12月6日(金)放送の「時効警察はじめました」は、いろんな意味で衝撃の最終話。この度同話に、二階堂ふみ、染谷将太、松重豊といったドラマ「熱海の捜査官」(’10)出演者が再集結することが分かった。先日、山崎賢人の役どころが発表された本作だが、今回新たに、出演のみが決定していた二階堂さん、染谷さん、松重さんの役柄が明らかに。二階堂さんが演じるのは、雨夜(山崎さん)の同級生で時効事件の謎を握る朝霞鈴音。染谷さんは、「熱海の捜査官」と同じ役名、味澤宙夫だが、雨夜から時効事件を予言される同級生という役どころ。そして、松重さんはかつて雨夜の担当医だった心理学者・只野教授を演じる。「熱海の捜査官」は初めての連続ドラマ撮影だったという二階堂さんは「特に、当時頂いた『現場のモニターは確認するな』という三木監督の言葉は、今でも大事にしています。当時はまだ15歳で、たぶん無意識なところで自意識過剰な部分があったと思うんです。だから、三木監督はそうアドバイスしてくださったのか、と。それ以来、自分のお芝居はモニターでチェックしないです」とふり返り、「最終回には『熱海の捜査官』をちょっと匂わせるような部分もあるので、そこも楽しんでいただけたらうれしいです」と見どころを明かした。今回、三木監督から「熱海の捜査官」と同じ役名を与えられた染谷さんは「三木監督の世界の中にいる『味澤宙夫』として、また同時に違う役として“味澤宙夫”を演じるのはすごくうれしく、感慨深かったです」と喜び、「深く考えすぎず、格好に任せて演じました(笑)! 現在と回想シーンの学生時代では髪型も全然変わるので、『ある種違う人物になってもいいや』くらいな気持ちで、格好に任せましたね」と今作について語っている。また、先日発表された霧山が調べる時効事件の発生を予言していた“スピリチュアル雨夜”こと雨夜翔太役の山崎さんは、二階堂さんと染谷さんについて「2人とも『熱海の捜査官』のときと全然変わらないです。当時から、ふみちゃんは同い年とは思えないくらい肝が据わっている人だったし、染谷くんも2歳年上とは思えないくらい大人っぽかったんです」とふり返っている。一方、二階堂さんと染谷さんも山崎さんについて「『熱海』の後に映画『オオカミ少女と黒王子』(2016年)で久しぶりにご一緒しましたんが、いい意味でずっと変わらないムードメーカーであり、気遣いのある人」(二階堂さん)、「賢人くんとはCMでも共演しましたが今回改めて、少年から青年に、そして成人男性になられていて『あぁ…!』と。時が経ったなとは感じましたけど、根本的な部分では何も変わっていないですね」(染谷さん)と変わらぬ人柄の良さに言及した。そのほか、同じく「熱海の捜査官」のキャストだった少路勇介も最終話に出演する。「時効警察はじめました」最終話あらすじ総武署の時効管理課にいきなりFBIの人間が現れた。なんと、霧山修一朗(オダギリジョー)の力を借りたい事件が発生したため、アメリカへ連れ戻しに来たという。一方、霧山は24年前の時効事件を趣味で捜査し始める。それは高校の屋上から、高飛び込み部のコーチ・祷巫女彦(少路勇介)が飛び降りて死亡した事件。本件にはどうにも不可解な点があった。というのも、現在、的中率抜群な予言者・スピリチャル雨夜として活躍する雨夜翔太(山崎賢人)が同級生・味澤宙夫(染谷将太)に、祷の飛び降りを予言していたのだ。祷に自殺の動機がまったくない点と、そんな祷の飛び降りを雨夜が予言していた点が引っかかった霧山は、雨夜本人から話を聞くことに。だが話の途中、霧山は同行した助手・三日月しずか(麻生久美子)の様子が何やらおかしなことに気づき…!?その後、事件発生時の担当刑事を訪ねた霧山と三日月、刑事課の彩雲真空(吉岡里帆)は不審な話を耳にする。祷の財布には、飛び降りた日に受け取る予定だったバースデーケーキの予約票が入っていたというのだ。しかも、ケーキプレートの文字から、誕生日の主役は高飛び込み部の部員・朝霞鈴音(二階堂ふみ)だと判明。さらに刑事は、蘇生後にPTSDを患っていた雨夜と、彼の担当医だった心理学者・只野教授(松重豊)との間に何かあったのでは…とも疑っていた。「時効警察はじめました」最終話は12月6日(金)23時15分~テレビ朝日にて放送。※一部地域を除く(cinemacafe.net)
2019年11月29日テレビ東京系の人気グルメドラマ「孤独のグルメ」「きのう何食べた?」そして「忘却のサチコ」の新作が年末年始に放映されると発表された。「美食晩餐会」と銘打たれた今回の企画に寄せられた松重豊(56)と高畑充希(27)のコメントに注目が集まっている。各メディアによると「孤独のグルメ」で主演を務めた松重は放送決定を聞いた時の感想について「3年連続、紅白の向こうを張った孤独な闘いです」とコメント。さらに「どうせなら高畑さんと西島君と内野さんの力を借りて『忘却のグルメ、きのう何食べた?』にしようと言ったのですが却下されました」と告白した。すると「忘却のサチコ」の主演である高畑は「私もほぼ独りの戦いでとても寂しいので、松重さん発案の『忘却のグルメ、きのう何食べた?』には大賛成なのですが、昨夜食べたものがただ思い出せない人の話。みたいになりそうなので」とツッコミ。そして「やっぱり自分の足で立って頑張るしかないのかぁぁ、、!と、背筋が伸びる思いです」と結んだという。だがネットでは《それはそれで観てみたい》《松重さんのセンスが良き》《忘却のグルメじわじわ来る…超観たすぎるやべえ…》といった声が。さらに「どんな内容のドラマ?」と想像を膨らませる、こんな声も上がっている。《絶対グルメドラマじゃなくて介護》《アットホームドラマかな…?(ちょっと観たい)》《脚本次第によってはミステリーで出来るかも?》
2019年11月15日俳優の反町隆史が、11月2日、9日、16日に放送されるニッポン放送『KEN RADIO』(毎週21:00~)に出演し、ラジオパーソナリティに初挑戦する。2日の放送では、プライベートでもエベレストに登るほどの登山が好きだという話や、常にアクティブに予定を入れてしまうことなど、プライベートについて語る。9日の放送では、過去にフジテレビ系ドラマ『ビーチボーイズ』で共演した女優・原沙知絵がゲストとして登場。当時の撮影エピソードや今だから話せる話などを展開する。そして16日の放送では、テレビ朝日系ドラマ『相棒』で共演する俳優・水谷豊がゲスト出演。楽観的な水谷に対して、あらゆる事態を想定する反町、そして夜更かしの水谷と早寝・早起きの反町など、プライベートではどんな相棒かも語る。
2019年10月29日先日発表されたばかりの星野源の初冠音楽番組「おげんさんといっしょ」第3弾の出演者として、新たに俳優・松重豊が登場することが分かった。何が起こるか予測できない、生放送でゆる~く展開する音楽トーク番組「おげんさんといっしょ」。星野さん扮する“おげんさん”や、宮野真守が声を担当する進行役のねずみらお馴染みメンバーに加え、今回の第3弾ではワールドワイドな活躍が注目を集める渡辺直美の参加も決定している。そんな放送間近に控えた今回、また新たな情報が!なんと、様々なドラマや映画に出演、現在公開中の映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』では映画初主演を務めている名バイプレーヤーの松重さんが出演することが明らかに。今回の発表を受け、おげんさんちのねずみは「松重さんと渡辺さんとおげんさんたちで、どんなトークが繰り広げられるのか今から楽しみだなぁ~(C・>もしかしたら、もっとおげんさんファミリーが増えるかも!?Twitterでゲストや番組内容など随時投稿していくから、引き続きチェックしてね~」とコメントしている。これまで、お父さん、長女、長男、次男が出演した本番組。一体ゲストたちは何役で出演するのか?渡辺さんと同様、配役はまだ明かされていない。「おげんさんといっしょ」第3弾は10月14日(月・祝)22時~総合テレビにて生放送。(cinemacafe.net)
