本日から東京・池袋の新文芸坐で特集上映「映画監督・加藤泰 情念の横溢」が開催される。時代劇や任侠映画など数多くの傑作を残した巨匠監督の作品を厳選して上映。名画座の定番にして、映画ファンなら絶対にハズすことができない超人気プログラムだ。加藤泰(かとうたい)は1916年に生まれ、叔父の映画監督・山中貞雄を頼って上京し、1937年に東宝に入社。いくつかの映画会社を転々とした後に伊藤大輔や黒澤明の下で助監督を務め、1951年に監督デビュー。映画黄金期に次々と公開される時代劇や任侠ものを数多く手がけヒット作を連発。その一方で実験精神あふれる作品や異色作、リアリズムを追求した時代劇も発表し、映画ファンを熱狂させた。今回の特集では膨大なフィルモグラフィの中から10作品を上映。ミュージカル風の演出や強烈なキャラクターが魅力の異色作『真田風雲録』、鶴田浩二主演の傑作『明治侠客伝 三代目襲名』、大ヒットシリーズ『緋牡丹博徒 花札勝負』と、その後日譚『緋牡丹博徒 お竜参上』など見逃せない作品が揃った。デジタルリマスターされた遺作『ざ・鬼太鼓座』以外はすべて35ミリで上映される。加藤泰作品はこれまでも繰り返し特集が組まれ、名画座ファンにはおなじみのプログラムになっているが、多くの作品でスクリーンを埋め尽くさんばかりの激情、哀しみ、今回の特集タイトルにもなっている“情念”が描かれる。俳優たちの鬼気迫る演技、観客を圧倒するクローズアップ、観る者の予想を裏切るカメラ位置……映画ファンを魅了し続ける加藤泰の美学を新文芸坐の大スクリーンで堪能できる必見の特集になっている。映画監督・加藤泰 情念の横溢新文芸坐11月25日(月)・26日(火)『明治侠客伝 三代目襲名』『骨までしやぶる』27日(水)・28日(木)『瞼の母』『沓掛時次郎 遊侠一匹』29日(金)・30日(土)『緋牡丹博徒 花札勝負』『緋牡丹博徒 お竜参上』12/1日(日)・2日(月)『炎のごとく』『ざ・鬼太鼓座 デジタルリマスター』3日(火)・4日(水)『阿片台地・地獄舞台突撃せよ』『真田風雲録』
2019年11月25日神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席ソロ・コンサートマスターを務める、石田泰尚氏がプロデュースした男性奏者のみの硬派弦楽アンサンブル「石田組」。その単独公演が10月14日(月・祝)、東京・赤坂にあるサントリーホール大ホールで行われる。今回の公演の見どころや石田組について、石田泰尚氏に話を伺った。【チケット情報はこちら】石田組の公演はクラシックのみならず、幅広いジャンルを楽しめることが特徴。今回の公演でも、E.バーンスタイン(近藤和明編曲)「荒野の七人」といった映画音楽や、クイーン(松岡あさひ編曲)「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」のようなロックの名曲を演奏予定だ。特に聴いてほしい曲は、松岡あさひ氏が編曲したプログラム後半の4曲で、それらはすべて初披露となるもの。石田氏が太鼓判を押すだけあって、その仕上がりに期待したい。「チラシを見ただけではどんな集団なのか分からないと思う。実際に見に来ていただいてギャップをお伝えしたい」と、耳だけでなく目で見て楽しめることも、石田組の見どころのひとつだ。総勢13名の弦楽合奏団である石田組。そのコンセプトを尋ねると、「メンバーが思い切り演奏を楽しめる場にしたい」と語る石田氏。オーケストラ奏者が100人近いオーケストラで演奏する際は、時には周りに気を遣って気疲れすることもあるという。「自分たちが演奏を楽しむことで、お客さんにも楽しんでいただきたい」というのが石田氏の想いだ。石田組としての今後の目標は、長く活動を続け、まだ訪れていない地域を含め日本全国で公演を行うこと。そのためにはメンバーが離れないように、自分自身も練習を積み成長することを大事しているという。最後に観客へ向けてのメッセージを聞くと、「石田組はひとりひとりが主役。素晴らしいメンバーが揃っているので、全員のことを見てほしい」と語った。現在、前売り券がチケットぴあにて発売中。取材・文:松崎 優美子
2019年09月12日神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めるヴァイオリニスト石田泰尚の近年の活躍がめざましい。その特異なルックスは、クラシックのヴァイオリニストのイメージとは一線を画し、コンサート会場で目にする動作も極めて独特。まさに、自らの世界観を作った男の存在感を、人は「カリスマ」と呼んでいる。その石田泰尚のソロ・コンサートが開催されるとなればこれは気になる。プログラムには、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」を中心としたクラシックの王道からピアソラのタンゴまで、現在の石田の実力を知る“試金石”とでも言えそうな名曲がずらりと並ぶ(9月2日:横浜みなとみらいホール&9月14日:ミューザ川崎シンフォニーホール)。現代のカリスマとはいかなるものか。それを確かめるチャンス到来だ!◆公演概要「石田泰尚ヴァイオリン・リサイタル」9月2日(月)横浜みなとみらいホール大ホール9月14日(土)ミューザ川崎シンフォニーホール●石田泰尚(ヴァイオリン)Yasunao Isida,Violin(C)井村重人神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て2001年神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり現在は首席ソロ・コンサートマスターとしてその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。幅広いレパートリーを誇り神奈川フィル他各地のオーケストラと協奏曲の演奏やリサイタルを行いソリストとしての顔も持つ。2014年 自身がプロデュースした男性奏者のみの弦楽アンサンブル“石田組”を結成。録音も多く2016年発売の“石田泰尚/LIVE”、2017年発売の“ALL BRAHMS LIVE”は共にレコード芸術誌上で準特選、さらに石田組デビューアルバム“THE石田組”は特選盤の評価を得た。2018 年には石田組がNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部」 で放送されその熱いステージの模様は大きな反響を呼んだ。使用楽器は 1690 年製 G.Tononi、1726 年製 M.Goffriller。●中島剛(ピアノ)Go Nakajima,Piano東邦音楽大学ピアノ科首席卒業。ハンガリーリスト音楽院留学。ウィーンでのリサイタルなどを経て、CHANEL Pygmalion Days(2005年)、坂本龍一プロデュース「ロハスクラシック・コンサート2006」参加。国内に活動拠点を移し、ジョン・健・ヌッツオ氏、森山良子氏、東儀秀樹氏らなどと次々と共演。現在、東邦音楽大学講師。
2019年08月28日JALの新制服をエズミ(EZUMi)のデザイナー・江角泰俊が担当。2020年4月より導入される。テーマは“ハイブリッド モダンビューティー”航空運送事業に関わる全部門の制服を新たなデザインに一新するJAL。エズミのデザイナー 江角泰俊は、“ハイブリッド モダンビューティー”をテーマに、客室乗務員や地上接客部門の制服デザインを担当。異素材を組み合わせてオリジナリティを加えながらも、着心地の良さや動きやすさも重視した新制服を完成させた。客室乗務員客室乗務員の制服には、ワンピースとパンツスタイルの全2種類を用意。ワンピースは、航空会社の制服では珍しいバルーンスリーブを採用。またJALのロゴマークにちなんで、“鶴”の流線型を表す立体的なシルエットに仕立てている。地上接客部門地上接客部門には、通常のジャケット×スカートに加え、ワンピースが新登場。またラウンジスタッフの制服には、柔らかなピンクベージュに彩られたノーカラーのダブルジャケットが導入される。“手書き”で描いた満開のスカーフ地上接客部門の制服には、大判を整形したロングタイプのスカーフをセット。スカーフは、江角泰俊の手書きによる満開の花々をあしらったデザインで、約20色を使用した華やかな仕上がりとなっている。“レッド”をアクセントになお制服は、ダークカラーを基調に、JALのコーポレートカラーであるレッドをアクセントに採用。制服の袖口や胸元のポケットといったディテールをはじめ、ベルトやスカーフアクセサリーに差し込まれている。
