金原出版は11月25日、がん患者およびがん患者の家族、放射線治療に携わる医師や看護師、医療関係者に向けた書籍『患者さんと家族のための放射線治療Q&A2015年版』(2,200円・税別)を発刊する。「放射線治療」は手術、薬物療法と並ぶがん治療の3本柱の1つ。手術や化学療法が困難な高齢者や、合併症により手術や化学療法が行えない患者にも適応できる治療法だという。また、通院による治療のため、「がん就労」を可能にする方法としても注目されている。国立がん研究センターがん対策情報センターによると、2015年の予測がん罹患(りかん)数は98万人、予測がん死亡数は37万人まで増加している。このうち放射線治療を受ける患者は約3割とのこと。この数は、"切らないがん治療"として放射線治療を選ぶ人が多い欧米と比べると半分程度だという。同社は、放射線治療を選ぶ人が少ない一因として「放射線治療の良さを知らずにいること」を挙げ、「放射線」という言葉だけで悪影響が出るのではないかと心配する患者や家族も多いことに着目。そこで、放射線治療に関する正しい知識を解説した同書を発刊することとなった。同書はQ&A方式で、さまざまな疑問に答える形で構成している。放射線治療のしくみ、手術や薬物療法との違い、放射線治療の費用、治療にかかる日数、併用療法、各部位別の治療法、治療の進め方などを解説。編集には日本放射線腫瘍学会が携わっており、学会初の公式本であるという。
2015年11月20日国立がん研究センター(国がん)とアストラゼネカは11月16日、国がんが開発中の質量分析イメージング法(Mass Spectrometry Imaging:MSI)を用いて、アストラゼネカの新規抗がん剤の腫瘍組織への局在を解析する非臨床共同研究契約を2015年9月10日に締結したと発表した。国がんが開発中のMSIは腫瘍組織で起こる抗がん剤の複雑な相互作用を放射性同位体を使用せずに直接分析できる技術。同センターは、MSIによりこれまで判らなかった腫瘍組織・細胞への抗がん剤集積を画像として確認することができるようになったとする。今回の共同研究では、坦がん動物モデルを用いて、新規抗がん剤の腫瘍組織分布を解析するMSI技法を開発・確立することを目指す。また、国がんとアストラゼネカは、同共同研究の成果を今後、新規抗がん剤を用いた早期臨床試験(第I相臨床試験)において、生体組織検査により腫瘍組織中の薬物分布濃度と効果の関連を評価し、投与量の設定、作用の評価に役立てるとしている。さらに、同技術を用いて最適な投与量を速やかに決定することによる臨床試験の短縮や、がん治療以外で生体組織検査を行う分野での当該薬剤の組織中の薬物分布濃度と効果の関連を評価することへの応用も期待される。
2015年11月16日サラダの付け合わせやお弁当のおかずなど、何かもの足りない時に「ゆで卵」はとっても便利。でもわざわざ鍋を出して作るのも面倒じゃありませんか? ここではマグカップを使い、電子レンジで作るゆで卵の作り方を紹介します。○材料・卵・アルミホイル・マグカップ・ラップ・水○作り方卵は室温から出しておきます。冷蔵庫から出したものでも使えますが、室温に出したものとでは、火の通りが若干異なります。アルミホイルで卵をしっかりと包みます。隙間なくぴっちり包んでください。マグカップにアルミホイルに包んだ卵を入れ、その上から水を注ぎます。水の量は、卵がちゃんと隠れるまでたっぷりと (水にしっかり浸ってないと火災の原因になるので気を付けてください!)。マグカップにラップをかけます。蒸気が出るように少し間をあけておきます。電子レンジで加熱します。筆者宅の電子レンジは500W。ここでは500Wで9分加熱しました。加熱している最中、ブクブクとマグカップの中の水が沸騰し、レンジ庫内は蒸気でいっぱいになります。加熱が終わったあと、そのまま5分ほど放置します。取り出す際、マグカップはかなり熱くなっているのでやけどに注意してください。マグカップの水 (湯) を捨て、冷水を注ぎます。冷ましてから殻をむくと、しっかりと白身が固まっていました半分に切ってみました。固ゆでの状態です。同じ工程で加熱時間を7分にしてみました。とろとろの半熟状態になりました。ここでは、ラーメンを作る際、一緒にゆで卵を作ってみました。何個も作る場合は適さないかもしれませんが、「ちょっとだけゆで卵がほしい」という時にはとても便利です。○何度か作って好みの固さを見つけてみてここでは直径8cm、高さ9cmのマグカップを使用しました。卵がすっぽりと収まる、大きめのマグカップの方が作りやすいです。また、電子レンジのワット数やメーカーなどによって、同じ加熱時間でもできあがりに差が出るかと思います。何度か作ってみて、お好みのゆで卵の固さを見つけてくださいね。なお、先にも明記しましたが、マグカップに入れる水の分量が十分でないと火災が発生する原因になりますので、十分に注意してください。執筆:麦原 ケイ (ベル・エキップ)猫とビールと唐揚げとコーヒーが好きな神奈川県・横浜在住の主婦ライター。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年11月11日国立がん研究センター(国立がん研)は11月9日、膵がん早期診断の血液バイオマーカーを発見したと発表した。同成果は、国立がん研 創薬臨床研究分野 本田一文 ユニット長の研究グループらによるもので、11月9日付の英オンライン科学誌「Scientific Reports」に掲載された。同研究グループはこれまでに、血液中に存在するタンパク質「apoA2 アイソフォーム」が膵がんや膵がんリスク疾患の患者で低下することを質量分析の結果から発見・報告していたが、今回、米国国立がん研究所(NCI)との共同研究においても、健常者に比べ早期膵がん患者でapoA2 アイソフォームが低下していることが確認された。また、既存の膵がんバイオマーカーである「CA19-9」と比べて高い精度でI期、II期膵がんを検出できることも確認。この結果からNCIは、apoA2 アイソフォームが膵がんにおける信頼性の高い血液バイオマーカーになりうる可能性があると評価している。また従来、apoA2 アイソフォーム濃度を計測するためには高価な機器を必要とする質量分析を用いた測定法しかなかったが、今回、同研究グループは、apoA2 アイソフォーム検査を実用化するために簡便な検査法の開発に取り組み、検査キット「Human APOA2 C-terminal ELISA kit(研究用試薬)」の作製に成功した。同検査キットで国内多施設共同研究で集められた膵がんを含む消化器疾患患者と健常者の血液検体を測定し、その判別性能を検討したところ、CA19-9に比べ、より高精度に早期膵がんを検出できたという。また、CA19-9が反応しない膵管内乳頭粘液性腫瘍や慢性膵炎などの膵がんリスク疾患も高い精度で検出。さらにapoA2 アイソフォームとCA19-9との組み合わせにより、早期膵がんの検出率はさらに向上した。今後、国立がん研と神戸大学などが協力し「apoA2 アイソフォームを用いた膵がん模擬検診」が開始予定。この模擬検診を含めたさらなる研究により、apoA2 アイソフォームの検査が本当に早期膵がんや膵がんリスク疾患を適切にスクリーニングでき、検診に実用化できるかどうかを確認していくという。また、同検査キットは研究用試薬であるため、体外診断薬としての承認を得ることも目指していく。
