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全国のスクリーンが賑わう、夏の映画シーズンが到来。壮大なスケールの超大作から、人気漫画の実写映画化、心にしみる人間ドラマ、大ヒットドラマの続編作品、作家性の高い異色作まで、俳優たちがドラマとは一味違った顔を見せてくれるのが映画の世界だ。オーディション情報サイト「デビュー」では“映画スター=銀幕スター”が所属する芸能プロダクションの募集情報特集『銀幕スター特別オーディション2025』を開催。23社の募集情報を掲載している。同企画には、東京予報―映画監督外山文治短編作品集―「はるうらら」W主演の星乃あんなが所属するエイジアプロモーションが参加、新人を募集している。様々なドラマ・映画などで活躍する山本舞香、バラエティー番組やファッション誌、プロデュース業など幅広く活躍する近藤千尋、『non-no』『seventeen』『nicola』などファッション誌の専属モデルも多く在籍。個性あふれる俳優、タレント、モデル、アーティストを育成、マネージメントしている。近年は『仮面ライダーセイバー』で主演を務め、その後、数々のドラマに出演する内藤秀一郎など男性所属者の活躍も目覚ましい。新人には「ないものを無理矢理作り上げるのではなく、その人が持っているよいものをさらに伸ばし、可能性を広げていく」方針で、育成している。【所属者が注目の映画に出演!】◆星乃あんな・東京予報―映画監督外山文治短編作品集―「はるうらら」W主演・二宮春役・映画『この夏の星を見る』中井天音役(7月4日公開)▼そのほか、・雑誌『nicola』(新潮社)専属モデル・CM『立志舎』・広告『レピピアルマリオ』 13代目イメージモデル・ドラマ『霧尾ファンクラブ』吉沢花音役 (日本テレビ系) 出演中などそのほか主な所属タレント/益若つばさ、近藤千尋、高橋メアリージュン、山本舞香、高橋ユウ、林田岬優、島袋聖南、瑛茉ジャスミン、ゆきぽよ、ゆみちぃ、りんごちゃん、内藤秀一郎、堀丞、中島健、高橋快空、加藤栞、岡井みおん、小日向希衣、上埜れのん、春木美彩他特集に掲載されているのは下記の23社。映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』出演の水上京香が所属する「アービング」、映画『隣のステラ』出演の田鍋梨々花、映画『か「」く「」し「」ご「」と「』W主演の出口夏希が所属「インセント」、東京予報―映画監督外山文治短編作品集―「はるうらら」W主演の星乃あんなが所属「エイジアプロモーション」、映画『リライト』主演の池田エライザが所属「エヴァーグリーン・エンタテイメント」映画『アフター・ザ・クエイク』、『平場の月』、『見はらし世代』出演の井川遥、Netflix映画『新幹線大爆破』出演の松尾諭が所属「エフ・エム・ジー」、映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』出演の上戸彩、映画『きさらぎ駅 Re:』主演の本田望結が所属「オスカープロモーション」、映画『この夏の星を見る』、長編アニメーション『花緑青が明ける日に』など数多くの作品で活躍中の岡部たかしが所属「クリオネ」『ミーツ・ザ・ワールド』主演の杉咲花、『君がトクベツ』W主演の畑芽育が所属「研音」、映画『君の顔では泣けない』主演の芳根京子、映画『鬼ベラシ』出演の久保田悠来が所属「ジャパン・ミュージックエンターテインメントグループ」、映画『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』出演の佐野勇斗、映画『ババンババンバンバンパイア』出演の板垣李光人が所属「スターダストプロモーション」、映画『2025年7月5日 午前4時18分』主演の小栗有以(AKB48)が所属「ゼスト」日英合作映画『遠い山なみの光』出演の二階堂ふみ、映画『リライト』出演の倉悠貴が所属「ソニー・ミュージックアーティスツ」、映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』出演の玉城ティナ、映画『ストロベリームーン』主演の當真あみが所属「ディネアンドインディー」、『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』出演の中条あやみ、『ぶぶ漬けどうどす』主演の深川麻衣が所属「テンカラット」、映画『フロントライン』主演の小栗旬、映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』主演の綾野剛が所属「トライストーン・エンタテイメント」映画『ぶぶ漬けどうどす』出演の片岡礼子、ラオス×日本合作映画『虚空』出演決定の中山求一郎が所属「ハイイロ」、映画『遠い山なみの光』主演の広瀬すず、映画『ChaO』W主演の鈴鹿央士が所属「フォスター/フォスター・プラス」、映画『ブラック・ショーマン』出演の有村架純、映画『九龍ジェネリックロマンス』W主演の吉岡里帆が所属「フラーム」、映画『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』出演の工藤美桜が所属「プラチナムプロダクション」Netflix映画『新幹線大爆破』出演の斎藤工が所属「ブルーベアハウス」、オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』出演の戸塚純貴、『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』出演の池田朱那が所属「ボックスコーポレーション」、映画『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』出演の玉山鉄二が所属「メリーゴーランド」、『木の上の軍隊』W主演、『ベートーヴェン捏造』主演、『爆弾』主演の山田裕貴、『国宝』、『かくかくしかじか』出演の見上愛が所属「ワタナベエンターテインメント」応募の締切はすべて6月30日(月)と共通しているので、審査スケジュールもほぼ同時期。書類選考に通過した後は、各社面接などの審査が行われる予定。また特定のプロダクションにデビュー独自の応募システム「デジタル応募」で応募をすると、自身の1次審査結果を知る事ができる(1次審査速報結果は8月6日(水)にサイト内で発表)。応募の詳細はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。
2025年06月05日株式会社インタースペースが主催する《外山啓介ピアノ・リサイタル「幻想」》を2025年8月24日(日)に、東京・サントリーホールにて開催いたします。チケットは只今発売中です。また本公演は「令和7年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」に採択されました。つきましては、小学生~18歳以下のお子様230名を無料でご招待いたします。人気ピアニストによる「幻想」をテーマにした名曲リサイタル!■外山啓介ピアノ・リサイタル「幻想」について外山啓介は誠実で優しいピアニズムが持ち味で、そこから紡がれる美しい音色と詩的な表現で高い人気を誇るピアニストです。2007年のデビュー以来ほぼ毎年、サントリーホール(東京)を中心に全国リサイタル・ツアーを開催し、6月の山梨公演を皮切りに、既に発表している静岡・東京・大阪の他、各地公演を予定しています。今年は「幻想」をテーマに、外山の魅力を存分にご堪能いただけるプログラムをお届けいたします。モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンという3人の作曲家による「幻想」にまつわる作品を取り上げ、古典派からロマン派への音楽の旅をお楽しみいただきます。前半は哀愁漂う幻想的なモーツァルトの名曲「幻想曲 K.397」に始まり、ベートーヴェン自身が《幻想風ソナタ》と名付けたピアノ・ソナタ第13番、そして第14番「月光」を演奏します。「月光」は誰もが耳にしたことのある名曲で、初めてクラシック・コンサートに来場される方にもおすすめの1曲です。後半はショパンの名曲集です。「幻想即興曲」と「幻想ポロネーズ」が最大の聴きどころです。感情を揺さぶる激しいメロディと優しくも切ない美しい旋律が交差する「幻想即興曲」、晩年のショパンの苦悩や悲しみを映すようなドラマティックな「幻想ポロネーズ」はいずれも、真摯な姿勢で作曲家の内面に迫る外山啓介のピアニズムの真骨頂を体感いただけます。外山啓介の繊細で色彩感豊かな演奏は、日常の生活を離れ「幻想」の世界に浸るひとときとなるに違いありません。《外山啓介プロフィール》第73回日本音楽コンクール第1位。東京藝術大学卒業後ハノーファー音楽演劇大学留学を経て東京藝術大学大学院を修了。2007年CDデビュー。これまでに9枚のCDをリリースし、『ラフマニノフ』、『展覧会の絵』、『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集』はレコード芸術誌特選盤に選出。2018年、日本ショパン協会賞受賞。■小学生~18 歳以下のお子様230名を無料招待本公演は「令和7年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」に採択され、文化庁の支援により、小学生~18歳以下のお子様230名を無料でご招待いたします。子供たちが本格的な実演芸術を鑑賞・体験する機会を提供することで、豊かな人間性を育み、将来の文化芸術の担い手や観客の育成を目指しています。ひとりでも多くの子供たちがクラシック音楽の実演奏に触れ、その素晴らしさを実感する機会となれば幸いです。・お申し込み受付期間:2025年5月23日(金)10:00~8月22日(金)23:59 (※予定枚数終了まで)・応募資格:公演日当日 小学生~18歳以下※ただし平成19年(2007年)4月2日以降に生まれた方が補助対象となります。