小学校では、2学期がスタートしているところも出始めるこの時期。ママたちは子どもの夏休みに関してどう考えているのだろうか。今回は、マイナビニュース会員の中で子を幼稚園や小学校に通わせているママ限定で、子どもの夏休みに関するアンケートを実施した。○子どもの夏休みは憂鬱ですかはい 50.0%いいえ 50.0%○憂鬱な理由は何ですか。・「お昼ご飯も作らなきゃいけないこと」(28歳 / 人材派遣・人材紹介 / 事務系専門職)・「お昼ごはんも一緒なので、毎日3食の準備と食べさせる時間で1日が終わってしまうこと」(28歳 / 学校・教育関連 / 専門職)・「毎日出掛けたがるから」(33歳 / アパレル・繊維 / 販売職・サービス系)・「仕事を休まなくちゃならないこと」(34歳 / 医薬品・化粧品 / 事務系専門職)・「家が片づかない、うるさい、家に子どもと2人でいるとストレスだが、出掛けるとお金を使うことばかり要求されて面倒。まだ幼稚園に通っている年齢なので1人で遊びに出てってくれない。連れて行けとか言うくせに、暑いのが嫌いなのか外に長時間だと不機嫌になる」(33歳 / 小売店 / 販売職・サービス系)憂鬱だと答えたままの多くが、食事の準備をその理由に挙げていた。毎日3食の準備をしてその片づけで1日の大半が終わる……といった回答も。その他、家の中が散らかったり、どこかに行きたいと駄々をこねられたり。こういったママたちは2学期のスタートにほっとしていることだろう。一方、憂鬱ではないと回答したママにその理由を聞くと、「子どもが喜ぶから」「一緒に過ごせるので大切にしたい時間」といった回答が目立った。調査時期: 2015年8月17日~2015年8月25日調査対象: マイナビニュース会員(子を幼稚園や小学校に通わせているママ限定)調査数: 78名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年08月27日成り行きで引き受けた「大人の自由研究」。ラズパイを使って『スズメ激写装置』をつくるというテーマのもと見切り発車でスタートしたが、あっさりと動体検知撮影を実現した。残るは仕上げの部分、起動プロセスの自動化や写真の解像度をどうするか。肝心の被写体が不在のまま、作業は進む。○Motionの設定I氏:「さあ、いよいよ大詰めですね」海上:「環境設定に関してはそうですけど、箱はドリキャスのままですよ?」I氏:「箱とか飾り付けは好みの問題だから、いいんじゃないですかね」海上:「もうチョイ本格的に仕上げたかったんですけど」I氏:「スズメを撮影できれば企画的にはOKかな、と。そこ、押さえてますよね?」海上:「……」I氏:「おいおい……」さて、動体検知撮影システム「Motion」の設定である。まずは、/etc/init.d/motion(Motionの起動時に参照される設定ファイル)をnanoで開き、59行あたりにある「--chuid motion」の部分をDELキーで削除、Control-Xを押して上書き保存しよう。なお、カーソル位置の行番号は、Control-Cを押せば画面下部に表示される。$ sudo nano /etc/init.d/motion次に、Motionをデーモン(システムのバックグラウンドで稼働するプログラム、「サービス」と同義)として作動させるための設定を行う。nanoで「/etc/default/motion」を開き、「start_motion_daemon=no」の「no」の部分を「yes」に書き換え、Control-Xで上書き保存すれば完了だ。$ sudo nano /etc/default/motion続いては、Motionの環境設定を。設定ファイルは「/etc/motion/motion.conf」、これもやはりnanoで開き作業を行う。主要な変更点を表1にまとめたので、参考にしてほしい。行番号はControl-Cをタイプし、画面下に「Line 11/638 (1%)」などと表示される情報から確認できる。肝心の解像度だが、利用するWEBカメラにより設定できる値が異なる。第2回で選定した「iBuffalo BSW32KM04WH」に関していえば、指定した値に近い解像度を適用する仕様のようで、width=800/height=400のとき640×360、width=1200/height=800のとき1280×720、width=1280/height=960のとき1280×720という解像度が適用された。個人的には、動体検知という目的に照らすと640×360か640×480がちょうどいいと考えるが、いかがだろう。$ sudo nano /etc/motion/motion.confこれで「sudo service motion start」を実行すれば、新しい設定でMotionが動作を開始する。ただし、毎回実行するのは手間がかかるため、insservコマンドを利用してシステム起動時に自動実行されるサービスとして登録しておこう。これで、Raspberry Piに電源を投入すれば自動的にMotionが起動し、WEBカメラで動体検知撮影できるようになるはずだ。$ sudo insserv motion$ sudo service motion start○ついにアイツが飛んでくる……大団円なるか?待てど暮らせど来ぬ鳥を……と口ずさみながら待つこと6日。昼夜通して待ち続けると、手持ちぶさたで宵待草ならぬ酔待草になってしまいそうだが、スズメは夜間に行動しない。だから日没後にはシステムをシャットダウンしてベランダから撤退、バッテリーを充電して翌朝に備えるというスケジュールで進行した。それにしても、スズメは来ない。肝心なときにかぎって来ない。8月も残すところ10日となり、このままでは夏休みの自由研究という企画が台無しになってしまう。とはいえ、ベランダに餌を撒いても効果はないし、鳥獣保護法により許可なく野鳥を捕獲することは禁止されているしで、打つ手も尽きた。そんなとき、予想外の出来事が。いればうっとうしいがいなけりゃ寂しい夏の風物詩「セミ」がやってきたのだ。まさに奇跡、いつのまにかカメラに収まっている。企画の目的はあくまでスズメだが、不意にフレームインしてきた物体に反応して自動撮影するという企画趣旨は満たした。セミ、いいじゃないか。いいぞ(「孤独のグルメ」風に)!I氏:「なんか、話がうまくないですかね?」海上:「(ギクッ)」I氏:「壁にとまるのならともかく、床ですからね。それもカメラの前」海上:「(ギクギクッ)」I氏:「動体検知だと、前後の写真も撮影されてますよね。見せてもらえません?」海上:「……」I氏:「なんですか、これ。完全なヤラセじゃないですか!」海上:「黒子が写りこんだとでもいいますか」I氏:「どう見ても、あなたの手じゃないですか!」海上:「でも、手の動きはじゅうぶん動体撮影らしさが出ていますよ」I氏:「セミが動かなきゃ! ひょっとして、手にかけました?]海上:「いや、木にとまった状態で事切れていたセミを連れ帰りました」 ※実話I氏:「しょうがないなあ……でも、なにゆえにセミなんです?」海上:「この企画、今回で終わるじゃないですか」I氏:「ええ。そこそこ話題になったのは救いですよ」海上:「話題になれば続編の可能性もなくはない、と」I氏:「可能性はゼロではないかな」海上:「まだ先がある終了、完全終了ではない終了、と」I氏:「はあ」海上:「……セミ・ファイナル」I氏:「延々続けて、そのオチですか」海上:「いやあ、夏らしい企画でビールがうまい。というわけで皆さん、機会があればまたいつか!」
2015年08月24日成り行きで引き受けた「大人の自由研究」。ラズパイを使って『スズメ激写装置』をつくるというテーマのもと見切り発車でスタートしたが、大方の予想を裏切りとんとん拍子で進行中。そしてついに、WEBカメラを使った動体検知撮影に漕ぎ着けた。○Wi-Fiが途切れる?I氏:「どうなってるんですか!」海上:「はい?」I氏:「Wi-Fi化してからネットワークがすぐ切れると、読者から質問が来ましたよ!」海上:「それね。『8192cu』というドライバで動くWi-Fiアダプタで起きる現象ですよ」I氏:「型番だけ言われたって、普通の人はわかりませんよ!」海上:「『lsmod』コマンドを実行し、8192cuと表示されるかどうかでわかりますよ」I氏:「で、対策は?」海上:「以下のコマンドラインをSSHクライアントにコピペして実行、その後再起動すればOK」echo "options 8192cu rtw_power_mgnt=0 rtw_enusbss=0" | sudo tee /etc/modprobe.d/8192cu.confI氏:「……確かに、通信が途切れなくなったような。なんですか、これ?」海上:「Wi-Fiアダプタのドライバを読み込むとき、USBの省電力機構を無効化するようにしたんですよ」I氏:「じゃあ、消費電力が増えると」海上:「バッテリーのもちに大きく影響するほどではないです。たびたび通信が途切れるよりいいでしょ?」○いよいよWEBカメラを接続RaspbianをインストールしてUSB Wi-Fiアダプタの設定が完了すれば、あとはWEBカメラシステム「Motion」をインストールするだけ。Raspbianはdebian系のLinuxディストリビューションなので、apt-getコマンドを使えばかんたんにインストールできる。結論からいうと、以下の2行をSSHクライアントで実行すれば準備完了だ。$ sudo apt-get update$ sudo apt-get install motion念のため説明しておくと、1行目ではパッケージ情報が保管されているインデックスファイルを更新し、2行目でMotion本体および依存関係にあるパッケージ群をサーバからインストールしている。Motionは「ffmpeg」や「libav-tools」など映像系のプログラムに依存しているため、AにはBが必要で、Bをインストールしようと思ったらCが必要で、CにはDが必要で……といった事態に陥る。apt-getは、そんな依存関係にあるパッケージを芋づる式にインストールしてくれるのだ。なお、ときどき「Do you want to continue [Y/n]?」などと質問されることがあるが、そのときには「Y」と答えればOK。しばらく放置すれば、多数のパッケージが次々インストールされるはずだ。○ファイルを取り出す準備Motionが撮影した静止画/動画は、microSDカードの空き領域に書き込まれる。それを取り出すには、『スズメ激写装置』でファイル共有サービスを動作させておき、WindowsのエクスプローラやMacのファインダーで操作することが近道だ。しかし、『スズメ激写装置』で使うシステム(Raspbian)では、あらかじめファイル共有サービスがインストールされていないため、手動でセットアップしなければならない。