強制わいせつ容疑で書類送検(のちに起訴猶予処分)無期限謹慎となった山口達也(46)。ジャニーズ事務所は5月6日、各報道機関宛てにファックスを送付。山口との契約解除を発表した。 山口本人から事務所に対して辞意の意思表明があったという。ジャニー喜多川社長(86)とTOKIOのリーダー・城島茂(47)が協議を行い、それを受理する結論に至った。 契約解除の理由について、FAX文書では「無期限謹慎という曖昧な形ではなく、本人の強い意思でもある辞意を受け入れ、山口が一人の人間として自分と向き合う形をとらせるべきだと決断いたしました」と説明している。 また山口の状況を「被害者へ誠心誠意、謝罪を重ねることはもちろん、事件の要因となったさまざまな問題を克服すべき状況にあります」と説明。 今後については「山口の籍は残りませんが、彼を長年育んできた立場として、彼が健やかな一人の人間としての精神と振舞いを取り戻し、被害者の方の許しを十分に得た上で、どのような形であれ未来を描けるまでを具体的に支援することが弊社の責任と考えます」と会社としてサポートする姿勢を表明した。 加えてTOKIOメンバーである城島、国分太一(43)、松岡昌宏(41)、長瀬智也(39)による連名でのコメントも発表された。 「誰のために何をすべきか、それだけを考え続けた日々でした。僕らメンバー、一人一人の今の気持ちを表現するには言葉だけでは足りませんし、何より、これ以上言葉で語るべきものではないと思います。自分たちに変えられるものがあるとすれば、それは明日であり、目の前にあることからです。今一度TOKIOとして原点に戻り、それぞれが己と向き合い、誰のために、いったい何をするべきなのかをしっかりと考え、前を向いていきたいと思います」
2018年05月06日TOKIOのリーダー・城島茂(47)が5月5日、「週刊ニュースリーダー」(テレビ朝日系)に出演。山口達也(46)から預かった退職願をめぐり、会社との関係性について持論を展開した。 退職願をジャニーズ事務所にでなく、メンバーに託した山口。松岡昌宏(41)は2日にひらいた謝罪会見で、「立場が逆だったら、あなたは俺が預けた辞表を事務所に出せるのか。ずるい。それはずるい」と呼びかけていた。 同番組で城島は「退職願は事務所に直接出すものでは?」という疑問の声に対し、「一般の企業さん、会社さまと比べて……ちょっとウチの事務所は違う」とコメント。続けて「子供達が集まって最初は夢を目指す、みたいな感じで、グループ組んでやっていく」という会社のシステムについて説明し、「社長と社員っていう一般的な部分とは、ちょっとまた違う部分があるのかなという気がするんです」と述べた。 またTOKIOは音楽面に関しては長瀬智也(39)が指揮を取り、活動はすべてメンバーに委ねられているという。城島は「割と会社内でも好きにやらせてもらっている以上は、今回の件も自分達で責任を取らなきゃなっていう部分がありましたね」と話した。 その上で「人間ですから、付き合いも長いもんですから、なかなか答えが出ない。ただ、その中で被害者の方、ご家族の方への謝罪の念はちゃんと抱いて頑張っていかなければと思う次第です」と複雑な心境を明かした。 ネットでは城島の意見に賛同し、「むしろ山口のやり方は普通では」との見方をする声が上がっている。 《辞表っていきなり社長に出さず、所属上長が普通。なら、山口が城島に渡したってのは、それほど筋違いでもない気がする》《会社によるのかも知れないけど、フォーマットがあって社長宛でも普通上司に出して人事部行きになるのでは?》《“一言断る”という意味で出しただけなら、別にヘンじゃないし、むしろ普通。場合によっては誠実ですらある》
2018年05月05日未成年へのわいせつ行為で書類送検となった山口達也(46)。今回の騒動を受け、TOKIOの他メンバーは5月2日に会見をひらいた。 質疑応答で「飲酒で山口を注意したことはあったのか」との質問が上がると、リーダーである城島茂(47)は「現場で酒の臭いがするなとか、二日酔いで調子が悪そうだなというときがたしかにあった。円滑にロケが進まないこともあった」と回答。「もっと注意しておけば……」と自戒した。 先月26日にひらかれた山口の謝罪会見に、「大人として、そして離婚したと言えども、二児の父親である以上、決して許されることではありません」「グループをまとめるリーダーとして、男として情けない限りです」とのコメントを寄せていた城島。同月28日放送の「週刊ニュースリーダー」(テレビ朝日系)でも「本当に30年やってきたのかなという、裏切りですよね」「復帰はありえない」と山口に対し、厳しい発言をしていた。 しかし今回の会見で城島は山口から辞表を渡された際、「正直、すぐ辞めてくれと言えない自分たちがいました」と心境を吐露。自分たちにできることとして、「まずは会見して謝罪する。それからだろう」という結論にいたったとも語った。山口の辞表については「私が預かっています」と明かし、こう述べている。 「TOKIOって甘い、リーダーって甘い、メンバー全員甘い、色んな声があると思っております。それも含めてメンバー全員受け止めていきたいと思っています。本当にこの度は申し訳ございません」 心揺れる城島は、山口と30年来の関係だ。2人はジャニーズジュニア時代からの付き合いであり、さらにTOKIOでは城島に続き山口は年長である。TOKIOの前身・TOKIO BANDは、2人で始めたバンド。その際のエピソードを14年4月、城島のラジオ「TOKIO CLUB」(TBS系)で2人は明かしている。 当時、パーマをかけていた山口を「かっこいい」と感じていた城島。バンドを目論んでいた際、山口がベースを弾けると知り意気投合。最初の1年はずっと衣装選びも移動もメンバーオーディションも、すべて2人でしていたという。 練習はもっぱら、城島の家で行われた。山口が話に夢中になると城島は、ギターで「C」のコードを弾き「練習しよう」と示したという。「リーダーは本当に優しい」と山口は回想していた。 当時20歳目前であったこともあり、「金はない、仕事はない」と将来に対して不安を抱いていたという。いまでも「C」のコードを聞くと城島は、2人だけのTOKIO BAND時代を思い出すという。 「この“C”のドミソの音聴くと、これ聴くと、当時のなんか、寂しい、切ない……」 城島と山口は「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)でも、たびたび2人でロケに参加していた。昨年11月に「おしゃれイズム」(同局)に出演した際、「いちばん過酷なロケは?」との問いに「DASH村の井戸掘り作業」と回答した城島。その作業も、城島は山口とほぼ2人きりで行ったという。 司会の上田晋也(47)に「井戸くらい、って感じですけど……」と言われると「井戸は本当に大変」と強調した城島。15メートルほど地面を掘り進めたようだが、水が出るかどうかも分からないまま掘り続けることが「心理的につらかった」という。その際、山口が“支え”であったと想像するには難くない。 謝罪会見で「TOKIOに戻りたい」と涙ながらに話した山口について城島は、2日の会見でこう語っている。 「家族以上、友人以上という関係だったので、助けを求める心の声が出てしまったかな、とも思います」
2018年05月02日TOKIO・山口達也(46)の未成年女子への強制わいせつ容疑で書類送検されたことを受けて、山口以外のTOKIOのメンバー4人が5月2日、東京都内のホテルで会見を行った。 冒頭で、リーダーの城島茂(47)が「山口の犯した罪に対して、山口の犯した罪に対して、被害者の方々、家族の方々にメンバーとして心よりおわび申し上げます」と謝罪。4人全員で深々と約20秒間にわたり、頭を下げた。 城島は、4月30日にメンバー全員集まって話し合いを行ったと説明。山口が「TOKIOを辞めます」と伝え、辞表を城島に渡したことを明かした。 「山口が憔悴しきったのを見たときに、23年一緒にやってきた仲として『そうか辞めてくれ』と言えない私たちがいました」と険しい表情で語り、山口の辞表に対しては結論を出していないとした。 しかし、この発表が行われた直後、事務所公式サイトのプロフィールページからは山口の写真が消え、4人のみが表示されている。 ネット上では、 《辞表はまだリーダーが預かっているのに事務所の公式サイトではTOKIOは既に4人になってるのは何故?》《公式サイトでは山口達也さん消えてるけど結局、どっちなの?》 と困惑の声が上がっている。
