こんにちは。イラストレーターの栗生です。幼子の言い間違い、それは誰もが通った道。そして思わぬ創造物や新たな概念との遭遇でもあります。この連載では、子どもとお出かけ情報 「いこーよ」 に寄せられた子どもの言い間違いをピックアップして、イラスト付きでご紹介したいと思います。本日のテーマは「新しい言葉の発明」。それでは早速見ていきましょう。子どもの言い間違い1 ねえお母さん、ヒフ(ムヒ)塗って~!(4歳女の子の言い間違い) いこーよ:2015年8月の「今日のひと言」より 惜しいな、ヒフは塗られる方だ! でも、確かに雰囲気は似ているかも? こんな面白い言い間違いを言われたら、何度でも思い出し笑いできそうです。子どもの言い間違い2 (キノコを見て)あ、きんきんこだ(2歳女の子の言い間違い) いこーよ:2015年11月の「今日のひと言」より 斬新かつかわいいこの言い間違い。その上キノコが菌類であることまで表現するというレベルの高さです。2歳児の言語感覚にしびれます。子どもの言い間違い3 ママ「おもちゃ屋さんに行こっか」息子「トイレザラス!」(3歳男の子の言い間違い) いこーよ:2015年11月の「今日のひと言」より さりげなく「レ」を入れちゃった! ママの脳裏に浮かんだものはきっとこういうやつだと思います。大人では想像もつかない子どもの「言い間違い」。次回はどんなおもしろいコメントが出てくるでしょうか。次回もお楽しみに!情報提供 子どもとお出かけ情報 「いこーよ」
2016年12月20日「いい人いないな~。」なんて、口に出してブツブツ言ってはいませんか?その言葉、あなたの恋愛運を下げているかも?!素敵な出会いを望むなら、待っているだけではダメですよ。今回は日頃心がけるだけで恋愛運をグンと上げる方法を4つご紹介します。■1.プラスの言葉を使おうプラスの言葉とは「ありがとう」「楽しい」「うれしい」「好き」など、気分を上げてくれるような言葉や、自分が言われたらうれしい言葉を指します。逆にマイナスの言葉とは、「嫌い」「つまらない」「嫌だ」など、自分がいわれたら嫌な言葉のことをいいます。言葉に出したことは、もちろん自分の耳にも聞こえていますから、自己暗示をかけるように自然と現実になっていくもの。恋愛にしても、仕事にしても、マイナスの言葉を使い続けると本当に悪い事態が起こってしまうのです・・・。悪い印象の言葉は極力避けて、プラスの言葉を使って運を呼び込みましょう。■2.下着を変えてみよう恋愛がご無沙汰になると、ついつい手を抜いてしまうのが下着。ボロボロになった下着を、見せないからといってそのまま着つづけていませんか?ですが、古びた下着ではなんだか気分も下がってしまうもの。それではいい運を呼び込むことができません。思い切って捨ててしまいましょう!新しい下着は、恋愛の気分を高めてくれそうなピンクや、元気をもらえる赤、楽しい気分になれる黄色やオレンジなどの暖色系がおすすめです!新しい素敵な下着を身に着けると、心もウキウキしてそれが表情に表れるのです。そんな明るい表情に惹かれて自然と男性も集まってきますから、恋愛運もおのずとアップするでしょう。■3.素敵な自分をイメージしようスポーツの世界ではよく言われているイメージトレーニング。理想のイメージを自分に植え付けることによって自分に自信が生まれ、物事がうまく進みやすくなるという効果があります。これを使って恋愛でも、「キレイになりたい」「優しくなりたい」「彼の彼女になりたい」など、なりたい自分をイメージすることによって、実際に素敵な自分に近づいていくことができるのです。運は明るくポジティブで素敵な人に巡ってきます。幸せいっぱいの素敵な自分をイメージしましょうね。■4.部屋をピカピカにしてみようひとり暮らしの人は特に、家に誰も呼ばない日が続くと部屋が荒れがちですよね?ですが、普段長い時間を過ごす部屋が汚いと運気は下がる一方です・・・。要らないものは捨て、部屋をピカピカにしてしまいましょう!元カレのものやプレゼントなど、過去の思い出があるアイテムを捨てることで、新しい恋愛へのステップに繋がりますよ。特に、鏡は必ずキレイにしておきましょう。自分の姿が映る鏡をピカピカにしておけば、自然と自分をキレイにすることにも繋がり、恋愛運アップにも効果的です。部屋がスッキリキレイになれば、心も晴れやかになりますし、定期的に部屋を整理する習慣を身につけましょうね。■一番の方法はやっぱり笑顔笑顔の人と一緒にいるとこっちまで楽しくうれしい気分になりますよね。恋愛運も明るくポジティブで素敵な人に寄って来るはず!素敵な女性を目指すことが恋愛運アップの鍵です。(Nag/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年11月27日こんにちは。ライターの和です。ガールズレスキューからこちらの質問に答えさせていただきます。「『好き』とはお互い伝えているのですが『付き合って』とは言ってこない男性がいます。彼から『会ってちゃんと気持ち伝えたい』と言われ、私はいま待っている状態です。その彼から、この前LINEで急に『色々ごめんね。正直いまは自分のことでいっぱいいっぱいで・・・。ひとりにさせてほしいんだ。そのことに関しては誰にも関与してほしくないんだよね。自分勝手で申し訳ないけどそこをわかってくれたら嬉しい』と言われました。少し前に進路のことでかなり悩んでいる話は聞いていたので、そのことかなとは思ったのですが理由は聞いていません。負担になるといけないと思って、待ってるとも言いませんでした。『あまり連絡しないほうがいいんだよね?』とだけ聞くと、彼は『うん、ありがとう』と言っていました。私は彼が好きだし、前向きに信じて待っているつもりです。でもやっぱり自然消滅になったらどうしようという不安もあります。こういうときは1ヶ月くらい何もせず待っているのがいいのでしょうか?私は1週間くらいしたら『元気?』とだけでも連絡してみようかなと考えていました。何かアドバイスをください。」彼と両思いだとわかっていたら、「もしかしたら付き合えるんじゃないか・・・」と期待してしまいますよね。相談者様のお悩みについて一緒に考えてみましょう。■彼とお付き合いするのは難しいかも・・・お互いに好きな気持ちは伝え合っているとのことですが、現実にはお付き合いをしていないですよね。「ひとりにさせてほしい」という彼の言葉は、実はやんわりと交際を拒否しているのかも・・・。また彼からは「もう少し待っていてほしい」など、相談者様を引き止めるような言葉がありません。彼の状況や考えかたが変わらない限りは、お付き合いをすることはかなり難しいといえそうです。■まずはそっとしておこう「あまり連絡しないほうがいいんだよね?」という相談者様の問いを否定していないことからも、彼から連絡が来るまではアクションを起こさないほうが良いでしょう。1週間後に「元気?」と送ったところで、彼からポジティブな返信は来ないような気がします。むしろ「ひとりにしてほしいって言ったのに・・・」と相談者様からの連絡をしつこいと感じてしまう可能性も。彼の内情もくみ取りつつ、いまはそっとしておくのがベストでしょう。■中途半端な彼と付き合っても疲れることが多いかも本来お互い好きな気持ちがわかっているのなら、嬉しくてその場でお付き合いを開始するはず。もしいまは付き合えない事情があったとしても、相手を失いたくなかったら「待っていてほしい」と必死に説得するはずです。彼からそのような行動が見られないということは、そもそも本気で「好き」とは言っていなかったのかも。それに仮に彼と付き合っても、最初からこんな調子では相談者様が振り回されるのは目に見えています。彼を好きでいることは悪いことではないですが、相手の短所もきちんと見抜いておく必要があるでしょう。■おわりに彼がひとりにさせてほしいと言っている以上、いまはそっとしておきましょう。相談者様のことを本気で好きなら、問題が一段落したところで連絡をしてくるはずです。ただ彼とは付き合うことなく、このまま終わってしまうことも十分考えられます。彼をずっと待ち続けるのではなく、ほかの男性に目を向けることも大切でしょう。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年11月23日言葉の遅れ(言語発達遅滞)とは出典 : 言葉の遅れとは、発語や言葉を理解することが、生活年齢から予測される平均的な状態よりも大幅に遅れることをいいます。専門的な用語では、言語発達遅滞(げんごはったつちたい)といいます。子どもが言葉を覚え、話し始める時期は個人差がありますが、おおむねの基準としては、子どもが以下のような状態である場合には、言葉が遅れていると判断することができると言われています。・1歳半で、言葉が、意味の伴った言葉が2つ以下である場合や、簡単な指示の理解ができない場合・3歳で、「ジュース のむ」など2つの単語による言葉である2語文が出ていない場合「言葉の遅れ」といったときに、そのパターンは大きく分けると2通りあります。ひとつ目は、乳児期の時点では言葉が遅れていても、育ちの過程において、遅れが目立たなくなるような場合です。この場合は、「ただ言葉の習得が遅いだけ」、「育ちのスピードの個人差の範囲」と言えます。もうひとつは、発達や聴覚に障害のある可能性があり、その兆しとして言葉の遅れが生じる場合です。言葉の遅れは、発達の早期である乳幼児期において生じやすいです。乳幼児期の子どもの育ちは個人差が大きく、また性格や環境など様々な要因が関わっているため、言葉の遅れの原因を明確に特定することは簡単ではありません。乳幼児健康診査マニュアル|鳥取県母子保健対策協議会・鳥取県健康対策協議会母子保健対策専門委員会日本精神神経学会/『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)2014年 医学書院/刊中川信子/監『ことばの遅れのすべてがわかる本』2006年 講談社/刊言葉が出るために必要な3つのこと出典 : 子どもは、言葉を話すまでに、日常生活でさまざまな経験をする中で、言葉を発するための準備を行っています。その準備とは、大きく分けて「意味の理解」と「コミュニケーション」、そして「発音」です。この3つの要素が整って、はじめて言葉が出るに至ります。子どもは、他者の言葉とふれあう経験から言葉の意味がわかるようになります。子どもの頭の中に言葉が蓄積され、記憶された言葉が積み重なることによって、言葉の意味を理解できるようになります。言葉が出るまでには、子どもと養育者のコミュニケーションの積み重ねがあります。コミュニケーションは、最初は、養育者とのふれあいを通じて、体温や匂いなどを感じることから始まります。そして養育者と微笑みを交わしあったり、そして声のトーンやしぐさを真似するという模倣の行為といったものへと進展していきます。こうした人と人の交流の発達の延長線上に、言葉の出現があるのです。自分の思い通りの音を発するためには、舌や喉を動かしたり、肺から息を出したりすることを含めた体の使い方、体の育ちに支えられています。発話のために正しい音を選び出し、作り出すためには脳の働きが深く関連しています。これら意味の理解、コミュニケーション、思い通りに音を出すことのできる体や脳の機能が整ってはじめて、子どもの言葉は花開くのです。言葉の遅れの原因とその確かめ方出典 : 言葉の遅れが見られるときには、聞こえに問題がないかどうか確かめておくことが必要です。難聴や聴覚障害の場合には、聞こえを改善する訓練や治療、視覚的な手段を使ったコミュニケーションの方法を取り入れるために早めの対応が必要になるからです。1歳半、3歳の乳幼児健診のときにも、耳のきこえのチェックが行われますが、耳の聞こえは家庭生活の中で見つかることも多いです。心配なときには、以下のチェックリストを参照して、聴覚に問題がないか確認してみるとよいでしょう。赤ちゃんの耳のきこえ チェックリスト|栗原市ホームページ脳の聴覚野での処理に問題があるなどで、子どもが言葉の意味が理解できていないと、子どもの中に言葉が蓄積されていかないために、言葉の遅れが生じやすくなります。言葉の発達においては、言葉を理解することが先で、言葉を話すようになるのはその次です。言葉の意味がわかっているかどうか確認するために、名前を呼んだら振り向くかどうかや、「こっち、おいで」と呼びかけるとこちらへ来るかどうか、などを確認してみるとよいでしょう。以下の項目のすべてに当てはまるような子どもは、性格や環境などの何らかの理由で言葉が出るのが遅れているだけであると考えられます。・養育者が子どもとのコミュニケーションに難しさを感じない・たいていの言語的な指示が分かっている・特別なこだわりがない・生活習慣にも気がかりな点がないこうした場合は、たいていは年齢が上がってくるとともに自然と話すようになります。2~3歳になっても言葉が出なかったり、遅れている場合には、知的障害や、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害などの発達障害の可能性もあります。発達障害は先天性の脳の機能障害であるといわれています。障害があるかどうかは、言葉の表出のみによっては判断することはできず、他者との関係性やコミュニケーションの領域の発達にも目を向けることが必要です。発達障害のある場合、言語、非言語に関わらず、人との関わりにおいて発達の遅れまたは困難さが生じることがあります。以下を参照してください。①他者との情緒関係の問題視線や表情や身振りをもちいることが難しく、他者との間に愛着関係を築きにくいといわれています。また、感情の共有や興味の共有がむずかしく、人間関係を拡大しにくいといわれています。②コミュニケーションの問題言葉に限らず、指さしや身振りなど、非言語なやりとりを獲得することが難しいです。相手に対してものの受け渡しをしたり、ほしいものがあるときにも要求の声を出すことが少ないです。③活動の対象や興味の幅が著しく限られる活動や物事への興味関心の範囲が著しく狭く、特定の事物へのこだわりがあります。変化することへの抵抗が強く、道順や日課、空間への位置関係など「おなじもの」にこだわるような行動があります。また、手をかざしたり、ひらひらさせたり、行き戻りを繰り返したりなどの、反復行動がみられることもあります。白石正久/著『発達の扉<下>』1996年/かもがわ出版/刊p181-182.以上の例に当てはまる場合でも、一概に発達障害だと断定することはできません。「言葉が遅い」といわれる子どもの中には、「障害の兆しとして、言葉が遅い」場合と「ゆくゆくは発達が追いついていくけれど、今は遅れている」という場合の境目にいることが多いからです。自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害を含む発達障害に関しては、診断規定こそあるものの、乳幼児期は児童期以降に比べると発達のスピードには個人差が大きく、発達障害であるかないかの境界は曖昧です。