俳優の藤原竜也が主演を務める、映画『鳩の撃退法』(8月27日公開)の第2弾キャストが16日、明らかになった。同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。この度、第2弾キャストが明らかに。解禁の2日前に映画公式SNSでは 結末を見守るバーテンダーや 鳩と接触した床屋 など気になる登場人物の肩書だけが記されたカードが公開され、誰がどの役を演じるのか話題となっていた。今回解禁となったキャストは計11名で、結末を見守るバーテンダー・加奈子を坂井真紀、巻き込まれた慈善家・堀之内を濱田岳、鳩と接触した床屋・まえだをリリー・フランキーが演じる。ほか、佐津川愛美、桜井ユキ、柿澤勇人、駿河太郎、浜野謙太、岩松了、村上淳、ミッキー・カーチスと豪華実力派キャストが集結した。
2021年05月16日4歳のわが子を抱き、妻と歩いていたのは藤原竜也(38)だった。服装こそスニーカー、頭にサングラスという休日スタイルではあるが、目つきが鋭い。油断なく四方八方に目を配り、家族を守ろうとするその姿は、あたかもSP(セキュリティポリス)のようだった。デビューから24年、今年5月には39歳を迎える藤原だが、いまもハードなアクションをこなし続けている。テレビ局関係者はこう語る。「現在公開中の主演映画『太陽は動かない』ではスパイ組織のエージェントを演じており、高さ10mの橋の上から飛び降りるなど激しいアクションも見どころになっています。高所恐怖症だという藤原にとっては、かなり過酷な撮影でした。また3月まで放送されていた主演連ドラ『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』は、いわゆる学園モノでした。しかし、生徒を守るために半グレ集団と闘ったりと、毎回のようにアクションシーンがありました」コロナ禍ということもあり、感染対策などで条件が厳しいロケが続くなか、藤原の活力となっているのが“家族の食卓”だ。■結婚8年でも冷めない夫婦生活彼自身はインタビューで次のように語っている。《休日はその日食べたいと思ったものを選ぶようにしています。とくに新型コロナウイルス感染症によるステイホーム期間中は、「今日の夕飯はなにを食べよう?」と家族で考えるのが楽しくて。おいしいものを食べるだけで、確実に疲れが解消されますし、精神的にもとてもいいですよね》(『家の光』3月号)藤原が家庭を持ったのは約8年前のこと。「’13年5月に、その年内に結婚することを発表しました。お相手は4歳年上の一般女性で、9年の交際を経ての決断でした。そして’16年6月に第1子が誕生しています」(芸能関係者)映画『カイジ』では缶ビールを頬に押しつけ、「キンキンに冷えてやがる!」と叫ぶ演技も印象的だった藤原。しかし結婚8年目を迎えている夫婦関係のほうは、まったく冷えていないようだ。本誌が一家を目撃したのは4月上旬。この日は、妻が知人宅らしき家に用事があったようだが、彼女を目的地に送り届け、その後、子供の相手を務めていたのは藤原だった。「’19年夏には、ハワイでのバカンスも目撃されています。その際も、奥さんが買い物中は、藤原さんがお子さんと遊んでいたそうです」(前出・芸能関係者)“休日は日ごろの恩返しを”、それが藤原の“家族の平和を守る”ためのルールなのだろう。「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月23日2011年放送の、テレビドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で一躍有名となった、俳優の鈴木福さん。『福くん』の愛称で親しまれ、かわらしいルックスと抜群の演技力で多くの人を魅了しました。2021年4月17日、鈴木さんはInstagramを更新。奇跡の1枚を公開し、話題となっています。鈴木福「普段の僕ではない感じ…!」2021年4月現在、16歳の鈴木さん。Instagramで公開したのは、女性ファッション雑誌『CanCam』とコラボした時に撮影した、自身の写真です。鈴木さん本人も、「普段の僕ではない感じ。自分で見てめっちゃ笑いました!」と感じた、奇跡の1枚がこちらです!※写真は複数ございます。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 鈴木 福(@s_fuku_at)がシェアした投稿 黒のライダースジャケットに身をつつみ、クールにポーズを決める鈴木さん。子役時代のかわいらしい鈴木さんとは打って変わって、大人の色気を感じさせる写真ですね!『福くん』ではなく『福さん』というあだ名がピッタリな姿に、ネット上ではこのような反響が寄せられました。・かっこいい!俳優の綾野剛さんにそっくり。・こんなに立派になって…。『EXILE』の新メンバーかと思いましたよ!・誰だか分からなかった!かわいいし、かっこいいし最高です。子役時代の姿を知っている人からは、驚きの声も相次ぎました。俳優のみならず、音楽活動やYouTuberなど、多方面で活躍をする鈴木さん。今後の活躍も楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2021年04月18日俳優の藤原竜也が主演を務める、映画『鳩の撃退法』(8月27日公開)のエイプリルフールビジュアルが1日に公開された。同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。エイプリルフールビジュアルでは、鳩の姿が全面に出され、同作が「鳩と人間の長きにわたるベランダの闘争を描いた、バトルエンターテインメント」として登場。自宅のベランダに勝手に巣を作る鳩、騒音をまき散らす鳩、単純に目が怖くて可愛くないなど、人類が長年悩まされ続けてきた鳩による攻撃に人類が立ち向かっていく様を日本映画史上最大のスケールとアクションで描いた……という紹介がされている。主演の藤原は数多の鳩を撃退してきた伝説の鳩撃退師・津田伸一となり、鳩の謎を長年追い続けるジャーナリスト・鳥飼なほみを土屋太鳳 、ある日愛する妻を鳩に奪われた男・幸地秀吉を風間俊介、実は鳩好きの女・沼本を西野七瀬、鳩が人間界に送り込んだ刺客・倉田健次郎を豊川悦司がそれぞれ熱演。鳩と人類の長きにわたる因縁に隠された衝撃の過去、世界征服を目論む鳩の陰謀、人類は鳩に勝利しベランダの支配を取り戻すことができるのか? そして鳩の世界征服は阻止できるのか? といった、エイプリルフールならではの内容となった。
2021年04月01日「KAT-TUN」上田竜也が新ドラマ「ネメシス」に出演することが決定。広瀬すずと櫻井翔が演じるアンナと風真のいるチームネメシスの新メンバーとなり、“アニキ”と慕う櫻井さんと初共演を果たす。本作は、櫻井さん演じるポンコツ探偵と、広瀬さん演じる天才すぎる助手が、超難解な事件を次々解決していく極上のミステリー・エンターテインメント。今回、上田さんが演じるのは、依頼されたものは何でも作ってしまう、超職人気質な謎の道具屋・星憲章。横浜にある映画館「ジャック&ベティ」の地下にある星の仕事場に行くためには、顔認証に静脈認証、さらには合言葉を言わなければならない。そして、星に依頼をするためには、ある鉄の掟を守らなければならない。それは、“レアな駅弁を持参すること”。レアであればあるほど、面会時間は長くなる――という癖が強すぎるキャラクターだ。また、チームネメシスの道具屋という役どころで、どうやら風真とは昔からの顔馴染みのようだが、星は風真のことを完全に信用していない様子。初見のアンナに対しては「信用出来ない。なんか面白いことやって」と、信用ポイントは面白いかどうか…というこれまた謎ルールがある。さらに2話以降も、アンナと風真の凸凹推理をサポートする超便利な道具を作り出し活躍する。上田さんは「探偵ものでありながら、コミカルなシーンもあったり、いろんな要素が含まれていて脚本が面白い」と本作について語り、「星くんのキャラクターは、気難しい感じでいくのか、オタクっぽい要素を出した方がいいのか、様々なパターンを思い浮かべることができて楽しみでした。駅弁に物凄い執着があったりするところも興味深いキャラクターで、シーンシーンで演じることを楽しめるように心がけました」と今回の役柄についてコメント。共演の広瀬さんと櫻井さんについては「広瀬さんと櫻井さんとの掛け合いは、とても安心感があって、初日とは思えないほど自然に入りこむことができましたし、2人のテンションも身近に感じられて楽しめましたし、キャラクターの可愛らしさも出ていて、とてもいいコンビだと思いました」と印象を明かしている。「ネメシス」は4月、毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月30日実力派として、多くの映画監督からラブコールを受ける俳優・若葉竜也さん。大衆演劇の家系に生まれ、選択する間もない1歳3か月という若さで初舞台を踏み、以後芝居の世界で生き続ける彼だが、「役者以外の道で生きていきたい」と思っていた時期も長かったという。言葉ではえも言えない、複雑な人間らしさを役を通して体現し続ける、彼の素顔に迫った。ものづくりの現場に居心地の悪さは必要。――現在31歳の若葉さんですが、30代に入って、ポジティブな変化はありますか?30を過ぎてから、考え方がよりシンプルになりました。20代は悩んでいると考えている感じがして、自分はこれに対して考えているんだという安心感を得るために悩んでいる時間もあったんですけど、今はその必要は全くないと思ってるし、もっとシンプルな戦い方でいいやと思っています。後輩に話していたことが意外と自分に突き刺さることがあって、ますます自分自身に冷静な目を向けられるようになったのかもしれない。――ずっと離れたかった芸能界に戻ってきてから少しは居心地はよくなってきましたか?居心地は常に悪いですね。湿ったパンツをはいている感じです。でも居心地よくしたら面白くなくなっちゃうのかなというか、居心地悪いくらいがちょうどいい気もして。居心地がいいと思えるのは、やっぱり、気心知れた友達と休みにごはんを食べたりしているときくらい。僕はわりとプライベートな友達との時間を死守したいと思っていて、そのために仕事をしている感覚が強いんです。人生で一番楽しい場所ですし、優先順位で言ったら、そこがどう考えても一番です。なので、50代、60代になってもそれができていれば満足かなと。仕事は僕にとっては、会社に行ってるのと同じ感覚なんですよね。