チョン・ドヨンやチョン・ウソン、『詩人の恋』チョン・ガラム、国民的女優ユン・ヨジョンらが豪華競演し、日本の犯罪小説を映画化した『藁にもすがる獣たち』(英題:BEASTS CLAWING AT STRAWS)が2021年2月19日(金)より公開されることが決定した。原作は曽根圭介による同名小説(講談社文庫)。大金に取り憑かれ、欲望をむき出しにした人々が激しくぶつかり合う様を描いた本作を、マ・ドンソク主演で日本でも好評を博した『犯罪都市』『悪人伝』の製作陣が韓国映画界を代表する豪華キャストにより映画化。二転三転する予測不能の展開が観客を魅了し、本国では興行収入ランキング初登場第1位を記録した。自らの過去を清算しようとする女に『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ映画祭主演女優賞に輝き、『君の誕生日』が11月27日より公開されるチョン・ドヨン。恋人が残した借金に苦しむ男に『アシュラ』『ザ・キング』『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソン。大金の入ったバッグを拾った男を『スウィンダラーズ』『ザ・キング』のペ・ソンウが演じるほか、『息もできない』『アシュラ』のチョン・マンシク、『MASTER/マスター』のチン・ギョン、『コンフィデンシャル/共助』のシン・ヒョンビン、『詩人の恋』のチョン・ガラム。さらに『ハウスメイド』で国内の賞を総なめにし、気鋭の映画スタジオ「A24」が手掛ける最新作『MINARI』(原題)でハリウッドデビューを果たした国民的女優ユン・ヨジョンらが集結している。ストーリー失踪した恋人が残した多額の借金を抱えて金融業者からの取り立てに追われるテヨン、暗い過去を精算して新たな人生を歩もうとするヨンヒ、事業に失敗してアルバイトで必死に生計を立てているジュンマン、借金のために家庭が崩壊したミラン。ある日、ジュンマンが勤め先のロッカーの中に忘れ物のバッグを発見する。その中には10億ウォンもの大金が入っていた。地獄から抜け出すために藁にもすがりたい、欲望に駆られた獣たちの運命は――。果たして最後に笑うのは誰だ!?『藁にもすがる獣たち』は2021年2月19日(金)シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年11月06日10月18日(日)から毎週日曜日よる10時にWOWOWプライムで放送される『連続ドラマW セイレーンの懺悔』のスペシャル生配信が、10月12日19時に行われた。本作は“どんでん返しの帝王”の異名を持つ、中山七里による同名小説を原作とした報道サスペンス。テレビ局を舞台に報道のタブーに切り込んだことから、本作は中山の作品の中で最もドラマ化不可能とされてきた。本作の主演を務めるのは、WOWOW連続ドラマW初出演にして初主演となる新木優子。報道番組の新人記者・朝倉多香美を演じ、池内博之演じる帝都テレビ「アフタヌーン JAPAN」の記者・里谷太一とともに、スクープを撮るため女子高生誘拐殺人事件の真相を追う。さらに、警視庁捜査一課の刑事・宮藤賢次役を高嶋政伸が務めるほか、高梨臨、甲本雅裕、濱田マリ、池田成志ら実力派キャストが集結。昨今問われ続けている報道の自由や意義について、改めて考えさせられる作品となっている。放送スタートを直前に迎えた10月12日(月)19時から開催された【『連続ドラマW セイレーンの懺悔』放送直前!スペシャル生配信】には、キャストの中から新木、池内、高嶋が登壇。初の記者役で本格的なサスペンスに挑戦した新木は「原作を読ませていただいた、王道のサスペンスでありながら、今までにないような大どんでん返しが面白くて新鮮で、演じるプレッシャーもあったのですが、逆に、スタッフの皆さんと楽しみながら演じることが出来ました」と語った。新木自身が「すごく正義感が強くて尊敬するところばかりの女性」と語る主人公・多香美を見守る先輩記者・里谷を演じる池内。今回初共演となる新木は池内の印象について、「もっと強そうなイメージがありました(笑)。ですが、実際はすごく気さくに話しかけてくださったりして、里谷とは全然違うイメージでした。あと、『ダンスを始めた』という話で盛り上がって。ぜひ皆さん、池内さんのInstagramを見てください。新しいダンスを提案していて、勇気をもらいました」と池内の意外な一面を暴露した。そして高嶋は、女子高生誘拐殺人事件を追う刑事・宮藤賢次役で出演。「宮藤が面白いなと思ったのは“動機”にこだわるところ。緊張もありましたけど、やりがいのある役でした」と役柄に対しての意気込みを明かした。また、スタッフによると、撮影現場では新木と高嶋はよく話をしていたとのこと。会話の内容について新木は「美容の話ができたのが楽しかったです。高嶋さんのお肌がキレイなので、ついつい聞いちゃいました」と語る。一方、高嶋は今回の役作りのために8キロ減量。体系をキープするため、新木にヘルシーな食事について教えてもらったという。本作は中山の作品が原作なだけに、衝撃的な出来事が次々と展開される。特に印象的なシーンについて問われた新木は、「スクープは、ニュースに力をつけるためにあると俺は思ってる」という里中の台詞を選んだ。また池内は同様に「俺たちが調べなきゃ闇に葬られる真実を見つけるのが仕事だ」と言う里中の台詞、高嶋は宮藤の台詞「これが我々の見解ですが、いかがでしょうか」を回答。番組の終盤には、中山から「開始わずか三十秒で『ああ、これは地上波絶対無理だわ』と思わせる導入部。その後も怒濤の地上波NGシーンの連発。当時、作者が報道に対して抱いていた疑念や不信がそのまま映像になった感があります。それにしても配役に恵まれた作品だとしみじみしみ思います。新木さんは心の傷を庇いながら精一杯背伸びをしようとしている多香美を見事に演じ、池内さんは男でも頼りたくなるような先輩里谷を体現、宮藤刑事を演じる高嶋さんは台詞が少ないのにおそろしいまでの存在感。原作者として二話以降が楽しみでなりません」という手紙が届いた。最後は、新木が「多香美と同世代の人たちがこれから社会に出て、困難な状況に立ち入ったとしても、頼れる存在が近くにいるということに気付いてもらえる。この作品がそんなきっかけになればすごく嬉しいなと思います。この作品はどんな世代にも刺さる作品になっていると思いますので、ぜひ第一話を見てほしいです」と視聴者にメッセージ。この模様は10月15日(木)昼12時からWOWOW番組サイト・WOWOW公式YouTubeチャンネルでアーカイブ映像として視聴できる。『連続ドラマW セイレーンの懺悔』10月18日(日)放送開始毎週日曜日22時、WOWOWプライムにて放送(全4話/第1話無料放送)
2020年10月13日10月18日(日)より放送がスタートする中山七里原作の報道サスペンス、連続ドラマW「セイレーンの懺悔」より、第1話の冒頭映像が公開される。テレビ局を舞台にし、報道のタブーに切り込んだ衝撃作として、刊行当時から大きな話題を呼んでいた原作が、WOWOW連続ドラマW初出演の新木優子を主演に迎え、満を持して連続ドラマ化。新木さんが演じるのは、報道番組の新人記者である主人公・朝倉多香美。さらに先輩記者・里谷太一役の池内博之、刑事・宮藤賢次役の高嶋政伸、ライバル局の報道記者・三島奈那子役の高梨臨、事件の被害者の父役の甲本雅裕、母役の濱田マリ、「アフタヌーンJAPAN」の編集長役の池田成志と、実力派キャストが脇を固めている。そんな本作の放送に先駆け、本日12日夜7時頃からは新木さん、池内さん、高嶋さんが出演する放送直前スペシャル生配信を実施。見どころや撮影中のエピソードなどをWOWOWオリジナルドラマTwitterで配信していく。また、生配信終了後の夜8時ら、第1話冒頭約10分間の先行配信が決定。WOWOW番組サイト・WOWOW公式YouTubeチャンネルにて視聴が可能となる。「『連続ドラマW セイレーンの懺悔』放送直前!スペシャル生配信」は10月12日(月)19時頃WOWOWオリジナルドラマTwitterにてスタート予定。「『連続ドラマW セイレーンの懺悔』第1話冒頭約10分間先行配信」は10月12日(月)20時~番組サイト、YouTube チャンネルにて配信。連続ドラマW「セイレーンの懺悔」は10月18日より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送/全4話)。(cinemacafe.net)
2020年10月12日3月よりスタートした、新生PARCO劇場のオープニング・シリーズとして、舞台『獣道一直線!!!』が上演されている。この度、10月6日(火)より本舞台のライブ配信が決定した。舞台『獣道一直線!!!』は、生瀬勝久、池田成志、古田新太が、“今、一番やりたい芝居を、自分たちの企画で上演したい!”という思いで結成された、“ねずみの三銃士”による企画公演で、2004年『鈍獣』、2009 年『印獣』、2014 年『万獣こわい』に続く人気シリーズの第4弾。今回もねずみの三銃士発案のネタをベースに、宮藤官九郎が新作を書き下ろし、河原雅彦の演出、そしてお楽しみのゲストとして、山本美月、池谷のぶえに、脚本の宮藤を迎えて、ねずみ年である本年、6年ぶりに還ってきた。今のご時世を彷彿とさせるような細かいネタが盛り込まれた宮藤の脚本に、ねずみの三銃士(生瀬、池田、古田)を池谷が翻弄する様が終始笑いを誘う様がノンストップで展開する。ライブ配信日:10月24日(土)開場 18:30/開演 19:0010月25日(日)開場 13:30/開演 14:00※途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、巻き戻しての再生はできません。視聴チケット料金:3,000 円(税込)販売期間:10月17日(土)10:00~10 月 25 日(日)14:00 まで※10月24日(土)公演に関しては、24日(土)19:00 までの販売となります。視聴チケット取扱い:イープラス(イープラス「Streaming+」) チケットぴあ(PIA LIVE STREAM)
