池井戸潤原作ドラマ「シャイロックの子供たち」の特報映像が公開。主演・井ノ原快彦のクランクアップ写真とコメントも到着した。映像では、現金紛失を告げる緊迫した場面からスタート。疑いをかけられたのは、女性行員の北川愛理(西野七瀬)。井ノ原さん演じる課長代理・西木は、彼女に濡れ衣を着せた真犯人を追い始めるが、突如として失踪してしまう。上司の理不尽な要求に対して、西木が声を荒らげる様子や、何かを深く思い悩む姿も映し出され、どんな展開が待っているのか気になる映像となっている。また、長原支店のエース・滝野役の加藤シゲアキ(NEWS)とのシーンを終え、一足早くオールアップを迎えた井ノ原さん。6月下旬から約1か月半続いた撮影をふり返り「初日から本当に楽しかったです」と話し、「スタッフさんのそれぞれのキャラクターが濃くて、まるでドラマを見ているみたいでした。一生懸命で、本当にプロの集団だと感じましたし、皆さんが働いている姿を見ているのがすごく楽しかったです。最後まで、駆け抜けていただきたいと思います。最終日まで、気持ちは一緒に居るつもりです。本当にいい時間をありがとうございました!」と残り数日の撮影に挑む共演者・スタッフを熱い言葉で労った。連続ドラマW「シャイロックの子供たち」は10月9日(日)22時~WOWOWにて放送・配信(全5話/episode0含む)。(cinemacafe.net)
2022年08月17日「紀州いぐさプロジェクト」いぐさ刈取り体験イベント2022年7月23日(土)に、「紀州いぐさプロジェクト」(主催:有限会社 井戸畳店本社:和歌山県白浜町)が『いぐさ収穫祭2022』を開催するにあたり、広く一般参加者を募集しています。畳の原材料といえば「いぐさ」。その主産地といえば熊本県ということはとても有名です。しかし、遠く離れた和歌山県でもいぐさ栽培に取り組んでいるプロジェクトチームがあります。その牽引役となったのが、有限会社 井戸畳店(本社:和歌山県白浜町)です。 いぐさ農家・畳職人の減少や地方創生など、さまざまな社会課題を解決するために、2018 年より「紀州いぐさプロジェクト」を始動しました。昨年の 12 月 11 日(土)に開催された 『いぐさ植え付け体験 2021』で植えた「いぐさ」をこの初夏に刈り取りします。カマを使った昔ながらの刈取り作業を体験今回で4年目となる「いぐさ収穫祭」。過去の参加者からは、「夏休みの自由研究のテーマにしました。田んぼに入るのが楽しかった。」「畳づくりに興味があった。製品が出来上がるまでに多くの工程があることに驚いた。」などの声があがっています。夏の恒例となりつつあるこのイベントも回を重ねるごとに遠方からの家族連れや、他県で畳店を営む同業者からの参加も増えてきています。昨年冬の「いぐさ植え付け体験」にご参加いただいた方には、ご自身の手で植えたいぐさの成長を確かめられる、とても貴重な機会となっています。また、植え付け体験にご参加いただいていない方にも気軽に参加可能なイベントとなっています。参加費は無料ですので奮ってご参加ください。主催:紀州いぐさプロジェクト(有限会社井戸畳店)日時:2022年7月23日(土)午前10時~12時(小雨決行・荒天中止)場所:寺田農園(和歌山県西牟婁郡白浜町十九渕ローソン白浜町十九渕店様ウラ)南紀白浜I.C.から車で約5分内容:いぐさ収穫体験、写真撮影、焼きとうもろこし・いぐさ茶試飲会などお問い合わせは下記のいずれかにてご連絡ください。TEL 0739-42-2412FAX 0739-42-2448EMAIL info@inoca.jp 地図 : The IGUSA Project KISHU : 南紀白浜産のいぐさで地産地消・そして世界へいぐさ栽培・加工・商品開発・製造まで一貫して行うことで、日本の伝統文化「畳」を守り・未来へと伝え続けるために「紀州いぐさプロジェクト」は活動しています。その中で、SLOW LIFE ブランド『inoca(いのか)』の職人によるオールハンドメイドの数々の商品が国内・海外で高い評価を得ています。当日のイベントで展示されますのでこの機会にご覧ください。第一回京都インターナショナルギフトショー2019出展第一回京都インターナショナルギフトショー2019おみやげコンテストグランプリ受賞inoca CASEinoca SETTAinoca COVER bookinoca|イノカ : 【関連ウェブサイト】有限会社井戸畳店 inoca WEB SITE 紀州いぐさプロジェクト Instagram 【inoca関連お問い合わせ】(有)井戸畳店inoca(いのか)事業部担当:東山TEL 070-1306-1935MAIL: info@inoca.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月06日■前回のあらすじあまりの恐怖に、「今日からおばあちゃんの家で寢る」と宣言するも、母はそれを拒否。そのため強行突破で祖母宅に駆け込んで寝ていると、真夜中に母が迎えにきました。でも、中身がいつもの母ではない気がして…。全員初耳。すると、そこへ…。普段は静かなひいじいちゃんが大慌てで、部屋中にビリッと緊張感が走りました。そんな中、急に母が「ご祈祷は無駄」と言い出したのです。次回に続く「生まれ育った家が怖かった話」(全9話)は21時更新!
2022年06月10日■前回のあらすじきちんとご祈祷をしてもらったにもかかわらず、正しい行程である“息抜き”をせずに埋め戻されてしまった井戸。その上に建てた家で暮らし始めると、祖父が謎の発熱で入院することになって…。なかなか治療の効果が出ず、謎の熱が下がらなかったじいちゃん。そこからほんの数年で、バタバタとみんな体調を崩していきました。ちょっとあげるだけでも、祖母は顔面神経麻痺、ひいばあちゃんも体調を崩し入院、ひいじいちゃんは赤ん坊の私を背負ったまま階段から転げ落ち骨折、母は腎盂腎炎で入院。ずっと無事なのは、婿養子だった父のみでした。余りにも色々続くので、じいちゃんは段々不安に…。もしかして、井戸のせい?そこで、ご祈祷していただいた神社の神主さんに話を聞きに行くことにしました。じいさん「あのー、井戸を埋めたせいなのか家族が入院続きなんですけど…」すると、神主さんは…。ハッ……!! 井戸の息抜きも土も神主さんに教えられた通りにはやってない!じいさん「ちなみに井戸の神様が怒るとどんな事が起きるんですか」神主さん「その井戸の上に住んでる方に災いが起きるとは言われてます。病気や事故にあいやすいとか」井戸の上………井戸の真上は………みんなが集まるリビング!!!みんな別々に住んでますが、ご飯はその井戸の真上のリビングに集まって食べるのが習慣となっていました。家に帰り、落ち込みまくるじいさん。度が過ぎるほど“息子ラブ”だったひいばあちゃんがそれに気付き、声をかけました。じいさんから井戸の話をひと通り聞いたひいばあちゃんは、こっそりその神社に話をしにいき、厄祓いの御札を貰ってきました。でも、こんな(ちゃんと息抜きなどやってなかった)ことを他の家族に言ったら、うちの息子が責められるかも。「息子が責められるのを避けたい&もらった御札を貼るにはどうしたら…」ひいばあちゃん考えに考えて、ひらめき神降臨!「もらった御札の上からカレンダー被せたらいいんだ!」おかげで誰にも気付かれず済んだかと思われたのですが…。年が明けて、母がカレンダーを新しいものに変えようとしたときに厄祓いの御札が出てきました。母「誰かが御札貰ってきてたんだな。新年になった事だし、御札返して新しい御札もらってこよっと」神主さん「なんで? この御札は夏くらいにお宅のひいおばあちゃんが家内安全の厄祓いにってわざわざご祈祷までして持って帰ったものですよ。1年は取替えなくていいんですよ。また夏ごろ持ってきてください」確かにみんな体調崩しがちだから、ひいばあちゃんも心配でご祈祷して貰いに行ったんだな…その割に家族を心配した本人が急に亡くなっちゃって可哀想だね…と、母もしんみりと帰ってきたそうな。それから日々の暮らしに流され御札はそのまま元の場所に貼られたままとなり、ずっとそのままになっていて…。そこからしばらく経ち、最初の話に出てきた廊下の異音に繋がるのです。以前にも話しましたが、廊下の異音とは、昼夜関係なくズズズ……シュルシュル…と引きずるような衣擦れのような音が聞こえてくるというもの。いざ確認に行くと、誰もいないというこの現象。私だけが感じるもののようでした。この廊下はなるべく通らないようにしたかったけど、どうしてもトイレに行く時や自分の部屋に行く時など毎日通らざるを得ない。そんなある晩のこと…。次回に続く「生まれ育った家が怖かった話」(全9話)は21時更新!
2022年06月06日■前回のあらすじ家の敷地内にあった井戸は、お金に困らない「金井戸」として古くから大切にされてきました。ところが祖父は「会社が順調に大きくなったのは皆の(特に自分の)がんばりのおかげ」として、独断で井戸を埋めると言い出して…。前回、ご祈祷をせず井戸を埋めるように業者を呼んだじいちゃん。そこへ運良くひいじいちゃん登場。「お前、勝手になにしよんどーーー!」ひいじいちゃんはリアル山伏から直に話を聞いた人物で、何があっても井戸をこのまま打ち壊すのはダメ!! と大反対しました。急遽神主さんを呼ぶことになり作業は中止に。たまたまオフ日だった神主さんに来ていただくと、神様の怒りにふれるので、何があってもご祈祷してから井戸は埋め戻さないといけないらしい。そうして、つつがなくご祈祷していただいたのですが、問題はここからでした。業者から提案された通りのやり方で、井戸は埋め戻されてしまったのです。(ほんっとじいさん何考えてるんだろう。そういうの信じないのも理解できるけど、とりあえず他の人の意見も聞くべきでは!?)そうして家が建ったのですが…事の始まりは、じいちゃんの発熱からスタートでした。次回に続く「生まれ育った家が怖かった話」(全9話)は21時更新!
2022年06月05日■前回のあらすじ子ども時代、住んでいる家に恐怖心を抱いていたものの、「我慢できるうちは」と我慢していました。でも、それもいよいよ限界。廊下から「ズズズ…」と這うような音が頻繁に聞こえるようになったのです。その話を、ずーーーーっと親や周りから聞いて育ったじいちゃん。そんなじいちゃんも、親から2代目社長を任され、シビアに社会に揉まれてきました。井戸をみんなが大事にしてるのは知っている。でも、ここまで順調に会社が大きくなったのは、皆の(特に自分の)がんばりのおかげやないん?そんなん言いよったら、ずーっとこんな邪魔な場所に井戸がある事になるけど?…で、考えた結果。ある日、業者を呼んでこう言ったのです。「あの井戸埋めてください!」金井戸、独断で埋めることに。ちなみに、急に山伏とか出てきて何時代!? と思われるかもしれませんが、私が住んでいたところには昔から山岳信仰というものがあって、普通に地域に山伏さんがおられました。次回に続く「生まれ育った家が怖かった話」(全9話)は21時更新!
