11月10日発売の「ar」12月号は、セクシー号。映画やテレビでは元気ハツラツ、可愛すぎるキャラクターで活躍中の女優・橋本環奈が初めて表紙を務め、色気あふれるカットに初挑戦した。今年は『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』と、福田雄一監督作品でコミカルな演技にも挑戦した橋本さん。スーパー愛くるしいルックスに加えて、18歳とは思えない強靭な精神力と、しなやかな軸を持った18歳等身大の橋本さんからあふれ出た“今のコトバ”。「放っておかれても全然平気(笑)。自由を愛してます。束縛されるのは苦手」「運動神経はかなりいい方。競争すると燃える」「できる?と聞かれると、できます!って思わず言っちゃう」「ハードル高い方が燃えるタイプ」。そんな“THEチャレンジャー”で“根っからのプラス思考””の橋本が思う、セクシーな表情とは?「人によってツボが違うと思うけれど、私自身は口元が少し開いている表情にドキッとします。やっぱり唇フェチだから口元を見ちゃうのかも(笑)」との答えが。初解禁の“カンナ情報”がてんこもりの8ページとなっている。次に、「思わず抱きしめられたくなる」女子こそ、最高!そんなふわふわボディを演出してくれたのが、女優・内田理央。肌ざわりのよい素材・チラ見せ効果・曲線美をフル活用したファッションを紹介。また、本当に触れられたときのためにボディのお手入れ方法と内田さんボディの作り方を余すことなく伝授する。ほかにも山本美月が、冬の流行カラーだけを選んだモテ服を軽やかに着こなしたページも。寒い冬を下着上手で乗り越えるHotなランジェリー生活も大特集。11月21日で25歳を迎える指原莉乃は、大好評連載の中で“リア充なお誕生日会”を体験。さらに、お待ちかね、1年ぶりに帰ってきたのは、「会いに行けるイケメン美容師企画」!今回はイケメンたちがびしょ濡れに。突然の雨?シャワーの後?営業中には見せない色気あふれる表情は必見!初登場の「SKE48」松井珠理奈は、なんと誌上でロングヘアをばっさりショートヘアにカット。生放送で配信した後に、どのように可愛く変身したのか、要チェック。そして、ここでしか見られないコスメ通の約50人が選んだ「2017arベストコスメ大賞」19部門も大発表。冬のモテメイクの参考にしてみて。「ar」12月号は11月10日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)
2017年11月10日ニナ リッチ(NINA RICCI)の2018年リゾートコレクションが発表された。今シーズンのインスピレーション源となったのは、サーカスと仮面を使用する即興演劇・コメディア・デラルテ。パントマイム、ジャグリングなどの演出も交えた、ユーモラスなステージパフォーマンスを手掛かりにクリエーションが進められる。頬を赤く目元をラベンダー色に彩った、道化師のような表情のモデル。そんな彼女が纏う新作ピースは、衣装のようにコミカルで可愛らしい。大きく広がったひだ襟は象徴的に用いられ、ブラウスやドレスに添えられる。パレットは、ひまわりのようなイエロー、目が覚めるライトブルー、ポップなオレンジなど、パンチの効いたラインナップで。幾何学模様ハーレクインプリントも大胆なセレクトに映る。デニムパンツやノースリーブカットソーなど、日常的なピースも見受けられるが、基本はドレスやスカートなどを筆頭にした“舞台衣装風”のデコラティブなデザインである。それらの個性をより強調させるのは、ヨーロッパの伝統的なペティコートの一種ファージンゲールによって大きく強調されたヒップ、羽のように大きく膨らんだショルダーによるメリハリのついたシルエットだ。アクセサリーも同様に、一握りのユーモアでよりオリジナリティを強調させて。輝くゴールドの球体ヒールのパンプスや、流れるように長いリオンのついたバッグ。ピエロの鼻のようなボリューミーなファーボールが取り付けられたフラットシューズやヒールパンプスは、色とりどりのスパンコールやファーで飾られた洋服とも引けを取らない、個性的なデザインに仕上がっている。
2017年11月09日ニナ リッチ(NINA RICCI)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。アーティスティック・ディレクターのギョーム・アンリが手掛ける今シーズンは、フランスの多国籍部隊からインスピレーションを得た。海軍を想起させるブルー、陸軍を思い起こさせるオリーブグリーンやサンドカラーといった力強いパレットに、ゴールドイエローやホワイト、ラベンダーピンクといった淡い色彩を交えて、エレガントなミリタリーウェアを完成させる。コスチュームの数々は、厳かな佇まいはそのままに上品にアップデート。肩章のついたトップスはレース素材で、ボディスーツは光沢あるシルク地で仕立てられ、一気にフェミニンなピースへと引き上げられる。マントは、シフォン素材を使って風にたなびく仕様に。トレンチコートも同様にしなやかなファブリックが用いられ、ウォーキングに合わせて爽快な表情を振りまいていく。フランス多国籍部隊のアイコンであるエプロンは、レザーを使ったドレスへと早変わり。コート、ケープ、シャツなど、男性的な要素が強い崇高なトップスは、ピンっと飛び出たショルダーをポイントにリデザイン。肌触りのよいジャージや着心地のよいデニムなど、カジュアルなファブリックが選ばれているが、三角形に飛び出た“猫の耳”ショルダーによってチャーミングに生まれ変わっている。ミリタリー調のデザインが基調だが、そこにエスニックなエッセンスも交えて“多国籍”であることが表現される。マハラジャのイメージと重なる、ジョッパーズパンツやウエストのくびれたルダンコート。また、頭の上でふわふわと揺れる羽根飾りやフェザーで飾られたドレスもまた、民族的な要素を孕んでいる。
2017年11月09日Johnny Dufort/BALENCIAGAバレンシアガ(BALENCIAGA)は、初となるメンズ2018年春夏カプセルコレクションを発表。11月3日からバレンシアガメンズ直営店またはオフィシャルサイト(Balenciaga.com)にて取り扱いをスタートした。同カプセルコレクションは、デムナ・ヴァザリアのヴィジョンを備え、かつ明瞭なバレンシアガの特徴を捉えたメンズ2017年秋冬コレクションからインスピレーションを得ている。洋服のセレクションに加え、バレンシアガ all-over logoや“Sinners”といった新たなグラフィックを刺繍やプリントしたレザーグッズを展開。このカプセルコレクションのみで提案されるRaceスニーカーの新色も登場する。
