「ちょっとやせたんじゃない?」店主の問いかけに「最近仕事で外に出ることが多くなって」と答えていたのは今井翼(40)。この日は、初主演映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』の完成披露上映会に登壇。劇中で演じたX JAPAN・hideさんの実弟・松本裕士氏と対面し、感極まって涙を見せていた。今井は’14年にメニエール病を発症。めまいや耳鳴り、難聴といった症状が起こる原因不明の難病で、仕事のキャンセルが相次いでしまった。さらに、’18年に再発すると、ユニット「タッキー&翼」の解散とともにジャニーズ事務所退所も決断している。「今井さんは“ひとつのケジメ”と言い残して退所しました。それでも、表現者としてまた舞台に立ちたいという思いが消えなかったそうで、体調を第一にしながらも、’20年から徐々に活動を再開しています」(芸能関係者)体調もかなり回復したようで、大仕事を乗り越えた彼は、不調を一切感じさせず、カウンターに一人座って上機嫌でグラスを口に運んでいた。ここはしょうゆラーメン650円という格安店で、今井は生ビール、酎ハイ、おでん、枝豆などを注文していく。常連が多いこの店にすっかりなじんでいるようで、店員だけでなく、一般客との会話も楽しんでいた。「週に何度も来ることもありますよ。仲のよい野球選手を連れてきたこともありました」(常連客)さらに、店の前でたばこを吸っていた際には、通りがかった女性とも10分ほど談笑。自ら握手の手を差し出すサービス精神を見せた。昨年の秋に一部のファンの“追っかけ行為”に対して、インスタグラムで怒りのメッセージを投稿している今井。ファンとの“距離感”に悩んでいたのだが、それも払拭しつつあるのか。ジャニーズ時代からの今井のファンはこう話す。「翼くんは昔から生真面目で不器用。気分の波を感じることもあるんですが、それでもファンサービスは怠らないんですよね」40代の目標として「自分の家庭を持ちたいという思いはあります」と語っている今井。この幸せそうな笑顔と人懐っこさをもってすれば、決して難しくはないだろう。
2022年06月30日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆が25日、自身のインスタグラムを更新。日本テレビ系『ヒルナンデス!』(月~金前11:55)で共演している、オードリー・若林正恭と映画『犬王』を鑑賞したことを、2ショット写真を添えて報告した。南原は「オードリー若林と一緒仕事終わりで待ち合わせして、2人で映画“犬王”を観ました。ええ、もちろん席は隣同士で鑑賞しましたが、何か?映画の感想などを言いながら、食事をし、気づくと閉店の時間になっていました。はい、おじさん同士で7時間くらい一緒にいた事になりますが、何か?お店が終わりなので席を立ちましたが、あのままだともっといたかもしれません」と報告。続けて「わかったのはおじさん同士でも案外長く過ごせて楽しいものだということです。ありがとう若林、また行こうねあ、春日には内緒で」と茶目っ気を交えてつづった。ほほえましい2人の写真に、ファンからは「いい関係ですね!」「癒やされました」「若林さんが話していた佐渡島ロケ実現してほしい」「最高にトゥースな2ショット」などといった感想が寄せられている。
2022年06月26日直撃取材をうける今井メロ最近、キラキラネームがニュースになった。キラキラネームの今井メロ法務省が、漢字の意味と読み方の関連性を重視する試案を発表。「海(まりん)」や「光宙(ぴかちゅう)」などは認められる方向だという。そんなキラキラネームを持つ有名人・今井メロ(34)もニュースになった。世に出たときは、当時の本名である成田夢露。兄の童夢(どうむ)や緑夢(ぐりむ)とともにスノーボード界の「成田三きょうだい」として注目を浴びた。その後、チームの代表でもあった父と対立。父とは離婚していた母の姓に変え「今井夢露」となる。選手としては「今井メロ」を名乗り、18歳でトリノ五輪に出場した。ただ、それ以降は紆余曲折の日々。2度の結婚と離婚、それぞれの相手と1人ずつ子宝にも恵まれたが、中学卒業後、スポーツひと筋で来た人がシングルマザーとして生きていくのは容易ではない。キャバクラや性風俗でも働き、生活保護を受けたことも告白。ヘアヌードの写真集を出したり、アダルトビデオにも出演した。引きこもりや自傷行為、妊娠中絶についてもカミングアウトしており“キラキラ”というよりは“ドロドロ”と呼びたいような10数年間だ。では、今回のニュースはというと──。正社員として働いていた居酒屋から契約の変更を持ち出され、経済的な理由で退職したことをブログで告白。すぐに新たな職を探し始めたものの、面接で受かったあとに落とされたことを明かした。働き始める日まで決まっていたのに、電話がかかってきて、《書類確認させてもらったんですけど……今井メロさんですよねあのぉ、1度採用したのに申しわけないのですがウチは著名人を雇えるほどのキャパじゃないので今回は辞退してもらえますかね》と、申し入れがあったという。彼女は《悲しいです。ただただ悲しいです。(略)ただ普通に生きることが私にはとてつもなく難しいです》と綴り、《人生迷子中》というひと言で締めくくった。落とした側はおそらく、彼女が「著名人」なだけでなく「お騒がせキャラ」であることを気にしたのだろう。芸能界ではそれも話題性というメリットになりうるが、一般社会ではそうでもない。「悪名は無名に勝る」も「普通に生きる」は難しいそこで思い出すのが「悪名は無名に勝る」という言葉。フリーアナウンサーの高橋真麻はフジテレビ時代、アンチの悪口に悩まされたが、父・高橋英樹からこの言葉を教えられ、開き直れたという。ただ、これは芸能一家ならではの対処法だ。一般社会では「悪名」より「無名」のほうが生きやすかったりする。そもそも「普通に生きる」という今井の願い自体、こうなってしまってはどこかむなしい。キラキラネームをつける親は、子どもに「キラキラ」した人生を期待するし、彼女もそういう人生を目指し、それを楽しんできたふしがあるからだ。五輪の壮行会で「夢」と題したラップを披露してみたり。のちに彼女は、周囲の大人に乗せられてやったことだと語ったが、キラキラネームはネタにもされがちだ。そんな空気が生まれやすく、彼女はそこに乗りやすいキャラでもあったのだろう。いったん背負った「キラキラ」のイメージはなかなか消えず、挫折が続いたからといって簡単には軌道修正できない。こうして見ると、キラキラネームは諸刃の剣だ。ともすれば、その人生が「迷子」になるリスクがあることを、法務省は注意喚起すべきかも。PROFILE●宝泉薫(ほうせん・かおる)●アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)
2022年06月02日ウッチャンナンチャン・南原清隆ナンチャンこと南原清隆は、今やすっかり“昼の顔”。「南原さんが司会を務める日本テレビ系の『ヒルナンデス!』は12年目に突入。開始当初は苦戦していましたが、お昼の情報バラエティー番組として定着しました。南原さんは“オレが! オレが!”と前に出ず、出演者やゲストを優しく見守っています。自分よりまわりを生かすタイプですね」(テレビ誌ライター)アクの強いワイドショーの司会者が目立つ中で、癒し系として安定した好感度をキープ。これまでスキャンダルのイメージはなかったが、知られざる“夜の顔”情報が!「4月上旬の夜、中目黒の飲食店にナンチャンが女性と2人でいるのを目撃。食事をしながら、ボクシング村田諒太選手のタイトルマッチを観戦していました。その飲食店は南原さんの行きつけだそうで……」(居合わせた客)まさか、ナンチャンまでが、人の道に外れる行動を?「違いますよ(笑)。一緒にいたのは奥さんです。お店にいた20代らしき夫婦とも気さくに話していました。“応援しています!”と言う若い夫婦に非売品だというギターピックをプレゼントしていて、そのピックには、彼のソロライブのテーマ『ナンチャンのツレ』という文字が書かれていました」(前出・客)人当たりがよく、サービス精神は満点。どうやら夜も“昼の顔”と変わらないらしい。ちなみに南原は中目黒のことが大好き。1997年に都内目黒区に一軒家を建ててから、地元に溶け込んでいる。「お休みの日に息子さんと奥さんと、親子3人で歩いているのをよく見かけます。一緒に食事に出かけているようです。芸能人というのを鼻にかけることはまったくありませんよ」(近隣住民)実はマルチな才能を持つ南原南原は1985年に内村光良とのお笑いコンビ『ウッチャンナンチャン』として活動をスタートし、瞬く間に人気者に。「内村さんはバラエティー番組やCMなど、今でもお茶の間で見ない日はないほどです。一方の南原さんは『ヒルナンデス!』の司会だけしているかと思いきや、実は俳優、狂言や落語、スポーツキャスターなどマルチに活躍しています。音楽活動にも精力的なんですよ」(前出・テレビ誌ライター)飲食店で目撃される数日前にも、中目黒の劇場でソロライブを開催し、ギターの演奏を披露したばかり。「舞台セットは中目黒の景色を模したものでした。自ら作詞作曲した『ナカメグロワルツ』というオリジナル曲もYouTubeで公開しています。中目黒の名所を織り込んだ歌詞で、動画の撮影地はもちろん中目黒です」(スポーツ紙記者)4月8日に開設したインスタグラムでも、中目黒の風景や目黒川オリジナルキーホルダーを紹介。徹底的に“中目黒推し”なのだ。だから、出かけるときも中目黒の店に行くことが多い。「びっくりするほど腰が低くて。気さくだしニコニコしていて、従業員はいつも南原さんが来ると喜んでいますよ」(飲食店従業員)プライベートでもまわりを癒す南原は“中目黒の顔”ナンデス!