※未就学児の方はご入場いただけません。・募集定員:230名・お申し込み方法・注意事項:出典元のプレスリリースをご確認ください。■公演概要公演名:外山啓介ピアノ・リサイタル「幻想」~モーツァルト、ベートーヴェン、そしてショパン~会場:サントリーホール(東京)開催日時:2025年8月24日(日)14:00開演(13:15開場)<プログラム>モーツァルト:幻想曲ニ短調K.397ベートーヴェン:2つの“幻想曲風ソナタ”ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調op.27-1ピアノ・ソナタ第14番「月光」嬰ハ短調op.27-2ショパン:幻想曲ヘ短調op.49ノクターン第5番嬰へ長調op.15-2幻想即興曲嬰ハ短調op.66幻想ポロネーズ変イ長調op.61【チケット情報】料金:S席5,000円、A席3,500円(全席指定・税込)予約・問い合わせ:出典元のプレスリリースをご確認ください。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2025年05月27日株式会社インタースペースが主催する《外山啓介ピアノ・リサイタル「幻想」》を2025年8月24日(日)に、東京・サントリーホールにて開催いたします。チケットは只今発売中です。また本公演は「令和7年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」に採択されました。つきましては、小学生~18歳以下のお子様230名を無料でご招待いたします。2025年8月24日サントリーホール公演チラシ(表)2025年8月24日サントリーホール公演チラシ(裏)■外山啓介ピアノ・リサイタル「幻想」について外山啓介は誠実で優しいピアニズムが持ち味で、そこから紡がれる美しい音色と詩的な表現で高い人気を誇るピアニストです。2007年のデビュー以来ほぼ毎年、サントリーホール(東京)を中心に全国リサイタル・ツアーを開催し、6月の山梨公演を皮切りに、既に発表している静岡・東京・大阪の他、各地公演を予定しています。今年は「幻想」をテーマに、外山の魅力を存分にご堪能いただけるプログラムをお届けいたします。モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンという3人の作曲家による「幻想」にまつわる作品を取り上げ、古典派からロマン派への音楽の旅をお楽しみいただきます。前半は哀愁漂う幻想的なモーツァルトの名曲「幻想曲 K.397」に始まり、ベートーヴェン自身が《幻想風ソナタ》と名付けたピアノ・ソナタ第13番、そして第14番「月光」を演奏します。「月光」は誰もが耳にしたことのある名曲で、初めてクラシック・コンサートに来場される方にもおすすめの1曲です。後半はショパンの名曲集です。「幻想即興曲」と「幻想ポロネーズ」が最大の聴きどころです。感情を揺さぶる激しいメロディと優しくも切ない美しい旋律が交差する「幻想即興曲」、晩年のショパンの苦悩や悲しみを映すようなドラマティックな「幻想ポロネーズ」はいずれも、真摯な姿勢で作曲家の内面に迫る外山啓介のピアニズムの真骨頂を体感いただけます。外山啓介の繊細で色彩感豊かな演奏は、日常の生活を離れ「幻想」の世界に浸るひとときとなるに違いありません。外山啓介1 (C)Yuji Hori《外山啓介プロフィール》第73回日本音楽コンクール第1位。東京藝術大学卒業後ハノーファー音楽演劇大学留学を経て東京藝術大学大学院を修了。2007年CDデビュー。これまでに9枚のCDをリリースし、『ラフマニノフ』、『展覧会の絵』、『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集』はレコード芸術誌特選盤に選出。2018年、日本ショパン協会賞受賞。外山啓介オフィシャルサイト 外山啓介2 (C)Yuji Hori■小学生~18 歳以下のお子様230名を無料招待本公演は「令和7年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」に採択され、文化庁の支援により、小学生~18歳以下のお子様230名を無料でご招待いたします。子供たちが本格的な実演芸術を鑑賞・体験する機会を提供することで、豊かな人間性を育み、将来の文化芸術の担い手や観客の育成を目指しています。ひとりでも多くの子供たちがクラシック音楽の実演奏に触れ、その素晴らしさを実感する機会となれば幸いです。・お申し込み受付期間:2025年5月23日(金)10:00~8月22日(金)23:59 (※予定枚数終了まで)・応募資格:公演日当日 小学生~18歳以下※ただし平成19年(2007年)4月2日以降に生まれた方が補助対象となります。※未就学児の方はご入場いただけません。・募集定員:230名・お申し込み方法・注意事項:詳細は下記URLにアクセスいただき、募集案内をご確認ください。 ※お座席はお選びいただけません。※1階および2階後方のS席の範囲からのご用意となります。※同行希望の応募資格外の方は、一般のチケット(定価)をお申込みください。(お申込み:チケットスペース03-3234-9999/10:00~15:00※休業日除く)原則として招待席とお並びにすることはできませんので、ご了承ください。■公演概要公演名 :外山啓介ピアノ・リサイタル「幻想」~モーツァルト、ベートーヴェン、そしてショパン~会場 :サントリーホール(東京)開催日時 :2025年8月24日(日)14:00開演(13:15開場)<プログラム>モーツァルト :幻想曲 ニ短調 K.397ベートーヴェン:2つの“幻想曲風ソナタ”ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 op.27-1ピアノ・ソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調 op.27-2ショパン :幻想曲 ヘ短調 op.49ノクターン第5番 嬰へ長調 op.15-2幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66幻想ポロネーズ 変イ長調 op.61公演ページ: 主催:インタースペース協力:エイベックス・クラシックス【チケット情報】料金 :S席5,000円、A席3,500円(全席指定・税込)予約・問い合わせ:・チケットスペース 03-3234-9999・チケットスペースオンライン 取扱い先 :・サントリーホールチケットセンター0570-55-0017/ ・チケットぴあ ・ローソンチケット ・イープラス ※未就学児入場不可※曲目・曲順等が変更になる場合がございます。※チケットご購入後のキャンセル及び変更はできません。※車椅子のお客様はチケットご購入前にチケットスペース(03-3234-9999)までご連絡ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年05月23日あなたも半端 わたしも半端株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2025年1月31日(金曜日)に、『半端なエリートの外山と申します。』第2巻(吉尾きくよし/太田ぐいや)を刊行いたします。外山暖(トヤマダン)39歳。早大(文)卒、一部上場企業係長。一見何の不満も無い人生を歩むように見える彼だが、決して口には出せない悩みが(たくさん)あった…。デキるけど本気出さない後輩(慶應)、諦観しながら出世しまくる同期(東大)、そして…彼と同じく“半端な”バリキャリ(津田塾)と、様々な人物に揉まれる外山だが…!?偏見、諦念、嫉妬に欲情、義憤のフリした承認欲求!【半端なエリート】がこじらせにこじらせる悶絶日常童貞リーマン妄想コメディ最終巻!!!試し読み第1巻発売告知 : 連載:コミックボーダーコミックボーダー : 著者概要漫画:吉尾きくよしWebを中心に執筆。近作に『スパイニート』(ゆうが舎)他。趣味はキャンプとコスプレ撮影。原作:太田ぐいや脚本家、構成作家、漫画原作者などを半端に掛け持ち。近作に『ばくおん!! 台湾編』『私には5人の毒親がいる』(ともに秋田書店)他。概要書籍名:半端なエリートの外山と申します。2出版社:リイド社漫画:吉尾きくよし原作:太田ぐいやページ数:144ページ判型:B6判発売日:2025年1月31日(金)定価:887円(税込)ISBN:978-4-8458-6777-6社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年01月31日株式会社インタースペースが主催する、外山啓介ピアノ・リサイタル「プレリュード」のツアー開始に先駆け、2024年9月1日(日)に開催する東京・サントリーホール公演の詳細と、外山啓介からのメッセージをご紹介いたします。2007年デビュー以来、ほぼ毎年サントリーホール(東京)およびザ・シンフォニーホール(大阪)を中心とした全国ツアーを開催してきた外山啓介。いよいよ2024年のリサイタル・ツアーが、東京・大阪・北海道などの全国8ヶ所にて6月より始まります。2024年9月1日サントリーホール公演チラシ表2024年9月1日サントリーホール公演チラシ裏■外山啓介ピアノ・リサイタル「プレリュード」について誠実で優しい人柄がにじみ出る音色、奇をてらわない王道のピアニズムで高い人気を誇る外山啓介が、今年のリサイタルのテーマに選んだのは「プレリュード」。ドビュッシーの前奏曲集から「亜麻色の髪の乙女」と「ヒースの茂る荒野」、ラフマニノフの前奏曲「鐘」、そしてショパンの傑作《24の前奏曲》をお届けします。外山はこれまでに《24の前奏曲》のうち、第13番や第14番、人気曲の第15番「雨だれ」など個別にリサイタルで取り上げることはありましたが、全24曲の演奏は今回が初となります。演奏活動が15年を超え、ピアニストとして充実の時を迎える外山が、満を持して前奏曲の最高峰に挑みます。