2020年3月24日、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を受けて、安倍晋三首相は東京五輪の開催の延期をIOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長と合意。2021年の夏までの開催を目指すことを明らかにしました。東京五輪までに結婚するはずが…東京五輪の延期に対し、さまざまな声が上がっている中で、味噌汁ラテ(@gSk7pVFx60cQ4zf)さんの投稿に、クスッとする人が続出しています。「東京五輪までに結婚したい」という目標を立てていた独身の投稿者さん。延期になって、思ったこととは…。東京オリンピックまでに結婚できるか!?なんて無謀な目標立てたと思っていたが、まさかオリンピック側から譲歩されるとは思わなかった— 味噌汁ラテ パンケーキ添え (@gSk7pVFx60cQ4zf) 2020年3月24日 「五輪側に譲歩されるとは思わなかった」まさか東京五輪が延期になるとはだれが予想できたでしょう。思わぬデッドラインの先送りに、複雑な心境の投稿者さん。ネット上では共感の声が多数寄せられました。・目標期間延長なら!まだ間に合うかも!希望をありがとうございます!・私は産休の予定でした。相手はいませんが。・同じく目標を掲げていました。東京五輪は自分の子供と観ると。1年延期でも間に合いそうにないですが。・前向きな発想。世界規模の忖度を引き起こすとはさすがです。東京五輪の時期を目標に、人生の計画を立てている人は案外多いようです。1年後、投稿者さんが素敵なお相手と一緒に観戦を楽しめていると、いいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年03月31日箱根で行列のできるバスクチーズケーキ専門店「箱根チーズテラス」からチーズの濃厚さにこだわった手作りホットチーズドリンクが冬季限定で発売されます。箱根で行列のできるバスクチーズケーキ専門店って?「箱根チーズテラス」は、南箱根産の新鮮な牛乳と高級なクリームチーズをオリジナルの配合でブレンドしてできた、濃厚でなめらかなチーズケーキを提供するチーズケーキ専門店です。▼詳しくはコチラ【新発売】ホットチーズドリンク「チーズチーズミルク」「チーズチーズミルク」は冬の箱根・芦ノ湖を歩く時や、箱根神社へのお参りの時に身体を温めるモノを提供したいという思いから登場した冬季限定のホットチーズドリンクです。チーズケーキ職人である店内のスタッフが、チーズケーキ専門の工房で独自に製造しているため、一番おいしく温かい状態で召し上がれます。濃厚なチーズドリンクを楽しんで南箱根産の牛乳を使った濃厚なチーズケーキ専門店のチーズドリンクを飲みながら、冬の箱根を観光してみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:箱根チーズテラス住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根54電話番号:0460-83-9007
2020年01月05日約154万人が訪れた、日本有数の規模を誇るスキー場「白馬八方尾根スキー場」が2019年12月6日に冬季シーズンの営業を開始しました。白馬観光開発株式会社と八方尾根開発株式会社が運営する「白馬八方尾根スキー場」は、雄大な北アルプスのふもとで日本最大クラスのスノーリゾート「HAKUBA VALLEY」(ハクバ バレー)の一翼をになうスキー場。総滑走距離は約23000メートル。最長滑走距離約8000メートルで高低差は1071メートルという日本有数の規模を誇り、2018年から2019年の冬季シーズンには約154万人が訪れました。営業時間は8時から17時。ナイター営業(12月下旬から3月中旬まで)は17時から21時となっています。上級者コースが新たに開設。グランピングディナーも楽しめる!今回の冬季シーズン営業では、新エリアとしてスキー場上部南側に上級者コース「TENBO~展望コース~」を開放。標高1650メートルから最大傾度38度のになる滑走を楽しめます。2019年7月にオープンした「HAKUBA MOUNTAIN BEACH」(白馬マウンテンビーチ)も冬仕様に装いを変えて営業中。スキー場ならではの「ゴンドラサウナ」やゲレンデを見渡せるジャグジー、白馬の食材にこだわったオリジナルメニューで滑走後の疲れた身体を癒やすことが可能です。12月20日からは、グランピング施設「Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN」(スノーピークフィールドスイート 白馬・北尾根高原)でグランピングディナーツアー「アプレ&ダイニング」を実施。長野県産の希少なワインとともに楽しむフルコースディナーや「焚き火バー」を楽しんだあとは、スノーキャット(雪上車)で白馬村の夜景や星空を鑑賞しながらの下山となります。(画像はプレスリリースより)【参考】※白馬観光開発株式会社のプレスリリース/PR TIMES※白馬観光開発株式会社※八方尾根開発株式会社
2019年12月11日カルディ大好き主婦のなかべぇさん(@nakabeeeee2)がお気に入りのカルディ商品を教えてくれました。今回は、冬季限定で完売必至のチョコレート6品をお届け! 食べれば幸せな気分が味わえます♡ ポキポキ食感もおいしい♡スティックタイプのミルクチョコ ミルクチョコレートにミルククリームのフィリングが詰まった「トリアノン スティックチョコレート ミルク」(365円)。オランダ原産です。 ミルクチョコレートは甘め。カルディで買った「ジャンナッツ」のアールグレイの紅茶と一緒に食べるとぴったり合って、幸せを感じます。私は冷蔵庫で冷やして食べたので、ポキッポキッとした食感も楽しめました。 外箱の中にさらに箱が入っていて、その箱の中にチョコレートが入っているので1本ずつ取り出しやすくなっています。大勢でシェアしやすく、クリスマスやお正月などパーティーシーンでも活躍しそうです♪ オレンジ風味がおいしいカカオ50%のダークチョコ 「トリアノン スティックチョコレート ミルク」と同シリーズの「トリアノン スティックチョコレート ダークオレンジ」(365円)。オレンジ風味のフィリングがカカオ50%のダークチョコレートに詰まっています。 ダークチョコレートのほどよい甘さがオレンジの風味がよく合っています。スティックタイプならではのポキッとした食感がチョコレートをより一層おいしく感じさせてくれます。 これも箱入りでシェアしやすくおしゃれな見た目なので、来客用にストックしておこうかなと思います。 薄型のダークチョコレートにライスクリスプがたっぷり! 「トリアノン チョコレートラウンズダーク」(258円)はライスクリスプがちりばめられた薄型のダークチョコレート。 薄いチョコレートのパリッとした食感とライスクリスプのサクサク食感が一度に楽しめ、とてもおいしいです。ダークチョコレートなので甘さ控えめで、カカオの味がしっかり味わえます。あまりのおいしさにテンションが上がり、ついつい食べすぎてしまいます。 バニラクリームがふわふわ♡今年一番おいしかった! バニラクリームがチョコレートでコーティングされた「スウィーツ&キャンディー チョコレートクリームズ バニラ」(399円)。ベルギー原産です。 バニラクリームがふわふわして、口どけが滑らか。バニラクリームとチョコレートのバランスが絶妙でとてもおいしいです。個人的には今年食べたチョコレートの中で一番の好みでした。 あっさりした甘さなので何個もパクパク食べられそうですがハイカロリーなので要注意ですね(笑)。 冷やして食べるのがおすすめだそうですが、私は常温で食べるほうが好きでした。子どもたちは冷やすと中のクリームがアイスみたいでおいしいと言っていました。 口どけ滑らかでほどよい甘さがハマる! 「スウィーツ&キャンディー チョコレートクリームズ バニラ」の同シリーズの「スウィーツ&キャンディー チョコレートクリームズ エキストラダーク」(399円)。 エキストラダークではありますが、苦みはほどんどなくほどよい甘さです。チョコレートの滑らかさがなんとも言えないおいしさで心底ハマってしまいました。このお値段でかなりハイレベルなチョコレートを食べられて幸せです♡ ひと口サイズで食べやすいところもうれしいポイントですね。 口に入れるとあっという間になくなっちゃう! 「ガヴァルニー プレミアムトリュフ ココア」(498円)は昨年購入してとてもおいしかったので今年もリピートしました。口どけが滑らかでいくらでも食べられちゃう危険なチョコレートです。 ベルギーのチョコレートブランド「ガヴァルニー」のプレミアムトリュフ。ミルクガナッシュをココアでコーティングしたシンプルなチョコレートです。甘めのチョコレートですがほんのり苦みがあるココアと合わさって絶妙なバランスでおいしいです。 口に入れた瞬間溶けだしてあっという間になくなってしまいます。甘すぎないのでいくらでも食べられます。お値段が高めなので最初はなかなか手が出なかったのですが味わう価値があるおいしさです。 育児や家事の息抜きタイムのおやつや、クリスマスパーティーなどでママ友の家にお呼ばれしたときのお土産などにぴったりです。冬季限定なので完売する前にぜひチェックしてみてくださいね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 著者:なかべぇカルディを愛してやまない主婦。カルディのお気に入り商品をInstagramとブログで紹介している。Instagram:@nakabeeeee2 ブログ:KALDI大好き主婦なかべぇのマニアックな生活
