フリーアナウンサーの古舘伊知郎がパーソナリティを務める『古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD』(金曜・月1回 22:00~)。15日放送回に、女優の寺島しのぶがゲストとして登場することが決定した。寺島しのぶ2人は以前、テレビ番組で共演した際に映画の話など、様々な部分で意気投合した仲であり、古館も1度ラジオで寺島と話してみたかったという。番組ではリスナーからの質問も交えながら、古舘だからこそ引き出せる寺島の魅力を引き出していく。古館は「寺島さんで特に強く思うのは、舞台を見ていてやっぱり、役柄の女性の性格や魂とか何かが憑依しているように感じる」と分析する。"喋り手"である古館は、そんな寺島にかなり興味があるとのことで、「なんであんなになりきれるのだろう…演じているとき舞台上で実は別人になっている気分なのか、それともすごく脳が冷めているのか…」と様々な疑問があるようだ。また、「このあたりのことを根掘り葉掘り訊いてみたいな」と意気込んでいた。
2018年06月04日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、フェラがどうしても苦手な20代女子。彼との性的嗜好の不一致に、佑雪さんも考え込みますが……。文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 24「あの、その、口でするのはムリなんですけど」望まれていることはわかっているのですが、なんというか、その、口でできません! どうしてもムリ! 彼はいつも理解を示しているふうを装っていますが、「練習してみようか」「先っちょだけ」などと毎回、必ず試みてきます。先日、断ったときの彼の悲しそうな目が忘れられず、最初は単に生理的な問題だったのに、罪悪感が出てきてしまい、苦しくなってきました。どうしたらいいでしょう? ちなみに彼がどうしてもというので、私自身はなめてもらっていて、それはすごく気持ちいいです。身勝手かもしれませんが、1年ぶりにできた彼と今後も仲よくやっていきたいです。(まゆは 23歳未婚 営業)口でしなかったら? 2人の未来を話し合って。これは、非常に重たいですねぇ。「体が合う」って言いますよね。あれって、体全体の大きさ、太ってる痩せてるみたいなことから部分的なサイズまで、文字通りフィジカルな面でのことを指してたりもするんですが、セックスに対する嗜好が合っているっていうのも大きいんですよね。そのほか、もちろんお互いの気持ちや期待感も含めて、そのときどきの2人の営みが変化してくんだと思うんですが。ご相談者さまは付き合い始めたばかりのようですから、新鮮味もあるでしょうし、正式な彼氏彼女ですから気持ちもちゃんと入っている。フィジカル面はともかく、今、お好みの点で意見が合わなくなっていると。正直、それで別れる夫婦もいるくらい、「性の不一致」ってキビしい問題なんです。 もちろん、彼女の顔や性格が好きだし、一緒にいて心地いいから、セックスが多少合わなくても別れないという男もいます。彼女や妻が口でできない派であれば、風俗でやるからいいよという男もいます。でも、「口でできない女とは結婚どころか、1回やったらもうムリ」という男も実際、 けっこういるんです。昔、銀座のクラブでわたくしの担当をしてくれていた黒服がそうでした。セックスに対するタブー、考え方って本当に100人いたら100通りありますし、彼がどういう考えをおもちなのかは彼に聞くしかありません。そして、彼があなたを口で攻めるのは「ギブアンドテイク」を求めての行為。このままお返しをしないまま、いただいてばかりいると「礼儀知らず」の烙印を押されてしまうことでしょう。無償の愛って難しいですよね。彼の愛を失いたくないからといって、いやなことはしなくていいですし、彼の誘導の仕方もどうなのよとも思います。ここはですね、せっかくお付き合いをしているのですから、彼とちゃんと話し合われては? 体だけじゃなく、心も裸になって、ストレートに「このまま口でしないと、私たちどうなるのか?」と議題をもちかけるのがいいんじゃないでしょうか。お互い気持ちがあるんですから、きっといい解決法が見つかるはずです!※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!(C)mammuth/Gettyimages
2018年02月19日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、芸能人と一夜を共にしたことを後悔している30歳女子。佑雪節炸裂です!文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 22「芸能人とお泊りしたのですが……」相手が芸能人というだけで、浮かれて飲み行き、誘われるがままお泊まりしましたが、今となってはなんでそんなことしたんだろうと。その後、連絡してもそっけなくて、友だちのままでいればよかったと後悔しています。(ちえり 30歳未婚 金融)芸能人とのワンナイトは人生の勲章として大切に保管を。安心してください。芸能人を含む、有名人とそうなった後、音信不通になった女は全国津々浦々、世界各国にゴマンとおります。あなたひとりじゃない! そもそも、ご相談者さまだって「芸能人をいただくチャンス! 記念にいっとくか!」くらいのノリだったのでは?わたくしも数多くの友人から、俳優、お笑い芸人、歌手、各種スポーツ選手、政治家、有名経営者などとの「やりました」報告を聞いてまいりました。なかには本気になってお付き合いしたり、愛人やセフレなどではあるものの “レギュラー化” するパターンもありましたが、ひとまず、人間関係をきちんと築く前にお泊りした場合は、女側から「人生の記念のつもりだった」と打ち明けられることがほとんどでした。「あんなにもすてきなひとに抱かれるなら1回だけでも十分!」というわけです。わたくしもこの考えには大賛成。女なら、いかなきゃ! だし、絶対にいったほうがいい!これね、間違っても「もし、自分がもっときれいだったら、有名だったら彼女になれたんじゃないか」なんて思っちゃダメです。ワンチャンから先の展開を決めるのは顔でもからだでも、仕事でもない。縁でしかないんですから。それに実際、わたくしの友人の超美人かつテレビでも活躍している有名人ですら、超有名人とのひと晩の経験を「あのひととやれたら一生の思い出じゃん! やり捨てされてもお釣りが出るもん! 勲章だよ、勲章!」と興奮しながら1回こっきりのスターとのお泊まりについて語ってましたし、最初から1回こっきりのつもりだったし、実際そうなったし、でも、後悔なんて微塵もなく、別の幸せをつかんでいましたから。てかね、いい男とやって疎遠になるのがいやなら、今後は親兄弟を紹介し合えるくらいにきちんと人間関係をつくってからやるしかない。でもね、いいと思いますよ。思い出に残るような男とやれて。思い出って、大事ですから。いつか、ご相談者さまが “現役” から遠のいたとき、記憶の引き出しから取り出して楽しめるごちそうとして、大事に保管なさってください。SNSで拡散せず、マスコミにもタレ込まず、そっと楽しむ秘め事として。※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!(C)fotostorm/Gettyimages
2018年02月05日映画『不能犯』で新人刑事を演じる、新田真剣佑さんにお話を伺いました!“不能犯”とは、思い込みやマインドコントロールで殺人を犯すなど、犯罪を目的としながらも、一般的には限りなく実現が難しい行為のこと。まもなく公開される映画『不能犯』は、都会のど真ん中で次々と起きる変死事件をきっかけに、現場に毎回訪れる謎の“黒スーツの男”の正体を追う、[立証不可能犯罪]を扱うエンターテインメントだ。「はじめて台本を読んだ時、とてもミステリアスな映画だと思いました。松坂桃李さん演じる主人公の宇相吹正(うそぶきただし)は、〈思い込み〉や〈マインドコントロール〉で、あらゆる人を死へ導く男。彼がどんな手口で殺人を犯し、どうやって人をマインドコントロールしていくのか、その犯行の描き方も見どころのひとつだと思います」この作品で新田真剣佑さんが演じるのは、新人刑事の百々瀬麻雄。性格は素直で、努力を惜しまない熱血漢。沢尻エリカさん扮する女刑事の多田友子とバディを組み、宇相吹の犯罪を体当たりで捜査する。「百々瀬は最初、多田刑事に『新人!』と怒鳴られ、なかなか名前を呼んでもらえません。なので、僕も新人らしくハキハキとしていこうと思いました。監督からは“爽やかに”という指示をいただいていたので、とにかく一生懸命な姿を見せようと、ひたすら走り続けました。たぶん4日間くらい、ずっと走っていたんじゃないかな(笑)。今までも刑事は何度か演じていますが、日本の刑事は難しいなと思いました。どういう点がと言われると、上手く説明できないのですが…」沢尻エリカさんとは今回が初共演。嘘と曲がったことが大嫌いで、面倒見のいい女刑事を演じる沢尻さんの姿は、新田さんの目にどのように映ったのだろうか。「多田刑事が百々瀬にとって、“ついていきたい!”と思える上司なのと同じく、沢尻さん自身もカッコよくて、思わずついていきたくなる素敵な役者さんでした。沢尻さんとは現場で一緒のことも多かったので、いろんな話をさせていただきました。短い間でしたが楽しかったです」劇中で多田刑事は唯一、宇相吹のマインドコントロールが効かない存在として描かれるが、新田さん自身も暗示には絶対にかからない自信があるんだとか。では逆に、自分に何かを操れるパワーがあるとしたら?「難しい質問ですね…。強いて言うなら、“時間”は操ってみたいかな。時間を巻き戻して過去に行ってみたいし未来にも行ってみたい。未来で何をするかは…パワーを得られたら、ぜひ考えてみたいと思います(笑)」あらた・まっけんゆう1996年11月16日生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身。今年は『ちはやふる ‐結び‐』『OVER DRIVE』など、出演映画の公開が続々と控える。ニット¥168,000タートルネックニット¥151,000パンツ¥162,000(以上エルメネジルド ゼニア クチュール/ゼニアカスタマーサービス TEL:03・5114・5300)絶対に立証不可能な方法で人を死に導く男・宇相吹正が、世の中に“ダークな正義”を突きつける。原作は青年漫画誌で連載中の人気コミック。監督/白石晃士出演/松坂桃李、沢尻エリカほか2月1日(木)より全国公開。(C)宮月新・神崎裕也/集英社2018「不能犯」製作委員会※『anan』2018年1月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・粕谷ゆーすけインタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年01月26日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、付き合う前でも後でも、Hすると進展しない、というバツイチ女子から。