2019年10月11日49歳の中年男性・ヒキタさんの妻・サチは、なんと33歳。一回り以上違うけれども、とてもお似合いのこの夫婦。子供は作らずやっていこうと思っていた二人でしたが、ある日ラーメン屋の帰り道、サチが真剣な顔でヒキタさんに訴えた。「ヒキタさんの子供に会いたい」。それをきっかけに不妊治療をスタートする二人を描くこの映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』。主演のアラフィフ男性を演じるのは、松重豊さん。「医療モノ、刑事モノ、事件モノ、いろんなジャンルがありますが、これはいうなれば“妊活モノ”。今までにあまり見たことがないジャンルの映画ですよね。しかも扱っているのが、あまり語られてこなかった“男性側の不妊問題”。僕もこの映画をやるにあたりいろいろと勉強をしましたが、不妊というと女性にすべてを押し付ける傾向がある中、実はフタを開けると、男性に原因があるパターンが半分くらいあるんですよ。それを、アラフィフの男性を主人公にして描くのは、問題提起の形としてとても興味深いと思いました」出演が決まり、奥さん役は誰がやるのかなぁと思っていたところ…。「まさかの北川景子さん!!(笑)『HERO』で上司と部下として付き合ってきた間柄だったこともあり、映画をご覧になった皆さんの目に、ちゃんと夫婦に見えるか、とても心配で。普段はあまり、クランクイン前に深く役作りはしないのですが、今回はいろいろ真剣に考えましたね」撮影現場に、北川さんのご主人であるDAIGOさんがやってくる、なんてサプライズもあったそう。「僕と北川さんは夫婦役なので、そういった空気感を作れるように、今回は出番待ちの時間にも北川さんと会話のキャッチボールを結構してたんです。で、そこにDAIGOさんがやってきたわけですが、なんかね、急に三角キャッチボールになっちゃって、これはどういう関係なんだ?みたいな、妙な、でも心地の良い時間が流れたのが、印象的でしたね。DAIGOさんは実生活で旦那さんですけれど、“いや、でもごめんなさい、この3週間は僕の妻なんで”っていう気持ちが湧いてきたりして(笑)。“うちの妻、素敵だよね?”“素敵でしょ?”っていう、ライバル心というか共犯関係というか。そこで北川さんが見せる自然な表情からも、夫婦としての演技のいいヒントをいただきました」子供を妊娠するまで、ヒキタさん夫婦には山あり谷あり、様々な困難が訪れます。「いろいろ考えさせられることも多い映画ですが、堅苦しい話ではないし、悲喜こもごもを笑いのオブラートに包んでいる作品です。肩の力を抜いて楽しんでほしいですね」『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』原作は、『凶気の桜』の原作者としても知られる、小説家・イラストレーターのヒキタクニオさんの同名小説。不妊治療を始めたヒキタさんの精子は、なんと8割が動いていないことが発覚し…。10月4日より全国公開。©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会まつしげ・ゆたか1963年生まれ、福岡県出身。’92年に映画デビュー。放送中のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』出演。また、FMヨコハマ『深夜の音楽食堂』でラジオパーソナリティも務める。※『anan』2019年10月9日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・増井芳江ヘア&メイク・佐伯憂香(by anan編集部)
2019年10月02日「(映画初主演について)周りの方がいろいろおっしゃってくれるほど、そんなに本人は意識してないです。最近“バイプレーヤー”なんて呼ばれたりしますけど、その言葉自体、あのドラマ(『バイプレーヤーズ』’17年・テレビ東京)をやることになって、初めて認識したくらいで。だから、初主演になにか感慨がありますかって言われても、ないに等しいんですよね」10代のころから役者を志し、キャリアを積み重ねて、芸歴はすでに30年以上。ヤクザや刑事、孤高にグルメを楽しむ輸入雑貨商など、幅広い役柄を演じてきた松重豊(56)が、映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』(10月4日公開)では、男の妊活に挑む小説家を好演。本作が映画初主演となる。主役として現場で意識したことは?「『孤独のグルメ』を続けるなかでも思ってるんですけど、現場のコミュニケーションが円滑に取れていることが、やっぱりいちばん大切なんじゃないかな。殺伐とした雰囲気には絶対したくなかった。昔は、監督さんが怒鳴り散らすようなこともたくさんありましたけど、そういうの嫌だなって思いながら育ってきましたしね」(松重・以下同)本作は、年の離れた妻・サチ(北川景子)と夫婦2人で気ままな生活を続けていくつもりだった小説家のヒキタクニオ(松重)が、ある日「ヒキタさんの子どもに会いたい」とサチが言いだして……。“男の妊活”というテーマを、コミカルに温かく描く。ヒキタ夫妻も仲よしだが、松重自身の夫婦円満の秘訣は?「19歳のときから30年以上一緒にいるんですけど、ずっとくだらない会話のキャッチボールをしてきたなっていうのはあるんですよ。ニュースを見ながら『ヤバいね、この台風』『公園の木がすごい揺れてたよ』なんて、些細なことでも言葉にして相手に投げかけてみる。そうすると、ときどき心がときめいたり。たまには怒ったりしてもいいし。心が動くキャッチボールをできる関係があれば、死ぬまで一緒にいられると思うんですよね」映画にドラマに大忙しだが、リフレッシュの方法は?「土に触れることですかね。いつも人の目にさらされる仕事なので、どうしても気持ちがざわざわして、体とのバランスが取れなくなるときがあって。そういうときは、畑に行くといいんです。半年くらい前から借りていて。空心菜がどんどんできてるので、収穫しに行かなきゃいけないんですよ。枝豆やトマトも作っています。今は畑にいるときが、いい意味でリセットできる瞬間。畑で野菜を収穫して、カレーを作るっていうのが、いちばん幸せな休日かな。スパイスカレーにもハマっていて自分で作ったりもしますよ」
2019年09月30日10代のころから役者を志し、キャリアを積み重ねて、芸歴はすでに30年以上。ヤクザや刑事、孤高にグルメを楽しむ輸入雑貨商など、幅広い役柄を演じてきた松重豊(56)が、映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』(10月4日公開)では、男の妊活に挑む小説家を好演。本作が映画初主演となる。「(映画初主演について)周りの方がいろいろおっしゃってくれるほど、そんなに本人は意識してないです。最近“バイプレーヤー”なんて呼ばれたりしますけど、その言葉自体、あのドラマ(『バイプレーヤーズ』’17年・テレビ東京)をやることになって、初めて認識したくらいで。だから、初主演になにか感慨がありますかって言われても、ないに等しいんですよね」(松重・以下同)本作は、年の離れた妻・サチ(北川景子)と夫婦2人で気ままな生活を続けていくつもりだった小説家のヒキタクニオ(松重)が、ある日「ヒキタさんの子どもに会いたい」とサチが言いだして……。“男の妊活”というテーマを、コミカルに温かく描く。役作りで意識したのは?「実はね、役作りって今までとくにやったことないんです。たとえば瓦職人の役なら『俺の瓦が一番だぞ』って気持ちが入っていればいいわけだから。今回も、もし自分が年の離れた奥さんに、突然『子どもがほしい』って言われたらどうしようっていう“if”を考えました。ただ、北川景子さんと並んだときに、ちゃんと夫婦に見えるのかっていうのは不安でしたね。だって、2回りも年齢差があるんですから。数えてびっくりしました(笑)。でも、現場でコミュニケーションを取るなかで、本物の夫婦なんじゃないかって関係性を作ることができて。押しも押されもせぬ美女と、そういう幸せな時間を過ごせたのは役得でしたね」最近、世間のイメージが“強面”から“かわいい”に変わってきている気がするが。「正直なところ戸惑ってますよ。僕は自分の顔を鏡で見るのも好きじゃないほうなんで。これまでは“強面”ってイメージで、道行く人にも声をかけられなくてラクだったんですけどね。遠藤(憲一)さんとか、光石(研)さんとかもそうだと思うんですけど、僕ら自分たちのこと“かわいい”なんて、見苦しいこと考えてませんからね。やめてくれよって思います(笑)。でも、亡くなった大杉(漣)さんだけは、自分のことを『かわいいでしょ?』って意識していたんじゃないかな(笑)」芸能生活30年以上。これまで演じたなかでハマり役だと思ったのは?「瀬々敬久監督の映画『SFホイップクリーム』(’02年)で、宇宙のある星に犯罪者を移送する役をやったんですけど、あれは楽しかったですね。ちなみに、移送されるのが武田真治くん。フィリピンで撮影をして、現地の人が宇宙人役で。くだらないのに、すごく笑えるんですよ」今後、やってみたい役は?「僕はけっこう受け身でご依頼いただいたものにお応えするってスタンスだから、この役がやりたいって思わない。まあ、ヤクザや刑事は年に何回もやってますから、まったく毛色の違う役がありがたかったりします。今回のヒキタさんはそれこそ、これまで演じたことのないタイプだったので、すごくおもしろかったです」役者を始めたばかりの自分に、どんな言葉をかけたい?「無視しますね。身長が180センチ以上もあって、いつもケンカ売ってやろうなんて思ってる若い俳優、僕は相手にしませんから(笑)」
