こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。今のわが国で子どもを公立の小中学校に通わせている親御さんであれば、子どもの同級生の友達の中にかなりの割合で“名字が変わる”子がいらっしゃるかと思います。ご推察の通り、両親の離婚を理由とする例が大多数です。しかし、今回のコラムはそのような“名字が変わることになってしまった反抗期の子どもたち”を問題視するような立場では一切ありません。両親が離婚してどちらか一方の親だけになった子が必ずしも情緒不安定になるわけではないのです。そうでなく、母親であれ父親であれ祖母であれ祖父であれ姉であれ兄であれ、「反抗期に家族の愛情を確認できた子 であれば、今は反抗していてもきっと大丈夫」という精神神経科的スタンスに立って、反抗期のお話をさせていただきたいと思います。●思春期に反抗することは「身近な大人に見捨てられないか」という不安の裏返し東京都千代田区で心療内科・精神科の『ベスリクリニック』を開院する田中伸明先生は長年にわたり、「小中学生時代の反抗期に親や家族がいかにあるべきか」というテーマをもって臨床研究をつづけておられます。田中先生のホームページによれば、小中学校時代の反抗期・思春期の子どもの“いわゆる反抗的問題行動”は、「親や身近な大人から見捨てられないか」という不安の裏返しだといいます。田中先生によると、『この時期の子どもは、自立したい気持ちと甘えたい気持ちの間で揺れ動いています。時には甘えたい気持ちが強くなり、親に依存するような言動をとることもあります。その際には、しっかり家族の愛情を確認させてあげることが重要です』とのこと。つまり、両親の離婚などで親が一人になったから問題行動に出るというわけではなく、家族の中に自分を愛してくれていると確信を持てる大人がいないときに問題行動をとる 。田中先生はそうおっしゃっているわけです。●5歳で両親に捨てられた風間トオルさんの例に見る「愛してくれる家族さえいれば大丈夫」ここで思い出されるのは、『ビンボー魂おばあちゃんが遺してくれた生き抜く力』の著書がある、俳優の風間トオルさんのことです。風間さんは筆者より3つだけ年下の同世代ですが、5歳のときに両親が離婚してまず母親が出て行き、そのうちに父親も出て行ってしまい、トタン屋根のアパートで僅かな年金収入があるだけの祖父母に育てられたという生い立ちの持ち主なのです。その経済状況は過酷であり、幼少年時代は食べるものが足りなくてカマキリの足をかじったり公園の草やタンポポを採って食べたとのこと。風間さんが小学生になると祖父は認知症を発症し、祖父が部屋の壁に排泄物を塗るたびに風間さんが水で洗い流したそうです。普通なら中学生くらいからグレて、不良になってしかるべきような生い立ちだと思うのですが、風間さんはおばあちゃんと、認知症を発症してしまう前のおじいちゃんから「愛されている」という確信を持っていたため、反社会的な道に進もうなどと思ったことは一度もなかったそうです。この例は、家族という身近な大人から愛されていることさえ確認できれば、子どもは極端に問題ある行動へは向かわないという田中伸明医師の説を裏付けているということができるでしょう。●離婚によって「一人親」になってしまったことが問題なのではなく、「愛してくれる家族の存在を確認できない」ことが問題筆者には中学1年生の男の子がいます。例にもれず反抗期・思春期の真っただ中で、母親に対しても、父親である筆者に対しても、時折とても反抗的な態度をとります。とくに筆者の息子は、結婚して家を出た姉が2歳の男の子(息子にとっての甥)を連れてよく遊びに来るため、小さな甥に対しては兄のように接しなければいけませんので、知らず知らずのうちにストレスもたまっているのだろうと思います。サザエさんの家におけるカツオくんがそうですよね。また、筆者が生まれ育った昭和の戦後期と違い、若者や子どもに対して厳しい今の日本社会で生きて行かなければならない息子に対しては、筆者も妻もついつい将来のことを案じてしまい、口うるさくなってしまう傾向があります。田中伸明医師は、そういった口うるささが愛情から発せられているものなのか、それとも子どもを疎ましく思う感情に由来するものなのか、子どもには敏感にわかってしまうといいます。田中先生によると、『この時に家族の愛情を確認することができないと、子どもは失望し問題行動をとるようになります。汚い言葉でののしる、部屋に閉じこもる、暴力をふるうといった反抗は、親からの愛情が十分でないと感じたときに出てくるのです』とのこと。これがたとえば親の離婚による一人親家庭であったとするならば、一人親であること自体が問題なのでは全くありません。自分を引き取って育てることになった大人の家族(母親にせよ父親にせよ)ないし、その新しいパートナー等から本当に愛されている と感じることができるかどうかが問題なのだということなのです。●理不尽な要求は毅然として遮断するが子どもの可能性を伸ばすためなら全面的に応援するあえて結論をまとめるのであれば、反抗期の子どもが無理な要求や主張をするのを認める必要はなく、話の内容は最後まで聞いたうえで毅然とした態度で要求を制する。