「朝何時にここに来てください」と言われたから行って、一生懸命仕事して帰ってくるだけ。「もっと上を目指すべきだ」とか言われたりもするんですけど、上って何よ。と(笑)。上とか下とかどうでもいいよって。一生懸命働いて、ごはん食べて、疲れたなぁって、また働く。それだけでいいです。向上心がないとカテゴライズされればそれまでですけど。――プライベートと仕事はハッキリ分けているんですね。でも、はたからは楽しそうに仕事されているように見えますが。「楽しそう」とか「いま楽しいでしょう?」とかよく言われますね。でも、僕らがただ好きだから、楽しいからという理由でものづくりを始めたら、たぶん超つまらないものになってしまうと思うんです。誰かが観たときに心が動くものをつくるのであれば、趣味だったり、部活感覚でやっちゃいけないという思いがすごく強くて。その上で苦痛が伴ったとしても、そのくらいは受けとめなきゃいけないという感覚はあります。――今回の撮影ではかなりセクシーな表情を見せてくれましたが、若葉さんは色気のある人ってどんな人だと思います?もしそう見えたのだとしたら、スタッフがそうつくってくれたからだと思いますけど、色気って、得体の知れないものですよね。例えば、志村けんさんや北野武さんみたいに、ずっと一途に何かをやり続けている人は、色っぽいのかもと思います。色気を受け取るセンサーも、みんな違うものを持っているんでしょうけどね。プロのスタッフが集まれば、形骸的な色気は誰でも纏えると思ってます。わかば・りゅうや1989年6月10日生まれ、東京都出身。作品によって違った表情を見せる幅広い演技力で数多くの作品に出演。2016年、第8回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。’20年後期放送の『おちょやん』でNHK連続テレビ小説に初出演。’21年の出演作に、今泉力哉監督 映画『あの頃。』(公開中)、松居大悟監督 映画『くれなずめ』(4月29日公開)がある。『街の上で』で若葉さんが演じるのは主人公の荒川青。下北沢の古着屋で働き、たまにライブを観たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったりしながら、生活圏は狭く、下北沢を出ることはない。そんな彼のもとに、自主映画への出演依頼という非日常的な出来事が舞い込む。4月9日(金)より全国ロードショー。ジャケット¥60,000(Azuma./Sakas PR TEL:03・6447・2762)シャツ¥32,000パンツ¥32,000(共にmando/STUDIO FABWORK TEL:03・6438・9575)※『anan』2021年3月31日号より。写真・NAE.JAYスタイリスト・タケダトシオ(MILD.Inc)ヘア&メイク・FUJIU JIMIインタビュー、文・小川知子(by anan編集部)
2021年03月26日遠くのファンタジーではなく、この人はちゃんと存在している。どんな役柄を演じてもそう思わせる、ブレることのない確かな存在感を持つのが俳優・若葉竜也だ。大衆演劇の家系に生まれ、選択する間もない1歳3か月という若さで初舞台を踏み、以後芝居の世界で生き続ける彼だが、「役者以外の道で生きていきたい」と思っていた時期も長かったとか。そんな彼が今やNHK連続テレビ小説『おちょやん』の助監督・小暮真治役で視聴者を“小暮沼”へと誘い、映画『街の上で』で初主演を果たす。『愛がなんだ』『有村架純の撮休』『あの頃。』とタッグが続く今泉力哉監督との関係についても聞いた。――一度は役者から離れたいとあがいていたという若葉さんが、この道で生きていこうと思うきっかけってあったのでしょうか。役者以外だったら何でもいいとは思っていたんですけど、25歳くらいのときに物理的にほかの道が途絶えていっているのを感じて。例えばボクサーや棋士でも、プロになるまでの年齢制限があるじゃないですか。やりたいものはいくつかあって、バンドもやってたんですが、メンバーが就職してしまって、続けるのは無理だなと思ったし、専門学校に通うことも考えましたけど、それも大変だしお金もないし。それで、一番飯の食える確率が高いのは昔からやっていた、このものをつくる仕事だなと思ったんです。だから、諦めに近いかたちだったと思います。でも、その頃から仕事に対する姿勢は変わりましたね。――NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演されてから、世間の注目度も今まで以上にアップしたと思いますが、それを肌で感じることはありますか?僕自身はあまり実感がなくて。単純に、『おちょやん』という企画が面白いと思ったし、女優さんとして杉咲花さんにとても興味があって、ご一緒したいと思ったのでお受けしたのですが、蓋を開けてみたら反響がこれだけ大きいので、なるほどな、そりゃみんな出たいと思うよなと。でも、一回も顔バレしてないんです。この間、丸亀製麺でうどんを食べていたときも、目の前に座っていた奥さまたちが『おちょやん』の話をしていて、バレるのかなと思っていたら、全くで(笑)。ま、だから実感はないですね。――『街の上で』で4度目のタッグとなる今泉監督作品の魅力を、若葉さんはどう捉えていますか?主人公が最後まで一切成長しないところがすごく好きです。特に『街の上で』は何も起きない映画で、それでも130分間観せ続けられるものになったんじゃないかなと。もしこの作品がうまくいけば、映画業界全体がいい変わり方をしていってくれるんじゃないかと僕は思ったりしているんです。――明確な答えを提示したがる業界への問いかけになりそうですよね。以前インタビューで、「ブレてる人が好み」とおっしゃっていましたが、今泉作品に出てくる人たちも人間らしくブレてますよね。やっぱり、主人公が成長を遂げる物語は観ていて爽快だし、そういう映画が好きな人もいると思うけれど、僕にとってはどこか夢物語というか、自分とは全く違う生き物の話のように感じてしまう。人はそんなに簡単に変わらないと思ってしまうところがあるので。そんな中でも今泉さんが描く人間は直線的に泣いたり怒鳴ったりしないですよね。人の目を気にせず泣いたり怒鳴ったりできる人間って、強いと僕は思うんです。でも、現実だと泣きたくても泣けないし、怒りたくても怒り方がわからないことのほうが大半で。そういう弱さや凡庸さを自分も体現したいし、今泉さんの世界観であればそれが実現できる気がするというか。――感情もですが、まっすぐにうまくはいかない恋愛の描かれ方も、リアリティがありますよね。今泉さんの描く恋愛って、必ず不均一が起きている。思いが必ずしも50:50じゃない。でも人間の恋愛とか思いなんて均一にならないものでしょ?と、ある種冷酷に投げかけていて、僕もそれが本当なんじゃないかと思ってるんです。お互い同じ比率で思い合っている多くの恋愛映画に対するアンチテーゼな気もするんですよね。――映画の中で、「友達のまま恋愛関係になれたらいいのに」というシーンが出てきますが、若葉さんは共感しますか?友達のまま恋愛関係になるって、成立はすると思うんです。あとは照れをどう対処するかの問題だと思っていて、それまで「お前さぁ」と喋っていたのに、どのタイミングで手をつなぐの?って困るじゃないですか。僕の場合は、そこで、ちょっと怖いなと思ってしまいそう。手をつなぐという行為もどこか恋愛に酔っている自分がいるからできることのような気がするので、友達関係だと照れが勝っちゃってまず無理ですね(笑)。――現場の今泉監督は、冷徹な面もあるとか。すごく冷徹だと思いますね。「今のいいシーンだったね!」とみんなで盛り上がることに対してすごく不安を抱いていると思うし、内輪ノリで絶対OKを出したりしないので。みんなが盛り上がったカットって、映画館で観たときに興醒めするシーンになっていたりするんですよ。なので、僕も現場での客観性はすごく意識しています。映画は、現場にいる僕らが観るものではなくて、他者が観るものなので、その意識は忘れてはいけないなと思っています。――若葉さんと今泉監督は少し似ているのかもしれないですね。今泉さんは「似ている」と言うんですけど、僕はあんなに駄目じゃないです(笑)。でもあの駄目さがキュートだなと思ってしまう自分もいるんですけどね。『街の上で』は古着屋さんを舞台に真夏に撮影していたんですけど、長袖を着ていた今泉さんが、暑いからと売り物のTシャツを着ようとしたんです。「あとでちゃんとお金を払うから」って。「駄目でしょ。それじゃ、コンビニで支払い前に商品食べ始めちゃう迷惑系のYouTuberと一緒になっちゃうから」って止めましたけど(笑)。――ご自身は、そういう破天荒さはあまりないタイプですか?僕は、本当に月並みだと思います。小さい頃からわりと大人の世界で過ごしてきているので、自分が子どもということを理解していましたし、子どもならどこまでなら許されるかもわかっていたので。昔から、あまり可愛くない子だったかもしれないです。わかば・りゅうや1989年6月10日生まれ、東京都出身。作品によって違った表情を見せる幅広い演技力で数多くの作品に出演。2016年、第8回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。’20年後期放送の『おちょやん』でNHK連続テレビ小説に初出演。’21年の出演作に、今泉力哉監督 映画『あの頃。』(公開中)、松居大悟監督 映画『くれなずめ』(4月29日公開)がある。『街の上で』で若葉さんが演じるのは主人公の荒川青。下北沢の古着屋で働き、たまにライブを観たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったりしながら、生活圏は狭く、下北沢を出ることはない。そんな彼のもとに、自主映画への出演依頼という非日常的な出来事が舞い込む。4月9日(金)より全国ロードショー。ジャケット¥60,000(Azuma./Sakas PR TEL:03・6447・2762)シャツ¥32,000パンツ¥32,000(共にmando/STUDIO FABWORK TEL:03・6438・9575)※『anan』2021年3月31日号より。写真・NAE.JAYスタイリスト・タケダトシオ(MILD.Inc)ヘア&メイク・FUJIU JIMIインタビュー、文・小川知子(by anan編集部)
