博報堂DYミュージック&ピクチャーズとゲームゲートは、「App Store」と「Google Play」において、「ごちうさアラーム~千夜編~」(以下、千夜アラーム)の配信を開始した。価格は720円(税込)。「千夜アラーム」は、TVアニメ『ご注文はうさぎですか?』の登場キャラ「千夜」が時間を知らせてくれる、目覚ましアプリ「ごちうさアラーム」の第4弾。70種類以上用意されたボイスの中から好きなボイスを最大3つまで組み合わせてセットすることが可能で、自分の好みのシチュエーションで千夜に時間を知らせてもらうことができる。そのほか、毎週・毎日設定やスヌーズ機能も用意されている。今回ももちろん「千夜」役の声優・佐藤聡美による録り下ろしで、「千夜アラーム」限定のオリジナルボイスを楽しむことができる。(C)Koi・芳文社/ご注文は製作委員会ですか?
2015年12月15日日本アカデミー賞を2度受賞し、これまで100本を超える作品に出演してきた樹木希林が、映画『あん』で日本人女優としては初めてアジア太平洋スクリーンアワードにおいて「女優賞」を獲得。本人から喜びのコメントが到着した。河瀬直美監督の『あん』は、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)と、求人募集の張り紙を見て「どら春」で働きたいとやってきた老女、徳江(樹木さん)の物語。徳江のつくる粒あんは絶妙な味わいで「どら春」は大繁盛、徳江は店の常連の中学生・ワカナ(内田伽羅)とも親しくなるものの、やがて徳江がハンセン病患者という噂が流れ、彼らの運命は大きく変わっていくことになる。日本でも現在ロングランヒット中で、台湾、韓国でも盛況をおさめ、ヨーロッパやアメリカ大陸でも上映が始まっている本作。これまで、カンヌ国際映画祭「ある視点部門」のオープニング上映を飾ったほか、イタリア・マルタ島のバレッタ映画祭では「最優秀作品賞」「最優秀女優賞」をW受賞、9月にはトロント国際映画祭での北米プレミア上映を果たし、国内でも樹木さんは報知映画賞、TAMA映画賞の「主演女優賞」を獲得している。そして今回は、オーストラリアのブリスベンで開催されていたアジア太平洋スクリーンアワードにおいて、日本人の女優としては初の「女優賞(Best Performance by an Actress)」を受賞。オセアニアから中東を含むアジア全域70か国の作品を対象に、ロシア、イラン、韓国、フィリピンの女優も同賞にノミネートされている中での快挙となった。世界45か国以上での配給が決定している本作。樹木さんの渾身の演技と『あん』に流れる温かなテーマは、まさに国境や人種を超えて絶賛の的となっている。<樹木希林コメント>アジア太平洋スクリーンアワードの「女優賞」をいただけるということで、私72歳になりまして、この歳まで女優をやっていると、疑り深くなりましてね(笑)。まして褒めていただけると、「う~ん、そうかな~」という風になります。ロシア、韓国、フィリピン、イラン、日本。この中で私がということはそれほど差があるわけではないと思いますが、一番の年上ということでこの度(賞を)頂戴させていただきます。どうもありがとうございました。『あん』は全国にてロングラン公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年11月30日居場所探しは少女漫画とおひとりさま女性の共通テーマこの前、おひとりさまの女子たちで、将来についてこんな夢で盛り上がりました。田舎に家を買って共同で住み、仕事は週に2~3日。休みの日は畑で農作業をして、給料を分け合い、自給自足で暮らそうというんです。気の合う女子だけで一緒に生活出来たら、ものすごく楽しそうです。基本、自給自足だからそれほどお金もいらないだろうし。男性に迎合して生きるのに疲れてしまい、結婚に希望を見いだせない女たちの向かう夢は、共同生活でした。「自分の居場所を探す」のは少女漫画の大好きテーマのひとつですね。自分が安心できる場所、自分の存在を受け入れてくれる場所、そんな場所を求めて葛藤する話がけっこうあります。(c)『坂道のアポロン』(小玉ユキ/小学館 フラワーコミックス)全9巻+BONUS TRACKさて、『坂道のアポロン』も、自分の居場所をもがいてもがいて探していく物語です。主に男子たちがもう。薫くんは、父親が不在がちなため、伯父の家に居候していて、肩身が狭い。千太郎はハーフで父親が誰なのかわからない。彼らは、自分の住む家に自分の居場所を見つけることが出来ず、苦しんでいます。千太郎の幼なじみの律子は、そばかすにおさげのいなかっぺな感じの少女です。彼女は別に自分の居場所がどうのとかあんまり悩んでいません。ルックスが平凡なキャラに少女漫画は寛容なんです。そして、千太郎、薫、律子の3人がジャズと出会って交流を深めつつ、ほんのり三角関係でモヤモヤしていきます。さて、この作品に登場する主役級男子は薫と千太郎。この2人は対照的です。薫は、人見知りのストレスでゲロ吐いちゃうような繊細なボンで、学業優秀、スポーツはいまいちです。背は高くありませんが、眼鏡を取ると整った美しい顔をしています。パートはピアノ。千太郎はケンカ上等の不良で、ガタイが大きく二の腕もたくましく、勉強は苦手。パートはドラムです。美人に一目惚れしたりして単純です。人生とは“家族のトラウマを恋愛で昇華しようとする少女漫画”(c)thompsonwood美味しいとこ持ってってるのが淳兄。大学生で、学生運動で身を持ち崩して退学したりしてアウトローな感じ。パートはトランペット。美人の女が言い寄ってきて部屋に上がり込んでも手を出さない硬派な不良です。『キャンディ・キャンディ』で言ったらテリィですかね。さまざまなバックボーンを抱えた若者たちが、ジャズを通じて自分の居場所を確立していきます。薫と千太郎は、性格が陰と陽くらい違い、接点がなさそうなのですが、ビバ音楽の力ですね。私は、家族に対して複雑な思いを抱えている主人公の話に猛烈に惹かれるんです。少女漫画では恋愛ものと同じくらい、親や兄弟といった、家庭の悩みについて描く作品が多い。それは、作者自身が抱えている問題であり、自分の人生を左右する重要なテーマだからでしょう。家族のトラウマがあるイケメンのほうがつけいりやすいというしたたかな女のもくろみもあるんでしょうが。少女漫画では、報われない家庭での鬱屈した思いが、恋愛で昇華されていきます。でもまあ、家族に夢が持てなければ、積極的に家族を作ろうという気にならないだろうし、現実はなかなかそうはいきませんわな……。Text/和久井香菜子