2022年06月04日ベストセラー作家・池井戸潤原作、累計発行部数50万部突破の『シャイロックの子供たち』(文春文庫)がWOWOWでドラマ。主演を井ノ原快彦が務めることが決定した。10月よりWOWOWで放送・配信がスタートする。池井戸が、「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、作家人生の転機として位置付けてきた本作。タイトルの「シャイロック」とは、シェイクスピアの戯曲『ヴェニスの商人』に登場する、強欲な金貸しのこと。本作は、銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた傑作群像劇だ。WOWOWでは、2009年に『連続ドラマW 空飛ぶタイヤ』(全5話)を映像化し、その年のドラマ賞を席巻。それ以来、『連続ドラマW 下町ロケット』(2011年/全5話)、『連続ドラマW 株価暴落』(2014年/全5話)、『連続ドラマW アキラとあきら』(2017年/全9話)、『連続ドラマW 鉄の骨』(2020年/全5話)など、数々の池井戸潤原作ドラマを世に送り出してきた。監督は鈴木浩介、脚本は前川洋一が務め、『連続ドラマW アキラとあきら』、『連続ドラマW 鉄の骨』に続いて再び池井戸作品でタッグを組むこととなる。人気ドラマシリーズ『特捜9』をはじめ俳優としても活躍を続ける井ノ原だが、池井戸作品への出演および、WOWOWの連続ドラマWへの出演は、本作が初となる。井ノ原が演じる西木雅博は、出世コースを外れるが部下からの信頼が厚い銀行員。ある日、東京第一銀行・長原支店内で100万円の現金紛失事件が発生する。西木は自らの部下である女性行員が疑われると、真犯人を密かに追い始める。しかし、事件を追っていたはずの西木が突然、失踪してしまう。現金紛失事件と西木の失踪。2つの謎と長原支店の行員たちの物語が交錯していく。やがて現金紛失事件の裏に隠された「不正」が明らかに。果たして、西木が失踪した驚きの真相とは……。以前から池井戸作品に興味を抱いていたという井ノ原は、本作への出演について「池井戸さんの作品に主演することの重みを感じております。そして、西木という男が作品の中でどう輝いていくのか、今からワクワクしています」と意気込みを語った。また、原作者の池井戸潤からもコメントが到着。本作のドラマ化について「『シャイロックの子供たち』は、私の作品中、もっとも映像化が難しいだろう一冊です」と語り、「主演の井ノ原快彦さんが難役である西木をどう演じるのか、いまから楽しみでなりません」と期待を寄せている。<コメント全文>井ノ原快彦(主演・西木雅博役)この度「連続ドラマW シャイロックの子供たち」に主演させていただくことになりました。西木雅博役の井ノ原快彦です。以前から、池井戸潤さんの作品に興味を抱いておりましたので、非常にテンションが上がっております。また、池井戸さんの作品に主演することの重みを感じております。そして、西木という男が作品の中でどう輝いていくのか、今からワクワクしています。銀行が舞台のお話です。人間の欲、愛憎渦巻く中、西木という男がどう立ち回っていくのか。僕は脚本を読んだ時、とにかく読む手が止まりませんでした。脚本を読んで、すぐにもう一度読んで、次に声に出して最終回まであっという間にやり終えてしまったくらいとにかくのめり込みました。いろいろ大変な世の中ではありますが、エンターテイメントとして素晴らしい作品です。そして、僕が演じる西木という役は緊張感の中にも、ふわっとしたあたたかさのある人だと思います。安心して「シャイロックの子供たち」の沼にハマってください。どうぞご期待ください!池井戸潤(原作者)『シャイロックの子供たち』は、私の作品中、もっとも映像化が難しいだろう一冊です。果たしてこの事件の真相とはいかなるものなのか?挑む謎は同じでも、その真相は手がける映像クリエイターが自らの手で解き明かすしかない……そんな小説です。果たしてWOWOWのこのドラマでは、どんな真相が用意されているのでしょう。主演の井ノ原快彦さんが難役である西木をどう演じるのか、いまから楽しみでなりません。青木泰憲(プロデューサー)『シャイロックの子供たち』は、以前から映像化したいと考えていた小説です。池井戸さんの小説は『空飛ぶタイヤ』、『アキラとあきら』など、これまでに5作品を連続ドラマ化してきましたが、そのどの小説よりも『シャイロックの子供たち』の映像化は難しく、なかなか進まずにおりました。今回ようやく突破口がみえて連続ドラマ化させて頂くこととなり、早く皆様にお届けしたいという気持ちで胸が高鳴っています。これまで映像化した5作品よりも、ミステリー色が強い作品になると思います。果たしてどのような結末を迎えるのか、最後までお楽しみください。『連続ドラマW シャイロックの子供たち』WOWOWで2022年 10月放送・配信スタート
2022年05月23日ベストセラー作家・池井戸潤の原作で、累計発行部数50万部突破の「シャイロックの子供たち」(文春文庫)をWOWOWがドラマ化する「連続ドラマW シャイロックの子供たち」の主演が井ノ原快彦に決定。コメントが解禁された。WOWOWでは、池井戸作品がまだ連続ドラマ化されていなかった2009年に「連続ドラマW 空飛ぶタイヤ」を映像化し、その年のドラマ賞を席巻。それ以来、「連続ドラマW 下町ロケット」、「連続ドラマW 株価暴落」、「連続ドラマW アキラとあきら」、「連続ドラマW 鉄の骨」など、数々の池井戸潤原作ドラマを世に送り出してきた。この度、本作の主演を井ノ原快彦が務めることが決定。人気ドラマシリーズ「特捜9」をはじめ、俳優としても活躍を続ける井ノ原さんだが、池井戸潤作品への出演および、WOWOWの連続ドラマWへの出演は、本作が初となる。井ノ原さんが演じる西木雅博は、出世コースを外れるが部下からの信頼が厚い銀行員。ある日、東京第一銀行長原支店内で100万円の現金紛失事件が発生する。西木は自らの部下である女性行員が疑われると、真犯人を密かに追い始める。しかし、事件を追っていたはずの西木が突然、失踪してしまう。現金紛失事件と西木の失踪。2つの謎と長原支店の行員たちの物語が交錯していく。やがて現金紛失事件の裏に隠された 「不正」 が明らかになるが、西木が失踪した驚きの真相も気になるストーリーになっている。以前から池井戸潤作品に興味を抱いていたという井ノ原さんは、本作への出演について「池井戸さんの作品に主演することの重みを感じております。そして、西木という男が作品の中でどう輝いていくのか、今からワクワクしています」とコメント。また原作者の池井戸さんは、本作のドラマ化について「『シャイロックの子供たち』は、私の作品中、もっとも映像化が難しいだろう一冊です」と語り、「主演の井ノ原快彦さんが難役である西木をどう演じるのか、いまから楽しみでなりません」と期待を寄せている。なお、個性豊かで一癖ある行員たちを演じるキャストは今後発表される。【井ノ原快彦(主演・西木雅博役)コメント】この度「連続ドラマW シャイロックの子供たち」に主演させていただくことになりました。西木雅博役の井ノ原快彦です。以前から、池井戸潤さんの作品に興味を抱いておりましたので、非常にテンションが上がっております。また、池井戸さんの作品に主演することの重みを感じております。そして、西木という男が作品の中でどう輝いていくのか、今からワクワクしています。銀行が舞台のお話です。人間の欲、愛憎渦巻く中、西木という男がどう立ち回っていくのか。僕は脚本を読んだ時、とにかく読む手が止まりませんでした。脚本を読んで、すぐにもう一度読んで、次に声に出して最終回まであっという間にやり終えてしまったくらいとにかくのめり込みました。いろいろ大変な世の中ではありますが、エンターテイメントとして素晴らしい作品です。そして、僕が演じる西木という役は緊張感の中にも、ふわっとしたあたたかさのある人だと思います。安心して「シャイロックの子供たち」の沼にハマってください。どうぞご期待ください!【池井戸潤(原作者)コメント】『シャイロックの子供たち』は、私の作品中、もっとも映像化が難しいだろう一冊です。果たしてこの事件の真相とはいかなるものなのか? 挑む謎は同じでも、その真相は手がける映像クリエイターが自らの手で解き明かすしかない――そんな小説です。果たしてWOWOWのこのドラマでは、どんな真相を用意されているのでしょう。主演の井ノ原快彦さんが難役である西木をどう演じるのか、いまから楽しみでなりません。【青木泰憲(プロデューサー)コメント】「シャイロックの子供たち」は、以前から映像化したいと考えていた小説です。池井戸さんの小説は「空飛ぶタイヤ」、「アキラとあきら」など、これまでに5作品を連続ドラマ化してきましたが、そのどの小説よりも「シャイロックの子供たち」の映像化は難しく、なかなか進まずにおりました。今回ようやく突破口がみえて連続ドラマ化させて頂くこととなり、早く皆様にお届けしたいという気持ちで胸が高鳴っています。これまで映像化した5作品よりも、ミステリー色が強い作品になると思います。果たしてどのような結末を迎えるのか、最後までお楽しみください。連続ドラマW「シャイロックの子供たち」は10月よりWOWOWにて放送・配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年05月23日池井戸潤の小説を実写化する映画『シャイロックの子供たち』が、2023年2月17日(金)に公開される。池井戸潤の小説を“完全オリジナルストーリー”で実写映画化原作の『シャイロックの子供たち』は、『半沢直樹』『陸王』『アキラとあきら』など数々のベストセラーを生み出してきた池井戸潤による人気小説。銀行で起きた現金紛失事件を主軸に、行員たちの人間模様を描いた群像劇だ。2022年秋にはドラマ化することでも話題となっているが、映画版では、小説ともドラマとも展開が異なる、完全オリジナルストーリーを展開する。<映画『シャイロックの子供たち』あらすじ>東京第一銀行・長原支店で起きた、現金紛失事件。お客様係の西木は、同じ支店の愛理と田端とともに、事件の真相を探る。一見平和に見える支店だが、そこには曲者揃いの銀行員が勢ぞろい。出世コースから外れた支店長・九条、超パワハラ上司の副支店長・古川、エースだが過去の客にたかられている滝野、調査に訪れる嫌われ者の本店検査部・黒田。そして一つの真相にたどり着く西木。それはメガバンクにはびこる、とてつもない不祥事の始まりに過ぎなかった。主演は阿部サダヲ、豪華俳優陣が集結『シャイロックの子供たち』の実写映画化には、豪華俳優陣が集結。主演の阿部サダヲをはじめ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介らが参戦する。■主人公・西木雅博(にしき・まさひろ)...阿部サダヲ東京第一銀行・長原支店のベテランお客様係。同じ支店で働く北川愛理、田端洋司とともに、銀行内で起こった現金紛失事件の裏側を探っていく内に、あるとてつもない事実にたどり着いていく。穏やかな人柄で課内を明るく盛り上げようと砕けた態度を見せることもある一方、部下たちが感じる些細な違和感にもしっかりと気付くなど洞察力が鋭い一面も。■北川愛理(きたがわ・あいり)...上戸彩支店に籍を置く西木の部下。西木に「俺が知る限り、最も堅実な行員です」と言わしめる、真面目で誠実な女性行員。正義感が強いが、支店で起きた現金紛失事件では犯行を疑われてしまう。■田端洋司(たばた・ようじ)...玉森裕太営業として投資信託などを担当している行員。パワハラが横行する現在の職場に少々不満を抱えながらも、一生懸命支店のために働いていた。現金紛失事件に関与する人物として故意・過失を問わず疑われることになった田端は、この事件をきっかけにメガバンクの闇に蔓延る真相を突き止めていく。■九条馨(くじょう・かおる)...柳葉敏郎出世コースから外れた長原支店支店長。■古川一夫(ふるかわ・かずお)...杉本哲太長原支店のパワハラ副支店長。■滝野真(たきの・まこと)...佐藤隆太長原支店のエース。■石本浩一(いしもと・こういち)...橋爪功滝野に近づく不動産会社社長。■沢崎肇(さわざき・はじめ)...柄本明長原支店の客。映画オリジナルキャラクター。■黒田道春(くろだ・みちはる)...佐々木蔵之介事件をきっかけに長原支店に調査に訪れる、嫌われ者の東京第一銀行本部検査部。主題歌はエレファントカシマシ主題歌は、エレファントカシマシが書き下ろした新曲「yes. I. do」。すべての闘う人たちへエールを贈るような楽曲が、物語に彩りを添える。『空飛ぶタイヤ』チームが再集結制作陣は、池井戸潤作品を初の映画化を手掛けた『空飛ぶタイヤ』チームが再集結。本木克英監督がメガホンを取る。【詳細】映画『シャイロックの子供たち』公開日:2023年2月17日(金)原作:池井戸潤『シャイロックの子供たち』(文春文庫刊)出演:阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介監督:本木克英脚本:ツバキミチオ主題歌:エレファントカシマシ「yes. I. do」(ユニバーサルシグマ)