2019年09月30日そのトリックの斬新さと予想を裏切る展開で、東野圭吾作品“初期の名作”と名高い小説『仮面山荘殺人事件』。本作の初舞台化作品が本日9月28日、東京・サンシャイン劇場で幕を開ける。東野圭吾作品といえば、映画やドラマ、舞台化などのメディアミックス作品も数多いのは御存知の通り。しかしこの『仮面山荘殺人事件』は、これまで映像化も舞台化もされてこなかった。1990年刊行の作品ということもあり、ミステリ好きの間では知られているものの、一般の東野作品ファンでも「読んだことがなかった」という人が多いのではないだろうか?そんな今作の演出を手がけるのは、演劇集団キャラメルボックスの成井豊。東野作品では『容疑者Xの献身』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の舞台化を手がけ、高い評価を得ているだけに、今作にかける意気込みは大きい。そもそも、今回の舞台化は成井自身の「この作品を舞台化したい」という強い要望から実現したものなのだ。物語の舞台となるのは、製薬会社社長が所有する山荘。交通事故で亡くなった社長の娘を偲ぶため、娘の婚約者や従姉妹など、8人の男女が集まってくる。ところがその山荘へ逃亡中の銀行強盗が侵入、何度も脱出を試みる8人だが、そこで殺人事件が発生し……というストーリー。この緊張感溢れる密室劇を具現化するため、キャストも実力派が顔を揃えた。主演は声優としてのキャリアはもちろん、近年はミュージカル界で活躍がめざましい平野綾と、2.5次元作品から本格ミュージカルまで幅広い活躍を見せる木戸邑弥。山荘の所有者である製薬会社社長役に辰巳琢郎、従姉妹役には乃木坂46卒業後初の舞台出演となる伊藤万理華らが名前を連ねる。また、5月に活動休止を発表したキャラメルボックスから畑中智行、坂口理恵、筒井俊作、原田樹里らも出演。成井作品の世界観を体現する存在として、しっかりとしたチームワークを見せてくれることだろう。トリックに騙される快楽はもちろん、事件の根底にある人と人との「思い」が判明したときのカタルシス、これこそが東野作品の真骨頂。舞台ならではの熱量で、ぜひその感動を味わおう。舞台『仮面山荘殺人事件』は、10月6日(日)までサンシャイン劇場で公演の後、10月11日(金)から13日(日)までサンケイホールブリーゼ、10月19日(土)には新潟市民芸術文化会館 劇場に上演される。文:川口有紀
2019年09月28日『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』で映画初主演をつとめる松重豊をはじめ、いま、渋い魅力がたまらない“アラ還”(アラウンド還暦)俳優たちの映画が目白押し。名バイプレイヤーとして活躍し、御年56歳にして初の映画主演を務めた松重さんのように、年齢を重ねるほど演技に深みと温かみが増し、時には哀愁漂う魅力で活躍を見せる名優たちに迫った。主演・加藤雅也(57歳)『影に抱かれて眠れ 』公開中北方謙三・原作の講談社創業100周年記念出版作品「抱影」(講談社刊)を実写映画化。こよなく酒を愛し、横浜の野毛の街を愛する抽象画家・硲冬樹は、横浜・野毛の街で2軒の酒場を営む。絵を描き、野毛の街で酒を呑み、自らの経営する店を巡回するのが硲の日常だったが、 そんな平凡な毎日を揺るがす事件が起こる。この事件によって、やがて冬樹は横浜の街の闇に呑み込まれていき、平凡な日常が大きく崩れ始めていく…。主人公の硲冬樹を演じるのは、NHK連続テレビ小説「まんぷく」から『二階堂家物語』『真田十勇士』など、様々な出演作で演技の幅を見せつける大人の色香漂うベテラン俳優・加藤雅也。この映画では全てを受け入れていく「男」の哀愁と優しさを見事に演じきっており、その渋い演技に魅了されること間違いなし。主演・中井貴一(57歳)『記憶にございません! 』公開中三谷幸喜監督の最新作で、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディ。国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介は、 ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になってしまう。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の“おじさん”に変貌してしまった啓介は、国政の混乱を避けるため、国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ記憶を失ったことを隠しながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていくが… 。主人公となる支持率2.3%の史上最低の総理大臣を演じるのは、『ステキな金縛り』『ザ・マジックアワー』など三谷作品にも出演し、これまでも数々の作品で主演を務めてきた中井貴一。シリアスな演技はもちろん、この映画のようにコミカルなキャラクターまで、 まるで別人かのように見事に演じ分ける中井さんは、観る人に安心感を与える演技力の持ち主。この秋は“トンデモ首相”として観客を魅了する。主演・松重豊(56歳)『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』10月4日公開これまで日本映画ではほとんど取り上げられてこなかった“男性の不妊”という題材に対して、温かな視点でアプローチした、知られざる“男の妊活”を描くヒューマンドラマ。人気作家のヒキタクニオは、ひと回り以上年が離れた妻・サチと仲良く暮らしていたが、ある日の「ヒキタさんの子どもに会いたい」という妻のひと言で、生活は一変する…。主人公・ヒキタ役に抜擢されたのは1992年の『地獄の警備員』以来、130本以上の映画に出演し、名バイプレイヤーとして邦画界に名をとどろかせてきた松重豊。意外にも50 代にしてこれが初の主演映画となる彼は、ロマンスグレーの大人の風貌ながら、中身はやんちゃな熱血少年であり、妻のため、そして良き精子のために孤軍奮闘する様をユーモラスに演じた。松重さんだから生み出せる温かさと頼もしさを、スクリーンで堪能してみて。主演・役所広司(63歳)『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』11月15日公開『M:I-2』『レッドクリフ』シリーズで知られるテレンス・チャンがプロデューサーを務める日中合作のスペタクル映画。第32回東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれている。ある日、エベレストに墜落した飛行機に残された“重要機密文書”の捜索を依頼されたヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」を率いる隊長・ジアンは、チームの隊員たちと共に墜落現場である“デスゾーン”(危険地帯)へと飛び立つことに。タイムリミットはわずか48時間。決死の覚悟でミッションに挑む彼らだったが、世界最高峰の頂には、相次ぐ異常事態と世界規模の陰謀渦巻く、予想もつかない事態が待ち受けていた…。“ヒマラヤの鬼”と呼ばれ、「チーム・ウィングス」を率いる隊長・ジアンを演じるのは、日本映画界を代表する名優・役所広司。極限地帯でのドラマに説得力を持たせる確かな演技力はもちろん、これまでのイメージを覆すような激しいアクションシーンにも挑んでおり、本作の過酷な撮影を伺わせている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝影に抱かれて眠れ 2019年9月6日より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開©BUGSYヒキタさん! ご懐妊ですよ 2019年10月4日より全国にて公開©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 2019年11月15日より全国にて公開©Mirage Ltd.