2015年11月27日エレファントハウス配給の河瀬直美監督作『あん』が、イタリアのシチリア島に位置するマルタ共和国の首都・バレッタで今年から開催されているバレッタ映画祭にて、メインの長編コンペティション部門の最優秀作品賞と、主演の樹木希林が最優秀女優賞のダブル受賞を果たした。本作は、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)と「どら春」の求人募集の張り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木さん)の物語。初週77館スタートで、23日目にして興行収入3億円を突破。樹木さんを始め、河瀬監督、永瀬正敏、内田伽羅、原作者のドリアン助川らが出席した今年のカンヌ国際映画祭でも拍手喝采を浴びていた。バレッタ映画祭の審査委員長を務めるのはローランド・ジョフィ。カンヌ国際映画祭で自身の監督作品『ミッション』(’86)がパルム・ドールを受賞している重鎮だ。今回の日本映画のダブル受賞という結果には、現地の映画祭関係者や来場者たちからも大きな反響があったという。本映画祭での受賞結果を受け、現地にメッセージを送った河瀬監督は「この度は、映画『あん』を最優秀作品賞に選んでいただきまして、本当にありがとうございます。主演の樹木希林さんにも成り代わりまして、お礼を申し上げます」と感謝を述べるとともに、受賞の喜びを噛み締めている様子。さらに、「この作品は日本の四季を通して、3世代の異なる人たちが、本当にシンプルですが、心の交流を描いた作品です。徳江さんが最後に残した言葉は、本当に底辺を観た人間が、それでも尚かつその命を前向きに生き抜いたそんな人たちの言葉だと思います。その人たちから受け取ったものを、千太郎やワカナが引き継いで、心に刻み、一歩を踏み出す先に、皆さんの笑顔があることを信じて作りました。国境も越えて、人は人がそこにいるということを認め合うことで何かしら、あたたかな気持ちが生まれるのではないかと思います」と作品に込めた熱い思いを語った。現在、世界40か国以上での配給も決定している本作。映画『あん』が、海を越えて世界を感動で繋いでくれるかもしれない。『あん』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月23日映画『あん』の3夜連続のトークイベントが6月16日(火)に最終日を迎え、河瀬直美監督と、監督と親交の深いシンガポール出身の写真家レスリー・キーが登壇。作品およびアーティスト論について熱く語り合った。ドリアン助川の小説を映画化した本作。街のどら焼き屋を舞台に、あん作りの名人だが、かつてハンセン病を患ったことで偏見にさらされる老女・徳江、雇われ店長の千太郎、女子中学生のワカナらの交流を通じて生きる意味や命について問いかける。全国77館という小規模公開ながらも連日、立ち見が続出し、ぴあ映画満足度でもNo.1を獲得するなど好調な興行を維持してきた本作。すでに観客動員数は20万人を突破した。6月15日(日)より3夜連続のトークイベントが河瀬監督によって企画され、一夜目は斎藤工、2夜目は浅野忠信、そしてこの日は、本作のカンヌ国際映画祭への出品にも同行したレスリーが来場した。河瀬監督はまず、映画を見終えたばかりの観客に対して「徳江さんが最後に遺したメッセージに尽きます。『見なければ何もない(=見ようとしなければ、存在しないことになってしまう)』というシンプルな哲学です。夢や希望もあった方がいいけど、“何か”になれなかったとしても大丈夫、私たちが見る世界はこんなに素晴らしいと言ってる」と作品に込めた思いを語りかける。この日の客席には、レスリーと河瀬監督がかつて通った「ビジュアルアーツ専門学校」(旧大阪写真専門学校)のアーティスト志望の若者たちの姿も多く見られたが河瀬監督は、カンヌのレッドカーペットで「ヨウジヤマモト」のドレスを着用したが、彼がクリエイターを目指す人に対して語った「この服を作るために死ねますか?」という言葉に言及。「ハサミひとつと命を引き替えにする情熱を持って作っているかということだと思う」と語り、さらにレスリーが監督に送ったという「直美のためなら死ねる」というメッセージを紹介。レスリーは「最愛のモノに出合って、そのくらい思えたら生きる意味がある」とそのメッセージの意味を説明し、河瀬監督も「私自身、正直なところ、それくらいの気持ちで向き合ってる。映画撮るために命を懸けてるし、『自分よりもここにあるもの(=作品)の方が大事』とスタッフに言える。それくらいのものに出会えるって幸せだと思います」と持論を口にした。だが、現代社会では「そうした気持ちが薄くなっている。別のモノでも大丈夫、という人が多い」とも。かつて映画祭で一緒に審査員を務めたスピルバーグが口にした「ハングリー」という言葉に触れ「スピルバーグでさえ、富と名声を掴んだあの人でさえいまでもそう言っている」と常に何かを追い求める情熱の重要性を熱く説いた。レスリーはローティーンの頃にシンガポールで松任谷由実の曲を聴いて感動し、10年間お金を貯めて来日し、写真学校に通った。自身、小さい頃の写真を持っておらず「妹の写真を撮りたかった。妹を子供時代の写真のない大人にさせたくなかった」と写真という道を選んだ理由を明かす。河瀬監督はこのレスリーのモチベーションに深くうなずく「私は、“瞬間”を失いたくなくて、映像という“動く画”を選んだ。当時、現像に出して上がってきた映像を見て、それを撮っていた時の自分がよみがえって『タイムマシンだ』と思った。記憶はそれぞれの人の中でバラバラだけど、写真や映像は記録なので変わらない。でもその記録が記憶と結びつく瞬間があるんです。この映画を見て、徳江を母と思う人もいればおばあちゃんと重ねる人もいるし、千太郎を自分だと思う人もいる。記憶と記録が結びつくことが原点。どうしても残したいという思いがあるから、絵画や壁画、映画がある。そこには人の『心』が必ずある。何が重要って『心』です!」と自らの創作の姿勢と重ね合わせつつ語り、客席は2人の言葉に静かに耳を傾けていた。『あん』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月17日浅野忠信が6月15日(月)、映画『あん』のヒット御礼イベントに出席。サプライズで本作の出演者である永瀬正敏が駆けつけると「先日メールをくれたばかりなのに…」と恐縮しきり。一方、永瀬さんは浅野さんの丸刈り頭をナデナデし、してやったりの笑顔を見せた。樹木希林演じるハンセン病に人生を翻弄された老女・徳江の魂の旅路を描く本作。犯罪歴をもつ千太郎(永瀬さん)が雇われ店長を務めるどら焼き店は、徳江がつくる粒あんのおいしさが評判になるが、かつて徳江がハンセン病を患ったという噂が客足を遠のかせ、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる…。「(本作に)出ていないのに、ずうずうしく来てしまって…」と照れ笑いを浮かべる浅野さん。10代の頃、永瀬さん主演の『ミステリー・トレイン』(ジム・ジャームッシュ監督)を見て「強烈にあこがれていた。日本の俳優でも、こんなカッコイイ海外作品に出れるんだと思った」と言い、“海外進出の先輩”に対する変わらぬ敬意を示した。また、永瀬さんが相米慎二監督の『ションベン・ライダー』(1983)で映画デビューを飾り、浅野さんは同監督の遺作となった『風花』(2001)に出演した“縁”があり、「とんでもないオヤジだったけど、今も悩んだときは相米監督の作品を見る」(永瀬さん)、「強烈な何かを植え付けられた」(浅野さん)と思いをはせた。東京・シネスイッチ銀座で行われたイベントには、メガホンをとる河瀬直美監督も出席。本作がオープニングを飾った第68回カンヌ映画祭ある視点部門で、浅野さんが出演した『岸辺の旅』(黒沢清監督)が監督賞を受賞しており、河瀬監督は「おめでとうございます。自分のことのように嬉しかった」と祝福していた。また、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2001公開)以来となる永瀬さん&浅野さんの“再共演”に期待が寄せられると、「浅野くんがよければ」(河瀬監督)、「今日はそのために来たんですよ!」(浅野さん)と意欲満々。永瀬さんも「浅野、今日は来てくれてありがとう」と感謝を表した。『あん』は現在公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月16日映画『あん』のヒットを記念し6月14日(日)、都内劇場で河瀬直美監督とゲストの斎藤工のトークベントが開催された。