佑雪さん、どうすれば?文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 18「エッチを決め手にできない女!?」付き合う前にエッチをすると、付き合うまで至らず曖昧な関係に。でも、付き合ってからエッチすると、自分が冷めてしまう。いったいどうしたらいいでしょう?(笑)(ミミ 30歳バツイチ 会社員)攻守のバランスを見直しましょう。ミミさん、30歳ですか。そろそろ、めくるめく世界に突入してもよさそうなお年頃なんですが、接する男性とそうならないというのは、ひょっとしたら、「自分のエッチを反省する」時期がきているのかもしれませんよ。付き合う前のエッチでは男をガツッと虜にすることができないのは、まあ、わかりやすい問題点だとして、付き合ってからエッチをすると自分が飽きちゃうということですが、そもそもご自身が飽きるようなエッチしかされていないのではないのでしょうか? という疑念が、恐縮ながら湧くわけです。わたくし、茶の湯をたしなんでおりまして、茶会というのはもてなす側のホストだけでなく、お客さまも率先して茶会を盛り上げていかないといけないものだとされているのですが、セックスもそうですよね。男女ともに協力して、場を盛り上げていくのが望ましいわけですよ。で、技術はうますぎてもいけませんが、へたでもいいんですよね。技術は男好みに磨いていけばいいだけだから。大事なのは技より、演出。ただ、女側の演出って難しいんですよね。わたくしたちって、男なら誘って、脱がして攻めて、ってどんどんリードしていけば、たいていは間違いがないという文化に暮らしているじゃないですか。でも、だからといって一貫した受け身の ‘マグロ’ の評判はよろしくありませんし、積極的なリードもどうなの? という。そのあたりのですね、ビミョーで繊細で絶妙なポイントをうまく演出できていないのでは? ということをですね、この際じっくり考えて、次回、お相手の反応を見ながら、演出していかれるとよいと思いますよ。※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!(C)vadimguzhva/Gettyimages
2018年01月08日昨年12月、フリーアナウンサー・古舘伊知郎と「忠臣蔵」が合体し、“歴史の実況”という新しいスタイルを打ち出した「古舘トーキングヒストリー」の第2弾が、今冬放送れることが決定。今回は、戦国最大のミステリーと言われる「本能寺の変」の新事実に、古舘さんの実況と大杉漣、筧利夫ら豪華キャスト出演による本格ドラマで迫っていく。■見どころ&豪華俳優陣!「古舘トーキングヒストリー」は、放送文化基金賞や日本民間放送連盟賞を受賞するなど、テレビ業界に新風を巻き起こした意欲作で、第1弾は「~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~」を放送した。この度の第2弾では、「本能寺の変」を徹底検証。いまから約430年前に起こった、家臣・明智光秀による主人・織田信長殺し「本能寺の変」は、日本統一の歴史を語る上で欠かせない大事件でありながら、その理由に定説がないため小説、映画、ドラマで様々な描かれ方をしてきた。そんな「本能寺の変」を本番組では、明智側、織田側、様々な視点で記された資料を紐解き全方位的に徹底検証。これまで知られることのなかった真実を明らかにするという。古舘さんが実況するドラマパートは、今回も豪華キャストが出演。明智光秀役を大杉さん、織田信長役を筧さん、そして光秀の参謀・斎藤利三役を津田寛治が扮するほか、森蘭丸に「動物戦隊ジュウオウジャー」の中尾暢樹、信長の嫡男・信忠を福士誠治が演じる。■意気込みコメント到着!「去年の『忠臣蔵』が非常におもしろく、1回で終わらせたくない」と思っていたと言う古舘さんは、「実況には今回も四苦八苦しているんですが、それがまた楽しい!時空を飛び越えて、あるときは本能寺に控える信長のすぐそばに、あるときは山間に隊列を従えた明智軍のど真ん中に、自分は現代のスーツ姿でいるわけです。桔梗の旗印がたなびく足軽の一群に、僕が乗ったワンボックスカーが近づいていく様は、さながら動物保護区にサファリツアーのよう(笑)場違いなものが出会う度に快感が走ります。出て行っちゃいけないところに出て行く“謙虚な乱暴者”を自覚して、取り組んでいます」とコメント。また今回のキャストについて、「大杉さんと筧さんが演じる姿は、本当に光秀!本当に信長!僕は信長に会ったこともないし、光秀とお茶したこともないんですが(笑)、“これぞ役者!”という演じ手の凄さを目の当たりにしました」と絶賛。一方、大杉さんは「芝居に実況がつくというのは初めての体験。武将姿の自分の目線の先に、スーツ姿の古舘さんがいらっしゃる。過去と現在が向き合うような感覚がすごく新鮮で楽しかったですね」とふり返り、「番組の見どころは最初から最後まで全部。番組のすべてを楽しんでいただくことが僕らの望みです。その中で、誰もが知る歴史上の人物の物語を通して、現在にもあるであろう普遍的な人の姿や心を感じていただければ嬉しいと思います」とアピール。筧さんは、「今回すごく驚いたのは、古舘さんが膨大な実況パートを全部覚えていらっしゃること。僕は勝手に台本を見てしゃべるのだと思っていたので、これには本当に驚きました」と明かし、「僕が演じる今回の信長は、おもしろい人物を目指しています。台本通りではなく、興味深い“変態野郎”に見えるように演じています(笑)見せ場は、やはり最後に信長として決着をつける場面。これを見ていただいて、それぞれの解釈でブログやSNSなどに感想をあげていただけたら幸いです(笑)」と呼びかけている。「古舘トーキングヒストリー~戦国最大のミステリー 本能寺の変、完全実況~」は2017年冬、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年11月07日フリーアナウンサーの古舘伊知郎と日本人女性最年少の11歳のプロレーサー・Jujuが出演するPlayStation4(PS4)用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』の新CMが、13日から全国(一部エリアを除く)で順次放送。また、12日よりYouTubeのPlayStation公式チャンネルで公開される。同CMで、古舘は約20年ぶりのレース実況を披露。JujuはCM初出演となる。『グランツーリスモSPORT』は、世界累計販売7,699万本を超えるリアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」シリーズの最新作で、映像表現や機能においてリアリティを追求。今回の新CMでは、「THIS IS SPORT」というキャッチコピーのもと、Jujuがプレイヤーを演じ、古舘が実況するシーンを表現することで、本物のレースのようなリアルさを、子供から大人まで誰もが楽しめる"スポーツ"として届ける。新CMは「11歳のスゴ技」篇と「62歳のスゴ技?」篇の2種類。「11歳のスゴ技」篇では、ドイツ・ニュルブルクリンクのサーキットを舞台に繰り広げられるレース終盤の緊迫したシーンを古舘が実況。「キター!!!」と叫ぶとともにトップに躍り出たのは、リビングでハンドルを握るJujuで、実はゲームの世界でのデッドヒートシーンだったとわかる。「62歳のスゴ技?」篇では、古舘本人がプレイヤーを演じながら、同時に自らの走りを熱く実況。スピンして大苦戦のプレイ画面に、思わず「笑うがいい。私は楽しい。しゃべりとドライビングが別人だ」と嘆き節の迷言も誕生する。古舘は、今回の実況を引き受けたことについて、「80年代終わりから90年代途中にかけて F1の実況を担当していて、20年経つのでそろそろ実況の免許更新時期かなと思い、改めて久々にこういうのをやってみたいと思いました。心の鮫洲に通う気持ちで(鮫洲運転免許試験場)今日は引き受けました」と説明。そして、「Jujuちゃんが本当に上手なのと、ゲームなのに、リアルそのものなので、実況魂的には楽しくて仕方なかったです。かつて実況していたころのエキゾーストノート(マフラーから聞こえるエンジン排気音)にグーッとあおられながら…」などとレース専門用語連発で感想を語り、「要は、久々にやると、過去の自分と交差して楽しいということです」とまとめた。また、Jujuが「お父さん(元F1ドライバーの野田英樹さん)から古舘さんのことは聞いていましたが、実況をやっていたことは知りませんでした。今度自分がレースしたときには、ぜひ古舘さんに実況してほしいです」と言うと、古舘は「将来楽しみですね。将来F1とか目指して、コンビで『Juju&古ちぇる』とかどうでしょうか」と提案した。
2017年10月12日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、結婚願望はあるけど恋に奥手なアラサーの悩みを斬ります!文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 6「恋愛体質じゃない私、結婚できますか?」最近、彼と別れました。現在29歳。元々あまり恋愛体質でないため、今後結婚できるような男性と知り合えるか不安です。(PE 29歳未婚 自由業)恋に被害者意識はいらない。結婚したいなら、恋より結婚を選ぶのです!むしろ、恋愛体質じゃないから結婚できるってケースのほうが多いんじゃないかしら? 昔は結婚はお見合いでするのが当たり前。お式までに数回会って、お互いの家柄や学歴みたいなスペックだけはわかっているけど、中身までは知らないままに籍入れて、子ども産んでって。そういうことに疑問ももたず、25歳前には!って、自分や親、親戚、果ては会社の上司や知り合いのおばちゃんなんかも総動員でひとりの女を嫁がせていたから、結婚率が高かったわけじゃないですか。ところが、戦後、結婚するなら恋愛結婚のほうがイケてるって価値観ができちゃったばっかりに……。恋に奥手なタイプはそれがために出会いも少なく、結婚に至らないのはそれはそれとして。恋に積極的なタイプも、逆に理想の恋の相手が現れないがために結婚に至らないという。昔みたいに、結婚したいなら、結婚だけすればいいと思うんです。だって結婚がしたいんだから。なのに、結婚前に恋しなきゃ。それもすてきな王子さまとすてきな恋をしなきゃって。それ強迫観念に取りつかれてるんですよ! 披露宴に出たら、瞬間わかります。あ、条件で結婚したなとか、妥協したな、とか。そういうカップルは恋が最高潮に達して結ばれる花嫁花婿とは明らかにオーラが違いますから。でもね、それで幸せになってる夫婦はたくさんいますし、年齢が上がるほど、条件&妥協がキューピッドとなった結婚は多いように感じますが、それでいいじゃん? なのでね、恋に奥手だから結婚できないんじゃないか、なんて不安にならなくてよし! むしろ、奥手だからこそ、結婚に近づいているかもしれないのです。それに恋したって、結婚にたどり着かない場合もあるし。条件や妥協で選んだお相手と結婚した後に恋に落ちることだってある。もし、結婚を望むなら、恋より結婚を優先して動いたら?※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!(C)KatarzynaBialasiewicz/Gettyimages