2017年11月07日現在、テレビ東京ほかにて第2期が放送中の大人気TVアニメ「おそ松さん」。この度、2018年1月よりTVアニメ第2クールの放送が開始されることが決定。また、12月22日(金)発売の第2期のBlu-ray&DVD第1巻のジャケット写真、第1~4巻に収録される特典映像の内容が一挙公開。第5~8巻の発売も決定した。赤塚不二夫の名作ギャグ漫画「おそ松くん」を原作とし、主人公である6つ子たちがクズでニートというダメな大人になった姿を描いたTVアニメ「おそ松さん」。2016年の流行語大賞ノミネートや、様々なクロスメディア展開やグッズ化、タイアップ、キャンペーンなどで様々な盛り上がりをみせている。第2期のBlu-ray&DVDに収録される豪華映像特典は、第1巻には、4月に全国劇場にて上映された『おそ松さん 春の全国大センバツ上映祭』の中から、TVアニメ第2期の発表を解禁したエピソード 「発表!」、10月に行われた第2期放送記念イベント「6つ子だよ!全員集合!!トト子も最高♪」のダイジェスト映像、第1話で話題となった「実写版トド松」の撮影メイキング、「おそ松さん」第2期PVを収録。さらに、第2巻には藤田陽一監督と脚本の松原秀による新作ショートエピソード1。第3巻には「発表!」と同じくセンバツ上映祭で公開された「銭湯クイズ2」。第4巻には新作ショートエピソード2が収録予定。また、第1巻と第2巻の初回版特典には、豪華キャスト陣が揃って登壇するイベントの昼の部、夜の部それぞれの優先販売申込券が封入と豪華版となっている。TVアニメ「おそ松さん」第2期Blu-ray&DVDは「第1松」12月22日(金)、「第2松」2018年1月26日(金)、「第3松」 2月23日(金)、「第4松」3月30日(金)、「第5松」4月27日(金)、「第6松」 5月25日(金)、「第7松」6月29日(金)、「第8松」7月27日(金)より発売。TVアニメ「おそ松さん」第2期は毎週月曜日深夜1時35分~テレビ東京ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月06日ネ・ネット(Né-net)の2018年春夏コレクションが発表された。テーマは「わたしがきれいに見える服」。今シーズンはネ・ネットにとって大きな変化のシーズンである。これまでの空想からうまれるものづくりから、日常に寄り添う服づくりへと変容を遂げた。シンプルながら、身に纏うと美しいシルエットを作り出すレッドやブルーのワンピースは、1枚の長方形の生地を折りたたんで作られたものだ。新しいブランドアイコンの誕生も変化の1つ。フラッグマークを、ボタンダウンシャツの胸元やトートバッグに、ワンポイントで刺繍・プリントしている。ベーシックなアイテムにアクセントを加える、シンプルながら存在感のある旗のデザインだ。カラーパレットは、グレーやネイビーブルー、ブラックなど落ち着いた色味が並ぶ。ボーダーのクルーネックTシャツは草木や動物の柄のトップス…シンプルで日常にすぐに馴染むアイテムは、タートルネックやパーカーと重ね着して楽しめる。イエローやブルーなど軽やかな色味を纏ったシースルー素材のワンピースやセットアップは、天竺素材とのレイヤードによって構築。シースルー素材を表に見せれば軽やかなムードへ導き、天竺を表に見せればカジュアルなスタイルに爽快感を覗かせる。着こなしに自由な発想をプラスする、リバーシブルの1着だ。こうしたデザイナーの高島一精の、環境やライフスタイルの変化が現れた今季のコレクションは、気張らず、柔らかなものに仕上がっている。
2017年11月06日「関西コレクション 2018S/S(KANSAI COLLECTION 2018S/S)」が2018年3月21日(水・祝)、京セラドーム大阪にて開催。人気モデルの藤田二コルがランウェイに参加する。藤田二コル、河北麻友子、道端アンジェリカら豪華出演勢多数15回目となる今回のテーマ「My Way」にモデル藤田二コルが参加。『Vivi』専属モデルとなった"新生"藤田二コルのランウェイに注目が走る。ファッションショーのメインモデルには、”みちょぱ”こと池田美優や江野沢愛美、道端アンジェリカに加え、バラエティで活躍中の河北麻友子、グラビアアイドルとしても活躍する大川藍や小倉優香ら豪華出演者多数。自らの意志で人生を切り開いていく女性の力強さをランウェイの上で表現する。メンズモデルには『popteen』のモデルを務める大倉士門や大阪府出身モデルの時人。ショー以外にも、IVANやヴィエンナ、紗蘭などの人気ゲストがステージを盛り上げる。さらに、ショーを彩るライブには、キャッチーなメロディーと優しい歌声で「テラスハウス(TERRACE HOUSE)」挿入歌としても話題となった平井大が登場する。また、同じく『popteen』の専属モデルで、「なちょす」の愛称で人気のモデル徳本夏恵と、「男子高生ミスターコン2016」準グランプリに輝いた那須泰斗がカップルで出演。さらに、 “第2のにこるん”と呼ばれる話題のモデル浪花ほのかも出演するなど、注目のゲストたちが続々と集まる。オープニングアクトは、5人組ボーカルダンスユニット・ミルク(M!LK)とアイドルグループ・夢みるアドレセンスが担当。ミルクはメンバー揃って、初めてモデルステージへの登場も予定している。さらに、韓国発のマルチエンタテインメントグループ「SUPER JUNIOR」のメンバー、ドンへとウニョクによるダンス・ヴォーカルユニット「SUPER JUNIOR-D&E」も出演。活動再開後日本国内初となる約2年ぶりのステージだ。【詳細】「関西コレクション 2018S/S」日時:2018年3月21日(水・祝) 開場13:00 開演14:30 終演21:00(予定)会場:京セラドーム大阪住所:大阪府大阪市西区千代崎3丁目中2-1チケット:■前売券・プラチナ席 30,000円(税込) ※ランウェイ2列目まで(ランウェイ トップのみ4列目まで)、プラチナ席限定豪華賞品付き・SS指定席:10,000円(税込)・S指定席:7,000円(税込)・自由:3,000円(税込) ※スタンド自由席もしくはアリーナの立見グループ割自由:10,000円(税込) ※自由が4枚セット■当日券・自由:3,500円(税込) ※スタンド自由席もしくはアリーナの立見前売券発売日:2017年11月3日(金)10:00~11月14日(火)23:59※予定枚数が無くなり次第販売終了。<チケットに関する問い合わせ先>キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888 ※受付時間:毎日10:00~18:00【出演】ライブ アクト:平井大、SUPER JUNIOR-D&Eオープニング アクト:M!LK / 夢みるアドレセンスモデル:新井美穂/有末麻祐子/池田美優/泉はる/伊藤ニーナ/江野沢愛美/瑛茉ジャスミン/大川藍/岡田結実/小倉優香/越智ゆらの/香川沙耶/加藤ナナ/河北麻友子/北澤舞悠/久間田琳加/黒瀧まりあ/Kotomi/近藤千尋/坂田梨香子/下村実生/鈴木美羽/立花恵理/谷まりあ/鶴嶋乃愛/徳本夏恵/中野恵那/中村里砂/中村里帆/浪花ほのか/難波サキ/Niki/長谷川ニイナ/藤田ニコル/堀田茜/松岡花佳/道端アンジェリカ/宮城夏鈴/八木アリサ/吉木千沙都メンズモデル:大倉士門/時人/内藤秀一郎/中島健/那須泰斗/松岡卓弥/山田親太朗ゲスト:IVAN/池添俊亮/ヴィエンナ/かわにしみき/ケインデニス/さぁや/紗蘭/さんこいち/関根りさ/たくぽん/田中道子/HIKAKIN/ぺぇ/ボンボンTV/めがね/UsukeDevil/ゆうたろう※2018年1月の情報