2022年04月20日休暇を自由に過ごす今井翼の様子を描いた、松永大司監督が手掛けたドキュメンタリー「#休暇今井」が、保存版としてBlu-ray化、6月22日(水)にリリースされることが決定した。本作は、「FOD」にて配信され、フジテレビでの地上波放送も控える、40歳を目前に休暇を通して初めて見せる、今井さんの“本当の自分”を詰め込んだドキュメンタリー。休暇を与えられた今井さんが自分自身の欲望を見つめ、自由に時間を使う様子をカメラが追っていく本作。「本当にやりたいこと」を思うとき、自然と浮かび上がってくる、その人がこれまで歩んできた人生。“いま、休暇にしたいこと”を見つめることで、今井さんの素顔を映し出す。名匠・山田洋次監督をはじめ、今井さんが会いたい人に会い、胸の内を熱く語り尽くすほか、地元・藤沢や、初公開となる自宅での家飲み、思い出の日生劇場での対談、キャンプなどを通して垣間見えるライフヒストリー。演技やフラメンコなどのダンスにストイックな一面や、野球や料理が好きな一面を、全6話に収めた。また、Blu-rayには休暇での思い出のワンシーンを切り取ったオリジナルポストカードも付いてくる。「#休暇今井」は4月11日(月)25時25分~フジテレビにて放送開始(毎週月曜日24時55分~※関東ローカル)。(cinemacafe.net)
2022年04月08日俳優の今井翼が18日、都内で行われたAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』配信記念プレミアイベントに登壇。本作で悪役を演じた感想を語った。同ドラマは、韓国で人気を博したドラマの日本版リメイクで、400年間自分の正体を隠しながら地球で大学教授に扮し生活する宇宙人・東山満(福士蒼汰)と高飛車で自由奔放な大人気女優・笹原椿(山本美月)の恋愛模様を描いたラブファンタジー。今井は、椿に思いを寄せる幼馴染・宇和島浩哉(工藤阿須加)の兄・宇和島雅哉を演じた。「初めて悪役をやりましたが、救いようのない悪で癖になりました」とコメント。「『とにかく悪の魅力を出してほしい』ということだったので、どんなことがあっても動じずにポーカーフェイスに、余計なことをせずに演じました」と振り返った。続けて、「現実と離れているからこそ、これはこれで癖になりそうだなと。面白かったですね」とすっかり悪役を楽しんだ様子。また、「雅哉がどんなことを仕掛けていくのかということにもご注目いただきたいです」とメッセージを送った。『星から来たあなた』は、2月23日からAmazon Prime Videoで独占配信(全10話)。会見には、福士蒼汰、山本美月、工藤阿須加、福原遥、光石研も登壇した。
2022年02月18日俳優の今井翼、女優の南沙良、声優の森川智之が26日、都内で行われた「Amazonオーディブル 戦略発表会 2022」に出席した。世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル(以下、オーディブル)は、1月27日より日本向けの会員プランを定額「聴き放題」制へ移行。オーディブル会員は、12万以上のオーディオブックとポッドキャストの対象作品を聴き放題で楽しめる。この移行に伴い、新たな作品を配信開始する。新たな作品として、DCコミック『The Sandman(サンドマン)』の日本語音声版を制作。ナレーターを今井翼、サンドマン役を森川智之、デス役を南沙良が演じる。今井は「初めてオーディブルに参加させていただいたんですけど、とても重厚感のあるサンドマンが日本に初上陸ということで、記念すべきときにナレーションを担当させていただけるというのは非常に光栄なことですね」とコメント。南は「初めて挑戦するジャンルのお仕事だったので不安はあったんですけど、とても光栄な気持ちで思い切って挑戦させていただきました」と語った。森川は「お話をいただいたときに声優冥利に尽きるというか、声優の起源は、ラジオドラマからなんです」と説明した上で、「時代を経て新しいコンテンツ、オーディブルとして、最新の技術を使ったオーディオでドラマを作れるその一端を担えるということで、すごく光栄に思うしうれしく感じました」と喜びを語った。
2022年01月26日俳優の今井翼、女優の南沙良、声優の森川智之が26日、都内で行われた「Amazonオーディブル 戦略発表会 2022」に出席。森川が、今井の声を絶賛した。世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル(以下、オーディブル)は、1月27日より日本向けの会員プランを定額「聴き放題」制へ移行。オーディブル会員は、12万以上のオーディオブックとポッドキャストの対象作品を聴き放題で楽しめる。新たな作品として、DCコミック『The Sandman(サンドマン)』の日本語音声版を制作。ナレーターを今井翼、サンドマン役を森川智之、デス役を南沙良が演じる。作品の一部が公開され、森川の声が流れると今井は「やっぱり素敵な声ですね」とうっとり。森川は「いやいやいや、ありがとうございます」と照れていた。今井のナレーションもお披露目されると、森川は「今井さんのナレーション、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか! 渋い声ですね。私、声優プロダクションの社長もやっているんですけど、ライバルが出てきちゃったなという感じです。ずっと聞いていたいというか、DC特有のテーマ曲に乗って、今井さんの渋い声のナレーション、一気に世界に引き込まれますよね。かっこいい!」と絶賛。今井は「まだ収録が続くので、ありがたいお褒めの言葉がプレッシャーにも感じていますけど」と恐縮。南も、今井のナレーションについて「聴いていて情景が頭が浮かぶというか、続きがすごく気になる。素敵だなと思いました」と魅力を述べた。森川はまた、デス役の南についても「透明感のある声でとても素敵」と称えていた。
2022年01月26日元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021」表彰式に出席した。「パラリンアート世界大会」は、世界各国の障害を持つ人たちからアート作品を募集するコンテスト。今年度の応募数は、日本を含む世界29カ国より862作品。“笑顔(SMILE)”をテーマに国際色豊かなユニークな作品が多数集まり、その中から入賞作品が発表された。表彰式には、受賞者のほか、パラリンアートの理事を務める中山秀征、パラリンアートスペシャルサポーターを務める今井氏が出席。今井氏と中山は、日本テレビ『THE夜もヒッパレ』以来の共演となり、中山は「もう“絵理子”とは呼べない。“先生”です」と話して笑いを誘い、「政治の世界に飛び込んで活躍している姿を見ると感慨深いです」と語った。また、中山が「息子さんは今、プロレスラーとしてリングに上がっているでしょ」と、今井の息子でプロレスラーの礼夢選手について言及すると、今井氏は「そうなんです。一昨年の12月にデビューさせていただいて、今プロレスラーとして頑張っています」と笑顔で話した。また、「親としては心配ですし、毎回試合前には、ケガがないようにお祈りして見守るしかなくて。ただうれしいのは、夢とか生きがいを息子が見つけて本当に変わったんです」と今井氏。礼夢選手は先天性難聴で生まれつき耳が聞こえないという。今井氏は「人間の可能性ってハンディキャップがあろうがなかろうが、無限だなというのはすごく思いました」と語った。
2022年01月20日元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021」表彰式に出席した。「パラリンアート世界大会」は、世界各国の障害を持つ人たちからアート作品を募集するコンテスト。今年度の応募数は、日本を含む世界29カ国より862作品。“笑顔(SMILE)”をテーマに国際色豊かなユニークな作品が多数集まり、その中から入賞作品が発表された。表彰式には、受賞者のほか、パラリンアートの理事を務める中山秀征、パラリンアートスペシャルサポーターを務める今井氏が出席。今井氏と中山は、日本テレビ『THE夜もヒッパレ』以来の共演となり、中山は「もう“絵理子”とは呼べない。“先生”です」と話して笑いを誘い、「政治の世界に飛び込んで活躍している姿を見ると感慨深いです」と語った。中山が「まもなく参院選。いかがでしょうか?」と切り込むと、今井氏は「しっかり2期目を目指して頑張ります」と宣言。「まだまだ障害政策って課題も山ほどあって、今回のアートもそうですが、文化芸術をもっと障害のある方と楽しむ環境づくりを整備していきたいと思います」と力強く語った。中山が「2期目、頑張ってください」とエールを送ると、今井氏は「2期目、頑張ります!」と笑顔。「障害の世界って、一歩ずつなんですね。息子の聴覚障害もそうですが、さまざまな障害があって、障害に応じた支援策が大切だなと思っています」と話した。
2022年01月20日今井翼が、リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』で朗読劇に初挑戦する。劇中では、楽聖ベートーヴェンの死後、彼が“不滅の恋人”に宛てたラブレターをめぐるミステリーが、読売日本交響楽団チェリスト・渡部玄一率いるトリオによるベートーヴェンの名曲の生演奏に乗って繰り広げられる。ベートーヴェンの弟子フェルディナント・リースに扮する今井は、どのような想いで作品に取り組もうとしているのか──。稽古前の心境に、耳を傾けた。師匠ベートーヴェンの音楽を毎朝聴いて、弟子リースの役イメージつかむ──台本を拝読して、たった2日間の上演ではもったいない作品だと思いました。本作へのご出演が決まった際の率直な想いをお聞かせください。年齢やキャリアとともに挑戦を重ねていきたい──という思いが役者としてあるので、初めて取り組む朗読劇にワクワクしています。“不滅の恋人”はいったい誰なのか、師匠の愛した女性を探す旅に出かけるリースは、劇中でストーリーテラーの役割を果たします。台本を読むだけでなく、登場人物の想いをきちんと咀嚼して臨みたいですね。──今井さん演じるフェルディナント・リースは、ベートーヴェンの前でどんな弟子だったと思いますか?台本を拝読する限り、リースはベートーヴェンのいちばん近くにいた理解者だと思います。彼のつくる音楽に魅せられ、一緒に過ごす時間も長かった。音楽家として致命傷の難聴になって、絶望に苛まれた師匠の胸の内も察していたと思います。遺された手紙には、会うことが叶わない“不滅の恋人”に一刻も早く伝えたい──という情熱がほとばしっていた。誰よりも繊細であるがゆえに、情熱的な音楽をつくってきたベートーヴェンの横顔を知っていたからこそ、リースは“不滅の恋人”探しに出たんじゃないでしょうか。僕には自然な感情の流れに感じました。──やがてリースは出会った“不滅の恋人”候補の女性たちからベートーヴェンの素顔を知ることになります。いまお話しいただいたような彼の人物像を、今井さんは初めての挑戦となる朗読劇でどのように立ち上げていこうと考えていらっしゃいますか?いまは台本を頂戴したのみで、ベートーヴェン役の宮原浩暢(LE VELVETS)さん、ベートーヴェンが初めて結婚を意識したジュリエッタ・グイチャルディ役の小宮有紗さん、“不滅の恋人”として最も有力視されているアントニー・ブレンターノ役の貴城けいさんとのセッションはこれからなんですよね。