2018年05月02日強制わいせつ容疑で書類送検された山口達也(46)。その弟でありプロレスラーやミュージシャンとしても活動するKouzy(39)へのインタビューを4月29日、「Mr.サンデー」(フジテレビ系)が放映した。 28日に行われたという取材で「今でもちょっと信じられなくって。でも犯してしまったことなので、心に刻んでもらいたいと思います」と声を震わせたKouzy。山口が家族の前で飲酒することはなかったために、驚きを隠せないという。続けて、心境を吐露した。 「僕自身、心の整理がついてなくて。何を声かけていいのか、まとまってないので。しっかりまとまってから、落ち着いたときに連絡したいと思います」 山口は15年、デイリースポーツの連載で「僕ら兄弟は、同じ親から生まれてもこんなに違うかっていうくらい性格も違う」と自身の兄弟について言及。さらに山口家にはルールがあるとも明かしていた。 「山口家の家訓じゃないけれど、『人に迷惑かけるな。自分が痛い思いをしたり怖い思いをするのは仕方がないけれど、人にそういう思いは絶対させてはいけない』って言われていました。あらためて両親にありがとうって言いたいですね」 今回の騒動では、新たな余波が判明している。山口の出演していた番組「Rの法則」(NHK Eテレ)では30日、映画界の巨匠・スティーブン・スピルバーグ監督(71)のインタビュー映像を放映する予定だった。だがこれが、“お蔵入り”の危機にあるという。 スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」のPR来日時に収録されたという同インタビュー。山口は参加していないが、「Rの法則」は番組自体が現在放送中止。6月末までの収録スケジュールが白紙となっている。NHKもインタビューについて「放送の予定はありません」と話しているという。 Twitterではスピルバーグ監督のファンから、惜しむ声が上がっている。 《すげー。スピルバーグ監督出る予定だったんだー……。残念です》《Rの法則としてでなく、スピルバーグのとこだけ切り取って単品で放送してやったらいい。スピルバーグも映画関係者も気の毒すぎる》《スピルバーグ監督の部分だけでも編集して放送してもらいたいです》
2018年04月30日TOKIOのリーダー城島茂(47)が4月28日、パーソナリティを務める「週刊ニュースリーダー」(テレビ朝日系)に生出演。強制わいせつ容疑で書類送検された山口達也(46)について言及し、山口の復帰について「ありえない」と話した。 黒いスーツ姿の城島は番組冒頭に登場し、騒動を謝罪。「被害にあわれた方、ご家族の皆様に心より深くお詫びします」と頭を下げた。今回の騒動を初めて耳にしたのは25日の夜だという城島は、メディアを通じてファンのほうが先に知ったことについて謝罪した。 「メンバー、私自身も全く山口本人から聞いていなかった。その件に関しましてはグループのリーダーとして恥ずかしい限りでございます」 城島は山口が会見で「まだTOKIOに席があるなら戻りたい」と話していたことについて、「ありえないでしょうね」と断罪。メンバーに何の説明もなかった山口に疑念を抱いており、「今まで何も言わずに謝罪会見で、その気持ちを吐露する。なんでしょうね……。本当に30年やってきたのかなって。裏切りですよね。筋を通す男だと思っていたんですけどね」と心境を吐露した。 26日の謝罪会見後、山口と対面したという城島。「会見以上に憔悴し切っていました。涙も枯れ果てたような」と山口の状態について説明したが、同席した国分太一(43)に山口が謝罪する姿を見た城島は「僕は一歩引いて、聞くというより、あきれてましたね。本人は『ごめん』って言ってきましたけど」と振り返った。 城島は「被害者の方、ご家族の方に謝罪の念があれば戻ってきたいとかは言えない」とし、山口のこれからについてこう結んだ。 「自分の犯したことに関して向き合って、どうするのか考えていただかないと。まず、声をかける以前の問題」 ネットでは城島の厳しい言葉に、支持する声が上がっている。 《リーダーとしての責任感が人一倍強そうな方ならではの発言》《本当の意味で山口くんを大切に思ってるんだと思う》《山口の背信行為に怒り、呆れながらも、彼を労わる監視、リーダーとしてグループの今後への思い、しっかり伝わってきましたよ》 27日、長瀬智也(39)も携帯・スマホ専用サイト「Johnny’s web」で声明を発表。ファンに、楽曲制作やライブが出来ないことを謝罪した。 来年TOKIOはデビュー25周年を迎えるが、長瀬はそのために向けた計画があったとも告白。14年以来のツアーも予定していたようだが、「準備を進めようとしている中で非常に残念な報告で胸が苦しい。ライブを待ってくださっている皆様の前で唄うことや演奏ができないことが本当に辛い。申し訳なく思います」と謝罪している。
2018年04月28日ウーマンラッシュアワーの村本大輔(37)が、自身のTwitterアカウントを連日更新。未成年への強制わいせつにより書類送検された山口達也(46)について言及している。 村本は山口の書類送検が発覚した4月25日、こう投稿している。 ≪成功してる人の失敗で満たされる人がいる。彼らの幸せの基準の低さ。ゴミみたいな食事で満たされ、恋愛なら非現実で満たされる。山口さんより彼らの方が可哀想に見える≫ 続けて≪人の失敗に群がり人の不幸というフケやアカを食べるより、おいしいもの食べて美女と恋愛しろ。顔も心もブサイクども≫と攻撃的な内容を綴っている。 さらに村本は26日にも≪ジャニーズでスターになって高級タワーマンションで女子高生に手を出した山口達也さん≫と表現し、山口の悪口をネットで隠れて書いてるほうが≪惨めな生き方してるなと思う≫とコメント。≪その自覚はしときなさいよ。惨めなんだから≫と忠言している。 ネットでは村本の攻撃性について、否定的な声が上がっている。 ≪汚い言葉が余分で頭に入ってこない≫≪ゴミみたいな食事って例えは酷い。毎回思うけど例えが下手で下品≫≪幸せの基準を高い低いで図ってしまうと、自分の幸せも高い低いで図ってしまうことになりませんか?≫ また“ネットで批判する人たち”をネットで批判している村本について疑問視する声も。 ≪まぁでも村本さんも現実社会で話聞いてもらえない奴の避難所にいるわけだからなぁ≫≪見事なブーメラン≫≪敵に放った「火の粉」は必ず自分に2倍3倍になって帰ってくる≫ いっぽうで村本の意見について≪人の失敗に群がり、人の不幸を食べるのはいやだなあ……。≫≪“書を捨てよ町に出よ”的なことが言いたいのかな≫と理解を示す声も上がっていた。
2018年04月28日TOKIOの国分太一(43)が4月27日、自身が司会を務める「ビビット」(TBS系)に出演。番組内で、同グループの山口達也(46)を叱責する場面があった。山口は強制わいせつ容疑で書類送検され、26日には謝罪会見を開いている。 今回の件を受け無期限謹慎となった山口だが、会見では「TOKIOにまだ席があるのであれば、戻りたい」と将来の復帰を希望する言葉を口にした。これに対して国分は「そのコメントに関しましては、23年間、一緒に走ってきたからこそ、そんな甘えた言葉は、山口からは、聞きたくなかったです」と思いを打ち明けた。続けて、こう語った。 「それよりも、被害に遭った人、そしてその家族が、普段の生活に戻れる、そこに関してもっともっと語って欲しかった。率直にそう思っています」 山口と会見後に面会したという国分。スケジュール上、他には城島茂(47)しか参加できなかったというが「そこで(山口に)『何やってんだ』と言いました」と詰め寄ったことを告白。しかし山口は憔悴しており「『このことについて何も言わなくてすまん』ということ、それから『自分より先に番組で俺のことを語らなくてはいけなくなって本当にごめん』ということは言われました」と山口の謝罪について話した。 今後について国分は、こう語った。 「今後に向けての話だったりはまだできる状態じゃないなと。それよりまずは被害者の方々が普段の生活に戻れるよう、それを望みながら一歩一歩ていねいに自分たちも考えていかなきゃいけないんだろうなと」 前日の同番組でも、泣き崩れながら謝罪していた国分。ネットでは心労を気遣う声が上がっている。 ≪太一くん責任感背負いすぎだよ 見てて心配だわ≫≪人一倍感性が高くてすごい感情の渦に巻き込まれちゃいそうな人だからすごく心配≫≪今くらい、少し休んでもいいと思うけど……≫ いっぽう、TOKIOが出演するCMについて各社は放送中止を決定。スズキは「ソリオ」のCMを中止し、ホームページからもメンバーの写真はすべて削除されている。ヤマト運輸やフマキラーも同様だ。それぞれ今後の起用について未定としている。 またTOKIOは熱心に福島県をサポートしており、同県の農産物のイメージキャラクターとしても起用されていた。しかし、ポスターは撤去。18年度の起用は白紙となっている。
2018年04月27日今年2月、女子高生に無理やりキスをしたという強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)。 山口は4月26日に謝罪会見を行い、ワイドショーやニュース番組は話題一色。そんななか、フジテレビが誤報を飛ばし謝罪した。 同局は26日放送のニュース番組「プライムニュースイブニング」で、事件当日に山口の自宅には山口と女子高生とその友人のほかにもう1人男性がいたと報じた。 「フジテレビの警視庁記者クラブはこのところ、警視庁ネタでスクープを連発。だからまた出し抜かれたと思いました」(他局の社会部記者) しかし夜のニュース番組「FNNプライムニュース」で椿原慶子アナウンサー(32)が「その後、事実関係を確認したところ、もう1人の男性がいたという事実はなかったことが確認できました。訂正してお詫びいたします」と頭を下げた。 また山口は被害者女性とNHK Eテレの教養バラエティー番組「Rの法則」で共演したというが、これについてもフジの前のめり過ぎる取材姿勢が批判を浴びているという。 「情報番組『グッディ!』のスタッフが堂々と『Rの法則』レギュラーメンバーたちののツイッターに取材を申し込み、ネット上でさらされ大炎上しています。同番組といえば『オフィス北野』のお家騒動の際、偽社員を直撃したVTRを流すという大失態も犯しています」(芸能デスク) まだ同番組の取材スタッフの意識は改善されていないようだ。