そのほかにも、ショパンの代表曲である「舟歌」や、近年外山が愛奏しているワーグナー(リスト編曲)の「イゾルデの愛の死」など名曲中の名曲が選曲されています。リサイタル全体を通して、一人のピアニストと、そして聴衆の皆様が、未来に向かっていく「プレリュード」と感じられるような演奏会を目指します。さらなる飛躍を誓う外山啓介が贈る、渾身のプログラムをお楽しみいただけます。外山啓介1(C)Yuji Hori《外山啓介からのメッセージ》今回は、幼い頃からの憧れであるショパンの「24の前奏曲(プレリュード)」をメインに据えたプログラムを演奏いたします。いつか勉強したいと願い続けておりましたが、作品の偉大さに圧倒され、そのきっかけをつかめずにおりました。しかし、40代に突入する今年は新しいことや大きなことに挑戦したく、この作品を演奏するのは今年しかないと感じております。この演奏会を通して、今までとはひと味違った自分に出会えるような気がしています。もしも皆様がその瞬間を共有していただけたとしたら、こんなに幸せなことはありません。外山啓介外山啓介2(C)Yuji Hori■プロフィール外山啓介/ピアノ Keisuke Toyama, Piano第73回日本音楽コンクール第1位。東京藝術大学卒業後ハノーファー音楽演劇大学留学を経て、東京藝術大学大学院を修了。07年CDデビュー、サントリーホールをはじめ各地で行われたデビュー・リサイタルが完売となる。これまでに9枚のCDをリリースし09年『ラフマニノフ』と13年『展覧会の絵』は「レコード芸術」誌特選盤に選出されている。全国各地でのリサイタル・ツアーを毎年実施、主要オーケストラとの共演も多数あり、その繊細で色彩感豊かな独特の音色を持つ演奏は、各方面から高い評価を得ている。17年はデビュー10周年記念ツアーを約20か所で行う。18年、第44回「日本ショパン協会賞」受賞。21年、最新CD『《ワルトシュタイン》《悲愴》《熱情》~ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集』をリリース(『レコード芸術』誌特選盤に選出)。札幌大谷大学芸術学部音楽学科特任准教授。洗足学園音楽大学非常勤講師。桐朋学園大学非常勤講師。外山啓介オフィシャルサイト コンサート・スケジュール ■公演概要公演名 : 外山啓介ピアノ・リサイタル「プレリュード」会場 : サントリーホール(東京)開催日時 : 2024年9月1日(日)14:00開演(13:15開場)プログラム: ドビュッシー:『前奏曲集』より、亜麻色の髪の乙女、ヒースの茂る荒地ラフマニノフ:前奏曲「鐘」 嬰ハ短調 op.3-2ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死ショパン:3つのマズルカ op.59ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 op.60ショパン:24の前奏曲(全曲)op.28公演ページ: 主催 : インタースペース協力 : エイベックス・クラシックス・インターナショナル【チケット情報】料金 :S席5,000円、A席3,500円(全席指定・税込) 好評発売中予約・問い合わせ:チケットスペース 03-3234-9999チケットスペースオンライン 取扱い先 :・サントリーホールチケットセンターTEL 0570-55-0017/URL ・チケットぴあ URL ・ローソンチケット URL ・イープラス URL ※未就学児入場不可※曲目・曲順等が変更になる場合がございます。※チケットご購入後のキャンセル及び変更はできません。※車椅子のお客様はチケットご購入前にチケットスペース (03-3234-9999) までご連絡ください。■外山啓介ピアノ・リサイタル「プレリュード」ツアー日程2024年6月30日(日) [山梨] 清里高原ハイランドホテル2024年7月6日(土) [東京] たましんRISURUホール(立川市市民会館)2024年7月14日(日) [北海道] 遠軽町芸術文化交流プラザ メトロプラザ2024年8月3日(土) [静岡] 沼津市民文化センター2024年9月1日(日) [東京] サントリーホール2024年9月8日(日) [北海道] 札幌コンサートホール kitara2024年9月29日(日) [大阪] ザ・シンフォニーホール2024年10月12日(土) [岡山] 岡山県立美術館ホール外山啓介演奏(C)Yuji Hori 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年06月18日今いちばん刺さるおじさん! "半端なエリート"外山暖!株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2024年3月29日(金曜日)に、『半端なエリートの外山と申します。』1巻(吉尾きくよし/太田ぐいや)を刊行いたします。『半端なエリートの外山と申します。』1巻書影俗にリアルにこじらせる【半端なエリート】!外山暖(トヤマダン)39歳。早大(文)卒、一部上場企業係長。一見何の不満も無い人生を歩むように見える彼だが、決して口には出せない悩みが(たくさん)あった…。連載時から反響続々!「果たしてどれだけの人が素直に外山を笑えるか」「ある意味最も卑屈なタワマン文学」「年収1000万とかいう、一番きつい位置」「全ての底辺の敵やなコイツ」旧帝大卒アイドル【学歴の暴力】も履修済み!偏見、諦念、嫉妬に欲情、義憤のフリした承認欲求!【半端なエリート】がこじらせにこじらせる悶絶日常リーマン妄想コメディ、待望の第1巻!!!試し読み第1巻発売告知 : 連載:コミックボーダーコミックボーダー : 著者概要漫画:吉尾きくよしWebを中心に執筆。近作に『スパイニート』(ゆうが舎)他。趣味はキャンプとコスプレ撮影。原作:太田ぐいや脚本家、構成作家、漫画原作者などを半端に掛け持ち。近作に『ばくおん!! 台湾編』『私には5人の毒親がいる』(ともに秋田書店)他。概要書籍名:半端なエリートの外山と申します。出版社:リイド社漫画:吉尾きくよし原作:太田ぐいやページ数:160ページ判型:B6判発売日:2029年3月29日(金)定価:887円(税込)ISBN:978-4-8458-6618-2社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月29日いま一番〝刺さるおじさん〟新連載!株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2023年11月10日(金曜日)に、『半端なエリートの外山と申します。』(吉尾きくよし/太田ぐいや)をコミックボーダーにて連載を開始いたします。偏見、諦念、嫉妬に欲情、義憤のフリした承認欲求!“半端なエリート”がゲスにリアルにこじらせる!いま一番〝刺さるおじさん〟新連載!現代アングラゴシップから戦国時代物まで手広く手がける原作とSNSでも話題の新鋭作家が異色のタッグでお贈りする日常妄想劇、堂々のスタート!連載コミックボーダー11月10日正午12時〜コミックボーダー : ニコニコ静画「水曜日のコミックボーダー」11月15日正午12時〜水曜日のコミックボーダー : pixivコミック「コミックボーダー」11月16日正午12時〜 : ■物語外山暖(とやま だん)、39歳・独身。一部上場大企業で係長の椅子に座る早大卒の彼には、口に出せない悩みがあった…。骨の髄までこじらせた“半端なエリート”JTCアラフォー社員が、ゲスな苦悩にのたうちまわる悶絶リーマン妄想コメディ!■登場人物外山暖(とやまだん)弥子(ヤコ)外山暖(とやまだん)主人公。39歳独身、一部上場企業「二ツ橋ホールディングス」係長。こじらせすぎて美少女の幻覚が見えてしまう。弥子(ヤコ)外山のこじらせが生んだイマジナリー美少女。妄想内では常に傲慢な外山の鼻っ柱を折り、反省を促す。『半端なエリートの外山と申します。』③『半端なエリートの外山と申します。』②『半端なエリートの外山と申します。』①漫画:吉尾きくよしWebを中心に執筆。近作に『スパイニート』(ゆうが舎)他。趣味はキャンプとコスプレ撮影。原作:太田ぐいや脚本家、構成作家、漫画原作者などを半端に掛け持ち。近作に『ばくおん!! 台湾編』『私には5人の毒親がいる』(ともに秋田書店)他。コミックボーダー : 概要作品名:半端なエリートの外山と申します。連載媒体名:コミックボーダー 漫画:吉尾きくよし漫画:太田ぐいや出版社:リイド社連載開始:2023年11月10日(金曜日)正午12時社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月10日都内1館からスタートし、現在全国70館公開目前のヒットとなっている『茶飲友達』よりメイキング動画が公開された。本作は、『ソワレ』の外山文治監督が2013年に摘発された高齢者売春クラブの事件を基に、オリジナル脚本で描いた社会派群像劇。2月4日公開初日初回から連続5回満席ロケットスタートを皮切りに、平日もシニア層を中心に動員数は落ちず、週末は連日満席の大盛況となっている。公開から1か月弱で早くも拡大公開となったTOHOシネマズシャンテでの初日は多くの観客が詰めかけた。渋谷ユーロスペース1館のみの公開から始まった本作だが、3月31日現在で、66館まで公開劇場が拡大している。『茶飲友達』メイキング「Her Family-(岡本玲の想い)」全国での大ヒットを記念して、本作のメイキング動画2種類が到着。「Her Family」は、“岡本玲の想い”と題して、主人公・佐々木マナを演じた岡本さんが撮影時をふり返るインタビューと撮影現場での風景がとらえられている。『茶飲友達』メイキング「My Family」そして「My Family」の映像では、監督が「この映画のコンセプトです」と語るエリック・サティの「あなたが欲しい」(仏題:Je te veux)をBGMに、撮影舞台裏が切り取られている。渡辺哲に演出について説明する外山監督や撮影中に笑顔を見せる岡本さん、そのほかキャスト陣がコメントを寄せる姿、さらに、孤独な高齢者と若者による“擬似家族”をテーマにした本作らしく、若者チームとシニアのティー・ガールズたちが談笑する風景などがおさめられたメイキング映像となっている。『茶飲友達』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:茶飲友達 2023年2月4日渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開©️2022茶飲友達フィルムパートナーズ