2019年07月26日5月下旬、まだ明かりも目立たない東京・吉原のネオン街。広瀬すず(20)、山口智子(54)、比嘉愛未(32)に岡田将生(29)、リリー・フランキー(55)らという豪華メンバーが集まっていた。ご存じ、朝の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)東京編の出演者たちだ。平均視聴率20%超えと絶好調をキープし続けている。彼らが入っていったのは桜鍋で有名な老舗店だった。「会員制で、1日数組のみの完全予約制です。吉原で最後に残った料亭を引き継いだ、地元では知らない人はいない、由緒ある名店です。食事のメニューは馬肉を中心としたコースのみで、お酒代込みで、1人2万円程度でしょうか」(地元の常連客)桜鍋は馬肉をすき焼きのようにして食べる、明治時代から愛されてきた東京の伝統料理。精力がつくメニューとしても知られる。「昨年6月から始まった『なつぞら』の収録もちょうど1年。広瀬さんは以前から、出演者たちから『夏バテしないよう、みんなでスタミナのつく料理を食べに行こうよ!』と誘われていたそうです。6月が広瀬さんの誕生月ということもあり、同じく6月生まれの比嘉さんとともに合同誕生会を開くことになったようです」(番組関係者)『なつぞら』の収録現場で、広瀬を娘のようにかわいがっているのがおでん店『風車』の女将を演じる山口だという。「山口さんは『純ちゃんの応援歌』で平成最初の朝ドラヒロインを演じました。今回、平成最後のヒロインとなった広瀬さんに『平成つながりだね!』とひとからならぬ縁を感じ、積極的に声をかけています」(前出・番組関係者)広瀬演じる奥原なつの“東京の母”並みの世話の焼き方だとか。制作関係者は言う。「朝ドラ30年ぶりの登場となる山口さんはヒロイン経験者だけあって現場をよく見渡していて、特に広瀬さんのことは目にかけています。アニメーターの役柄ゆえ、休憩時間にも色彩やトレースの練習をしている広瀬さんに、あまり根を詰めさせないよう、雑談したり、リラックスできるような気づかいを見せています。基本的にフレンドリーでオープンな性格の山口さんは、広瀬さん以外の出演者の面倒もよくみています。岡田さんは今回“歌とタップダンスが好き”という設定なのですが、素の岡田さんはそれほど得意ではないようで、レッスンでも相当苦労していました」そこで“東京の母”山口が“息子”岡田に助け船を出したという。「彼女は20代のころ夢中になったフラメンコを3年前から本格的に再開したそうで現場で披露するダンスも“キレ”が抜群なんです。劇場付きの元ダンサーという役柄同様に、岡田さんにもダンスをレクチャーしていますね。ダンスは基本的に振付師が考案していますが、彼女は意欲的に自分の意見を出しています。広瀬さんも17年の映画『チア☆ダン』でダンス漬けの日々を過ごしたことがあるので、岡田さんの苦労がわかったんでしょう。空き時間に3人で仲よくダンスのステップを踏む一幕もありました」(前出・制作関係者)そんな気の置けないメンバーが集まった“東京決起集会”。なぜ舞台となる新宿ではなく、吉原だったのだろう。「『なつぞら』東京編は昭和30年が舞台。今の新宿には古きよき街並みの面影はほとんど残っていません。当時の風情を感じられる場所ということで、下町界隈になったようです」(前出・番組関係者)広瀬と比嘉は、吉原が初めてだったようで、店に入ってしばらくすると座敷の窓を開け放って、通行人や車が行き交う、ネオンが灯り始めた吉原の様子に見入っていた。1次会が終わったのは入店から約3時間が過ぎた夜9時過ぎだった。店から出てきた一行は2台のタクシーに乗り込んだ。向かったのは、鶯谷。無数に並ぶラブホテル街のど真ん中で止まると、一行はホテルの合間にポツンとたたずむ会員制バーの中に入っていった。2時間ほどこのバーで過ごすと、夜11時過ぎに一行が店から出てきた。みんな、赤ら顔に見える。広瀬と比嘉は肩を組み、大通りのほうへ歩いていく。この日、広瀬と比嘉、山口の朝ドラヒロイントリオは、偶然にもみんなトップスが白で統一。周囲のネオンよりひと際明るいオーラを放っていた。1台目のタクシーに最初に乗り込んだのは、現役朝ドラヒロインの広瀬だった。翌日は朝から収録なのだろうか。みんな笑顔で手を振って広瀬を見送った。この日のスタミナ鍋で、なつの笑顔はさらに輝くはずだ。
2019年06月05日令和へと持ち越された、眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題。明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰さんは、お二人の結婚に「反対」だという。その理由とは?■小室さんには早く諦めてほしいと思っています。眞子さまとの結婚には、完全に反対です。いくら個人の意思が尊重される時代とはいえ、皇族方はご存在そのものが公的なのです。上皇陛下がどれだけ公のためにお尽くしになったか、眞子内親王殿下もよくご存じだと思います。そのため秋篠宮殿下がおっしゃったように《多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況》が大切になってくるのです。小室さんが1月22日に公表した文書は、彼を応援していた人まで絶望させたのではないでしょうか。金銭トラブルの発覚から1年以上も問題を放置し、秋篠宮殿下に《それ相応の対応をするべき》と求められた末に、あの回答。一方的に「解決済み」と説明したあの文書で、少しでも状況が進展すると思ったのでしょうか?当初は金銭トラブルが解消するのかどうかが焦点でしたが、もはや多くの国民が、小室さんの人間性や対処能力、誠実さに疑問を抱くようになりました。もし、あの時点で和解を成立させてトラブルを解消していれば「なかなかやるな」と多くの人が評価したかもしれません。それなのに小室さんは、ピンチをチャンスに変えることができず、オウンゴールしてしまいました。あの文書を公表してしまうような世間との感覚のズレは、内親王殿下を口説いてしまう常識のなさに通じているように思えてなりません。小室さんはロースクール留学にあたって、奨学金を得るために「眞子さまのフィアンセ」という肩書きを利用したという疑惑まであります。小室さんが本当に眞子内親王殿下のことを幸せにしたいと思っているのであれば、今の秋篠宮家の状況をどう考えているのでしょうか。小室さんとのご結婚問題で秋篠宮家の親子関係には大きな溝が生まれたといわれています。そのような状況になっても結婚を辞退しない小室さんは、自分たちさえ結婚できれば、相手の家族がどうなってもかまわないと考えているように見えてしまうのです。愛する人が大切にしている人たちを含めて幸せにするというのが、本当の愛ではないでしょうか?眞子内親王殿下や秋篠宮皇嗣同妃両殿下の心の痛みや苦しみを想像できていないように見えます。小室さんには、眞子内親王殿下を幸せにしたいという気持ちよりも、ただ眞子内親王殿下が欲しいという自分中心の気持ちしか感じられないのです。国民にとっても、それが大きな違和感になっているのだと思います。
