くらし情報『安藤サクラ、30歳をむかえて"健やか"がテーマ - 日本アカデミー賞受賞後初公開映画で取り戻した「自然な呼吸」』

2017年1月22日 09:00

安藤サクラ、30歳をむかえて"健やか"がテーマ - 日本アカデミー賞受賞後初公開映画で取り戻した「自然な呼吸」

安藤サクラ、30歳をむかえて"健やか"がテーマ - 日本アカデミー賞受賞後初公開映画で取り戻した「自然な呼吸」

●監督のショートヘアへのこだわり
数々の映画賞を総なめにし、今や日本映画界に欠かせない存在となった俳優・安藤サクラ。沖縄・慶良間諸島を舞台にした映画『島々清しゃ(しまじまかいしゃ)』(1月21日公開)では、美しく清らかな沖縄の自然を背景に、都会の生活に疲れながらも柔らかく、透明感のあるヴァイオリニスト・北川祐子を好演した。

もっとも印象的なのは、切なくなるほど透き通った沖縄の海をバックに、浜辺で潮風に髪を揺らしながらヴァイオリンを演奏するシーン。しっとりと落ち着いた演技を見せながらも、実はビビりで人見知りという安藤が今回の撮影現場でリラックスできた理由とは?

○「ヴァイオリンじゃないとダメ」な理由

――浜辺では堂々と『G線上のアリア』を演奏していましたが、これまでこの映画を撮り始めるまでは一度もヴァイオリンを持ったこともなかったというのは本当ですか?

そうなんです。オファーを受ける前に、自分がヴァイオリンを弾けるかどうか試してみようと音楽教室の体験レッスンに行って、そこで初めて楽器を触ったのですが、音を出すことはおろか、構え方もわからないわけですよ。しかも、ピアノのように鍵盤を押せば決まった音が出るわけでもないし、音色もすごく複雑ですし。

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