2023年04月03日表紙・巻頭特集は『茶飲友達』の外山文治監督と岡本玲さん。センターインタビューは『銀平町シネマブルース』主演の小出恵介。株式会社DOKUSO映画館(所在地:東京都豊島区、代表取締役:⽟井雄⼤)は、2023年2月5日に映画情報フリーマガジン「DOKUSOマガジン ドクソーマガジン vol.17)を発行いたします。DOKUSOマガジン vol.17外山文治監督 × 岡本玲『茶飲友達』表紙・巻頭インタビュー岡本玲を主演に迎え、外山文治監督がオリジナル脚本で手がけた最新作『茶飲友達』。高齢者の“生”と“性”に焦点を当て、世代を問わず、現代人が抱える孤独を見つめた作品だ。ワークショップ・オーディションを経て主人公・マナ役を務めた岡本と、シリアスな題材を独自の手法で映画作品に昇華させた外山監督。本作で初顔合わせとなった二人に話を聞いた。小出恵介『銀平町シネマブルース』センターインタビューある一人の青年を中心に、映画を愛する者たちの人間模様が展開する『銀平町シネマブルース』。崖っぷち状態に陥った小さな映画館が舞台の群像劇だ。人生につまづいてしまった映画青年の近藤を演じた小出恵介は、「映画に育てられてきた」と自身のことを語る。そんな彼に、本作にかけた想いや現場でのエピソードについて話を聞いた。連載コラム毎熊克哉、中田青渚、水石亜飛夢、根矢涼香、花柳のぞみ、ミヤザキタケル、折田侑駿、外山文治監督ら俳優・映画人による好評連載にも注目。【水石亜飛夢】水石亜飛夢の映画ノート福永壮志監督の『リベリアの白い血』を鑑賞。自分たちと関係ない国の話ではないと痛感。福永壮志監督からのコメントも必見です。【中田青渚】中田青渚の大切なひとり時間青春映画の名作『リンダリンダリンダ』を取り上げます。軽い気持ちでバンドに参加した韓国人留学生・ソンに共感する中田さん。実は私も深く考えずに返事をしてしまったことがあって…【ミヤザキタケル & 花柳のぞみ】ミヤザキタケルのミニシアターで会いましょう with 花柳のぞみ”自由な表現”のための新たなスペースとして誕生したミニシアター「シネマハウス大塚」を訪問!【毎熊克哉】毎熊克哉映画と、出会い前回に引き続き、映画との原体験のお話。今回はブルース・リーの名作『燃えよドラゴン』と毎熊さんの出会いについて。【根矢涼香】根矢涼香のひねくれ徘徊記徘徊するには寒すぎる夜、気持ちの余白を求める根矢さんがたどり着いた一本『散歩する植物』をご紹介。【折田侑駿】折田侑駿の映画とお酒の愉快なカンケイ映画とお酒の関係をヨッパライ気味に力説!今回は『日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜』を取り上げます。酒席で政治と宗教と野球の話はするべきでないと昔からよく耳にする。しかし昨今、これらが当然のように交わされている場によく出くわすように…【外山文治】外山文治監督の「きとらすばい」ゲスト:板橋駿谷俳優・板橋駿谷の圧倒的な存在感。隆起した筋肉、その眼力、そして熱い芝居、私は何一つ見過ごすことができない。DOKUSOマガジン配布劇場全国135の劇場で配布中。「DOKUSOマガジン」は以下の劇場様のご協力のもと、無料配布しております。なくなり次第終了となりますのでご了承ください。(順不同)■北海道シネマアイリスシネマ・トーラス大黒座ディノスシネマズ室蘭■青森シネマディクト■岩手フォーラム盛岡アートフォーラム盛岡中央映画劇場盛岡ルミエール一関シネプラザ■宮城フォーラム仙台チネ・ラヴィータシネマ・リオーネ古川■秋田御成座AL☆VEシアター supported by 109シネマズ■山形フォーラム山形ソラリスフォーラム東根■福島フォーラム福島まちポレいわき■茨城あまや座土浦セントラルシネマズシネマサンライズ■栃木宇都宮ヒカリ座■群馬シネマテークたかさき前橋シネマハウス高崎電気館■埼玉深谷シネマ川越スカラ座■千葉千葉劇場キネマ旬報シアターサンモールシネマ京成ローザ10■東京新宿武蔵野館新宿シネマカリテK’s cinemaシネマ・ロサ池袋HUMAXシネマズシネスイッチ銀座ユーロスペース渋谷シネクイント下北沢トリウッド高円寺シアターバッカスアップリンク吉祥寺目黒シネマCINEMA Chupki TABATACINEMA NEKO下高井戸シネマポレポレ東中野早稲田松竹シネマヴェーラ渋谷Bunkamuraル・シネマ吉祥寺プラザMorc阿佐ヶ谷ラピュタ阿佐ヶ谷神保町シアターシネマハウス大塚船堀シネパル■神奈川シネマ・ジャック&ベティあつぎのえいがかんkiki横浜シネマリン湘南台シネサロン■新潟シネ・ウインド高田世界館■富山ほとり座■石川シネモンド■福井福井メトロ劇場■長野長野相生座・ロキシー千石劇場トキワ劇場東座岡谷スカラ座東座上田映劇■岐阜CINEXロイヤル劇場■静岡静岡シネ・ギャラリーシネマイーラ静岡東宝会館■愛知大須シネマシネマスコーレ名古屋シネマテーク刈谷日劇名演小劇場■京都出町座京都みなみ会館アップリンク京都京都シネマ福知山シネマ舞鶴八千代館■大阪シネ・リーブル梅田シネマート心斎橋シアターセブン/第七藝術劇場シネ・ヌーヴォプラネットプラスワン■兵庫元町映画館シネ・リーブル神戸塚口サンサン劇場シネ・ピピアCinema KOBEパルシネマしんこうえんkino cinéma 神戸天神神戸映画資料館■鳥取倉吉シネマエポック鳥取シネマ■島根Shimane Cinema ONOZAWA■岡山シネマ・クレール■広島シネマ尾道福山駅前シネマモード呉ポポロシアター横川シネマ■山口シネマ・スクエア 7■香川ホール・ソレイユ■愛媛シネマルナティック■高知高知あたご劇場■福岡福岡中洲大洋映画劇場KBCシネマ1・2kino cinéma天神■佐賀シアターシエマTHEATER ENYA■長崎長崎セントラル劇場■熊本Denkikan本渡第一映劇■大分シネマ5日田リベルテ別府ブルーバード劇場■宮崎宮崎キネマ館シネポート■鹿児島ガーデンズシネマ■沖縄よしもと南の島パニパニシネマ桜坂劇場本件に関する問い合わせ先担当:株式会社DOKUSO映画館 ⽟井TEL:03-5926-6963 / FAX:03-5926-6983MAIL: info@dokuso.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月03日ピアニストとしてその音楽性を深めながら、デビュー以来継続して行っている全国ツアーで、自分がその時に向き合いたいと心から感じる作品を披露してきた外山啓介。今回彼が選んだのは、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンのソナタを軸にしたプログラム。初めに決まったのは、ベートーヴェンのピアノソナタ第12番「葬送」だったという。「もともとコロナの影響で中止になった公演のプログラムに入れていたのですが、その後、コンサートが少しずつ再開したばかりの頃はまだ弾く気持ちになれず、一度横に置いてありました」外山はこれまでにもたびたびベートーヴェンのピアノソナタをプログラムに入れてきた。このソナタは、古典派からロマン派の過渡期における「扉を開きかけた作品」だと感じるという。「改めて最近、ベートーヴェンの時代の楽器の進化はすごく、それによって和声など音楽の可能性が広がっていったことを感じています。それまでのピアノソナタでは終楽章に重点が置かれていたのが、この葬送は、フィナーレもつかみどころがなく不思議なところがある。サプライズがたくさんある作品です。ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を演奏しようという計画はありませんが、死ぬ時に、“あぁ、全部弾いたなぁ”と思えたらいいなとは思っています。今回は、自分の次の扉を開いてみたいという気持ちで取り上げることにしました。ベートーヴェンにとってピアノソナタは大切なジャンルのひとつで、その時の心情をのせた、いわば自分の身代わりのような存在だったのではないかと思います。後世の作曲家にも多大な影響を与えました。絶対に知っていなくては、先に進むことができません」そんなベートーヴェンのソナタに関連させる形で、モーツァルトとショパンのソナタも選んだ。「モーツァルトのピアノソナタ第11番《トルコ行進曲付き》は、1楽章が変奏曲で書かれているところなど、ベートーヴェンの葬送に影響を与えたと言われる作品です。また、ショパンの葬送からは、ベートーヴェンの葬送を意識していることが感じられ、改めて弾いてみると、特に4楽章など指のまわり方がよく似ています。一方で興味深い違いもあります。以前ある方から、国や宗教によって死への価値観が違う、死は全てから救われて苦しみのない世界にいくことだと認識されている地域もある、と聞きました。葬儀の行進にも、行きは暗い音楽、帰りは明るい音楽を奏でる文化があるそうです。今回取り上げるふたつの葬送には、どちらも天国への憧れ、現世の苦しみからの解放という意味があると思います。ただショパンのほうは、解放された先が人間には触れられない天上の出来事、一方のベートーヴェンは、もう少し現世の感覚に近いというか、騒がしさや華やかさがあって、捉え方の違いを感じます」「演奏することを楽しみたいし、みなさんにも楽しんでいただきたい」外山啓介 (c)Yuji Hori後半はそんなショパンの「葬送」につなげる形で調性を意識し、プレリュード「雨だれ」(変ニ長調)、ノクターン第7番Op.27−1(嬰ハ短調)、第8番Op.27−2(変ニ長調)を弾く。