利用する共有サービスは、WindowsでもMacでもシステム標準で対応していることを考慮すれば、Samba(Windowsネットワーク互換のOSSファイル共有機能)が妥当だろう。apt-getを使えば、以下の1行を実行するだけでインストールできる。$ sudo apt-get install sambaネットワーク上で共有する領域の準備も必要。「Motion」の初期値では、/tmp/motionディレクトリに静止画/動画を記録するよう設定されているため、「path=/tmp/motion」とパスを記述しておけばOK。sudoと組みあわせてnanoを起動し、Sambaの設定ファイル(/etc/samba/smb.conf)の末尾へ以下のとおり記述をくわえ上書き保存すれば準備完了だ。$ sudo nano /etc/samba/smb.conf(末尾に追加)[share]path=/tmp/motionread only=no1browsable=yesguest ok = yesforce user = pi設定を有効にするには、Sambaの再起動が必要(sudo service samba restart)。さらに、次回以降『スズメ激写装置』を起動したときSambaを自動的にスタートさせるため、起動スクリプトにもひと手間くわえておこう(sudo update-rc.d samba defaults)。$ sudo service samba restart$ sudo update-rc.d samba defaults○『スズメ激写装置』を起動、すると……これでとりあえずの準備は完了、あとはベランダに『スズメ激写装置』を置き、ひたすら待つのみ。利用するWEBカメラ「iBUFFALO BSW32KM04WH」は予想以上に広角なので、適当な方向に向けておけばおそらくだいじょうぶと思う。ただ、この暑さの中、飛んできてくれるかどうか不安なので、ちょっとしたプレゼント(ヒエとかアワとか)を用意してみた。そうそう、肝心の「Motion」の起動を忘れずに。$ sudo motion -n待つこと4時間。時折ファイルブラウザで「Motion」の撮影状況をチェックするが、特に変化なし。ベランダに置いた植物の葉の揺れか太陽が雲に隠れたことかを検知したのか、数枚の静止画が撮影されていたが、どこにもスズメの姿はない。バッテリーを使い切ったのか、通信が途絶えたところで最初の運用テストを終えた。I氏:「来ないじゃないですか!」海上:「そういわれても。動作検知は期待どおりなんですけどね」I氏:「それに、なんですか、あのドリキャスコントローラの箱は」海上:「お目が高い。Pippin@のコントローラの箱もありますよ」I氏:「そうじゃなくて。もうちょっと"らしさ"ってものがあるでしょ?」海上:「ドリキャスのなにがいけないのかと(略)」I氏:「ともかく、解像度の低さとかタイムスタンプの狂いもどうにかしてくださいよ」海上:「次回、シリーズ最終回。『スズメ激写装置』の変貌ぶりにご期待を!」
2015年08月14日自然科学観察研究会は8月12日、いまどきの小学生の「夏休みの自由研究」事情や「自然との触れ合い」についてのアンケート調査結果を発表した。調査は7月28日~31日、小学生の子どもを持つ母親600人を対象にインターネット上で行われた。「夏休みの宿題として『自由研究』は出されましたか?」と聞いたところ、「提出必須の宿題」「選択の一つとして宿題になっている」との回答がそれぞれ全体の3分の1ずつ占めていた。具体的にどのような自由研究に取り組む予定なのか聞くと、「植物観察」(11.9%)が最も多く、「昆虫観察」(6.6%)、「天体観測」(4.9%)、「生物観察(昆虫以外)」(4.9%)が続いていた。2位の昆虫観察に関し、「あなたのお子さんは『昆虫』を触ることができますか?」という質問では、「触ることができる」と回答したのが51.7%。また、「あなたご自身は『昆虫』が好きですか?」と質問したところ、「苦手」と回答したのは67.8%だった。「子どもが、自然と触れ合うことについてどう思いますか?」と質問すると、「大切だと思い、実際にそういう機会を多くつくっている」(40.5%)、「大切だと思うが、そういう機会がない/つくれていない」(55.2%)、「あまり大切だと思わない」(4.3%)という結果になった。
2015年08月13日成り行きで引き受けた「大人の自由研究」。ラズパイでつくる『スズメ激写装置』、一見順調そうに見えるが……さて。今回は、使い勝手を大きく変える「Wi-Fi化」を進める。○まずはWi-Fiの設定をうだるような暑さの昼下がり、編集部I氏から電話がかかってきた。そこまでダメ人間ではないので、ビールは注いでいない。I氏:「またチマチマと環境設定ですか!?」海上:「ハードウェアを絞り込んでいるからラクですよ」 ※:第2回を参照I氏:「コマンドはほどほどに。一般読者には難しすぎるから」海上:「PCからSSHで遠隔操作すれば、コマンド入力もコピペ対応できますよ」I氏:「とはいえ、viやemacsといったエディタでの作業は必要でしょ」海上:「扱いやすいテキストエディタ『nano』がありますから」I氏:「そうなの?」海上:「……座布団全部、って感じですかね」気を取り直して、Wi-Fiの環境設定に進もう。前回、SSHを使い有線LAN経由でリモートログインするところまで説明したが、そのままでは長いEthernetケーブルを引き回さねばならず、ベランダとはいえ屋外利用には不向き。Wi-Fi化すれば自宅のルータ/アクセスポイントだけでなく、スマートフォンをルータ代わりにできるので(テザリングを応用)、屋外へも持ち出せる。なお、第2回で紹介したUSB Wi-Fiアダプタは2.4GHz通信のみ対応するため、電波法に抵触する心配はない。Wi-Fiの設定だが、SSHでリモートログイン後、まずは「ifconfig」コマンドを実行しよう。第2回で紹介したUSB Wi-Fiアダプタであれば、システムの起動とともにモジュール(ドライバ)が読み込まれ、自動的に「wlan0」というネットワークデバイス名で認識されているはず。この確認ができれば、最初の関門はクリアだ。ネットワークデバイスとして認識されていれば、以下のコマンドラインをPCのテキストエディタへコピー&ペーストし、「○○」部分を接続するWi-Fiアクセスポイント名に、「△△△」部分を接続用パスワードにそれぞれ置き換え、さらにそれを端末画面(SSHクライアント)へコピー&ペーストしよう。もちろん直接入力してもいいが、コマンド入力に不慣れな場合は無理をしないほうがいい。これで、Wi-Fiアクセスポイントの設定は完了だ。wpa_passphrase "○○" "△△△" | sudo tee -a /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf続いてはIPアドレスの設定を。現在、家庭で利用されているルータ(兼Wi-Fiアクセスポイント)の多くにはDHCPサーバが用意されており、アクセスポイントに接続したクライアントに対しIPアドレスを貸し与える機能がある。IPアドレスは固定でも構わないのだが、『スズメ激写装置』は接続のつど変わる可能性がある変動型のほうが好都合なのだ。その理由は、冒頭にも挙げた「テザリング」。iOSにしてもAndroid OSにしても、テザリング子機(本稿の場合『スズメ激写装置』)に対しIPアドレスを割り振ってくれるため、変動型のほうが運用はラクなのだ。それに、利用するLinuxディストリビューション「Raspbian」は、AvahiというBonjour互換のIPアドレス自動設定機能がデフォルトで稼働しているため、変動型でも不便はない。というわけで、いよいよ「nano」を使いネットワークの設定ファイルを編集する。ファイルは「/etc/network/interfaces」、これを引数として与え実行すればいい(変更には管理者権限が必要なのでsudoを使う)。初期設定でいろいろ定義されているが、それをすべてクリアしたうえでリスト1の内容をコピー&ペーストしよう。有線LANポートはケーブルを接続しないかぎり使わず、ふだんはUSB WI-Fiアダプタで通信するための設定だ。Control-Xとタイプすると、画面下に「Save modified buffer」と確認のメッセージが表示されるので「y」をタイプし、続いて現れる「File Name to Write: /etc/network/interfaces」ではそのままreturnキーを押せばいい。これで、IPアドレスの設定は完了だ。$ sudo nano /etc/network/interfacesリスト1:/etc/network/interfacesauto loiface lo inet loopbackallow-hotplug eth0iface eth0 inet dhcpallow-hotplug wlan0iface wlan0 inet dhcpwpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confiface default inet dhcp○ついでにテザリングの設定もこれでWi-Fiの設定はひとまず完了。動作確認のためにも、いちどシステムを停止させ、Ethernetケーブルを抜いたうえで(USB Wi-Fiアダプタだけで)起動するかテストしてみよう。システム停止のコマンドは以下のとおり、Raspberry Pi前面の緑色LEDが10回点滅したことを確認のうえ、電源(USB micro-B)ケーブルを引き抜くこと。$ sudo halt次回Raspberry Piの電源をオンにすると(スイッチがないのでケーブルを接続するのだが)、DHCPサーバから貸し出されたIPアドレスがUSB Wi-Fiアダプタに割り当てられ、そのIPアドレス経由でリモートログインできるようになる。ただし、前述したとおり接続のつど変更されることがあるため、OS Xの場合は以下のとおりBonjour名を指定したほうがいい。Bonjour名はiOSのSSHクライアントアプリ「Serverauditor」でも利用できるので、念のため。$ ssh pi@raspberrypi.local最後に、テザリングの設定を。以下のとおり管理者権限でnanoを起動し、リスト2の内容を追加しよう。ssid行にはスマートフォンの名称を、psk行にはテザリングで使うパスワードを入力すればいい。/etc/network/interfacesのときと同じ要領で上書き保存すれば設定完了、次回システムを起動したときには手もとのスマートフォンがWi-Fiアクセスポイント代わりとなる。なお、テザリングを使う場合、Raspberry Piの電源を入れる前にスマートフォン側で受け入れ体制を準備しておくこと。たとえばiPhoneの場合、『設定』の「インターネット共有」画面にあるスイッチを有効にしたうえで、その画面を表示したまま待機していれば確実だ。$ sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confリスト2:/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに追加network={ssid="Shinobu6" ←スマートフォンの名称psk="suzumechan" ←テザリングのパスワードkey_mgmt=WPA-PSK ←暗号化方式}I氏:「なんだかんだ、ここまで順調じゃないですか」海上:「もうWi-Fiで遠隔操作できるし、スマホがあれば外へ持ち出せるし」I氏:「残る課題はカメラのセットアップと動体検知ですかね」海上:「ですね」I氏:「スズメが飛んでこなかったときのオチも考えといてくださいよ」海上:「(泣)」I氏:「これがほんとのスズメの涙とか、そういうオチはいりませんから」海上:「……(バレたか)」