2015年11月10日国立がん研究センター(国立がん研)は11月4日、18歳未満の子供をもつがん患者とその子どもについて調査し、国内で1年間に新たに発生する患者とその子どもの人数などの全国推定値を明らかにしたと発表した。同調査では、2009年1月~2013年12月までの5年間に、初めて国立がん研中央病院に入院した20歳~59歳までのすべての患者を対象に、同居する18歳未満の子どもの有無と人数、子どもの年齢・性別、および患者自身の罹患したがんの種類について、電子カルテ上より集計された。さらに、これを2010年地域がん登録データおよび2011年院内がん登録データと突合させ、国内で1年間に新たに発生する患者とその子どもの人数などを推定した。この結果、国内全体では、1年間に新たに発生する18歳未満の子どものいるがん患者の数は5万6143人、またその子どもたちの数は8万7017人と推定された。これを2010年の人口構成データに当てはめると、1年間に自分の親が新たにがんと診断された子どもの割合は全体の約0.38%となる。また、ひとつのがん診療連携拠点病院においては、1年間におおよそ82人の18歳未満の子どもを持つがん患者と128人の子どもたちが新たに発生していることがわかった。18歳未満の子どものいるがん患者ががんと診断された平均年齢は、男性46.6歳に対して、女性43.7歳。がんの種類は、男性では胃がん(15.6%)、肺がん(13.2%)の順に多く、女性では乳がん(40.1%)、子宮がん(10.4%)の順に多いという結果になった。また、親ががんと診断された子どもの平均年齢は11.2歳であり、子どもの年齢の上昇とともに人数が増えていくことがわかった。
2015年11月04日熊本大学は11月2日、皮膚がんの一種である血管肉腫のがん細胞では、本来は別々であるはずの遺伝子が融合していて、その融合遺伝子ががんの発生に関わっていることを発見したと発表した。同成果は熊本大学生命科学研究部・皮膚病態治療再建学分野の神人正寿 准教授らの研究グループと、北里大学の共同研究によるもので、11月1日に科学誌「Cancer Research」に掲載された。血管肉腫は血管やリンパ管の細胞から発生し、皮膚上では年配の人の頭部にできることが多い。発見されづらく、リンパ節や内蔵に転移していってしまうが、放射線療法や化学療法などの治療が効きづらいため、新しい診断法と治療法の開発が必要とされている。がんの主な原因としてがん遺伝子の変異があるが、今回の研究では、血管肉腫のがん細胞では通常の遺伝子変異とは異なり、NUP160とSLC43A3という本来とは別々の遺伝子が異常に融合してしまっていることを発見。この「NUP160-SLC43A3融合遺伝子」は染色体の一部が切り取られ、別の染色体にくっついた結果2つの遺伝子が融合して作られると考えられており、融合遺伝子が陰性の患者と比べて、がんの進行が早い可能性があるという。また、NUP160-SLC43A3融合遺伝子をマウスに注射したところ、がん化したため、がんの発生との確認が確認されたほか、NUP160-SLC43A3融合遺伝子を血管肉腫の細胞から除去すると血管肉腫の細胞の数が減少したため、治療につながる可能性も確認された。融合遺伝子はこれまで白血病や悪性リンパ腫などのがんでも発見されており、融合遺伝子を検出することで高精度・高感度の診断が可能となる。肺がんの一部ではすでに遺伝子検査が保険適応となっており、融合遺伝子の働きを阻害する薬剤が高い治療効果を発揮していることから、今回の血管肉腫における融合遺伝子の発見は、皮膚がんの原因の解明だけでなく、簡単な診断や特効薬の開発にもつながることが期待される。
2015年11月02日国立がん研究センター(国立がん研)は10月29日、「国際がん研究組織(IARC)」が、ソーセージなどの加工肉や豚や牛などの肉(赤肉)などに発がん性がある、との報告を10月26日に行ったのを踏まえ、日本人における赤肉および加工肉の摂取量と大腸がん罹患リスクについての見解を公開した。IARCの実施した今回の評価は、10カ国、22人の専門家によるもので、その評価は全世界地域の人を対象とした疫学研究(エビデンス)、動物実験研究、メカニズム研究からなる科学的証拠に基づく総合的な判定となっている。結果としては、加工肉について「人に対して発がん性がある(Group1)」と、主に大腸がんに対する疫学研究の十分な証拠に基づいて判定されたほか、赤肉については疫学研究からの証拠は限定的ながら、メカニズムを裏付ける相応の証拠があることから、「おそらく人に対して発がん性がある(Group2A)」との判定がなされた。こうした判定は2007年にも世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)が、赤肉、加工肉の摂取が確実に大腸がんのリスクを上げるとの評価報告を行っており、赤肉は調理後の重量で週500g以内、加工肉はできるだけ控えるように、と勧告していた。IARCの評価の基となった全世界地域の論文の赤肉摂取の範囲はおおむね1日あたり50~100gで、中には200g以上と高い地域もあったが、2013年の国民健康・栄養調査による日本人の赤肉・加工肉の摂取量は1日あたり63g(うち、赤肉は50g、加工肉は13g)で、世界的に見ても摂取量の低い国の1つにあたるという。同センターでも2011年に、国内の45~74歳の男女約8万人を対象に赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスクについて追跡調査を行った結果を発表している。結果の内容としては、例えば、女性では毎日赤肉を80g(調理前の重量。調理後は20%程度重量が減少)以上食べるグループで結腸がんのリスクが高く、それ以下の摂取量ではリスク上昇はみられなかったほか、男性では鶏肉も含む肉全体では摂取量の最も高いグループでリスク上昇がみられましたものの、赤肉では特に関連はみられなかったとしている。また、加工肉については男女ともに関連はみられなかったともしており、結論として、大腸がんの発生に関して、日本人の平均的な摂取の範囲であれば赤肉や加工肉がリスクに与える影響は無いか、あっても、小さいと言えるとしている。また、同センターにて、さまざまな生活習慣とがんとの関連について日本人を対象とした研究を基にIARCやWCRF/AICRによる報告書の手法を準用して評価を行ったところ、加工肉と大腸がんとの関連については、「可能性あり」との判定であり、海外に比べて弱い判定結果となるとする。今回のIARCの判定は、あくまで大腸がんを主体としたものであり、健康全般を考慮した場合、赤肉はたんぱく質やビタミンB、鉄、亜鉛といった健康維持にとって有用な成分をたくさん含んでいるほか、飽和脂肪酸も摂りすぎは動脈硬化、その結果としての心筋梗塞のリスクを高めるものの、少なすぎると脳卒中(特に、出血性)のリスクを高めることも分かっており、日本においては心筋梗塞より脳卒中の罹患率の方が高いことから、総合的にみても、今回の評価を受けて極端に量を制限する必要性はないと言えると同センターではコメントしている。なお、同センターでは、生活習慣要因の判定結果を基に、現状において推奨できる科学的根拠に基づくがん予防法「日本人のためのがん予防法」を提示しており、そこで定められた健康習慣全般に気を配ることが大切であり、食事要因については「塩蔵品を控えること」「野菜・果物不足にならないこと」「熱い飲食物をとらないこと」を目標に定めている。