言葉の育ちのステップを知ろう出典 : 言葉が出ない、あるいは遅れているときには、子どもが発達のどの段階にいるのかどうか把握をして、子どもの生活全体に対して働きかけていくことが大切になります。「言葉」の領域のことについて考えるとき、子どもの運動能力の育ちや、情緒面の育ちについて同時に考えることが必要です。ここでは言葉の育ちのステップについてお伝えするとともに、そのステップごとにみられるコミュニケーションや身体の動きの特徴についてお伝えします。Upload By 発達障害のキホン生まれてきてすぐの頃には、赤ちゃんは空腹や排泄などの不快な状態を表すために泣きますが、これは体の内部の不快な状態を表しただけで、特に養育者に向かって訴えたものではありません。生後間もなくは、泣くことでしか自身の身体の状態を示すことのできなかった赤ちゃんはやがて、「くー」や「あー」などの、柔らかい声を出すようになります。これは、赤ちゃんが「心地よい」「気持ちよい」と感じるときに多く発する声でクーイングと呼ばれています。だいたい生後2ヶ月頃に見られます。音を作る器官を発声が少しずつ育ってきている証拠です。そして、骨格が整い、口の奥にある音を作る器官が成長することにより、「あむ」や「ばぶ」などの、2つ以上の音のある声である喃語を発するようになります。次第に、周りの人や自分が発した音声が、意味のあるものとしてとりいれられてきます。また、音の調節と発声、肺から出る空気のコントロールができるようになり、発する喃語の発音もはっきりしてきます。この頃には、身体の動きも活発になり、興味のあるものを目で追ったり、手をのばしたりし、表情も豊かになってきます。リズミカルに身体を動かすバンギングと呼ばれる行動とともに、けらけらと快活に笑うようになります。喃語が出るようになってから数ヶ月くらいが経つと徐々に喃語は少なくなり、その代わりに指差し、身ぶり手ぶりが増えていきます。この時期になると、言葉を話すまでの一歩手前だといえます。指差しが出るのは、認知機能が発達し、言語が芽生えるきっかけとなる行動です。知っているものと知らないものをはっきり分け、知らないものは不安になるという心の状態も発達します。指差しをして認識する対象はモノだけではなく人にも向けられ、愛着関係のある人とそうでない人との区別がつくようにもなり、人見知りが出だす頃です。他者の視線の方向に自分の視線の方向を合わせようとする行動も現れはじめます。これは「共同注視」と呼ばれる認知行動で、自分と他者、間にあるモノの三項関係が徐々に成立するようになります。「子どもと他者が物を介して経験を共にすること」がコミュニケーションを獲得するステップには欠かせないので、温かく見守りながら関わりを持っていくことが大切です。ある特定の音声(マンマならマとンとマという音の組み合わせ)が、どの人にとってもほぼ共通するモノと結びついていくことがわかってくると、一語文という意味をもった言葉になります。一語分が喃語と異なるのは、意味をともなう言葉であるという点です。例えば、犬という意味をともなった「わんわん」、ご飯という意味をともなった「まんま」などです。これは、子どもが伝えたい事柄に対して、大人がそのものの名前を「まんま、ほしいのね」や「わんわんだね」などと伝えていくことにより、言葉が獲得されていきます。一語文が出るようになってから、数カ月すると、「わんわん、いる」「まんま、ちょーだい」などの、名詞と動詞の2つの言葉を使い、助詞のない簡単な文を話すようになります。最初の段階では散発的にしか出ないものですが、二語発話が本格的に使えるようになるのは、二語文がはじめて出てからだいたい2~3ヶ月後です。田辺正友/著・発達における機能連関に関する研究書 一言語発達と手指の機能の発達 (1981)/『奈良教育大学リポジトリ』言葉を育む2つのポイント出典 : 日常生活の中でできる、言葉を育むための工夫をお伝えします。言葉の遅れの場合には、専門家の特別な指導に頼るのもひとつですが、毎日の生活のかかわりの中で、本来の力を伸ばしていけることも多いです。言葉の獲得は、大人とのコミュニケーションを通して、準備され促されるものです。子どもと養育者という二者間における気持ちのつながりや、気持ちを共有することへの心地よさ、また肯定的な応答を十分に感じて、「通じ合っている」という喜びを味わっていることが大切です。具体的な働きかけとは、子どもの表情や行動や気持ちを察して、「まんま、おいしいねえ」「イヤだったのね」などと言葉にしてあげることや、子どもの声や言葉をもう一度繰り返すなど、さまざまなものが挙げられます。■子どもの興味関心に寄り添い、主体的な言葉を引きだす子どもが自分から注意を向けた対象について話しかけてあげましょう。視覚的な注意が向いているときに、耳から情報が伝わってきてくることで、情報を頭に取り入れることができます。例えば・走っている電車を見つめる子どもに対して、「電車だね」「早いね」などと、実物や経験に対して名称や状態を言葉をかけてあげることなどです。大人からの働きかけになかなか応じてくれない子どもに対して、大人が子どもの興味関心に合わせて話しかけることで、子どもの記憶に言葉を蓄積させることができます。■わかりやすい、はっきりとした言葉でゆっくりと話す大人に比べると、乳幼児期の子どもの聞きとる力は未熟で、人の声を聞き取ることに慣れていません。いつも言葉が聞き取れずにいると、話しかけられることや言葉を聞くこと自体に興味を失ってしまう可能性があります。小さい子や、言葉の遅い子に話しかけるときには、ゆっくり、はっきり、繰り返して、単語と単語の間に適当な間をおいて話してあげることが大切です。■2つの中から選ばせる2つのものを対比させながら提示して、その中からひとつのものを選びとる際には、注意が集中しやすく、子どもの能動的な気持ちが働きます。例えば、りんごとみかんを見せて「りんごと、みかん、どっちがいい?」「大きいクッキーと小さいクッキー、どっちがいい?」など2つのものを示して子どもが主体的に選択できる機会を設けるといいでしょう。2つのものを提示して選ばせるという過程は、大きい小さい、高い低い、長い短いという対比の概念を理解することにもつながります。子どもが、言葉で他者に何か伝えたいと思う気持ちが、自然と引きだされるような環境を整えることも大切です。■豊かな体験や経験を味わう言葉が出始める、あるいはまだ出ていない段階においては、子どもが外界の世界に興味関心をもって、自らかかわっていこうとする力を育てることが大切です。そのためには、具体的にものにふれたり、身体を使った遊びや活動を行ったり、見たり、聞いたり、味わったりと、五感の器官を十分に使って世界にふれあうことのできる環境を作り、子どものやりとりや遊びを豊かで楽しいものにすることを意識します。豊かな生活体験の中で引き起こされる、他者に自身の感じていることを伝えたいという思いが生まれ、それが言葉を引き出していくきっかけになります。■テレビをつける時間を減らすテレビからは、言葉や音楽が絶えず流れだしています。言葉を学ぶ段階である子どもにとっては、とても刺激の強い存在です。テレビを見せることが、必ずしも言葉の遅れにつながるわけではありませんが、一方的に言葉や音楽が流れてくるテレビからは、会話に必要なコミュニケーションを身につけることはできません。テレビ番組は、大人と子どもが一緒に楽しく過ごすための道具のひとつなので、つけっぱなしにせず、適度に利用する程度に留めておきましょう。■視覚的な手がかりを使う子どもは、ひとつの対象に対して注意を向けにくく、また取り込んだ情報を頭に留めておくという力が未熟です。また、言葉の意味がまだよくわからない子どもの場合には、言葉だけでは説明や、意味が理解できないことがあります。ですので、このような場合には、聴覚的な情報に加えて、視覚的な手がかりを使うことが有効です。例えば、ジェスチャーや、指さし、絵を見せるなど、目で見てわかる情報を使い、子どもの頭に情報が入りやすい工夫をしてあげましょう。言葉の遅れに気づいたときには、専門機関に相談したほうがいいの?出典 : 子どもの発育や発達には個人差があり、今までなかなか出なかった言葉がある日に急に出るようになるという事例もたくさんあります。ですので、ゆったりとした気持ちで子どもとのやりとりを楽しみ、ゆっくりでも構わないので、子どもの着実な育ちを支えることが大切です。これまでに何度か述べてきたように、乳児期の赤ちゃんの発達には大きな幅があるため、身体の成長などとともに、急に話し始めることは決して稀なことではありません。しかし、専門家に相談してみることで、療育の機会の提供や、思ってもみなかった子育てに関する情報を得られることもあります。気になることがある場合には、以下のような専門機関を訪れてみるとよいでしょう。小児科は子どもの病気の診療だけではなく、子どもの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。より子どもの発達に詳しい専門機関などの情報も持っているので、地元の専門機関を紹介してくれる場合もあります。行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育て中の親子が気軽に集い、交流や子育ての不安・悩みを相談できる場を提供することを目的として各地域に設置されています。無料で相談をすることができます。0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて、発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、心理士、言語聴覚士などから支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のウェブサイトなどを見て確認するようにしましょう。乳幼児健診は、各市町村の保健センターなどで行われているもので、赤ちゃんの病気の早期発見や予防と早期発見、そして順調に発達しているかどうかを確認するための検査です。保護者が普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。また、乳幼児健康診査は、同じ月齢期の赤ちゃんを育てる保護者も来ており、子育てを同じくする人と情報交換できる場所でもあるので、上手に活用しましょう。社会福祉法人やNPOが行っており、一人ひとりの子どもの発達について、言葉の面だけではなく、運動面やコミュニケーションの面についても総合的に判断して、個別、集団で発達を促す支援を行っています。また、子育てにおいての悩み事を相談することもできます。費用は、医師の診断書があれば、保険が適用され一部の負担で療育を受けることが可能です。言葉の遅れの気になる子どもに対して、言語聴覚療法というトレーニングを行っている施設もあります。詳しくは、施設にお問い合わせください。以下のリンクから、全国の子どもの発達支援を専門に行っている施設や機関を検索することができます。発達障害のお子さんが利用出来る全国の施設一覧 | LITALICO(りたりこ)発達ナビ子どもの言葉の遅れの相談については、言葉に関するものだけではなく、好きな遊びやコミュニケーションの様子を学校や幼稚園の先生から聞いてメモしておくとよいでしょう。普段の子どもの様子を伝えることは、専門家が子どもの発達段階を把握するために役立ち、生活の中で取り入れられる工夫や気をつけるべきことについて専門家から教えてもらいやすくなります。まとめ出典 : 子どもの育ちは停滞したり、急に進んだりと個々によってペースは様々です。発達の順路を把握することによって、適切なかかわり方を知り、子どもの中に育ちつつある力を確かなものにすることができます。言葉を話す前の子どもは体やこころのなかに言葉をためている段階です。言葉が遅れていたり出なかった場合には、つい言葉を教え込む方法に目がゆきがちですが、日常生活全体に働きかけるなかで、子どもとのやりとりを楽しんだり、子どもの経験を豊かにする環境を整えることで子どもの育ちを支えていきましょう。
2016年10月16日子育てはママにとって一大事業。必死に立ち向かっていると、周りからさまざまな言葉をかけられます。言葉とは不思議なもので、たった一言で深く傷つくこともあれば、何気ない声かけに心から救われたという経験をすることもありますね。あなたはこれまで、どんな言葉に出会ってきましたか?今回は、毎日奮闘している子育て中のママさんたちに「育児において、言われてうれしかったこと」を聞いてみました。●(1)「おばあちゃんにしてくれて、ありがとう」……実の親からもらった言葉『娘を連れて実家に遊びに行ったときのこと。普段から寡黙な父とはロクに会話しないまま、帰る時間になってしまいました。でも別れ際に玄関でポツリと、「お前もお母さんの顔になったんだな 」とつぶやくのを聞いて、うれしいような恥ずかしいような気持ちになりました』(30代女性/4歳女児のママ)『出産後、実母が「私をおばあちゃんにしてくれて、ありがとう 」と頭を下げてくれた。ジーンとしてしまった』(20代女性/2歳男児のママ)両親がかけてくる、ちょっとした言葉。これまではあまり気にしなかったけれど、子どもを産むと何だか心にしみるようになった……と感じるママたちは多いようですね。●(2)「おかあさんだいすきだいすき」……子どもからもらった言葉子どもの純粋な言葉に、思わず涙してしまったママたちもいます。『やっと文字がかけるようになった息子。ある日、一枚の紙を握りしめて保育園から帰ってきた。クチャクチャになったその紙をひらくと、ヘタクソな文字で「おかあさんだいすきだいすき 」って書いてあった。隠れて泣きました』(30代女性/4歳男児のママ)『「前世と来世ってなに?」と聞いてきたので説明してあげると、「ふ〜ん。私、来世でもママの子どもになりたいなぁ 」ってサラッと言われた。もうだいぶ生意気になってきていて、かわいげのないことばかり言うようになっていたので、不意打ちを食らった感じがしてグッときてしまった』(40代女性/小学生女児のママ)そう、子どもたちはママが大好き。頑張っていること、ちゃんと見ているんですよね。●(3)「ありがとう、心から尊敬してる」……夫からもらった言葉忘れてはいけないのがパパたちの存在です。子どもが生まれると少し関係が変わってしまうこともあるけれど、一番近くでよりそっていてほしい相手ですよね。『娘の前で「パパにとって一番大事なのは、お前じゃなくてママだ! 」と言ったことがありました。もちろん本当の本心ではないだろうけど、私のことをひとりの女性として愛しつづけてくれてるんだって思えてすごくうれしかったです』(30代女性/5歳女児のママ)『「命がけで産んでくれてありがとう。心から尊敬してる 」。普段そんなこと言わないキャラだから余計に嬉しかった』(40代女性/小学生男児のママ)●(4)「“ほどよい母親”であればいい」……街で出会った言葉ほかにも、さまざまなシーンで嬉しい言葉をもらったという声がたくさん寄せられました。『イヤイヤ期の息子に手を焼き、疲れ果てていたときのこと。担任の保育士さんが「ここまで自己主張できるのは素晴らしいこと。素直にすくすく育っている証ですよ 。お母さん、安心してね!」と言ってくれた。プロの人にそう言ってもらえて、何だかとても安心した』(20代女性/5歳男児のママ)『抱っこひもで子どもをかかえて電車に乗ったら、いかにもイマドキっぽい男子高校生がさり気なく席を立ってゆずってくれた。それだけでも嬉しかったのに、電車を降りるときに子どもにむかって「バイバーイ 」って手をふってくれて感動。うちの子もああいうステキ男子になってくれたらいいなぁ』(30代女性/2歳男児のママ)『子どもが何をしても笑って受容して、決して声を荒らげず、いつもニコニコ微笑んでいる……そんな素敵ママでなきゃいけないと思っていました。でも思うようにできなくて、いつも自己嫌悪。そんな私を見かねてか、小児科の先生が一冊の本をくれたんです。そこに書いてあった“ほどよい母親”という一言に救われました。特別に“よい母”であろうとする必要はない。笑って、泣いて、ほどほどに怒って、時にはスネる。そういう自然な母親であればいいんだ と、その本から学びました。肩の荷がスッとおりて、気が楽になったのをよく覚えています。今でもこの本は私のバイブルです』(40代女性/小学生男児のママ)----------いかがでしたか?うれしい言葉をかけてもらった人は、ぜひとも他のママにその言葉を言ってあげましょう。“子育てしやすい社会”とは、そんなふうにできていくのかもしれませんよ。●文/パピマミ編集部
