松江を代表する観光地である「松江城」。そんな松江城をぐるりと囲むお堀から楽しめるのが、堀川遊覧船です。小さな船に乗り、船頭さんの案内を聞きながら、江戸風情ただよう松江の街を周れば、まるで当時にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。株式会社駅探(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金田直之)が運営するメディア「駅探おでかけラボ( )」では、そんな堀川遊覧船の見どころや料金、コースなどの基本情報をご紹介する記事を2024年4月24日に公開いたしました。※公開記事コンテンツはこちら松江城を船から楽しむ!堀川遊覧船のコース情報や料金、所要時間について解説 : 堀川遊覧船の特徴と見どころ堀川遊覧船は松江城のお堀=堀川を周る遊覧船です。屋根付きの小さな船に靴を脱いで乗り込み、船頭さんの案内を聞きながら約50分の旅を楽しめます(ぶらっとコースは約30分)。全長約3.7kmのコースの途中にはなんと17もの橋がかかっています。そのうちうべや橋、甲部橋、新米子橋、普門院橋の4つはかなり低い橋のため、船の屋根がぐっと下がり、乗客も体勢を低くして通ります。初めて乗る時には少しドキドキしますが、堀川遊覧船ならではの特別な体験ができ、よい思い出になること間違いなしでしょう。また、四季折々の楽しみ方ができるのも堀川遊覧船の魅力です。コースの途中には桜や梅、あじさい、はなしょうぶなどが咲き誇るスポットがあり、季節ごとにいろいろな花を観ることができます。さらに、7~8月には風鈴船の運行や、10月の松江水燈路の時期には夜間運行があります。11月上旬~4月上旬にはこたつ船が運行し、こたつに入りながら船の旅を楽しめます。その他、船頭さんによるガイドも見どころの一つ。担当する船頭さんによって得意分野が異なるため、乗るたびに違う話が聞けるかもしれません。また道行く人や、お堀沿いのお店から店員さんが手を振ってくれることもあるとか。松江の人の温かさを感じられるのも、堀川遊覧船ならではの魅力と言えそうです。堀川遊覧船堀川遊覧船のコースと所要時間について堀川遊覧船には、約50分の遊覧コースと約30分のぶらっとコース(要予約)があります。〇遊覧コース遊覧コースは大きく次の3つのエリアに分かれています。■歴史地区国宝・松江城やお城の石垣、武家屋敷が立ち並ぶエリアです。■市街地区松江の中心。レトロモダンな建物が立ち並んでいます。■自然地区空や森、水辺の鳥を楽しめます。遊覧コースの乗場は松江堀川ふれあい広場、大手前広場、カラコロ広場の3つ。好きな場所から乗船・下船ができます。松江堀川ふれあい広場には「亀の石像と夫婦船頭」の像が建っています。これは乗船客400万人達成を記念して松江市が建てたものです。〇ぶらっとコース約30分の短めのコースで、堀川ふれあい広場乗船場を出発し、塩見縄手沿いの北田川を通るルートです。普門院橋で折り返し、堀川ふれあい広場乗船場に戻ります。ぶらっとコースでは他の乗船場には立ち寄らないので注意しましょう。また、定期運航はしておらず予約が必須になります。堀川遊覧船に乗る時に予約は必要?堀川遊覧船は遊覧コースであれば予約は不要ですが、ぶらっとコースは予約が必要です。予約受付は180日前から7日前の17時までで、30名以上から予約できます。また、ゴールデンウイークやお盆の期間は対応していないので、注意しましょう。その他、予約をすれば1隻貸切(10名以内)も可能です。ぶらっとコースと同じく、予約受付は180日前から7日前の17時まで(ゴールデンウイークやお盆を除く)です。貸切の場合も乗船できるのは堀川ふれあい広場乗船場のみです。堀川遊覧船の運航時刻、料金や割引券についてここで堀川遊覧船の運航時刻についてご紹介します。〇運行時刻3月1日~ 9月30日:始発9:00、最終17:0010月1日~ 2月末日:始発9:00、最終16:00始発から最終の間は随時運行しています。堀川ふれあい広場、大手前広場発の定時便は運行していますが、カラコロ広場発の定時便はないため注意しましょう。※運行時間は変更する場合がありますので、直接お問い合わせください。堀川遊覧船の運航時刻、料金や割引券、アクセス情報など記事の続きはこちら松江城を船から楽しむ!堀川遊覧船のコース情報や料金、所要時間について解説 : 会社概要商 号 :株式会社 駅探所在地 :〒102-0083東京都千代田区麹町5-4JPR麹町ビル代表者 :代表取締役社長 金田 直之資本金 :291百万円事業内容 :乗り換え案内/時刻表/地図を中心としたナビゲーション事業、インターネットメディア事業、インターネット広告配信事業URL :「ekitan」: 「駅探BIZ」: 「駅探ASPサービス」: 「駅探おでかけラボ」: お問い合わせ先【本データの利用条件】1情報の出典元として、「駅探Pおでかけラボ」の名前を明記してください2出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください記事URL: 3調査結果データについて、加工・改変は許可いたしません。4当社がふさわしくないと判断した場合には、転載許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます。【本件に関するお問い合わせ】株式会社駅探広報:山田TEL: 03-6367-5951メールアドレス: press@ekitan.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月24日松江市にはさまざまな観光スポットがありますが、中でも外せないのが松江城です。国内では12城しかない現存天守を有するお城で、2015年(平成27)には天守が国宝に指定されています。また、お花見や紅葉など季節ごとに変化する姿が見られるのも松江城の魅力です。株式会社駅探(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金田直之)が運営するメディア「駅探おでかけラボ( )」では、魅力あふれる松江城について取り上げ、見どころやアクセス方法、入場料などをご紹介する記事を2024年4月23日に公開いたしました。※公開記事コンテンツはこちら松江市観光で外せない!国宝天守がある松江城の見どころやアクセス方法、入場料をご紹介 : 松江城ってどんなお城?松江城は江戸時代の1611年(慶長16)に完成したお城です。冒頭でもご紹介したように、国内で現存天守を持つ数少ないお城の一つで、2015年(平成27)には天守が国宝に指定されています。松江城は現存する12城の天守の中では1階の平面積が姫路城に次いで2番目に広く、また姫路城と松本城に次いで3番目に高いお城です。その高さは天守だけでも約22m、石垣まで含めるとなんと30mにもなります。外から見ると4重になっていますが、内部は地上5階、地下1階の建物です。そんな壮大な松江城には、「千鳥城」という別名もあります。東西南北の四方にある曲線の屋根が、千鳥が羽を広げたように見えることが理由と言われていましたが、最近は新たな説も出てきていて、注目を集めています。また、松江城には他にもさまざまな見どころがあります。鯱(しゃちほこ)木彫り銅板張りの鯱が天守の屋根に2体乗っています。向かって左側に見える雄の鯱は高さが2.10m以上もあり、日本で現存する木造の鯱では最大です。石垣松江城の石垣は、全体の6割が「打ち込み接ぎ」という崩れにくい手法で積まれています。築城当時の石垣を間近で観ることができるのも松江城の魅力です。天守内部に散りばめられた戦いのしかけ現在では観光スポットとして愛されるお城ですが、築城当時の役割は軍事施設。その証として、松江城には戦いのしかけが各所に散りばめられています。先に挙げた石垣もその一つですが、天守内にも敵を攻撃するための狭くて急な階段や、「石落とし」「狭間(さま・はざま)」「石打棚」「格子窓(武者窓)」といったしかけがたくさんあります。通し柱松江城の構造で注目されているのが「通し柱」です。世界文化遺産としても登録される姫路城は大きな心柱が城を支えていますが、築城当時、木材不足の最中にあった松江城は、2階分の短い通し柱を交互に配置するという方法で、天守を支えています。この構法はのちに他のお城の天守などにも採用されるようになり、天守の発展に大きく寄与したと言われています。城下町をぐるっと見渡せる天守最上階からの絶景お城観光に行く際に、天守最上階からの眺めを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。松江城の天守最上階「天狗の間」は室内に壁がなく、城下町をぐるっと見渡すことができます。天気の良い日には宍道湖も一望できるため、松江の絶景を楽しみたい方にもおすすめです。城内のあちこちで発見できる「ハートスポット」松江城内にはさまざまな場所に「ハートスポット」があります。たとえば「ハートの石垣」。天守に続く「本坂」には「ハート」の形をした石垣があります。また天守内の柱の木目にハートが隠れていたり、さまざまな場所でハート探しができます。ちょっと違った楽しみ方をしたい方は、ハート探しをしてみてはいかがでしょうか。ハートの石垣このように、松江城は天守自体にもたくさんの見どころが詰まっています。さらに松江城は敷地が広く門も多いため、さまざまなルートで周ることができます。松江城の歩き方は公式サイトで詳しく紹介されているため、ぜひチェックしてみてください。遊覧船で松江城周辺を周るコースもありますよ。さらに、松江城のディープな魅力を堪能できるガイド付きの登閣ツアーや御城印集めなどもあり、お城好きも楽しめること間違いなしです。もっと楽しむために知っておきたい!松江城の歴史松江城を訪れる際には、その歴史を知っておくとより楽しむことができるかもしれません。そこで、松江城の歴史についても簡単にご紹介します。松江城は、1607年(慶長12)に築城が開始され、1611年(慶長16)に完成しました。当時の松江藩藩主は第2代の堀尾忠晴。けれども、この時忠晴はまだ幼い子ども。そこで、築城に尽力したのが、祖父であり、後見役である堀尾吉晴でした。吉晴は城普請の名人と言われ、松江城や城下町の建設に貢献し、松江開府の祖ともされています。松江城が完成すると、同じ年に吉晴は死去。またその約20年後には跡継ぎが不在のまま忠晴がこの世を去ります。そこで次に藩主に選ばれたのが、京極忠高(徳川秀忠の娘「初」の夫)でした。またその後は松平直政(徳川家康の孫)が松江藩主を務め、明治時代まで松平家が松江城を守ってきました。