2015年10月29日国立がん研究センター(国がん)は10月19日、腹腔鏡手術支援ロボットの開発を行うA-Tractionを国立がん研究センター発ベンチャーとして認定したと発表した。国がんでは、同センターの役職員が得た知的財産権や研究成果などを活用するために設立したベンチャー企業からの申請に対し、研究成果の活用が期待できると判断した企業を国立がん研究センター発ベンチャーとして認定している。初めて認定されたのはがん免疫療法の研究開発を行うノイルイミューン・バイオテックで、A-Tractionは2社目となる。腹腔鏡手術支援ロボットは米Intuitive Surgicalのda Vinciがほぼ独占している状況にある。日本でも研究開発が進んでいたが、製品化までのハードルが高く大手企業が参入しにくいことなどから、製品化という点で世界から後れをとっているのが現状だ。2015年8月に設立されたA-Tractionはベンチャーというフットワークの軽さを生かして世界に対抗できる手術支援ロボットを製品化し、より質の高い手術を実現することを目的とする。今回の認定を受けて同社は「手術支援ロボットの開発を通じて、日本の腹腔鏡手術の精度と安全性を向上させ、より多くの患者さんに質の高い手術を受けていただけるよう、邁進してまいります」とコメントしている。
2015年10月19日食欲の秋です!サンマなど秋限定の食べ物も魅力的ですが、季節を問わず、いつでもおいしい食材のひとつが「卵」。日本では数多くの卵料理が愛されていますが、意外と知られていないのが「どの卵料理のカロリーが高いのか」ということです。そこで管理栄養士の望月理恵子さんに、「カロリーの高い卵料理」と、カロリーを低く抑えるコツを教えていただきました。1人前の量でカロリー比較をしています。トップ10でご紹介しましょう。■卵単体では、ゆで卵がもっとも低カロリー!ランキング発表の前に、質問です。卵と調味料だけでつくれるメニューのなかで、どの調理法のカロリーが低いかご存知ですか?卵と調味料だけでつくれるメニューをいくつか比較すると、カロリーにはバラつきがあることがわかります。いちばんカロリーが低いのは、ゆで卵(91kcal)。卵そのもののエネルギーだけなのでヘルシーです。そこから少ない順にみていくと、以下のようになっています。ポーチドエッグ(103 kcal)<目玉焼き(130 kcal)<卵焼き(145 kcal)<スクランブルエッグ(292 kcal)<オムレツ(353kcal)ポーチドエッグは調味料を入れた湯煎でつくるローカロリーメニューですが、「マフィンやパンの上にのせてドレッシングをかければ、いま流行りのエッグベネディクトに。しかし途端に高カロリー(370kcal)になるのでご注意」と望月さん。目玉焼きや卵焼きは、油の分のエネルギーがプラスされる程度ですので、テフロン加工のフライパンを使用すれば、ゆで卵並みにカロリーを抑えられます。それでは本題に戻り、カロリーの高い卵料理ランキングをご紹介します。■食べすぎ注意な高カロリー卵料理トップ10[10位]:茶碗蒸し(142kcal)出汁の味を利用し、卵は1人前1個弱なので、他の卵料理にくらべ比較的ローカロリー。[9位]:卵サンド(239 kcal)マヨネーズと和えたゆで卵は高エネルギーになります。「マヨネーズの量を減らし、醤油で味をつけて和風にするのもカロリーを抑えるコツ」。[8位]:キッシュ(247 kcal)バターを練りこんであるパイ生地はカロリーが高め。「生地のなかの具材も生クリームや卵を流し入れるものが多いので、具材を調整してカロリーコントロールができます」。[7位]:フレンチトースト(298 kcal)砂糖とたまごを混ぜてつくるので、食パン1枚に比べるとかなり高エネルギーになります。「なるべく8つ切りの食パンを選んだり、砂糖でも甘さ控えめのものを使ったりしましょう」。[6位]:卵かけごはん(356 kcal)やはり、ごはんはしっかりとしたエネルギー源。それほど高過ぎるカロリーではありませんが、味つきのごはんはつい食が進みがち。初めからごはんの量を少なくするなどして、調整するといいでしょう。[5位]:月見うどん(390 kcal)うどん料理のなかではヘルシーなメニューです。うどんに卵をそのままのせて、つゆで食べます。ちなみに、つゆではなく、甘めの出汁をかけて食べる釜玉うどんでは343 kcalと、ほんの少し低カロリーになります。[4位]:かに玉(461 kcal)ここからグンと高カロリーになってきましたが、その理由は卵を2個以上使うため。「卵をたくさん使うメニューはどうしてもカロリーが高め。あんの甘さ次第で少し調整できます」。かに玉に似た天津飯(471 kcal)も「あんの甘さを控えめに、出汁を使うとエネルギー減になります」。[3位]:スコッチエッグ(473 kcal)ハンバーグのようなひき肉のなかに卵が入ったスコッチエッグは、衣をつけて油で揚げるため、高エネルギー。「衣の量を少なめにするのがコツ」だそうです。[2位]:親子丼(684 kcal)やはり丼物は高カロリーに。しかし「ご飯の量、砂糖や出汁の量、肉の部位でもずいぶん変わります。三つ葉の香りを活用して、砂糖の量を減らしたり、もも肉ではなくむね肉を使ったり、ごはんを少なめにするだけでもカロリー減になります」と、努力次第でいくらでもカロリーを抑えることができそうです。[1位]:カルボナーラ(779kcal)こってり濃厚、食欲をそそられるクリーミーな見た目と香りのパスタメニューが堂々の1位!「たまご、生クリーム、ベーコンが主材料のカルボナーラは高エネルギーに。さらに風味を出すためにバターを使えばさらにエネルギーUP」。これはちょっとうなずける結果だったのではないでしょうか。*どのメニューも栄養は間違いなくたっぷりなので、ほどよい量を食べるぶんには問題ありません。もし自分で調理する機会がある人は、調味料やごはんの量などに注意して、卵料理をおいしく楽しんでみてはいかがでしょうか?ただし、卵の摂取量を控えるようにいわれている人は、医師の指示に従ってください。(文/中田蜜柑)【取材協力】※望月理恵子・・・管理栄養士、サプリメントアドバイザー、ビタミンアドバイザー。調剤薬局、サプリメント会社に勤務後、独立。強制・禁止などの指導ではない“楽しく自然に身に付く栄養カウンセリング”と、アンチエイジングクリニックや皮膚科などで美容・肩こり・冷え・眼精疲労など“健康な人にもおこりうる悩みに対してのカウンセリング”を得意とする。現在は、健康検定協会を運営しながら、栄養専門誌など、幅広い媒体で執筆活動中。
2015年10月11日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使った栄養バランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立はこちら。今日の献立は「卵とジャガイモの袋煮」を含めた全4品。煮物やきんぴら、体にもお財布にも優しい和食ディナー。 >>今日の献立はこちら 卵とジャガイモの袋煮おいしいおだしを吸った油揚げとジャガイモが、ホッとする味です。調理時間:25分カロリー:708Kcal主材料:油揚げ 卵 ジャガイモ 小松菜 酒 だし汁 スパゲティー >>「卵とジャガイモの袋煮」のレシピを見る ニンジンとちくわのみそ炒め甘めのみそ味でニンジンをたっぷりいただけます。調理時間:10分カロリー:101Kcal主材料:ニンジン ちくわ 酒 すり白ゴマ >>「ニンジンとちくわのみそ炒め」のレシピを見る キノコのおろし和えレンジでチンして和えるだけ。困った時のお助けメニューです。調理時間:5分カロリー:29Kcal主材料:エノキ シメジ 酒 大根おろし >>「キノコのおろし和え」のレシピを見る セロリの塩きんぴらお弁当のおかずにもどうぞ。調理時間:10分カロリー:137Kcal主材料:セロリ 豚肉 酒 >>「セロリの塩きんぴら」のレシピを見る