2020年10月12日10月18日(日)に放送が開始される『連続ドラマW セイレーンの懺悔』がクランクアップを迎え、主演の新木優子よりコメントが寄せられた。原作は中山七里による同名小説。テレビ局を舞台にした本作は、報道のタブーに切り込んだ衝撃作として、刊行当時から大きな話題を呼んだ。今作は満を持しての連続ドラマ化となる。本作の主演を務めるのは、WOWOW連続ドラマW初出演にして初主演となる新木優子。自身初の記者役として、報道番組の新人記者である主人公・朝倉多香美を演じる。さらに多香美の先輩で帝都テレビ・アフタヌーン JAPANの記者・里谷太一役を池内博之。女子高生誘拐殺人事件を追う警視庁捜査一課の刑事・宮藤賢次役を高嶋政伸。帝都テレビのライバル局であるジャパンテレビの報道記者・三島奈那子役を高梨臨。事件の被害者・東良綾香の父・東良伸弘役を甲本雅裕。母・東良律子役を濱田マリ。アフタヌーン JAPANの編集長・兵頭邦彦役を池田成志が演じるなど実力派キャストが名を連ねた。そして先日、約1カ月半に及ぶ撮影が終了し、無事にクランクアップを迎えた。スタッフが見守る中でラストシーンを終えた新木は、割れんばかりの拍手の中で贈られた花束を胸に「皆さんと同じ歩幅で一生懸命に進んでこれたことが嬉しかったです」とコメント。いくつもの困難を一緒に乗り越えてきた仲間であるキャスト・スタッフへの感謝を伝えた。さらに放送直前の10月12日(月)19 時頃、「『連続ドラマW セイレーンの懺悔』放送直前!スペシャル生配信」と題した生配信企画がTwitterで実施される。この生配信には主演・新木優子、さらに、池内博之、高嶋政伸が出演し、放送に先駆けて本作のみどころや撮影中のエピソードなどが語られるという。果たして、マスコミはセイレーン(ギリシャ神話に登場する半人半鳥の妖精)のように国民を惑わし、人の不幸を娯楽にする怪物なのか?報道の自由や意義について問われることが多い今、その在り方に切り込む衝撃の報道サスペンスに期待だ。●新木優子(朝倉多香美役)コメントクランクインからここまで約1カ月半、日を重ねるごとにキャスト・スタッフの団結力が増し、仲間として様々なことを乗り越えることが出来ました。“座長”と呼んでいただきましたが、私が前に立つのではなく、皆さんと同じ歩幅で一生懸命に進んで来れたことが嬉しかったです。撮影では、初めての報道記者役ということもあり、帝都テレビ局内のシーンが特に印象的でした。そこにいる全員が心を一つにし、本当の報道局のような素晴らしい空間を作ってくださったので、自分も報道局の一員である記者として、その中に存在することが出来て幸せでした。さらに、辛い過去を抱えながらもしっかりと自分の足で立ち、一歩ずつ進んでいける多香美を演じられたこと、多香美を通して、私が思うこの作品のテーマである「正義」について深く考えることが出来たので、作品の中で成長していく多香美と共に、私自身も成長することが出来ました。『連続ドラマW セイレーンの懺悔』は、私にとって新しい挑戦となった作品です。衝撃の報道サスペンスとなっていますが、見ていただければ誰でも必ずのめり込んでしまう素晴らしい作品ですので、是非ご覧ください!『連続ドラマW セイレーンの懺悔』10月18日(日)放送スタート!(第1話無料放送)毎週日曜日22時、WOWOWプライムで放送(全4話)『連続ドラマW セイレーンの懺悔』放送直前!スペシャル生配信日時:10月12日(月)19時頃スタート予定出演者:新木優子、池内博之、高嶋政伸配信:WOWOW オリジナルドラマ Twitter(@drama_wowow) にて(ペリスコープ)※実施概要の変更・中止の可能性もあり
2020年10月03日中山七里原作の報道サスペンス小説を「連続ドラマW」でドラマ化する「セイレーンの懺悔」。この度、主演・新木優子を大きく写し出したポスタービジュアルが到着した。連続ドラマW初出演にして初主演となる新木さんが、自身初の記者役として、報道番組の新人記者である主人公・朝倉多香美を演じるほか、多香美の先輩で帝都テレビ「アフタヌーン JAPAN」の記者・里谷太一役を池内博之、女子高生誘拐殺人事件を追う警視庁捜査一課の刑事・宮藤賢次役を高嶋政伸。高梨臨、甲本雅裕、濱田マリ、池田成志らが出演している。今回到着したポスタービジュアルでは、「そのマイクは、真実に向けられているか。」というキャッチコピーと共に、不穏な映像のモニターをバックに何かを訴えかけるような多香美が写し出され、そして彼女を取り巻く重要人物も下部に配置されている。●あらすじ不祥事が続き、番組存続の危機にさらされた帝都テレビの看板報道番組「アフタヌーン JAPAN」。その制作に携わる入社2年目の報道記者・朝倉多香美(新木優子)は、あるつらい過去を抱えながらも報道の仕事に誇りをもって取り組んでいた。そんな中、都内で女子高生誘拐事件が発生。先輩記者の里谷太一(池内博之)と多香美は、起死回生のためにスクープを狙って事件を追う。警視庁捜査一課の刑事・宮藤賢次(高嶋政伸)を尾行した多香美が廃工場で目撃したのは、無惨にも顔を焼かれた被害者の遺体だった。自身の過去と重なりこの事件を追っていた多香美だが、その執念が実を結び、犯人に繋がる大きなスクープをものにする。しかし、このスクープが原因となり、ある事件が起きてしまう。連続ドラマW「セイレーンの懺悔」は10月18日より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送/全4話)。(cinemacafe.net)
2020年09月11日新木優子がWOWOWドラマ初出演、中山七里の報道サスペンス小説を原作にした連続ドラマW「セイレーンの懺悔」が10月に放送。今回は主演・新木さんに続いて作品を彩るオールキャストが決定し、テレビ局を舞台に報道のタブーに切り込む本作についてそれぞれからコメントが到着した。新木さん演じる帝都テレビ入社2年目の新人報道記者・朝倉多香美の先輩にあたり、帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の記者・里谷太一役を池内博之、女子高生誘拐殺人事件を追う警視庁捜査一課の刑事・宮藤賢次役を高嶋政伸。帝都テレビのライバル局であるジャパンテレビの報道記者・三島奈那子役を高梨臨、事件の被害者・東良綾香の父・東良伸弘役を甲本雅裕、母・東良律子役を濱田マリ、「アフタヌーンJAPAN」の編集長・兵頭邦彦役を池田成志が演じる。ほかにも、永島敏行、中村育二、佐野和真、尾上寛之、羽場裕一など実力派キャストが集結。果たして、マスコミはセイレーン(ギリシャ神話に登場する半人半鳥の妖精)のように国民を惑わし、人の不幸を娯楽にする怪物なのか?報道の自由や意義について問われることが多いいまだからこそ、新木さんをはじめとするキャスト陣が報道サスペンスドラマとしてその在り方に真っ向から切り込んでいく。池内博之(里谷太一役)作品を読むとグイグイと世界に引っ張られ、あっという間に読んでしまいました社会派サスペンス。マスコミの裏側が描かれていて、誤報や報道の怖さを改めて感じました。主人公のような自分の信念を持った人間がいて欲しいとも思いました。そして、やはり驚いたのがラスト。いい意味で本当に裏切られ、やられた感がありました。報道記者である里谷を演じるにあたり、自分に信念をもちどこかハイエナのような嗅覚をもちあわせ、強さと優しさを持ち合わせた熱い男を演じたいと思います。衝撃のエンディングをお楽しみに!!高梨臨(三島奈那子役)台本を読んで、本格的なサスペンスのストーリーの面白さや、そこに絡んでいく記者、そして事件の当事者達の複雑な感情や背景が描かれていて、夢中で読み終えました。私自身、記者として現場リポートをしていく役をいただくのは初めてなので、とても楽しみです。今回演じさせていただく三島奈那子は、記者としてのプライドが高く、仕事に命をかけてきた女性です。カッコよくも、仕事の為ならどこまでも突き進んでいきそうな、強い女性を演じていけたらと思っております。甲本雅裕(東良伸弘役)自粛期間中ほぼテレビを観る人になっていて、はたしてつくる側に戻れるのかと心配していましたが、案外すっと戻れている事に驚いています。以前と比べ制限される事は沢山ありますが、このドラマは自分にちゃんと制限をかけられるか、それとも突き進むのかを問う作品だと思います。役の上では葛藤しながらも、待望のWOWOWドラマへの参加。制限かける事なく突き進みます!監督に制限かけられない限り…笑濱田マリ(東良律子役)私が演じている被害者の母親・東良律子は、小さな幸せを探して健気に生きているけれど、思い通りにならない日々の生活の中で、怒りとも悲しみともつかない感情が静かに沈殿しているような女性。それをどう表現するのかが課題でした。撮影は刺激的で、感覚が研ぎ澄まされる瞬間が何度もありました。原作の小説、脚本を読んだ時に私自身が受けた衝撃を、このドラマを見る皆さんにも是非感じていただきたいです。池田成志(兵頭邦彦役)台本を読んで、報道の多面性もさることながら、事実の多面性ということを強く感じました。見る角度によって物事は違って見える、つまり、人によっても違うとでも言いましょうか。そのことが丹念に描かれてるなぁと感じました。私の演じる兵藤は、興味を煽ることによって、視聴率を上げることに奔走する、今的な底の浅そうな人間ですが、彼の様な人間がいることも現実的です。そんな彼がストーリーを通して何か変わるのか?変わらないのか?自分でも楽しみです。高嶋政伸(宮藤賢次役)まず、奇妙な題名に惹かれました。次に、台本を読ませて頂いて、その深い内容、その面白さ、そして読み終わった後の圧倒的な感動に驚きました。気がつくと、宮藤を演じさせて下さいと会社に連絡していました。宮藤、という刑事の面白いところは、事件を俯瞰して見ているところ。決して、探偵の様に飛躍させず、徹底的に動機にこだわるところが、リアルだと思います。また、この作品の見どころは、普段の日常に潜む人間の闇を勧善懲悪を超えた視点で描いているところだと思います。誰もが、闇と闇が重なった闇溜まりを持っていて、ふとした瞬間にそれが一気に吹き出し、日常を非日常へと逆転させる。この作品は、ギリシャ神話の妖精セイレーンを現代によみがえらせ、そんな日常にひそむ「闇溜まり」を我々に突きつけ、瞬きもせずにジッと見据えています。連続ドラマW「セイレーンの懺悔」は10月18日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送予定(全4話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2020年08月26日中山七里がテレビ局を舞台に、報道のタブーに切り込んだ衝撃作「セイレーンの懺悔」が、連続ドラマW枠にてドラマ化されることが決定。主演は、WOWOW連続ドラマW初出演の新木優子が務める。不祥事が続き番組存続の危機にさらされた帝都テレビの看板報道番組の制作に携わる入社2年目の報道記者・朝倉多香美は、都内で起った女子高生誘拐事件を先輩記者の里谷太一と追う。警察を尾行した多香美が廃工場で目撃したのは、無惨にも顔を焼かれた被害者の遺体…。そして、犯人に繋がる大きなスクープをものにするが、このスクープが原因となり、ある事件が起きてしまう――。