2022年03月03日2022~23年度に松竹が発表する映画及びODS作品のラインアップが明らかになり、その中で池井戸潤原作の映画『シャイロックの子供たち』が公開されることが決定した。今回、邦画12作品、洋画4作品、アニメーション7作品、ODS5作品とバラエティに富んだ計28作品が発表。中でも注目なのが、『空飛ぶタイヤ』の本木克英監督と製作チームが再集結し、初の映画化に挑む『シャイロックの子供たち』。あの傑作群像劇が、2023年に公開を予定している。また、『リング』『スマホを落としただけなのに』シリーズなどを手掛けるホラー映画の巨匠・中田秀夫監督による最新作の製作が確定。この春から秋にかけては、CLAMPの伝説的大ヒットコミックを神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナらで実写化する『ホリック xxxHOLiC』、「Snow Man」岩本照主演の『モエカレはオレンジ色』、人気シリーズの続編『HiGH&LOW THE WORST 続編(仮)』、あの名作の実写化『耳をすませば』などが順次公開。ほかにもアニメーション作品として、キャンプブームの火付け役となった「ゆるキャン△」の劇場版、『「劇場版 Free!-the Final Stroke-」後編』、『劇場版 ツルネ(仮)』、『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE スターリッシュツアーズ』。洋画作品では、シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサムら超豪華スターたちが共演するアクション超大作『Expendables4』(原題)が2023年に公開を予定している。松竹ラインアップ▼2022年公開・『MET ライブビューイング 2021-22 シーズン』/7月21日まで10作順次公開中・『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』/第1章3月4日、第2章4月1日、第3章5月13日・『プレゼント・ラフター』/3月11日・『ウェディング・ハイ』(監督:大九明子)/3月12日・『東西ジャニーズJr.ぼくらのサバイバルウォーズ』(監督:川村泰祐)/4月1日・シネマ歌舞伎『桜姫東文章』/上の巻4月8日、下の巻4月29日・『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編(監督:河浪栄作)/4月22日・『ホリック xxxHOLiC』(監督:蜷川実花)/4月29日・『大河への道』(監督:中西健二)/5月20日・『帰らない日曜日』(監督:エヴァ・ユッソン)/5月27日・『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(監督:安彦良和)/6月3日・『峠 最後のサムライ』(監督・脚本:小泉堯史)/2022年予定・映画『ゆるキャン△』(監督:京極義昭)/初夏予定・『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』(仮題/原題)/7月8日・『モエカレはオレンジ色』(監督:村上正典)/7月8日・『劇場版 ツルネ(仮)』(監督:山村卓也)/夏予定・『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』(監督:永岡智佳)/9月2日・『HiGH&LOW THE WORST 続編(仮)』(監督:平沼紀久)/初秋予定・中田秀夫監督 ホラー最新作/2022年予定・『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson’s Bar and Grill(仮題/原題)』(監督:ロニー・プライス)/10月14日・『耳をすませば』(監督・脚本:平川雄一朗)/秋予定・『ある男』(監督:石川慶)/秋予定・『Last Film Show(英題)』(監督・脚本:パン・ナリン)/2022年予定・『月の満ち欠け』(監督:廣木隆一)/冬予定・『かがみの孤城』/冬予定▼2023年公開・『Sister(英題)』(監督:イン・ルオシン)・『シャイロックの子供たち』(監督:本木克英)・『Expendables4(原題)』(監督:スコット・ウォー)(cinemacafe.net)■関連作品:峠 最後のサムライ 2022年、全国にて公開©2020「峠 最後のサムライ」製作委員会劇場版 Free!-the Final Stroke-前編 2021年9月17日より公開ⓒおおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶町後援会2021劇場版 Free!-the Final Stroke-後編 2022年4月22日より公開ⓒおおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶町後援会2021耳をすませば(2020) 近日公開予定NTLive「プレゼント・ラフター」 2020年10月9日より10月19日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋、シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ 川崎、TOHOシネマズ 赤池、大阪ステーションシティシネマ、福岡・中洲大洋映画劇場にて公開ⒸSara Krulwich劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ 2022年公開予定©UTA☆PRI-MOVIE ST PROJECTツルネ ―風舞高校弓道部―ある男 2022年全国にて公開予定©2022「ある男」製作委員会ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会ゆるキャン△ 2022年初夏、全国にて公開予定©あfろ・芳文社/野外活動委員会機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 2022年6月3日より全国にて公開©創通・サンライズ大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社HiGH&LOW THE WORST続編(仮) 2022年初秋、公開予定©2022「HiGH&LOW」製作委員会帰らない日曜日 2022年5月27日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND NUMBER 9 FILMS SUNDAY LIMITED 2021 All rights reserved.東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ 2022年4月1日より全国にて公開©2022「ぼくらのサバイバルウォーズ」製作委員会銀河英雄伝説 Die Neue These 激突第一章 2022年3月4日より3週間限定上映銀河英雄伝説 Die Neue These 激突第二章 2022年4月1日より3週間限定上映銀河英雄伝説 Die Neue These 激突第三章 2022年5月13日より3週間限定上映モエカレはオレンジ色 2022年7月8日より全国にて公開©2022「モエカレはオレンジ⾊」製作委員会月の満ち欠け 2022年冬、全国にて公開予定©2022「⽉の満ち⽋け」製作委員会かがみの孤城 2022年冬、公開予定©2022「かがみの孤城」製作委員会シャイロックの子供たち 2023年公開予定
2022年02月28日ベストセラー作家・池井戸潤原作、累計発行部数50万部突破の「シャイロックの子供たち」(文春文庫)が、2022年にWOWOWでドラマ化されることが決定した。「シャイロックの子供たち」(文春文庫)は、池井戸潤が「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な1冊」と明言し、作家人生の転機として位置付けてきた作品。タイトルの「シャイロック」とは、シェイクスピアの戯曲「ヴェニスの商人」に登場する強欲な金貸しのことで、本作は銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた傑作群像劇になっている。物語の舞台となる東京第一銀行長原支店は、中小零細企業が主な取引先の小さな店舗。出世街道を外れた課長代理・西木雅博をはじめ、家族を支える真面目な行員、エリートで策略家の支店長、業績のためにはパワハラも辞さない副支店長、業務課のエースなど、個性豊かで一癖ある行員たちが皆それぞれの事情や葛藤を抱えながら働いている。ある日、長原支店で100万円の現金紛失事件が発生。女性行員が犯人として疑われるが、紛失事件を追っていたはずの西木が突然、失踪してしまう。現金紛失事件と西木の失踪。ふたつの謎と長原支店の行員たちの物語が交錯していく。やがて現金紛失事件の裏に隠された「不正」が明らかに。西木が姿を消した驚きの真相とは――。監督は鈴木浩介、脚本は前川洋一が務めており、「連続ドラマW アキラとあきら」「連続ドラマW 鉄の骨」に続いて再び池井戸作品でタッグを組むこととなった。なお、主人公・西木をはじめとする登場人物たちを演じるキャストは、今後発表される。「連続ドラマW シャイロックの子供たち」は2022年、WOWOWにて放送・配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年02月17日ベストセラー作家・池井戸潤原作、累計発行部数50万部突破の『シャイロックの子供たち』(文春文庫)が、2022年にWOWOWでドラマ化することが決定した。池井戸潤が「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、作家人生の転機として位置付けてきた本作。タイトルの「シャイロック」とは、シェイクスピアの戯曲『ヴェニスの商人』に登場する、強欲な金貸しのこと。本作は、銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた群像劇である。物語の舞台となる東京第一銀行・長原支店は、中小零細企業が主な取引先の小さな店舗。出世街道を外れた課長代理・西木雅博をはじめ、家族を支える真面目な女性行員、エリートで策略家の支店長、業績のためにはパワハラも辞さない副支店長、業務課のエースなど、個性豊かで一癖ある行員たちが皆それぞれの事情や葛藤を抱えながら働いていた。そんなある日、長原支店で100万円の現金紛失事件が発生する。女性行員が犯人として疑われるが、紛失事件を追っていたはずの西木が突然失踪してしまう。現金紛失事件と西木の失踪。2つの謎と長原支店の行員たちの物語が交錯し、やがて現金紛失事件の裏に隠された不正が明らかに。そして西木が姿を消した驚きの真相とは。WOWOWでは、池井戸作品がまだ連続ドラマ化されていなかった2009年に『連続ドラマW 空飛ぶタイヤ』(2009年 / 全5話)を映像化し、その年のドラマ賞を席巻。それ以来『連続ドラマW 下町ロケット』(11年 / 全5話)、『連続ドラマW 株価暴落』(2014年 / 全5話) 、『連続ドラマW アキラとあきら』(2017年 / 全9話)、『連続ドラマW 鉄の骨』(2020年 / 全5話)など、数々の池井戸潤原作ドラマを世に送り出してきた(※いずれもWOWOWオンデマンドにて全話アーカイブ配信中)。監督は鈴木浩介、脚本は前川洋一が務め『連続ドラマW アキラとあきら』や『連続ドラマW 鉄の骨』に続いて再び池井戸作品でタッグ。なお、主人公・西木をはじめとする登場人物たちを演じるキャストは今後発表されるという。『シャイロックの子供たち』2022年放送・配信スタート公式サイト:
2022年02月17日池井戸潤の小説『アキラとあきら』が実写映画化。竹内涼真、横浜流星をW主演に迎え、2022年8月26日(金)に公開される。池井戸潤の小説『アキラとあきら』を実写映画化『半沢直樹』『陸王』など数々のベストセラーを生み出してきた作家・池井戸潤。今回実写映画化される『アキラとあきら』は、2017年に徳間書店から文庫が発売されると、全国書店・ネット販売にて小説部門売上1位を記録&50万部を突破。同年にWOWOWにて映像化された連続ドラマ版は、第34回ATP賞テレビグランプリを受賞し、高い評価を得た。さらに、2020年8月には集英社から文庫(上下2巻)が再販され、現在の累計発行部数は約70万部を突破している。<『アキラとあきら』あらすじ>父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛。大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬。偶然同じ名前を持った二人は、運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社する。だが、人を救うバンカー(銀行員)になりたいという熱き理想を持つ山崎と、情を排除して冷静沈着に仕事をこなす階堂は、銀行員としての信念が真っ向から対立する。ライバルとしてしのぎを削る二人だったが、山崎は立ちはだかる<現実>という壁を前に、自らの信念を押し通した結果、左遷される。一方、順調に出世していた階堂の前にも、親族同士の骨肉の争いという試練が再び立ちはだかる。階堂は<現実>から眼を背け続け、ついに階堂家のグループは倒産危機に陥る。グループの全社員とその家族 4800 人の人生が掛かった危機的状況の中、山崎と階堂の人生が再び交差する———乗り越えられない“宿命”などない!絶望的な状況を前に、【アキラとあきら】の奇跡の逆転劇が始まる!!竹内涼真×横浜流星が“正反対”の銀行員にキャストは、竹内涼真と横浜流星がW主演。零細工場の息子と大企業の御曹司、真逆の宿命を背負う2人の銀行員を、彼らがどのように演じるのか注目したい。■山崎瑛...竹内涼真人を救うバンカーになるという理想を胸に、どんな融資先にも全力でぶつかる熱き銀行員。父の町工場の倒産、夜逃げと貧しく辛い幼少時代を過ごした過去を持つ。演じるのは、映画『センセイ君主』やドラマ『君と世界が終わる日に』などで主演を務めた竹内涼真。池井戸作品は『下町ロケット』『陸王』に続き3作目の出演にして初主演。これまで企業側の役柄を演じてきた竹内が、初のバンカーに挑む。■階堂彬...横浜流星冷静沈着で頭脳明晰な銀行員。老舗海運会社・東海郵船の御曹司で、親戚との軋轢や足の引っ張り合いに嫌気がさし、自ら後継ぎの座を退いた過去を持つ。担当するのは、『あなたの番です 劇場版』『噓喰い』『流浪の月』など待機作を多数控える横浜流星。初出演となる池井戸作品で、主演を務める。■階堂龍馬...髙橋海人老舗海運会社・東海郵船の御曹司で横浜流星演じる階堂彬の弟。優秀な兄に対し、何をやってもかなわないとコンプレックスを抱き、いつしか犬猿の仲に。兄が跡継ぎの座を下りたため、龍馬が若くして社長となり会社の舵を切るが、親戚同士の企みに巻き込まれ苦悩していく。演じるのはKing & Princeとして活躍する髙橋海人。アイドルとしてはもちろん、俳優として『姉ちゃんの恋人』『ドラゴン桜(第2シーズン)』に出演、またジャニーズ初の少女マンガ家としても活躍している。<産業中央銀行>・水島カンナ...上白石萌歌:若き銀行員。先輩である山崎・階堂に憧れている。・羽根田 一雄役...奥田瑛二:融資部長。伝説のトップバンカーとして知られている。