、幸子さんにも「結婚を前提に付き合いたい」と告白。『渡る世間は鬼ばかり』さながらのドラマチックな展開だが、幸子さんはいたって冷静だった。「本当の話だろうか?と、半信半疑でした。『1年後に同じ気持ちでいてくださるなら、お会いしましょう』とお答えしたんです」■財産整理を済ませてあったことが後押しにそんな気のない返事を前にしながらも、前田さんは決して引き下がらなかった。前田さんの前妻と幸子さんはともにいわき市出身ということもあり、話題は尽きず、電話での対話を重ねた。幸子さんの楽曲をすべて聴きつくした前田さんから、「あなたの新曲を出そう」という提案とともに、こんなアドバイスもあった。幸子さんが振り返る。「『映像を見る限り、あなたは歌い手さんとしては歯並びがよくないので、治したほうがいいね』とまで言ってくださって」ここまで考えてくれる人はいないのでは、と幸子さんも前田さんに信頼を置くようになり、2カ月後に渋谷のハチ公前で再会。「初デートは渋谷駅から乗車して、山手線を1周したくらい。その後も彼女には『なんの心配もいらない』と説明しました」実は、前田さんは前妻が亡くなった折、すぐに形見分けや財産整理をしていたのだという。「息子たちの嫁さんや、必要な方々に譲ったほうがいいという気持ちもあり、寂しくはありながらも心を鬼にして遺品や財産を処分しました。でも、そのおかげで、子供たちに相続トラブルは起きないようになっていて、いつでも2人の生活をスタートできる状態になっていたんです」真剣な前田さんの思いを、幸子さんも次第に受け入れていった。前の配偶者との思い出やこれまでの人生を共有できることも安心材料だったと幸子さん。「奥様と暮らしていたご自宅にあがるのは、最初抵抗がありました。けれど、郷里が同じいわきだったこともあり『先輩、おじゃまします』と気持ちを切り替えられたんです。彼はご家族や体調のこと、すべてを話してくれて、一切噓がありませんでした。それで、私ももう一度、幸せをつかんでもいいのかなと思い、子供たちに話してみたら賛成してくれたんです」■幸子さんの心動かした3枚のハンカチ幸子さんが結婚を決意したのには、こんなエピソードも。「デートでふかひれラーメンを食べたら、当たったのか私が車中で戻してしまって。そのとき吟さんは嫌な顔ひとつせずにさっとハンカチを出してくださった。3枚も持っていたのね。介抱の仕方が慣れているなって。それで『この人なら』と安心できたのもあるかな」前田さんは15年にわたり前妻の介護をしてきた経験があり、介抱には「慣れっこ」なのだという。「前妻だけでなく、若いころは養父の病室の床にシートを敷いて介護した経験もあるので、僕は下の世話も全然平気なんです」年を重ねてからの恋の場合、事実婚という形もあるが、なぜわざわざ“結婚”をしたのか。「このご時世だからスマホで写真を撮られたりすることもあるだろうし、子供たちも『変な噂になってはだめだよ』って。誰に見られても堂々としていたかったから同居する前に入籍の届け出をしたかったんです。それに、愛というのは奇麗事だけでありません。夫婦間ではお金と健康の問題はいちばん大事なこと。僕が先に死んだなら彼女の老後のために保険金を受け取ってほしいし、彼女の生活の道筋をきちんとつけておきたかったんです」昨年の成人の日から1年で恋が愛に。夫婦円満のコツは“いたわり合い”だそう。「家事も無理せず、できるほうがやる。朝も先に起きたほうが作る、くらいで」と前田さんが言うと幸子さんがうなずく。「お互いにいたわり合いという感じです。私も彼に勧めていただいて歯を治しているところです」前田さんは、睡眠時無呼吸症候群の診断が下されているため、就寝時にはCPAP療法の呼吸器が必要なのだそう。「だから妻とは抱き合って眠ることはできないんです(笑)。あと心臓にはカテーテルが3本入っていて。彼女には最初にその状況を説明しましたし、彼女の健康も大切にして、お互いに体調を把握しておきたい。この年齢になると大事なことです」そんな2人を見事に表しているのが、3月22日発売の『幻恋歌/凪の風景』。箱崎幸子改め、サチコのソロと、夫婦のデュエットソングが収められている。春には前田さんの故郷の山口県で芸能生活60周年の感謝祭も予定している。そんな活動にも、結婚が彩りを添えるようだ。「老人ホームを訪ねたり、そこで幸子さんに歌ってもらってお披露目も、できたらいいな」前田さんから最後に、これから熟年婚を考える人にアドバイス。「われわれは早々と籍を入れたけれど、年齢を重ねたらいろんな愛の形があっていいと思います。茶飲み友達にもなれるだろうし、仲よく年を重ねていけるならそれでいいのではないでしょうか」