2016年10月04日頑張っても上手くいかない子育て。それなら「伝え方」を変えてみては?出典 : 親が口を酸っぱく言っても聞いてない、根気よく諭してみてもわかってくれない、キツく叱って反省したかと思いきや、次の瞬間にはすぐに同じ間違いを繰り返す…なんてことばかりだと、お母さんもクタクタになってしまいますよね。その上、子どもがちょっとでも気になる行動をすれば、周りから「しつけがなってない」「叱り過ぎ」「甘やかし過ぎ」だとか、「ほったらかしてる」…こうした厳しい目線をチクチク感じてしまうと、「これ以上、一体どうすりゃいいの!?」と途方に暮れてしまいます。これは、毎日本当に疲労困憊しながら頑張っているお母さんにとっては、とても辛いことだと思います。だって、人1倍、いや、10倍は頑張っているのに、謝ることはあっても、誰も褒めてくれないんですから。私も以前は「頑張っているのに、なんで私だけこんなにうまくいかないんだろう…」と、いつも思っていました。でもね、もしかしたら「その子に合った伝え方」を見付けることで、子どもたちはルールを守ったり、ガマンや妥協ができたりするかもしれません。毎日しんどい思いをしているお母さんが、ほんの少しの工夫ですぐにできる、子育てのコツを3つ、うちの子専門家の楽々かあさんがお伝えします。Upload By 楽々かあさんつい言いがちな「ちょっと」や「ちゃんと」などの曖昧な表現や、「人の迷惑になる」などの抽象的な言い方は、まだまだ人生経験の少ない子どもにはイメージしにくいようです。その場合には「してほしいことを具体的に伝えて」みましょう。例えば、●ちょっと待って→あと◯分待ってね●ちゃんとしなさい!→シャツをしまって、背筋をピンとしてごらん●電車で騒ぐと迷惑だよ→声が大きいと、他の人が次の駅の名前を聞き逃しちゃうから、「これくらい」で話そうね(実際に小さな声の手本を見せる)●走るな!→歩こうね…という感じで変換し、「ちょっと」とは一体どのくらいなのか、「ちゃんと」とは一体どういう動きのことなのか、「迷惑」とは一体誰がどんな思いや不便をすることなのかを、「具体的に」伝えてあげると「ちゃんと」動きやすくなります。また、「〜してはダメ」「〜しない!」という否定形ではなく、「◯◯だったらOK」「◯◯するなら大丈夫」というように、「やっていいこと」を肯定形にして伝えます。あとね、夢中になると周りに気付けないお子さんには、遠くから大声で呼んでも耳に入らないので、ムダなエネルギーを消耗するだけです。その子の近くまで行って、名前を呼んでつんつんして気付かせたり、「かあちゃんを見て?」と言って、子どもが注目してから話し始めたりすると、効率が良いと思います。(これ以外の子どもに伝わりやすい声かけ例は、楽々かあさん公式HPから無料配布している「声かけ変換表」をご参照下さい)楽々かあさん公式HP参考:Facebook記事「声かけ変換表(指示・命令・禁止)」(初出:2014.7.4)Upload By 楽々かあさんまるで自動消音装置でもついているかのように、親の小言が見事に右から左へ抜けていく子は、耳からの情報よりも目からの情報のほうが受け取り易い可能性が高いです。「言っても言っても分からない子」は、「見えるようにすれば分かる子」なんです。だから、「よく言う小言は紙に書く!」というのは、うちの育児の鉄則です。いっつも同じことばかり、繰り返し言っている気がしたら、目につく場所に貼り紙をすれば良いのです。その時に分かりやすいマークやアイコン等を描いたり、目立つ色にしたりすれば、気付き易くなります。それから、●イラストやマンガ、写真●箇条書きのリストや手順●図や表、フローチャートなどで表示してあげると、複雑なルールや抽象的で難しいことも、延々とお説教するよりも、ずっとわかりやすく、そして頭に残りやすくなります。100回言っても伝わらないことも、1回絵を描くだけで伝わることもあります。絵を描くのが苦手なお母さんは、棒人間でも充分ですし、写真をスマホアプリで加工したり、ネットのフリー画像や園・学校のお便り、パンフレット、フリーペーパーなど、使えるところをコピーしたり切り抜いて貼れば大丈夫です。それから、「せっかく貼り紙をしてもそれを見るのを忘れる」というツワモノのお子さんには、もう一手間かかりますが、「何を見ればいいんだっけ?」と、紙を見るように気づかせる声かけを併用するといいと思います。参考:Facebook記事「おうち標識」(初出:2013.12.20)Upload By 楽々かあさん普段は子どもに7割くらい、穏やかに優しくできていても、ついに堪忍袋の緒が切れ「いい加減にしなさいッ!」と、大声でカミナリを落とすこともあるでしょう。そんな時だけ、パパやご近所さんは気が付くものですが、さっきまでできていた7割のほうもちゃんと見て欲しい、と思うこともあるのではないでしょうか。これと同じように、子どもが良くない行動をした時だけ注意していると、子どもも「いつも怒られてばっかり。おれだって頑張ってるのに全然わかってくれない!」と不満になるかもしれません。子どもが褒められるようなことをしていなくても、普通に過ごせている時には、そこを褒めてみましょう。例えばうちでは、3兄妹が特別美しい兄弟愛の姿を見せていなくても、ほどほどに楽しくケンカをせずに遊べている時には「かあちゃん、今日は平和で助かるわあ」と声かけしています。そして兄が弟を叩くなど、良くない行動があったときも、「やめて!」と強く短く言い、叩くのをやめてくれたら「やめられたね」と褒めます。しぶしぶでも、夢中になっているゲームの手を止め、宿題に取りかかれた時も同じです。一見ワガママに思えることや、他の子にとっては「できて当然」と思えることでも、ちょっとでもガマンできたり、気持ちを落ち着けたり、しぶしぶでも妥協できたときは、褒めるチャンスです。●「ガマンできたね」●「頑張ったね」●「譲ってくれてありがとう」と、努力や過程を褒めたり、感謝を伝えたり、その子の努力に応じて声をかけ、ポイントやごほうびを与えたりします。当たり前のようなことの頑張りであっても、気付いて伝えると、少々やんちゃなお子さんも、良くない行動をいつもより早めにやめてくれたり、ガマンや妥協したりできるようになると思います。大人でも、ちょっとしたことで「頑張っているね」「ありがとう」と言われたら、まんざらでもないですよね。参考:Facebook記事「ポイント手帳2015」(初出:2015.3.13)まとめ出典 : どうでしたか?「言っても言ってもわからない子」に伝わる、ほんのちょっとの子育てのコツはいくらでもあるんです。そして、子どもがなかなかわかってくれなくても、それは決してお母さんが頑張っていない、という意味ではありません。毎日、子どもに身支度をさせる、3食食べさせる、園や学校に行かせる、スーパーや公園に連れて行く、一日を無事に終える…そんな当たり前のような日常の、お母さんの大変さや頑張りには、なかなか周りの人もパパも気付いてくれません。でも、今日までお子さんが元気に無事成長できているのは、そんなお母さんの地道な日々の努力のおかげです。自分のことも、たくさんほめてあげて下さいね。参考書籍:著書「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著/汐見稔幸・監修(ポプラ社)
2016年09月26日秋は運動会シーズン。出場する子どもはもちろんのこと、観戦する親などの大人も張り切ってしまう年に一度のイベントです。せっかくのイベントならやる気を出してがんばって欲しいと親は思うものですよね。では、どんな応援や声かけが子どものやる気をアップさせるのか、知っておきましょう。声かけは運動会の前から運動会が始まる前にかけっこやダンスの練習を家でもすることがありますよね。練習を目にしたら声をかけるチャンス。例えばダンスをしていたらそのダンスを褒めることはもちろん、「うまく踊れるように魔法をかけよう」なんて言って魔法をかける素振りをすれば、子どもはその魔法を当日に思い出して元気になるかもしれません。かけっこの練習をしていたら、早く走れるフォームのアドバイスなどもいいですね。親がいつも見てくれている、気にかけてくれているという態度や言葉が、子どものやる気アップ!につながりますよ。声かけとは少し違いますが、お弁当のリクエストを聞いておくこともいいですね。さらに一緒に食材を買い出しに行けば、当日のお弁当が具体的に思い浮かべられるのでよりテンションアップにつながります。頑張りすぎや恥ずかしがりやの子どもには対応を変える子どもが全員、運動会と聞いて張り切るわけではありません。まじめで頑張りすぎる子に「頑張れ」と言っても余計に緊張してしまうものです。練習の時に冗談を言って笑わせるだけで、肩の力が抜けて実力を発揮できるかもしれません。恥ずかしがりやの子には、手を振ったり大声で声援を送ったりすることは余計にプレッシャーになります。やる気や集中力が途切れてしまわないように、遠くからコッソリと見守るということが必要なこともあります。子どもの性格を一番わかっている親だからこそ、見極めた応援が大切ですね。注意!NGな応援応援の気持ちが強すぎた言葉かけは、逆に子どもにとってプレッシャーとなることもあります。例えば1位にこだわりすぎると1位以外はダメなのかな、という気持ちになってしまいますよね。また、運動会に限ったことではありませんが、他の子と比べるのはタブーです。「〇〇ちゃんはすごいね」「〇〇君みたいにできるといいね」などの比較は、やる気をダウンさせるだけではなく子どもを傷つけてしまいます。声をかける時は注意しましょう。運動会はチームの勝敗などもありますが、まずは本人が楽しむことが大切だと思います。私はよく「失敗してもいいから、一生懸命やるんだよ」と言葉をかけることがあります。本人が100%の力を出すことができ、いい思い出となり楽しめることができれば結果はそのあとの話。一緒に気持ちを盛り上げながらやる気が出るような言葉かけをしていけるといいですね。
2016年09月26日【ママからのご相談】子育て評論家の方々が「子どもはほめて伸ばしましょう」と言っていますが、うちの子どもは、ほめると調子に乗ってしまうところがあります。親族に小さい子どもがいないため、周りから甘やかされており、みんなからほめられて育ったせいなのか、ほめられないと拗ねてやる気をなくしてしまうことも……。子どもをやる気にさせて自信をつけるためにほめているわけですが、なんだか逆効果に思います。ほめる以外に、いい方法はありませんか?目次1 ほめるよりも勇気付けが大事2 人をほめるのも叱るのもいけない理由2つ3 ほめるのではなく、感謝する●A. ほめるよりも勇気付けが大事ご質問ありがとうございます。学習アドバイザーの佐々木です。ほめることは確かに効果がある方法ですが、それだけではいけないと感じたのですね。ベストセラー本『嫌われる勇気』でその名を知らしめたアドラー心理学では、人をほめるのも叱るのもいけない と言われています。その理由は大きく2つあります。●人をほめるのも叱るのもいけない理由2つ●(1)上下関係ができてしまうたとえば、こんな場面を想像してみてください。部下が、あなたにこう言います。「よく頑張りましたね」と。ほめ言葉を部下から言われたら、どうでしょう?正直、ちょっとイヤではないですか?あるいは、尊敬できない上司からほめられて、何ともいや~な気持ちになったことがありませんか?ほめるという行為の裏には、上下関係があります。ほめた時点で相手との上下関係を無意識のうちに作り上げてしまうことになるのです。すべての人間は対等であるという考えのもと、上下関係をつくる“ほめ”ではなく、対等であることを前提とした“勇気づけ ”をすべきだとアドラーは主張しています。●(2)承認欲求を刺激してしまう人間には、人から認められたい欲求『承認欲求』があります。たとえば、子どもが勉強しているときにほめてしまうと、子どもの承認欲求が満たされます。これを続けていくと、子どもは“ほめられるために勉強する”ようになってしまうのです。承認を与えることによって、相手は承認なしでは動けなくなってしまう危険性がある とアドラーは警鐘を鳴らしているのです。質問者さんのお子さんは、この状態かもしれませんね。●ほめるのではなく、感謝する相手をほめる目的は何でしょうか?きっと、相手にやる気になってもらうためですよね。それでは、相手をやる気にするために、何を言うべきなのでしょうか。上下関係を作らず、承認欲求を過度に刺激しない言い方。私を主語にする、『Iメッセージ(アイ・メッセージ) 』が有効です。たとえば、「えらい!」というほめ言葉。「えらい」の主語は「あなた」です。「あなたはえらいね」と伝えると、評価する言い方になります。主語を「わたし」に変える言い方だと、「私は、うれしい」ですね。「宿題やったんだ、えらい!」ではなく、「宿題やったんだ、うれしい! 」と言ってみましょう。こうすることで、お子さんの貢献感を育てることができます。ほめられるために動くのではなく、相手を喜ばせるために何かをすることを教えるのです。お子さんも、感謝されることを喜ぶでしょう。