・不動公二...江口洋介:上野支店副支店長。融資の確実性を最重要視する山崎の上司。<SIDE:山崎瑛>・工藤 武史...満島真之介:幼い頃に出会った銀行員。山崎が銀行員を志すきっかけになった人物。・保原茂久...塚地武雅:実家が経営していた<山崎プレス工場>の従業員。・井口 雅信...宇野祥平:山崎が融資を担当している取引先<井口ファクトリー>の社長。<SIDE: 階堂彬>・階堂一磨...石丸幹二:階堂の父。大企業である<東海郵船>の社長。・階堂崇...児嶋一哉:階堂の叔父。<東海郵船>のグループ会社<東海観光>の社長。・階堂晋...ユースケ・サンタマリア:階堂の叔父。<東海郵船>のグループ会社<東海商会>の社長。その他にも、戸田菜穂、野間口徹、杉本哲太、酒井美紀、山寺宏一、津田寛治、徳重聡、矢島健一、馬淵英里何、山内圭哉、山村紅葉、竹原慎二、アキラ100%といった個性豊かなキャストが出演する。監督は『ソラニン』三木孝浩監督は三木孝浩。『ソラニン』『僕等がいた』など爽やかな青春映画や恋愛映画の名手でありながら、WOWOW連続ドラマW『闇の伴走者』ではミステリー・サスペンスの緊迫感を表現し、その幅広い演出力で高い評価を受けている。竹内涼真とは『青空エール』、横浜流星とは『きみの瞳が問いかけている』以来、それぞれ2度目のタッグとなる。主題歌はback number「ベルベットの詩」主題歌はback number「ベルベットの詩」。ラブソングの名手として幅広い層から人気を集めるback numberが、『アキラとあきら』の熱い登場人物たちの生き様をイメージした珠玉の人生讃歌を書き下ろした。back numberボーカルの清水依与吏は「書き込んで、歌い、直して、歌い、ぐしゃぐしゃに丸めて、また真っ白い紙に向き合う。この作業を何度も何度も繰り返す事が、『アキラとあきら』の中で、苦悩や葛藤に晒されながら生きる登場人物の1人として『ベルベットの詩』を招き入れて頂く為にとても重要だったように思います」とコメントを寄せている。【詳細】映画『アキラとあきら』公開日:2022年8月26日(金) 全国東宝系ロードショー出演:竹内涼真、横浜流星、髙橋海人、上白石萌歌、児嶋一哉、満島真之介、塚地武雅、宇野祥平、奥田瑛二、石丸幹二、 ユースケ・サンタマリア、江口洋介原作:「アキラとあきら」(池井戸潤著/集英社文庫刊)監督:三木孝浩脚本:池田奈津子企画:WOWOW制作プロダクション:TOHOスタジオ
2021年11月27日竹内涼真と横浜流星が初共演し、「半沢直樹」「陸王」など数々の大ベストセラーを生み出してきた作家・池井戸潤原作を映画化する『アキラとあきら』にW主演。劇中衣装を身に纏ったティザービジュアルも解禁された。骨太なストーリーと多彩な感情表現で世代問わず多くのファンを魅了する池井戸作品。その中で、対照的な宿命を背負った2人の若者が、情熱と信念だけを武器に社会に立ち向かう異色作として注目を集めたのが今作。2017年に徳間書店から文庫が発売され、全国書店・ネット販売にて小説部門売上1位を記録、50万部を突破した。同年、WOWOWにて映像化された連続ドラマ版は、第34回ATP賞テレビグランプリを受賞し高い評価を得た。さらに、2020年8月には集英社から文庫(上下2巻)が再販され、現在の累計発行部数約70万部を突破。その勢いはとどまるところを知らず、満を持しての映画化が決定した。日本を代表するメガバンク<産業中央銀行>に、新入社員・山崎瑛と階堂彬が入社する。同期の中でもズバ抜けて優秀な2人だが、その性格は正反対。自らの過去から「人のために金を貸す」という熱き“信念”を持つ【瑛:アキラ】と、大企業の御曹司に生まれ冷めた目で仕事に取り組む【彬:あきら】。ライバルとして、日々しのぎを削っていたが、とある案件で自らの“理想”と“信念”を押し通した結果、【瑛:アキラ】は左遷されることに。一方、順調に出世していた【彬:あきら】の前にも、“血縁”というしがらみが立ちはだかる。やがて、何千人もの人生が懸かった巨大な危機が巻き起こる。絶望的な状況を前にしたとき、2人の“宿命”が重なり合い、【アキラとあきら】の奇跡の逆転劇が始まるーー。山崎瑛を演じるのは、舞台・ドラマなど幅広く活躍し、多彩な演技で人々を魅了し続ける竹内涼真。瑛は父の町工場が倒産し、夜逃げするなど貧しく辛い幼少時代を過ごし、人を救うバンカーになるという理想を胸にどんな融資先にも全力でぶつかる熱き銀行員。池井戸作品は「下町ロケット」(15・18)、「陸王」(17)に続く3作目の出演にして初主演となり、これまで企業側の役柄を演じてきた竹内さんが初のバンカーに挑戦。今作ではひたむきで人情味あふれる銀行員を演じる。そして、冷静沈着で頭脳明晰な銀行員ではあるものの、老舗海運会社・東海郵船の御曹司で親戚との軋轢や足の引っ張り合いに嫌気がさし、自ら後継ぎの座を退いた過去を持つ階堂彬を演じるのは、ドラマ・映画への出演が後を絶たない横浜流星。今年はドラマ「着飾る恋には理由があって」ほか、待機作に映画『あなたの番です 劇場版』や22年1月期のTBS×イスラエル共同制作日曜劇場「DCU」、全世界独占配信Netflixドラマ「新聞記者」、主演映画『嘘喰い』、映画『流浪の月』など多くの作品がある。飛ぶ鳥を落とす勢いで圧倒的な人気を誇る横浜さんが、初出演となる池井戸作品で、御曹司ゆえの葛藤を抱える複雑な役柄を堂々たる存在感で演じる。また、監督は、『ソラニン』『僕等がいた』など爽やかな青春映画や恋愛映画の名手として数々の作品を手がけ、大ヒットに導いてきた三木孝浩監督。その一方で、WOWOW連続ドラマW「闇の伴走者」(原作:長崎尚志)ではミステリー・サスペンスの緊迫感を見事に表現し、その幅広い演出力で高い評価を受けました。竹内さんとは『青空エール』(16)、横浜流星とは『きみの瞳が問いかけている』(20)以来、それぞれ2度目のタッグとなり、信頼関係が築かれた強力な布陣となる。竹内涼真/山崎 瑛(やまざき・アキラ)役「全国の働くみなさんにエールを」池井戸さんの作品に出演させて頂くのは3度目で、ご縁があるなと感じています。過去2作では企業側の立場でしたが、今作で初めて銀行マンを演じさせて頂きます!大きな壁にぶち当たり、苦しんで、時にぶつかり合って奮闘するリアルな姿を表現することにこだわり、現場で三木監督や流星君と話し合いながら、気持ちを込めて撮影しました。全国の働くみなさんにエールを送れるような映画になっていると思います。是非スクリーンでご覧いただけたら嬉しいです!横浜流星/階堂 彬(かいどう・あきら)役「2人の関係性を作っていった」池井戸さんの作品は以前から好きだったので、参加することができ、嬉しいです。大企業の御曹司でありながら銀行員ということで、姿勢や立ち振る舞い、堂々とした存在感を意識していました。銀行員としても一から学びました。竹内くんとは見つめ合うシーンが多く、『照れるね』と笑いながらも熱く意見を交わし合い、2人の関係性を作っていきました。生まれも育ちも違い宿命を背負い、運命に抗って生きてきた2人が出会い、お互いを認め合い、刺激しあいながら苦悩と向き合い、手を取り合う。そんな2人のライバルでもあり硬い絆で結ばれている関係性は台本を読んで、素敵だなと思ったし、心が熱くなりました。スピード感がありラストにかけて高揚感を感じてもらえると思いますのでお楽しみに。三木孝浩監督「二人の俳優の熱量とシンクロ」この作品は、出自の異なる二人の青年がそれぞれの宿命を背負いながらもお互いライバルとして認め合い、意識し合い、トップバンカーを目指して成長していく物語です。矜持の違いを火花を散らしながらぶつけ合う姿は、竹内涼真と横浜流星という今まさに勢いある二人の俳優の熱量とシンクロして現場で何度も心滾る瞬間がありました。この熱きカタルシスをぜひ映画をご覧になる皆さんにも味わっていただけたら嬉しいです!『アキラとあきら』は2022年夏、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アキラとあきら 2022年夏、全国東宝系にて公開予定
2021年11月24日展覧会「虹をかける:原美術館コレクション」が、群馬・渋川市の原美術館ARCにて、2021年4月24日(土)から2022年1月10日(月・祝)まで開催される。原美術館とハラ ミュージアム アークが「原美術館ARC」として集約40余年の歴史を歩んできた東京・品川の原美術館と別館のハラ ミュージアム アークが統合され、2021年4月、群馬県の地で「原美術館ARC」として再スタートを切る。豊かな自然の中にたつ「原美術館ARC」は、漆黒の建物それ自体が美術品のように美しく、館内には、書院造をモチーフとした特別展示室「觀海庵」などが設けられている。設計は世界的建築家・磯崎新が手掛けた。“虹”をテーマに、多彩な作品を紹介する最初の展覧会「原美術館ARC」としての初めての展覧会は、多様性や共存、平和の象徴ともいえる“虹”をテーマとし、現代美術を集めた「原美術館コレクション」と、国宝・重要文化財を含む東洋古美術からなる「原六郎コレクション」の中から、様々な国籍や文化を背景に持つアーティストたちの作品を紹介する。なお、本展は第1期と第2期に分かれており、各期で異なる作品に出会うことができる。約1,000点から構成される「原美術館コレクション」「原美術館コレクション」は、1950年代以降の世界各国の現代美術を、原美術館設立当初から収集し続けてきたものだ。理事長・原俊夫独自の視点で選ばれた絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど約1,000点で構成される。「虹をかける:原美術館コレクション」展では、2018年の「現代美術に魅せられて」展で出品されたものや、惜しくも中止となった原美術館最後の収蔵品展に展示する予定だった作品群を中心に紹介する。草間彌生、蜷川実花、荒木経惟、安藤正子、ジム ランビー、クリスチャン ボルタンスキーらに加え、原美術館でも人気を博した奈良美智や宮島達男の作品もリニューアルし展示される。狩野探幽や円山応挙らの作品が揃う「原六郎コレクション」一方「原六郎コレクション」では、明治時代の実業家である原六郎が収集した古美術から、中国陶磁の真髄を伝える国宝「青磁下蕪花瓶」、浮世絵美人図の先駆けとなる重要文化財「縄暖簾図屏風」をはじめとする近世日本絵画や書、工芸を所蔵している。本展では、近世日本の住宅に特徴的な書院造をモチーフとした展示室で、狩野派の日本絵画や円山応挙の大作画巻「淀川両岸図巻」といった作品と現代美術の競演を楽しむことができる。【詳細】展覧会「虹をかける:原美術館コレクション」会期:第1期 2021年4月24日(土)~2021年9月5日(日)、第2期 2021年9月11日(土)~2022年1月10日(月・祝)会場:原美術館ARC住所:群馬県渋川市金井2855-1TEL:0279-24-6585休館日:木曜日(祝日と8月を除く)、展示替え期間、1月1日(土)入館料:一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円、70 歳以上 550円※原美術館メンバーシップ会員は無料、学期中の土曜日は群馬県内の小中学生の入館無料※ぐーちょきパスポートを提示、障がいのある人は特別料金規定あり※団体については問い合わせ※伊香保グリーン牧場とのセット券(一般 1,800円、大高生 1,500円、中学生 1,400円、小学生 800円)※カフェ、ミュージアムショップのみ利用の場合も原美術館ARC への入館料が必要。【出品作家(予定)】全期:アニッシュ カプーア「虚空」、草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」、宮島達男「時の連鎖」、森村泰昌「ロンド ネオ」(仮題)、奈良美智「My Drawing Room」、鈴木康広「日本列島のベンチ」、束芋「真夜中の海」第1期(春夏季)現代美術:艾未未(アイ ウェイウェイ)、カレル アペル、アルマン、今井俊満、トム ウェッセルマン、アンディ ウォーホル、エロ、河原温、工藤哲巳、篠田桃紅、篠原有司男、ジャスパー ジョーンズ、杉本博司、須田悦弘、ジャン デュビュッフェ、ルイーズ ニーヴェルスン、ナム ジュン パイク、ルチオ フォンタナ、ジャクソン ポロック、クリスト、三木富雄、ロバート メイプルソープ、ロバート ラウシェンバーグ、ジム ランビー、李禹煥(リ ウファン)、ロイ リキテンシュタイン、ジェームス ローゼンクイスト、マーク ロスコなど古美術:狩野探幽「龍虎図」、円山応挙「淀川両岸図巻」など第2期(秋冬季)現代美術:荒木経惟、安藤正子、アドリアナ ヴァレジョン、フランチェスカ ウッドマン、加藤泉、加藤美佳、アンゼルム キーファー、ウィリアム ケントリッジ、マリック シディベ、周鉄海(シュウ テイハイ)、崔在銀(チェ ジェウン)、ジェイソン テラオカ、ミカリーン トーマス、蜷川実花、クリスチャン ボルタンスキー、ジョナサン ボロフスキー、増田佳江、やなぎ みわ、柳幸典、米田知子、横尾忠則、ピピロッティ リスト、ジャン=ピエール レイノーなど古美術:狩野派「雲龍図」、狩野派「層嶺瀑布図」など