しかし、いずれ子どもがひとり立ちし独立して行けるように子どもの可能性を発掘し、伸ばす手伝いになるのであれば全面的に応援する。そういうことに尽きるのではないでしょうか。そういうことは、長女が反抗期真っ最中であった15年も前に十分学習したはずなのに、人間は忘れる動物なんだなあと、つくづく感じる今日この頃です。【参考文献】・『ビンボー魂おばあちゃんが遺してくれた生き抜く力』風間トオル(著)【参考リンク】・ベスリクリニック()●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年07月19日■子どもをきちんと叱れない親が増えている最近、子どもをきちんと叱れない親が増えています。たとえば、危ない場所で、危ない遊びをして、ケガをしそうなとき。たとえば、ほかのお友だちをケガさせてしまいそうなとき。あるいは、幼稚園や保育園、小学校の職員室に、誰もいないときに、子どもがこっそり入ったとき…。このようなどう見ても「ダメ」なことを子どもがしているときでも、子どもに「ダメ!」と禁止することができない親が増えているのです。なぜ、このようなことが起きているのでしょうか。それは「子どもとの関係をこじらせたくない」と考える親が増えているからです。「ダメ!」「それをしてはいけません!」と厳しく禁止すると、子どもによっては、「どうして? いいじゃないか!」「だって、したいんだもん」などと反発して、親の言うことを聞きません。すると、親としては、ますます厳しく叱らざるを得なくなります。それに対して子どもは反発する…。こうやって、子どもの扱いがますます難しくなってしまうのをおそれます。そして、「友だち親子」のような仲良し関係でいられるために、子どもの行動を厳しく禁止することのできない親が増えているのです。■禁止すべきは子どもの「行動」また、子どもを厳しく叱ることの弊害を論じるメディアも増えています。たしかに、子どもに対して「おまえは、だめな子だね」「まったく、何度言ってもわからないんだから」「バカなんじゃないの」などと親から否定的な発言をされ続けると、「そうか、ぼくはダメな子なんだ」と、自己否定感を募らせていく子どももいます。そして「どうせぼくは、何をやっても、無駄なんだ…」と、意欲を失ってしまう子どももいます。電車などで、子どもをヒステリックなまでに、大声できびしく叱り飛ばす親の姿を見ることもあります。「ほんと、あんたはどうしてまたそんなことするの!バッカじゃないのぉ!」と、大声で怒鳴るのです。これは叱っているというよりも、「プチ虐待」と言ってもいいと思います。子どもの心に傷がつき、前向きに生きる意欲を失います。その結果、大事なときにも頑張ることのできない子どもになってしまうのです。では、子どもに「ダメ!」と言ってはダメなのでしょうか。私の答えは、ノーです。つまり、子どもが禁止すべき行動をとったときに、親は「ダメ!」と言って、行動を押さえるべきなのです。これをしないと、自分をコントロールできない子どもになってしまいます。重要なのは、「行動の禁止」と「人格の禁止」を区別することです。「人格の禁止」は×です。「あなたは、まったくダメな子ね!もう!」などと厳しく叱り続けると、子どもの中に「ぼくはどうせダメな子なんだ」と、自己否定感を募らせ、生きる意欲を奪ってしまいます。一方、「行動の禁止」は〇です。してはいけない行動を抑制するしつけは重要です。このとき、大切なポイントは、「人格を否定された」と子どもが感じないように、穏やかに、説明的に「なぜ、〇〇をしてはだめなのか」を理性的に子どもに、それがダメな理由が理解できるように、説明しながら、語りかけることです。「だめでしょ、それは! あんたはまったくもう!」などと、大声で怒鳴りながら叱っていると、親の側は「行動の禁止」をしているつもりでも、子どもの側からすると「人格を否定された」と感じて、生きる意欲を奪うことになってしまうのです。■いい子育て=手間ひまかけた子育てここまで、読まれて「なんだか。たいへんだな」「説明するって大変なんだよな。面倒くさい」と思った方もいることと思います。そうです。いい子育てには「手間ひまかける」ことがいちばん大切なのです。子どもと「友だち親子」になって、ダメなことも「ダメ」と言わない子育ては省エネ子育て。逆に、いつも「あんたはダメな子ね!」と感情的に怒鳴り続けるのも、省エネ子育て。一見、真逆でも、どちらも「手抜きの子育て」なのです。子どもに、なぜそれがダメなのかをわかるように、ていねいに説明するのは、かなり骨の折れる作業です。時間もエネルギーもかかります。しかも、「人格の否定」と伝わらないように、穏やかに、かつ、真剣に、話してわかってもらう必要があります。もう一度言います。よい子育ては「手間ひまかけた子育て」です。