2015年10月10日ゼンハイザージャパンは10月8日、独Sennheiserの設立70周年記念パーティーを都内で開催した。独本社からはCEOのダニエル・ゼンハイザー氏が来日。真空管アンプとコンデンサー型ヘッドホンをセットにした未発表製品をお披露目し、報道陣の注目を集めていた。ゼンハイザーはヘッドホンやマイク製品などで世界的に知られるオーディオメーカー。パーティー会場にはステージが設けられ、著名アーティストによるパフォーマンスが行われた。ステージで使用されているマイクなどの機材は、もちろんゼンハイザー製だ。ダニエル・ゼンハイザーCEOもステージ上からスピーチを行い、ドイツと日本の共通項に触れながら、同社の歴史について紹介。スピーチの最後に、壇上に設置された台のベールを取り、開発中の次世代マイルストーン(Next Mile Stone)製品を披露した。次世代マイルストーン製品は、8本の真空管を搭載したヘッドホンアンプとコンデンサー型ヘッドホンを半ば一体化したシステムにしたもの。まだ開発段階であり、製品名や発売時期、価格などは「まったく未定」とのことだが、台座に大理石を使用しているなど、かなりプレミアムな存在となりそうだ。8本の真空管は、電源オフの状態では台座の内部に収まりフラットな形状だが、電源を入れると自動的にせり上がる。また、ヘッドホンケースのふたも同時に開くというギミックに驚かされる。現時点で判明しているのは、ヘッドホンはバランス駆動タイプで、ヘッドホンアンプにはUSB DAC機能を装備していること。インタフェースには、バランス、アンバランスのアナログ入出力(XLR)と、同軸デジタル音声入力、光デジタル音声出力を備えていたが、これが実際の製品でも同様に搭載されるかは決まっていない。○ダニエル・ゼンハイザーCEOのスピーチ要約70年前、Sennheiserは北ドイツで生まれました。1945年、私の祖父が7人のエンジニアと電圧計を作ったのがその始まりです。日本と同じように1945年、ドイツはすべてを失いました。革新を生み出す社風と技術革新への情熱により、Sennheiserはサウンドの録音と再生を追求し、1958年に初めてドイツテレビにワイヤレスマイクが採用されました。その後、1968年に世界初のHiFiヘッドホンをリリース。2006年の「HD800」など、オーディオの歴史に名を残す製品を送り出してきました。製品だけでなく、ゼンハイザージャパンを2007年に設立したことも、我々にとって大きな出来事でした。完璧なサウンドの追求はSennheiserだけでは不可能です。製品を使用するユーザーの要求が私たちを前進させてきました。日本法人の設立によって、ユーザーの声をすばやくくみ取り、製品に反映させることが可能となったのです。
2015年10月09日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使った栄養バランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立はこちら。今日の献立は「う巻き卵」を含めた全4品。ウナギ入りの卵焼きにゴマ和え、煮っころがしを添えた、和献立です。 >>今日の献立はこちら う巻き卵ウナギ蒲焼き入りの卵焼き! 満足感がいっぱいです!調理時間:20分カロリー:480Kcal主材料:ウナギ蒲焼き 卵 酒 キュウリ >>「う巻き卵」のレシピを見る ホウレン草と春菊のゴマ和えホウレン草と春菊を組み合わせる事で味の幅が広がります。調理時間:15分カロリー:83Kcal主材料:ホウレン草 春菊 すり白ゴマ 酒 >>「ホウレン草と春菊のゴマ和え」のレシピを見る 里芋の煮物仕上げにスダチの皮を散らす事で味がワンランクUP!調理時間:30分カロリー:187Kcal主材料:里芋 だし汁 酒 スダチ >>「里芋の煮物」のレシピを見る おろし長芋の汁すりおろした長芋を加えた汁物です。焼きのりもたっぷり加えて下さいね。調理時間:15分カロリー:108Kcal主材料:長芋 玉ネギ ネギ 豆腐 水 焼きのり >>「おろし長芋の汁」のレシピを見る
2015年09月30日国立がん研究センター(国がん)は9月14日、全国のがん診療拠点病院の177施設約17万症例を対象とした、主要5部位のがんの5年相対生存率を公表した。相対生存率とは、がんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標。5年相対生存率であれば、あるがんのうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している人の割合に比べてどの程度低いかで表される。今回発表されたのは2007年にがん診療拠点病院で治療を開始した患者の5年相対生存率。発表によると、全がんの5年相対生存率は64.3%、各部位で見ると胃が71.2%、大腸が72.1%、肝臓が35.9%、肺が39.4%、女性乳房が92.2%だった。合わせて都道府県別のデータも発表されたが、データの安定性を高めるために、予後把握率90%以上かつ集計対象が50例以上の施設が2施設以上ある都道府県のデータのみ公表しており、単純に比較することはできない。また、年齢分布や病期なども集計しており、国がんは「年齢の分布、病期、手術の割合などで生存率は変わってくる。そうした要素を見ながら分析していただくことに今回のデータの意義がある。各都道府県が分析を通じて、例えば検診の受診率を上げるための取り組みを検討するなど、対策を立てるためのベースとしてほしい」としている。集計するにあたっての課題もあり、生存状況も把握するために地方自治体に外部照会が必要となった際に、個人情報保護などを理由に協力を拒む自治体もあったという。この点については2016年診断例からは全国がん登録が実施され、各施設での生存確認調査がより円滑になると期待されている。なお、2016年診断例の集計結果が公表されるのは2023年の予定で、2022年の発表までは現状の課題を抱えることになる。2008年症例分以降は、都道府県別では主要5部位以外も集計・公表をする方向で検討を進めているほか、施設別生存率を公表する方針だが、国がんは「施設別相対生存率では数字のばらつきがより顕著になる。数字の安定性・相対生存率の意義に関する理解を深める必要がある」としている。
2015年09月15日DeNAは8月27日、同社の子会社であるDeNAライフサイエンスが提供する遺伝子検査サービス「MYCODE」の新たなメニューとしてがんに特化した「がんパック」を追加し、同日より提供開始すると発表した。また、説明会では、提供開始から1周年を向かえた同サービスのこれまでのあゆみを振り返るとともに、今後の展望を明らかにした。「がんパック」は「MYCODE」で提供されている全てのがん38項目を対象としており、「項目数が多くて見きれない。もっと特化したものがほしい」とうユーザーの要望を実現したものとなっている。通常価格は14800円(税別)だが、9月30日までの期間限定で9800円(税別)の特別価格で販売される。なお「がんパック」を購入すれば、「MYCODE」で提供している生活習慣病をはじめとするその他の項目についても、検査後に追加購入することが可能だ。「MYCODE」では、他にもユーザーの声をきっかけとしたサービスを追加していく予定で、「結果をどう捉え、結果を踏まえてどう行動すればいいのかわからない」という意見を受けて、検査後に管理栄養士とTV電話を通じて50分の詳しいアドバイスを受けられるサービスを2980円で9月下旬から提供開始する。さらに、最新の遺伝研究に関する論文に基づいた検査結果のアップデートが今秋に予定されているほか、自分の祖先を調べることができる「ディスカバリー」の検査結果から提供しているオリジナルキャラクター「ゲノミー」を活用したエンターテイメントコンテンツの充実や、遺伝子に関わる研究を幅広く紹介する、ユーザー参加型の新コンテンツを9月中旬から提供するなど、サービス内容の拡充を今後も続けていくとした。