2021年03月25日井ノ原快彦が主演を務める、映画『461個のおべんとう』が11月6日より公開される。ヒップホップバンド・TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)を映画化した同作は、長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原)が、息子・虹輝(道枝駿佑)と「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という約束をし、お弁当を作り続けた日々を描いた心温まる作品だ。井ノ原と、後輩である道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)が親子役を務めたことでも注目を集めている同作。今回は井ノ原にインタビューし、作品の思い出や後輩の道枝についても話を聞いた。○■息子役・道枝駿佑17歳の叫びに感銘――原作者の渡辺俊美さんから、直接音楽やお弁当作りの指導をしてもらったり、息子さんのお話を聞いたりといったことはあったんですか?ギターの練習はスタジオで「一緒にやろう」という感じでした。全て俊美さんが作った曲なので、「ここはこうやって弾いた方がいいよ」といったアドバイスをいただき、そこからまた家で練習しました。お弁当作りに関しては、料理のアドバイスと言うよりも、俊美さんがどうやって作っていたのかというお話を聞きました。ちょうど僕がやっていた舞台を観に来てくださって、楽屋で話し込んだら長くなってしまって(笑)。でも、そこで息子さんとの関係についてのお話も聞けました。道枝くんと歌った「Lookin’4」という曲も、一緒にゲームをしていた時のことが元になってるんだ、とか(笑)。――息子役の道枝さんは18歳ですが、ご自身が同じくらいの時と比べたりすると、印象はいかがでしたか?会った時は17歳になったばかりだったんですが、とても礼儀正しかったです。KREVAくんとやついくんとバンド用のポスター撮影をしていたところに来てくれて、「東京に出てきたので……」と言って、「なにわ男子 道枝」と熨斗のついたお菓子をくれたんですよ。去年、舞台をやっていた時も、大阪公演に誘ったら熨斗をつけた差し入れを持ってきてくれて……お菓子屋さんに頼むのかな? ご両親もしっかりした方なんだなと思いました。僕は地元のゆるキャラのサブレしか持っていなかったから、恥ずかしくて(笑)。よく「最近の若いもんは……」と言うけど、いいことしか言えません!――井ノ原さんの青春時代は、けっこう破天荒だったんですか?バブル時代ですからね(笑)。周りに変わった方が多かったから、「そういうものなのかな」と思っていたら、だんだん時代が許さなくなってきて、今の若い子はそういうところで生まれた子たちなんだろうなと思うんです。道枝くんは東日本大震災も経験しているし、阪神大震災の話もずっと聞かされてるだろうし、それでコロナ禍もあり、色々と考えるだろうな、と。この作品についても、「当たり前の日常なのに、今では当たり前じゃないことばかりが詰まってる」と言ってて、本当によく考えてると思うし、その通りだと思います。――道枝さんとのセッションもすごく印象的でした。彼はハモったことがなかったみたいなんです。俊美さんにレコーディングについていただいたんですが、その前に何回か合わせたのに、なかなかうまくつかめなかったので、合間で一緒に練習しました。そうしたら飲み込みが早いから、僕がちょっと歌い出すだけで、彼のハモが途中から入ってくるようになって。ゲームみたいにチョコチョコと練習していました。――親子のシーンでは、どのようなところが心に残っていますか?一樹のいろいろな行動について、虹輝から「なんで?」と聞かれるシーンが多いんです。その度に一樹は「説明しなきゃダメ?」と返すんだけど、本人にとっては大きなことではなくて、単に「好きだから」とか、そういう理由。でもそれが虹輝にとってはすごく大きな問題で、そういう眼差しを受けた時に、一樹の気持ちで「あ、すいません」と思ってしまいました(笑)。「父さんがうまくいくのは、周りに甘えてるからだよ」と言われるシーンも、「ごもっともです」と思うし、息子の虹輝から強い眼差しを受けて、グッとくるところはたくさんありました。あとは、撮影が始まる時に「自分の中で大事にしてるシーンってどこなの?」と聞いたら、道枝くんが「浜辺で叫ぶシーン」と言っていたことが印象に残っています。初々しいのが、「あのシーンが大事だと思ってるんですよね」とかじゃなくて、「あのシーンが難しいと思ってる」「頑張りたいと思ってる」と言っていたところ。だから、「僕も見れたらいいな」と言っていたら、たまたま自分も撮影のあった日だったんです。道枝くんのそのシーンが見れて、「17歳の叫びって、すごいな」と思いました。そんな声はもう出ないと思ったし、感情の揺らぎもあって、彼の人間性が出るんだな、考えていることもいっぱいあるんだろうな……と思って。いいものを見せてもらったような気持ちになりました。最後のお弁当までの流れも、「人がものを食べている瞬間って泣けるな」と思ってグッときました。――KREVAさん、やついさんとは作中のバンド・Ten 4 The Sunsを演じられていましたが、ライブシーンもかっこよかったですし、結成20年という設定で、インタビューシーンなんかもすごくリアルでした。初対面だけど、2人とも最初からすごい話すから、ずっと会話していました。インタビューだと、テレビとまた違うところがあって、ちょっと素が出る感じ。でも20周年を迎えたバンドという設定だったので、ちゃんと話すことは話すという気遣いもあったり。やついさんもKREVAさんも、”お芝居”にならずに普通に話すから、「この人たち、すごいな」と思いました。本業だからこそ、リアルだなと思うところはあるでしょうね。同年代だし、それぞれいろんな形で音楽に携わってきたから、そういう部分が出ていてよかったと思っています。――今までのお話を伺っていても、テレビなどで拝見していても、井ノ原さんの意見や考え方がすごくフラットだなと思うんですが、どう培われてきたんでしょうか?徐々にだと思いますが、グループ活動して来たのは大きいかもしれないです。あとは、俳優というお仕事でも、例えば僕は今回母親役の倍賞千恵子さんのことをすごくリスペクトしていますが、それが演技に表れてしまったら元も子もないので、フラットにならないといけない。演技が終わった時に、きちんと人として尊敬しているという気持ちが出ればいいと思います。僕らの事務所の先輩や、役者としての先輩たちも「カットがかかるまでは関係ないから」と言ってくださっていたから、それが1番良い方法だとわかっていたんでしょうね。そういった先輩方から教わったことが、自分にも生きているんだと思います。■井ノ原快彦1976年5月17日生まれ、東京都出身。1995年にV6としてCDデビュー。以降、グループでの活動の見ならず、ドラマ、映画、舞台で俳優として、TVではMCとしても活躍の幅を広げ、老若男女問わず愛されている。主なドラマ出演作は、カンテレ開局60周年特別ドラマ『僕が笑うと』(19年)や、前シリーズを含めると15年にわたって出演している『特捜9』シリーズ(18〜20年)など。主な映画出演作は『天国は待ってくれる』(07年)、『FLOWERS』(10年)。昨年話題となった劇場版アニメーション『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』ではナレーションを務めた。
2020年11月06日お笑いコンビ・ロザンの菅広文と宇治原史規が先月25日、YouTube公式チャンネル「ロザンの楽屋」で、夢を持つことについて自身の考えを語った。「【夢があるかないか】で人の優劣を決めてはいけない」と題した動画内で、「夢を追うことって、そんなに素晴らしいことなのか。普通に淡々と暮らしていければええやん」と疑問をぶつけた菅。そのきっかけは、コンビニでの出来事だったそうで、「音楽やってるような感じの子おるやんか。『ここは俺の居場所じゃねーんだ』みたいな接客するやつおれへん? あれは夢の影響やと思うねん」「すごいふてくされてやってる子おるやんか。それがすごい嫌で」というエピソードを語った。芸人はもちろん、ミュージシャンもコンビニの店員も、「お客さんを楽しませる仕事」だという菅は、「本質としては一緒。お客さんに不快な思いをさせない。不快な思いをさせてしまってる段階で、音楽で成功するか? って」という辛らつな意見も。「そこまでの行程をサボるなよ! って思う。置かれてる状況を無視するなよって思う。自分の置かれてる状況をナシにするやん」と強い口調で諭した。そんな菅の考え方に、宇治原も、「『俺は夢があるから、これは腰掛なんだ。こんなことしてる人間じゃないんだ』っていうのが、一番間違えてる」と共感した様子。夢を持っている人が称賛されがちな世間の風潮についても、「色んな夢があるけども、一般的に語りがちな夢を、いいね! って言い過ぎやってことでしょ? 夢を持とうが持つまいが、持ってる人と持ってない人の間に優劣の差なんてない」と苦言を呈していた。
2020年11月02日「下町ロケット」「ノーサイド・ゲーム」などもはや“池井戸ドラマ”というひとつのジャンルをドラマ界に築いたともいえる人気作家・池井戸潤の小説を原作にしたドラマ。「池井戸潤原作の作品ならば必ず見る」という方も多いのでは?この春からは、同時に2作の新たな池井戸ドラマが放送!1本は残念ながら新型コロナウイルスの影響で放送開始が延期となってしまいましたが、池井戸ドラマというジャンルの確立のきっかけ、いや、TBSの日曜劇場に新たな路線を作ったといっても過言ではない大ヒットドラマの7年ぶりの続編となる「半沢直樹」。そして、もう1本が「空飛ぶタイヤ」(2009年)、「下町ロケット」(2011年)など、実はTBSの「半沢直樹」(2013年)以前から池井戸作品を連続ドラマ化し、高い評価を集めてきたWOWOWによる「鉄の骨」(4月18日より放送)です。ここではこの2作品の特徴や違いに触れつつ、それぞれの作品の魅力について紹介していきます。巨悪に立ち向かい“倍返し”に期待「半沢直樹」多くの人々の心を掴んで離さない池井戸ドラマの共通点として挙げられるのが「勧善懲悪」、「下剋上」といったキーワード。小さな町工場や存続の危機に陥った実業団スポーツチームなど、“弱小”とも言える立場の人々が巨大な悪や強力なライバル、不条理とも言えるような危機的な状況に立ち向かう姿に視聴者は感動を覚え、最後にガツンと悪を成敗し、勝利をつかみ取るさまに爽快さを感じてきました。前作の「半沢直樹」も、大手銀行に勤める主人公・半沢(堺雅人)と仲間たちが「倍返し!」を決めゼリフに、焦げついた5億円もの融資の回収、経営の傾いたホテルの再建に奔走するというストーリーであり、最終話で半沢が“ラスボス”の大和田常務(香川照之)の不正を暴き、土下座を迫るシーンは大きな話題を呼びました。続編では、前作のラストで子会社「セントラル証券」への出向を命じられた半沢の新たな戦いが描かれます。IT企業による1500億円規模の敵対的買収、そして航空会社の再建が本作の題材となるようですが、やはり視聴者が待ち望んでいるのは絶体絶命に陥った半沢が巨悪に立ち向かい、「倍返し」をするさまでしょう。元祖にして王道の池井戸ドラマがもたらす爽快感に期待が高まります。「正義とは何か?」を問う「鉄の骨」一方で、そんな池井戸作品の「勧善懲悪」というセオリーから外れた異色の作品と言えるのが「鉄の骨」です。建設業界における「談合」――公共事業や新たな施設の建設の際に行われる入札の金額を参加企業が事前に話し合い、落札業者を調整するという不正行為をテーマに扱っていますが、大きな特徴は主人公が、この不正に手を染める側の人間であるということ。神木隆之介演じる主人公・平太は中堅建設会社に勤める誠実な若手社員。そんな彼が、公共事業の受注などを担当する業務部への異動を命じられ、そこで建設業界全体で当然のごとく行われている談合の実態を目の当たりにし、自らもそこに関わっていくことになります。通常の池井戸ドラマであれば、正義に燃える主人公は、そんな業界に怒りを覚え、不正を暴いて…という展開になりそうですが、そうはならないのが本作の魅力。違法であり、不正であることは間違いないが、その一方で談合は雇用、業界全体を守るための“必要悪”。そんな大人たちの論理を前に平太は葛藤し、見る者に「正義とは何か?」と問いかけます。とはいえ、そんな重いテーマを描きつつも、熱い人間ドラマと爽快感、そして最後にはアッと驚くどんでん返しも待っており、「半沢直樹」同様にしっかりと「これぞ池井戸ドラマ!」と言える魅力が詰め込まれています。骨太の物語を支える実力派キャスト集結キャスティングは、「半沢直樹」「鉄の骨」いずれもオールスターキャストといえる陣容。「半沢直樹」では半沢役の堺雅人をはじめ、妻・花役の上戸彩、同期の親友・渡真利役の及川光博に“オネエ検事”で話題をさらった黒崎役の片岡愛之助、頭取・中野渡役の北大路欣也らが続投。前作で半沢に屈辱の土下座を迫られ、失脚した大和田は、原作シリーズではそれ以降は登場しませんが、前作での香川照之の熱演が大きな話題を呼んだこともあってか、こちらも続投!一体、どんな顔芸を見せてくれるのか楽しみです。「鉄の骨」も池井戸ドラマ初参加となる神木隆之介さんをはじめ、平太を業務部に引っ張った人物でもあるやり手の常務・尾形に内野聖陽、平太の彼女で銀行員の萌に土屋太鳳、萌の上司で相談相手でもあり、平太の恋のライバルともなる園田に向井理、建設業界のフィクサー役に柴田恭兵などWOWOWならではの骨太の物語を支えるべく実力派キャスト陣が顔を揃えます。また談合を捜査する東京地検特捜部の検事を、「半沢直樹」で半沢に倍返しされる支店長を演じた石丸幹二が演じるほか、同じく支店で半沢を妨害する上司を演じた宮川一朗太が、「鉄の骨」では平太の上司の業務部長を演じるなど、池井戸ドラマファンにとっては嬉しいキャスティングも!家から出られずストレスの溜まりやすい状況ですが、異なるタイプの池井戸ドラマで爽快感と深みを味わってみては?「鉄の骨」はWOWOWにて4月18日(土)より放送開始。「半沢直樹」はTBS系にて放送(※日程調整中)。(text:Naoki Kurozu)
