マイナビ出版は11月28日、Apple専門誌『Mac Fan』1月号を発売した。第1特集は、「iPad Pro イノベーションと創造的破壊」と題して、11月14日から発売開始されたiPad Proをフィーチャー。iPad Proは単なる大きなiPadではなく、すべての人の創造と生産を高めるパソコンに代わる新しいコンピューティングのカタチであることを紐解いている。第2特集は「Apple製品購入ガイド2016」。2015年に発売されたアップル製品のテクノロジー解説に加え、2016年には手に入れたいアップル製品の見極めドコロから購入前の心得、周辺アイテム、サポート体制まで専門誌ならではの奥深い情報を掲載。この冬アップル製品の購入を考えている人にはうってつけの全46ページの特集だ。なお、Mac Fanでは11月28日よりムック本『完全理解!OS X El Capitan』も発売開始。最新OS Xのインストール方法から新機能解説、付属ソフトの使いこなし方、便利技&カスタマイズ、高速化&メンテナンスまで、すべてを網羅した一冊だ。初心者から上級者までOS Xの知りたいことをズバリ解説するほか、iPhoneやiPadでアップル製品の良さを知り、Macを使い始めた!という人向けに、iPhoneとiPadとの連係技も詳しく解説している。Mac Fan最新号ならびに、ムック本の詳細は、マイナビBooksから確認できる。
2015年11月27日あずまきよひこによる大ヒット漫画『よつばと!』(アスキーメディアワークス)に登場する人気キャラクター「ダンボー」が、フィギュアキーホルダー化され、2016年4月にコトブキヤより発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は950円(税込)。商品名は『DANBOARD KEYHOLDER』。2015年11月に発売された『omamori DANBOARD』と同じ大きさで、一緒に並べても身に着けてもぴったりのサイズとなっている。頭と両腕が可動するので、小さいながらもポージングを付けて楽しむこともできる。全高は45mm。商品価格は950円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は2016年4月を予定している。(C)KIYOHIKO AZUMA/YOTUBA SUTAZIO
2015年11月18日「月刊コミックジーン 12月号」(KADOKAWA刊)が11月14日に発売。12月号では、『ニーチェ先生』が、2016年1月より放送開始となるドラマ実写版のビジュアルで表紙を飾っている。価格は540円(税込)。さらに、ニーチェ先生こと仁井智慧くんの勤めるコンビニ「777(スリーセブン)」のレジ袋がなんと付録になって登場。通報ボタンを突きつけるニーチェ先生が印象的なステッカーもあわせて付いてくる。『ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~』(漫画:ハシモト/原作:松駒)は、巻頭カラーでも登場。そのほか、幸路が描く男女逆転花魁バトルファンタジー『花魁地獄』や、季野このきのクール銭ゲバ男子×ポジティブ貧乏少女の拝金主義ラブコメ『銭谷くんの恋は金次第』、缶爪さわの妹LOVE☆ホームコメディ『ハルナナナ~榛名さん家の7人のお兄ちゃん~』、妖の現代ファンタジー『あかやあかしやあやかしの』(漫画:七生/原作:HaccaWorks*)などがセンターカラーを飾る。
2015年11月14日小学館は、漫画雑誌『コロコロアニキ』第4号を11月14日に発売する。価格は590円(税込)。『コロコロアニキ』は、子供の頃に漫画雑誌『月刊コロコロコミック』を楽しんでいた大人のために企画された新雑誌で、第1号が昨年10月に発売。売り切れ続出となり、急きょ重版が決定するなど大きな話題になった。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の新シリーズ『レッツ&ゴー!!Return Racers!!』(こしたてつひろ)や、『ダッシュ!四駆郎』の続編である『ハイパーダッシュ!四駆郎』(武井宏之)など当時のファンにはたまらない作品が連載されている。第4号では、『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』など数々の名作をみ出した、漫画家の藤子不二雄A氏の大特集を展開。『忍者ハットリくん』や、ブラックユーモア満載の短編を特別再録し、さらに『無限の住人』の沙村広明氏ら豪華作家20人によるトリビュートも掲載する。また、連載25周年&単行本50巻を達成した『スーパーマリオくん』の沢田ユキオ氏が描く25年後のマリオ『スーパーマリオッさん』も登場。作中では哀愁漂うマリオが描かれるという。付録には、「ミニ四駆超ビッグサイズドレスアップステッカー」やデュエル・マスターズ、バディファイトの限定カードを付属。ゲームアプリ『パズドラ』との限定コラボも予定しているという。
2015年11月13日○1. 課題と解決策製造業に限らず事業が市場で成功するための必須の3要素は、1に良いものを、2に安く、3に早く、市場に供給することですが、製品の設計開発における基本的な課題もこの3つの要素と同じです。無線組込機器設計の電気電子エンジニアも常に、他社製品よりも優れた性能・品質で、低価格(低コスト)な新製品を、他社よりも早く市場に出すことを求められています。たとえば、製品に組み込む無線モジュールや電子部品などの選定作業も重要な設計課題の1つですが、エンジニアは安くて良い部品を早く選定し、試作品が完成したら早く正確に性能や品質を評価することを目指さなければなりません。その次の段階には、設計仕様を満足させるためのデバッグ評価があり、製造出荷の前には電波法規制のクリアが設計課題として待ち構えています。主な設計課題:無線通信モジュール(通信方式)の選定設計仕様を満たしているかどうかの技術的なデバッグ評価電波法規制のクリアフィールド・トラブル時の原因究明と対策エンジニアは職人ですが、ベテランの職人は優れた道具を使いこなして早く正確に仕事をこなすことで周囲から尊敬され、信頼されます。上述の課題を解決するために、エンジニアの強い味方として、道具=測定機器があります。では、無線組込機器設計時に使う道具=測定機器にはどのようなものがあり、どのように使いこなせば良いのでしょうか?○2. 測定器の種類は? 何を測定する?無線組込機器の設計で使われる測定器というと、主には周波数や電力を測定することのできる「スペクトラム・アナライザ(以下、スペアナ)」が定番ですが、周波数ドメインの測定機器としては他にも、EMIレシーバ、シグナルアナライザ、電界強度計、RFパワーメータ、周波数カウンタなどさまざまな測定機器があります。また最近は、オシロスコープにスペアナを内蔵させて、周波数ドメインと時間軸ドメインの相関測定ができる新しい測定器も開発されています。これらの測定機器が使われる目的・用途は大きく2つに分かれます。1つ目が「デバッグ評価」、そして2つ目が「法規制評価」です。デバッグ作業では設計開発要求の性能・仕様を満足しているかどうかを測定機器で評価し、法規性評価では、EMI/EMCのノイズ規制値や電波法の法規制値をクリアできているかどうかを測定機器で評価します。これらの測定機器の主な用途と基本性能を知っておくことで、どのような場面でどのような測定器を使用したら良いか判断することができ、設計の効率を上げることができます。(1) EMIレシーバ主にCISPRなどのEMI/EMCノイズ規制適合証明などの法規制評価の用途で、電波暗室内やシールドルーム内で使用され、周波数に対する電力値を測定します。広いダイナミック・レンジ、内部ノイズが少ない、QP(準尖頭値)検波機能があるなど、高精度・高性能の基準器的な測定器ですが、その分、測定速度は比較的遅く測定評価には多くの時間を要します。価格は500~1,500万円と高価な測定器です。(2) スペアナ無線組込機器設計では最も汎用的に使われる測定器で、周波数と電力の測定が主な用途ですが、空中線電力や、スプリアス(不要輻射)、隣接チャネル電力比(ACPR)などの法規制の測定機能がある製品もあり、デバッグ評価だけでなく、法規制評価の事前検証(プリ・コンプライアンス試験)にも使えます。スペアナには、旧来のスーパーヘテロダイン技術を使用したアナログ掃引型のスペアナと、FFT(高速フーリエ変換)の技術を使用したFFT方式のスペアナがありますが、どちらも価格は30~300万円と比較的安価です。(3) シグナルアナライザ主にデジタル無線通信のデバッグ評価に使われます。位相変調などの複雑なデジタル通信の変調方式を評価するためには、時間軸で信号の位相変化と信号品質(EVMなど)を測定評価できる機能が必要になります。位相の変化は複素数のベクトル値でサンプリング測定しますので、ベクトルアナライザとも言われます。無線モジュールの選定時に、複数のベンダの試供品の信号品質を比較検討する場合に、EVM値の測定結果を比較の選定要素にすることができます。価格は300~1000万円と比較的高価です。