2019年12月06日ソフトクリーム専門店「ディグラボ(DEGLAB)」は、冬季限定ソフトクリーム「エアリーソフトクリームロイヤルミルクティー」を2019年12月1日(日)から2020年2月29日(土)まで、大阪のディグラボ ソフトクリーム研究所 なんばAKICHI店にて期間限定発売する。ディグラボ(DEGLAB)とは?ディグラボは、ソフトクリームの空気含有量を季節ごとに自在に変化させ、 その時に最も美味しいと感じるソフトクリームを追求している専門店。「エアリーソフトクリーム」は、そんなディグラボの中でも人気メニューだ。季節のエアリーソフトクリーム<ロイヤルミルクティー>「エアリーソフトクリーム」の新作は、ロイヤルミルクティーの限定フレーバーだ。ベルガモットの香りが楽しめるスリランカ産紅茶を使用し、コク深いソフトクリームを仕上げた。出来上がったふわふわ食感のソフトクリームは、花びらのように絞ることで、華やかなビジュアルに。口に入れると、アールグレイの上品な香りが口いっぱいに広がり、ミルクのうまみが感じられる。後味はスッキリと軽やかなので、食後のデザートにもぴったりだ。サンタクローストッピングもまた同日12月1日(日)から、クリスマス気分を盛り上げてくれるのサンタクローストッピングを実施。150円(税込)追加すると、「エアリーソフトクリーム」をサンタクロースデザインに仕上げてくれる。【詳細】ディグラボ(DEGLAB)冬季限定ソフトクリーム「エアリーソフトクリームロイヤルミルクティー」600円(税込)「エアリーソフトクリームロイヤルミルクティー×リッチチョコレート」600円(税込)発売期間:2019年12月1日(日)~2020年2月29日(土)提供店舗:ディグラボ ソフトクリーム研究所 なんばAKICHI店住所:大阪府大阪市浪速区難波中2-3-20■サンタクローストッピング+150円(税込)スタート日:2019年12月1日(日)
2019年11月28日ヴァレンティノ(VALENTINO)の北京オートクチュールコレクションが発表された。デイドリーム──2文化の交錯北京・三里屯のストアオープンを記念して、頤和園で発表されたヴァレンティノのオートクチュールコレクション。テーマは「デイドリーム」──白昼夢──、それは、目を見開いたままに見る夢。現実と想像の区別が崩れるその“あわい”のなかで、イタリアンルネサンスと中国のアートという2つの文化の交錯が、純粋すぎるほどの華やかさのうちに描き出された。華やかなドレスにあしらったリボンのモチーフは、裾にかけて優雅に広がりひだをなすクラシカルなドレスを装飾する。また、シンプルなフォルムのドレスに合わせたガウンにも、数多とリボンをあしらって。リボンは単にドレスを飾るのみではない。膝上丈の溌剌としたドレスは、胴体に幾重にもリボンを巻いたようにして構築され、ガウンもリボンを繋ぎ合わせて生み出される。布を結びあわせて作るという意味では布のかりそめの姿だとも言えるリボンはここで、装飾以上に衣服の構成要素として再解釈されている。また、表面に上品な光を含みこむドレスは、クラシカルなドレスピースのなかで独特の存在感を放つ。上品なボリューム感であるだけにそのテクスチャーのきらめきは強調され、どこか異国情緒漂う雰囲気を演出している。そしてドレスには、花の女神フローラさながらに、花々が咲き乱れる。華やかなピンクやレッドの薔薇の花は、西欧的なクラシックさを匂い立たせる。一方で様式化された花弁はゴールドやシルバーのきらめきをまとい、清朝権力者のきらびやかな装飾を彷彿とさせる。そうして最後に現れるのもまた、フローラであった。しかし花は布地という平面に落とし込まれているのではない。シンプルに広がる網目状のドレスの表面には、花のオーナメントが数多と咲き誇る。花々は頭まで覆い尽くし、さて彼女は夢の花園から出てきたのか、あるいはわたしたちがそこへ迷い込んだのか。2文化が混じり合う“夢”のなかへと、まだまだ誘ってやまないのである。
2019年11月26日来年7月に開幕する東京五輪の日本テレビ中継のメイン出演者として明石家さんま(64)がキャプテン、くりぃむしちゅーの上田晋也(49)がスペシャルサポーター、有働由美子アナ(50)がスペシャルキャスターを務めると発表された。各メディアによると、「どのメンバーで来るかわからないですが世界最高峰のバスケットの決勝は楽しみです。陸上の桐生(祥秀)選手とは収録でもご一緒しているし、知り合いでもあるので期待しています」とコメントを寄せているという。さんまはこれまで2000年のシドニー五輪、04年のアテネ五輪、08年の北京五輪、12年のロンドン五輪、16年のリオ五輪にも起用。夏の五輪では今回で6度目となる。そんな実績十分のさんまだが、ネット上では不安要素も囁かれている。《明るくていいが、人の話を本当に聞かない》《選手たてて主役にすることができないから向いてない》《すべてギャグに繋げようとする》《どんな状況であろうが「笑う・笑わせる」事を求める》いっぽう、現場からは期待の声が上がっているという。「バラエティー番組での“立ち位置”が世間のイメージとして浸透してしまっているようですが、大御所だけに高視聴率が狙えるはず。上田さんと有働さんが脇を固めていることもあり、バランスもとれるはず。考えうる“最強の布陣”ではないでしょうか」(テレビ局関係者)果たして、視聴者からの声を覆す仕事ぶりを見せることができるのだろうか。
2019年11月20日冬限定、プレミアムルルルン販売枚数がシリーズ累計10億枚を突破した、大人気フェイスマスクブランド「ルルルン」の季節限定シリーズ「プレミアムルルルン」より、冬季限定の「プレミアムルルルン雪(ホワイトバニラの香り)」(税抜1,600円)が登場。2019年11月15日(金)、公式オンラインストアおよび全国の取扱店舗にて、数量限定で発売された。冬の寒さに負けない植物の力「プレミアムルルルン雪(ホワイトバニラの香り)」には、ツヤ美肌を作る冬の植物由来成分が配合されている。真冬の氷海という過酷な環境の中に生育する、生命力の強い植物「スノウアルゲ(氷雪藻)」。このスノウアルゲから抽出した希少なエキスは、冬場の乾燥ダメージを防ぎ、肌の透明感を高めてくれる。また雪の中でもたくましく咲き続ける「雪中花」由来エキスや、古来より和漢植物として親しまれてきた「ユキノシタ」由来の美容成分が、肌を健やかに整えハリ・ツヤを引き出してくれる。極厚シートでうるおいチャージ「プレミアムルルルン」のシートは”極厚ふっくら”タイプ。冬の植物の恵みが凝縮された「うるおいたっぷり貯水層」と、「肌への浸透サポート層」のダブル構造で、美容成分を肌に余すこと無く届けてくれる。(画像は「プレミアムルルルン」公式サイトより)【参考】※「プレミアムルルルン」公式サイト
2019年11月17日お手持ちのリップを華やかにチェンジステラシード株式会社が、2019年10月25日に「プランプピンク メルティーリップセラム #100」シリーズの「冬季限定カラー」を国内一部店舗で発売しました。今回発売された「冬季限定カラー」は「#111 RED PARTY(レッドパーティ)」「#112 SNOW FANTASY(スノーファンタジー)」「#113 NIGHT BLUE(ナイトブルー)」の3色。お手持ちのリップと重ね付けすれば、キラリと光るパールの上品な輝きで華やかにニュアンスチェンジ可能。イベントの多いウインターシーズンにぴったりです。「抜け感メイク」を実現する高機能リップグロス「プランプピンク メルティーリップセラム #100」シリーズはナチュラルな色づきが好評のグロスタイプのリップ。2019年8月に新色「#109 サニーレッド」「#110 コーラルオレンジ」が加わり全8色で展開しています。保湿・トリートメント効果の高い美容液成分を配合しているので「リップ下地・縦ジワ補正効果・ボリュームUP効果・保湿パック・血色感UP・美容液」という6つの機能を実現。旬のカラーリングを楽しみながらトリートメント効果も期待できます。(画像はプレスリリースより)【参考】※ステラシード株式会社のプレスリリース/PR TIMES※ステラシード株式会社
2019年11月13日ヴァレンティノ(VALENTINO)は、中国北京、三里屯ストアのオープンを記念し、11月7日頤和園サマーパレスにて、北京オートクチュールコレクションを発表した。courtesy of VALENTINO