だからこれまで意識していなかったベートーヴェンの音楽を聴いて、イメージをたくさん膨らませているところです。朝起きて、すぐベートーヴェンの音楽をリビングで流すようにしています。リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』──本作にはベートーヴェンの名曲が10ほど登場します。リビングで聴いているのは劇中のナンバーですか?いえ、登場しないナンバーも聴いていますね。ビギナーなので、できるだけベートーヴェンのいろんな音楽に触れたくて。毎朝聴いていると気分が高揚してきて、活力になる気がしました。繊細なベートーヴェンだからこそ生まれた情熱的なメロディに、きっと影響されているんでしょうね。──本作に登場する・しないを問わず、今井さんの中で印象に残っているベートーヴェンの楽曲を教えてください。そうですね、いっぱいあって困ってしまいますね(苦笑)。有名な「交響曲第5番(運命)」や「交響曲第6番(田園)」は自然と耳に残りますけど、やっぱり持っているCDの1曲目を一日のはじまりに聴く、という意味で「交響曲第1番 ハ長調」ですね。いまやすっかり生活の一部に溶け込んで、僕に“癒し”をもたらしてくれています。──非常に穏やかな楽曲なんですね。ビギナーでいらっしゃるなら、「運命」や「第九(交響曲第9番:歓喜の歌)」のように、リズムを強調した迫力あるメロディが特徴的な代表曲を選ばれるものかと思っていました。そうですよね、ベートーヴェンといえばたしかに「運命」や年末に合唱される「第九」のイメージが強い。でも台本から受け取った僕のベートーヴェン像は、すごく繊細で。愛する人を原動力に想像力が掻き立てられて、どんどん曲が生まれる。そうした楽曲は力強い旋律ではなく、優しく穏やかな作品が多いんじゃないかな……と感じました。リースとして師匠に寄り添う劇中の旅路を前に、自然とベートーヴェンを理解したい気持ちで聴いているのかもしれません。チャレンジ精神を忘れない東山紀之“先輩”に触発され、初挑戦の朗読劇をこれまで、今井さんは歌やダンスで熱量を見せる舞台に数々出演してこられたと思います。対して自身の声や必要最小限の動きのみで魅せる“朗読劇”は、これまで培ってきた武器が封じられているのかな、と感じるのですが……どのように受け止めていらっしゃいますか?「言葉だけの表現」はおっしゃる通り、なかなか奥深い世界ですよね。ただ自分がやるからには、これまで経験させてもらったこと、病を経て得た実感、活動再開して2年目を迎えた“いま”だからこそ血肉になっていることを、初挑戦となるこの朗読劇に注ぎ込めたら……と思っています。──ちなみにリースにとってベートーヴェンが敬愛した“師匠”であったように、現実世界の今井さんにとってそういった存在はどなたになるのでしょうか?若いころから長くお世話になってきて、事務所は変わりましたがいまでも可愛がってくださる東山紀之さんが、僕にとってのすべてにおいて“心の師”なんですよね。東山さんって、歳やキャリアを重ねる中でも常にチャレンジ精神を忘れない方。その真摯な姿勢を後輩として近くで拝見していたからこそ、僕も初めて朗読劇に挑戦してみようと感じました。いちばん尊敬する先輩であって、僕の行動指針となるような存在ですね。──その東山さんにもしっかり作品世界を届けるには、要所で奏でられるベートーヴェンの音楽も欠かせませんよね。朗読と生演奏(トリオ)が融け合うことで生まれる相乗効果を、今井さんはどのように捉えていらっしゃいますか?僕たちキャストの朗読で“不滅の恋人”に対するベートーヴェンの内面や楽曲が生まれた背景が語られたあと実際に生演奏が入るわけですから……すごく贅沢な空間になる予感がしています。劇場で朗読と生演奏が溶け合う時間を体感したら、より高揚してくるんじゃないかな。まずリースを演じる僕自身が、幸福感を抱きつつ形にしていけたらと思っています。──最後に、お誘いのメッセージをお願いします。舞台に限らず、食事やファッションといった趣味嗜好って自分の好きなチョイスに偏りがちですよね。だけど、これまでと異なる栄養を摂ってみると体に変化が訪れるように「あ、こんな世界もあるんだな」って新たな発見に繋がると僕は常々感じているんです。初挑戦の朗読劇も「尊敬する師匠を理解したい」というリースの旅路と似ていて、まだ見ぬ景色を体感したいから。経験できた喜びを、皆さんとも分かち合うことができたら幸いです。声と音楽による、シンプルながらも上質な空間に身を委ねていただきたいですね。取材・文:岡山朋代リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』日程:2021年12月3日(金)・ 4日(土)会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールチケット情報
2021年12月01日今井翼現在放送中のドラマ『おしゃ家ソムリエおしゃ子!2』(テレビ東京)で主人公・おしゃ子のボディーガード役を好演中の今井翼。個性派揃いのキャスト陣の中においても、その存在感は健在だ。2018年に持病のメニエール病が再発し、入院と休業。その後、治療に専念するための「けじめ」として、同年タッキー&翼の解散とジャニーズ事務所からの退所が発表された。その後、20年からは片岡愛之助主演の歌舞伎舞台への出演など芸能活動を再開し、同年4月より松竹エンタテインメントに所属している。■今井翼の地上波出演のハードル冒頭の現在放送中ドラマのほかにも横浜 DeNAベイスターズの応援番組『With☆ベイスターズ2021』(TBS系)にMCとして出演するなど、地上波で活躍する姿を目にする機会は少なくない。「ジャニーズを退所したタレントの、退所後の地上波への出演というハードルの高さがよく知られる中、今井翼さんの活躍はある意味特殊ともいえます」と、ある芸能ジャーナリストは言う。近年ジャニーズ事務所を去ったタレントを見てみると、元SMAPの「新しい地図」の3人も、今でこそ草なぎ剛がNHK大河ドラマに出演しているが、退所後は地上波への出演はかなり限られたものだった。また、赤西仁、錦戸亮、渋谷すばる、手越祐也、錦織一清など、退所した元ジャニーズタレントを地上波で見かける機会はまずない。「子会社扱いの株式会社TOKIOの3人は別として、唯一の例外である中居(正広)くんをのぞくと、やはり地上波の壁はまだまだ高いことを感じます。山Pですら、テレビ出演に関しては、Huluでの配信やWOWOWでの放送といった状況です。そういった事情からも、今井さんはその壁が低かったことがうかがえます」(同前)では、なぜ今井翼の地上波復帰は早かったのか。それは「愛之助さんの舞台をきっかけとして、松竹系の事務所に所属したことも大きいのではないかという気がします」と、前出のジャーナリストは見る。「舞台を大きな活動の場とするジャニーズは、所属タレントが出演する舞台を公演する松竹や東宝との絆は非常に深いです。そんな松竹のお膝元にいるということで、ある意味守られ、“身内”に近い距離にいることに成功したのではないでしょうか。また翼くんの場合は、退所の理由が身勝手な不祥事ではなく、病気が理由だったこともあるのかもしれませんね」翼の復帰にかつての相方・タッキーが動いた可能性を聞いてみると、「それはないと思います」と断言する。「仲がいい悪いとかではなく、いいパートナーとしての関係が最初から続いていたと思うので、タッキーの力で復帰とか、逆にタッキーが嫌がるとかいったことはないと思います」(同前)治療に専念するために芸能活動を休止し、万全の体調で戻ってきた翼。表舞台から退いたタッキーとの共演を見ることはできないが、後輩たちと同じ作品で肩を並べる日はそう遠くないかもしれないーー。〈取材・文/渋谷恭太郎〉
2021年11月05日ゲイであることを隠しながら生活する高校生と、そんな彼に恋する同級生の姿を描いた映画『彼女が好きなものは』。この度、主人公を演じる神尾楓珠と、その恋人役・今井翼の新場面写真が解禁となった。神尾さん演じる主人公の安藤純は、「異性を愛したい」「家庭を築きたい」と世間でいわゆる“ふつう”と言われる幸せを手にしたいと願いながらも、自分らしさとの狭間で葛藤する高校生。そんな純に恋をする山田杏奈演じる同級生・三浦紗枝は、自分の好きなものを素直に好きだと言えない悩みを抱えながら、純と共に成長していくことになる。今回解禁となったのは、純(神尾楓珠)と純の恋人、佐々木誠(今井翼)の2人を捉えた新場面写真2点。ゲイであることを家族や友人ら誰にも打ち明けられずに悩む純と、自分の性的指向やアイデンティティに悩む純に、かつての自分を重ねるように純を優しく見守る誠。純はBL好きを隠しているクラスメイトの紗枝と書店で鉢合わせたことから急接近し、やがて紗枝から告白される。「自分も“ふつう”に女性と付き合い、“ふつう”の人生を歩めるのではないか?」。一縷の望みをかけ、純は紗枝の告白を受け入れ、付き合うことになったのだが…。なお、本作は公開1週前の11月26日(金)より先行上映が決定。実施劇場は【東京】TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ新宿、【大阪】TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズセブンパーク天美の4劇場となり、この先行上映には神尾さん、山田さん、今井さんが登壇予定の舞台挨拶も実施される。『彼女が好きなものは』は12月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女が好きなものは 2021年秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年11月05日今井翼《近くの店で様子伺うのもいい加減困る。部屋の電気つけられないよ。》《同じ宿に泊まるとかなんなんだろうか。。誰も得しないからホント辞めてください》10月16日、今井翼がインスタグラムのストーリー(投稿から24時間で自動的に削除される機能)で、マナーを守らない一部のファンに対して、怒りのメッセージを立て続けに投稿した。「今井さんは10月5日から、大阪松竹座で十月花形歌舞伎『GOEMON石川五右衛門』に出演中ですが、公演後に悪質な出待ち行為を行うファンがかなりいたようです」(スポーツ紙記者)今井が投稿する数日前には、共演者の上村吉太朗もツイッターでこんな投稿を。《出待ち禁止ということを知らない方がいらっしゃるみたいなのですが、どこかで張り出したりしていないのでしょうか?ダメとわかっていて、出待ちしているとか?》その翌日には今井翼スタッフのツイッターでも、《劇場での「入り待ち・出待ち」及び、その他滞留行為を全面的に禁止しております》と注意喚起を行っていた。「新型コロナの感染対策の観点から、今はどこの劇場も入り待ち・出待ち行為を禁止しています。この時期に出待ちをしている時点で良識がないですからね。加えて、普段はマナーの悪い人物をスタッフやファン歴の長い“トップオタ”などが厳しく監視しているのですが、現在は感染対策でそれもほとんど行われていないため、ファンの統制が崩れています。そのため暴走する人も出てきているのでしょう」(舞台関係者)■つきまといファンが現行犯逮捕劇場から宿泊するホテルにまでファンがついてきてしまっては、今井が怒るのも当然だろう。しかし、このような過激な行為を行うのは決して珍しいことではない。「今年3月に関ジャニ∞のマネージャーにストーカー行為を働いて逮捕された女性は、2019年にもHey! Say! JUMPの中島裕翔さんにつきまとい、ストーカー規制法違反の疑いで現行犯逮捕されています」(アイドル誌編集者)過去にはJUMPファンが新幹線に乗るメンバーをホームまで追いかけ、列車を遅延させてしまい大問題になった。「ジャニーズは熱狂的な一部ファンの過激な追っかけ行為が問題視されています。今井さんもジャニーズ出身だけに、今もマナーの悪いファンにつきまとわれているようです」(同・アイドル誌編集者)今井の所属事務所に投稿の件を問い合わせると、「俳優たちも人間なので、休息の場を与えてもらえるとうれしいです」会いに行くのは公式イベントだけにすべきだろう。