1875年(明治8)になると明治政府より廃城令が下ります。松江城も例外ではなく、櫓(やぐら)や御殿、門などは売り払われましたが、のちに地元の豪農・勝部本右衛門親子や旧藩士の高城権八らの協力で買い戻されています。その後は明治の大修理がおこなわれ、1935年(昭和10)には国宝保存法のもと国宝として指定されています。昭和に入った後は第二次世界大戦の戦火を免れ、再び大修理がおこなわれますが、1950年(昭和25)に法改正があり、松江城は国宝から重要文化財へと改められてしまいます。松江城を愛する地域住民は、国宝としての再指定を嘆願しますが、「新たな知見の発見がないと難しい」という文化庁の回答。再指定の途はかなり厳しいものと思われましたが、松江市と市民が力を合わせ、築城当時の「祈祷札」を発見。築城当時に天守の柱に付けられていた「祈祷札」が、松江城天守が1611年(慶長16)に建てられた証拠として認められ、2015年(平成27)に国宝として再び指定されました。このように、松江城はさまざまな危機に直面しながらも地域住民の手によって守られてきたお城です。その雄大な姿は、松江城を愛する人たちの想いの結晶とも言えるでしょう。松江城をもっと楽しめる!季節ごとのイベントについて松江城では季節ごとに様々なイベントがおこなわれています。その一部をご紹介します。■1月1日:天守から望む初日の出天守最上階から初日の出を望めます。先着30名限定の有料イベントです。■3月中旬:椿祭り、椿谷探訪松江市の花である「椿」を展示するイベントです。80種100鉢以上の椿を楽しめます。育て方の相談コーナーや椿マップの配布もおこなわれます。また、松江城内の椿をガイド案内付きで散策できる「椿谷探訪」も開催されています。■3月下旬~4月中旬:お城まつり桜の開花に合わせて開催されます。夜はライトアップされるため、夜桜も楽しめます。期間中は本丸が21時まで開放され、お花見を楽しめます。武者行列や安来節コンクール、ステージイベントなどもおこなわれます。■4月下旬~5月上旬:ナンジャモンジャ開花雪のような白い花「ナンジャモンジャ(ヒトツバタコ)」が開花します。■9月:秋の名月松江城と秋の名月を楽しめます。■10月:松江水燈路松江市の秋の一大イベントです。土日祝日をメインに、松江城から塩見縄手通りまで1000個以上の行灯が並び、幻想的な夜を演出します。1か月間開催されます。■12月:天守すすはらい竹で作ったすす梵天で松江城を払い清めます。新年に向けて一の門には門松が立てられます。松江城の入場時間、入場料、お得なチケット情報や、松江城観光の際にあわせて訪れたい観光スポットについてなどの記事の続きはこちら松江市観光で外せない!国宝天守がある松江城の見どころやアクセス方法、入場料をご紹介 : 会社概要商 号 :株式会社 駅探所在地 :〒102-0083東京都千代田区麹町5-4JPR麹町ビル代表者 :代表取締役社長 金田 直之資本金 :291百万円事業内容 :乗り換え案内/時刻表/地図を中心としたナビゲーション事業、インターネットメディア事業、インターネット広告配信事業URL :「ekitan」: 「駅探BIZ」: 「駅探ASPサービス」: 「駅探おでかけラボ」: お問い合わせ先【本データの利用条件】1情報の出典元として、「駅探Pおでかけラボ」の名前を明記してください2出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください記事URL: 3調査結果データについて、加工・改変は許可いたしません。4当社がふさわしくないと判断した場合には、転載許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます。【本件に関するお問い合わせ】株式会社駅探広報:山田TEL: 03-6367-5951メールアドレス: press@ekitan.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月23日横浜流星が2025年公開の映画『国宝』に出演することが発表された。『国宝』は、2017年から朝日新聞で連載された吉田修一による同名長編小説が原作で、歌舞伎界を舞台にした作品。任侠の一門に生まれながらも歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた主人公・立花喜久雄が、その命を賭けてなお見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語となっている。横浜が今回挑むのは、名門の跡取り息子として幼い頃から芸の世界に生き、歌舞伎役者になることを運命づけられた歌舞伎界の御曹司・大垣俊介役。吉沢亮演じる喜久雄の親友であり、ライバルとなる役柄だ。横浜もまた、吉沢同様にこれまで踊りの経験がなかったため、他の仕事の合間を縫って休むことなく日々稽古に励んでいるという。横浜は「目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います」と熱いコメントを寄せている。なお本作のメガホンをとった李相日監督と横浜は、2022年に公開された映画『流浪の月』以来のタッグとなる。■横浜流星 コメント李組に再び参加できることを光栄に思います。歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。歌舞伎の魅力をひとりでも多くの方々に届けられるよう、キャストスタッフ一丸となって全力で務めますので、ご期待下さい。■李相日監督 コメントひとたび役が宿ると、あの長いまつ毛の下の瞳に情念が見え隠れする。『流浪の月』では嫉妬の炎がその瞳を歪ませたが、梨園の御曹司という過酷な宿命、流転の人生を背負った瞳の奥には何が立ち顕れるのか。難役であるほどに研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません。<作品情報>『国宝』2025年公開
2024年04月10日吉田修一の原作を映画化した吉沢亮主演『国宝』に横浜流星が出演することが決定した。2017年から朝日新聞にて連載され、歌舞伎界を舞台にした吉田修一の同名小説を映画化した本作。この度、吉沢亮演じる主人公・喜久雄の親友でライバルとなる、歌舞伎界の御曹司・大垣俊介役を横浜流星が務めることが分かった。名門の跡取り息子として、幼い頃から芸の世界に生き、歌舞伎役者になることを運命づけられた俊介。任侠の一門に生まれた主人公・喜久雄と、喜久雄が引き取られた家の跡取り息子である俊介が、親友となり共に芸を磨いてスターダムを駆け上がっていく。名門の血を引く俊介と、芸でのしあがる喜久雄、そのライバル関係もまた、この映画の大きなみどころとなる。NHK大河の主演を務めた吉沢さんと、これから務める横浜さん。ともに、国民的俳優となる2人の共演に期待が高まる。踊りの経験がなかった横浜さんは、昨年3月よりまず、まっすぐ歩くことから稽古を始めたという。元極真空手世界チャンピオンの体幹の強さもあり、めきめきと踊りの腕をあげ、先に稽古を始めていた吉沢さんに追いつけ追いこせと、ほかの仕事の合間を縫って休むことなく日々稽古に励み、自宅での自主練習も欠かさず、歌舞伎の家に生まれた役者に見えるようにと、全身全霊を捧げて本作の役に挑んだ。初めて吉沢さんと2人で踊った昨年12月、スタッフ全員が驚くほど息のあった舞踊を見せた。撮影中のいまも空き時間を見つけては稽古に励んでいる。本作の監督を務める李相日とは、横浜さんが「俳優人生の転機となった」と語った2022年の『流浪の月』以来の再タッグ。李監督は「難役であるほどに研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません」と語っている。横浜さんは「目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います」と熱いコメントを寄せた。コメント■横浜流星李組に再び参加できることを光栄に思います。歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。歌舞伎の魅力を一人でも多くの方々に届けられるよう、キャストスタッフ一丸となって全力で務めますので、ご期待下さい。■李相日(監督)ひとたび役が宿ると、あの長いまつ毛の下の瞳に情念が見え隠れする。『流浪の月』では嫉妬の炎がその瞳を歪ませたが、梨園の御曹司という過酷な宿命、流転の人生を背負った瞳の奥には何が立ち顕れるのか。難役であるほどに研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません。『国宝』は2025年公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:国宝 2025年公開予定©吉田修一『国宝』(上 青春篇/下 花道篇)朝日文庫
2024年04月10日映画『国宝』が2025年に公開される。主演は吉沢亮、共演は横浜流星。吉田修一の長編小説「国宝」が実写映画化「国宝」は、吉田修一による長編小説。歌舞伎界を舞台とし、日本文学の伝統に脈々と流れる芸道小説の金字塔にして、吉田修一の最高傑作と言われる作品だ。2019年には、第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞した。吉田修一が3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を活かして書き上げた「国宝」が、2025年についに実写映画化。名もなき青年が国の宝になるまで任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ芝居だけに生きてきた喜久雄。一方、名門に生まれ、将来が約束された俊介。生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合う。命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語となっている。主人公・喜久雄に吉沢亮、ライバル・大垣俊介に横浜流星主演は、『キングダム』や『東京リベンジャーズ』、NHK大河ドラマ「青天を衝け」など話題作への出演が絶えない吉沢亮。主人公で歌舞伎の世界に飛び込む喜久雄を演じるにあたり、まずは真っ直ぐ歩くことから練習し、次にすり足、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作を学んだ。