2019年11月08日《日本と世界の交流や相互理解が深められていく機会となることを願っております》雅子さまは昨年12月の誕生日に、東京五輪を始めとする行事についてこう綴られていた。1年後に迫った東京五輪について、皇室ジャーナリストは雅子さまの活躍に期待を込める。「世界中の注目が日本に集まるだけではなく、各国から首脳や王族も来日します。国際親善という観点から見ても一大イベントです。雅子さまは、トランプ米大統領やマクロン仏大統領への接遇ぶりにより、世界から脚光を浴びています。“平和の祭典”である五輪において、雅子さまの存在が国々の“懸け橋”になるのではないでしょうか。さらに雅子さまは、東京五輪で愛子さまの“国際ご公務デビュー”もお考えになっているそうです」愛子さまは現在、学習院女子高等科の3年生。来年4月には学習院大学に進学される見込みだ。これまでも雅子さまは、愛子さまが国際経験を積めるようにと心を配られてきた。「一昨年、東宮御所にデンマークやスウェーデンの王族が招かれたとき、愛子さまもご懇談に同席されたのです。愛子さまは通訳を介さず、英語で会話されました。陛下は、愛子さまの語学力はご自分以上だと話されているほどだそうです。東京五輪では、競技会場や赤坂御所、レセプションの場などで、皇族方が各国要人を接遇することになります。愛子さまが参加されることも十分に考えられます」(皇室担当記者)しかし、愛子さまが公の場で国際親善を担ったことはまだない。前出の皇室ジャーナリストは、その背景には3年前の“苦い経験”があると語る。「’16年の夏、雅子さまは長野県で開かれた『山の日』記念全国大会など、いくつかのご公務に愛子さまをお連れになりました。3年前の夏が愛子さまの国内でのご公務デビューだったのです。しかし、その秋から愛子さまは体調を崩し、一時は目に見えて“激やせ”されてしまいました。まだ中学3年生だった愛子さまには、プレッシャーが大きかったのかもしれません。それ以来、雅子さまは愛子さまのご公務への出席をセーブされてきました」それでも高校時代の3年間に数々の経験を積まれ、大きく成長されている愛子さま。「愛子さまは成績優秀なだけでなく、運動神経も抜群です。テニスではパワフルなフォアハンド、ソフトボールでは経験者の雅子さまも驚く速球をお投げになります。両陛下とご一緒にプロ野球の試合をご覧になったこともあり、スポーツ観戦もお好きです。東京五輪もたいへん楽しみにされているはずです」(宮内庁関係者)御代替わりを機に“天皇の一人娘”である愛子さまの存在感は日に日に増している。今回のご静養でも、伊豆急下田駅に到着されたのは夜9時ごろだったにもかかわらず大勢の市民が詰めかけ、「愛子さま!」と歓声が上がった。「眞子さまや佳子さまも大学進学を機に注目を集めましたが、来年の“愛子さまフィーバー”は、それをはるかに上回るものになるかもしれません。東京オリンピック・パラリンピックでも、国際親善を担う愛子さまの活躍は、名誉総裁を務める天皇陛下にとって大きな支えになるはず――。それは愛子さまの強い願いでもあり、お母さまの期待に応えるために、愛子さまもその準備を進められていることでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)1年後の夏、愛子さまの笑顔が平和の祭典で咲き誇る――。
2019年08月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「東京五輪まであと1年」です。五輪のあり方も転換期。楽しく盛り上げるために。いよいよ、東京オリンピック・パラリンピック開催まであと1年となりました。観戦チケットの購入にはID登録が必要ですが、約750万人の登録者に対して、購入できたチケットは約322万枚。大会組織委員会は、落選者を対象にした「セカンドチャンス」抽選を行うことを発表しました。ID登録にあたり、物議を醸したのは規約の第33条3~5項です。撮影禁止区域以外での撮影は可能だが、写真や映像の著作権は大会組織委員会に譲渡するという内容。個人的に撮影をしてもいいけれども、インターネット上にあげてはいけない。それは多額を支払い、放映権を取得したテレビ局の利益を侵害するから、という理由です。それはやりすぎなんじゃないかという意見に対して、大会側は、平昌オリンピック・パラリンピックのときも同様の規定を入れていたので、問題があるとは思っていないとコメントしました。しかし、選手は写さず、会場で応援している自分の姿でもSNSにアップできないとなると、なんだか残念ですね。特定の企業にスポンサー料を払ってもらい、権利をガチガチにしばり、それでも資金が集まらずに苦労しているのであれば、オリンピックの従来のビジネスモデルに問題があるということ。それならば、個人の力を利用して、SNSに広告的なものを付加するなど、観客もネット上で参加できる仕組みを作ってもいいのではないでしょうか?現状では、街の商店街も「オリンピック歓迎!」というような看板は出せません。オリパラを利用して利益を得ることが禁じられているからです。スポンサーやテレビ局の声が大きくなり、放送時間に合わせて競技が深夜になるなど、選手にも負荷がかかる有り様は本末転倒な気がします。いま、商業オリンピックは本格的な方向転換を迫られています。実際にオリンピックが始まれば、現場はとてもハッピーなお祭りムードに包まれるでしょう。怖いのはトラブルやテロ。交通インフラを整えるためにも、オリンピック期間は会社を休みにしようという動きも。改元の10連休のように、オリンピックの期間が働き方改革や、外国人との共生を試してみる場になるとよいですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年7月31日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年07月26日今年はラグビーW杯、来年には東京五輪と大きなイベントが続く。そんなときには、イベントに便乗した詐欺が増えくる。詐欺の電話や郵便物が届いても、慌てた対応は禁物だそう。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。イベントに便乗した詐欺で特に多いのがチケットに関するもの。たとえば、オリンピック振興会などもっともらしい団体名を名乗り、「東京五輪の開会式チケットを20万円で優先販売する」といった電話がかかってきます。高額なのでほとんどの方が断りますが、それもシナリオのうち。詐欺グループは別の業者を装って「優先チケットを35万円で買い取る」と第2の電話を入れます。ここで「差額でもうかったのに」と悔しく思ったら、詐欺師の思うつぼ。数日後、再びかかってくるチケットの販売電話に従ってお金を振り込んでも、チケットは届かず、業者に連絡もつきません。冷静になると、五輪の公式チケットはまだ発売前ですし、電話で優先チケットが販売されるのも怪しいとわかるでしょう。いっぽう、チケット販売がすでに始まっているラグビーW杯には、「売り切れ間近」をうたい、高額なチケットを販売する闇サイトがあります。チケットを買おうとネット検索すると、さまざまなサイトが表示されますが、ラグビーW杯は公式サイトで購入したチケットでしか入場できません。公式サイトの閲覧には、ID登録が必要です。ID不要のサイトは偽サイトと考えてよいでしょう。手を替え品を替え、詐欺は後を絶ちません。人はどんなに注意していても、ふとだまされることがありますから、電話機に防犯機能を持たせるとよいでしょう。今お使いの電話に「防犯対策電話録音機」を取り付けるだけ。電話がかかったら、「防犯のために録音する」とアナウンスしてから、呼び出し音が鳴る仕組みです。詐欺師は厄介なアナウンスを聞くと電話を切ってしまうので、呼び出し音もなりません。もし電話がかかっても録音されますから、あとから相談するときに使えます。ただ電話ばかりでなく、最近は、郵便物の詐欺も増えています。特に今は、改元に関するものが目立ちます。たとえば、全国銀行協会をかたって「改元による銀行法の改正に伴い、キャッシュカードの変更が必要」などと書かれた封書が送りつけられるというもの。改元によって銀行手続きが変わることはないので、ご注意ください。また、「地方裁判所管理局」を名乗り、桐花紋が印刷されたはがきが届くこともあるようです。「訴訟最終告知のお知らせ」などと、あたかも裁判の被告になったように思わせることが書かれています。何事かと慌てて問い合わせをしたくなりますが、差出人に直接連絡してはいけません。少しでも「おかしいな」と思ったら、まず消費者ホットライン(電話番号:188)に電話してみてください。また、手元に大金を置かないことも対策のひとつです。出金しようと銀行に行くと、事情を聞かれ、詐欺だと気づくこともあるでしょう。金庫だと思って、お金は銀行に預けておきましょう。