2016年04月06日こんにちは、ママライターの木村華子です。“キレる子ども”が問題視されて久しいですが、実際に子育てをしてみると、なるほど確かに、子どもたちによる感情のコントロールがまだまだ幼いものだということを実感させられます。大の大人であっても日々感情を揺さぶられながら暮らしてるわけですので、ネガティブな感情が生まれること自体に問題はないのですが……、「私が子どものころって、こんなにキレてたっけ?」「反抗期って年でもないと思うのに、子どもがやたらとキレる……」と、わが子のブチ切れ問題にお手上げ状態のママも少なくはないはず。成長の過程として必要なキレ方(反抗期) なのであれば、こちらとしても納得がいくもの。しかし、なんらかの原因からわが子の性格が“キレやすい”というものに変化しているのであれば、親としてなんとか食い止めてあげたいですね。人がキレるとき、その原因はさまざまです。トラブルに巻き込まれたときや、そういうお年頃であるケースなどなど……。実はその原因のひとつとして、どのご家庭にも存在しているアノ調味料が関わっていることをご存知でしょうか?今回は、全国民が持っているであろう“白い麻薬” についてお話しします。●近年、キレる小学生が急増中!平成26年に文部科学省が公開した「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」では、近年の子どもたちによる暴力行為の増加が浮き彫りになりました。このデータの中でも特に注目したいのは、まだ反抗期に入っていない年頃の小学生による暴力行為 です。なんと、ここ7年間のあいだに約3倍まで増えているのだとか。「私が子どものころって、こんなにキレてたっけ?」というママの不安は、記憶違いではなさそうです。キレる小学生について、2〜3歳ごろに表れる第一反抗期(イヤイヤ期)と中学生から高校生ごろにかけての第二次反抗期の間に存在すると言われる“中間反抗期”なのでは? という声もあります。しかしそれならば、もっと以前からキレる小学生たちが存在したはず。近年の増加を裏付ける理由にはならないのではないでしょうか。なぜ子どもたちはこんなにもキレるようになってしまったのか……その理由は子どもたちを取り巻く環境の変化にあるはずなのです。●白い麻薬=お砂糖!? 砂糖中毒の悪影響とは冒頭でお話しした“白い麻薬”。その正体は、お砂糖です。消化吸収の早いお砂糖を過剰に摂取すると、血糖値が急激に上昇します。この変化を埋め合わせるため、血糖値をコントロールする“インスリン”というホルモンが大量に分泌され、このインスリンによって、今度は血糖値が一気に下がります。血糖値の低下による影響を受けるのは、ブドウ糖をエネルギー源に機能している脳 です。脳がエネルギー不足に陥ると、“集中できない”“ボーッとする”などの症状が現れます。このような低血糖の状態を改善させるために、脳は“アドレナリン”というホルモンを分泌させるのです。アドレナリンといえば、気分の高まりや攻撃性を司る、別名“攻撃ホルモン” 。お砂糖と“キレる子ども”がつながってきましたね。低血糖症が起こると、以下のような症状が現れます。・キレる・疲れやすくなる・物忘れが多くなる・無気力になる・眠たい・不安になる・頭痛・筋肉がこわばる・手や足が痺れるなどなど。暴力的になったり、反社会的になったりするとも言われています。子育て中のママにとって、回避するべき症状ばかり!実際にアメリカ・バージニア州の少年院で行われた調査では、お砂糖の摂取量を少なくコントロールされた少年たちに、以下のような変化があったのだそうです。・反社会的行動……46%減少・暴行……82%減少・盗み……77%減少・命令への服従拒否……55%減少さらにその後、カリフォルニアやワシントンなどの少年院に収容される少年たち(8,000人)に対して同じ調査が行われ、反社会的行動が47%も減少した という結果が得られたのだとか。お砂糖の悪影響といえば、メタボリックなど体への作用がメジャーどころですが、実は心や性格にまで影響を及ぼしているのです。また、脳に直接影響を及ぼすお砂糖は依存性が大変高く、口にしたときに得る快感までの仕組みは、ドラッグを服用したときと同じものなのだとか……。「やめたくてもやめられない!」とお悩みのダイエッターが大勢いらっしゃることもうなずけます。●砂糖も含めた、すべての食べ物・調味料との付き合い方を見直してみませんか現代を生きている子どもたちに“お砂糖を全く摂取しない生活”を強いることは不可能だともいえます。いくら家庭で徹底していても、お友達のお宅でオヤツをご馳走になるシーンだってあるでしょう。あまりにも極端な食生活を送らせることで、わが子が偏った常識を持ってしまうことも避けたいところ です。身に付けたいのは、砂糖にだけ固執した考え方ではなく、やはり“食生活全体”のバランス。日本人の食生活が以前よりも粗悪なものに変化していることは、砂糖に限ったことではありません。イライラの原因として有名なものに、“カルシウム不足”“ビタミン・ミネラル不足”なども挙げられますね。ジャンクフードやインスタント食品、菓子パン、スナック、チョコレートなどでお腹を満たすのではなく、健康的な献立を考えてみてください。また、飲み物が毎回ジュース!というご家庭は、そこをお水やお茶にするだけでも違ってくるのではないでしょうか。子どもたちを取り巻く環境は、時代によって目まぐるしく変化します。体や心に悪影響を及ぼすものもあるでしょう。