2020年04月21日女優の原知佐子さんが1月19日に、上顎がんのため逝去した。84歳だった。原さんといえば、55年に新東宝ニューフェイスとしてデビュー。映画や舞台など幅広く活躍した。1970年代にはドラマ『赤いシリーズ』(TBS系)で、ヒロイン・山口百恵のイビリ役として存在感を発揮した。「原さんは『赤いシリーズ』で、百恵さんのファンが激怒するほどの意地悪な役を熱演しました。ですが演技以外では多忙を極める百恵さんを気づかって、食事に誘うといった優しい面もあったようです」(テレビ局関係者)最近の活躍では、映画『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』(’15)や『シン・ゴジラ』(’16)にも出演していた原さん。『シン・ゴジラ』では、背負われて避難する老婆役を演じていた。「原さんの登場シーンはほんの数秒でした。そのため、エンドロールで原さんを発見した観客も多かったようです。注意深く探さないとわからないほどだったので、原さんを見つけようと再び観劇する人もいたようです」(映画関係者)そんな原さんといえば、『ウルトラマン』シリーズを手がけた故・実相寺昭雄さん(享年69)がご主人だ。実相寺さんは円谷プロ制作の『ウルトラマン』や『怪奇大作戦』といった怪獣・特撮番組の監督として有名で、多くの映像作家たちに影響を与えた。原さん自身も特撮番組に数多く出演し、実相寺さんが携わった特撮ドラマ『ウルトラマンティガ』(’96)や『ウルトラQ dark fantasy』(’04)などにも出演した。「原さんは実相寺さんの作品に出演するいっぽうで、互いを詮索しない自由な夫婦関係でした。とはいえ、原さんはお墓参りには必ず行っていたそうです。実相寺さんは先祖を大切にする原さんに感謝していました」(前出・映画関係者)しかし、’06年11月29日に実相寺さんは胃がんのため逝去した。「当時、原さんは愛知県で舞台に出演していました。その間に実相寺さんの容体が悪化したようです。実相寺さんが永眠したことを確認すると、原さんは直ぐ舞台に戻ったと聞きました。原さんはその時のことについて、『舞台があったから気丈でいられた』と振り返っていました」(舞台関係者)生涯にわたって女優魂を貫いた原さんに、追悼の声があふれている。《マザラス星人やマノン星人役の…実相寺監督の奥様、原知佐子さん亡くなったのですか…ショックご冥福をお祈りします。》《原知佐子さん。凛とした女性でした。実相寺監督が亡くなった後にもウルトラシリーズに出演されたりして嬉しかったです。「シン・ゴジラ」にも出演。ご冥福をお祈りします》《原知佐子さん 実相寺昭雄さんの奥さまであり、『シン・ゴジラ』やウルトラシリーズにも出演なさってた『ウルトラマンオーブ』最終回前編でも、「太平風土記」に纏わる大事な役を演じられておりましたね お疲れ様でございました》
2020年01月20日台湾発ドリンクスタンド「ミルクシャ(Milksha)」の3号店を、2019年11月26日(火)に東京・世田谷の下高井戸にオープンする。原材料に強くこだわった高品質の“ナチュラル”なドリンクを提供する「ミルクシャ」。下高井戸店は、青山、恵比寿に続く3号店としてオープンする。本国の台湾同様、“ナチュラル”なドリンクにこだわり、自社牧場とテイストの近い提携先の牧場から仕入れた国産生乳100%の濃厚でフレッシュなミルクを使用。また、防腐剤、着色料、香料を一切使用しない、宝石のような見た目の自家製“白タピオカ”や、厳選された原材料を使用したドリンクを提供する。店頭には、もちもち食感の“白タピオカ”をふんだんに使用した「タピオカ特選紅茶ミルクティー」「プレミアムタピオカ黒糖ミルク」や、濃厚なミルクにこっくりとした甘さのタロイモをたっぷりブレンドした「大甲(たいこう)タロイモミルク」といった人気メニューが勢揃い。さらに、ミルクと上質な甘みの島根県出雲抹茶がマッチした「出雲抹茶ミルク」や、フランスのチョコレートブランド・「ヴァローナ」の滑らかなココアを使用した「ヴァローナココアミルク」、深みのある香りと上品な味わいが魅力の「高峰ウーロンミルクティー」など、冬におすすめのドリンクも販売する。また、下高井戸店オープンを記念して3日間限定で抽選会を開催。ドリンクのプラスチックカップ等をリサイクルして作った「ミルクシャ」特製のドリンクホルダーやトッピング無料など、7つのプレゼントを用意する。【詳細】ミルクシャ 下高井戸オープン日:2019年11月26日(火)住所:東京都世田谷区赤堤4-48-7 セイジョー下高井戸ビル 1階営業時間:10:00~21:00TEL:03-6379-2868■メニュー例・大甲(たいこう)タロイモミルク 680円+税・タピオカ特選紅茶ミルクティー 650円+税・プレミアムタピオカ黒糖ミルク 680円+税・出雲抹茶ミルク 650円+税・ヴァローナココアミルク 600円+税・高峰ウーロンミルクティー 550円+税※価格はすべてRサイズ。店頭ではSサイズも提供。
2019年11月28日「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」で知られる池井戸潤の「鉄の骨」が、神木隆之介主演でドラマ化決定。「精一杯頑張りますので、ぜひ見てください!」とメッセージを送るコメントも到着した。ストーリー中堅建設会社入社4年目の若手社員富島平太は、ある日突然、畑違いの「業務部」へ異動を命じられる。そこは公共事業などの大口案件の受注を担当する、「談合部」と揶揄される部署だった。くたびれた顔の部長や、粗野で男くさい先輩、泰然自若とした女先輩、切れ者で腹の底が見えない常務らと共に、2,000億円規模の公共工事の受注を目指す平太は、やがて談合を取り仕切る業界のフィクサーとの交流を深めていく中で、欲望やしがらみを目の当たりにする。談合は“必要悪”なのか。平太は「理想」と「現実」の間でもがきながらも会社の命運を握る仕事にやりがいを見出していく。一方、入札は大胆な技術革新に成功した平太たちがリードするが、そこに老練なライバル社の幹部たちが立ちはだかり、さらに大物政治家の官製談合を追う検察特捜部も動き出し、平太にも捜査の手が伸びる。果たして入札の行方は、そして会社と平太の運命は…。神木隆之介が中堅建設会社の若手社員役原作は、発行部数60万部を超える池井戸潤の「鉄の骨」。本作では、中堅建築会社の若手社員の奮闘する姿と共に、「談合」は“必要悪”かをテーマに迫力のある人物描写で描く。主演を務めるのは、『るろうに剣心』『フォルトゥナの瞳』などに出演、近年では初の舞台出演やMV初監督・プロデュースなど、多彩な才能を発揮する神木さん。演じるのは、中堅建設会社入社4年目の若手社員・富島平太。建設現場を愛する不器用で実直な彼は、現場から“談合の窓口”と呼ばれる業務部に異動し、公共事業の入札を巡る企業間の死闘や策略、そして談合の裏側を目の当たりにする。談合に後ろ向きだった平太は、やがてゼネコン幹部たちと渡り合う中で「談合は必要悪か、ただの保身か」日々苦悩。さらに、学生時代から付き合っている銀行員の恋人とも折り合いが悪くなり、公私ともに波乱が待ち受ける…。「繊細かつ時に刃の様な鋭さを持って」「あの池井戸潤さん作品に出させて頂くことを大変光栄に思っています」と本作への参加を喜んだ神木さんは、「とても人気のある作品で、ファンの方もたくさんいらっしゃると思うので、プレッシャーを感じていますが、それと同時に、どんなドラマになるのか今からとても楽しみです!」と心境を明かす。また、「建築業界の専門用語も多かったので、少し難しい印象も受けましたが、とても面白かったです!」と脚本の印象を語り、「社会の中で戦う主人公を、繊細かつ時に刃の様な鋭さを持って、演じられたらいいなと思っています。この小説のファンの方にも、少しでも認めてもらえるよう、精一杯頑張りますので、ぜひ見てください!」と視聴者へメッセージを寄せている。池井戸氏もまた「出演者の皆さんの迫真の演技に期待しています」と完成が楽しみだとコメントしている。連続ドラマW「鉄の骨」は2020年4月、毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送予定(全5話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2019年11月20日GENERATIONS from EXILE TRIBEが、ニューシングル『Brand New Story』をリリース。メンバーの数原龍友さんが、今回の曲で表現したもの、そして、今後挑戦していきたいことについて語りました。30歳の時、圧倒的な輝きを放っていたい。新曲のデモテープを聴いた瞬間、探し求めていた曲と出合えた手応えがありました。ビートがあり今っぽいけど、温かみもあり、それがEXILEらしい。今作のように歌が前に出る楽曲は表現遊びが楽しいのですが、特に“歌は楽しいな、いいな”とあらためて強く感じられた作品です。今は、次のツアーで昨年の完成度を超えていくには何をすべきかと考えている時間が、すごく楽しい。想像を超えないと熱狂には繋がらないから、誰も観たことのないものを作りたいです。ファンの皆さんは、思わぬところで僕たちを包んでくれることもあれば、逆に、こちらの気持ちがうまく伝わらないことだってある。でも、その経験を生かし、次の僕たちの形として提示していくわけだから、今のGENERATIONSは、ファンの皆さんが構築しているところが大きいと思います。そう、今年27歳になるのですが、30歳になった時に圧倒的な輝きを放っていたいんです。やるべきことをやりながら余裕のある、窮屈じゃない男。後輩に“数原さんは働いているけど遊んでいるし、いつ寝てるんだろう。あんなふうに自由に生きていきたいな”と思ってもらえれば嬉しいです。かずはら・りゅうと1992年12月28日生まれ。兵庫県出身。ボーカリスト。今はマリンスポーツに夢中。サーフィンと、湖でレイクサーフィンをやることにハマっている。シャツ 参考価格¥150,000中に着たカットソー 参考価格¥40,000(共にヴァレンティノ/ヴァレンティノ インフォメーションデスク)その他はスタイリスト私物ジェネレーションズ フロム エグザイル トライブ2012年にデビューした7人組ダンス&ボーカルグループ。アニメ映画『きみと、波にのれたら』の主題歌「Brand New Story」を収録したニューシングルが発売中。今年は5大ドームツアーを予定。※『anan』2019年7月24日号より。写真・酒井貴生(aosora)スタイリスト・吉田ケイスケヘア&メイク・寺本 剛(JYUNESU)取材、文・菅野綾子保手濱奈美重信 綾撮影協力・アワビーズ(by anan編集部)
2019年07月21日7月7日、日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)の第1話が放送された。本ドラマは小説家・池井戸潤氏(56)の最新作が原作。放送後、主人公の君嶋隼人を演じる大泉洋(46)に《心のこもった演技は人の胸を打つね》と絶賛の声があがった。いっぽうで、主人公と対立する“悪役”の滝川常務を演じた上川隆也(54)にも絶賛の声が寄せられている。《悪役ぶり痺れます》《役者上川隆也の真髄を見せつけられた気がする》《上川さんの悪役最高 優しい口調だけど出世のために人を貶める邪悪な上司》池井戸氏の作品は、過去にも日曜劇場で「半沢直樹」(’13年)や「陸王」(’17年)などがドラマ化された。いずれも主人公が組織の中で奮闘し、苦境の中から成功をつかみとる逆転劇が特徴的。この「池井戸作品」に引き込まれるファンは多い。悪役も「池井戸作品」のドラマにとって重要な存在だ。たとえば、「半沢直樹」で悪役を演じた香川照之(53)は強烈なインパクトを残した。さまざまな顔芸や悪態をつき、最後には土下座で主人公に屈した。このように悪役はインパクトが強いほど、主人公が成功した時の反響も大きい。本ドラマで上川が演じる滝川常務は、皮肉を利かせて鼻先で相手をせせら笑うような冷徹上司。そんな上川は先月まで「執事 西園寺の名推理」(テレビ東京系)で、スマートな“善人”の執事を演じたばかりだ。それだけに上川のギャップに驚きの声があがった。《西園寺と滝川常務 同じ人が演じてるとは思えない》《“奥様の仰せのままに”の執事の時には感じられなかった色っぽさが炸裂》《滑舌の良い上川さんがわざと口をあまり開けずに喋ることで嫌な感じを強調してる》ドラマはスタートを切ったばかりだが、《上川さんの演技で大泉さんもより輝く、そう思いました》《もっともっと悪くなってほしい》と重要な役どころを担う上川に期待の声も。上川の悪役ぶりが、今後のドラマの行方を左右しそうだ。
2019年07月08日大泉洋(45)主演で、池井戸潤(55)の新作小説「ノーサイド(仮題)」がTBS系で連続ドラマ化されると2月18日にわかった。小説は今夏に刊行予定であり、ドラマも7月から放送されるという。各メディアによると同作は出世コースから外れた中堅サラリーマンが、左遷先で会社のラグビーチームのゼネラルマネージャーを任されるというストーリー。低迷するチームが再起に向けて奮闘する様が描かれるという。大泉は「私自身も今まで放送されてきた、数々の池井戸作品のファンでありましたので、その池井戸さんの新作ドラマで、主演させていただくのはとても嬉しく、光栄であります。」とコメント。さらにこう意気込みを見せた。「日本でラグビーのワールドカップが開催されるという年に書きおろされる池井戸さんのラグビーを題材にした新作を読者として、純粋に楽しみにもしています。絶対面白いでしょ!!」「ノーサイド」が放映されるのは、これまでも「半沢直樹」「下町ロケット」といった池井戸作品で大ヒットを生んできた日曜劇場枠。60年以上の歴史を持つドラマ枠であり、ネットでは主演を務める大泉の出演に歓喜する声が上がっている。《大泉洋さん凄いね。日曜日TBS9時の主演だよ。まさかこんな日が来るとは。楽しみです応援してます》《大泉さんはずっと映画に出てて、ドラマで観たかったから嬉しい!まさか、主演で日曜劇場とは想像つかなかった……》また大泉もコメントしたように、今年はラグビーW杯が日本で開催され注目度も抜群。さらに大ヒットを期待できる理由があるという。「北海道のローカルタレントから出発した大泉さんですが、今や日本を代表する俳優の1人。昨年末に公開された主演映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』も公開1ヵ月で興行収入10億円を突破しました。さらに池井戸さんといえば現在、原作を務めた映画『七つの会議』が上映中。2月1日に公開したところ、2週間足らずで動員数が100万人を突破しています。業界ではその相乗効果で、すでに『ノーサイドは大ヒット確実!』といった声も上がっています」(テレビ局関係者)大泉洋と池井戸作品の化学反応に今から期待が膨らむばかりだ――。