今年、デビュー10周年を迎えた作家・中山氏は、これまで「さよならドビュッシー」や「贖罪の奏鳴曲」、「ヒポクラテスの誓い」などが映像化され、「護られなかった者たちへ」が先日映画製作が発表された。そんな中山作品の中でも、“ドラマ化不可能”と言われた作品が「セイレーンの懺悔」。中山氏は「僕は生来アマノジャクなところがあり、映像化がまず不可能な小説を書いてしまう。海外を舞台にしたりタブーとされているテーマを扱ったりするのはそういう理由だ」と語り、本作についても「連載当初から『中山さん、テレビ局に喧嘩売ってるんですか』とか、『もう清々しいくらいにドラマ化は無理ですね』とか散々言われていたのだ。ところがやはり連載当初から『これはウチのために書かれたような作品ですね』と熱烈にドラマ化のオファーをいただいた局があった。言わずと知れたWOWOWさんである」とふり返っている。今回のドラマ化で主演を務める新木さんが演じるのは、新人記者・朝倉多香美。ある辛い過去を抱えるキャラクターとなっており、女子高生誘拐事件を追いながら、自身の過去と向き合っていくことに。そして、事件の真相が明らかになったとき、報道記者としての在り方が多香美に問われる。新木さんは「私が演じる多香美は正義感が強く、自分では抱えきれないようなつらい過去を持っていながらも、強い想いを胸に真実を追い求める姿が印象的です。報道番組の仲間や周りの人々が彼女の想いに突き動かされていったように、自分で何かを変えようと動く力が素晴らしいと思いました。私自身も多香美の強い想いを大切にしながら演じていきたいです」と意気込み、「今まで演じたことのない役に挑むので、視聴者の皆様には新しい私をお見せ出来ると思いますし、多香美が記者として成長するとともに、私も作品を通じて成長していけることが楽しみです」とコメントしている。連続ドラマW「セイレーンの懺悔」は10月18日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送予定(全4話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年07月29日2月29日(土)今夜のフジテレビ系「土曜プレミアム」枠では、2018年に公開された巨大怪獣パニック・アクション『ランペイジ 巨獣大乱闘』を本編ノーカット、地上波初放送する。1986年に発売されたアーケード・ゲーム「RAMPAGE」を基に『ロード・オブ・ザ・リング』や『アバター』『ジャスティス・リーグ』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』までハリウッドの超大作の数々を手掛ける世界最高の視覚効果VFXチーム「WETA(ウェタ)デジタル」社がCGを担当した本作。主演にはWWEの人気プロレスラーとして活躍、その後俳優へと転身し『ワイルド・スピード』シリーズで人気となると『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』『ジュマンジ/ネクスト・レベル』では俳優のみならず製作総指揮も務めるドウェイン・ジョンソン。また『007』シリーズや『マンデラ 自由への長い道』『ムーンライト』などのナオミ・ハリス、『ウォッチメン』のマリン・アッカーマン、『マジック・マイク』のジョー・マンガニエロ、「ウォーキング・デッド」のジェフリー・ディーン・モーガンらも共演。霊長類学者デイビスはきわめて高い知性を持つシルバーバックの雄ゴリラ・ジョージと固い絆で結ばれていたが、ある時、欲に目がくらんだ企業の遺伝子実験が失敗。ジョージやほかの動物たちが突然変異を起こし、巨大化し狂暴化してしまう事態がアメリカ各地で発生する。巨大化が止まらない怪獣たちは、ある場所を目指して、北米大陸を破壊しながら横断、やがて一か所に集結した怪獣たちは大乱闘を始める。崩れ落ちる高層ビル群。逃げ惑う人々。軍隊も出動するが、破壊を止めない怪獣たちには銃もミサイルも効かない。 地球規模の大惨事を食い止めるため、デイビスは解毒剤を探し求めて奔走するが、それは見るも恐ろしい怪物となり果てた、かつての友を救うための戦いでもあった…という物語。『ランペイジ 巨獣大乱闘』は2月29日(土)今夜21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:ランペイジ 巨獣大乱闘 2018年5月18日より全国にて公開ⓒ 2018 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年02月29日サンシャイン水族館では、人気企画「ホラー水族館」シリーズの第4弾「海の妖女“セイレーン”〜生きている恐怖〜」を、2020年1月23日(木)から3月8日(日)までの期間限定で開催する。「ホラー水族館」シリーズ第4弾、海の妖女“セイレーン”をテーマに2016年に水族館初となるホラーイベントとなった第1弾「呪いの水櫛」に始まり、2017年の第2弾「あやかしの人魚」、2018年の第3弾「七人ミサキ」と続いた「ホラー水族館」シリーズ。水族館を舞台にした新しい恐怖体験が話題を呼び、シリーズ合計で6.5万人を動員している人気企画だ。シリーズ第4弾のプロローグとなる今回は、海で出会うと美しい姿と歌声で船乗りを惑わし、船を沈めてしまうと言われる海の妖女“セイレーン”がテーマ。様々な設定の新しいお化け屋敷を演出する五味弘文による全面プロデュースのもと、水族館の特性を活かした視覚・聴覚で“セイレーン”の恐怖を体験する、新感覚の「ホラー水族館」が楽しめるという。開催概要「海の妖女“セイレーン”〜生きている恐怖〜」開催期間:2020年1月23日(木)〜3月8日(日)営業時間:18:30〜21:00※金・土・日・祝日は22:00まで。※最終入場は終了30分前。※サンシャイン水族館の通常営業は18:00(最終入場 17:00)まで。会場:サンシャイン水族館料金:大人ペア(高校生以上)3,500円/大人(高校生以上)2,200円/こども(小・中学生)1,200円/幼児(4歳以上)700円※こども、幼児料金での入場は、高校生以上の同伴が必要。未就学児の入場は同伴者の同意が必要。前売り券販売:2019年12月19日(木)〜※チケット販売の詳細及び水族館年間パスポート会員の入場については、水族館ウェブサイトにて告知。
2019年12月12日眞島秀和と岸井ゆきのが夫婦役を演じる舞台「月の獣」が12月7日東京・紀伊國屋ホールにて開幕した。リチャード・カリノスキーの作品でも最も有名な本戯曲は、第一次世界大戦中に起きたアルメニア人迫害を受けたふたりの男女について描かれ、フランス演劇界で最も権威ある演劇賞、モリエール賞を2001年に受賞。演出は栗山民也が手がける。【チケット情報はこちら】眞島が演じるのは、オスマン帝国(現・トルコ)からの迫害により家族を失ったアルメニア人の青年・アラム。アメリカへ亡命したアラムが、写真だけで選んだ、岸井演じる同じアルメニア人の少女、セタをアメリカへ呼び寄せることから物語ははじまる。それぞれ心に癒えない傷を抱えたまま、夫婦となったふたり。眞島は、その過去から家族に執着する青年を感情豊かに表現。怒り、悲しみを爆発させる痛々しい姿から、仕事での成功をセタに報告する明るい演技まで、感情の起伏にも不器用な男を丁寧に演じた。またもうひとりの主人公ともなるセタを演じる岸井は、アメリカに到着時は15歳の少女という彼女ならではの配役。歴史に翻弄された暗い記憶を持つ難しい役どころながら、少女から女性へと自身も苦しみながら成長をしていく熱演をした。そしてアラム、セタの元に現れ、ふたりの関係も変えていく孤児の少年・ヴィンセント役を演じたのは升水柚希。孤児ながら明るく振舞うヴィンセントに、ペースを崩されるアラムに、思わず劇場に笑いが起こるシーンも。夫婦にとって救いともなる少年を瑞々しく表現。また久保酎吉演じる老紳士は、「二人の証人」という印象的な言葉から物語をはじめるストーリーテラー。感情をぶつける3人と違い、アルメニア人迫害という実際にあった歴史と、アラム、セタ、そしてヴィンセントの物語を繋ぐ、作品の水先案内人を落ち着いた語りで務めた。自身の理想と現実に苦しむアラム、そしてまだ少女のセタがアラムに突きつけられる理想に、ふたりが常にぶつかりあって、関係を模索していく姿は痛々しい。しかしふたりがお互いの思いをぶつけ合い、掴み取った最後に見える希望を、ぜひ劇場で確認してほしい。公演は12月23日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて。また12月25日(水)にはりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場にて、12月28日(土)・29日(日)には兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールを巡演する。
2019年12月11日ダイナミックな芝居づくりで観客を圧倒する劇団桟敷童子の新作『獣唄』が、本日12月3日より開幕する。桟敷童子の舞台の醍醐味を、言葉ひとつで言い切るのは難しい。視界全体をみっちりと埋め尽くす、壮大な舞台セットの上を、縦横無尽に動き回る役者たち。観る者の気持ちをむんずとつかみ、ぐるんぐるんと振り回す物語。感情全開でぶつかり合う熱演につられ、気づけば涙腺も全開になって、幕が下りると半ば呆然としながら、観客たちはふらふらと立ち上がる。根底に流れるのは、失われゆくものへの悔恨と人間の生命力だ。過ぎ去った、幸福だった時代を遠く眺めながら、登場人物たちは今日を生きる。流れる涙が頬を温める。その温もりで、明日を生きる。今年で20周年を迎える彼らのモットーは「劇場を訪れるすべての人々に見え、そしてすべての人々の心に存在すること」。抽象的なセリフや描写で、ふんわりと着地点をぼやかすようなことはしない。徹底的に劇空間にこだわり、一週間から半月ほどの時間を費やして、劇団員が舞台セットを作る。今回も、かつて倉庫だった大きなスタジオを、別世界へと作り変えた。“超悲劇”と銘打つ物語の舞台は昭和初期、戦争の影が忍びよる貧しき山村。高価な珍種の蘭の発見に、村人たちは望みを託す。唯一の蘭採取人である繁蔵には、絶縁状態にある3人の娘たちがいた。しかし長女が父と同じ道を選び、止まっていた父娘の時間が動きだす……。繁蔵を演じるのは、村井國夫。百戦錬磨の大ベテランが、襲い来る悲劇を打ち砕こうと立ち上がる父親像を演じる。せっかく演劇を観るのなら、劇世界に心身まるごと没頭したいあなたに贈りたい一本だ。東京・すみだパークスタジオ倉にて12月15日(日)まで。文:小川志津子