しかしその変化の中には、大人たちのさじ加減でコントロールしてあげられるものもあるはずです。「時代が違うんだから……」と諦めず、ぜひ正しい食事の楽しみ方を示してあげてください。【参考リンク】・児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 | 文部科学省(PDF)()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年03月30日子どもは楽しいことに夢中になるものですよね。野球やサッカー、ゲームと、子どもを夢中にさせるものはいろいろありますが、そのなかでひとつのものが問題になっています。それがスマートフォン。大人顔負けの依存状態の子どもがいて、学校の勉強にも悪影響が出ているのだとか……。大人も子どももスマホ依存の日本電車に乗ると誰もが手にしているのは、本ではなくスマホという時代。それは大人も子どもも同です。実際に、スマホ依存の小中学生が増えているといわれているのです。スマホは、十数年前の子どもにとってのファミコンのようなものなのかもしれませんね。ただ、ファミコンと違うのは、親や教師の目の届かないところでも操作できてしまうこと。ベッドのなかや学校のトイレで、隠れてスマホをいじっていたという報告もあるそうです。最近は、友達とやり取りができるLINEに中毒状態になってしまっている子もいるそうで、四六時中スマホを見ていないと不安になるという、まさに大人顔負けのスマホ依存の子が増えているのだとか。睡眠時間不足が健康に及ぼす影響スマホ依存の子どもの何が問題になっているかというと、1つに「学校への遅刻・欠席の増加」があります。スマホを深夜までいじっていて、睡眠不足になり、朝起きられないというケースが数多く報告されているそうです。さらに、原因不明の腹痛や頭痛を訴える子が増えているとの報告も。これに対して、睡眠の専門家は、「睡眠不足によって生活リズムが乱れると、腹痛や頭痛を引き起こす可能性がある」との見解を示しています。育ち盛りの子どもにとって、睡眠は脳と体の発達に欠かせないものです。スマホで遊ぶことは大人になってからででき、体の発育は子どものときしかできないもの。いわば「待ったなし」の状態です。子どもを取り巻く深刻な現状を、打破する方法はあるのでしょうか?親子でスマホのルールを決めよう子どものスマホ依存を解消または予防する方法は、いくつか考えられます。まずは、子ども専用のスマホを買い与えず、必要なときに親のスマホを貸すという方法。自分専用のものがあると、いつまでも自由にスマホで遊んでしまいますが、「親から借りるもの」であれば、利用を保護者が管理することができます。既に子ども個人のものを買っている場合は、時間制限などのルールを親子間で決めることです。例えば、「スマホ利用は夜の9時まで/寝るときは寝室に持ち込まない/ルールを破ったら没収」などと決めておくことで、制限をかけることができます。とにかく、スマホ利用を子どもの自由にはさせないことを心掛けるようにしましょう!photo by pixabay
2016年02月18日赤ちゃんがお母さんの添い寝でスヤスヤと寝ているところを見ると何とも心が和みますよね。でも、添い寝が子どもの睡眠を妨害しているという意見もあるそうです。今回は、賛否両論ある、添い寝が睡眠に与える影響について調べてみました。添い寝の頻度が高い国は?子どもの頃はみなさんも両親にしてもらいましたよね、添い寝。ひとりでは寂しくて眠れない夜も、添い寝をしてもらえたからぐっすり眠れたという経験をおもちの方も多いのではないでしょうか。このような経験から、日本人の多くが添い寝は子どもの睡眠を促進するものと捉えていると思います。ところが、です。ある調査によると、添い寝が子どもの睡眠時間を削っているという報告があるのだとか。世界各国を対象にした「添い寝の頻度」の調査では、頻度が高いのは日本や韓国、タイ、ベトナム、インドネシアとアジアの国が多く並びます。驚いたことに各国の子どもの平均睡眠時間は世界的に見ても短いのだそうです。子どもの睡眠への影響は?この調査は「添い寝=睡眠時間を削る」と確証したものではありません。ほかにもさまざまな要素が絡み合って、睡眠時間が短くなっていると考えられているからです。実際のところ、添い寝は睡眠にどのような影響を与えるのでしょうか? 調べてみたところ、添い寝に関してはまさに賛否両論あるようです。反対派の理由のひとつは、添い寝をすることで寝返りができなくなり、睡眠の質が低くなるというもの。結果的に、睡眠をとっても疲れがとれなくなってしまうという意見です。特に子どもはゴロゴロ転がりながら眠るので、それが制限されてしまうとストレスになるのかもしれません。添い寝賛成派の意見とは?一方、添い寝に賛成派の意見は、子どもが信頼を寄せている親とスキンシップをしながら寝ることで寝つきがよくなったり、熟睡できるというもの。また、子どもが夜中に起きそうになったときに隣で親が寝ていると、まだ安心して眠っていていいんだと再度深い眠りに入ることができると考えられているそうです。添い寝する側の親も子どもと睡眠サイクルが同調していくので、ぐっすり眠れるようになるという意見もあります。つまり、親と子ども、両方にとって添い寝は有効であるということですね。真っ向から意見が対立していますが、みなさんの家ではいかがですか? 添い寝していますか?photo by acworks