2019年05月03日今野敏による人気小説「任俠」シリーズより、特に根強く愛され続ける『任俠学園』が、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化される。2019年9月27日(金)より全国公開。任侠と人情を重んじる“正統派ヤクザ”が主役、人気小説「任侠」シリーズ「任俠」シリーズは、累計45万部を突破する今野敏による人気小説。善悪の基準が問われる時代、任侠と人情を重んじ、正論で攻めていく地元密着型ヤクザ“阿岐本組(あきもとぐみ)”の活躍を描いた同シリーズは、「仕事をする上でとっても勉強になる!」、「彼らと一緒に働いてみたい!」など書店員からの口コミから人気を博すようになった。そんなシリーズの中でも特に根強い支持を集めるのがる『任俠学園』。高校を舞台に繰り広げられる、⼈情コメディが幕を開ける︕『任俠学園』あらすじ困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ”阿岐本組”。組長は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組NO.2の日村は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだったー。西島秀俊と西田敏行のW主演阿岐本組員である主人公を演じるのは、西島秀俊と西田敏行。日本映画界には絶対に欠かせない2人の俳優の競演が叶った。阿岐本組ナンバー2の日村:西島秀俊西島は、『任俠学園』までに「義理と人情の任俠役を演じてみたい」と熱望し続けていたという。2018年には、『散り椿』や『人魚の眠る家』へ出演、2019年も主演作『空母いぶき』の公開を控える西島が、本作では、時に空回ってしまうお茶目な側面を持つ、昭和過ぎる阿岐本組ナンバー2の日村を演じる。阿岐本組・阿岐本組長:西田敏行そして、西田敏行が演じるのは、西島演じる日村やその弟分たちを、振り回しながらも、そのストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組・阿岐本組長。『釣りバカ日誌』シリーズで20年以上にもわたり演じた“浜ちゃん”の陽気さに、『アウトレイジ』シリーズで日本中を震撼させた強面っぷりをも加えた、西田にしか演じられない“究極のキャラクター”は必見だ。主演を取り巻く個性派俳優そんな阿岐本組組員を迎え撃つべく集まった生徒役には、葵わかなや葉山奨之、桜井日奈子といったフレッシュな顔ぶれが揃う。無気力・無関心の“イマドキ”高校生の彼らと、情熱を燃やす阿岐本組組員とのコミカルなやりとりに注目だ。・小物感満載のチンピラ風ヤクザの稔(みのる)役…伊藤淳史・料理上手の武闘派というトリッキーな男・健一役…池田鉄洋・チャラ男風の金髪若手組員・真吉(しんきち)役…佐野和真・切れ者で頭脳派の徹(てつ)役…前田航昭和を代表するベテラン俳優勢も⽣瀬勝久、中尾彬、光⽯研、⽩⻯、⾼⽊ブー、佐藤蛾次郎といった、パワ ー全開な豪華ベテランキャスト勢も出演。ヤクザの組長から、生徒の父親役まで、様々な役柄に扮するようだ。・永神組の組⻑であり、学園の再建を兄弟分の阿岐本に押 し付けた張本⼈…中尾彬・学園の⽗⺟会代表であり、学園で⽣徒会を務める優等⽣・美咲の父親役…光⽯研・巨⼤ヤクザ 組織・隼勇会組⻑…⽩⻯・学園の校⻑…⽣瀬勝久・⾼⽊組の組⻑…⾼⽊ブー・阿岐本組馴染みのガラス⼯務店・⻄潟役…佐藤蛾次郎『劇場版 ATARU』を手がけた木村ひさしが監督監督は、「99.9 –刑事専門弁護士-」シリーズや「民王」などの人気ドラマ、そして『劇場版 ATARU』を手がけた木村ひさしが務める。原作者の今野が「主人公が主人公だけに、映像化はないものと思っていた」という『任俠学園』をどのように繰り広げるのか。観る機会が減った“ヤクザ”映画を、笑いあり涙ありの温かくコミカルな人間ドラマは、是非スクリーンで。東京スカパラダイスオーケストラが主題歌書き下ろし映画『任俠学園』のため、東京スカパラダイスオーケストラが新曲「ツギハギカラフル」を書き下ろし。主題歌として作品に彩りを添える。なお、東京スカパラダイスオーケストラにとってコメディー映画への書き下ろしは、初めての試みとなる。またそんな東京スカパラダイスオーケストラと、本作で阿岐本組の組長を演じる西田敏行が奇跡のコラボレーションを実現。メンバーの演奏に合わせて、西田が情熱的に歌い上げる楽曲「また逢う日まで」は、劇中の挿入歌として使用される。【詳細】任俠学園公開日:2019年9月27日(金)出演者:西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、桜井日奈子 ほか原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)脚本:酒井雅秋監督:木村ひさし企画・制作プロダクション:ROBOT幹事・配給:エイベックス・ピクチャーズ製作:映画「任俠学園」製作委員会
2019年01月28日国内外の主要な美術館にコレクションされ、世界的に活躍する陶芸家・黒田泰蔵の美術館では初となる個展「黒田泰蔵 白磁」が、2019年1月12日から4月9日まで、静岡のヴァンジ彫刻庭園美術館にて開催される。《白磁 梅瓶》2018年© Taizo KurodaPhoto: Tadayuki Minamoto空間に溶け込むように静謐でありながら、緊張感あふれる力強さをもつ陶芸家・黒田泰蔵の白磁。1966年、20歳の若さでパリに渡り、のちの人間国宝となる陶芸家の島岡達三と運命的な出会いを果たした黒田は、カナダで陶芸を始めた。日本に帰国した後も、黒田はさまざまな技法で精力的に作陶に携わっていくが、45歳の時、「轆轤成形、うつわ、単色」という3つの条件を自身に定め、白磁のみの制作に傾注する。本展は、アメリカ・オハイオのクリーブランド美術館やニューヨークのブルックリン美術館、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、国内外の主要な美術館にその作品がコレクションされ世界的に知られる、黒田の美術館で初となる個展。轆轤に初めて触れてから約半世紀の後に辿り着いた白磁の現在を、黒田の代名詞といえる円筒を始め、梅瓶や花入、台皿などさまざまな白磁の最新作で展観する。磁土との対話の中、個を極限まで消していくことで純化された白磁がみせる抽象の世界。轆轤の回転が生み出す柔らかで張りのあるフォルム、釉薬を用いず、焼締めの後に磨かれた表面の艶やかな陰影、宙空へと薄く挽き上げられた口縁など、その美しさの特質には枚挙にいとまがない。《白磁 花入》2018年© Taizo KurodaPhoto: Tadayuki Minamoto会期中の2月下旬頃には、展覧会カタログが刊行。美術館の展示風景や出品作品の図版だけでなく、40年近く伊豆に窯を構え制作してきた作家の貴重なアトリエ風景が収録される。また、毎週土曜日の14時15分からは、会場にて担当学芸員が展覧会概要と作品の解説を行うギャラリートークが開催。申込不要で、当日の観覧券を持って直接会場へ行けば参加できる。クレマチスの丘にあるケヤキの緑に囲まれた和食の店、日本料理テッセンの1階にある「うつわ茶房 KEYAKI」でも、「͏黒田泰蔵展」が同時開催。2019年1月12日から4月9日の会期中、ヴァンジ彫刻庭園美術館で展示される作品とは別の白磁作品が展示される。静岡の地でうつわの可能性を追求し続けてきた黒田の、究極の白磁を堪能してみては。【展覧会情報】黒田泰蔵 白磁会期:2019年1月12日〜4月9日会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘 347-1時間:1月10:00〜16:30、2・3月10:00〜17:00、4月10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)料金:1〜3月 大人1,000円(900円)、高・大学生500円(400円)、中学生以下無料4月 大人1,200 円(1,100円)、高・大学生800円(700円)、中学生以下無料※( )内は20名以上の団体割引休館日:水曜日