2019年12月03日中国で、ある男性が発作を起こした。MRIで診たところ、脳にサナダムシが寄生していた!そんな驚きのニュースをCNNが11月28日に報じた。CNNによると中国・衢州市に住む46歳の男性・スーさんはある日、目眩と頭痛に一日中悩まされた。さらに睡眠中にはてんかんのような発作が。そこで同僚が病院へとすぐに連れて行ったところ、CTスキャンによって異変を発見。しかしスーさんはこれ以上お金を払いたくなかったため、検査を断って家に帰った。しかし症状が良くならないため、後日、スーさんは大学病院へ。MRIスキャンを受けたところ、なんと脳にサナダムシが!その寄生による神経嚢虫症と診断した医師がサナダムシを取り除くなどしたところ、スーさんは回復したという。発作の数日前、豚肉と羊肉の鍋料理を作って食べたというスーさん。しかし「辛いスープの鍋料理で、底が赤かった。だから肉に火が通っているのかよくわからなかった」と話している。病院側はその肉に付着していたサナダムシの幼虫が消化管を通り、脳に到達したのではと推測しているという。そんなニュースに対して、Twitterでは《肉の問題じゃなくて男性の衛生観が問題》との声も上がっている。だが、同様のケースがインドとアメリカでも報告されている。ハザードラボは今年3月、インド・ファリダバドに住む18歳の青年のケースを紹介している。てんかんの発作を起こし救急外来に搬送されたが、MRI検査で診ると大脳と小脳のいたるところにサナダムシの幼虫が多数寄生。幼虫の多すぎて、抗寄生虫薬を投与すると脳の炎症や視力の喪失が予測されるとして断念。抗てんかん薬と炎症を抑えるステロイド剤による治療を始めたが、2週間後に死亡したという。また今年6月のニューズウィーク日本版によると、言葉が突然出なくなり幻覚や不眠などに悩んでいたニューヨーク州ミドルタウンに住む女性を紹介。MRI検査を受けると、「ガンの疑いがある」と診断。しかし手術をしたところ、腫瘍ではなく硬くて丸い塊が。殻を破くと、サナダムシの幼虫が入っていたのだ。女性は「ガンではなかったことと、これ以上の治療が必要ないことが分かってホッとしている」とコメントしたという。両サイトによるとスーさんのケース同様、インドとアメリカのケースも加熱不十分な肉によって引き起こされた可能性があるという。
2019年11月30日眞島秀和&岸井ゆきのが夫婦役という新鮮な顔合わせで上演される『月の獣』。第一次世界大戦中に起きたアルメニア人迫害に基づいて描かれ、フランスでは2001年にモリエール賞を受賞した作品だ。演出を担うのは栗山民也。人間の本質や世界が抱える問題を投げかけて、常に観る者を揺さぶり続ける演出家は、今度は何を問いかけるのだろう。【チケット情報はこちら】栗山が『月の獣』を手掛けるのは、2015年の初演に続いて2度目になる。そもそもは、今は亡きパリの親友から紹介されて手にした戯曲で、上演して改めてその魅力を痛感。「演劇はやればやるほど強く美しくなっていくもの。ぜひもう1度やりたいと思っていた」と言う。しかも、迫害によってアメリカへ亡命した男と、彼が写真だけで妻に選んだ同じアルメニア人の少女の話は、世界が移民排除へと動いている今ますます切実にもなっている。「井上ひさしさんの作品もそうだけれども、演劇には、今のために書かれた作品だと思えるものがあるんです」。物語は、それぞれに孤児となったふたりがお互いの過去をどう受け入れつながっていくかが描かれる。栗山曰く、「悲劇の末端の傷ついた民たちが愛を求め再生していく話」だ。が、それはそんなに簡単にはいかない。男は理想の家族の姿を強制し、心に深い闇を抱えたまだ幼い妻はその期待に応えることができないのである。どこかゴツゴツしたその関係を託されたのは眞島と岸井。なかでも栗山にとって『チャイメリカ』で初めて出会った眞島は、この作品の再演を決めた要因となった人物でもある。「日本は誰もがはみ出すのを怖がる社会。そのなかで彼には自分はこうなんだという信念みたいなものを感じた」と話す。「しっかりと自分を持つ俳優が、こういう特異な人物を演じる。そこには多くが好む“共感”はないかもしれないけれども、だからこそ、人間というものが痛烈に突き刺さると思います」。続けて演劇について、栗山はこんな力強い言葉を発する。「きっと僕は演劇で世界を知りたいんだと思います。アルメニアのことは知らないけれども、でも、演劇という共通言語をもってすれば、同じ人間として、そこで何が起こり、どう生活していたのかを知ることができる。また、演劇には命が絶たれた人たちに言葉を与えるという力もあります。人間は忘れっぽいですからね。歴史をちゃんと見つめた作品を、記憶として残していくことが、演劇や小説といった芸術の責任じゃないでしょうか」。取材・文:大内弓子
2019年10月25日歌手で俳優の横山だいすけが19日、オフィシャルブログを更新し、自身がイメージキャラクターを務めるランドセルメーカー・セイバンの被災地支援情報を掲載。拡散を呼び掛けた。セイバンは、台風19号の被災地支援として「天使のはねランドセル」の寄付を17日に発表。横山は「拡散お願いできますか?災害支援」と題して告知ページを載せ、「ランドセルメーカーのセイバンさんから、台風19号の被害によりランドセルを使用することができなくなってしまった小学生の子どもたちに『天使のはねランドセル』を寄付されることが決定されました。セイバンさんのランドセル使用者に限定せず、被害にあった小学生すべてが対象です!」と伝えた。そして、「台風の被害がニュースで多く取り上げられている場所、なかなか取り上げてもらえない場所、まだまだ被害は計り知れないですね。全国で沢山の子どもたちが大切なモノ、身の回りの物を失いました」と悲惨な現状に胸を痛め、「そんな中でこういった災害支援は、子どもたちにとって・その家族にとって大きな励みになると思います!!笑顔に繋がると思います!!」と称賛。「ここに遊びに来てくれるみんなーーーーー!!今こそみんなの力を!!」と読者に呼び掛け、「台風でランドセルを失ってしまった全ての小学生へ、ランドセルが届きますように!!」と願いを込めている。
2019年10月19日子役からキャリアをスタートさせ、『寄生獣』『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』など多くの作品で主演を務める染谷将太。話題の「聖☆おにいさん」では、コミカルな役どころもこなす染谷さんが出演する映画『旅のおわり世界のはじまり』がいよいよ来週6月14日(金)より公開を迎える。本作は、主演・前田敦子演じる“舞台で歌う”という夢を胸に秘めたテレビリポーター・葉子が、番組のクルーと取材でウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく姿が描かれた黒沢清監督最新作。染谷さんが黒沢作品に出演するのは、『リアル~完全なる首長竜の日~』「予兆 散歩する侵略者」(『散歩する侵略者』のスピンオフドラマ)に続いて、今作で3作目。演じるのは、番組の撮れ高を第一に考えるディレクターの吉岡。マイペースなウズベキスタンの人々に対し、思い通りにいかない出来事には金で解決しようとしたり、葉子に無理を平気で強いるドライなキャラクターだ。そんな葉子を追い詰めていくような役でもあるが、染谷さんは「後半では、彼のあり方が少し変化する」と明かし、「葉子に対して優しさを見せたり、ちゃんと人として向き合って話す瞬間も出てきます。脚本を読んだときからそこが好きでした」と、お気に入りのポイントを語る。そして吉岡を演じるにあたり、黒沢監督をイメージしていたそうで、「もちろん黒沢監督は吉岡みたいにひどい男じゃないですし、パワハラっぽい言動も一切ありません」と前置きしつつ、「もっと根っこにある佇まいの部分。たとえば、仕事をテキパキと仕事を進めながら、どこか手持ちぶさたに見えるところとか。台本片手に現場をウロウロしてる感じとか。あとは立ち姿、カバンの掛け方など、ディティールも」と参考にした部分を明かしている。なお、過去に出演した黒沢作品『リアル』「予兆」は、原作のある作品であり、黒沢監督オリジナル脚本に触れるのは、本作が初めて。まず脚本に目を通した染谷さんは「これが一体どんな映画になるのか。自分をどこに連れて行ってくれるのか、最初はイメージできませんでした。自分の想像力の限界すら感じてしまったほど…」とその衝撃をふり返り、「要するにそれは、僕にとってとても面白い台本でした」と脚本の段階からすでにワクワクしていたようだ。黒沢監督をイメージしたという吉岡はどんなキャラクターに仕上がっているのか?本作は映画ファンはもちろん、染谷将太ファンも必見の映画になりそうだ。『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:旅のおわり世界のはじまり 2019年6月14日よりテアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019「旅のおわり、世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO
2019年06月07日幻想的でありながら、リアルな手触りを感じる世界を描き出し、デビュー時から高い評価を得ていた金子薫さん。『壺中に天あり獣あり』の主人公は〈言葉によって造られる迷宮のなか〉を彷徨っている光。光が幽閉されているのは、廊下の延長も無限なら部屋の数も無限だという、極めて広大なホテルのような場所だ。迷宮から脱出する希望を持ってはいけないと自らを戒めつつ、同時に希望を抱いて行動してしまう。そんな矛盾のスパイラルが永遠に続くかと思われた矢先、光は10階建ての有限のホテルが建っているホールに足を踏み入れる。「観念的、抽象的に書いてしまう部分もあるけれど、物や場所、手作業をするときの体の動かし方などは、『そこにある』と自分で信じられるくらい具体的に細かく描写します。実在していなくても、言葉を積み重ねてそこに一つの世界を作ってみようというのは、僕の思考の型みたいなもの。ホテルの中にホテルがあるということを思いついたときに、やっと、これで最後まで書けるかなと」無機質で均質な空間が、無限を連想させると感じた、と金子さん。「頭の隅には、数学者のヒルベルトが考えた無限ホテルのパラドックス(無限ホテルに“満室”の札があっても、1号室の客を2号室に、2号室の客を4号室に、n号室の客を2n号室に、という具合に移動させれば、無限に奇数号の部屋が空き、新たに無限の客を泊められることになる)がありました。思えばカフカの『失踪者』でも、主人公はアメリカを放浪し、ホテルに職を得ています」光は、無限の迷宮の存在を忘れるためにこのホテルを切り盛りし、全知の世界を構築しようと考えるが…。「光のそういう感覚は、僕もよくわかります。何でも作っているとき、計画しているときがいちばん楽しくて、実現してしまえば、そこにとどまることはできない。