2021年03月25日映画『太陽は動かない』の公開記念舞台あいさつが21日、都内で行われ、藤原竜也、竹内涼真、羽住英⼀郎監督、赤ペン瀧川が出席した。人気小説家・吉田修一のサスペンス小説『太陽は動かない』を、羽住英⼀郎監督が実写映画化した本作。心臓に小型爆弾を埋め込まれた2人の男(藤原竜也、竹内涼真)に死の危機が迫るという極限のノンストップサスペンス劇を描く。公開から17日が経過し、周囲の評判も上々だという藤原と竹内。藤原は「半年にも及ぶ長期ロケで毎シーンがクライマックスのような撮影だったので、佐藤浩市さんも含めて多くの人から大変だったろうと言われました」と明かし、竹内も「今やっているドラマの共演者の方も空き時間に見に行ってくれたりして、『すごく良かった』と言ってくれました。頑張ったかいがあったなという感じです」と笑顔を見せていた。この日は久しぶりに本作を見たという登壇者たち。藤原が「半年間ブルガリアから始まって撮影しましたが、ヨハンくんや市原、浩市さんらみんなと会って久しぶりに話し合いたいという感情が湧いてきました。大変な環境でみんなの気持ちが一つになった感じはしますね」と満足そうで、竹内も「改めてすごく格好良い映画だなと思いましたし、1年前に観たのと違う形で色んな魅力を見つけられたので良かったと思います」と鑑賞する度に新たな魅力を発見するという。当初は昨年5月に公開予定だった本作だが、新型コロナウイルス感染拡大によって今月に順延。その影響でプロモーション活動も数多くこなしてきた藤原は「宣伝し続けてきたのでもうしません(笑)。もうしないって決めました。コロナの影響で1年延期しましたが、竹内と2年間宣伝してきたのでもう伝えることがありません。出し尽くしました」と降参状態で、竹内も「本当に出し尽くしたのでもっとこの映画の魅力を伝えてくださるゲストをお呼びしています」と紹介して赤ペン瀧川が登場。「普段の仕事は、映画を見に行ってくださいとこれから観る方に向けてのネタがほとんどなので、上映後は経験がないんです」と不安を見せつつ、原作者・吉田修一の作品に込めた思いなどを熱弁した。その姿に感動したという藤原は「皆さんいかがでしたか?」と観客に問いかけると溢れんばかりの拍手が。幾度となく赤ペン瀧川と仕事をしているという竹内も「今回もすごいと思いました。いや~うれしいですね。これだけ魅力を語ってくれると」と改めて瀧川の凄さを目の当たりにして目を丸くしていた。
2021年03月22日「こんなに大きくなって…!」『リクナビNEXT』のCMに出演している俳優の鈴木福さんに、そんな親目線にも似た声が上がっています。鈴木福、子役時代からグッと成長した姿に驚きの声テレビドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)への出演を機に、子役として知名度を上げた鈴木さん。『福くん』の愛称でも親しまれ、同ドラマで共演した芦田愛菜さんとともに、バラエティ番組に引っ張りだこな存在でした。そんな鈴木さんも、2021年で16歳。すっかり成長した現在の姿をCM内で披露し、子役時代を知る人たちからは驚きの声が上がっています。ジャケットを羽織り、オフィスカジュアルなファッションに身を包んだ鈴木さんに、『マルモのおきて』に出演していた当時の幼さはありません。16歳ながら、新社会人を思わせる大人びた雰囲気を放つ鈴木さんに、「これは『福さん』と呼ばなければ」なんて声も寄せられたほど。・福くんが、一気にお兄ちゃんになったように見えた!・いつの間に、就職とか転職とかの話をする年齢になったんだ!そりゃ、『鈴木福さん』っていわないといけなくなるな。・子役の福くんが、すっかり大人っぽくなっていて、歳をとるわけだわとしみじみ。鈴木さんにとって、久々のメディア出演であれば、子役時代からの成長ぶりに、ここまで驚きの声が上がるのも納得できます。しかし、鈴木さんは『マルモのおきて』放送終了後も、コンスタントにテレビ番組に出演しており、そこまで現在の姿にギャップを覚えることはないはずでしょう。それでも、「こんなに大きくなって!」といった声が上がるのは、多くの人にとって、鈴木さんのイメージが子役時代でとまっていることの証明なのかもしれません。今後、さらに俳優として成長していくであろう鈴木さんから目が離せませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月10日藤原竜也と竹内涼真が最強バディを組む、吉田修一のサスペンス小説を実写化した映画『太陽は動かない』が、ついに本日3月5日(金)より公開がスタート。この度、藤原さんのインタビューと本編が収録された映像が到着した。世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから、映像化は不可能と言われた原作。しかし今回、日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1か月にも及ぶ海外ロケを敢行、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や列車を貸し切って首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーン撮影など、超異例づくしの大規模な撮影を行い、映画化した。本作のイベントにおいて藤原さんは、自身の苦手なシチュエーションを「高所・水中・閉所」と語っており、本作では「そのすべての要素があった」と厳しい撮影の日々を語っていた。今回公開された映像は、そんな中でも特に大変な撮影だったという“沈みゆく船内での水攻めシーン”の本編映像と、船内での撮影秘話を語る特別インタビューが収められている。大型貨物船の倉庫で手足を縛られ動けない相棒・田岡(竹内さん)ところへ、鷹野(藤原さん)が救出に向かうこのシーン。天井からは滝のように水が流れ、みるみるうちに水かさが上がっていくそんな極限の状況で田岡は「こんな生活おしまいにしたかったんだよ!」と訴えかけるが、鷹野は「それでも生きろ!」と力強く声をかけ、決死の救出を試みる。そんな極限のシーンのあとに続くインタビューでは、「久々に堪えましたね。堪えましたけども、終わった後の達成感や爽快感はありましたね」と過酷な撮影をふり返っている。映画『太陽は動かない』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月05日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の本編&特別インタビューが8日、公開された。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。かねてより藤原は自身の苦手なシチュエーションを「高所・水中・閉所」と語っており、本作では「そのすべての要素があった」と厳しい撮影の日々を振り返っていた。そしてこの度、中でも特に大変な撮影だったと語る「沈みゆく船内での水攻めシーン」の本編映像と、藤原竜也が船内での撮影秘話を語る特別インタビュー映像が公開された。本編映像では、田岡が大型貨物船の倉庫で手足を縛られ動けないところへ鷹野が救出に向かうが、船は徐々に傾きはじめ、天井から滝のように水が流れ、みるみるうちに水かさが上がっていく。度重なる極限の状況に心身ともに追い詰められた田岡は、「こんな生活おしまいにしたかったんだよ!」と、悲痛な表情で諦めかける。それを見た鷹野は「それでも生きろ!」と相棒であり、後輩である田岡に力強く声をかけ、決死の覚悟で救出を試みる。インタビュー映像では、当時の船内での撮影について、「船の中のセットでしたが、火花も散って、水の流れも速くて冷たくて、足もつかない。その中で潜りながらも田岡の腕に巻かれたチェーンだとかをほどかなければいけない。ハンマーや斧を探してはこれじゃないあれじゃないと何度もやる訳ですけれど、久々に堪えました。堪えましたが、終わった後の達成感や爽快感はありましたね」と、これまでの撮影の中でも特に大変だったことを振り返った。
2021年03月05日おいしくて、それでいてちょっと特別感がある食ブランドの久世福商店。テレビやSNSで度々目にして、気になっていた!という人も多いはず。そこで今回は、そんな久世福商店のみならず、多くの人に愛されてやまない業務スーパー、無印良品を加えて、今話題のスイーツ系ヒット商品を5つご紹介します。【久世福商店】牛乳と混ぜる いちごミルクの素(290ml)…¥754(税込)こちらは、牛乳と混ぜるだけで絶品いちごミルクができると話題となり、入手困難な状態が続いているドリンクベース。原材料はいちご、砂糖、バニラビーンズペーストのみと、無添加なところも人気の理由です。セオリー通りにいちごミルクとしていただくのも良いのですが、筆者のオススメは、炭酸水で割ったいちごソーダ!いちごそのもののさわやかな甘みと、ほどよく残ったつぶつぶ食感が、炭酸ののどごしと相性抜群。ちょっとリッチなノンアルコールカクテルといった感じです。このほかにも、アイスクリームやチーズケーキにかけたり紅茶に入れるなど、様々なアレンジが楽しめますよ。【久世福商店】バターが香る あんバター(125g)…¥430(税込)同じく久世福商店から、あんとバターをかけ合わせた、間違いない一品をご紹介。こんがりとトーストした厚めの食パンに、たっぷりとのせていただきます。そのお味は絶品。しっかりと粒感の残ったつぶあんなのに、口当たりが超なめらかなんです。バターが入っているからかパンとのなじみも良く、カリッふわっとしたパンと、もったりとしたあんバターの食感のハーモニーがたまりません。ふんわりやってくるバターの風味も、あとを引くおいしさです。なお、久世福商店のアイテムはどれもスペシャル感抜群で、贈り物にぴったり。一度試せば、きっと大切な人とシェアしたくなるはずですよ。【業務スーパー】リッチチーズケーキ…¥375(税込)「業スー」こと業務スーパー好きに、知らない人はいないほどの大人気商品。ビッグサイズの豆腐パックにたっぷりと入った、冷凍チーズケーキです。ちょうど良いサイズにカットし、冷蔵庫で解凍させましょう。まずは1時間ほど置いた、半解凍の状態で食べてみてください。ずっしりとした食感と、舌にからみつく濃厚すぎるクリームチーズの味わい……豆腐のパックに入っていたとは思えないほどハイクオリティなお味は、まるで有名店のケーキかと思うほど。その濃厚さゆえ、このくらいの大きさでも、満足感は十分。2センチ程度の幅でカットすると、8切れになりました。2人暮らしなら4回も楽しめるのでコスパも抜群です。店舗によっては売り切れることもあるので、見つけたら即買いマストですよ。