2018年04月27日今年2月、女子高生に無理やりキスをしたという強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)。同グループのメンバー・国分太一(43)は4月26日、自身がMCを務める番組「ビビット」(TBS系)で山口の飲酒問題について言及した。 番組冒頭から1人で登場した国分は2分半にわたり、被害者の女性やファン、関係者に謝罪。計4回、頭を下げた。 続いて、出演者からの質問に応答した国分。山口について「病院に行って、お酒と向き合っているという話は聞いたことがあります」とし、次のように明かした。 「お酒が好きなのは間違いないです。お酒につられてしまうことがあるからこそ、病院に通っていたということもあります。(お酒を)断絶したいという気持ちがあったと思うんですけど、なかなかできなかった」 今回の件についてメンバー間でも話し合ったという国分は、「今後どんなことがあっても連帯責任だと、どんな処罰も自分たちは受けなきゃいけないというような話をメンバーとした」と明かした。 終始沈痛な面持ちで今回の騒動を語っていた国分だが、山口の過去を振り返るVTRで堰が切れたようだ。福島との関わりについてのシーンで、突然語り始めた。 「自分たちは鉄腕DASHという場所で福島に本当にお世話になって、色んなことを教えてもらったりして、だからこそ震災があったあとその思いもあり、福島の風評被害をなくすために“みんなで野菜を食べよう”とアピールしてきました」 国分は「(今回の件は)福島のみなさんにもご迷惑をおかけした」とし、言葉を詰まらせた。そして「福島の野菜の味は変わらないので、これからも引き続き福島の野菜を皆さんに食べてもらいたいです」と話すと、泣き崩れた。 同日、謝罪会見をひらいた山口。国分が同番組で涙ながらに謝罪した件について訊ねられると、こう明かしている。 「彼が毎日、生放送をやっていて、彼がどういう気持ちで私のことを説明するのか、少ない情報で彼なりに私のことを解釈して……話は出来ていませんが申し訳なかったということと、私より先に世の中の人に伝えてくれて、ありがとうと感謝の気持ちでいっぱいです」 16年8月の離婚会見では「(離婚に)大きなひとつの原因というのはありません。すべてが原因だと思っています」と自分の非を認め、「お酒の飲み方であったり……」と発言。本誌でも同年10月、アルコール依存症に定評のある病院に山口が通っていると報じていた。しかしジャニーズ事務所は通院について認めたものの、依存症については否定している。 今回の会見では山口も通院について言及。あくまで「肝臓が疲れていて」とし、依存症については否定している。
2018年04月26日強制わいせつの容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)が4月26日、東京都内のホテルで緊急会見を開いた。黒のスーツに身を包んだ山口は冒頭、1分近くにわたり頭を下げて謝罪した。 肝臓の数値に異変があり、1月中旬から入院していたという山口。退院当日である2月12日は、病院から仕事へ向かった。午後からは自宅に戻ったが、退院を理由に飲酒。親交のあった女子高校生であるA子さんに電話で呼びかけ、自宅マンションへと誘った。A子さんの友人もいたというが、すでに酩酊状態の山口はA子さんに無理やりキス。泥酔した山口が目覚めたときには、少女たちはもういなくなっていた。 その後、A子さんは被害届を提出。山口が状況を把握したのは3月末だという。 会見のなかで何度もA子さんに苦しみの日々を送らせたこと、これからも苦しめてしまうかもしれないということについて「申し訳ない」と繰り返した山口。ジャニーズ事務所の顧問弁護士がA子さんの両親からのコメントを読み上げると、山口の目からは涙がこぼれた。 その内容は「今回、娘が被った事は、親としては決して許せるものではありません」としつつ「この過ちで1人の人間の未来がすべて奪われてしまうことは、私たちも望んでいません」という両親からの願いだった。 「携帯を開いていない。テレビもつけれる状態じゃない」という山口。今回の件について、他のメンバーにはまだ直接何も伝えていないという。メンバーへの思いを訊ねられると「城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也……」と途切れ途切れに名前を読み上げ、声を絞り出した。 「ジュニアのころを入れると30年。同じ人生の半分、彼らと戦ってきて助けて助けられてTOKIOはここまできた。しかし私の身勝手な件で彼らがどれほどつらい思いをしているのかを考えると、どうしていいか分からない」 続けて、こう心境を吐露した。 「彼らがいて、私がいる。甘い考えかもしれないが、怒ってくれるのも彼らぐらいしかいない年にもなった。彼らを信じてもし待ってくれている場所、私の席がそこにあるのであればまたTOKIOしてやっていけたら」 またファンに向けて謝罪した。 「本当なら子供たちの手本になるような人間にならないといけなかったのですが、そのファン全ての人、支えてくれる関係者やスタッフの人々にも謝っても謝りきれません」 退院した当日に飲酒した「自分の甘さ」が今回の件を招いたと発言した山口は「とにかく早く公の場に出なければと言う思いでやってきた」と会見の理由について明かした。そして「被害者のご両親の言葉に本当に救われました。本当に申し訳ございません」と改めて謝罪し、深々と頭を下げ退場した。 今回の件について、TOKIOのリーダーである城島茂(47)はコメントを発表。「山口達也の犯した行為は例え示談が成立したとしても、大人として、そして離婚したと言えども二児の父親である以上、決して許されることではありません」と、山口を戒めた。 「グループをまとめるリーダーとして、男として情けない限りです。同じメンバーとして山口達也には今回のことを誠心誠意償うことを望みます」 ネットでも悲しみの声が上がっている。 《グループに対する思いが半端じゃないのが伝わるのに、酒にのまれたとはいえ何てことしちゃったのかとほんと残念でしかたない》 《残念といか切ないというか寂しいというか……》 《福島の食べ物を率先して食べたり、復興に尽くしてきた姿をずっと見てきた。建設は一生、破壊は一瞬。本当に残念だ》
2018年04月26日アイドルグループ・TOKIOの山口達也(46)が、強制わいせつ容疑で書類送検されたと報じられたことを受け、NACK5は25日、山口がパーソナリティーを務める『山口達也 TOKIO WLKER』の29日放送回を休止することを発表した。同局の公式サイトに「4月29日(日)の『山口達也 TOKIO WALKER』の放送はお休みします。午前7時からは『びーさんぼーいず~Be SUNDAY BOYS~』を放送します」とコメントを掲載した。なお、NHKも同日、山口が司会を務めるEテレ『Rの法則』(毎週月~木曜18:55~)の25日・26日の放送を中止し、別番組に変更することを発表した。来週以降は「検討中」とのこと。
2018年04月25日安藤優子(59)と高橋克実(56)がパーソナリティを務める「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)。4月11日に放送された同番組では、2人が言い争う一幕があった。 救命活動の女性に、土俵から降りるようアナウンスがあった件を取り上げていた同番組。その最中、安藤が「差別」という言葉を発したところ高橋は「安藤さんずっと差別とか言ってますけど、ぼく一週間言い続けてますけど、だから何遍でも言いますけど」と遮った。 安藤は「私達、ケンカしてるって言われてる」と笑いながら返すと、高橋からは「それはもう、いいんじゃないですか?公にしても」と意見の対立を認めるような発言も。さらに高橋は「諸説あると思うけど(土俵に祀っているのは)女の神様だから、女の人が土俵に上がるとヤキモチを焼くと……」と説明すると、すかさず「焼かないかもしれないじゃないですか」と返答した安藤。続けて「“女はヤキモチを焼く”と思っているからいけない」と釘を刺した。 高橋は「聞いてます?俺の話」と切込み、「神様っていって、みんな崇めているのが女性なんだからいいじゃないですか。女性を崇拝しているんです」と、“女人禁制=女性差別”と捉える安藤に異論を唱えた。すると安藤は「その一方で女は汚らわしいと」と発言。高橋は「いや、違うと思います」と言い切り、持論を展開した。 「細かい話は臨機応変にやればいい。それに対して相撲協会が女人禁制を相談しましょうという必要は無い。今回は対応の仕方がちょっとまずかったと。若い行司さんのアナウンスがあって、その後それに春日野さんが触れてない(ということが問題)。全然女性、汚らわしい(というテーマではない)、蔑視じゃないし、外国メディアがとやかく言うことでもない」 ネットでも、意見が飛び交っている。まず安藤の考えに肯定する意見は、こうだ。 《(女の神様を祀っているという説は)いま女性を土俵に上げない理由に、女人禁制にする「諸説」あるうちの中で非難されにくいものを理由にされている様に思われます》《文化を守るのも大事だけれど、差別的な文化は時代に合わせて変わっていくべきだと思う》《『土俵の神様は女性だと言われていることを喜ぶべき』高橋さんはこの考え方こそが女性蔑視だと気付いておられない》 高橋への肯定派は、こう語る。 《なんでも現代的じゃないといってさらにはそこに性や人種などの差別問題にくっつける風潮も嫌だ》《協会が上がってほしくないって言うんならそうすればいいだけの話。それなのに上げろって言うのはどうなのかと思う》《処置した女性も、男性たちで救命できないと思ったから上がっただけで、土俵上の男女平等を勝ち取るために上がったわけではないと思う》 いっぽうで《どんなことがあっても女人禁制のまま運営することがきるようなマニュアルがないのが問題》《多くの人を納得させるだけ知識のある人物が今の協会にはいないように思われます》という意見もあった。