2016年01月14日車内に置き去りにされた子どもの事故が毎年のように報道されています。これは日本だけの問題ではないようで、このほどイギリスで「子どもの車内置き去り」に関するアンケート結果が報道されて話題になっています。危険とわかっていることなのに、なくならないのはなぜでしょう?『Daily Mail Online』の報道を参考に、「子どもの車内置き去り」の怖さについて考えてみます。■6分の1は「おしおきのために閉じ込めた」イギリスで、幼い子どもを持つ親たち2,000人にアンケート調査が行われ、その結果にイギリス全土が驚愕しました。全体の4分の1にあたる24%が「用事を済ませるため子どもを車のなかに置き去りにすることがある」と回答したのです。若い夫婦ほど意識は低く、18~34歳の回答者のうち「子どもを車内に置き去りにした経験がある」と答えた人は42%にも上るそう。幼い子どもを持つ両親の多くがこの層と考えれば、この数字は看過できるものではありません。アンケートでは、もっとも多い理由が「用事を早く済ませるため」、次に多かったのは「寝ている子どもを起こしたくなかったから」でした。そして、4分の1は「子どもを車に残していることを忘れていた」、6分の1は「おしおきのために車に閉じ込めた」と答えているのです!子どもを車に置き去りにすることは、季節によっては生命を脅かすことにもなりますし、子どもが手動ブレーキを誤って操作するなど重大な事故にもつながりかねません。■イギリス男性の平均「置き去り」時間は27分アンケートによれば、男性が子どもを車に置いたまま離れている時間は平均27分間。一方、女性は最大でも17分間、全体での平均は22分間でした。男親の方が「子どもの車内置き去り」に関して危機意識がより低いようです。育児の専門家、リチャード・カーチス氏は調査結果にショックを受けたといいます。「子どもたちを車内に残して出掛けることは、いくつもの危険をはらんでいます。きょうだいを一緒に残せば安心と考えるのかもしれませんが、ケンカを始めることもあり、実際にはもっと危険なんです」アンケートを取りまとめた英クウィック・フィット損保のジェイソン・バンウェル氏も「子どもたちを車内に置き去りにするのは危険すぎます。絶対にやめてください」と強調します。イギリスでは昨年、買いものに行くため2歳の娘を5分間車のなかに置き去りにしたとして、男性が有罪判決を受けています。■エアコン停止後15分で「危険」レベルに!日本でも、子どもが車内に置き去りにされ死亡する事故は後を絶ちません。特に日本は夏場の気温が非常に高くなるため、締め切った車内で熱中症になる危険がとても高いのです。JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が行った実験では、気温35℃のもとで締め切った車内の温度は30分後に45℃に上昇、1時間後には50℃を超えました。同条件下で3センチの窓開けをしていても、車内の温度は最高45℃まで上がります。さらに、熱中症指標計を用いて危険度を測定した実験では、エアコンを停止してから5分後には「警戒」レベル、15分後には「厳重警戒」を超えて「危険」レベルに達していたのです。JAFでは実験結果について「乳幼児は体温調節機能が未発達で、高温下では短時間で体温が上昇し、死に至ることがある。寝ているからという理由で、車内に子どもを残すのは大変危険である」と指摘しています。■実は日本では28%が「置き去り経験ある」にもかかわらず、JAFが7,000人強を対象に行ったアンケートでは、なんと、全体の28.2%が「子どもを車内に残したまま車を離れたことがある」と答えているのです。「もう気温が30度を超すこともないから、少しくらいなら」という考えは大間違い。子どもの車中置き去りは、さまざまなアクシデントの原因にもなるのです。JAFによると、平成23年の2~3月のロードサービスのうち、幼い子どもが自動車の車内に残されたままの「キー閉じ込み」件数は、全国で433件あったとのこと。「車内にいる子どもがドアをロックしてしまった」というものが多く、JAFでは「子どもを車内に残して車を離れてしまったことが原因のようだ」としています。子どもを車中に残して出掛けることは、とても危険です。「せっかく寝ているところを起こしたくない」という理由でも、絶対にしないようにしましょう。(文/よりみちこ)【参考】※One in four parents leave children alone in the car: Average parent would leave those as young as five unattended in a vehicle for up to 22 minutes―Daily Mail Online※ユーザーテスト・真夏の車内温度―JAF※「子どもを車内に残して車を離れたことがある」は28.2%―JAFニュース