2023年03月04日丸田マノさんは、子どものころ、お母さんから「あんんたはどんくさいからね」と言われて育ちました。その言葉は、ふとしたときに頭をよぎります。そして、そのとき、丸田マノさんの体はピタッと止まってしまうのです。さらに、「できる」というイメージもどんどん消えていくのを感じていました……。 「できない」の刷り込み 丸田マノさんがお母さんに言われてきたこと。 「あんたはどんくさいからね」 子どものころから、大人になっても言われ続けました。 この言葉を思い出すたびに、「私にはできない」と思ってしまい、何かにチャレンジすることを躊躇してしまいます。 そこで丸田マノさんは、わが子にはそんな思いをさせまいと、この言葉を言わないようにしてきました。そして、チャレンジ精神を阻止しないと決めました。 それは子どもが何回やってもできないときも……。 できるイメージを消さずに、「できるよ」と声をかける。 そう伝えることが、「できる」につながると、丸田マノの母さんは確信しているのでした。 ◇ ◇ ◇丸田マノさんのお母さんは、もしかすると、子どものためを思ってかけた何気ない言葉だったのかもしれません。しかし、幼い子どもには、お父さんお母さんの言葉は影響力が大きいですよね。日々の忙しい子育て中はなかなか難しいですが、子どもの可能性を広げられるような、ポジティブな声がけを心がけたいと、考えさせられますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年12月19日昭和の名女優・田中絹代(1909年11月29日生-1977年3月21日没)が監督を務め、1962年に製作された映画『お吟さま』のデジタル配信がスタートした。本作は今東光の原作小説を基に、茶道の名匠千利休の娘・お吟と、妻あるキリシタン大名・高山右近の、時代に翻弄された叶わぬ悲恋を描いた作品。お吟は右近に思いを寄せつつも、石田三成が父・利休に持ち込んだ縁談により堺の豪商と結婚させられたうえに、豊臣秀吉に見初められ側女になることを強制される。右近への愛を貫き通し、命をかけて権力に抗う女性の生き方を、華やかな桃山文化を背景に、優しく冴えわたる耽美的で繊細な演出で描く。『お吟さま』(C)1962/2021 松竹株式会社田中絹代は、日本映画の黎明期から銀幕を彩り、その歴史と共に歩んだ演技派大女優で、黒澤明、小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男、五所平之助、清水宏、木下惠介といった巨匠たちに重用されたが、実は女優としてのみならず、女性映画監督のパイオニアのひとりと言える存在であったことは意外と知られていない。そんな才人・田中絹代の、激動の生涯に監督した全6作品のうち、最後の監督作であり代表作がこの『お吟さま』だ。昨年の東京国際映画祭でデジタルリマスター版が上映され、喝采を浴びたのが記憶に新しいこの珠玉のラブストーリーを、ぜひデジタル配信で堪能していただきたい。『お吟さま』監督:田中絹代脚本:成沢昌茂原作:今東光出演:有馬稲子、仲代達矢、高峰三枝子、二代目中村鴈治郎、冨士真奈美ほか1962年/カラー/約102分■デジタル配信へのリンク/2021 松竹株式会社
2022年11月01日3月10日、小林麻耶(42)の夫で整体師の國光吟氏(38)が自身のブログ上ですでに離婚していたことを明らかにした。しかしこの離婚は形式上のものであり、現在も生活をともにしているという。離婚原因も不仲からではなく、数多くささやかれる洗脳疑惑や誹謗中傷者に対する対抗策だったとブログではつづられている。さらに離婚発表から数日たった今も國光氏のブログでは、様々な不満や鬱憤が投稿され続けている。その多くは、句読点も改行もなしの連続文。《どうかどうか愛のあるどなたか麻耶ちゃんを助けてください》《僕なにも悪くないんですよなにもやってないのに》など、アップされる内容はさらに熱量を上げている。