2016年11月9日(水)~11月13日(日)の5日間、新宿歌舞伎町・大久保公園で「ケバブグランプリ2016」が開催されます。期間中は、日本各地から有名ケバブ店が集結。ケバブを食べ比べるフードイベントとしては日本最大級です。あわせてベリーダンスのコンテストも開かれます。どちらも楽しみましょう!ケバブはどんな料理?肉・魚・野菜などをローストしたトルコ料理、それがケバブです。日本ではスライスした大量の肉を串に刺して焼き、大きなナイフでそぎ落として食べる「ドネルケバブ」がおなじみ。ピタパンにケバブをはさんだり、ソースに趣向を凝らしたり。味わいや食べ方は、お店ごとに個性があります。●ケバブグランプリをもっと詳しく!ケバブグランプリ、略して「KEBA-1」は2015年からスタートして、今年で3回目。来場者の投票によってグランプリが決まります。2015年は『ケバブNo.1部門』『サイドディッシュ部門』『イケメン店員部門』の3部門でグランプリを競いました。ケバブやサイドディッシュを食べ比べ、気に入ったお店に投票してくださいね。前回は計17店舗が出店し、来場者は約3万人でした。今回は会期を1日延長。アクセス良好な新宿歌舞伎町・大久保公園が会場だから仕事帰りに立ち寄るのもおすすめです。夜21:00まで開催していますよ。●妖艶!第2回「魅惑のベリーダンスコンテスト」11月12日(土)13:00からは、特設ステージで「魅惑のベリーダンスコンテスト」がおこなわれます。ベリーダンスは腹部や腰を回すような動きが印象的な中東のダンス。昨年のコンテストでは、美しい衣装とダンスに観客が酔いしれました。参加するのはジャンルやプロ・アマの垣根を超えた2~10名のグループ。ジャンルはターキッシュ、エジプシャン、オリエンタル、フォークロアなど何でもOK!審査の基準は観客の投票です。ぜひ観賞、投票しましょう。また、9月1日(木)~10月14日(金)は参加者の募集もおこなわれます。ベリーダンス愛好者なら、参加してみては?会場内ではトルコビールや中東の雑貨も販売されます。ケバブ片手にベリーダンスを観賞し、エキゾチックな気分を味わいましょう。■イベント概要名称:ケバブグランプリ2016』開催期間:2016年11月9日(水)~11月13日(日)開催時間:11:00~21:00 ※11月9日(水)は17:00~21:00会場:新宿歌舞伎町・大久保公園所在地:新宿区歌舞伎町2-43料金:入場無料 (飲食と一部イベントは有料)公式サイト:
2016年09月04日お笑いタレントの大久保佳代子らが、あす17日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『幸せ追求バラエティ 金曜日の聞きたい女たち』(毎週金曜19:00~19:57)で、楽して簡単にやせられるというダイエット方法を体験する。大久保が体験するのは、好きなものを好きなだけ食べてもいいという夢のような"食べ放題ダイエット"。45歳になった大久保が、10日間にわたって挑戦した様子を密着する。ほかにも、安藤なつ(メイプル超合金)、小島瑠璃子、バービー(フォーリンラブ)、LINA(MAX)というメンバーが、歌うだけで20キロのダイエットに成功したというダイエット法や、海外セレブで流行の"跳ぶだけダイエット"にスタジオで挑戦。新婚で幸せ太りしたキンタロー。は、寝転がっているだけで、やせたい部分にピンポイントで効くという最新美容機器を体験レポートする。また、スタジオに集結した"イケてる男たち"は「女性のこの部分のぜい肉がイヤ」を発表していく。
2016年06月16日WOWOWのドラマW「山のトムさん」の完成披露試写会が12月21日(月)に開催され、主演の小林聡美、市川実日子、光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、もたいまさこが上映前の舞台挨拶に登壇した。映画『かもめ食堂』に始まり、『めがね』、『東京オアシス』など独特の作風でファンを魅了し、WOWOWにおいても「パンとスープとネコ日和」が話題を呼んだチームによる新作で、石井桃子の児童文学を実写化。東京から田舎へと移り住んだ主人公たちののどかな生活を描き出す。1か月にわたって長野で自然に囲まれて撮影されたという本作。小林さんは「相変わらず、何も起きません(笑)」とゆるい口調で語りつつ「何も起きない分、奥に豊かさが広がっていて、素朴な暮らしに幸せがあると教えてくれます」とうなずく。市川さんは「1か月間、緑に囲まれて撮影し、初夏で花が咲いたり、ツバメが巣をつくったりするのをみんなで観察しつつ、とても静かで贅沢な時間を過ごしました」と振り返る。市川さんの娘役を演じた春樺ちゃんは「(現場から)帰るときに鹿が出てきて、目が光って怖かった!」と東京では考えられない自然との遭遇を明かす。高橋さんは、東京と長野を数回、往復したそうだが「電車が東京に近づくとクサいんです」と普段、東京にいると気づかない空気の澄み具合の違いを感じたという。一方、小林さんの甥っこ役を演じた伊東くんは、これまで野菜が食べられなかったのが、田舎での生活で食べられるようになったという!小林さんは「食べられるように協力しました」と明かすが、実際は食事シーンの本番撮影中に、あえて伊東くんの皿に野菜をよそったとのこと。伊東くんは「(普段は)食感が嫌いで…」とトマトなどの野菜を食べられないでいたが「カメラが回ってるときに、真剣な顔で(小林さんが皿を)『はい』って渡すので…」と戸惑いつつも食べるようになって克服したと明かした。ちなみに、タイトルのトムさんは劇中に登場する猫の名前。「やっぱり猫が好き」をはじめ、小林さんももたいさんも猫と関わりのある作品に参加することが多く猫が好きだというが、ここでも伊東くんは「猫アレルギーでして…(苦笑)」と告白。周囲から「シティボーイだから」とイジられていた。WOWOWドラマW「山のトムさん」は12月26日(日)放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日12月26日にWOWOWで放送されるドラマW『山のトムさん』(21:00~)の完成披露試写会舞台あいさつが21日、都内で行われ、小林聡美、市川実日子、光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、もたいまさこが出席した。同ドラマは、児童文学作家・石井桃子の小説をドラマ化した作品。東京に住んでいたハナ(小林聡美)は、友人のトキ(市川実日子)とその娘のトシ(佐々木春樺)とともに慣れない田舎暮らしを始める。