2021年10月26日画家・今井麗(うらら)の新作展覧会『MELODY』が、6月25日(金)より、PARCO MUSEUM TOKYOにて開催される。今井は1982年、神奈川生まれ。2004年に多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、2012年シェル美術賞本江邦夫審査員奨励賞受賞。主な個展に「LOVERS」(xyz collective、東京、2019)、「project N 78 今井麗」(東京オペラシティ アートギャラリー、東京、2020)、「LOVERS」(Union Pacific、London、2020)、 MARCH」(OIL by 美術手帖 、東京、2020)、「REVELATION」(nidi gallery)、「AMAZING」(新宿高島屋美術画廊、東京、2020)、「AMAZING」(Nonaka-Hill、Los Angeles、2020)などがある。さらに画集『gathering』(baci)も発表してきた。本展示は6月25日よりPARCO出版から出版される作品集『MELODY』の完成を記念して行われるもの。会場ディレクションにデザインスタジオ「HYOTA」を迎え、リズミカルにつながる空間の中で作品鑑賞できるこれまでにない展覧会となる。会場では約30点の新作の展示(一部販売)に加えて、作品集の先行販売も予定。この機会をお見逃しなく。<アーティストステートメント>「MELODY」新しい画集『MELODY』(PARCO出版)の完成を記念して、PARCO MUSEUM TOKYOで約30点の新作を発表いたします。最近、大作を手掛けるようになりました。昨年描いた、バナナの上に寝そべるクマの小作品を機に、等身大のモチーフを大きく引き伸ばして描いてみたいと思うようになったのです。画集の表紙にもなった作品『メロディ』の制作以降、大作が可能にする大胆で伸びやかな筆のタッチや、大きなキャンバスに優しく包み込まれるような感覚に取り憑かれています。長年に渡る育児ライフの中、 私はリビングの窓際にイーゼルを立て、家の中にある両手に収まるサイズの物、内なるモチーフを中心に描き続けていました。それが、コロナ禍のステイホームを余儀なくされた日々の中で、例年と変わらぬ四季がみせる何気ない風景に心動かされるようになりました。穏やかな日常は、平凡なようでいてとても愛おしく、けれど絶対ではないと痛感したのです。いつしか私が描く対象は、風景や、引き伸ばされたモチーフの組み合わせとなり、内と外の繋がりに関心が向くようになりました。この一年と少しの間で、私の作品は随分と感じが変わったように思います。いつも新作の発表を楽しみにして応援してくださるお客様方に『MELODY』展、楽しんでご高覧頂けますように。今井麗より■展示情報「ULALA IMAI EXHIBITION MELODY」6月25日(金)~ 7月18日(日)11:00-20:00※入場は閉場の30分前まで※最終日18時閉場※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更となる場合がございます渋谷・PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)東京都渋谷区宇田川町15-1 tel:03-6455-2697入場料:一般 500円 / 学生 400円※小学生以下無料公式サイト:
2021年06月02日ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』〜あの頃の僕たち〜が東京・新国立劇場 中劇場で上演中だ。ブロードウェイのショービジネス界が舞台。フランク(平方元基)、メアリー(笹本玲奈)、チャーリー(ウエンツ瑛士)の3人の人生を中心に、現在から過去へと約20年間を“逆再生”で描いていく。『スウィーニー・トッド』などで知られるスティーブン・ソンドハイムが作詞・作曲を手掛け、本作のメアリー役を演じた女優のマリア・フリードマンが演出を担う。日本では8年ぶりの上演だが、今回は「新演出版」という位置づけ。平方、ウエンツ、笹本のほか、昆夏美、今井清隆、朝夏まなとら実力派キャストが顔をそろえている。初日前のゲネプロ(総舞台通し稽古)を見た。恋愛関係にしても、友情にしても、仕事にしても、どうしてこうなったのか、なぜあのときあの道を選んだのかと考えることはきっと誰にでもあるだろう。人生に「正解」も「不正解」もないだろうし、振り返ったとて過去は変えられないのだが、確かにその後を決定づける分岐点はある。そんな人生の切なさと、人間の不器用さやたくましさ、そして人々の絆を思わせる、ちょっぴり大人なミュージカル。ソンドハイムの珠玉の楽曲とともに、存分に味わってほしい。上演時間は2時間50分(休憩20分)。ただし、18時半公演の回は休憩15分。東京公演は31日(月)まで。愛知公演、大阪公演も予定されている。キャストのコメントは以下の通り。■平方元基今までのどの作品よりも大変でした。あまりの大変さに先輩に弱音を吐いたら、「大変な分、いい作品になるさ」。心がスッと明るくなりました。このカンパニーとだから、今日までこれました。どうか皆様、作中、沢山の沢山の小さな大きな発見をしてみてください。それはどれも間違いでなく正解でもなく、あなただけに送られたギフトになると思います。■ウエンツ瑛士まずは、この様な状況下で舞台の幕を開けられる事に心から感謝しています。そしてなによりも足を運んで下さるお客様へ、我々はその気持ちに応えられる作品をご用意しました。お互いの顔もハッキリと認識できずに、リモートでの稽古でどこまで行けるか不安でしたが、胸を張ってお客様をお出迎え出来ます。万全の感染対策をしてお待ちしてます。■笹本玲奈この作品をお客様のいらっしゃる前で生でお届けできる事を信じて、キャストスタッフ一同、厳しい感染対策の中、心を一つにお稽古してまいりました。家族や友人と会えなかったり、お互いの表情を見て会話する事も、お互いに触れる事も許されない今、舞台が大好きなお客様が明日からまた元気に生きていこう!と思って下さる様、最高の舞台をお届けしてまいります。取材・文:五月女菜穂
2021年05月18日3月26日、『FRIDAYデジタル』が今井絵理子参議院議員(37)の再婚について報じた。お相手は、17年7月に今井議員との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられた橋本健元神戸市議(41)だという。『FRIDAYデジタル』は、「二人はすでに同棲しています。再婚するつもりでは?」という自民党秘書のコメントを掲載。取材に対し、今井議員は「良いお付き合いをさせていただいております」「息子の送迎などのお手伝いもしていただくこともあり、大変感謝しています」と話したという。不倫疑惑が報じられた当時は妻帯者だった橋本氏。だが、後に離婚。また政務活動費の不正受給も発覚し、議員辞職。さらに詐欺罪で有罪判決が下された。あれから3年と8ヵ月。苦境に立ちながらも、2人は着々と愛を育んできたようだ。しかしその間に、大切な支援者2名が今井議員のもとを去っている。1人目は彼女の恩人といわれる元秘書のAさんだ。「Aさんは今井さんが所属していた芸能事務所を辞め、秘書として彼女の政治活動を支えてきました。しかし橋本さんとの関係について、まったく知らされていなかったんです。Aさんは今井さんに身辺関係をしっかりするよう口酸っぱく注意していたそうで、“裏切られた”という思いが強かったといいます。そして『もう支えられない!』として、辞表を提出したそうです」(自民党関係者)■政務官の起用も再婚間近報道もブーイングの嵐そして2人目は、彼女を献身的にサポートし続けた恋人のBさんだった。「Bさんは沖縄から上京し、シングルマザーの彼女をサポートしていました。しかし16年7月に議員となった今井さんは、『朝から勉強会が』などと理由をつけて家へほとんど帰らなくなってしまったんです。それでも彼は今井さんの帰らない家で、聴覚障害のある彼女の長男の世話を頑張っていました」(知人)しかし次第に、今井議員は3週間に1回程度しか帰らないように。そして、2人の間で口げんかが増えていったという。「何度言っても態度を改めない今井さんに、Bさんは『もう無理だ』と嘆くように。そして突然、彼女の家を飛び出したそうです。今井さんと橋本さんの不倫疑惑が報じられた当時、Bさんは今井さんの長男が寂しがっていないか心配でたまらない様子でした」(前出・知人)当選一期目で不倫が報じられ、貴重な支援者を2人もなくした今井議員。昨年9月には、内閣府政務官に起用。その際に菅義偉首相(72)が「まさに適材適所の対応をした」とコメントしたものの、疑問視する声が上がっていた。さらに今回の報道にも、ネットでは《この人のこれまでの在職中の成果を出して下さい》《私生活の方でしか話題にならない印象》《彼女が議員でいることが国民にとって幸せといえるのかな》とブーイングの嵐だ。国民の声に、彼女はどう耳を傾けるのだろうか――。
2021年03月27日今井翼がパーソナリティを担当する特別番組『今井翼とめぐるGOYAの世界』が3月28日(日)19時からニッポン放送で放送されることが決定した。本番組は松竹製作ミュージカル『ゴヤーGOYAー』上演を記念したもの。人生の半ばで聴力を失いながらも「黒い絵」と通称される14枚の絵や「裸のマハ」などの傑作を生み出し、スペイン最大の画家と謳われるフランシスコ・デ・ゴヤ。本作は、画家としての人生のみならず、“人間ゴヤ”に焦点を当てる。生きる力に満ちたエネルギー溢れるオリジナルミュージカルの主演を務めるのは、本作で復帰後“初主演”を果たす今井翼。日本のミュージカルにおいて初の題材となる“ゴヤ”にどう挑むのか。原案・脚本・作詞のG2と演出の鈴木裕美が初タッグを組み、さらにピアニストの清塚信也が、ミュージカルの作曲・音楽監督に初挑戦。共演に小西遼生、清水くるみ、山路和弘、仙名彩世、塩田康平、天宮良、キムラ緑子らが名を連ねた。『今井翼とめぐるGOYAの世界』では、舞台の主演を務める今井翼がパーソナリティを担当。本作の舞台であるスペインに馴染みが深い今井が、ミュージカルの魅力やゴヤの画家人生や人間観を掘り下げていく。さらにスタジオゲストとして、テバ伯爵役を務める山路和弘も登場予定。本作に関する話題はもちろん、今井とともに互いの俳優観や俳優の魅力など、他にないやりがいなども語られるはずだ。■番組情報ニッポン放送『今井翼とめぐるGOYAの世界』3月28日(日)19時~20時ニッポン放送でオンエア出演:今井翼 / 山路和弘 / 新行市佳(ニッポン放送アナウンサー)■公演情報ミュージカル『ゴヤーGOYAー』4月8日(木)~4月29日(木・祝)東京・日生劇場5月7日(金)~5月9日(日)名古屋・御園座