2017年11月05日メリーチョコレート(Mary’s Chocolate)から新ブランド「ルル メリー(RURU MARY’S)」が登場。東京第1号店が2017年11月10日(金)、東京丸の内JPタワー内商業施設・KITTE(キッテ)内のRURU MARY’S 丸の内店(メリーズ カフェ内)にオープンする。「ルル メリー」はチョコレートを主役にしたスイーツの新ブランド。大切な人と過ごすゆったりとした豊かな幸せのひと時を演出する。4種の新商品が登場する。芳醇なベネズエラ産カカオの香りが楽しめる「ショコラテリーヌ」は、チョコレート本来の味わいを楽しめるナチュール、ブランデーに漬け込んだチェリーを混ぜ込みトッピングしたグリオット、オレンジスライスを生地に混ぜ込みトッピングしたオランジュの3種類のフレーバーがラインナップ。他にも、チョコレートが濃厚なのにくどくなくなめらかな食感の「ルルスフレ」や、大きなナッツを乗せたクッキー「ショコラサブレ」、見た目や味に個性がある「ショコラタブレット」などを販売する。ルル メリーKITTE店では、3種類のチョコレート生地とナッツ、ドライフルーツなど好きなものを選び、世界で1つだけのオリジナルチョコレートを作ってもらえる“オーダーショコラ”の体験ができる。また、ショーケースから好きなチョコレートを好きな分量で詰め合わせる量り売りも開催される。【詳細】ルル メリー・ショコラテリーヌナチュール L 1,944円(税込)、ナチュール S 1,080円(税込)、オランジュ 1,296円(税込)、グリオット 1,296円(税込)・ルルスフレカカオ75%(サントメ)、カカオ64%(マダガスカル)、カカオ35%(パプアニューギニア)、ブロンド 各367円(税込)・ショコラサブレ16枚入り 2,160円(税込)、8枚入り 1,080円(税込)・ショコラタブレットアーモンド&ピスタチオ、清見オレンジ&クランベリー、ピーカンナッツ&ヘーゼルナッツ、レモン&ブルーベリー、ストロベリー&ブルーベリー 各756円(税込)<RURU MARY’S 丸の内店(メリーズ カフェ内)>リニューアルオープン日:2017年11月10日(金)場所:東京 丸の内JPタワー内商業施設KITTE(キッテ)1F住所:東京都千代田区丸の内2-7-2TEL:03–3763–0361(9:00〜17:00 土・日・祝祭日を除く)営業時間:10:00〜22:00
2017年11月04日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)が2018年春夏コレクションを発表した。
2017年11月03日トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS)が2018年春夏コレクションを発表した。
2017年11月02日演劇、ミュージカル、伝統芸能など、舞台に関する最新情報やインタビューをお届けするフリーマガジン「ステージぴあ関西版」。11月1日発行の最新号で表紙を飾るのは、舞台『黒蜥蜴』で主演を務める中谷美紀。インタビューでは、『黒蜥蜴』の魅力や公演にかける思いを聞いた。「ステージぴあ関西版」発刊情報はこちらほかにも、年末恒例の極上落語会『夢の三競演2017~三枚看板・大看板・金看板~』に挑む桂文珍、桂南光、笑福亭鶴瓶に落語への思いを聞いたり、宝塚歌劇花組トップスター・明日海りおの『ポーの一族』にかける意気込みを聞くなど、今号もミュージカルから伝統芸能まで多彩なインタビューを掲載。さらに、板谷由夏が初舞台で初主演を務める舞台『PHOTOGRAPH 51(フォトグラフ51)』や、映画『銀魂』や『斉木楠雄のΨ難』などを手がける鬼才・福田雄一が演出し、浦井健治、城田優が主演するミュージカル『ブロードウェイと銃弾』など、注目公演の読者先行予約も実施!この機会にぜひチケット入手を。「ステージぴあ関西版」11+12月号はチケットぴあカウンター、劇場などで配布中。WEB上でも全ページ無料でご覧いただけます。
2017年11月02日シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)が10月16日、2018年春夏コレクションをランウェイムービーとともに発表した。今シーズンのテーマは「NUDISTS BEACH」。その名の通り、ビーチでお披露目されたコレクションは、繊細なブライダルレースのカジュアルドレスを始め、日光浴を楽しむためのビーチドレスやスイムウエアなど、ヘルシーで幸福感に満ちたワードローブが展開された。日焼けした肌を思わせるブラウンやレッド、砂浜のサンドカラーを中心に、輝く太陽を想起させるグリッターや日陰のようなブラックを随所に効かせたカラーパレット。“CASUAL WEDDING”と題したシアーなドレスのシリーズは、大胆なフラワーモチーフと編み地が美しいブライダルレースを採用し、シンプルなスイムウエアをレイヤード。カジュアルなウエディングシーンをイメージしたオーガンジードレスは、カメリアの花刺繍によって、センシュアルでありながら、ピュアで可憐な表情を併せ持つ印象的なルックに仕上がっている。“BEACH”シリーズでは、ビーチパラソルを花に見立て、太陽が反射して輝く砂浜を表現したジャカードドレスや、ビーチの風景を描いたオリジナルプリントのノースリーブコート、ワンピースなど、プレイフルなアイテムを展開。さらに、日焼け止めのボトルを再現したヘアクリップやパフェカップ型のピアス、フラワーブレスレット、頭に巻いたスポーツタオルなど、キャッチーな小物もコレクションのムードを盛り上げる一翼を担っていた。その他にも、水着とのスタイリングが楽しめるガウンやニットドレス、スポーティーなショート丈のスウェット、ウォッシュドデニムなど、デイリーユースできるアイテムが豊富。また、素肌と一体化したようなカットソードレスや柔らかく繊細な糸で編まれたマット&スムースなロングドレスといったシンプルなアイテムも、洗練されたコレクションを印象付ける象徴的なものとなっていた。