【無印良品】チョコレート クラックプレッツェル…¥100(税込)チェダーチーズやサワークリームオニオン味など、一度食べたら忘れられないやみつき必至な無印良品のクラックプレッツェル。なかでも、「買おうと思ったら売り切れてた!」とSNS等で度々話題となるのが、こちらのチョコレート味です。それもそのはず。ガリっとした歯ごたえのあるプレッツェルに、これでもかと染み込んだチョコ!その“染み染み具合”は、この硬いプレッツェルにどうしたらこんなに入り込めるのかと疑問に思ってしまうほど。かなり食べ応えのある焼きチョコのような味わいと食感で、手が止まらない……。ハマる人があとを絶たないのも納得です。【無印良品】宇治抹茶ケーキ…¥350(税込)最後は、そのあまりのおいしさに販売当初から話題となり、筆者も絶えずリピし続けているこちら。無印良品のチルドコーナーに置いてあります。しっとりとしたスポンジの上に、ねっとりとした抹茶のテリーヌショコラがのっているのですが、その食感のバランスもさることながら、とにかく濃厚でスイート。それでいて、抹茶のほろ苦さもしっかりと味わえる、欠点ナシのスイーツなんです。抹茶好きやチョコ好きのみならず、ケーキ好きも満足させる逸品。350円というお値段以上の価値ありです。今こそ、一手間系スイーツに注目!おうちで過ごす時間が増えた今、ちょっと一手間を加えてつくる「一手間系スイーツ」が、気になるようになった人も少なくないのでは?たとえば今回ご紹介したなかでいくと、自分好みの濃さにできるいちごミルクの素と、解凍時間によって食感を変えられるリッチチーズケーキを合わせれば、まさに自分だけのおやつタイムが楽しめるはず。ぜひお試しあれ!※レビューはすべて個人の感想です。※この記事は、2021年2月20日(土)時点の情報です。文・Nanami
2021年02月28日俳優の藤原竜也が、映画『鳩の撃退法』(8月27日)で主演を務めることが25日、明らかになった。同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。数々の名役を演じてきた藤原は今回、藤原史上最も謎めいた元直木賞作家・津田伸一を演じる。そんな津田に翻弄される担当編集者・鳥飼なほみを土屋太鳳、ある日突然家族と共に姿を消したバーのマスター・幸地秀吉を約5年ぶりの映画出演となる俳優・風間俊介、津田の行きつけのコーヒーショップ店員・沼本を西野七瀬、彼らが暮らす地方都市の裏社会を仕切る男・倉田健次郎役を豊川悦司がそれぞれ演じる。監督はドラマ『赤めだか』(15年)でギャラクシー賞ほかドラマ界の賞を総なめするなど、映画だけではなくTVドラマ・バラエティ・ミュージックビデオとジャンルを問わず、マルチに活躍するタカハタ秀太が務める。今回特報映像&第1弾ポスタービジュアルも公開。特報映像は、いるはずのない2人目の藤原竜也がこちら側に語りかける意味深な冒頭から始まり、姿を消した家族、積まれた札束など謎だらけに。第1弾ポスタービジュアルはまるで本物の小説のようなデザイン。藤原竜也演じる津田伸一が意味深な眼差しでこちらを見つめる、現実と虚構が入り混じるミステリアスな仕上がりとなっている。○原作者:佐藤正午 コメントあちこちに仕掛けがあって、決して単純ではないはずなのに、ストーリーの流れに気持ちよく乗せられてしまう。この映画を見ていると、ウソとホントの境界線がだんだんと消えていって、「どこでもドア」のように、両方の世界を登場人物が自在に行ったり来たりする。見終わってそれが自然に思えるのは、小説でいえばキモの文体、この映画の俳優陣の魅力に拠る所が大きいのではないでしょうか。これでおまけに本が売れれば、原作者としても文句のつけようがありません。○藤原竜也 コメント撮影中はどんな映画になるのだろうと想像もつきませんでしたが、完成した映像を観たとき、「こうやって表現するのか!」とタカハタ監督の手腕に驚くと同時に、演じていた僕自身も主人公・津田が仕掛ける【現実と小説】が入り混じる世界観に引き込まれました。タカハタ組の優秀なスタッフ、豪華な共演者の皆さま、そして全編通してロケをさせていただいた富山県の皆さまに心から感謝したいと思います。今作で演じるのは【天才小説家】という役柄になりますが、僕の執筆する小説が観客の皆さまを『鳩の撃退法』の世界に引き込み、巻き込んでいけるか、とても楽しみです。○土屋太鳳 コメントこの動揺と興味と感動は鳥飼なほみとしての感情なのか、それとも津田さんを演じる藤原竜也さんの演技を凝視出来る土屋太鳳としての感情なのか……佐藤正午先生の原作に翻弄された感覚のまま、痛快に突っ走った撮影の日々でした。藤原竜也さんには16歳の時に撮影所の片隅でご挨拶したことがあり、数年後「這い上がってきたなぁ」とおっしゃっていただきましたが、さらに這い上がって、やっと直接、演技をご一緒出来ました。感動です!○風間俊介 コメント『物語』という概念を、根底から覆すような作品です。 誰かが頭の中で思い描く『物語』、現実にあった出来事を語り継ぐ『物語』。 この映画は、そのどちらか、将又、そのどちらでも無いのか。 答えは、出演した僕にも分かりません。 僕が演じた役は、そこにいるのか、もしくは、小説家の頭の中の存在か。 人々が遥か昔から愛してきた『物語』という概念を揺さぶる『鳩の撃退法』 是非、劇場でご覧ください。○西野七瀬 コメントクランクインの日、とても緊張していました。現場に入ってみると、キャスト・スタッフの皆さんが温かく迎えてくださり、シーンを重ねるごとにどんどん現場が楽しくなっていき、今回こうして沼本として皆さんとご一緒させていただけたことが嬉しかったです。全編富山ロケで、あるときは私自身山脈に癒されながら撮影したこともあったりして、そういった空気感もスクリーンから伝わったらいいなと思っています。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。○豊川悦司 コメント「本通り裏の男」というシビれるような役をもらって、イカした毛皮のコートを羽織り、雪降る富山の夜を闊歩した。もう充分にカッコよくて、涙がチョチョ切れた。「ワル」を演じるのは喜びだ。これほど面白いストーリーの中では特にね。○タカハタ秀太監督 コメント担当編集者「津田さん、書いちゃいけないことを書いてるんじゃ?」津田「小説家が書いちゃいけないことって何だ?」恐らく書いてはいけないことを書いている小説家・津田伸一。それは、ある家族の失踪事件を解決するサスペンスなどではない。小説家は結末を変える。しかしそれが嘘か現実か、決めるのは皆さんです。そして、小説家は何故『鳩の撃退法』というタイトルを思いついたのか、そこも考えてみてください。
2021年02月25日映画『太陽は動かない』より、藤原竜也と竹内涼真が演じるバディが所属する秘密組織「AN通信」の最強メンバーを紹介する特別映像が到着した。「AN通信」は、表向きは小さなニュース配信会社を装っているが、世界を股にかけ、国政や企業の裏で重要機密情報を入手し売買する、優秀なエージェントが所属する組織。24時間ごとの定期連絡を怠ると、体に埋め込まれたあるものが起動し、解除の申請をしないと5分以内で死んでしまうという常に命の危険と隣合わせな職場だ。映像では、そんな「AN通信」のメンバー4人を迫力のある映像とともに紹介。藤原さん演じる冷静沈着なエージェント・鷹野一彦、竹内さん演じる優しさを持つ若手エージェントで鷹野と最強バディを組む田岡亮一、さらに佐藤浩市演じる鷹野たちの上司で司令塔の風間武、市原隼人演じる裏組織に拉致された同僚エージェントの山下竜二がスピーディーに映し出されていく。「死にたければ死ね。生きたければ働け」という鷹野のセリフからも振り切れた職場環境の一端が覗けるようだ。藤原さんは佐藤さんとの共演について「個人的に学ぶことは山ほどありましたね。本当に芝居が上手い先輩たちとの共演は、いい意味で楽なんです。演じていて面白いし刺激も受けますし、非常に得難い経験をさせていただきました」と貴重な体験だった様子。また、市原さんについては「ブルガリアで市原(隼人)くんと一緒にワイヤーで吊られている時、市原くんから“竜也くん、高い所はダメですか?”と聞かれて、“何で?”と聞き返したら、“上に行ったとたんにブルブル震えるの、やめてもらっていいですか?”と言われました(笑)」と撮影中の裏エピソードを明かしている。映画『太陽は動かない』は3月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年02月20日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の特別映像が12日、公開された。同作は吉田修一による同名小説の実写映画化作。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。この度、藤原竜也演じる鷹野と、竹内涼真演じる田岡が初めて出会う”最強バディ”誕生の瞬間をとらえた、本編では描かれない2人が初めて出会うシーンの特別映像が解禁となった。本作で初共演を果たす藤原と竹内は、同じ事務所の先輩後輩という関係でありながら、劇中でも「AN通信」という組織の先輩後輩である。映像ではAN通信の司令塔である風間(佐藤浩市)が、鷹野に「お前もそろそろ人を育てる時期だ」と告げるシーンからスタート。そこに突然訪ねてきた田岡に、鷹野は「どうしてすぐに訪ねて来ず、帰宅の瞬間を偵察していたのか」と真意を問う。「先輩が無能な人間だと俺も困るんで」と敢えてけしかけるように振る舞う田岡に対して、鷹野は「その時マンションの前には誰がいた?」と尋ね、田岡にマウンティングをとる。先日実施された「絶体絶命!爆弾解除イベント」でも「本当に大変なアクションシーンの連続でしたけど、涼真は若さと勢いと自信を持って、いろんなことにチャレンジするから、僕はそれに引っ張ってもらいました」と、過酷な撮影の連続だった本作をバディである竹内がいてくれたからこそ乗り越えられたと振り返った藤原。羽住監督も「日々身体をはった過酷な撮影の連続だったので、やはり二人一緒だからこそ頑張れるという状況だったと思います。それにより極限状況下での二人のバディ感が自然と滲み出てきたと思います」と極限状態の撮影がふたりの自然なバディ感を作り上げたと語っており、まさにこのバディなくして『太陽は動かない』は完成しなかったといえる。