(4) 電界強度計主にフィールド用途で使用します。放送や無線通信のサービスエリア、妨害波などの電波の強度をV/m やdBμV/mを単位とした電界強度の絶対値で測定します。アンテナ係数付のアンテナが必要です。価格は5~150万円と比較的安価です。(5) RF(高周波)パワーメータ主に、空中線電力測定の用途で、法規性評価で使われ、広帯域な送信出力の平均(実効値)電力の測定が主な用途ですが、ピーク電力の測定と、パルス波や変調信号でも簡便に正確なパワー測定ができるので、デバッグ評価でも使用されます。価格も30~80万円と比較的安価です。(6) 周波数カウンタ主に正弦波の無線キャリア周波数や矩形波、三角波などの単純な波形の周波数を高精度で測定する用途で法規制評価やデバッグ評価時に使用されますが、変調信号のような複雑な波形の周波数は原理的に正確な測定はできません。価格は20~150万円と比較的安価です。(7) USBリアルタイム・スペアナスペアナの汎用性とシグナルアナライザの高機能を合体させて低価格化を実現した新しい測定器です。デバッグ評価にも、法規性評価の事前検証(プリ・コンプライアンス試験)にも、デジタル通信の品質評価にも使えるオールマイティな測定器です。アンテナ係数付のアンテナを使うと電界強度も測定できます。手のひらサイズの小型・軽量なのでフィールドでも使用でき、価格も40~60万円と比較的安価で、これからの無線組込機器設計においては、エンジニアの必需品にもなるかもしれません。(8) ミックスド・ドメイン・オシロスコープオシロスコープとスペアナ、ロジック・アナライザの3台の測定器を1台に合体して時間軸の相関評価を可能にした新しい測定器です。主にデバッグ評価の用途で使われますが、アナログ(オシロスコープ)、デジタル(ロジック・アナライザ)、RF(スペアナ)が合体したことで、トラブル時の原因究明・切り分けと、対策に要する時間短縮の効果を得られる有用な測定器です。著者紹介中塚修司(なかつか・しゅうじ)元テクトロニクス社 アプリケーション・エンジニア
2015年11月12日サンワダイレクトは10日、Surface Pro 3専用設計のUSB 3.0ハブ「400-HUB032SV」と、SDカードリーダ「400-SADR305SV」を販売開始した。直販価格は前者が税込2,980円、後者が税込3,480円。○400-HUB032SV専用設計で、Surface Pro 3側面のエッジに一体化する形状のUSB 3.0ハブ。USB 3.0ポートを3ポート搭載し、標準で1ポートのみとなる本体のUSBポートを増設できる。外付HDDなど、消費電力が高いUSB機器を接続する場合に備え、給電用のmicroUSBポートも搭載する。主な仕様は、インタフェースがUSB 3.0、消費電力が最大150mA、スタンバイ時が最大40mA。本体サイズはW69.5×D24.4×H9.5mm、重量は約14g。対応機種はSurface Pro 3のほか、Surface Pro 2、Surface Pro、Surface 3、Surface 2でも使用できるが、Surface Pro 2 / Proで使用した場合はボリュームボタンに干渉。また、Surface 3で使用した場合はmicroUSBポートに干渉する。対応OSはWindows 8 / 8.1 / 10。○400-SADR305SVSDXC対応のSDカードリーダ。こちらも専用設計で、Surface Pro 3の側面のエッジに沿って装着できるデザインとなる。対応カードはmicroSD/microSDHC/microSDXC、miniSD、SDHC/SDXC。このほか、USB 3.0ポートを2基搭載する。主な仕様は、インタフェースがUSB 3.0、消費電力が最大150mA、スタンバイ時が最大40mA。本体サイズはW69.5×D24.4×H9.5mm、重量は約15g。対応機種はSurface Pro 3のほか、Surface Pro 2、Surface Pro、Surface 3、Surface 2でも使用できるが、Surface Pro 2 / Proで使用した場合はボリュームボタンに干渉。また、Surface 3で使用した場合、microUSBポートに干渉する。対応OSはWindows 8 / 8.1 / 10。
2015年11月10日ブシロードメディアは、「月刊ブシロード」12月号の発売を記念して、2015年11月8日(日)、東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店にて、「月刊ブシロード12月号お渡し会」イベントを開催した。今回のイベントには、TVアニメ『カードファイト!! ヴァンガードG ギアースクライシス編』に登場する、アム役の愛美とルーナ役の工藤晴香からなる声優ユニット「ラミーラビリンス」が登場。会場にはおよそ100名のファンが集まり、イベントは2人の和やかなトークからスタートし、参加者1人1人とのコミュニケーションを楽しみながら、大盛況のうちにお渡し会を終了した。(C) bushiroadAll Rights Reserved.(C)ヴァンガードG2015/テレビ東京
2015年11月09日グリーは11月5日、住まい領域事業に特化した子会社リミアを設立し、暮らしをデザインする住まいのビジュアルプラットフォーム「LIMIA」(PC版/スマートフォン版)の提供を開始した。「LIMIA」では、住まいや暮らしの事業者、専門家が提供する建築デザイン・リフォーム・リノベーション・インテリア・DIYなどの多様な事例写真やアイデア記事の閲覧ができるほか、会員になることで、投稿・フォロー・コメント・評価・問い合わせなども可能となり、会員同士でのコミュニケーションを気軽に行うことができる。また、参画する事業者・専門家は、事例写真やアイデア記事の投稿を通じ、商品やサービスの情報を伝え、会員とのコミュニケーションによる効率的なマーケティング活動の実施も可能となる。今回の正式リリースにあわせ、500以上の事業者・専門家が参画。同社は今後、各事業者・専門家の店舗やイベントへの集客強化に繋がる機能を拡充し、2016年末には1万以上の事業者・専門家の登録を目指す。
2015年11月06日産業総合研究所(産総研)は11月2日、空間の利用者と複数の設計者が協調して空間をレイアウトできるシステム「Dollhouse VR」を開発したと発表した。同システムは、産総研 人間情報研究部門 デジタルヒューマン研究グループ 多田充徳研究グループ長、サービス観測・モデル化研究グループ 蔵田武志研究グループ長らと、東京大学大学院情報理工学系研究科 五十嵐健夫教授らの研究グループが、がんこフードサービスと共同で開発したもの。兵庫県神戸市で開催されるコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する国際会議「SIGGRAPH ASIA 2015」のEmerging Technologies(技術展示部門)で11月3~5日に発表される。同システムは、「空間レイアウトインターフェース」と「没入型インターフェース」で構成されている。空間レイアウトインターフェースでは、予め用意されている家具や壁などのバーチャルなオブジェクトを、設計者がタッチパネルを用いて設置・追加・消去したり、設置場所を変更したりできる。また、没入型インターフェースは、設計者がレイアウトした空間へ、体感者が一人称視点で没入できるインターフェースで、市販の頭部搭載型ディスプレイを装着してバーチャルな空間を見回しながら、ジョイスティックを操作して空間内を自由に移動できる。なお、タッチパネルには、体感者のキャラクターが表示されるので、設計者は体感者の位置や動きを確認することができる。さらに、操作を行う設計者と設計された空間の体感者をシームレスにつなぐためのコミュニケーションを支援する二つの機能も備えている。ひとつ目は、指さし動作を視覚化して設計者と体感者で共有する機能。設計者がタッチパネル上に指を置くと、体感者のディスプレイにもその指が表示される。二つ目は、設計者の表情や議論している様子がタッチパネルに備わっているWebカメラにより撮影され、リアルタイムにバーチャル空間の天井に表示させることができる機能。今回の開発では、全国に店舗を展開しているがんこフードサービスと連携し、システムの必要要件の摘出から、実装・実証実験までを共同で行った。実証実験では、同社が新規オープンを予定していた店舗を同システムで再現。店舗の空間レイアウトに携わる同社の従業員が、同システムを用いて、空間レイアウトの検討を行ったという。