2017年10月31日デザイナー阿部潤一が手掛けるカラー(kolor)が、パリで2018年春夏ウィメンズコレクションを発表した。
2017年10月29日メゾン マルジェラ(Maison Margiela)がパリで2018年春夏ウィメンズコレクションを発表した。昨年7月に発表された「アーティザナル」コレクションのインスピレーションをさらに追求し、新しい美学の提示に試みた。
2017年10月29日世界中で愛される純愛物語の名作「シラノ・ド・ベルジュラック」が、吉田鋼太郎主演で2018年5月、日生劇場にて上演されることが決定した。エドモン・ロスタン作による「シラノ・ド・ベルジュラック」初演は1897年。上演されるやいなやパリを虜にした舞台で、以後、世界各国で繰り返し上演され、ミュージカルも創られた。そして、1世紀を経たいまもなお、世界的に上演されており最も人気の高いフランスの傑作戯曲だ。本公演では、天才的な詩人であり剣の達人でもあったが、生まれつき醜い大きな“鼻”を持ち、そんな自分の醜さゆえに愛の告白をしないシラノ役を吉田さん。愛の詩に酔いしれ、盲目的な愛に走るロクサーヌ役を黒木瞳。そして、溢れる愛を表現できないクリスチャン役には、大野拓朗と白洲迅がダブルキャストで出演。そのほか、大石継太(ル・ブレ役)、石川禅(ラグノー役)、六角精児(ド・ギッシュ伯爵役)らも参加する。なお本作は、2007年上演のミュージカル「ハレルヤ」(川平慈英、山崎育三郎ほか)以来となる、“上演台本:マキノノゾミ&鈴木哲也×演出:鈴木裕美”の強力タッグで上演される。■ストーリー17世紀のフランス。ガスコン(ガスコーニュ生まれ)青年隊に属するシラノ・ド・ベルジュラックは天才的な詩人であり剣の達人でもあったが、生まれついての醜い大きな鼻を持つ男であった。ゆえに従妹のロクサーヌへの恋心をずっと胸の奥に閉じ込めていた。そのロクサーヌは若々しい美青年・クリスチャンと目と目を合わせた瞬間から、彼と恋に堕ちてしまっていた。ロクサーヌはシラノのことを誰よりも信頼していたので、クリスチャンへの恋心についての相談も持ちかけた。そしてクリスチャンは、姿こそ美しく、軍人としては優秀ではあったが、女性に対して内なる感情を言葉にするのが得意でなく、才女といううわさのロクサーヌに恋心を打ち明ける勇気を持てずにいた。自分ではロクサーヌの心を捕えられないと悩むクリスチャン。そんな彼に対し、シラノは自分の誠の真情を語るのにこんな男が居てくれたならと思い、自分がロクサーヌにあてて書いた恋文を渡し、クリスチャンに力を貸すことになった。シラノは2人の恋の仲裁役であると同時に、自分のロクサーヌへの想いをクリスチャンの手紙に託すのであった。ある夜、ロクサーヌ邸のバルコニーの下で、クリスチャンはロクサーヌに告白をする。しかしいざ自分の言葉で愛について語り出すと、凡庸な言葉しか出てこない。ロクサーヌがうんざりし始めたので、シラノがクリスチャンの代役となり、美しく飾られた愛の言葉を告げる。彼女はその言葉の数々に陶酔し、ついにクリスチャンと結ばれ2人は結婚するが、ロクサーヌを慕っていたド・ギッシュ伯爵の嫉妬と策略により、シラノ、クリスチャンらの属するガスコン青年隊は戦場送りとなってしまう。クリスチャンには知らせないまま、戦場でもシラノはクリスチャンになりかわり、危険を顧みずロクサーヌに恋文を毎日送る。戦場という場所でシラノは高揚し、ロクサーヌへの想いがとめどなく溢れ出す。溢れだす想いをもつのは、クリスチャンも同様だ。シラノの書いた手紙の様々な言葉にいたく感動したロクサーヌは、クリスチャンに会いたい一心に危険をかえりみず戦場へ赴く。クリスチャンはその時になってシラノの情熱的な言葉の数々が、自分を語ったシラノ本人の想いであったことを気づく。ロクサーヌは、受取った恋文に書かれていたその人柄、その心を愛しているとクリスチャンに語り、彼は絶望してしまう。そして「僕は愛されたかったんだ」という言葉をシラノに残して、自ら戦禍に身を投じてしまうのであった。その後、手紙の本当の書き主が誰であるかは明らかにされないまま、月日が流れる。15年の歳月が流れ、夫を失ったロクサーヌは修道院で暮らしており、毎週土曜日に訪ねてくるシラノとの面会や語らいだけを楽しみにしていた。いつものようにロクサーヌのところへシラノが向っていると、彼の敵対者が彼の頭に材木を落とし、シラノは頭部に重傷を負ってしまう。しかし彼はそのまま、待っているロクサーヌのもとへ向う。この日、ロクサーヌはクリスチャンから貰った最後の手紙をシラノに見せ、彼にそれを読んでもらっていた。日がすっかり暮れ、手紙をとても読むことのできないような暗さになっても、シラノがその手紙をすらすらと読んでいることにロクサーヌは気づく。そしてその手紙を読む声は、かつて自分がバルコニーの上から聞いた声であることも思い出す。しかし、瀕死のシラノはロクサーヌに己の秘めた想いを決して告げることなく、その最後をロクサーヌの胸で迎えるのであった。「シラノ・ド・ベルジュラック」は2018年5月、日生劇場にて上演予定。(cinemacafe.net)
2017年10月27日坂部三樹郎とシュエ ジェンファンによるミキオサカベ(MIKIOSAKABE)が、「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/S」期間中の10月21日、渋谷ヒカリエで2018年春夏コレクションを発表した。東京コレクションの最終プログラムであったこともあり、会場にはプレス関係者から服飾関係の学生まで多くの人が集まり超満員に。開演予定時刻を30分以上過ぎ、観衆の期待が最高潮に達したところでショーが始まった。月の光のようにぼんやりと灯る巨大な球体がステージを照らす中、爆音とともに20cm近くヒールのある花魁の高下駄のようなシューズを履いた外国人モデルが登場。金髪を文金高島田風に結ったヘアスタイルに、OLの制服のような真っ赤なジャケットワンピ―スをまとい、肩には大きなスクールバックをかけている。さらに、プリーツスカートや制服のベストをベースにしたものなど、日本の“会社”や“学校”を彷彿とさせるルックが続く。「今までやってきたことの延長ではなく、全く違ったことがやりたかった。今回のテーマは“和”のミックス。最初は着物を作ろうかとも思ったけれど、それは難しくて無理で。OLっぽいものや学生スタイルのニュアンス、“かわいいカルチャー”のエッセンスなど、それぞれの和の部分を採り入れてミックスしたら調和が取れた」と、坂部はコレクションのテーマについて語った。ヨーロッパにはない日本独特のシェイプをベースに使い、彫物や壁紙をイメージしたプリントや和のヘアスタイルを組み合わせることで、時代を超えて“日本的な匂い”を感じさせるようなルックを突き詰めたという。ヨーロッパの邸宅の壁紙を思わせる小花のプリント生地を幾重にも重ねて作ったドレス、プレーンな作業着風のシャツ×パンツスタイルの足元にブリブリのピンクのレースアップシューズを合わせたルック、パンツの裾にブラウスのカフス部分を付けたルックなど、どこかに“崩し”を効かせることで、過去に見たことのあるスタイルが、新しい未来的なスタイルに“化ける”ような感覚だろうか。ラストに登場したハート形と星形のオブジェを身体に絡みつけたルックは、今の日本の“かわいいカルチャー”を表現したものだという。最後にこの印象的な2つのルックをもってショーはフィナーレを迎えた。Amazon Fashion Week TOKYOのラストを飾るにふさわしい、突き抜けた世界観と、新しいことに挑戦し続けるミキオサカベの貪欲な姿勢を示したショーとなった。