2018年11月27日お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰がパーソナリティを務めるニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜 25:00~)が、10月で放送10年目に突入する。この連載では、番組に携わる構成作家のチェ・ひろし、奥田泰、藤井青銅、ディレクターの石井玄、そしてパーソナリティのオードリーにインタビューをする他、番組密着やイベントレポートも行う。第2回は、構成作家の奥田泰にインタビューを実施した。○オードリーとの出会い――奥田さんがオードリーさんの番組につかれたきっかけをお聞かせください。芳樹さん(宗岡芳樹)がディレクターの頃に、ネタコーナーを強くしたいとなって、声をかけてもらいました。――確かに奥田さんはナイナイさんのオールナイトニッポンで常連のハガキ職人でしたよね。芳樹さんとは元々接点があったのですか。芳樹さんが営業から制作に異動になって、『チュートリアルのオールナイトニッポンR』で最初に仕事をしました。その後、ナイナイさんの番組本の制作で一緒にじっくりやらせてもらって、という感じです。――オードリーさんの番組につかれた時期はいつですか。13年の1月です。サンドウィッチマンさんがゲストに来られたスペシャルウィーク(12年12月12日放送)の後の、切りが良いタイミングでしたね。前任の長永(拓也)さんと入れ替わりでした。――オードリーさんとはその以前から接点があったのですか。お2人は覚えていないと思うんですけど、『ヤンピース』(ニッポン放送/06年~08年)という番組に作家として入っていたんですが、若手芸人だけがゲストで来る1週間があって来ていただきました。――以前からご存じだったんですね。オードリーさんへの印象は、ラジオに携わる前と後で変わりましたか。こういう印象だと最初から決めつけていたわけではないので、あまりないですね。ただ、春日さんがあんなに人見知りだとは思いませんでしたけど(笑)。無言でずっといられる方ですしね。○ブース内で"基本しゃべらない"理由――奥田さんは放送中、オードリーさんと一緒にブースに入られています。放送ではよく奥田さんの笑い声が聞こえてきますが、例えば「オチ前で笑わないように」など、意識していることはありますか。それは思うんですよ。春日さんのツッコミの前に笑わない方がいいなとか。我慢することもありますが、素直に面白いと笑っちゃいますね(笑)。若林さんは、僕らにしか分からないことをたまに言ったりするんですよ。さっきの楽屋の話が前提だったり、あとは同世代だからこそ分かることだったりとか。――奥田さんとオードリーさんの2人は同年代ですよね。若林さんも春日さんも微妙なラインをついてくるんですよ(笑)。『キン肉マン』の話でも「ヘル・ミッショネルズ」とかは俺らの世代でもパッと出てこないワードなんです。「ネプチューンマン」や「ビッグ・ザ・武道」とかはすぐ出てくるんですが。そこがちょっと面白いというか、聞いたら絵が出てくるんで、思わず笑っちゃいますね。――他の番組ではブースの作家さんが補足的にしゃべることもあったりしますが、奥田さんはほとんどしゃべられないですよね。そこは意識されているのですか。そうですね。そっちの方がいいと思ってますし、基本しゃべらないですね。ただ、言った方がいいときは、オンエアで聞こえる声じゃなく言ったり、書いたりはしています。例えば、「ここからはありでここからはなし」と名前を挙げていくトークをたまにするじゃないですか。そういったときは、2人が後から見ながらしゃべれるように、言ったことを僕がパーッと書き留めますね。○放送前、春日俊彰が必ず行う"仕事"――フリートークの内容について、お2人から事前に相談されたりするんですか。いや、トークには一切かかわらないです。ただ、若林さんとは本番前にしゃべっていますけどね。だからトークは生放送で全部初めて聴くんですよ。――若林さんとはどんなお話をされているんですか。ここでは言えない話が多いですね(笑)。――春日さんとは話されないんですか。「しんやめ」(コーナー「死んでもやめんじゃねーぞ」)を持っていて、「お願いします」だけです(笑)。春日さんだけ会議室が別なんですが、春日さんの仕事として、お菓子の袋を全部開けるという作業があるので、それは今でもやってもらっています。だから1回はこっちの会議室に必ず来られますね。――そんなルールがあるんですね(笑)。どういう経緯でそうなったんですか。分からないです。昔からそうなんですって。春日さんが全部袋をガンガンガンって開けていきます。だからお菓子を食べたくても、春日さんのところに行って、「すみません、開けてもらっていいですか」と言いにいきますね(笑)。○採用されやすいネタメールとは――話は戻りまして、ブースに入られる以外に、作家としてどんなお仕事をされているか、お聞かせください。主なところではネタメールの最初の粗選びですね。やはり一定レベルに達したものでないと、放送にはのせられないので。そこまで絞ったものを若林さん、春日さんにお見せします。後は本人たちがに好きなように選んでもらえばいいと思っているので。――どんなメールを省くのか、基準があればお聞かせください。まず、放送に適してない表現のあるものですね。後はお2人に合ってない内容のものです。例えば下ネタは読む人によって使えるワードが変わるので、「しんやめ」で春日さんが言って大丈夫かどうか、判断します。おぎやはぎさんなら言ってもいいけど、他の芸人さんだとキツイことがあるじゃないですか。――確かに、おぎやはぎさんの2人が言うから、許されていることもありますよね(笑)。それと芸能人ネタであれば、他のラジオやテレビのバラエティでよくネタにされる人は、新しい触れ方であればはじかないですね。例えばクロちゃんなどをネタにしても、どうしても後追いになってしまうので。後は、言い回しが長すぎてキレが悪すぎるものやオチが先にきちゃってるものでなければ、基本的にははじかないです。――となると、あまり作家側では省かないんですね。こっちの趣味、僕が好みかどうかでははじかないです。だから客観的に見て成立さえしていれば、お2人に持っていきます。――オードリーさんは放送前、ご自分たちでかなり選ばれているんですね。そうですね、2人とも選んでいますよ。芸人さんのラジオのよくある光景だとは思いますね。――それでは最後に、『オードリーのオールナイトニッポン』は10周年イヤーに突入しましたが、奥田さんの中でこの番組はどういう位置づけですか。ブースで好きなように笑って、1週間をリセットする感覚ですね。だから日曜日は仕事がないとうれしいです(笑)。
2018年10月19日間近で刀を見てみたい人、必見!刀鍛冶・吉原義人(よしわらよしんど)さんが出演するドキュメンタリー番組「4K Katana Project」のブルーレイ&DVD発売に合わせて、2018年8月25日(土曜日)に「吉原義人『刀~温故知新』トークイベント&サイン会」が「刀剣博物館」(東京都墨田区)1階講堂で開催されます。吉原義人さんは次期人間国宝に最も近い人物としても名高く、作品は海外の美術館にも展示されています。今回のイベントでは吉原義人さんが手がけた刀を展示。ガラスケースに入れずに、直接目に触れることが可能なスペースも設けられるので「間近で刀を見てみたい」というアナタにおすすめです。さらに、吉原さんのお弟子さんによる銘切り(刀に作者の銘を彫る作業)の実演や、吉原さんご本人への質疑応答、ブルーレイ&DVDの購入者を対象としたサイン会も行われます。トークイベントの参加は無料ですが、メールでの予約が必要です(アドレス:fanclub@horipro.co.jp)国宝、重要文化財を含む作品を多数収蔵都営地下鉄大江戸線「両国駅」から徒歩5分の場所にある「刀剣博物館」は、日本美術刀剣保存協会の付属施設として昭和43年に開館。平安・鎌倉・南北朝期の古名作を中心に、国宝や重要文化財など国の国の指定認定物件を数多く含むさまざまな年代・流派の作品が収蔵されています。毎月第2土曜日には実物の刀剣を手に持って鑑賞する「本部定例鑑賞会」を開催しています。開館時間は9時30分から17時(入館は16時30分まで)。毎週月曜日は休館日となっています。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ホリプロのプレスリリース/PR TIMES※刀剣博物館公式サイト※株式会社ホリプロ