2015年11月02日2015年9月20日、中国は新型ロケット「長征六号」の初打ち上げに成功した。長征六号に使われている技術は、世界的にも実用例が少ないきわめて高いものであり、またその技術を共有する、中型、大型のロケットの実用化に向けた先駆けとして、今回の打ち上げ成功は大きな意味をもっている。第1回は長征六号を含む、次世代の長征ロケットが開発されるまでの経緯について、また第2回では、長征六号に使われている新開発のロケット・エンジンについて紹介した。そして第3回では、決まった部品の組み合わせだけで様々なロケットを造る「モジュール化」という技術の概要と、その技術が次世代長征ロケットにどのような形で取り入れられたかについて紹介した。連載の第4回では、長征六号の性能や実力、今後の展望をはじめ、ロケット・エンジン以外の新しい技術、そして長征六号の先にある超大型ロケットについて紹介したい。○長征六号の実力かくして開発された長征六号の打ち上げ能力は、高度700kmの地球を南北にまわる太陽同期軌道に最大1080kgとされる。これは日本の「イプシロン」ロケットや、インドの「PSLV-CA」ロケット、ロシアの「ローカト」ロケットに近い性能である。ただ、中国の内陸部から打ち上げる場合は、500kg前後にまで落ちるという。おそらく、地上局などの関係から、エネルギーのロスが多い飛行経路を取らざるを得ないためと思われる。第2回、3回で紹介したように、第1段にはYF-100、第2段にはYF-115という、液体酸素とケロシンを推進剤とするエンジンを使用している。一方で第3段のみ、過酸化水素とケロシンを推進剤に使う、小型のエンジン「YF-85」を4基装備しているといわれている。ただし、このことはロケットを開発した上海航天技術研究院などが発表している資料からは確認できないため、実際は違う可能性がある。事実、第3段には液体酸素・ケロシンの小型エンジンが使われているという説もあり、また今年9月に出回った、長征六号の第3段とされる機体の写真には、大きなノズルが1つ付いていることがわかっており、そもそも「小型のエンジンが4基」というのも間違いである可能性もある。現段階では、どの情報が正しく、あるいは間違っているのかは不明である。あるいは何種類かあり、ミッションに応じて使い分けができるようになっているといった可能性もある。本件に関しては、新しい情報があり次第、またお伝えしたい。過酸化水素とケロシンを使っていると仮定した場合、この組み合わせは触媒を介することで、混ぜ合わせるだけで自然に着火する性質(自己着火性)をもっている。そのため点火装置が不要になり、エンジンの軽量化、低コスト化が図れるほか、確実に点火することができるという利点がある。またエンジンの点火と停止を繰り返すことも比較的簡単にできるため、微調整によって軌道への投入精度を上げたり、複数の小型衛星をそれぞれ異なる軌道に投入したりといった、高い柔軟性、汎用性を実現することができる。この自己着火性は、従来の長征ロケットで使われていた、四酸化二窒素と非対称ジメチルヒドラジンの組み合わせにもあるが、この組み合わせは推進剤自身にも、また燃焼ガスにも高い毒性がある。だが、過酸化水素とケロシンであれば、自己着火性はそのままに、環境や人体にやさしいロケットにすることができる。この過酸化水素とケロシンという組み合わせは、過去に英国の「ブラック・アロウ」ロケットぐらいでしか実用化されたことはない。また過酸化水素は反応性が強いため、取り扱いも難しい。中国にとっては、従来の長征ロケットと同じヒドラジン系の推進剤を使い続けるほうが、多くの面で都合が良かったはずだが、あえて過酸化水素を選択したとしたら、そこには環境や人体への配慮と、新しい技術を積極的に取り入れる貪欲さがあると見て良いだろう。新技術を積極的に取り入れるという点は、他にもさまざまなところで目にする。たとえば第1段の下部には、ガスを噴射することで機体の姿勢を制御する装置が付いているが、この噴射ガスは、YF-100のターボ・ポンプのタービンを駆動させたあとの、酸素リッチのガスの一部を抜き出すことで得られているとされる。また、酸素タンクの加圧も、多くのロケットではヘリウムが使われているが、長征六号ではエンジンで加熱された酸素ガスをタンクに戻し、その圧力を使って加圧させているという。こうした技術は、長征六号を造り上げるために必要不可欠だったわけではない。たとえば、わざわざエンジンからガスを抜き出してこなくても、専用のガス・ジェット装置を積めば良かっただろうし、タンクの加圧もヘリウムを使えば十分である(*1)。しかし、これらの新技術がもし本当に導入されているのであれば、中国はあえて、難しいながらも、部品点数の削減により軽量化と信頼性の向上が見込める、合理的なやり方を採用していることになる。また、打ち上げ準備や発射管制といった点にも新しい技術が投じられている。たとえば打ち上げは「TEL」と呼ばれるトレーラー型の車両から行うことができるため、専用の大規模な発射台を必要としない。TELとはTransporter Erector Launcherの略で、その名の通り、ロケットを積んで目的地まで輸送(Transporter)でき、かつ発射角度に向けて立て(Erector)、発射(Launcher)まで行える車両のことである。TELはロシアや中国の弾道ミサイルの発射システムとしてはごく普通のもので、軍事パレードなどでもよく目にすることができる。また発射や追跡の管制も、移動式の小規模な設備で可能だとされる。これら打ち上げシステムの省力化は、弾道ミサイルの技術から採られたものと考えられるが、こうした地上設備の簡素化により、打ち上げ準備にかかる期間は最短7日間という、即応性の高いロケットに仕上がっている。小型衛星を即座に打ち上げられ、そして最適な軌道に正確に投入できることは、長征六号の最大の特長である。近年、電子機器の小型化、高性能化などのおかげで、小型の衛星でも大型衛星とそん色のない性能を出すことができるようになった。また、小型衛星は比較的安く、短期間で造れることから、新しい技術の実証機として、大学や研究機関で小型衛星が積極的に活用されつつある。新技術をふんだんに使った小型衛星を、長征六号を使って頻繁に打ち上げることができるようになれば、新しい技術の宇宙実証が進み、その成果は大型衛星にも活かされることになり、さらに若手の技術者の育成にも役立つなど、中国の宇宙産業全体が大きく発展することになるだろう。○そして人類は2つの火星行きロケットを手に入れる第2回で触れたように、長征六号に使われているロケット・エンジンは高い性能をもっており、また長征五号のブースターや、長征七号のメインとブースターのエンジンとしても使われることになっている。今回の長征六号の打ち上げが成功したことで、2016年に予定されている長征五号と七号の初打ち上げに向けた関門も、またひとつ開かれたことになった。そしてまた、中国は現在「YF-460」と呼ばれる、推力500トン級の、さらに強力なロケット・エンジンを開発しているとも伝えられる。公開されている系統図からは、二段燃焼サイクルで、1つのターボ・ポンプで2基のエンジンを動かす仕組みを採用していることがわかる。おそらくロシアのRD-180を参考にしたと思われ、また実際にロシアからRD-180が輸入されたという話もあるが、RD-180の推力は4MNほどなので、やはりこれも単なるコピーではなく、推力を増す改良が加えられていると考えられる。ただし、現時点では情報があまりないため、その性能や、ロシアからの輸入が本当にあったのかなど、詳しいことはわかっていない。この500トン級エンジンは、中国が計画中の超大型ロケット「長征九号」に使われるという。長征九号は、長征五号よりもさらに巨大なロケットで、かつてアポロ計画で使われた「サターンV」や、現在NASAが開発中の「スペース・ローンチ・システム(SLS)」に匹敵する能力をもつという。これが実用化されれば、有人の月探査や火星探査も視野に入ってくる。長征九号は、現時点ではまだ検討段階で、正式なプロジェクトとして動いてはいない。また月や火星への有人飛行も同様に、構想の域を出てはいない。しかし、もし長征九号が実現すれば、人類はSLSと同時に、火星まで人類を飛ばせる超大型ロケットを2つも手にすることになる。そう遠くないうちに、人類が火星の地面を踏みしめる日が来るかもしれない。あるいは両者が協力すれば、もっと遠くの世界に行くこともできるだろう。中国のもつ技術にはそれだけの実力があり、その技術を正しい方向に発展させることさえすれば、それは可能なのである。【脚注】*1 ただ、ヘリウムの生産量の90%近くは米国が担っているため、入手が困難になることを見越して、ヘリウムをなるべく使わない仕組みを選択する必要があった可能性もある。