2019年04月05日リオデジャネイロ五輪の自転車競技、女子チームパシュートで銀メダルを獲得した米国のケリー・カトリンさんが8日夜、カリフォルニアの自宅で亡くなっていたことがわかった。23歳だった。訃報はケリーさんの父であるマーク・カトリン氏が自転車競技専門のニュースサイト「Velo News」を通じて公表した。「娘のことを、そして娘が送るはずだった素晴らしい人生のことを考えずにはいられません。娘の命と引き替えに、自分たちが生きていけるとも思いません。信じがたいほど辛いです」とカトリン氏は胸の内を吐露した。ケリーさんは自ら命を絶ったという。ケリーさんは2016年から2018年にかけて、3年連続で世界選手権のタイトルを獲得したほか、プロコンチネンタルチーム「ラリー・UHC」にも所属して活躍していた。また、スタンフォード大学の大学院で計算数学を学び、バイオリン奏者としても一目置かれるなど、まさに文武両道を地で行く将来を嘱望された人物だった。先月、ケリーさんはVelo Newsに、アスリートと研究者の二足のわらじを履くことについて思うことを寄稿していた。「大学院生として、トラック競技者として、そしてプロロードサイクリストとして、全てを成し遂げるためには、タイムトラベルする必要があります。物事は隙間からスルスルと抜け落ちていってしまうのです。これは『時間管理が全てである』といったような決まり文句や、『学生でいることが、よりよいアスリートにする!』みたいな素晴らしいスローガンを私に言いたくなる時に心に留めておいてほしい重要なポイントです。結局のところ、私はどうにかこうにか、全てうまくやってる、ってことですよね?もちろん。ええ。それは大体合ってます。でも、真実はほとんどの場合、うまくやってるなんてことはないんです」才能に溢れるケリーさんがなぜ自殺を選んだのか。その理由はわかっていないが、この手記からは方々から寄せられる期待の重圧で疲弊してしまっている様子が感じ取れる。アメリカ自転車競技連盟の最高責任者ロブ・ドゥマルティーニ氏は10日、「自転車競技コミュニティは、この計り知れない損失を嘆いています。我々は、ケリーのチームメイト、コーチ、スタッフに継続的なサポートを提供して参ります。また、ケリーを知る全ての人が、この悲しみの時にお互いを支え合って下さるようお願い致します」と声明を発表した。
2019年03月11日シニア世代に勝るとも劣らぬ技の持ち主がひしめく現在のジュニア世代(13歳以上、18歳までの選手)。北京五輪で活躍しそうな男女シングルの新星をピックアップ。4回転を難しいと意識せず、美しい演技を目指したい。2年前の取材時より、身長がまた伸びて、174cmになったという島田高志郎選手、17歳。「手足をきれいに伸ばして演技をしないと悪目立ちしてしまうし、姿勢も良くないと言われているので…」と、苦労も多いのは承知のうえで、やっぱり、長い手足は氷上映えする宝物。笑うと、あどけなさが残るけれど、雰囲気も格段に大人っぽくなり、スケートファンの間で早くから注目されていた表現力にも磨きがかかってきた。ケガを乗り越えて迎えた今シーズンは、初めてジュニアグランプリファイナルで表彰台にも上り、その才能が花開きつつある。成長の裏には、芸術性の高いフィギュアスケーターとして知られるステファン・ランビエールコーチの存在がある。昨シーズンから、拠点を海外へ移し、単身スイスへ渡って、指導を受けている。「ステファンコーチには、“優しすぎる!”という印象を持っていたんですが、いざ、コーチと生徒の関係になると、日本の先生とはまた違う厳しさがあります。毎日、本気で練習に臨んでくれるので、僕も疑問があれば、きちんと口に出して伝えて、コミュニケーションをとるようにしています。すごく難しいスケーティングやステップに挑戦する練習もあって。これが予想外の動きの連続で、ほんとにきつい。でも、そうした中で、スケーティングの基礎も上達したと思いますし、気持ちの面でも強くなっている実感があります」リンクがあるのは、アルプス山脈の山の中。「スケートしかやることがない!」という環境で、練習漬けの日々を送っている。普段の会話は英語。食事は自炊。見知らぬ土地でのひとり暮らしは、最初は寂しい気持ちもあったというが、それも数か月のこと。「最近は、試合で日本に来てスイスに戻ると、“帰ってきた”と思うようになりました。逆に日本に来ると、ご当地グルメを楽しんだり、ラーメンを食べに行ったり。以前より日本を満喫しています」お気に入りの場所は、湖畔の散歩道。練習がない日には、時々、電車に1時間ほど揺られて、気分転換。「少し街のほうに向かったところに、山に囲まれた、すごく大きな湖があるんです。雄大な自然が広がっているので、湖の周りを歩いているだけで、とてもリラックスできる。時々行っている、いま、お気に入りの場所です」そして、切磋琢磨し合うチームメイトと過ごすオフアイスも、かけがえのないひととき。特に、日本でも人気が高い、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス選手には楽しませてもらっていると話す。「彼はほんとうに趣味が多彩。将来はケーキの店を開きたいという夢を持っているそうなので、ケーキを作ってくれたり、時にはそれをお手伝いしに行ったり…。といっても、僕はただ、かき混ぜているだけなんですけどね(笑)。ステファンコーチも時々、スイスの郷土料理ラクレットやチーズフォンデュを作ってくれます。そういう時も、会話はいつもスケートのことばかりですけど」3月には、世界ジュニア選手権という大舞台が待っている。そして、それが終われば、いよいよ来シーズンは、シニア参戦だ。「4回転やトリプルアクセルジャンプが、簡単に跳べるようになりたいです。難しいジャンプとして認識していると、どうしても意識して緊張してしまうので。今後はそこを改善して、そして、美しい演技を目指したいと思います」実は、振付にも興味があって、ウォーミングアップの時には、スケートでよく使われる曲を聴きながら、“自分だったらこう踊る”と、こっそり練習しているのだとか。いつか、セルフコレオのプログラムも観たいが、まずは3月、ジュニア最後の雄姿を見届けたい。島田高志郎2001年9月11日、愛媛県生まれ。6歳からスケートを始め、ジュニア以前のノービス時代から頭角を現す。14歳で初出場した全日本選手権で11位となり、新人賞に。※『anan』2019年1月30日号より。写真・小笠原真紀(島田さん)取材、文・齋藤優子(by anan編集部)
2019年01月23日みなさん、今日もお疲れ様です。明日がお休みの人も、そうじゃない人も。なんとなく“スイートな夜更かし”がしたい日ってないですか?甘いラブストーリーを観るのもいいし、恋人に甘えるのもいい。甘いリキュールの入ったホットカクテルを嗜むのもよし、ダイエットの天敵って言われがちだけど、……甘いスイーツも、たまにはいただいちゃいましょう。鈴懸「苺大福」税込324円 ※冬季限定販売1月の【EDITOR’S BLOG】では、編集部が見つけた“ニュー”なものをお届け。今週は、冬季限定の旬のもの、“初物”スイーツということで、大好きな「鈴懸」の苺大福について綴ります。「鈴懸」は、九州の四季折々の新鮮な素材と、確かな職人技がおりなす創作和菓子の店として、90年ほど続く名店。本店は福岡市の博多にあるそうです。私がよく足を運ぶのは東京の伊勢丹新宿店の店舗ですが、本当にいつも行列。いちご大福のみならず、鈴の形をした「寿々(すず)」という餡入りの焼き菓子や、饅頭なども人気のようです。この時季は、色々なお菓子屋さんでいちご大福が販売されますが、中でも私は鈴懸の苺大福がいちばん好きで。そーっと触れないとつぶしてしまいそうな薄いぎゅうひ、なめらかにこされた餡、そしていちご。甘さも感触もサイズ感も含め、トータルで個人的にベストバランスなのです。マイベストいちご大福を挙げてくださいと言われたら鈴懸です。カット面をズームアップ。みずみずしい苺の果肉、なめらかなこし餡、うすくて繊細なぎゅうひ。冬だけの特別な一品。そして、鈴懸のいちご大福を召し上がる際は、よかったら、デザートナイフでそっと丁寧に半分に割って、中をのぞいてみてください。ぞくぞくするほど美してくて、まるで、和菓子界の宝石。そっと、そーっとやさしく支えて切らないと、ぎゅうひがよれてしまうので要注意です。直接かじって食べるのももちろん良いけれど、半分に切ったサイズをひとくちで食べると、いちごの果汁も、こぼさず味わえるかも。ぜひ、味わってみてくださいね。鈴懸は、オフィシャルサイトもとってもすてきなので、気になる方は店舗情報と合わせて、商品紹介ページもぜひチェックしてみてください。