2015年08月11日長い休みを楽しみつつも、水泳教室や補習クラスなどの学校行事や宿題などで意外と忙しい日本の子どもたち。そんな時にちょっと気になるのが、世界の子どもたちの夏休みです。期間はどれくらいで、宿題はあるのかなど、どんな様子なのか覗いてみたいですよね。今回は、フランス、タイ、アルゼンチン、ミャンマーに住む子どもたちの夏休みを紹介します。フランスの子どもの夏休みは、家族全員で1ヵ月バカンス住むエリアによって、夏休みの時期が微妙に異なるフランス。とはいっても8月はほとんどのエリアがお休み。子どもの夏休みに合わせて、親が有給を3~4週間取り、国内を中心にバカンスに出かける家族が普通です。また、フランスでは行政やNGOが積極的に行っているサマーアクティビティー(コロニー・ドゥ・バカンス)が豊富なため、ある程度の年齢になると、子どもだけでコロニーに参加させることも多いようです。海が近い南フランスでは、オプティミストと呼ばれる小さなヨットのクラスや、近くの島に引率の学生と共に2週間ほど渡り、共同生活を送るクラスなどにリーズナブルな料金で参加できます。ちなみに、フランスでは学校から夏休みの宿題が出されることはありませんが、この時期になると、宿題代わりのワークブックが書店に山積みに置かれています。タイでは、3月中旬~5月が夏休み1年中暑いタイでは、「水かけ祭り」で有名な旧正月、ソンクラーンがある4月を挟み、3月の半ば~5月に夏休みを取ります。地域や学校によっても異なりますが、小学校も中学校も宿題はありませんが、学習塾や習い事に通うのがここ数年、流行中のため、夏休みも学習塾に通う子どもも多くなりました。なお、2学期制のタイの学校は、10月にも比較的長い休みがあります。アルゼンチンの子どもたちは、夏休み明けが新年度のはじまり南米、アルゼンチンの夏休みは、12月~3月はじめまでの約3ヵ月間という長期にわたります。夏休みの終わる3月は、南半球では秋にあたる季節。そこから新年度になるため、夏休みには基本的に宿題が出ません。すると、3ヵ月間まったく勉強をしない子どもも多いため、習ったことを忘れる子どもが続出。その結果、新学期が始まると、最初の数週間は前年度の復習期間になるそうです。フランス同様に、子どもを連れてバカンスに行くのがアルゼンチンの家族と過ごす夏休み。長い休みが終わると、ホッと一息つく親御さんも多そうですね。ミャンマーの子どもの夏休みは、帰省して家のお手伝いミャンマーは、タイのお隣の国。こちらも、夏休みはタイ同様に、旧正月がある4月を挟み、3月中旬~6月の始業式まで、約3ヵ月近くあるようです。子どもたちは、近所の子ども同士で路地やそれぞれの家で一緒に遊んだり、両親の田舎に一緒に帰省したり、お母さんの仕事のお手伝いをしたりと、懐かしい昔の日本の夏休みを感じさせる時間を過ごしているようです。国によって異なる夏休み。とはいえ、どの国の事情からも、親が大変そうな様子は透けて見えますね。皆さんは、この夏休みをどのように過ごしていますか?(ライター:徳武加奈子)
2015年08月11日夏休みも始めのうちは、プールに行ったり旅行に行ったり、あちこち出かけることが多いでしょうが、お休みの中盤あたりになってくると出かけるのがおっくうになることも。また、お出かけ先のネタが尽きて、「ママ、明日は何をするの?」と聞いてくるお子さんもいるかもしれません。もちろん、せっかくの夏休み、夏にしか経験できないことを外でめいっぱい遊ぶのもよいですが、夏休みだからこそ、お家の中で楽しめる親子の時間を満喫してみるのもよいのでは。そこで今回は、自宅で親子の時間を楽しめる、簡単アクティビティを5つご紹介します。手作りポップコーン&お気に入りのDVDで、自宅を映画館に映画館に出かけて新作を観るのもいいですが、お気に入りのDVDを用意して、自宅映画館を開演してみるのもよいものです。そうと決まったら、まずは、ポップコーン作りから。電子レンジで温めるだけで簡単にできるポップコーンもありますが、やっぱりおいしいのは、フライパンで作ったポップコーン。ポンポンと弾ける音が楽しく、作り方も意外に簡単です。まずはポップコーン用のとうもろこしを買ってきましょう。ポップコーン用のとうもろこしは、スーパーで売られています。そしたら、大きめのフライパンに油(お好みでバターも)を大さじ1~2程度(作る分量によります)を入れて温めます。とうもろこしを数粒入れて粒がはじけてきたら、ポップコーン作りの適温です。用意してあるすべてのとうもろこしを入れ、フタをして加熱しましょう。とうもろこしが全部弾けたらお好きなフレーバーをつければ出来上がり。大きなボールにポップコーンを入れて、冷たいドリンク、ブランケットやクッションも用意したら、さあ、映画上映の始まりです!!時間のある夏休みだからこそ取り入れたい、お昼寝タイムたっぷりと時間がある夏休みだからこそ、日々の生活に取り入れたいのがお昼寝。お気に入りのアロマを焚き、絵本や本を用意して、リラックスしたお昼寝時間を楽しんでみましょう!もちろん、ママも一緒にお昼寝タイム。1日20分~30分のお昼寝は美容にも健康にも、とってもよいそうですよ。夏休みの自由研究にもぴったり、簡単おやつ作り夏休みはおやつを子どもと一緒に作ってみては? 自分で作ることでおやつの味も数倍おいしくなること間違いなし! 夏休みの自由研究にもなります。ちょっと変わったおすすめのおやつは、「スモア」と呼ばれるスイーツ。アメリカではBBQ時のデザートの定番です。用意する物は、マシュマロ、チョコレート、グラハムクラッカーの3つ。ガスコンロで串に刺したマシュマロを焼いたら、板チョコをのせたグラハムクラッカーに焼いたマシュマロをのっけて、もう一枚のクラッカーで挟み、サンドイッチにして完成です。ほかにもレシピを調べながら、世界各国の楽しいおやつを作ってみるのもいいですね。いつものランチを特別に、お家でピクニック暑い夏に外でピクニックするのは大変ですが、お家の中でピクニック風のランチを楽しむことはできます。大きなランチボックスに、おにぎりやサンドウイッチを用意しましょう。お弁当ができたら、飲み物やデザートも用意して。お気に入りのシートやブランケットを床に敷いたら、インドア・ピクニックタイムのはじまりはじまり。いつものランチがちょっと特別になって、子どもたちも喜んでくれるはずです。家にあるものを使って、アートクラス子どもたちは、絵を描いたり、工作をしたりすることが大好き。ですから、家にあるものを使って学校では体験できないアートクラスを開いてみませんか?たとえば、お父さんのシェービングクリームを使ったシェービングクリームアート。広げたシェービングクリームの上に好きな色の絵の具を混ぜたら、その上に紙を乗せて、色を移しましょう。色鮮やかで個性的な作品ができるので、とってもユニークです。普段の生活の中でちょっと工夫を凝らしたアクティビティを増やして、子どもの創る能力や想像力を伸ばす夏休みにしてみてはいかがでしょうか?
2015年08月10日成り行きで引き受けた「大人の自由研究」。ラズパイを使って『スズメ激写装置』をつくるというテーマは決めたが、さて。今回は、避けては通れぬ「Linuxのインストール」を進めたい。○味気ない作業だけれどマイナビニュースの担当編集から電話がかかってきた。今回はいやな予感があったので、ビールの用意はしていない。I氏:「ひとつ、お願いなんですけど」海上:「はあ」I氏:「Linuxのインストール、工夫して書いてもらえません? それ自体面白くないので」海上:「避けては通れないんですけどね」I氏:「なんか、こう、自動化みたいなことをすれば?」海上:「どのみち、味気ない単純作業になりますよ」I氏:「そこは、ほら、自由研究らしく創意工夫で」海上:「どうにもなりませんって」I氏:「創意工夫で」と、相変わらずの無茶振りだが、確かにいまどきのLinuxのインストールは面白味がない。特にRaspberry Piの場合、ダウンロードしたLinuxのイメージファイルを解凍、microSDカードに書き込むだけの作業で完了してしまう。とはいえ、Linuxの経験が浅いユーザにとってハードルが高い作業ではあるし、避けて通ることは不可能。端折ってしまうと、カメラのセットアップもうまく行かない……。一理あるな、ということで可能なかぎりGUIで事を進めることに決めた。WindowsとOS Xとでは利用するツールが変わってしまうが、利用する「Raspbian」(Raspberry Pi財団推奨のDebain系Linuxディストリビューション)をWEBブラウザでダウンロードしておき、デスクトップに移動しておくという準備作業を完了しておけば、あとはOS X/Windowsそれぞれの項目に分岐してインストールを進められる、という目算だ。なお、microSDカードは書き込み可能な状態にしておくこと。他用途で使用済のmicroSDカードを流用する場合、すべての領域に書き込めないこともあるため、SDカードフォーマッターで初期化しておこう。書き込めないなど問題が生じる場合は、オプション設定で「論理サイズ調整」をオンにしてからフォーマットを実行すること。これは、OS X/Windowsとも同じだ。○OS Xの場合OS Xには「dd」というデバイスからデバイスへ直接データコピーするコマンドが標準装備されているため、イメージファイルを書き込むための専用ツールを用意する必要はない。しかし、ターミナルでコマンドを実行するスタイルを敬遠するユーザが少なくないことから、GUIツールを使うことにした。まず、microSDカードを装着していない状態から以下に示すフリーソフトウェア「Pi Filler」を起動しよう。その後、画面の指示に従いmicroSDカードを装着、書き込むイメージファイル(2015-05-05-raspbian-wheezy.img、ZIPファイルを解凍したもの)を指定しよう。microSDカードが消去される旨を確認するメッセージが表示されたあと、管理者権限行使のためのパスワードを入力し数分待つと、Raspbianの起動ディスクが完成する。