2014年8月12日にサービスを開始しして以来、最大280項目の検査結果を提供する「ヘルスケア」をメイン商品として、その簡易版である「ヘルスケアLite」、上述の「ディスカバリー」を展開し、このラインアップに今回「がんパック」が加えられたわけだが、同サービスはまだこれからといった段階にある。そもそも、遺伝子検査市場というのは法整備の面を含めて未成熟で、その点についてDeNAライフサイエンスの大井潤社長は「今は市場の立ち上げに向けて頑張っている。競合各社と『競争』ではなく『共創』をしている段階だ」と説明する。一方、サービスそのものの品質には大きな手応えを感じており、「(検査を受ける前と受けた後で)半分くらいの人が食事を気にするようになったとアンケートに答えている。また、タバコでも10%の人が禁煙を始めた。この10%は結構高い数値で、我々の検査の意義を表している数値といえる。」(大井社長)。実際、「MYCODE」で高リスクと判定されたことがきっかけで、食道がんが見つかった例もあるという。ユーザーに気づきを与えることで健康意識を高め、さまざまな病気の予防につなげるという同サービスのコンセプトが実現しているだけに、ビジネスとして成長していくためには認知度と信頼性が重要になってくる。認知度向上のための取り組みとしては、神奈川県で来年1月末まで20歳以上の県民を対象に「ヘルスケア」と「がんパック」が4割引で購入できる事業を開始しているほか、DeNAベイスターズと連携したプロモーションを展開する。また、医療機関・スポーツクラブとの連携を通じて販売チャネルを増やすと同時に、ユーザー側の遺伝子リテラシーの向上を促進する。一方、信頼性の面ではプライバシーや分析の質、結果の科学的根拠、情報提供の方法など、消費者が安心して遺伝子検査を受けられるような環境整備が必要となる。国内では2004年に個人遺伝情報保護ガイドラインが経済産業省により制定されているほか、2006年に発足し、DeNAライフサイエンスも参画しているNPO法人個人遺伝情報取扱協議会(CPGI)が今年の秋ごろに自主基準認定制度の運用を開始する予定だ。
2015年08月28日味の素は8月7日、同社のがんリスクスクリーニング検査「アミノインデックス(AICS)」が、膵臓がんの早期発見に対応したと発表した。AICSは、味の素と臨床検査会社であるエスアールエルが2011年より共同で提供している検査で、血中アミノ酸濃度バランスの変化を解析・指標化し、胃がんや肺がんなどのリスクを調べることができる。検査に要する血がわずか5mlと少量なことから、体に負担の少ないスクリーニング検査となっており、2015年7月現在で956の医療機関で受診可能となっているほか、地方自治体の住民検診に採用されるなど普及が進んでいる。これまでは胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん(男性のみ)、乳がん(女性のみ)、子宮・卵巣がん(女性のみ)という6種類のがんを対象としていたが、膵臓がんが新たに加えられた。これは、味の素と大阪府立成人病センターの片山和宏 副院長を中心としたグループとの多施設共同研究による成果で、膵臓がん患者360名と健康な人8372名の血中アミノ酸濃度バランスの変化を解析した結果、膵臓がん患者の血中アミノ酸濃度バランスが有意に変化していることがわかった。また、手術可能な段階の患者でも進行がん患者と同様の変化を示すことが判明し、その変化を解析する事で、膵臓がんの早期発見技術の開発が可能となった。膵臓がんは早期の発見が難しく、切除手術も長時間となり患者への負担が大きいだけでなく、腫瘍が2cmを超えると周囲へ浸潤して取りきれないことがあるなど、治療が極めて難しいがんとして知られているだけに、AICSによる膵臓がんの早期発見が可能となり、より効果的な治療につながることが期待される。
2015年08月07日国立がん研究センターはこのほど、全国のがん診療連携拠点病院409施設で2013年の1年間にがんと診断された患者の診療情報を集計し、その結果を明らかにした。同集計は2007年分から開始し、今回で7回目の集計となる。今回は、全国のがん診療連携拠点病院で2013年1月1日~12月31日までの1年間、院内がん登録された診療情報を集計した。自施設で診断または他の病院で診断された後、自施設に初めて受診した、すべてのがんおよび脳腫瘍の患者数を示す「全登録数」は、409施設で65万6,272例だった。これは日本全体のがん罹患(りかん)数の約70%にあたる。全登録数は、2009年からは毎年増加している。男女計の部位別の登録割合を見ると、最も多いのは「大腸」(14%)で、次いで「胃」(12%)、「肺」(11%)、「乳房」(10%)、「前立腺」(8%)と続いた。男女別で見ると、男性の5大がん(胃、大腸、肝臓、肺、前立腺)は、2007年の集計以来、初めて大腸が胃を上回り最多となった。女性の5大がん(胃、大腸、肝臓、肺、乳房)では、乳房と大腸が胃と肺の登録数に比べて増加の傾きが急になっている。上位10部位の登録数においては、子宮頸部と膵臓(すいぞう)が順位を上げ、肝臓と子宮頸部の順位が逆転した。また、膀胱(ぼうこう)がランク外になり膵臓が9位(前回11位)に順位を上げている。同調査の集計結果は、ウェブサイト「がん情報サービスがん登録・がん統計」でも公開している。
2015年08月06日国立がん研究センターは7月16日、肺がんの中でも特に難治性が高い肺小細胞がん110例の全ゲノム解読を実施したと発表した。同成果は同センターが愛知県がんセンターの研究グループとともに参画した、独ケルン大学が主導する16カ国の研究機関からなる国際共同プロジェクトによるもので、英科学誌「Nature」に研究成果に関する論文が掲載された。肺小細胞がんはほとんどが進行がんとして発見され、ゲノム解析に適する手術試料が得られにくい。そのため、今回の研究では、各国の研究機関からこれまでに集めた肺小細胞がんの試料を集結させて解析。肺小細胞がんで高頻度に不活性化している遺伝子群を同定するなどの成果が得られたという。今後、同研究で得られたデータを活用することで肺小細胞がんの新たな治療・診断法の開発につながることが期待される。
2015年07月17日いまや、2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる時代。しかし、実はその半分近くが予防できることもまた事実。そう明かしているのは、『がんにならないのはどっち?』(秋津壽男著、あさ出版)の著者。これまでにも『長生きするのはどっち?』(あさ出版)などのベストセラーを送り出してきた医師ですが、今回はがんをテーマに、知っておきたいことを二択の質問形式でまとめているわけです。最大のポイントは、正しい情報に基づいた予防法に取り組めば、がんの9割は予防できるということ。そのためにおぼえておきたい2つのことを、第3章「『がん習慣』のどっち」から引き出してみたいと思います。■1:「日傘をさす」と「日焼け止めを塗る」皮膚がんになる習慣はどっち?「太陽からの紫外線を浴びると、皮膚がんになる」、これは正しい情報だそうです。理由は、紫外線を浴びると、皮膚の遺伝子が傷つくから。遺伝子の傷は通常2日ほどで修復されますが、このとき遺伝子のプログラムが誤って修復され、皮膚がんになることがあるというのです。また美容面では、「肌の色が黒くなる」「長年大量に浴び続けることによってメラニンが過剰につくられ、シミやソバカスとなる」といったことも懸念されるとか。そこで美容面を気にして、日傘をさす、帽子をかぶる、日焼け止めクリームを塗るなどの対策をしている女性も多いことでしょう。しかし、これらのなかで「日焼け止めクリーム」はオススメできないと著者。