2019年01月18日「すでにさまざまなところで、東京五輪に向けたドラマが始まっています。それを見つめることが、この仕事の醍醐味。時間の許す限り、各地に足を運んで撮影したい」2020年東京五輪公式映画の監督に選ばれた河瀬直美さん(49・※瀬は旧字体)は、10月23日の就任記者会見で、こう抱負を述べた。とことんリアリティを追求する。それが河瀬さんの作風だ。ドキュメンタリー作品だけでなく、劇映画でもその姿勢は徹底している。河瀬さんは、カンヌに愛された監督でもある。’97年、『萌の朱雀』で、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を、史上最年少の27歳で受賞。’07年には『殯の森』でグランプリ(審査員特別大賞)、’09年は、映画祭に貢献した監督に贈られる「黄金の馬車賞」、’17年の『光』は、エキュメニカル審査員賞を受賞している。’69年5月30日、奈良市で生まれた河瀬さんは、母親の愛を知らずに育った。「私が母のおなかにいるころ、両親は別居し、生後1歳のときに離婚が成立。私は、母方の祖父の姉夫婦に当たる養父母に預けられ、彼らに育てられました」養父母の愛を一身に受けて育った河瀬さんにとって、実母は「たまに遊びに来る人」「参観日と運動会だけ来る人」だった。とはいえ、高学年にもなれば、自分の家庭環境が特殊だということに気づく。中2で養父が亡くなると、寂しさも手伝って、心が不安定になりがちだった。「当時の中学では、生徒が荒れていて、窓ガラスが割れたりしていました。私も悪い子たちと遊んだり、校則を破ったり(笑)」そんな彼女を心配した先生が勧めてくれたのが、バスケ部だ。長身の彼女は当時で身長164センチ。河瀬さんはバスケに夢中になった。「シュートを入れたときの高揚感。それに、チームでつながることの大切さを教わりました」誰かと、何かとつながることが、生きていくためのよりどころだった。バスケが彼女を救ってくれた。高校時代、県代表として国体に出場した最後の試合でのこと。河瀬さんは突然、湧き上がった思いに翻弄された。「時間が止められない。そう思ったら、えもいわれぬ涙が出てきたんです」河瀬さんは直感の人だ。バスケでの大学の推薦や実業団への誘いもあったが、この一瞬の思いから、全く別の道を模索し始める。「私は現役にこだわった。バスケは、引退後の人生のほうが長い。だったら、生涯現役でいられることを目指したくなりました」当初は建築に興味を持ったが、大学進学は「贅沢なこと」と思った。一刻も早く卒業し、養母を養わねばと、大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校)に入学。「でも、映画監督の名前すら知らなくてね。『タランティーノって誰?』やったし、小津安二郎もずっと『しょうづ・あんじろう』って読んでたんですよ、私(苦笑)」映画に関する基礎知識は皆無。それが、逆に既成の枠を破る作家性へとつながっていく。授業で8ミリ映写機を扱ったとき、衝撃が走った。「撮ったものが、後で再現できる。これってタイムマシンだ!バスケでは止められなかった時間が映画なら永遠にここにとどめられる。世界を美しい方向に再構築できるんだ!」映画は、河瀬さんの最強の武器になった。専門学校卒業後、一度は制作会社に就職したが、講師として母校に戻り、映画製作を始めている。「『自分にしか撮れないもの』。それが何かをずっと考えていて、出てきた答えが会ったことのない『父親捜し』でした。私は映画を撮るために、父を捜したんです(苦笑)」河瀬さんは、記憶すらない父の足跡をたどる旅に出た。カメラを回し、父に関する証言を取材して歩き、ついには実の父親と再会する。それがドキュメンタリー『につつまれて』(’92年)になった。作品は評価され、周囲の目が一気に変わった。映画監督・河瀬直美の誕生だ。「この作品を完成させたことで、映画を死ぬまで続けようと決心できました」’96年、専門学校を退職し、奈良に事務所「組画」を設立。翌年には、奈良・西吉野の自然をバックに撮った『萌の朱雀』で、カンヌで一躍、時の人となった。最初の結婚は’97年。夫は『萌の朱雀』のプロデューサーを務めた人だったが、しだいに夫との間に心のすれ違いが生じていき、結婚生活は3年足らずで破綻した。’04年、当時のパートナーとのあいだに、光祈(※祈の字体は、示へんに斤)くんが誕生。畳の部屋で、映画スタッフなど、仲間たちに囲まれながらの自宅出産だった。90歳の養母が生まれたての息子の手を握ってほほ笑んでいる姿を見て幸せだった。「出産は『命』を分けるということなのだ」と実感していた。ある夜のこと、オムツ替えや授乳でてんてこ舞いしながら、夜泣きする子どもを抱いて、河瀬さんはオルゴールを鳴らした。すると、大泣きしていた光祈くんが泣きやんで、ニコッと笑った。強い衝撃が河瀬さんを襲った。「生まれて間もない命が、言葉を持つ以前に投げかけてくれたメッセージ。『つながってる』と、思いました。そのとき初めて、私がずっと求めてきた『つながる』がここにあると思えたんです」すやすや眠る光祈くんを見つめて、河瀬さんはそっとつぶやいた。「私のところに来てくれて、本当にありがとう」。光祈くんが2歳になるまで、河瀬さんは育児中心の生活に専念する。「子育てを通して、逆にすごく世の中が見えた。町や公園、自然のなかを子どもと歩いて回ります。そこにはいろんなものが存在し、生きている。生を営んでいるんです。この感覚をこそ表現の世界に昇華できるといいなと」河瀬さんのなかに、生きる力と創作への活力がほとばしった。光祈くん誕生の映像は、その後、『垂乳女』(’06年)で描かれ、フランスではテレビ放送もされた。命と命のつながりを描くドキュメンタリー作品として昇華させたのだ。育休を終え、現場に復帰したころには、90代になった養母の認知症が進み始めていた。河瀬さんは夜明け前に起床。養母と長男をデイサービスと保育園に送り届けてから9~17時のあいだに撮影や執筆にいそしんだ。「可能なときは仕事場にも子どもを連れていき、スタッフにオムツを替えてもらったり、みんなに育ててもらいました。認知症の養母をデイサービスのシーンの出演者にして、現場に連れていくなど工夫をしたりもしました。2歳と92歳を抱えていると、いつ何が起こるかわからない。それでも創作意欲は湧き上がってくる。できる限りの介護サービスと第三者の手を借りながら、創り続けました」認知症患者と看護師の交流を描いて、カンヌでグランプリを取った『殯の森』(’07年)は、その時期の作品だ。仲間を増やし、仲間とつながることで、子育てと介護に追われながらも、チームワークで、撮影に集中できる環境を作っていった。つかず離れずの交流があった実母は、このころから疎遠になり、連絡を取り合うこともなくなった。実父は、再会したときすでに新しい家族がいて、’00年ごろ、他界したことだけ知らされていた。頼れる肉親はどこにもいない状況で、河瀬さんを支えてくれたのは、映画の仲間たちだ。「だから、河瀬組のスタッフも、自分の会社『組画』のメンバーも、私にとっては家族なんです」養母は’12年2月10日、97歳で他界。大往生だった。いまはパートナーと息子の3人で暮らしている。「家族の形は血のつながりだけで語れるものでないことは自身の生い立ちを通して実感しています。いまのパートナーは学生時代からの知り合いで、なんでも言い合えて支え合える。それがかけがえのない“つながり”であり、家族にあるべきものだと思うんです。子どもの学校行事や、節目節目に一緒にいてくれるのもありがたいですね」河瀬さんは常につながりを求めて生き、映像で表現してきた。人と自然、人と人、命と命――。そのつながりこそが、彼女の生きる力の源泉だ。「東京五輪の公式映画の監督という仕事は、私の使命です。スポーツに育てられた人間が、スポーツに帰ってきた。つながっていたんだという幸福な思いが、私にはあります。スポーツを通して人々がつながり合う祭典の記録映画をこの世に残す。これは、映画の神様が私に与えてくれた使命なんです」
2019年01月09日タピオカミルクティー発祥の店・春水堂(チュンスイタン)(Chun Shui Tang)のティースタンド「ティーピーティー(TP TEA)」より、冬季限定ドリンク「タピオカタロイモラテ」「タピオカ黒糖生姜ミルクティー」全2種が登場。2018年12月1日(土)に販売される。「タピオカタロイモラテ」は、ティーピーティーがオリジナルで開発した、甘く炊き込んだタロイモをたっぷりと使用した一杯。「タピオカタロイモ紅茶ラテ」と「タピオカタロイモ翡翠ジャスミンラテ」の全2種類が展開され、粒々のタロイモと、もちもちのタピオカの食感のハーモニーを同時に楽しむことが出来る。またこっくりとした甘さのタロイモは、ミルクとも相性抜群だ。一方「タピオカ黒糖生姜ミルクティー」は、台湾から直輸入した薑母(生姜)を使用したドリンク。日本の生姜よりも少し辛みが強い“ピリッ”とした風味が特徴で、コク深い黒糖との絶妙なコンビネーションを生み出す。これからの時期には、身体を芯から温めてくれるホットがおすすめだ。【詳細】ティーピーティーの冬季限定ドリンク販売開始日:2018年12月1日(土)販売店舗:全店舗(テイクアウト可)商品:・タピオカタロイモ紅茶ラテ、タピオカタロイモ翡翠ジャスミンラテ(アイス・ホット) 600円+税・タロイモ紅茶ラテ、タロイモ翡翠ジャスミンラテ(アイス・ホット) 550円+税・タピオカ黒糖生姜ミルクティー(ホット) 600円+税・黒糖生姜ミルクティー(ホット) 550円+税・黒糖生姜紅茶(ホット) 450円+税【問い合わせ先】オアシスティースタンドTEL:03-5957-7583