撮影本番のギリギリまで歌舞伎の稽古に時間を割いたという。喜久雄…吉沢亮任侠の家に生まれ、歌舞伎役者の家に引き取られる。名もなき青年だったが、歌舞伎役者としての才能を開花。女形の歌舞伎役者として脚光を浴びていく。数奇な運命と激動の人生を歩みながら、国の宝 へ上り詰めてゆく。大垣俊介...横浜流星歌舞伎の名門、梨園の御曹司。主人公・喜久雄が引き取られた家の跡取り息子。生まれながら将来を約束され、芸の世界に生き、歌舞伎役者になることが運命づけられてきた。喜久雄の親友でありライバルで、正反対の血筋を受け継ぐ彼らの関係が見所となる。横浜流星コメント「歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。」監督は李相日監督を務めるのは、李相日。『悪人』にて初めて吉田修一作品の映画監督に挑み、第34回日本アカデミー賞13部門15賞受賞、最優秀賞主要5部門を受賞するなど、国内のあらゆる映画賞を総なめにした。脚本は、相米慎二が監督を務めた『お引越し』で脚本家デビューし、『八日目の蝉』、『コーヒーが冷めないうちに』、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』で脚本を務めた奥寺佐渡子が担当する。映画『国宝』あらすじ舞台は戦後から高度経済成長期の日本。任侠の一門に生まれ、数奇な運命をたどり、歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄。一方、歌舞伎の名門に生まれ、幼い頃から将来を約束された俊介。生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていく。血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。運命に翻弄され、もがき苦しみ舞台に立ち続ける二人。「歌舞伎」という鮮やな世界の秘められた裏側で、激動の人生を歩みながら、ただひたすらに芸の道を極めてゆく。【作品詳細】映画『国宝』公開時期:2025年監督:李相日脚本:奥寺佐渡子原作:『国宝』吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)主演:吉沢亮、横浜流星配給:東宝
2024年03月08日俳優の吉沢亮が、映画『国宝』(2025年公開予定)で主演を務めることが、わかった。同作は、2017年から朝日新聞にて連載された吉田修一氏による同名長編小説の実写化作。歌舞伎界を舞台にした原作は、連載時から大きな話題となり、2019年に「第69回芸術選奨文部科学大臣賞」、「第14回中央公論文芸賞」をダブル受賞した。吉田氏自身が3年間歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験をもとに書き上げた渾身の作品となっており、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた喜久雄が、その命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語を描いている。主演を務めるのは、映画『キングダム』(19)で信の親友・漂と、玉座を奪われた秦国の王・エイ政の二役を見事に演じ分け、「第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞」、「第62回ブルーリボン賞助演男優賞」を受賞した吉沢。30歳となった節目の年に、芸の道に人生を捧げ、やがて国の宝となる稀代の女方歌舞伎役者・喜久雄に挑む。これまで踊りの経験がなった吉沢は、まずはまっすぐ歩くことから始め、すり足で歩く、正座の仕方、扇子の持ち方・取り方など基本動作からスタート。稽古初日はまっすぐ歩くことだけで終わり、撮影時にきちんと踊ることができるのか不安もあるなか、他の仕事をセーブし、撮影本番のギリギリまで日々歌舞伎の稽古を行なった。また、今作のメガホンを取るのは『悪人』(10)『怒り』(16)と、これまでも吉田修一作品を手掛けてきた李相日監督。脚本は、『八日目の蝉』(11)『コーヒーが冷めないうちに』(18)の奥寺佐渡子氏が担当する。コメントは以下の通り。○■吉沢亮吉田修一先生×李相日監督の3作目。『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何もできなかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようも無い昂まりと悔しさ。そして『国宝』では当事者としてなにを思うのでしょう。稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です。○■李相日監督芸に身を捧げ、人生を翻弄される多彩な登場人物たちが織りなす豪華絢爛な歌舞伎の世界観。吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟“に要した年月です。決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです。数多ある困難を超えた先に拡がる未知の世界に、関係者一同胸昂る思いです。○■原作者・吉田修一氏『悪人』『怒り』、そして『国宝』へ。夢が叶う。三たび、信頼する李相日監督に自作を預けられる喜びにあふれている。そしてもう一つ、夢が叶う。『国宝』執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女方・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて。【編集部MEMO】吉沢亮は、1994年2月1日生まれ、東京都出身。2009年に「アミューズ全国オーディション」で審査員特別賞を受賞しデビュー。映画『キングダム』(19)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞などを受賞。2021年にNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務めた。近年の主な出演作は、映画『キングダム』シリーズ(19・22・23)、『東京リベンジャーズ』シリーズ(21・23)、『ブラックナイトパレード』(22)、『ファミリア』(23)、ドラマ『PICU 小児集中治療室』(22)など。(C)吉田修一『国宝』(上 青春篇/下 花道篇)朝日文庫
2024年03月06日『パレード』で山本周五郎賞、『パークライフ』で芥川賞を受賞した吉田修一による小説『国宝』が、吉沢亮主演で映画化されることが決定した。『国宝』は、2017年から朝日新聞にて連載された同名長編小説で、歌舞伎界を舞台にした作品。任侠の一門に生まれながらも歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた喜久雄が、その命を賭けてなお見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語となっている。主演を務めるのは、『キングダム』(2019) で信の親友・漂と玉座を奪われた秦国の王・嬴政の二役を見事に演じ分け、2020年第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した吉沢亮。これまで踊りの経験がなかった吉沢は、まずはまっすぐ歩くことから始め、すり足で歩く、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作を勉強。ほかの仕事をセーブし、撮影本番のギリギリまで日々歌舞伎の稽古を行い、稀代の歌舞伎役者・喜久雄を演じる。メガホンをとるのは、『フラガール』(2006) で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞を受賞した李相日監督。吉田修一作品に挑むのは、『悪人』『怒り』に続き3度目。脚本は、『八日目の蝉』などのヒット作を手掛け、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』などで東京アニメアワード個人賞(脚本賞)を受賞した奥寺佐渡子が手掛ける。撮影は、今月3月からスタートし、6月クランクアップ予定。公開は来年2025年を予定している。左より)吉田修一(原作)、李相日監督■吉田修一(原作)コメント『悪人』『怒り』、そして『国宝』へ。夢が叶う。三たび、信頼する李相日監督に自作を預けられる喜びにあふれている。そしてもうひとつ、夢が叶う。『国宝』執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女方・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて。■李相日(監督)芸に身を捧げ、人生を翻弄される多彩な登場人物たちが織りなす豪華絢爛な歌舞伎の世界観。吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟“に要した年月です。決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです。数多ある困難を超えた先に拡がる未知の世界に、関係者一同胸昂る思いです。■吉沢亮吉田修一先生×李相日監督の3作目。『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何も出来なかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようも無い昂まりと悔しさ。そして『国宝』では当事者としてなにを思うのでしょう。稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です。<作品情報>『国宝』2025年公開