なぜならほとんどの日焼け止めクリームは、それ自体に皮膚がんを起こす「酸化チタン」という成分が含まれるから。最近はこの問題が知られるようになり、自然化粧品のメーカーなどで酸化チタンや化学化合物を使用しないUVケア製品が販売されるようになったといいます。どんな成分が使われているか、しっかりチェックしたいところです。■2:「ランニング」と「ウォーキング」がんに対する免疫を下げるのはどっち?健康のため、習慣的に運動やスポーツを行なっている人も多いと思いますが、意外なことにランニングやテニスなどのスポーツは、がんを抑制するNK(ナチュラルキラー)細胞の活性を低下させる恐れがあるのだそうです。免疫細胞の仲間であるNK細胞は、体内をパトロールしながら、がん細胞やウイスルに感染した細胞を見つけると攻撃してくれる優秀なボディーガード。しかしその働きは、激しい運動のストレスによって低下してしまうのだというのです。たとえば、2時間半のランニング後にNK細胞の活性が50~60%低下したという報告もあるとか。つまり、激しい運動はからだの免疫力を低下させるということです。ただし、まったく運動をしない場合もNK細胞の活性は下がるので注意が必要。自分にとって無理のない適度なペースで、楽しみながらウォーキングする程度が、もっともNK細胞を活性化させるといいます。*このように、がんについての知識がわかりやすく解説されています。予防の意味でも、ぜひ目を通しておきたい一冊です。(文/印南敦史)【参考】※秋津壽男(2015)『がんにならないのはどっち?』あさ出版
2015年07月16日ミックスウェーブは7月1日、米Cypher Labsのポータブル真空管アンプ「AlgoRhythm Trio」を国内向けに発表した。発売は7月2日で、希望小売価格は83,500円(税別)。AlgoRhythm Trioは、仏Thomson(現Thales)のサブミニチュア管「6111」を使用したポータブル真空管ヘッドホンアンプ。アナログ入力専用機で、入力端子、出力端子ともφ3.5mmステレオミニジャックを1系統装備する。周波数特性は30Hz~100kHz(±1dB)で、出力は32Ω負荷時が220mw、50Ω負荷時が140mW、300Ω負荷時が80mW、600Ω負荷時が40mWとなっている。Hight/Lowの2段階のゲイン調節も可能だ。充電はUSB経由で行い、約4時間でフル充電される。効率95%の電源回路を採用しており、真空管を使用したポータブルアンプでありながら、約8時間の連続動作が可能だ。本体サイズはW118×D69×H24mmで、質量は約243g。充電用MicroUSBケーブル、ステレオミニケーブル、ACアダプター、キャリングケースなどが付属する。
2015年07月01日MSDは6月22日、国立がん研究センター(国がん)と「SCRUM-Japan(Cancer Genome Screening Project for Individualized Medicine in Japan:産学連携全国がんゲノムスクリーニング)」に基づく遺伝子変異スクリーニングに関する共同研究契約を締結したと発表した。「SCRUM-Japan」は、国立がん研究センターが、個々のがん患者に最適な医療を提供することを目的に、全国の医療機関、製薬企業と協力して実施するがん遺伝子異常スクリーニング事業。大規模な遺伝子異常のスクリーニングにより、希少頻度の遺伝子異常をもつがん患者を見つけ出し、遺伝子解析の結果に基づいた有効な治療薬を届けること、ならびに複数の遺伝子異常が同時に検出できるマルチプレックス診断薬を臨床応用することをミッションとしており、特定の異常が見つかった患者は、対応する治療薬の臨床試験へ参加できる可能性がある。また、患者の遺伝子情報と診療情報は、治療選択の参考として用いられるほか、匿名化処理された後にデータベースに登録され、新たながん診断・治療薬の研究開発のために2次利用される。なお、MSDでは、今回の事業参加を通じて、個別のがん患者に最適な治療薬の開発が期待されることを踏まえ、がん領域における研究・開発を推進していきたいとしている。
2015年06月23日肥満の人と、10年間喫煙を続けた人。どちらががんになりやすいと思いますか?答えはなんと、肥満の人なのです!がんの最大の原因は、あと10年で喫煙よりも肥満になるだろうと専門家は予測しています。がんの研究者は、抗がん剤に頼る化学療法だけではなく、食事や運動療法によって予防に努めるべきだと主張。肥満はがんを発症するリスクを高めるだけではなく、死亡率さえ高めます。それにも関わらず、WHOは英国の成人肥満率が2030年までに、1/4から1/3まで上昇すると予測しています。こうした肥満の恐ろしさについて、イギリスのニュースサイト『Daily Mail Online』の記事を参考にまとめました。■肥満はがんの死亡率を上げるボストンのハーバード・メディカル・スクールの研究員、ジェニファー博士が率いる研究チームは、肥満とがんとの関連を3年にわたって研究しました。すると20年前の生活と比べると、がんの原因において肥満が占める率が上昇していることがわかったのです。これは人々が、肥満が心臓病や糖尿病にリスクがあることは知っていても、がんのリスクやがんの死亡率を上げていることは認識していないためだと指摘されています。■肥満対策はまだ不十分な状況政府は過去10年間で、タバコ税の引き上げや公共施設での喫煙を禁止するなど、喫煙については幾つもの対策を取ってきました。しかし肥満についての対策は根付いているとは言えません。がんに対する喫煙対策は万全でも、肥満対策はまだ不十分と言えるでしょう。ハーバード大学の研究者は、肥満は乳がん、前立腺がん、大腸がん、子宮頸がんを含むさまざまな腫瘍のリスクを上昇させていると言います。彼らの研究によると、がんと診断された時に肥満であった女性患者は、乳がんの死亡率が75%であることがわかりました。また、肥満率がとても高い女性は、子宮がんを発症する確率が普通の女性の6倍以上でした。別の研究では、がんと診断された後でも積極的に運動をして脂肪を落とした患者は、生存率が2倍にアップしたことがわかっています。以上の結果から、研究者は、人々には基礎的な食事療法と運動プログラムこそ重要であると主張しているのです!■喫煙よりも肥満を改善すべきニューヨークのマウントサイナイ病院のパメラ・グッドウィン博士も、喫煙よりも肥満ががんの原因となっていると主張しています。肥満は体内のホルモン量を変化させてしまい、結果としてがんになりやすい体になってしまうというのです。実際に肥満ががんの治療を妨害し、患者の回復を妨げているとグッドウィン博士は言います。次世代のがんの原因は、肥満ではなく喫煙であると確実に言えることでしょう。喫煙者がタバコをやめるのは重労働ですが、肥満にならないために食事の改善をするのは容易いことです。がんは恐ろしい病気。がんの発症率を確実に上げてしまう肥満体にならないように、今できる食生活の改善から始めましょう。甘いものを摂りすぎず、適度な食事量を守りましょう。適度に運動もできれば、より健康な生活を送れますね。(文/和洲太郎)【参考】※Obesity will cause more cancers than smoking in ten years-Daily Mail Online