2015年11月02日IDC Japanは10月28日、2014年の国内標的型サイバー攻撃向けセキュリティサービス市場規模実績と2019年までの予測を発表した。同社では、国内標的型サイバー攻撃向けセキュリティサービス市場を標的型サイバー攻撃によって発生したセキュリティ・インシデントに対するコンサルティング・サービス、標的型サイバー攻撃向け特化型脅威対策製品導入のためのシステム構築サービス、SOC(Security Operation Center)からセキュリティシステムを監視/管理するマネージド・セキュリティサービス、標的型サイバー攻撃対策向け教育/トレーニングサービスの4つの機能別市場に分類し、市場規模算出/市場予測を行っている。2014年の同市場は、コンサルティング・サービスからシステム構築、運用管理に至るセキュリティサービス全般に対する需要が高まり、市場規模は3406億円で前年比成長率が8.6%だったという。今年以降はサイバーセキュリティ基本法の施行によって、情報通信や金融、クレジット、航空、鉄道、電力、ガス、水道、政府/行政サービス、医療、物流、化学、石油といった重要インフラ産業が、標的型サイバー攻撃に対するセキュリティ対策強化を求められる。これにより、同社はセキュリティ・インシデント対応サービスやマネージド・セキュリティサービスといった高度な専門知識を有するサービスへのニーズが高まると見ている。同市場の2014年~2019年における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は7.1%で、市場規模は2019年には4799億円に拡大すると予測している。特に、同市場の5割超を占めるマネージド・セキュリティサービス市場は、巧妙化するセキュリティ脅威に対する危機感の高まりから、外部の専門家に運用管理を任せたいという企業の意識変化と多層防御対策製品の導入が進展している。2014年の同市場の市場規模は1907億円で前年比成長率が9.7%と好調で、今年以降も巧妙化する標的型サイバー攻撃対策として多層防御機能を備えたセキュリティ製品へのマネージド・セキュリティサービスの需要が拡大するとIDCは予測している。そのため、同市場の2014年~2019年のCAGRは8.2%と標的型サイバー攻撃向けセキュリティサービス市場の中では最も高く、市場規模は2014年の1907億円から2019年には2827億円に拡大すると予測している。
2015年10月30日マイナビ出版は10月29日、Apple専門誌『Mac Fan』12月号を発売した。巻頭特集では、10月13日にアップデートされた最新のiMacファミリーを徹底解説。新型iMacの特徴やテクノロジーの詳細解説に加え、同時に発売開始されたアップル純正アクセサリ「Magic Mouse 2」「Magic Keyboard」「Magic Trackpad 2」も取り上げている。第1特集は「OS X El Capitan完全ガイド」。最新OS Xの新機能のほか、システム設定、Q&A、高速化、メンテナンスまでのノウハウを特大の126ページで掲載。Macを快適にする便利ソフトや隠し技、ウインドウ操作の効率化、日本語入力の使いこなし、等のコンテンツも収録し、OS X El Capitanに関心のある人のみならず、OS X自体をもっと便利に使いこなしたい人にも役立つ内容になっている。また、第2特集はiOSアップデート時のトラブル対処法を紹介する「iOS 9の困った!解決技スペシャル」、第3特集はApple社が目指す「テレビの再発明」を読み解く「Apple TVはテレビを変えるのか?」だ。Mac Fan最新号の詳細は、マイナビBooksから確認できる。
2015年10月29日KADOKAWAより2015年10月15日に発売された月刊コミック誌「月刊コミックジーン11月号」が、好調な売れ行きを示し、月刊誌としては異例の重版が行われることが決定した。「月刊コミックジーン11月号」では、人気ホラーゲームのコミカライズ作品である『霧雨が降る森』が感動の最終回を迎える一方で、同作を手掛けた、漫画・名束くだん×原作・真田まことのコンビによる新連載『殺戮の天使』が巻頭カラーでスタート。さらに、ジーンピクシブでPVレコードを記録中の『獄都事変』(漫画:あおのなち、原作:リンネ堂)より描き下ろしクリアファイルが付録として用意されたほか、第1話の再録が行われている。そのほか、pixiv閲覧数100万突破の殺し屋×殺し屋コミック『殺し愛』(著:Fe)や、ネットで話題のシュール&キュートなコメディ『大魔法使いなんです…よね?』(著:U-temo)などの新連載がスタートしているのに加え、『SERVAMP -サーヴァンプ-』のアニメ化続報、『カゲロウデイズ』の新展開など盛りだくさんの内容となっている。発売直後から前月号の2倍以上の売り上げを記録しているという「月刊コミックジーン11月号」。今回の重版は、「『獄都事変』描きおろしクリアファイル」と「『殺戮の天使』新連載」の2つの要素が大きく牽引した結果と考えられる。
2015年10月23日モデルのミランダ・カー(Miranda Kerr)がおしゃれ魔女に変身した『ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)』12月号が、10月20日に発売される。4月号で一糸纏わぬアッパーボディを披露したミランダ・カー。今回も4月号同様、現代を代表するファッションフォトグラファーのひとり、テリー・リチャードソンが撮影を担当した。ミランダ・カーは、“ハロウィン物語”をテーマに完璧なボディと愛らしいフェイスで魔女に変身。いち早く春を先取りしたクルーズコレクションを身に纏い、ミイラ男やヴァンパイア、フランケンシュタインと共演している。また、それぞれの年代に合わせた“おしゃれ”を提案するレギュラーページ「Fabulous at every age ~年代別おしゃれ研究~」では、様々なフィールドでファビュラスに輝く日本人女性5人にフォーカス。女優の黒木華、大竹しのぶ、夏木マリ、デザイナーのYOON、吉田泰子が、自分の生き方や考え方、スタイルについて語ったインタビューとともに、伝説的な写真家・リチャード・アヴェドンの孫でもある、世界で活躍する写真家、マイケル・アヴェドンによって撮影された5人の写真が掲載される。
2015年10月20日サードウェーブデジノスは16日、同社のゲーミングPCブランド「GALLERIA」のデスクトップPCに対し、専用設計のゲーミングキーボードを採用すると発表した。「GALLERIA」のオリジナルゲーミングキーボード「GALLERIA Gaming Keyboard」は、かな表記付きの標準的な日本語109キー配列を採用。キー入力方式はメンブレンで、キーの内部にプランジャーを搭載し、スムーズな打鍵をサポートするという。磨耗に強い材質を用いることで、1,000万回の打鍵に耐えられる耐久性を備える。ゲーム向け機能として、複数のキー同時入力にをサポート。USB接続時は最大13キー、PS/2接続時には24キーの同時入力に対応する。また、WindowsキーとAppキーを無効化するゲーミングモード搭載。加えて、PS/2接続時には連射機能も利用可能で、3段階でキーリピート回数を切り替えることができる。キーピッチは19mm、キーストロークは4mm。押下圧は50g±10g。インタフェースはUSBまたはPS/2。本体サイズは約W441×D136×H27.5mm、重量は730g。
2015年10月16日既報の通り、ベルギーimecとEDAベンダであるCadence Design Systemsは5nmプロセスを用いたテストチップの設計を完了した(テープアウト)。2015年10月時点で最先端プロセスとなる5nmのテープアウトはいかにして実現されたのか、imecで5nmテストチップの設計を担当しているプリンシプル・エンジニアのPraveen Raghavan氏(写真)にインタビューする機会を得たので、詳細をお届けしたい。――具体的的にEUVリソグラフィとArFリソグラフィはどのように使い分けるつもりか?次のような3通りの方法を試そうと思っている。SAQP(自己整合4重露光) 193i(波長193nmのArF液浸リソグラフィ)でライン・パターンを形成し、カットマスク・パターンやビアはEUVリソグラフィを用いてて1回露光でパターニングする。SAQP 193iでライン・パターンを形成し、カットマスク・パターンやヴィア形成には193iの多重露光を用いる。ラインもビアもすべてEUVリソグラフィだけでパターニングする。SAQPを用いないので、カットマスクは必要ない。――テストチップは具体的に何か?マイクロプロセッサとそのためのTEGだ。――用いたEDAツールは?Cadenceの「Innovus Implementation System」という最新型の配置配線ツールを用いて、5nmに向けてデザインルール、ライブラリ、配置配線技術をCadenceと一緒に最適化した。SoC開発者がInnovus Implementation Systemを用いて設計すると最適なPPA(Power/Performance/Area:消費電力・性能・および専有面積)が得られると同時にTTM(Time To Market)を加速できる。大規模並列処理アーキテクチャにより、従来のツールに比べてPPAが1~2割改善され、フロー全体で実行速度を高速化しながら大きな回路規模への対応を実現できるフィジカル・インプリメンテ―ション、システムだ。――ニュースリリースに添付されている図面は何か?9トラック・ライブラリを使ったM2(最下段から数えて2番目のCuメタル層)の配置配線例だ。M2は下から2番目のメタル層だが、最初のルーチンなメタル層である。M1はタングステンのコンタクト層が含まれていて複雑で、ルーチンなパターンではない。図の中で、規則的に並んだ赤い横線がM2のラインで、色付けされたさまざまな縦のバ―はカットマスク・パターンである。これによってM2ラインをカットして所望の回路パターンを得るわけだ。最初に述べたリソグラフィ手法の(1)では、カットマスクパターンはEUVを用いて1回露光で形成できる。(2)ではカットパターンは193iを用いて多重露光で形成する。(3)ライン形成にもビア形成にもEUV用いる場合は、直接M2パターンを形成できるのでカットマスクパターンは無用である。