2017年10月09日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。さて今回はがつっとHネタのご質問がまいりました。文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 3「今さら彼にオモチャを使ってとは言えなくて……」佑雪さん、聞いてください。今、彼と付き合って2年になります。彼は精力はさほどでもないのですが、想像力がたくましく、いろんなバリエーションを試したがります。付き合い始めたばかりの頃にいわゆるオモチャを持ち出され、そのときはものすごい嫌悪感を感じて、かたくなに拒絶しました。あれから2年。彼とのエッチも慣れてもきましたし、いまだにイクということが未体験ということもあり、イケるのであれば、オモチャもありかなと思えるようになってきました。が、今さら「使って」と言えない自分がいます。どうしたらいいでしょうか。(ありりん 24歳 未婚 OL)Hなおねだりは恥ずかしいから、イイんです!ほほー。いいじゃないですか。聞いてるだけで、いい話です。彼に対して恥じらいがある。ものすごくいいこと。文面だけでも、二人の関係の初々しさが伝わってきますよ〜。この恋、まだまだ続きそうですね!で、オモチャ問題ですが、どんなものだったのでしょう? 一説ではすでに石器時代には使用されていたのでは? といわれる歴史と伝統あるディルドまたはその発展系であるバイブ? それともローターってやつですか? ま、まさかいきなりお尻責める系とか? はぁ…はぁ…いろいろ想像して息が荒くなってすみません。いやぁ、多くの読者のみなさまもオモチャと聞くと、懐かしい思い出のひとつや二つ、三つや四つくらいはお持ちではないかと思われるのですが、わたくしもですね、若気の至りでせっかくのオモチャのご提案を無下にして、後になって「やっとけばよかった」ってすごく後悔したことがあるんですよね。ま、わたくしの場合は彼氏じゃなくてセフレからだったんですけどね。「セフレの分際でなんてハレンチなモノを持ち出すの! しかも清純派のわたくしに! 」って激高してしまって、出された瞬間、力一杯壁に投げつけましたでしょ? 壊れて使い物にならなくなってましたよ。それがですね、やっぱり『anan』のセックス特集なんか拝見するとお道具を使った‘自主トレ’が推奨されてるじゃないですか。それでわたくしも買ってみたんですよ。女性が開発した〜という触れ込みの見た目もソフトな穏やかなやつが今のトレンドだというお話だったんですが、どうせ買うならフルスペックなのを買ってやれ! と勢い込んで、右回転左回転がどーのこーのでツノツノがいっぱいついてて性能抜群!! みたいな1本を。これがね、通販だったのがイケなかったんですよね。実物が深海にいる毒を出すキケンな生き物みたいな感じで。怖くて怖くて、結局使わずに押入れにしまい込んじゃってるんですけどね。オモチャは実際に目にして手に取って買ったほうがいい! というわけで、彼に「今度一緒にオモチャ買いに行きたいな」って言えばオーケー。恥ずかしい? そんなの言えない? いやいやいやいや。恥ずかしくて、そんなの言えないところを言っちゃうあなたがかわいいんです! すでにプレイの始まりです! こういうねかわいいプレイをちょいちょい仕掛けてあげるのも、いい女の務めですから。ぜひ、がんばってください。※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!(C)sakkmesterke/Gettyimages
2017年09月18日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みに答えていきます。恋にHに! ひとには聞けない恥ずかしいあんなコトこんなコトにもどしどしお答えしてまいります!今回は不倫ネタであります。文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 2「夫と別れて不倫相手と再婚したいのですが」佑雪ママ、『クラブ佑雪』オープン、おめでとうございます! ずっと『GQ』のお悩み相談室を拝見させていただいてました。今回の悩みというのは、夫がいる身で好きなひとと一線を越えてしまったことです。結婚7年になる夫のことは愛していますが、同棲期間を含め、10年近くセックスレスです。子どもも欲しいと思っていましたが、今の彼と出会ってからはその思いも薄れました。ただただ、女として求められるのが嬉しいんです。仕事関係で知り合った彼は同い年で独身。できれば、夫と別れて彼と再婚したいのですが、難しいでしょうか。(ゆうこ 34歳 既婚 会社員)清純派を望むすべての間男は浮気する人妻とは本気にならないこれ、夜中に血迷って書かれました? 結婚するとか離婚するとか、不動産買うみたいな大事なことは、下半身が熱に浮かされていない明るい時間に考えるクセをつけたほうがいいですね。セックスが楽しいから結婚したい。これはイケません。セックス「も」楽しいというのであればいいのですが。それはさておき、長年、銀座の世界で、カタギの世界で男と女のドロドロを見てきたわたくしの勘から申し上げますと……見える見える……間男が結婚をチラつかせた瞬間、逃げる姿が丸見え……それも猛ダッシュで走り去っていくのが……。全、女どもに申し上げたい!男は全員、清純派が好きなんです。たまにアハンハンな女に目移りしても、妻にするなら、戸籍に入れるなら、同じお墓に入るなら、ドラえもんのしずかちゃんみたいな清純派を選ぶんです。なのに、ご相談者さまときたら、夫がいる身であられもなく声を出しまくっている! そんなふしだらな女を自分の妻にはできないと考えるのが、男なんです。いやな話ですが。今、ご相談者さまを抱いているのは、「結婚しなくてもいい」人妻だからでしょう。そういう男、いっぱいいます。自分が遊びだから、相手もそうだと思い込んでいるんです。うかつですよね〜。脇が甘いです。そこに現実、女の結婚願望を突きつけられると、いきなり我に返って「いえ、あの、その、ぼ、僕はそんなつもりじゃ……」と後ずさっていくわけです。もちろん例外もたくさんあります。不倫妻と間男の関係から、夫婦になる二人には深い心の絆があったはず。不埒な欲望の奥にこっそり隠れていた、しずかちゃんを間男が見出したからにほかなりません。あなたは自分の中の源しずかを彼に見せたことありますか? 彼は気づいてくれましたか? 彼との再婚を考えるのは、そこからじゃないですかね。※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!(C) MilosStankovic/Gettyimages
2017年09月11日フジテレビの10月改編発表会が4日、都内で行われた。 各スポーツ紙などによると、改編によりフリーの古舘伊知郎アナウンサー(62)を起用した「フルタチさん」が1年で終了。金曜7時枠で古舘キャスターの新番組「モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~」をスタートさせることが発表されたという。 「昨年11月にスタートしたばかりの『フルタチさん』。強力な日本テレビの裏番組である『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』にぶつけるべく午後7時から2時間ぶち抜きで放送し大きな期待を背負っていました。ところが初回視聴率は8%台といきなり低迷。4%台に落ち込んだこともあり、いつ打ち切りになってもおかしくなかったのです」(フジテレビ関係者) 視聴率の低迷は同局にとって“想定外”のようだったが、一部からは「数字が取れる要素がまったくなかった」との声もささやかれているという。 「古舘さんがやたら構成に口を出してきたそうなのです。企画も出すのですが、報道が長かったせいか今の若い人にはまったくウケない企画ばかり。それでも古舘さんの発言権は絶大なので、その企画が通ってしまうそうです。周囲からも同時期にスタートした深夜のトークバラエティー『トーキングフルーツ』をゴールデンに持ってきた方がよかったくらいだといわれるほどでした」(番組関係者) にもかかわらず、フジテレビはまたしても古舘アナに新番組を用意。かなり気を遣っているようだが、そこには理由があるという。 「昨年3月に『報道ステーション』(テレビ朝日)のキャスターを降板してから、古舘アナはしばらく休養する意向でした。それをフジが“三顧の礼”どころか、破格の待遇で引っ張り出しました。そんな事情もあって、簡単にクビを切れない。新番組の数字が低迷しても、古舘アナはしばらく安泰でしょう」(テレビ局関係者) それならば、古舘アナにはノビノビとやって視聴者を満足させてほしいものだが……。
2017年09月06日「役柄とは違って僕自身は和菓子が大好きなんです。この間も、ネットで調べて自分で粒あんを作ってみたんですよ。砂糖の加減を間違えたみたいで失敗でしたが(笑)」 そう語るのは、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』で、有村架純演じるヒロイン・みね子が新生活をスタートさせた「あかね荘」の近くにある和菓子屋「柏木堂」の一人息子だが甘いものが大嫌いな、ヤスハルを演じる古舘佑太郎(26)。 もともとはバンドを率いるミュージシャンで、現在は「2」(ツー)というバンドで活動中。近年は俳優業にも挑戦中だ。初めての演技経験となったのは映画『日々ロック』(’14年)。 「このとき、演じることの楽しさに魅了され、もっと挑戦していきたいと思いました」(古舘・以下同) 撮影現場では、ヤスハルの父・一郎を演じる三宅裕司との会話にも花が咲いたという。 「僕はバンドをずっとやっていたので、三宅さんが司会をされていた『いかすバンド天国』という音楽番組の話をしてみたら、気さくに答えていただきました。『あのバンドはね〜』みたいな」 みね子役の有村とは、10月公開の映画『ナラタージュ』でも共演する。 「僕より年下なのに、そう見えないくらいしっかりした、オトナな方。見ていると自分も頑張らないとなって刺激を受けます」 物語のこれからの見どころは? 「人口密度が一気に上がるというか、裏路地の空間に多彩なキャラクターが押し込まれて、演じていてもおもしろかったですし、映像で見ても楽しんでいただけると思います!」