河瀬監督と親交の深いドリアン助川の小説を映画化した本作。千太郎が雇われ店長を務めるどら焼き屋にバイト募集を見てやってきた老女・徳江はあん作りの名人で、彼女の腕で店は繁盛をするが、実は彼女がかつて、ハンセン病を患っていたことがうわさとなり…。斎藤さんと河瀬さんはこの日が「はじめまして」。河瀬監督たっての希望で芸能界きっての映画通であり、監督としての顔も持つ斎藤さんとのトークセッションが実現した。控室では斎藤さんが「僕の一発芸になってる(笑)」という壁ドンを河瀬監督相手にやったそうで、しかも斎藤さんによると「僕が照れてしまい、ピクリとも心を動かせず、逆に壁ドンをしていただいた(苦笑)!」とか。登場時も、河瀬監督はまるで結婚式のように仲良く腕を組んで、斎藤さんにエスコートされて壇上に上がり、集まった女性ファンを前に「ごめんなさい」と謝罪し「ごちそうさまでした」と満足そうに語り、笑いを誘っていた。斎藤さんは『萌の朱雀』以来、河瀬監督の作品を見続けているそう。「いま、僕はTVの仕事が多くて、どうしても説明的な作業になってしまうんですが、河瀬さんの作品は説明じゃなく、演技でもなく、そこに存在しており、ドキュメンタリーがライバルのようにさえ見える」と語り、どうやってあの現場を作っているのかと興味津々で質問!河瀬監督は「他人の現場はわからないけど『よーいスタート』から『カット』までの間にここからここに来て、これを言って…というのでは決まり事が多い。私は360度、誰が何をしてもいいようにまず“場”をセッティングして、どこをカメラが抜いてもスタッフも映らないし、照明もケーブルも見えないようにする」と場づくりを説明。「テストもしない。役者さんがどこに立っても、だいたいスタッフがそれを受け止めて作っていく」と明かした。前作『2つ目の窓』では村上淳と村上虹郎の親子が劇中でも親子役で共演。今回、樹木希林とその孫で、本木雅弘の娘でもある内田伽羅が共演しているが、本作での2人の起用について「ドリアンさんが、徳江さんは樹木さんしかいないと。樹木さんを思い浮かべて(小説を)書いていたそうです。(内田さんが演じた)ワカナはちょっと普通の中学生ではない役ですが、伽羅ちゃんは最初のどら焼きのかじりつき方が普通の14歳じゃなかった」と述懐。その上で、ワカナはシングルマザーの娘役であるということで、内田さんを撮影の期間中、団地に一人で生活させていたと明かす。「(母親役の)水野美紀さんには、最初の2日だけ一緒に寝泊まりしてもらい、最初に母親の存在を体験させておいて、それから母親が帰ってこない状態にした。それが演出といえば演出」と語り、斎藤さんを驚かせていた。また、河瀬監督は演技指導についても「リアリティを追求して『自由にやってください』じゃ舵取りがなくなってしまう。行先は船長(=監督)が決めないといけない。どの道を通ってもいいし、道に迷ってもいいけど、迷うからには出口が必要」と持論を展開。その上で、決して直接的な指示の言葉を掛けることはないとし、今回の樹木さんへの演出を例に「樹木さんに『この店に来るのがこれが最後の日だったらどうですか?』と言って、もう1回やってもらうと、エプロンのたたみ方が変わるんです。日本の俳優さんはそれができる人たちなんですけど、それをやらせてもらえない。そういう時間のかけ方をさせてもらえないんだと思う」と語る。斎藤さんも「僕もそういう経験はさせてもらったことはないです」と羨望の表情を浮かべて深くうなずいていた。司会者から今後、斎藤さんを起用するを問われると、斎藤さんの方が「僕を前にそれを聞きますか?」と困惑。河瀬監督は会場の女性ファンに「工くんの魅力って何?甘いマスクもあるけど、言ってることやしていることもいいの?」と質問し、斎藤さんに演じさせるべき役柄を「考えます」と語りファンを喜ばせる。改めてその印象を問われ「目が合って『かわいい』と思いました。壁ドンしててもかわいいなぁ、飼っておきたいなと思った」と語り、会場は笑いに包まれた。『あん』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月15日第68回カンヌ映画祭ある視点部門のオープニングを飾った河瀬直美監督の『あん』が5月30日(土)に封切られ、東京・シネスイッチ銀座で河瀬監督をはじめ、樹木希林、永瀬正敏、浅田美代子、河瀬直美監督、原作者のドリアン助川が初日舞台挨拶に立った。ハンセン病に人生を翻弄された老女・徳江(樹木さん)の魂の旅路を描く本作。犯罪歴をもつ千太郎(永瀬さん)が雇われ店長を務めるどら焼き店は、徳江がつくる粒あんのおいしさが評判になるが、かつて徳江がハンセン病を患ったという噂が客足を遠のかせ、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる…。この日は河瀬監督の46回目の誕生日ということで、映画にちなんだどら焼きケーキが用意されたほか、秦基博が急きょ駆け付けて主題歌「水彩の月」を披露し、お祝い。すると、樹木さんは「あの…、マイク交換してもらっていいですか?」と秦さんにお願い。その理由は「だって、お口がマイクについていたでしょ?」とおちゃめな素顔を披露していた。一方、誕生日を迎えた河瀬監督は、「歌にケーキに、まるで盆と正月が一緒に来たみたい。(樹木さん演じる)徳江さんを見ていると、年齢を重ねるのも嬉しいことだと思える。胸がいっぱいです」に感無量。そして「この映画はフィクションですが、ここに刻んだ人物と風景は現実に存在している」と本作に魂を吹き込んだキャスト陣に敬意を表した。カンヌの旋風に続き、すでに世界28地域、30か国以上での配給も決定済み。この日はドリアンさんから「アメリカでの公開が決定しました!」と嬉しい報告もあった。『あん』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月30日第68回カンヌ映画祭「ある視点部門」のオープニング作品として出品された河瀬直美監督の『あん』。今回の「おいしい映画」は、作品の舞台である「どら焼き屋」と、そこに集まる人々の隠れた心の奥の声、「生きること」の意味を問いかけた本作をご紹介したいと思います。雇われ店長として、どら焼き屋「どら春」で単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。彼の前に求人募集の張り紙を見て一人の老女、徳江(樹木希林)がやってくる。やがて徳江に粒あん作りを任せると、その美味しさに店はみるみるうちに大繁盛。いつも1人で店に訪れる常連の中学生・ワカナ(内田伽羅)も徳江と親しくなるが、やがて徳江がハンセン病患者であるという噂が流れ、彼らの運命は大きく変わっていく…。あん作りの最中、小豆をじっと見つめている徳江さんに、千太郎が「そんなに顔を近づけて、小豆の何を見ているんですか?」と訊ねると、徳江さんがある言葉を発します。このセリフがこの作品の本質のように私は思いました。「食べてくれる“お客様”へ」ではなく、それよりもまず先に「原料である素材本来の素の姿」に感謝と敬意を払うこと。映画『あん』は全編を通して、「本質を見る」、「声を聴く」ことを訴えているように思います。何が本当に大切なのか。私たちが本当に見るべきものはなんなのか。千太郎が心に隠した思いや、ワカナが小さな胸に抱える寂しさと孤独。そして、ハンセン病によって自分ではどうすることもできず、時代に、世間に、人生を奪われてしまった徳江の思い。どら焼きの生地に挟まれて、表からは隠れて見えないあんは、誰もが傷ついた心をどうにか支えながら、それでも日々を生きている“私達”なのかもしれない、と思わずにはいられません。私達は、人に物に、人生に、ちゃんと耳を傾けているのだろうか。『あん』は私達に静かにそっとそう問いかけてくる、そんな映画。『あん』を観終わったら、ゆっくりと、じっくりと、どら焼きを味わってみましょう。そこには「あなた」の、そして「誰か」の人生の味がするかもしれません。(Umi)