2021年03月21日俳優の今井翼が9日、都内で行われた主演ミュージカル『ゴヤ-GOYA-』製作発表記者会見に出席した。同作は、スペイン最大の画家と謳われるフランシスコ・デ・ゴヤの波乱万丈な生き様や、混沌とした社会の中でいかにして芸術家となっていったのかを描くオリジナルミュージカル。聴力を失いながらも後世に残る絵を描き残したゴヤを今井が演じる。今井は、2018年9月に療養のため無期限の活動休止を発表し、2020年2月にシスティーナ歌舞伎『NOBUNAGA』で約2年ぶりに舞台復帰。本作で復帰後初のミュージカル主演を果たす。「日本の次に愛するスペインを舞台に、世界を代表するゴヤを演じられることを本当にありがたく思っています。僕自身も病を経験し、おかげさまで今を迎えられる喜びを感じていますが、紆余曲折したゴヤの人生を丁寧かつ大胆に、また熱くエネルギッシュに演じていきたい」と喜びと意気込みを語った。出演が決定したときの心境を聞かれると、「すごくうれしかったです。僕自身これまでスペインとさまざまなご縁をいただいておりまして、そのフラメンコがつないでくれた新たなる出会いを大事にしていきたいと思いました」と答え、「昨年復帰し、こういった大役をいただきましたので、本当に感謝をして、今このような時代を迎える中で舞台に立てる喜びをかみしめてしっかりとやっていきたい」とコメント。同ミュージカルでは芝居から派生したフラメンコを踊るが、「これまでスペインで経験したことを振り返りながら匂いや空気感をしっかり表現していきたい」と力を込めた。同ミュージカルは4月8日~29日に東京・日生劇場、5月7日~9日に愛知・御園座にて上演。日生劇場は、フラメンコを初披露した舞台『World’S Wing 翼 Premium2007』をはじめ、さまざまな作品を上演してきた今井にとってゆかりのある劇場だ。今井は、歌舞伎公演や山田洋次監督作品でのフラメンコ披露も振り返って、「フラメンコがつないでくれた縁がとてもある」としみじみ。「僕にとって思い入れのある日生劇場、そして初めて立つ御園座で、来てくださったお客様一人ひとりに、ゴヤが病と向き合い上り詰めていったエネルギーを感じていただきたい」と語った。会見には、小西遼生、清水くるみ、G2(原案・脚本・作詞)、鈴木裕美(演出)、清塚信也(作曲・音楽監督)、安孫子正(松竹代表取締役副社長/演劇本部長)も出席した。
2021年03月09日20世紀初頭のアメリカで実際に起こった冤罪事件を題材に、夫婦愛を主軸にさまざまな人々の思いが交錯する様を描いたブロードウェイ発のミュージカル『パレード』。2017年、石丸幹二主演、森新太郎演出で開幕した日本版初演は、多くの観客の心に深い余韻と問いを刻み込んで話題となった。その究極の人間ドラマが、2021年の幕開けに再登場する。実在した人物レオ・フランク役に再び挑む石丸に、作品への思いを聞いた。日本では馴染みのなかった社会派ミュージカル――3年前の初演では、終演後の客席がとてもミュージカルを観た後とは思えない、深い衝撃に包まれていたことを思い出します。そうですね。森さんの演出があったからこそ、ああいう衝撃が起きたのだと思います。照明が落ちて真っ暗になった時に、お客さんがシーンとしていて……。これはいったい何だと最初は思いましたが、何かがお客さんの心に刺さったんでしょうね、どう反応していいのかわからないほどに。あの時は、私自身が社会派ミュージカルに挑戦したいと思い始めた頃でした。ミュージカルといっても歌って踊って、華やかなものや、文芸作品の舞台化ばかりじゃない。実話をもとにしたシリアスなものも作られているのに、日本にはあまり入って来ていなかった。だからこの作品は、挑戦しがいがあるなと思ったんです。結果、ああいった衝撃を生み出せたことは成功だと思いますし、だからこそ再演も強く望みました。今回もまた、その波動をより多くの方にお届けしたいと思っています。――“レオ・フランク事件”と名を残す、実在したレオという人物を演じるには非常に精神的な重圧があったのではと推察します。まあ、これまでもミュージカルの中で劇的な人生は歩んで来ていますので、ハムレットも然りで(笑)。確かに重いですよね。でも重いだけに、その役を演じる意義はすごく大きいなと思いました。自分の信念を揺るがさずに貫くというのはとても辛いことなんだと学びましたね。レオを演じるにあたって、歴史を色々と調べ、考えました。彼の生い立ちから、なぜこういう事件に巻き込まれたのか……とか。今回の稽古が始まってから気づいたこともあります。やはりなるべくして彼はこうなったのだな……という結論にたどり着きもしたんですけどね。当時のアメリカの、白人の非白人に対する差別意識、とくにその意識が根強い地域だからこそ起こった悲劇なのだなと。そうした問題が描かれている映画や本、ミュージカルに至るまで、片っ端から探して、観たりしていましたね。――そのような探究から、レオをどういう人物として立ち上げようと?すごく人間臭くて、頑固で、揺るがない信念を持っている、そんな人物として演じようとしました。頑なな部分も含めて、武士のような志を持った人という感じでしょうか。ただ、けっして人格者ではないと思うんです。その時代において、自分の置かれている環境を他と比較して、自分の人生を責めたりもしていますからね。とくに劇の冒頭、出社時に雑踏の中を歩きながらつぶやく言葉なんて、「お前、だから皆に睨まれるんだよ!」と思うようなことを言うわけですよ(笑)。でもあれは、彼が本当に心に思っていることなんです。レオはちょっと面倒な人間 「僕に気持ちをのせないでくれ」と思いながら演じた――冤罪事件を題材にしていると知りながらも、観客は、そんなレオの姿を見て惑わされますよね。本当のこと、事件の真実とは何なのだろうか……と。観客は普通、登場人物の誰かに感情移入して舞台を観るじゃないですか。僕に気持ちを乗せないでくれ、乗せるならレオの妻、ルシール(堀内敬子)にと思ってました。それくらい嫌な、ちょっと面倒くさいヤツだなと感じさせる人間でいようとしました。共感を得ないような人として。そうしながらも最終的には皆がレオに思いを寄せて、「彼は間違っていなかったんだ」と思ってもらい、最後の最後にドンと落とす(笑)。おそらく作家のアルフレッド・ウーリーが、そのように考えて書かれたのだと思います。斬新な森演出、“エンドレス稽古”が有名だが・・・――今回の再演について、演出の森新太郎さんはどのようにおっしゃっていますか?森さんって本当にいろんなパターンを試して、どんどん変えていく方なんですけど、やはりこのコロナ禍での稽古、公演なので「今回は時間がないから変えないかも」なんておっしゃっていました。つまり、森さんの稽古場の特徴である“エンドレス稽古”が出来ないと(笑)。だから限られた、短い時間の中で森さんから何を吸収できるか。時間を大事にしたいなと思いましたね。でも実際、本稽古が始まると、制約の中でありながら、どんどん変えていらっしゃってます!――おっしゃったように、森さんの時間をかけた、しぶとい稽古は有名です(笑)。初演の時は驚かれたのでは?面食らいました(笑)。噂には聞いていたんですけどね。森さんは誰よりも早く稽古場にいらして、稽古が終わるまでず〜っと、休みも取らずに……。僕らはご飯を食べたりしていますよ。でも森さんは、夜10時くらいの僕らが帰る時になって、やっとお弁当箱を開けて食べている……、そういう人なんです。エネルギーがあふれている演出家ですね。そこから出てくる指示は本当に的確で、研ぎ澄まされていて。この初演が森さんにとって初めてのミュージカル演出だったんですが、苦手なんて意識は乗り越えてやる! というすごいパワーが彼から感じられたので、僕らも彼のミュージカル初演出に対して、何ら不安はありませんでした。ミュージカルだからこそ世に出た作品――ミュージカルといっても本当に奥深いドラマが描かれているので、ストレートプレイを観るような感覚でもありました。そうですね。でも僕は思ったんですけど、もしこれを音楽抜きでやったら相当に重い作品になる。リンチの描写もありますからね。音楽というオブラートにくるんだことによってここまで表現できた、それもあの短い時間の中でね。ミュージカルだからこそ、世に出た舞台作品なんじゃないかな。確か、この事件が冤罪という判決が出たすぐ後に、ジャック・レモンで映像作品(編集部注:1988年のテレビミニシリーズ『七十年目の審判』)が作られているけれど、映画にはなっていない。胸がかきむしられるようなテーマだけど、ミュージカルだからこそ世界に投げかけることが出来たと、僕は思いましたね。これは余談ですが、アメリカ人の仕事仲間と話をしていて、彼は南部のジョージア州の出身なんですけど、「幹二は『パレード』をやったんでしょう?どう思った?」って聞かれて。「僕はアトランタ出身だから、ブロードウェイでやっている人たちの感覚とは未だに違うんだ」と。未だに違うって何だろう?つまり彼の生まれ育った地域には、冤罪とされた判決を間違いだと思っている人が今もたくさんいるんだと。だからこのミュージカルがアメリカでやっていた時は、ものすごく衝撃だったと。この作品、アトランタでも4ヶ月、公演しているんですよね。「そういう作品なんだよ、幹二」と言われて、僕は「君はどう思っているの?」と聞き返せなかった、怖くて。――その土地によって、観客の受け止め方が真逆だったりするわけですね。そう、違うんですよね。アメリカはそういう国なんだと。それを聞いた時、再演をやる時には、そんなふうに思っている人が世の中にはいることも考えてやらなければ……と思いましたね。他国の話ではあるけれど、100年前と今と、社会の状況は何ら変わっていないということをこの『パレード』で感じ取って、また自分たちの社会にも向き合い、自分自身は何を思うかを皆さんに問いたいなと思います。――差別や保身、集団の持つ力など、作品の根底にある問題は日本人の観客の心にも引っ掻き傷を残したと思います。初演では公演の後半、多くの方が劇場に駆けつけていました。来られていましたね。噂が広がり、自分も体感したいと思われたのか。この作品を観ることによって、自分の中の何かが変わる。そんなミラクルが起こるミュージカルだと思うんですよね。だからこそ、やり続ける意味があるなと思います。堀内敬子との再共演――ルシール役の堀内敬子さんとの、息の合った再共演も楽しみです。劇団四季を離れて17年ぶりに、初めてミュージカルの現場で彼女と一緒にやったのがこの初演だったんですよ。彼女がパワーアップしていたことが嬉しかったし、もともと妖精的な人なので(笑)、だからこそ若い役があんなに自然に出来るんですよね。また今回も磨きをかけてますから、どんなふうにチャーミングにルシールを演じるのか、すごく楽しみです。先日、初めて初演の映像を見たんですよ。それで「堀内さんはこんな表情をしていたんだ!」ってことを知りました。舞台上にいたらわからなかったので、それは再演に向けての収穫のひとつでしたね(笑)。――また、このコロナ禍において、初演とは違う感触を得るような気もします。そうですね、世界ではますます分断が深まっていますから。でも一方で絆も強まっている。そんなコロナ禍にあって、障壁を乗り越えてでも観たいという方が劇場にいらっしゃるだろうと。だからこそ、観て良かったと必ず思っていただけるものを届けねばと思います。許されるなら、いろんな方を誘って観に来てほしいですね。ここに描かれていることは人ごとではない、自分たちの周りでも同じようなことが起こっている……というふうに思いを向けてもらえたら、この作品を日本でやる意味が出てくると思います。取材・文:上野紀子撮影:源賀津己衣装協力=ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパンTel.03-6274-7070)ヘアメイク中島康平スタイリスト土田拓郎ミュージカル『パレード』作:アルフレッド・ウーリー作詞・作曲:ジェイソン・ロバート・ブラウン演出:ハロルド・プリンス(共同構想及びブロードウェイ版演出) / 森新太郎出演:石丸幹二 / 堀内敬子 / 武田真治 / 坂元健児 / 福井貴一 / 今井清隆 / 石川禅 / 岡本健一安崎求 / 未来優希 / 内藤大希 / 宮川浩 / 秋園美緒 / 飯野めぐみ / 熊谷彩春石井雅登 / 白石拓也 / 渡辺崇人 / 森山大輔 / 水野貴以 / 横岡沙季 / 吉田萌美※東京公演一部キャスト変更あり。詳細は公演公式サイトにてご確認ください【東京公演】2021年1月17日(日)~31日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス※開幕日が変更になりました【大阪公演】2021年2月4日(木)~8日(月)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【愛知公演】2021年2月13日(土)・14日(日)会場:愛知県芸術劇場大ホール【富山公演】2021年2月20(土)・21日(日)会場:オーバードホール