2021年02月12日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)のアクションシーンについてのコメントが27日、公開された。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。世界を股にかけ暗躍するエージェントたちの活躍を描いた原作のスケール感を実現するために、日本国内での撮影に加え、東欧・ブルガリアにて約1カ月にも及ぶ海外ロケを敢行。数々のハリウッド超大作を手掛けたブルガリアの制作会社の協力のもと、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて実際に終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、日本では実現不可能ともいえる大規模な撮影を行っている。ほとんど藤原、竹内はじめキャストがノースタントで挑んだアクションについて、大瀧亮プロデューサーは「前提として羽住組のアクションは出来ることなら極力吹き替えにせずご本人にお願いするというスタイルでして、それでいてブルガリアは日本では出来ないシーンの撮影がいとも簡単にさせてもらえるので、ご本人たちにとってはとてもプレッシャーを与えていたと思います(笑)。高所恐怖症の藤原さんも10mを超える高さの橋の上から飛び降りたり、市原隼人さん演じる山下を抱きかかえながらアパートの上層階からワイヤーに吊られながら芝居をしたりと……主演としての逞しさと牽引力を感じさせていただきました」と説明。本格アクションに初挑戦だった竹内は、実際に走行する列車の中で敵エージェントとの格闘シーンにも挑戦し、大瀧プロデューサーは「竹内さんは意外にも本格的なアクションは初めてだったので見せ場となる列車内でのアクションに向けて非常に緊張もされていましたが、鍛え上げてくださった肉体のおかげもあり重戦車のようなパワーとそれでいてしなやかなアクションを体現してくださいました。見た目にはなかなか伝わりにくいかもしれませんが、実際に動いている列車の中でのアクションなので体が左右に振られたり、足元が覚束ないという枷を背負いながらやってらっしゃるということを認識した上で観るとその凄さが伝わると思います」と絶賛する。安全のためにワイヤーは装着しているものの、全身が走行中の列車の外に出るくだりもあり、スタッフ全員が息をのむ中、体当たりでアクションに挑み本作の見せ場の一つを完成させた。こういった状況について、羽住英一郎監督は「この映画はブルガリアの撮影からクランクインだったのですが、日本国内でかなり長期間アクション練習をしてきたものの、長いフライトを経てブルガリアに降り立ったキャスト達を、いきなり異国スタッフとのハードな撮影の日々に放り込んで、文字通り体当たりでこなしていくしかない状況に追い込めたのは、ヒリヒリした世界観的を描く上で凄く良かったと思います」と振り返る。大瀧プロデューサーは「このブルガリアロケが『太陽は動かない』の全体のクランクインの地で、1カ月間肉体的にも精神的にも苦楽を共にされた藤原さんと竹内さんだったので俳優の先輩後輩としての垣根を超えた仲間としても鷹野・田岡の役柄の関係値も一気に深まったと思いますし、その後数か月続く日本での撮影のベースとなるテンションが築けた点でとても有意義な撮影になったと思います」と語る。過酷な時間を過ごすことで生まれた、最強バディの息の合った掛け合いにも注目となっている。
2021年01月27日主演する新ドラマ「青のSP-学校内警察・嶋田隆平-」が1月12日(火)今夜放送を控える藤原竜也が、WOWOWで新レギュラー番組「藤原竜也の番組 フジタツ猪突猛進撃!!」をスタートさせることが分かった。藤原さんの意外とまだ世間には知られていない、素の部分を余すところなく、惜しげもなく、無駄にさらけ出す本番組。毎回豪華ゲストを迎え、そのゲストが得意とするスポーツやこだわりの趣味など、様々な“勝負”に猪突猛進する予定だという。忖度無し、容赦なし、ハプニング上等のリアルドキュメンタリー感満載の本番組。「意気込みも何もまだ企画内容すら聞いていないので正直困惑しています」と心境を明かした藤原さんは、「とにかくこのコロナ禍で日本はもちろん世界中が暗くなっているので、一人でも多くの方に『元気になってほしい』という気持ちでいます」とコメントしている。「藤原竜也の番組 フジタツ猪突猛進撃!!」は2月15日より毎週月曜日21時30分~WOWOWプライムにて放送(全6回/第1回無料放送)。※放送終了後、WOWOWオンデマンドにてアーカイブ配信あり(cinemacafe.net)
2021年01月12日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の特別映像が8日、公開された。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。今回公開されたのは、藤原史上最も極限状態に追い詰められる同作から、心臓の爆弾が爆発へのカウントダウンを開始する絶体絶命のシーンを捉えた特別映像。敵対する裏組織のリーダー、ジミー・オハラ(横田栄司)に捕らえられた鷹野の心臓の爆弾が爆発へ向けてカウントダウンを開始する緊迫の瞬間が収められた。鎖で吊るされ、爆弾解除の申請を出来るはずもない状況で、拷問を受け苦悶の表情を浮かべる鷹野。極限状態のなか、無常にも心臓の爆弾は、爆発までの時を刻むことを止めない。刻一刻と迫る爆発の危機に手に汗握る展開となっている。さらに映像では、高層ビルの屋上での鬼気迫る肉弾戦や、乗っているヘリコプターが撃墜、水中での決死の脱出劇など鷹野と田岡に降りかかる絶体絶命のシーンがふんだんに盛り込まれた。
2021年01月08日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)が展開する「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」に新作「福笑い」が登場。2020年1月5日(火)よりオム プリッセ イッセイ ミヤケの青山店、イッセイ ミヤケの船場店、丸の内店、渋谷店にて販売する。宮前義之率いるチームと横尾忠則によるプロジェクトから新作が登場「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」は、A-POC(エイポック)によるものづくりを行ってきた宮前義之とそのチームが、日本を代表する美術家・横尾忠則とともに、衣服の可能性を追求するプロジェクト。2020年10月よりスタートし、ファーストシリーズ「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0」では、8作品をモチーフにしたブルゾンを発表していた。「福笑い」がモチーフにそのラインナップに今回仲間入りするのは、横尾が2003年に発表した作品「福笑い」をモチーフにした1着。お正月の伝統的な遊びのひとつである「福笑い」を横尾ワールドでカラフルに表現した同作が、イッセイ ミヤケのA-POCの技術により“着るアート”としてブルゾンに生まれ変わる。「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0」のブルゾンは、A-POCによる7色の糸を使った鮮やかな色彩はもちろん、オーバーサイズの見た目に反した軽やかな着心地も魅力。また、内側の全く違う表情も楽しむことができる。オム プリッセ イッセイ ミヤケ / 青山など3店舗で新規取り扱いスタートなお、これまで「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0」は、オム プリッセ イッセイ ミヤケ / 代官山、イッセイ ミヤケ 京都、イッセイ ミヤケ 船場のみの取り扱いであったが、2021年1月5日(火)からは、「福笑い」含む9種のラインナップを、オム プリッセ イッセイ ミヤケ / 青山、イッセイ ミヤケ 丸の内、イッセイ ミヤケ 渋谷でも取り扱う。【詳細】TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0 新作「福笑い」発売日:2020年1月5日(火)価格:180,000円+税■取り扱い店舗・イッセイ ミヤケ 船場住所:大阪府大阪市中央区南船場4-11-28TEL:06-6251-8887<新規取り扱い店舗>「福笑い」を含めた全9種の取り扱いを2021年1月5日(火)からスタート・オム プリッセ イッセイ ミヤケ / 青山住所:東京都港区南青山3-18-14TEL:03-5411-5007・イッセイ ミヤケ 丸の内住所:東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルTEL:03-5221-9900・イッセイ ミヤケ 渋谷住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 2FTEL:03-5422-3540■既存商品 取り扱い店舗・オム プリッセ イッセイ ミヤケ / 代官山住所:東京都渋⾕区猿楽町19-8 T2 ビルTEL:03-6277-5085・イッセイ ミヤケ 京都住所:京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89TEL:075-254-7540
2020年12月31日老舗珈琲店「丸福珈琲店」監修のスイーツが、2020年12月22日(火)より全国のファミリーマートにて発売される。「丸福珈琲店」は、大阪府千日前の老舗喫茶店。看板メニューの「深入りの極み」と呼ばれる手作業で火加減を調整して焙煎される豆から淹れたコーヒーは、多くの文化人や芸人の間で愛されてきた。今回発売されるのは、そんな「深煎りの極み」のコーヒーの味わいを再現した2つの焼き菓子。それぞれに「丸福珈琲店」監修のコーヒーを使用し、あえて後味に苦味が残るように仕上げた。ラインナップは、コーヒーの香りと苦みをしっかりと楽しめるバウムクーヘン「濃いコーヒーバウムクーヘン」と、手軽に楽しめるスティックタイプの「濃いコーヒースティックパウンドケーキ」となる。【詳細】「丸福珈琲店」監修スイーツ発売日:東日本エリア 2020年12月22日(火) / 西日本エリア 12月15日(火)販売場所:全国のファミリーマート価格:濃いコーヒーバウムクーヘン 150円(税込)、濃いコーヒースティックパウンドケーキ 189円(税込)※東日本エリアは新潟・長野・山梨・静岡(一部除く)より東側の都道県、西日本エリアは 富山・岐阜・愛知・静岡(一部除く)より西側の府県。※数量限定。※一部地域や店舗では、発売日が異なる場合あり。