コラムニストのおおしまりえさんは一連の流れを読み、「仮に今回の投稿がすべて正しかったとしても、小林麻耶さんのテレビ復帰に際しては3つの不安要素が残ります」と語る。以下、その内容とは――。■「面倒くさそう」という印象がもたらすもの今回のブログ記事を読んで多くの人が感じたことは、おそらく「怖い」という印象でしょう。句読点や改行といった読む側への配慮のない文章は、それだけ意識が自分に向いていると思わせます。一定数の読者から、ネガティブにとらえられるのは仕方のないことです。とはいえ、その点を批判するつもりはありません。あえて意図したものであるともつづられていましたし、ブログは書きたい人が書きたいことを自由に書く場所です。投稿主が好きに記せばいいのです。ただそうした前提を踏まえた上で今回の文章を読んだとき、次に感じるものは「面倒くさそう」ということでした。これは、國光さんが伝えたい内容とは裏腹の印象になっているかと思います。ブログでは誹謗中傷した人やフェイクニュースを流したメディア、市川海老蔵さん(44)や立川志らくさん(58)などなど、今まで関係していた人への不満や主張が強い感情とともにつづられています。どちらの主張が正しいかは別として、こうした書き口は他者に「自分の納得いく行動を取ってくれない人はすべて批判の対象になる」という印象を抱かせてしまいがちです。つまり残念ながら國光さんや麻耶さんの主張したい言い分や想いが伝わりにくくなるだけでなく、「面倒だから関わらないでおこう」という印象をも生み出しかねないのです。■「何かあったら噛みついてくる」という怖さ続いて感じる不安要素は「ブログで思わぬ反論をされそう」ということです。現代では間違ったことがあれば法的措置を取れますし、第三者を入れた話し合いも可能です。これがいわゆる“大人の対応”というもの。しかしブログで連日のようにつづられる人物名やその人への反論は、こうした大人の対応とは言えません。また下手に関わると“自分も批判の対象にされるのではないか”という印象を残します。テレビ業界やメディア業界は、人付き合いで成り立つ部分もあります。それが良いか悪いかは別として、こうしたビジネス上の人と人との関係がこじれたときは問題を“適切に”主張すべきです。適切とは先程言ったような、法的措置や第三者を入れた話し合いに持ち込むということ。そこには感情よりも、適切なステップや論拠が必要になります。こうした要素がブログからは現状見えていない以上、國光さんやひいては麻耶さんに“何かあったらいわれのない反論を受けそう”という感覚を抱く人は決して少なくはないでしょう。■「安心安全な取引ができる」という空気感の欠如これらを踏まえると麻耶さんがいかに素晴らしい女性タレントであったとしても、今回のような発信によって手を差し伸べる人が出てくる可能性は限られると思います。“安心安全な取り引きやお付き合いができなさそう”という印象を残すからです(もちろん、当人がそういう人だという意味ではありません)。そもそも今回の主張の中には、”誹謗中傷してくる人に向けて離婚した”といった内容があります。誹謗中傷はもちろん許されることではありません。しかしそれを論拠に離婚について語ると、仕返しのような印象に見えてしまいます。麻耶さんの置かれた状況、経験してきたことには同情する部分もあります。どうかその経験がこれ以上、負のループを辿らないことを祈りたい。そんなふうに思えてならないのです。(文:おおしまりえ)
2022年03月15日ハーゲンダッツ(Häagen-Dazs)から新作ミニカップ 華もち「吟撰(ぎんせん)きなこ黒みつ」と、ミニカップ 華もち「香ばしみたらし胡桃(くるみ)」が登場。2021年9月14日(火)より期間限定で全国発売される。過去の人気フレーバー、ミニカップ 華もち「吟撰きなこ黒みつ」が再登場「華もち」は、ハーゲンダッツの濃厚で滑らかなアイスクリームと柔らかく伸びるもちを組み合わせた“和”の味わいを楽しめるアイスクリームデザート。今回は、2019年と2020年に発売され好評を得た「吟撰きなこ黒みつ」が再登場。さらに、2015年に人気を博した「みたらし胡桃」は、甘じょっぱく香ばしい味わいがさらに楽しめるように改良され、「香ばしみたらし胡桃」として登場する。