2018年08月05日東京・虎ノ門にあるアンダーズ 東京は、3月からお花見やボタニカルなど春の魅力満載のメニューを提供する。ルーフトップ バー「お花見アフタヌーンティー at さくらガーデン」東京湾の景色を一望できる「ルーフトップ バー」では、毎年好評の「さくらガーデン」が今年も登場。14時から17時までのデイタイムは、「お花見アフタヌーンティー at さくらガーデン」を開催。桜の香りを感じながら、旬の食材満載のアフタヌーンティーをブッフェスタイルで楽しめる。一人ひとりの好みに合わせ、シェフが目の前で調理するオープンサンドイッチカウンターの他に、コールドカウンターやホットカウンター、デザートカウンターを用意。春の柔らかな日差しを受けた東京の街並みを眺めながら、心ゆくまで春の味覚を満喫できる人気のイベントとなっている。なお、期間は3月30日から4月1日まで、 4月6日から8日まで、4月13日から15日まで。料金はコーヒー・紅茶・ソフトドリンクのドリンク2時間フリーフロー付で4,800円、スパークリングワイン・ビール・赤白ワインの2時間フリーフロー付が6,800円、グラスシャンパン(ペリエ ジュエ ブラゾン ロゼ)付が7,800円、4歳から12歳までの子供を対象にしたお花見キッズアフタヌーンティーは2,400円。ルーフトップ バー「夜桜ディナー at さくらガーデン」そして、ナイトタイムは「夜桜ディナー at さくらガーデン」を開催。コーススタイルのディナーでは、可愛らしい3種の鮪の手まり寿司や、シグネチャーのロブスタービスクなどの前菜、メインのサーロインステーキを華やかなシャンパンと共に楽しめる。デザートは春を感じられる桜と苺のデザートをブッフェスタイルで提供。雅な夜桜、月華に照らされた東京の夜景、そして穏やかな春の風をシェフこだわりの料理と共に堪能できる。ナイトタイムの提供期間は3月30日から4月15日まで。料金はグラスシャンパン(ペリエ ジュエ ブラゾン ロゼ)・シャンパン(ペリエ ジュエ グラン ブリュット)・ビール・赤白ワイン・ソフトドリンクの2時間フリーフロー付で1万6,000円、グラスシャンパン(ペリエ ジュエ ブラン ロゼ)付で1万2,000円。ルーフトップ バー「ボタニカルガーデン カクテル」(各1,950円)今春は話題のボタニカルを使用したカクテルを、3月1日から4月30日までの期間限定で提供。ミクソロジストの吉原泰敏が世界各国のジンとその国をイメージしたボタニカルのユニークなコンビネーションで、ジャパニーズクラフトジンのROKUと日本の春の代名詞である桜を組み合わせた「ジャパニーズ フィズ」や、シナモンやレモングラスですっきりとした味わいの「インドネシアン フィズ」など、華やかな全6種のカクテルを提案する。ペストリー ショップ「さくらスイーツ」その他、カフェ&バー「ビブ(BeBu)」ではスペインバルの味を同店スタイルにアレンジした「デボラ タパス!」(5,000円〜)を3月1日から4月30日まで、ペストリー ショップでは桜を使った可愛らしい「さくらエクレア」(スモール200円、ラージ490円)など、春満開の「さくらスイーツ」を3月19日から4月27日まで提供。春の訪れを桜と共に楽しんでみては。【店舗情報】ルーフトップ バー住所:東京都港区虎ノ門1-23-4 アンダーズ 東京 52階提供期間:「お花見アフタヌーンティー at さくらガーデン」3月30日~4月1日、4月6日~4月8日、4月13日~4月15日、「夜桜ディナー at さくらガーデン」3月30日~4月15日、「ボタニカルガーデン カクテル」3月1日~4月30日時間:「お花見アフタヌーンティー at さくらガーデン」14:00~17:00(L.O.16:30)、「夜桜ディナー at さくらガーデン」 17:00~20:30、「ボタニカルガーデン カクテル」17:00~25:00カフェ&バー BeBu住所:東京都港区虎ノ門1-23-4 アンダーズ 東京 1階提供期間:「デボラ タパス!」 3月1日~4月30日時間:17:00~20:30(日・祝は17:00~20:00)ペストリー ショップ住所:東京都港区虎ノ門1-23-4 アンダーズ 東京 1階提供期間:3月19日~4月27日時間:8:00~20:00(土日祝は10:00から)
2018年01月09日「2017年(第35回)毎日ファッション大賞」の表彰式が11月29日、都内で行われ、 ハイク(HYKE)の吉原秀明と大出由紀子が大賞を受賞した。表彰式で、吉原は「自分たちなりの信念を持ち、真摯に取り組んできた結果が今回の受賞につながったと思うし、受賞したことで歩んできた道が間違っていなかったと背中を押してもらえたと感じている。今回の受賞は自分たちが考えたことやビジョンを形にしてくれた工場や附属業者の人たち、お店の人、プレスの方たちなどの協力のおかげ」とあいさつ。大出は「1997年に代官山に古着屋をオープンしてから創業20年という節目の年に受賞できてうれしい。グリーン時代からずっとノミネートされていて、とれるとれる詐欺みたいになっていたので、やっぱりとれるんだと思いました」と喜びを語った。また、新人賞・資生堂奨励賞はユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)の中里唯馬、ファッション界に功績を残した人に贈られる鯨岡阿美子賞はスタイリストの高橋靖子がそれぞれ受賞。話題賞はアシックスとGINZA SIX、特別賞は島精機製作所の島正博会長に決まった。中里は「いばらのような道を歩いてきた中で、転機となる1年だった。これまでの衣装デザインでは、1人1人それぞれの人のためのデザインをしてきたが、技術の進化によって縫製をせずにぴったりとフィットする新しい服ができた。これからも恐れずに時代を切り開いていきたい」と挨拶。高橋は「今回の受賞で何年やってきたのかを初めて知った。今まで55年やってきたのと同じように明日からもやっていきたい」と喜びを語った。表彰式の後に行われたパーティーでは、ユイマナカザトがパリのオートクチュールコレクションで発表したコレクションを紹介するファッションショーも行われた。
2017年12月03日特別展『歌麿大作「深川の雪」と「吉原の花」―138年ぶりの夢の再会―』が、2017年7月28日(金)から10月29日(日)まで、神奈川・岡田美術館で開催される。本展では、喜多川歌麿によって描かれた肉筆画の大作「雪月花」三部作のうち、ワズワース・アセーニアム美術館所蔵の「吉原の花」を米国から迎え、岡田美術館収蔵の「深川の雪」、原寸大の高精細複製画として制作された「品川の月」と同時に展示する。「雪月花」三部作とは?「雪月花」三部作とは、喜多川歌麿(?〜1806)によって描かれた、一連の肉筆画の大作「深川の雪」、「品川の月」、「吉原の花」のこと。「雪月花」の最も古い記録は、明治12年(1879)11月23日、栃木県の定願寺における展観に、当地の豪商・善野家が出品したというもの。その後、三部作は美術商の手によってパリへと渡り、現在「吉原の花」は、アメリカ・コネチカット州のワズワース・アセーニアム美術館、「品川の月」は、アメリカ・ワシントン D.C.のフリーア美術館の所蔵となっている。「深川の雪」だけは、戦前に日本へ戻り、戦後まもない昭和23年(1948)と27年(1952)の2度にわたり公開展示されてから長らく行方知れずだったが、2012年に再発見され、岡田美術館の収蔵となっている。大作「吉原の花」22年ぶりの来日今から22年前の平成7年(1995)に、千葉市美術館が開催した「喜多川歌麿展」で展示された三部作の一つ「吉原の花」。今回の里帰りは、明治期に日本から出て以来2度目となるもので、日本で「深川の雪」とともに展示されるのは138年ぶりのこととなる。最大級の肉筆浮世絵の迫力を体感「雪月花」三部作で特筆すべきは、各作品の大きさだ。一番大きな「深川の雪」で、縦約2m×横約3.4m。他の2作品も大画面で、浮世絵史上最大級の掛軸画といえる大きさを誇る。屏風クラスの大きさであるにも関わらず、なぜ掛軸として描かれたのか、あるいはどこに掛けることを想定して発注されたのかなど、三部作をめぐる謎は未だ明かされていない。本展に訪れた際は、実際に絵の前に立ち、その大画面の迫力に圧倒される体験を是非楽しんでほしい。歌麿美人の変遷をたどる歌麿といえば、浮世絵界を代表する美人画絵師。生涯をかけて新しい表現に挑戦し続け、江戸の人々から強い支持を集めた画家であったという。今回展示される「雪月花」三部作の登場人物は女性が大半を占めており、「吉原の花」が最多で52人、次いで「深川の雪」が26人、「品川の月」が19人。最初に描かれた「品川の月」から歌麿晩年の「深川の雪」までは実に10年以上もの開きがあるため、歌麿美人の様式変遷が楽しめるのも本展のポイントの一つだ。貴重な歌麿肉筆画も同時公開現存する歌麿の肉筆画(筆で描いた絵)は非常に少なく、40点程度しか存在が確認されていない。そのうち「深川の雪」以外に、遊里の女性たちがプライベートな時間にくつろいだ様子で会話を交わす「三美人図」、座敷に呼ばれた芸者の凛とした姿を描いた「芸妓図」を収蔵する岡田美術館は、本展に併せ、歌麿の名品2点「三美人図」「芸妓図」を、4階展示室にて特別に公開する。開催概要『歌麿大作「深川の雪」と「吉原の花」―138年ぶりの夢の再会―』開催期間:2017年7月28日(金)〜10月29日(日)休館日:会期中休館日なし所在地:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷 493-1開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)入館料:一般・大学生 2,800円、小中高生 1,800円