そこにハナの甥・アキラ(伊東清矢)、ネズミ退治の目的で飼われた猫のトムも加わり、ゆったりとした時間の中で、人間と動物の楽しい共同生活が繰り広げられる。主演の小林は「児童文学って子どもだけのものではないと改めて原作に触れて実感しました。原作は戦後のお話ですが、今回のドラマは現代に置き換えて作り変えました。携帯もテレビも出てこないし、その代わりたくさんの自然と風や土の匂いがするドラマになっています」と内容について説明。「皆さんの心の中に小さな幸せを撒いてくれたらうれしいです」とアピールした。また、改めて出演した感想を求められた小林は「相変わらず何も起きないんですけど、素朴の暮らしの中に幸せってあるんだと改めて教えられた気がします」としみじみ。また、同ドラマは1カ月間、自然溢れる長野や山梨でロケが行われ、市川は「本当に贅沢な時間でした。でも時々もたいさんや光石さん、高橋さんが東京の香りを運んでくれて東京が恋しい気持ちになり、人間は欲張りだと思いましたね(笑)」とロケ中のエピソードを披露。そんな市川とは対照的の高橋は「今回は1~2回往復したんですけど、電車に乗って東京に近づくと臭いんです。本当に素晴らしい空気の中にいたんだと思いましたね。新宿に近づくと何ともね…」と話して共演者や報道陣の笑いを誘っていた。
2015年12月22日東京都新宿区の大久保公園で11月12日~15日、「ケバブグランプリ KEBA-1 2015新宿」が開催される。○「魅惑のベリーダンスコンテスト」も同イベントでは各店オリジナルソースで提供する肉をはさんだケバブをはじめ、世界三大料理のひとつであるトルコ料理や伝統文化の紹介、雑貨販売なども行われ、オリエンタルでエキゾチックな雰囲気を楽しめる。「KEBA-1グランプリ」では、トルコレストラン「AYASOFYA」、「アリーズ・ケバブ」、「エリジュス」、「ナザルケバブ」、「トルコキッチン Harika」、「ペルシアンドネルケバブ」など、多数のケバブ店が味を競う。「NO.1ケバブ部門」「サイドディッシュ部門」「イケメン店員部門」の3部門があり、チケット購入時に渡されるチラシに添付された投票券で投票することができる。さらに、ステージイベント「魅惑のベリーダンスコンテスト」も開催する。来場者の投票と動画の「いいね」数、審査員特別賞を加算して優勝者を決定する。開催時間は11時から21時までとなる。
2015年11月07日イケメンマッチョによるストリップを題材にした大ヒット映画の続編『マジック・マイクXXL』と大久保佳代子がMCを務めるフジテレビのトーク番組「~極上美女対談~イイ女の条件」のコラボイベントが10月8日(木)に開催。大久保さんが奔放トークで会場を沸かせた。「イイ女の条件」は芸能界で一番の“イイ女”である大久保さんが一流の美女たちと対談し、さらに美しさを磨くべくゲストにアドバイスを送るというトーク番組で「FOD(フジテレビオンデマンド)」にて無料配信中。現在配信中の番組では、バナナマン日村との交際が話題の元NHKアナウンサー神田愛花をゲストに迎え、あけすけなトークで神田さんの本音に迫っている。大久保さんは、番組のレギュラーの“執事”であるアイアム野田(鬼ヶ島)に加え、マルコとリーという2人のイケメンマッチョ(最初から上半身裸!)を従えて登場!ひと足先に鑑賞した映画でマッチョたちの姿に大興奮したよう。「私は疲れて家に帰るとEXILEのライヴを見るんです。裸にベスト、汗…イヤらしい目で見てストレスを発散させてるんですけど、(映画は)それ以上。女子会で見てほしい!終わる頃には女性ホルモンでシートがべっちゃりですよ!」とまくし立てた。また、自身の番組にも触れ、配信中の回でゲストに迎えた神田アナについて「私の予想では今年中に結婚すると思います」と予言。その人柄について「いい意味で天然で人としてダサいんです。ある意味、純粋でまじめすぎて、聞いたこと全部答えてくれました」と明かした。ここ最近、芸能界では結婚ラッシュが続いているが「キャンペーンかってくらい結婚報道多いですよね」と語り「予定はないが乗りたいなと思います!」と結婚願望を口にしていた。この日は会場に足を運んだ観客からの質問や相談に大久保さんが回答しイイ女の極意を伝授。「飲み会で下ネタを振られたとき、どう返したらいいか?」という悩みには、自ら壇上で実演!アイアム野田さんの「大久保さんは何カップなの~?」というフリに対し「右がDで左がEだから今夜、あなたが整えてね」という回答で会場は爆笑に包まれた。「飲み会でボディタッチされるけど、変な空気になるので『やめて』と言えない」というセクハラまがいの行為に対する相談には「極道の妻たち」で岩下志麻が放つセリフ「遠慮しんと、しっかり触りぃや!」を威嚇方法を伝授。また「老化する肉体を人工的に改造すべきか?自然に任せるべきか?」という悩みには「ほっときましょう!果物でもバナナがちょっと黒くなるように、私の乳首はイチジクのようです(笑)。でもおいしいです。指を吸い込んでいく感じ。これを『良い』という男の方が、男として上です!」とキッパリと断言し女性客から喝采を浴びていた。『マジック・マイクXXL』は10月17日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。「~極上美女対談~イイ女の条件」はFOD(フジテレビオンデマンド)にて無料配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マジック・マイクXXL 2015年10月17日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT,LLC
2015年10月08日小林聡美主演で好評を博したWOWOWのオリジナルドラマ「パンとスープとネコ日和」。このほど、小林さんが再び主演を務め、「クマのプーさん」を初めて日本に紹介し児童文学の第一人者として知られる石井桃子の物語を、ドラマW「山のトムさん」として実写化することが分かった。東京で暮らしていたハナ(小林聡美)は、友人のトキ(市川実日子)、トキの子どもトシ(佐々木春樺)と、慣れない田舎での生活を始めることに。そこに中学を卒業したばかりのハナの甥アキラ(伊東清矢)が加わり、4人の新しい家族の暮らしがスタートする。近くに住み、何かと相談に乗ってくれるゲン(光石研)とシオリ(高橋ひとみ)の夫婦に助けられながら、畑仕事の毎日に少しずつ慣れていくハナ。そんな中、ネズミ退治の目的で飼われた新しい家族、オス猫のトムが彼女のもとにやってくる――。小説「ノンちゃん雲に乗る」や「クマのプーさん」「ピーターラビット」シリーズの訳書などで知られる石井桃子の原作を、主演に小林さんを迎え、市川実和子、光石研、もたいまさこら、おなじみともいえる“癒やし”のメンバーで描く本作。