2017年10月26日EXILE TRIBEとShortShortsがコラボし、6月に開催されたSSFF&ASIAで話題沸騰となった『CINEMA FIGHTERS』が、2018年1月26日(金)に公開されることが決定。あわせて、本作の世界観を表したキービジュアルも到着した。『CINEMA FIGHTERS』は、ショートフィルムの総合ブランドの「Short Shorts」と、アーティスト集団「EXILE TRIBE」が所属する「LDH JAPAN」がタッグを組み、LDH楽曲の世界観を才能ある映像作家たちがショートフィルムとして具現化する音楽と映像の新たなエンターテインメントプロジェクト。今回は、数々のメジャーアーティストの作詞を手掛けてきた作詞家・小竹正人が生み出したLDHの楽曲をテーマに、カンヌ国際映画祭でも活躍する河瀬直美監督を始めとする6人の監督がメガホンをとり、全6本の短編映像を製作。6月に開催された米国アカデミー賞公認アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)では、オープニングセレモニーにてプレミア上を果たし大きな反響を巻き起こした。今回公開が決定した『CINEMA FIGHTERS』のラインナップは、「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の「Unfair World」をテーマにし、山田孝之と石井杏奈が出演する『パラレルワールド』(河瀬監督)。「Flower」の「白雪姫」をテーマに、AKIRA、小林喜日、駒井蓮、水崎綾女らが出演する『キモチラボの解法』(A.T.監督)。「E-girls」の「Mr.Snowman」をテーマに、倍賞美津子、鈴木伸之、藤井美菜、村井國夫が出演する『Snowman』(萩原健太郎監督)。Dream Amiの「ドレスを脱いだシンデレラ」をテーマに、Dream Amiさんと鹿賀丈史が出演する『色のない洋服店』(齋藤俊道監督)。「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の「花火」をテーマにした町田啓太、玄理、柳英里紗、古舘寛治出演の『終着の場所』(常盤司郎監督)。そして、「EXILE」の「Heavenly White」をテーマに、岩田剛典、桜庭ななみが出演する『SWAN SONG』(落合賢監督)の6本。なお、11月11日(土)には前売りのムビチケが発売。前売り特典として、各作品のオリジナル・クリアファイルをプレゼント。また、LDH JAPANが運営するEXILE TRIBE公式ショップ「EXILE TRIBE STATION」とローチケHMVでは、バンドルチケットにて限定グッズつきムビチケが12月に発売される。■監督コメント河瀬直美監督(『パラレルワールド』)アンフェアワールドはその歌詞の中に込められた想いに寄り添うと、自ずと映像が浮かんだ。切ない想いは母校の天文観測室へ寄せられ、在学中は立ち入ったことのない空間に足を踏み入れると不思議なことに あの頃が走馬灯のように蘇って来た。果たせなかった夢、止めることのできない刻、それらを映画が繋ぎ止め、やり直すチャンスを与えるものだとしたら…。この世界にくりかえしまみえる太陽と月の光は人間の営みを見守るよう にある。時空を行き来することのできるパラレルワールドへ、ようこそ。A.T.監督(『キモチラボの解法』)楽曲「白雪姫」で描かれているヒロインは、見慣れている美しくきらびやかな世界ではありま せん。凍てつく寒さの中で大輪を咲かせようと、耐え忍び時を待つという新しい見え方。「つぼみ」→「開花」を感情の起爆に置き換え、現代人が不得意とするFace to faceのコミュニケーションの根幹を描きたいと考えました。人と人とが最も幸福に感じる瞬間、行為とは…答えは作品にあります。萩原健太郎監督(『Snowman』)曲の歌詞は素敵だと思うのだけど、まるで自分とは程遠い別の世界の話のように思えて いました。僕の中でリアリティが伴わないんです。本当の世界はもっと苦しく、痛みで満ち溢れているのに。それ なら歌詞のその裏を描くことでSnowmanはより輝きを増すのではないか。苦しみがあるから人は輝き、物語は始まる。痛みがあるから想いは降り積もり、Snowmanは出来上がるのだから。齋藤俊道監督(『色のない洋服店』)「ドレスを脱いだシンデレラ」の歌詞を起点として、そこからいかに発想を膨らませ、魅力的な物語に仕上げるか、というのがこの企画の難しいところでもあり、面白いところでもありました。結果的に、自分にとって新しいコンセプトやスタイルに到達することができたと思います。この映画が、一人でも多くの人に前向きな力を与えられるよう願っています。常盤司郎監督(『終着の場所』)花火を見上げる自分を想像するとき、打ち上がっている花火よりその隣にいる誰かを想像してしまうことがある。この楽曲を聴いたときにも、そんな感覚が湧きあがり、同時に男女の恋愛に真正面から向き合ってみたくなった。こうして生まれた物語は登場人物たちを自分自身さえ想像していなかった“終着の場所”へ向かわせ ることになった。そういえば、花火を見終えた後の何ともいえない寂しさは、映画づくりとどこか似てるな…と クランクアップの日に、ふと思った。落合賢監督(『SWAN SONG』)「会えないかもしれない理想のヒト」を追い求め続けるべきか、それとも「欠点も多いが側 にいてくれる現実のヒト」と一緒に歩んで行くべきか?そんな疑問を問いかける映画にしたい、というインスピレーションを「Heavenly White」の歌詞から受け、メロディーから、氷河期に襲われた東京が脳裏に浮かび上がった。世界の終わり、あなたなら誰と過ごしますか?『CINEMA FIGHTERS』は2018年1月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月25日ミューラル(MURRAL)2018年春夏コレクションが、2017年10月21日(土)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」からインスピレーションを得て、"SONATA"をテーマにしたコレクションを発表。