2015年06月15日国立がん研究センター がん予防・検診研究センターはこのほど、健診ツール「5つの健康習慣によるがんリスクチェック」をホームページで公開した。○チェック後は改善シミュレーションも可能「がんリスクチェック」は2011年4月に開設。「がんと循環器の病気リスクチェック」を公開して以降、男性を対象とした「大腸がんリスクチェック」「脳卒中リスクチェック」を公開。今回新たに5つの健康習慣によるがんリスクチェックを加え公開した。いずれのチェックも10問以内の簡単な設問で構成され、短時間でチェックすることができる。5つの健康習慣によるがんリスクチェックは、45歳から74歳の男女が対象。「禁煙」「節酒」「塩分控えめ」「運動習慣」「適正BMI」の5つの健康習慣をどれだけ守っているかを診断し、今後10年の間にがんに罹るリスクを算出する。チェックを進める中で5つの健康習慣の知識が得られ、リスクチェックの後に改善シミュレーションにもトライできる。
2015年06月15日たまごサンドやマカロニサラダなど、ゆで卵をみじん切りにすることがありますよね。ゆで卵のみじん切りは包丁で行うことが一般的かもしれませんが、ボロボロまな板からこぼれ落ちるので、忙しい朝のお弁当作りでイライラします。でも、フォークとプラスチック容器で、キッチンにおけるこの悩みを解決できます!○100均やタッパーなどのプラスチック容器に入れてすりつぶすだけ用意するものは、100均やタッパーなどのプラスチック容器と金属製のフォーク。そして、必要な数のゆでたまごです。ゆでたまごを容器に入れたら、フォークの背でつぶしていきます。きれいにつぶすコツは、タッパーの内側に押し当てるようにすることです。用途によってお好みの大きさになるまでつぶしていきましょう。今回は、たまごサンドに使いたいので、子どもが食べやすいよう、かなり細かくしてみました。あとは、この中にマヨネーズや塩コショウを入れて混ぜればOK。まな板と包丁が不要なので洗い物を減らせますし、そのまま容器ごと保存できるので、一石二鳥です。執筆:hhmam一姫二太郎2児のママ。浅く広く色々なことに興味あり、とりあえず気になったことはなんでもやってみる。最近は編み物に凝っていて、肩こりで悩み中。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年06月15日国立がん研究センター(国がん)がん予防・検診研究センターは6月12日、2011年に開発しWeb上で公開していた、生活習慣などに関する質問に答えることでがんなどの発生リスクを算出する診断ツール「がんリスクチェック」に、新たに「5つの健康習慣によるがんリスクチェック」を追加したと発表した。がんリスクチェックは、チェックを進める過程で、生活習慣の改善によるがん予防の実践への動機づけを行い、がん罹患率の減少を目指すことを目的に開発、公開されているもの。新たに追加された5つの健康習慣によるがんリスクチェックは、45歳から74歳の男女が対象で、「喫煙」、「飲酒」、「食習慣(塩分)」、「運動習慣」、「肥満度(適正BMI)」の5つの健康習慣について、現在の習慣を続けた場合、今後10年の間にがんに罹るリスクを算出するというものとなっている。チェックを進める中で、5つの健康習慣の知識が得られるほか、リスクチェックの後に、改善シミュレーションにもトライすることもできるという。
2015年06月12日ゆで卵の殻ってつるっとむけた時はとても気持ちがいいのですが、うまくむけずにボロボロになってしまうと悲しいですよね……そんな悩みはもう無用! 簡単にゆで卵の殻をむく方法を紹介します。○用意するのはコップと水だけゆで卵はゆでるだけで簡単にできてとてもありがたい料理の1つですが、殻をむく時、薄皮がくっついたままになってしまったり、小さい殻がいっぱいくっついてしまったりして、悪戦苦闘の結果ボロボロになってしまうこともあります。そこでオススメしたいのが、コップと水を使った方法。手順は以下の通りです。でき上がったゆで卵を水で冷やしたら、コップにゆで卵を入れ、ゆで卵が隠れる程度の水をコップに入れます。これで準備完了です。続いて、水がこぼれ出ないようにコップの上を手のひらで押さえて、20回程度シェイクします。水が飛び散っても大丈夫なように、できるだけシンクの中でこの作業を行うようにしましょう。あとは、コップの水を捨てて、ゆで卵を取り出せばOKです。これで、ツルッとキレイに殻がむけるはずです。この方法、複数のゆで卵を作る必要がある場合は、タッパーなどのプラスチック製食品保存容器を使うと便利です。コップの方が手軽ですが、水こぼれの心配がないですし、いっぺんにゆで卵の殻をむけるのでオススメです。執筆:hhmam一姫二太郎2児のママ。浅く広く色々なことに興味あり、とりあえず気になったことはなんでもやってみる。最近は編み物に凝っていて、肩こりで悩み中。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月27日富士フイルムは5月27日、内視鏡システム「LASEREO」用スコープとして初めて、イメージセンサーに高解像度CMOSセンサーを搭載した、下部消化管用拡大スコープ「EC-L600ZP」を、5月29日より富士フイルムメディカルを通じて販売すると発表した。「EC-L600ZP」は、高解像度CMOSセンサーと、粘膜表層の微細血管のコントラストを高めて強調して表示する「Blue LASER Imaging(BLI)機能」や粘膜表層の微細血管のコントラストを高めた画像に対し赤色領域のわずかな色の違いを画像処理で見やすく表示する「Linked Color Imaging(LCI)」を組み合わせることで、従来製品に比べて低ノイズで高解像度な画像を実現。また、最短1.5mmからの近接観察が可能となる新設計のレンズが採用された。このほか、通常用いられる「連続ズーム動作モード」に加え、簡単なボタン操作で段階的に拡大できる「ステップズーム動作モード」を搭載したことで、拡大観察時にピントを合わせやすくなった。検査中の患者の身体的苦痛を低減するための細さ・軟らかさと、操作者の手元側の操作の微妙な力加減を効率的に先端に伝えることができる硬さの両立を追求しており、軟性部に高い弾発性を持つ新素材を採用し、屈曲部が多い大腸へのスムーズな挿入をサポートすることで、検診から精密検査まで幅広いシーンで患者の身体的苦痛の低減と検査効率の向上が期待できるという。
2015年05月27日スリーエフはこのほど、「美味しい卵でつくったたまごプリン」を数量限定で発売した。○話題のおいしい卵「Natural&Rich さがみっこ」使用のプリン同社は、平成21年6月より、神奈川県と「神奈川県産の農林水産物の活用」などを目的とした「連携と協力に関する包括協定」を締結し、優れた県産品を使用した商品開発を行っている。同商品は、全国ブランド卵「究極の卵ランキング」で第1位を獲得した、神奈川県相模原市の養鶏場「INOUE EGG FARM」で生産されたブランド有精卵「Natural&Rich さがみっこ」を使用したプリン。「Natural&Rich さがみっこ」をふんだんに使用し、生クリームを加えて濃厚で滑らかなたまごプリンに仕上げたという。価格は290円(税込)。「INOUE EGG FARM」は、ストレスを感じさせないよう「平飼い」で飼育し、餌の食べ方についてもヒヨコの頃から教育・管理を行うなど、手間暇をかけた手作業にこだわった養鶏を続けている。ここで産まれた卵「Natural&Rich さがみっこ」は、「たまご博物館」「たまご大事典」の著者である"たまご博士"こと高木伸一氏が「全国ブランド卵 究極の卵ランキング」で第1位に選んだブランド有精卵であり、"話題のおいしい卵"だという。