2019年02月18日大泉洋が、7月期のTBS日曜劇場で池井戸潤作品に初出演。左遷された男が低迷する社会人ラグビー部の再起に挑む「ノーサイド」(仮)で主演を務める。現在公開中の『七つの会議』をはじめ、「半沢直樹」「陸王」「下町ロケット」などの原作で知られる池井戸氏の夏刊行予定の新作を日曜劇場で映像化。主演を務めるのは、映画・舞台・ドラマなど様々な作品での活躍と多才ぶりで知られる大泉洋。TBS連続ドラマは初主演となる。また、これまで大泉さんが所属する演劇ユニット「TEAM NACS」では安田顕や森崎博之が「下町ロケット」に、戸次重幸が同作や「花咲舞が黙ってない」に、音尾琢真が『七つの会議』や「陸王」などに出演してきたが、今回“最後のひとり”大泉さんが満を持して池井戸作品と初タッグを組む。■中堅サラリーマンが左遷先で出会ったのは低迷するラグビーチーム演じるのは、大手メーカー「トキワ発動機」の中堅サラリーマン・君嶋隼人。出世レースの先頭に立ち、幹部候補とまで言われていたが、上司が主導する企業買収に異を唱えたことで左遷。地方の工場に総務部長として赴任、さらにトキワ発動機ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼任するよう命じられる。かつては強豪チームだったが、いまでは成績不振にあえいでいる「アストロズ」。ラグビーの知識も、経験もない君嶋にチーム再建という重荷が課せられる。低迷するラグビーチームと出世の道を絶たれた男の、再起をかけた闘いが始まる!■大泉洋、初の池井戸作品を「全身全霊で演じたい」「今まで放送されてきた、数々の池井戸作品のファンでありましたので、その池井戸さんの新作ドラマで、主演させていただくのはとても嬉しく、光栄であります」と大泉さん。「大きなプレッシャーも感じていますが、『99年の愛~JAPANESE AMERICANS~』『LEADERS ll』でもご一緒させていただき、全幅の信頼を寄せる福澤(克雄)組と一緒にこの君嶋という役を全身全霊で演じたいと思います。そして日本でラグビーのワールドカップが開催されるという年に書きおろされる池井戸さんのラグビーを題材にした新作を読者として、純粋に楽しみにもしています。絶対面白いでしょ!!」と自身でも楽しみにしている様子。また、「『TEAM NACS』というすごい集団といつか仕事をしたい」と思っていたというプロデューサーの伊與田英徳氏は、約5年越しに念願かなって大泉さんと組めることに「ワクワクしております」と語る。「池井戸さんと大泉洋さんの新しい出会いから奏でられるエネルギーが、どんなドラマになるのか、今から楽しみです」と明かしている。日曜劇場「ノーサイド」(仮)は7月より毎週日曜21時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年02月18日ドラマ「フラジャイル」など数々の話題作に主演する長瀬智也が、この度、映画化としては初となる池井戸潤原作に挑んだ『空飛ぶタイヤ』。長瀬さんにはぴったりともいえる正義感溢れるアツい役を演じるだけでなく、共演陣も魅力的な本作の見どころに迫る。■あらすじよく晴れた日の午後。1台のトレーラーが起こした事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社の社長・赤松徳郎は警察で信じられないことを聞く。突然タイヤが外れた、と。整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングをされる毎日の中、彼は車両の構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車へ再調査を要求する。ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太は、赤松の要求を疎ましく思いながらも真実を突き止めるために、また同じころ、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査をそれぞれ開始していく。突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”――。過去にも行われていたそれは、2度とあってはならないことだった。果たして、それは事故なのか事件なのか。男たちは大企業にどう立ち向かっていくのか。正義とはなにか、守るべきものはなにか。日本を代表するオールスターキャストによる世紀の大逆転劇が始まる!■ついに池井戸潤の原作がスクリーンで描かれる!第145回直木賞を受賞した「下町ロケット」をはじめ、「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「民王」など、世相や現代社会の歪みなどを反映させた数多くの作品がドラマ化され、多くの人の共感を得て社会現象化を巻き起こしてきた池井戸氏。累計120万部突破の大ベストセラー「空飛ぶタイヤ」は、これまでドラマ化が続く池井戸作品の中で満を持しての初映画化となる。2006年に単行本が発行され、第136回直木賞候補作にもなった本作は、池井戸氏本人にとって「ぼくはこの物語から、『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」というほどに思い入れのある1作。2009年にはWOWOW連続ドラマWにて仲村トオル主演で映像化され、「第26回ATP賞テレビグランプリ2009」最優秀賞を受賞するなど、早くから多くの期待を集めていた作品だ。■武骨な社会派に挑んだ、アツい出演者たち!主演の長瀬さんをはじめ、本作にはあえて若手の登場を抑え、実力派を揃えたキャスティングが大きな見どころとなっている。長瀬智也/赤松徳郎「TOKIO」のメンバーとして多岐に活躍する一方、俳優としても一目置かれる存在の長瀬さん。どんな困難にも、あきらめず、負けず、そして終わらせない。自らの信念や正義のため何度でも立ち上がる、巨大企業と戦う運送会社の社長・赤松徳郎を熱演する。長瀬さんは、本作で主人公・赤松を演じるに当たって「役の年齢と近いこともあり、共感できる部分がたくさんありました。社会へ勇敢に立ち向かう役をいただき、とても光栄に思います。そして、僕はいつも通り本気でやるだけです」と語っていた。ディーン・フジオカ/沢田悠太長瀬さんが演じる整備不良を疑われた運送会社社長・赤松と対峙する、ホープ自動車の沢田課長役を演じたディーンさん。赤松からの再三の再調査要求を疎ましく思いながらも、自らも調査内容を疑問に思い調べていく内に、会社がひた隠す、重大な事実に気づいてしまうという難しい役どころだ。「赤松と沢田は立場が全く違いますが、正義に対して近い価値観を持った2人がぶつかり合い、最終的にはそれぞれの戦いを全うしていく…こういう人たちがいたら世の中いい方向に行くんじゃないかなと、希望を感じながら演じることができました」と、自身の役についてふり返っている。高橋一生/井崎一亮「鉄の骨」「民王」に続き今回が3度目の池井戸作品への出演となる高橋さんが、大手ホープ銀行の本店営業本部で、グループ会社であるホープ自動車の担当をしている井崎一亮役を演じる。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころ。赤松や沢田と直接対決することはないが、物語の大きな軸の1つとなっている存在だ。「池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます」と、高橋さんは今回の出演に喜びをあらわにした。脇を固めるキャストも実力派ぞろい!文字通りのオールスターといえるキャスト陣が、本作の脇を固めている。主人公・赤松徳郎の妻・史絵役には深田恭子。ホープ自動車常務取締役・狩野威役に岸部一徳。赤松運送専務・宮代直吉役に笹野高史。港北中央署刑事・高幡真治役に寺脇康文。週刊潮流記者・榎本優子役に小池栄子など、総勢37名にも及ぶ錚々たる面々が集結した。■豪華キャストの競演が垣間見える予告編!公開されている予告映像では、懸命に真実を突き止めようとする長瀬さん演じる赤松の姿や、製造元である大手自動車会社のホープ自動車の沢田(ディーンさん)、グループ会社・ホープ銀行の井崎(高橋さん)の登場シーンも見ることができる。さらに、赤松を献身的に支える妻・史絵(深田さん)の姿や、自らの信念を貫く刑事・高幡(寺脇さん)、赤松にすべてを託すもう1人の熱い男・相沢(佐々木蔵之介)、そして「証拠はどこにも存在しない」とリコール隠しを匂わせる狩野(岸部さん)ら、脇を固める超豪華キャストのシーンも解禁されている。最新予告には大企業と孤軍奮闘する赤松が嗚咽する姿も収められており、その先の展開が気になってやまない仕上がりになっている。■サザンの主題歌をフィーチャーしたスペシャルトレーラー解禁!本編映像に「サザンオールスターズ」が歌う主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」をフィーチャーした計2分のロングバージョンも、併せて解禁されている。予告編ではサビしか聴くことができなかった主題歌だが、本作のために桑田佳祐が書き下ろした歌詞も大きく表示され、映画と歌詞の世界を存分に楽しめるようになっている。さらに、タイヤの脱落事故を起こした運送会社の社長・赤松を演じる長瀬さんと、事故の再調査を行う自動車会社の社員・沢田を演じるディーンさんが、「巨大企業の闇」について意味深な言葉を交わすシーンも収録。映像のラストでは、「俺が闘わなくて誰が闘う!」という赤松の気迫溢れるセリフも聞くことがことができる。■大先輩と競演を果たした、ジャニーズJr.の阿部顕嵐にも注目!「Love-tune」のメンバーとして活動する阿部さんは、ドラマ「49」で俳優デビューを果たし、翌年には「近キョリ恋愛~Season Zero~」でドラマ初主演。「近キョリ恋愛」に登場する櫻井ハルカ(山下智久)の高校生時代を演じ話題に。舞台では「魔女の宅急便」へ出演し、舞台「何者」では主演を務めるなど、俳優としての活躍に注目が集まりつつある。本作が映画初出演となる阿部さんは、赤松の下で働く若手整備士・門田駿一を演じている。少々態度の尖った、目つきの鋭い金髪の青年という、阿部さんにとって初めてのキャラクターだ。大先輩・長瀬さんと初共演には「長瀬くんをはじめとした大勢の憧れのキャストの方々とご一緒できて、また同じ空気を吸いながらお芝居ができて学ぶことが多く、とても刺激を受けました」とふり返った。■出演者が語る、それぞれの「守りたいもの」とは?完成披露試写会にて登壇した長瀬さんは「守りたいもの」を聞かれると「やっぱり愛する人じゃないですか」と発言すると、会場からは大歓声が!しかし最後に「いればね」と付け加えて笑いを誘った。一方、ディーンさんは「愛するものといえば、やっぱり家族ですね。子どもたちは命をかけて守らなければいけない存在ですし、自分ががんばらなければ、誰が彼らを導いていけるのかと思ってしまいます」と熱い家族への思いを語った。すると長瀬さんは「本当は俺もそれを言いたかった…」と語って再び客席を笑わせていた。また、高橋さんは同じ質問に「想像力」と回答。「自分が言ったことに対して、相手はどう思うか。相手の立場に立って物事を行うためには、しっかり相手のことを思いやるためには想像力が必要だと思います」と真剣な面持ちで語った。池井戸潤が送る骨太なドラマを、若手俳優にはなかなか出せない“大人の色気”を持った3人が体現する本作。熱い魂がぶつかり合う様は、見逃せない1本となりそうだ。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月16日●『空飛ぶタイヤ』長瀬智也は「かっこよすぎた」『半沢直樹』『下町ロケット』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ようこそ、わが家へ』『民王』『アキラとあきら』『陸王』など、錚々たるヒットドラマの原作を手掛けるのが、小説家・池井戸潤。今また新たに、初の映画化作品である『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)が世に放たれようとしている。大企業のリコール隠しをテーマにした同作は、運送会社、自動車メーカー、銀行など様々な立場の人間が描かれる群像劇。池井戸自身が「僕はこの物語から『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」とコメントするなど深い思い入れのある作品で、第136回直木賞の候補作にもなった。今回は、池井戸に同作の印象や、小説を書く際に心がけていることなどについて、インタビューした。○シナリオにはほとんど手を入れていない――今回初の映画化ということですが、感想はいかがでしたか?映画化の話は色々来るけど、意外と立ち消えになることも多いんです。今回もダメかなと思っていたのですが、シナリオもしっかりしていて、気持ち良く話が進んでくれました。シナリオに手はほとんど入れないですが、セリフやビジネスシーンのロジックが噛み合ってるのか、ということは見ています。今回は原作にあるPTAのくだりをすっぱり落として、しっかりエッセンスを残している。信頼できるクリエイターだと思いました。――キャスティングについて、池井戸先生から意見を出されることなどはあるのでしょうか?まず口出ししません。プロデューサーさんや監督さんは原作を読んで、イメージを持ってるはずなんですよ。それを作家の都合で口をはさむと、イメージが実現できなくなる。キャスティングって視聴者やお客さんを持ってくるという重要なところですし、商売の邪魔はしたくありません。原作はあくまで原作で、映像関係の賞に「最優秀原作賞」って、ないじゃないですか(笑)。――原作では主人公である赤松社長はもう少しくたびれた印象でしたが、長瀬智也さんが演じていらっしゃるのを見て、イメージ通りでしたか?かっこよすぎましたけど、映画ですから(笑)。赤松像に対して、真剣にとりくんでいらっしゃるという印象でした。監督と相談して、考えながら演技に臨まれていて、「長瀬赤松」として様になっている。途中の辛い場面の演技も印象的で、まさに赤松でしたね。――ディーン・フジオカさんの演じるホープ自動車の沢田や、高橋一生さん演じるホープ銀行の井崎についての印象はどうですか。沢田はちょっとシニカルなキャラなんだけど、クールな感じも、ディーンさんは本当にぴったりでした。一生さんはどうも(ドラマ『民王』の)政策秘書に見えてしょうがない(笑)。でも本当に、相変わらずの良い演技をされていて。『民王』がすごく面白かったので、また秘書にも戻ってくれるといいなと思いました(笑)。――それだけはまり役だったんですね。逆に先生から見て男性像が理想という登場人物はいますか?社長を支え続ける、笹野高史さん演じる宮代のような人生はいいなと思います。○思い入れの深い作品――『空飛ぶタイヤ』は、池井戸先生にとって思い入れのある作品ということですが、どういうところがポイントになっているのでしょうか。今に繋がるベースになっている作品という意味で、大事な作品です。