「月光ソナタ」は、それまでの古典的なソナタの常識を覆したソナタとして知られており、また、ベートーヴェンが恋していたが叶わなかった女性へ捧げられた作品としても有名だ。コレクションは、第1楽章から第3楽章までで構成されるソナタのように、色や素材などで変化をつけた3部構成となっている。はじめは、月下美人という花のモチーフをワンピースに総刺繍したルック。夜にだけしか咲かないという月下美人の持つ儚さを、ベートーヴェンの消えた恋に重ね合せる。チュールの上に刺繍を刺したりチュールのフリルをあしらったり、女性を美しく引き立てるデコレーションが何層にも仕込まれている。次に、まるで月の光のベールをまとったようなピースが登場。経糸と緯糸で色を変えた非常に薄い素材は、光の反射の具合でピンクから緑、青から黄色と、玉虫のように妖しく変化する。この幻想的な布地は、意外にもコートやプリーツスカートといったリアルピースの上に組み合わせられた。最終章は色で遊んだルックが並んだ。青のブラウスにブラウンのスカート、イエローのトップスにグリーンのスカートなど、目の覚めるような色合わせをコーディネートによって作る。独特の光沢感を持つサテンは、軽やかになびくシルエットにデザインされ、モデルが去った後まで余韻を残す。情熱的な“赤”のトップスに、月明りが照らす海辺をイメージしたという“青のスカートを組み合わせたラストルック。スカートの裾には馬の毛のテープが仕込んであり、より立体的な弧を描いて過ぎ去った。
2017年10月24日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の2018年春夏コレクションが渋谷ヒカリエで2017年10月21日(土)に発表された。ショースタートに当たって、2017年春夏コレクションでのデザイナーの坂部三樹郎の言葉を今一度思い返したい。「これまでは東京カルチャーに魅せられてきたが、海外で学んで見てきたものにも向き合い、今までやってこなかったことにチャレンジしたい」と語っていた坂部。今回はどのようなショーを見せてくれるのかと、超満員の会場は期待に満ち溢れていた。今季は、いろんな和をミックスしているという。正直一目見ただけでは理解しがたい。しかし、よく見てみるとうなずける部分が多いのだ。序盤で登場した、ベストをレイヤードしたようなラペルの大きなジャケットワンピースは、OLがインスピレーション。バッグはというと女子学生が持つようなスクールバッグ。髪型は花魁風。あらゆる時代の日本の女性像が交差することで、ひとつのスタイルが作りあげられている。2017年春夏シーズンで話していたことは、ヨーロッパの歴史から紐解いたバッスルスタイルのようなフォルムや、ジコ袖のドレスルックに繋がるだろう。と言っても、単にそれをそのまま入れ込めば、和の要素と衝突してしまう。だから、例えば、チュールで重ねたドレスはトレーンを引かずに片手で裾をたくし上げてみたり、ブラウスのカフスは敢えてパンツの裾に用いたり。いい意味での崩しが効いている。むしろそうであるからこそ、あらゆる女性像がうまく組み合わさり、純粋に“素敵だ”と思える。テキスタイルは、壁紙のイメージ。きれいな壁紙ではなくて、少し汚れた壁紙だ。無造作に張られたグリッターのテープがキラキラと輝いていて、でもそれが今季の洋服にとてもマッチしている。パンツやジャケットの中には、まるではがれた壁紙のように、裾が垂れてしまっているものもある。こうしたディテールで感じる茶目っ気が多くなるにつれて、いつの間にか虜になってしまっている気がする。最後に登場したハートと星のモチーフが、洋服から飛び出して絡み合った2ルックは、海外ではなく立ち戻って日本の文化の象徴。これは、現代のかわいい文化の表現のようだ。あらゆる時代をタイムスリップして、試行錯誤して戻ってきた現代の洋服は、“これが日本のかわいいだ”と言わんばかりのボリュームを誇った。今シーズンのミキオサカベは、洋服に込められているものは複雑だが、でもやっぱり単純にカワイイとか自分らしくいたいとか、そういった理由で服をきることが楽しいことなんだと、ランウェイを通じて教えてくれた。自分にとっての“カワイイ”はきっと人それぞれ。「Amazon Fashion Week TOKYO」のラストにふさわしい、ミキオサカベらしさ満載の心に響くショーだった。
2017年10月24日メミューズ(MEMUSE)の2018年春夏コレクションが2017年10月21日(土)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。現役アイドル・でんぱ組.incのメンバーでありメミューズのデザイナー・相沢梨紗にとって、デビューコレクションとなる今季のテーマは“メインキャラクターズ”。洋服を選ぶように世界の中での自分の役割を自分で決めてほしいという願いを込めたコレクションだ。会場では、長いスカートを履いた女の子が2人、高いオブジェの上に向き合って座っている。そのオブジェの間をモデル達が通り、ショーは進行する。前半は、ホワイトとブラックを基調としたルックが交互に展開される。布を重ねたフリルドレス、ショートパンツとブラトップのセットアップなど、まるで天使と悪魔のようだ。身体から触手が伸びたような悪魔のようなブラックドレス、クマのぬいぐるみを大量につけたミニドレスなど、2次元から飛び出てきたような立体的な表現も特徴だ。ピンクと金の糸で帯ひものように編んだ大きなリボンは、後ろから見ると羽が生えたように見える。音楽が激しくなると、カラーパレットも色鮮やかに。黄金や水色のチャイナドレスの生地を部分的に採用したワンピースを展開。下に大きく広がったフレア、袖も通常よりも大振りなパフスリーブなど…シルエットはとにかくガーリーでフェミニンだが、色やモチーフを用いることでスタイルに毒々しさをプラスしていた。