2024年03月05日ユネスコの世界遺産に登録されている平泉の文化遺産のシンボルでもある国宝・中尊寺金色堂。その建立900年を記念して、堂内の中央須弥壇に安置された国宝の仏像11体をすべて初めて寺外で拝観できる特別展が、上野の東京国立博物館の本館特別5室で、1月23日(火)から4月14日(日)まで開催される。中尊寺金色堂は、平安時代後期の1124年、奥州藤原氏の初代・藤原清衡(ふじわらのきよひら)によって建立された東北地方現存最古の建造物。建物の内外を金色に飾り、螺鈿蒔絵(らでんまきえ)の漆工技法を駆使した装飾が施された絢爛豪華なその姿は、まさにこの世の「極楽浄土」を思わせるものだ。美の限りを尽くし、藤原氏の栄華と篤い信仰を伝える金色堂はまた、一族が今なお眠る聖地でもある。堂内には3つの須弥壇が設けられており、それぞれの内部に置かれた棺に今も藤原氏の4人の遺体が納められているのだ。なかでも、最も重要とされる中央壇内部の棺には、建立者の藤原清衡が眠っているとされており、中央の阿弥陀三尊像は、清衡による創建当初から安置されていた可能性が高い特に重要な仏像となっている。今回はこの三尊像に加え、6体の地蔵菩薩立像、そして躍動感あふれる二天像が一堂に会するとともに、かつて金色堂内を荘厳していた華鬘(けまん)などの堂内具や中尊寺経などの国宝も展観される。平泉にある実際の金色堂は、保存の観点から外部を「金色堂覆堂」でおおわれ、また堂内の仏像もガラス越しに拝観するかたちをとっている。今回の展覧会の大きな見どころは、仏像11体を直接拝観できると同時に、最新の8K画像データを活用した超高精細CG(8KCG)によって、幅約7メートルの大型ディスプレイ上に原寸大で再現された金色堂と堂内空間を体験できることだ。900年にわたって祈りが捧げられてきた黄金に輝く空間を、迫力ある美しい映像で体感できる同展は、まさに「上野に金色堂がやってくる」といっても過言ではないとか。ぜひ、この機会に、奥州藤原氏が仏の教えによる平和な世界を築くために造立した中尊寺の、この世の「極楽浄土」を目のあたりにしたい。<開催概要>建立900年 特別展『中尊寺金色堂』会期: 1月23日(火)~4月14日(日)会場:東京国立博物館本館特別5室時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(2月12日、3月25日は開館)、2月13日(火)料金:一般1,600円、大学900円、高校600円公式サイト:チケット情報:
2024年01月18日12月22日発売のViVi2月号にて「国宝級イケメンランキング 2023年 下半期」の結果が発表されました。■NOW部門はFANTASTICSの八木勇征がトップにNOW部門の1位は、映画「劇場版 美しい彼~eternal~」でW主演をつとめた八木勇征(FANTASTICS)さん。国内外から多数の票を獲得し、前回の2位からのランクアップとなりました。初の首位となった喜びを語るインタビューを同誌にて公開するほか、受賞をお知らせした際のサプライズ動画も近日公開予定とのことです。NEXT部門(22歳以下が対象)の1位には、ドラマ「ワンルームエンジェル」にて天使役として初主演をつとめた西村拓哉(Lil かんさい)さんがランクインしています。同誌のインタビューでは、ランキングに込めた思いなどを語っています。ADULT部門(30歳以上が対象)では、CMやバラエティ、ドラマ、雑誌の表紙などで活躍する渡辺翔太(Snow Man)さんが1位となりました。同誌のインタビューでは、今後の目標やメンバーのイケメンエピソードなどを語っています。同誌では、NOW部門、NEXT部門にランクインされた方のピックアップ・インタビューと撮り下ろしも掲載。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。(C)講談社 ViVi2024年2月号(フォルサ)
2023年12月30日2.5次元俳優の中でも『国宝級の横顔』と話題の阿部快征がデジタル写真集を発売。12月1日(金)より、秋田書店にて販売を開始!国宝級と言われる美しい横顔が話題を呼んでいます。阿部快征デジタル写真集 『COLORS』阿部快征デジタル写真集 『COLORS』2013年のジュノンスーパーボーイコンテストにてフォトジェニック賞を受賞し、以降2015年より2.5次元舞台をメインに活動しています。SQSシリーズも含め出演舞台総数50本以上にも出演しているなどキャリアの持ち主。撮影は商店街を食べ歩きしたり、公園のベンチで休んだり、はたまた自宅でコーヒーを飲んだり、窓辺でひなたぼっこをしたりとまるで恋人と何気ない一日を過ごしているようなシチュエーションで敢行。ファンにとっては彼女目線で楽しめるようなドキドキする写真が満載されています。花柄のシャツを着たセクシーなショットでは潤んだ瞳に惹き込まれ、屋上で夕焼けをバックに少し儚げにたたずむようなショットでは、『国宝級の横顔』と言われる美しい表情を堪能することができ、非常に満足のいく作品となっています。12月7日(木)まで舞台「鬼人の影法師」、1月には2.5次元ライブ「S.Q.S Episode10」『月野奇譚 太極伝奇 -干戈騒乱-』が控え、2023年12月31日には、「NEW YEAR BRIDGE LIVE featuring MNOP Fes」「KAIWAしま祥」2つのイベントにも参加予定。今後の活動から目が離せません。◆阿部快征あべ・かいせい1996年5月22日生まれ 宮城県出身X(旧:Twitter): ファンクラブ : HP : ◆デジタル写真集タイトル:阿部快征デジタル写真集 『COLORS』発売日 :2023年12月1日(金)発売 :秋田書店価格 :本体1,700円+税撮影 :篠田直人◆販売ページ URL 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月05日自然が豊かで、風光明媚な水の都と城下町「松江」「国宝松江城マラソン2023」は、2023年12月3日(日)に島根県松江市で開催します。同大会は、エントリー期間を2023年10月10日(火)まで延長となりました。「急に予定が空いたからフルマラソンに参加したい」と思った貴方にお勧めしたい大会です。開催概要会場は、松江市総合体育館大アリーナ、種目は、フルマラソン(公認コース)とファンラン4.5km、参加費は、フルマラソンが13,500円、ファンランが4,000円、受け付けは、大会前日の12 月 2 日(土)9時~19時30分です。アスリートビブス・参加賞などは、前日の受付時に配布になります。爽やかで気持ちの良いコースコースは、松江市総合体育館前スタートし、国宝松江城、 宍道湖大橋、くにびき大橋牡丹と高麗人参で有名な大根島と進み、べた踏み坂(江島大橋)左に見ながら、フィニッシュの松江市総合体育館に向けて走ります。基本的に平坦なコースですが、10km過ぎと35km過ぎの2カ所に高低差30mほどのアップダウンがあり、このアップダウンがレースのカギとなります。(画像は公式サイトより)【参考】※「国宝松江城マラソン」の公式サイト
2023年10月03日■前回のあらすじ合コンでは素敵な男性から名刺を受け取るも、シズカから意味深な一言を告げられ、恋を諦めるサト子。しかし彼女には日々のストレスを解消できる趣味があったのでした。■マイナスイオンはイケメンから…!?■ウィキ男と一緒にあらわれたのは…!ウィキ男のヤバすぎる彼女にドン引きのサト子。しかし後々、彼女の異様な行動の謎が解かれるのでした。次回に続く「国宝級美女との共存はけっこうシンドイ」(全19話)は22時更新!
2023年09月03日■友人である国宝級の美女・シズカ■同性からの人気も絶大何の取り柄もない自分をこんな美女が気に入ってくれて、友達になれたことがうれしかったサト子。しかしシズカとの日常はサト子のしもべ気質を刺激することになるのでした。次回に続く「国宝級美女との共存はけっこうシンドイ」(全19話)は22時更新!
2023年08月31日女優でアートナビゲーターの西条美咲氏が提起。日本で最も歴史のある東京国立博物館が「国宝を守る予算が足りない」と文藝春秋に緊急寄稿したことが話題に。常設展の入場料で私たちの国宝を守ることができるのか?SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は2023年7月6日、新イシュー「【このままでは国宝を守れない】国立博物館の常設展の料金はどうあるべきか?」についてSurfvoteで意見投票を開始しました。 最も歴史のある博物館が予算確保の危機に世界の国々と比較すると、日本の文化予算(文化芸術の海外発信や文化財保護などに使われる予算)はとても低いと言われています。具体的には、2023年度は1077億円で、2022年度に比べ1億円(0.1パーセント)の増額、この10年間の増加率は14%であるのに対し、韓国は日本の約3倍の予算額、同じ期間で129%の増加となっています。これに警笛を鳴らすのがSurfvoteオーサーの西条美咲さんです。西条さんは、女優としても活躍しながら美術検定1級を持っており、プライベートでも年間100以上の展示会に足を運ぶアートナビゲーターです。日本で最も歴史のある東京国立博物館が、予算確保の困難から文化財購入・修理費などの予算の一部をカット。この状況から西条さんは、予算確保の1つとして、私たちの国宝を守るために、博物館の入場料がどうあるべきなのか?ユーザーに問いかけています。Surfvoteでは9月30日までこのイシュー(課題)について投票を募集しています。問題提起いただいたオーサー 西条美咲氏京都府出身同志社女子大学卒業。 美術検定1級。アートナビゲーター。 年間100以上の展示会に足を運ぶ美術好き。趣味で油絵を描き、世界絵画大賞に入選。 女優としては、谷崎潤一郎原作「白日夢」で映画デビュー。上海万博日本館オープニングで手妻とコラボで日本人形役を演じる。自身がプロデュースして人形になった写真集「人形鏡」「DOLL BRIDE」がある。 他、多数の舞台で主演を務める。Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月07日重要文化財であった遠軽町の白滝遺跡群の出土品が6月27日に、文部科学省告示により国宝に指定となりました。後期旧石器時代(約3万年前~1万5千年前)のものとしては、質量ともに国内では群を抜き、世界的な価値を持つと専門家からも高い評価を受けています。白滝遺跡群の出土品が重要文化財から国宝への格上げまで足かけ12年。旧石器時代の遺物が国宝に指定されるのは初めてで、国宝の中で最古となります。北海道内の国宝指定は2007年の中空土偶(函館市)に続く2件目で、オホーツクでは初となります。大形尖頭器国宝「北海道白滝遺跡群出土品」の代表的な石器photo by M.Sato【ポイント】◎石器群や接合資料から石器製作技術の変遷が確認できる◎黒曜石原産地における原石の搬入や石器の搬出により当時の人類の活動がわかる◎白滝産黒曜石の分布から人の移動や流通を知る手がかりとなる2023年6月27日、文部科学省告示により北海道のオホーツク、遠軽町・白滝遺跡群の出土品が国宝指定されることが決定しました。