脚本を群ようこ、音楽を大貫妙子が務める。やんちゃな子猫トムに、少しだけ振り回されながらも、人間と動物たちが、やがては楽しく共生していく田舎暮らしの物語は、児童文学の世界で自分自身の暮らしをモチーフに表現した石井氏ならでは。血のつながりだけではない家族としての暮らし、近隣の人たちとの優しいつながり、人を愛せるからこそ動物も愛せるという当たり前のこと、美しくも厳しい自然との共存など、石井氏自身の実体験からストレートに表現された、自然の中で“ともに暮らす”という感覚に溢れている。そんな石井氏の世界をドラマで体現した小林さんと市川さんから、素敵な“実感”コメントが寄せられている。■小林聡美ひとが幸せに暮らすってこういうことなのかもしれません。一緒に暮らす仲間と、山と花と風と鳥と太陽と月。働いて、おいしいごはんを食べて、夜は星空を眺める。原作の石井桃子さんが終戦直後に実践したそんな暮らしは、生きるための必死の手段だったかもしれませんが、今を生きる私たちに、なんでもない暮らしの豊かさを伝えてくれるような気がします。■市川実日子新緑の季節の山で、ネコとヤギと子どもと大人たち、みんなで撮影をしました。家の軒下に、ツバメが巣を作り始める。なんにもなかった庭の池に、突然菖蒲の花が顔を出す。スズメバチがブーーーっと飛んでくる。青空に丸い虹。そういった大きな小さな変化を、みんなが感じながら現場に立っていたように思います。静かな中、どんな音がして、何が起こっているのか。そんなことをこの作品で楽しんでいただけたら嬉しいです。ドラマW「山のトムさん」は12月26日(土)21:00よりWOWOWにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日「だって仲間を見殺しになんか、できないよ!」そう叫んでセーラームーンは自身の胸に輝く、銀水晶の欠片を差し出した──それは、みんなのために命を捨てる選択とも、地球を犠牲にして大切な人を救う選択ともちがう「月野うさぎ」だからこそ、できた選択だった。ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』チケット情報2013年、美少女戦士セーラームーン20週年記念プロジェクトのひとつとして8年ぶりに新作上演となった「セラミュー」ことミュージカル『美少女戦士セーラームーン』。2014年、夏には第2弾公演、今年1月には初となる中国の上海公演も実現。そして、第3弾となるミュージカル「美少女戦士セーラームーン -Un Nouveau Voyage-」が幕を開けた。フランス語で「新たなる旅立ち」という意味を持つ、第3弾はタイトル通り、セーラー5戦士を演じる大久保聡美(セーラームーン/月野うさぎ役)、小山百代(セーラーマーキュリー/水野亜美役)、七木奏音(セーラーマーズ/火野レイ役)、高橋ユウ(セーラージュピター/木野まこと役)、坂田しおり(セーラーヴィーナス/愛野美奈子役)の卒業が発表され、話題を呼んだ。さらに人気の原作第3期〈デス・バスターズ編〉として、5戦士に加え、外部太陽系戦士セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラーサターンの全戦士が勢揃い!その勇姿はまさに圧巻。もちろん彼らと戦うカオリナイト、ミストレス9、ウィッチーズ5も登場。そして今回も、元宝塚歌劇団宙組男役トップスター・大和悠河がまもちゃんことタキシード仮面/地場衛が華麗に舞い、客席を魅了する。中学卒業を控えた5人は、エリートばかりが集う無限学園に見学に訪れるが、うさぎだけが落ちこぼれてしまう。あっさり「あーあ、購買部で無限学園グッズでも買って帰ろう」と切り替えの早い、うさぎ。けれど、その心の奥には「卒業したくない」という思いがあった──汐月しゅう、藤岡沙也香、香音有希、扇けい等、元宝塚キャストが集うステージは実に華やか。5戦士たちがラーメンを食べたり、うさぎがウラヌスこと天王はるかにうっとりしたりと愉快な日常も描かれるが、つづられるのは選択する物語。セーラー戦士であることがみんなの夢を邪魔していると悩むうさぎに、自ら選んでともに居るんだという仲間の言葉が力を与える。そして、独り立ち向かう姿は、まさに女王。女の子の勇気や夢、きらきらしたものが丸ごと詰まった公演は、9月27日(日)までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演した後、10月2日(金)から4日(日)までサンケイホールブリーゼにて大阪公演を敢行。チケットは発売中。取材・文:おーちようこ
2015年09月25日生きていれば挫折を味わうことも、失恋することも、傷つくことも避けられない。そんなとき、リスタートへ向かわせてくれる本を、テレビで活躍中の大久保佳代子さんと、芥川賞作家の柴崎友香さんが、紹介してくれました。 【タレント・大久保佳代子さん推薦】 ■『永い言い訳』西川美和 人気作家の幸夫は、冷え切っていた関係の妻をバス事故で突然喪ってしまう。同じ事故で母親を喪った家族と交流を深めるうち、彼は改めて亡き妻へ思いをはせる。文藝春秋1600円 「愛するべき日々に愛することを怠った一人の男が再生する姿を描いている。主人公は人として酷い。でも私にも少なからずこの酷い部分は、ある。今、読めてよかった。生きている今、自分のために、周りの人たちをちゃんと愛そうと思った」(大久保さん) 【作家・柴崎友香さん推薦】 ■『ならずものがやってくる』ジェニファー・イーガン谷崎由依 訳 元パンクロッカーの音楽プロデューサー、ベニーと、その助手で有能なのに盗癖のあるサーシャ。2人とその周辺の人々の人生模様を描き出す。文庫版もあり。早川書房2300円 「あるバンドをめぐって、どうしようもない人、愛を求める人たちの過去と未来が交錯。全然テイストの違う短編(パワーポイントで作られたものも!)を読むうちに、挫折も悲しみも抱えながら生きていく力を感じます」(柴崎さん) ◇おおくぼ・かよこお笑いコンビ「オアシズ」メンバー。TBS『白熱ライブ ビビット』月曜レギュラー。多忙な中でも読書は欠かさない。研ぎ澄まされた推薦文は必読。 ◇しばさき・ともか作家。『その街の今は』で’07年織田作之助賞ほか受賞、’10年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、’14年『春の庭』で芥川賞受賞。最新作は『パノララ』。 写真・多田 寛 ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月08日ジョニー・デップ主演の『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の日本語吹替え版で大久保佳代子が実写声優に初挑戦。