2021年01月17日2020年12月28日に亡くなったことが報じられた、10代目の『歌のおにいさん』である今井ゆうぞうさん。今井さんは同月21日、43歳という若さで旅立ちました。死因は脳内出血だったといいます。教育番組『おかあさんといっしょ』(NHK)では2003~2008年の間司会を務め、『歌のおにいさん』として多くの子供に笑顔を届けていました。今井さんの優しい人柄が伝わる笑顔を見て、視聴者である子供や、その親は楽しい時間を過ごしたことでしょう。今井ゆうぞうさんの訃報を受け、はいだしょうこが追悼今井さんの相方である『歌のおねえさん』を担当していたのは、タレントのはいだしょうこさん。逝去が報じられた翌日にYouTubeチャンネルの一時休止を発表したはいださんは、同月30日にInstagramで心の内を明かしました。一緒に番組を作り上げた今井さんを『パートナーであり戦友』と称し、はいださんはこのようにコメントしています。オーディション会場で出会い、お互いに合格してから、5年間ずっと、ほとんど毎日一緒で、家族より長い時間をNHKで過ごしました。その時は、私達、歌のお兄さんと歌のお姉さんだけが、新しくなる時で、周りが出来上がっている環境の中、皆さんの足を引っ張らない様に、2人で収録が終わった後や、少しでも時間ができたら、空いてるリハーサル室を探しては、必死に練習し、励まし合い、2人の歌声を子供達の心にどう届けるか、悩み、考え、話し合い、日々、過ごしていた事が、昨日の事の様に思い出されます。お互いのいい所、悪い所も分かっている兄妹。たくさん笑い、真剣に話し、おふざけしたり、時には泣いたり、たまにケンカしたり。。。想い出がありすぎて、毎日、色々な場面がずっとずっと頭に浮かんできます。ゆうぞうお兄さん、しょうこお姉さんとして、全国の沢山の子供達、ご家庭に歌を届けられて聴いて頂けて、一緒の時間が過ごせた事、本当に幸せでした。私達の歌声が、皆様の心のどこかに少しでも残って頂けていたら、嬉しいです。ゆう兄、沢山の笑顔と、想い出をありがとう。。。こんな私を、たくさんたくさん、支えてくれて、助けてくれて、本当にありがとう!!優しくしてもらった事、楽しかった想い出、一生忘れません。。。今は、とにかくゆっくり休んでね。そして、ゆう兄の代表曲、「ぼよよん行進曲」を、お空でも子供達や、皆んなにうたってあげてね。。。こんなに早く、さようなら。を言わなければならない事。きつすぎるけど。。。また、必ず、必ず、会いましょう。。。今井ゆうぞうさんのご冥福を心よりお祈り致します。haida_shokoーより引用 この投稿をInstagramで見る はいだしょうこ(@haida_shoko)がシェアした投稿 はいださんはコメントとともに、『おかあさんといっしょ』の卒業後、2人でコンサートを行った際に撮影した写真を投稿。天国にいる今井さんを追悼し、同番組の視聴者や今井さんのファンに向けて「みな様もしんどい方もいらっしゃるのに、すみません。なんとか、前を向いて歩いていかなければと思っています」と言葉を送りました。はいださんの戸惑いや悲しみが伝わる、今井さんへのメッセージ。投稿には数多くのコメントや、励ましの『いいね』が寄せられています。・しょうこお姉さんのコメントを読んだら涙が止まらない。ゆっくり休んでね。・子育てが大変な時、2人の笑顔や歌声に励まされました。ゆうぞうお兄さんのこと、絶対に忘れません。・テレビで見てた自分もショックなので、しょうこお姉さんはもっとショックだと思う。元気出してくださいね。投稿の最後に「ゆう兄の笑顔、優しい歌声を、たくさんの方が想い出して下さいますように」と願いをつづった、はいださん。きっと、はいださんの祈りは多くの人に届き、今井さんの笑顔や歌声は多くの人の心の残り続けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年12月31日2020年12月28日、教育番組『おかあさんといっしょ』(NHK)で『うたのお兄さん』を務めた今井ゆうぞうさんが、同月21日に脳内出血で逝去していたことが明らかになりました。元『うたのおにいさん』・今井ゆうぞうさんが脳内出血で逝去数日前にはブログで不調も同月15日に自身のブログで、目が真っ赤に腫れた写真を公開し、体調不良を訴えていた今井さん。あまりにも突然すぎる旅立ちに、ネットでは悲しみの声が広がっています。佐藤弘道「かわいい弟の1人」同月29日、体操インストラクターでタレントの佐藤弘道さんがブログを更新。佐藤さんといえば、『おかあさんといっしょ』で10代目の『体操のお兄さん』を務め、今井さんと共演していました。「年末に悲しいニュースがありました」と、佐藤さんは今の心境を次のようにつづっています。年末に悲しいニュースが届きました。NHK「おかあさんといっしょ」第10代歌のお兄さん「今井ゆうぞう」君が亡くなりました。共演中は皆さんもご存知のように、あの屈託の無い笑顔で周りを明るくしてくれました。器用そうに見えるけど、ちょっと不器用なところもあって、僕にとってはカワイイ弟の一人でもありました。佐藤弘道公式ブログーより引用「器用そうに見えて不器用なところもあった」と、今井さんのことを弟のように想っていたという、佐藤さん。同番組を卒業後、仕事現場で再会した時の様子をこう明かしました。番組を卒業後、数年前に同じ現場で仕事があった時に、彼の体調の悪さは感じてました。今は、あの時にもっと厳しく体調管理について注意しておけばよかったなぁ〜と後悔してます。皆さんも身体だけは十分に気を付けてくださいね!彼がまっすぐに天国に行けるように、皆様もそっと手を合わせて頂けたら幸いです。ゆうぞう君、今までありがとう!心よりご冥福をお祈り申し上げます。佐藤弘道公式ブログーより引用数年前に再会した際、佐藤さんは今井さんの体調の悪さを感じていたのだそう。「あの時にもっと厳しく体調管理について注意しておけば…」と、後悔の念に駆られたといいます。「彼がまっすぐ天国に行けるよう、そっと手を合わせていただけたら幸いです」と、ブログを見た人々に呼びかけました。佐藤さんのブログには、さまざまなコメントが寄せられています。・本当に悲しい…。あの笑顔と歌声が大好きでした。・ひろみちお兄さんとともに、ゆうぞうお兄さん、しょうこお姉さんを息子と一緒に見ていました。本当に残念で、言葉になりません。・娘たちとテレビで拝見していました。ゆうぞうお兄さんの優しい歌声や暖かい眼差しが印象的で、私の記憶にしっかりと刻まれています。自分が大切に想っていた存在が突然この世を去る悲しみは、計り知れません。今井さんの笑顔と歌声は、多くの人々の心に残り続けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年12月30日自民党の今井絵理子参院議員(37)の息子・礼夢(16)が12月7日、プロレスデビューを果たした。各メディアによると、TAMURAこと田村和宏(40)と対戦し、逆エビ固めで敗れた結果となった。だが得意技を決めるなど奮闘し、会場を沸かせたという。生まれつき耳が聞こえない礼夢は、今年3月にろう学校の中等部を卒業。高等部に進む道もあったが、プロレス団体「ヒートアップ」に入門したという。「今回対戦したTAMURAさんは、『ヒートアップ』の代表。礼夢さんの入門当初から指導にあたっている方です。絵理子さんと田村さんが障害者支援から交流を深めたことをきっかけに、プロレスを始めたといいます。礼夢さんは卒業後、本格的にトレーニングを強化。その努力の甲斐あって、厳しいプロテストに合格したのです。田村さんも『聴覚障害があると思えないぐらいコミュニケーション能力がある』と、太鼓判を押していました」(スポーツ紙記者)礼夢の勇姿を、リングサイドで熱心に見守っていたのは母の今井だ。各スポーツ紙によると、今井は会場の隅で涙を浮かべながら応援。試合終了後は、息子の通訳としてマイクを持ちメッセージを届けたという。同日の夜、インスタグラムを更新した今井。息子のデビュー戦を見届けた思いを、《「プロレスラーになりたい」と告げられた日から母として葛藤の日々が続きました》と切り出した。そして、《息子の夢を、、、思いを、、、止めてはいけない。止めちゃいけない。何度も何度も自分に言い聞かせました》と葛藤ぶりを告白。そのうえで、《息子には、まっすぐにできると信じてほしいし、夢を追い続けてほしかった。今日はその夢が一つ叶いました》と喜びをつづった。そんな今井は09年4月に本誌に登場し、愛息の成長について語っていた。当時4歳だった礼夢は、耳が聞こえなくても「SPEED」のパフォーマンスに合わせ楽しそうにリズムを取っていたという。その様子について今井は、「音楽を肌で感じて、心で聞くことができるんですよね」と目を細めていた。生後3日目で息子の耳が聞こえないと知った当初は、悲しさや悔しさで泣き崩れたという今井。しかしスヤスヤと眠る息子の顔を見て、彼女はこう誓ったと明かした。「これは、きっと神様からの私へのギフト。私は、この試練を乗り越えるために生まれてきたんだ、この子とともに生きていけるんだって思いました」それからはコミュニケーション能力を高めるため、相手の唇を読むことで聞いたり話したりする口話法の学習をスタート。他にも今井は「きっと何かを感じ取ってくれるだろう」と信じ、たくさんの子守歌を聞かせ、楽器も購入したという。ろう学校で手話を習い出してからは、いっそう親子の絆は強いものに。日を追うごとに息子の手話は上達し、「楽しかったよ」など感情表現もできるように変化したという。その心境を今井は、「彼の心のなかの気持ちがより理解できるようになったことは、本当に嬉しくて」と笑顔を浮かべていた。強い絆のもと、親子二人三脚の挑戦はこれからも続くーー。