Pi Filler○Windowsの場合Windowsでの作業には、「DD for Windows」がお勧めだ。イメージファイルの選択からmicroSDの指定まですべてGUIで処理できるうえ、メッセージやメニューが日本語化されているので操作に戸惑うことがない。管理者として起動することさえ忘れなければ、つまずくことなくRaspbianをインストールできるはずだ。手順はかんたん、起動後に「ファイル選択」ボタンをクリックしてRaspbianのイメージファイル(事前に解凍しておくこと)を、続いて「ディスク選択」ボタンをクリックして対象ディスクにmicroSDを指定し、「<<書込<<」ボタンをクリックすればOK。これで数分ほど待てば、Raspbianの起動ディスクが完成する。なお、書き込む直前には「対象ディスクより小さなイメージファイルが指定されていますが、よろしいですか?」や「ディスクサイズが4GByteを超えています。よろしいですか?」と確認されるが、いずれも「はい」と答えてかまわない。DD for Windows○まずは起動、ただし操作は「SSH」で完成したmicroSDをRaspberry Piのスロットに差し込み、USB micro-Bケーブルをつなげば「Raspbian」が起動する。HDMIポートにディスプレイを、USBポートにキーボードとマウスをつなげば、Linuxマシンとして使えるRaspberry Piの完成だ。しかし、目指すのはあくまで『スズメ激写装置』。キーボードもマウスも不要、撮影用のUSBカメラと遠隔操作用のWi-Fiアダプタさえあればいい。そこで、若干難易度は高いが、最初から「SSHクライアント」を使い遠隔操作することをお勧めしたい。幸いRaspbianはデフォルトでDHCPサーバとSSHサーバが有効なため、ルータ/HUBとEthernetケーブルをつなげばただちにIPアドレスが割り当てられる。SSHで遠隔操作するためには、Raspberry Piに割り当てられたIPアドレスを知る必要があるが、それには「Fing」というスマートフォンアプリが便利だ。同じLANに接続した状態でアプリを起動し、製造者情報欄に「Raspberry Pi Foundation」とある行を見れば、IPアドレスがわかる。遠隔操作の開始は、OS XならばTerminalで「ssh pi@IPアドレス」(ユーザ名は「pi」、パスワードは「raspberry」)を実行すればOK。Windowsならば「RLogin」などの端末アプリケーションを入手しておこう。SSHクライアントはスマートフォン向けにもいくつか公開されているが、iPhone/Android版ともに無償の「Serverauditor」あたりがお勧めだ。I氏:「今回、これだけですか?」海上:「ですね」I氏:「"山"も"落ち"もないじゃないですか!」海上:「Linuxのインストールという大命題をクリアしましたから」I氏:「インストールがひとつの山、そういいたい?」海上:「落ちをつけたいのはやまやまなんですけどね」I氏:「……次回の件で、またすぐ電話しますから(ガチャッ)」海上:「おちおちビールも飲めんな」
2015年08月06日ワコムは、親子でペンタブレットを使いLINEスタンプ作りを体験するワークショップ「親子で楽しむ自由研究"LINEスタンプ作り"にチャレンジ!」を、東京都・渋谷のLINE 渋谷オフィスにて開催した。これは小学4年生から6年生とその保護者を対象としたイベントで、ペンタブレットで自由に描いた絵をスタンプにしようというもの。(※作成後、スタンプの販売にはLINEの審査および承認が必要になる)。会場となったLINEオフィスには多くの参加者が訪れ、和やかな雰囲気の中、夏休みらしく元気な子供たちの笑顔で賑わった。LINEスタンプ担当の渡辺氏によると、現在販売されているスタンプの数は、40点を1セットとしてなんと15万セット以上。日本のみならず世界中でさまざまなスタンプが制作され、使われているという。作成にあたり渡辺氏は「スタンプは会話やコミュニケーションを盛り上げたり、相手に気持ちを伝えやすくするためのツールです。LINEのやりとりの中ではそれ自体を単体で使用するというよりも、会話の返事などに多く使われる傾向があります。それをふまえ、作成する際は単純に「ケーキ」や「鉛筆」など「絵」を描くのではなく、「OK!」「いまいく~!」「えっ?」など、文字(表情)を加えるのがオススメです」とアドバイスした。さらに、「普段自分が交わしている会話を思い出してシチュエーションに合ったスタンプを作ると、よりたくさんの人に使ってもらえると思います」とも語った。40点の一つひとつをいかに魅力のあるもの=「使いやすいもの」にするかが、人気のあるスタンプを作る秘訣となりそうだ。講師はフリーランスとしてデザインやWebサイト制作を行っているイラストレーター・テラダヒデジ氏。自身が飼っているフレンチブルドックをモチーフとした「ブル男はフレンチブルドッグ」というスタンプシリーズが人気のクリエイターだ。今回参加者が行ったのは、あらかじめ用意された既存の写真(フレンチブルドッグのブル男)にレイヤーを重ね、上からペンで画像をなぞっていき、絵を完成させるというもの。線を整えた後に、着彩用のレイヤーを作成、色や文字をのせていくと完成となる。テラダ氏は、「ペンタブレットは老若男女を問わず誰でもすぐに使える、というのが最大の魅力です。今回、子供たちにも『ペンタブレット』という新しい『道具』に触れてもらいましたが、ペンタブレットは子供達が自由に創造性を発展させていくツールとしてたくさんの可能性を秘めていると思います。柔軟な発想で楽しくスタンプをつくってほしいですね」と語った。ワークショップに家族3人で参加した山口さんは、「普段家で液晶ペンタブレットを使っているので興味があり参加しました。自分でもスタンプを販売しているのですが、ペンタブレットで作成したことがなかったので、新しい刺激やヒントになればと思います。子供達も日頃からペンタブでお絵かきを楽しんでいるのでこういう機会があって嬉しいです」と、参加するきっかけなどを話してくれた。そして山口さんの長女、小学3年生のなつほちゃんは「ペンタブレットはレイヤーで色を塗るのが楽しいです。消す時も消しゴムのかすが出ないし綺麗に消えるから気持ちがいい」と笑顔で答えてくれた。今回のワークショップで使用されたのは、コミックイラスト向けソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」が付属した「Intuos comic」。徹底的にイラストやコミックを描きたい人に向いているモデルだ。子供たちは初めてのぺンタブレットに最初はとまっどっていたものの、すぐになじんでスタンプ作成を楽しんでいる様子。参加者の中には夏休みの自由研究でLINEスタンプを作ろうと思ってきた、という家族や「初めてつかったけど、ニンテンドーDSみたいで思っていたより簡単。すごく楽しい」といった声も聞かれ、夏休みのよい思い出作りができたようだった。
2015年08月04日ジャパネットたかたは7月31日、「インターネット限定タイムセール」内にて「夏休みSP」を開始した。開催期間は8月17日18時まで。夏休みSPでは、「夏のボーナスセール」で好評だったエアコンについて、一部期間を延長して特別価格で販売する「ラストチャンス! エアコン大特価」のほか、ソニーの24V型液晶テレビ「BRAVIA KDL-24W600A」などを揃える「夏特価! オススメ商品」や、富士通のノートパソコン「FMV LIFEBOOK AH40/S」や日立アプライアンスのドラム式洗濯乾燥機「BD-S8700」などを紹介する「目玉商品」のコーナーを設ける。また、外観に使用した痕跡がほとんどなく、正常に動作する「ワケあり商品」として、ダイソンのスティック型掃除機「DC45MO」を特別価格で販売。なお、いずれの商品もなくなり次第終了する。
2015年07月31日夏休みの自由研究に最適な、親子で学べる無料体験型イベントを紹介しよう。カシオ計算機の創業者の一人、故・樫尾俊雄氏の旧邸宅(東京都・世田谷区)を改装した「樫尾俊雄発明記念館」にて、特別展示「デジタルってなに?」が7月31日~8月28日の期間限定で開催される。1回あたりの定員は5組、先着順で完全予約制。期間中の8月7日と8月21日には、電卓組み立て教室も実施する。今回、一般公開に先駆けて地元、世田谷区立明正小学校の児童14名と先生たちが招待されたので、その模様を写真でお伝えしよう。詳細は樫尾俊雄発明記念館のWebサイトでご確認いただきたい。庭の樹木を含め830坪、緑豊かな邸宅のエントランスに入ると、吹き抜けに大きなシャンデリア。子供たちがワクワクした笑顔で見学会の開始を待つ。冒頭、カシオ計算機の執行役員で同記念財団の理事長も務める樫尾隆司氏が簡単に挨拶。明正小学校のOBであることが告げられ、和やかな雰囲気でツアーが始まった。いよいよ「発明の部屋」へ移動。発明の部屋には、カシオ兄弟が発明した世界初(1957年)の小型純電気式計算機「14-A」が鎮座する。14-Aは現在の電卓では当たり前の「テンキー」を日本で最初に使った記念すべき製品。子供たちは輝いた目でメモを取っていく。隣接する「数の部屋」では、まず「そろばん」について説明。階段を下り、かつて寝室だったという「時の部屋」へ。ここでは、時計が動く仕組みについて学習。カシオ製の時計が数多く展示され、男子たちはG-SHOCKについて盛り上がる。みんなカッコいい時計が好きなんだ。隣の「音の部屋」では、カシオの電子楽器「カシオトーン201」をはじめ、複数ユニットを組み合わせて使うコンポーネントタイプの電子楽器「シンフォニートロン8000」など多数が展示されている。「創造の部屋」では、最新の電子辞書やデジタルカメラと、昔からの辞書や写真機との比較を体験。以上、全体で約1.5時間の見学が終了。2年生~6年生が参加していたが、みんな興味深く熱心にメモを取りながら見学していた。また、かつては樫尾俊雄氏のご自宅だったこともあり、各所に発明家・樫尾俊雄氏の「息づかい」を感じることができ、見ごたえある内容だった。○電卓組み立て教室続いて「電卓組み立て教室」の体験だ。場所は2階の和室へと移る。まずは完成品の電卓を分解。内部構造を確認したうえで、再び組み立てるという流れだ。電卓組み立て教室では、電卓の仕組みや使い方、さらにマジックまで分かりやすく解説。低学年から高学年まで、全員で楽しみながら学習できた。5組限定と少人数で体験学習できるのも魅力だろう。幼いころ、エジソンに感動して発明家を志し、日本を代表する発明家となった樫尾俊雄氏。「必要は発明の母」ではなく「発明は必要の母」という強い信念を持ち、生涯創造と発明を続けた、まさにその場所。この夏、親子で訪ねてみてはいかがだろうか。