2017年07月03日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、28日には生配信されるインターネットテレビ局・AbemaTVの報道番組『みのもんたのよるバズ!』(毎週土曜20:00~)に出演することが決まった。古舘は、AbemaTV初登場となる。これは、昨年3月25日、古舘が当時キャスターを務めていたテレビ朝日系『報道ステーション』にみのがゲストとして出演した際、古舘が「(『みのもんたのよるバズ!』に)できれば私も呼んでいただきたい」と要望し、みのが「当たり前じゃないですか」と応えていたことから実現したもの。古舘とみのは、立教高校、立教大学の10年先輩・後輩の関係で、古舘はみのに憧れてアナウンサーを目指したという間柄。今回は番組の時間が通常より拡大して22時までとなり、テレビの未来やニュース、バラエティなどについて語り合う予定となっている。
2017年01月21日●カトパンから「いつも勉強」報道キャスターから12年ぶりにバラエティ界に復帰したフリーアナウンサーの古舘伊知郎に「有望だね、大注目だね」と言わしめた弱冠5年目の女子アナがいる。フジテレビの宮澤智アナウンサーだ。入社以来スポーツ番組を担当していたが、昨年からバラエティや情報番組にも本格進出。11月に始まった秋改編の目玉番組『フルタチさん』のロケで、大先輩の古舘に対して「本当におしゃべりが好きなんですね」とツッコミを入れたことが、前述の"大注目"評価につながった。しかし意外にも、元々しゃべることが苦手で、それを克服するためにアナウンサーの道に進むことになったという。そんな彼女の素顔に迫った――。――長い間『すぽると!』で深夜のスポーツニュースを担当され、10月から早朝の『めざましテレビ アクア』のキャスター(木・金曜担当)になりました。生活サイクルが大きく変わったのではないでしょうか?中学生の頃からずっと夜型人間で、勉強するのも夜中まで起きてやるタイプだったので、なかなか朝型生活ができてなくて、苦労しています(笑)――『めざましテレビ アクア』の日は、何時に出社されるんですか?2時半前には会社に来ています。本当は前の日の夜8時くらいに寝るのが理想なんですが、なかなか寝られなくて、担当前日の水曜日は休みなので、昼間に寝て夕方に起きて、少し仮眠してから出社してOAをやって、他の仕事が終わってからお昼以降に寝るというスタイルをとっています。――これまでずっと担当されていたスポーツ番組から、今回新たに挑戦されている情報番組で、違いを感じる部分はどんなところですか?スポーツ番組では、なかなか自分の話をすることはなかったのですが、情報番組だと私の日常を紹介するコーナーがあったり、スポーツ新聞の記事を紹介するコーナーでも、わりと意見をふんだんに盛り込んだりできて、自分の意思を話すことが多くなりましたね。――『すぽると!』のときは、進行の役割が大きかったんですね。そうですね。番組の尺がタイトで、一つ一つのコーナーをコンパクトに放送していましたので。――スポーツニュースは引き続き『スポーツLIFE HERO’S』を担当され、今年の夏はリオオリンピックを現地で取材されていましたよね。リオ五輪に行くというのは、入社してからの1つの目標だったので、貴重な経験をさせていただきました。感動した場面は本当にメダルの数以上にあるのですが、特に印象に残っているのは、体操男子団体の金メダルです。体操界の唯一無二の絶対王者の内村航平選手が、ずっとずっとほしかった団体の金メダル。仲間がいないと手に入れることができなかったメダルを手にして、表彰台の一番上で誰よりも大きく口を開けて、少年のように君が代を歌う内村選手の姿が忘れられません。――会場でインタビューもされて、どんな言葉が印象的でしたか?内村選手の「仲間に助けられた。5人で戦ってきて良かった」という言葉です。メンバー全員が内村選手の悲願のために思いを一つにして戦ってきた姿を、取材を通して見てきていたので、仲間と戦うことの素晴らしさを改めて感じましたし、念願のリオ五輪の取材でこんなシーンに立ち会えて、最高の夏になりました!――『スポーツLIFE HERO’S』では、アナウンサーの先輩である加藤綾子さんと共演されていますが、スポーツニュースでは後輩になりますよね。なにかアドバイスなどされているんですか?いやいやいや…(笑)。こちらの方がいつも勉強させていただいています。加藤さんは、初対面の方でも大御所の方に対しても、スッと懐に入り込むのが本当に上手だなと思います。インタビューではアスリートの方とグッと心の距離を縮めて安心させ、いい表情や深いお話を自然と引き出されるんです。私にはまだまだできないことで、その場の空気の作り方や進行面などは、すごいなと思うことばかりです。●古舘さんの懐の深さで、つい本音が…――情報番組に加え、10月からは『その原因、Xにあり!』で、バラエティのアシスタントを初めて本格的に担当されていますね。バラエティはバラエティでまた雰囲気が全然違います。芸人さんがいたり女優さんがいたり、そういった中で番組を作っていくというのは、スポーツや情報番組ではあまり経験できないことなので、とても新鮮です。――「声帯のたるみ」など、アナウンサー業にも役立ちそうなテーマが取り上げられています。日常の些細な行動で改善できることがとてもたくさんあるんだということに、毎回スタジオにいるみんなが驚いています。いつも家族みたいなアットホームな雰囲気で収録していますね。――番組の記者会見では、二日酔いが長く続くという悩みを明かしていましたが、お酒はよく飲まれるのですか?そうですね…学生の頃はよく飲んでいたなと思いますけど、今は仕事のことを考えてほどほどに。好きなのは、ビールと日本酒です(笑)――バラエティでは、『フルタチさん』で古舘伊知郎さんとロケに行ってますよね。初回放送でYahoo!ニュースのオフィスに行かれたときのことを、古舘さんがラジオで「宮澤ってアナウンサーに『古舘さんって本当におしゃべりが好きなんですね』って言われたんだよ。有望だね、大注目だね」とおっしゃっていました。その時は、古舘さんが最初に話していた話題から発展して、さらに発展して余談に行って、そこから本題に戻ってきて…という感じで、本当に話がどんどん展開されて、結構長い時間お話されていたので、もちろんお話は面白く勉強になることばかりだったのですが、ふと「これはいつまで話されるのかな…」と思って、ついその言葉を言ってしまったんです。――表情といい、タイミングといい、的確で見事なツッコミでした(笑)いやいや、そんなことはないです(笑)。古舘さんがアナウンサーの大先輩として偉大な方だということはもちろん知らないわけではないのですが、初めてお会いして打ち合わせをしたときや収録の合間など、いろいろお話させていただくうちに、素の自分でリラックスしても大丈夫というような安心感を与えてくださったんです。そういう古舘さんの人間力や懐の深さで、つい本音がポロッと出て、あの発言につながったんだと思います。――あと、「パソコンのマウスを両手で使う人、初めて見ました」ともツッコんでいましたよね(笑)あれは本当に衝撃的でした! ずっとメディアの第一線で活躍されていて、何でもできそうな古舘さんが、まさか両手でマウスを動かすとは思わなかったので、これもつい本音が出てしまいました。――先日はジャパネットたかたの本社にも一緒に行かれましたよね。前社長の高田明さんも出られたんですが、こちらもよくしゃべる方なので、2人のお話は白熱して本当にすごかったです。高田さんはしきりに「僕と古館さんはよく似ている気がするんだ」と話されていました。両方とも、話にいつ割って入ろうかと狙っている姿が印象的でした!――古舘さんがテレビショッピングに挑戦されていましたが、意外と緊張されていたのが印象的でした。本当にやりたくて、ものすごい準備をしてきたそうで、そのロケの間に古舘さんがポロッと「1つの仕事をやるのに、8割が準備、2割が本番」とおっしゃっていたんです。自分に置き換えて、それだけ準備ができているのかと自問自答しましたし、あれが2割だったらどんな準備をしてきたのか、それを全部出したらどんな世界が広がるのかというのを、ぜひ知りたいと思いましたね。●マツコ・デラックスにダメ出しされたい!?――そんな大先輩のアナウンサーから「有望、大注目」と期待をかけられています。古舘さんから「お行儀よくしているだけじゃダメなんだよ」とアドバイスをいただいたんです。ロケに同行させていただき、古舘さんが完璧な人に見えて実はちょっと機械が苦手でかわいい面があることをお伝えできたこと、そして視聴者の方と同じ気持ちになって「本当におしゃべりがお好きなんですね」と言えたことが、"お行儀よくしているだけじゃない"ということなのかなと思っています。――アナウンサーを目指すきっかけはなんだったのですか?もともとしゃべるのが苦手で、それを克服したくて、大学の放送研究会のアナウンス部に入ったんです。人前でも堂々としゃべれる人間になりたいと思って一生懸命やってきたので、就活の時期になって、これを仕事につなげていこうと思ってアナウンサーの試験を受けました。だから、毎日今でも葛藤しながらやっています。――尊敬するアナウンサーの方はどなたですか?先輩の青嶋達也アナウンサーです。青嶋さんって、その番組のシーンや求められることによって七色に声やキャラクターを変えられるので、映画『アラジン』に出てくる「ジーニー」みたいなんですよ! アナウンサーや人間としての心構えも教えてくださる方で、ある日アナウンス室でテレビを見ていたら、分からない地名があって、「なんて読むんだろう」と言ったら、ものすごく怒られたんです。「もし急に地震や事件・事故があったときに、そんなことでおまえは対応できるのか? アナウンサーなら分からなくて笑っている場合じゃない。今すぐ調べなさい」と。そのときは落ち込みましたけど、全くその通りのことを指摘いただいて、本当にありがたいです。――恵まれた環境を感じているんですね。今後一緒にお仕事をしたい人はいますか?マツコ・デラックスさんですね。すごく好きで、マツコさんの番組は結構見ています。お会いしたら「あんた、つまんないのよ」ってダメ出しされそうで怖いですけど(笑)、率直な意見を言ってほしいです。フジテレビでリオパラリンピックの番組もやられていたので、東京五輪に向けてスポーツ関係でもいいですし、一緒にお仕事させていただいて、学べる機会があったらいいなと思います。●宮澤 智(みやざわ・とも)1990年3月1日生まれ。埼玉県入間市出身。早稲田大学文化構想学部卒業後、2012年にフジテレビジョン入社。1年目からスポーツニュース番組『すぽると!』のキャスターを担当し、現在は『めざましテレビ アクア』(木・金曜)、『スポーツLIFE HERO’S』、『その原因、Xにあり!』を担当。
2017年01月03日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、「忠臣蔵」の吉良邸討ち入りドラマを実況するテレビ朝日系バラエティ特番『古舘トーキングヒストリー~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~』が、きょう10日(20:50~23:06)に放送される。この番組は、古舘が現在に伝わる「忠臣蔵」の事実を検証し、新たな視点で実況を加えながら、討ち入りの瞬間を本格的なドラマでよみがえらせるというもの。緒形直人、笹野高史、西村雅彦らが出演するドラマパートは、東映京都撮影所に吉良邸を再現して撮影されたが、このほど、トークパートの収録が行われた。こちらは司会・進行の古舘のほか、女優の名取裕子、タレントの伊集院光、乃木坂46の秋元真夏、歴史学者の磯田道史が出演。仇討ち後の赤穂浪士がたどり着いた泉岳寺(現在の東京・港区)の豪華セットで、新撮ドラマ『忠臣蔵』を鑑賞するとともに、過去のイメージとの比較やさまざまな意見交換を通して、真実の忠臣蔵に迫っていく。