2015年05月28日元ハンセン病患者の姿を描いた『あん』のプレミアム試写会が5月26日(火)に開催され、河瀬直美監督をはじめ、主演の樹木希林、永瀬正敏、原作者のドリアン助川が舞台挨拶に出席。来賓として高円宮妃殿下がご来場され、安倍首相夫人の昭惠氏も姿を見せた。千太郎が雇われ店長を務めるどら焼き屋の求人にあん作りの名人である老女・徳江が応募してくる。彼女のあんが評判を呼び店は繁盛するが、彼女がかつてハンセン病を患っていたという噂が広まり客足が途絶えはじめ…。樹木さんは、平成の世になってようやく元ハンセン病患者に対する差別撤廃に国が動き出したが、それよりはるか前に、大正天皇の皇后である貞明皇后がハンセン病患者の施設を訪れ、患者と触れ合いの時間を持ったという事実に触れ「国よりも先に啓いてくださった、そのことに感謝してここに立っております」と語り、この日、高円宮妃殿下が来賓として来場されたこととあわせて、皇室のハンセン病に対する関わりに深い感謝の思いを口にした。原作者のドリアンさんは「この小説を書こうと思ったのは20年くらい前で、書き始めたのは7~8年前。12回書き直しました。期待していた大手出版社には断れ、話を伺った元患者の方々との『本にする』という約束を裏切ることになるんじゃないかと思ったこともありました。こうして日本を代表する俳優さん方と監督の手で映画になり、世界の人に見ていただけました」と喜びを語った。先日、閉幕したカンヌ国際映画祭では本作がオープニングを飾ったが、永瀬さんは「世界中に映画に関わるいいろんな友人がいますが『おめでとう』と連絡がありすごく嬉しかったし、本当にすごいことなんだと感じました」と振り返る。樹木さんは「上映が終わったら、明るくなる前に逃げようと思った」と語り、その後のスタンディングオベーションの中、河瀬監督に手を差し伸べられたことについても「恥ずかしかったです」と語る。ドリアンさんはその時の様子について「千人以上の人が形式上ではなく、心から拍手を送ってくれました」と世界に本作が届いたことを実感したよう。改めてこの日の上映を前に「ハンセン病の元患者の人生を描いていますが、ハンセン病そのものを描いているわけではありません。人はなぜ生まれたのか?人生を全うするとはどういうことか?どうしても目標を持って頑張るということになりがちですが、それでかえって見えなくなるものがあるのではないか?生まれてきただけで既に与えられているのではないか?という人生の普遍的なテーマに向かった作品です」と語り、温かい拍手に包まれた。『あん』は5月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月26日主演に唯一無二の存在感を放つ女優・樹木希林を迎え、世界から注目を集める河瀬直美監督が贈る最新作『あん』が、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニングフィルムに正式出品されることが決定した。河瀬監督は、初の劇場映画『萌の朱雀』が同映画祭の「監督週間」に出品され、新人監督賞を史上最年少で受賞。また、過去には「コンペ」部門に『沙羅双樹』が選出、『殯の森』は出品されグランプリを受賞、さらに昨年『2つ目の窓』が出品されるなど、導映画祭へ多くの出品作品を持つ。2013年には日本人監督として初めて審査委員(「コンペ」部門)を務めた河瀬監督にとって、本作の出品がカンヌ映画祭出品7作品目となり、日本人としては史上最多となる。本作は、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)と「どら春」の求人募集の張り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木さん)の物語。河瀬監督自らの熱烈オファーで実現したという大女優・樹木さんの出演や、初の河瀬作品出演となる永瀬正敏や、樹木さんの孫娘・内田伽羅、市原悦子など、豪華キャストの共演にも注目が集まる。本作の同映画祭への出品を受けて、河瀬監督や主演の樹木さん、永瀬さん、原作者・ドリアン助川、主題歌を担当した秦基博らが喜びのコメントを寄せた。■河瀬直美監督継続的に良質な作品を創り続けること。それはどんどん山が高くなることです。しかし、それでも、映画を創り続けることをまっとうし、その先に、今回の2年連続カンヌの公式招待を、しかも、オープニングという特別枠でいただけたことに、誇りを感じます。「あん」はこの時代に生まれるべくして生まれ、人に伝わり、歴史に名を遺すのだと、原作を読んだ時に感じました。そんな想いを映画にのせて、世界の人々に見ていただけることに、いま、喜びを隠せません。素晴らしいスタッフとともに、こういった作品の監督であれた幸せを噛み締めています。ありがとうございました。■樹木希林こうして『あん』がカンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、映画本来の「鑑賞」をして頂ける特別枠に選ばれたことが喜ばしいです。また日本人でこういう監督が出てくることがたくましくて頼もしい。『あん』は一人歩きしていく。多くの人に観てもらいたい作品です。■永瀬正敏驚きました、心から光栄に思います。河瀬監督や樹木さん、すでに天国にいらっしゃる元ハンセン病患者さん方や沢山の皆さんの想いが海を渡る…本当に嬉しいです。■ドリアン助川(原作者)河瀬直美監督により映像作品として創造された『あん』は、それぞれの生の意味を問い直す人類共通のテーマを内包している。世界中が注目するカンヌ国際映画祭で本作が上映されることは、この秘められたテーマと独自の視点があるからこそ、たいへんな僥倖であり、またふさわしいスタートなのだと思う。私はこの物語を書く際、起点となる話をして下さった元ハンセン病患者の御夫婦とともに、映画『あん』の船出を客席から見守りたい。■秦基博(主題歌)『あん』、カンヌ正式出品決定、おめでとうございます。 生きることの意味を問いかけるこの美しい映画が、国境も越え、たくさんの人の元へ届くことが今から楽しみでなりません。主題歌というかたちで、少しでも携わらせて頂いたものとしても本当に幸せです。また、カンヌ国際映画祭名誉会長、ジル・ジャコブからも「この作品に集った才能、河瀬監督のそれは特に素晴らしく、世界に伝わるユニバーサルな作品であり、ほぼ完璧な作品を創られていると思います」と絶賛される本作。公開がいまから待ち遠しい。『あん』は5月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月24日女優の樹木希林が主演を務める、河瀨直美監督の映画『あん』(5月30日公開)が第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門オープニングフィルムに正式出品されることが24日、明らかになった。河瀨監督の作品が同映画祭に出品されるのは、今回で7作目。初の劇場映画『萌の朱雀』(1997年)で同映画祭新人監督賞を史上最年少で受賞し、『沙羅双樹』(2003年)でコンペ部門に選出、『殯の森』(2007年)ではグランプリを受賞。