2015年09月13日職場でもっとも身近な存在である同僚。でも時に、やっかみをぶつけられたり、仕事を押し付けられたり……なんて「問題行動」に困ることもあるのでは。そんな時は血液型別に対処法を考えてみては。具体的なお悩み事例をもとに、その対処法を血液型研究家の矢作美和さん、心理カウンセラーの小倉広さんに伺いました。■お悩み1何かとやっかみをぶつけてくる同僚を、上手くかわしたいけれど…。「やっかみをぶつけてくるのは、あなたに対して劣等感があるから。それを和らげるには、相手の得意分野に着目し認めること。A型には、『明日の会議何時だっけ?』など事務的な部分を頼りにし、B型には、個性的な発想に対し『その発想はすごい』などと感心する。O型には、まとめ役を買って出てくれていることに感謝を。AB型には、『高度な仕事』など能力の高さを褒めると◎」(小倉さん)■お悩み2細ごまとした仕事がいつも私に回ってくる。分担してほしいと同僚にどう言い出すべき?「A型には『私はコピーを取るから、あなたはホチキスで留めてね』など、仕事を具体的に限定して頼むといいでしょう。B型は、『あなた、電話の応対が上手いから』などおだてると、雑用もやってくれるように。O型には『ぜひ、あなたの力も借りたいの』など下手に頼るのがコツ。AB型には『あなた仕事が早いから』など、相手の能力を評価するひと言を加えるのがポイントです」(矢作さん)◇矢作美和さん血液型研究家。著書は血液型別あるあるネタ満載の『こっそり読みたいオトナの血液型診断』(実業之日本社)など。◇小倉 広さん心理カウンセラー。『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)など著書多数。※『anan』2015年8月5日号より。文・保手濱奈美(C) RyanKing999
2015年08月01日子どもを産むとき、そして産んだあとも、ママにとって体重管理は困難。しかし、それは母親だけの問題ではないようです。というのも、子どもが生まれると父親の体重も増えるという事実が『Daily Mail Online』で紹介されたのです。■新米パパの体重増加は危険がいっぱい調査は10代から30代の男性10,000人を対象に、20年にわたって実施されました。その結果、第一子が生まれたあとのパパは、明らかに体重が増加する傾向にあることが判明。また、子どもがいない男性はむしろ体重が減少していました。調査を行った研究チームによると、父親の体重増加は健康上のリスクを高めるのだそう。チームのリーダーであるクレイグ・ガーフィールド博士は、父親の体重が増え、BMIが上がれば上がるほど、心臓病や糖尿病、がんのリスクが高まるといっています。父親の体重増加の原因ははっきりわかっていませんが、ライフスタイルの激変がその一因ではないかと考えられています■パパの体重が増える原因は食べ残し?また、子どもが生まれると、自分のことは後回しになってしまいがち。いままでジムに通うなどしていた男性も、その時間を確保するのが難しくなってしまうのです。そして子ども用にアイスやクッキーなどのお菓子を家に置くことが多くなるため、それも体重増加の原因のひとつだと考えられます。しかし、食生活の変化で最も影響が大きいのは、父親が子どもの食べ残しを食べるようになること。ガーフィールド博士は「子どもが残したものを片づけるのは、いつだって父親の役割です」といいます。たしかに「もったいないから」と子どもが残したご飯を食べるのは、お父さんの仕事かもしれませんね。しかし、子どもと同居していない父親にも体重の増加は見られたため、食生活の変化ばかりが原因でもないようです。調査では、早い段階で子どもと別居した父親のデータも集められたのです。■180センチのパパは2キロも増える!子どもが生まれた男性は、調査が終了するまで、平均して2.6%のBMIの上昇が見られました。身長180センチの男性だと、体重が2キロ増加した計算になります。また、子どもと別居した男性も平均で2%BMIが上昇しました。これは180センチの男性だと1.5キロの計算です。なお、子どもがいない男性は、逆に0.6キロ体重が減少していました。ガーフィールド博士は、小児科医は父親の体重増加のリスクについてもきちんと説明し、警告すべきだといっています。普段あまり病院へ行かない男性も、子どもや妻のつき添いで病院を訪れる機会が増えるもの。そんなときが、父親に体重増加のリスクを説明し、食事のカウンセリングをするのにちょうどいい機会になります。子どもが生まれることは、ママにとってもパパにとっても、人生の重要なステップ。男性の人生において、こんなにライフスタイルが激変する出来事は他にありません。いつまでも元気でいてもらうためにも、子どもだけでなく、パパの体重にも目を光らせましょう。(文/和洲太郎)【参考】※Fatherhood makes men FAT New dads gain an average of 4lbs in the years after their first child is born―Daily Mail Online