白滝遺跡群出土品の多くは遠軽町白滝地域の北部にそびえる赤石山(標高1,147メートル)一帯で採取された黒曜石を素材として、これまで約760万点の石器や破片が出土し、このうち1,965点が国宝指定されました。今回、高い評価を得たのは、その資料の豊富さです。発掘調査の成果から、旧石器時代の石器製作技術の変遷や生活の様子、さらに白滝産黒曜石はサハリンから東北地方にまで分布していることから当時の人の行動範囲を裏付けるものとして重要な役割を担っています。これらの出土品は、遠軽町白滝にある「遠軽町埋蔵文化財センター」で常設展示しています。センターでは、本物の黒曜石から世界に1つだけの石器(やり先)を作る、ものづくり体験も実施中。予約なしで、学芸員や専門のスタッフが指導しますので、いつもでも気軽に楽しく安全に体験できます。【黒曜石とは】約220万年前の火山活動によって噴出したマグマが急速に冷え固まった火山岩です。黒く輝くさまは、別名「天然ガラス」と呼ばれるほど美しく、割っただけで鋭い刃物になるため、旧石器時代や縄文時代など金属器が普及するまでは、様々な道具の主要な材料でした。遠軽町白滝地域の赤石山は、国内最大級の黒曜石産地であり、いくつもの黒曜石露頭が確認されています。露頭では大形の黒曜石の原石を入手することができます。特に旧石器時代には大形石器を製作する傾向にあることから、良質な黒曜石を求めて赤石山の山頂部まで入っていたと考えられます。【遠軽町埋蔵文化財センターのご案内】〒099-0111 北海道紋別郡遠軽町白滝138-1 白滝総合支所内TEL:0158-48-2020●開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)●休館日/夏期(5月~10月) :無休冬期(11月~翌4月):土・日・祝日、年末年始(12/31~1/5まで)休館日●埋蔵文化財センター入館料(2階)【常設展示室】 :一般320円(*団体260円)、高校生以下160円(団体130円)*団体料金は10名以上から適用となります。*未就学児は無料です。*高校生以下とは、小学生、中学生、高校生をいいます。【年間パスポート】:一般1,050円、高校生以下530円*発行日から1年間有効です*体験学習室使用料も適用となります●学芸員による展示解説【常設展示室】:無料*埋蔵文化財センターには、考古学専門の学芸員が常駐しています。展示室の解説をご希望の方はお気軽にお声かけください。【一般の問い合わせ先】一般社団法人えんがる町観光協会〒099-0414 北海道紋別郡遠軽町南町3丁目事務局長 小林 昌樹(こばやし まさき)TEL/FAX : 0158-42-8360e-mail : niji@engaru-kankou.jp お問い合わせ日時: 平日9時~17時 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月28日初心者におすすめ「国宝松江城マラソン2023」は、2023年12月3日(日)に島根県松江市で開催されます。大会では、松江市街地や宍道湖、中海沿いを駆け抜け、ゴールを目指します。フルマラソンの制限時間は号砲から6時間、定員が4,000人のスタートなのでタイムロスも少なく、初心者ランナーにも参加しやすい大会です。開催概要受付会場は松江市総合体育館大アリーナ。種目はマラソン(42.195 km)とファンラン(4.5km)。参加費はマラソンが13,500円、ファンランが4,000円です。参加賞はマラソンが大会オリジナル長袖Tシャツとポリバック、ファンランが大会オリジナルのトートバックポリバックが貰えます。制限時間内に完走された選手には、フルマラソンが完走証と完走記念品(大判タオル)、ファンランには完走証が当日に貰えます。コースはフラットで走りやすいマラソンコースは、松江市総合体育館前を発着地点とて、国宝松江城前、宍道湖、中海沿いを駆け抜けゴールを目指します。前半と後半にアップダウンがありますが、ほぼ平坦で走りやすいコースです。(画像は公式サイトより)【参考】※「国宝松江城マラソン2023」の公式サイト
2023年06月25日ジャングルポケット・斉藤慎二さんの妻でありタレントの瀬戸サオリさんが、自身のInstagramで長男を公開しました。整った顔立ちで、すでにイケメン! この投稿をInstagramで見る 瀬戸サオリ(@seto_saori)がシェアした投稿 「我が家の宝の息子」「あっっっと言う間に大きくなったなぁ…」とメッセージが添えられて投稿された写真には、まつげが長くてクリクリおめめの男のコ。イヤホンで何か映像を見ているのか、集中している姿がまたかわいい!それを見たファンからは、「ハーフかと思うくらいまつ毛が長くて、目鼻立ち整ってて可愛過ぎますねー」「国宝級の可愛さです」「めちゃくちゃ美男子さん」「顔立ち綺麗な息子さん」「大きくなったら旦那様に似そう」などのコメントが寄せられています。今年から幼稚園に入園した息子さん。ママの瀬戸さんは「素敵な幼稚園の環境の中で沢山のお友達と思い出を作ってほしいな~」と気持ちを綴っています。幼稚園生活にまつわる投稿も楽しみ!あわせて読みたい🌈「日本の誇り」“履いてる”とにかく明るい安村さん、ブリテンズゴットタレント出演で大反響
2023年05月08日2023年4月15日(土)より、根津美術館では、特別展『国宝・燕子花図屏風―光琳の生きた時代 1658-1716―』を開催する。尾形光琳の描いた《燕子花図屛風》といえば、根津美術館はもちろん、日本が誇る江戸絵画の傑作。総金地に色鮮やかな燕子花の群生が、リズミカルに配置された作品は、光琳が到達した最初の芸術的頂点と言われている。《燕子花図屛風》を紹介する同展は、館の庭園で本物のカキツバタが咲くこの時期に開催されるほぼ毎年恒例の展覧会だが、今回は、同作を中心に、光琳が生きた1658年から1716年までの様々な芸術の諸相に注目する。江戸時代中期、約100年前に俵屋宗達と本阿弥光悦が創始した装飾的でデザイン性あふれる琳派の芸術を発見し、独自に洗練させて後の世に伝えた尾形光琳。実は、彼が40代半ばで《燕子花図屛風》を描いたこの時期は、近世の芸術文化が宮廷や幕府に主導された時代から円山応挙や伊藤若冲ら民間出身の個性派画家が活躍していこうとする移行期にあたる。そんな時代背景を念頭に、光琳が京都の高級呉服商に生まれて間もない頃、幕府御用絵師の狩野探幽が60歳の時に描いた《両帝図屛風》や、光琳が画家を目指した頃に宮廷周辺で流行っていた草花図、さらに光琳の弟子で、円山応挙が「名手」と認め、光琳の弟・乾山の焼き物の絵付けも行った渡辺始興の作品なども公開。同時に、18世紀前半の京都のトレンドとなっていた室町回帰の風潮や、元禄年間頃の伊勢参りの様子を描いた《伊勢参宮道中図屛風》などで、光琳の生きた時代の息吹を紹介する。なお根津美術館では、5月9日(火)から5月14日(日)、19:00までの夜間開館も行われる。その他の追加催事や、同時開催の展覧会情報は、美術館ホームページで確認を。<開催情報>特別展『国宝・燕子花図屏風―光琳の生きた時代 1658-1716―』会期:2023年4月15日(土)~5月14日(日)会場:根津美術館時間:10:00~17:00、5月9日(火)~5月14日(日)は19:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:オンライン日時指定予約一般1,500円、大高1,200円公式サイト:()
2023年03月27日今年で開館150年を迎えた東京・上野の東京国立博物館。この節目を記念し、特別展『国宝東京国立博物館のすべて』が10月18日(火)より開幕した。12月11日(日)までの間に同館が所蔵する国宝89件全てが公開される。いまから150年前の1872年、湯島聖堂で開催された湯島聖堂博覧会をきっかけとして東京国立博物館は誕生、現在までに約12万件の収蔵品を擁するまでに成長した。なかでも、国宝の所蔵件数は89件と膨大で、ひとつの館が所蔵する国宝としては日本一となっている。同展は、この89件の国宝を、展示期間を細かく分けることですべてを展示するという、150年という節目の年だからこそ実現できた史上初の展覧会だ。展覧会は2部構成。第1部「東京国立博物館の国宝」では、「絵画」、「書跡」、「東洋絵画」、「東洋書跡」、「法隆寺献納宝物」、「考古」、「漆工」、「刀剣」の8つの分野で89件の国宝を公開する。会場に入り、まず目にするのが長谷川等伯が靄に包まれて見え隠れする松林を描いた《松林図屏風》。トーハクでは正月に展示することが多い、人気の国宝だ。国宝 長谷川等伯松林図屛風安土桃山時代・16世紀※展示期間:10月18日(火)〜30日(日)さらに足をすすめると、教科書にも登場している作品が次々と登場する。制作時期が最も新しい国宝絵画として知られる渡辺崋山《鷹見泉石像》もその一つ。隣には、これまた人気の国宝、久住守景《納涼図屏風》が配置され、とても豪華な空間だ。左:国宝 渡辺崋山《鷹見泉石像》天保8年(1837) 右:国宝 久住守景《納涼図屏風》江戸時代(17世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)このほか、狩野永徳の《檜図屛風》は11月1日(火)〜11月27日(日)、岩佐又兵衛の《洛中洛外図屛風(舟木本)》や《地獄草紙》、《餓鬼草紙》は11月15日(火)〜12月11日(日)など、国宝の展示スケジュールは細かく区切られている。お目当ての作品がいつ展示するかを確認して、日時予約制のチケットを購入しよう。「書跡」では奈良時代から鎌倉時代までの日本書籍が展示される。《和歌体十種》は、10世紀の末から11世紀初めに成立した歌論書。本書はその現存最古の写本で、藍と紫の飛雲をすき込んだ薄手の鳥の子紙に、和歌を10体に分類して、それぞれに5首の例歌を仮名で添え、漢文で説明を加えている。国宝《和歌体十種》(部分)平安時代(11世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)また、「東洋書跡」、「東洋絵画」では、後世の書家や画家に大きな影響を与えた作品が展示される。李迪の《紅白芙蓉図》は、朝と夕方でその色や姿を変える芙蓉の朝と夕方の姿を描き分けたものだ。国宝李迪《紅白芙蓉図》南宋時代、慶元3年(1197)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)「法隆寺献納宝物」では、1878年に法隆寺から当時の皇室に収められた国宝を展示する。