1月11日(日)、ジョニーの吹替えを務める平田広明と共に公開アフレコに臨んだ。本作でジョニーが演じるのは、ちょびヒゲの怪しい美術商。何者かに盗まれた名画を追ってめくるめくアクションアドベンチャーが展開する。大久保さんは、ジョニー演じるチャーリー・モルデカイを誘惑する、ヒゲが大好物の肉食系美女・ジョージナの吹替えを担当する。大久保さんは胸元の空いたワンピース姿で現れ「セクシーな役ということでおっぱい出しめで来ました!シャッターチャンスを狙ってください!」とカメラマンにアピール。平田さんも劇中のジョニーをイメージした衣裳で登場した。公開アフレコでは、まさにチャーリー・モルデカイを誘惑するパーティのシーンの収録が行われたが、ディレクターからは大久保さんに「もっとセクシーに過激に!」「もっと肉食系の淫乱キャラで」「鼻息荒く!ポロリがあってもいい」とセクシー路線を強める方向の指示がビシバシと飛ぶ。平田さんが「普段はあまり聞かないようなダメ出しですね…」と苦笑していたが、大久保さんは演出に従い、腰を振ったりセリフの間に「あぁっ」と喘ぐような声を挿入しながら熱く演じきった。大久保さんは収録を終え「『もっとエロく!もっと!」って、何の収録をしているのか分からなくなった…」と苦笑していたが、「エロさを出しているつもりが、聞いてみるとエロくなくて私のエロはまだまだと思いました。2015年、これを機にもっとエロで行きたい!」と宣言。ちなみに、大久保さん自身も「リアルにヒゲは大好物。本当に好きなのは無精ヒゲ。働いてない男の無精ヒゲではなく、忙しくてヒゲが生えてきた感じがいい」と明かす。一方で“肉食系キャラ”に関しては、去年頃から性欲が薄れてきたと告白…。それでも「矢口真里というライバルが出てきましたから。本物で実績ありますからね(笑)。このままじゃヤバいので性欲を戻してバリバリ行こうと思います!」と“元祖・肉食系”として警戒心を強めていた。なお、主演のジョニーが1月末にプロモーションのために来日することも決定している。『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は2月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月12日お笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子、声優の平田広明が11日、都内スタジオで行われた、米映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の公開アフレコイベントに参加した。2月6日から全国公開される本作は、ジョニー・デップ主演のアクション・アドベンチャー作品。"ちょびヒゲ"がトレードマークのインチキ美術商チャーリー・モルデカイ(デップ)は、財宝の秘密が隠されているゴヤの名画を追う冒険に出るが、大富豪やマフィア、テロリスト、警察を巻き込む争奪戦が勃発する――というストーリーで、日本語吹き替え版のモルデカイ役を平田、名画を狙うセクシー美女・ジョージナ役を大久保が演じている。胸の谷間を強調した色気たっぷりのワンピースで登場した大久保は、モルデカイをダンスで誘惑するシーンに挑戦。「エロい女だからと選んでくれて、ありがたいし光栄」とほくそ笑む大久保は、「もっとセクシーに過激に、肉食系の超いんらんキャラで」というディレクターの指示通り、ノリノリの演技を披露。しかし、実写版のアフレコは初ということで、「私のエロはまだまだ。素の私は声を出さない方なので苦手なのかも」と下ネタを挟みつつ反省すると、平田は「十分エロいですよ」と大絶賛。大久保は、そんな平田をデップに見立て、「ワォ、ナイスフェイス! ワォ、アナコンダ~!」と下半身を注視して笑いを誘っていた。イベント終了後、報道陣の取材に応じた大久保は、男性のヒゲについて、「ヒゲは好きですよ~。ヒゲって男性ホルモンを感じるし、ずっと触っていたい。仕事が忙しくて生えちゃった無精ヒゲが好き」と目を輝かせ、「私の周りはヒゲ率が高い。触ったり、イジったりする日もありますよ」と含み笑い。そんな大久保は、「2014年は性欲が落ちてて、1回も合コンしてない。でも、年が明けたら元気になってきた」と性欲の変化に喜びつつ、「いくらエロいって言っても、矢口真里さんというライバルが出てきた。あちらは実績もあるし、このままじゃヤバい。体力つけて性欲を戻してバリバリいきたい」と"肉食女子"として対抗心を燃やしていた。
2015年01月12日お笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子が、ジョニー・デップ主演最新作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』(2015年2月6日公開)で、実写映画声優に初挑戦することがこのほど、明らかになった。本作は、ジョニー・デップ演じる超ナルシストのインチキくさいセレブで、ちょびヒゲを携えた美術商チャーリー・モルデカイが、強運と仲間の力を武器に、名画に隠された秘密を巡って世界を飛び回り大活躍する物語。大久保は、物語の重要な局面で、モルデカイ(ジョニー・デップ)を誘惑する、"ヒゲ大好物"の妖艶セレブ美女ジョージナの声を演じる。ジョージナは、世界で最も美しい女性100人の上位にもランクインしたオリヴィア・マンが演じているキャラクターで、モルデカイを妖艶に誘惑する役どころ。大久保は「初の実写の声優のお仕事が、こんなセクシー全開の役でうれしい限りです」と喜び、「本番までに、ワールドワイドなセクシー度をさらにアップさせ挑みたい」と意気込んでいる。また、劇中のセリフは「あたしを食べて」や「触って…バカねそこじゃない、ここよ」など妖艶さ満載の内容。これまでも芸人仲間の間で「声はかわいらしい!」と評判になっていた大久保が、これまでの芸歴を生かした"妖艶ボイス"でセレブ美女を演じ切る。大久保の起用理由について、配給元のKADOKAWAは「以前、たまたま耳に入ったラジオで、あまりにかわいい声でトークしていた大久保さんの印象がとても強く残っていました。今回、ジョニー・デップを妖艶に誘惑するセクシーな役回りを表現できるのは、そんな甘い声の持ち主である大久保さんしかいないと思い、声ありきでお願いをしました」と話している。