また次の夢を見てしまうものじゃないでしょうか。僕にとっては小説の執筆もそう」独特の作風は、誰からの影響なのか。好きな作家を尋ねると、「高校時代に中島らもとか好きでした。最近『裸のランチ』を再読したらすごく面白くて。あの頃、バロウズやケルアックに入れ込んでたのを思い出しました。僕の作品とはあまり結びつきませんね(笑)」かねこ・かおる1990年、神奈川県生まれ。2014年に『アルタッドに捧ぐ』で文藝賞を受賞し、デビュー。’18年に『わたくし、つまりnobody賞』、および『双子は驢馬に跨がって』で野間文芸新人賞を受賞。『壺中に天あり獣あり』美酒佳肴にあふれた、現世の別世界を意味する「壺中の天地」。その言葉と連接する美しい世界が、著者の緻密な描写によって眼前にそびえ立つ。講談社1600円※『anan』2019年5月1日-8日合併号より。写真・土佐麻理子(金子さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年05月04日日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』の挿入歌「まっしろ」がヒットしたことでも知られるシンガーソングライター・ビッケブランカが11日、愛知・名古屋のボトムラインで開催されたライブイベントZIP-FM「tTime Fes」でデジタルシングル「Lucky Ending」を初披露した。3月28日のライブイベント「Spotify presents Early Noise Special」にも出演したビッケブランカ。「Lucky Ending」は、TVアニメ『フルーツバスケット』のエンディングテーマとして書き下ろした楽曲で、配信前に歌詞検索サービス「歌ネット」にて「注目度ランキング」1位を獲得するなど注目を集める中、10日より配信がスタートした。ビッケブランカは、「コバタク(小林拓一郎)さんの番組がきっかけで繋がった、MOROHAやNakamuraEmiさんとの共演イベントで、新曲が初披露できて本当に嬉しいです」とコメント。軽やかなリズムで観客を魅了し、フィナーレを飾った。ZIP-FM「tTime Fes」は、ミュージックナビゲーター・小林拓一郎氏には内密に計画され、1月9日放送にMOROHAがサプライズ出演し、ビッケブランカとNakamuraEmiも電話で生出演して開催が決定したイベント。この3組が、超満員の会場を圧巻パフォーマンスで盛り上げた。ビッケブランカは6月12日に3rdシングルのリリースが決定しており、リリース記念となるワンマン公演「Voom Voom Room」を6月14日に新木場スタジオコーストで開催する。
2019年04月12日2019年3月21日(木・祝)から24日(日)まで、大阪・梅田HEP HALLにて開催される、「ぴあ×劇団壱劇屋 第2弾公演『猩獣』(しょうじゅう)」の追加キャストが発表された。劇団壱劇屋チケット情報本作品『猩獣』は “全国規模の在阪劇団”を目標にかかげる劇団壱劇屋が2015年に上演した"初"のワードレス殺陣芝居。大切な人を災いから守るため、“猩獣”という化け物へと姿を変えた男の話。本公演では「チーム猩」と「チーム獣」の2チームに分かれ、「チーム猩」が今回新たに作られた作品、「チーム獣」が2015年の再演版と、異なる『猩獣』を演じる。新作となる「チーム猩」のヒロインとしてSKE48・北川愛乃の出演が決定。SKE48加入前は地元大阪の劇団に所属していた経歴を持ち、48グループ演劇公演には多数出演。TBSオールスター感謝祭での赤坂マラソン代表に選ばれるなど、グループ内外で評価上昇中の今注目のアイドル。2015年作品の再演となる「チーム獣」のヒロインに南ななこ、追加キャストとして上枝恵美加の出演も決定した。南は現在大阪を拠点に活動するウクレレシンガー。今年3月まで、ダンス&ボーカル アイドルグループGEMのメンバーとして活躍していた実績を持ち、高い身体能力が求められる当作品でも輝くこと間違いなし。上枝は過去NMB48に所属。グループ卒業後、活動拠点を海外に移し、現在スペインの芸能事務所に所属するグローバル女優。帰国後初の大阪演劇公演出演となる。チケットは2019年2月2日(土)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、12月16日(日)23:59まで、チケットぴあにて最速先行抽選を受付中。千秋楽は売切必至!チケット購入はお早めに。
2018年12月10日2019年3年21日(木・祝)~24日(日)に大阪・梅田HEP HALLにて、ぴあ×劇団壱劇屋公演『猩獣』(しょうじゅう)の開催が決定した。今年4月、大阪・ABCホールにて開催された『二ツ巴』に続く、ぴあと劇団壱劇屋による第2弾公演となる。今回の作品『猩獣』は2015年に上演した劇団壱劇屋"初"のワードレス殺陣芝居。本公演では「チーム猩」と「チーム獣」の2チームに分かれ、「チーム猩」が今回新たに作られた作品、「チーム獣」が2015年の再演版と、異なる『猩獣』を演じる。ゲストには、2015年の『猩獣』に出演していた関西演劇界折り紙つきの俳優、赤星マサノリ、吉田青弘の参戦が決定。気になるヒロインなど追加キャスト、配役は後日発表予定!チケットは12月1日(土)より劇団壱劇屋ファンクラブ壱劇屋商店街組合にて最速先行受付開始。ぴあ×劇団壱劇屋『猩獣』▼2019年3月21日(木・祝)~24日(日)HEP HALL一般4000円 学生3000円※各公演数量限定、座席指定不可、一般発売から販売(当日引き換え券で販売)主催:ぴあ企画:ぴあ、劇団壱劇屋制作:劇団壱劇屋問い合わせ:ichigekiya_office@yahoo.co.jp<劇団壱劇屋ファンクラブ最速先行>12月1日(土) 10:00~9日(日) 23:59
2018年11月30日「逃げ恥」の脚本家・野木亜紀子と新垣結衣が4度目のタッグを組み、松田龍平とW主演で贈るドラマ「獣になれない私たち」が10月10日から放送開始。ブラックすぎる職場で苦悩する新垣さん演じる主人公に、共感する声が放送後もSNSに殺到中だ。一昨年放送され社会現象と呼べるほどのヒットとなった「逃げるは恥だが役に立つ」の野木さんが脚本を担当、新垣さんが11年ぶりの共演となる松田さんとW主演し、現代に生きる人々のリアルを徹底的にこだわって描く、「全ての頭でっかちなオトナ」に贈る新しいラブストーリー。仕事にも恋にも問題を抱えギリギリな毎日を送る深海晶を新垣さんが、世の中を冷めた目で見ている“毒舌”エリート会計士・根元恒星を松田さんが演じ、晶の恋人・花井京谷には田中圭、恒星の“元恋人”橘呉羽には菊地凛子、京谷の元カノ・長門朱里に黒木華といったキャスティング。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ECサイト制作会社に勤める晶は、営業アシスタントのはずがパワハラ社長にやる気のない部下や同僚らのせいで、仕事を押し付けられる毎日。恋人の京谷とも一緒に暮らす約束をしたはずが4年も棚上げにされたまま…という状況。晶と京谷がクラフトビールバー「5tap」でデート中、そこに居合わせた恒星と呉羽に出会うところから1話はスタート。放送が始まりしばらくすると「20分も経ってないのに 新垣結衣さん可愛いって100回以上言ってる」「新垣結衣が働く女って感じでかっこいい!」などの声も寄せられるなか、仕事に追われる晶の様子に「今会社にいたっけ?と錯覚してしまった」「か~な~り!リアル」「ガッキーが痛々しくて見てられなかった」「あんなんじゃ押しつぶれちゃう」など同じような境遇と思われる視聴者からの声がSNSに殺到。さらに物語が進むと京谷が晶と一緒に暮らせない理由が明らかに。その理由とは京谷の部屋に“元カノ”朱里が住みついている…というもの。この衝撃展開には「京谷さんホンマ何してるんすかっ」などの反応が。ラストは“覚醒”した晶が社長に業務改善要求を突き付ける場面で終了。これには晶に共感しながらストレスを抱えていた視聴者たちも「この1時間のイライラ全部持ってったなw」「いい初回の終わり方だった」など好反応を見せ、「ちゃんと現代らしいストレスを描いてしかもエンタメになってる」といったツイートも。放送後には「第2話楽しみにしてます!」などの声も多数寄せられていた。(笠緒)
2018年10月11日韓国初の“企画亡命者”をテーマに扱った『V.I.P. 修羅の獣たち』。監督は『新しき世界』で大ヒットを記録したパク・フンジョン。キャストには、チャン・ドンゴンのほか、パク・ヒスンやイ・ジョンソクといった豪華俳優陣を迎え、話題を呼んでいる本作から、メイキング映像&メイキング写真が到着した。今回公開されたメイキング映像では、本作への思いを語るパク・フンジョン監督のコメントから始まる。“企画亡命者”の説明のテロップが入り、パク監督は「まるで映画のような現実です」と語る。本作では、世界で唯一の分断国家である韓国と北朝鮮の政治的な要素を複雑に絡まり、物語はさらに加速していく。また、米CIA要員ポール・グレイ役を演じる、『ファーゴ』『ジョン・ウィック:チャプター2』などで強烈な印象を残すハリウッド俳優ピーター・ストーメアの出演について、決定当初、パク監督は「本当に彼が出るのか」と驚きが隠せなかったという。共演者たちのコメントとともに、ストーメア自身「パク監督の現場はとても雰囲気が良かった」と撮影現場を振り返った。撮影監督のキム・ヨンホは、それぞれのキャラクターに合う空間づくりへの苦労を明かしている。乾いたイメージの北朝鮮のシーンでは、色彩を強く意識したと語り、実際にコスモスを道端に埋めての撮影の現場も公開された。パク監督に対し、主演のチャン・ドンゴンは「どんなジャンルにも強い監督。今後どんな映画を撮るのか楽しみ」と語っている。同時に解禁となったメイキング写真では、パク監督と綿密に打ち合わせを行うチャン・ドンゴンや真剣にカメラを覗くパク・ヒスンの姿から、時にはピースサインをするイ・ジョンソンや楽しげに会話をする出演者の姿も見られる。「ストーリーもテーマもとても斬新」とチャン・ドンゴン自身も語る本作。世界情勢の中でも、いま最も注目を集める韓国×北朝鮮×米国だからこそ、ますます期待が高まる。『V.I.P. 修羅の獣たち』は6月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:V.I.P. 修羅の獣たち 2018年6月16日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2018年06月15日映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』が、2018年5月18日(金)より全国公開される。