2017年05月25日「Mr.Children」の「HERO」MVやNHK Eテレのプチプチ・アニメ「森のレシオ」などで知られる村田朋泰が手がける、児童文学の名作「陸にあがった人魚のはなし」のコマ撮りアニメーション(パイロット版)制作のため、本日2月21日(火)よりクラウドファンディングがスタート。山下敦弘監督ら公式アンバサダーからコメントも到着した。「陸にあがった人魚のはなし」は、米国の詩人ランダル・ジャレルが1965年に発表した童話。むかしむかし…。離れ小島に1人で暮らす狩人。ある日、海から聴こえる歌声に引かれ、人魚と出会う。人間の世界は、人魚の世界にないものばかり。好奇心旺盛な人魚は、狩人と一緒に暮らすようになる。やがて小熊、山猫、ひとりぼっちになった人間の男の子が、狩人と人魚に出会い、1つの家族となった。違う動物同士、一緒に暮らすといろいろな事件が起きたが、みんながお互いを好きで、理解して愛したいと思っていた。そうして何年も経ち、やがて人魚は、海ではわからなかった感情を知るように。見た目の違いは、問題ではない。これは、お互いの存在と違いを思いやる、ある1つの家族の物語――。今回のクラウドファンディング目標金額は、350万円(税込)。達成しなかった場合は制作をしない“ALL or NOTHING”方式となる。また、支援者へのリターンは共作性を重視。エンディングロールへの名前記載、制作日誌お便り、制作・撮影現場への招待、第1回制作会議への参加など、支援者と一緒に作品を製作する内容となっている。担当者は、現代にも通じるこの物語に「まるで私たちに深い問いを投げてくるようです」と言う。「この可愛らしくかつ斬新な表現で愛の在り方を示唆するファンタジーを、国内外から注目を集める村田朋泰氏によってコマ撮りアニメーション化したいと思います。映像化にあたり内容的にも世界観的にも村田氏のコマ撮りアニメーションほど合っているものはないでしょう」と期待を込める。「しかし、コマ撮りアニメーションは時間もコストもかかり実現が容易ではないため、今回、本プロジェクトに共感していただける皆様とクラウドファンディングを通して、まずはパイロット版を作成することにいたしました。なお、完成したパイロット版を持って本編制作の資金を募っていきますが、もし達成しなければパイロット版の制作はありません…!完成への第一歩を一緒に踏み出しませんか?応援をよろしくお願いいたします!」と語り、支援を募る。さらに、『ぼくのおじさん』『オーバー・フェンス』などで知られる山下敦弘監督や、『チェブラーシカ』『ちえりとチェリー』の中村誠監督をはじめ、応援者からの激励コメントも到着している(順不同)。■山下敦弘(映画監督)2017年、現在において人形アニメーションを作り続けている村田さんは本当の変態だと思う。自分みたいに「映像なら何でもやります!」というスタンスでドラマやCMなど何でも引き受けるチャラ男とは違い、人形を一コマ一コマ動かし、シコシコと撮影する村田さんは生粋の変態だ。“変態、変態”と連呼してるけど、ここで言う変態とは自分にとって最大の褒め言葉だ。作品作りにおいて変態ほど信用できる人間はいない。そんな村田さんが長編を作る。変態が作る長編人形アニメーション。つまらない作品になるはずがない。ただただ楽しみだ。■中村誠(映画監督)村田朋泰さんの作品は、音が少ない。登場人物たちが話さない。音楽も控えめだ。その背景美術の見事な広がりに対して、パペットの作りとアニメーションは言ってみればとてもプリミティブだ。静かで、素朴な作品群。しかし「路」シリーズや「森のレシオ」から伝わってくるこの言葉に出来ない激しい感情は何なのだろう。僕の勝手な憶測なのだが、村田さんはそれをこそ、伝えようとしているのではないだろうか。無理やり言葉にすれば、それはかつて誰もが通過したはずの「記憶」だ。心の片隅に忘れられ転がっているその記憶を村田さんの作品は揺り動かす。そして僕たちはそれが心の片隅にあったことを痛烈に思い出すのだ。静かな作品が揺り動かす激しい感情。それこそが、村田さんの作品の魅力なのだと僕は思っている。「陸にあがった人魚のはなし」で、今度はどんな記憶を揺り動かされることになるのか、僕は楽しみに待っている■秦俊子(アニメーション作家)可愛さの中に哀愁が漂う人形や、感情がうまく表現されている照明、引き画の広々とした空間と美しさなど、村田朋泰さんの人形アニメーションは画面に映るものすべてが魅力的です。また、登場キャラクターの記憶や関係の変化が、丁寧に作りこまれたモチーフを通じて展開していくところにも心を惹かれます。村田さんの作品を観ると、モチーフに込められた思いというものを表現する上で、人形アニメーションは最適な表現方法だと気付かされます。「陸にあがった人魚のはなし」の映像化に大いに期待しております。制作の実現を心から応援しています!■森和美(漫画家)地に弾ける雨粒、風に流され雪上を滑る木の枝、陽射しに揺れる水面、うつろう影、輝く樹液や粘菌、瞬く星、賑やかな森。瞳に花を閉じこめた少 女、毛むくじゃらの優しい生き物、初めて見るのに懐かしい異形のものたち。村田さんのアニメーションは画面の彼方此方に小さな命が溢れています。コマ撮りという作業を思えば、なんという積み重ねかと溜息が出るほどです。彼らはたいてい言葉を発してくれないのですが、目を凝らして彼らと出会う時、私たちは新しい友だちを得る事が出来るのです。知らない筈の世界と人をいつの間にか慕わしく思ってしまうー「陸にあがった人魚のはなし」でも、きっとそんな体験をさせて貰えるのではないでしょうか。■武田一義(漫画家)手作りの風景とキャラクターが、起こる出来事が、みんな可愛くて可笑しくて、ぽーっと見惚れて声出して笑って、ちょっと切なくなって、終わる頃には心の中に愛おしさが溢れている。村田朋泰さんが創る世界が好きです。新たな世界の誕生を心待ちにしています。「陸にあがった人魚のはなし」パイロット版(約3分間)制作のクラウドファンディングは2月21日(火)~5月8日(月)まで「Makuake」にて募集。(text:cinemacafe.net)
2017年02月21日特別展『歌磨大作「深川の雪」と「吉原の花」ー138年ぶりの夢の再会ー 』を神奈川・岡田美術館にて開催。会期は2017年7月28日(金)から10月29日(日)まで。江戸の浮世絵師、喜多川歌麿。彼の晩年の肉筆画の「雪月花」三部作は、画家人生の集大成と呼べる大作だ。江戸最大の遊郭「吉原」の大通りを舞台に、美しく着飾った52人の遊女たちを描いた「吉原の花」や、雪が降り積もる冬の日に、深川の料亭で働く侍女や芸者たちの姿を描いた「深川の雪」。そして、海を臨む眺めのよい遊里の様子を描いた「品川の月」の3点から「雪月花」は成る。明治12年に3点揃って展示されたのを最後に、「吉原の花」と「品川の月」はアメリカに、「深川の雪」は昭和23年と27年に公開されてのち、長らく行方知らずではあったが日本の岡田美術館に収蔵され、現代に至るまで3点はバラバラに保管されていた。本展では、「深川の雪」と「吉原の花」が138年ぶりに日本で同時に公開される貴重な機会だ。さらに、「品川の月」も原寸大の高精細複製画で同時展示される。咲き乱れる桜や、この時代でもひときわ華やかで美しい着物を身にまとう大勢の遊女たち、そして画面全体を彩る金。「吉原の花」は、溢れる色彩と煌びやかな装飾で溢れている。一方で、渋い色彩の着物を着た侍女たちや、真っ白に雪化粧をした松が描かれ、静かでキリッとした冬の空気が伝わってきそうな「深川の雪」。どちらも2メートルに及ぶ大作であり、その2つを同時に並べることで、それぞれが放つ異なる趣きをありありと感じることができる。また、作品にはたくさん描かれた人の着物の柄など、細部まで緻密に描きこまれているので、目の前で眺めればついため息が出るほど見応えがあるだろう。【詳細】歌磨大作「深川の雪」と「吉原の花」 - 138年ぶりの夢の再会 - 会期:2017年7月28日(金)〜10月29日(日) ※会期中休館日なし会場:岡田美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1開館時間:9:00〜17:00 (入館は16:30まで)入場料:一般・大学生 2,800円、小中学生 1,800円