(C)2014 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2015年01月06日声優・佐藤聡美が2014年11月9日、仙台こどもプラザにて、チャリティーイベント『Sound&Voice』の収益で購入した楽器(アルトサックス)を東日本大震災の被災地であり、本人の故郷である仙台市内の六郷中学校への寄付贈呈式を行った。チャリティーイベント『Sound&Voice』は、佐藤を中心に東日本大震災の「被災地・東北へ生の声と音楽を届けよう!」をテーマに2012年6月3日、東京・銀座ブロッサムにて第1回目が開催。同年仙台での公演も実現した。2回目となった2013年6月9日、同所にて行われたイベントには佐藤聡美と前年に引き続き丹下桜、阪口大助、angela、ピアノの佐藤勝重も参加して、テーマにあるように声優3名の朗読や歌で会場を盛り上げた。なお文化放送アナウンサーの長谷川のび太も2年連続で司会役として参加している。第2回の収益金で購入した楽器を、佐藤自ら仙台へおもむき、六郷中学校にプレゼント。受け取った生徒たちの笑顔は、東北復興の大きな力になってくれることだろう。佐藤の「被災地・東北へ生の声と音楽を届けよう!」という活動は今後も続いていく。なお、この贈呈式の模様は『ラジオ聡美はっけん伝! SOUND&VOICEスペシャル』として、2014年12月12日(金)の16時から、文化放送 超! A&Gにて放送される。佐藤が訪れた六郷中学校の生徒や保護者、先生にもインタビューが行われ、震災から間もなく4年となる学校や仙台の現状が伝えられる。いまだ終わっていない東北の復興、リアルな姿をぜひ聴いて感じてみよう。
2014年12月09日気になるあの人の名前の裏側に隠された秘密は?開運アドバイザーの安斎勝洋先生が、話題のあの人の姓名を鑑定します。ブレイク中の女芸人・大久保佳代子さんのお名前を鑑定!男運や結婚運は?アラフォーを迎えてからのブレイクとお名前の関係は?数々のバラエティ番組に出演し、今年の春から冠番組が2本スタートするなど、大人気の女芸人・大久保佳代子さん。長年、タレントとして不遇の時期を過ごし、芸人とOLの“二足のわらじ”を履いていた彼女がアラフォーを迎えブレイクした理由とは?下ネタや毒舌コメントで注目され、著述家の湯山玲子さんに「彼女が凄いのは、ブスと性欲をクールに両立させているところ」と言わしめた大久保さんのお名前には、どのようなパワーが秘められているのでしょうか。大久保佳代子(人17地16外14総31)1971年5月12日生まれ~節目・転機について~41歳のお誕生日から良い時期に入りました。明るくてチャーミングな方ですね。「地運の16」は快活さやひょうきんな性格を表す画数。好奇心旺盛で何にでも興味を持つタイプなので、ときとして「軽い」と誤解される可能性はあるでしょう。「人運の17」を持つ人は、悪気なくストレートな発言をしてしまいがちなのですが、「地運の16」と「総運の31」を併せ持っているため周囲に対して気遣いをすることができ、バランスがとれています。恋愛面で見ると、「外運の14」は相手に求める理想の高さを表します。恋愛体質で、特に若い頃は少し自己中心的になる傾向があったのではないでしょうか。その影響で結婚に至らなかった可能性が高いようです。でも、良妻賢母的な気質や聡明さの「総運31」を持っているので、実際には結婚に向いているタイプと言えます。「総運の31」は晩年、地位と名声と財を手にする画数なので、アラフォーになりブレイクしている現状は、お名前の観点から見ても充分に合点がいきます。---------------前向きで裏表がなく、かわいらしい女性を表すお名前です。本来の彼女には、テレビで見せるようなふしだらなイメージはありません。とても賢くて、自分の本質をきちんと理解をしているからこそ、良い意味で計算し、現在のキャラクターを演じられるのでしょう。今は、自分の中にある「人運の17」と「外運の14」の特徴を上手に用いて、味のあるキャラクターを作り出すことに成功しています。男運も結婚運も良いので、現在付き合っている人がいるなら結婚に向かってもいい時期と言えます。いわゆる“あげまん”で、金銭面もしっかりしています。アドバイステレビではよく、口角を下げて不機嫌そうな表情をしているイメージがありますが、口角を上げると印象がグッと変わり、もともと持っている人柄の良さが出るでしょう。そうすれば、今後結婚して今のキャラクターが合わなくなったとしても、次の道を見つけられるようになります。先々を見越して活躍の場を広げるためにも、今から意識して口角を上げていくほうがいいですね。綾野剛さん、安藤美姫さんの姓名鑑定や、自分の名前もチェック!姓名は総運・天運・人運・地運、外運の5つで構成されています。・総運…すべての画数の合計⇒一生を司る総合的な運勢・天運…苗字だけの画数の合計⇒先祖代々から受け継がれてきた、一族が共有する宿命・人運…苗字の最後と名前の頭文字の画数の合計⇒思春期(13歳頃)から、さまざまな影響を受けて形成される性格・地運…名前だけの画数の合計⇒生まれてからの後天的な基本運勢・外運…苗字の頭文字と名前の最後の1文字、または2文字の合計⇒周りから受ける影響。自分を中心とした周囲の吉凶ただし、姓名判断では、天運を除く四運で運勢を判断します。天運は天から授かった先祖代々の宿命を表すものであるため、その人自身の判断には用いません。監修者紹介開運アドバイザー安斎勝洋(あんざいかつひろ)昭和20年東京生まれ古くから伝わる「姓名学」「風水学」「九星占術」等を学び、開運アドバイザーとしての仕事をスタート。 30年以上に及ぶ数々の個人鑑定などで、多くの人間と接することにより、姓名・生年月日・住環境と、その人間の運勢との関係を独自の統計データとしてファイル。時代に沿ったかたちで数のもっているより細やかで深い意味を分析した“安斎流 姓名判断”と中国風水をもとに、日本の風土や生活様式に合ったかたちで日常生活に活用できる“安斎流 風水”を確立。メディアではTBS系「悪魔のささやき」フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを経て、ワイドショーやバラエティ番組内での出演、番組名の鑑定、雑誌「an・an」の人気占い特集など、テレビ・雑誌・新聞・ラジオと多方面で活躍中。インターネットサイト「安斎流 姓名判断」や手軽に活用できる携帯サイト「安斎流 開運鑑定」を監修。モバイルサイト「安斎流 開運鑑定」「笑っていいとも!」をはじめTV出演多数!芸能人の鑑定や著書も多く『開運アドバイザー』として有名な安斎勝洋(あんざいかつひろ)先生の本格姓名鑑定サイトです。名前で分かる恋愛、結婚、仕事のこと、安斎流でアドバイスいたします。子育てに役立つ子どもの姓名鑑定、お部屋の開運度チェックなど新コーナーも続々公開中!