きな粉アイスクリーム×黒蜜ソースのミニカップ 華もち「吟撰きなこ黒みつ」ミニカップ 華もち「吟撰きなこ黒みつ」は、深煎りきな粉を使用した香ばしいきな粉アイスクリームに、黒蜜ソースを混ぜ合わせた。その上に、柔らかなもちと、香ばしく華やかな香りを存分に引き出したきな粉を重ねることで、贅沢な“和スイーツ”に仕上げている。甘じょっぱいみたらしソースをとろ~り、ミニカップ 華もち「香ばしみたらし胡桃」一方、ミニカップ 華もち「香ばしみたらし胡桃」は、ローストしたクルミを混ぜ合わせた優しい甘さのミルクアイスクリームに、柔らかいもちを。その上から、隠し味に焦がし醤油を用い、焼き立てのみたらし団子のような香りが漂う、甘じょっぱいみたらしソースをとろ~り。食後のスイーツタイムにもぴったりのひと品だ。【詳細】ミニカップ 華もち「吟撰(ぎんせん)きなこ黒みつ」ミニカップ 華もち「香ばしみたらし胡桃(くるみ)」発売日:2021年9月14日(火) ※期間限定取り扱い:全国のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート希望小売価格:各319円
2021年08月13日ハーゲンダッツ(Häagen-Dazs)の新作ミニカップ 華もち「栗あん」と「吟撰(ぎんせん)きなこ黒みつ」が、2020年9月29日(火)より全国で期間限定発売。ハーゲンダッツ“もち入り”「華もち」に新作ハーゲンダッツの華もちシリーズは、濃厚なアイスクリームに“伸びる”やわらかなもちを合わせた“和風”のアイスクリームデザートだ。2020年の新作は「栗あん」。さらに、2019年に発売され人気を集めた「吟撰きなこ黒みつ」が再登場する。NEW!「栗あん」新フレーバーのミニカップ 華もち「栗あん」は、香り高い栗あんともちをあわせて、本格的な和菓子を表現したデザート。もちの上には、上品な甘さの栗あんと粉糖をのせ、アイスクリームの中には、塩でアクセントを効かせた栗ソースを忍ばせている。栗の味わいを引き立たせるため、アイスクリームは白あんフレーバーに。栗を贅沢に使用することで、栗本来の豊かな香りを楽しむことができる。再登場!「吟撰きなこ黒みつ」また、再登場となる「吟撰きなこ黒みつ」は、香ばしいきな粉アイスクリームに、黒蜜ソース、もちを合わせた濃厚な“和風”デザート。アイスクリームに使用するのは、香ばしい香りが特徴の深煎りきな粉に厳選するなど、こだわりは満載だ。きな粉と黒蜜が織り成す贅沢な和の味わいをぜひ今年も楽しんでみて。【詳細】ハーゲンダッツ新作ミニカップ 華もち「栗あん」295円+税ミニカップ 華もち「吟撰きなこ黒みつ」295円+税発売日:2020年9月29日(火)取扱店舗:全国のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート【問い合わせ先】ハーゲンダッツ ジャパン株式会社 お客様相談室TEL 0120-190821
2020年09月11日自由なスタイルで楽しむ東京流そば居酒屋「そば吟」。25種類ものそばから選ぶスタイルや、そばを使ったおつまみ、選りすぐりの日本酒など幅広く楽しめる居酒屋空間となっています。あなたはどっち?どちらか選べるこだわりのそば「そば吟」では国産そば粉を使用した打ち立てそばがそろっており、細打ちの「挽きぐるみそば」と太打ちの「田舎そば」の2種類から選ぶことができます。カテゴリーは25種類以上もあるので、その日の気分によって好きなそばを選べるのもポイントです。全国から厳選された日本酒の銘柄は20種類全国各地から厳選した日本酒はそばにぴったり。山形県・楯野川(たてのかわ)や高知県・酔鯨(すいげい)、山口県・獺祭(だっさい)など、季節限定も含めて20種類の銘柄がそろっているので飲み比べなども気軽にできます。そば屋だからこそできる逸品料理そば屋×居酒屋だからこそできるお酒にぴったりなそばの逸品料理のラインナップは豊富です。そばみそやそばの刺身はもちろん、山梨県産信玄鶏を使用した串焼きや珍味は日本酒にぴったりのおつまみです。ぜひそばのサイドメニューとして頼んでみては。スポット情報スポット名:そば吟大森店住所:〒140-0013東京都品川区南大井6-27-28 フォレスタビル1F電話番号:03-6459-6718