2015年07月30日成り行きで引き受けた「大人の自由研究」。ラズパイを使って『スズメ激写装置』をつくるというテーマは決めたが、さて。実は企画自体も成り行き進行、ポイントを抑えつつも大雑把な流れで研究は進もうとしていた。○必要なパーツを集めようマイナビニュース編集部から電話がかかってきた。これはきっと、ラズパイの件だな。それにしても、なぜ申し合わせたかのようにビールを注いだタイミングで電話をかけてくるのか……I氏:「どうなってるんですか!」海上:「はあ?」I氏:「原稿の件ですよ。読者の記憶に残っているうちに続きを掲載しないと!」海上:「わかりました、わかりましたよ。明日には着手しますから」I氏:「遅い! 最近の学校は、8月中に新学期が始まるんですよ!?」海上:「じゃあなんですか、必要なパーツ集めをいますぐ始めろ、と?」I氏:「この前、通販で一式揃えられるって言っていたじゃないですか。今夜中に注文すれば、明日か明後日には届くでしょ?」海上:「まあそうだけど」I氏:「じゃあ、ヨロシク(ガチャン)」というわけで、夜の夜中に『スズメ激写装置』づくりに必要なパーツ選定を開始。ラズパイの最新型「Raspberry Pi 2 Model B」は当然として、問題は残りのパーツだ。結論から言うと、WEBカメラに「iBUFFALO BSW32KM04WH」、USB Wi-Fiアダプタに「PLANEX GW-USNANO2A」、microSDカードに「SanDisk SDSDQUAN-008G-G4A(海外リテール版)」、ケースやケーブルなど他の品々はあり合わせのものを流用することに。Raspberry Pi 2本体とケースは国内正規代理店のオンラインショップ、WEBカメラなど他の製品はAmazonや楽天で注文した。WEBカメラWEBカメラは、UVC(USB Video Class)に対応した製品を選ぶこと。理由は単純、UVCは多くのOS/カメラアプリケーションでサポートされており、原則ドライバ不要で動作する。Raspberry Pi上で動作するLinuxも例外ではなく、USBポートにカメラの端子を差し込めば認識され、撮影が可能になる。Raspberry Pi対応をうたう製品は(おそらく)存在しないが、UVC対応と記載されていればほぼ確実に動作する。ただし、UVCはカメラ撮影時におけるUSB通信を保証するための規格。扱える動画フォーマットや静止画フォーマットに関する定義はあるが、ホスト側がカメラの性能に追従できるかどうかの保証はなく、オートフォーカスなどの付随機能も動作するとはかぎらない。UVC対応は絶対条件として、画素数やフレームレートなどカメラに搭載されたイメージセンサの性能と、カメラ自体の大きさ/取り回しのよさを基準に製品を選ぶといいだろう。筆者が「iBUFFALO BSW32KM04WH」という製品を選んだ理由だが、UVC対応は当然のこととして(製品WEBページに記載はないが、パッケージには「UVC対応」のシールあり)、スタンドの角度調整やクリップ状に変形できるレイアウトの自由度を考慮した。画素数も320万画素と、スズメの羽毛がくっきり写りそうなレベル。価格も量販店で1,600円程度という水準、CPは申し分ない。USB Wi-FiアダプタRaspberry Pi 2 Model Bには、10/100BASE-TのEthernetポートが1基装備されているが、これは使いたくない。電源(モバイルバッテリー)とつなぐUSB micro-BケーブルとWEBカメラのケーブルは仕方ないとして、USB Wi-Fiアダプタを用意すればEthernetケーブルの取り回しを考えずにすむ。千円ほど出費は増えることになるが、設置場所の自由度は格段に増す。ここでケチってはいけない。USB Wi-Fiアダプタは、ふだん音楽再生用に利用しているRaspberry Piとまったく同じものを購入した。理由は単純、すでに運用していて勝手を知っているからだ。ドライバがRaspbian(『スズメ激写装置』で使う予定のOS)に収録されていることも確認済なので、Wi-Fiアクセスポイントを登録する程度で通信できるようになる。なお、Raspbianには数種類のUSB Wi-Fiアダプタ用ドライバが同梱されているが、そのドライバで稼働するチップのうちRealtek RTL8192CUは「PLANEX GW-USNANO2A」や「I/O DATA WN-G300UA」に、Ralink RT8070は「BUFFALO WLI-UC-GNM」や「Planex GW-USMicroN」に採用されていることを確認している。いずれも親指大の大きさでジャマになりにくいので、今回の自由研究にぴったりといえる。microSDカードどのmicroSDカードでも構わない……ことはないのがRaspberry Piだ。microSDカードは相性問題が多数報告されているため、動作確認が済んだ製品を選ぶことが思わぬトラブルを避ける鉄則といえる。筆者が「SanDisk SDSDQUAN-008G-G4A(海外リテール版)」を選択したのは、こちらのWEBサイト(リンクで動作報告があったことにくわえ、自分自身がすでにオーディオ用途で運用した実績があるからだ。Raspberry Pi 2ではSDHC/SDXCカードも利用できるが、高速規格のUHS-I(Ultra High Speed)には対応していないため、敢えて価格が高いUHS-I対応カードを選ぶ必要はない。ただし、カードのアクセス速度はシステムの起動時間やその後のファイルアクセス、ひいてはシステムパフォーマンスに影響するため、よりスピードクラスが大きいカードを選ぼうmicroSDカードには、2、4、6、10という4段階の速度規格(スピードクラス)があり、数値の大きいほうがより高速にデータアクセスできる。傾向としてClass 4よりは6、6よりは10のほうが高めだが、4GBや8GBといったカード容量であれば価格差はわずかだ。バッテリーバッテリーは、手近にあった「DE-KDD005AA」に決めた。これはどこかで……そう、au/KDDIが2013年秋の対象機種の予約でプレゼントしていたポータブル充電器だ。非売品のため迷ったが、バッテリー容量(2,500mAh)・出力(5V/1A)・ボディカラーいずれも今回の要求スペックを満たしており、大きさ(7×4×2.2cm)と重量(85g)も塩梅なことから、類似製品を買うまでもないと判断したのだ。I氏:「写真見ましたけど、ただつなげただけですかね?」海上:「ですね」I氏:「本当に動くんですよね?」海上:「たぶん」I氏:「たぶんじゃ困るんですよ、たぶんじゃ」海上:「そんなことより、問題はスズメが飛んでくるかどうかで」I氏:「その成り行き任せな性格、ホントどうにかしてくださいよ」海上:「雀百まで踊り忘れず、っていいますからね。あれ? もしもし。もしもーし!」
2015年07月29日人間と同じで、うだるような暑さのもとでは動物たちもフウフウ、ダラダラ、バテバテ。けれど日が落ちて涼しくなってくると、昼間より活動的になることが多いのです。だから、動物園は夜が楽しい! 夏場は開園時間を延長して、動物たちの夜の姿を見せてくれる動物園があります。夕暮れ~夜という、いつもと違うシチュエーションというだけでも俄然、気分が盛り上がるのに、スペシャルイベントやビアホール出現など、さまざまに趣向を凝らした企画で各動物園が歓迎してくれます。バラエティに富んだ貫禄の恒例企画「真夏の夜の動物園」/上野動物園毎年、告知の美しいビジュアルも楽しみな「真夏の夜の動物園」。水面いっぱいに敷き詰められたような蓮の葉が見事な不忍池テラスのオープンビアガーデンでは、ライヴ演奏を聴きながらビールを飲んで、夕涼み。ゾウやキリンの運動場にお邪魔して動物目線を体験してみたり、動物たちのエサのレシピを教えてもらえたり。また、野生動物の保全や繁殖など、動物展示以外の動物園の重要な活動について、現場スタッフによるお話会や、「ナショナルジオグラフィック チャンネル」の野外上映会といったアカデミックな企画も。毎日何かしらイベントがあるそうなので、当日の園内放送も要チェックです。<期間>2015年8月8日(土)~16日(日)9:30~20:00(入園は19:00まで)/月休 ※8/24は臨時開園<アクセス>上野動物園03-3828-5171東京都台東区上野公園9-83JR上野駅から徒歩5分動物ホールで学び系企画が充実「サマーナイト」/多摩動物公園多摩動物公園は、動物をより深く知る学び系のイベントが充実しています。サンセットアカデミーと銘打ち、昆虫教室や講演会、科学映画の上映など、日替わりでイベントを開催。ライオン園の上空を飛ぶ野生のコウモリを観察したり、コウモリの飾りをつけて記念撮影できたりするブースや、モルモットや虫と直接ふれあえるコーナー、旧類人猿舎見学など。葛西臨海水族園から移動水族館もやってくるので、動物園で海のものたちにもふれあえます。<期間>2015年8月1日(土)、2(日)、8(土)、9(日)、13(木)、14(金)、15(土)、16(日)、22(土)、23(日)、29(土)、30(日)9:30~20:00(入園は19:00まで)/水休<アクセス>多摩動物公園042-591-1611東京都日野市程久保7-1-1京王線、多摩モノレール多摩動物公園駅から徒歩1分アフリカンな装いで盛り上げる「ナイトズーラシア」/よこはま動物園ズーラシア例年のナイトズーラシア、今年は4月に全面開園した「アフリカのサバンナ」のチーター、キリン、クロサイなどもお目見えします。サバンナをイメージしたイルミネーションが各所にあしらわれ、夜の情緒を演出。アフリカの装飾を施したころころ広場では、アフリカンフェイスペイントやアフリカ料理などをどうぞ。ナイトアニマルパフォーマンスショーや、ナイトズーラシア特別バージョンの飼育係のとっておきタイム、ズーラシアンブラスのコンサート、馬の餌やり体験など。2箇所のビアガーデンでは、大皿の「おつまみプレート」を大勢でワイワイつつきたい。<期間>2015年8月1日(土)、2(日)、8(土)、9(日)、14(金)、15(土)、16(日)、22(土)、23(日)、29(土)、30(日)9:30~20:30(入園は19:00まで)/火休 ※8/11は臨時開園<アクセス>よこはま動物園ズーラシア045-959-1000横浜市旭区上白根町1175-1相鉄線鶴ヶ峰駅または三ツ境駅、JR横浜線・市営地下鉄横浜駅からバスで15分最後に、ナイト・ズーを楽しむにあたり、いくつか注意が。・動物へのフラッシュ撮影、懐中電灯などライトを照らすのはもちろんNG!・蚊が多い時間帯なので、虫除け持参はおすすめ。ただし、動物たちに配慮して殺虫系は控えましょう。そして昆虫館での使用はもちろん禁止です!・天候や動物の体調により、イベントが中止になる場合があります。横浜では野毛山動物園、金沢動物園でも、ズーラシアと同じ日程で夜の動物園企画を開催予定。仕事帰りや週末ごとにナイト・ズーのハシゴ。今年から、夏の風物詩にいかが?