デビューして8年ほど経ち、ようやく直木賞の候補にもなり、作家としての位置付けが変わるきっかけとなりました。書き方を、それまでの作品と変えて、プロット重視ではなく、人をリスペクトして書くようにしたんです。小説ではある期間を切り取っているけれど、約70人分の人生が根底にあって、それぞれがその人生を生きている人間だということを意識しながら書いたのがこの作品です。そういう意味で記念碑的な作品かな。それまではずっとミステリーのつもりで書いていたのに、書店では企業小説の棚にしか置いてもらえず、頭にきて、だったらと企業小説のつもりでこれを書いたら、今度は文芸の棚に入って。世の中わからないなと思いました(笑)。――実際に起こり得そうな事件を、フィクションとして書くというのは、難しいところもたくさんあるのかと思いますが……。これは、リコール隠しという事件をモチーフにして、エンタテインメントとして組み直したものです。「形は違っても、どこにでも起きそうな事件だ」と思っていただければ。なぜそういうことが起きてしまうのか、通底する構造があるのではないでしょうか。●もし、池井戸潤が転職するなら行きたい企業は?○不祥事が起きると引き合いに出される――正義や希望が描かれることも多いのかな、と思っていますが、そういうテーマを伝えたいという思いは強いのですか?正義とか、実はあまり考えたことはないんです。念頭においてはいるけれど、それよりもはるかにエンタテインメントとして楽しんでいただきたい。それが僕が小説を書く最大の目的です。いろんな事件が起きた時に、「あの会社の内部にもいろいろあるんだろうな」と、この小説のことを思い出してくれたら良いですね。――事件というと、今もちょうど隠蔽など話題になることも多いですよね。不祥事が起きると、なぜか引き合いに出されることがよくあります(笑)。――今までたくさんの作品が映像化されてますが、池井戸作品にハズレなし、という印象がありまして。その理由はどういう点にあると思われますか?どうでしょう。ただ、僕の小説は、あまり難しくなくて、ストーリーラインがシンプル。そして、変なラブシーンを出さない(笑)。仕事なら仕事を、徹底して描いています。例えば家族でドラマを観るという状況で、気まずくなることはないと思いますよ。世代が広めで楽しめるような構造になっているのは、事実かなと思います。そう思うと、意外とそういうコンテンツはないのかも知れませんね。若い子向けの恋愛ドラマは、おじさんたちにとっては見づらいし。――幅広く観ることができますもんね。作中では登場人物が困難に苦労していますが、その中でも働くことの面白さが描かれているように感じます。様々な職業を描かれる際の難しさはありますか?全部書き終わった後に、心配なところだけ取材に行くことが多いです。『空飛ぶタイヤ』では運送業の友人がいたので、もし事件が起こったらどうなるのかという話を聞きにいきました。あとは、登場人物がどういう人なのかを忠実に描くことを重要視しています。でもそれは、格上で不都合なこともあるんですよ。「この人はこういうことを言うよな」と思うんだけど、この場面でそれを言ったら話が終わってしまう(笑)。でも登場人物が自然に動くように書いて、納得できる解決を考えていくしかないんです。立場が変われば発言が変わるというのは、サラリーマンにとっては普通のことですよね。そういうことも忠実に描きます。だから、登場人物が悩んでいる時は、実は作者も悩んでいます。今まで最大のピンチは『下町ロケット』かな。主人公の会社にお金がないのに、大企業が特許を買うと言ってきた時に、はねのけてしまうんです。でも、若手社員がすごく反対する。その言葉にあまりにも説得力がありすぎて、全然反論できない。かといってそこで主人公が「そうだよな、売ろう」と言ったら小説が終わっちゃう(笑)。そういう時に作者は、反対している若手も納得するような理屈を出して、説得していかなければならない。実はそれは、読者を説得してるのと同じなんです。そこに妙に物分りの良い若手が出てきて、「社長、やりましょう!」と言ったら、読者も「はあ?」と離れていくわけですよね。だからちゃんと、自然な発言、自然な行動を積み重ねながら小説を作っていくことが大事だと思っています。○映像ならではの表現に唸ったシーン――約70人も出てくると、キャラ作りだけでも大変そうだなと思ってしまいます。『空飛ぶタイヤ』では、登場人物一覧表を作りました。自分のイメージに合う顔を、週刊ダイヤモンドなどから切り抜いて貼った表が、この小説だけはあります。沢田は最初徹底的に嫌な奴として書いたから、一番評価されるキャラクターになったかもしれません。実は彼も、根本は変わっていないんです。沢田側から見れば、読者の感じる人物像もが微妙に変化して、「嫌な奴」から、「ちょっとわかる奴」になるはず。書いていて面白くないのは、正義の味方の主人公です。良いことして当たり前でしょう。半沢直樹のように、ちょっと悪い奴が主人公になっている方が描きやすいです。――映画化されたことで、「ここはやられた、うまかった」と思われた場面などはありましたか?佐々木蔵之介さんのシーンですね。赤松が事件について聞きに行ったときに、絶妙な方言でしゃべるでしょう。あれは妙に印象に残っていて。小説では、あそこまでの空気感は出ないし、本当に「映画ならでは」だと思いました。むちゃくちゃなまっているわけではなくて、少しイントネーションが違うというところがとても良かったです。――こうして色々映像化もされていて、テレビ界や出版界などを舞台に小説を書いてみよう、という構想などは……。それは、角が立つでしょう(笑)。「これは誰のことなんだ」「モデルは誰なんだ」となってくるので、ちょっと書きづらいですね。すっごく面白いものができる気はしますが(笑)。――それはぜひ読みたいです(笑)。『空飛ぶタイヤ』では、中小企業、大企業、銀行とそれぞれの立場が描かれていますが、もし池井戸先生が新卒に戻って就職活動をするとしたら、どのような企業に入りたいですか?どうだろう、大手企業がいいですね。海運会社がいいな。色々な業種があるけど、今まで見てて一番楽しそうなのが海運業の会社でした。海の男っぽいおおらかさがあって、今からでも転職できるなら行きたいです(笑)。おすすめです。――最後に、初の映画化ということで、これまでの映像化作品とここが違う、と思った点を教えてください。一度撮影見学に伺いましたが、スタッフやキャストとの距離が近い気がしました。映画の方が、中小企業っぽいのかもしれませんね。2時間になっていることで作品の凝縮感がすごいです。ぜひのめり込んで観ていただきたいです。■池井戸潤1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞、2010年「鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞。『半沢直樹』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ようこそ、わが家へ』『民王」『アキラとあきら』『陸王』など、数多くの作品がドラマ化され、話題となった。『空飛ぶタイヤ』は、2006年実業之日本社より単行本が刊行され、09年に講談社、16年に実業之日本社にて文庫化、単行本の新版も本年刊行された。第28回吉川英治文学新人賞と第136回直木賞の候補作でもある。2009年にはWOWOWにてドラマ化され、第26回ATPテレビグランプリ2009最優秀賞(ドラマ部門)を受賞。
2018年06月11日映画『七つの会議』が、2019年に全国の劇場で公開される。「半沢直樹」の池井戸潤による企業犯罪エンターテインメントが実写化原作は、『オレたちバブル入行組』などの半沢直樹シリーズ、『陸王』、『下町ロケット』などで知られる池井戸潤の同名小説『七つの会議』。「結果がすべて」そんな考え方が今なお続く中堅メーカー・東京建電を舞台に、とあるパワハラ事件に端を発して浮き上がる会社の“闇”を通して、誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤を描いた作品だ。野村萬斎が初のサラリーマン役で主演主人公で営業一課の万年係長・八角民夫役を務めるのは、野村萬斎。「居眠りハッカク」という不名誉なアダ名を持つ所謂“ぐうたら社員”でありながら、一癖も二癖もある、決して平凡ではないサラリーマン役を演じる。香川照之、片岡愛之助、及川光博ら豪華キャスト出演そのほか、結果第一主義の絶対権力者で営業部長の北川誠役に香川照之、部長の北川が全幅の信頼を寄せるトップセールスマン・坂戸宣彦役に片岡愛之助、パワハラ騒動後に“花の”営業一課長に急遽抜擢される原島万二役に及川光博、東京建電の親会社であるゼノックスの代表取締役社長・徳山郁夫役に北大路欣也と、実力派の豪華キャストが脇を固める。「半沢直樹」演出の福澤克雄が監督監督を務めるのは、同じく池井戸潤の作品を原作とするテレビドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「陸王」の演出、映画『祈りの幕が下りる時』の監督などを担当した福澤克雄。これまで多くの池井戸作品を手がけてきた同氏が、今作では「会議」を舞台に、極限まで追い詰められた人間の心情と行動をドラマチックに描き出す。あらすじ都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しかこなさず定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で、部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。そんなある日、突然社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、成績を上げられずに場違いすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた……。作品情報『七つの会議』公開時期:2019年原作:池井戸潤『七つの会議』出演者:野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也監督:福澤克雄『私は貝になりたい』『祈りの幕が下りる時』音楽:服部隆之「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」脚本:丑尾健太郎「ブラックペアン」、李正美『祈りの幕が下りる時』©2019映画「七つの会議」製作委員会
2018年05月13日狂言師の野村萬斎(52)が直木賞作家・池井戸潤氏(54)のベストセラー小説を映画化した「七つの会議」(2019年公開予定)に主演すると、一部スポーツ紙が報じている。 記事によると同作で萬斎が演じるのは、中堅電機メーカーの万年係長の主人公役。主人公が上司をパワハラで訴えたことをきっかけに、社内の問題が次々と明らかになっていきストーリーが展開される。 同作には池井戸氏原作のTBS系ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などに出演した、香川照之(52)、及川光博(48)、片岡愛之助(46)、北大路欣也(75)ら“池井戸組”の常連が集結。ヒットの期待が高まっている。 「『七つの会議』は、13年に少年隊の東山紀之さんの主演作品としてNHKでドラマ化されています。これだけ短いスパンでドラマ化・映画化というのは、あまり例がないこと。しかしオリジナルの脚本ドラマ・映画がヒットしなくなった昨今、売れっ子作家の作品の争奪戦はさらに激化してしまっています」(出版関係者) 特に池井戸氏の作品は民放キー局のみならず、NHKそしてWOWOWも次々とドラマ化。売れ筋の原作10作品以上が映像化されている。TOKIO・長瀬智也(39)主演の映画「空飛ぶタイヤ」(6月15日公開)も、09年に仲村トオル(52)主演作としてWOWOWでドラマ化されている。 「池井戸さんの作品はドラマ化が連発してきました。その争奪戦は今後、映画化をめぐっても巻き起こるだろうといわれています。原作のファンとしては、テレビと映画を見比べるのが楽しみになりそうです」(芸能関係者)
2018年05月11日「陸王」「下町ロケット」などの半沢直樹シリーズほか、代表作を数多く抱える池井戸潤。その中でも傑作小説として名高い「七つの会議」を、野村萬斎主演で実写映画化することが決定した。■あらすじ都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しかこなさず定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、成績を上げられずに場違いすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた…。■初の池井戸作品に出演する野村さん「結果がすべて」そんな考え方がいまなお続く会社が本作の舞台となり、主演を務めるのは狂言界の至宝にして、俳優としても存在感を放つ野村萬斎。捉えどころのない自由奔放な顔と、信念を貫く強い心を併せ持つ人物像の主人公・八角民夫に挑む。野村さんにとっては、初のサラリーマン役となり、「八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」とコメント。作品に関しては「登場人物たちが人生を懸けてしのぎ合う、手に汗握る物語。原作をご存知の方も、そうでない方も、そのスリリングな展開を大いに堪能していただけるはずです」と大いに期待を寄せた。そのほかキャストにも、社内で絶対的な存在である営業部長・北川に香川照之。うだつが上がらない営業課長・原島に及川光博。営業成績トップでありながら突如パワハラで訴えられてしまう坂戸に片岡愛之助。零細ねじ工場の社長・三沢に音尾琢真、新進気鋭のねじ製造会社社長・江木に立川談春。そして御前様と呼ばれる親会社の代表取締役社長・徳山役に北大路欣也と、いままでの池井戸作品を支えてきた、重厚かつ超豪華な俳優陣が揃った。会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがしていく、働くことの「義」を問う内容は必見だ。『七つの会議』は2019年より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月10日