2020年12月08日バラエティ番組でおなじみの顔、そして舞台では狂言や落語にも取り組んでいる南原清隆と、三谷幸喜作品の常連として知られ、近年は後進の育成にも精力的な近藤芳正。彼らが昨年、愛媛県の伝統ある劇場・内子座で披露した二人芝居『あんまと泥棒』が東京で復活。11月27日(金)より本多劇場にて開幕する。元は1951年にNHKのラジオドラマとして放送され、故中村勘三郎の希望で1966年に舞台化された本作。その物語は、泥棒の権太郎(近藤)が、あんま・秀の市(南原)の家へ押し入ったことから始まる。権太郎は、秀の市が高利貸しを営みながら小金を貯めていると聞きつけ金を出すように迫るが、秀の市はとぼけるばかり。やがて、ふたりは焼酎を飲みながら身の上話を始め……。2019年内子座公演より狂言や落語に加え、時代劇にも挑戦したかったという南原は「歌舞伎の演目にもなっているお話で、とにかく人間臭く愛すべきキャラクターのあんまと泥棒。本音と嘘、笑顔と泣き顔、おとぼけと怒り、見えるものと見えないものが織り成すお笑いと人情溢れるお芝居です。若手の時に立った思い入れのある本多劇場で江戸情緒を味わっていただけたら幸いです」とコメント。一方、近藤は「昨年は内子座でたった1日の2ステージだけという幻のような公演体験をさせていただきました。なので、どこかでまた演りたいなぁと思っていました。コロナが無ければ実現しなかった企画です」と明かす。また、脚色・演出を手掛ける倉持裕は昨年の公演に関して「江戸が舞台の人情喜劇は昔ながらの芝居小屋にぴったりで、近所に暮らす人々が誘い合って集まり、気楽に笑って過ごす……そんな風景に、芝居の原点に立ち返る思いがしました」と振り返る。さらに「劇場は、現実とは別の空気に浸れる場所です。今、特に東京では、観劇は気楽に出来ることではなくなってしまいましたが、『あんまと泥棒』は相変わらず現実のわずらわしい事を忘れさせてくれる芝居です」とも。したたかなあんまを演じる南原と、実は気のいい泥棒に扮する近藤。そこに倉持による笑いのセンスが絶妙に加味される舞台。ふたりの軽妙な会話のやりとりは、歌舞伎や狂言にも通じる空気を生み出し、普遍的な人情喜劇に仕上がっている。疲れた気持ちを解きほぐしてくれそうな舞台で、温かな笑いを堪能してほしい。文:伊藤由紀子M&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』脚本:村上元三脚色・演出:倉持裕出演:南原清隆近藤芳正2020年11月27日(金)~29日(日)会場:東京・本多劇場公式サイト
2020年11月26日増田貴久が主演するミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』が、9月4日に開幕。これに先立ち、公開フォトコールと囲み取材が行われた。【チケット情報はこちら】作詞・作曲をフランク・レッサー、脚本をエイブ・バローズ、ジャック・ウェインストック、ウィリー・ギルバートが手がけた本作は、シェパード・ミードの著書『努力しないで出世する方法』を原作としたコメディミュージカル。1961年にブロードウェイで初演され、翌年のトニー賞では7冠を達成した。その後、95年にマシュー・ブロデリック、2011年にダニエル・ラドクリフが主人公を演じている。今回の上演版で主演を務めるのは、NEWSの増田貴久。彼が扮するのは「努力しないで出世する方法」という本の教えに従い、ビルの窓拭き清掃員から大会社の若手幹部へ出世街道を突き進むフィンチ。本作で初めて海外のミュージカルに挑む増田は「長く愛されてきた作品で、楽曲や振付に伝統を感じます」とコメント。同時に「プレッシャーもありますが、幼い頃からミュージカルに出演するのが夢だったので嬉しい」と微笑む。本作の演出を手がけるクリス・ベイリーは新型コロナウイルス感染症拡大の影響で来日できず、オンラインで稽古を繰り広げた。出世を重ねるフィンチの人物造形にあたって、増田はベイリーの「ジャニーズ事務所に入ってから今まで昇ってきた“階段”を振り返ってみて」という言葉をヒントにしたという。これまで役と自分を重ねてこなかったが、本作では「自分の踏んできた“ステップ”を改めて考えながらフィンチを立ち上げました」と語った。報道陣に公開されたフォトコールでは、一幕冒頭と二幕終盤の2シーンが展開された。増田は、トラブルに見舞われても持ち前の機転と話術で乗り切るフィンチを明るくはつらつと演じる。オープニングを飾るソロナンバー「努力しないで出世する方法」では“出世”に感化される様子を伸びやかに歌い上げ、華やかなステージングが印象的な「世界は一つ」では、会長ウォンパー(ブラザートム)、社長ビグリー(今井清隆)、社長秘書ミス・ジョーンズ(春野寿美礼)らとチームワークに富んだダンスを繰り広げた。上演時間は約170分(休憩含む2幕)。公演は9月20日(日)まで、東京・東急シアターオーブにて。その後、10月3日(土)~9日(金)に大阪・オリックス劇場と巡演する。取材・文:岡山朋代
2020年09月04日ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』のフォトコールが4日に東京・東急シアターオーブで行われ、増田貴久、笹本玲奈、松下優也、雛形あきこ、鈴木壮麻、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、今井清隆が取材に応じた。同作は1961年にブロードウェイで初演を迎え、以降1,417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。翌1962年のトニー賞最優秀 ミュージカル作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、製作者賞、演出賞、指揮・音楽監督賞の7冠を達成し、大きな注目を集めた。2011年にはダニエル・ラドクリフ主演でリバイバル上演し、トニー賞8部門にノミネートされた。同公演のプロデューサーは、「このミュージカルをこの時期にあるがままでやりたいということを決断しました。そのためにはいくつものハードルがありました」と明かす。演出・振付のクリス・ベイリーはアメリカからの入国ができず、1年前に美術、衣装、音響などについて打ち合わせは行なっていたものの、実施の稽古とミーティングはオンラインで行うことに。振り付けは動画もアメリカで撮影したものを日本に送り、日本の振り付け助手が振りを起こしてキャストに伝えていく形になったという。演出に関しても、「毎日クリスさんに送ってメモをもらって、また日本でキャストに伝えるという形で作ることになりました」と振り返った。また、感染対策として「PCR検査を稽古前に1回、稽古が始まって1回、本番前に1回。抗体検査も入れれば4回。キャスト、スタッフ、オーケストラに至るまで全員が受けました」と明かし、本番中も検査は実施していく予定だ。日々の管理としては、全員が毎日ノートに体温、体調を記入し、「この手帳がないとマネージメントの方でも楽屋に入れない」と記録を徹底。ステージの抗菌処理、公演が終わるたびに消毒も行う。会場はもともと厚生労働省の求めている換気量の基準を満たしていたが、さらに客席を半分にした。プロデューサーは「観劇中はマスク、おしゃべりをひかえていただくようにお願いしております。座っていただいた席で何かがあった時に連絡が取れるような措置もしています。東京都が推奨するガイドラインを全てやり尽くす中で、なんとか20日まで公演を進めていきたい。作品名の通り、努力して公演を成功する方法を導こうと思っています。緊張感のある中で毎日を過ごしております」と締め括った。ブラザートムは「100人近く動いていて、誰も陽性が出てないというのは、本当に全員がガチッとやってないと無理なんですよ。どこにもいかない連中が100人いる。幕が開くだけで涙が出るくらい嬉しいことだと思います」としみじみ。主演の増田は「本当に世の中、日本も大変な状況の中で大きな会場でステージに立つのは責任重大だなと思いながら、しっかりとエンターテインメントを作る」と決意を示す。「この場を大切に、しっかりと千秋楽まで迎えられるように頑張って取り組んでいきますので。観にきてくださる方から広がって、少しでも多くの方を元気にできるようにがんばっていきます」と意気込んだ。東京公演は東京・東急シアターオーブにて4日〜20日、大阪公演は大阪・オリックス劇場にて10月3日〜9日。
2020年09月04日ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』のフォトコールが4日に東京・東急シアターオーブで行われ、増田貴久、笹本玲奈、松下優也、雛形あきこ、鈴木壮麻、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、今井清隆が取材に応じた。同作は1961年にブロードウェイで初演を迎え、以降1,417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。翌1962年のトニー賞最優秀 ミュージカル作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、製作者賞、演出賞、指揮・音楽監督賞の7冠を達成し、大きな注目を集めた。2011年にはダニエル・ラドクリフ主演でリバイバル上演し、トニー賞8部門にノミネートされた。歌って踊る2シーンが披露され、取材を受けるときには汗だくとなっていた増田に、ブラザートムが袖からティッシュを持ってくる一幕も。初めての海外ミュージカルとなった増田は「小さい頃からミュージカルをやるのが夢だったので、プレッシャーも100あるけど、楽しさ嬉しさも同じくらいの数字」と喜びを表す。笹本が増田について「(主人公の)フィンチそのものだなって、共演者の方ともよく話しています。本当にトントンと出世していくだけだったらいやな男で終わっちゃうんですけど、増田さんの人柄の良さ、カリスマ性がすごくフィンチを豊かにしている。私自身もそばで増田さんを見ていて、心から応援したくなるような存在だなと思っています」と語ると、増田は「ありがとうございます!」と大声で深々とお辞儀。松下は「涼しそうな顔でずっと稽古されてるので、すごいなと思います。(ライバル役の)バドとしてどんどんフィンチを邪魔していかないといけないなと思いましたし、稽古場での増田くんのイメージとフィンチのキャラクターがすごく合ってるので、よりやりやすくやらせてもらってます」と様子を明かした。新型コロナウイルスの感染対策で稽古もマスクをつけて行っていたが、増田は「急に通し(稽古)のときにマスクを外して『ああ、そんな口してたんですね』と。顔の下半身を知らない、みたいな。『お尻見ちゃった』くらいの衝撃はありました」と周囲を笑わせる。演出・振付のクリス・ベイリーとはリモートでの稽古となり、実際に会ったのは約1年前の顔合わせのみに。増田が「その場で歌を歌って、振り付けをしてもらって。山下達郎さんを歌いました。達郎さんが僕に降りてきたので」と振り返ると、ブラザートムが「いるよ、今も」とつっこみ、増田は「そういう意味じゃなくて!」と苦笑する。クリスの反応については「下から上までちゃんと出るね、よしよし、みたいな」というものの、「英語だったので、ポジティブに捉えたんですけど……なんとなくすごく褒めてくれました」と雰囲気で感じ取った様子。オンライン稽古では「クリスさんが、『君が仕事を始めた時から今に至るまでにいろんな階段を登ってきて、君の状況も変わったでしょ? 自分のステージが上がって行った時のことを思い出してフィンチを作っていったらいいんじゃない』と言ってくれたので、普段自分が経験してきたことと役を重ねては考えないようにしてたんですけど、重ねて見ていたかもしれないです」と役作りを明かした。作品にちなみ、「出世のコツ」を聞かれると、ブラザートムは「努力とか素質とかではなくて、カネとコネだと思います」ときっぱり。増田は「僕も、コネという言い方は違うかもしれないですけど、人付き合い。自分がこれができるから巡り合えたというよりは、周りの人が助けてくれたり、人との出会いでここに入れる。応援してる人がいて、スタッフさんがいてメンバーがいて家族がいて、恵まれてきた」と周囲に感謝していた。