2018年12月01日アミノメイソンの冬季限定キット人気ヘアケアブランド『アミノメイソン』より、SEASONAL COLLECTION第3弾の冬季限定キット「アミノメイソン シャンプー&トリートメント ウィンター限定キット」が誕生した。しっとりとまとまる「モイスト」セットと、さらさらに仕上がる「スムース」セットの2種類を、数量限定で発売している。先行発売は、2018年10月16日(火)より全国のバラエティショップにて開始。10月29日(月)より全国のドラッグストアにて順次発売を開始する。冬らしい香りとデザインケースにはスノーボール、ラベルには冬の森をイメージしたデザインを採用。香りは、冬季限定のスノーブーケの香り。ホワイトフローラルのブーケをイメージしており、上品な香りが特長だ。独自のアミノ酸でダメージ補修同ブランドの製品には、フルーツやオイルなどのボタニカル原料を採用しているだけでなく、独自開発したスーパーアミノ酸と髪との相性が抜群なミルク由来成分が配合されている。この独自のアミノ酸が髪のダメージ部分まで達し、ダメージを補修して潤す。さらに、美髪成分豊富なミルククリームが髪に潤いやツヤを与える。(画像はプレスリリースより)【参考】※Amino Mason(アミノメイソン)の公式サイト
2018年10月23日「ナールスピュア」の冬季限定ボトル大学の研究室から誕生したエイジングケアローション「ナールスピュア」より、発売5周年を記念した冬季限定デザインボトルが登場。冬らしさを意識したピュアホワイトのボトルを限定発売している。新有効成分”ナールスゲン”「ナールスピュア」には、京都大学と大阪市立大学大学院との共同研究によって発見された、新しいエイジングケア有効成分”ナールスゲン”が高配合されている。ナールスゲンの働きで肌の水分量を保持し、真皮のコラーゲンやエラスチンを増加させることで、弾力に満ちたハリ肌へと導いてくれる。またエイジングケアの天敵とも言える紫外線ダメージから細胞を守り、光老化をコントロールする効果もあると期待されている。「ナールスピュア」のこだわり「ナールスピュア」のすごさはナールスゲン以外にもある。高浸透型両親媒性ビタミンC誘導体「APPS」は、その高い浸透力で、即座に毛穴の目立たないスベスベ肌を実感させる。また、今美容業界で注目を集める「水溶性プロテオグリカン」が、コラーゲンやヒアルロン酸の働きをサポート。加齢により徐々にハリが失われていく肌を、ふっくらと蘇らせてくれる。さらに着色料やシリコン、香料、界面活性剤等は一切使用せず、商品名に恥じない”ピュア”へのこだわりを保っている。大学の研究室から生まれたエイジングケアローションを、あなたの肌で試してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ディープインパクトのプレスリリース※「ナールスピュア」公式サイト
2018年10月23日寒くなってくると、「生チョコ」スイーツが続々と発売され、しかも、その多くは「冬季限定」と謳っているから、つい買ってしまうんですよね…。じつは、板チョコの定番「ガーナ」シリーズからも限定商品が発売されたこと、知っていますか?口どけがまろやかで「冬季限定」にふさわしいその限定商品というのは、10月9日にロッテが発売した、「ガーナ生チョコレート<芳醇ミルク>」と「ガーナ生チョコレート<芳醇ベリー>」(いずれも税込270円)のこと。おしゃれなデザインのパッケージが写真映えしそうですね。こちらの2種類のガーナ、筆者もさっそく入手したので、食べてみることにしました。「ガーナ生チョコレート<芳醇ミルク>」は、口に入れた瞬間に溶け、甘く優しいミルクチョコレートがふんわり広がり、リッチ感がはんぱない!生クリーム仕立てだからこそ出せた、クリーミーでまろやかな味わいです。また、外側が薄いシェルチョコで包まれているので、中のクリームがとろけ出る食感が高級なチョコレートを食べているかのよう。甘みは強いので、甘党の方にオススメです。もうひとつの「ガーナ生チョコレート<芳醇ベリー>」は、ベリー果汁と生クリームで仕上げたなめらかなくちどけが「冬」を思わせる味わい。甘酸っぱいベリーの味がふんわり口の中に広がり、みずみずしさを感じることができました。「ガーナ生チョコレート<芳醇ミルク>」と比べると、酸味があるので、そこまで甘いという印象はなく、ベリーの風味が甘さを緩和してくれているので、甘いものが得意ではない方も食べられそう。どちらも濃厚で、それぞれ違ったおいしさがあります。個人的には、高級チョコレートと比較しても引けを取らないくらいの出来栄えです。「とろけるようなチョコレートを手軽に食べたい!」というときにピッタリなので、コンビニで見つけたら、ぜひ食べてみてくださいね。(文・宇田川エリカ/考務店)
2018年10月14日「江原道」にて10月1日よりリニューアル・冬季限定発売自然派化粧品を企画販売する「江原道株式会社」では、10月1日(月)より、冬季限定「オールインワン モイスチャー ジェル リッチ」をパワーアップし、リニューアル発売する。エイジングケア機能が強化された濃厚リッチなジェル状クリームだ。冬の大人肌をしっとりしなやかなハリ肌へ「オールインワン モイスチャー ジェル リッチ」は、美容液・化粧水・乳液・クリーム・パック・小じわケアの1本6役のクリームである。“ハリ艶サポート成分”として、ホホバ油をはじめとする3種の成分と、セイヨウニンジンボク果実エキスを配合。さらに、セラミドを5種類複合化して配合することで、うるおいを守り、維持する肌へ導く。出雲湯村温泉水にラベンダー・ローズマリー・ヨモギなど6種のハーブエキスをブレンドした「SPA水」に、整肌成分を持つ3種の「紫植物エキス」や保湿成分「植物性T3オイル」、3種のヒアルロン酸を加えることで、エイジングケアをサポートしている。販売価格は、5,832円(税込み)。冬季・数量限定販売となっている。(画像は江原道ホームページより)【参考】※江原道「オールインワン モイスチャー ジェル リッチ」
2018年10月01日酷暑の開催時期、膨らむ費用……。おかしなことをそのままに突き進む’20年の東京オリンピック・パラリンピック(以下・東京五輪)。国家規模の巨大商業イベントで、大量の無償ボランティアが“雇われる”予定だが、そこにも落とし穴が――。「’20年の東京五輪では、11万人ものボランティアが駆り出されます。この数は、’16年のリオ五輪で動員されたボランティアの数、約7万人の1.5倍。五輪史上最高です。にもかかわらず、ボランティアの条件は、とんでもなくブラック。応募される方は、十分注意してほしい」そう警鐘を鳴らすのは、『ブラックボランティア』(角川新書)の著者で、著述家の本間龍さんだ。’20年7月24日~8月9日、8月25日~9月6日に開催される東京五輪。この運営を手伝うボランティアの募集が9月中旬から始まる。ボランティアは、大会の運営に直接関係する「大会ボランティア」(8万人)と、競技場が所在する自治体で、交通案内などを行う都市ボランティア(3万人)の2種類ある。公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下・組織委)のホームページには、参加を呼びかける文言が並ぶ。「これが、まるで“やりがい詐欺”と批判されているんです」本間さんは、’20年東京五輪のボランティアがブラックである理由をこう話す。【1】交通費・宿泊費は自己負担「大会の前に、数種類の研修が3~4回あります。遠方から来る方でも、これらに参加するための交通費や宿泊費は自己負担。当初は、大会期間中の交通費・宿泊費も自己負担でしたが、批判が殺到したからか、最近、滞在先から会場まで、近場の交通費のみ支給されることになりました」(本間さん・以下同)【2】1日8時間、10日以上の参加は必須。でも報酬はナシ「自由意思で参加するのがボランティアのはずなのに、『1日8時間、10日以上参加できる方』というハードな応募条件が設けられています。こんな縛りがあるなんて、もはや“仕事”。にもかかわらず、報酬はゼロなんです」【3】心構えにまで注文を付ける「〈積極的に応募していただきたい方〉という項目を設けて『大会ボランティアとして活動したいという熱意を持っている方』『お互いを思いやる気持ちを持ち、チームとして活動したい方』などと、参加の心構えまで注文を付ける始末です」こうしたボランティアのターゲットにされているのが、比較的時間に融通がつきやすい主婦や学生なのだ。「こんな応募条件を設けながら“無償”でボランティアを使うこと自体おかしい。最近の五輪はアマチュアリズムとは真逆で、スポンサーありきの巨大商業イベントになっているからです」五輪が商業化し始めたのは、スポンサー集めが解禁になった’84年のロス五輪から。ロス五輪では、経費を抑え、スポンサー収入を得ることで黒字化に成功している。「その後、スポンサー集めがエスカレートしていき、東京五輪では、すでに50社から推定で五輪史上最高額の約4,000億円を集めています(組織委員会の回答では3,100億円)」組織委のホームページにアップされている『役員及び評議員の報酬並びに費用関する規程』という書類には、最高月額200万円という役員報酬が設定されていた。「ボランティアだけ無報酬はおかしい。リオ五輪では有償ボランティアも存在しましたし、平昌五輪では宿泊費や交通費、3食の食事が支給されました」毎日新聞の報道によると、現在インドネシアのジャカルタで開催されている『第18回アジア競技大会』では、ジャカルタの最低賃金の約3倍の30万ルピア(日本円で約2,300円※交通費と食費を含む)が日当として、ボランティアに支給されているという。本間さんは、組織委が売りにする“やりがい”も満たされない可能性が大きいと予測する。「会場で熱気を分かち合えるのは、ほんの一握り。多くの人が、会場周辺で観客や関係者を案内する係や、手荷物検査をするセキュリティチェックなどに回されるでしょう。しかもボランティアが、熱中症で命の危険にさらされる、非常に過酷な現場です」