2013年09月19日二重手術疑惑の大久保佳代子がTVで大反論!今、ネットで「大久保佳代子整形」と検索すると驚くほど多くの記事がヒットする。8月19日、読売TV「クギズケ!」に登場した大久保はネットでの整形疑惑に大変ユニークな言葉で否定した。二重の整形を完全否定大久保自身もネットで検索した事が有るといい、ネットでのコメントの殆どが「焼け石に水」とか「意味の無い整形」などだったと番組出演者を笑わせた。また、41才の大久保は加齢と共にまぶたが下がってきて、無理矢理上げようとすると二重になる。元々家系的にそうなるみたいで、自身の母親の目も現在は十二ひとえになっていると説明し、整形疑惑を完全否定した。その他の名言?大久保は、最近の自分はお金に関しては満足しているので、人がお金のことで動かされているのを見ると、ちょっと幸せな気分になると又々、婚期が遅れるような名言を残していた。さらには、相方の光浦靖子に関しても「正直、1年に1度は死ねばいい」と思うことが有るなど爆弾発言を連発していた。元の記事を読む
2012年08月21日『かもめ食堂』、『めがね』など心温まる映画を世に送り出してきた製作チームによる最新映画『東京オアシス』が10月22日(土)に公開。主演の小林聡美を始め加瀬亮、黒木華、原田知世、松本佳奈監督、中村佳代監督が都内で行われた舞台挨拶に出席した。深夜の国道で、小さな映画館で、動物園のツチブタの柵の前で。東京をさすらう女優のトウコが様々な出会いを通じて自らの生き方を取り戻していくさまを描きだす。小林さんと加瀬さんは劇中、深夜にエア・バレーボールに興じ、回転レシーブやAクイック、Bクイックなどを華麗に(?)披露している。このシーンのためにわざわざバレー特訓日まで設けられたそうだが、加瀬さんは「(撮影は)あっさり終わりましたよ。(特訓の)必要なかったですね」と苦笑い。小林さんは「加瀬くんはものすごく真剣でしたよ。回転レシーブ、久々に見ました。“東洋の魔女”以来ですね」と語り、加瀬さんから「全然、分かりませんけど…」と突っ込まれていた。この一連のシリーズ初出演となる原田さんは「いい経験をさせてもらいました」とニッコリ。原田さんの出演シーンの舞台は映画館で、営業後の深夜の映画館で撮影が行われたが「夜の9時ごろに集合で終わったころには空が明るくなっていました」と懐かしそうに撮影をふり返った。映画初出演でこの日が人生初の初日舞台挨拶となった黒木さん。映画の中で小林さんと語り合う、姫路の動物園にいる“ツチブタ”という不思議な動物について「いつか見に行きたい」と語ったが、松本監督から、実は上野動物園にもいることを明かされると「見に行きます」と笑顔を見せた。最後の締めの挨拶を任された小林さんは「加瀬くんが全然、しゃべってない!」と交代を要求。加瀬さんが「いやいや、(小林さんが)主演ですから」と辞退すると、憤然とした面持ちで加瀬さんの足を踏みつつ「今日は(雨で)街全体がオアシスっぽくなってるんじゃないですか?」とキレイにまとめ、会場は温かい笑いと拍手に包まれた。『東京オアシス』は全国にて公開中。■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画■関連記事:小林聡美×加瀬亮×原田知世インタビューそれぞれが胸に秘める“オアシス”の意味小林聡美、加瀬亮と4回目の共演で「夫婦漫才ができそう」小林聡美、加瀬亮らが静かに優しく語る『東京オアシス』予告編が解禁『東京オアシス』撮影クランクアップ3つのエピソードが生み出す、3つの空気感『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開
2011年10月22日『かもめ食堂』チームの新作『東京オアシス』が遂に公開。こちらの主演・小林聡美のインタビューをお届けする。『東京オアシス』というタイトルの通り、今回は東京が舞台です。小林さんにとって東京という街の印象、魅力に感じるところはどこですか?全国各地からいろいろな人が集まってくる、すごくエネルギーのある街だと思います。殺伐とした大都会というイメージとはまた違った場所もちゃんとあって、そこでは人と人とが助け合いながら暮らしていたり、知らない人同士のちょっとした触れあいがあったりと、いろんな表情のある魅力的な街だと思います。『かもめ食堂』からのこのプロジェクト作品で、東京が舞台ということに驚きを感じました。東京での撮影はいかがでしたか?これまでフィンランド、与論島、タイ、京都と撮影を行ってきたなかで、今回の舞台が東京と聞いたときには、すごく新鮮に感じました。日常と切り離された場所での撮影ではなく、普段暮らしてる場所から現場に通って、しかも見慣れた景色の中で撮影するというのが、すごく自然な感覚でいられてリラックスしてのぞむことができたと思います。今回は、2人の監督、3人の脚本によって、3つのエピソードからなるアンソロジーということで、これまでの作品とは少し違った雰囲気になるのでしょうか?今までの作品もすごくシンプルな雰囲気でしたけれど、今回はさらにシンプルな構成になっているので、きっと物語には入りやすいんじゃないかなと思っています。3つのエピソードでは、加瀬亮さん、原田知世さん、黒木華さん、それぞれの方と2人だけの会話のシーンがほとんどで、人生の迷子になってしまった人たちが、小さな出会いを通じて人生の“オアシス”を見つけていく物語です。いつもと違う場所に行き、そこで人と出会うことによって、自分が一歩進むことができたり、自然とその人の背中を押してあげることができたりする、そういうことって誰にでも起こり得ると思うんです。日常生活において人と関わることで世界が広がっていく、そんな偶然の面白さがこの映画では描かれていると思います。小林さんにとっての“オアシス”はなんですか?私にとってのオアシスとは、ちょっとほっとできる場所、時間のことなのかなって思います。そういう意味では、自分で運転しているときが一番リラックスできますね。音楽もかけずにただ運転している、そんな時間が好きです。もうひとつ、みんなの機嫌が良くてのんびりと穏やかに流れる時間が好きです。そういう意味では、『かもめ食堂』から一緒にやっているこのチームの作品には、力まずにリラックスして参加できるので、私にとってはオアシスなのかもしれません。作品情報『東京オアシス』監督:松本佳奈/中村佳代出演:小林聡美/加瀬亮/黒木華/原田知世配給:スールキートス2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開(C)2011オアシス計画