「変ロ短調のソナタの前には、平行調で書かれたOp.27-2のノクターンを置きました。もともとこのノクターンはすごく好きな作品。さらに平行調は似て非なるもので、背中あわせのようなところもあります。Op.27のふたつのノクターンの調性的なつながりも気に入っています。プログラミングの可能性は無限大で、逆にある意味すごく難しいのですが、僕は調性につながりのあるものが一番きれいだと感じるのです」マスターピースといわれるショパンの「葬送」については、どう自分の解釈を見つけていったのだろうか。「昔から、何かが燃えさかるようなところのある曲だと感じていました。ただその考えに凝り固まらないよう、一度頭を柔らかくして楽譜を見直してみると、改めていろいろな指示が書かれていると気がついて、とにかくシンプルに、楽譜に誠実に弾いていけばいいと思いました。熱く弾き進める部分と、冷静に、細かい色のニュアンスを表現していく部分をうまく両立させたいですね」今回のプログラムも、弾けば弾くほど難しく感じるようになったという。「自分では、ちょっと弾けるようになったぐらいが一番うまいと思えるものですが(笑)、それから本番で弾くうちあれこれ考えるようになって、葛藤がはじまります。それが昔よりもしんどいのは、ステージで演奏することの重みを一層感じるようになったからかもしれません。でもやはり、演奏することを楽しみたいし、みなさんにも楽しんでいただきたい。だから今回も、新しい可能性を自分で開いていく気持ちで、シンプルにがんばることに心を決めました」恒例となっているサントリーホールでのリサイタルでも、自然体で、今できるベストの音楽を届けたいと語ってくれた。外山啓介ピアノ・リサイタル《モーツァルト~ベートーヴェン~ショパン》9月24日(土) 14:00 開演/13: 15 開場サントリーホールプログラム:モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11 番「トルコ行進曲付き」 イ長調 K.331ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第 12 番「葬送」 変イ長調 op.26ショパン:プレリュード第15 番「雨だれ」 変ニ長調 op.28 15ショ パ ン :ノクターン第 7 番 嬰ハ短調 op.27 1ショパン:ノクターン第8 番 変ニ長調 op.27 2ショパン:ピアノ・ソナタ第2 番「葬送」 変ロ短調 op.35※曲目・曲順等が変更になる場合がございます。取材・文:高坂はる香■チケット情報
2022年09月09日2007年のサントリーホールを完売にして成功させた衝撃的なデビュー公演以来、精力的な活動を続けているピアニスト・外山啓介。このほど、ベートーヴェンのソナタをまとめたソロ・アルバムをリリースし、8月29日(日)にはサントリーホールで『オール・ベートーヴェン ピアノ・リサイタル』を開催する。ベートーヴェンに対する思い、そして、コロナ禍で感じたことをインタビューした。7月28日にリリースしたアルバムには、第21番『ワルトシュタイン』、第8番『悲愴』、第23番『熱情』を収録している。「ベートーヴェンはずっとコンスタントにピアノソナタを書いてきた。弦楽四重奏やシンフォニーなど素晴らしい作品がたくさんあるが、同じぐらいピアノソナタも大切だと思う。いろいろな挑戦が1番から32番まで詰まっている」と外山は話す。その中でもこの3曲を選んだのは「単純に好きだから」というが、「『ワルトシュタイン』は新しい時代の幕開けとなるような、ベートーヴェンにとって大きなソナタの一つだし、『熱情』は中期の一つのゴールになる曲。『悲愴』は、いろいろなことがあるけれど、それでも強く生きていくしかないという前向きなエネルギーを感じる」と魅力を語ってくれた。意外だったのが、アルバムの仕上がりを尋ねたときに「どんなときもそうだが、出来上がったものに対しての“恐怖”がある」と答えたこと。現在、37歳の外山は「もうすぐ40歳。もう若手ではなくて、中堅の域に差し掛かってくる」として、「今後の自分の仕事の展開や、理想を考えると、いい意味で周りからの評価が気になるというか、きちんと自分が登っていけているのか不安に思うようになった」という。しかし、その“恐怖”があるからこそ、「本番がより面白くなった」とも。「何を弾いても《外山啓介》というのは嫌だなと思う。自分がどう弾きたいかではなく、作曲家がどう弾いてほしかったのかを一生懸命考える。自分がピラミッドの頂点に立たないピアニストでありたい」。本来、アルバムも昨夏リリースされる予定で、リサイタルも昨年9月に開催されるはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で敢えなく延期となった。この1年間は「一生忘れられない1年になった」と外山は言う。「当たり前のように、観客の皆さんの前で演奏をしてきたが、それが当たり前ではないということ。自分の仕事がどういうものなのか、これからどうしていきたいのか、今まで自分は何をしてきたのか。いろいろと冷静に振り返ることができた」1日も早くコロナ禍の終息を願う一方、一度立ち止まって、思考を深めることができた点においては、プラスだったようだ。「時間ができたので、自分で知っているつもりだったことをもう一度勉強し直したり、演奏に関してもより高みを目指すことができたり、ほかのピアニストの音楽を積極的に聴いたり。本当に忘れることのできない1年だった」本番まで1ヶ月を切った、サントリーホールでの演奏。観客へのメッセージを尋ねると、外山は「特別な時間になると思う。本番でお客様からいただくパワーは本当に大きい。ぜひ、ベートーヴェンのコンサートを作り上げるために、皆様の力を貸していただきたい」と話した。『《ワルトシュタイン》《悲愴》《熱情》〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集』エイベックス・クラシックスAVCL-841223300円(税込)発売中外山啓介 オール・ベートーヴェン ピアノ・リサイタル2021年8月29日(日)14:00開演会場:サントリーホール〈その他のスケジュールはこちら〉取材・文・撮影:五月女菜穂
2021年08月02日豊原功補、小泉今日子、外山文治監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回目プロデュース作品『ソワレ』の公開日が8月28日(金)に決定。村上虹郎&芋生悠の逃避行を映した場面写真9点が一挙に解禁された。今回解禁となる場面写真の数々は、翔太(村上虹郎)とタカラ(芋生悠)、2人の様々な表情を切り取ったもの。悲しげな表情で下を向き、切ない感情を強く訴えかけてくる翔太の姿や、強い意思を感じさせる瞳でしっかりと前を見据えるタカラが映し出されている。そのほか、夏祭りに向かう予定だったタカラが浴衣姿のまま、翔太とともに逃避行へと走り、電車に乗って街から離れようとする一瞬や、どこかも分からない街にたどり着き、途方にくれる2人の姿。さらに、タカラの手を強くとり、必死に走り抜ける背後には警官の姿も映し出されている…。2人の間に一体何があったのか、想像をかき立てる逃避行の一部だ。こうした場面写真からは、たった2人で街からも、大人からも逃げ続けなければならない、追い詰められた緊迫感や緊張感が伝わってくる一方で、2人の間には常に一定の距離が置かれ、どことなく気まずい雰囲気が漂っているようでもある。出逢ったばかりであり、決して恋愛関係にあるわけではない2人が、なぜ、逃避行に走ったのか。ありきたりのラブストーリーではなく、それぞれに“生きる理由”があることを発見するまでを描いたひと夏の物語といえそうだ。『ソワレ』は8月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソワレ 2020年晩夏、全国にて公開(C)2020ソワレフィルムパートナーズ
2020年06月18日豊原功補、小泉今日子、外山文治監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回目のプロデュース作品『ソワレ』が2020年晩夏に公開されることが決定。W主演の村上虹郎と新星・芋生悠をとらえた特報映像とティザービジュアルが解禁された。解禁された特報映像では、翔太(村上さん)とタカラ(芋生さん)の2人が街を駆け抜け、必死に何かから逃げようとする焦燥感あふれる様子や、身を潜めた民家の中で電気もなく、ひっそりとラジオを聞き、虚ろな表情をみせる2人の姿などが切り取られている。背後に映し出される影の世界では、現実の暗い表情とは裏腹に、2人が手を取り合い流れる曲に合わせて体を揺らしているのも印象的だ。ラジオから流れるこの曲は、「How many times did I kiss you ?」というタイトルで、本作の音楽監督であり作曲家・歌手の亀井登志夫と、詩人でアーティストの故・亀井知永子の夫婦による共作。知永子さん闘病の折に、病室のベッドで歌詞を書き上げ、枕元でメロディを作ったそうで、2人が歩んできた道のりをふり返るかのようなラブソングとなっている。知永子さんの最後の作品でもある本楽曲を、外山監督が初めて聞いたとき「もし永遠というものがあるならこういうことをいうのだろうと心が震えました」というほど感激したという。タイトルの“ソワレsoiree”とは、フランス語で「陽が暮れた後の時間」「夜会」、または劇場用語で「夜公演」を意味する。プロデューサーの豊原さんは、本作に対し「誰もが心の奥底に秘める癒えることのない傷や大切な想いを“一夜かぎりのソワレ(夜会)に閉じ込め、次のまた新しい朝を迎え歩き出す」というメッセージを込めたと語る。併せて解禁されたティザービジュアルには、辛い現実から目を逸らすかのように俯いたままの翔太とタカラが、自転車に乗りまさに“逃避行”へと突き進む一瞬が描かれている。2人の逃避行の結末に待ち受けるものは絶望か、それとも希望か?すでに、テアトルシネマグループ全館で劇場毎に雰囲気の違う10カラーの超ティザーチラシ、超特報映像が解禁されていたが、今回、その物語が垣間見える新ビジュアルと特報映像が完成。さらに、本作には岡部たかし、康すおん、塚原大助、花王おさむ、田川可奈美、江口のりこ、石橋けい、山本浩司らといった個性派キャスト陣の出演も明らかとなっている。『ソワレ』は2020年晩夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソワレ 2020年、全国にて公開予定(C)2020ソワレフィルムパートナーズ