2015年08月01日子どもを持つ女性にとって、働きに出るかどうかは大問題。家計のためには共働きが望ましいけれど、子どもと過ごす時間を減らすことになる……。その狭間で、たくさんのママが葛藤しています。そんな悩めるママたちを勇気づける研究が、アメリカ・メリーランド大学などのチームによって発表されました。今回は、『The Washington Post』を参考に、母親と子どもが過ごす時間の意味について考えます。■共働き親子が一緒に過ごす時間は増えている4月に発表されたこの研究で、驚くべきことがわかりました。アメリカでは、1965年から2010年にかけて共働きの世帯が増えているにも関わらず、両親が子どもとすごす時間も増えていたのです。18歳以下の子どもがいる共働き世帯は1965年の41%から2014年には71%へと増加。その一方で、子どもと過ごす時間を見てみると、父親は、1965年の週2.6時間から2010年には7.2時間に、母親は1965年の週10.5時間から2010年には13.7時間へと、いずれも増えています。つまり、現代の働くママたちは1970年代の専業主婦のママたちと同じかそれ以上、子どもとの時間をつくれているのです。仕事を持ちながら子どもと向き合うとなると、ママの負担は小さくはありません。それでもママたちを突き動かすのは、子どもは母親と一緒に過ごす時間が多いほどよい、という“常識”です。近ごろアメリカで行われた調査では、「母親が外で働くことは子どもたちにとって有害である」と答えた人の割合が40%を超えました。多くの人が、母子の時間が減ることは子どもの成長にとってマイナスであり、だから母親が働きに出るべきではない、と考えているのです。■小さい子どもに最も大事なのは量ではなく質!小さい子どもにとって親子の時間は多いほどよいのでしょうか?ママはできるだけ働かず、家にいた方がいいのでしょうか?研究は、「その必要はない」と答えています。3~11歳の子どもの場合、両親と一緒に過ごす時間の長さと、学校の成績や行動・感情の発達との間に有意な関係はなく、思春期の心理的な発達への影響も小さかったというのです。「研究で示された20のデータのうち、19のデータが“両親が子どもと過ごす時間の長さと子どもの心身の成長は無関係”と証明しています」と、研究主任を務めたトロント大学の社会学者、メリッサ・ミルキー博士は説明します。もちろん、母子の時間が大切なことはいうまでもありません。これまでも多くの研究が、本の読み聞かせをしたり一緒にご飯を食べたり、一日の出来事をおしゃべりするといった親子の時間と子どもたちの心身の健やかな成長には関係がある、と示しています。しかしミルキー博士らの研究は、時間の“長さ”はそれほど重要ではない、としているのです。■親子の時間の価値が高まるのは思春期だったミルキー博士は、「両親と過ごす時間の長さが意味を持ってくるのは、むしろ子どもが思春期になってからです」といいます。研究では、1997年と2002年のデータで分析を行い、それぞれ3~11歳、12~17歳の子どもたちについて、親たちが“積極的にかかわった時間”、そして親が“そばにいたものの子どもと積極的にかかわらなかった時間”の割合を調べました。その結果、3~11歳では有意な関連が見つからなかったのに対し、12~17歳ではプラスの効果が見られたのです。週あたり6時間、両親が積極的にかかわっていた家庭の10代の子どもたちは、薬物やアルコールに手を出すなどの、違法な行為をすることが少なく、数学の成績もいい傾向がありました。ミルキー博士は「少ない時間であっても、親子でどう時間を過ごしているかはとても重要です」と指摘します。2003年以降、日本でも共働き世帯が増え続けています。「子どもとの時間を十分に作ってあげられていないのでは……」と悩むよりも、一緒にいる時間だけでもしっかりと子どもに向き合ってあげることが大切なのですね。食事の時間や食後の団らん、お風呂など、生活のなかで小さなチャンスを捉えて子どもと向き合っていきたいものです。(文/よりみちこ)【参考】※Making time for kids? Study says quality trumps quantity-The Washington Post※夫が雇用者世帯である妻の就業状態別世帯数―総務省なるほど統計学園高等部
2015年07月27日子どものころの行動癖が、大人になっても抜けないということはよくあるもの。中には意味不明な行動だったり、みんなとは違う一風変わった行動を取ってしまうこともあったりするようで……。マイナビニュース読者に「大人になっても抜けない子どものころからの行動癖」をアンケートしました。調査期間:2012/6/5~2012/6/10アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■抑え切れない衝動的行動「間違えをごまかすために、激しく踊ってしまう」(26歳/女性)「感情が高ぶっていると、飛び跳ねてしまう」(23歳/女性)「考えが詰まると、トイレにこもってしまう」(25歳/男性)「タダでもらえるものをどうしてももらいにいこうとする」(29歳/女性)「鳩を見かけると追いかけてしまう」(22歳/女性)冷静になれなくなる瞬間っていっぱいありますよね。