ほめて評価したり承認したりするのではなく、感謝して貢献感を育てる 。これがお子さんに自信を与える言葉がけです。ぜひやってみてくださいね。【参考文献】・『嫌われる勇気自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎・古賀史健(著)・『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉広(著)●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年09月17日仕事中、グチを言いたくなったり、落ち込んでしまうことってありますよね。でも職場で実際にネガティブな言葉を口にしてしまうと、周囲に「後ろ向きな人だなぁ」と思われてしまうことも。「もともとネクラなので」という人も、ちょっとしたコツを押さえれば、ポジティブな話し方をマスターすることはそう難しくありません。「あの人といるとなんか前向きになれる」と思ってくれる人が増えれば周りに人が集まるようになり、職場全体の仕事へのモチベーションもアップ!そうなれば今よりもっと楽しく仕事ができるようになるはずです。話し方1:先にデメリット、後にメリットを伝えるたとえば、自分が把握している仕事のことを社内の相手に話すとき「この案件、直しは少ないけど担当者さんのチェックめちゃくちゃ多いんだよね」と説明したとします。すると、聞いているほうは「面倒な仕事なんだな」と仕事へのモチベーションが下がってしまうことがあるかもしれません。その場合は「この案件、担当者さんがマメな人でチェック項目が多いんだけど、その分完ぺきに仕上がるから直しも少ないんだよね」と言い換えてみましょう。言っていることは同じでも、ずいぶん印象が変わったように感じませんか?話し方2:ポジティブな言葉に言い換えるなかなか企画が通らない……。自分のがんばりに結果がついてこないこともありますよね。そんなとき同僚に「また同じような結果になるかもしれないけど……。でもやらなきゃ分からないし、がんばろう」と話すより、「なんとなく原因が分かってきたし、次はやりたいことができるようにリサーチに力をいれようと思ってる」と、プラスのことを中心に相手に伝えます。そうすることで自分自身を鼓舞することになるだけでなく、聞いている相手にも「がんばってるな、俺(私)もがんばろう」とポジティブ思考が伝染し、仕事への姿勢を正すキッカケとなることがあります。話し方3:肯定する言葉に置き換える同僚や上司に仕事を頼まれた……。そんなとき、どんな断り方をしていますか?はっきり「できません」とは言いにくいので、「無理かもしれないです」「ちょっと難しいですね」と言葉をにごして応じる人も多いかもしれませんね。ここにプラス思考の要素をとりいれるなら「あさってまでで良ければ大丈夫です」「今とりかかってる案件がまとまったらやりたいです」など「~できる」「したい」という表現に置き換えてみます。こうした言い方であれば仕事を頼んだ相手も、無理を強いることも申し訳なさを感じることもなく、「じゃあ、また頼む!」と気持ち良くやりとりができるのではないでしょうか。否定から肯定へと言葉を変えるだけで、人に与える印象は大きく変わります。ポジティブ変換はコツさえつかめば誰でもできます。プラス思考は周囲に伝染して仕事への積極性が増し、チームで仕事をしている人はチームの稼働力があがったり、連携がスムーズになるなどのメリットも……!職場全体の雰囲気が良くなれば、仕事はもっと楽しくなるはず。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
2016年09月04日子どもが言うことを聞いてくれないのは、子育てにおいて大きな悩みの一つ。でもよく考えて見てください。ほんとうに子どもは、お母さんの言うことを全部聞かないといけないのでしょうか。ほんとうに大人の言うことが、全て正しいのでしょうか。「コドモ博士の哲学トーク」バックナンバー第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」第3回:「怒られているときってこんな気持ち」第4回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」第5回:「上の子にとって弟・妹なんて別に可愛くないわけ」第6回:「お兄ちゃんになるってこんなキモチ」第7回:「子どもの繊細な性格を武器にする」第8回:「イタズラって悪いこと?イタズラを考える」第9回:「どう褒められると嬉しいの?」第10回:「こんなケンカならしてもいいよ。夫婦げんかを見る子どもの気持ち」第11回:「良いママ」を目指すママに育てられる子の気持ち第12回:「逆効果だらけ。親に口うるさく言われる子どもの気持ち」第13回:「すぐに『ごめんなさい』って言えないワケ」自分の目標達成より、ママの言いつけを守るのが正解?ママ:も~片付けてって言っても片付けないし、ご飯だよって言っても食べないし。何でママの言うことが聞けないの!?K:片付けてって言えば片付けて、ご飯だよって言えば食べる。ママはそういう子が好きなの?ママ:好きというか…ママの言うことをちゃんと聞いてすぐに行動してくれたら、ママが助かるのよ。K:ママのことは困らせたくないよ。でもさ、今いいところだったんだ。あと少しでブロックで家が出来上がるところだった。それなのに急にママが「早く片付けて、ご飯よ」って言ったんだ。ねぇママ、自分の目標の達成より、ママの言うことを聞くことを優先する。それでボクはほんとうにいいのかな?何だかモヤモヤするんだよ。ママ:それでは自分のことは犠牲にして、他人の目を気にする大人に育ってしまうわねぇ。自分というものが育たないわ。K:でもママに怒られるから、結局は自分を諦めることも多いんだよ。ママの言うことは全て正しいわけじゃないK:子どもは多かれ少なかれ、親の、特にママの顔色を伺うからさ。だから時々迷うんだ。自分の気持ちを守ればいいのか、ママの言うことを守ればいいのか。ママ:なるほどねぇ。ママは子どもの気持ちを聞かないで、自分の考えを押し付けていたかもしれないわね。K:あとさ、この前はママとおばあちゃんの言うことが違ったでしょ?ボクが車のオモチャで遊ぼうとしたら、弟が横取りしようとしたとき。ママはボクに向かって「お兄ちゃんなんだから貸してあげなさい」って言って、おばあちゃんは弟に向かって「お兄ちゃんはまだ遊んでないから、お兄ちゃんが遊んでから借りようね。順番だよ」って教えてた。ボクはおばあちゃんの言葉を聞いてモヤモヤが消えたんだ。いつもママの言うことを聞いてすぐに弟にオモチャを貸してたから、モヤモヤしてたんだよね。ママ:ごめんね、あれはママも勉強になったわ。結局おばあちゃんの意見を優先したわよね。K:でも、ちょっと不安にもなった。ボクにとってはいつでもママが1番だったけど、あのときはおばあちゃんの言うことが正しかったでしょ。ママの言うことは何でも正しいわけじゃない、って不安になった。ママ:そうね…。ママはね、いつも「子どものため」を思って、話しているつもりなのよ。でもね、100%そうかって言ったら違うわ。「ママが大変だから」「ママの体裁が悪いから」って「ママのため」を考えて自己都合を押し付けているときもあるし、「疲れて頭が回らなくて言ってしまったこと」もあるし、おばあちゃんのときみたいに「ママの考え自体が間違っていた」こともある。そう考えるとママの正しさは80、70、60%…って下がる。もちろん命やケガの危険については正しいことを言ってるって自信があるんだけどね。ママはこのことを知らなかったんだわ。「無知の知」って大切ね。反抗は自分で考えるはじめの一歩ママ:実は間違えるのってママだけじゃないのよ。パパも、おばあちゃんも、お友達も、学校の先生も、偉いって言われる人でも、誰でも間違えるの。それにね、「正しさ」って人によって変わるのよ。K:じゃあボクは誰の言うことを聞けばいいの?まだ知識や経験の少ない子どものボクは困るよ~。ママ:それはあなたが決めていかないといけないのね。「いま自分は誰の言うことを聞くべきかな?」「いまの自分には何が正しいのか?」ってね。そう考えると、Kが言うことを聞かなくなったのは、ある意味自立の一歩ね。K:自分で決めて間違えたら?ママ:間違えるのが当たり前なの。全て正しいということ自体が無理なのよ。むしろ子どものことほど多くの間違いを重ねることで、正しさを見極める力がつくの。だから落ち込みすぎないで、糧にしていってくれると嬉しいな。K:ママにもサポートをお願いしたいな。ママ:まずはKの気持ちを聞くことからね。「コドモ博士の哲学トーク」バックナンバー第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」第3回:「怒られているときってこんな気持ち」第4回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」第5回:「上の子にとって弟・妹なんて別に可愛くないわけ」第6回:「お兄ちゃんになるってこんなキモチ」第7回:「子どもの繊細な性格を武器にする」第8回:「イタズラって悪いこと?イタズラを考える」第9回:「どう褒められると嬉しいの?」第10回:「こんなケンカならしてもいいよ。夫婦げんかを見る子どもの気持ち」第11回:「良いママ」を目指すママに育てられる子の気持ち第12回:「逆効果だらけ。親に口うるさく言われる子どもの気持ち」第13回:「すぐに『ごめんなさい』って言えないワケ」ライター:宮野 茉莉子
2016年09月01日つまり「キライ」っていうこと??息子が通うスイミングスクールでは、上の級へあがるためのテストがあります。テストの前日、こんなやりとりがありました。Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナどうやら息子は、ホットケーキはあまり好きではないようでした(笑)実は息子、日頃から「きらい」というワードをあまり使わない子です。息子は意識していなかったようですが、これはとても大切なことだと思いました。息子は自然とできていた!ふわふわ言葉とチクチク言葉出典 : 「ふわふわ言葉とチクチク言葉」をご存知でしょうか。発達障害センターの先生によると、チクチク言葉は・「きらい」・「うるさい」・「やだ」という尖った言葉です。これを、・「すこし苦手」・「元気で声が大きい」・「あまりしたくない」など、柔らかい表現にしたものがふわふわ言葉です。ふわふわ言葉を使うことで、家族や周りのお友達を嫌な気分にさせずに自分の気持ちを伝えることができます。私は大学の授業や発達障害センターでこれを知ったのですが、息子はなんと自然に「ふわふわ言葉」を使っていたのです。ふわふわ言葉を使って、発達障害を前向きにとらえよう出典 : ふわふわ言葉は日常会話だけではなく、性格や特性を表わす言葉にも応用できます。発達障害の子どもが持つ・落ち着きがない・忘れんぼう・多弁・集団行動が苦手などの特性は、一般的にはマイナスなイメージかもしれません。しかし私はこれらの特性を、・とにかく元気!体力がすごい!・過去は振り返らず、「今」に全力!・頭の中に広がる想像力・創造力が壮大!・周りにとらわれず自分を貫く!というように、ふわふわ言葉に変換してとらえています。もちろんこれから社会に出て、息子の特性が短所になりうる場面も出てくるかもしれません。でも、息子には自信を持っていてほしい。自分の持っているものは力なのだと。そのためには、私たち親が子どもの特性をもっとプラスにとらえることが大切だと思うのです。息子のようにふわふわ言葉を使うことで、自分も周りも発達障害をポジティブに考えられるようになると良いなと思っています。
2016年08月20日『あんたは金のかかるクズ』。あるテレビ番組で“いけないと思いながらも子どもに言ってしまう言葉”が特集されたとき、 放送作家の室井佑月さんが自身の子どもに言い放った暴言として紹介していた言葉です。番組スタジオでは爆笑を買っていましたが、この言葉、皆さんはどう思いますか?育児をしていれば子どもの態度にガマンならなくなって、暴言を吐いてしまうこともあるもの。今回は子育て世代のママたちに、子どもに言ってしまって後悔している言葉について聞いてみました。●『うるさい』『産まなきゃよかった』……数々の後悔の言葉『忙しくてイライラしているときに限って、「ママ、ママ」としつこく絡んでくるのでつい「うるさい!」と怒鳴ってしまった。あとから「ごめんね、あのときなんて言おうとしたの?今ならお話きけるよ」と明るく言い寄っても、「もういい、言わない」と話してくれませんでした。幼心を傷つけてしまったんだとハッとしました』(20代女性/幼稚園児の母)『娘が幼稚園生の頃です。あまりにも言うことをきかないので、「ママはもうあなたのママをやめます。さようなら」と言って突き放したことがあります。娘は必死に涙をこらえながら自分のリュックを持って玄関に行き、「ごめんなさい。さようなら」 と返してきました』(30代女性/小学生の母)似たような話は、小さなお子さんを育てているママたちから多くよせられました。心や時間に余裕がなくなると、思わず口をついてしまうひと言なのでしょう。また、子どもが成長して難しくなってくると、さらにエスカレートした言葉が出てしまうこともあるようです。高校生のママさんからはこんな話が。『思春期に入ったとたん、とても扱いにくくなった娘。ある日ついに外でトラブルを起こし警察沙汰になりました。周りが大騒ぎになっているのに、ひとり反省の様子もない姿にカッとなって「あなたなんか産まなければよかった!」 と叫んでしまったんです。そんなの、本心ではないのに……とても後悔しています』(40代女性/高校生の母)どんなに謝っても、一度言ってしまったことは取り消すことができません。このママさんはその後、娘さんとの関係性を戻すのに大変苦労したそうです。●ネガティブな言葉は子どもの自己概念を破壊する!冒頭に紹介した番組では、この他にも「ダメ」「バカ」「早くしなさい」などが思わず言ってしまうフレーズとしてあげられていました。こういった声かけがNGなのは、子どもたちの小さなプライドを傷つけてしまう からです。このプライドのことを専門的には『自尊感情(セルフ・エスティーム)』 といいます。自尊感情は人間が心と体の健康を保つために欠かせないもの。そしてこの自尊感情の根っこにあるのが、“自己概念”。自分がいったいどのような人間であるのかという認識です。おっちょこちょい、走るのが早い、勉強が苦手、我慢強いなど、私たちは自分自身に対してさまざまなイメージを抱いていますよね。これは生まれつき持っていたものではありません。育ってきた過程で、周りの評価も取り込みながら作り上げてきたものなのです。特に親から受けた評価は、子どものセルフイメージに大きな影響を与えます 。「ダメ」「バカ」「遅い」「うるさい」……そう言われて育った子どもは、自分自身に対してそういったネガティブなイメージを持つようになってしまうのです。歪んだ自己概念の上に、健全な自尊感情は育ちません。●ポジティブワードで子育てできる! “いいところみつけあいっこ”のススメポジティブな言葉を使いながら子育てをしていくには、どうしたらよいのでしょうか。さまざまな方法がありますが、ひとつ紹介したいのが“親自身の自尊感情を高めること” です。少子化の中で、親たちは子育てに大きなプレッシャーをかけられています。子育ては親の責任、しっかり育てて当たり前、と必要以上に感じて子育てがツラくなってしまいがちです。やって当然で誰もほめてくれない、少しの間違いを大きく非難される。そんな社会では親の自尊感情も損なわれていきます。親の自尊感情が低いと、子どもにも影響します。子どもの自尊感情を高めていくためにはまず、親がもっとねぎらいの言葉をかけてもらい、ポジティブなイメージを身につける必要があるといえます。そのためにも、まずは親子で“いいところ見つけあいっこ” をしてみてはいかがでしょうか。「今日のあなたはご飯をぜんぶ食べられたね」、「今日のママは笑顔がいいね」などと、お互いにひとつずつ相手のいいところを口に出して言ってみるのです。最初は気恥ずかしいかもしれませんが、ゲーム感覚で楽しんでいればいつの間にか自然とできるようになっているはず。きっと思わぬことを言われて、プッと吹き出してしまったりするのではないでしょうか。----------いかがでしたか?子どもとどのように関わっていくのか、という問題は育児の最大のテーマです。無理のない範囲でお互いをねぎらいあい、いい関係をつくっていきたいものですね。●文/パピマミ編集部