2020年12月24日講談の伯山、浪曲の奈々福、新しい世代の人気演者の登場で昔ながらの演芸がブーム、と言われている。その牽引者のひとり、浪曲師玉川奈々福が初めての著書をだした。『浪花節(なにわぶし)で生きてみる!』(さくら舎/1600円+税)。森の石松や俵星玄蕃、平手造酒など演目に登場する人物を中心に浪曲的世界を解説した第1章は、ぴあアプリで連載した「玉川奈々福 浪花節的ココロ」に加筆したもの。第2章は、筑摩書房の編集者から三味線の勉強で浪曲協会の教室に通い出し、玉川福太郎に入門し浪曲師になっていく「玉川奈々福のできるまで」。落語、講談、浪花節を三大話芸という。「昭和十八年には浪曲師が約三千人いたという記録が残っています。昭和三十年代までは日本で一番人気のある芸能が浪曲だった」。それが斜陽といわれ「絶滅危惧種とも言われ続けた浪曲に、いま、若手の入門が相次いで」いるという。奈々福によるそんな浪曲の歴史解説や、現代の演者のプロフィール紹介まで、浪曲の楽しい入門書といえる内容になっている。【著者からひとこと。】浪花節は、長らく「お涙頂戴」と言われました。涙の芸能。社会の中では比較的下層の人々の、悲しい、痛い、切ない、寒いという、負の感情に寄り添い慰めるものだったと思うのです。戦争が終わってまだ傷が癒えない昭和三十年代前半までは、傷ついた心をもっとも慰めてくれるのが浪曲だった。社会が豊かになるに従って、悲しい、痛い、切ない、寒いことがなくてすむ人生もあるんだと日本人が思い始め、つらい記憶を積極的に忘れたくなった。だから高度成長期に浪曲はすごい勢いで衰退した。でも、いま、悲痛なうなりの必要が、また生じつつあるのかもしれない。本来、人は苦しみや悲しみを抱えて生きていくもので、危機的状況がいつでも起こり得るこの世の中において、悲しみを慰めてくれる物語が、人が生きる上で必要とされる時もあるのかもしれない、と思います。『浪花節(なにわぶし)で生きてみる!』 (玉川奈々福・著)さくら舎/1600円+税【ココロ酔いしれる奈々福節の内容】第一章〽旅行けば~ーー浪花節のココロ第二章〽ああなりまして、こうなってーー玉川奈々福ができるまで第三章〽青葉若葉に風薫るーー師匠が空に消えた日のこと第四章〽利根の川風たもとに入れて00特別の人たち第五章〽遠くちらちら灯りが揺れるーー灯りは見えるか、面白くなれるか付録〽バカは死ななきゃなおらないーー野露に濡れながら育ってきた浪曲の歴史玉川奈々福奈々福公式サイト「ほとばしる浪花節!」奈々福onついった
2020年12月22日主演・藤原竜也が学校内警察“スクールポリス”として校内外で起こる様々な問題に立ち向かう学園エンターテインメントドラマ「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」。この度、1月からの放送に先駆けて、本編映像を盛り込んだ予告映像がWeb先行公開された。赤嶺中学3年1組の担任で国語教師の浅村涼子(真木よう子)は、夜の繁華街の見回り中、同級生から集団で金を奪った中学生を注意するが、自らがナイフを突きつけられ窮地に。そこへ警察官が現れ、生徒たちを恐喝と暴行の罪で現行犯逮捕、所轄の少年係刑事・三枝弘樹(山田裕貴)に引き渡す。翌日、学校では文科省の承認を得て試験導入される学校内警察官、通称スクールポリスの初登校を迎えようとしていた。涼子をはじめ、水野楓(山口紗弥加)や阿部裕亮(音尾琢真)たち教師が不安を覚える中、校長(高橋克実)に紹介されたのは、昨晩の男・嶋田隆平(藤原竜也)だった。3年1組では、一ノ瀬悟(石井正則)による数学の授業が行われていたが、授業態度を注意された真田一樹(中川翼)が逆上、駆けつけた隆平に器物損壊と暴行罪で逮捕される。さらに、この逮捕劇がクラスの何者かによってSNSで拡散。一方で、校内のあるうわさを耳にして…。今回公開された映像では、藤原さん演じる嶋田隆平が「(校内で法律に触れる行為をした生徒も、)遠慮なく警察に突き出します」と言い放つシーンからスタート。時に暴力的な方法で事件解決に挑む嶋田のアクションも見どころのひとつとなっており、本映像でもその様子を垣間見ることができる。ラストカットでは、警察官とは思えない暴言を吐く一幕も。藤原さんのほかにも、教師役の真木よう子、山口紗弥加、泉澤祐希、音尾琢真、校長役の高橋克実、嶋田の後輩刑事役の山田裕貴ら共演者の姿も映し出されている。「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」は2021年1月12日より毎週火曜日21時~カンテレ・フジ系にて放送。(cinemacafe.net)
2020年12月11日夢を諦めた/諦められない人たちへ。実話の“世紀の一戦”を元に作られた、将棋を媒体とした青春ドキュメント『AWAKE』。出演する若葉竜也さんにお話を伺いました。棋士とAI将棋ソフトの対局を巡る実話がベース。プロを目指すも夢半ばで散り、ソフト開発者として再生する英一を吉沢亮さん、英一に刺激を与える若き天才棋士・陸を若葉さんが演じます。――台詞も動きも少ない棋士役は、演じるのが難しかったのでは?運やまぐれではなく、実力だけで勝ち負けが決まる世界で生きている棋士から漂う勝負師の緊張感は、勝ち負けのない俳優の世界で生きている僕の想像力だけでは、とうてい体現できないと感じました。自分の拙い想像力や感情だけで演じると役者の独りよがりになってしまう。それは絶対にやりたくなかった僕にとって偉大な存在だったのは、将棋指導の栗尾軍馬でした。栗尾は僕の幼なじみで、天才棋士という役に説得力を持たせるのに最も大切な所作である「指し手」も彼に徹底的に教わったんです。頭で考えなくても手が自然に動くように、常にポケットに歩の駒を入れて、時間があれば練習していました。自己満足的な役作りやアプローチは排除して、棋士の立ち居振る舞いを徹底的に体に落とし込みました。――もともと将棋はお好きなんですか?“歩は前に進む”くらいしかルールを知らないんです…。作品に入る前にやってみたんですけど、陸が戦っている盤上の勝負はレベルが高すぎて、諦めました(笑)。――この作品に参加したかった理由は?題材こそ将棋ですが、本質的には人と人とが関わり合いながら、成長したり挫折したり、普遍的なことを描いているところですね。それと、(山田篤宏)監督の商業デビュー作品ということにも惹かれました。――山田監督の演出はいかがでしたか。信頼してもらい、自由にやらせてもらえました。これはあくまで僕の想像ですけど、監督は陸よりも吉沢(亮)くんが演じた英一に思いを寄せているように感じました。監督自身と重なる部分があるのかな?と。――その英一は途中でプロの夢を諦めざるを得なかった一方で、才能ある陸は、将棋道を究めていきます。1歳で初舞台を踏み、ここまで俳優を続けている若葉さんの歩みは、陸と重なる部分があるのでは?たしかに小さい頃から大衆演劇をやってきましたが、ずっと役者以外の仕事をやりたかったんです。役者以外なら、何でもよかった。でも、ある時気づいたんですよ。それまで放射状に広がっていた役者以外の可能性が、年齢とともにどんどん消えているって。ある種、挫折を感じながら役者になった珍しい例かと(笑)。昔からやってきたし、生活していける可能性が一番高いと思える職業が、役者だった。リアリストなんですよ、僕。だからこそ、プロとして、監督の表現したいことを全力で体現しているつもりです。じゃないと役者なんて、すぐに仕事がなくなっちゃいますから(笑)。――将棋に親しみが薄い読者も観たくなるポイントを教えてください。この映画は将棋が一ミリもわからない人でも楽しめますが、強いて言うなら、吉沢くんのゾクッとするような美しくて冷たい目線。吉沢くんって、本当に綺麗で、顔合わせをした日の帰り、栗尾と2人で「すごい男前だった」「肌もキレイだった」って話してましたから(笑)。対局を重ねて成長する高純度な青春ドラマ。同世代で圧倒的に強い陸に、英一は負けを受け入れることを教わる。陸も、かつては英一に負けたことでより強くなった。やがて二人は棋士とプログラム開発者として対局。そんな切磋琢磨し合えるライバル関係が尊く美しい。©2019「AWAKE」フィルムパートナーズわかば・りゅうや1989年6月10日生まれ、東京都出身。NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演。来春公開の主演映画『街の上で』など待機作多数。コート¥55,000(タクタク/スタジオファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥25,000(ジョン メイソン スミス/HEMT PR TEL:03・6721・0882)パンツはスタイリスト私物『AWAKE』プロの夢に破れた英一は、コンピューター将棋のプログラミングに情熱を注ぐ。やがて、〈AWAKE〉と名付けた自作のプログラムで、かつてのライバル、陸と対戦することに。12/25より新宿武蔵野館ほか全国公開。※『anan』2020年12月9日号より。写真・佐藤航嗣(UM)スタイリスト・タケダトシオ(MILD)ヘア&メイク・FUJIU JIMI取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年12月02日映画『太陽は動かない』(2021年3月5日公開)のスペシャル生配信イベントが26日に行われ、藤原竜也、竹内涼真が登場した。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。ブルガリアで撮影が行われ、韓国のみならずハリウッド進出も果たした人気女優のハン・ヒョジュ、そして同じく韓国映画・ドラマ界で一躍スターダムを駆け上がってきたピョン・ヨハンが出演するなどグローバルな作品となった同作。藤原の宿敵を演じたヨハンだが、藤原は「すごいアクションで、それぞれ日本と韓国で稽古して、ブルガリアで手を合わせて、あとは『撮影だけだ』といって、みんなで飯に行っちゃったんだよね。みんなで仲良くしようとしてよくおもてなしをして、『明日からがんばろうな』って、翌日セット入ったらなんかざわついてるわけ。『ヨハンどうした?』と聞くと、『兄さんのこと蹴れない……あんないい人の顔は蹴れない』」と衝撃の展開を明かす。藤原が「ちょっとおもてなししちゃったから。もてなしすぎて、『稽古してるから、全然いいから!』と言っても『兄さんは無理……』って。朝8時に撮影が止まった」と苦笑すると、竹内も「僕はホテルにいて、現場が押してるって情報だけ入ってきて。何があったんだろう? って」と爆笑。藤原は「向こうも気を使ってくれたんですよね。監督も折れて、ブルガリアでオリンピックに出るような体操選手がいるから、顔を蹴るカットだけ、その人にやってもらおうと言って」と意外な展開に。さらに藤原は「その体操選手が3回転半回し蹴りとか、バク宙してパンパンパン! とか、ずっとリハーサルをやってる。1時間くらい。そろそろ行かないとまずいからって本番行ったら、足が上がらなくなっちゃったの!」とまさかの練習のしすぎが仇となったという。「『すいません』じゃないんだけど! こっち1時間待ってんだけど! って」と振り返った。また初共演となった2人だが、竹内は「事務所の先輩で、僕は若手で、威圧されたり指導されんのかなと思ってて……でもブルガリアで会ったらそんなこと忘れて、気付いたら一緒に頑張ってた」と述懐。藤原は「もう、年齢とか先輩後輩とか関係ないよね、こういう作品は。すごく辛いから、1人だったら乗り越えてない。仕事だからもしかしたら乗り越えられるかもしれないけど、田岡(竹内)が隣で橋に飛び込んでビルから転がり落ちて、2人だったからできたかな。よりどころという思いがあった」と感謝していた。