2015年10月13日米Googleは29日(現地時間)、Nexusシリーズの新モデル「Nexus 6P」を発表した。"エレガントな設計"をうたうアルミ製の5.7型Androidスマートフォンで、OSにはMarshmallow(マシュマロ)の開発コード名で知られる最新のAndroid 6.0を採用。価格は74,800円から。2,560×1,440ドットのWQHD解像度(518ppi)となるAMOLEDディスプレイを採用した、5.7型のSIMフリーAndroidスマートフォン。丸みを帯びたアルミ製で、背面のカメラ部分が盛り上がったデザインだ。OSはAndroid 6.0 Marshmallow。背面に指紋センサーを備え、Android 6.0の特徴でもある指紋認証でロック解除などが行える。高性能なカメラ機能も特徴。背面に12.3Mピクセル、前面に8Mピクセルのカメラを内蔵し、赤外線レーザーによるオートフォーカス機能や、4K/30fps動画撮影が行える。フラッシュはデュアル。前面にはデュアルステレオスピーカーを搭載。また、ノイズキャンセリングマイクを前面に2基、背面に1基装備する。充電・通信用にUSB Type-Cポートを1基搭載するほか、nanoSIM用スロットを内蔵する。プロセッサは、64bitのQualcomm Snapdragon 810(2.0 GHz/オクタコア)を採用する。メモリは3GB。ストレージは32GB/64GB/128GBの3モデルを用意するが、30日時点では128GBモデルは国内で購入できない。カラーはアルミニウム、グラファイト、フロストの3種類。本体サイズは159.3×77.8×7.3mm、重量は178g。バッテリ容量は3,450mAhで、10分の充電で最長7時間使用できるとする。通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN(2×2 MIMO)、Bluetooth 4.2、NFC、GPS/GLONASS、デジタルコンパスなど。センサー類は、指紋、加速度、ジャイロ、気圧計、近接、周囲光、ホールセンサーなど。LTEの対応バンドは、LTE FDDが1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 9 / 17 / 19 / 20 / 28、LTE TDDが38 / 39 / 40 / 41、CA DLがB1-B5、B1-B8、B1-B19、B3-B3、B3-B5、B3-B7、B3-B8、B3-B19、B3-B20、B3-B28、B5-B7、B7-B7、B7-B20、B7-B28、B39-B39、B40-B40、B41-B41。同社のハードウェア製品を扱うGoogleストアの価格は、32GBモデルが税込74,800円、64GBモデルが税込80,800円、128GBモデルが税込92,800円。ただし、128GBモデルは日本向けには出荷されず、Googleストアでは購入不可となっている。32GB/64GBモデルはGoogleストアで30日から購入でき、現時点では32GBモデルが3~4週間以内に、64GBは4~5週間となっている。
2015年09月30日「あなたのために作った、新しい4コマ誌。」と銘打たれた「月刊コミックキューン 11月号」(KADOKAWA刊)が2015年9月26日(土)に発売となった。創刊第2号となる今号では、豪華企画として描き下ろし8ページイラストギャラリー「秋のキューンの森美術館」が開催され、スペシャルゲストにタチ氏とrin氏が登場する。定価540円(税込)。秋をテーマにした、描き下ろしの美麗イラストギャラリー8ページの「秋のキューンの森美術館」。本誌連載陣に加え、スペシャルゲストとしてタチ氏とrin氏が参戦している。イマドキ吸血鬼さんとの同居コメディ『となりの吸血鬼さん』(甘党)が表紙&巻頭カラーで登場しているのに加え、ネガティブ中二病患者×ゆるふわヤンデレ少女『私の友達が世界一かわいい。』(三月)、棒目のヒロインが4コマ界に革命を起こす、ごちゃまぜ部活4コマ『ルルメイト』(ミヤコヒト)、乙女の園で始まるキラキラスクールコメディ『私立星城学園きらりん寮』(はなこ)、JK×虫取り『むしとりニスタ』(高市みき緒)、キュートなありすたちのハートフルな日常『ありすorありす ~シスコン兄さんと双子の妹~』(梱枝りこ)がセンターカラーを飾っている。
2015年09月26日2015年9月26日発売の「月刊コミックアライブ11月号」(KADOKAWA刊)では、10月よりTVアニメの放送が始まる『学戦都市アスタリスク』が表紙に登場。TVアニメ開始記念で、3号連続特別企画もスタートする。特別定価800円(税込)。10月3日よりTVアニメ『学戦都市アスタリスク』が放送開始となるのを記念した3号連続特別企画の第1弾として、原作イラスト担当のokiura氏による描き下ろし文庫かけかえカバーが、今月号の付録としてついてくる。さらに、4号連続特別企画として展開中の豪華付録「『のんのんびより』トイズワークスコレクションにいてんご SisterS」では、第4弾として、身長が低いことを気にしている越谷家のキュートな長女「越谷小鞠」の特製スマホスタンドが登場。スマホに装着すると、小鞠がスマホを支えてくれる。また、コミックス2カ月連続刊行が決定している『フロアに魔王がいます』(漫画:川上真樹 / 脚本:はと)と『ギオンのツガイ』(藤ます)が、今月号でもセンターカラーを飾っているので、こちらも注目しておきたい。(C) okiura2015(C) 2015 三屋咲ゆう・株式会社KADOKAWA/アスタリスク製作委員会
2015年09月26日●噂が現実に?噂が現実に近付きつつあるようだ。米Appleは現在、内部での"約束されたプロジェクト"として電気自動車(EV)の開発に取り組んでおり、2019年を出荷目標に計画が進んでいるという。米Wall Street Journalが9月21日(米国時間)に関係者の話として報じている。○米カリフォルニア州コンコードの巨大な実験施設少し経緯を振り返ると、Appleがカーエンターテイメントだけでなく、自動車分野そのものへの参入を模索しているという話は2015年初頭あたりから具体化し始めている。最初は米Apple本社のあるクパチーノからそれほど遠くないコンコード(Concord, CA)周辺で謎の実験車の目撃報告が出てきたことに端を発する。Googleを含む複数の自動運転車(Self-Driving Vehicle/CarやDriverless Carなどと呼ばれることがある)の実験車両と同等の設備を保有するこの謎の車は、後にAppleがリースしたものだと判明したことで騒がれ始め、実際に同社が自動車メーカーの専門家や部品サプライヤとの交渉を行っていることがReutersによって報じられている。その後、The Guardianが8月中旬にAppleと自動運転実験施設との間の交渉を報じたことで、より具体的な動きが明らかにされるようになった。The Guardianが8月に報じたのは、Apple内部の秘密のスペシャルプロジェクトに携わるエンジニアらがGoMentum Stationという施設を5月に訪れ、施設利用のタイミングや他社の利用状況について問い合わせを行ったという情報だ。本来であればプロジェクトの調査と施設内部の見学自体は不可能だが、交渉の存在そのものは記録されており、The Guardianが公開情報請求で入手したことによって発覚したという。GoMentum Stationは2100エーカー(約東京ドーム180個分)の広大な敷地を持つ実験施設で、もともとは第2次世界大戦時代の兵器庫跡地(Concord Naval Weapons Station)を再利用して舗装道路などを整備し、前述の実験施設として貸し出しているものだ。The Guardianによれば、Appleの秘密のプロジェクトは本社のあるクパチーノではなく、それよりもサンフランシスコ湾寄りにあるサニーベールに存在するという。このサニーベールのオフィスがAppleにリースされたのは2014年で、セキュリティが強化された形で複数の同社の研究所が同居しているようだ。サニーベルから前述GoMentum Stationまでは50マイル程度なので、実験施設としては適当なのだろう。またGoMentum Stationは秘匿性が高く、4月にTesla Motorsの関係者が同所を訪れた際には武装した兵士らにガードされており、エンジニアが関係者らをツアーに連れ出したところ、外国出身の労働者や社会保障番号(SSN)の提示を拒否した関係者らは施設への侵入そのものを拒否されたりと、かなり厳しい入場制限がかかっている様子がうかがえる。実際、小型のデバイスとは異なり、このような自動車実験には広大な土地が必要な一方でセキュリティ要件を満たす場所は少なく、軍設備の払い下げで一定のセキュリティの確保されたGoMentum Stationは実験にうってつけなのだろう。