80年代のゲームを実写化1986年に発売されたアーケード・ゲーム「ランペイジ(RAMPAGE)」を実写化したブラッド・ペイトン監督映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』。遺伝子実験の失敗により巨大化した動物たちが暴れまわり、『パシフィック・リム』や『キングコング:髑髏島の巨神』さながらの巨大怪獣パニック・アクションが繰り広げられる。巨獣たちが同じ街に集まり、街を破壊し続ける理由は何なのか。人類には巨大動物たちを止める術があるのか。ストーリー展開に期待が高まる。また、世界最高の視覚効果VFXチーム・ウェタデジタル社によるCGにより表現された、ゴリラやオオカミ、ワニなどのリアルな巨獣達も見どころだ。ドウェイン・ジョンソンが主演主演を務めるのは、『ワイルド・スピード』シリーズなどのアクション映画で活躍し、2018年4月には『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』、9月には『スカイスクレイパー』の公開を控えるドウェイン・ジョンソン。さらに『ムーンライト』で第89回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたナオミ・ハリスらが脇を固める。なお、日本版ポスターは『レ・ミゼラブル』『アサシンクリード』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』などのコンセプトアートを手掛ける田島光二がデザイン。『ブレードランナー2049』、『パシフィック・リム:アップライジング』にも参加するハリウッドが認める日本人アーティストだ。ストーリーある遺伝子実験の失敗によって、ゴリラ、オオカミ、ワニなどの動物たちが巨大化、凶暴化してしまった。しかも動物たちの巨大化は止まらず、その姿はもはや怪獣と化してしまう。巨大化が止まらない怪獣たちは、ある場所を目指して、北米大陸を破壊しながら横断していく。やがて一か所に集結した怪獣たちは、街を舞台に大乱闘を始める。崩れ落ちる高層ビル群。逃げ惑う人々。軍隊も出動するが、破壊を止めない怪獣たちには銃もミサイルも効かない。怪獣たちの目的はいったいなんなのか?彼らはどこまでデカくなるのか?人間は地上最強の生物となってしまった怪獣たちの大乱闘を止めることができるのか?『パシフィック・リム』『キングコング:髑髏島の巨神』に続く、巨大怪獣パニック・アクション!【詳細】映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』公開日:2018年5月18日(金)より全国公開原題:RAMPAGE監督:ブラッド・ペイトン出演:ドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェイク・レイシー、ジョー・マンガニエロ、ジェフリー・ディーン・モーガン配給:ワーナー・ブラザース映画©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2018年02月22日2月19日、武井壮(44)が「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演。TBS・石井大裕アナウンサー(32)の「獣のような滑り」発言への批判に対して持論を展開した。 石井アナの発言は、平昌五輪スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手(31)に向けられたもの。レース後のインタビューで、石井アナは小平選手の偉業を讃えた。そして「闘争心あふれる、まさに獣のような滑りだったと思います」と発言したところ、「女性に獣と表現するのはどうか」という声が上がっていた。 同番組ではこのことが取り上げられ、武井は「言葉狩りになってしまう」と危惧した。続けて石井アナの発言に否定的な鳥越俊太郎(77)の意見も踏まえ、こう述べた。 「いろいろな表現があるじゃないですか。言葉なんて人によってそれをステキなものと思ってしゃべる人がいたり、鳥越さんみたいに『不適切だ』と言う人もいる。両方あってもいいと思う」 石井アナは同日、「あさチャン!」(TBS系)に生出演し「獣」発言について言及している。番組内で、小平選手がヒョウやチーターを超えた存在になりたいと日頃から語っていたことを明かした。また大会前、同番組で解説を務める長島圭一郎(35)が「獣になれ」と小平にメッセージを送っていた。 そのことにも武井は触れ、「前段があってのことだから、それも知らずに、ただ『不適切』と言うのはおかしい」と語りかけた。 「いろんな方面の表現があることをみんなで容認して。こんな偉業を達成した人に、ひどいことを言おうと思って言う人なんかいないわけだから。そこをまずは受け取ってほしい」 Twitterでも武井の発言に賛同する声が上がっている。 《あの場面(小平選手のインタビューの場面)、どう考えても喜びの表現だろ》《受け手側の問題。何でも文句言うの本当うんざり》《何かを批判する前に、なんでこういう言葉使ったんだろう?って考えられる人が増えると世の中も良くなりそう》 なかには《獲物を狩る時の獣の動きは速く強く、そして美しい》という声も。 石井アナの発言の賛成派も否定派も、小平選手を讃える気持ちは同じ。小平選手のためにも、喧々諤々の静まることを願うばかりだ。
2018年02月21日ドウェイン・ジョンソンの主演最新作にして、『パシフィック・リム』や『キングコング:髑髏島の巨神』に続く巨大怪獣パニック・アクション『ランペイジ 巨獣大乱闘』(原題:RAMPAGE)の日本公開が5月18日(金)に決定!「よぉ!オレはドウェイン・ジョンソン」から始まる日本限定の特報映像も初公開された。■ストーリーある遺伝子実験の失敗によって、ゴリラ、オオカミ、ワニなどの動物たちが巨大化、凶暴化してしまった。しかも、動物たちの巨大化は止まらず、その姿はもはや怪獣…。巨大化が止まらない怪獣たちは、ある場所を目指して、北米大陸を破壊しながら横断していく。 やがて1か所に集結した怪獣たちは、街を舞台に大乱闘を開始。崩れ落ちる高層ビル群。逃げ惑う人々。軍隊も出動するが、破壊を止めない怪獣たちには銃もミサイルも効かない。 怪獣たちの目的はいったいなんなのか?彼らはどこまでデカくなるのか?地上最強の生物となってしまった怪獣たちの大乱闘を、人間は止めることができるのか…?本作は、1986年に発売されたアーケード・ゲーム「RAMPAGE」を基に製作されたストーリー。『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』『アバター』『猿の惑星』から『ジャスティス・リーグ』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』まで手がける世界最高の視覚効果VFXチーム「WETA(ウェタ)デジタル」社がCGを担当し、街を破壊するリアルな巨獣たちを生み出した。■“ロック様”ドウェイン・ジョンソン「キョダイカガ トマラナイ!」映像では「よぉ!オレはドウェイン・ジョンソン。今日、日本のみんなに見てもらいたいのはカッコいい日本限定の予告編だ。日本の怪獣映画のすばらしさはよく知ってる、最高だ。でも今回は怪獣ファンだけでなく誰もが楽しめるぞ。なんせオレが戦うのは、とにかくどデカい怪獣だ!しかもどんどんデカくなる!」と語り、最後には「キョダイカガ トマラナイ!」とノリノリ。その映像は、巨獣たちが続々と参戦し、大都会を舞台に人間そっちのけで大乱闘するド迫力の特報映像。“巨大化が止まらない!”の言葉と共に突如現れたのは、大暴れする白い毛色のアルビノ種ゴリラ! ゴリラだけでなく、オオカミも到底考えられないサイズへと巨大化し、大暴走。人間に牙を剥き、ヘリコプターに飛び掛かる。さらには翼のある巨獣までもがビルを破壊しながら参戦し、街を舞台に大乱闘を繰り広げる。映像の最後には「まだ他にもいるのか?」と水中にいる新たな巨獣の登場も期待させ、巨大化し続ける獣たちにまさにドキドキがトマラナイ!キャストには、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』『スカイスクレイパー』とアクション大作主演が続くドウェインほか、『ムーンライト』ナオミ・ハリス、『マジック・マイク』ジョー・マンガニエロ、「ウォーキング・デッド」ニーガン役として知られるジェフリー・ディーン・モーガンらが名を連ねる。『ランペイジ 巨獣大乱闘』は5月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月19日「うちはね、みなさん、2世代、3世代の長〜いお付き合いです。というのも私は“日本最古の女性獣医師”ですから」 そう語るのは、都内の赤坂見附駅からほど近いビルの2階、「365日開院・夜間急患対応」を実施している「赤坂動物病院」の総院長の柴内裕子先生(81)。“日本最古”という自己紹介は裕子先生の定番だが、決して大げさな話ではない。獣医師を志すきっかけは、戦時中にまでさかのぼる。少女のころにかわいがっていた犬や動物を、理不尽な戦争のため次々に失った体験からだ。その決意を貫き、この赤坂で、日本で初めて開業した女性獣医師となったのが27歳のとき。 「当時は、ほとんどの動物病院にレントゲンもない時代。フィラリアの予防薬もなく、犬の寿命も7〜8年という、日本のペットと飼い主にとって実に不幸で情けない時代でした」(裕子先生) 世界から30年はゆうに遅れていたというペット環境途上国の日本社会のなかで、裕子先生はペット相談や飼育書の出版などの啓発活動に加え、いちはやくアニマルセラピーを導入。ペットを連れて小学校や病院などを訪問する「人と動物のふれあい活動(CAPP)」は、昨年30周年を迎えた。 「’86年当時、先進国ですでにスタートしていた、人と動物との絆“ヒューマン・アニマル・ボンド”の理念を日本の社会に広げたいと願いました」(裕子先生) ボランティアの飼い主が、自身の愛犬などを連れて高齢者施設や小学校、病院を訪ねる活動では、その“家族”として動物たちの力を借りた。 「衛生問題なども、獣医師の団体として、世界基準をクリアしていきました」(裕子先生) 良き理解者にも恵まれた。 「小児病棟に最初に入れたのは’03年で、聖路加国際病院でした。名誉院長の日比野重明先生が『動物たちは生きる力を与えてくれる』と賛同してくださったんです。これまでの全国での訪問回数は約1万9,000回で、1度の事故も、アレルギー問題も起こしていないことは、世界に誇れる本会の実績と自負しています」(裕子先生) 小林美和子さん(76)は、CAPPのチームリーダーの1人。