2020年11月26日新風を巻き起こす女性監督たちの台頭が著しい韓国映画界で、その最前線グループに陣取るキム・チョヒ監督の長編デビュー作『チャンシルさんには福が多いね』。この度、予告編とポスタービジュアル、新場面写真が解禁となった。韓国ではコロナ禍の中でも多くの観客の共感を得て異例の2万人越えスマッシュヒットを記録し、なんと今月にはスクリーンでの上映を望む根強いファンの要望を受けて再公開が決まったばかり。日本でも、劇場公開に先行して上映された大阪アジアン映画祭、あいち国際女性映画祭では、チケットが早々に完売するなど、韓国通や映画ファンから大きな話題を集めていた。解禁された予告編では、突如として家も仕事も失ってしまったアラフォーの映画プロデューサー・チャンシルさんの悪戦苦闘からスタート。何もかも失ったまさに「人生どん詰まり」の日々を送るチャンシルさんのもとに、突如恋の予感が訪れるまでが、テンポよくコミカルに綴られる。いままで唯一の“福”だと思っていた仕事を突如失い、人生最大の危機を迎えたチャンシルさんは、果たして新しい“福”を見つけ出せるのか…?終盤の「愛の不時着」キム・ヨンミン演じる男の「もっと自分を信じて」という言葉が胸を打つ。今回は併せて、某香港レジェンドスター(!?)を演じるキム・ヨンミン、『Minari』(英題)で映画賞レースでも注目される大ベテラン、ユン・ヨジョンの場面写真なども解禁されている。『チャンシルさんには福が多いね』は2021年1月8日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷・ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャンシルさんには福が多いね 2021年1月8日よりヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© KIM Cho-hee All RIGHTS RESERVED/ ReallyLikeFilms
2020年11月20日一心堂本舗株式会社(本社:東京都千代田区)の展開する、お守り袋入りリップクリーム『福福リップ』シリーズに、2020年秋冬の新デザインが登場しました。ほっこりかわいい動物をモチーフにした「幸福鳥緑」「猫薄ピンク」「きつね薄ピンク」「ビション・フリーゼ濃ピンク」の4柄が加わり、『福福リップ』シリーズは全56種の展開となりました。『福福リップ』は、これまでになかった現代的なデザインのお守り袋に、こだわりのリップクリームを入れた新しい形のお守りです。日本古来より伝わる伝統的なお守りを、もっと楽しく、もっと自由に身に着けてほしいという想いから誕生しました。本シリーズは2017年の発売以降、毎年少しずつ種類を増やして展開しており、幅広い世代に向けた柄を取り揃えております。・熟練の職人が作り上げる「お守り袋」『福福リップ』のお守り袋は、富士山のお膝元である山梨県富士吉田市で1,000年以上前に始まったと言われる「ふじやま織り」で織り上げ、熟練の職人たちによって一つ一つ丁寧に手作業で縫製しています。「先染め」と言われる富士山の湧き水を使用して染色する手法を用いて、奥行きのある鮮やかな色を再現しており、繊細な織の技法で高級感あふれる、優しい光沢となめらかな肌触りに仕上げました。・邪気を払う柚子の香りの「リップクリーム」邪気を払う香りとして、古くから日本人に親しまれてきた柚子の精油が爽やかに香るリップクリームです。厳選された12種の和の草花から抽出されたエキスが唇にみずみずしい潤いを与え、うるおいを長時間キープします。やわらかいテクスチャで伸びがよく、とろけるように浸透する使用感が好評で、たくさんのリピーターの方に支持されている一品です。■『福福リップ』2020年秋冬の新デザインをご紹介◇幸福鳥緑◇自由や平和の象徴として、世界中で親しまれている鳥モチーフ。空を羽ばたく2羽の鳥に「円満」の願いを込め、ベースカラーに「調和」を表す緑色を合わせました。羽根に幸運を乗せて運んでくれる「幸運の訪れ」や、空に飛び立つ様子から「飛躍」といった意味も込められています。大切なお友達やご家族、パートナーと絆を深める、特別な贈り物にもおすすめです。◇猫薄ピンク◇人間の良きパートナーとして、古くから愛され続けている猫。前足を長く伸ばして、気持ちよさそうに伸びをしている、かわいらしい仕草をぎゅっと閉じ込めました。猫の愛くるしい姿は、見ているだけで癒しをくれる存在です。淡いピンク色を合わせることで、全体をやさしい雰囲気にまとめました。猫を愛してやまない、猫好きさんへのギフトにもぴったりです。◇きつね薄ピンク◇ピンと立った耳に大きなしっぽ、黄金色の毛並みが特徴のきつね。どこか現実離れした雰囲気を感じさせるきつねの、清らかで凛とした姿を写し取りました。日本では古くから、きつねは不思議な力を持つ神聖な動物として親しまれています。空を見上げるきつねに、どんな願いを託すかはあなた次第。落ち着いた色味とシンプルで上品なデザインは、どんなシーンやスタイルにも寄り添います。◇ビション・フリーゼ濃ピンク◇真っ白でふわふわな毛に、くりっとした黒い目と鼻が特徴のビション・フリーゼ。陽気で社交的な性格で、世界的に人気の高い犬種です。まるまるとしたフォルムの3匹が仲良く遊んでいる姿は、見ているだけで心がほっこり温まります。ビション・フリーゼを飼っている方はもちろん、愛犬家のお友達へのプレゼントにも最適です。【商品概要】商品名:福福リップ価格:1,100円(税込)サイズ:W59×H117×D20mm容量:4g販売店舗:一心堂本舗通販、一心堂本舗直営店舗東京スカイツリータウン・ソラマチ店、その他順次展開予定公式サイト【会社概要】会社名:一心堂本舗株式会社事業内容:オリジナル商品の企画・製造販売一心堂本舗 会社HP企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年11月16日“幸運を呼ぶ”リップクリーム「福福リップ」から、動物をモチーフにした2020年秋冬の新作デザインが登場。一心堂本舗直営店舗 東京スカイツリータウン・ソラマチ店などで順次展開される。「福福リップ」とは?一心堂本舗が手掛ける「福福リップ」は、こだわりのリップクリームを、お守り袋とセットにした新感覚の“お守りリップ”。その現代的なデザインで人気を集めるお守り袋は、山梨県の伝統的な“ふじやま織り”でひとつひとつ丁寧に仕上げたこだわり仕様。また富士山の湧き水を使用した特別な染色手法によって、優しい光沢を放つ、色鮮やかな発色を実現している。“邪気を払う”柚子の香り付きリップクリーム気になるリップクリームは、“邪気を払う香り”として、古くから日本人に親しまれてきた「柚子」の香り付き。また和の草花12種から抽出したこだわりのエキスを配合したことで、みずみずしく潤う口元を叶えてくれる。“とろ~り”とろけるように浸透する、魅惑的なテクスチャーも、リピーターから支持を集める理由のひとつだ。動物モチーフの新作デザインそんな「福福リップ」に、2020年秋冬の新デザインが仲間入り。動物をモチーフにしたというお守り袋には、鳥・ねこ・きつね・ビション・フリーゼ(犬)の全4種類を、美しい色彩と共に組み合わせているのが特徴だ。特別な“ラッキーアニマル”入りの「福福リップ」は、贈り物にもぴったりなので、是非気になるデザインを店頭でチェックしてみて。詳細「福福リップ」2020年秋冬デザイン価格:1,100円(税込)販売店舗:一心堂本舗直営店舗 東京スカイツリータウン・ソラマチ店、一心堂本舗通販、その他順次展開予定