●「Project Titan」とは何か○「Project Titan」とはこのAppleの秘密プロジェクトの名称は「Project Titan」と呼ばれている。ValueWalkがPiper JaffrayのアナリストGene Munster氏のコメントを引用して9月初旬に伝えたところによれば、大衆車の市場はターゲットにしておらず、「Elegance of Design (デザインの優雅さ)」に注力する形で、価格のためにユーザー体験を犠牲にすることがないよう製品デザインが行われているという。結果として、Appleが開発を進めているという電気自動車(EV)は自動運転などの機能を視野に入れつつ、高級車市場を目指すことになる。「同プロジェクトは5~10年内には実現するだろう」というのがMunster氏の予測だ。その後、The Guardianが9月18日(米国時間)に報じたところによれば、Appleで上級法律顧問を務めるMike Maletic氏が8月17日、DMVのディレクター補佐で自動運転車の専門家であるBernard Soriano氏と、カリフォルニア州の自動運転規制プロジェクトの戦略推進共同チーフであるStephanie Dougherty氏、DMV顧問主査でディレクター補佐のBrian Soublet氏らと1時間の会談を行っていたと、やはり公開情報請求により明らかになったという。Appleが100%同分野に進出してくるかはまだ不明だが、少なくとも公道実験を行うレベルまではプロジェクトを推進する気があることを示す動きだといえるだろう。そして冒頭のWSJの話題となる。同紙によれば、AppleのProject Titanは過去1年以上をかけて可能性の模索が続けられてきたもので(ちょうどThe Guardianの報道にあるオフィスのリース開始期間と一致する)、カリフォルニア州政府の2つのグループとのミーティングを経て、600人規模のプロジェクトメンバーを3倍にまで増やすことが許可されたという。そしてAppleは自動運転車の専門家らをかき集めており、現在の計画では"完全に自動運転可能"な電気自動車を最初にリリースすることが目標になっているという。少なくとも、WSJの報道からうかがえるプロジェクトの数字は、Appleが本気で電気自動車、そしてかつ自動運転車の開発に傾いていることを示している。●競合は多数○競合は既存の自動車メーカーに加え、GoogleやUberも同分野ではすでにGoogleやTeslaが先行実験を進めており、Appleは少なくともこれらライバルに追いつき追い越すくらいの目論見でプロジェクトを進めていることだろう。現状の電気自動車は技術の蓄積を必須とするような参入障壁が少ない一方で、バッテリ技術などコスト面や耐久性の面で解決すべき問題も多数抱えており、Teslaの製品価格レンジが高級車をターゲットとしているなど、一般ユーザーへの普及におけるハードルが高い様子をうかがわせる。ただ、電気自動車の研究とともにIT技術の取り込みによる車のスマート化が進んでおり、自動運転技術に関する期待は高い。将来的には渋滞や事故の削減、さらには運転の効率化で本当の意味でのエコ化が推進されるようになるだろう。運転手が不要になるということは、車の運転における人員コストの削減も可能になる。そのため、配車サービスを世界展開しているUberでは、将来的に急増する需要を「自動運転技術」でまかなうべく同分野への参入を進めているといわれる。既存の自動車メーカーも手をこまねいているわけではない。特に米国ではTeslaを中心に電気自動車へのシフトを模索しており、自動運転車で世界をリードしていきたいという思惑もあるだろう。Big 3と呼ばれるGeneral Motors (GM)、Ford Motor、Fiat Chryslerといったメーカーらは、こうした新興勢力に負けない形で市場を守るべく開発を進めてくるだろう。そのため、こうしたITベンダーらの新勢力の動きを非常に警戒しており、実際に自社の持つコア技術や、販売され日々使われるスマートカーから得られる情報への、これら企業からのアクセスを厳密にシャットアウトしようとするなど、実際に製品が投入されるであろう2020年ごろよりかなり前の段階で牽制をスタートしている。その意味で、すでにAppleやGoogleを含むIT企業らと既存の自動車メーカーの競争は始まっているといえる。
2015年09月25日「無印良品」は、雑貨・日用品・家具・電化製品といった住まいの商品も数多く取り揃えており、大手メーカー品よりもシンプルなデザインで実用性も負けていない。そんな「無印良品」の住まいの商品の中でおすすめ商品といえば何だろうか? 今回は、マイナビニュース会員の男女300名に「無印良品で買ってよかった住まいの商品(雑貨、日用品、家具、電化製品)を教えてください」というアンケートを実施して、どんな住まいの商品がどんな理由で好評なのかを調べてみた。Q.無印良品で買ってよかった住まいの商品(雑貨、日用品、家具、電化製品)を教えてください■収納・「ポリプロピレン収納ケース:衣類の収納に便利」(33歳男性/小売店/販売職・サービス系)・「PPストッカーキャスター付:化粧品や文房具など細かなものが一気に片付いたので」(33歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「ポリプロピレンの収納ボックス:重ねられるので押入れ収納にぴったり。サイズも豊富なので場所にあわせやすい」(26歳女性/医療・福祉/事務系専門職)・「衣装ケース:厚さが異なっていても幅が同じなのですっきり収納をすることができる」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「スタッキングキャビネットセット:テレビと、ゲーム機を置くのに役立った」(28歳男性/情報・IT/技術職)■体にフィットするソファ・「いままで椅子しか使ってこなかったが、ソファが来てからいろんな体制ができるようになり快適になった」(23歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)・「体がすっぽり包まれて脱力できる」(32歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
2015年09月24日エアバスは現地時間の9月16日、エアバス機のパーツを各地に送り届けるエアバス社の次世代大型輸送機「ベルーガXL」の仕様策定を終え、次のステップである詳細設計に移行することを発表した。現行の大型輸送機A300-600ST「ベルーガ」の後継機であるベルーガXLは、A350 XWBファミリーの増産に向けて2014年11月に開発が発表された。A330-200F貨物機をベースにロールス・ロイス社製トレント7000エンジンを使用し、5機製造の製造を予定している。初号機は2019年半ばに就航を予定しており、現行のベルーガ2025年までに退役する見通しとなっている。ベルーガXLは全長63.1m、高さ18.9m、胴体直径8.8m、翼幅60.3m、参考翼面積361.6平方メートル、最大離陸重量227t、最大着陸重量187t、最大無燃料重量178tとなっている。
2015年09月18日情報処理推進機構(IPA)はこのほど、自動車や家電などのIoT製品のセーフティ設計・セキュリティ設計に関する実態調査を実施し、結果を公開した。調査では、自動車、スマートフォン、ヘルスケア、スマート家電の4分野において、「セーフティ設計」と「セキュリティ設計」の取り組み、「設計品質の見える化」の取り組み状況を調べたもの。関連するメーカーなど320社に郵送・メールによるアンケート調査を実施し、68件(有効回収率21.3%)の回答を得られた。これによると、セーフティ設計・セキュリティ設計の実施状況は、セーフティ設計の場合が、自動車分野が86.4%と最も多く、最も少ないところでもスマート家電分野の71.4%の企業が実施。セキュリティ設計の場合は、自動車分野では87.5%の企業が、自動車分野以外の3分野すべての企業がセキュリティ設計を実施していることがわかった。製品開発におけるセーフティ設計・セキュリティ設計の必要性について確認したところ、回答企業すべてにおいて「どちらか必要」または「両方とも必要」という回答を得られた。製品開発における安全性やセキュリティの方針を示す「設計に関する基本方針」の有無は、セーフティ設計の場合が64.9%、セキュリティ設計の場合が54.4%の企業で「明文化されたものはない」ということがわかった。製品開発において、遵守対象の法令や設計手法の選択などの具体的な基準となる「設計ルール」の有無は、セーフティ設計・セキュリティ設計いずれも約半数の企業が「明文化されたものはない」と回答した。さらに、設計ルールを有していない企業の半数以上が「リーダーなどの判断に任されている」と回答した。セーフティ設計・セキュリティ設計を行ううえで必要となるそれぞれの要件が発注者側から提示されているかどうかは、約3割が「提示されていない」という結果となった。セーフティ設計・セキュリティ設計の判断への経営者層の関与は、「経営層が関与」と回答した企業がセーフティ設計は26.4%、セキュリティ設計は29.8%にとどまった。IPAは、製品開発において、企業全体の基本方針や設計ルールに基づき、想定される安全性のリスクやセキュリティ上の脅威を分析したうえで、コストを踏まえた判断が必要となるが、経営層はあまり関与しておらず、開発現場の判断に依存している傾向があるとまとめている。