2017年02月11日マーベル・スタジオが贈る最新作『ドクター・ストレンジ』。この度、今年レコード大賞新人賞を受賞した「BOYS AND MEN」の吉原雅斗が、本作で声優に初挑戦していることが分かった。上から目線の天才外科医ドクター・ストレンジ。突然の交通事故で神の手を失った彼を甦らせたのは──魔術。厳しい修行により、人智を超えた力を手に入れ魔術師となった彼は“闇の魔術”の存在を知り、世界を滅亡から救う戦いに巻き込まれていく。だが、たとえ敵であっても、医者である彼に命を奪うことができるのか?大いなる葛藤を抱えたまま、いまドクター・ストレンジの本当の戦いが始まる…!すでに11月4日に全米で公開された本作は、全米初登場1位を獲得。公開3日間では興行収入約8,500万ドル(約88億4千万円)の大ヒットスタートとなり、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品としては14作連続の第1位を記録。さらに公開2週目の週末も、約4,300万ドル(約46億円)で2週連続No.1を獲得す大ヒットとなっている。吉原さんが演じるのは、不慮の事故で腕の機能を損なわれたベネディクト・カンバーバッチ演じるストレンジが、様々な治療方法を探しもとめている中で出会うバングボーンと一緒にバスケをしている友達。自身の年齢よりも年齢が高い役どころとあって、今回の収録のために“ナイスミドル”な声を練習してきたそう。映画の中では顔出しはない役であり、バスケをしながらの躍動感のあるセリフに当初は悪戦苦闘している様子も見られた。「BOYS AND MEN」メンバーの中でも、自他ともに認める程の大のマーベルファンでもある吉原さん。今回のオファーには「すごく嬉しかったです!でも声優初挑戦なのですごく緊張もしました!」と語る。また難しかった点については、「いろんな表現をしてくれというリクエストに必死に応えようとするものの、オーダー通りの声にならなかったりとすごく難しかったです」と話すも、「『ドクター・ストレンジ』に関われているというところですごく楽しかったです!僕が初めて声優に初挑戦した作品、ドキドキ・ワクワクする作品です。ぜひ劇場でご覧ください!」とメッセージを寄せた。『ドクター・ストレンジ』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月26日NHKプチプチ・アニメ「森のレシオ」や、「Mr.Children」の「HERO」ミュージックビデオなどで知られる映像作家・村田朋泰氏により、米国の詩人ランダル・ジャレル原作の童話「陸にあがった人魚のはなし」の映像化を目指す、クラウドファンディングがスタートすることになった。離れ小島でひとりで暮らす狩人が、海から聞こえる歌声に引かれ、人魚と出会う。人魚が初めて知った人間の世界は、人魚の世界にはないものばかり。しかし、人魚は、たとえ不便であっても人間の世界を理解し、受け入れていく。やがて、こぐま、やまねこ、ひとりぼっちになった人間の男の子が狩人と人魚に出会い、1つの家族になる。もちろん、違う動物同士が一緒に暮らすと、いろいろな事件が巻き起こる。でも、みんながお互いを好きで、理解して、愛したいと思っている。外見が違うことは大した問題ではない。これは、お互いを思いやる気持ちにあふれた、ある“家族”の物語――。「陸にあがった人魚のはなし」(原題:The Animal Family)は、米国の詩人で文芸評論家、作家のランダル・ジャレルが1965年に発表した童話。ジャレルといえば、「かいじゅうたちのいるところ」のモーリス・センダックの絵による「詩のすきなコウモリの話」「夜、空を飛ぶ」といった作品でも知られている。そして、この物語をストップアニメ-ションで映像化するのは、現在放送中のNHKプチプチ・アニメ「森のレシオ」や、「Mr.Children」の「HERO」のMVに起用された「白の路」、「Galileo Galilei」の「サークルゲーム」MVに一部使用され、ドイツ・シュトゥットガルド国際アニメーション映画祭にノミネートされた「木ノ花ノ咲クヤ森」などで知られる気鋭の映像作家・村田氏。今回、2017年2月から4月までの予定で、クラウドファンディングサイト「MAKUAKE」にて映像化プロジェクトを実施、配信やDVD化のための資金調達を目指す。支援のコースにより、エンドロールへの名前記載、完成映像のDVDプレゼント、撮影現場への招待、作品原画プレゼントなどのリターンがある。プロデューサーの東映コンテンツ事業部・内藤恵氏は、「50年前に書かれた『陸にあがった人魚のはなし』」のメッセージが、現代に通じる斬新さで愛の在り方を示唆していることに感動し、そしてその表現方法には村田氏のストップアニメーション映像が何よりもふさわしく思い、どうにか制作を実現したいと願うようになりました」と経緯を語る。「まずはパイロット版の制作を目指しますが、原作と映像のコンビネーションの素晴らしさを楽しみにしていただければと思います」と、支援を呼びかけている。「陸にあがった人魚のはなし」パイロット版(3分間)制作のクラウドファンディングは2017年2月~4月、「MAKUAKE」にて募集開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月17日リコーイメージングスクエア新宿にて2016年1月6日~18日、中西敏貴氏の写真展「ORDINARY」が開催される。同氏は2012年に北海道美瑛町に移住した風景写真家。「ORDINARY」では、北海道美瑛町の丘の風景を既成概念にとらわれず大胆かつ繊細に表現した作品を展示。アワガミ和紙にプリントしたカラー作品約50点で構成される。また、2016年1月初旬には風景写真出版より写真集「ORDINARY」が発売される予定だ。リコーイメージングスクエア新宿の場所は、東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB (中地下1階)。同写真展の入場は無料となっている。
2015年11月18日梅津泰臣による日本発の伝説的カルトアニメーション「A KITE」(98)、独創的なアクションをスタイリッシュな映像美で実写化した『カイト/KITE』が、2015年9月16日(水)にBD&DVDリリースが決定!このほど原作者・梅津による最新コメントも同時解禁になった。金融危機で崩壊した近未来。そこでは少女たちが人身売買組織に性の奴隷として売りさばかれ、幼くして組織に両親を殺されたサワもその中のひとりだった。サワは父の親友で相棒だった刑事アカイに暗殺者として育てられ、両親の仇である組織への復讐を目的に生きていた。娼婦になりすましたサワは、次々と男たちを暗殺するが――というストーリー。完成作品を観た梅津氏は、「原作への強いリスペクトを感じました。特に今回の実写版では、タイトルの由来についての説明があります。原作ではタイトルの作品のテーマとの関係性について描いていないですが、この映画では改めて解釈して提示しています。人間関係の危うい感じを映像で表現している点がよかったと思います。サワ役のインディア・アイズリーも魅力的で、アクションもスリリングです」とコメント。リメイク版を応援する。特典として、原作者・梅津監督のインタビューやメイキング映像など、原作ファンも必見の特典映像を収録するほか、初回限定版は梅津監督描き下ろしデザインのスリーブケースも付く予定。タランティーノやロブ・コーエン監督も映画化を熱望した同作に注目して。<『カイト/KITE』リリース情報>発売日:9月16日(水)【セル】ブルーレイ】 ¥4,700(本体)+税【セル】DVD ¥3,800(本体)+税発売元:カルチュア・エンタテインメント販売元:ポニーキャニオン(C) 2013 Videovision Entertainment, Ltd., Distant Horizon, Ltd. & Detalle Films All rights reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:カイト/KITE 2015年4月11日より全国にて公開(C) 2013 Videovision Entertainment, Ltd., Distant Horizon, Ltd. & Detalle Films All rights reserved