2020年11月08日井ノ原快彦が主演を務める、映画『461個のおべんとう』が11月6日より公開される。ヒップホップバンド・TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)を映画化した同作は、長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原)が、息子・虹輝(道枝駿佑)と「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という約束をし、お弁当を作り続けた日々を描いた心温まる作品だ。井ノ原と、後輩である道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)が親子役を務めたことでも注目を集めている同作。今回は井ノ原にインタビューし、作品の思い出や後輩の道枝についても話を聞いた。○■息子役・道枝駿佑17歳の叫びに感銘――原作者の渡辺俊美さんから、直接音楽やお弁当作りの指導をしてもらったり、息子さんのお話を聞いたりといったことはあったんですか?ギターの練習はスタジオで「一緒にやろう」という感じでした。全て俊美さんが作った曲なので、「ここはこうやって弾いた方がいいよ」といったアドバイスをいただき、そこからまた家で練習しました。お弁当作りに関しては、料理のアドバイスと言うよりも、俊美さんがどうやって作っていたのかというお話を聞きました。ちょうど僕がやっていた舞台を観に来てくださって、楽屋で話し込んだら長くなってしまって(笑)。でも、そこで息子さんとの関係についてのお話も聞けました。道枝くんと歌った「Lookin’4」という曲も、一緒にゲームをしていた時のことが元になってるんだ、とか(笑)。――息子役の道枝さんは18歳ですが、ご自身が同じくらいの時と比べたりすると、印象はいかがでしたか?会った時は17歳になったばかりだったんですが、とても礼儀正しかったです。KREVAくんとやついくんとバンド用のポスター撮影をしていたところに来てくれて、「東京に出てきたので……」と言って、「なにわ男子 道枝」と熨斗のついたお菓子をくれたんですよ。去年、舞台をやっていた時も、大阪公演に誘ったら熨斗をつけた差し入れを持ってきてくれて……お菓子屋さんに頼むのかな? ご両親もしっかりした方なんだなと思いました。僕は地元のゆるキャラのサブレしか持っていなかったから、恥ずかしくて(笑)。よく「最近の若いもんは……」と言うけど、いいことしか言えません!――井ノ原さんの青春時代は、けっこう破天荒だったんですか?バブル時代ですからね(笑)。周りに変わった方が多かったから、「そういうものなのかな」と思っていたら、だんだん時代が許さなくなってきて、今の若い子はそういうところで生まれた子たちなんだろうなと思うんです。道枝くんは東日本大震災も経験しているし、阪神大震災の話もずっと聞かされてるだろうし、それでコロナ禍もあり、色々と考えるだろうな、と。この作品についても、「当たり前の日常なのに、今では当たり前じゃないことばかりが詰まってる」と言ってて、本当によく考えてると思うし、その通りだと思います。――道枝さんとのセッションもすごく印象的でした。彼はハモったことがなかったみたいなんです。俊美さんにレコーディングについていただいたんですが、その前に何回か合わせたのに、なかなかうまくつかめなかったので、合間で一緒に練習しました。そうしたら飲み込みが早いから、僕がちょっと歌い出すだけで、彼のハモが途中から入ってくるようになって。ゲームみたいにチョコチョコと練習していました。――親子のシーンでは、どのようなところが心に残っていますか?一樹のいろいろな行動について、虹輝から「なんで?」と聞かれるシーンが多いんです。その度に一樹は「説明しなきゃダメ?」と返すんだけど、本人にとっては大きなことではなくて、単に「好きだから」とか、そういう理由。でもそれが虹輝にとってはすごく大きな問題で、そういう眼差しを受けた時に、一樹の気持ちで「あ、すいません」と思ってしまいました(笑)。「父さんがうまくいくのは、周りに甘えてるからだよ」と言われるシーンも、「ごもっともです」と思うし、息子の虹輝から強い眼差しを受けて、グッとくるところはたくさんありました。あとは、撮影が始まる時に「自分の中で大事にしてるシーンってどこなの?」と聞いたら、道枝くんが「浜辺で叫ぶシーン」と言っていたことが印象に残っています。初々しいのが、「あのシーンが大事だと思ってるんですよね」とかじゃなくて、「あのシーンが難しいと思ってる」「頑張りたいと思ってる」と言っていたところ。だから、「僕も見れたらいいな」と言っていたら、たまたま自分も撮影のあった日だったんです。道枝くんのそのシーンが見れて、「17歳の叫びって、すごいな」と思いました。そんな声はもう出ないと思ったし、感情の揺らぎもあって、彼の人間性が出るんだな、考えていることもいっぱいあるんだろうな……と思って。いいものを見せてもらったような気持ちになりました。最後のお弁当までの流れも、「人がものを食べている瞬間って泣けるな」と思ってグッときました。――KREVAさん、やついさんとは作中のバンド・Ten 4 The Sunsを演じられていましたが、ライブシーンもかっこよかったですし、結成20年という設定で、インタビューシーンなんかもすごくリアルでした。初対面だけど、2人とも最初からすごい話すから、ずっと会話していました。インタビューだと、テレビとまた違うところがあって、ちょっと素が出る感じ。でも20周年を迎えたバンドという設定だったので、ちゃんと話すことは話すという気遣いもあったり。やついさんもKREVAさんも、”お芝居”にならずに普通に話すから、「この人たち、すごいな」と思いました。本業だからこそ、リアルだなと思うところはあるでしょうね。同年代だし、それぞれいろんな形で音楽に携わってきたから、そういう部分が出ていてよかったと思っています。――今までのお話を伺っていても、テレビなどで拝見していても、井ノ原さんの意見や考え方がすごくフラットだなと思うんですが、どう培われてきたんでしょうか?徐々にだと思いますが、グループ活動して来たのは大きいかもしれないです。あとは、俳優というお仕事でも、例えば僕は今回母親役の倍賞千恵子さんのことをすごくリスペクトしていますが、それが演技に表れてしまったら元も子もないので、フラットにならないといけない。演技が終わった時に、きちんと人として尊敬しているという気持ちが出ればいいと思います。僕らの事務所の先輩や、役者としての先輩たちも「カットがかかるまでは関係ないから」と言ってくださっていたから、それが1番良い方法だとわかっていたんでしょうね。そういった先輩方から教わったことが、自分にも生きているんだと思います。■井ノ原快彦1976年5月17日生まれ、東京都出身。1995年にV6としてCDデビュー。以降、グループでの活動の見ならず、ドラマ、映画、舞台で俳優として、TVではMCとしても活躍の幅を広げ、老若男女問わず愛されている。主なドラマ出演作は、カンテレ開局60周年特別ドラマ『僕が笑うと』(19年)や、前シリーズを含めると15年にわたって出演している『特捜9』シリーズ(18〜20年)など。主な映画出演作は『天国は待ってくれる』(07年)、『FLOWERS』(10年)。昨年話題となった劇場版アニメーション『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』ではナレーションを務めた。
2020年11月06日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の井頭愛海さんです。「帰省したときは小学生の弟と妹の勉強を見ます!」と語る井頭さんの素顔に迫りました。主演映画では“鬼役”に挑戦!大阪出身の国民的美少女。『鬼ガール!!』で映画初主演。鬼で女子高生の主人公を演じる井頭さん。「慣れ親しんだ地元での撮影で台詞も関西弁だったので、リラックスして演じられました!」。役に共感するところも。「褒められると調子に乗っちゃう単純な性格は似てるかな(笑)。あと、彼女の女優を目指して頑張る姿に初心を思い出しましたね」。性格は、好奇心旺盛。「幼い頃は7つ習い事をしていました。なんでもやりたい性格なんです。国外に出たことがないので海外に行きたくて。今は難しいけど、パスポートは持ってます!」常に持ち歩いている3つの愛用カメラ。ミラーレス、デジタル、フィルムカメラ。写真はインスタに投稿します。家で盛り上がるライブDVD!清水翔太さんの歌が大好き。ライブ映像と一緒に熱唱しちゃいます。最高のくつろぎ場は実家にあるハンモック。座って揺られているとリラックスできるんです。いつでもキャンプ気分!いがしら・まなみ2001年生まれ。第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。映画初主演となる『鬼ガール!!』は、10/9に大阪先行公開、10/16より全国順次公開。※『anan』2020年10月14日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2020年10月13日駆け出しの料理研究家が知る、老舗料理学校のレシピの秘密とは?原田ひ香さんの新作小説『口福のレシピ』。「20代の頃、料理教室に通っていたんです。当時のメモを見返したら“手の込んだ美味しいものは外で食べられるから、家では野菜中心の手のかからない料理を”と書かれていて。でも、今その頃のレシピを見ると、結構手が込んでいるんです。これを“手のかからない料理”と思っていたんだなあ、って」そんなことを編集者と話しているうちに、料理教室を題材にした小説を書かないかと提案されたという原田さん。新作『口福のレシピ』の主人公、品川留希子の実家は老舗の料理学校。でも後を継ぐことを拒んで家を出た彼女は、フリーのSEとして働く一方、電子レンジだけで作る手軽な料理をTwitterで紹介して人気を得ている。そんな留希子の物語と並行して進むのは、彼女の曽祖父の時代、品川家に奉公するしずえが料理のレシピ制作に苦心する姿だ。「昭和のはじめの頃は良家のお嬢さんが女学校や女子大の家政科で料理を習っていた。その後、料理研究家が人気を博した時期や誰でもレシピを発表できるクックパッド全盛期があり、最近は料理研究家やシェフがSNSやYouTubeにレシピを積極的にあげている。そんな時代の流れをつかみながら物語が書けたらな、という思いがありました」読めば家庭料理の変遷とともに、女性の生き方の選択もずいぶん変わったのだと感じる。「しずえさんは自分の家や奉公先に尽くしている人。留希子はもっと自由で、自分のために生きている。彼女に協力する男性も登場しますが、男性が女性を自然とバックアップできる時代になった、ということも書きたかったですね」料理アプリの開発に乗り出すが苦心する留希子。やがて実家との間に、トラブルが生じ…。そんな騒動から浮かび上がってくるのは、レシピを考案する人の人知れない努力。「ナポリタンやハンバーグのような、すでに調理法が確立しているものでも、今はひと工夫加えたり、逆に手軽にしたレシピがSNSでバズっていきますよね。この先も、レシピもその広まり方も、もっといろいろ変わっていくかもしれませんね」日々の料理とそのレシピを、また違った角度から楽しめるようになる作品なのだ。『口福のレシピ』品川留希子は駆け出しの料理研究家。料理アプリの開発に苦心するが、生姜焼きのレシピをめぐり、実家の老舗料理学校とトラブルに…。小学館1500円はらだ・ひか1970年生まれ。2007年「はじまらないティータイム」ですばる文学賞を受賞。著書に『東京ロンダリング』『三人屋』『ランチ酒』『おっぱいマンション改修争議』『まずはこれ食べて』などがある。※『anan』2020年10月14日号より。写真・土佐麻理子(原田さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年10月09日