《竜首水瓶》は聖徳太子ゆかりの宝器の伝承を持つ水瓶。竜の姿をかたどった器には、四頭の有翼馬の文様が配されている。国宝《竜首水瓶》飛鳥時代 7世紀※通期展示「考古」では。古墳時代や奈良時代の国宝を展示する。《埴輪 挂甲の武人》は、当時の武人の姿をかたどっていると言われる。奥:国宝《埴輪 挂甲の武人》古墳時代、6世紀手前:国宝《扁平紐式銅鐸》弥生時代 前2〜前1世紀※いずれも通期展示「漆工」の本阿弥光悦《舟橋蒔絵硯箱》は、山のように盛り上がった蓋を持つ硯箱。金地と鉛板の大胆なコントラストが特徴だ。国宝本阿弥光悦《舟橋蒔絵硯箱》江戸時代(17世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)そして、第一部を締めくくるのが、「刀剣」の展示室だ。東京国立博物館で所蔵する国宝の刀剣、19件を一挙に公開する刀剣ファンにはたまらない空間。刃文や地鉄をしっかり鑑賞できるよう、照明や展示ケースにも工夫を凝らしている。展示替はなく、通期で鑑賞できるのも嬉しい。展示風景 「刀剣」展示室国宝三条宗近《太刀 銘 三条(名物 三日月宗近)》平安時代(10〜12世紀)第2章では、東博150年の歩みを紹介つづく第2部「東京国立博物館の150年」では、東博がどのような150年を歩んでいったのかを追っていく。1872年、150年前に湯島聖堂で開催された博覧会では、名古屋城の金の鯱などを展示。20日間の会期で15万人もの観覧者が博覧会を訪れたという。展示風景より。中央は名古屋城金鯱(レプリカ)明治19年(1886)、博物館は宮内庁の所管となり、「帝室博物館」となった。鳳輦(ほうれん)は天皇が行幸する際に利用する輿型の乗り物。明治天皇が東京への行幸に際して用いられたものだ。展示風景より中央は《鳳輦》江戸時代 19世紀帝室美術館時代、東京国立博物館は自然史資料も展示していた。キリンもその一つであったが、関東大震災後に東京博物館(現 国立科学博物館)などに譲渡されている。キリン剝製標本 明治41年(1908) 国立科学博物館蔵戦後、東京国立博物館として再出発後した東博は以前と変わらずコレクションを増加させている。尾形光琳《風神雷神図屏風》も戦後に東博のコレクションとして加わったものだ。尾形光琳《風神雷神図屏風》江戸時代(18世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)華やかで力強い第1部が注目されがちな同展ではあるが、現在の東博までの道のりを名品でたどった第2部も好奇心を強く掻き立てられる展示となっている。両者の展示をじっくりと見て、国宝の素晴らしさとともに、東博150年の歴史の重みをしっかりと感じよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『国宝東京国立博物館のすべて』10月18日(火)~12月11日(日)、東京国立博物館にて開催※日時指定予約制。会期中展示替えあり
2022年10月24日東京国立博物館で、特別展『国宝東京国立博物館のすべて』が開催中です。本展は、日本で一番多く国宝を所蔵する東京国立博物館(通称:トーハク)が2022年に「創立150年」を迎えたことを記念して開催。全89件の国宝を公開する“トーハク史上初”の展覧会です。プレス内覧会で取材した見どころや会場風景をご紹介します!トーハクのすべてが見られる!国宝《松林図屏風》長谷川等伯筆安土桃山時代16世紀(展示期間:10月18日~10月30日)【女子的アートナビ】vol. 265特別展『国宝東京国立博物館のすべて』では、約12万件もの文化財を所蔵するトーハクのコレクションから、全国宝89件と重要文化財27件、さらに関連資料をあわせた150件を展示。日本で一番歴史の長い博物館として、これまで多くの文化財を保存・公開してきた東京国立博物館の「すべて」を見ることができます。今回のように全国宝89件をひとつの展覧会で見せるのは、トーハク史上初。でも、なぜ今まで実現できなかったのでしょう?本展を担当した東京国立博物館研究員の佐藤寛介さんは、次のように述べました。佐藤さん文化財は、保存と公開を両立させるため、展示期間に制限を設けて数年間のサイクルで少しずつ公開しています。一度にまとめて出すには、数年前から数年先まで調整する必要があるのですが、今回は150年という節目だから実現できました。ただ、絵画と書跡分野を中心に展示替えがあり、作品によっては展示期間が2週間のものもあります。国宝は、常時60件程度は一定して出しており、「いつ来たら損」というのはないのでご安心ください。奇跡の空間!オール国宝の展示室特別展『国宝東京国立博物館のすべて』展示風景では、展示室の様子をご紹介。第1部の空間にあるのは、すべて国宝です!一般的な展覧会では、多くの作品が並ぶなかで1点でも国宝が見られればラッキーという感じなのですが、本展第1部に展示されているのは全部国宝。絵画や書跡、漆工、考古など8つのジャンルから国宝に指定された作品が並び、展示室によっては360度国宝に囲まれる部屋も。まさに奇跡の空間を体験できます。この展覧会の最初の展示室でトップを飾るのが、長谷川等伯の《松林図屏風》。毎年お正月の時期に短期間公開されている国宝で、トーハク所蔵品のなかで一番人気ともいわれる作品です。湿った空気の中に浮かび上がる松林が美しく描かれた本作品は、日本における水墨画の最高傑作のひとつ。10月30日までの限定公開なので、お好きな方はお急ぎください。絵画のジャンルでは、今後も展示替えで狩野永徳や岩佐又兵衛の有名な屛風が登場します。奇跡の書跡と刀剣も…!国宝《古今和歌集(元永本)上帖》平安時代12世紀また、書跡のコーナーも見逃せません。平安時代の優れた能書家の小野道風や藤原行成の美しい書が展示されています。現存最古の《古今和歌集(元永本)上帖》も必見作。当時の装幀のまま完本として残っているのは本作品のみで、これまで尾張徳川家や加賀前田家などの錚々たる方々が所有し、最後は三井家からトーハクに寄贈されました。本作品は、文字だけでなく紙もすごいです。料紙の表には、雲母摺り(きらずり)と呼ばれる技法で美しい文様が施され、裏面には金や銀の箔が散り、とにかく豪華。平安時代から令和の現代まで、これだけの美しい状態で残っていることも奇跡だと思います。特別展『国宝東京国立博物館のすべて』展示風景さらに、「国宝刀剣の間」も見どころのひとつ。トーハクが所蔵する19件の刀剣が集結するというのも史上初の試み。しかも通期展示なので、本展開催中にいつ訪れても貴重な刀剣を見ることができます。「より美しく見せるために展示ケースや照明にもこだわりました。日本刀の美しさをじっくりと見てください」と佐藤研究員も力説していた刀剣ルーム。こちらも、ぜひ現地で実物をご覧ください。なぜかキリンが…!《キリン剝製標本》明治41年(1908)国宝を楽しんだあとは、第2部でトーハクの歴史を体感できます。こちらの展示室に国宝はありませんが、明治から令和までの150年を3期にわけ、各時代に収蔵された重要文化財指定の作品などが展示されています。皇室にゆかりのある品や写楽の浮世絵版画などいろいろありますが、異色なのがキリンの剥製標本。トーハクは、誕生した当時、博物館だけでなく植物園、動物園、図書館の機能も備えた総合博物館を目指し、美術工芸品だけでなく、動植物の標本や剥製も集めて公開していました。展示されているキリンは、1907年、日本にはじめて生きたままやってきて、上野動物園で飼育されていたオスの「ファンジ」。死後、剥製標本にされてトーハクの自然史資料として展示されていました。このキリンなどの自然史資料は、関東大震災後、今の国立科学博物館に譲渡され、やがてトーハクは歴史と美術工芸品をメインとした博物館となりました。国宝をコンプリート!貴重な美術工芸品と、日本初の博物館150年の歴史を体感できる展覧会は12月11日まで開催しています。ぜひ何度か足を運んで、89件の国宝すべてをコンプリートしてみてください!Information会期:~12月11日(日)休館日:月曜日会場:東京国立博物館平成館開館時間:9時30分~17時00分※金曜・土曜日は20時00分まで開館(総合文化展は17時00分閉館)※最新情報などの詳細は展覧会公式HPをご覧ください観覧料:一般 ¥2,000、大学生 ¥1,200、高校生¥900※日時指定予約制
2022年10月23日東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」の音声ガイドナビゲーターを担当した俳優の吉沢亮が、初日の18日、東京国立博物館を訪れ、取材に応じた。10月18日から12月11日まで開催される同展では、150年の間に積み重ねられた約12万件という膨大な所蔵品の中から、国宝89件すべてを含む名品(会期中展示替えあり)と、明治から令和にいたる150年の歩みを物語る関連資料を通して、東京国立博物館の全貌を紹介する。同展の音声ナビゲーターを務めた吉沢は「本当に僕なんかでいいのかって。ここに来てより、本当に僕で大丈夫ですかっていう感じが強いですが、東博の中に僕がやらせていただいた大河の渋沢栄一さんが深く関わっているものもあって、そういうご縁なのかなと。とりあえず僕の声が邪魔してなければいいなと思います」と恐縮気味。初日に利用している人が多かったと聞くと、「よかったです」と笑顔を見せた。取材会の前に同展を見学。「圧巻でした。教科書だったり、画像として見ていたものを間近で見て、こんな迫力がすごいのだと。一個一個の歴史を聞いても、それが出来上がるまでの経緯だったり、すごく楽しかったです」と述べた。印象に残った作品を聞かれると、「刀のエリアに入った瞬間、鳥肌立って、美しさと危うさに魅了されました」と国宝の刀剣19振りを挙げ、また、松林図屏風について「基本的には黒しか使ってないわけですが、黒の強弱や余白だったり、遠くから見ると奥行のある柔らかい絵に見えますが、近くで見ると荒々しく描いてあったり、すごっ! 欲しい! と思っちゃいました(笑)。家にあったらめっちゃかっこいなと。素晴らしい作品を見させていただきました」と語った。取材会は「風神雷神図屏風」の前で実施。「かっこいいです。黒の使い方に目が行きますよね。存在感も際立つし、濃く塗っているところと薄く塗っているところのグラデーションというか、オシャレだなと思います」とじっくりと眺めていた。また、展示されている埴輪を見て気づいたことがあったという。「埴輪は600年とかの話で、その頃は文字とかもないですが、埴輪を見ると戦国時代と変わらないぐらいの武装をしている。品質的な部分はわからないですけど、見た目的な部分は、刀を持って、弓や槍を持って、この頃から武装をしていたんだなと。すごい面白いですよね」と話した。名品の数々にすっかり魅了されている様子だった吉沢。プライベートで訪れたら説明パネルをじっくり読みたいと言い、「どういう経緯なのか、誰が見つけてとか、時代背景が見えてくるとより深い部分が知れるのかなと思いますし、楽しみ方も変わってくるのかなと思います」と語っていた。