2016年12月10日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、「忠臣蔵」の吉良邸討ち入りドラマを実況するテレビ朝日系バラエティ特番『古舘トーキングヒストリー~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~』が、12月に放送されることが16日、明らかになった。これは、古舘が現在に伝わる「忠臣蔵」の事実を検証し、新たな視点で実況を加えながら、討ち入りの瞬間を本格的なドラマでよみがえらせるというもの。このほど、東京国際映画祭のイベントで、「忠臣蔵」のスピンオフ的なサイレント映画『血煙高田の馬場』(1928年)の弁士を務めたが、今回の特番では実況だけでなく、現場レポート、司会・進行まで、話し手の役割を一手に引き受けるという。古舘は、出演する役者に対して「うるさいだろうなー申し訳ないなー」という不安があったものの、「未知の分野だから『面白いかな』という好奇心があった」と感想。それでも、前例のない取り組みのため、「リスクを背負ってでもやっていかないとと思います」と決意を示した。このドラマパートは、東映京都撮影所に吉良邸を再現し、最新のCGも駆使して新撮。現代のスーツ姿で屋根の上から古舘が実況する中、四十七士の先頭に立つ大石内蔵助を緒形直人、率いられる志士の1人・原惣右衛門を笹野高史、彼らが狙う吉良上野介を西村雅彦が演じる。20年前に連続ドラマで浅野内匠頭を演じている緒形は「あの時の無念を晴らす(笑)」と、大石役へ意気込み。笹野は「芝居を脇で流暢に説明してもらうと気持ちがいい(笑) えも言われぬ恍惚感!」と、"古舘節"にご満悦で、西村は「違った視点からみた『忠臣蔵』と、今回の思い切った企画に参加できて幸せに思います」と喜びを語っている。
2016年11月16日フリーアナウンサーの宮根誠司が、13日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)に出演し、共演の古舘伊知郎に「話長い」「たとえがわけわかんない」などとダメ出しした。宮根は、古舘に「7年前に飲ませていただいたときに、『俺たちはこうやってしゃべって死ぬんだよ』って言っていた。今、変わりました?」と質問。「自分の体さえ顧みないしゃべり手だと『報道ステーション』見ながら思っていた。今日会ったらものすごい健康に気を遣って、タバコもおやめになった。まだ生きたいのかと」と、古舘の変化に驚きを示した。古舘は「心変わりしたんじゃないんです」と根本は変わっていないと説明。「お釈迦さまから教わりました」と語り出し、マシンガントークを繰り広げた後、「何が言いたかったかというと、ただ生きることに執着したんじゃなくて、自分のしゃべる目的を達するためには生きてなきゃいけないからタバコもやめた」と明かした。すると宮根は「後半だけでいいんちゃいます? 前段いらんと思います」と指摘。「言ってあげる人がいないのよ今、古舘さんに。すごいポジションにいてはるから。だからあえて言ってあげようと思って、話長いねって」と言うと、古舘は素直に受け入れ「しゃべる前に編集する」「おっしゃる通り」と反省していた。また、古舘は自身について「しゃべりのことしか考えていないわがまま野郎」と発言。「宮根が「わがまま野郎が許されるポジションの人と許されないポジションの人がいる」と言うと、「でも、人間は"ゆがんだ風船"でいいんですよ」と風船に例え、「僕らは世の中の人間模様と押し合いへし合いでしょ」と語った。古舘の独特な表現に、宮根は「これを古舘節だって言う人がいるんですけど、一歩引いて聞いてみて! たとえがわけわかんないから」とバッサリ。さらに、崎陽軒の弁当に例えて押し合いへし合いを語る古舘について、宮根は「おそらく昆虫だと思う」と言い、「脊髄反射だと思う。脳で考えてないんですよ。口から出て、耳で聞いて、脳の中で考えて、妄想が広がっていって、しゃべるの。それが古舘節っていかにも説得力のあるようなことなんだけど、俺たちは脊髄反射のトークをずっと聞いていたわけよ」と分析した。
2016年11月13日フリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)が、6日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、10月9日放送のTBS系『オール芸人お笑い謝肉祭’16秋』がBPO(放送倫理・番組向上機構)の審議対象になったことについて持論を展開した。『オール芸人お笑い謝肉祭』は40人の芸人が、最高賞金1,000万円をかけて体を張ったクイズバトルを繰り広げる特番。全裸になるなどのシーンがあり、視聴者から「男性が男性の股間を無理やり触る行為など内容が下品」「『裸になれば笑いがとれる』という低俗な発想が許しがたい」「子どもに説明できないような番組はやめてほしい」などの声が寄せられた。このことについて古舘は、「自主規制にまみれたテレビ局に対する挑戦だったんですかね」と制作サイドの狙いを推測。「僕は裸に対するラインがものすごく低い」とした上で、「プロレスの実況で育ててもらってますから。パンツ一丁たちの男がほぼ裸でやって」「『股間痛打だー!』と実況しているわけですから」と経験談を交えた。そして、「裸の何が悪いの? と思ってしまう」と正直な思いを吐露。「今時の良識に照らし合わせたら僕の言っていることはいけないのかもしれませんが、僕はあまり抵抗がない」と説明し、「低俗な番組の中に光るセンスとか、低俗なまま終わるとか。そこに番組の出来不出来はあるけども、『裸自体はどうなの?』という問いに関してはあまり……」と首を傾げていた。
2016年11月06日フリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)が、6日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、乃木坂46・橋本奈々未(23)の芸能界引退についてコメントした。生活の困窮がきっかけで芸能界入りし、弟の学費に目処がついたことで引退を決意したという橋本。この"引き際"が美談として話題になっていることについて、ダウンタウン・松本人志(53)が「美談過ぎて、嘘ちゃうかなと思うところもある」と冗談を交えると、古舘は「僕もちょっと半信半疑です。秋元康の演出入っているのかなと」と便乗して笑いを誘った。そして、「子どもの貧困は進んでいることも事実」と社会問題にも触れつつ、橋本の引退を「象徴的なこと」と説明。「この後ろにそういうことでいっぱいつらい思いをしている家庭がある」と指摘した。一方で、「労働はお金だけじゃない」「『労働は雪かき』という言葉が大好きなんですが、自分の家をかいているだけではダメ。高齢化が進んでいるから隣の家もかいてあげなければいけない」という主張も。その上で、「100働いて100お金もらえるなんてありえない」と言い切り、「『半分返ってこないでいい』くらいで、身を粉にして働くのが"働く"」と持論を展開。「芸能界を引退するのは自由だけど、今度やるお仕事で労働の苦しみと喜びを知ってほしい」と橋本にエールを送っていた。
2016年11月06日フリーアナウンサーの古舘伊知郎と宮根誠司が、6日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)に出演し、赤江珠緒の結婚式後に、2人で朝まで飲み明かしたことを明かした。この日は、加藤綾子も含めたフリーアナ3人で出演。古舘と宮根はテレビ初共演だが、7年前に赤江の結婚式後に初対面し、「せっかくだから」ということで飲みに行くことになり、最終的に2人カラオケになったという。宮根は、大阪に戻らなければならないため、チケットを取り直してから西麻布のカラオケ店に向ったそうだが、部屋に入ると、古舘が大きなソファーで「遅いじゃないか随分」とひと言。古舘は「本当に先輩ぶって酔っ払っちゃって。俺、自分がみのもんたかと思ったもん」と反省した。2人のカラオケは、古舘が宮根の歌う曲を指定し、前奏中の前フリを付けるという形式で大いに盛り上がり、最後はベロベロになった古舘を、宮根が運んでいったそう。古舘は「やっぱり『報道ステーション』のストレスの極みみたいのがあったから、絶好の方と会っちゃったんです」と、宮根との出会いを振り返った。このように、ストレスを抱えていた『報ステ』時代だが、トークの制限はあったものの、エンディングの21秒は、さまざまな情報を自ら組み立ててしゃべることができたため、「いつも自分に酔いしれていました」と告白。この日の放送でも、即興で21秒ジャストの神業トークを再現してみせた。だが当時は、このエンディングが終わると、横にいるテレビ朝日の小川彩佳アナに「どうだ俺のしゃべりは」という態度をとっていたため、「たぶん小川アナウンサーは異常に俺のこと嫌いだと思う」と推測していた。
2016年11月06日「2016年10月26日水曜日午後3時、秋も深まってきたと思いきや最高気温26度とまだまだ夏日を記録する東京・台場のこちらフジテレビジョン本社V5スタジオには、スタッフはもちろん編成幹部ら関係者、取材陣に至るまで優に50人、いや60人、70人を数えましょうか。日曜ゴールデン新番組の初回収録とありまして、独特の緊張感に包まれておりますがおーっと!ここでADの『古舘伊知郎さん入られま~す!』の呼び込みがかかったー! この声に誘われ、私古舘は控室から一歩二歩、超激戦区と呼ばれる時間帯に足を踏み入れていくわけであります!」フジテレビ系できょう6日にスタートする新バラエティ番組『フルタチさん』(毎週日曜19:00~20:54)。頭の中で実況するクセがあるというMCのフリーアナウンサー・古舘伊知郎は、同番組の初回収録に臨むにあたって、こんな脳内実況を繰り広げていたのかもしれない。そんな華々しいスタジオだが、実は、古舘が本番中や取材会中に番組への"ダメ出し"を始めるという"異例づくし"の現場だった。本記事では、その模様をレポートしながら、古舘が目指すバラエティ像を探る。○収録開始25分で「VTR長過ぎません?」本番がスタートするなり、「(前の時間帯の)『サザエさん』が終わって『フルタチさん』だなんて、新番組のタイトルからして破れかぶれのような気がしますけど」「今日は関係者めっちゃ多いじゃないですか。これね、1回1回減っていく可能性ありますよ!」「視聴者の方よりここにいる人数が多いかもしれない」と、まずは自虐コメントで笑いを取った古舘。「ネタとして面白いのも面白くないのも混在してる可能性がある。