2015年07月28日ポケモン映画最新作『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神 フーパ』の公開を記念し7月25日から、池袋・サンシャインシティで“夏休みポケモンカーニバルinサンシャインシティ”と題したタイアップイベントがスタート。同日、ゲスト声優の中川翔子、篠原信一、山本美月がサンシャイン水族館で行われたオープニングセレモニーに出席した。“夏休みポケモンカーニバル”イベントの模様昨年末、新たに“ポケモンセンター”がオープンしたサンシャインシティ全館を巻き込んだ謎解きイベントや、同時上映されている短編『ピカチュウとポケモンおんがくたい』との期間限定コラボカフェなど、映画の世界観が体験できる“夏休みポケモンカーニバルinサンシャインシティ”。中川にとっては「思い出だらけの場所」だといい、「大好きなポケモンと夢のコラボが実現するなんて!サンシャインデート、まだあきらめていないですよ」と興奮しきりだった。そんなイベントの目玉が、サンシャイン水族館のアシカとポケモンたちがコラボするパフォーマンス“映画公開記念 ピカチュウ&フーパおでましショー”。オープニングセレモニーには、人気者のアシカ・トットちゃんが駆けつけ、得意の輪投げキャッチを披露した。そんなトットちゃんを「さすがサンシャインの星!」と持ち上げた篠原は、負けじと同じ芸にチャレンジしたが、初めての体験に悪戦苦闘。一方、山本は「まさか、篠原さんに輪を投げる日が来るなんて」と笑顔で話した。映画は“あらゆるものを取り出すことができるリング”を持つポケモンのフーパが大活躍するシリーズ18作目。先週末に全国で封切られ、シリーズ累計動員が7000万人を突破したばかりだ。『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神 フーパ』同時上映『ピカチュウとポケモンおんがくたい』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年07月25日夏休みシーズンが到来したこの時期、伊勢丹新宿店では「夏休み@ISETAN」と題し、館内各所を巡る6つのコースを提案している。コースの中に、ファッションラバーにオススメしたい同店本館2階で開催中のオーダー&カスタマイズ企画「My Couture,My Custom」がある。同プロモーションは、デジタル要素を全面に押し出したカスタマイズ企画に加え、手仕事やオートクチュールによる自分だけのファッションアイテムと出合う機会を百貨店の中で提案したい、と企画されたもの。Fabをしたい人に向けた会員制工房を運営する「Makers’ Base」、手刺繍の作品を手掛ける「SINA SUIEN」、サーフトリップをコンセプトにするファッションブランド「5knot」、アート作品のようなビーズ刺繍を得意とする「Un Nuage by Kyoko Kumoi」などが揃い、様々な角度からモノづくりを愛する人々をサポートする。「Makers’ Base」は、デジタルとアナログを融合したカスタマイズワークショップを展開。顧客がその場で描いた絵を本革などの素材にプリント。スタッフのサポートの元、がま口ポーチ(6,000円)やクラッチバック(8,000円)などを制作することが出来る。「5knot」はヨーロッパなどで探したヴィンテージバッグに、スカーフ、ワッペン、チェーンをセレクトして取り付けるカスタマイズ企画(3万9,000円)を行う。このヴィンテージバッグは、“クラシック”をテーマにした同ブランドの15-16FWコレクションアイテムからのピックアップとなる。また店頭では、「SINA SUIEN」の作家・有木ゆみこが一針一針刺繍をする姿も。イニシャルであれば当日の引き渡しも可能だという。チーフのハンカチ(3,000円)に描かれた同じ鳩でも、一羽ずつ微妙に異なるグラデーションで刺繍されており、手のぬくもりを感じられるアイテムに仕上がっている。同期間、同フロアのリスタイルTOKYOでもTシャツのカスタマイズ企画(1万1,000円から)を展開。とんだ林蘭、「SwimmyAnimalLab」の吉水卓ら5人のイラストレーターによるユニークなデザインが店頭に並ぶ。夏休みの宿題がなくなった大人女子でも、創作欲が湧いてくる夏休み。暑い毎日だからこそ、涼しい館内でカスタマイズ&オーダーメイドで自分だけのアイテムを作ってみてはいかがだろうか。
2015年07月24日樫尾俊雄記念財団は、カシオ計算機の名誉会長である樫尾俊雄氏(故人)が残した発明を世の中に伝えることを目的とした「樫尾俊雄発明記念館」において、小学生向けの夏休み企画展示「デジタルってなに?」を7月31日から8月28日まで開催する。参加費は無料だ。「デジタルってなに?」は、親子で参加できる小学生向けの夏休み特別展示。電卓とそろばん、ストップウオッチと砂時計、書籍の辞書と電子辞書など、実物を比べて体験しながら、デジタルの原理やデジタル化によるメリットを学習できる。期間中、8月7日と8月21日には電卓組み立て教室も実施。参加者全員が電卓の組み立てを体験できる。夏休み特別展示は1日に3回実施し、1回あたりの定員は5組。1組あたり、子どもは2名まで参加できる。保護者の同伴が必要だ。樫尾俊雄発明記念館のWebサイトで予約の申し込みを受け付けている(先着順)。休館日は土曜、日曜、8月13日から8月19日まで。
2015年07月23日夏休みの自由研究で、作りたかったが実現できなかったものがある。それは「電子工作」。モーターによる駆動部があり、スイッチを押すと麦球が光る程度のものだが、いかんせん小遣いが足りなかった。しかしいまは……大人なりに多少の余裕がある。そうだ、いまなら往時を超えるなにかを作れるはずなのだ。○きっかけは一本の電話マイナビニュース編集部から電話がかかってきた。妙だな、急ぎの原稿は昨日送ったはずだけど……電話口は予想どおり担当編集I氏、「いやあ、暑いですね! 夏ですね!」などとのたまっている。いいから早く要件を言ってくれ、キーンと冷えたビールを飲むところなのだから。I氏:「夏といえば!」海上:「はあ?」I氏:「自由研究でしょう!」海上:「ああ、小学生の夏休みの宿題ね」I氏:「なにか作ってみませんか?」海上:「貯金箱とかモーターで動く意味不明物体とか? なんでオッサンの俺が?」I氏:「いやだなあ、とぼけちゃって。アレを使うんですよ、アレを」海上:「アレって?」I氏:「いまが旬のラズパイですよ、ラ・ズ・パ・イ。得意でしょ?」Raspberry Piか。確かに、ここ半年ほど、時間を見つけてはラズパイをイジり倒している。特に、ラズパイをオーディオに活用しようと勝手に命名したプロジェクト「ラズパイ・オーディオ」は、勢い余って電子書籍を出してしまうなど仕事にも影響しはじめた(Amazon Kindleストアで好評発売中!)。だからといって、なぜ夏休みの自由研究なんだ?I氏:「この前、熱く語ってたじゃないですか。いろいろできるって」海上:「そりゃ、まあ。カメラとか計測器とか、周辺機器もいろいろあるし」I氏:「小さくて低消費電力でそこそこパワーがあって、なにより安いですしね」海上:「初期費用はトータルで1万円もあればじゅうぶんかな」I氏:「ほら。自由研究にピッタリじゃないですか。大人の夏休みの自由研究!」海上:「俺に夏休みはないっての」○『スズメ激写装置』を作りたい!という経緯で引き受けてしまった、「ラズパイで大人の夏休みの自由研究」なる珍妙な企画。ラズパイを使うことだけは決まっているものの、最終的になにを作ればいいというのか。オーディオ企画は他誌で進めているから無理で、監視カメラはヒネリがないしそもそも欲しくない。タッチパネルを付けたところで、スマートフォンやタブレットには見た目も操作性も適わないだろう。そこへスズメが1羽飛んできた。ソファーから見えるベランダの床に、ときどき遊びにやってくるかわいいヤツだ。しかしスズメは野性が強く人に慣れない。近くでカメラを構えようものなら、気配を察知して飛び去ってしまうほどだ。まてよ。これだ。目立たない場所にカメラを設置しておき、動体に反応して撮影を開始するようにすればいいのだ。幸い、Linuxには「Motion」というオープンソースのWEBカメラシステムがあり、都合のいいことに動体検知機能を備えている。我が家のベランダに飛んでくる小動物はスズメくらいなものだし、スズメが活動するのは昼間だから光量の心配もいらない。飛んできたスズメに反応して自動的にパシャリ、これですよ。Raspberry Pi向けには、GPIOという40ピンの拡張スロットに接続するタイプのカメラもあるのだが、リボンケーブルなので取り回しが悪くなるし、基盤もレンズ部もむき出しだから後々面倒なことになりそう。USBカメラのほうが安くて取り回しもかんたん、大人だからここは楽をさせてもらいたい。スズメにも反応するんじゃないかな? たぶん。試してないけど。心は少年だから先々のことは気にしない。海上:「てなわけで、『スズメ激写装置』を作りますよ!」I氏:「……もう少し、なんかこう、あるでしょ? グッとくる絵面というものが」海上:「スズメのかわいさたるや(以下略)」I氏:「ああ、もう、わかりましたよ。スズメでいきましょう、スズメで」○そもそも「Raspberry Pi」って?作りたいものはなんとなくわかったけれど、そもそもRaspberry Piって何? 本当にだいじょうぶなの? という声が編集部のある東京・竹橋方面から聞こえてくるので、かんたんに説明しておこう。Raspberry Piは、英国のラズベリーパイ財団が開発および仕様を定義する、ARMアーキテクチャを採用の小型コンピュータ。いわゆるパーソナルコンピュータに求められる機能はカードサイズ(67.6×30mm)の基板にすべて実装されており、4基のUSBポートやGPIOポート(40ピンの入出力端子)で機能を拡張できる。電源はUSB Micro-Bで供給、モバイルバッテリーを使えることがポイントだ。最新モデルは2015年春発売の「Raspberry Pi 2」で、CPUに900MHz/4コアのARM Cortex-A7を採用、メモリはLPDDR2 SDRAM 1GBを積む。初代Raspberry PiはARM 1176JZF-S 700MHz/シングルコア、512MB RAMと、画像処理を任せるには若干心もとない仕様だったが、スマートフォン級の処理性能を持つ最新モデルであれば動体検知や動画撮影も余裕でこなせる。OSにはLinuxを使うつもりだ。間もなくMicrosoftからRaspberry Pi 2対応の「Windows 10 IoT Core」が正式リリースされる予定だが、カメラシステムの管理にGUIは必要ないし、動体検知可能な撮影システムがリリース直後のOSにあるとは思えない。「Motion」を利用できるくLinuxのほうが確実だ。SSHでリモートログインしていくつかコマンドを実行できればそれでじゅうぶん、撮影した静止画/動画はLAN経由で取り出せばいい。さて、次回は『スズメ激写装置』に必要な部品の調達を行う。果たして動きのすばやいスズメを撮影できるのか? 動きの鈍いハムスターあたりでお茶を濁そうとしているのでは? そんな疑念を払拭すべく、諸々検証しながら自由研究を進めていきたい。