2015年05月25日東京海上日動あんしん生命保険はこのたび、7月2日より新がん保険「がん治療支援保険NEO」(正式名称:がん治療支援保険NEO(無解約返戻金型))および「がん診断保険R」(正式名称:がん診断保険(無解約返戻金型)健康還付特則 付加)を発売すると発表した。昨今、医療技術の進歩により、正常細胞を傷つけにくい放射線治療や副作用の少ない抗がん剤など、がん治療の選択肢が増えるとともに、これらの治療方法を併用するケースも増えているという。同社は、このような最新の治療実態を踏まえて保障の充実を図るとともに、顧客の要望にあった自在性のあるプラン設計を可能とする「がん治療支援保険NEO」を新たに開発したという。また、発売以来好評を得ているという「メディカルKit R」と同様の仕組みをがん保険にも導入した「がん診断保険R」を開発した。この商品は終身にわたって保険料を払込むことで月々の保険料負担を抑えつつ、70歳までの保険料合計額から診断給付金合計額を差し引いた残額を契約者に戻す機能を備えており、業界初という商品としている(5月同社調べ)。同社は、2007年9月発売の「がん治療支援保険」の発売以来、経済的な支援にとどまらず、予防から罹患時の心のケアまで顧客を総合的にサポートする「お客様をがんからお守りする運動」を展開しきたという。同新商品の発売により、これまで以上に「お客様をがんからお守りする運動」を強化していくとしている。○商品の特長がん治療支援保険NEOa.抗がん剤治療特約の改定:抗がん剤治療は、治療期間が長期にわたるケースが多く、がん治療の中でも金銭的な負担の大きい治療方法。昨今では副作用の少ない抗がん剤が増え、抗がん剤治療を受ける患者様も増えている。そのためこのたびの改定では、万一の際に、より多くの顧客が金銭的な不安なく、抗がん剤治療を受けられるよう、対象となる抗がん剤の範囲を拡大し、保険料を引き下げたb.悪性新生物初回診断特約の新設:初めて悪性新生物(上皮内がんは対象外)と診断された場合、診断保険金を支払う。最新の治療方法は高額なものもあり、複数の治療方法を組み合わせるケースも増えている。金銭的な不安を抱えずに、最良の治療方法を選択できるよう、初回のがんに対する保障を低廉な保険料で手厚くカバーできるc.上皮内がんの診断給付金支払の改定:最新の治療実態を踏まえたa.b.の特約により、金銭的負担の重いケースに備えることができる改定を実施した上で、高額な治療費がかかることの少ない上皮内がんについては、診断給付金の支払いを保険期間を通じて1回とする(支払う診断給付金額は100%)がん診断保険R同商品は同社が2013年1月に発売した医療保険「メディカルKit R」と同様の仕組みを、がん保険にも導入した新商品。なお、「メディカルKit R」は、発売以来、販売件数40万件を突破した(3月末現在)a.70歳までの保険料がリターン(Return):70歳まで、診断給付金の支払いがない場合、払込みした保険料が全額、健康還付給付金として戻ってくる。70歳までに、診断給付金の支払があった場合でも、払込みした保険料が支払った診断給付金の金額を上回るときは、その差額が戻ってくるb.一生涯のがん保障を加入時のお手頃な保険料でリザーブ(Reserve):診断給付金の支払いがなく、払込みした保険料を健康還付給付金として全額受け取った場合、万一がんと診断確定され診断給付金を受け取った場合、いずれも保険料は加入時の金額のまま変わらず、保障を一生涯続けることができる○商品概要保障内容がんに対する保障を確保する。また、各種特約を顧客のニーズにあわせ付加できる保険料例
2015年05月19日武田薬品工業(武田薬品)と国立がん研究センター(国がん)は5月8日、研究開発に関する契約を締結したと発表した。両社は今後、研究者や医師の交流を促進し、がんの発症メカニズムなどの基礎研究を進展させ、得られた成果を臨床開発研究へ応用していくことで新たな治療オプションの探索を進めていく。また、武田薬品は、国がんが進めている産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業「SCRUM-Japan」に参画する。「SCRUM-Japan」は全国の医療機関と製薬企業とが協力して実施するがん遺伝子異常スクリーニング事業。同事業で構築される遺伝子情報と診療情報を合わせたデータベースにアクセスすることで、新たな医薬品の研究開発を加速させることができるとしている。武田薬品は「国がんの臨床研究における知見と、当社の保有する技術基盤を融合させることで、より早く、革新的な治療を患者様と医療関係者の皆様にお届けできるものと期待しています」とコメントしている。
2015年05月11日国立がん研究センターはこのほど、コーヒーと緑茶摂取に関する全死亡リスクおよびがんや心疾患、脳血管疾患などの死亡リスクとの関係について明らかにした。同センターは、コーヒーと緑茶摂取と死亡リスクについて検討するため、多目的コホート研究を実施。多目的コホート研究では、40~69歳の男女約9万人を対象として1990年または1993年から2011年まで追跡調査した。調査から得られた結果をもとに、緑茶とコーヒーの習慣的摂取と全死亡およびがんなどの主要死因死亡リスクとの関連を調べたという。約19年(平均)の追跡期間中に1万2,874人が亡くなったが、その内訳は5,327人ががん、1,577人が心疾患、1,264人が脳血管疾患、783人が呼吸器疾患、992人が外因による死亡だったとのこと。結果を解析したところ、緑茶を一日1杯未満飲むグループを基準として比較した場合、一日5杯以上摂取したグループの全死亡リスクは、男性が「0.87」、女性が「0.83」となっており、それぞれ13%、17%もリスクが低下していることになる。また、摂取量が増えるにつれてリスクが下がる「負の相関」が見られていた。死因別では、がん死亡との関連は男女とも見られなかったが、心疾患による死亡は男女ともリスクが低くなっており、脳血管疾患と呼吸器疾患については男性でのみ低いという結果だった。緑茶摂取で心疾患などによる死亡リスクの低下が確認された理由について、同センターは緑茶に含まれ、血圧や体脂肪、脂質の調整作用があると言われる「カテキン」の効果によるものではないかと推定している。コーヒー摂取と死亡リスクの関連についても、同コホート研究による追跡調査から明らかになっている。研究開始時のコーヒーを飲む頻度に関する質問への回答から、調査対象者をコーヒーを飲む量に応じて5グループ(「ほとんど飲まない」~「一日5杯以上飲む」)に分類し、その後の全死亡およびがんや心疾患などによる死亡との関連性を調べた。その結果、コーヒーをほとんど飲まないグループを基準として比較した場合、一日3~4杯飲むグループの全死亡リスクが最も低くなっていた(0.76)。すなわち、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことになる。また、飲む量が増えるほど死亡リスクが下がる傾向があることも統計的に有意だった。死因別についても心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患については、コーヒー摂取による有意なリスク低下が見られた。同センターは、血糖値を改善し、血圧を調整する効果があるとされているクロロゲン酸や、血管内皮の機能を改善する効果があるとされているカフェインがコーヒーに含まれていることが、今回の結果につながったのではないかと推測している。ただ、同センターは「一日4杯までのコーヒー摂取は死亡リスク低下と有意な関連があることが示唆されました」とする一方で、「この研究で用いた質問票では、缶コーヒー、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒーを含むコーヒーの摂取頻度を尋ねており、またカフェインとカフェイン抜きコーヒーを分けてはいませんので、この点をご留意ください」としている。なお、詳細は国立がん研究センターのホームページで確認することができる。※画像はすべて国立がん研究センターより
2015年05月07日