2019年09月23日松重豊主演の人気シリーズ「孤独のグルメ Season8」が、10月4日(金)より放送スタート。その第1話の舞台が横浜中華街に決定し、物語に味を添える豪華ゲストも発表された。松重さん演じる、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ。累計発行部数97万部突破、原作・久住昌之、画・谷口ジローによる同名人気コミックが基となっている。前シーズンは東京・八丁堀の中華料理店で幕を閉じたが、新シーズン第1話は横浜中華街が舞台に。香港、上海、台湾、北京…大小様々な店がひしめき合う中華街を歩き回り、やっとたどり着いた店で五郎が出会った絶品料理とは?また、松重さん演じる井之頭五郎の商談相手である占い師ワン役に俳優、バラエティの司会、声優などマルチで活躍する八嶋智人、占い館の店員役には日本でも人気の台湾の俳優フィガロ・ツェン、店のお母さん役には1977年のデビュー以来、舞台やドラマ、バラエティで幅広く活躍中の榊原郁恵(*)、そして店の常連客役には、横浜を本拠地とする横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)で投手として活躍し、“ハマの大魔神”の愛称で親しまれた佐々木主浩。佐々木さんのドラマ出演は2003年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」以来、なんと16年ぶり、テレビ東京ドラマは初出演となる。さらに、松重さんがぽつりと「それにしても腹が減った。」とつぶやく、原作漫画の世界に入り込んだかのようなポスタービジュアルが完成している。第1話あらすじ井之頭五郎(松重豊)は、横浜中華街の山下町公園のベンチで肉まんをほおばりながら、ムチャぶりされた案件の対応をしていた。どうにかパソコン作業を終え、商談先の占い師・ワン(八嶋智人)のもとへ向かった。自宅リビングのインテリアの相談だったのだが、自身のキャラに迷いがあるワンは、なぜか五郎に進路相談をし始め…。何とか商談を終え、腹が減り出した五郎は、ひとりでも入れる店はと小さな店が軒を連ねる路地を攻めていく。だが香港、上海、台湾、北京…バリエーションのあまりの多さに店が決められない。まさに“中華大迷宮”――。めげそうになっていたその時、偶然“釜飯”なるものが目に飛び込んでくる。「中華で釜飯」と気になった五郎は、この釜飯に賭けようと店内へ。出迎えてくれた店のお母さん(榊原郁恵)が先客に出した料理も、意外な組み合わせで、五郎の興味はどんどん加速していく。ドラマ24「孤独のグルメ Season8」10月4日(金)より毎週金曜 深夜0時12分~テレビ東京ほか(※テレビ大阪のみ翌週月曜)にて放送。(*)榊=正しくは“木へんに神”と表記する。(text:cinemacafe.net)
2019年09月20日尾崎豊のデビュー当時から20代前半のライブ映像と貴重な映像記録を集約した映画『尾崎豊を探して』が、ライブ・ビューイング・プレミアムとして全国公開。上映期間は、2020年1月3日(金)から16日(木)までの2週間限定。26歳の若さで夭折した尾崎豊、彼は何を伝えようとしたのか既成のルールの中で生きていく苦悩を歌に託し、優しさとは何か、愛するとは何かを求め続けたシンガーソングライター尾崎豊。高校生の時、シングル「15の夜」とアルバム『十七歳の地図』でデビューを果たし、3枚目のシングル「卒業」で彼の名は全国へと広まった。さらに、2ndアルバム『回帰線』、3rdアルバム『壊れた扉から』のヒットを受けて尾崎の人気は絶頂期を迎えることとなる。10代の若者たちのカリスマ的存在となった尾崎だが、20代を迎える頃、突然無期の限活動休止を発表し渡米。音楽の方向性に迷走し、異国でもその答えを出せなかった尾崎は、帰国するも闇の精神状態へ。ツアー中止、アルバム発売延期の繰り返し、母の死……。そして26歳の若さで夭折した。「卒業」「I LOVE YOU」などヒット曲に隠されたメッセージ映画『尾崎豊を探して』では、短い人生の中で世に送り出された「卒業」「I LOVE YOU」「シェリー」「15の夜」など、今も輝き続ける楽曲にフォーカスし、尾崎が“何を伝えようとしていたのか”に迫る。新宿ルイードの初ライブにさかのぼり、地方公演、ニューヨーク、大阪球場、国立代々木競技場、そしてなにげない日常まで、400時間にも及ぶ映像記録から断片をひろい集めてより合わせた。本作をプロデュースした音楽プロデューサーの須藤晃は、「I LOVE YOU」「卒業」「15の夜」に関わった人物でもある。そんな須藤は、公開にあたって「彼を追いかけているだけの時間だった気がする。絶対に追いつかない、捕まえようとするとふっと消えてしまうような。彼の言おうとすることを作品に落とし込むことだけに必死だった。正体を見たことはなかったんじゃないかと不安になったことが何度もある。尾崎豊の人生にまっすぐ真剣にぶつかってケジメをつける。青くさいですが、それが大人としての僕たちの責任だと思います。」と述べている。【作品情報】『尾崎豊を探して』公開期間:2020年1月3日(金)~16日(木)2週間限定全国公開監督・撮影・編集:佐藤輝プロデュース:須藤晃/御領博/福田信制作:テル・ディレクターズ・ファミリィ制作協力:アイソトープ/カリントファクトリー製作:『尾崎豊を探して』製作委員会(ライブ・ビューイング・ジャパン/マザーエンタープライズ/ソニー・ミュージックレーベルズ/東京テアトル/グランドマザーミュージックビジョン/KDDI)配給:東京テアトル/ライブ・ビューイング・ジャパンタイトル&キャッチコピー:日暮真三ポスターデザイン:十河岳男2019年/カラー/16:9/STEREO/95分/DCP PG12
2019年09月13日10月4日公開の映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』の完成披露試写会が10日、都内で行われ、松重豊、北川景子、濱田岳、山中崇、伊東四朗、細川徹監督が出席した。作家・ヒキタクニオが自らの体験を基に書き上げたエッセイ『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(光文社文庫刊)を原作に、一般的に馴染みの薄い"男の妊活"を真正面から描きながらもユーモアあふれる語り口で展開される本作。49歳の作家・ヒキタクニオを松重豊が、一回り以上年が離れた妻・サチを北川景子が熱演している。長いキャリアの中で、本作が映画初主演となった松重。「この歳で初主演と言われることは恥ずかしかったんですが、意識はあまりしませんでした。主演でも助演でも役を演じることに変わりがないので」としつつ、「男の妊活で色んなことを乗り越えなくてはいけませんでした。(担当医役の)濱田くんが『ダメ金玉』と連呼するんですが、そういう言葉も知らず驚きの連続で、何とかここまでたどり着きました」と苦労を語った。クニオの妻・サチを演じた北川は「松重さんが年齢差を気にされていると聞いていましたが、私は全然気にしなくて、何度もお仕事をさせてもらっていたし松重さんだったら大丈夫だと思っていました。初日からすんなり夫婦になれたと思います」と松重に全幅の信頼を寄せていたという。それを聞いた松重は「(かつての共演作品で)同僚関係だったりしましたから、部下にしか思っていなかった女性が妻で本当に大丈夫かと(笑)。二周り歳が違って、それをどう乗り越えていこうかと思ったら初日に『そんなに歳の差ありましたっけ?』と言われ、その言葉に救われて今日までたどり着けました」と北川に感謝していた。松重と北川は、撮影の合間も役同様に会話をしながらコミュニケーションを取っていたという。松重は「今回の待ち時間は北川さんと幸せな時間があると思ったところに、まさかの旦那さん(DAIGO)が慰問でいらして、微妙な三角関係でした。素敵なご主人でしたが、その時は炎がメラメラと燃え上がりました(笑)」と笑いを誘うと、北川は「その節は本当に申し訳ありませんでした(笑)」と苦笑い。また、松重が演じたヒキタクニオという男性について北川は「映画を見るとサチがしっかりしていて、年上の旦那をうまく手綱を引いているように見えますが、クニオさんはいつも明るく楽しくドンといてくれるのが女性として安心だし、自分もゆったり構えられると思うんです。暗い雰囲気を作らないところがクニオさんの良いところですね」と女性目線としての感想を述べ、「松重さん自身も現場ではニュートラル。大変なシーンでもありふれた日常のシーンでもドンと構えてスタッフさんにも声を掛けていたりして、ずっと変わらない安定しているところが男性としても夫としても素敵だなと思いました」と絶賛して松重を喜ばせていた。映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』は、10月4日より全国公開。