2018年04月11日ミニチュア写真家・田中達也の展覧会「MINIATURE LIFE 展 田中達也 見立ての世界」が、2018年4月11日(水)から4月22日(日)まで、京都髙島屋7階グランドホールにて開催される。田中達也は、日常の中にあるものをジオラマ人形と組み合わせ、ユーモアのあるミニチュア世界の写真作品を制作している。「MINIATURE LIFE 展 田中達也 見立ての世界」では、京都会場で初公開される新作や代表作を含む写真作品約110点とミニチュア作品約40点など計約150点を一挙に展示する。動くミニチュア《新パン線》は、レールの上のパンを新幹線に見立てた作品。駅のホームも食パンで作られており、乗車しようと列を作る人々もどこか生き生きと感じられる、楽しい雰囲気が魅力だ。《新パン線》は実際のミニチュア作品と写真の両方を展示する。セロテープをカウンターテーブルに見立てた《カウンターテープル》やパンプスの傾斜を活かしてショッピングモールのエスカレーターを作った《大型ショッピングヒール》など、思わずくすっと笑ってしまったり、さすが!と唸ってしまうような発想の作品が揃う。【詳細】MINIATURE LIFE 展 田中達也 見立ての世界会期:2018年4月11日(水)~4月22日(日)会場:京都髙島屋7階グランドホール住所:京都府京都市下京区四条通河原町西入真町52番地入場時間:10:00~19:30(20:00閉場)※最終日は16:30まで(17:00閉場)入場料:一般 800円、大学・高校生 600円、中学生以下無料 ※18:00以降入場の場合、半額
2018年04月01日ミニチュア写真家・田中達也による特別展示&数量限定オリジナルスイーツカフェ「ミニチュア ライフ カフェ ラウンジ(MINIATURE LIFE CAFE LOUNGE)」が、2018年3月3日(土)・4日(日)にパシフィコ横浜 会議センター3Fにて行われるイベント「CP+(シーピープラス) フォト・ウィークエンド」内で開催される。ミニチュア写真家・田中達也とは田中達也は2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックを担当したことで知られるミニチュア写真家。パンは列車に、たわしは田んぼに見立てるなど、日常にあるものをミニチュアの視点で切り取った写真で注目を集め、2017年の展示会「MINIATURE LIFE展田中達也見立ての世界」も人気を博した。スイーツカフェ&特別展示を開催パシフィコ横浜で開催される「ミニチュア ライフ カフェ ラウンジ」では、特別展示やオリジナルスイーツの販売、トークショーを実施。展示では、1年12か月のカレンダーをテーマにした、未公開作品を含む12作品を楽しむことができる。オリジナルスイーツは、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの協力を得た本格的な仕上がり。提供される3種類のスイーツは、どれも1日20食限定のここでしか食べられないミニチュアデザートだ。「砂漠デザート」では、パウンドケーキを砂漠に、抹茶アイスを島に見立て、ミニチュアのラクダやヤシの木のチョコレートを飾った。地球を彷彿させるブルーのチョコチップアイスクリームに、ホワイトチョコの宇宙飛行士をあしらった「地球は甘かった」は、三日月形のクッキーと一緒に。「寝坊してすんマフィン」はカップケーキの家と、ビスケットサンドの布団の中で寝息をたてながら眠る人の様子を表現した。なお、この企画はカメラと写真映像のワールドプレミアショー・CP+2018の週末限定イベント「CP+ フォト・ウィークエンド」内で開催。その他にもカジュアルな写真の楽しみ方や、カメラの使い方を初歩から学べる展示やワークショップ、トークショーなどが実施される。【詳細】ミニチュア ライフ カフェ ラウンジ日時:2018年3月3日(土)10:00~18:00/4日(日)10:00~17:00場所:パシフィコ横浜 会議センター3F ※「CP+ フォト・ウィークエンド」内、フォトカルチャー・ステージにて開催。住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1−1メニュー:各メニュードリンク付 1,200円(税込)<1日20食限定>※単品ドリンクメニューも提供。展示・トークショー:無料、当日参加、自由席
2018年02月26日2018年10月1日(月)よりスタートするNHK連続テレビ小説「まんぷく」の記者会見がNHK大阪放送局で行われ、主人公・福子役を安藤サクラが務めることが発表された。「まんぷく」は、チキンラーメン、カップヌードルを開発した実業家・安藤百福とその妻・仁子の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で生きる夫婦の苦労と成功を描いていく。タイトルは物語のヒロイン“福子”と、彼女の夫で実業家の“萬平”の名前を合わせたもの。物語は事業のためには生活を顧みない夫の背中を押し、家族を引っ張っていく福子の奮闘と成長を軸に描かれる。番組制作統括の真鍋斎チーフ・プロデューサーからの紹介で会見場に現れた安藤さん。一言挨拶を求められると「いま、ちょっと感極まりそうになりました」と少し緊張した面持ちで率直な感想を吐露。続けて「このお話をいただいてからすごくすごくたくさんのことを考えて…たくさんの時間を…」と言葉を詰まらせながら話す彼女の目からは一筋の涙が。「かなり覚悟を決めてきたんですが、笑顔の絶えない撮影現場にしていきたいと心に決めています」と意気込みを告白した。2017年6月に第一子を出産した安藤さん。今回はオーディションではなく制作側からのオファーでヒロインに抜擢されたとのこと。ヒロイン役のオファーから役を引き受けるまでの経緯について安藤さんは「昨年の10月初めくらいにお話をいただいて。その瞬間はまずものすごく悔しかったんです。まさか自分にできるはずもないという気持ちでお話を聞いたので、ビックリしたのはもちろん、できないというのがものすごく悔しくて。でもどこかで嬉しさはあって、オファーの話だけでも夫には伝えようと思いました」と当時の葛藤を口にした。そして「夫に話したら、1日も経たないうちに彼が“やったら?”と言ってくれて。私自身は出産をしたら、お仕事はほとんどしないつもりでいたんです。でも夫からはやってほしいという言葉をもらって。私の両親と夫の両親にも相談しましたが、みんな本当に背中を押してくれました」と、出演を決意した裏にあった家族の支えについて語った。さらに義母で女優の角替和枝からは“この役を引き受けないなら俳優を辞めな”と檄を飛ばされ、父で俳優・映画監督の奥田瑛二からは“これは挑戦ではなく冒険だぞ。冒険に出てこい!”と励まされたことも明かすと「みんな“これから大変だ”とか“難しい”という空気を1ミリも出さずに、むしろ“なんでやらないの?”っていう空気で私の背中を押してくれたんです。それを考えたら私がここに立っているのはなんてありがたいことなんだろうと思いました」と会見冒頭で見せた涙のワケを言葉にした。また本作のヒロイン・福子役を務めることについては「福子ちゃんとしても私自身としても、まっすぐ正直でありたいと思っています。この作品に関わっている間は、私自身もいつも笑っていたいですね」と笑顔で語った。平成30年度後期・NHK連続テレビ小説「まんぷく」は、2018年10月1日(月)より放送予定。(text:cinemacafe.net)
2018年01月31日主宰する演劇ユニット「ブス会*」にて、さまざまなアプローチで“女”の実態を描いてきた脚本・演出家のペヤンヌマキが、同い年の女優・安藤玉恵と立ち上げた舞台シリーズ「ペヤンヌマキ×安藤玉恵生誕〇周年記念ブス会*」。その第一弾「生誕40周年記念ブス会*」として、『男女逆転版・痴人の愛』が上演される。舞台『男女逆転版・痴人の愛』チケット情報谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』を現代に置き換え、男女逆転させて描く本作。仕事人間の40歳独身女性・洋子(安藤)が美しい少年・ナオミ(福本雄樹)と出会い、“小鳥を買うような心持”で同棲を始めるが――というストーリーで、洋子とナオミ以外の登場人物(複数)は山岸門人が演じる3人芝居。音楽は浅井智佳子によるチェロの生演奏。脚本・演出のペヤンヌと、主演の安藤に話を聞いた。『痴人の愛』を男女逆転で表現する本作を「40歳の今の気分に一番ピッタリだと思いました」と話すペヤンヌ。「20代で読んだときにはナオミになりたかったのですが、40歳で読むと(主人公の)譲二さんに感情移入したんです。自分がそっち側になったんだと自覚し、これは男女を置き換えたら現代的になるかなと考えました」。実際、ペヤンヌはここ数年で急に少年に魅力を感じるようになったと語るが、それに対して安藤は「その気持ちは全くわからない」と笑う。「でも今(ペヤンヌが)正直になったらこうだった、というこの企画をすごくいいと思っていて。