2009年には『火垂』で監督週間に選出され、2011年の『朱花の月』はコンペ部門に。そして2014年に、『2つ目の窓』がコンペ部門に出品したのに続き、日本人としては史上最多の出品数となる。カンヌ国際映画祭 名誉会長のジル・ジャコブ氏は、「大変素晴らしい作品でした。河瀨作品は全て好きですが、本作は、非常に心に触れる謙虚さがあり、また物語の語りとしてはパーフェクトの高みへと洗練されていました」と絶賛。特に、映画で描かれる"あん"を作るシーンに触れ、「この年になってまで、甘露煮のお豆の作り方に興味が湧くなど思いもしませんでした。それは、多くの人が知らないある田舎町の特有の風習や習慣が、映画を通して魅了する。そういうもののひとつでした」とコメントした。河瀨監督は、「継続的に良質な作品を創り続けること。それはどんどん山が高くなることです。しかし、それでも、映画を創り続けることをまっとうし、その先に、今回の2年連続カンヌの公式招待を、しかも、オープニングという特別枠でいただけたことに、誇りを感じます」と喜びを語る。主演の樹木は、「こうして『あん』がカンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、映画本来の"鑑賞"をしていただける特別枠に選ばれたことが喜ばしいです」と語り、河瀨監督について「日本人でこういう監督が出てくることがたくましくて頼もしい」とたたえた。共演する俳優の永瀬正敏は、「驚きました、心から光栄に思います。河瀨監督や樹木さん、すでに天国にいらっしゃる元ハンセン病患者さん方やたくさんの皆さんの想いが海を渡る…本当にうれしいです」とコメントを寄せ、主題歌を担当した秦基博は、「生きることの意味を問いかけるこの美しい映画が、国境も越え、たくさんの人の元へ届くことが今から楽しみでなりません。主題歌というかたちで、少しでも携わらせていただいたものとしても本当に幸せです」と作品の船出を祝福した。本作の原作は、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川氏の著書『あん』。小さなどら焼き屋「どら春」を舞台に、一人の老女とその周りの人間模様を通じて「人生とは」と問いかける物語。永瀬演じる「どら春」の雇われ店長・千太郎のもとに、求人募集を見た老女・徳江(樹木)が現れる。彼女の作る粒あんがきっかけで店は繁盛するが、かつてハンセン病を患っていたことが近所でうわさに。潔く店を去った徳江の足跡を、千太郎は徳江を慕っていた女子中学生・ワカナ(内田伽羅)と共に追う。(C)2015 映画『あん』製作委員会/COMME DES CINEMAS/TWENTY TWENTY VISION/ZDF-ARTE
2015年04月24日女優の樹木希林が主演を務める、河瀨直美監督の映画『あん』(5月30日公開)の予告映像と場面写真が3日、公開された。本作の原作は、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川氏の著書『あん』。初の劇場映画『萌の朱雀』(1997年)でカンヌ国際映画祭新人監督賞を史上最年少で受賞し、『殯の森』(2007年)で同映画祭にグランプリを受賞した河瀨直美監督がメガホンを取り、主演は、2008年に紫綬褒章を受賞し、2013年には『わが母の記』(2012年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた、女優・樹木希林が務める。さらに、樹木演じる徳江が"働きたい"と懇願するどら焼き屋の店主で、暗い過去を持つ千太郎を演じるのは、俳優の永瀬正敏。河瀨直美監督自ら永瀬に熱烈オファーし、初の河瀨直美監督作品出演となった。また、徳江と次第に心を通わせる女子中学生・ワカナ役を『奇跡』(2011)で樹木と初共演を果たした、樹木の実の孫娘・内田伽羅が熱演。元ハンセン病患者である徳江が暮らす療養所内の喫茶店で働く佳子を、50年以上の役者生活で樹木とは初共演となる市原悦子が演じる。ほかにも浅田美代子、水野美紀ら実力派が作品を彩る。徳江がどら焼き屋を訪れるところから始まる予告動画。そのあまりのおいしさに、店で働くことを提案する千太郎。徳江と千太郎のやりとりには、ほのぼのと笑いがこぼれるシーンが描かれる。彼女の作る粒あんがきっかけで店は繁盛するが、かつてハンセン病を患っていたことが近所でうわさに。潔く店を去った徳江を、千太郎は徳江を慕っていた女子中学生・ワカナと共に追う。映像では、「こういう仕事を一度してみたかったの」と一時のつつましい幸せを抱きしめる徳江と苦悩する千太郎の姿を、秦基博のバラード「水彩の月」が包み、涙を誘う構成となっている。(C)2015 映画『あん』製作委員会/COMME DES CINEMAS/TWENTY TWENTY VISION/ ZDF-ARTE
2015年04月03日東京都・南青山の岡本太郎記念館では、岡本太郎の「生命体」展を開催している。開催期間は6月14日まで(火曜休館、祝日の場合は開館)。開館時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)。入場料は一般620円、小学生310円。同展は、一般公開されていない「生命の樹」の模型をはじめ、岡本太郎が手掛けた作品の中でも特に生命のエネルギーにあふれる油彩など約30点を展示し、太郎が表現しつづけた"いのちの強さと尊さ"に迫っている。岡本太郎は、生涯にわたって"いのち"を描きつづけてきたが、その代表的な作品が、太陽の塔の胎内に内臓されている「生命の樹」。太陽の塔を構想したとき、太郎はその胎内に"生命体"を内蔵しようと考え、アメーバから人間にいたるすべての生き物が一体となって組織する一つの"樹"を創り出した。それは動脈となり、リンパの流れとなって太陽の塔に生命を吹きこんでいる。さらに会期半ばより、第17回岡本太郎現代芸術賞で太郎賞を受賞したアートユニット「キュンチョメ」と、敏子賞を受賞した「サエボーグ」による新作の特別展示も行われる。4月1日~20日に開催するキュンチョメの「もう一度太陽の下でうまれたい」展では、太郎作品の中でも太陽をモチーフにしたものをとりあげ、新たな解釈とともに状況に抗おうとする意欲的な展示となる。なお、今年度の受賞作品を紹介している「第18回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展も、4月12日まで川崎市岡本太郎美術館にて開催されている。