2020年05月29日「もっと“嫌われる勇気”を持ってやっていかないといけないなと思ってます」――。豊原功補はそう言って笑みを浮かべる。ここ1年半ほど、何かと芸能界を騒がせている“渦中の人”である。ひとつ何かアクションを起こすたびに――それが純粋に映画や舞台の作品に関することであっても――よくわからない「関係者」のコメントや憶測を伴ったいわゆる“芸能ニュース”として世に拡散されていく。そんなウンザリするような状況にあっても、豊原功補は歩みを止めない。日本の映画界、エンターテインメントの世界を変えるために何ができるか?自らの“志”を実現すべく、何が必要かを考え続け、行動し続ける。現在、和歌山を舞台にした映画で村上虹郎、芋生悠(いもうはるか)をW主演に据えた『ソワレ』の制作にプロデューサーという立場で携わっており、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」にて、本作を支援してくれるサポーターを一般から募集している。そして、本作の制作にあたり、小泉今日子と共に新たに映像プロダクション「新世界合同会社」を設立。「より純度の高い映像作品を追求」(HPより)を目指し、具体的には特定の女優・俳優ありきではなく、作品に最適のキャスティング、コンプライアンスにとらわれ過ぎない自由な映画作りなどを掲げている。俳優としての十分に安定した地位を捨ててまで、多くの“敵”を作りながら、彼は何を変えようとしているのか?どうしたら日本のエンターテイメントのクオリティを上げることができるのか?たっぷりと話を聞いた。作品に携わった経緯「目の前のチャンスを放っておく余裕がない」まずそもそも、なぜ豊原さんと小泉さんが和歌山を舞台に制作される『ソワレ』に関わることになったのか?「きっかけは本当にシンプルです。和歌山を舞台に映画(『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』、『ちょき』など)を作ってきた前田和紀と『わさび』や『春なれや』といった短編映画を作ってきた外山文治監督が新たな映画を和歌山でつくることを考えていて、偶然なんですがウチのスタッフが外山監督と知り合いで、顔を合わせる機会があったんです。それから少しして『一緒にやってもらえませんか?』とお話をいただきまして」。「当時はまだ『新世界合同会社』も存在していませんでした。舞台制作に関しては別の会社(※小泉さんが立ち上げた『株式会社明後日』)でやってましたが、そろそろ映像作品も手掛けてみたいとか、いろんな思いがあった中でちょうどお話をいただいて、これもひとつのきっかけなのかなと、いっそ組織を作って映像制作会社をやってみようとなりました」。「いっそ組織を作って」とさらりと言うが「豊原功補と小泉今日子が映像制作会社をつくる」となると、世間は様々な受け止め方をする。もちろん、Makuakeで支援を募るにあたって、話題を呼ぶという点でポジティブに捉えることもできるが、会社という組織を作って、これまでの映画作りの常識を変えると宣言することは、相当な覚悟が要ったはずだ。「会社を作るということに限らず、何か一歩踏み出そうとすれば、いろんなネガティブなことが頭をよぎりますし、障害が目に見えたりする部分はあります。逆に後押しをいただける部分もあります。ただ、総じて鈍感になっていくといいますか(笑)、目的以外のことはどうでもよくなってくるんですよね」。「あとね、乱暴な言い方ですけど、自分の人生の残りの時間を考えた時に、目の前のチャンスを放っておく余裕がないんです。いまやらなきゃ、本当にやる時間がない。結局、何をやってもプラスとマイナスの側面はついて回るものだし、人間はどうしても自分の経験の中から『あんなことになったらどうしよう?』『こんなこと言われるんじゃないか?』って過去の嫌な思い出に自分を縛り付けちゃうんですよね。でも、実際にそうなるとは限らないし、映画なんて作ってみなくちゃわかんないですから。ネガティブな感情がつい付きまとうけど、それを上回るポジティブな思いを抱いてからこそ、踏み出せたのかなと思いますね」変わりゆく日本映画「景色が変わってきている」実際に足を踏み出してみた結果は「いろんな意味で予想通りでした」とのこと。「ポジティブなこともネガティブなことも思っていた通りに両方、やってきましたね。ただ、どんなことでもそうなんでしょうけど、ポジティブな面や喜びって見えづらいし、後からやって来るものなんですよ。まずはネガティブな面がどんどん押し寄せてくるものなので(苦笑)、そこでいかに挫けずに立っていられるか。感情面もそうですし、実際の制作プロダクションという仕事の大変さは本当に予想以上の大変さで、『これだけのことが押し寄せてくるのか!』と挫けそうになりましたが、もう走り出しているわけですから、逃げ出すわけにはいかないんでね。『しょうがない』という気持ちで(笑)、やってます!」繰り返しになるが、この1本の映画『ソワレ』を完成させ、世に送り出すことがゴールであるなら、わざわざ「会社」を作って、“敵”を増やす必要はない。この1本だけではない、“先”を見すえているからこそ、こういう形を選んだのだ。「こうやって取材を受けて、ご質問をいただくことで、改めて対峙すべきことが明確になった気がします。いや、“敵”という言葉をあんまり使うと叱られそうですけど(笑)、(会社組織にしたことで)そういう対象がよりハッキリ見えるようになったのかなと思います」。「映画というのは大きくて歴史の長い、世界的なマーケットです。現状、いま、日本の映画界が何か大問題を抱えて映画が作れないような状況かと言うとそうではないし、動員数だって伸びているという話もあるわけです」。「でも、『日本映画』に限って捉えると、僕が俳優を始めた10代の頃、もう30~40年前の時代にワクワクしながら背伸びして、大人の世界を覗き見ていた時代とは、ずいぶんと景色が変わってきているということは感じていました」。「(映画のターゲットとなる)対象が若いというか、1人よりも2人、2人よりも3人、4人、5人で見に来られるような内容を目指している作品が大部分で、そうなると最大公約数的な映画というか“簡単な映画”になってしまうのは必然ですよね。自分のような人間が楽しめるような映画が確実に減っているんです」。苦難の道を選んでも歩みを止めない理由観客の減少に伴い、かつて隆盛を誇ったミニシアターが次々と閉鎖されていく。映画が巨大なシネコンに集約されるようになり、そこでは初動の数字で「入らない」と判断された映画は容赦なく切られていく。数字の読めないオリジナル脚本の映画は敬遠され、数字の見込める人気原作の映画化、旬の人気俳優ありきのキャスティングの作品が幅を利かせるようになったのはまぎれもない事実。「そうなるともう、小さな映画はどこで上映されているかという情報すらままならなくなって、そんな映画は『存在しない』ものになってしまうんです。俳優のモチベーションも下がるし、作り手も夢が持てなくなってきている」。「そういう映画界の一面を目の当たりにしてきて、おこがましいんですが、僕だったり小泉だったりという、世間の耳目を集めるであろう人間が動くことで、何かが変わったらいいなと。なれるのであれば“人柱”でも いいので、何か少しでも変えていけたらという思いです」。「さっきも言いましたけど、この歳になると、そういうことができる時間って限られてるんですよ。若かったらまた違った方法があったかもしれない。 『あと何年、身体がバリバリ言うこと聞くのか? 脳が立派に働いてくれるのか?』って考えると、いましかない。ネガティブな部分を含めてでもいいから、(自分たちの行動が)何かしら気に留めてもらえたらいいなと。そりゃみんな、家族がいたり、上司や部下がいたら、簡単にはハミ出さないですよ。物事は簡単に変わらない――それは今回、本当に実感してます(苦笑)。でも、僕らの思いの10歩、20歩先、1年か2年先に『あんなこと、できるかも』という可能性を残すことができたらと思っています」。「昨今、芸能プロダクションと所属俳優の問題だったり、政治やスポーツの世界のいろんな問題の所在が露わになってきてますよね?YouTubeやSNSというツールが一般化されたことで、可視化されるような部分もある。ちょっと乱暴過ぎるきらいはありますけど。そうやって『あの業界も変わったらしいよ』というひとつひとつの『点』が結びついて、やがて大きな変革につながっていくかもしれない。そのひとつの『点』になれればと思います」。【後編に続く】映画『ソワレ』Makuakeクラウドファンディングは9月27日(金)まで実施中。(text / photo:Naoki Kurozu)