この人は本当に今、少年を家に置いときたいんだろうな…というような(笑)、そんな強い気持ちにはやっぱり引きずられていくんですよね。私自身、この作品を本当に面白いと思っていますし」。男女逆転することで書き換えた部分についてペヤンヌは「原作そのままで成立するところが多いのですが、例えば男性がわかりやすく肉欲にいっちゃうところは、女性だと逆で、簡単には接触できないと思うんですよね。もっとプラトニックなところが大きい。母性本能と恋愛感情どっちなんだろうみたいな葛藤も女性特有かなと思います」。その中でも大きく違うのはラストだが「自分の中で『落としどころはここだな』というのがすごくありました」という衝撃の終わり方だ。「女性は元気になる作品」と安藤。男性はどうかと聞いてみると、本公演に先駆け行われたリーディング公演では「『怖かった』『ホラーだった』という感想をよく聞きました。でも上演中に笑ってるのは男性ばかりでしたよ」。男女の感想の違いも興味深い作品になりそう。「女性が全員『痴人になろう』と思いながら帰ることになったらいいなって(笑)、本気で思ってます!」(安藤)という本作は、12月8日(金)から19日(火)まで東京・こまばアゴラ劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2017年11月14日日本の建築を支えた、安藤忠雄作品の集大成世界的な建築家として美術館や協会の建築に携わってきた安藤忠雄。今回の企画展では、作品だけでなく安藤忠雄という人物に深く迫るための展示が数々なされています。プロローグでは、安藤忠雄が建築家となる前の人生に迫り、類稀なる表現力・感性にまでスポットライトを当てました。また、その後は建築作品ごとに焦点を移し、特徴的な作品となる住宅や代表作品としても知られる教会、さらに現代的な建築で沸いた都市建築の数々をまとめてご紹介しています。計89のプロジェクト、270の作品が集結する「安藤忠雄展」。安藤忠雄の生み出した世界観、表現、挑戦……建築を通して多くのことを伝えてくれる作品に出会うことで、時代を超えたメッセージに出会うことができます。代表作『光の教会』は原寸大で再現されて登場安藤忠雄は日本人ならば馴染みの深い作品を数多く残していますが、その中でも特徴的な作品として『光の教会』が挙げられます。1989年に大阪府茨木市に建てられた教会で、それまでの教会とは全く異なった洗練さで一躍人気となりました。教会の正面から差し込む光は美しく、変化を伴った味わい深い作品です。一連の教会作品との共通点を見出しながら、ひとつずつお楽しみください。写真はすべて Ⓒ安藤忠雄展2017文/鈴木しのイベント情報イベント名:安藤忠雄展-挑戦-催行期間:2017年09月27日 〜 2017年12月18日住所:東京都港区六本木7-22-2電話番号:03-5777-8600
2017年10月31日『「ポセイドンの牙」Version蛤』が10月13日(金)に開幕する。本作に出演する岡田達也と愛原実花、脚本・演出を手掛ける伊藤靖朗に話を聞いた。舞台『「ポセイドンの牙」Version蛤』チケット情報本作は、昨年6月に初演された「ポセイドンの牙」の2017年版。海と魚介類と女子が大好きな男子高校生5人組・スイサンズが、財政難に陥った高校を男子校にしないために伝説の“黄金の釣り針”を探しに海に行き……という物語で、エンターテインメント作品でありながら現代社会への痛烈な寓話劇となっている。初参加の岡田は本作について「表面的には笑いが散りばめられてるのですが、根底には、人間が生んだ文明に対する人間の冒涜だったり、人は生まれる時代も選べないし場所も選べないというテーマを僕は感じて。それを決して重くなく、楽しいシーンを交えながらも、じっと考えさせられる脚本です」と語る。少年たちの冒険譚と共に今の社会問題を深く描く本作。1年4か月ぶりという短めのスパンでの再演となるが、2017年版での変化について伊藤は「戦争と人間の業みたいなものを、2016年から2017年、そしてこの夏は殊更に強く感じるようになって。それに僕自身も打ちのめされるのですが、その一方で、負けてる場合じゃないよとも思うわけで。そういったことを男子たちの駆け抜ける姿に乗せたいですし、この作品をこのキャストでつくるというこの行為そのものにも気合いを込めたいです。より一層物事が迫ってきていることを体感できる作品になればと思っています」。そんな今作の稽古を愛原は「再演ってどうしても『初演のときは……』となると思うんですけど、伊藤さんはそうならず、全く新しい作品をつくろうとされているのを感じます。だからなのか、続投キャストと新キャストが両方いる稽古場でも最初から溶け込みやすかった。稽古がすごく楽しいです」。ポセイドン役の岡田と、英語教師役の愛原。岡田は「(ポセイドンは)トリックスター的な存在ですし破天荒な役なので、スイサンズに多大な迷惑と影響を与えられるといいなと今は思っています」、愛原も「スイサンズの子たちの成長に自分がどういう風に関われるか。役柄としても、彼らを俯瞰で見る立ち位置なので。そこを大事に、冷静にやっていきたいです」と、若手とは違う視点で本作に臨んでおり、伊藤も「立ちはだかるおふたりに若者たちがぶつかる、そのダイナミズムをお客様に味わっていただきたい」と語る。「この先を生きていく元気と活力を味わって持って帰っていただけたら」(伊藤)という本作は10月13日(金)から21日(土)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2017年10月10日建築家、安藤忠雄の半世紀に及ぶ活動に迫る「安藤忠雄展ー挑戦ー」が、東京・六本木の国立新美術館にて9月27日から12月18日まで開催している。26日、プレス向けの内覧会と安藤によるギャラリートークが行われた。元ボクサーという異例の経歴を持つ安藤は、独学で建築を学び28歳で建築事務所を設立する。これまで、常に既成概念を打ち破るような斬新な建築作品を世に送り出してきた安藤。過去最大規模となる同展では、その半世紀に及ぶ約270点もの模型やドローイング、設計資料から89のプロジェクトを展示。「原点/住まい」「光」「余白の空間」「場所を読む」「あるものを生かしてないものをつくる」「育てる」の6つのセクションに分けて紹介をしている。プロローグでは、安藤が建築家になる前に世界を旅したスケッチや、活動歴、また現在のアトリエの一部が再現されており、安藤のパーソナルな部分を垣間見ることが出来る。Section.1 「原点/住まい」“人間が住まう”という建築の原点に迫る安藤建築を象徴する、打ち放しのコンクリートや幾何学的造形、自然との共生といったキーワードからなる100を超える住宅作品を紹介。初期の代表作である「住吉の長屋」は、3軒並ぶ長屋の1軒をコンクリートハウスに建て替えた極小の建築。さまざまな賞を受賞した作品だが、この住居について安藤は「建物の真ん中に中庭があるので、雨が降ったら2階の部屋から一度外に出て傘を差してトイレに行かないといけないんですよ」とエピソードを話し周囲の笑いを誘った。Section.2 「光」光、風、自然が息づく空間大阪府・茨木市の郊外につくられた礼拝堂「光の教会」が、原寸大で国立新美術館に再現された。ただのインスタレーションではなく、東京都に建設申請を出して増築したというから驚きだ。この展覧会では“建築を体験してほしい”という安藤の言葉の通り、実際に教会の礼拝堂に入ることが出来る。コンクリートの十字架から射す柔らかい“光”、そして黒に塗られた床に映る“光”の十字架は見ものである。Section.3 「余白の空間」余白の空間をつくりだし、人が集まる場所を生み出す初期の小規模な商業建築から、私たちの暮らしに馴染みの深い「東急東横線 渋谷駅」、「表参道ヒルズ」などを模型で紹介。建物に広場をもたせることで、人が集まるきっかけをつくりだした。Section.4 「場所を読む」その場所にしかできない建築大自然に息づくそこにしかない芸術を求めて、住民約2,500人の島に毎年45万人もの観光客が訪れる直島。同セクションでは、「直島プロジェクト」の空間インスタレーションを中心に紹介している。木片が積まれた島に、ベネッセハウスや地中美術館を俯瞰で表現。映像とともに島の空気を体感してほしい。Section.5 「あるものを生かしてないものをつくる」歴史的建造物の再生新旧の建物が入れ子状態になる空間。国内での現実作品や、歴史的ヴェニスでの「プンタ・デラ・ドガーナ」を中心とする作品を紹介。さらに、現在パリで進行中のプロジェクトに至るまで、一挙に公開している。ギャラリートークにて「海外と比べて日本(東京)は古いものを壊してしまうことが多い。建物も人間の体と一緒でメンテナンスをすれば元の通りになる。古いものは残さないといけない。」と訴えた安藤が印象的であった。Section.6 「育てる」社会活動、建築づくり、環境再生建築づくり=環境づくりと考える安藤の思いをドキュメンタリー映像で紹介している。【展覧会情報】「安藤忠雄展―挑戦―」場所:国立新美術館 企画展示室 1E+野外展示場住所:東京都港区六本木7-22-2会期:9月27日~12月18日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円休館日:火曜日