2020年09月04日今井翼「半袖にハーフパンツ姿で、ムキムキの二の腕なんか超セクシーでカッコよかった。2時間ぐらい、路上で撮影をしていました」(商店街店主)7月上旬の昼下がり。都内でロケをしていた今井翼(38)の“快進撃”が止まらない。■退所後もテレビドラマに出演この日、撮影していたのは、8月13日スタートの深夜ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』(日本テレビ系)。漫画原作のコメディーで、翼は準主役に抜擢された。「6月にはNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にも、物語のターニングポイントとなる『桶狭間の戦い』で、重要な武将役として出演しました」(テレビ局関係者)’18年にジャニーズ事務所を退社。休養期間を経て、今年2月に片岡愛之助の主演舞台で復帰を果たす。4月からは愛之助が所属する大手芸能事務所に移籍したばかり。「ジャニーズ時代に絶大な人気だった赤西仁さんや錦戸亮さんですら退社した後は、これまで活躍していたテレビドラマでは見ることはありません。そんな中、今井さんは“異例の活躍”と言われています」(同・テレビ局関係者)というのも、「テレビやスポーツ紙などの大手マスコミはジャニーズ事務所に“忖度”して、辞めた元ジャニを起用しなかったり、記事としても取り上げないんです。ただ、昨年7月に公正取引委員会がジャニーズ事務所にそうした“圧力”を注意していたと報じられて風向きは変わってきてはいますが、それでも元ジャニが活躍する場は限られています」(同・テレビ局関係者)■翼をCMに起用したい企業も7月公開の海外ドキュメンタリー映画『プラド美術館驚異のコレクション』では、日本語版ナレーションも担当している。そんな翼に次に舞い込んでくる仕事とは?「CMです。ジャニーズ時代に7年間『とんがりコーン』のCMに出演して、手越祐也くんと共演もしていました。今や2人ともジャニーズではありませんが、大人の役者になった今井さんなら、改めてCMに起用してみたいと考えている企業もあるようです」(広告代理店関係者)翼の所属事務所は、「決まっているCMはありませんが、たびたびお問い合わせはいただいています」とのこと。かつて『タッキー&翼』を組んで活動していた翼だが、今や滝沢秀明は芸能界の裏方に回り、ジャニーズ事務所の副社長に転身。「芝居をもっと重ねたい」そう語っているという翼は、表舞台でまだまだ羽ばたく意気込みのようだ。
2020年08月12日2020年6月10日、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建さんが、所属事務所を通して芸能活動の自粛を発表。複数の女性と不倫関係にあったことを一部週刊誌で報じられ、渡部さんは事実と認めています。渡部不在の『イジり』に対し、南原清隆が…同月16日、火曜レギュラーを務める渡部さんの活動自粛後初の放送を迎えた、バラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)。同じく火曜レギュラーであるお笑いコンビ『チョコプラネット』の長田庄平さんと松尾駿さんは、番組の特集VTR後に、スタジオでトークを展開しました。長田さんが「火曜日はちょっと食リポのポジションが空いちゃっているので…すみません募集中です!」と渡部さんの不在をそれとなく伝えると、メインMCの南原清隆さんは明るく笑い飛ばし、すかさず次のように発言しました。「栞里ちゃん大丈夫〜?」ヒルナンデス!ーより引用南原さんは、リモート出演をする佐藤栞里さんに、手を振りながら声をかけたのです。佐藤さんといえば同月13日放送のバラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)にて、渡部さん不在の中、番組への思いを涙ながらに語る姿が話題になりました。生放送中、涙ながらに謝罪した佐藤栞里そばにいた藤森慎吾の『対応』が話題にきっと南原さんは、その放送を目にしていたのでしょう。問いかけに「はい元気です!」と笑顔で答えた佐藤さんに、「栞里ちゃんが元気だったらもういいよそれで」と、安堵した様子でした。その後は渡部さんの話題に触れず、番組を進行した南原さん。『ヒルナンデス!』でも『王様のブランチ』でも渡部さんと深く関わっていた、佐藤さんへの配慮だったのかもしれません。放送を見ていた視聴者からは、南原さんの対応に称賛の声が上がっています。・栞里ちゃんを心配する南原さん、優しかったなぁ。・積極的に声をかけた南原さん、素敵です。栞里ちゃんも元気そうでよかった!・優しい声かけ。大騒ぎせず、このくらいに収めるのがちょうどいい。出演者を想う南原さんの発言は、視聴者の心をも解きほぐしてくれました。[文・構成/grape編集部]
2020年06月17日NEWS・増田貴久が主演を務めるミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』に、ミュージカル初挑戦となる雛形あきこをはじめ、笹本玲奈、松下優也、林愛夏らが出演することが14日、発表された。本作は、1961年にブロードウェイで初演され、以降1,417回のロングランヒットを記録した傑作ミュージカル。1962年のトニー賞では7冠を達成し、1995年にはマシュー・ブロデリック主演でリバイバル上演、さらに2011年にはダニエル・ラドクリフ主演で再び上演され、トニー賞8部門にノミネートされるなど、世代を超えて多くの人々に愛されてきた。そして今回、2011年版クリエイティブチームの一人であるクリス・ベイリー氏のもと、主演に増田を迎えて2020年版の新作に挑む。ヒロインのローズマリーを演じるのは、98年に『ピーターパン』で主演デビューして以降、抜群の歌唱力としなやかな表現力でミュージカルをはじめ数々の作品に出演し、近年は『ウエスト・サイド・ストーリー』での好演も記憶に新しい笹本玲奈。そして、歌手、ドラマ、舞台で異彩を放ち、今年も『サンセット大通り』で存在感を発揮している松下優也、女優やタレントなど幅広い分野で活動しながら今作で初めてミュージカルに挑戦する雛形あきこ。抜群の歌唱力でグランドミュージカルをはじめとする舞台で活躍している演技巧者の鈴木壮麻、高い歌唱力を生かしベイビーレイズJAPANのメインボーカリストとして活動後、ミュージカル女優として活動の場を広げている林愛夏が出演する。そのほか、音楽デュオのバブルガム・ブラザーズでデビュー後、俳優としても活動し、今年はミュージカル『天国の本屋』にて物語のカギを握る役を演じたブラザートム、宝塚歌劇団花組トップスターを経て、退団後もミュージカル作品を中心に歌手としても活躍している春野寿美礼、バリトンボイスを武器に数々のミュージカル作品に出演し、近年は『デスノートTHE MUSICAL』で確かな演技力と存在感を見せた今井清隆の出演も明らかになった。本作は、9月4~20日に東京・東急シアターオーブ、10月3~9日に大阪・オリックス劇場で上演される予定。出演者のコメントは以下の通り。■笹本玲奈ローズマリー(ワールドワイド・ウィケット社の若き秘書):「ハウ・トゥー・サクシード」は子供の頃に宝塚版を拝見していて、とても好きな作品の一つです。その作品で自分がローズマリーを演じるのだと思うと、嬉しい気持ちと共に不思議な気持ちになりました。素敵な楽曲やダンスに溢れ、明るく元気な気持ちになって頂ける作品ですので、私自身もとても楽しみにしています。■松下優也バド(社長の甥で郵便係員 フィンチをライバル視):これだけ大きな作品に出演できることを嬉しく思います!コメディミュージカルということでお芝居も楽しみなのと同時に、歌も踊りも楽しそうで今からワクワクしています。個人的に30歳を迎えて一発目のミュージカルなので、気合いを入れて素晴らしいキャストの皆さんと共に頑張りたいと思います。日本中がコロナなどで不安に包まれている中ですが、観に来てくださる皆さんに最高のエンターテイメントをお届けできるよう精進します!■雛形あきこヘディ・ラルー(秘書で社長の愛人):ミュージカルは人生初挑戦です。ストーリーは勿論、物語に出てくる一人一人がとても魅力的で。その一人になれるのならと、プレッシャーを感じながらも今から楽しみにしています。皆さんから愛してもらえるヘディになれるよう、頑張りますのでよろしくお願いします!■鈴木壮麻ブラット(ワールドワイド・ウィケット社の人事部長):この作品には、フランク・レッサー渾身の名曲「ブラザーフッド・オブ・マン」という、皆で歌う洒脱で元気の出るナンバーがあります。出演が決まった時、真っ先にこの歌のことが頭に浮かびました。あの場面に参加できる!身体中を血が駆け巡ったことを覚えています。この作品を知り尽くしている演出家クリス・ベイリー氏のリードのもと、増田貴久さんを筆頭にカンパニー一丸となってお客様の心に残る舞台を創って参ります。ご期待下さい!■林愛夏スミティ(秘書でローズマリーの友人):スミティ役として参加出来る事になり嬉しいです!主演の増田貴久さんをはじめ日本を代表する素晴らしいキャストの皆様とご一緒させて頂ける事に大変恐縮しております。いよいよこれからだと気合が入っております。キャストの皆様と力を合わせお客様に元気と感動をお届け出来る様頑張ります。どうぞ宜しくお願いいたします。■ブラザートムトゥインブル(郵便室長。フィンチの最初の上司)/ウォンパー(ワールドワイド・ウィケット社の会長)の2役:How to Succeed 湾岸戦争勃発の日、僕はニューヨークに居た 戦争勃発の日にミュージカルは上演されていた 確か「ピアノのレッスン」 uptownから downtownへ流れる蝋燭の行進 勿論反戦の為の行進 アメリカの懐のでかさにやられた それがどうしたアメリカ? どうしたニューヨーク? 憧れのニューヨークが壊れている この作品が僕の いやアメリカの ニューヨークのHow to Succeedになるといいな■春野寿美礼ミス・ジョーンズ(社長秘書):ハウ・トゥー・サクシードには宝塚歌劇で上演された1996年に出演させて頂いたことがあります。新人公演では第2幕のフィンチを演じたこともありました。コミカルで軽快なナンバーの中に心温まるメッセージが込められ、とても大好きな作品でした。そして再びハウ・トゥー・サクシードと巡り会い、この作品に触れる喜びを感じております。新たな気持ちで取り組んで参りたいと思います。■今井清隆ビグリー(ワールドワイド・ウィケット社の社長):映画や舞台でも、何度も繰り返し上演されてきたこのミュージカル。音楽も振付も、とにかくHAPPYで、個性的なキャラクターばかり。今回このメンバーでどんな公演になるか、今から楽しみです!皆さん、劇場に元気をもらいに来てください。お待ちしています!
2020年06月14日