2015年09月17日美術出版社は、9月17日発売の「美術手帖」10月号にて、「女子のための入門!春画」特集を掲載する。価格は1,600円(税別)。この特集は、9月19日から東京都・永青文庫で開幕する「春画展」にあわせて掲載されるもの。2013年、大英博物館で初めて「春画」のみの展覧会が開催され人気を博し、特に女性が数多く集まったことでも話題となったが、日本国内で本物の春画が並ぶ展覧会が美術館で開かれるのは初めてとなる。同社は、同特集を組んだ理由として、日本での開催が決定するまでに、国内のほとんどの美術館が春画の展示に場を提供するのを拒んだ状況を挙げ、春画への偏見を取り払うという目的を掲げている。また、特集内では、春画の基礎知識を師岡とおるのイラストと共に掲載。春画が男女や女同士、あるいは大勢で一緒に見て楽しむものであったり、嫁入り道具に使われたりと、日常生活で親しまれていたものであることを紹介する。巻頭は、「春画」をテーマに、蜷川実花が壇蜜を撮り下ろし。そのほかにも、辛酸なめ子・峰なゆか・ろくでなし子が参加する「オトナ女子の春画講座」、会田誠・山本タカト・木村了子3作家による鼎談「現代美術における性表現とタブー」、蔡國強・横尾忠則・タカノ綾が登場する「アーティストが選ぶマイベスト春画」などのコンテンツが掲載される。
2015年09月16日リンクスインターナショナルは9日、スリーチャンバ設計となるAntec製フルタワーケース「S10G」を発表した。9月12日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は70,157円(税別)。メンテナンス性と拡張性に優れたフルタワー型のPCケース。独自のスリーチャンバ設計となっており、フロントHDDチャンバ、ボトムPSUチャンバ、メインMBチャンバで構成される。領域ごとに最適なエアフローを作り出し、冷却性と静音性を高めた。各チャンバには、取り外し可能なダストフィルタを備えている。ケース本体の両サイドはガラス製のフレンチドアパネルだ。標準搭載のファンは、フロントHDDチャンバのボトムに120mm×1、メインMBチャンバのフロントに120mm×3、トップに140mm×2、リアに120mm×1。オプションを含めて搭載可能な総ファン数は、フロントHDDチャンバのボトムに120mm×1、メインMBチャンバのフロントに120mm×3または140mm×3、トップに120mm×2または140mm×2、リアに120mm×1、ボトムPSUチャンバのフロントに120mm×1だ。オプションファンを増設しやすい電源分配ボードを備える。メインMBチャンバのフロント側には、大型ラジエータ(360mmサイズ)を増設できるスペース補確保。対応する水冷一体型ユニットとして、Kuhler H2O 1250、Kuhler H2O 950、Kuhler H2O 650が挙げられている。ベイ数は、ファンコンアクセサリ用ショートベイとなる5.25インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×6、2.5インチシャドウベイ×8。拡張スロットは10基、拡張カードスペースは最大317.5mm、対応CPUクーラーの高さは最大165mmとなる。前面のインタフェース類は、USB 3.0×4、オーディオ入力/出力×1。本体サイズはW230×D590×H602mm、重量は約19kg。対応フォームファクタは、SSI-CEB / E-ATX / XL-ATX / ATX / マイクロATX / Mini-ITX。
2015年09月09日○10年間で大きく進化したPCB設計フロー「Xpedition」メンター・グラフィックス・ジャパンは2015年8月25日、プリント基板(PCB)開発に携わる技術者および管理者を対象に自社の戦略や最新の技術動向、ユーザー事例などを紹介する「Mentor Forum 2015 - PCBシステム開発ソリューション」を開催。基調講演には、米Mentor Graphicsのシステムデザイン部門市場開発マネジャーである石川実氏が登場。「メンター・グラフィックスのPCB戦略」をテーマに講演した。石川氏は、まず現在の新製品開発を取り巻く課題を指摘。ビジネス面での課題としては、大きく分けて(1)市場競争力のある商品開発、(2)タイムリーな市場への投入、(3)パートナーとの協調、の3つがあり、技術的な課題としては、(1)複雑化する設計、(2)設計期間の短縮、(3)信号周波数の増加、(4)設計・製造会社との協調、の4つがあるとしたほか、「基盤面積は小さくなっていますが、1平方インチあたりのピン数は増えています」(石川氏)といったPCBにおける技術的なトレンドを紹介した。「1994年の平均的な基盤面積は101平方インチで、1インチあたりのピン数は42でした。2014年の平均的な基盤面積は53平方インチと小さくなっていますが、1インチあたりのピン数は304に増えています。こうした背景のもと、システム設計定義からPCB製造までを統合したPCB設計フローであるXpedition Enterpriseも、この10年間で大きく進化しています」(石川氏)と語る。Xpeditionのこの10年間の進化としては、まず2005年にリリースされた「Xpedition 2005」で、回路とレイアウトの統合を実現。次に2007年にリリースされた「Xpedition 2007」で、全社規模のIT化に対応し、2009年にリリースされた「Xpedition 7.9.x」で、アーキテクチャを大幅に変更。そして2014年にリリースされた「Xpedition VX」では、最新の設計手法や組織間の協調設計を強化している。具体的にXpedition VXでは、スケッチ・ルータと呼ばれる新しい概念、ライブラリ・設計仕様管理、設計検証など、30種類以上の新機能を搭載し、6つの新製品を発表。導入してすぐに使える1万1000種類のジャンプスタート・ライブラリを提供している。また顧客からアイディアサイトに寄せられた175件のエンハンス要望、および1291件のバグに対応。トップ100件のエンハンス要望の42%に応えている。石川氏は、「Xpedition VXの新機能を紹介する265種類以上のビデオコンテンツ、9種類のオンライントライアル環境、59種類のリリースドキュメントを提供しています。またXpedition VXのリリースにあわせて、個人向けPCBソリューションであるPADSも一新しました。Standard、Standard Plus、Professionalの3つのバージョンの展開により、PADSによる個人利用からXpedition VXによる世界展開までの完全なスケーラビリティを実現しています」と話している。現在の基板では、70~80%の配線が高速配線であることもめずらしくない。プリ・シミュレーションにより制約条件を設定し、ポスト・シミュレーションで動作を保証するのが従来の設計手法である。しかしこの方法では、最後に大きなやり直しが発生する危険があり、設計時間を短縮できない。新しい設計手法では、各フェーズでチェックを行うことで、手戻りを最小限にし、設計時間を短縮できる。ここで重要になるのが「HyperLynx DRC」である。HyperLynx DRCを中心とした設計・検証プロセスを高速に検証することができる。またシミュレーションモデルの準備や設計ルールの作成には、熟練したエンジニアが必要になる。この解決策として同社では、「HyperLynx Alliance」を設立している。HyperLynx Allianceでは、同社と半導体メーカーのパートナーシップにより、HyperLynx上ですぐに使えるシミュレーションモデルおよびHyperlynx DRCのルールを提供する。HyperLynx Allianceの成果の1つとして、AlteraのWebサイトからHyperlynx DRCのルールがダウンロードできるようになっている。○今後も最先端の技術でPCB設計を支援最新技術を紹介する前に石川氏は、「これから紹介する新しい技術は、開発中のものであり、リリースを約束するものではないことをご理解ください」と前置きした後、システム設計の強化、部品検索・部品ライブラリ、3次元設計へのさらなる対応、ルータのさらなる進化、簡単にして強力なリユースについて、デモを交えて紹介した。たとえばシステム設計の強化では、同社の「Xpedition xDX Designer」とPTCの工学技術計算ソフトウェア「Mathcad」を連携することで、ドキュメント作成の容易化を実現する。また部品検索・部品ライブラリでは、DigiKeyと「PartQuest」と呼ばれるサービスを展開。DigiKeyが取り扱う43万点の部品のシンボルおよびフットプリント情報を検索できる。さらに3次元設計の拡張では、FPC(フレキシブルプリント配線板)やリジットフレキシブル基板に対応したスタックアップの設定が可能になり、ルータではスケッチ・プランナーに対応。リユースには、すでにあるレイアウトをコピー&ペーストする方法と、レイアウトをライブラリに登録して共有する方法の2つがあるが、それぞれ一長一短がある。この課題をダイナミック・リユースで解決。リユースプロセスを自動化する。石川氏は、「今後のEDAツールは、複雑なシステム設計をシンプルにし、迅速かつ正確に対応できる新しいチャレンジが必要になります。メンターでは、今後も最先端の技術でPCB設計ソリューションを支援していきます」と話し、講演を締めくくった。