2017年10月24日ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)の2018年春夏コレクションが、2017年10月21日(土)に東京・表参道ヒルズで発表された。今シーズンが「Amazon Fashion Week TOKYO」初参加となるユナイテッド トウキョウ。ショーのテーマは、”Japanese Identity”だ。日本伝統の控えめながらも情緒的で時にダイナミックな美学。そして、それを裏打ちする綿密で丁寧なものづくりの技術。そんな”日本らしさ”を取り入れた。国内の技術を駆使した、繊細でうっとりするようなレースや刺繍が印象的。さらに、和柄や浮世絵をフィーチャーした模様が取り入れられ、初のコレクションを華やかに彩る。それでいて、あくまでもトゥーマッチになりすぎずスマートに。シックなカラーリングやカジュアルな素材をバランス良くミックスし、ブランドらしいシティライクで洗練されたスタイルを作り出した。ベージュのトレンチコートは、背中に施された金糸の刺繍に思わず目が奪われる。足元には、肌が透けるクリアヒールのショートブーツを。全身をベージュカラーで統一し、無駄のない洗練されたルックに仕上げた。幾何学的な刺繍をびっしり施したスーツも登場。スリーブ部分のみコーチジャケットのようなスポーティな袖を合わせ、かっちりとしたスーツとのミックス感覚を楽しんでいる。真っ赤なチュールのトップスには、あえてショート丈のダウンを合わせた。葛飾北斎の作品を取り入れたアイテムも多く登場した。《富嶽三十六景》の大波をプリントしたニットは、視線を惹きつけるような個性がありながらも、スリーブにボリュームを持たせたモダンなシルエットで他のアイテムにもしっくり馴染む。浮世絵を全面に配したスカートは、帯のように黒いベルトで腰元を絞って。アシンメトリーかつ立体的なシルエットで、古典的な柄を見事にモードに昇華した。
2017年10月24日グローバルワーク(GLOBAL WORK)の2018年春夏コレクションが、Amazon Fashion Week TOKYO6日目の2017年10月21日(土)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。グローバルワークのファッション性を海外も視野に発信していこうという目的から、東京コレクションにてショーを開催。カジュアルなファッションにスポーツをMIXしたコレクションを披露した。特徴的なのはそのテキスタイル。ハッピーな雰囲気の様々な柄たちは、リバティ・ファブリックスの生地を使用したものだ。花柄で有名なリバティ・ファブリックスから、あえて花柄ではないパターンを選んだという。それらは、ドローコードやフードといったアクティブなデザインを加えたスポーティな“ポンチョ”になって登場し、コレクションの多くのルックにコーディネートされた。スポーツの要素はほかに、サイドにラインが入ったワイドシルエットのハーフパンツやウインドブレーカーといったウェア、スポーツサンダルやナイロンテープのベルトといったアクセサリー類にもみてとることができる。コレクションには、ウィメンズとメンズに加えてキッズも登場した。メンズは、カジュアルな仕立てのジャケット&パンツにポンチョを腰巻きしたり、トレンチコートやシャツにあえてハーフパンツを合わせたりしたスタイリングが特徴的。キッズウェアは、袖口や裾にリブを配してアクティブに着用できるアウターなどが提案されている。
2017年10月24日ジン カトウ(ZIN KATO)の2018年春夏コレクションが、2017年10月21日(土)に東京・渋谷 ヒカリエで発表された。テーマは、「グラム・バロック」。これはグラムロックとバロックを掛け合わせた造語だ。グラムロックは、60〜70年代のめまぐるしくエネルギーに溢れていた時代に生まれたムーブメント。デヴィッド・ボウイが代表するような華やかな衣装とメイクは、音楽やファッションに影響を与えた。そして、”歪んだ真珠”を意味するバロックとは、安心感のある美よりはむしろ、過剰なアンバランスさの中に潜む美を指す。今シーズンは、刺激的なまでに異彩な美しさを放つグラムロックの世界観に、バロック的な不安定さを組み合わせた。ショーの始まりとともに会場は、オペラ歌手によるバロック音楽の重厚で神聖なムードに包み込まれた。まるで社交会の貴婦人たちのように、煌びやかなルックに身を包んだモデルたちが登場。ジン カトウらしい繊細でロマンティックな素材やディテールで、バロックファッションを表現した。「足し算の服作りをした。」とデザイナー・加藤徹が語ると通り、過剰なほどのアクセサリーや、細かなレース、フリルがルックを優雅に飾り付ける。純白のレースが美しいファーストルックのドレスは、シルエット自体はミニマムに抑え、まるでドレスの一部のようにも羽織のようにも見えるボリューミーな装飾を施した。ガウンのようなコートには、襟元や裾にたっぷりとフリルを。それがさらにスカートのフリルと重なり歩くたびふわりと揺れる。一方で、そんな華やかな装いの中にはグラムロック的なエッジーさや官能性が合わさっている。ふわりとフリルで飾られたドレスも、腰元はチェーンやレザーを使った太めのベルトでキュッと絞って。また、シルエットや装飾は優雅でありながら、パープルとブラックやシルバーなど刺激的な色使いを採用している。さらに、コートから露出した鎖骨や網タイツには、ロックな官能性を感じさせる。
2017年10月24日ユキヒーロープロレス(YUKIHERO PRO-WRESTLING)の2018年春夏コレクションが2017年10月21日(土)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。チアガール達と亀の戦隊ヒーローであるミュータント・タートルズのダンスで始まったショー。亀が一面に敷き詰められた柄をシャツやショートパンツ、ブラトップなどに展開。また、亀の顔を並べた柄の浴衣も登場した。アメコミ風のアイコンと相まって、一風変わった和のテイストを提案。スタイリングは、パーカーとレイヤードしたものが多数登場。セットアップと合わせて、フォーマルなアイテムも一気にカジュアルな印象に。腰から垂れ下がったロングベルトも、スタイルによりラフさを加えていた。ピンク、ゴールド、シルバーのラメで作られたオールインワンなど一目で目を引くルックから、ワンポイントのデニムオールインワンまで展開。覆面のアイコンや“YHP”の英字ロゴを施し、落ち着いたカラーのアイテムも斬新なデザインに。ラストは、大きな甲羅を背負い、もはや亀そのものになることができるルックが登場。デザイナー・手島ユキヒロの小中学生時代からの夢だったというタートルズとのコラボレーション。次のシーズンでは高校生の頃の夢を叶えることを堂々と宣言し、早くも2018年秋冬コレクションに期待が高まるショーであった。