2019年09月24日俳優の豊原功補と女優の小泉今日子が立ち上げた制作会社の初プロデュース作品で、村上虹郎・芋生悠が主演する映画『ソワレ』。現在、その制作応援サポーターを募集するクラウドファウンディングがMakuakeにて実施されている。2020年秋公開を目指す和歌山県を舞台にした『ソワレ』のサポーターを募集するための本プロジェクト。『ソワレ』は短編映画『春なれや』の外山文治監督作品で、村上虹郎・芋生悠主演、若きふたりの逃避行を追ったロードムービー。豊原氏、小泉氏ら数人で昨年立ち上げた、映画製作会社「新世界合同会社」の第1作目の作品となる。支援枠は3,000円~50万円まで。本プロジェクトを支援したサポーターには、ロケ地・和歌山や東京で行われる試写会に参加できる権利や、ホームページ/映画エンドロールへの名前記載、豊原氏・小泉氏によるクリエイターズトークイベントへの参加権など、様々なリターンが用意され、集まった資金は製作費およびPA(プリント+広告)費として活用していくという。豊原功補&小泉今日子、初プロデュース作に込めた映画業界への思いとは…我々は、もとより日本映画の興行システムにおける大小の差に疑問を感じておりました。よく耳にし、実感としても伴っていたのはオリジナル脚本の企画の通りづらさ、また、キャスティングにおける発想の自由度の狭さです。映画事業、ビジネスといったところをからすれば、国内でのヒットとその中での製作と回収を考えることは至極当然のことなのでしょうが、そこで後回しになるのは国内のみの需要にとどまらぬ作品の質の追求や、認知優先ではない本当に役柄に適したキャスティングの追求なのでないかと思うところがあります。しかし、独自性を打ち出し、自由度を求める企画にはなかなか資金が集まりません。結果インディペンデントの精神を持ちながら小さな映画を目指すことになります。決して悪いことではありません。目指すべき映画を作り公開して観ていただくという点では、映画作りをしている者すべてなんら変わりはありません。ただ、これからはもっとアジアや世界に広がる独自性と作家性を感じる作品を、日本のいろんな映画館でたくさんの方に観てもらえる環境になればと思うのです。日本には本当に優れた俳優や監督、技術スタッフがたくさん存在します。その一人一人にもっと多くの創造する機会、場所を作り、色とりどりの新たな映画が生まれることを願い、はじめの一歩を踏み出してみました。初プロデュースは初めて知り得ること、困難の連続を思い知りながらの日々となることとは思いますが、覚悟を持って、精一杯頑張ります。注目の若手俳優2人のキャスティング理由主人公の翔太役には、瞬時に村上虹郎くんの姿が浮かびました。外山監督とも『春なれや』という短編で組んでいた経験もあり、彼の内面から発する危うげながらも繊細かつ熱量のある躍動感はこの役に不可欠だと感じました。タカラ役の芋生悠さんは100人を超すオーデションからの抜擢となりました。監督が台本を書き上げる上で想像力を膨らませる大きな要因ともなったようです。今作の直前に作・演出した舞台での仕事が初の顔合わせでしたが、彼女の瞳の奥にある儚くも憂いのある光と、大きく飛躍する演技への底力をとても強く感じました。この二人でしか作り得ない時間が生まれるだろうととても期待しています。ストーリー東京で役者を目指す翔太は、噛み合わぬ実人生に自分を見失いそうな日々の中にいた。そんな中、小さな劇団のツテから、演劇を通したレクリエーションを行うために向かった先は、故郷の和歌山にある老人養護施設。終の住処になるであろうその施設に住む老人たちの中で、自分と変わらぬ年若いタカラは働いていたが、彼女は何か失い切って諦めたように佇んでいた。数日後、一緒に祭りに行こうと誘ったタカラを迎えに行った翔太は、そこで驚くべき光景を目にし、2人は事件を起こしてしまう。タカラの手を取り駆け出した翔太。そして2人は“かけおち”とも呼べる逃避行の旅を始めることになる――。『ソワレ』は2020年秋、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年07月30日世代随一の実力派・村上虹郎を主演に、インディーズ映画で最注目の新星・芋生悠をヒロインに迎えた映画『ソワレ』が始動。豊原功補、小泉今日子らによる「新世界合同会社」が初プロデュースを手掛ける。本作は、役者を目指し上京した若者・岩松翔太が、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働く山下タカラと、ある事件をきっかけに先の見えない逃避行を始める――というストーリー。主人公の翔太を演じるのは、外山文治監督とは短編映画『春なれや』以来二度目のタッグとなる村上虹郎。また、同じくタカラはインディーズ映画界の新星・芋生悠(いもうはるか)が100人以上のオーディションから大抜擢。地元住民らでつくる「御坊日高映画プロジェクト実行委員」らのサポートで7月5日にクランクイン、7月末にアップ、そして秋の完成を目指していく。短編『此の岸のこと』(’10)が「モナコ国際映画祭2011」で最優秀作品賞など5冠を達成し、長編デビューとなった『燦燦―さんさん―』(’13)で「モントリオール世界映画祭2014」から正式招待を受けた外山文治監督が、和歌山市出身のプロデューサー・前田和紀氏の依頼で幾度となく和歌山を訪れ、オリジナル台本を執筆、当地の名所・道成寺にまつわる「安珍清姫伝説」なども取り込み、夏の御坊市、日高エリア、そして和歌山市を横断するロケを敢行する。タイトルの“ソワレsoiree”とはフランス語で「陽が暮れた後の時間」「夜会」、または劇場用語で「夜公演」のこと。本作に関してプロデューサーの豊原氏は「誰もが心の奥底に秘める癒えることのない傷や大切な想いを“一夜かぎりのソワレ(夜会)に閉じ込め、次のまた新しい朝を迎え歩き出す」というメッセージがあると本作への意気込みを語っている。また、撮影中の7月18日よりMakuakeによるクラウドファウンディングがスタート。現場のリポートや動画、和歌山情報などを発信しながら、この映画のサポーターを募っていきたいという。村上さんは既にインスタグラムのフォロワーが17万人。彼の発する言動やビジュアル、関わる作品は多くの人々の関心の中にあり、芋生さんはインディーズ映画を中心に活動しているが、彼女の将来に期待を寄せる人はこれからも増えていくはず。そして外山監督は、まだ三十代ながら『此の岸のこと』『春なれや』『わさび』など短編集の上演はユーロスペース動員数で記録を出すほど。海外での受賞経験もあり、その才能は少しずつ認知されてきている。この若き表現者たちを見守り、育てることもクラウドファンディングの意味を広げていくことになる。豊原功補:プロデューサーコメント外山監督の人の営みに対する深い観察眼を感じさせる『此の岸のこと』に強い感動を覚え、その時からすでに何かに導かれるように新世界の立ち上げ、プロデュースへと至った気がします。唸るような繊細さと躍動を併せ持つ村上虹郎、儚げでありつつも芯のある瞳の奥へと惹きつける芋生悠、この二人の疾走する生命の瞬間を捉えさせたらどうなるのかと、とても胸がざわつく思いです。その構図の力強い背景となる和歌山と我々を繋げてくださった前田プロデューサー、そして全スタッフとともに、新しい扉を開くべくこの映画に挑みます。たくさんの人々の心に届けばと願っています。クラウドファンドの実施も決定し、広く皆様のご参加を募ります。応援宜しくお願い致します。小泉今日子:アソシエイトプロデューサーコメント『此の岸のこと』に感銘を受け、僭越ながら外山文治監督の存在を世に知らしめたいと思った。その思いが長年の夢だった映像作品のプロデュースという挑戦へと背中を押してくれました。縁も所縁もない和歌山県と我々を引き合わせてくれたもう1人のプロデューサー前田和紀さん(和歌山県出身)と共に全力でこの夏を駆け抜けたいと思っています。村上虹郎さんと芋生悠さん。実存と幻想を行き来するような2人の眼差しや透明感はいつか失われるかもしれない儚さの元に醸し出されるものかもしれません。そんな今の2人をそのままこの映画に閉じ込められたらと思います。主人公・岩松翔太役/村上虹郎コメント皆さまお元気ですか村上です。待望の外山監督長編作です。きっと僕等が体感したことのない色やリズムによって未知なる感情とその旋律に出逢えることと予言致します。乞うご期待。主人公・タカラ役/芋生悠コメントソワレの主演をやるということは自分の人生においても大きな出来事になると感じています。W主演の村上虹郎さんは、目の前にするとより一層凄みを感じます。絶対にこの人には嘘をつきたくないと思う何かがあります。心を裸に。一緒に演じられるのが楽しみです。監督の外山文治さんは、リアルにそこに存在するかのような人物を描き確かに映画にされます。ソワレは現実と映画の結びつきの核みたいな存在になるんじゃないかと。台本から読み取った愛を信じて監督ついて行きたいです。そしてプロデューサーの豊原功補さん小泉今日子さんへの信頼もあり、いい環境の中で映画がつくれることに感謝しています。ソワレの未来は何も見えないですが、今は今ここにある全てを捧げられたらと。和歌山の土地のエネルギーと現地の皆様のお力添えをお借りして最後まで生き抜きます。脚本・監督/外山文治コメントこれまで流行に背を向けて、「生活者」の心の在りようを撮り続けてきました。時代が大きく変化し、作品主義・作家主義を今いちど掲げられる時に、この度の機会とご縁を頂くことができましたことを大変嬉しく思います。舞台となる和歌山県の魅力と、村上虹郎と芋生悠という若いふたりの放熱を余すところなく撮ることを約束し、プロデューサー陣の志を羅針盤に、ささやかながらも一石を投じるような骨太な映画を目指して歩を進める所存です。『ソワレ』は2020年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月04日シャンデリア・アーティストのキム・ソンヘ(Kim Songhe)と、空間デザインなどを手がける「アトリエ マティック(ATELIER matic)」の外山翔が、展覧会「二人展 Moral tone」を開催。東京・青山のギャラリー ミュベール(GALLERY MUVEIL)にて、が9月8日から30日まで行われる。昨年11月に行われた「二人展 As it is」にて各方面から高い評価を得たことから、第2回の開催が決定した同展。キム・ソンヘは国内外の企業やブランドへ作品提供する、空間ディスプレイやプロダクトデザインなどを手掛けるシャンデリア・アーティスト。2016年に『TROPHY』を発刊、ラフォーレ原宿で展覧会「トロフィー」を開催し、高い評価を得た。外山翔は、ドライフラワー専門店「EW.Pharmacy」やPARCOのウィンドウディスプレイなどを手掛ける空間デザイナー。