2019年09月11日「I LOVE YOU」「卒業」「シェリー」「15の夜」で知られる尾崎豊のデビュー当時から20代前半のライブ映像と貴重な映像記録で構成された『尾崎豊を探して』が、ライブ・ビューイング・プレミアムとして来年1月に公開されることが決定した。尾崎さんは、人がつくりあげたルールの中で生きていく苦悩を歌に託し、優しさとは何か、愛するとは何かを求め続け、26歳の若さで死去した。尾崎さんの歌は何を伝えようとしていたのか…。新宿ルイードの初ライブに遡り、地方公演、N.Y.、大阪球場、国立代々木競技場、そして何気ない日常まで、400時間にもおよぶ映像記録から断片をひろい集め、糸をつむぐようにより合わせた「尾崎豊を探す旅」。映像作家・佐藤輝の執念に突き動かされた編集作業を経て、初めて陽の目をみるありのままの尾崎さんが映し出される。今回の公開決定に合わせて、本編から厳選された映像とポスタービジュアルも到着。映像は、ライブ映像などが収められた2種類が公開された。30秒版60秒版『尾崎豊を探して』は2020年1月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年09月10日タレントさんや有名人の電撃結婚が続いたこの8月、ちょっと心がザワついている婚活女子も多いのでは? そんな人にオススメの刺激的な結婚リアリティショー番組『さよならプロポーズ』の放送がAbemaTVではじまります。その先行試写会に潜入してきました!「結婚」か「別れ」を選択…!今回お邪魔したのは、AbemaTVで8月24日(土)午後10時から配信がはじまる結婚リアリティショー番組『さよならプロポーズ』の先行試写会。会場には、結婚適齢期のみなさんが集まっています!『さよならプロポーズ』とは、さまざまな理由で結婚に踏み切れないカップルが7日間旅行をし、最後に「結婚」か「別れ」を選択するという刺激的な番組。メインMCはお笑いタレントの小籔千豊さんです。さらにモデルの紗栄子さんがスペシャルゲストとして出演するほか、お笑いコンビ「かまいたち」の濱家隆一さんがゲスト、恋愛バラエティ番組『あいのり』で人気を博したタレントの桃さんがレギュラーゲストで参加します。イタリアで決断!番組ではリアルに交際している2組のカップルが登場し、イタリア7日間の旅をして最終日に「結婚する」か「別れる」かを選びます。たった7日間で究極の選択をしなければならないなんて、何とも残酷な企画。でも、彼らがどんな結論を出すのか、すごく気になります!1組目は、フリーのパーソナルトレーナーとして仕事を第一に考えているフミヤ(26)と、結婚と出産のビジョンがつかめず不安を抱えているカナミ(27)。交際2年で同棲もしているふたりがイタリア・ナポリへと旅立ちます。旅先でもフミヤは現地のジムに行くなど、仕事モード全開。いっぽう、カナミは真剣な表情で彼に自分の思いを伝えようとしますが……。遠距離交際の彼氏と3年…そして2組目は、交際歴3年の遠距離カップル、カズ君(26)とサアヤ(29)。外資系の会社に勤めているカズ君は、結婚して関西での同居を望んでいますが、サアヤには東京でやりたい仕事があり、硬直状態のふたり。結婚したいけど関西には行けない……揺れる思いを抱えたままカズ君とイタリアに旅立つサアヤ。7日間で「結婚」と「別れ」、どちらの道を選ぶのでしょう……?ちなみに、サアヤはanan総研(雑誌『anan』の読者組織)のメンバーさん。彼女たちがどんな選択をするのか、最後まで見守っていきたいです!紗栄子さん「結婚しちゃって~!」番組では、2組のカップルの悩みや葛藤、けんかの様子など赤裸々な場面を見ながら、MCの小籔さんをはじめ、ゲストのみなさんが厳しくも楽しいツッコミを入れていきます。小籔さんが「この男とは別れるべき!」と怒ったり、紗栄子さんが「結婚しちゃって~!」とカップルを応援したりしながら、みな真剣に見入っている様子。2組のカップルの結末がわかるまで、目が離せません!結婚に踏み切らない男子の本音は…?試写会イベント終了後、結婚適齢期の男女に本音を直撃!25歳~32歳で交際歴3年ほどのみなさんに、なぜ結婚に踏み切らないのか聞いてみました。まずは女子から!「結婚のタイミングを見計らっている最中ですが、彼は全然何も考えていない。子どもは欲しいので早いほうがいいのですが……」(26歳・女性会社員)「彼が台湾に住んでいて、彼が仕事をがんばりたい時期。私が台湾に行けば収まるのかもしれないけれど、自分も仕事がんばりたいし、お互いのタイミングが合わない」(25歳・女性会社員)「出産のことは気になるけど、結婚は今じゃない。彼と結婚したくないわけじゃないのですが、まだ男女で遊びに行きたいし、自由でいたくて……大人になり切れないピーターパン症候群です(笑)」(30歳・女性会社員)子どもは欲しいけど、まだ自由に遊んでいたいという気持ち、わかります! 続いて男子の本音です!「遠距離なので、折り合いがなかなかつかない。会う時間もなく、相手が土日仕事で休みが合わないし、すれ違いが多い。結婚の話も出ているのですが、彼女も仕事がんばっていて地元を離れたくないみたい。自分も東京で仕事をがんばりたいし……」(28歳・男性会社員)「3年くらい付き合っているけど、いつ結婚したらいいのかわからない。30歳を過ぎてもまだモテるし(笑)、楽しいので今じゃなくていいな、と。仕事もしたいし遊びたいし趣味もしたい。でも彼女はプロポーズを待っているし、圧を感じるけど……。結婚している人の愚痴を聞くと、ネガティブなイメージになってしまい、まだ踏み切れない」(32歳・男性会社員)「どのタイミングで結婚しようか迷っている。ディナーに行ったり旅行に行ったりしたときにプロポーズするのかな、と自分も相手も思っているような状況。自分ではサプライズとかしたくないけど、やってあげたほうがいいのかなと思っている部分もあり、悩んでいる」(30歳・男性会社員)彼女のためにサプライズをすべきか悩みすぎて結婚のタイミングを失しているなんて、ほほえましいですね。そのいっぽうで、結婚にマイナスイメージをもっている男子もちらほらいました。この手の彼氏とゴールインするのは難しそうですね…。彼と一緒に!『さよならプロポーズ』の試写会には男性が多く参加していました。また、試写後にお話を聞いてみると、意外にも男子の共感ポイントが高かったようで、興奮気味に番組の感想を語っていました。結婚前の女子の気持ちはもちろん、男子の悩みもわかるリアルな番組なので、ぜひぜひ彼と一緒に視聴してみて!
2019年08月22日お笑いタレントで吉本新喜劇の座長も務める小籔千豊(45)が7月30日、『ノンストップ!』(フジテレビ系)に生出演。詐欺グループへの闇営業問題から発展した吉本興業の一連の騒動について言及した。番組冒頭にMCのバナナマンの設楽統(46)から吉本騒動に対するコメントを求められ、「ビッグ番組のMCをされている大先輩とか、ツイッターでコメントしている若手とか色々いて、僕(に対して)は“おいお前、何も言えへんの?”とか“何か言わんかい”とか言うてくる人がおるんですけど……」とコメントを求める声が寄せられていると明かした小籔。「吉本がなくなっても、東京で売れているビッグタレントはビッグ事務所に移籍できると思うんですよ。漫才師の方々もセンターマイクがあれば漫才はできるので、どこかしら移籍されてもご飯は食べていけると思うんです」と持論を展開した。一方で「僕ら(新喜劇)はNGK(なんばグランド花月)という劇場があって、音響さん、照明さん、道具さん、衣装さん、靴屋さんが協力して下さってできているお笑い」と説明。「僕が何か言うて、吉本新喜劇がつぶれたってなると、一の介兄さん(島田一の介・68)、あき恵姉さん(浅香あき恵・62)とか、ベテランに胸ぐらつかまれて、“おい、お前が変なこと言うたから飯食われへんなった”とか、(池乃)めだかさん(76)に“お前がしょうもないこと言うたから新喜劇にヒビ入ったやんけ!”って言われることが怖かったので……」と自身の発言の影響を懸念していたことを語った。さらには「僕は(騒動が)沈静化するとか、世間の皆様のお怒りはどないかすればいいんですけど、新喜劇だけ何となく、存続していただいて……」と吉本新喜劇へ強い思いを神妙な面持ちで告白。また「七夕に、下の子らが早く復帰できますようにと書きましたけど……」と謹慎中の後輩芸人に対しても思いやりを見せた小籔。「あと(万一新喜劇がつぶれたら)新喜劇の人(先輩)らが(他事務所に)移籍できますようになのか、移籍せずともNGKにお客様が来てくれるようにと願ってますけど」と笑いを交えて締めくくった。するとネット上でも“舞台芸人・小籔千豊”に共感する声が多数あがっている。《小薮!エエこと言うわ!座員のこと一番に考えてるな!》《これぞ新喜劇だな。ダウンタウンの同期の内場さんとかも特に発言してないし。特に新喜劇はチームプレーだからね。》《タレント芸人と舞台芸人の差ですよ。 新喜劇に出てはる芸人さんがコメントしない理由も明快です。自分らが誰のお陰で飯食えてるのか、ちゃんと分かってるんですよ》