2022年10月18日東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」の音声ガイドナビゲーターを担当した俳優の吉沢亮が、初日の18日、東京国立博物館を訪れ、取材に応じた。10月18日から12月11日まで開催される同展では、150年の間に積み重ねられた約12万件という膨大な所蔵品の中から、国宝89件すべてを含む名品(会期中展示替えあり)と、明治から令和にいたる150年の歩みを物語る関連資料を通して、東京国立博物館の全貌を紹介する。同展の音声ナビゲーターを務めた吉沢は、「本当に僕なんかでいいのかって。ここに来てより、本当に僕で大丈夫ですかっていう感じが強いですが、東博の中に僕がやらせていただいた大河の渋沢栄一さんが深く関わっているものもあって、そういうご縁なのかなと。とりあえず僕の声が邪魔してなければいいなと思います」と恐縮気味。初日に利用している人が多かったと聞くと、「よかったです」と笑顔を見せた。収録の際に意識したことを聞かれると、「そんなにテンション低すぎてもあれかなとは思いつつ、ゆっくり見たいと思うし、落ち着いたテンションでやらなきゃなというのは心がけていました」と説明。自身の音声ガイドはまだしっかりは聞いていないということだったが、「ヘアメイクさんが聞いているのが漏れていたくらいですが、そんなに邪魔はしてないのかなという若干の安心感はありました」と安堵していた。“国宝級イケメン”とも称されている吉沢。国宝と並んだ感想を聞かれると「おこがましいです」と笑い、「でも、うれしいです。こんな国宝を見られる機会、しかもそれの声をやらせていただくのは、なかなか経験できないことだと思うし、僕も全然歴史に詳しいわけではないですけど、時代背景を深く知りたいという欲が生まれます」と語った。
2022年10月18日2022年に創立150周年を迎えた東京・上野の東京国立博物館で、10月18日(火)から12月11日(日)まで、所蔵する国宝89件すべてを含む名品と、同館の150年の歴史を物語る関連資料を合わせた大規模な記念展が開催される。美の殿堂・東京国立博物館の全貌にふれるまたとない機会だ。同展の一番の見どころは、やはり国宝89件の展示だろう。現在、国宝に指定されている美術工芸品は全国で902件。そのうちの約1割、89件を所蔵する同館は、日本最大の国宝コレクションを誇る。作品保存の観点から展示替えがあるが、今回は会期中に89点のすべてを展示するという大盤振る舞いで、150年の歴史のなかでも初めての試みだという。考古、絵画、書籍、漆工、法隆寺献納宝物といった多彩な分野から、美術や歴史の教科書によく登場する名高い作品群が一堂に並ぶさまはまさに圧巻だ。なかでも国宝の刀剣全19件は、特別仕様の「国宝刀剣の間」でまとめて紹介される。刃文や地鉄(じがね)の美しさをじっくり鑑賞できるように、特別なデザインや照明の工夫がこらされた空間は、同展ならではのものだ。重要文化財を多く含む名品の数々と関連資料を通じて、明治から令和までの150年の歩みを3期に分けてたどる展示も興味深い。同館の誕生のきっかけとなった150年前の湯島聖堂博覧会や、皇室の宝物を守る美の殿堂として位置づけられた帝室博物館時代を振り返るコーナーでは、当時の展示品による再現展示も行われる。また、帝室博物館時代には、自然史を扱う天産部もあったことから、その資料として展示されていたキリンの剥製標本(現・国立科学博物館蔵)の里帰り展示もあり、同館の歴史の奥深さを実感できることだろう。出品総数は、計150件。2021年度に新たに収蔵された金剛力士立像の初のお披露目もある。充実した展示内容と、最新の展示技術を駆使した会場構成を堪能し、東京国立博物館の多彩な魅力を改めて発見したい。国宝《秋冬山水図》(冬景)雪舟等楊筆室町時代15~16世紀(展示期間 : 10月18日~11月13日)国宝《洛中洛外図屛風》(舟木本)左隻岩佐又兵衛筆 江戸時代17世紀(展示期間 : 11月15日~12月11日)国宝《古今和歌集》(元永本)上帖 平安時代12世紀 三井高大氏寄贈(展示期間 : 10月18日~12月11日、会期中頁替えあり)国宝《竜首水瓶》飛鳥時代7世紀【開催概要】東京国立博物館創立150年記念特別展『国宝東京国立博物館のすべて』会期:2022年10月18日(火)~12月11日(日)会場:東京国立博物館平成館時間:9:30~~17:00、金土は18:00まで(総合文化展は17:00閉館)休館日:月曜料金:一般 2,000円、大学1,200円、高校900円※事前予約制(日時指定)公式サイト:
2022年10月03日皇室に代々受け継がれた美術品類を収蔵する宮内庁三の丸尚蔵館から、初めて国宝が指定されたのが昨年7月のこと。その全5件が国宝指定後、初めて公開される展覧会「日本美術をひも解く—皇室、美の玉手箱」が、9月25日まで東京藝術大学大学美術館にて開催中!会場となる東京藝術大学は、明治20年に設立された東京美術学校が前身。初代校長の岡倉天心のもと、宮内省と共同で作品を制作するなど、明治期より皇室とゆかりがある。本展は三の丸尚蔵館収蔵作品を中心に、東京藝術大学のコレクションを合わせた82件が一堂に集結する。作品は「文字」「生き物」「風景」「物語」の4つのテーマに沿って展示され、日本美術の「美の玉手箱」をひも解いてゆく。■国宝『動植綵絵向日葵雄鶏図』伊藤若冲筆/江戸時代・宝暦9年(1759)/宮内庁三の丸尚蔵館蔵/展示期間:8月30日〜9月25日若冲が約10年をかけて描いた30幅の『動植綵絵』は、相国寺から献上。本作をはじめ、『池辺群虫図』ほか計10幅が本展に。■国宝『唐獅子図屏風(右隻)』 狩野永徳筆/桃山時代(16世紀)/宮内庁三の丸尚蔵館蔵/展示期間:〜8月28日桃山芸術の巨匠・永徳だが、実は現存するものは希少。毛利元徳より献上され、今日に伝わる。■国宝『蒙古襲来絵詞(前巻部分)』鎌倉時代(13世紀)/宮内庁三の丸尚蔵館蔵/展示期間:(前巻)〜9月4日、(後巻)9月6日〜9月25日元寇での戦に出陣した、肥後国御家人・竹崎季長を中心に展開する絵巻。視覚的史料価値も高い。また、昨年、愛子さまが熱心に見学された『源氏物語図屏風』も9月4日まで公開。「若紫」「常夏」「蜻蛉(かげろう)」などの場面が描かれている。国宝を含む一部の作品は会期中に展示替え・巻替えが行われるため、1度ならず2度訪れたい、この夏必見の美術展だ。
2022年08月17日新型コロナウイルスの影響で3年ぶり3回目の開催「国宝松江城マラソン」は、島根県松江市で2022年12月に開催されることが決定し、7月26日から受付が始まりました。同大会は2018年から始まり、今回で3回目となります。第1回、2回大会では、全国から多くのマラソンファンが集まり松江市内を力走しました。開催概要について開催日時は2022年12月4日(日)8時30分スタート。種目は42.195km(公認コース)。定員は先着順の5000名とし、参加費は12,500円です。参加選手は、新型コロナウイルスワクチン3回接種証明もしくはPCR検査陰性証明を選手受付で提示が必要です。本人確認用として運転免許証、保険証などの提示もお願いしています。水の都松江の城下町を駆け抜ける大会コースは、松江市総合体育館前を発着点とし、国宝松江城、宍道湖を眺め、宍道湖大橋を渡ります。中海や鳥取の大山の山並みも望めます。後半残り10km過ぎからアップダウンが2つありますが、全体的にほぼ平坦なので気持ちよく走れます。基本的にはフラットで走りやすいので、初フルマラソン参加者から自己ベスト更新を狙う人まで幅広く楽しめる大会です。(画像は大会公式サイトより)【参考】※「国宝松江城マラソン2022」大会公式サイト
2022年08月11日東京国立博物館で特別展『琉球』が開催中です。この展覧会では、金銀や水晶などで飾られた色鮮やかな国宝の冠をはじめ、キラキラ美しいガラス玉の瓶や、神々しい「神猫図」など、貴重なアートや資料が一堂に集結。琉球の歴史と文化を体感できる展示の様子や、おもな見どころをご紹介します!琉球の歴史と文化を体感!【女子的アートナビ】vol. 242沖縄復帰50年記念特別展『琉球』では、琉球王国として独自の歴史と文化をもつ沖縄ゆかりの文化財を過去最大規模で展示。琉球国王尚家400年の貴重な宝物をはじめ、工芸作品や考古遺物、歴史資料など、さまざまな品を見ることができます。さらに、琉球の美と技を今に伝える模造復元作品も展示されています。明治以降、多くの困難を乗り越えてきた琉球・沖縄。その歴史や文化をさまざまな作品で知ることができる展覧会です。研究員さんのおすすめ作品!では、いくつか見どころをピックアップしていきます。まずは、東京国立博物館の研究員さんによるおすすめ作品をご紹介。東洋工芸がご専門の三笠景子さんのおすすめ作品は、重要文化財にもなっている《首里城京の内跡出土陶磁器》です。「京の内」とは、首里城内でもっとも大きな祭祀儀礼の場所。そこから出土した陶磁器は、中国の有名な景徳鎮窯でつくられたもので、ほかの日本の地域では見られないものばかり。かなり貴重な優品とのことです。東洋絵画がご専門の植松瑞希さんのおすすめは、《虎図》。まんまるまなこにふさふさ眉、やわらかそうな足など、愛嬌のある姿が琉球の虎の特徴だそうです。注目ポイントは、寅の額に描かれた「つむじ」。写真ではわからないと思いますので、ぜひ現地で見つけてみてください。ちなみに、筆者が個人的におすすめしたいのは、《虎図》の近くにある《神猫図》。ふさふさした黒い尾をもつ白猫の絵です。神々しいネコさまのお姿に魅入られます!キラキラ&ゴージャス!次にピックアップするのは、キラキラしたまばゆい作品2点。まずは、国宝の《玉冠》(展示は5月15日まで)。国王の正装として用いられたもので、金、銀、珊瑚、水晶、碧玉など計7種類の玉が合計288個もついています。まさにキラキラ&ゴージャス。本作品が飾られている展示室には、ほかにも琉球国王の尚家に伝来した多くの宝物がずらりと並び、すべて国宝に指定されています。これらは、戦前に東京へ移されていたため戦禍を免れたそうです。もうひとつ、美しくまばゆい作品《御玉貫》をご紹介。錫の瓶に、ガラス小玉を麻糸でつづった覆いをかぶせた琉球独特の酒器で、首里城内で行われる祭儀や贈答品として用いられたものです。色彩が本当に鮮やかで、うっとりします。未来への希望を感じるアート最後は、歴史と希望を感じる作品にフォーカス。展示室のなかでもひときわ目立つ彫刻《大龍柱(旧首里城正殿前)》は、戦前、首里城正殿前に設置されていた柱です。本来は、下の部分にとぐろを巻いた姿があったそうですが、沖縄戦で胴体のなかほどから下は失われました。この柱が製作されたのは、1711年と推測されています。「未来へ」と題した最終章では、1992年の首里城再建や、琉球文化の復興と継承のための人々の地道な研究や取り組みを紹介。仁王像や工芸品、衣裳などの模造復元を見ることができます。コラボ企画も!今回ご紹介した作品のほかにも、貴重な衣裳や歴史資料、先史文化を知ることができる土器など多彩な展示品があります。また、沖縄ゆかりの国宝の刀剣と『刀剣乱舞-ONLINE-』とのコラボ企画があったり、サンリオキャラクターズとのコラボグッズがあったりと、さまざまな角度から楽しめます。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。Information会期:~6月26日(日)※休館日は月曜日会場:東京国立博物館平成館開室時間:9時30分~17時00分(入館は閉館の30分前まで)観覧料:一般¥2,100、大学生¥1,300、高校生¥900※最新情報は公式サイトでご確認ください