初回からそんな充実してる番組なんて見たことないですよ。ぶつかりながら、へこたれながら頑張っていきたいと思います」と、オープニングトークで基本姿勢を示した。この番組は、世の中の"ひっかかる"ことを取り上げ、VTRで検証し、それを受けてスタジオトークを繰り広げていくというのが大きな柱。初回のゲストには、森昌子、ミッツ・マングローブ、要潤、足立梨花、ビビる大木を迎え、森が自由奔放な言動を連発しても、古舘は「森さんの顔を見ると『夜のヒットスタジオ』を思い出しちゃう」となかなかツッコめずにいたが、探り探りながら、彼女のイジり方を徐々に習得していく。そんな穏やかなムードで収録は進行していったが、開始25分が経過すると、最初のVTRからスタジオに戻ってきたところで、古舘が噛みついた。「VTRちょっと長過ぎません?」。自らのおしゃべりの時間を奪われるのを恐れたのか、「こういうダメ出しとか会議も、収録で入れていきますから」と宣言する。スタジオは笑いに包まれたが、古舘の目は本気だ。その後も、古舘の好きなジャガイモを試食するコーナーにどこか不満顔で、びっくり映像を紹介するコーナーでも、イヤミたっぷりに「安牌(パイ)ですね」とひと言。挙句の果てには「ストレートに(すごい映像を)見たい視聴者は、(裏番組の)日テレ見てりゃいいんですよ」とも言い放った。一体何が納得行かなかったのか。収録後に取材に応じた古舘は「テレビってやたら食べるじゃないですか。ただ普通にやってても、数多の番組と区別がつかない」と、報道陣を前にして、これまた異例のダメ出しを開始。マイナビニュースのインタビューで、新番組を「ケーキ戦争が渦巻いている銀座で、古ーい言問だんごのお店を開くんですよ」と表現していたが、バラエティの潮流に従わない番組づくりへの追求に、3時間という長丁場の収録を終えた直後でも余念がない。○ニュースを自由に斬る姿は実にイキイキでは、その目指すべきバラエティというものを、どのようにイメージしているのか。古舘は「今、相当ネガディブにいろいろ考えています」と具体像まで固まっていないことを示しながら、12年間の報道キャスター経験を生かし、「もうちょっとニュース的なアングルのコーナーもあっていいかな」と構想を語った。早速その場で、昨今のニュースを取り上げ、大麻取締法違反で逮捕された元女優・高樹沙耶に「みんなやってると思ってませんでした!?」、栃木・宇都宮の元自衛官の爆発自殺に「あれ何で"テロ"って言わないんですかね?」、ボブ・ディランと連絡が取れなかったノーベル賞の審査員に「ライブ会場で出待ちすればいいんですよ」とバッサリ。取材会とは思えないテンションと迫力で斬りまくるその姿は、実にイキイキしているように見えた。それもそのはず、『報道ステーション』時代は、さまざまな"しがらみ"から、あの古舘伊知郎でも、なかなか自由にしゃべることができなかったそう。「ニュースが一辺倒にしか伝えないんですよね。やっぱり独自の視点でいろんなものを見ていきたいんで、そんな話も今後していきたい」と話し、バラエティに復帰したからこそが実現できる企画に、鉱脈を見出していきたいようだった。しかし古舘は、ニュースを扱ったTBSのバラエティ特番『古舘がニュースでは聞けなかった10大質問!! だから直接聞いてみた』(9日19:56~)でMCを務め、フジテレビでも『ワイドナショー』や『バイキング』など、バラエティ目線で時事ネタを斬っていく番組がすでに存在している。フジの宮道治朗編成局次長は「他局のバラエティとは一線を画す」と力を込めていたが、「ただのドバラエティだけじゃつまんない」と思いを共有する古舘と『フルタチさん』をどう作り上げていくのか。フジの亀山千広社長も「"古舘学校"で古舘さんからスタッフがテレビというものを学びながら」とダメ出しを歓迎しており、"ぶつかりながら、へこたれながら"という姿勢に期待を込めて、今後に注目していきたい。
2016年11月06日●強力裏番組への対抗策は"合掌"!?フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、6日からスタートするフジテレビ系新番組『フルタチさん』(毎週日曜19:00~20:54)で、久々にレギュラーバラエティ番組のMCを務める。12年にわたって出演した『報道ステーション』(テレビ朝日系)を今年3月で卒業し、しばしの充電期間をへてバラエティ復帰すると、キャスター時代にため込んでいた分、堰(せき)を切ったようにあふれ出てくる"おしゃべり"。これを全力で受け止めるべく、フジテレビが用意した器は、毎週2時間という異例のレギュラーバラエティだ。それに応え、日曜ゴールデンという最激戦区でフジと"心中"する覚悟も見せる古舘は、この大きな器でどんな番組を目指しているのか。そして久々のバラエティの現場は、彼の目にどう映っているのか――。――毎週2時間のレギュラーという異例の番組ですが、しゃべるネタが尽きてしまうという不安はありませんか?それはもうスタッフの方がたくさんいるので、テーマやネタなどいろんなきっかけを与えてもらえれば、私の場合はしゃべりがどんどん増殖していきますから、そういう不安はないですね。――放送枠は、各局人気番組や新番組を投入する激戦区になります。裏番組の研究などはされているのですか?研究まではできていませんが、ただ1つ直感的なことも含めて思うことは、例えば『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)という番組は、強烈なビジュアルのメディアであるテレビの原点だなというのを感じます。やっぱり、自分がやりたくてもできない、怖くてやる気もさらさらないことをアウトソーシングして、タレントさんが委託されてやっているのを、日曜の夜に「よくやるなぁ」と思いながらボーっと見るというのは、最高の気分だと思うんですよ。自分はむいた梨を秋口にシャリシャリ食いながら、向こうはコモドオオトカゲと向き合ってるんですよ!? この構図こそ、テレビですよ!――日テレさんだと19時台の『ザ!鉄腕!DASH!!』もそうですね。本格的にカルガモ農法なんかやってない人や、家庭菜園すらやってない人が、自分がやった気になって『鉄腕!DASH!!』を見るんですよね。これはビジュアルのメディアとして最強だと思うんですよ。そういうことを考えてるんで、この枠を僕がやるというのは大変なことだと思って、今、怖気づいてます(笑)――そうした強力な裏番組と対決するにあたっての対策はなんですか?やっぱり自分を信じること、スタッフを信じること。そして必ず視聴率至上主義に陥らないことですね。かといって、「今後のテレビバラエティを切り拓いていくための捨て石として、視聴率なんて無視して超実験的なことだけやりたい!」なんてわがままもない。両方を含めた"合掌"ですね。――"合掌"ですか!?人間がなぜ手を合わせるのかというと、仏教的な解釈の1つに、例えば左手が欲望まみれで地が丸出しの等身大の自分、右手が自分の心の中に少し灯っているかもしれない仏性、つまり仏の心。これがちょうど中央で出会って「南無」と手を合わせるという捉え方があるんです。だから、先ほど言った両極端の考えを真ん中で合わせる役目を、僕が担ってると思ってるんです。これは"合掌番組"ですね。●昔のテレビは「子供・グルメ・動物・タモリ」でOKだった――以前『第四学区』(フジ系)など一緒に番組もやられていた、とんねるずの石橋貴明さんがインタビューで「閉塞感が全てにおいてテレビをつまんなくしちゃっている気がします」(日刊スポーツ、10月3日付)と話し、他にも、最近のテレビは規制が厳しくなってきたという声を聞きます。古舘さんは『報道ステーション』のキャスターを12年間務め、久々にバラエティ復帰されたわけですが、実際に戻ってきて、そうした傾向を感じますか?貴明みたいにお笑いの世界でズッポリやってた人間が、どんな心境にあるのかはちょっと分からないけど、僕は報道番組の規制の中で生きてきたので、最近バラエティ番組に出させてもらっている過程で、「うわー閉塞感につながる規制がある!」とは、一度も思ったことはないですね。ただ、"閉塞感"という言葉でいうなら、僕が感じるのは、今のテレビは高度になっちゃったなぁということですね。――"高度"とは?つまり、マーケティングがすごいということです。昔が良いとは言いませんけど、数字が悪かったりスポンサーが降りたりして、プライムタイムに空き枠があってどうする?となって放送作家に振りますよね。すると、昔のテレビは結構行き当たりばったりで、「数字取るには司会はタモリさんかなぁ、かわいい子供や動物がいて、おいしそうなもん出そうかぁ…」ってなって、「子供・グルメ・動物・タモリよろしく!」と、この4つでOKというパッケージができた時代だったんです。その感覚は今や全く消え失せ、コンピューター、なんなら将棋囲碁を戦ってきたAI(人工知能)にかけて、ヒットする番組はこういうビジュアルを入れる、ラーメンのアップはこういう撮り方をする、といったいろんな分析解析をやって、深夜でシミュレートして、あげくにようやくプライムに上がってきました!となる。すでに新番組にして旧番組ですよね。そういうのがひしめき合ってるから、そんなにひどい視聴率の番組がない代わりに、突出する番組も一握りで、あとはどっこい、みたいな。その辺に"閉塞感"はあるかもしれないです。――番組制作のシステム化ですね。でも、それはそれで産業としての有りようだと思うんです。洋服屋さんでも売れ筋を分析して仕入れたり、本屋さんも出版社も何が売れて何が売れないで返品されるのか、そうやってせめぎ合ってやってるから、どこの業界も一緒だと思うんですよ。でも僕なんか、開局して20年もたってないテレビ局にアナウンサーとして入れてもらってるので、テレビが花形になる前のもっといい加減な状態を引きずっちゃってるから、理屈では今は高度ですばらしいと認めつつ、一方で「だからつまんないんだ」「どれを見ても同じなんだ」と思ってしまうんです。――視聴者もそのように感じているのではないか、と。テレビが面白くなくなったとか、テレビは見ない人だからとカッコつける人が、この30年くらいずっと増えてますよね。「俺ってテレビ見ないじゃん?」って言われると、「じゃん?」って聞かれても知らねーよとか、ましてやおまえ横浜出身じゃないだろと思って二重三重に腹立つんだけど…それは置いといて(笑)。でも、テレビを見ないと言ってる人は、面白い番組をたまたまみていない不幸ですよ。ヒット番組で視聴率が良くて、なおかつ面白い番組はあるんです。ただ、マーケティングが行き過ぎて、デザイナーチャイルドやアンドロイドみたいな番組が多いなと、感じるということですね。●新番組は"ケーキ戦争の銀座で開く言問だんご屋"――そうして高度になってきた現在のテレビの中で始まる『フルタチさん』ですが、古舘さんはどんな番組にしていきたいと思っていますか?そうですねぇ。例えば夕方に各局やってるニュースの横並び特集で、「銀座、新たなケーキ戦争勃発」というのが組まれたりしますよね。パティシエの高木さんと青木さんと鎧塚さんがひしめき合っちゃって、再開発のビルでケーキ戦争…もう夕方のニュースは戦争が大好きですよ。