2015年03月20日女優・樹木希林がカンヌの常連、河瀬直美監督とタッグを組んだ映画『あん』。小さなどら焼き屋を舞台に描く本作には先日、永瀬正敏が出演することも発表されたが、このほど、9年ぶりの映画出演となる市原悦子が樹木さんと初共演することが明らかとなった。あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。ある日、その店で働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れる。彼女の勢いに押されるように、どら焼きの粒あん作りを任せた千太郎だが、彼女が作る粒あんがあまりに美味しく、次第に来客数も増え、店がみるみるうちに繁盛していく。いつも、潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも次第に徳江と心を通わせていく。だがある日、徳江が昔ハンセン病を患っていたことが近所のうわさになる。一気に客足が遠のき、千太郎も徳江を辞めさせなければならないこと状況になる。この状況を察した徳江は、潔くその店を去り、それ以来徳江は千太郎やワカナの前に姿を見せることはなかった。それぞれの想いを抱えて、徳江の足跡を探す千太郎とワカナ。そして、2人が対面したものは…。『萌の朱雀』(’97)でカンヌ国際映画祭「新人監督賞」を史上最年少で受賞、その後『殯の森』(’07)では同映画祭で「グランプリ」を受賞した、世界が認める河瀬監督が、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の著書「あん」を映画化する本作。市原さんが演じる役柄は、樹木さん扮する元ハンセン病患者・徳江が暮らす療養所内の喫茶店で働く佳子。徳江と佳子は親友であり、長い年月をともに療養所で過ごした間柄だ。市原さんは、1957年に俳優座に入団し「りこうなお嫁さん」でデビューし、新劇女優として高い評価を得た。その後、舞台だけでなく、映画・テレビなど多方面で活躍。1990年には『黒い雨』で日本アカデミー賞「最優秀助演女優賞」を受賞し、役者としての地位を確立した。映画出演は2006年公開『バルトの楽園』以来9年ぶりで、河瀬監督作も初出演となる。今回の共演は、樹木さんが河瀬監督へ提案し実現に至ったという。市原さんは、樹木さんとの初共演を受けて「楽しかったです。お互いに50年以上役者の仕事をしてきたのにこれまで一度も御一緒しませんでした。希林さんは年を経たこと、またお体の具合も万全ではないことが、より魅力的にしているのかなと感じました。撮影を待つ間も楽しかったです」と語った。さらに河瀬監督についても、「自然との共生について、監督は地に根を張っていらっしゃると感じました。優しく、竹のようにしなやかな女性の力が心強かった」と称賛のコメントを寄せている。『あん』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日女優の市原悦子が、河瀨直美監督の映画『あん』(6月公開)で、主演の女優・樹木希林と初共演することが25日、明らかになった。原作は、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川氏の著書『あん』。初の劇場映画『萌の朱雀』(1997年)でカンヌ国際映画祭新人監督賞を史上最年少で受賞し、『殯の森』(2007年)で同映画祭にグランプリを受賞した河瀨直美監督がメガホンを取り、主演は、2008年に紫綬褒章を受賞し、2013年には『わが母の記』(2012年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた、女優・樹木希林が務める。市原が演じるのは、元ハンセン病患者・徳江(樹木)が暮らす療養所内の喫茶店で働く"佳子"。徳江と佳子は親友であり、長い年月をともに療養所で過ごした間柄という設定だ。市原の映画出演は『バルトの楽園』(2006年)以来9年ぶりで、河瀨監督作は初出演となる。市原は、本作出演に至った経緯について、「河瀨監督が奈良から出て来られて、私の家の近くのホテルでお会いしました。その時、樹木さんから佳子役は市原でどうかとすすめられたとおっしゃっていました」と説明。樹木との共演を、「楽しかったです。お互いに50年以上役者の仕事をしてきたのにこれまで1度も御一緒しませんでした。希林さんは年を経たこと、またお体の具合も万全ではないことが、より魅力的にしているのかなと感じました。撮影を待つ間も楽しかったです」と振り返った。また、河瀨監督については「自然との共生について、監督は地に根を張っていらっしゃると感じました」という印象で、「優しく、竹のようにしなやかな女性の力が心強かったです」と人柄を絶賛。自身の役どころを、「とことん疎外されて生きてきた女性なのに、あの優しさはどこから来るのか考えました」と捉え、「あこがれる女性像です」と明かした。本作は、小さなどら焼き屋「どら春」を舞台に、一人の老女とその周りの人間模様を通じて「人生とは」と問いかける物語。永瀬正敏演じる「どら春」の雇われ店長・千太郎のもとに、求人募集を見た老女・徳江が現れる。彼女の作る粒あんがきっかけで店は繁盛するが、かつてハンセン病を患っていたことが近所で噂に。潔く店を去った徳江の足跡を、千太郎は徳江を慕っていた女子中学生・ワカナと共に追う。
2015年02月25日松田翔太さんが桃太郎、桐谷健太さんが浦島太郎、濱田岳さんが金太郎を演じる新CMが話題になっていますね。昔話の人気キャラ3人が実は友達だった――というストーリー、これからどんなふうに展開していくのかとワクワクしている人も多いのでは?筆者が見ていて特に気になったのは、桃ちゃん(桃太郎)が彼女持ち、しかも相手は「かぐや姫」だったというところ。「俺は桃から。彼女、竹から。それつながり」って…。どちらかというと、瓜から生まれた「瓜子姫」のほうが近いんじゃ?とか余計なことを考えてしまいました。さておき、あの3人って実際にお付き合いしたらどんな感じなんでしょう?cocoloni PROLOでは以前、「桃太郎はブラック彼氏!?」なんて記事も公開しましたが…。誰と付き合ったら一番幸せになれるか、というのを独断と偏見で分析してみようと思います。≪恋人を一番幸せにしてくれる太郎は?≫◆桃太郎:恋人の提案を却下する男鬼ヶ島の鬼が人々を苦しめていると聞き、退治に向かった桃太郎。まさに正義の味方!という感じですが、実際に鬼の暴れっぷりを見たわけではなく、村人の話を鵜呑みにして戦いに行ったのはやや軽率だったかも。相手がどの程度強いのかもわからないのに、犬・猿・キジだけを連れて出かけた無鉄砲さも、若さゆえという印象です。勝ちたいなら、まずは敵を知ることが大事。状況も知らぬまま乗り込んで行き、一方的にたたきのめした男といったら、英雄どころかちょっとひどい奴にも感じられます。こういう男性は自分が一番偉いと思っていて、周りの意見に耳を貸さない可能性大。女性とデートをする際も、自分が行きたい所にばかり連れて行き、相手が退屈していても気づいてくれないかもしれません。もしくは恋人が、「あそこに行きたい」「あれ面白いよ」と自分の知らないことについて話しても「くだらない」と却下したり。ちなみにCMでは、桃太郎は犬・猿・キジとは「団子コミュニケーション」を取っていて、団子がない日は相手にされていない様子。とりあえず、「何があってもこの人のために尽くしたい」と思わせるほどの人物ではないみたいです。◆浦島太郎:いい人すぎてだまされる男子どもたちにいじめられていた亀を助け、そのお礼として竜宮城に連れて行かれた浦島太郎。弱い者いじめが許せない心優しい青年であることは間違いありません。ただ、もしかしたら子どもと亀がグルの詐欺師だったかも、という可能性を考えることもなく、軽い気持ちで行ってしまったのは怖いもの知らずというか何というか…。良くも悪くもだまされやすい人なんじゃないでしょうか。しかも乙姫さまが「決して開けないで」と言った玉手箱を開けてしまった、約束を守れない男でもあります。こういう男性は、作り話にコロッとだまされるタイプ。恋人がいても、美女が猫をかぶって泣きついてきたら、「かわいそう」という理由で受け入れ、簡単に浮気してしまいそうです。「あの子を助けたいから」とデートの約束をドタキャンしたり、恋人からお金を借り、なかなか返してくれなかったり…優しさは大きな魅力ですが、人がよすぎるのも考えものですよね。CMでは、竜宮城に連れて行ってくれるはずの亀が驚くほど小さかったことから、桃太郎に「だから浦ちゃんモテないんだよ。彼女とかいないから乙姫にだまされるんだ」と言われていた浦島太郎。