2016年07月26日「今年の夏はどうしようか?」と、実家への帰省の話も出てくるころでしょう。帰省時に増えてしまいがちなのが、夫婦げんか。人ごみや渋滞など、けんかの引き金となる原因が山ほど潜んでいますよね。せっかくの家族での帰省、「子どもの前では、なるべくケンカをしないようにしよう」と注意していても、夫の言動についイラッとしてしまい、気づいたら子どもの前で大ゲンカ…なんてことも。子どもの前で言い争いをまったくしないことは難しいかもしれないけれど、子どものストレスになるような夫婦げんかは避けておきたい。そこで今回は、「子どもの前でしてはいけない夫婦げんか」について、エキサイトお悩み相談室の 松田たけお(まつだたけお)先生 に聞きました。■子どもの前で“してはいけない“夫婦げんか5つ・大声で怒鳴ったり、相手を一方的に罵倒したりするけんか子どもは母親との心理的な結びつきが強いもの。夫が妻を一方的に責めると、子どもは自分が責められているような感覚になります。その結果、自己肯定感の低い子に育ってしまう場合もあるようです。また、怒鳴られた妻側に相談相手がいない場合、弱い立場の子どもへ八つ当たりをしてしまうというケースも考えられます。そのことが子どもにとってはストレスになるのはもちろん、恐怖体験のようなトラウマになってしまう可能性もあります。・物を投げたり、手を挙げたり。われを忘れるほどの感情的なけんか精神的な恐怖はもちろん、身体的な恐怖からくるストレスは、引きこもりや家出などを誘発する原因のひとつです。このようなケースが重なると、子どものトラウマとして、無意識下で大きな影響を与えます。度重なるストレスにより、子ども自体がうつや精神疾患を発症してしまうケースもあるのです。・子どもの将来についてのけんかたとえ原因が子どもの将来についてのことであっても、“両親のけんか”を子どもがどう捉えるかは別の視点で考えなければなりません。親の否定的なキーワードに敏感に反応する子もいます。我が子を思って発した言葉が、じつは子どもにとって存在価値さえ奪いかねないこともあります。子どもの将来についてのけんかは子どもの前では行わない、否定的なキーワードを使わない、などの注意が必要です。・離婚や浮気が原因のけんか離婚は夫婦にとっても高いストレスになるように、相手の浮気や離婚が話題の夫婦げんかは、子どもにとっても「家族が崩壊するかもしれない」不安を増長させるストレスです。「子どもの前で浮気や離婚の話題を口にするなんて!」と、思うかもしれません。しかし、誰にも相談できないと、つい身近な子どもにグチってしまうということも。このときのストレスは、子どもの青年期の恋愛や成人してからの夫婦関係に影響を与えます。子どものままでいたい、大人になっても相手への執着的甘えから脱却できないなど、相手との距離感をうまくとれない大人へと成長してしまう可能性もあります。離婚は仕方のないことかもしれませんが、浮気や離婚の相談は早めに専門家に任せ、自分自身のストレス軽減を図ることをおすすめします。・相手を無視する「愛情」の反対は「無関心」とも言われます。子どもにとって、夫婦間での愛情を感じられない無言の圧力ほどストレスになるものはありません。ただならぬ状況だけは感じつつも、理由がわからない。そのような状況が続くと、子どもが親の代わりに関心を引くように、病気や不登校、非行に走ることもあります。良い悪いは別にして、これらの行為は子どもなりのストレスを解消する手段なのです。昔から、子は鎹(かすがい)と言います。鎹(かすがい)とは、柱と柱をつなぐ日本における昔ながらの建築用の金具の名称です。家庭における「父親という柱」と「母親という柱」を、本人にその意識はなくとも、しっかりと影でつなぎとめる役目をしているのが子どもです。そんな大切な役目を果たしてくれている子どもに過度なストレスを与えないよう、まずは「ご両親がストレスをためない」ことが大切です。ご主人に言えないこと、友人に相談しづらいことなどがあれば、お悩み相談室で相談してみるのもいいかもしれません。・取材協力:エキサイトお悩み相談室 松田たけお(まつだたけお)先生
2016年07月14日好きな男性に「愛してる」なんて言われたら、女性ならキュンとして甘い気持ちになってしまうでしょう。一方、男性はそんな女性の心理を把握しています。だからこそ、「愛してる」という甘い言葉をエサにして、女性をうまく利用する最低な男性もいるのです。あなたがそんな最低男に引っ掛からないよう、男性がウソで「愛してる」という時の特徴を知っておきましょう。「愛してる」とウソをつく理由そもそも「愛してる」とウソをつくのには理由があります。それは、女性に対して何かを求めたい時です。それはお金であったりカラダであったり様々ですが、ストレートに求めても断られることは確かです。だからこそ、甘い言葉で前置きし、女性に拒否されないようにご機嫌をとっているわけです。ウソの「愛してる」は言葉に続きがあるもちろん、男性が本気で「愛してる」ということもあります。このため、女性としては男性の言葉がホントかウソか、それを見極めることが必要になってきます。そこで、「愛してる」の言葉がウソかどうか、それを簡単に判別できる方法を教えておきます。ウソで言った時には、その一言で終わらず、言葉に続きがあるのが特徴です。例えば、・愛してるから会いにきてほしい・愛してるからエッチしたいこのように、単に「愛してる」の一言で終わらず、その言葉に続きがある時は男性はウソで言っています。この時の男性の本当の目的は言葉の続きの内容であり、この場合、エッチしたいことや会いにきてほしいことが目的です。「愛してる」と言うのは恥ずかしいいくら好きな女性に対しても、男性は「愛してる」と言うのは恥ずかしいものです。いや、むしろ好きな女性だからこそ恥ずかしいわけで、何でもない女性に対してなら簡単に言えます。だからこそ、女性に対して何度も「愛してる」と言う男性は、それだけで言葉にウソっぽさを感じます。「愛してる」は女性にとってとても甘い言葉であり、同時にとても怖いワナでもあるのです。男性があなたに言うその言葉がホントなら、あなたは幸せを手にすることができるでしょう。しかし、その言葉がウソだったとしたら、それに気づけないと男性に利用されるばかりです。見返りを求める「愛してる」に愛情はありません。心ない偽りのセリフに騙されないように注意してくださいね。
2016年06月24日1歳半検診のときに「言葉は何語くらい話しますか」と質問される自治体が多いのではないかと思います。私の住んでいる地域では、「何語話すか」と「指差しの確認」をされました。そしてその時期、私の息子は「まんま」しか話せませんでした。もちろん、指差しもできず…。しかし、その後一気に言葉が増えて、今(2歳4カ月)では普通に会話が成り立つほどに成長。その間に、家で実践した「これがきっかけで言葉が増えたのかも?」と感じることを紹介します。■大好きな物から学ぶ! 「のりもの図鑑」息子は、大の乗り物好きです。男の子には人気の乗り物ですが、好きなもので言葉を覚えさせようと「のりもの図鑑」を購入。「1歳半の子どもには、少し難しいかな」とも思いましたが、イラストではなく写真で多くの乗り物が紹介されている図鑑を選びました。90ページと子どもの本にしてはページ数が多く、元交通博物館の副館長である松澤正二さんと、交通ジャーナリストの井上廣和さんが監修している、割と本格的な図鑑です。息子は驚くほど気に入ってくれ、毎日、夢中になって図鑑を見ていました。読んであげるのはとても疲れるのですが(ページ数も多く、重さもあるので)、できる限り付き合ってあげると、毎日おもしろいくらいに多くの乗り物を覚えていきます。好きなものから学ぶことは、大人も子どもも効果的なようです。電車や車、新幹線、船、飛行機、トラック、消防車、救急車、ゴミ収集車など、たくさんの乗り物の名前を言えるようになり、車で出かけるたびに「トラックいるよ~」「バス大きいよ~」など、楽しそうに話しています。また、家にいるときでもエンジン音や走行音を聞き分け、「電車来た」「トラック来た」「バイク来た」など、教えに来てくれるようになりました。図鑑を購入したことで、好きな物の名前を覚える→知っている単語を話したい→話をする機会が増える→他の言葉も増える、と好循環になったと感じます。【購入した書籍】『チャイルドブックこども百科 新版 のりものいっぱい図鑑 いろいろ501/チャイルド本社』(監修/元交通博物館副館長・松澤正二/交通ジャーナリスト・井上廣和)■部屋に「友達と写っている写真」を貼る額に入れて飾った保育園の集合写真。これは、言葉を覚えさせるためではなかったのですが、結果的にはとても良かったと思います。保育園のお迎えの際に、ほかの同月齢の子どもたちが息子の名前を呼んで「◯◯くん、バイバイ~」と言うのを聞いて、とても驚いていました。息子は、友達の名前はおろか、自分の名前も口にしなかったので、「お友達の名前を覚えるのはまだ難しいのかな」と思っていたのです。しかし、写真を飾り始めた途端、写真を指さして「◯◯ちゃん」「◯◯くん」と言うようになりました。最初はほとんど聞き取れず、私が知っている名前の子だけ「本当だ。◯◯ちゃんだね」と返していたのですが、すぐに発音が上達。保育園でも「◯◯ちゃん」とお友達の名前を呼ぶようになり、帰り道で「今日は誰と遊んだの?」と聞くと「◯◯くん」と答えが返ってくるようになりました。自分の名前は、少し発音が難しいようで(息子は「ら行」が苦手)下手なのですが、「お名前は?」と聞くと答えてくれるようになりました。写真を貼ったことで「仲の良いお友達を教えたい」という欲求が出てきたのか、家で私と主人に友達の話をするようにもなり、保育園での様子をなんとなく感じることができるようになったのも、良かったと思います。言葉が増えた理由は、実際にはわかりません。しかし、好きな乗り物の名前を教えたことや、お友達の写真を飾ったことは、家庭で子どもとの会話を引き出すきっかけになってくれました。会話が増えたことで、言葉が増えるのはとても自然なことです。上手に話せない子どもの言葉に、じっくり耳を傾け続けたことも、言葉を増やした理由のひとつだったのかもしれません。
2016年06月18日「それ、褒め言葉になってないから!」という言葉でムッとした経験のある女子の方、多いのではないでしょうか。ですが、男子はもっと複雑。ゆとり世代男子には、特に気をつけたい「実はNGな褒め言葉」が存在します。ただし、使い方を変えれば一概にダメなわけではなさそうです。効果的な使い方も含めてチェックしていきましょう。■NG褒め言葉1「若い」「実年齢より若い」と言われて嬉しいのは、女性や子持ちの既婚者、おじさま世代。独身ゆとり世代男子は、まだまだ大人に見られたい年頃なので「若い!」はNG褒め言葉です。ただし、顔ではなく体への感想なら大歓迎のよう。これからの季節、海やプールで鍛え上げられた上裸のゆとり男子を目にしたら、「体めっちゃ若い!キレイ!」と褒めてみては?普段どれだけ頑張ってトレーニングしているか、嬉しそうに語り始めるはずですよ。■NG褒め言葉2「可愛い」こちらも、「顔が可愛い」という意味では使わない方が良いNG褒め言葉。これはゆとり世代に限らず、男子なら基本的に嫌がる褒め言葉のようです。言われて喜ぶのは、一回り・二回り年上の男性くらい。「まだまだ俺も若い世代と仲良くできるんだな」と思わせてあげたいときに使用してください。ゆとり男子の場合、「○○くんって、私服いつも可愛いよね」など身につけているものを褒めるときに使うのはOK。センスを褒められるぶんには嬉しいそうなので、こんな風に使ってみてはいかがでしょうか。■NG褒め言葉3「細い」アラサー以上の男子になると、「細い」は体系を保っているという意味で褒め言葉になりますが、ゆとり世代の本当に細い男子には、「細いね」は、厳禁!体質的に筋肉がつきにくく、努力しているのにうまくいかない……という男子に言ってしまうと、かなりダメージを与えるようです。「俺、最近すごい太ってきて……」という言葉に「えー、全然細いよ!」と返すのはアリですが、それ以外ではあまり言わない方が良さそう。体型を褒めるときには「良い体してるね!」と言うと大体どんな人にでも対応できるので、覚えておいておくと良いかもしれません。■NG褒め言葉4「真面目」「〇〇くんって真面目だよね」という褒め言葉も、ゆとり世代にはちょっと際どいセリフ。なんとなく上から目線に聞こえることと、「真面目=つまらない」と言われているような気分になってしまうからなんだそう。「真面目」ということを褒めたいときは、別の褒め言葉に加えると効果的!「〇〇くんって面白いのに、仕事に関しては真面目ですごいよね」「〇〇くんってふざけてるように見えて実は真面目だよね」のように使ってみてください。真面目とだけ言われると「良い人どまりか……」という印象を与えてしまいますが、真面目かつ何か別の褒めポイントがあると「俺ってそんなにすごい?」といい気分になってくれますよ。「こんなに気を遣わなきゃいけないなんて、男子めんどくさい……」と思ってしまうかもしれませんが、逆に言えば、他の女子との差を上手くつけられるポイントにもなります!ここぞというタイミングで、気になる男子に使ってみては?