2018年08月30日「’20年の東京五輪では、11万人ものボランティアが駆り出されます。この数は、’16年のリオ五輪で動員されたボランティアの数、約7万人の1.5倍。五輪史上最高です。にもかかわらず、ボランティアの条件は、とんでもなくブラック。応募される方は、十分注意してほしい」そう警鐘を鳴らすのは、『ブラックボランティア』(角川新書)の著者で、著述家の本間龍さんだ。’20年7月24日~8月9日、8月25日~9月6日に開催される東京五輪。この運営を手伝うボランティアの募集が9月中旬から始まる。ボランティアは、大会の運営に直接関係する「大会ボランティア」(8万人)と、競技場が所在する自治体で、交通案内などを行う都市ボランティア(3万人)の2種類ある。公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下・組織委)のホームページには、参加を呼びかける文言が並ぶ。「これが、まるで“やりがい詐欺”と批判されているんです」本間さんは、’20年東京五輪のボランティアがブラックである理由として、次のことを挙げる。【1】交通費・宿泊費は自己負担【2】1日8時間、10日以上の参加は必須。でも報酬はナシ【3】心構えにまで注文を付けるこうしたボランティアのターゲットにされているのが、比較的時間に融通がつきやすい主婦や学生なのだ。だが、組織委のホームページにアップされている『役員及び評議員の報酬並びに費用関する規程』という書類には、最高月額200万円という役員報酬が設定されていた。「ボランティアだけ無報酬はおかしい。リオ五輪(ボランティア数・約7万人)では有償ボランティアも存在しましたし、平昌五輪(ボランティア数・約2万人)では宿泊費や交通費、3食の食事が支給されました」(本間さん)毎日新聞の報道によると、現在インドネシアのジャカルタで開催されている『第18回アジア競技大会』(ボランティア数・約1万5,000人)では、ジャカルタの最低賃金の約3倍の30万ルピア(日本円で約2,300円※交通費と食費を含む)が日当として、ボランティアに支給されているという。本間さんは、組織委が売りにする“やりがい”も満たされない可能性が大きいと予測する。「会場で熱気を分かち合えるのは、ほんの一握り。多くの人が、会場周辺で観客や関係者を案内する係や、手荷物検査をするセキュリティチェックなどに回されるでしょう。しかもボランティアが、熱中症で命の危険にさらされる、非常に過酷な現場です」こうした悪条件下でボランティアは集まるのか。文科省は7月末、全国の大学と高等専門学校に対し、’20年東京五輪の開催期間中は授業や試験を避け、学生にボランティア参加を求めるような通知を出した、との報道があった。文科省のこうした動きに対し、東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩さんは厳しく批判する。「各大学は、いまでも授業日数が足りなくて始業式の前から授業を始めているのに、どうしろと言うのか。国がお達しを出してまで五輪に学生や子どもを動員する構図は、まるで戦時中の学徒出陣です」本誌は組織委に、ボランティアの“雇用条件”に対する批判と対策を尋ねた。無償であることの批判については、「五輪では、これまでも多くの方がボランティアとして活躍している。参加してこられた方からは、好意的な意見をうかがっているので、多くの方に応募いただきたい」とのこと。熱中症対策については「一人ひとりが正しい知識を身につけることで重症化の予防につながるため、コンディション管理に関する研修などを行うほか、休憩をとれる管理体制をとり連続屋外活動の上限を設定するなど、環境整備に努めていきます」との回答だった。これに対し、青木クリニック院長で災害医療詳しい青木正美医師は、健康管理の認識が甘い、と次のように批判する。「熱中症対策の研修を行っても、実際、会場で観客の誘導や、試合のサポートを行っていたら、自分のペースで給水や休憩をとることはむずかしい。熱中症で倒れる人が続出しても、8月は夏季休暇をとっている医師が多いので医療体制も手薄。大量の熱中症患者が出るという最悪の事態を想定して、いまから医療体制を万全に整える必要があります」そもそも、開催時期の決定の仕方から問題があった。「開催時期は、夏季に視聴率が低迷するアメリカのテレビ局の意向。日本オリンピック委員会は、『この時期の東京は雨が少なく温暖』とウソを並べて招致したんです。そのせいでマラソン開催時には高温になった道路の表面温度を下げる路面剤を敷き直すとか、会場の外にミスト装置を並べるなどの猛暑対策案が出ています。テロ対策費用も含めると、東京五輪にかかる総額は当初見込んでいた約7,300億円から大きく増えて、3兆円規模になるのでは」(本間さん)善意の悪利用の結果、高い役員報酬と、かさむ対策費のシワ寄せは、“タダ働き”のボランティアに回ってくるのだ。
2018年08月30日多くの感動をくれた平昌オリンピック。テレビで応援していた人も多いと思いますが、日本は冬季オリンピックでは史上最多の13個のメダルを獲得しました。そこで、印象に残ったメダリストについて聞いてみました。Q.平昌オリンピック、印象に残ったメダリストは?1.女子パシュートチーム 13.0%2.女子カーリングチーム 18.9%3.宇野昌麿選手 3.4%4.小平奈緒選手 12.9%5.高木菜津那選手 5.6%6.高木美帆選手 2.0%7.高梨沙羅選手 0.9%8.羽生結弦選手 34.0%9.原大智選手 0.8%10.平野歩夢選手 6.8%11.渡部暁斗選手 0.5%12.その他の競技・選手 1.4%やはりもっとも多いのは羽生結弦選手。次に多かったのが女子カーリングチームという結果になりました。そのほかにも、たくさんの選手やチームに熱いコメントが集まりました。■私が感動したイチオシチーム&選手みなさんそれぞれに感動した瞬間や試合があったようです。お気に入りの選手について聞いてみました。特に今回は、パシュートとカーリングにも注目が集まっていたようです。「小平選手とイ・サンファン選手のお互いを讃えあう姿に感動しました」(三重県 40代女性)「平野くん! 滑りかっこよかったです」(千葉県 30代女性)「小平奈緒さん。ずっとメダル取れなくて、でもずっと努力し続けて、心の底から嬉しかった。選手団の主将として堂々としていた姿も素敵だった」(新潟県 30代女性)「宇野昌麿くんです! 最初のジャンプに失敗に対して前向きな性格とコメントがよかった。周りを明るくしますね」(神奈川県 40代女性)「パシュートです。あのスピードで滑りながらのチームワーク。今までの練習の積み重ねを感じました。言葉はなくても、滑りながら意思疎通ができているところに感銘を受けました」(茨城県 40代女性)「高木菜那選手。高木美帆のお姉さんじゃないんだぞという意地を思いっきり見せてもらった気がします。私も長女なのでスカッとしました」(静岡県 50代女性)「カーリングというスポーツを初めてちゃんと観ました。最初はルールがよくわからなかったけど、観ているうちに楽しくなりハマりました。そして感動しました」(神奈川県 40代女性)■やっぱり人気No.1はフィギアスケートのプリンスフィギアスケート男子で66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦選手がやはり1位に。強さだけでなく、その振る舞いの素晴らしさにもコメントがたくさんありました。「断然、羽生結弦くんです。いろいろな面でさすがですね。息子に欲しい」(神奈川県 40代女性)「あえて一人に絞るなら羽生結弦選手です。ケガにあい、2連覇がかかり、プレッシャーや焦りもあったでしょうに、そんな中での金メダルは素晴らしいです。国歌を大きく口を動かして歌っている姿にも感動しました。羽生選手からマイナスな言葉やネガティブな言葉を聞いたことがないことも尊敬に値します」(神奈川県 40代女性)「羽生くん。金が決まったときの羽生くんの涙につられて、ウルッときてしまいました」(愛知県 40代女性)「やっぱりケガから復帰した羽生選手ですね! 宇野選手への気遣いも先輩として立派でした。観ていてほっこりしました」(千葉県 50代女性)「オリンピック2連覇の金メダルは素晴らしい」(神奈川県 40代男性)■今までで一番観た冬季オリンピックメダルの多さからもわかるように注目の競技も多く、今までの冬季オリンピックよりもたくさん見たという人が多かったようです。どの競技も楽しめたし、メダリスト以外の選手にも、全員に拍手を送りたいという人もいました。