2019年07月30日日本を代表する名バイプレーヤー・松重豊が待望の映画初主演、北川景子と夫婦役を演じる『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』。この度、最新予告映像と本ポスターが解禁となった。ひと回り以上年が離れた妻・サチ(北川景子)と仲良く楽しい毎日を過ごしている49歳の作家・ヒキタクニオ(松重豊)の、“男の妊活”をユーモアあふれる語り口で描く本作。今回解禁となった予告映像では、子どもは作らずに夫婦ふたりだけでやっていこうと思っていたヒキタとサチの幸せな日常が描かれる中、ある日、サチから飛び出した「ヒキタさんの子どもに会いたい」というひと言がきっかけで、その生活が一変。医師からの「精子の8割は動いていない」という衝撃の宣告を受け、ヒキタの身に起こっている現実が明らかになっている。健康な精子を取り戻すため、“禁酒”や“運動”はもちろん、様々な情報を基に“桃缶を食べる”ことや“断食”、さらには“墓参りに行く”など、“男の妊活”がスタートする。「やれることは全部やる!!」と奮闘するヒキタの姿とは裏腹に、なかなか結果に現れない中でヒキタがつぶやく「子どもが普通に生まれることだけで、神様が担当するくらいの奇跡なのだ」という真理をついたセリフに思わず心揺さぶられる。ほかにも父親(伊東四朗)からの強い反対に遭うサチが「ヒキタさんとだから頑張ってるの!」と力強い言葉を放つシーン、悔しさとともに自身を殴りつけるヒキタの姿など、“妊活”を通して確かめられる夫婦の愛にますます期待は高まるばかり。また、併せて解禁された本ポスタービジュアルは、満開に咲いた桜並木をバックに、どんな困難が立ちはだかっても、ふたりで支え合い、明るく前向きに乗り越えていくであろうヒキタ夫妻の姿が印象的に映し出されている。『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒキタさん! ご懐妊ですよ 2019年10月4日より全国にて公開©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会
2019年07月19日夏の太陽からパワーを吸収したカラフルな京野菜は、和・洋・中どのスタイルの料理にしても存在感あり。ひんやりも熱々も揃った真夏の京野菜料理5選。滋味深い旨みを楽しみたい。今が旬の京野菜に舌鼓。マンボ飯店TEL:075・757・7645[西院]季節感満載の日替わり料理が味わえるネオ中華の名店。涼拌麺は冷たい和え麺で、伏見とうがらし、鹿ヶ谷(ししがたに)かぼちゃなど、その日入荷した地元産の新鮮な野菜をたっぷりとあしらう。彩りと食感のバラエティが豊かで、もっちりとした特製麺やゴマとナッツが香るタレとのバランスが絶妙。¥1,200(税込み)。中京区壬生西檜町1112:00~13:30LO(平日のみ)、18:00~22:00LO水曜休酒場トやさい イソスタンドTEL:075・585・5613[蛸薬師室町]自家農園や契約農家の採りたて野菜を使う居酒屋『五十棲』グループの最新店。万願寺とうがらしとラム肉のフライは、クミンやチリ、ガラムマサラの風味を活かしたパンチのある味わい。大きくカットした万願寺にがぶりとかぶりつき、シュワッと爽快な自家農園のミントサワーを流し込むのが最高。¥1,000(税込み)。中京区姥柳町190-216:00~23:30LO(~17:00はドリンクのみ)不定休にこみ 鈴やTEL:075・708・3178[姉小路新町]明るい雰囲気のカウンター酒場。名物のもつ味噌煮込みやおでんに加えて、旬の食材を使ったメニューも登場する。適度な酸味があり昔ながらの味がする上賀茂産のトマトは、薄衣をまとわせた揚げ出しに。じゅわっと溢れる熱々の果汁とトマトの甘みに濃厚なダシの風味がジャストマッチ。大根おろしをたっぷりと絡めて召し上がれ。¥600(税込み)。中京区町頭町90-516:00~22:30LO月曜休Instagram:@nikomisuzuyaPoquito(ポキート)TEL:075・212・8450[河原町三条]京都の郊外・美山や和知から届く旬の野菜や魚介類、銘柄肉を使った料理が評判のスペインバル。器までひんやりと冷やしたこの前菜は、鱧は焼き霜に、賀茂なすは素揚げにしてから炭火で香ばしさをプラス。シャーベット状のガスパチョや鱧ダシのジュレが素材の旨みを引き立てる。¥1,200(税込み)。中京区河原町通三条上ル下丸屋町401-10 田中ビル1F18:00~翌1:00水曜休Instagram:@poquito_2005洋食おがたTEL:075・223・2230[柳馬場押小路]吟味した素材だけを使う大人好みの上等洋食店。シェフが惚れ込んだ綾部『河北農園』の賀茂なすは水分を多く含むためジューシーさが格別で、素揚げにすると舌の上でとろりとなめらかに広がる。旨み濃厚な尾崎牛と幸福豚のミートソースやチーズと合わせても、はっきりとした存在感を示す賀茂なすの味を堪能して。¥1,800。中京区柳馬場押小路上ル等持寺町32-111:30~13:30LO、17:3 0~21:00LO火曜休、月1回不定休あり※『anan』2019年7月17日号より。写真・東谷幸一取材、文・泡盛子(by anan編集部)
2019年07月14日「俳優がね、名前があるからという理由で監督をやるチャンスはあるかもしれない。だけど、それが1回だけで終わると、ずっと監督をやってきた人たち、監督を目指している人たちに、失礼な気がしていたんですね。だから、監督をやるなら1作だけでなく、その先も監督として映画に向かっていける覚悟ができたときにしようとずっと思っていました。やらないでくださいと言われれば別ですけど(笑)、もしチャンスがあったら、必ず次回作を撮ろうという覚悟のもとに『TAP-THE LAST SHOW-』は始まっていますから」水谷豊さん(66)が監督・脚本を務めた映画『轢き逃げ-最高の最悪な日-』(配給:東映)が5月10日からロードショー公開。監督作品は、’17年公開『TAP-THE LAST SHOW-』に続く2作目。脚本は今回、初挑戦だ。前作はけがで引退を余儀なくされた元タップダンサーが、閉館する劇場のために、若手ダンサーを育成して最後の公演に挑むというエンタテインメント作。2作目にはサスペンスというまったく毛色の違う作品を選んだ。「主役の宗方秀一(中山麻聖・30)と森田輝(石田法嗣・29)は学生時代からの付き合いで、同じ会社に就職します。でも、片方は憧れられる存在で、もう片方はおもしろく振る舞ってもり立てるという役柄。こういう関係はよくあることだけど、ちょっとした嫉妬心やいたずら心が、大きな事件を招いてしまう。そこが始まりでした」結婚式への打ち合わせに急ぐ秀一が運転する車が、人気のない路地裏で若い女性をはねてしまうところから物語は始まる。輝のささやきで、2人はその場から逃げ去ってしまうのだが――。映画『轢き逃げ』で水谷さんは、監督・脚本家として、犯人である秀一と輝の心理を丹念に描いているだけでなく、轢き逃げされて亡くなった被害女性の父親・時山光央役を演じている。肩を落とし、少し丸めた時山の背中からは、ある日突然、娘を失った父親のぼうぜん自失と傷心の深さがにじみ出る。「事件や事故が起こると、加害者と被害者に分かれますが、そのとき、どういう気持ちになるんだろうというのは、両方に対して感じることです。『轢き逃げ』は、映画として、加害者と被害者の両側を描いて行く必要があると思っていました。悪者の加害者とかわいそうな被害者というふうに単純には分けられない。そういうことも描きたかったのです」だから今作は、一般的なサスペンスの枠を超えて、人間が持つさまざまな側面に目を向けた物語となっている。水谷さんのこの優しいまなざしは、多くの出会いが培ったものなのかもしれない。「人間は、自分の価値観に縛られて、狭い範囲でしか物事を考えられなくなってしまうことがありますよね。でも、本当はさまざまなものの見方があることを、これまで出会ったさまざまな人たちが、僕に教えてくれました。それに感謝しています」そのことをもっとも身近で教えてくれた人が、’10年に亡くなった母だった。「優しさもありましたけど、ここ一番は怖い人でした。やはり子どもって、母親について大好きなところと、嫌いなところが、必ずあるものだと思っています。でも、母が亡くなると、全部が好きになったんですよ。嫌いだったところもすべて……。なんで、母が生きているうちに、全部、好きになってあげられなかったんだろうとも思うんですが……。そういう思いも含め、人とはどういうものであるかを、身近で教えてくれたのが母でした」《人が確実に悪いことをしたとわかっていても逃げ場をつくってあげなさい。どこにも逃げられないところに追い詰めてはいけない》小学生のときに、母に言われたことはいまも心の奥底に刻まれている。今作の、つらくて優しいエンディングは、どこかそんな言葉を彷彿とさせるものだ。「被害者側の救いはどこにあるのだろうか。加害者側にも救いはあるのだろうか……。最後はこの思いを女性に託そうと考えました」《楽になるなら、いくらでも人を責めるわ》檀ふみさん(64)演じる時山の妻・千鶴子のセリフだ。「最終的には『許し』にしか救いはないのでしょう。もちろん、そう簡単にたどり着けるものではない。だけど、少なくともそれが見える終わりにしたいと思いました。何があっても、ここから生きていかなきゃいけない。それは、人としてのテーマですから」