だったらシリアの戦争ももうちょっと取り上げろ!と言いたくなるけど、それは置いといて…。――新番組のイメージの話です(笑)そうそう。僕がやるからには、ケーキ戦争が渦巻いている中で、銀座で古ーい言問だんごのお店を開くんですよ。それが、故きを温ねて新しきを知るなのか、テレビの里帰り感覚で見てくれる人が少なからずいてくれるのか、素通りされちゃうのかの勝負だと思ってるんです。だから、裏でビジュアルのすごい番組がある一方で、こっちにバンジージャンプ的な派手さな無いんですよ。それよりも、普段見過ごしていること、聞き逃していること、聞き過ごしていることとか、そういうところに立ち止まって、日曜の夜にポワーンと考えてみませんか?と。時折、答えが出そうで出ないところで終わるケースもあると思うんですけど、そういうフワーンとした番組をやらせてもらいたいなと思ってます。トークに関しては過激さみたいなものを失っちゃいけないんだけど、企画の中にほんわり感がないと、せっかく『サザエさん』の後に『フルタチさん』なんだから、猛り狂ってもしょうがないので。――古舘さんが体験取材するコーナーもあると聞きました。そんなことやるつもりはさらさら無かったんですよ! 2時間のバラエティで軽ーく司会やるくらいなんて甘い考えでいたら、全然そんなんじゃなくて騙されたと思ってるんで、今からでも引き返したい(笑)。しゃべりの舌先の筋肉だけは衰えてないつもりですけど、60歳過ぎて体力も衰えてきてる人間をいろんなところに連れて行って、恥かかせようとしてるんですよ。いじわるなスタッフがいるんです。――未知の経験をしてもらおうとしてるわけですね。そう。初回はYahoo!ニュースのオフィスに行きます。僕はテレビのニュースを12年やったから、そっちは多少かじって知ってるつもりだけど、Yahoo!ニュースの作り方は知らない。どうして見出しはこんなに扇情的なのに、中身がつまんないんだとか思ってる訳ですよ。だから、ものすごい野次馬根性で好奇心がうずいてるんですけど、実際に行くとするじゃないですか。そうすると、たぶん若い人が無言でコンピューター画面に向き合って、会話も肉声では一切なくパソコンで繰り広げられてるんでしょう。そこに、武器もツールも全部おしゃべりの僕がリポートするんで、若い連中に「うるさいな」と思われるんでしょうね。60過ぎの変なうるせー空気の読めないオヤジに水を差されるんですから。すると、視聴者の人たちも「なんだこのオヤジ。行かなくていいじゃん」と思って、結局僕は老醜をさらすことになる思うんです。そういうのをスタッフは狙ってやがる!――でも、自らの裸をさらけ出そうという気持ちも、少しはあるんじゃないですか?ちょっとある(笑)。その悪魔のささやきに乗ってしまうんですよ。そうなると、実はいろんなところに行こうと思ってるんです。――他にはどんな体験取材をしてみたいですか?テレビショッピングにチャレンジしたいですね。ネット上で仮想商店街が成される時代になって、実際の商店街がシャッター街になってしまってるっていう切なさが充満しつつ、その間で、CSやBSのみならず地上波も含めて、過剰なまでにテレビショッピングをやってるじゃないですか。僕、そこのしゃべりが好きなんですよ。報道ではとてもそういうことはできなかったけど、今ならそういう店頭販売的な、人の気持ちを引きつけるあざとい感じのしゃべりができるんで、そういうのにチャレンジしたいですね。――なんだか期待と不安が半分半分のようですね(笑)60過ぎて、桜の門をくぐっていく入学生のような気分なんてなかなか味わえないですから、うれしいですね。僕がずっと局のアナウンサーでやらせていただいていたら、もう定年過ぎてるんですよ! もしかしたらハワイアンキルトとか、ボトルシップの趣味を生かして、そればっかりやってたかもしれないのに。仕事でこんなことになってるというのは、とってもうれしいですね。――レギュラーバラエティの復帰をフジテレビで決めたのは、最初に声をかけてくれたからと聞きましたが、フジの宮道治朗編成局次長は「この番組にテレビマン人生を賭けています」とまで言っていました。それはウソだと思いますよ~。――えっ(笑)本当にテレビマン人生を賭けてたら「テレビマン人生賭けてる」なんて言わないし、「社運を賭けた」とかいう大型ドラマや映画でも、本当に社運を賭けた試しもないし、60年以上生きてきて潰れたテレビ局なんて見たことないし、「全米が泣いた」って映画も全米が泣いてるの見たことないですからね。それは全くのウソだということは、自信を持って断定できます!――でも、オファーはうれしかったんですね(笑)それはうれしいですよ。もう番組始まる前からフジテレビ大好きになっちゃって!■プロフィール古舘伊知郎(ふるたち・いちろう)1954年生まれ、東京都出身。立教大学卒業後、1977年にテレビ朝日にアナウンサーとして入社し、『ワールドプロレスリング』などを担当。プロレス実況で独特の"古舘節"を確立し、1984年に同局を退社。フリーとなった後は『F1グランプリ』『夜のヒットスタジオDELUXE』(いずれもフジ)、『おしゃれカンケイ』(日テレ)などに出演し、2004年4月から2016年3月まで『報道ステーション』(テレ朝)のキャスターを務めた。
2016年11月04日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が司会を務める特番『古舘がニュースでは聞けなかった10大質問!!だから直接聞いてみた』が、TBSで11月9日(19:56~)に放送されることが1日、明らかになった。古舘はかつて、『クイズ悪魔のささやき』『しあわせ家族計画』『筋肉番付』といったTBSのバラエティ番組で司会・実況を担当。今回の特番で、13年ぶりにTBSで司会を務める。同番組では、世の中の人、そして古舘が興味を持っていることや、感じている疑問を当事者にぶつけていく。東京オリンピックや映画『君の名は。』など、今話題のことから、"七味唐辛子の缶"や"「ドレミの歌」の謎"まで、報道を12年間やっていた古舘がニュース番組では聞けなかった質問を聞く。ゲストとして『君の名は。』の新海誠監督が出演。パネラーは、いとうあさこ、竹俣紅、三田寛子、山里亮太が務める。
2016年11月01日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、きょう31日(21:00~22:54)に放送される日本テレビ系バラエティ番組『しゃべくり007 2時間スペシャル』に登場。「認める司会者第1位は?」などの質問に答えていく。今回古舘は「納得いくまで帰らない!と言っているしゃべくりモンスター」という呼び込みで登場。レギュラーメンバーのネプチューン、くりぃむしちゅー、チュートリアルが、古舘に聞きたいことをその場でフリップに書き、答えてもらうという企画が展開され、「認める司会者第1位は?」「どんな死に際がいいですか?」といった即興の質問に、古舘が答えていく。この日の放送には、坂上忍も出演し、「何でこの人売れてるの?と思う芸能人は?」「今一番ぶったぎりたいニュースは?」といったアンケートに回答。また、宮沢りえと杉咲花は、「憧れのデート」「やめられない癖」などの質問に答える。
2016年10月31日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が26日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系新バラエティ番組『フルタチさん』(11月6日スタート、毎週日曜19:00~20:54)初回収録後の取材会に登場。最近のニュースについて、堰(せき)を切ったように持論をまくし立てた。この番組は、"ひっかかる"をテーマに、日常で謎や疑問のまま過ぎていくことを、硬軟織り交ぜて取り上げて紹介していくという内容だが、古舘は「もうちょっとニュース的なアングルのコーナーもあっていいかな」と構想を語った。その流れで、大麻取締法違反で逮捕された元女優・高樹沙耶容疑者に言及し、「何で高樹沙耶は海外に行かなかったんですかね。OK(合法)なところいっぱいあるじゃないですか」と疑問を提示。矛先は報道にも向けられ、「ニュースやワイドショーが、結構(逮捕を)ビックリした顔してやってるんですよ。ウソつけ! みんなやってると思ってませんでした!? 『私は海外で嗜んだこともありまして』とか言ってましたよ! 『やっぱりね』って誰か本音言えっていうの」とツッコんだ。さらに、宇都宮の元自衛官の自殺についても「あれ何で"テロ"って言わないんですかね?」と疑問。「もちろん、狭義的な解釈があるのは分かってますけど、広義的に言えばテロですよね。あおってもいけないけど、これはある種のテロだと認めないと、事の本質が見えないような気がする」と、今後こうしたテーマを番組で取り上げていくことに、意欲を示した。ちなみに、古舘はテレビ朝日系『報道ステーション』で12年間キャスターを務めてきたが、本番中はおしゃべりを抑えられていたそうで、「打ち合わせでしゃべりまくってたんです!」という。それだけに、本音でニュースを斬っていく企画は、悲願のようだ。初回放送では、古舘が「Yahoo!ニュース」の編集部を取材する模様も放送。トップニュースの13.5文字の見出し作りにも挑戦する。
2016年10月26日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が26日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系新バラエティ番組『フルタチさん』(11月6日スタート、毎週日曜19:00~20:54)の初回収録後に取材に応じ、「今、相当ネガディブにいろいろ考えています」と反省の弁を語った。この番組は、"ひっかかる"をテーマに、日常で謎や疑問のまま過ぎていくことを、硬軟織り交ぜて取り上げて紹介していくという内容。古舘は、収録を終えたばかりにもかかわらず、「番組制作には疑心暗鬼になっていないと良いものはできないと思うんで、今、相当ネガディブにいろいろ考えています」と、早くも次を見据えていた。具体的には、びっくり映像を紹介するコーナーについて「各局やっているので、ああいうのは極力やめていきたい」、グルメのコーナーに対しても「テレビってやたら食べるじゃないですか。ただ普通にやってても、数多の番組と区別がつかない」と、囲み取材を受けながら異例のダメ出しを連呼。「ただのドバラエティだけじゃつまんないなっていうのを今日感じたんで、これからまたスタッフと揉まなきゃいけないな」と、改善への意欲を示した。タイトルの『フルタチさん』は、直前に放送される『サザエさん』にかけたもの。番組では、BGMや効果音、解説のイラストナレーションに至るまで、サザエさん仕様になっていたが、「サザエさんを意識しすぎ。ちょっと控えめにOAしなきゃな」と視聴者の立場を考えて注文を付けていた。このように、反省の弁が続いたため、手応えについて聞かれるも、収録中に自由奔放な言動を連発していた森昌子に「面白いわ~この番組!」と絶賛されたことを受けて、「半分うれしくて半分不安です」と率直な感想を吐露。番組をより良くするため、「もっと苦労を買って出ないと」と決意を示していた。日曜の激戦区への参入については、「裏番組が強烈に強いので、そこの視聴者を持ってくるのは無理。最近テレビを見ていない人が、ポッと見てくれるようなアナログな番組を目指したい」を意気込み。とはいえ、裏番組の名前を全部挙げながら、「数字(視聴率)悪かったら、私にモザイク入れて音声変えてやってもらいます!」と冗談を交えながら、厳しい戦いを訴えていた。初回の放送で取り上げる"ひっかかる"のテーマは、「高いギャラの子役と安いギャラの子役の演技の差」「トランプタワーがセントラルパークの眺望を独り占めできた理由」など。また、おしゃべりが止まらない古舘の脳を最新機器で解析するロケ企画もあり、1万人の脳を見てきた医師が「普通の人とかなり違いますよ」と興奮を語る。