2015年07月23日ワコムは、ペンタブレットを使ってLINEスタンプ作りを体験できる「親子で楽しむ自由研究"LINEスタンプ作り"にチャレンジ!」を開催する。対象は小学4年生~6年生の児童とその保護者。開催日時は8月2日(11:00~13:00、14:00~16:00の2回)。会場は東京都・渋谷のLINE 渋谷オフィス(渋谷ヒカリエ内)。参加費は無料(事前申込み制)。同イベントは、実際にLINEスタンプを制作しているイラストレーター・テラダヒデジ氏にLINEスタンプの作り方を教わりながら、親子でパソコンとペンタブレットを使ったスタンプ作りを体験できるワークショップ。参加条件は小学4年生~6年生の子ども(1名~3名)とその保護者1名。参加希望者は、申し込みページより申し込む。定員は、午前の部(11:00~13:00)と午後の部(14:00~16:00)、各回20組ずつ(1組4名まで登録可能)で、応募者多数の場合は抽選となる。なお、講師を務めるテラダヒデジ氏は、フリーランスとしてデザインやWebサイト制作を行うイラストレーター。LINEスタンプ「フレンチブルドッグのブル男」の制作や、犬が背負うバッグパックを扱うブランド「forp」を運営する。
2015年07月16日「花と魚—相模湾大水槽」 ベビーとのお出かけが大変になる暑い日は、室内でゆったり楽しめる水族館がオススメ。この夏は、お魚とアートが融合したスペシャルイベントが多数開催されます! 幻想的な世界観に親子でうっとりしてみませんか。 大きな水槽が光のアートキャンバスにウルトラテクノロジスト集団・チームラボが、江ノ島水族館をデジタルアートで彩るスペシャルイベントを、2015年7月18日(土)より開催。大水槽のあたり一面をプロジェクションして花々が先渡る「花と魚—相模湾大水槽」(上記メイン写真)や、衝撃を受けると光の色を変化させる球体に囲まれた空間「呼応する球体と夜の魚たち」など、ベビーの五感を刺激してくれる幻想的な作品が展示されます。 えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015会場:新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1)期間:2015年7月18日(土)〜2015年12月25日(金)開催時間:17:00〜20:00[17:00から開催するスペシャルイベント](最終入場19:00)休み:不定休入館料:大人¥2,100、高校生¥1,500、小中学生¥1,000、幼児(3歳以上)¥600URL:ペンギンプールに花火が咲いて夏祭り気分 日本最大級の屋内開放型ペンギンプールの底面全体に、花火をイメージした映像をプロジェクションマッピングを用いて投影する、約8分間のショープログラム。色鮮やかでダイナミックな映像の美しさはもちろん、光と遊びたわむれるペンギンたちの愛らしい仕草に、赤ちゃんのテンションも上がりそう! 浴衣や甚平で来場して、親子で夏祭り気分を味わってみるのもおすすめです。 プロジェクションマッピング「ペンギン花火」会場:すみだ水族館(東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F)期間:2015年7月18日(土)〜2015年8月31日(月)開催時間:①16:00〜、②17:00〜、③18:00〜、④19:00〜、⑤20:00〜休み:なし(年中無休)入館料金:大人¥2,050、高校生¥1,500、小中学生¥1,000、幼児(3歳以上)¥600URL:見たいこともない巨大金魚鉢にびっくり! 光や音をまといながら、水の中でゆらゆら泳ぐ金魚がファンタスティックな水中世界を描く「アートアクアリウム展 金魚シリーズ」。日本橋会場での開催は5回目となる今回は、照明・映像・音楽・香りといった最新の演出を用いて、今まで以上に幻想的な空間に。納涼しながら、ベビーと一緒に驚きと感動を感じてみて。 ECO EDO 日本橋「アートアクアリウム2015 〜江戸・金魚の涼〜 & ナイトアクアリウム」会場:日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町5F[エントランス4F])期間:2015年7月10日(金)〜2015年9月23日(水)時間:11:00〜23:30(最終入場23:00・22:00以降は未成年の入場不可)休み:無休入場料(当日):大人¥1,000、子ども(3歳〜小学生)¥600URL:3歳未満ならどのイベントも無料で入場が可能。赤ちゃんと行くなら比較的空いている平日がおすすめです。キラキラした光とお魚のコラボレーションに、赤ちゃんだけでなくママも楽しめること間違いなしです。(TEXT:白崎寛子)
2015年07月10日マルコメはこのほど、味噌の手作りキット「オリジナルみそ手づくりキット」を発売した。○夏休みの自由研究や食育にも商品化の背景にあるのは、味噌がどのように作られているかや、原料を知らない人の増加。また、和食の基本である味噌の魅力や発酵熟成の過程に触れる機会が少なくなっていることがあるという。同商品は、家庭で、子どもでも手軽に味噌づくりに挑戦できるよう、大豆・米・塩や種みそなどの必要な材料や容器をセット。気温25~30℃の、日の当たらない場所で熟成させた場合、仕込みから約1カ月で完成。約1.6kg(みそ汁約100杯分)の味噌が出来上がる。同商品には2種類の冊子が付く。ひとつは、味噌の仕込み方、みそ汁の作り方、味噌についての説明などを掲載した「取扱い説明書」。もうひとつは、味噌の仕込みのスタート時から、4週目の出来上がりまでの観察内容を記録できる「おみその観察ノート」となる。味や香り、色を確認しながら、好みの熟成度まで発酵させることで自分だけの味噌が完成する。さらに付属のシールに好きなタイトルや絵を描いて保存容器の透明カップに貼れば、世界に一つだけのオリジナル味噌になるという。商品内容は、加熱調理済大豆が1袋、塩1袋、乾燥米こうじ1袋、種みそ(料亭の味 無添加)1個(375g)、保存容器・フタ各1個、おみそづくりタッパー1個、輪ゴム・ビニール袋各1個、取扱説明書1冊、観察ノート1冊、シール(タッパー・保存容器用)1枚となる。参考価格は、2,500円(税込・通販は送料別途)。販売は、全国のスーパー・ホームセンターなどと、マルコメオンラインショッピングサイトとなる。
2015年06月19日国際電気通信基礎技術研究所(ATR)は6月15日、国立循環器病研究センター(国循)が9月から実施する予定の肺がん手術後の転移を抑える臨床研究に関する付随研究を実施する共同研究契約を締結したと発表した。高リスク肺がん手術に対して、術中より3日間、心臓から分泌されるホルモンであるヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP)を持続投与することによって、術後急性期における心肺合併症を有意に軽減でき、術後慢性期における肺がんの再発を有意に軽減することが国循によって報告されている。これは、hANPが血管内皮細胞に働き、血管接着分子を抑制することで、がん細胞の血管への接着を防ぎ、がん転移を防いでいると考えられており、国循は9月から肺がん手術後の転移を抑える臨床研究を開始する予定だ。ATR佐藤匠徳特別研究所の河岡主任研究員の研究グループが実施する予定の研究では、臨床研究で得られた肺がん病理組織を用い、網羅的遺伝子解析を実施することで、hANPの作用機構を解明することを目指す。また、同研究によって、新たな予後マーカーや創薬ターゲットが発見されることも期待される。
2015年06月16日キヤノンマーケティングジャパンは、夏休みの自由研究に役立つ期間限定の体験型イベント「キヤノンキッズパーク 2015~自由研究はキヤノンにおまかせ!~」を7月18日から開催する。いずれのイベントも小学生を対象としており、参加は無料だ。夏休みの自由研究向けの工作などを体験できる親子向けイベント。<夏休み科学実験教室<と<夏休み職業体験教室<、<夏休み特別教室<、<夏休み自由研究教室<などのイベントが用意され、光の特性について学びながら工作できたり、ショールームスタッフや修理スタッフの仕事を体験できたり、デジタル一眼レフカメラでの撮影にチャレンジできたりする。開催場所は東京・品川のキヤノンホールSおよびキヤノンプラザS(いずれもキヤノンSタワー内)、銀座のキヤノンデジタルハウス銀座(キヤノンプラザ銀座内)、愛知・名古屋のキヤノンデジタルハウス名古屋(キヤノンMJ名古屋支店内)、大阪・梅田のキヤノンデジタルハウス梅田(キヤノンMJ大阪支店内)。イベントにより開催日程は異なる。詳細はキヤノンの特設サイトを参照のこと。
2015年06月01日武田薬品工業(武田薬品)と国立がん研究センター(国がん)は5月8日、研究開発に関する契約を締結したと発表した。両社は今後、研究者や医師の交流を促進し、がんの発症メカニズムなどの基礎研究を進展させ、得られた成果を臨床開発研究へ応用していくことで新たな治療オプションの探索を進めていく。また、武田薬品は、国がんが進めている産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業「SCRUM-Japan」に参画する。「SCRUM-Japan」は全国の医療機関と製薬企業とが協力して実施するがん遺伝子異常スクリーニング事業。同事業で構築される遺伝子情報と診療情報を合わせたデータベースにアクセスすることで、新たな医薬品の研究開発を加速させることができるとしている。武田薬品は「国がんの臨床研究における知見と、当社の保有する技術基盤を融合させることで、より早く、革新的な治療を患者様と医療関係者の皆様にお届けできるものと期待しています」とコメントしている。