2015年09月08日「月刊コミックアライブ10月号」(KADOKAWA刊)が2015年8月27日に発売される。表紙は、あっと氏が描く『のんのんびより』と、同じくあっと氏がキャラ原案を務める新アニメ企画『はいふり』がコラボで登場! 価格は特別定価で800円(税込)。現在「月刊コミックアライブ」にて4号連続特別企画として展開中の豪華付録「『のんのんびより』トイズワークスコレクションにいてんご SisterS」だが、今月号は第3弾として、明るく、天真爛漫な元気っ子で、4人組のムードメーカー「越谷夏海」の特製スマホスタンドが登場。スマホに装着すると、夏海がスマホを支えてくれる!巻頭カラーは、10月よりTVアニメが放送開始となる『学戦都市アスタリスク』(漫画:にんげん、原作:三屋咲ゆう、キャラクター原案:okiura)。バトルエンターテイメントの舞台として世界に名を馳せている水上学園都市"六花"。通称アスタリスクと呼ばれるこの都市には六つの学園が存在し、所属する少年少女たちは煌式武装を手に、己が願いをかけて覇を競う。なお、TVアニメ『学戦都市アスタリスク』は10月3日より放送予定となっている。ファミレス「ハミング・ダイニング」にバイトの面接に来た少女は、お腹を空かせた≪魔王≫だった!? かつては魔王。今バイト。川上真樹×はとのコンビが贈る、魔王×ファミレスのまかないコメディ『フロアに魔王がいます』が大人気につきセンターカラーで登場(漫画:川上真樹、脚本:はと)。さらに、『フロアに魔王がいます』のコミックスが2カ月連続刊行決定した。第1巻は9月19日、第2巻は10月23日発売予定。山奥にて父との修行生活を送っていた黒河内ミサは、伝説のアイドルグループ『ポケドル』に入るため、弱小事務所であるアライブプロの門をくぐる……。バラマツヒトミ氏が描く、新たなアイドルストーリー『ポケドル』は、単行本1巻発売記念でセンターカラーに!さらに、現在TVアニメが放送中の注目作『空戦魔導候補生の教官』(漫画:獅童ありす、原作:諸星悠、キャラクター原案:甘味みきひろ)、そして残念系青春ラブコメ『僕は友達が少ない』(漫画:いたち、原作:平坂読、キャラクター原案:ブリキ)、実力派・藤ます氏が描く"物の怪"カップリングバトル『ギオンのツガイ』もセンターカラーで登場する。(C) AIS/海上安全整備局
2015年08月27日「山田優」さん、流行キーワードのチェック柄で華やかに表紙を飾る!株式会社ニッセンから、8月中旬に発行される2015年秋号カタログの表紙に、モデルや女優として活躍する「山田優」さんが登場する。同社は2015年、育児と仕事の両方で頑張っている女性についてブランドのイメージを拡大させる為に、高い支持を得ているカリスマ的モデルをレディースカタログの表紙に、各シーズン起用するとともにサービスおよびアイテムを通して、仕事や育児を両立させながら輝く魅力的な女性たちへ【おしゃれ感】【幸せ感】を提唱していくという。秋号カタログでは舞台やドラマ、映画およびモデルなど幅広く活躍している山田優さんが、今季の流行キーワードの【チェックデザイン】を軸として、カジュアル&エレガントな大人女性を演出するコーディネートを披露している。表紙の山田さんは上品なネックレスとともに、レッドとブラックカラーが使用されたチェック風のエレガントなアイテムを身につけて撮影されている。トレンドのチェック柄や山田優さんが気になる人は、同サイトやカタログを購入してチェックしてみてはいかが。山田優さんについて1984年生まれで沖縄出身。2012年に俳優の小栗旬氏と結婚。ファッション雑誌の専属モデルとしての活動をスタートさせた2000年以来、映画やドラマ、舞台、さらに女性ファッション雑誌のレギュラーモデルなど幅広く活躍している。(画像はニュースリリースより)【参考】・株式会社ニッセン ニュースリリース・山田優 オフィシャルブログ
2015年08月26日今知るべきは「深呼吸」幻冬舎より8月22日に発売された『GINGER』最新号では、最新ボディケア術「深呼吸」を特集。正しい呼吸を身につけるだけで、身体の中から美しくなれると提言している。普段の生活の中で、ごくごく自然に行っている呼吸。実は1日に約3万回、お茶碗のごはん100杯分もの空気を体内に取り込んでいるのだそう。『GINGER』では、それほど何度も繰り返している呼吸を正しく整えることで様々な女性の悩みを解消できるとしている。あなたの呼吸、浅くない?特集では、ストレスにより呼吸が浅くなりがちな現代女性のライフスタイルに合わせ、24時間の中でタイミングに合わせた呼吸法を伝授。「やせる・整う・きれいになる」を実現させる。この呼吸法を習得した人からは、「肌に透明感が増して美しくなった」という感想や、「体質の改善を感じる」「洋服がサイズダウンした」「長年悩んでいた偏頭痛が治った」など、良い報告が寄せられているという。山田優も大注目妊娠・出産を経て、なおも変わらない美貌とボディラインが眩しいモデル・山田優もこの「深呼吸美容法」に注目を寄せているといい、彼女の美しさの秘訣を実感できる特集になっている。手持ちの服に足すだけで、秋服コーデを完成させるトレンドアイテム特集にも注目。表紙はモデルの長谷川潤が務めている。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社 幻冬舎プレスリリース/PR TIMES
2015年08月24日ケイティ・ペリーが表紙を飾る老舗ファッション誌の最新号「ハーパーズ バザー10月号」(8月20日発売)で、マライア・キャリーやオプラ・ウィンフリー、ジェシカ・チャステインら、現代を代表する8人の“アイコン”が、マリー・アントワネットを始めとする歴史上のレジェンドにファンタジックに大変身。さらに、グレース・ケリーの孫で歌手・女優としてのキャリアをスタートさせたジャズミン・グレースが、同誌で初のインタビューに応じていることが分かった。1867年にニューヨークで誕生した伝統のファッション誌「Harper’s BAZAAR」の日本版として、2013年に誕生した「ハーパーズ バザー」。「サンローラン(Saint-Laurent)」のドレスをシックに着こなしたケイティ・ペリーが表紙を飾る最新の10月号では、、現代を代表する女性たちが世界31ヶ国同時特集のスペシャル企画「ICONS by Carine Roitfeld & Jean-Paul Goude」に登場、秋冬のモードを提案する。同誌グローバル・ファッション・ディレクターのカリーヌ・ロワトフェルドに選ばれたエンターテイメントやファッションの世界で活躍する8人の女性が、自身にインスピレーションを与える歴史上や物語のレジェンドに大変身するこの企画。「シャネル(CHANEL)」の広告ビジュアルやグレース・ジョーンズのアルバム写真などを手がけてきたジャン=ポール・グード撮影のもと、世界の歌姫マライア・キャリーはマリー・アントワネットになりきり、ブランコから靴を飛ばし、オプラ・ウィンフリーは「オズの魔法使い」の北の魔女グリンダに、ジェシカ・チャスティンはフランスの国民的ヒロインのジャンヌ・ダルク、ダコタ・ジョンソンはギリシャ神話の女神アフロディーテに現代的に変身、さらにロージー・ハンティントン=ホワイトリーが「ハーパーズ バザー」にも縁の深い伝説のファッショニスタ、ダイアナ・ヴリーランドに扮している。また、本特集に連動し、8月24日(月)~30日(日)まで東京メトロの5つの駅構内にはアイコンたちの写真を使用したポストカードを設置、「ハーパーズ バザー・オンライン」にて人気投票も実施するという。さらに、グレース・ケリーの孫として注目を浴びたジャズミン・グレース・グリマルディが、どのメディアにも先駆けた初のインタビューに応じ、ファッション写真界のレジェンド、リチャード・アヴェドンの孫マイケル・アヴェドンとフォトシューティングでエレガンスの系譜を体現。祖母であるグレース・ケリーについても、「初めて祖母の存在を肌で感じたのは、グレースが出演した『上流社会』を見ていたときで、祖母との共通点に気づいた瞬間だった」と明かしている。「ハーパーズ バザー10月号」は8月20日(木)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年08月18日