2015年06月21日東京エレクトロン デバイス(TED)は1月6日、韓国TAEJIN Technology(泰進テクノロジー)と販売代理店契約を締結し、泰進テクノロジー製の高品質かつ長期安定供給が可能なパワマネージメントIC(PMIC)の取り扱いを開始したと発表した。泰進テクノロジーは2000年5月設立のファブレスの電源IC専業ベンダで、中国や韓国の大手家電メーカーのテレビやセットトップボックス向けに製品を長年、安定的に供給してきた実績などを有している。今回の提携によりTEDが取り扱う製品群としては、同社のWebサイトではDC/DCコンバータやリニアレギュレータ(LDO)といったパワーマネージメントIC、汎用オペアンプ、コンパレータなどが記載されているが、今後は既存のLDO・DC/DCコンバータのラインアップの充実に加え、泰進テクノロジーがAC/DCコンバータの開発を進めていることから、一次側・二次側両方の幅広い電源ICの提案が可能になる予定だとしている。TEDでは、泰進テクノロジーについて、韓国産業通商資源部から「技術革新企業」としての認定を受けており、韓国の設計開発拠点では政府所有の設備の使用が可能なため、開発投資額を通常に比べて抑えることで、高品質ながら高コストパフォーマンスの製品供給を実現しているとしており、すでに日本市場でも、大手電機メーカーのカーエンターテインメントへ採用されるなど、民生・インダストリアル・車載などの分野での実績を伸ばしているとしており、今回の提携を機に泰進テクノロジーの幅広い製品群を、TEDが長年培ってきた電源製品の知識とサポート力を組み合わせて提供していくことで、顧客の製品開発期間の短縮ならびに低コスト化に貢献していきたいとしている。
2015年01月08日読売巨人軍の高橋由伸選手と後輩の大田泰示選手が12月4日、子どもの治療に付き添う家族のための施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」東大ハウスを訪問。ふたりは、巨人軍がチャリティーオークションなどで集めた寄付金をチームの代表として届けた。○入院している子どもと家族のための「第2のわが家」子どもが病気を患ったら、親としては最善の治療を受けさせたいもの。だが、もしその治療が自宅から遠く離れた場所でなければ受けられないとしたら、家族にとっては心理的や肉体的な面はもちろん、経済的にも大きな負担となる。「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、そんな治療に付き添う家族のための滞在施設で、安価に利用できることが特徴だ。施設は、まるで自宅のように過ごせる「第2のわが家」となるように配慮。キッチンやリビング、ダイニング、ランドリーなどを完備し、プライバシーを守れるベッドルームも用意されている。費用は1人1日1,000円と、家族の負担を考慮した価格になっている。○今後も50年、60年と支援を続ける日本では「公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」が、全国9カ所の「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を設立・運営しており、寄付とボランティアによって支えられている。1974年にアメリカで誕生したこの取り組みは、今年で誕生40周年を迎えた。アメリカンフットボール選手の子どもが白血病で入院することになったとき、病院近くにあったマクドナルドのオーナーらが募金を始めたことが設立のきっかけだったという。その思いは、今や世界30カ国300カ所以上の施設に広がっている。「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」事務局の山本実香子さんは、ハウスについて「まずは、お母さんやお父さんが笑顔になれるように」と話す。「わが家のように過ごせる環境をサポートして、ご家族が元気になってくれることで、ご病気のお子さんにもその元気を伝えていきたい。その運営も、地域のボランティアさんが行うことで、社会が医療を手助けする形になっているんです」と、家族の元気が子どもたちの元気にもつながると話した。そして、「一度始めたチャリティーですから、これからもずっと続くようにしていきたい。世界でもどんどん広がっていますし、日本でも来年10ハウス目のハウスがオープンします。ですが、まだまだサポートのニーズはあります。これからも広げていって、全国各地で支援できれば」と、この先50年、60年と続けていく大切さを語った。○スポーツを介したチャリティー文化の根付き今年3月にも同ハウスを訪問している高橋選手は、今回後輩の大田選手とともに訪問。2014年シーズンに集まった寄付金や募金などを、チーム代表として手渡した。その後、スタッフの案内で施設設備を見学。足音が響かないように床はじゅうたんになっていることや、「ご家族に部屋に閉じこもってほしくない」という思いからベッドルームにはテレビを置いていないことなどを真剣な表情で聞き入っていた。施設見学を終えると、大田選手はサンタ衣装に身を包み子どもたちの前に登場。一人ひとりにプレゼントを手渡しすると、子どもたちは笑顔で受け取った。読売巨人軍のマスコット・ジャビットも登場し、高橋選手らも含めてクリスマスツリーの飾りつけをみんなで行うなど、一足早いクリスマスのひとときを楽しんだ。ハウスにはこれまでも多くの著名人が訪問しているが、近年はJリーグの中村憲剛選手(川崎フロンターレ)や高橋秀人選手(FC東京)、元プロ野球選手の古田敦也さんなど、スポーツ選手の訪問が目立つ。また、今年2月にチャリティーランナーとして東京マラソンに出場して見事完走した元サッカー選手・北澤豪さんは、2015年も「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を募金先として出場することが決まっている。ハンバーガーでおなじみの「マクドナルド」を展開する「日本マクドナルド」は、各店舗のレジ横に募金箱を設置するなど、いろいろな形でハウスのサポートを続けてきた。近年では、スポーツを通じたチャリティーを実施。スポーツを通じて楽しみながら関わっていくことで、チャリティー文化をよりたくさんの人に広げていくねらいだ。○先輩から後輩へ、受け継がれるスポーツ選手としての責務読売巨人軍も、ホームラン1本につき、一定の金額を「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」に寄付するなどし、その活動をサポートしている。高橋選手は、「少しでも力になれたら。野球で何かできることが一番なので、ますます頑張って、貢献したい。僕以外の選手からも、1本でも多くホームランを出していきたい」と、来季より選手と打撃コーチ兼任となった意気込みも含めて語った。大田選手は、「今後もこのような活動が続けばと思うし、自分も積極的に参加して貢献したい。今日、目の当たりにしたことをしっかり受け継いでいきたいです」と、先輩の背中を見て支援の継続を強く決意していた。病気に苦しむ人やその家族を助けていこうとするチャリティーの心は、先輩から後輩へ、そしてその後輩からまた次の世代へと、ずっと受け継がれていくはずだ。
2014年12月08日