2017年10月03日今をときめくミニチュア作品が勢揃い見慣れた日用品が、樹やビル、はたまた海や宇宙に。一度見たら虜になってしまう世界を作り上げるミニチュア写真家・田中達也氏の、国内初となる大規模展覧会が始まりました。「MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」は2017年9月1日(金)〜12日(火)まで、新宿髙島屋11階特設会場にて開催中。本展覧会ではミニチュア写真作品約100点とジオラマ作品が展示されています。さらにNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックの制作秘話やジオラマなど、貴重な裏側を覗けるコーナーも。クライマックスを迎える本編とあわせて足を運びたい展覧会です。ユーモアたっぷり! スモールワールドに魅了されてブロッコリーを樹に例え、その根本でピクニックを楽しむ様子を表現した《ブロッコリー1本分のサバンナ》や、辞書に貼られた付箋を足がかりにクライミングする《問題の解き方は人それぞれ》。よく知っているアイテムが、思わぬかたちで作り上げるミニチュアの世界に「その発想はなかった」と驚くことでしょう。作品タイトルも茶目っ気たっぷりで、思わずクスッと笑ってしまいそう。ミニチュアの世界に迷い込んだかのような感覚を味わえる、巨大なブロッコリーも会場内に登場。巨大ブロッコリーはもちろんのこと、ミニチュア作品も撮影可能(一部を除く)なので、SNSに投稿してみては。特設ショップでは作品をモチーフにした缶バッチやクリアファイル、ポストカードなどが販売中です。お気に入り作品のアイテムをゲットしちゃいましょう。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界催行期間:2017年09月01日 〜 2017年09月12日住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24−2新宿髙島屋 11階特設会場
2017年09月05日アイドルグループ・TOKIOの山口達也が19日、日本テレビ系情報番組『ZIP!』(毎週月~金曜5:50~8:00)にて、ジャニーズ事務所退社を発表した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾についてコメントした。2016年いっぱいで解散したアイドルグループ・SMAP。所属事務所は19日未明、元メンバーである稲垣・草なぎ・香取の3人との契約を、期間満了となる9月8日をもって終了すると発表した。3人からの申し入れを受けての結果だという。『ZIP!』月曜パーソナリティーの山口は「数時間前にこの話を聞いたばかりなのでコメントしづらい」と前置きしつつ、「メンバー内で話ができたのか、事務所で話ができたのか、細かいことはわかりませんけども、3人が決めたことならそうするしかない」と理解を示す。「3人の個性を生かして、9月までは事務所の先輩として頑張ってもらいたい」と心境を吐露した。SMAPと同年代の山口は、「Jr.の頃からSMAPと一緒にレッスンをこなしてきた」と振り返りながら、「全国の皆さんもファンの皆さんもSMAPという認識は一生持っていけばいいわけで」と語る。「3人は退所してしまいますけど、長いこと事務所の先輩として引っ張ってきてくれてありがとうございましたと、伝えたいですね」と、3人へのメッセージを贈った。
2017年06月19日プロフィギュアスケーターの安藤美姫とフィギュアスケート男子のハビエル・フェルナンデス選手が14日、名古屋スポーツセンター(愛知)で行われたスケート教室に参加し、子供たちに指導した。2人は一部で破局が噂されたが、安藤は今月5日に映画のイベントに登場した際、破局説を否定していた。同教室には、地元・名古屋の5歳から14歳までの子供90人が集まり、前後半に分かれてプログラムを実施。最初に、講師のハビエル選手が「こんにちは。今日は楽しみましょう!少し、日本語が話せますから、たくさん子供たちと話したいです」と笑顔で挨拶すると歓声と拍手が。続いて、スペシャルゲストコーチとして安藤が登場すると再び大きな歓声が上がり、安藤は「元気!? リンクは寒いけど、元気だして楽しみながら滑りましょう!」と呼びかけた。安藤を先頭に、自分の美しいと思うフォームでリンクを自由に滑るウォーミングアップや、コーンを使ったステップの練習からスタート。途中、手本としてハビエル選手が片足でステップを踏み、「おー!」と子供たちから歓声が起こる一幕も。後半では、重心のバランスを鍛える練習を行い、安藤は子供たちに「下をむかないで! お腹を出さずに! そう! いい感じ! 美しいと思う姿で滑るの!」と熱い指導を行い、ハビエル選手も「日々、成長した自分を感じて! そして、成長した自分を忘れないで、また超えていこう!」と上達への道を語った。最後は、参加した子供たちへのプレゼントとして、安藤がスピン、ハビエル選手は華麗なジャンプを披露。2人のパフォーマンスに会場からはこの日一番の大きな歓声と拍手が起こった。その後、参加者全員との記念写真を撮り終え、リンクを去ろうとする2人を子供たちが取り囲み、安藤は「ありがとう!」と笑顔で一人ずつ握手をしたり、ハビエル選手は「またね!」と日本語で話しかけるなど、子供たちと触れ合いながらリンクを後にした。ハビエル選手は、スケート教室の前に行われた会見で、平昌オリンピックについて「メダルを獲得したいです」とコメント。「日本には、羽生選手や宇野選手といった素晴らしい選手がいて、私はその中で戦っていくことになります。そんな素晴らしい選手たちと争い、チャンピオンになりたいと思っています」と語った。
2017年06月15日6月17日公開の映画『世界にひとつの金メダル』の大ヒット祈願イベントが5日、都内で行われ、本作の応援隊長に就任したプロスケーターの安藤美姫が出席した。本国フランスでは200万人の観客が涙したという本作は、エリート弁護士を辞めて馬術の選手としてオリンピックを目指した男と人間を信じない競走馬、それを見守る家族の挫折と栄光を描いた感動の実話物語。そんな本作の公開を間近に控え、フィギュアスケートの世界選手権で2回の金メダルに輝いた安藤美姫をゲストに招いたイベントが行われた。馬術のコスチューム姿で登場した安藤は「普段の衣装はピチっとしていますが、違った競技の服を着ると気持ちもしっかり入ります。これを着ると馬術をやりたいなって思います」と感想を。本作については「幼少期に学問とスポーツを両立していくのはどの国も大変だなって思いました。アスリートは家族やマスコミ、スポンサーやコーチたちなど色んな愛情を受けて成長していくことが垣間見れたし、周囲の愛の大きさが印象的な映画でした」と賞賛した。2013年のシーズンを最後に現役から退いた安藤だが、現在はプロスケーターとして活躍中。2年後には「色んな人にフィギュアの美しさや楽しさを伝えたいのでコーチになるのが夢です」と新たな道を模索中も、将来、愛娘のコーチの可能性については「名古屋の門奈裕子コーチ(安藤が初めて教わった指導者)にお願いします」とやんわりと否定した。また、交際中のハビエル・フェルナンデス選手とは「仲良いですよ。(関係は)続いているしサポートもしています」と破局説を一蹴するも、「仲も金メダル?」と投げ掛けた報道陣に対して「私たちのことなので、心配しなくていいです(笑)」とそっけない言葉も、終始笑顔を見せるなど幸せオーラを漂わせていた。映画『世界にひとつの金メダル』は、6月17日より全国公開。
2017年06月06日フィギュアスケーターの安藤美姫が10日、自身のツイッターとインスタグラムを更新し、現役引退を発表したフィギュアスケート女子の浅田真央にメッセージを送った。安藤は「本当に長い間お疲れ様でした」とねぎらい、「きっといっぱい悩んで出した答え。沢山のファンの方々や支えて下さっていた人の思いも考えただろうなと思います」と推測。「でも まおの出した答えは皆んなが受け止めてずっとずっと支えていくと思います」とつづった。そして、「まおと同じ時代にスケートができて 選手として同じリンクで日本代表として滑っていられた事を誇りに思います」と伝え、「これで終わりじゃなく第二のスケート人生の始まり!!! これからも世界中に愛と優しさを届けてね」とエール。「本当にお疲れ様 そしてありがとう また一緒に滑ろうね大好きだよ~」と締めくくった。