裕子先生と、東日本大震災後に宮城の被災地を愛犬クレールとともに訪問した。仙台の仮設住宅の集会室には、20人ほどの子どもやお年寄りが待っていた。 「まず手をグーにして、犬の鼻先に持っていってください。犬がクンクンとあなたの匂いを確認したら、次はパーにして、アゴの下を『いい子ね』と言いながらなで、リラックスさせてあげてください」と小林さんが説明すると、子どもたちが目を輝かせて、最初は恐る恐る、やがて犬の体にふれた。 「わあ、モコモコしてる」「あっ、動物って、温かいんだなぁ」 小林さんは、そのとき集会室の奥にたたずんでいた3きょうだいの姿が忘れられないという。 「みなさん、娯楽からは遠ざかっていたはずなのに、3人だけが近くに来ないんです。仮設のスタッフに聞いたら、両親を亡くしたきょうだいたちだと。きっと犬の大好きなご家族だったと思うんです。最後までいてくれましたから。少しでも気持ちが癒せたかなと、胸が詰まって泣きそうになりましたが、ボスである裕子先生から、活動の間は涙を見せてはいけないと教えられていますから、グッと我慢しました」(小林さん) ’12年から裕子先生がスタートさせたのが、高齢になってからこそペットと暮らそうと呼びかけるプログラム「70歳からパピーとキトンに挑戦」。きっかけは、すでに3世代にわたる付き合いの飼い主のひと言だった。愛犬を失ってペットロスになっていた60代後半の彼女は言った。 「もう年だから、犬を飼えないのは寂しい」 その気持ちを裕子先生は理解した。裕子先生の意思をくみ取って病院スタッフのなかから活動を支えるチームができ、いくつかのルールが設定された。75歳を過ぎたら2週に1度は電話をして近況伺いすること、80歳を過ぎたら動物看護師が定期的に訪問してフォローする。そして、「大丈夫!万が一、あなたに何かあったら、その後のペットの面倒はウチ(赤坂動物病院)がしっかりと見ますから」という、裕子先生の言葉に大きな安心を得て、いまでは多くの70〜80代の飼い主がペットとの生活を楽しんでいる。 「犬や猫といると、リラックスできます。緊張がほぐれると、副交感神経が働き、幸せホルモンのオキシトシンが出ます。これが病気にならない秘訣です。動物との暮らしでは、生きがいができるだけでなく、散歩の距離は3倍に、友達の数は5倍に増えるといいます。だから、私も、実証者としては、まず女性の平均寿命まで長生きしないといけませんね。あと少し、いえ、まだまだ頑張らなきゃ!」(裕子先生)
2017年06月30日子役から活躍し、現在も若手実力派として引く手あまたの伊藤沙莉と須賀健太がW主演を務める実話ベースのブラックコメディ『獣道』が、今年夏に公開することが決定。さらに、『太陽を掴め』主演の吉村界人やお笑い芸人のアントニー(マテンロー)、個性派俳優のでんでん、気象予報士や語学に堪能な一面を持つお笑い芸人の矢部太郎(カラテカ)、園子温監督の秘蔵っ子・冨手麻妙らの出演が決定した。とある地方都市で生まれた少女・愛衣(伊藤さん)は次々に宗教団体を渡り歩く母親によって、宗教施設に入れられ、そこで7年もの間生活をしていた。教団が警察の摘発を受けてからは保護され、中学に通い始めるが、そこに居場所はなかった。愛衣はドロップアウトして、ヤンキー一家や中流家庭などを転々としながら居場所を探してゆく。愛衣の唯一の理解者であり、愛衣に恋をする少年・亮太(須賀さん)もまた、居場所を探す不良少年。やがて、亮太は半グレたちの世界で居場所を見つけ、愛衣は風俗の世界に身を落とす。2人の純粋は、地方都市というジャングルに飲み込まれてゆき…。新興宗教団体、ネグレクト、少年犯罪、性産業など、大人に翻弄される地方都市の若者たちを、実話を基に描く本作。親の愛を知らずに育ち、自分の居場所を求めて風俗の世界へ身を転じていく少女・愛衣を演じる伊藤さんと、そんな愛衣に恋する少年・亮太を演じる須賀さんという子役出身の若手実力派が初共演でW主演。さらに今回、豪華追加キャストが明らかになった。亮太の悪友で、地元の不良・佑二を演じるのは、『太陽を掴め』への主演などでいま注目を集めている若手俳優・吉村さん。同じく不良グループの番長・堅太を演じるのは、お笑い芸人のアントニーさん。地元のヤクザ・喜田には、でんでんさん。その舎弟・瀬能には、俳優としても味のある演技で定評のある矢部さんが抜擢。堅太と恋に落ちる水中カメラマン・玲花には『誰も知らない』『悪人』などの韓英恵が務める。また、園監督作『アンチポルノ』主演でも話題の冨手さん。監督作『脱脱脱脱17』が、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」審査員特別賞を受賞した、本日19歳の誕生日を迎える大注目の新鋭・松本花奈。「第28回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門」作品賞、「毎日映画コンクール」スポニチグランプリ新人賞も受賞した『ケンとカズ』主演の毎熊克也。橋口亮輔監督『恋人たち』で「第89回キネマ旬報ベスト・テン/新人男優賞」を受賞した篠原篤と、日本のインディーズ映画界を盛り上げる俳優陣の出演が続々決定。そして、広田レオナ、近藤芳正らキャリアある俳優たちが、しっかりと脇を固めている。オリジナル脚本・監督をつとめるのは昨年『下衆の愛』が話題を呼んだ内田英治。プロデューサーには『下衆の愛』に続いて、英国人プロデューサーのアダム・トレル。この名コンビに加え、名立たるアジア映画を配給しているドイツの名門映画会社「ラピッド・アイ・ムービーズ」も製作に参加し、日独英の3か国共同で製作。なお、本作の宣伝資金は、MotionGalleryにてクラウドファンディングにより募集される(1月24日12時~2月25日まで実施)。撮影は“地元ローカル”の不良少年たちも出演し、地元警察監視のもとで行われたという本作。まさにキリキリとした獣道をゆこうとする、インディーズ界の実力派俳優たちの競演に注目だ。<以下、キャストコメント>■アントニーどうもアントニーです。よくある話なんですが、マネージャーから映画のオファーがありますと言われたとき、確実に「ドッキリ」だと思いました!しかし、ご覧の通りドッキリではなく人生初の映画に挑戦させていただきました!台本を見たときはこの役を自分が演じるのか…しかも堅太役?監督、俺のコト見たことあるのか…一回だけドラマに出たコトあるんですが、そのときの役が“六本木で怪しい薬を売る黒人ボブ”で出演は1分ぐらいだったので不安しかありませんでした。ヤンキー経験のない僕が堅太を演じる楽しさや、キャスト全員が文字どおり『獣道』を歩む台本の面白さに魅了されてしまい、あっという間に終わってしまいました!いま僕も早く出来上がりを見たいっていう感想です!この映画、絶対心に響くものがあるので、皆さん是非ご覧になってください!■でんでんドラマとはいえ殺されるのはイヤだ。自分の葬式シーンを見るときは幽体離脱したような変な気持ちになる。しかし、『獣道』の喜田は違った。どうか誰か早くこいつを殺してくれと願いたくなるような奴だ。また、そんな奴を演じたかった。この『獣道』を読んでて先の展開が読めなかった。だから面白い!貴方は「えーっ」と何度叫ぶだろうか。楽しみです。■矢部太郎内田監督から「パンチにして」と言われてパンチパーマをあてに行きました。床屋さんに「パンチパーマでお願いします」と伝えると、「まかせて! 怖くしてあげるよ!」と言われ数時間後、鏡を見るとリーゼントのアイパーになっていました。「ありがとうございました」といったん店を出ましたが、勇気を出して戻ると「間違えた!」と。なんとそれから撮影の日は毎朝コテで巻いてセットしていただけることになり、最高のパンチになりました。『獣道』は夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月24日今年1月のサンダンス映画祭を震撼させた、オオカミと人間の女性の“ラブストーリー”『ワイルド わたしの中の獣』。このほど、本作から本編映像の一部が解禁、オオカミとヒロインの危うすぎる同棲生活が明らかになった。職場と自宅の往復で無機質な毎日を過ごす女性アニア。彼女はある日、自宅マンションの前に広がる森で1匹のオオカミを見かける。アニアは初めて触れる“野性”に心をかき乱され、そのオオカミに激しく惹かれていく。オオカミに執着するようになった彼女はあらゆる手を尽くし、ついに捕えて自分の高層マンションに連れ込む。狭い部屋で暴れるオオカミに最初は命の危険を感じるが、次第に“彼”と心を通わせ、彼女が秘めていた欲望が露わになっていく。次第に野性に取り込まれ、人間として常軌を逸脱する行動をとり始める彼女に、周囲の人々は戸惑う。しかし、上司のボリスはそんな彼女の変化を気に入り、関心を寄せる。そして心の隙間を埋めるかのようにアニアは上司と関係を持ってしまう。人と獣の狭間で生きる彼女を、待ち受ける運命とは――。今回解禁された映像は、主人公のアニアが心奪われたオオカミを自らの手で捕獲し、自分のマンションに連れ込んだところから始まる。オオカミのために“餌”を調達してきたアニアだが、自分の部屋の中から聞こえてくるけたたましい物音に驚く。狭い1室に連れ込まれていたオオカミは大暴れし、野性の獰猛さで体当たりして室内の壁をぶち破ってしまった。アニアを威嚇するオオカミ。いまにも襲い掛かってきそうな、その様子に命の危険を感じたアニアは肉が入った袋をオオカミの前に放り投げ、その隙にマンションのダスト・シュートから命からがら逃げるのだった。アニアは、本当にオオカミと心を通わせ合うことが出来るのだろうか…?この衝撃的な作品の脚本を手掛けたのは、監督のニコレッテ・クレビッツ。ドイツの女子刑務所でロックバンドを結成した4人の女性の友情を描いた音楽青春映画『バンディッツ』(’99)で美女のエンジェルを演じるなど、女優としても知られている。“出演”しているオオカミは、そのクレビッツ監督が見つけてきた本物のタイリクオオカミ。ハンガリーのオオカミトレーナーの元で育てられたネルソンだ。ネルソンは見た目がイケメンであることと、主演のリリト・シュタンゲンベルクとの顔の相性がいいという理由から選ばれた。クレビッツ監督曰く、ネルソンはとても優しくて紳士的であり、演技経験も豊かでCMなどに出演しているという。そんな芸達者なオオカミ、ネルソンの演技は本作の見どころポイントの一つだ。そして、オオカミに惹かれ、次第に野性化していくヒロイン、アニア役を熱演したリリト・シュタンゲンベルクは、ドイツ映画賞で6冠を達成した『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』に出演し、人気急上昇中。