2016年10月26日フリーアナウンサーの古舘伊知郎がこのほど、都内のスタジオで取材に応じ、新たにスタートするフジテレビ系バラエティ番組『フルタチさん』(11月6日スタート、毎週日曜19:00~20:54)と『トーキングフルーツ』(11月8日スタート、毎週火曜24:25~24:55)への意気込みを、45分間ノンストップでまくし立てた。○激戦区への参入は"苦役列車"古舘は開口一番「フジテレビって僕が29歳でテレビ朝日を辞めて、しゃべり手でフリーになったときに初めて使ってくれた局で、『笑っていいとも!』木曜日の『激突!食べるマッチ』っていう大食いをするのに実況を付けるコーナーで(プロデューサーの)横澤(彪)さんに使ってもらって、その後トントン拍子で『夜のヒットスタジオDELUXE』や『F1』の実況中継を長くやらせてもらって、ずっとお世話になった」と、流れるような口調で感謝。今回も、他局に先駆けてオファーがあったことを明かした。周囲から「もう40年やったんだからいいじゃないか」「『報ステ』でそこそこ稼いだでしょう」、さらには「カナダでサーモンでも釣って、たまにフジテレビでパッと拾ってもらって、視聴率なんか完無視して目いっぱい好き勝手なことやればいい」とまで言われたそうだが、古舘は「そういう意見には一切くみしない」と断言。日曜ゴールデンの激戦区で番組を持つことを"苦役列車"と表現つつも、「初めて使ってもらった恩義があるんだから、ダメなときはフジテレビも俺も一緒にドボンだ!」と、"心中"する覚悟を示した。新番組への心構えとしては「あんまり調子に乗らない」と宣言。『サザエさん』(毎週日曜18:30~19:00)の直後の時間帯は「やっぱりある程度年齢の行った人間のしゃべりっていうのがあって、ニコっと笑ったり間を置いたり、イヤミな英語をはさんでから流ちょうな日本語で構成したりっていう、東京都知事のようなしゃべりが欲しいわけですよ」と、視聴者のニーズを推察した。『フルタチさん』という番組タイトルは『サザエさん』に掛けたものだが、古舘は「意味不明でしょ!? 僕は最後まで反対したんです」と主張。「『サザエさん』から『フルタチさん』は、3文字から4文字なので、語呂が明らかに違う。プロレスも『イーノーキ!』っていう3文字はなかなか語呂がいいんですけど、『フージナミ!』はちょっとつらいんです」と例に挙げながら、「4文字でも『トコブシさん』なら意味がつながるからいいんですよ」と不満を訴えた。このつながりを少しでも持たせるために、オープニング映像のアイデアを出したそう。リオ五輪閉会式のパロディーにして、「僕が(『サザエさん』ゆかりの街の)桜新町から穴にポーンと入って、そこからお台場に出てきたらサザエさんの格好で、安倍総理みたいにすぐ衣装を引きはがさないで3秒くらい間を置いて、『古舘です』と言って出てくるっていうのを真剣に考えたんです」というが、「権利関係がうまく行かなかった。そりゃそうですよ、『サザエさん』側が許すわけないですよね!」と諦めたそうだ。○ニュース解説番組の野望も!?『フルタチさん』は、"ひっかかる"をテーマに、日常で謎や疑問のまま過ぎていくことを、硬軟織り交ぜて取り上げ、古舘が分かりやすく紹介していくという内容。例えば、道路標識の「止まれ」がなぜ命令口調になったのか、「風邪」とは何なのかといった話題を想定しているといい、古舘は、実況調のナレーションも担当する予定だという。本音としては、『報ステ』で培った経験を生かし、難しいニュースを分かりやすく解説するような番組をやってみたい気持ちもあるそうだが、「その時間帯にフジテレビを見てくださる皆さんに合ってるかどうかっていうのは、まだ僕の中で答えが出ない」と慎重姿勢。そうした番組を最初から全開でやることで「おまえはエセ池上彰か」と突っ込まれることを危惧し、「少ーしずつ調子に乗って小出しにしていきたい」と野望を語った。一方の『トーキングフルーツ』は、その道のスペシャリストをゲストに招き、その極意や心理を掘り下げていくという番組。こちらのゲストが『フルタチさん』にも登場するというような連動展開を想定しているといい、「こっちがチルド室で、こっちが普通の冷蔵室という感じで、すごくつながってる感じにしたい」と狙いを述べた。また、「日曜の7時~9時だけじゃちょっと不安だったというのもあるので、もう1個くらい自賠責保険をかけとかないと」とも語っている。こうして、マシンガントークによる取材会は終了。最後に「本当にすいません、僕の悪いクセなんですよ。質問をダシにして自分のミニトークライブに持っていこうという、嫌な習性がありまして…」と反省していた。
2016年10月15日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、きょう3日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 日本仏教のルーツ「奈良」を知るSP』にゲスト出演。編集の結果、古舘のトーク部分が40分を占めることになった。12年間メインキャスターを務めた『報道ステーション』卒業以来のテレ朝出演となる古舘は今回、MCの爆笑問題とともに奈良を訪問。飛鳥寺、東大寺、興福寺などをめぐり、日本の仏教の歴史をたどっていく。番組の放送時間は2時間48分だが、仏教に強い関心を持つ古舘は、ロケでもスタジオでもマシンガントークが炸裂。編集で大幅にカットしたものの、結果として40分間が古舘のトークに占められてしまった。スタジオでVTRを見た本人も「こんなにしゃべっているとは思わなかった。人間、調子に乗るにも程がありますね! しゃべり過ぎ!」と反省している。
2016年10月03日フリーアナウンサーの古舘伊知郎がこのほど、東京・六本木のテレビ朝日で行われた同局系バラエティ番組『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 日本仏教のルーツ「奈良」を知るSP』(10月3日19:00~21:48)の収録後に取材に応じ、大好きな仏教をテーマにした番組での久々となる爆笑問題との共演に「最高に楽しかったです」と満足の表情を見せた。古舘がテレ朝に出演するのは、12年間メインキャスターを務めた『報道ステーション』の卒業以来半年ぶり。今回は以前、日本テレビ系『国民クイズ常識の時間』などでレギュラー共演していた爆笑問題と奈良を訪れ、日本の仏教の歴史をたどっていく。仏教好きの古舘は、お坊さんとのロケがとても楽しかったそうで、「自分の見えない尻尾がポンポンポンポン振れちゃって、肛門丸出しになりました」と独特の表現でその喜びを報告。「有頂天になっちゃったところがあって、冷静に見るとしゃべり過ぎちゃってるし、見ている方に不快感を与えるかもしれない」と危惧もしたが、苦難の果てに境涯が開けるという仏教の教えを盾に、「私の不快さを、甘んじて受け止めていただきたい」と提案した。それでも、ロケのVTRを見て「なぜここで自分は黙れないのかという葛藤がありました。奈良へ行くと自分の良いところも悪いところも感じられました」と反省。「『いま、ふたたびの奈良へ』ってそういうことなんじゃないですかね」と、JR東海のキャッチコピーにかけて取材陣の笑いを誘ったが、太田光から「適当なこと言って…」とあきれられていた。古舘のマシンガントークは止まらず、「拝金教や成長病という高度経済成長の罪の部分が出てきている中で、よく仏教のバラエティをテレ朝の編成は立ち上げたなと思う」「期末期首の厳しい中の3時間スペシャルで、視聴率も気になります。裏が強いなら、僕を全面モザイクで音声も変えてください」と次々に発言。そんな古舘について、田中裕二は「『報道ステーション』をやる前より、倍くらいしゃべってます」と、パワーアップしてバラエティに帰ってきた様子を紹介。太田は、古舘のテレ朝復帰を「われわれの番組で迎えられたというのは、こんな光栄なことはないですね」と喜んでいた。今回のロケは、奈良・明日香村が一望できる甘樫丘をスタートし、仏教の歴史を時代順に追いながら、飛鳥寺、東大寺、奈良公園などを回る。興福寺では年1回しか公開しない「北円堂」が、番組のために特別開扉。各所で披露される、古舘の知識にも注目だ。
2016年09月27日フリーアナウンサーの古舘伊知郎がこのほど、東京・六本木のテレビ朝日で行われた同局系バラエティ番組『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 日本仏教のルーツ「奈良」を知るSP』(10月3日19:00~21:48)収録に参加。その後の取材会で、自身が40年前に同局へ入社する日、勘違いして引き返しそうになったというエピソードを明かした。古舘は1977年に、アナウンサーとしてテレビ朝日に入社。しかし、採用試験を受験した際は、旧チャンネル名の「日本教育テレビ(=通称NET)」で、入社した77年4月1日が「テレビ朝日」に名称変更された日だったため、「『テレビ朝日』っていう真っさらな看板を見て、『あっ、場所間違えた』と思ったんです」と、一瞬勘違いしたそうだ。古舘は続けて、「ちょうど引き返そうと思ったところが、テレ朝(旧六本木放送センター)の敷地に入るところだった。この1977年4月1日に『はぁっ!』っと踵(きびす)を返してしまって、もう1回気を取り直して入って行ったこの境界線に行きたい!と思っていろいろ調べたら、ちょうど今の(六本木ヒルズ)森タワーの1階部分にある社員証をピッてかざすゲートだったんです!」と発見したことを紹介。その上で、「だから森ビルも、ただ再開発してる大きなデベロッパーじゃなくて、ちゃんと俺の気持ちを残してくれているんだ!」と、まくしたてて主張したが、太田光から「踵を返したっていうのはウソでしょ?」と突っ込まれた。これに対して古舘は、即座に「本当!本当!」と反論。しかし、旗色が悪いと思ったのか、ほどなくして「いやぁ面白くしようと思ったんですよ」と誇張したことを認めていた。今回、古舘がテレ朝に出演するのは、12年間メインキャスターを務めた『報道ステーション』の卒業以来半年ぶり。爆笑問題、お坊さんとともに奈良を訪れ、仏教の歴史を時代順に追いながら、飛鳥寺、東大寺、興福寺、奈良公園などを回る。
2016年09月27日