2019年05月09日水谷豊さん(66)が監督・脚本を務めた映画『轢き逃げ-最高の最悪な日-』(配給:東映)が5月10日からロードショー公開。監督作品は、’17年公開『TAP-THE LAST SHOW-』に続く2作目となる。前作はけがで引退を余儀なくされた元タップダンサーが、閉館する劇場のために、若手ダンサーを育成して最後の公演に挑むというエンタテインメント作。2作目にはサスペンスというまったく毛色の違う作品を選んだ。「次の作品をやることになったとき、プロデューサーが『水谷さんが思うサスペンス。それが見たい気がする』と、言ってくれた。そこで、自分のなかにどんなものがサスペンスの世界としてあるのか、ちょっと考えてみようというのが始まりでした」それから、2日ほどたって浮かんできたのが、主役の宗方秀一(中山麻聖・30)と森田輝(石田法嗣・29)の姿だった。「2人は学生時代からの付き合いで、同じ会社に就職します。でも、片方は憧れられる存在で、もう片方はおもしろく振る舞ってもり立てるという役柄。こういう関係はよくあることだけど、ちょっとした嫉妬心やいたずら心が、大きな事件を招いてしまう。そこが始まりでした」結婚式への打ち合わせに急ぐ秀一が運転する車が、人気のない路地裏で若い女性をはねてしまうところから物語は始まる。輝のささやきで、2人はその場から逃げ去ってしまうのだが――。水谷さんは’52年7月14日、北海道で生まれた。7歳のときに東京へ移り、12歳で児童劇団に入団。その後、’68年放送の手塚治虫原作の実写ドラマ『バンパイヤ』のオーディションで主役の座を射止めた。高校卒業後はアメリカに行くつもりだったが、父親が勤めていた会社が倒産し、渡米を断念。とりあえず大学進学を目指すことになった。「その時点で、役者は一度辞めていたんです。完全に辞めたのに、大学を落ちて、ちょうどバイトもしなきゃいけないというときに、たまたま、僕が役者を辞めたことを知らないプロデューサーから声がかかった。『どうだ、仕事は?監督と会わないか』って。知っている世界だし、バイトとしてならいいかって、19歳のときにまた始めたんですよねぇ。だから、よく言うんですけど、それからもう50年、バイトを続けているんですよ(笑)」役者復帰した直後の“バイト”が伝説刑事ドラマ『太陽にほえろ!』(’72年)。初回で犯人役を演じて、注目を集めた。’74年、故・萩原健一さん(享年68)と組んだ『傷だらけの天使』は、視聴者の心に強いインパクトを残した名作となった。しかし、役者としての成功を素直に喜ぶことができなかった。「『傷だらけの天使』を始める前に、『これが終わったら、役者は辞めます』と、言っていたんですよ。僕はこの世界に長くいない。長くいる世界じゃないと思っていましたから。大学を落ちて、4年です。もう、別の世界に出合わないといけないという思いでした。ただ、辞めようとすると、なんかヒットするもんですねぇ」’76年、映画『青春の殺人者』で、キネマ旬報賞主演男優賞を受賞。’78年には主演した学園ドラマ『熱中時代(教師編)』が大ブレーク。水谷さんの演じた北野広大は、理想の教師像として、日本中の親や子どもたちの憧憬を集めた。それでも「別の世界」を求める気持ちは微動だにしない。タップダンスに心がひかれたのも、20代のころだ。「『TAP』を市川崑監督(享年92)のところに持ち込んだのは、29歳のころ。脚本家の市川森一さん(享年70)に相談して、監督にお会いして、『TAP』の構想をお話しさせていただきました。一昨年、映画化した作品とは違います。そのときは、自分が踊るつもりでしたから」’82年のドラマ『あんちゃん』、’83年の『事件記者チャボ!』で共演した、元キャンディーズの伊藤蘭さん(64)と、36歳のときに結婚。そのころになっても「別の世界」への憧れは消えずにくすぶっていた。そんな水谷さんを変えたのが、娘・趣里さん(28)の誕生だった。’90年9月、38歳になっていた。「役者というのは、自分でこの仕事を一生やると決められない。基本的には、オファーがあっての仕事です。自分で一生、続けられないかもしれない仕事を本業といっていいんだろうか、とかね。そんな思いに駆られたりするんです。ただ、娘ができたときには、やっぱりね……。どこまでできるかわからないけれど、できる限りやってみようかな、と」映画『轢き逃げ』で、水谷さんは、監督・脚本だけでなく、轢き逃げされて亡くなった被害女性の父親・時山光央役を演じている。肩を落とし、少し丸めた時山の背中からは、ある日突然、娘を失った父親のぼうぜん自失と傷心の深さがにじみ出る。犯人たちが逮捕され、刑事が娘の遺品を渡しに来るが、その中に携帯電話がなかったことを時山は不審に思う。事件のあの日、娘に何があったのか。突き止めようとする時山の鬼気せまる行動は、観客の心をわしづかみするはずだ。《私は、もう(娘が)帰ってこないこともわかっています、でも、やっぱり親として……》劇中で、父親としての時山の思いを受け止めるのが、水谷さんの“盟友”岸部一徳さん(72)演じるベテラン刑事、柳公三郎だ。「柳も離れて暮らす娘がいます。警察として時山に過激なことはしてほしくない。でも、一方で、気持ちが痛いほどわかる。そんな役を完璧に表現してくださいました」時山の娘である望は劇中で28歳の誕生日を迎える。「僕にも娘がいますからね……。時山が娘を亡くして抱いた気持ちは、僕のなかにも自然に、よぎっていきます」取材直前の3月1日、趣里さんは日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。昨年公開された菅田将暉(26)とW主演の映画『生きてるだけで、愛。』で、自らの精神的な弱さに苦しむ難役を演じきったことが評価された。娘の映画を見た感想を水谷さんはこう語った。「僕も試写を見せていただいて……。『あぁ、いままで何も言ってこなくてよかったな』、と思うぐらいいい映画でした。感動しましたねぇ。そんなときにふと、娘がこの仕事を選んで『まぁ、よかったな』という気持ちになるんです」
2019年05月09日「脚本を書いていると、途中で、『さぁ、この先この物語はどっち方面に行くんだろう、行ったらいいんだろう』と思うことがあります。そうなってきたら、ちょっとお茶でも入れて、一度脚本から離れて、音楽を聴いたり……。そんなことをしていると、『そうだ、そうだ』と、次の展開が出てくるんですよねぇ。こうやって家で脚本を書いていると、気がついたときには朝になっているなんてこともあります」水谷豊さん(66)が監督・脚本を務めた映画『轢き逃げ-最高の最悪な日-』(配給:東映)が5月10日からロードショー公開。監督作品は、’17年公開『TAP-THE LAST SHOW-』に続く2作目。脚本は今回、初挑戦だが、意気込むというより、楽しくて仕方なかったという表情だ。「俳優がね、名前があるからという理由で監督をやるチャンスはあるかもしれない。だけど、それが1回だけで終わると、ずっと監督をやってきた人たち、監督を目指している人たちに、失礼な気がしていたんですね。だから、監督をやるなら1作だけでなく、その先も監督として映画に向かっていける覚悟ができたときにしようとずっと思っていました。やらないでくださいと言われれば別ですけど(笑)、もしチャンスがあったら、必ず次回作を撮ろうという覚悟のもとに『TAP』は始まっていますから」前作はけがで引退を余儀なくされた元タップダンサーが、閉館する劇場のために、若手ダンサーを育成して最後の公演に挑むというエンタテインメント作。2作目にはサスペンスというまったく毛色の違う作品を選んだ。「次の作品をやることになったとき、プロデューサーが『水谷さんが思うサスペンス。それが見たい気がする』と、言ってくれた。そこで、自分のなかにどんなものがサスペンスの世界としてあるのか、ちょっと考えてみようというのが始まりでした」それから、2日ほどたって浮かんできたのが、主役の宗方秀一(中山麻聖・30)と森田輝(石田法嗣・29)の姿だった。「2人は学生時代からの付き合いで、同じ会社に就職します。でも、片方は憧れられる存在で、もう片方はおもしろく振る舞ってもり立てるという役柄。こういう関係はよくあることだけど、ちょっとした嫉妬心やいたずら心が、大きな事件を招いてしまう。そこが始まりでした」いざ脚本を書き始めると、キャラクターたちが勝手に動き始めた。「不思議ですねぇ。どこからああいうことが出てきたんでしょう。自分のなかで登場人物がずっと生きているような状態でした」結婚式への打ち合わせに急ぐ秀一が運転する車が、人気のない路地裏で若い女性をはねてしまうところから物語は始まる。輝のささやきで、2人はその場から逃げ去ってしまうのだが――。「セリフについては、俳優が感情を込めやすいものにしたいというふうに思っていました。このセリフだと、気持ちが乗って表現できるなぁとか、そんなことは俳優の立場から見ていた気がしますねぇ」子役時代から数えて50年を超えるキャリアは、脚本作りのうえでも役に立った。いまでは今年3月までの放送で、シーズン17を数えるメガヒット・ドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)の杉下右京のイメージが強いが、若いころはアウトローな役柄が多く、伝説の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』(’72年)では、初回で犯人役を演じて、注目を集めている。犯人側の心理も、刑事側の心理も、考え抜いて、演じてきた水谷さんならではのサスペンス。『轢き逃げ』は、水谷さんの俳優人生の1つの集大成であり、66年の人生が凝縮された作品でもある。映画『轢き逃げ』で、水谷さんは、監督・脚本だけでなく、轢き逃げされて亡くなった被害女性の父親・時山光央役を演じている。肩を落とし、少し丸めた時山の背中からは、ある日突然、娘を失った父親のぼうぜん自失と傷心の深さがにじみ出る。「年を重ねることは、悪いことだけじゃないな、と思うんです。若いときは、目上の人が多いですよね。僕はわりと早めに主役をやって、いま思えば、目上の人から、生意気な若者が何か言ってるぐらいに思われたことでしょう。でも、年を増して、60歳くらいになると、みんなとりあえず話を聞いてくれるんですよ(笑)。そこから、どんどん夢見てることに向かっていける。いまが本当の青春時代だな、みたいな感じ、ありますね」