だまされやすいという解釈は間違っていないようです。◆金太郎:タフで包容力のある男毎日、山の動物たちと相撲を取り、大きなクマと戦っても負け知らずの金太郎。ある日、谷間に橋がなくて向こう岸に渡れないと困っている動物たちのため、巨大な木を倒して橋をかけてあげたそう。金太郎の歌にも「気は優しくて力持ち」という歌詞がありますが、文字通り、包容力があって頼りになる人なんですね。ちょっと若すぎる(むしろ子ども?)のと、ほとんど動物としかコミュニケーションを取っていなそうなのが気になりますが、年下&女慣れしていない男性が好きな人には合っているんじゃないかと。橋がないなら作ればいい、という柔軟な発想も素敵です。こういう問題解決力のある人って、女性としては一緒にいて安心できますよね。サバイバルスキルも高いだろうから、もしものときにも助けてくれそうだし。なので、何を考えているかサッパリわからない男性より、ピュアで単純明快な男のほうが好み!という女性には自信を持ってオススメします。あまりにもわかりやすい男は退屈でイヤという人はやめておいたほうがいいと思いますが。CMでは、桃太郎や浦島太郎と比べて「俺ってイケてない」といじけていた金太郎。でも、最終的に一番いい女を捕まえるのは、かっこいい桃太郎や、ひたすら優しい浦島太郎ではなく、地味だけど実はすごい彼のような気がします。ということで、桃太郎・浦島太郎・金太郎の中で、最も恋人を幸せにしてくれそうなのは、CMではいじられキャラの金ちゃんこと金太郎でした。…なんて妄想を繰り広げつつCMを見たら、また別の楽しみ方ができるかも!?(文=編集J)※画像はau「 あたらしい英雄、はじまるっ」よりあの人がこれまでにしてきた恋愛のすべて【無料占い】
2015年01月23日初の劇場映画『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭「新人監督賞」を史上最年少で受賞し、『殯の森』で同映画祭にグランプリを受賞するなど世界が認める河瀬直美が、日本を代表する女優・樹木希林を主演に迎えて手がけた最新作『あん』。このほど、樹木さん演じる主人公・徳江を雇うことになる店長役を永瀬正敏が演じることが決定。これに併せ、特別映像も解禁となった。あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。ある日、その店で働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れる。彼女の勢いに押されるように、どら焼きの粒あん作りを任せた千太郎だが、彼女が作る粒あんがあまりに美味しく、次第に来客数も増え、店がみるみるうちに繁盛していく。いつも、潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも次第に徳江と心を通わせていく。だがある日、徳江が昔ハンセン病を患っていたことが近所のうわさになる。一気に客足が遠のき、千太郎も徳江を辞めさせなければならないこと状況になる。この状況を察した徳江は、潔くその店を去り、それ以来徳江は千太郎やワカナの前に姿を見せることはなかった。それぞれの想いを抱えて、徳江の足跡を探す千太郎とワカナ。そして、2人が対面したものは…。作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の著書「あん」を映画化した本作。今回、暗い過去を持ちながらも、どら焼き屋の雇われ店長を任され単調な日々を過ごしている千太郎役に、『KANO 1931 海の向こうの甲子園』でも主役を務め世界を舞台に活躍する永瀬さん。働きたいと懇願する徳江と出会い、彼女と過ごすうちに心を開き“生きる”事に真剣に向き合い前に進み始める。そんな千太郎を永瀬さんは男の悲哀たっぷりに好演している。河瀬監督からの熱烈オファー受けたという永瀬さんは、「まさか、自分にお声掛けしてもらえるとは思いもしなかったので大変嬉しかったです。映画の枠を越えた何かが作品の中に息づいている気がしていました」と喜びを語った。またカンヌ出品については「それはまだなんとも…。ただフランスとドイツが制作に入っていると聞いているので、両国のみなさんにも観て頂ける機会があればいいな、とは思っています」と海外も視野に入れていることを明かした。永瀬さんは、主演の樹木さんと2001年公開の映画『ピストルオペラ』以来14年ぶりの共演。カンヌ国際映画祭でも常連となった河瀬監督と海外作品にも多数出演経験を持つ永瀬さん、日本が誇る大女優・樹木希林のタッグで、世界での評価に期待したい。『あん』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月22日江戸一は1月31日まで、食べ放題レストラン「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」「すたみな太郎NEO」にてお笑いコンビ「日本エレキテル連合」とのコラボレーションキャンペーンを実施している。「すたみな太郎」は、焼き肉・寿司・デザートを中心としたメニューを提供するバイキングレストランで、2014年7月現在で国内に129店舗を展開している。このほど行われたキャンペーンの記者発表会では、同社代表取締役社長兼CEOの小澤和貴氏が登壇し、「お客さまのニーズに対応するため、常にすたみな太郎は革新的でなければならない、変化し続けなければならないと思っています。そこで今回は、エンターテインメント界の革新的存在であるエレキテル連合のお力を借りました」とコラボレーションについて語った。今回のキャンペーンでは、日本エレキテル連合とのコラボレーションメニューを販売するほか、音声ポスターの設置やコラボレーショングッズのプレゼントなどを行う。コラボレーションメニューは「朱美ちゃんの白湯豚しゃぶしゃぶ」「細貝さんの昭和あったかおでん」の2種類で、どちらも食べ放題となる。「朱美ちゃんの白湯豚しゃぶしゃぶ」は、同コンビが演じるキャラクター「朱美ちゃん」の白い顔をイメージした白湯ダシを使った豚しゃぶしゃぶで、鶏ガラを使用した濃厚な旨みが特長。「細貝さんの昭和あったかおでん」は、同コンビが演じる「細貝さん」の"昭和っぽい風貌"をイメージしたおでんとなる。「白湯豚しゃぶしゃぶ」は「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」、「昭和あったかおでん」は「すたみな太郎」のディナーのみでの提供で、いずれも「すたみな太郎NEO」では提供しない。発表会には「朱美ちゃん」と「細貝さん」に扮(ふん)した日本エレキテル連合の2人も登場し、「細貝さん」を演じる中野聡子さんは自身とコラボレーションした同社について「攻めた会社だと思いましたよ。私たちを広告に持ってきてくださるこの英断! 」とコメント。コラボメニューのおでんについては「オヤジ1人でもよし、家族でもよし。古き良き日本を思い出す素晴らしい一品でございます」と語った。「朱美ちゃん」を演じる橋本小雪さんはコラボメニューの豚しゃぶしゃぶについて「朱美とろけちゃう! 」と一言。独特の世界観を披露していた。他にも同店では、店舗のQRコードから日本エレキテル連合出演の限定ムービーにアクセスできるほか、店内のパスワードを入力することで公式WEBページからカレンダーなどのコラボグッズもダウンロードできる。また、バスタオルやちゃぶ台セットなどのグッズが抽選で当たるプレゼントキャンペーンも展開する。店頭にはボタンを押すと同コンビの音声が流れるポスターを設置し、小学生以下の子どもがいるグループには「朱美ちゃん」をモチーフにした福笑いもプレゼントする(なくなり次第終了)。また、1月12日までは「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」にてディナー限定の食べ放題メニュー「熟成黒毛牛中落ちカルビ」も提供。40日間熟成させた豪州産の牛肉で、なくなり次第終了となる。