■人には見せられない行動「鼻くそをほじってこねこねしてしまう」(25歳/女性)「イライラしているとつめをかんでしまう」(27歳/女性)「体のあかを丸めて団子にする」(39歳/男性)好きな人の前では絶対にやらないようにしたいですが。■謎すぎるマイルール行動「マンホールを右足で踏む」(28歳/女性)「マンホールは左足で乗る」(60歳/男性)「階段は左足から上る」(29歳/女性)「階段の2段目は踏まない」(30歳/女性)「横断歩道では白線を踏まない」(28歳/女性)理由はよくわかりませんが、ジンクスみたいなもの?■食にまつわる行動「みかんの薄皮をきれいにはぐ。そのまま食べればいいのに」(32歳/女性)「ヤクルトのアルミぶたに小さく穴をあけて時間を掛けて飲む」(30歳/男性)「寝る前に必ずチョコパイを食べる」(30歳/男性)「冷蔵庫を開けて、中を確認して何もせずに閉める」(24歳/女性)最後の方の行動は私もよくやってしまうので分かります。■そのほかの行動「薄い生地のものを人さし指と中指の間に挟んでピロピロする」(31歳/女性)「街頭で配っているチラシを持って帰る。絶対に見ないのに」(36歳/男性)「ビックリマンシールのファイリング」(33歳/男性)「車の中で対向車が来るとつま先を上げる」(25歳/女性)「飛行機を見ると指で捕まえてしまう」(28歳/女性)「葬式の前を通るときに親指を隠す」(37歳/女性)「同性に対して恋心を持ってしまう」(22歳/男性)癖といっていいのか、難しいコメントもありましたが……。「三つ子の魂百まで」とは言いますが、体に染み込んだ癖は、自覚していてもなかなか変えられませんよね。体は大人になっても、中身はそんなに子どものころと変わるものじゃないのかもしれません。(根岸達朗/プレスラボ)
2012年09月17日子ども時代は、今考えると意味不明な行動を取っていたもの。「あれって何だったんだろう?」というような行動を取っていたにも関わらず、それを胸のどこかに閉まったまま、大人になって立派な社会人として活躍しているという方も多いんじゃないでしょうか。マイナビニュース読者に「今考えれば意味不明すぎた子ども時代の行動」をアンケートしました。調査期間:2012/3/6~2012/3/10アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■マイルール行動「白線からはみ出たら死ぬルールで、白線の上を歩き続けた」(27歳/女性)「マンホールの端っこを踏まないと死ぬ!」(28歳/女性)「車道と歩道の間にある縁石の上を落ちないように歩かないといけない」(29歳/男性)「兄弟と自宅で『床踏んじゃダメゲーム』。じゅうたんやマットの上はいいけど、フローリングの床の上は一度に10歩以上歩いてはいけない」(27歳/女性)謎すぎるマイルールですが、筆者もこういうのは経験があるので理解できます。それにしても、ルール違反をすると「死ぬ」というのはひどすぎるような……。■収集行動「使用済み乾電池を集めていた」(28歳/女性)「ダンゴムシをビニール袋いっぱいに集めていた」(30歳/男性)「日焼けでむけた皮を集めていた」(29歳/男性)謎のコレクター魂を発揮する子どもたち。このほかにも「消しゴムのカス」や「せみの抜け殻」を集めていたなんて声も聞かれました。■家庭行動「家出するわけでもないのに、意味もなく荷造り」(23歳/女性)「寝ている間に全裸になる」(24歳/女性)「トイレは全裸で入る」(29歳/女性)意外に多かったのが「全裸」エピソード。生まれたばかりの姿に戻りたいという気持ちでもあったのでしょうか。■不毛な行動「洗濯物を畳んでは投げて、を繰り返す」(33歳/男性)「かめはめ波を打てるようになるまで練習する」(26歳/男性)「壁に何時間ももたれていると異次元に行けると聞いてずっと壁にくっついてた」(40歳/女性)やり続けたら新しい境地に突入しそうです。■そのほか「数字の『4』が不吉だと感じて、時計で『4』を見ると『7』を見て、目を清めていた」(26歳/女性)「体内時計で1分間を正確に測れるまで延々と繰り返していた」(32歳/男性)「砂壁の砂を毎日少しずつ削っていた」(39歳/女性)「ジャイアンツの帽子を常にかぶっていた」(25歳/男性)「意味もなく、ティッシュを水にぬらしてピチャピチャしていた」(23歳/男性)「テレビから流れる音楽のリズムに合わせてまばたきをしていた」(23歳/女性)「通学中に必ず会うおじさんがいて、無駄に毎日時間を聞いていた」(32歳/女性)「ゆで卵を食べる際、黄身だけ先に食べて残った白身を器に見立てていた。そこにつくだ煮とかおひたしとかを入れて、しばらく食べずにめでていた」(35歳/男性)何だかすごくクリエイティブな感じがするのは筆者だけ?子ども時代の行動は今振り返るとなかなか新鮮に感じるもの。いちいち意味があるかないかなんて考えずに、子どものころと同じように純真な気持ちで行動できる大人でありたいものですね。(根岸達朗/プレスラボ)
2012年05月13日