2019年11月25日山田洋次監督のもと、橋爪功や吉行和子、妻夫木聡、蒼井優らが集結した『家族はつらいよ』。『男はつらいよ』シリーズ終了後、山田監督20年ぶりの喜劇で話題を呼んだ本作のさらにパワーアップした続編が、スクリーンに帰ってくることが明らかになった。平田周造(橋爪功)と妻の富子(吉行和子)との離婚騒動から数年ーー。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男・幸之助夫婦(西村雅彦&夏川結衣)は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!? 嫌な役回りを兄妹夫婦(林家正蔵&中嶋朋子/妻夫木聡&蒼井優)でなすりつけ合う中、周造は意地でも運転を止めようとせず、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく。そんなある日、周造は居酒屋女将のかよ(風吹ジュン)とドライブ中に、故郷・広島の同級生・丸田吟平(小林稔侍)と偶然出くわす。かよの店で40数年ぶりに酒を酌み交わしたその夜、周造が丸田を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかることに!国民的映画『男はつらいよ』をはじめ、『武士の一分』『おとうと』『小さいおうち』など、50年以上にわたり、その時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田監督による『家族はつらいよ』。今年3月に公開され、観客動員人数119万人、興行収入13億円を突破し、映画館を笑顔で包んだ同作品の続編製作が早くも決定。“熟年離婚”の危機を乗り越えた平田家を、また新たな騒動が襲う!?おなじみとなったあのお騒がせ家族・平田家のメンバーには、橋爪功&吉行和子、西村雅彦&夏川結衣、中嶋朋子&林家正蔵、妻夫木聡&蒼井優が再び集結し、1作目とは別人の役で小林稔侍も続投。さらに、山田組初参加となる豪華キャストの出演も予定されているという。誰もが共感し、笑い、そして涙する…そんな山田ワールド全開の本作は、日本の喜劇映画の新シリーズとなりそうだ。<山田洋次監督コメント>40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています。「もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ観てやるからな」という声がそのとき、お客さんから聞こえたような気がしました。そして前作『家族はつらいよ』を観たたくさんの方から、「面白かった、これはシリーズになりますね」と言っていただきました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした。今回もそんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います。前回は“熟年離婚”がテーマでしたが、今回のテーマは、“無縁社会”です。平田家の家族はしょっちゅう喧嘩をするし、家族なんて面倒臭いなぁと思っているんだけども、ある登場人物の悲しい人生、昔は格好良くて、女の子からもモテ、一生懸命働き、順調だったはずの男が、バブルの時代を越えて、どんどん生活が苦しくなり、滑り台を滑るように最後まで行ってしまう、そんな悲しい「死」を目の当たりにすることで、自分たちの幸せに改めて気づき、家族が新たな絆を作っていく、そんなお話です。喜劇映画では「死」を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その「死」がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います。観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いを馳せてくれればいいなと思います。笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです。『家族はつらいよII』(仮題)は2017年初夏、全国にて公開予定。『家族はつらいよ』ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月03日