2017年10月24日吉原秀明と大出由紀子によるハイク(HYKE)が「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/S」期間中の10月19日、東京・中目黒のショールームで2018年春夏コレクションを発表した。前回に続に続き2回目のAmazon Fashion Week TOKYOでのコレクション発表となった今シーズン。今回もモデルを使った小規模のフロアショーを2回行った。服飾の歴史、遺産を自らの感性で独自に進化させることをブランドコンセプトにしたハイク。今シーズンのインスピレーションソースとなったのは「Outdoor Clothing」や「Military Clothing」、「Work Clothing」。アウトドアスポーツで使用する服やミリタリー、ワークウェアなど野外で活動するために作られた素材やディテールから着想し、同ブランドならではの感性をプラスして再構築したデザインを見せた。前回はライダースジャケット、フライトジャケット、アウトドアクロージングからインスピレーションを得たが、今シーズンはMA-1やミリタリーウエアなどがベースになった。丸みを帯びたデザインや袖のポケットを斜めにしたデザイン、ノースリーブなどに変えたり、アシメトリーやボレロにしたり、半透明のプリーツスカートをコーディネートしたりすることで、ドレッシーなデザインなど、まったく違うムードに変えていく。また、ロゴを胸や後ろ身頃などに付けたボレロ風のコートやプルオーバーなど、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)とのコラボレーションが登場したことも注目を集めた。ヘビ柄をドッキングさせたコートなど、本格的なアウトドアスポーツウエアもエレガントなムードや力強いムードに仕上げている。白いシャツやニット、ノースリーブのドレスなども、デザインを取り去りながら、丈を変化させるなど、絶妙なバランスで新しさを出し、既存のアウトドアやミリタリー、ワークウエアとは違うアイテムを生み出している。ミニマリズムでもアバンギャルドでもない独特のコレクションだ。
2017年10月24日エンハンス(ENHANCE)の2018年春夏コレクションが、2017年10月20日(金)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。2017年にスタートしたエンハンスは、今回が「Amazon Fashion Week TOKYO」初参加となる。ショーは、オールスタンディング形式。赤い照明で照らし出されたランウェイに観客がひしめき合うライブ会場のような空間に、初めてのショーへの期待が高まる。テーマは、「自分が好きな女性に着せたい服」。これは今後のエンハンスのコレクションにも一貫したテーマとなる、とデザイナー・竹口正和は語る。自身が敬愛する染色家・荒木節子に着てもらえるような服をイメージしながらデザインしたという。コレクションは、ブランドを象徴するメンズテーラーをベースに、”ハンサムな女性らしさ”を表現。最初に登場したのは、異素材を組み合わせたテーラードジャケットだ。シルエットはかっちりとしていながらも、あえて裏地や縫い目を表に出して。背中はオーガンジーのような透け感のある素材を採用し、背中の肌を露出させる。足元はレザーのロングブーツでフェミニンかつエッジーに仕上げた。また、艶やかな黒の長いフリンジがコレクションを印象付けた。フリンジが、ジャケットの装飾になったり、それ自体がトップスになったり、パンツになったり…と、ショーのいたるところで登場する。マスキュリンなスーツスタイルにも、優雅に揺れるフリンジを足すことで、エレガントな女性らしさが添えられた。チョーカーのように首を飾るフリンジは、揺れるたび隙間から鎖骨の素肌がのぞく。
2017年10月23日ディーベック(D-VEC)の2018年春夏コレクションが2017年10月20日(金)に、六本木・ニコファーレにて発表された。フィッシング用品メーカーのDAIWAのアパレルラインとして展開されるディーベック。2018年春夏コレクションはショー会場として、照明や音響だけでない様々な演出が可能なニコファーレを選んだ。今回のテーマは「MINAMO」。ステージの四方を囲むスクリーンに水面が映し出され、ショーが始まる。序盤はスポーティーなアイテムに身を包んだルックが登場。グラフィックは泡や水の波紋のように見える、テーマを連想させるデザインだ。アクティブな印象のアイテムに描かれるそれらのパターンは、爽やかな雰囲気を作りだしていた。ディーベックのコンセプトは機能性とファッション性の融合。ファブリックからディテールまで、快適さを保ちつつ、ファッショナブルな装いにマッチするものを選ぶ。今回登場したシアサッカーのスラックスパンツは、フィッシング用品メーカーとして今まで培ったものとは別の、ファッションブランドとしての気概を覗かせたアイテムの1つ。スリムなラインのスラックスパンツはドレスカジュアルに最適な一本で、ホワイトやグレーのシンプルな色使いはコーディネートにすっと馴染む。また、ショーにおいて印象的だったのがレインコートだ。通常裾に付いているドローコードが、アンダーバストにも配置されている。ドローコードを2か所に施すことによって、体とのフィット感を調整するとともに、自在なシルエット変化が可能になっているのだ。コードを緩めることによって、全体に風を孕み、大きなシルエットが描かれ、絞めると女性的なボディラインが現れ、ドレスのような形のコートに様変わりする。さらにこのレインコートの高い機能性を見せつけたのはフィナーレの直前。会場が暗くなり、雷の音が鳴りだす。すると、スポットライトが照らされたモデルの頭上から大粒の「雨」が。レインコートを着たモデルの微動だにしない表情と共に強い耐水性をアピールした。
2017年10月23日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の2018年春夏コレクション「writtenafterwards 10th Anniversary Collection “After Wars"」を発表するファッションショーが、2017年11月17日(金)より東京都庭園美術館にて開催。このショーには一般向けの招待枠が設けられる。山縣良和が手掛けるリトゥンアフターワーズは、2017年に記念すべき設立10周年を迎える。最新の2018年春夏コレクションを披露する「writtenafterwards 10th Anniversary Collection “After Wars"」には、一般客向けの招待枠が設けられる。なお、ショーの翌日2017年11月18日(土)からは、東京都庭園美術館にて展覧会「装飾は流転する」展がスタート。展覧会では、アートの世界でも評価される山縣良和の作品が、新作を含む過去10年間のアーカイブの中から厳選して展示される。【詳細】リトゥンアフターワーズ10th Anniversary Collection “After Wars"開催日時:2017年11月17日(金) 17:30~ドアオープン/18:00~ ファッションショー会場:東京都庭園美術館住所:東京都港区白金台5-21-9応募方法:下記WEBページにて案内応募期間:11月6日(月)~11月15日(水)応募URL:※定員に達し次第、募集は締め切り。※返信にてデータインビテーションを発行。
2017年10月23日