2011年10月21日小林聡美、加瀬亮、原田知世。この3人の俳優に共通するのは、なぜかほっとする、なぜか親しみやすい、心の隙間を埋めてくれるような人間力──。そんな魅力的な3人が集まった『東京オアシス』もまた、悩める現代人の背中をそっと押してくれるような、一歩踏み出す手助けをしてくれるような、温かな映画だ。『かもめ食堂』『めがね』『プール』『マザーウォーター』に続いての主演となる小林さん、『めがね』以降の常連キャストである加瀬さん、今回が初参加となる原田さんに、『東京オアシス』がなぜ温かい映画なのかを語ってもらった。──小林さんが主演されてきた過去4作は、シリーズではないものの、人生を豊かにする、気持ちを温かにする、そんなパワーを持った作品ですよね。まず、それぞれが演じたトウコ、ナガノ、キクチというキャラクターについて、台本から感じ取った印象を聞かせてください。小林:私の演じたトウコは女優なんですが、映画の中で劇中劇をするというわけではなく、たまたま職業が女優だったという設定。ひとりの人間として描かれています。仕事に行き詰まって、周りの考え方と自分の考え方が噛み合わず、思い詰めてしまう、とても真面目な女性。で、仕事場から逃げ出してしまうんですね。一見、不真面目そうだけれど、実は正直で嘘をつけない性格だと思って演じていました。原田:キクチという女性も真面目な女性だと思うんですよね。周りからは順調にいっているように思われているけれど、自分のなかで疑問が生まれてしまったことで立ち止まって、(再び)歩き出すまですべてを止めてしまうんです。そして、トウコさんとの再会によって背中をふっと押してもらったような女性です。個人的にこれまでの作品を観ていましたので、オファーをもらったときは純粋に嬉しかったというか。過去4作の映画を観て感じていた空気感は、今回の作品にもありましたね。加瀬:僕の演じたナガノという青年は、特に買いたいものもないのにコンビニで買い物をして、アイスを食べても美味しくなくて…という、心が止まっているというか、この先どうしていいのか分からず、いつの間にか出口に出られなくなってしまったような人です。──それぞれが大なり小なり悩みを抱えていて、トウコと出会うことで、彼女も彼女と出会うナガノもキクチも変化を迎えるわけですよね。人は出会いによって様々なことに気づくものなんだと、観ている側も一歩を踏み出したくなりました。映画に絡めて、自分はこんな出会いで変わったという経験談を聞かせていただけたらと。加瀬:仕事がそういう出会いの場になっているような気がします。たとえば、昨年の『アウトレイジ』や『海炭市叙景』など、自分が予想もしなかった役を演じさせていただいたことで、思ってもいない道が拓けています。小林:そうよね、私たちの仕事って毎回が出会いのようなものだと思う。作品を通しての人との出会いはもちろん、役との出会いもあるし。いただいた役に対して自分は何ができるのか、どこまでできるのかとか。今回の映画で気づいたことは──自分の大切な人とちゃんと向き合って話をする、そういう機会って大事なんだなと思ったんですよね。友だち同士みんなで賑やかに楽しい時間を過ごすのももちろん楽しいけれど、大切な人が本当はどういう気持ちでいるのかを知ったりすることも大切。原田:私もそれはなんとなく思っていたことで…。誰かと向き合って話をしているうちに、自分の本当の気持ちが見えてきて、気持ちの整理がつくことってありますよね。相手を通して自分を探せるというか。今回演じたキクチという女性は、まさにその瞬間が描かれているんです。トウコさんと出会ったことで、自分自身で気づき始めていたことに気づく。だから共感する部分もありました。ものすごく長いセリフでしたけど(苦笑)。──たしかに、映画館でのトウコとキクチの会話は、ものすごくセリフが多かったですよね。原田:しかも台本9ページ分をほぼ1カットで撮影しているんです。加瀬:僕だったら、あんなに長いシーン、放棄します(笑)。原田:私もあんなに長いセリフのある映画だと思っていなかったんです。これまでの作品は、どちらかというと間とか空気感のある映画だと思っていたので(笑)。でも、聡美さんとは初共演だったけれど、撮影自体は1日しかご一緒していないのに、もっと長く一緒にいたような、グッと近くにいたような、それがとても嬉しかったんですよね。(人との関わり方は)長さではなく、深さなんだなと、とても濃密で貴重な経験でした。小林:あのシーンは、ほぼ原田さんのセリフなんですが、共演相手が長台詞のときは、こっちが間違えられない! って、緊張するんです(笑)。ただ、原田さん的には大変なシーンだけれど、ふっと楽になれるシーンでもあって、周りの人を感じないような雰囲気に包まれていたなと。原田:あの長台詞を乗り越えられたことで、自分自身も一歩進めた気がします。「できた!」っていう達成感がありましたね。それから、トウコさんと聡美さんが重なる部分もあったんです。きっと私自身も聡美さんにああいう話ができるんじゃないかなって。お芝居ではあるんですが、聡美さんが話している言葉が自分の中にスッと入ってきた。その感覚はこのシーンを作るうえで重要だったと思っています。加瀬:僕は自分のパートが終わった時点で、後の2つのエピソードは気楽に観ていたんですけど(笑)、ナガノが見ていたトウコと、キクチが見ているトウコの顔(表情)が全然ちがうのには驚きました。重いものを抱えていたトウコが…ああ、よかったなと。キクチさんのシーンでは、もたい(まさこ)さんが出てきて、笑っちゃったり。それにしてもあの役、ずるい(笑)。小林:そうそう、私も次はああいう役をやりたい!──ああいうポジションの小林さんも観てみたいです(笑)。最後に、なぜ、この映画のタイトルは『東京オアシス』なのか?という問いについてのそれぞれの見解を聞きたいです。加瀬:東京に住んでいる人はみんな砂漠を抱えていて、マイナス×マイナス=プラスというか、悩みを話して×悩みを話して=一歩進んでいるのかなと思います。オアシスというのはマイナスからできているっていう皮肉なんでしょうか(笑)。小林:哲学っぽいけど加瀬くんらしい(笑)。私は、(自分たちが生きていく場所がオアシスであってほしいという)決意なのかもしれなって思うんですよね。東京で生きていく人たちそれぞれのオアシスって何だ?っていう問いかけでもあるのかなと。原田:“東京”と“オアシス”、一度聞いたら忘れられない組み合わせではありますよね。聡美さんと同じで、映画を観て、自分のオアシスって何だろうな?って、そんなふうに考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです。(photo:Shinya Namiki/text:Rie Shintani)■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画マザーウォーター 2010年10月30日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010パセリ商会プール 2009年9月12日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開©プール商会めがね 2007年9月22日よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© めがね商会■関連記事:小林聡美、加瀬亮と4回目の共演で「夫婦漫才ができそう」小林聡美、加瀬亮らが静かに優しく語る『東京オアシス』予告編が解禁『東京オアシス』撮影クランクアップ3つのエピソードが生み出す、3つの空気感『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開『かもめ食堂』チームの新作が始動!小林聡美、加瀬亮らが撮影を前に心境を告白