2017年04月11日元フィギュアスケーターでタレントの安藤美姫さん(29)が、先日バラエティ番組に出演。その際恋人のハビエル・フェルナンデスさん(25)とのことを聞かれた際に安藤さんの応対がそっけなかったことから、フェルナンデスさんと破局したのではないかと噂になっています。 確かに安藤さんのInstagramには1月のアイスショーでのツーショット以来、フェルナンデスさんが登場している形跡はありません。本当のところはまだわかっていませんが、公にしあっていたカップルに浮上した破局説とあって、悲しむ声に混ざって「今後やりにくいよね」という“過去の恋愛の黒歴史化”を心配する声も聞こえてきます。 しかし、これは何も安藤さんに限りません。SNSでの発信が当たり前になっている今、若い世代ではカップルアカウント(男女どちらでも投稿できる共同アカウント)でラブラブ写真をアルバム感覚で投稿する人が多く、別れても写真がネットの世界に残ってしまうことについてたびたび問題視されています。 自ら黒歴史を晒している自覚がないとはいえ、浮かれた気持ちが強すぎるのは未熟な世代でもわかるはず。それでもカップル発信をやめない心理には、一体どんな気持ちがあるのでしょうか。 ■やっぱり自慢したい!羨ましがられたい! 以前筆者はカップル投稿をする女性に話を聞いたことがあります。「なぜ別れるリスクがあるのにカップル投稿をするのか?」という直球質問をした際、返ってきた答えは「やっぱり自慢したいじゃん」というシンプルな回答。彼の顔も晒していた女性でしたので、個人の特定のリスクについても聞いてみると、本人的には「別にあんまり気にしない」とのことでした。 付き合ったらカップル発信をしてもしなくても、誰とお付き合いしているかはおのずと周りにバレるもの。何もアダルトな写真をアップしている訳じゃないので問題ないと思う。と、一昔前の世代からすると若干理解に苦しむ答えが返ってきました。 この際ポイントになるのは、「周り」よりもさらに外側の「他人の目」をどの程度意識しているかという点です。ネットと当たり前のように触れる世代は、この“ネットに数多存在する他人の目”への意識が非常に希薄です。希薄だからこそ「今目の前の欲=彼を自慢したいという欲求」を深く考えず行動に移してしまうのでしょう。 ■カップル写真を晒すことは浮気のけん制になる カップル写真を晒すことは、黒歴史になる。その点ばかり目がいきがちですが、メリットは「自慢できる」以外にもあります。それは、カップルアピールは浮気のけん制になるということです。 「この男が私の彼氏です」とネットに晒すことは、彼に彼女持ちを公言させることと同じ。つまりモテ男や遠距離など、浮気の心配が高い相手ほど、見えない“彼女バリア”を張る効果があるといえます。 安藤さんの場合も、それは同じ。フェルナンデスという“なかなか会えないモテ男”との関係を保つためには、“別れた後のリスクを考えるよりもその他大勢の女たちを寄せ付けない策”としてカップルアピールは得策だったのかもしれません。 ■1回知られたら“知られるメリット”の方が多い? やらない人からすると“恥”しか残らないイメージのカップルアカウント。実は「別れた後」のリスクを除けば、いいことばかり“らしい”です(筆者はそれでもやらないので、あくまでもらしいと言いたい)。 先ほどの「羨ましがられる」「彼女バリアを張ることができる」のも、その1つ。そしてTwitterではカップルアカウント同士の交流があったりと、カップルを公言することで得られる新たな交流があったりします。 付き合ってハッピーの状態で始めるカップルアピールなので「別れた後」を考えないのは当然としても、実はちゃんと考え直すと“承認欲求が満たされる仕組み”があるんですね。 そうして考えてみると安藤さんはもともとプライベートを包み隠さず公開するタイプだったのでしょうが、フェルナンデスさんとのことはいろいろ考えた上でのカップル公開だったかもしれません。 もし2人が別れてしまっているなら、それは黒歴史といわれるものかもしれません。しかし周りからたくさん応援され、公言する安心感も得られ、さらにカップルでの仕事もあったのなら、黒歴史が残るよりもメリットは多かったのかもしれませんね。
2017年04月07日俳優・安藤政信が、3月27日(月)深夜放送のスペシャルドラマ「ストリートワイズ・イン・ワンダーランド~事件の方が放っておかない探偵~」でフジテレビドラマ初主演を果たすことが決定。安藤さんは初の探偵役に挑戦し、「探偵」ドラマの価値観が変わる、テレビ初の「群像ハードボイルドコメディ」となるようだ。都会の片隅、とある雑居ビルに事務所を構えるハードボイルドな雰囲気を全身にまとった私立探偵・和田。静かに暮らしたい彼だが、平凡に見えた依頼を調査していくうちに、なぜだかいつも世界の裏側の大きな事件に巻き込まれていってしまう。そんな和田が抱えるややこしい事態をいち早くかぎつけ、首をつっこみたがるチンピラやごろつき、情報屋風のホームレス、パソコンの得意なコンビニ店員。彼らは街でヒマしており、事件に関わろうとしてくる。今回、浮気調査を依頼された和田が、反重力の研究をする夫のあとをつけ行きついた先で見たものは、未確認飛行物体らしきものを研究する怪しい集団。また余計なものを見てしまったとショックを受けつつも、あくまで浮気調査の依頼だけを全うしようとする和田だが、事態は収束せず、さらに予期せぬとんでもない方向へと展開してゆく――。主演を務める安藤さんが演じるのは、私立探偵・和田。『バトル・ロワイアル』『亡国のイージス』『さくらん』をはじめ、数多くの映画やドラマに出演している安藤さんだが、探偵役を演じるのは今回が初。こんなドラマは見たことがないと話す安藤さんは、「一直線の気持ちいいほどのデタラメ感。画面の中の人たちは大真面目に演じているのに、撮ったものを客観的に見るとクスッと笑えるという不思議な空気。ハードボイルドなのにコメディ。コメディなのにハードボイルド。なんか面白い。初めての経験だった。そしてナイスなクルーに感謝。あっという間の6日間だった。またやりたいと思う」といままでにはないドラマに興奮を抑えきれない様子。さらに、エリート刑事役で戸塚純貴、依頼人役に伊藤沙莉、その夫役に菅原永二も参加。「今世紀最強の作品になったのではないでしょうか」と自信を見せる戸塚さんは、「いままでのテレビにはない不思議な世界観をお楽しみいただけたら幸いです。シリーズ化したいとかそういうことじゃないです、ただシリーズ化できる要素しかないです」と話し、伊藤さんは「初めて台本を読ませていただいたとき、ニヤニヤが止まらなくて撮影がとても楽しみでした。台本が面白すぎる分、いままで経験したことのない役柄とキャストの皆様との掛け合いに撮影前は若干不安を感じたりもしましたが現場に立ったらもう楽しくて仕方がなく、あっという間に終わってしまいました」とふり返る。また「探偵と依頼人という役もあって、安藤さんとの絡みが多かったのですが、あんなにまでも凛々しいお顔立ちなのにワダを演じているときにするその凛々しさが影も形もないくらいの情けない顔が本当に好きでした(笑)」とコメントした。そして今回、探偵・和田の元に集まってくる取り巻きたちには、コメディを中心に上演する人気劇団「ヨーロッパ企画」のメンバーが全面協力!なお、オリジナルストーリーの脚本は、『夜は短し歩けよ乙女』の脚本も手掛け、先月“演劇界の芥川賞”とも呼ばれる「第61回岸田國士戯曲賞」の受賞が決まったばかりの「ヨーロッパ企画」代表・上田誠が担当。受賞後初の書き下ろしドラマとなる。また、劇中のオリジナル楽曲を担当するのは、「ヒックスヴィル」のバンドマスターであり、小沢健二をはじめ数多くのアーティストのギターを務める木暮晋也。「でんぱ組.inc」などへの楽曲提供や、「ヨーロッパ企画」の劇中音楽も数多く担当しており、本作では全編書き下ろしで制作されている。「ストリートワイズ・イン・ワンダーランド~事件の方が放っておかない探偵~」は3月27日(月)深夜24時35分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月17日第40日本アカデミー賞の授賞式で司会を務めた女優・安藤サクラ(31)に、絶賛の声が寄せられている。ここでは、現場取材をした記者の目線でその魅力を振り返る。安藤は、今回で4年連続となる西田敏行(69)と共に初司会に挑んだ。21時から日本テレビ系でその模様が放送され、ネット上では「専用の定点カメラつけてほしい」「どうなるんだろ?って思ったけど・・・凄くイイ」「聞きやすくて素敵」「余裕も華もあってお見事」「安心して見れる」「自然体で良い」「安定感すごい」「美しさに釘づけ」など司会ぶりを評価する声が上がり、安藤のツイッターやインスタグラムにも同様のメッセージが続々と寄せられた。司会者は進行と共に、受賞者の聞き手にもなる。「俳優が俳優をインタビューする」という同賞ならではのやりとりは毎回の注目ポイントではあるが、3時間半~4時間の長丁場の雰囲気を解きほぐすのも重要な役割の1つだ(約2時間の放送に収めるため、カットされる名場面も多い)。西田は広瀬すずを前に「あー! すずちゃんだ!」とデレデレモードになるなど各役者の魅力や作品の感想を親しみを込めながら伝え、安藤は桝太一アナウンサーと共に具体的な質問で撮影秘話を引き出していく。優秀助演男優賞の妻夫木聡(最優秀助演男優賞受賞)が、『怒り』の恋人役・綾野剛との同棲生活エピソードで笑いを取る場面があった。すると安藤は、優秀主演男優賞のインタビュー時、役作りのために2週間歯を磨かなかったと明かした綾野に「その時は妻夫木さんと一緒に暮らしてないですよね?」と確認して会場を和ませる。一方、『聖の青春』で体重を増やした役作りが話題になった松山ケンイチが「サクラちゃんは『百円の恋』であれだけの役をやった。それがすごかった。その"火"を絶やしたくないと思った」と役者としての興奮をあらわにした時には、自分のことは一切触れずに軌道修正。ただ、その熱い思いを言葉としてうまく理解できなかった松山は「ちょっと分からないかな」とツッコミ場内爆笑。2人の白熱する議論が続いたことから、思わず西田も止めに入る。桝アナから「あとは楽屋で」と促され、松山は「楽屋に話しに行っていいの?」と本気モードに。安藤も「したいっす!」と明るく返し、松山は「サクラさん大好きなので、いろいろインタビューしたいです」と盛り上がる。放送ではどちらもカットされたが、同賞のステージでしか見ることのできない貴重なやり取りだった。記者席ではそれらすべてがモニターで映し出され、われわれは黙々と原稿と向き合いながら時には吹き出したり、うなったり、スピーチにウルッときたり。司会席で進行をするたびに水を口に含んで喉を潤し、キリッと口角を上げた笑顔で一語一語丁寧に発声する安藤の姿も、モニターはしっかりと捉えていた。大役を務め上げ、安藤は「こんなに近くで本当にたくさんの俳優さんや監督さん、みなさんのお話をうかがえて。そして、こんなに近くで受賞の感動を一緒に感じることができて、なんだろう……この時間は将来忘れることのない時間になりそうです。ありがとうございました」の言葉で締めくくり、万雷の拍手を浴びた。昨年、第39回で最優秀主演女優賞を受賞した安藤。女性司会は前年の同賞受賞者が務めることが慣例となっていて、今年1月に行われた優秀賞者発表の記者会見では、「今年初詣に行った時、『とにかく目上の方に頼りなさい。そうすれば上手くいくが、だからと言って調子に乗ってはダメ』とおみくじに書かれていました。それを読んだ瞬間、これはきっとアカデミー賞の司会のことだと思いました」「西田さんに頼りながら、調子に乗らず、受賞者の皆さんに粗相がないように務めていきたいと思います」と抱負を述べていた。