2022年05月13日2021年12月1日、歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんが、同年11月28日に亡くなっていたことが報じられました。77歳でした。中村さんは、文化功労者、人間国宝としても知られています。テレビ時代劇「鬼平犯科帳」でも人気を博した歌舞伎俳優の中村吉右衛門(なかむら・きちえもん、本名・波野辰次郎=なみの・たつじろう)さんが11月28日、死去した。77歳。産経新聞ーより引用中村さんは、同年1月に東京・歌舞伎座で上演されていた『寿初春大歌舞伎』を体調不良で休演していました。多くの人に愛され、尊敬されていた中村さん。ネットからは、中村さんの旅立ちを惜しむ声が上がっています。・歌舞伎に興味を持ったきっかけをくれたのが、中村さんでした。お悔やみ申し上げます。・『鬼平犯科帳』を楽しく観ていました。さびしいな。・テレビ番組や歌舞伎など、たくさん楽しませてくれてありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2021年12月01日「『国宝級イケメン』といっても、ランキングで1位をとっていないので、どう対応していいかわからないんですよね。でも、このドラマの『顔だけ』というのは、周りが勝手に言っているだけで、遠藤自身が意識していることではないので、そこは気にしないようにしています」目力のあるキリッとした目に、鼻筋の通った高い鼻。“国宝級イケメン”との呼び声も高い神尾楓珠(22)の最新主演ドラマのタイトルはなんと『顔だけ先生』(東海テレビ・フジテレビ系にて10月9日23時40分スタート)。マイペースすぎて“顔だけ”と揶揄される遠藤先生を演じる。過去にテレビ番組で、“国宝級イケメン”と言われるのは苦手だと語っていた神尾。そんな彼に今回、“顔”について話を聞きました!--自分が思う「イケメン」は誰?「木村拓哉さん。イケメンの代名詞みたいな人で、生き方もイケメンだと思います」--自分の顔で好きなところは?「横顔ですかね。Eライン(理想的な横顔のライン)がちゃんとある、って言われるので、正面より横顔のほうがいいのかな(笑)」--顔は父親似?母親似?「父親似ですね。母は薄い顔で、父は濃いので。鼻とかは母親似かな」--教師としての職務より自分の趣味を満喫する遠藤先生。自身との共通点は?「自分の価値観を守って生きているところ。この仕事をしていると、SNSなどでいろいろな意見を受け取ってしまうけれど、それに揺さぶられちゃいけないと思っています。僕は芸能人だから○○をしてはいけない、○○でいなくてはならない、と堅苦しいことを考えるより、一度きりしかない人生を楽しむことのほうが大事だと思っています」そうキッパリ語る神尾楓珠は、“顔だけ”じゃない、骨太な男なのでした。
2021年10月10日奈良県桜井市にある聖林寺が所蔵する国宝≪十一面観音菩薩立像≫を東京で初めて公開する、特別展『国宝 聖林寺十一面観音 ―三輪山信仰のみほとけ』が、 6月22日(火)から9月12日(日)まで東京国立博物館にて開催される。江戸時代まで、法隆寺の国宝≪地蔵菩薩立像≫などとともに同市にある大神神社に所蔵されていた、天平彫刻の名品で日本を代表する仏像のひとつである、国宝≪十一面観音菩薩立像≫。仏教伝来以前の日本では、神は山、滝、岩や樹木等に宿ると信じられ、本殿などの建築や、神の像はつくらず、自然のままの神霊が寄りつくものとして拝んでいた。その形が現在まで続いているのが三輪山を御神体とする大神神社。その大神神社に大神寺(鎌倉時代以降は大御輪寺)が建てられ、仏像が安置されていた。今回の展示では、その優雅な表情、均整のとれた体軀、姿勢、しぐさの美しさを360度さまざまな角度から観ることができる。さらに、国宝≪十一面観音菩薩立像≫のほか、法隆寺にまつられる国宝 ≪地蔵菩薩立像≫、正暦寺≪日光菩薩立像≫、≪月光菩薩立像≫などの仏像、仏教伝来以前の日本の自然信仰を示す三輪山禁足地の出土品などを展示。会場では、大神神社の三ツ鳥居も再現し、三輪山信仰にも迫る。フェノロサや白洲正子といった数多くの作家や芸術家を心酔させたと言われている、国宝≪十一面観音菩薩立像≫の比類ない美しさを目に焼きつけたい。【開催概要】特別展『国宝 聖林寺十一面観音 ―三輪山信仰のみほとけ』会場:東京国立博物館本館特別5室会期:2021年6月22日(火)~9月12日(日)時間:9:30~17:00休館日:月曜(8月9日は開館)展覧会公式サイト: ※2022年2月5日(土)~3月27日(日)奈良国立博物館にて巡回予定
2021年06月16日カエルやウサギなどのキャラクターが超かわいい国宝「鳥獣戯画」。その全巻全場面を一挙に見ることができる注目の展覧会が4月13日、上野の東京国立博物館ではじまりました。会場では絵巻の流れを体感できる“動く歩道”も導入。展示の様子から楽しいグッズまでたっぷりご紹介!(※緊急事態宣言の発令により4月25日から当面の間、東京国立博物館は臨時休館中です)はじめての一挙公開!【女子的アートナビ】vol. 204特別展『国宝鳥獣戯画のすべて』では、日本でもっとも有名な絵巻、国宝「鳥獣戯画」の全4巻全場面を展覧会史上はじめて一挙に公開。これまで行われていた絵巻の巻き替えによる展示替えがなくなり、会期中、通期ですべての場面を見ることができます。「鳥獣戯画」とは今から800年ほど前の平安時代終わりから鎌倉時代のはじめごろにかけて描かれた白描(はくびょう)の絵巻。一般的な絵巻は「絵」と物語の筋や説明を記した「詞書(ことばがき)」で構成されていますが、鳥獣戯画では詞書がないのが特徴のひとつ。擬人化された動物や人間のさまざまな行動が躍動的に表されています。誰がどんな目的で描いたのかなど詳細については謎の部分が多いのですが、この絵巻は京都の高山寺に伝わる宝物で、1952年に国宝指定されています。また、会場では鳥獣戯画の一部が切り離され、掛け軸などに仕立て直された断簡や、原本で失われた場面を記録した模本、さらには高山寺の秘宝も展示。まさに鳥獣戯画のすべてをまとめて楽しめる展覧会です。動く歩道で絵巻体験!本展の目玉は、なんといっても絵巻を一気に見られる点です。2015年に「鳥獣戯画」が公開されたときは前期と後期にわけられて、巻の一部は複製品の展示になっていたのですが、今回は原画ですべてのストーリーを追うことができます。しかも、ウサギやカエルが登場する一番人気の甲巻部分には動く歩道が設置されています!昔の人たちが絵巻をゆっくり開きながら作品を楽しんだのと同じ感覚で、右から左へと流れるように作品を鑑賞できます。動く歩道に乗り、絵巻を一気に見られるのはうれしいのですが、じっくりストーリーを追うことは難しいかもしれません。そこで、本記事では甲巻の名場面をピックアップしてご紹介します!鼻つまみダイブ!まずはサルとウサギたちが水遊びしている名場面をチェック。ここでは、ウサギが背中からダイブする瞬間を描いた部分(画像右上)を見てください。岩の先端に後ろ向きで立ち、右手で鼻をつまみながら今にも水の中に飛び込みそうな雰囲気。実にリアルでかわいいです。カエルとウサギがサルを追いかけている部分も名場面のひとつ。「こら、待て!」と声まで聞こえてきそうなほど生き生きとした描写です。相撲で反則勝ち?!カエルとウサギが相撲をとっている場面もかなり有名です。ウサギを投げ飛ばしたカエルの口元から線が何本か引かれていて、まるでセリフのよう。ちなみに、ウサギを投げ飛ばす前、取っ組み合いの最中にカエルはウサギの耳に思いきりかみついています(上図右端参照)。この反則(?)のあと、弱ったウサギを投げ飛ばしてカエルは勝利。ちょっとズルいですね。鳥獣戯画は詞書がないので、いろいろ想像力を働かせながら見ることができます。絵を見ながらセリフを考えてみても楽しそうですね。本記事では甲巻に注目しましたが、各巻それぞれ見どころがあり、また会場に行くとパネル解説で詳細を知ることもできます。甲巻以外は動く歩道ではないので、解説なども見ながらご自分のペースでご覧になってみてください。また、展覧会の最後では、高山寺を再興した鎌倉時代の僧、明恵(みょうえ)上人の等身大木像や、かわいい子犬の像なども展示。高山寺の名宝を通して、明恵上人の魅力も伝わってきます。グッズも盛りだくさん!ミュージアムショップでは、ウサギやカエルをデザインしたさまざまなグッズが勢ぞろい!バッグやマスキングテープ、お菓子など、どれも味わいがあってかわいいです。グッズ狙いの方はお早めにお出かけください。(※会場ショップで売り切れの場合があります)なお、この展覧会は事前予約制になっています。最新情報は公式サイトでご確認ください。Information※緊急事態宣言の発令により4月25日から当面の間、東京国立博物館は臨時休館中です会期: ~5月30日(日)会場: 東京国立博物館平成館開館時間: 9:00~19:00※総合文化展は9:30~17:00※「鳥獣戯画甲巻」の待機列には18:30分以降はお並びいただけません。休館日:月曜日※ただし、5月3日(月・祝)は開館観覧料: 一般¥2,000、大学生¥1,200、高校生¥900、中学生以下無料
2021年04月30日