2016年06月11日ほんとうはもっと言いたいことがあるのに、口から出てくる言葉はいつも同じ。「パパはいいよね」「疲れた」「もうしんどい」「自分の時間が欲しい」…こんなこと言ってて、楽しいわけじゃない。こんな言葉しか出ない自分が嫌になるし、それを聞いて何も答えないパパが、嫌な気持ちになっているのもわかってる。でも愚痴でも言わないと、とてもじゃないけれどやっていけない。5歳と1歳の兄弟を持つ筆者の、以前の心境です。愚痴を言い続けて気付いたのが、もっと他に言うべき言葉があるということでした。愚痴を言って夫が動いたら嬉しい?いつも同じ愚痴を口にし、夫は無言のまま、家庭内の空気はどんより。それを繰り返しながら、あるときふと気付いたのです。「こう言い続けることで、具体的に何がどう変わるの?」と。こんなことでも言わなきゃやってられないぐらい、毎日疲れ切っているのです。愚痴は言っても結局はママが動かなければ、家庭内はまわりませんから。でも愚痴を言ったところで、何も変わらないのも事実。せいぜい愚痴を聞く子どもやパパに、嫌な思いをさせるくらいでしょう。正直言えば、「他の言葉を思いつくヒマもないくらい疲れてる」のです。もっとうまい言い回しで、夫に協力を求められる人もいるでしょう。でもそんな心の余裕はないし、親として同じ立場なのに家事や育児に非協力な夫に、苛立ちばかりを感じる。「せめて愚痴や嫌味でも聞かせてやりたい」なんて嫌なことを考えちゃうほど、疲れているときもあります。それでも愚痴を言われても、人は動きません。愚痴を言って夫が動くとしても、それは気持ちの良いものではありませんよね。「私は愚痴を聞かせて他人を動かせたいの?そんな嫌な人間だったの?」そう真剣に考えるようになりました。恥ずかしがらずに第1次感情を伝えるそこで意識したのが、「第1次感情」(参考:怒りは二次感情だから。「子どもに怒る本当の理由」を探ってみた)を伝えることです。私たちは普段、第1次感情を伝えるのが得意ではありません。たとえば以下のような、複雑な心理を抱えるのが大人というものです。例)帰宅した夫が子どもの面倒も見ずスマホでゲームしているのを見た場合【第1次感情】「いいな。私なんかスマホを見るヒマもないし、子どもに悪いと思うから子どもの前では長い時間見れないわ。それどころかゆっくりご飯を食べたり、お茶を飲んだり、お風呂にだって入れないのに。ちょっとは休んだり、自分の時間がほしいよ。スマホでゲームするヒマがあったら、もっと協力してほしい」【第2次感情】「何でパパは帰ったら休めるのよ。育児も家事も私に押し付けて、ママは24時間365日休み無しなのよ。おかしいじゃない」(怒り)【第3次感情】「もう疲れた!パパはいいよね〜自分のことだけやってればよくて!」(愚痴や嫌味)上記の場合、口から出てくるのは第2か第3次感情です。素直に第1次感情を話し合えることが、大人の場合難しいのです。それは恥ずかしさや恐れがあったり、怒りが強過ぎるからでしょう。でもこのままでは、何も変わりません。夫の立場に立ってみよう逆に夫の立場に立ってみましょう。たとえ夫が悪いとしても、「怒り、愚痴、嫌味」でぶつかってこられると、心を閉ざして聞く耳を持ちません。いきなり怒られれば、怒られる原因よりも「その言いかたは何なの?」というほうに意識が向くものです。そう気付いてから、第1次感情を伝えるようにしました。そうするとそれまでは同じことを言っても変わらなかった夫が、少しずつ協力してくれるようになってきました。今思うのは、私は何て言葉のボキャブラリーが少なかったんだろう。何で怒りをぶつけるだけで満足して、現状を変える努力をしなかったのだろう、ということです。スムーズに協力を得られる、というわけでもありませんが、今を変えたいなら第1次感情を話し合うことをお勧めします。ライター:宮野 茉莉子
2016年06月01日子どもが喜ぶ言葉掛け子どもは、ママに言葉を掛けてもらうだけで、ほっとしたり楽しくなったりします。「何をしてあげればいいんだろう」と迷ったときは、まず元気になる言葉掛けをしてみましょう。illustrationKAWAZOE MutsumiQ、息子と一緒に楽しく全て子どもに聞いてみて私はもともと子どもが苦手です。4歳の息子に遊びに誘われても、何をしていいか分かりません。電車遊びをしていて、「お母さんはこの電車にしよう」と言ったら「ダメ!」と言われ、息子の世界に入っていけません。ボール遊びでは、淡々と蹴るだけで私は楽しめず…。主人が子どもと楽しそうに遊んでいるのがうらやましいです。楽しく遊んであげるには何をしたらいいですか?[京都府・にゅ~まま]A、遊びで分からないことは全て子どもに聞いてみて一人っ子や姉妹で育ったお母さんは、男の子の遊びが分からないということがあります。男の子と女の子の遊びは違うので、戸惑うのかもしれませんね。4歳にもなれば子どもは自分が遊びたいものがはっきり決まっていますから、「私が何かしてあげないと」と考え過ぎなくていいんです。遊びのリーダーは子どもに任せて、「何して遊びたいの?」と尋ねてみましょう。「ダメ!」と言うのは自分の想像の世界と違うから。「お母さんは何をしたらいい?」と聞けば得意になって教えてくれるはずです。また、子どもは気に入った遊びを繰り返したがるものです。お母さんには淡々と感じられるボール遊びも、お子さんは楽しんでいるでしょう。お母さんが疲れてしまうなら、「取ってきてね」と子どもを走らせてお母さんは同じ所で相手をしてあげたらいいんです。「すごく速かったね」とか「強く蹴れたね」など子どもの様子を言葉にしてあげてください。そのときのポイントは否定的な言葉を使わないことと、しつけを持ち込まないことです。まずはパパやお子さんが遊んでいる様子を見て、「楽しそうね」と言葉を掛けるだけでもOK。楽しい会話があれば、それだけでお子さんは遊んでもらったと満足するはずですよ。Q、赤ちゃんの世話で忙しく上の子が寂しそうです5歳の男の子がいます。赤ちゃんが生まれてから、お世話している間はどうしてもお兄ちゃんを待たせてしまうので、寂しそう。お利口に待ってくれたお兄ちゃんを満たしてあげる方法があれば教えてください!今までお兄ちゃんだけに時間を使ってきたのでかわいそうな気がしています。[大阪府・かずママ]A.手は掛けられなくてもたくさん言葉を掛けてあげて赤ちゃんのオムツを取り替えながら「気持ち良くなったね」と声を掛けると赤ちゃんは安心しますよね。それと同じように、5歳のお子さんもお母さんから関心を向けてほしいと思っています。おとなしくていい子であればあるほど自分の気持ちを言えないので、上の子は寂しくなりがちです。「○○ちゃんのオムツを取り替えたら、おやつにしようね」とか「寂しそうだね、ごめんごめん。何かお話しようか」など、たくさん言葉を掛けてあげてください。大事なことはお母さんとつながっているという感覚を子どもが持てるようにすること。そのために、必ずしも抱っこしたり一緒に遊んだりしなくてもいいのです。お母さんの愛情を感じれば、心が安定します。昔のお母さんたちは、赤ちゃんをおんぶしながら洗濯して、上の子とおしゃべりするなど、同時に3つくらいのことをやっていました。今のお母さんたちも、ぜひマルチタイプになってほしいですね。それから、子どもをかわいそうと思ってはいけませんよ。子どもは立派な能力を持っている存在です。「○○くんがいてくれて助かるな」と大人扱いしましょう。ママに近い存在になったと感じて、子どもはうれしい気持ちになります。
2016年05月11日最近では、ファミリー席を用意するなど、ベテランアーティストのコンサートでも、子どもが参加できることがあります。子どもも音楽が好きなら一緒に楽しめるし、誰かに預けなくてもいいのでうれしいですよね。しかし、マナー違反などの問題からトラブルが起こることも…。子どもをコンサートへ連れて行くときの注意点を考えてみましょう。■いつでも退場する覚悟で!コンサートは2時間前後、長いときには4時間近く行われることがあるので、子どもが好きなアイドルやアーティストでも、途中で飽きてしまうこともあります。飽きた子どもは途中でぐずったり、ワガママをいったりするものです。ステージに夢中になりすぎず、その様子を見逃さないようにしましょう。子どもが飽きたときのためにスマホのゲームやポータブルゲーム機を用意している親を見かけることがありますが、暗い会場では光が演出の邪魔になるもの。子どもと一緒に参加するときには、いつでも退場する覚悟が必要です。少しでもぐずりそうなら、一度、客席から離れたほうがいいですね。それでも、退場時には周囲に迷惑をかけてしまうので、開演前に周囲の人へひとこと、先に謝っておくといいいでしょう。また、会場内のトイレは非常に混雑するので、会場外ですませておくのはもちろん、会場にも早めに入っておいたほうが安心です。空腹もぐずる原因となるので、食事のタイミングにも気をつけましょう。■子どもの安全を第一に考えてロック系のコンサートではなくても、会場内の音量はかなり大きいです。とくにバンドなどの生演奏では、子どもは大人以上に音が大きく感じます。デリケートな耳に爆音を響かせてしまうと、難聴になる可能性も。子どもの耳を守るために、防音効果のあるイヤーマフを用意しましょう。完全に音が聞こえなくなるわけではないので、音楽を楽しむことができます。しかし、つけなれていないと嫌がることがあるので、事前になれさせておくこと。また、観客が総立ちになるコンサートでは、小さな子どもはステージを見ることができません。少しでも見せてあげたい気持ちはわかりますが、椅子の上に立たせたり、肩車をしたりするのはNG! 周囲への迷惑はもちろん、子どもにとっても危険です。ただでさえ子連れでのコンサート参加は、周囲の目が厳しいものです。小さなころから生の音楽にふれさせることも大事ですが、子どもがマナーを守れるようになるまでは避けたほうがいいかもしれませんね。どうしても連れていく場合も、事前に「少しでもさわいだら即退場」といったルールを教えておきましょう。子どもがファンだったら、「うるさくすると●●ちゃんが悲しむよ」と情に訴えてもOKです。コンサートに参加することが決まったら、DVDなどで予習をしておきましょう。
2016年04月28日■子どもをきちんと叱れない親が増えている最近、子どもをきちんと叱れない親が増えています。たとえば、危ない場所で、危ない遊びをして、ケガをしそうなとき。たとえば、ほかのお友だちをケガさせてしまいそうなとき。あるいは、幼稚園や保育園、小学校の職員室に、誰もいないときに、子どもがこっそり入ったとき…。このようなどう見ても「ダメ」なことを子どもがしているときでも、子どもに「ダメ!」と禁止することができない親が増えているのです。なぜ、このようなことが起きているのでしょうか。それは「子どもとの関係をこじらせたくない」と考える親が増えているからです。「ダメ!」「それをしてはいけません!」と厳しく禁止すると、子どもによっては、「どうして? いいじゃないか!」「だって、したいんだもん」などと反発して、親の言うことを聞きません。すると、親としては、ますます厳しく叱らざるを得なくなります。それに対して子どもは反発する…。こうやって、子どもの扱いがますます難しくなってしまうのをおそれます。そして、「友だち親子」のような仲良し関係でいられるために、子どもの行動を厳しく禁止することのできない親が増えているのです。■禁止すべきは子どもの「行動」また、子どもを厳しく叱ることの弊害を論じるメディアも増えています。たしかに、子どもに対して「おまえは、だめな子だね」「まったく、何度言ってもわからないんだから」「バカなんじゃないの」などと親から否定的な発言をされ続けると、「そうか、ぼくはダメな子なんだ」と、自己否定感を募らせていく子どももいます。そして「どうせぼくは、何をやっても、無駄なんだ…」と、意欲を失ってしまう子どももいます。電車などで、子どもをヒステリックなまでに、大声できびしく叱り飛ばす親の姿を見ることもあります。「ほんと、あんたはどうしてまたそんなことするの!バッカじゃないのぉ!」と、大声で怒鳴るのです。これは叱っているというよりも、「プチ虐待」と言ってもいいと思います。子どもの心に傷がつき、前向きに生きる意欲を失います。その結果、大事なときにも頑張ることのできない子どもになってしまうのです。では、子どもに「ダメ!」と言ってはダメなのでしょうか。私の答えは、ノーです。つまり、子どもが禁止すべき行動をとったときに、親は「ダメ!」と言って、行動を押さえるべきなのです。これをしないと、自分をコントロールできない子どもになってしまいます。重要なのは、「行動の禁止」と「人格の禁止」を区別することです。「人格の禁止」は×です。「あなたは、まったくダメな子ね!もう!」などと厳しく叱り続けると、子どもの中に「ぼくはどうせダメな子なんだ」と、自己否定感を募らせ、生きる意欲を奪ってしまいます。一方、「行動の禁止」は〇です。してはいけない行動を抑制するしつけは重要です。このとき、大切なポイントは、「人格を否定された」と子どもが感じないように、穏やかに、説明的に「なぜ、〇〇をしてはだめなのか」を理性的に子どもに、それがダメな理由が理解できるように、説明しながら、語りかけることです。「だめでしょ、それは! あんたはまったくもう!」などと、大声で怒鳴りながら叱っていると、親の側は「行動の禁止」をしているつもりでも、子どもの側からすると「人格を否定された」と感じて、生きる意欲を奪うことになってしまうのです。■いい子育て=手間ひまかけた子育てここまで、読まれて「なんだか。たいへんだな」「説明するって大変なんだよな。面倒くさい」と思った方もいることと思います。そうです。いい子育てには「手間ひまかける」ことがいちばん大切なのです。子どもと「友だち親子」になって、ダメなことも「ダメ」と言わない子育ては省エネ子育て。逆に、いつも「あんたはダメな子ね!」と感情的に怒鳴り続けるのも、省エネ子育て。一見、真逆でも、どちらも「手抜きの子育て」なのです。子どもに、なぜそれがダメなのかをわかるように、ていねいに説明するのは、かなり骨の折れる作業です。時間もエネルギーもかかります。しかも、「人格の否定」と伝わらないように、穏やかに、かつ、真剣に、話してわかってもらう必要があります。もう一度言います。よい子育ては「手間ひまかけた子育て」です。
2016年04月06日彼氏に対して言った何気ない言葉が「余計な一言」だったりすること、ありますよね。男女の感じ方は違うもの。何気ない一言であったとしても、その一言が原因で彼氏のあなたへの気持ちが冷めていってしまうことも十分にあり得ます。そこで今回は、彼女に言われると「冷めてしまう一言」について、男性たちに聞いてみました。■1.「もう私がやるから貸して」「DVDレコーダーの接続をやってほしいと言われて、なかなかうまくいかなかったときに、『もういいから貸して』と言われたときには、かなりカチンときましたね」(27歳/IT)男性にお願いごとをしたものの、彼がなかなかうまくできなかったとき。見ていてイライラ、「これなら私でもできるじゃん」と思って言ってしまうかも。でもこれは男性のプライドをかなり傷つけます。男性は女性から頼りにされたいと感じているのに、頼りにされないどころか「使えない男だね」と言われているようなものですから。お願いごとをしたのであれば、最後まで男性に任せる。そのガマンができないのであれば、初めから自分でやるようにした方がいいですよ。■2.「○○ちゃんの彼氏がね」「『友だちの彼氏は誕生日にハワイ旅行をプレゼントしてくれたらしい』とか言われると、自分と比較されているような気になって、すごく惨めな気持ちになります」(30歳/メーカー)会話の流れの中で、世間話として深い意味もなく、こういった話をすることもあるのでは?しかしこれ、男性が最も嫌うもの。男性は他の男性と比較されることを極端に嫌います。しかも、比較された上に自分の方が下だと感じれば、もうプライドはボロボロ。そういうつもりで言ったわけではなくても、男性は「比較してくる女性」にイラッとしてしまうのです。■3.「だから言ったじゃん」「ミスをしちゃったときに、『だから違うって言ったじゃん』とか言われると、本当に腹が立ちます。ダメ押しをされている感じがして、立ち直れなくなりますね」(27歳/広報)この一言は、男性の考え方や価値観を否定するもの。男性は自分そのものを否定されているような気分になってしまいます。ミスをしたからといって、男性の考え方を否定して自分の正当性を主張するのはNG。何もいい結果を生まないでしょう。ミスして落ち込んでいるところに、さらに追い討ちをかけるようなものです。男性もあなたへの気持ちがなくなっていってしまいますよ。■4.「なんで返事くれないの?」「LINEの返信ができなかった時にそれを執拗に責められると、うんざりしてしまいます。仕事中に送られても返事なんかできるわけないのに・・・」(26歳/公務員)連絡や返信を急かしてくる女性を、男性はうっとうしく感じるもの。が「付き合ってるんだし、連絡はマメして当然!」と女性は考えるでしょうが、忙しくて返信ができないときだってあるでしょう。そんな男性の気持ちも理解してあげないと、男性にとっては重くて息苦しい恋愛になってしまいます。