アクリルや樹脂を使用したアートピースや、光を使用した空間インスタレーションなど実験的な作品を作り続ける傍ら、展示会の会場構成や店舗什器デザインなど数多くのデザイン業務も平行して行っている。同展では、ミュベールの2018秋冬コレクションのテーマ「LADIES and GENTLEMAN」を元に、1940年代に活躍した女優リザベス・スコット(Lizabeth Scott)の銀幕世界に漂う“エレガンス”さを、進化する二人のアーティストがテーマを汲み取り、それぞれのアートピースとして作品を発表。二人の“moral tone(気品・風格)” 溢れる作品作りを間近で感じることができる。『私たちに映る世界』キム・ソンヘキム・ソンヘは、廃材などのパーツをミラーコティングし、雲のような柔らかい提灯で包んだ作品「私たちに映る世界」を披露。見たくないものも際限なく情報として入る現代で、「何かのせいにせず、自分から目を逸らさないで」という思いと同時に、「人々をふんわりと包み込み、人々が強く優しく生きられるように」という願いを作品に投影した。『未完・無垢』外山翔一方、外山翔は新たに挑戦するアクリル作品に加え、大理石を加工したアートピースを発表する。外山自ら石を選定し、誰もが見たことのあるような石から中々流通しないものまでを使用。その石の魅力を最大限に引き出すため時に表面を磨き上げ、時には無骨な部分を残し、石の持つ美しさや力強さを表現した。またアクリルオブジェ作品では、アンティークパーツを入れ込むことで時間や歴史を閉じ込め、“美しさと時を止めること”を表現。新たな命を吹き込むというモノづくりを披露した。昨年から更に進化した作品に加え、アクリルに閉じ込めた中の世界と、外の世界との繋がりをテーマにした作品を披露する。Tシャツ 7,800円 レディース・メンズそれぞれ FREEサイズのみ展開 カラー:White、Blackさらに、同展の開催に合わせ、ミュベール限定のアイテムが登場。ミュベールと同展のテーマであるリザベス・スコットを2人のアーティストがそれぞれに解釈し作品を展開することから、キム・ソンヘのテーマである「鏡」、外山の「アクリル」や「動物」、「小人」と「リンゴ」などから、大いなる別れのアニメーション映画『白雪姫』と結びつけ、インスパイアされたTシャツを展開する。その他、キュートなチャーム(3,800円)も限定アイテムとして発売される。会期中には、キム・ソンヘによるワークショップも開催。「もっと自分を褒めてあげて!」という気持ちを込めて、自分自身に送るトロフィーを制作。今回の展示のメインであるミラーをパーツとして使用し、アソートで自分好みのトロフィーを作ることができる。【イベント情報】二人展 EXHIBITION 「Moral tone」Kim Songhe & Sho Sotoyama (ATELIER matic)会期:9月8日〜9月30日会場:GALLERY MUVIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山B1F時間:11:30~20:00キム・ソンヘ ワークショップ「トロフィー」会期:9月16日時間:①13:00~ ②15:00~ ③17:00~ ※各回、定員8名 / 所要時間1時程度 料金:4,500円(材料費込み)
2018年08月27日ミュベール(MUVEIL)は、シャンデリアアーティストのキム・ソンヘとディスプレイデザインなどを手掛けるアトリエ マティック(ATELIER matic)の外山翔による「二人展」を、ギャラリー ミュベールにて開催。会期は2018年9月8日(土)から9月30日(日)まで。2018年秋冬コレクションに着想したアート展示2017年の作品展「As it is」が好評を博し、2018年も開催することとなった「二人展」。キム・ソンヘと外山翔の2人が、女優リザベル・スコットをモチーフとしたミュベール2018年秋冬コレクションを再解釈し完成させた、"気品・風格(moral tone)"溢れるアート作品を展示する。キム・ソンヘ「私たちに映る世界」2015年ラフォーレ原宿での展覧会「トロフィー」が人気を博したシャンデリアアーティストのキム・ソンヘは、廃材などのパーツをミラーコーティングした「私たちに映る世界」を制作。雲のように柔らかい提灯の光で包み込むことにより、現代社会を生きる人々が強く優しく生きられるようにというメッセージを込めている。外山翔「未完・無垢」ドライフラワー専門店「EW.Pharmacy」の空間デザインや、パルコのウィンドウディスプレイデザインなどを手掛けるアトリエ マティックの外山翔は、アクリルや大理石を用いたアートピース「未完・無垢」を展示。シャネルのアンティーク香水瓶を閉じ込めたアクリルオブジェ作品などを並べる。「二人展」限定Tシャツ「二人展」の開催を記念し、「白雪姫」をモチーフにした限定Tシャツを発売。キム・ソンヘのテーマである鏡、外山翔が作品に用いるアクリルや動物、小人、リンゴなどにインスピレーションを得て、アニメーション映画「白雪姫」をモチーフとすることが決まった。フロントには、「鏡よ鏡この世で一番美しいのは誰?」という、継母が魔法の鏡に向かって呟くセリフを英字でプリントしている。キム・ソンへのワークショップもなお、キム・ソンへによるワークショップ「トロフィー」も実施。今回の展示作品で使用したミラーを主なパーツとしたオブジェを作ることができる。【詳細】二人展EXHIBITION「Moral tone」KimSonghe & ShoSotoyama (ATELIER matic)日時:2018年9月8日(土)~9月30日(日) 11:30~20:00場所:ギャラリー ミュベール住所:港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山B1F■限定アイテム・Tシャツ 7,800円+税サイズ:レディース&メンズのフリーサイズカラー:ホワイト、ブラック・チャーム 3,800円+税■キム・ソンヘ ワークショップ「トロフィー」日時:9月16日(日) 13:00~/15:00~/17:00~ 所要時間1時程度定員:各回8名参加費:4,500円+税(材料費込み)【問い合わせ先】ギャラリー ミュベールTEL:03-6427-2162
2018年08月26日先のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で国民的ヒロインとなった芳根京子の主演作『わさび』、『家族はつらいよ2』の吉行和子と『武曲 MUKOKU』の村上虹郎と話題作が公開中の2人が共演した『春なれや』など、映画監督・外山文治による短編映画が、8月に劇場公開。その特報映像が到着した。「映画監督外山文治短編作品集」と題して上映される両作。撮影当時18歳の芳根さんの瑞々しい涙が印象的な短編映画『わさび』は、先月開催された「ロサンゼルス日本映画祭」で最優秀短編映画賞を受賞。また、『春なれや』は吉行さん、村上さんによる自転車の2人乗りのシーンが印象的に切り取られ、『恋人たち』の篠原篤らが出演する。さらに、老老介護の厳しい現実と夫婦愛を描き、世界各地で上映された『此の岸のこと』(’10)を含めた3作品が今回、劇場公開に。外山監督といえば、『此の岸のこと』が世界で高く評価され、シニア世代の婚活を描いた長編映画デビュー作『燦燦 -さんさん-』は「第38回モントリオール世界映画祭」フォーカス・オン・ワールドシネマ部門に正式招待作品となり、日本でもロングラン・ヒットとなった。今回解禁された映像は、特報としては長尺の2分22秒にわたる見応えのあるもの。美しい音楽に乗せ、各作品がダイジェストで流れていくスペシャル映像となっている。『わさび』『春なれや』の2作品の映像は、これが本邦初公開となる。また、新鋭・外山監督が描く映像世界には、韓国のキム・ギドク監督を引き合いに出した故・蜷川幸雄をはじめ、岩松了、八嶋智人、『花戦さ』の篠原哲雄監督、『百円の恋』の足立紳ら著名人からも賞賛の声が続々と寄せられている。■岩松了 (劇作家・俳優)外山監督は道に立ちすくむ人を見つめる。そこに流れている慈悲のような静寂の調べ■八嶋智人 (俳優)人への寄り添い方が優しく、強い。現代という閉塞感を受け止め、他人事にせず、でも希望を捨てない物語。■蜷川幸雄 (演出家)※『此の岸のこと』への寄稿まるで韓国の大監督キム・ギドクの初期の作品のように、深い悲しみをこめた画面は限りなく美しい。■篠原哲雄(映画監督)くそったれな流行には目もくれず、着実に人間の奥底に潜む、理不尽な運命に逆らう想いを、映画ならではの美しさで描いている。■足立紳(映画監督・脚本家)すべての登場人物たちにありったけの愛情が注がれていて、どの人物たちももっともっと観ていたいと思わせる。■小椋久美子(元バドミントン日本代表)絆を守りぬく人間の強さ。切なく優しい愛に涙が止まりませんでした。大切な人に会いたくなりました。「映画監督外山文治短編作品集」は8月26日(土)より渋谷・ユーロスペースにて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月04日歌舞伎座サービスは12月18日に歌舞伎茶屋において、「江戸落語を食べる会~第2回 十一代桂文治の『時そば』を味わう」を開催する。「江戸落語を食べる会」は、人気のはなし家による江戸の食を題材にした落語を楽しむとともに、そのお題にちなんだ料理も味わえる落語の会。11月22日には第1回「春風亭一之輔の『本膳』を味わう」が予定されている。第2回目となる今回は、「時そば」をテーマに開催。2012年9月に江戸から続く落語会の大名跡「桂文治」を襲名した、十一代 桂文治の落語(2席)と、江戸の香りを色濃く伝える歌舞伎座の伝統の味が楽しめる。開催は12月18日。開演18時30分(開場18時)。食事は20時から。会場は、東京都中央区八丁堀の歌舞伎茶屋。会費は5,500円(落語と食事代)で50名限定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日