2015年05月11日産業技術総合研究所(産総研)は5月7日、2015年5月1日付で人間と共栄する情報技術に取り組む「情報・人間工学領域」の3つ目の研究センターとなる「人工知能研究センター」を設立したと発表した。同センターは、国内外の大学、企業、公的機関と連携して、実社会のサービスから得られる大規模データを活用しながら先進的な人工知能技術の研究開発を推進することを目的として設立されたもの。人工知能の実用化やベンチャー企業の創出と基礎研究の進展の好循環を生むプラットフォームの機能を果たし、これにより基礎研究と実サービスとのギャップを縮め、インパクトのある人工知能技術の研究開発を目指すとしている。具体的には、人間との親和性が高く、人間と相互に理解しあえる人工知能の実現をめざす目的基礎研究と、成果をスピーディに実社会の多様な課題に適用するための人工知能フレームワークの研究開発を行っていくとしており、主要な目的基礎研究として、人間の脳の情報処理原理に関する最新の神経科学の知見を包括的にとりいれた、人間の脳に近い脳型人工知能、および、実世界の大量のデータにもとづくデータ駆動型の人工知能とWeb上の大規模な知識グラフなどにもとづく論理的・形式的な知識駆動型の人工知能を融合して、大量かつ多様な実世界のデータを深く理解し、人間の意思決定を支援するデータ・知識融合型人工知能の研究を行っていくとしている。また、人工知能フレームワーク上で要素技術を統合した先進中核モジュールを実装して、製造業やサービス産業などの幅広い分野での産学連携による実サービスから得られる大規模なデータを使った実証研究を行っていくほか、研究用データセットなど、人工知能技術の研究の基盤となるリソースの整備も行っていくとのことで、幅広い用途での人工知能技術の有用性を提示していくことを目指すとしている。
2015年05月08日春は何か新しいことを始めたくなる季節。自宅でちょっと空いた時間、気軽にできる手芸から始めてみるのはいかがでしょう? お母さんやおばあちゃんの趣味といったイメージのある手芸ですが、素材やモチーフ、デザインもおしゃれで新しいものがたくさん登場しています。豊富にある手芸本のなかから、おすすめの手芸本5冊をピックアップしました。シンプルな技法でできる、大人かわいい幾何学模様の花▼『花と幾何学もようの刺繍』高知子(文化出版局)丸や三角、四角など、幾何学模様を組み合わせた架空の花。ありそうでなかったデザインが新鮮な刺繍本です。ぷっくりと盛り上がったようなステッチが特徴で、ほとんどがサテンステッチと玉止めというシンプルな技法のみを使用。初心者でも気軽に刺すことができそうです。カラフルだけどシックな色合い、ほどよくかわいらしい図案は、ハンカチに刺したりブローチにして、大人の女性が持つにもぴったり。標本のようなデザインで、見ているだけでも楽しくなる1冊です。人気スタイリストによる、着回し抜群のアイテムたち▼『スタイリスト佐藤かなの簡単に作れて、とことん使える日常着』佐藤かな(文化出版局) 真似をしたくなる、シンプルなスタイリングで人気のスタイリスト・佐藤かなさん。手作りの服や小物にも定評があります。そんな佐藤さんによる、ファスナーやボタン付けもない、簡単でかわいいアイテムのソーイングブック(型紙付き)。「シンプルなつくりだけれど見栄えがして、しかも着回しが効いてとても便利」と書いてあるように、作ればすぐに活躍してくれそうなワンピースやパンツ、スカート、キャミソール、ガウンの5種類をアレンジした、24アイテムが提案されています。アイテムを使った70通りの着回しコーディネートが紹介されているのも、嬉しいポイントです。新素材「マテリアルコード」が着こなしのアクセントに▼『カラフルな糸で編むバッグと小物』(主婦と生活社)ポリエチレンの細い「マテリアルコード」、ポリエステルのテープ状「マテリアルテープ」という、新しい素材を使ったハウツー本。マテリアルコードはちょっと懐かしい色合いと素材感が特徴で、ハリがあるので編むだけで形になり、マテリアルテープはつやのあるカラフルな色合いで伸び縮みしにくく丈夫。しっかりしているので、普通の糸よりも編みやすそう。どこにも売っていないようなバッグやアクセサリー、小物は、着こなしのアクセントにもなります。アラフォー女子には懐かしい『プラバン』で作るアクセサリー▼『型紙をなぞって焼くだけでできるプラバンアクセサリー』福家聡子(文化出版局) きっと子どもの頃に作ったという方も多い、アラフォー女性には懐かしいプラバン。比較的安い材料と身近な道具で作れるプラバンが、改めて注目されています。簡単ながらきれいに作るのは難しいプラバンですが、基本の作り方や色鉛筆などを使った色の塗り方、アクセサリーの金具のつけ方が、丁寧に写真付きで紹介されているので安心。型紙や柄パターンも付いています。動物やスイーツなど遊び心のあるモチーフでも、小さなアクセサリーなら取り入れられそうです。好評につき発売された、『マーカーと色鉛筆でつくる プラバンアクセサリー2』もおすすめ。お気に入りはどこの国? 世界各地のパッチワーク・キルト▼『世界のかわいいパッチワーク・キルト:世界各国の布つなぎと針仕事』(誠文堂新光社)こちらもちょっと懐かしいパッチワーク。小さなはぎれをつなぎ合わせて作られるパッチワークは、世界中のいろいろな地域で生まれ、技法が伝わっていったのだとか。この本ではアメリカを始め、日本の刺し子、韓国のポシャギのほか、世界中のさまざまな部族のパッチワーク・キルトが紹介されています。伝統的なパターンから自由に作られた現代のものまで幅広く、「これもパッチワーク・キルト?!」と新鮮に感じられるはず。基本的な技法と図案も載っているので、この本を参考にお気に入りの布でパッチワークやキルトを作ってみたくなります。手芸は作る工程も楽しいですが、自分で作ったものを使えるとさらに嬉しいもの。今はさまざまな場所でワークショップも開催されているので、本を見て分からなければ参加して、一度体験してみるのもおすすめです。手を動かして好きなものを作ることは、いい気分転換にもなりそうです。・ 『花と幾何学もようの刺繍』(文化出版局) 高知子 ・ 『スタイリスト佐藤かなの簡単に作れて、とことん使える日常着』(文化出版局)佐藤かな ・ 『カラフルな糸で編むバッグと小物』(主婦と生活社) ・ 『型紙をなぞって焼くだけでできるプラバンアクセサリー』(文化出版局)福家聡子 ・ 『世界のかわいいパッチワーク・キルト:世界各国の布つなぎと針仕事』(誠文堂新光社)
2015年04月27日トムソン・ロイターは4月16日、日本の研究機関ランキングを発表した。同ランキングは、同社のデータベースに収録されている世界の研究機関情報から、後続の研究に大きな影響を与えている論文(高被引用論文)の数を指標としている。総合1位となったのは東京大学で、2位には京都大学、3位に大阪大学がランクインした。理化学研究所などの研究開発法人がトップ10に3機関含まれており、大学共同利用機関法人が2機関含まれた。また、日本の高被引用論文数が世界のトップ6に入っている分野は化学、免疫学、材料科学、生物学・生化学、物理学、分子遺伝学、植物・動物学の7分野となった。主なランキング表は以下の通り。
2015年04月16日イギリスにあるリンカーン大学の主任研究員サラ・エリス教授が、猫に関する研究を発表した。それは、猫がどこをなでられるのが好きか?というものである。この研究結果によると、猫には確実に"なでスポット"があるという。動物たちは、動物本来の行為を人間にも求めているはずだと考えられてきた。では、猫へ愛情表現したい時は、猫がそうするように、猫をペロペロとなめないとけないのか?大丈夫、そんなことはない。だがネコ科の動物たちの友好的な行為には体のある特定の部分が関係している。それは、臭線と呼ばれる臭いを出す器官で、口周り(あご、頬)、目と耳の間、そして尻尾の付け根まわりの3カ所にある。○猫がなでられて喜ぶ場所はアゴ・頬、目と耳の間この研究では生後6カ月から12歳までの34匹の猫を対象に行われた。実験を開始する前に、実験者は猫になれる時間が与えられた。テストの対象は、先ほど述べた3カ所(口まわり・目と耳の間・尻尾の付け根)の臭腺部分と、その他の体の5カ所(頭の頂点、首の後ろ、背中の上部、背中の中部、胸と喉)の計8カ所である。条件を一定にするため、体をなでる順番はランダム、なでるときは二本指で各部分を15秒間だけ、とルールを設定した。また、猫はいつでもその場を去ることができる。実験者の手がしっぽに近づくにつれ、否定的な行動が目立った。つまり、しっぽの近くは人間になでられるのはあまり好きじゃないのだ。第二の実験では、20匹の猫が使われ、飼い主が決められた順番通りに猫をなでた。ひとつは頭から背中を経てしっぽへ、もうひとつは反対の順番だ。この実験に関しては、なで方は特定していない。二本指でも手のひらでも好きなようになでてもらった。そうすると、逃げた猫は3匹のみになった。この実験でも、なでる順番に関わらず、猫はしっぽの近くを触れられるのを嫌がった。これらの実験から、飼い主はしっぽの付け根周辺を触るべきではないということがわかった。その代わりに、顔や顎、目と耳の間をなでると猫はとても喜ぶようだ。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年04月08日名古屋大学(名大)はこのほど、同大学工学部・工学研究科および関連研究科が研究室情報を集約したWebコンテンツ「研究室図鑑」を作成し公開したと発表した。同サイトでは名大の工学系領域に所属する多数の研究室情報を集約し、一元的に検索・比較参照できる。工学系への進学を希望する人はもちろん、研究に関心を持っている民間企業や研究機関などに情報発信していくことを目的としている。「研究室図鑑」では2月16日現在、ノーベル賞を受賞した天野浩 教授の研究室を含む102の研究室の情報を公開しており、今後も続々と公開していく予定となっている。
2015年02月20日2月21日、東京・秋葉原のツクモパソコン本店4F特設会場にて、店頭スペシャルイベント「DIYパーツ 自由研究発表します!」が開催される。時間は13時から17時まで。2014年9月に開催した第1回に続く2回目のイベント開催で、今回は「昭和」をテーマにPCパーツメーカー各社がユニークな自作PCを披露し、作品コンセプトや製作での苦労などを発表する。現時点で参加が決まっているのは、AMD、ASUS、アスク、GIGABYTE、MSI、テクニカルライター高橋敏也氏。また、第1回イベントではメーカーのみの展示だったが、今回は一般ユーザーがカスタマイズした自作PCも紹介するという。イベントの後半では、発表会に参加するメーカーによる座談会も開催する。このほかイベントの詳細については、ツクモパソコン本店のブログを参照してほしい。
2015年02月17日富士フイルムは2月3日、フランスの公的研究機関であるBIOASTERと、エボラ出血熱の迅速診断システムに関する共同研究契約を締結したと発表した。今回の共同研究では、富士フイルムのウイルス高感度検出技術と、BIOASTERが作製、評価するエボラウイルスの抗体を用いることで、遺伝子検査と同等の診断能力を有し、簡便、迅速、小型で運びやすい診断システムの技術を確立することを目指す。エボラ出血熱を封じ込めるには、治療薬やワクチンの実用化だけでなく、感染者を初期段階で発見し、感染経路を遮断する初動の対策が重要となる。そのため、感染の疑いが報告された場所で、簡便かつ迅速に診断を行うための技術や製品が求められている。
2015年02月03日