せめて、「なんで返事くれないの?」と責めるのではなく、「返事がないから心配したよ」と可愛く言うと、男性に与える印象も大きく変わってくるはずです。■おわりに不用意な一言によって、男性を傷つけたり気持ちを冷めさせてしまったりすることは、意外とよくあることです。特に、男性のプライドを傷つけるような言葉は怒りを買ってしまうこともあるので、十分に注意してくださいね。(山田周平/ライター)(ハウコレ編集部)(藤田富/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2016年04月05日付き合っている彼から全く「好き」「愛してる」などの言葉がないと自分が本当に愛されているか不安になってしまいますね。しかし、好きと言葉に出して言ってくれない彼氏は案外多いようです。20代~30代の男性に、彼女に好きという気持ちを伝えているか、また伝えていない場合はその理由についてアンケートしてみました。■1.「言葉にすると軽くなる気がする」から言わない男「好きという気持ちがなかったら一緒にいないし、付き合ってるってことは好きってことですよ。わざわざ口に出して言わなくても分かるでしょ」(25歳/スポーツ選手)「普段からしょっちゅう『好き』と言ったらありがたみがなくなるし、なんか軽い感じになっちゃう気がするんですよね」(23歳/大学院生)わざわざ口に出して言って欲しいのが女心なんですよね。女性がして欲しいことと、男性が考える誠意には差があるようです。せめて、誕生日や記念日などここぞというときには言ってもらうところから始めていくと良いのではないでしょうか。■2.「恥ずかしくていえない」から言わない男「これまではっきり好きと言ったことがないです。恥ずかしくて絶対言いたくないです」(22歳/大学生)「プライドが邪魔してなかなか言えないです。」(26歳/公務員)男性の方のプライドが邪魔してなかなか言えないケースでは、「言うことに慣れてもらう」しかありません。「好きって言ってくれたらすっごく嬉しいなあ」などの可愛い言い方で誘導するのが正解です。■解決法:スキンシップをしながら言ってもらう「普段は言わなくてもエッチの最中に彼女が『好き?』と聞いてくるので『好き』と返しますね」(30歳/広告関係)エッチの最中は彼も無防備なので好きという言葉を言ってくれやすいですね。また、お酒を飲んだときや機嫌がいいときは普段好きだと言ってくれない彼も言葉に出してくれる可能性が高くなります。■解決法:「言ってほしい」とはっきり伝える「今の彼女と付き合う前は誰にも言ったことなかったんですが、『言ってくれないと不安になる』とバシッと言われてから自分もずっと彼女を不安にさせてきたのかも・・・と反省しました。男は言われないとわからないので、はっきり言って欲しいですね」(28歳/整体師)彼女の方から言われないと気づかない場合もありますね。好きと言って欲しいなら、それをはっきり本人に伝えるのが一番早いのかもしれません。本当に好きな子の可愛いお願いくらい聞いてあげようとしてくれる男性じゃないと、付き合っていてもこの先苦労しそうです。■おわりに言葉に出す、出さないよりも態度を見た方が本当の「好き」な気持ちは分かりやすいのかもしれません。しかし、女子ならやっぱり「好き」と言葉にして欲しいですよね。言う習慣がなかった男性には徐々に慣れていくのが一番なのだとか。シャイな彼に好きと口に出すことの重要性を少しずつ教育していくのが近道なのかもしれませんね!(上岡史奈/ライター)(ハウコレ編集部)(平尾優美花/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2016年03月19日普段何気なく触れている音楽には、精神の安定を図る、創造性を高めるなどの良い効果があるそうです。感受性が発達する大切な成長期。音楽と触れ合うことで、心身のバランスも整うと言われています。では、音楽はどんな影響を与えてくれるのでしょうか?子どもにおすすめの曲とは人の心を豊かにする音楽は、子どもにさまざまなパワーをもたらしてくれます。・幼児期の子どもには諸説ありますが、幼少期にオススメしたいジャンルといえば、やはり童謡です。童謡は歌詞の内容が分かりやすく、曲調もリズミカル。子どもでも歌いやすいようにつくられています。日常的に童謡を聞かせることによって、子どもが口ずさむようにもなり、歌への関心を持つようになります。それにママの優しい歌声が子どもは大好き。歌うことはストレス発散にも役立つといわれているので、空き時間をみつけて一緒に歌う時間をつくってみては。親子にとってよいコミュニケーションとなりますよ。・小学生になったら行動範囲が広がり個性も表れる小学校時代では、いろんなジャンルの音楽と触れ合う機会があります。授業だけでなく、好きなアニメ、アイドルなど、さまざま影響を受けやすい時期です。自我が確立する時期だからこそ、本人の気持ちを尊重してあげましょう。ただ、小学生は勉強にスポーツに遊びにと、なにかしら忙しい日常を送っています。もしも疲れている様子が見られたら、ぜひ一度クラシックを聴かせてあげてください。歌詞がないクラシックは、頭を休めるのにふさわしい音楽です。感覚を司る右脳が刺激されることで結果、言語や、計算力などの役割を担う左脳を休ませることができ、リラックス効果を生みます。歌うことで得られる効果歌うときには自然と深呼吸する回数が増え、多くの酸素が体内に取り入れられます。それが緊張を和らげ、リラックスした状態をつくるのだそうです。また、歌は複式呼吸が基本。複式呼吸をマスターできれば、さらに良い効果があります。複式呼吸は自律神経とも密接な関係があり、心の安定と免疫力アップにもつながります。そのほか、歌詞を覚えようとする姿勢は、集中力や記憶力の向上にも一役買ってくれることでしょう。リトミックが人気の理由子どもの習いごととして人気の高い音楽。特に7歳までは、聴覚が急激に発達すると言われていて、ピアノなどの楽器を習わせると豊かな感受性が育まれるほか、脳の発達にも良いといわれています。ただし、好き嫌いがあるのは当然です。無理に習わせるのは逆効果となりますので気をつけましょう。「楽器の習い事はハードルが高い」というママは、リトミックから始めてみては? 音楽に合わせて自由に体を動かせるリトミックは表現力や発想力も培われます。体を大きく動かすためよい全身運動にもなりますよ。人見知りが激しくて集団行動は苦手という子どもでも、楽しい雰囲気のなかで開放的になって、新しい交流が生まれそうです。(EKKO <フォークラス>)
2016年02月10日いつも子どもに「ごめんね」という言葉ばかり言っていませんか? 子どもとずっと一緒に居てあげられないのがかわいそう。だからつい謝ってしまうのもよくわかります。でも、その言葉が本当に子どものためになっているのかというと、実はそうではないかもしれません。「ごめんね」はかえって子どもを不安にする私の住むフランスの耳鼻科の待合室に張り紙がありました。そこにはこういったことが書かれていました。「診察室から出てくるお子さんに『嫌だったね』『(嫌な思いをさせて)ごめんね』という方がいます。これだと病気を良くする治療をしているのに、こちらが悪いことをしているようで悲しくなります。ぜひ『がんばったね』『はやく良くなろうね』と声かけをしてください」これを見て「たしかにそのほうがいい!」と、うなずいてしまいました。周りに迷惑をかける行為をした場合は謝るのが普通です。それがキチンと守られている日本は礼儀正しくて、規律が整っていて、フランスを始めとする欧米に比べると、本当に過ごしていて気持ちいいと思えることが多いです。でも、子どもに対して「ごめんね」を発する数が多いと、それは反対にマイナスエネルギーになって子どもが不幸を感じたり、周りの人に罪悪感を覚えさせてしまったりすることだってあるのではないでしょうか?「自分はママといられないから不幸なんだ」「保育園に居ることは、あまり良くないことなんだ」自分がよかれと思って発している、子どもに向けての「ごめんね」なのに、子どもはそんなふうに受け取ってしまうとしたら、どうですか?ポジティブな声がけで空気を変える子どもを自立させることを教育目標にしているフランスでは、子どもに「ごめんね」という言葉をかけることが、かなり少ないことに気づきます。そのかわり、子どもにも周りにも、ポジティブな言葉かけをしていることが多いです。その姿は、子どもについて話しているときにもよく表れています。「これをやろうと思ったら、息子が張り切ってやってくれたわ。うちの子、そういうの得意だから、楽しんでやってくれるの」こういった発言は慣れていないと、子どもの自慢話をしているように聞こえてしまいます。でも実は、この会話と同じことを子どもたちにも言っていて、子どもにとってはそれが自信につながっています。おまけに第3者までもが、子どもに「ママから聞いたのだけど、◯◯が得意なんだってね」と繰り返すことで、子どもの「自信」がさらに「確信」にも変わっていくのです。他人を巻き込んで子どもに声かけをすることまではできないかもしれませんが、自分からわが子への声かけを変えることはできるはずです。 「ごめんね」を言うかわりに「保育園が楽しくてよかったね」「仕事で忙しくて遅くなっても、ちゃんと好きなこと見つけて楽しんでくれているから、ママ助かるわ」と言ってみるのはどうでしょうか?保育園の先生や職場の人たちにも「申し訳ありません」や「ごめんなさい」ではなく、「ありがとうございます」「助かります」という言葉に変えてみるのもいいかもしれません。プラスエネルギーの出る言葉を発し続けることで周りの空気も変わり、いろんなことがスムーズに回るようになっていくかもしれませんよ。(Ulala<フォークラス>)
2016年02月09日皆さんはどんな言葉をかけられたら嬉しいですか?もしかしたら、その嬉しい言葉の中に実際相手は褒めていない言葉が混じっているかもしれませんよ。ということで今回は、皆さんが勘違いしてしまいそうな言葉を4つご紹介します。■1.きれい好きそうだね「俺はわりとがさつな方だから、きれい好きな女の子ちょっと苦手かも。神経質なイメージというか・・・。そりゃ汚い女よりは全然ましだけど、そんなに褒め言葉として使ってない。」(21才/男性/学生)そうだったんですね。私自身‘きれい好きそう’と言われていつも喜んでいました。(泣)確かに度を越えて、こだわりが強いきれい好きな子は正直面倒くさいと思う時がありそうですね。他の人といる時は最低限、身の回りをきれいにするくらいにしておいた方が無難かもしれませんね。■2.女子校(共学校)出身っぽいね「女子校出身っぽいね~って言われると、お嬢様そうとかマイナスに思われてそうだなって思う。だからあんまり喜べないかな。」(20才/女性/学生)「かなり初めから馴れ馴れしい女の子がいて、ずっと共学で男友達多かったって言ってて、すごい納得しちゃった。あの子はザ・共学女子だった。」(23才/男性/広告)ちょっと偏見?と思ってしまいますが、わりと当たっていることが多いワードですよね。もし言われたら、どういうこと?と実際相手に聞いてみましょう。■3.いつも笑顔だね「女の子の笑顔って大切だけど、いっつも笑っている子って本当に楽しいの?面白いの?って疑問に思う。愛想笑いじゃなくて、もっと素直な感情を顔に出して欲しいって思う。」(24才/男性/商社)「前に『いつも楽しそう』って言われて、『うん、楽しい!』って答えたら、冗談気味だったけど『バカっぽいよ』って言われて落ち込んだ(笑)」(21才/女性/学生)これは言われたら嬉しい言葉でしたよね。しかし褒め言葉として使っていない人もちらほらいるようです。気になる人や好きな人の前では、色々な表情を見せるようにしましょう。■4.モテそうだね「可愛くて、飲み会とかもそつなくこなす女の子とか見ると、チャライのかな?って疑っちゃうなぁ。だから『モテそうだね』って言っちゃう。」(24才/男性/保険)なるほど。モテそう=チャラそうにも繋がるわけですね。確かに女性からみても、女の子と遊び慣れている男性に対して、モテそうと言ってしまう時ってありますよね。モテないなんて思われるより全然嬉しいこの言葉ですが、褒めて使っている人は意外と珍しくて、案外マイナスなイメージが強いのかもしれません。■おわりにいかがでしたか?確かにこれら4つの言葉きわどいと思いませんか。褒めているのか、けなされているのか分からない言葉ってたくさんありますよね。そんな時、簡単に喜んだり、落ち込んだりするのではなく、上手に真意を聞き出して円滑なコミュニケーションを取ることを心がけましょう。(白石麻衣/ライター)(ハウコレ編集部)(島村遥/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年11月25日博報堂新しい大人文化研究所はこのほど、"新しい大人世代"とする40~60代の「消費にも大きな影響を与える生活者の意識変化」に関する調査結果を発表した。調査は3月20日~22日、調査対象:40~60代男女を対象にインターネットで行われ、2,700サンプルを得た。○"人から呼ばれてうれしい言葉"1位は「センスがいい」はじめに、「人から呼ばれてうれしい言葉」について尋ねたところ、2003年に調査を開始してから初めて「センスがいい(35.1%)」が1位となり、今までトップだった「若々しい(34.2%)」は2位という結果に。いずれも女性のポイントが高く、2011年調査と比べて男女差が広がっていることから、特に女性が高い意識を持っていることがわかった。また、すでに「若々しい」は当たり前になり、「若さ+α」がより重要になっているよう。これまで「年をとる」が常識であったことに対して、頑張って「若さ」を前面に出すというのがここ6~7年の傾向であり、「美魔女」がひとつの象徴だったが、「若さ+α」が注目されていることから、新しい大人が次のステージに入ろうとしていることが読み取れる結果となった。○"なりたい・こうありたい大人像"とは……次に、「なりたい・こうありたい大人像」を尋ねたところ、「今の自分を幸せに感じられる大人でありたい(77.3%)」がトップとなった。また、「いつまでも若々しい大人でありたい(71.1%)」と「あるがままの自分・自然体の大人でありたい(71.6%)」がほぼ同レベルだったほか、女性では「自然体の大人(75.6%)」が「ファッショナブルな大人(53.3%)」を大きく上回る結果に。こういった点から、「自然体」は新しい大人女子にとって、キーワードの一つになっていることがうかがえる結果となった。○73.7%が「若々しく前向きな意識を保ち続けたい」と回答最後に、「何歳になっても若々しく、前向きな意識を保ち続けたいか」と質問したところ、40~60代の73.7%が「あてはまる」と回答しており、これは世代を超えて持つ共通のベーシックな意識であることがわかった。特に、60代女性が83.1%と最も高く、やはり女性は「若々しさ」に高い意識を持っていることが浮き彫りとなった。
2015年10月14日子どもは大人の会話の中から単語を拾って語彙力を伸ばしていきます。周囲の人間からすれば大人の会話で使うような単語を発する子どもに対して、それと同等の理解力・精神力があると勘違いしてしまうことがありますが、子どもの記憶力は大人の記憶力に比べて5分の1以下程度と言われるほど。まず最初にロボットのおもちゃで遊んでいて次に車で遊んでいたとしても、最初に何で遊んでいたかと聞くと、「くるま!」と、もっとも印象が強かったものを答える傾向にあります。そのため、出てくる単語が一定になったり、発した単語が正しい意味で使えるようになったりするのは、まだまだ先のことなのです。子どもの語彙力を上げる一つの大切なルールは、耳と目、両方に訴えることです。車を教えるときは車を見せる、水を教えるときは水に触れさせる。ヘレンケラーとサリヴァン先生のイメージです。そのほかにも、例えば何か欲しいときに「ちょうだい」と言えるようにするためには「ちょうだい」と何度も言わせるのでなく、ちょうだいと人に言ったらどんなことが起きるのかも一緒に教えてあげることが大切なのです。現実と願望を同時に感じる子どもの能力突然子どもが「公園に行ったんだよ」「アイスを一緒に食べたよね」なんて身に覚えのないことを言い出すことはないでしょうか? そんなときは「そうだね、今度一緒にいこうか」と笑顔でお返事してあげてください。どうしてこのような突拍子もないことを言うのでしょうか、それには子どもらしい言葉と記憶のメカニズムがあります。現実世界と願望、すなわち夢見る世界が子どものあたまの中では介在しているのです。「アイスクリームをたべたいな~」と思ったとしても、「~したい」と未来を表す言葉の使い方は過去を表す言葉よりも後に理解するようになるので、唯一理解している過去を表す言葉「~した」を用いて記憶するのです。すなわち、見に覚えの無い「公園に行ったんだ」「アイス一緒に食べたよね」などの経験談は子どもの願望を表しています。嘘だと思って叱ったり否定するようなことをしてしまうと、子どものサインを見逃すことになるので、是非これをきっかけに子どもの希望をキャッチしてあげてくださいね!