2015年01月08日“カンヌの常連”河瀬直美監督が、樹木希林を主演に迎えて贈る最新作『あん』から、初の映像となる特報映像が解禁。2014年には「旭日小綬章」を受章した大ベテランの樹木さんが、本作の特報で初のナレーションを務めていることが分かった。あるきっかけで刑務所暮しを経験し、縁あって、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎。ある日、その店の求人募集の貼り紙を見て働きたいと懇願する老女・徳江(樹木さん)が現れる。彼女が作る粒あんはあまりに美味しく、瞬く間にどら焼きは人気商品となり、店はみるみるうちに繁盛していく。また、いつも潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも、次第に徳江と心を通わせていった。だがある日、徳江が昔、ハンセン病を患っていたことが近所の噂になり、事情を察した徳江は店を去る。今、徳江はどうしているのだろう…?それぞれの想いを抱え、千太郎とワカナは徳江の足跡を探すことに…。原作は、河瀬監督の『朱花の月』にも出演しているドリアン助川の同名小説。河瀬監督が原作モノの映画化に挑むのは初となる。主演を務めた樹木さんは、2008年に「紫綬褒章」を受賞し、2013年には『わが母の記』で日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を受賞。全身がんであることを告白しながらも仕事は継続しており、年末のスペシャルドラマではお笑い芸人の又吉直樹(ピース)とも異色のコンビで絶妙な掛け合いを見せていた。本作では、小さなどら焼き屋を舞台に、人々の心をホッと和ませる粒あんを作るひとりの老女の姿を熱演。初の映像となった今回の特報でも、「やり残したことは、ありませんか?」と問いかける樹木さんの実生活とも重なる語りと、グツグツと煮える小豆や出来たてのどら焼き、そして、そのどら焼きを手に「おいしい…」とつぶやく劇中のワンシーンが納められている。製作発表会見では「遺作になることを望まれている」とジョークにしながらも、渾身で挑んだ本作。樹木さん以外にも豪華共演者が名を連ねているというから、続報にも注目だ。『あん』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月05日横浜シーサイドラインと京浜急行電鉄は11月30日、横浜シーサイドライン開業25周年記念企画「シーサイドライン×京急 1000型&旧1000形見学ツアー」を開催する。ともに引退したシーサイドライン1000型と京急旧1000形を間近に見学・撮影できるツアーだ。このツアーではまず、シーサイドライン車両基地(最寄り駅は並木中央駅)を訪問。同基地に1編成のみ保存されている1000型を見学するほか、同社社員による新交通システムや車両の解説を聞く。1000型は1989年のシーサイドライン開業時に導入され、2000型投入にともなって順次廃車に。今年になって最後の編成が引退した。午後は京急ファインテック久里浜事業所を訪問し、同所に2両のみ保存されている京急旧1000形を見学する。旧1000形は1959年から1978年までの約20年間、マイナーチェンジを重ねながら製造されたかつての主力車両。通勤通学や海水浴輸送に活躍したほか、都営浅草線・京成線・北総線への乗入れ車両としても幅広く運用され、2010年6月に引退した。シーサイドライン1000型と京急旧1000形はともに通常は公開していないため、鉄道ファンにとって貴重な機会となりそうだ。とくに、京急旧1000形の撮影会は引退後初だという。シーサイドラインと京急の名物社員によるガイドが聞けるのも、このツアーならではのポイントだ。旅行代金は昼食付きで1名4,000円。オプションとして、軽食・ワンドリンク付きのファンミーティングも設定されている(3,000円)。定員40名。参加申込みは京急観光各旅行センター、京急観光営業企画部にて受け付ける。
2014年11月13日コロワイド東日本は「手作り居酒屋甘太郎」の35周年を記念し、名前に太郎が付く人にお得なサービス「太郎割」を11月1日より開始する。同サービスは「甘太郎は、太郎に甘い。」がコンセプト。名前が「甘太郎」の人には、グループ全額無料(割引上限10万円)。名前に「太郎」が付く人、または含まれる人には、グループのドリンクまたは料理が半額(割引上限5,000円)、グループの宴会コース料金が10%OFF(割引上限2万円)等のサービスが受けられる。実施する店舗は、関東・関西・北海道の「手作り居酒屋 甘太郎」のほか、「遊食三昧 NIJYU-MARU」、「北の味紀行と地酒 北海道」、「うまいものいっぱい いろはにほへと」、「うまいもん酒場 えこひいき」、「贔屓屋」、「地酒とそば・京風おでん 三間堂」、「うまいもの市場 TAPA」、「Foodiun Bar 一瑳」、「魚活鮮とあぶり焼 海へ」全店舗。利用には、名前が確認できる免許証等の身分証明書が必要。団体名や社名、通称、あだ名などは不可となる。実施期間は11月1日~12月31日まで。店舗によっては利用できないサービスも一部ある。また、他券の併用や食べ放題・ランチ・タイムサービス宴会・12月の金、土曜日は利用不可。詳細は「太郎割」公式サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月30日加藤清史郎が主演を務める映画『忍たま乱太郎』の新キャストが発表され、中村獅童と檀れいが主人公・乱太郎の父と母を演じることが決定した。その他の写真『忍たま乱太郎』は、忍術学園に通う少年・乱太郎(加藤)が、教師・山田伝蔵(寺島進)らの指導を受けながら仲間たちと修行を積み、エリート忍者を目指す姿を描く。ヒラ忍者で“半農半忍”の生活をおくっている父を演じた中村と、息子を時に温かく、時に厳しく見守る母を演じた檀。中村は「スタッフには僕と清史郎くんが似ているとよく言われていましたが、清史郎くんは経験豊かな役者さんのようにしっかりしており、僕よりも大人の様なところもあり驚きました」とコメント。檀は「子供たちが喜んでくれるよう楽しい作品を作りたいと思いお受けしました。 昨年の夏の暑い撮影の中、元気一杯乱太郎を演じていた清史郎くんは、礼儀正しい“こども店長”でした(笑)」と述べ、「くの一らしい(刃物を扱う)シーンもあり、アクションを一発で決めるのは難しかったです」と撮影を振り返っている。すでに配布されている作品の資料には、「先祖代々、ヒラ忍者の家系に生まれたけれど、エリート忍者を目指して忍たまたちの学校<忍術学園>に入学したのです!すべては父上・母上を喜ばせるため」という乱太郎のセリフが記載されており、乱太郎の父母が物語上、重要なポジションをしめていることが伺える。実写映画『忍たま乱太郎』は7月23日(土)から全国公開され、3月12日(土)からはアニメ映画『忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』も公開される。『忍たま乱太郎』7月23日(土) 宿バルト9ほか全国ロードショー!
2011年02月17日