2011年10月20日映画『東京オアシス』の完成披露試写会が10月17日(月)、都内で開催され、主演の小林聡美を始め加瀬亮、原田知世、黒田華(はる)が舞台挨拶に登壇した。『かもめ食堂』、『めがね』などを世に送り出してきた製作チームが贈る最新作で、女優のトウコ(小林さん)が東京のあちこちでの小さな出会いを通じて忘れかけていた風景、自らの生き方を取り戻していく姿を優しく描き出す。映画の中ではトウコ(小林さん)とそれぞれの出会いが描かれるため、この4人が揃うシーンはゼロ。4人が勢揃いした貴重なこの機会に黒木さん、原田さん、加瀬さんに小林さんとの共演の感想を尋ねた。映画初出演となる黒木さんは「分かってないことがたくさんあって困ったり、あがり症で緊張してたんですが、いつも小林さんがたくさん話をしてくれました。一緒にいて落ち着く、素敵な方です」と感謝の思いを語った。原田さんも小林さんと初共演となったが「初めてとは思えなかったです。2人のシーンは9ページくらいの長回しだったんですが、変な緊張もせずに楽しく一緒に乗り越えました」と笑顔で語った。そして、今回で4回目の共演となる加瀬さんは「改めて思ったのはどんなときでも前向きな人なんだなということ。夜の撮影で寝る時間もない中でも、いつもと変わらず明るい姿勢で、改めてすごい先輩だなと思いました」と讃えた。逆に小林さんに3人の印象を尋ねると、黒木さんについては「全然緊張していたような感じではなくて、柔軟性のある可憐で素敵な女優さんです」とニッコリ。原田さんに関しては「同じ頃にデビューしたんですが、“時をかけていた”頃と印象が変わらない(笑)。小鳥のように可憐な大人の人です」と原田さんの初主演映画『時をかける少女』に引っかけながらユーモアたっぷりに称賛した。そして加瀬さんについては「夫婦漫才が出来そうかなと思います」と語り、当の加瀬さんから「それ、誉めてます?」とツッコミを入れられていた。登場人物たちの物語と共に東京の持つ様々な表情を映し出す本作。原田さんは映画館のスタッフを演じており、都内のある映画館で撮影が行われたが、原田さんによると「高校時代に通学路でこの映画館の前を毎日、往き来していた」とのこと。「だからなじんでいたのかな」と笑顔を見せた。小林さんも「東京で生まれ育ちましたが、あまりこれまで考えたり見つめたことがなかった。この映画を通じて改めて『私の住んでる街はここだ』と実感するようになった」と“東京”への愛着を明かし「何でこういうタイトルなんだろう?と思いながら観てもらえたら」と呼びかけた。『東京オアシス』は10月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画■関連記事:小林聡美、加瀬亮らが静かに優しく語る『東京オアシス』予告編が解禁『東京オアシス』撮影クランクアップ3つのエピソードが生み出す、3つの空気感『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開『かもめ食堂』チームの新作が始動!小林聡美、加瀬亮らが撮影を前に心境を告白
2011年10月17日小林聡美&もたいまさこというおなじみのコンビの主演で贈る、タイを舞台に繰り広げられる愛情いっぱいの映画『プール』が9月12日(土)、公開を迎えた。初日の舞台挨拶に小林さん、もたいさんに加え、共演の加瀬亮、伽奈、そして大森美香監督が登壇した。『かもめ食堂』、『めがね』と多くのファンを持つ作品のスタッフ、キャストが再集結した最新作ということで、あいにくの天気にもかかわらず、開場前から劇場の前に列ができるほどの盛況ぶり。映画上映前の舞台挨拶となったが、小林さんは「隠すほどのことは何もないんですよ(笑)」と前置きし、自身が演じた4年前から家族の元を離れ、タイのチェンマイに暮らす京子について「すでにチラシなどでも書かれている通りなんですが…。表面的には“好き勝手に生きる母親”と捉える方もいるかもしれません。でも、優しいところもあるんですよね…きっと…」と周囲をうかがうような口ぶりで説明してくれた。もたいさんは、京子が働くゲストハウスのオーナー・菊子を演じたが「この菊子という女性の生き方がどのように、けつじちゅ…けちゅじちゅ?……結実するのか(笑)、楽しみでした。タイに行ってみて、やっと答えが見つかったような気がします!」と晴れ晴れとした表情で語った。もたいさんが、“結実”と言えずに口ごもってる横で、小林さんは大きく口を開けて「け・つ・じ・つ!」とフォロー。ファンにとっては2人のこうしたちょっとしたやり取りや掛け合いがたまらない様子!客席からは大きな笑いがわき起こった。ゲストハウスで働く青年・市尾役の加瀬さんは、撮影について、いきなり「まあ、基本的にいいかげんな人たちの集まりなんで…」とのんびりとした口調で語り、「ゆっくりと撮影が進むんですが、スタッフもキャストもみんなが、ひとつひとつのシーンを見てるんですね。そこがほかの映画と違いましたね」と現場の様子を語ってくれた。今回、初めての映画出演となった伽奈さんは少し緊張気味。母親役の小林さんは「初めての現場に一人で入ってくるのって心細いだろうな、と心配していたんですが、伽奈さんは若いけど精神的に自立してました」と称賛…したかと思いきや「私たちがあれこれ構う方がわずらわしい、という感じでしたよね?」と笑顔でイジワルなコメント。伽奈さんは「そんなことないですよ!」と慌てて否定するも、「(伽奈さんが)動くたびに楽しませてもらいました。ランニングシャツがこれほどまでに似合う女性はいない!」(小林さん)、「小学生の男の子みたいでした。一家に一台ほしい!」(もたいさん)と2人して“ホメ殺し”の集中砲火!大森監督は、伽奈さんとタイ人の少年・ビーくんのやり取りに触れ「一緒の時間を過ごしていく中で、伽奈さん自身の体験がそのまま映画になってました。新鮮な風を吹かせてくれましたね」とこれまた称賛を贈った。4人と監督の壇上での絶妙な絡み合いに、映画の上映前から観客はすでに映画を観ているような気分になったのでは?『プール』は9月12日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:プール 2009年9月12日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開©プール商会■関連記事:飯島奈美インタビュー人気フードスタイリストが手がける『プール』魅惑の料理人気モデルから期待の映画デビュー伽奈が語る『かもめ食堂』スタッフ新作『プール』あなたが作ってあげたい料理は?『プール』原作本を3名様にプレゼント『プール』完成!現場も作品もゆる〜く?映画初出演の伽奈は「大目に見てやって」小林聡美&桜沢エリカがサイン会「聡美ちゃんの映画はいつもお腹がすきます」
2009年09月12日