2015年07月29日女子にも男子に言われると“しんどいな”と思う言葉があるように、男子にも女子から言われると、しんどくなってしまう言葉があります。相手の成長を考えて言った一言がじつはその男子にとって地雷だった、なんてこともあるでしょう。そこで、身近にいる男子が実際に女子から言われて“しんどいな”と感じた言葉をお伝えします。あなたが普段、彼に何気なく言ってしまっている言葉もあるかもしれませんよ。■1.もっと稼いでくれたらいいのに「給料日前のデート。付き合いが3年になる彼女とファミレスに行ったときのこと。彼女がボソっと“もっと稼いでくれたらいいのに”と言ったのを聞き逃さなかった。その言葉を聞いた瞬間、俺って稼ぎのないダメな男なんだ、と思ってしまい、しんどくなってしまった」(28歳/製薬会社)彼女からしてみれば、ファミレスではなく、もっとオシャレな店に行って、彼とご飯を食べたかっただけなのかもしれませんが、この言葉は男子の心を深く傷つける危険性あり。相手のことが大事なら“次は美味しいご飯食べに行こうね”と彼が前向きな気持ちになれる言い方をすることが大切でしょう。■2.元彼は気づいてくれる人だった「いいなと思っていた女子とお茶をしていたときに、彼女が突然“元彼は気づいてくれる人だった”と悲しそうな表情で言った。何のことだかわからず、戸惑い、この子と付き合うのはしんどいな、と思ってしまった。後で聞いた話だと、髪の毛を3センチほどカットしたことに気づいて欲しかったとのこと」(25歳/フリーランス)彼女は自分の髪型のわずかな変化にも気づいて欲しかったのだと思いますが、元彼を引き合いに出されると、ほとんどの男子は“しんどいな”と思ってしまうもの。彼に気づいて欲しいのなら、せめて“私、何か変わったと思わない?”と質問するのが、彼に対するやさしさでしょう。■3.職場の◯◯さんが~「いつも明るく笑顔が可愛い彼女と食事に行ったときのこと。お酒も入って良いムードになった頃に、彼女が職場の人たちの愚痴を言い始めた。すぐに終わるものだと聞き流していたけど、1時間経っても終わらない。そのときは、正直しんどいな、と思ったよ」(27歳/医療)これは同性でも聞いていて“しんどい”と思ってしまう話でしょう。ちょっと愚痴るくらいなら、まだ可愛いと思えるものの、1時間以上も愚痴を聞かされたら、忍耐強い男子だって、しんどくなってしまいます。ましてや、彼にとっては知らない人の話。男子の前で、長時間にわたり、愚痴や悪口は言わない方が賢明ですよ。■4.それも食べれないんだよね「気になっていた女子を食事に誘ったんだけど、メニューを見た彼女が“あれもこれも食べれない”と言い出した。俺が“これは?”とあまり嫌いな人がいないだろうと思われるメニューを指したら“それも食べれないんだよね”と一言。しんどくなり、帰りたくなった」(22歳/アパレル)誰にでも多少の好き嫌いはありますが、食べれないものが多すぎる女子だと、男子は気を遣いすぎて、しんどくなってしまうでしょう。ワガママに育てられた子だと思われてしまう可能性も大。食べれないものがあるのなら、レストランを選ぶ前に彼に伝えた方が好印象ですよ。■さいごに男子がしんどいと思う女子の言葉は、女子の自分本位な言葉ばかりでした。男子にそう思われたくないのなら、相手の気持ちを考えてから発言した方がいいでしょう。それだけでも、男子からしんどいを思われることが少なくなるはずですよ。(羽音/ハウコレ)
2015年06月07日彼氏や好きな人に言ってしまったひとことを、後悔したことありませんか?あなたにとってどうってことのない言葉でも、彼にとっては聞き捨てならない言葉だった場合、その言葉を発したことで、2人の関係が終わってしまうこともあります。そんな恐ろしい地雷を踏まないために、「いくら心で思っていても一生心にとどめておいた方がいい」NGトークをまとめてみました。■1 .彼の家族をけなす「彼のお母さんが私にお手製のお漬物をたくさん送ってくれた。『こんなに食べれるわけねーだろ!』と彼が言うので、『ははは、そうだね』と言ったら、『・・・・・・それ、ひどくない?』と真顔で言われた。それ以来関係がギクシャクしている」(25歳/飲食店)男性の家族に対する言葉を額面通りに受け取ってはいけません!親と縁を切っているのでもない限り、彼のボヤキには必ず愛情が含まれています。自分がどれだけ親について ボヤこうがけなそうが、彼はそれを他人からは言われたくないのです。■2.彼の仕事をけなす「広告代理店でCMを作っている彼が面白おかしく仕事の話をしてくるので、『広告業界って口の上手さだけで仕事してるイメージ~』と半分冗談で言ったら、一瞬で彼の表情がこわばった。付き合うことにならなかったのは、あの一言が原因だと思う」(28歳/出版社)男性の仕事に対する謙遜やおちゃらけに同意するのは危険。むしろ仕事の話が始まった時点で、「ほめてくれ」というサインだと捉えた方がベターです。そもそも、本当に自分の仕事をつまらないと思っている人は、自分から仕事の話を口にすることはありません。仕事を軽んじられて良い気分になる人は男女問わずいませんが、特に男性は「尊敬されたい」という欲求が強く、自分を尊敬してくれる女性をパートナーに選びたがる傾向があります。彼女候補から外されたくないなら、仕事を見下す発言は冗談でも厳禁です!■3. 彼の収入や学歴をけなす「付き合い始めたばかりの彼が『うち手取り◯◯万だよ。安すぎだよ』と言うので、『やすっ!』と同意したら、その後、連絡が来なくなった」(24歳/商社)男性にとって、年収が安いと言われるのは屈辱です。学歴が低いと言われるのも同様。年収や学歴に本気でこだわる女性は、そもそもそういう 相手と付き合わないでしょうから注意をする必要もないですが、そうではない女性こそ注意が必要です。あなたが「学歴や収入は魅力とは関係ない」と思っていても、「安い」「低い」と言われること自体に男性は傷ついてしまうからです。■4.彼のセックスをけなす「『俺は性の伝道師』と豪語する男性とセックスしたら、上手いどころかド下手だった。性格は悪くないので付き合ってるけど、下手だよねとは絶対言えない。言ったら終わりだと思うので」(26歳/メーカー)テクニックの自己申告ほど当てにならないものはありません。本当に上手な人は、セックスのテクニックの話なんてしませんし、そういう人はテクニックを駆使する前から女性を気持ちよくさせることができる人が多いです。つまり、テクニックにとらわれている時点で、その男性のセックス観や恋愛観には問題がある可能性大。・・・・・・なんてことは、口が避けても相手に言ってはいけません(笑)!「こうしてほしいな」「こういうのは好き」と伝えるのはアリですが、「下手」は墓場まで持っていきましょう!■おわりにパートナーシップを長く保持できる女性の共通点。それは、言ってはいけない言葉を飲み込めること!と、最近改めて思います。改善すべき点については伝えた方がいいですが、ガラスのように繊細な男性のプライドを無駄に傷つけない地雷回避力は大切。それも、ある種の女子力と言えるかもしれません。(ヨダエリ/ハウコレ)(大倉 士門/モデル)
2015年05月13日結婚祝いは気持ちだから、何をもらってもうれしいもの――というのが建前だが、本音はどうなのだろうか。今回は、マイナビニュース会員の既婚者100人に「最高にうれしかった結婚祝いのプレゼント」を教えてもらった。Q.「結婚祝い」でもらったプレゼントで「最高にうれしい」と思ったものはありますか?はい 45%いいえ 55%Q.それはどんなプレゼントでしたか? 「最高にうれしい」と思ったのはどうしてですか?■現金・「お金。好きなものが買えるので」(30歳女性/東京都/商社・卸/事務系専門職)・「お金。かさばらないから」(29歳女性/北海道/医療・福祉/専門職)・「現金、お金が一番助かるから」(31歳女性/神奈川県/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「現金。使い道が自由だしお返ししやすいから」(28歳女性/福岡県/金融・証券/営業職)■商品券・「商品券。自分たちの好きな物が買えるから」(33歳女性/東京都/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「商品券。どんなものより、自分で使い道を決められるのは助かった」(31歳女性/東京都/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)・「商品券が一番使えた」(33歳女性/大阪府/医療・福祉/専門職)・「商品券・ビール券」(50歳以上/男性/東京都/その他/その他)■カタログギフト・「カタログギフト。自分で選べる。」(43歳男性/宮城県/建設・土木/営業職)・「カタログギフト……選ぶ楽しみがある」(50歳以上/男性/愛知県/不動産/経営・コンサルタント系)■「ほしい」と伝えたもの・「自分がほしいと思った実用的なものをもらうとうれしい。前もってだいたいの予算を伝えてくれたので、要望もしやすかった」(29歳女性/兵庫県/その他/その他)・「リクエストを聞いてもらった実用的なもの。新生活準備に追われている時だったので、助かった」(28歳男性/兵庫県/食品・飲料/営業職)■キッチングッズ・「食器など使えるもの」(35歳女性/東京都/不動産/専門職)・「箸」(46歳男性/神奈川県/食品・飲料/事務系専門職)・「変わったフライパン。使い勝手がいいと先輩主婦にもらったが、本当に使いやすくて便利」(30歳女性/群馬県/機械・精密機器/事務系専門職)・「バカラのグラス。そんな高級なグラスは自分で購入しないから」(33歳女性/奈良県/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「ホームベーカリー」(32歳女性/山形県/医療・福祉/専門職)・「集めていたロールストランドの食器」(33歳女性/埼玉県/情報・IT/事務系専門職)■ふたりの名前・顔入り・「自分たちの写真入りのワイン。二人ともお酒が好きだから」(29歳女性/埼玉県/人材派遣・人材紹介/営業職)・「親戚の子供が書いてくれた私たち2人の似顔絵」(32歳男性/埼玉県/機械・精密機器/技術職)・「自分の名前入りのお皿」(25歳男性/新潟県/農林・水産/技術職)■その他・「好きなブランドのタオルケット」(28歳女性/滋賀県/アパレル・繊維/販売職・サービス系)・「フェザーケット。とても実用的でした」(49歳女性/新潟県/その他/その他)・「生地のいいタオル」(27歳男性/千葉県/医療・福祉/事務系専門職)・「デジカメ。当時、まだ高かったころで、自分で買うまではいかなかったので」(50歳以上/男性/神奈川県/電機/技術職)・「座椅子。自分が指定してもらって今でも使っているので」(32歳女性/愛知県/食品・飲料/事務系専門職)・「おむつケーキ。かわいくて」(38歳男性/千葉県/情報・IT/営業職)・「最高ではないが、デザイン的に良い置き時計」(50歳以上/男性/兵庫県/商社・卸/事務系専門職)・「友人作のウエディングドレス」(32歳女性/神奈川県/学校・教育関連/販売職・サービス系)・「なんでもうれしかった」(24歳男性/兵庫県/マスコミ・広告/事務系専門職(法務・財務・人事・総務など))圧倒的に多かった回答が「現金」。次いで「商品券」だった。そのほか、もらう側が「『ほしい』と伝えたもの」「キッチングッズ」など、実用的なものが多く選ばれた。「正直いらないと思った結婚祝いのプレゼント」を聞いたときに票を集めた「食器」「名前入りのもの」などは、こちらのアンケートでも多数挙がった。やはり何がうれしいかは人それぞれのようだ。調査時期: 2014年12月5日調査対象: マイナビニュース会員(既婚者限定)調査数: 100人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年01月09日