アニアと関係を持つ嫌味な上司には『ファウスト』のゲオルク・フリードリヒ、アニアの妹には『さよなら、アドルフ』のザスキア・ローゼンダールなど、いまのヨーロッパを代表する俳優たちが顔を揃えている。『ワイルド わたしの中の獣』は12月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月20日主演・染谷将太、監督・山崎貴のタッグで、2014年11月29日に『寄生獣』、2015年4月25日に『寄生獣 完結篇』として二部作で公開され、トータルで興行収入35.2億を記録した大ヒット作が、このたび、中国で劇場公開されることが決定した。ある日突然、人間に寄生し、操り、エサとする寄生生物“パラサイト”。寄生されかかり、右手を乗っ取られた高校生の新一は、この右手のパラサイト“ミギー”と奇妙な共存生活を送ることになるが…。岩明均の原作コミックとアニメシリーズ「寄生獣 セイの格率」が、人気を博している中国。特にアニメは、2014年、若者向けに人気を集めたコンテンツを表彰する「青春的選択年度盛典」のアニメ部門で「最優秀アニメ賞」を受賞。日本発の実写版映画の中国上陸も待ち望まれていたが、このほど日本から1年以上の期間をあけて劇場公開が決定した。今回の中国公開は、China Film Group(協力:Edko Beijin)の配給によるもので、日本では二部作で公開されたものを、中国向けに1本にまとめた新たなバージョン(上映時間125分)での公開に。中国全土の全スクリーン数は約3万スクリーンとなるが、本作の公開規模は約7,000スクリーン数を予定しており、邦画実写作品のこの大規模公開は異例となる。邦画の実写映画としては、約5年ぶりの中国公開となった『ビリギャル』に次ぐ作品となっており、海を越えた中国で本作がどんな寄生を果たしていくのか、注目が集まっている。■山崎貴監督コメント『寄生獣』という傑作マンガを映画という形で中国の方々に紹介できることをとても嬉しく思っています。寄生獣の衝撃を、そしてその根底に流れてる人類という物に対する批判と愛を、心ゆくまで味わって下さい。■染谷将太コメント染谷将太と申します。この度わたくしが主演いたしました『寄生獣』が中国で公開になります。日本のマンガが原作の作品です。いま、どこの国でも起こりうるテーマをベースにしたエンターテインメント作品です。きっと皆さんの心にもさまざまなメッセージが届くことでしょう。まぁお堅いことは抜きにして、とにかく2時間5分、あっという間のアクションエンターテインメントです。ぜひ劇場にお越しください。スクリーンでお会いできるのを楽しみにしております。『寄生獣』は9月2日(金)より中国にて劇場公開。「寄生獣通常版」DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寄生獣 2014年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 映画「寄生獣」製作委員会寄生獣完結編 2015年4月25日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「寄生獣」製作委員会
2016年08月12日TSUTAYAが主催し、プロ・アマ問わず映画の企画を募るコンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」(以下TCP)が昨年に引き続き開催が発表され、企画書のエントリーが先月13日に締め切られた。受賞作には最低5,000万円の製作費が約束され(第1回となる昨年は上限5,000万円)、日本映画界にとって「新しい才能と作品企画を生み出す場」として業界内外から注目を集めている。その審査員を2年連続で務めるのが、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』など数多くのヒット作をプロデュースしてきた阿部秀司氏。1986年6月に制作プロダクション・ROBOTを設立し、60歳を機に2010年3月に独立。その後もプロデューサーとしてエンターテイメント界を牽引している。阿部氏はTCPの何に惹きつけられ、どのような可能性を感じているのか。本音を探った。――第1回となる昨年は474作品が集まりました。映画の作品企画がここまで集まるのはすごいことです。私が審査させてもらったのは最終選考に残った7作のみでしたが、さすがにそこまで残ってきただけあってそれぞれが作品としてきちんと成り立っていました。多くのクリエーターがTCPに興味を持ったのは、やはり最大5,000万円という製作費。誰もが前のめりになって「やってみよう」と思ったのではないでしょうか。――審査員のオファーを受けようと思った一番の理由は何ですか?何よりも魅力的だったのは、金額面における「本気さ」。5,000万円あれば、確実に映画が作れるんです。これは決して半端な額ではありません。ぴあ(フィルムフェスティバル)では、製作援助システム「PFFスカラシップ」がありますが、そこまではかけない。それでも、石井(裕也)くんはよく作ったとは思います(第19回「川の底からこんにちは」)。だからこそ、TSUTAYAが用意する5,000万円という額は本当にすごいことなんです。――審査する上で重要なポイントは?「オリジナル性」と「エンターテイメント性」です。ぴあでも審査をしたことがありますが、ぴあは「作家性」を重視する傾向にあります。小さなこと、狭い範囲を深く掘り下げるような文学というか。一方のTCPは明確に「エンターテイメント」に振り切っているので、コンテストとして住み分けできていると思います。――阿部さんも数多くのエンターテイメント作を手掛けられてきましたね。私がいたROBOTでは、「スプラッター、バイオレンス、エロスはやらない」を社是としていました。決してカッコつけているわけではなくて、それが自分のスタイルなのではないかと。決して嫌いではないんですよ? だからこそ、『寄生獣』に関わるかどうかはすごく迷いました。(監督の)山崎(貴)が私のところまで漫画を持ってきて「ぜひやりましょう」と。全部読むと、確かに面白かった。ただ、描写が刺激的過ぎるのではないかと思ったんです。でも、山崎から「『寄生獣』は"バディもの"です」と説得されて、なるほどそういう見方もあるなと。基本的に山崎は私が「やる」と言わなければやらない。そんな自然装置が備わっているようです(笑)。そういう約束を書面で交わしているわけではないんですが、昔からずっとそうやってきました。――そういう山崎監督の熱意にも通じると思いますが、TCPの最終審査はプレゼン形式で行われます。日本映画の監督がプレゼンするのは珍しいことだそうですね(第2回となる今年は11月に最終審査が行われる予定)。「熱意が伝わる」という点では画期的ですが、一番の問題は彼らがプレゼンに慣れてないということ。まだまだスタイルが確立されていないと率直に感じました。もちろん、一生懸命さは伝わりましたが、今後応募する方々にはプレゼンターとしてのパフォーマンスも磨いていってほしいなと思います。ただ、初めての試みですからね(笑)。不慣れなのはしょうがないと思います。TCPで一番驚いたのは、映像業界に関わる「現職」の人が多かったということ。今の仕事と並行してやるのは、本当に大変でしょうね。グランプリを獲った中江(和仁)なんか、プレゼン用の映像を作るために瀬戸内海ロケまでしたんですから。その熱意は伝わりました。ただ……映像自体はあまり好きじゃなかった(笑)。企画内容は良かったんです。熱意から具体性に発展した時に、プラス面とマイナス面がある。事前に脚本を読んで面白いと感じていても、プレゼン用の映像がそのイメージと違っていたらマイナスの評価になってしまいます。それでも企画の面白さが勝るような「説得力」が大事だと思います。――映画化には、そういう「説得力」も必要になってくるわけですね。『ALWAYS 三丁目の夕日』は映画化に反対する意見も多かったと聞きました。どのように周囲を説得していったのでしょうか?自分の中で「マーケットがある」という確信がありました。3頭身ぐらいのキャラクターが動いている原作なので、それが周囲には映像に結びつかなかったんでしょうね。あとは、「昭和の話を観る人がいるのか」という意見もありました。でも、私は90年代になんとなく「昭和ブーム」を感じていて。例えば、横浜のラーメン博物館ができたのが1993年。内装は昭和をイメージし、お店を競争されることで高いクオリティーを保って成功を収めました。池袋にあるナンジャタウンにも、昭和のムードが漂う店がありました。台場一丁目商店街もレトロ感が受けていた。大分の豊後高田には、取り残された商店街がありましたが、あるアイデアマンはそれを「レトロ」に置き換えて、集客に成功しました。世の中にはたくさんの「昭和」があふれていましたが、映画には「昭和」がなかった。潜在的なブームを感じていて、何よりも「自分自身が昭和を愛していた」から、何としても映像化したいと考えたんです。反論や説得できる情報を用意していましたが、さらにパイロット版の映像も作りました。予算1,000万に対して、結果的には倍かかってしまいました。もうしょうがないなと(笑)。でも、その約3分のCG映像で多くの人の態度が変わりました。――次回応募する方々の参考となるエピソードだと思います。これからのTCPに期待することはありますか。TCPのスタイルや色が出てくるといいですね。そこで大切になってくるのは、繰り返しになりますが「エンターテイメントに特化すること」だと思います。まずは、TCP発の作品をローンチすること。自分が審査員としてかかわっている以上、選んだ責任も生じるわけですからここは勝負です。きちんとした作品を世に出して、結果を出すところまでいけば、一気に注目度は上がります。最近は漫画原作の映画が多くなりましたね。もちろん、そういうのもあっていい。あっていいが、新たな面もブレイクスルーすることも皆さんには意識してもらいたいなと思います。■プロフィール阿部秀司1949年8月7日東京都生まれ。1974年3月、慶応義塾大学法学部を卒業し、同年4月に広告代理店・第一企画(現アサツーディ・ケイ)に入社。コピーライター、CMプロデューサーなどを経て、1986年6月に独立してROBOTを立ち上げた。1994年、岩井俊二監督の『Love Letter』から映画事業に参入。本広克行、落合正幸、森淳一、羽住英一郎、小泉徳宏らの映画デビュー作を世に送り出した。ROBOTを退職後は2010年7月に阿部秀司事務所を設立。2015年、『STAND BY ME ドラえもん』(14年)の功績が認められ、映画製作者に贈られる映画賞・第34回藤本賞を受賞した。
2016年07月15日