「人気競技だけでなく、どの競技にも感動し、どの選手の言葉にも涙がこぼれそうになりました。冬季オリンピック、今年が初めてというくらい今まで見たことなかったけど、次回も楽しみになりました」(神奈川県 50代女性)「とにかく毎日が感動のオリンピックでした。メダリストはもちろん、日本の選手全員に拍手をしたいです」(山梨県 50代女性)「どの競技のどの選手たちも比べられない! それぞれのがんばりがメダルにつながったと思うし、メダルを取れなかった選手たちも、悪天候で本領発揮できなかったり、まだまだ成長段階だったりとみんなが頑張っていたオリンピックだと思う」(静岡県 30代女性)Q.平昌オリンピック、印象に残ったメダリストは?アンケート回答数:6659件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年03月21日「日本スケート連盟には『ユヅの五輪連覇をお祝いしたい。帰国後はどこに行けば会えるの?』などの問い合わせが殺到しているそうです。6月に行われる五輪コンサートのチケット販売も大盛況。平昌五輪の激戦を映像で流しながらオーケストラが生演奏するという企画ですが、チケットが飛ぶように売れているそうです」(スポーツ紙記者) 2月25日に閉幕した平昌五輪で、男子フィギュアスケートで66年ぶりとなる五輪2連覇の偉業を成し遂げた羽生結弦(23)。そんななか、羽生に浮上しているプロジェクトがあった。それは、2020年の東京五輪だ。 実は、JOCがすでにさまざまな計画を協議しているという。 「羽生選手を東京五輪の“エスコート役”にと考えているようです。海外でも絶大な人気がある彼に、東京五輪の宣伝をしてもらいたいと考えているみたいです。さらには、東京五輪本番での出演計画も浮上しています。今回の平昌五輪でも、最後の聖火ランナーとしてキム・ヨナさん(27)が出演していました。もし東京五輪で羽生選手がああいった“サプライズ枠”で出演すれば、話題性は抜群です」(スケート連盟関係者) 現時点ではあくまで計画段階だが、実現の可能性は十分あるという。というのも、当の羽生自身が東京五輪への“出演”に前向きな姿勢を見せているのだ。 「羽生選手はかねてより『競技は違っても、五輪を目指す苦労は同じはず。だから自分の経験を他の代表選手たちと共有したい!』と漏らしていました。度重なるケガにより、彼はメンタルコントロールなどさまざまな知識を学んできました。そして何より、五輪に挑む重圧を知っています。そうしたものを直接、東京五輪の日本代表選手たちに伝えたいと考えているようです」(前出・スケート連盟関係者) 実際18日の会見でも、羽生は現役続投を表明するとともにこう語っていた。 「世界中でいろいろなところをまわりながら、スケートで、本気で1位になりたいと思っている人に何か手助けをしたいなと思っています。そういった経験をみんなに伝えるお仕事ができたらなと。テレビというよりは直接、選手の手助けがしたい」 金メダルを獲ったばかりの羽生だが、早くも次の“夢”に向かって動き始めているようだ。
2018年02月27日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「平昌五輪と北朝鮮」です。五輪を機に募る南北融和ムード。問題は閉会後。新年早々、約2年ぶりに韓国と北朝鮮の南北閣僚級会談が開かれ、北朝鮮は平昌オリンピックに参加することになりました。女子アイスホッケーは南北合同チームで出場するなど、南北融和ムードが広がってきています。会談は、北朝鮮がリードする流れになり、「朝鮮半島の問題は2国間で話す。核やミサイルは、アメリカがこちら側に銃口を向けているから身構えているだけ。我々の問題に水をさしているのはアメリカだ」というメッセージを国際社会に打ち出しました。金正恩体制の一番の脅威はアメリカ。友好関係にあるアメリカ、韓国、日本の分断を狙っているといわれています。北朝鮮にとっては、慰安婦問題や竹島問題など、日本と韓国の間も火種を抱えていたほうが都合がいいんですね。韓国の文在寅大統領は、公約で、南北問題に関しては融和政策をとると宣言していました。しかし、日本やアメリカとの良い関係は保ちたく、国内世論も気にしています。以前、取材で、韓国の退役軍人数名に北朝鮮についての思いを聞いたところ「アメリカ軍と行動を共にするけれども、北には自分らの親戚も住んでおり、かつての同胞なんだ」と、複雑な表情で本音を漏らしていました。もし、ここで北朝鮮が平昌オリンピックに参加しなかったら、国際的な緊張関係はますます高まったでしょうし、北朝鮮は交渉のカードを1枚失うことになります。また、北朝鮮国内に対しても、国際社会の一員であることを示すために参加は必須でした。問題はオリンピック後でしょう。核兵器やミサイルの問題が解決されないまま、韓国と北朝鮮の友好ムードが吉と出るか凶と出るか。鍵を握るのは中国、ロシア、アメリカです。最悪のシナリオは、このまま北朝鮮の核の保有を世界が認めるということ。そうなれば、日本と韓国は安全保障を根本から見直さなければなりません。また、他の国々も核の保有を主張しだすかもしれません。いずれにせよ、北朝鮮にとって、いま平昌オリンピックが開催されたことは、自国を優位に持っていくための絶好のチャンスだったんですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年2月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年02月25日冬季オリンピックが盛り上がりを見せています。普段あまりスポーツを見なくても、競技の面白さやがんばる選手に改めて夢中になってしまいます。そんなオリンピックを小さい子どもはどう見てるのか? 3歳男児の意外な着目点。3歳の息子のオリンピックの感想が長男が家でレゴばかり触ってるのでちょっとはスポーツにも興味を持ってほしいとオリンピックを見せたのですがひたすら選手の体の心配をするばかりでした…オカンかよ…でも、もしかしたら心に響くものもあったのでは、と感想を聞いてみたら 雪のほうに興味を持ったようです…なんてこった。まあ、私も小さい頃はスポーツに全く興味なかったので人のこと言えないのですが。あ、でも大人になってからは大好きになりました!(見るのは!)
2018年02月25日オメガ(OMEGA)より、国旗と五輪カラーにインスパイアされた新色のNATOストラップが発売される。今回発売される新色のストラップは、国旗にインスパイアされたデザイン18種類と、五輪カラーにインスパイアされた6種類。五輪カラーのストラップは、ブラック、イエロー、グリーン、ブルー、レッドの5種類に加え、その5色を全て組み合わせたストライプの全6種類が展開される。ストラップには、張強度が高く、耐摩耗性にも優れたポリアミドを採用し、ポリッシュ仕上げを施したステンレススティール製のバックルとキーパーが付属。時計の上品な雰囲気はそのままにベルトだけ付け替えることができる。【詳細】オメガ NATOストラップコレクション発売時期:2018年2月中価格:各18,000円+税【問い合わせ先】オメガお客様センターTEL:03-5952-4400
2018年02月19日66年ぶりとなる五輪連覇を成し遂げた羽生結弦(23)。絶対王者が「伝説」となった瞬間だった。 2月16日に行われたショートプログラムでは111.68点を獲得し、首位発進。フリーでも圧巻の演技を見せつけ、206.17点を獲得。合計317.85点となり、金メダルに輝いたのだ。 昨年11月のNHK杯で公式練習中に転倒し、右足首靭帯を損傷。練習再開までには2カ月間かかり、ジャンプ練習は今年に入ってから。演技構成についても直前まで迷うなど、まさにギリギリで臨んだ大舞台だった。 しかし羽生はすべてを終えた後、こう語っている。 「本当に自分がやりきれたなと思うくらいの演技ができたことがよかったと思う」 11日にカナダ・トロントから現地入りした際も「どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くあると思うし、ピークまでもっていける伸びしろがたくさんある」と意気込んでいた羽生。平昌五輪で金メダルを取る。そのイメージだけは揺るがなかった。 実は羽生、その夢をすでに10代のころから見据えていたという。 16年に発売されたスポーツライター野口美惠氏の『羽生結弦 王者のメソッド 2008-2016』(文藝春秋)。13歳の少年が絶対王者に至るまでの軌跡を本人の肉声とともに描いたものだが、そのなかでシニア転向した羽生の“予言”が記されている。 《14年のソチ五輪は、とにかく出場したいです。あの空気を味わって,初の五輪だからある程度緊張もするだろうけれど、『僕は五輪で滑っているだぞ』っていう空気を味わって、すごく思い切って出来るんじゃないかな。そして、18年平昌五輪は23歳で年齢的には味も出てくるし、一番ベストの年齢。平昌五輪では金というイメージです》 快挙の陰には、どんなときでも決してぶれなかった“強い信念”があったのだ。
2018年02月17日