2017年03月05日モノクロームのグリッドパターンを、色で満たしていくことで作品を作り上げる作家・安藤太朗。2月25日から3月12日まで、岡山県にあるCCCSCD galleryにて個展「CLUSTER」が開催される。営みと佇まいをテーマに、大きなキャンバスへ描かれた緻密なグリッドパターン。そこへ幾重にも色を重ね、濃淡やグリッドのわずかな依れなどを浮き立たして、システムを満たし続けていく行為そのものを作品とする。CCCSCD galleryの無機質な空間に浮かび上がる静かなリズムを感じてほしい。【展覧会情報】「安藤太朗 個展[CLUSTER]」会期:2月25日~3月12日会場:CCCSCD gallery住所:岡山県岡山市北区石関町6-3 2階時間:10:00~19:00(土日祝は9:00~、2月25日のみ13:00~)会期中不定休
2017年02月25日●監督のショートヘアへのこだわり数々の映画賞を総なめにし、今や日本映画界に欠かせない存在となった俳優・安藤サクラ。沖縄・慶良間諸島を舞台にした映画『島々清しゃ(しまじまかいしゃ)』(1月21日公開)では、美しく清らかな沖縄の自然を背景に、都会の生活に疲れながらも柔らかく、透明感のあるヴァイオリニスト・北川祐子を好演した。もっとも印象的なのは、切なくなるほど透き通った沖縄の海をバックに、浜辺で潮風に髪を揺らしながらヴァイオリンを演奏するシーン。しっとりと落ち着いた演技を見せながらも、実はビビりで人見知りという安藤が今回の撮影現場でリラックスできた理由とは?○「ヴァイオリンじゃないとダメ」な理由――浜辺では堂々と『G線上のアリア』を演奏していましたが、これまでこの映画を撮り始めるまでは一度もヴァイオリンを持ったこともなかったというのは本当ですか?そうなんです。オファーを受ける前に、自分がヴァイオリンを弾けるかどうか試してみようと音楽教室の体験レッスンに行って、そこで初めて楽器を触ったのですが、音を出すことはおろか、構え方もわからないわけですよ。しかも、ピアノのように鍵盤を押せば決まった音が出るわけでもないし、音色もすごく複雑ですし。他の楽器をやっている方からは異議が出そうですが、ヴァイオリンは演じる上では特別難しい楽器だと思います。1ミリ角度が違えば音色が違う、ひと目見れば"できる"か"できないか"はすぐバレちゃう。ごまかしがきかないんです。さらにヨーロッパ式はこんな構えだとか、いろんなスタイルがある。正直、本気で無理かもしれないと思いました。新藤風監督には、「ほんとにヴァイオリンじゃないとダメですか?」って何度も聞きました(笑)。――でも、ヴァイオリンじゃなくちゃダメだと。風監督の中に、「青い海を背景に、ヴァイオリンを弾く私の横顔」というビジュアルがものすごく明確にあったみたいで、とにかくその絵がきれいに撮れればいいんだ、と。だったら私もヴァイオリンを上手に弾くことじゃなく、ヴァイオリンとともに心地よく"そこに届けること"が一番大事だなって、割り切って練習できました。――それであの印象的なシーンが生まれたんですね。演奏スタイルも自然でしたし、あれだけ綺麗に撮れたら、苦労は報われたのでは?たしかに、すごくインパクトがあるビジュアルでしたよね。監督は、ショートヘアにも相当こだわっていて、「こっち側から撮るから、顎のラインがこう見えるようにカットして……」なんて言いつつ、美容院で何時間もああだこうだやりました。今回の撮影でいちばん難航したのは、私の髪型だったかも。●過去のできごとを「更新できる」仕事の喜び新藤風監督がメガホンをとるのは2006年公開の『転がれ!たま子』以来11年ぶり。その風監督が「ずっと仕事をしたいと思っていた」とラブコールを送った安藤も、2014年撮影の『白河夜船』後、映画の現場に戻るのは1年数カ月ぶり。それぞれタイムラグがあった後の撮影現場はどんな雰囲気だったのだろうか。○見知らぬ土地を素足で踏む――そもそも作品に入るときは緊張されるタイプですか?しますね。新しい現場に入ることが、自分の中で一番緊張する瞬間かもしれない。――知らない環境に入ってくとき、リラックスする方法は?私はすっごいビビりだし、人見知りでもあるので、ガチガチの状況だと自分がすることすべてが不安になるんです。だから、少しでも心を許せたり、逆に許してもらえたりする環境をがんばって作る。知らない土地についたら、思い切って裸足でその土地を踏んでみる、みたいな感じです。今回のロケでは、島の自然や空気のおかげで、心がオープンになっていたんですよね。それで五感を敏感に働かせることができたし、いいバイブレーションを作れていたんじゃないかと思う。そうなると息が楽にできるようになって、身体もよく動く、よく働けるんです。私だけでなく島ではみんな息をしやすそうにしていました。――風監督とは初めてのお仕事ですね。緊張や不安はありましたか?私自身、前の作品からだいぶ期間が空いていましたし、次の一歩を踏み出すにあたって迷っていた部分があったのですが、監督は、そういう迷いや不安定な気持ちまで含めて、この役に合っていると思ってくださったみたい。その時の私の心境と役柄とをきちんと擦り合わせてくれたんです。監督と俳優という立場ですが、ちゃんと人として向き合ってくださっているなと感じられたので、「風監督なら」と安心してインできました。○島の自販機前に集合!――共演した伊東蒼さんは話題作にも出演されて、今注目の子役の一人ですね。みんな蒼ちゃんのことを天才子役というけれど、私は彼女に対して、その言葉を使われるのがすごくイヤで。だって、本当に素晴らしい女優さんですよ。作品や周りの人のことをものすごく深く考えるし、努力するし、集中力も半端じゃない。そういう意味では天才という言葉を使いたくなるのはすごく分かるけれど、子役という枠に当てはめたくないですね。――島のみなさんとも交流されたそうですね。島で買い物ができるのは宿の自販機しかないから、出演者やスタッフだけじゃなくて、島の人がみんな自然にそこに集まるんです。私は3週間くらい島にいましたが、その間にみなさんと顔なじみになって、一緒に時間を過ごして、いろいろ助けて頂きました。いまだに仲良しなんです。――おじい役を演じた金城実さんは世界でも活躍される三線(さんしん)の名手で、作品タイトルとなった『島々清しゃ(しまじまかいしゃ)』などを演奏しながら、深みのある素晴らしい歌を披露されていますね。おじいの奏でる音楽は今も、私の体に振動として残っているような気がします。音楽や声、人の気配はすべて振動、バイブレーションですけど、おじいの音楽はすごくシンプルで、美しくて。素晴らしい振動は、体のすごく深いところまで届くんだと改めて感じました。――沖縄の音楽はお好きなんですか?15歳くらいの頃、沖縄音楽にすごく憧れて、高校に入って最初の夏休みになけなしのバイト代をはたいて、リュックひとつで宮古島に渡って1カ月ちかく過ごしたことがあります。この作品に出てくるおじいみたいな人から三線を習ったりして。――もともと沖縄にはご縁があったのですね。この仕事をしていて幸せなのは、作品の中で、かつて自分と縁があったことに再会できることですね。例えば、高1の夏に沖縄で過ごした時間がそのまま化石になるのではなくて、今の自分の感性や思いをのせて更新できるというか。その頃、みなさんにお世話になった時間や自分の思いを作品に活かせるような気がして、こういう幸せな巡り合わせは本当にありがたいです。――今回の沖縄ロケを経験して、何か変化はありましたか?生き物としての自然な呼吸を取り戻せましたね。今までは撮影が終わるとうわーってお酒飲んで、酔っ払うのが気持ちよかったんです。でもこれからは、生き物がアルコールを求めるくらいの量に抑えようかな、と(笑)。健康的な時間に起きたり、島で水に浮く楽しさを知ったからもっと泳いでみたり。自然の摂理に沿った生き方ができそうな気がしているんです。だから30代のテーマは「健やかに」。健やかに心地よく暮らしていけるようにバランスを整えたら、仕事との向き合い方も変わってくると思います。■映画『島々清しゃ(しまじまかいしゃ)』(2017年1月21日公開)舞台は沖縄・慶良間諸島。耳がよすぎて音のズレに敏感な少女・うみ(伊東蒼)は、コンサートのために島にやってきたヴァイオリニストの祐子(安藤サクラ)と出会う。それをきっかけに、人付き合いが苦手で変わり者扱いされてきたうみは閉ざしていた心を解放してゆく。祐子もまた島の人々との交流で疲れた心を癒す。美しい自然と音楽が人々をつなぎ、自分に向き合う力を与えてくれるひと夏の物語。
2017年01月22日