2019年05月09日水谷豊(66)が監督・出演、初の脚本も手がけた映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」(10日公開)のドルビーシネマ先行上映会が5月6日、さいたま市内で行われたことを各スポーツ紙が報じた。同映画は地方都市で起きたひき逃げ事件を軸に、関わった人々の感情や心情の変化を描くサスペンス。各紙によると水谷監督の「よりリアルな臨場感で」とのこだわりから、最先端の映像・音響技術「ドルビービジョン」を日本映画で初採用。同システムに対応するため、仕上げは設備のある米・ハリウッドで行われたという。「歌手としても活動する水谷さんだけに、音に対しても並々ならぬこだわりだったようで最先端のシステムを導入。かなり臨場感のある作品に仕上がっています」(映画ライター)そのこだわりは、細部にまで及んでいた。主演には三田村邦彦(65)の三男で俳優の中山麻聖(30)を抜てき。オーディションで水谷が選び、演技も演出も独自の方法でたたき込んだという。「まず水谷さんが一度演じ、その場面に込めた自身の思いなどを伝えていったそうです。またひき逃げシーンの撮影に臨む際、水谷さんは事故を起こした車のイメージがなかなかわかなかったそうです。そんななか、なんと撮影監督の愛車を見て『これだ!』とひとこと。その車を劇中に登場させてしまったそうです。これにはスタッフも驚いていました。カメラを回していた撮影監督は複雑な胸中だったでしょうが、素晴らしい出来栄えになったといいます」(映画業界関係者)水谷にとって、妥協なき仕上がりとなった作品。ヒットが期待できそうだ。
2019年05月07日今回、ご紹介する作品は、『明治東亰恋伽(めいじとうきょうれんか)』。同名タイトルの歴史恋愛ファンタジーゲームを実写化した話題作です。明治にタイムスリップしてしまった主人公・綾月芽衣(あやづき・めい)を演じた伊原六花(いはら・りっか)さんと、芽衣を導く奇術師チャーリーを演じた小林豊さんにお話を伺いました。写真・大内香織 文・田嶋真理 スタイリスト・網野正和 ヘアメイク・清水恵美子(マロンブランド/伊原六花さん)、松田容子(小林豊さん)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 36バツグンのチームワークで人気キャラを再現写真左から、伊原六花さん、小林豊さん。2011年に携帯アプリ配信版からスタートし、累計プレイヤー40万人以上を誇る「明治東亰恋伽」(通称:めいこい)。ゲーム以外にもミュージカル化やTVアニメ化など、幅広くメディアミックスを展開。そしてついに実写ドラマが放送開始され、6月21日(金)には実写映画の公開が決定しました。主人公の綾月芽衣を演じるのは、2017年の日本高校ダンス部選手権大会(ダンススタジアム)で “バブリーダンス”を披露して注目を浴びた伊原六花。高校卒業後に芸能界デビューし、本作にて連続ドラマと映画の両方で初主演するという大役を任されました。明治時代にタイムスリップした芽衣が出会う「明治好男子」には小林豊(BOYS AND MEN)、宮崎秋人、髙橋真佳把(BOYS AND MENエリア研究生)、山崎大輝、とまん、久保田悠来、岩永徹也、松島庄汰といったタイプの違う男前が勢揃い。 髪型やファッションなどを限りなく寄せて、めいこい人気キャラの再現に挑んでいます。ーー原作もので連続ドラマと映画の初主演を飾るというのは、大変なプレッシャーだと思います。オファーをいただいたときのお気持ちは?伊原さん 最初は、「えっ、誰が主演ですか?」と思わず聞き返してしまいました。しかも初めての主演、初めての映画、初めての地方ロケです。初めて尽くしの作品でしたが、撮影に入る前に原作となったゲームをプレイして、私自身、めいこいの世界観にハマりました。実写版でも、観ている方が本当に芽衣ちゃんになったような気持ちになれるように演じたいと思いました。ーーもし、タイムスリップできるとしたら、どの時代へ行きたい?伊原さん 織田信長がいた、戦国時代を生き抜いてみたいです。ーーダンスで鍛えた運動神経を持つ伊原さんなら、戦国時代でも生き残れそうな気がします(笑)。小さいころから、私は人との出会いに恵まれているなぁと思うことがあります。もしかしたら、織田信長とも友達になれるかもしれないと思っています(笑)。小林さん 伊原さんは現代でも刀を振っていますからね。家でテレビを観ていたら、「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」(鈴木雅之さんの新曲MV)が流れて。急に刀を振り出したからビックリしました。伊原さん 実はMVで行った殺陣も初めての挑戦で。撮影の場で殺陣を覚えて、刀を振ったんです。もっと殺陣を練習したかった気持ちはありましたが、楽しい経験でした。ーー小林さんがもし、タイムスリップできるとしたら?小林さん 18世紀のフランスへ行き、マリー・アントワネットに会って、一緒にお菓子を食べてみたいです。お菓子好きのマリー・アントワネットなら、元パティシエの小林さんと意気投合しそうですね。小林さん 本作の撮影を終えた後に約3キロも太ってしまったんです。撮影の疲れや眠気よりも食欲が勝ってしまって。伊原さん 見た目では全くわかりませんね。小林さん そこで、一気に痩せようと思い、2日間で1.5キロ落としました。ーーそんなに!? どのようなダイエットを?小林さん 水泳と、適度な食事制限です。今日もサラダをたくさん食べてきました。伊原さん 小林さんは、撮影現場でお菓子をたくさん食べていたんです。小林さん それよりも、六花さんからいただいたバレンタインのお菓子の食べ過ぎで太ってしまったんだと思います。伊原さん 元パティシエの小林さんにお渡しするのは、恐れ多かったんですが……。小林さん クッキーがとってもおいしくて、たくさんいただいてしまいました。ーーチームワークの良さが伺えるエピソードですね。小林さん キャスト全員がとても仲が良いんです。ーー共演する前と後で、お互いの印象が変わったことは?伊原さん 小林さんはカッコ良い方なので、クール系かなと思っていたら、とても気さくで。私は食べることが大好きなので、撮影の合間に食べ物や料理の話をよくしていました。ロケ地となった博物館明治村の名物グルメのお団子やカレーパンを食べたり……。小林さん コロッケも!伊原さん コロッケもおいしかったです。小林さん 芋けんぴに……。伊原さん タイ焼きアイス!ーー撮影の合間にご当地の名物グルメを制覇されたんですね。(笑)小林さん おいしいものをたくさん食べました。ーー伊原さんの印象はいかがでしたか?小林さん 僕はイメージを固めてしまうことが嫌なので、あえて共演する方の予備知識を持たないようにしているんです。伊原さんに初めてお会いしたとき、とっても真面目な女性だなと思いました。そして、数分後に屈託のない笑顔を見せる姿を見て、純粋さも感じました。伊原さん 小林さんはその場にいてくださるだけで、場が明るくなります。スタッフさんもキャストさんも、チャーリーさんが撮影現場にいるときはとても楽しそうでした。ーーべた褒めですね(笑)。小林さん 僕が昼休憩に入るとすぐ寝てしまうので、伊原さんから「寝ないでください」と怒られたこともありました(笑)。ーー最後に、イチオシの見どころをお願いします。小林さん この作品に関わった人々の愛情が詰まった作品です。ぜひお気に入りの推しメン・キャラを探していただきたいです。伊原さん 長い間、愛されてきた「めいこい」の世界観を大事にしながら、実写ならではの魅力を出せるように心がけました。ドラマと映画の物語はつながっていて、芽衣ちゃんが出会う人が違います。ドラマを観た方は、きっと映画が観たくなると思います。たくさんの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。インタビューのこぼれ話ちなみに、伊原さんの推しメンは森鴎外(もり・おうがい)だそう。「鴎外さんは大人のカッコよさがあって、落ち着いている雰囲気なのに、ちょっとSなんです。ゲームでは、ニヤニヤしながら鴎外ルートをプレイしました(笑)」。キュートな伊原さんの隠れMを垣間見た瞬間でした!Information『明治東亰恋伽』【ドラマ版】テレビ神奈川ほか全国8局にて4月から放送、U-NEXTにて独占配信【映画版】6月21日(金)よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開出演:伊原六花、小林豊ほか©MAGES./LOVE&ART ©ドラマ/映画「明治東亰恋伽」製作委員会伊原六花さん衣裳協力:DIANA小林豊さん衣裳協力:No.id
2019年04月19日5月10日公開の映画『轢き逃げ-最高の最悪な日-』の完成披露試写会が16日、都内で行われ、中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、檀ふみ、岸部一徳、水谷豊監督、手嶌葵が出席した。2017年に公開された映画『TAP-THE LAST SHOW-』で映画監督デビューを果たした水谷豊の監督作品第2弾となる本作。水谷監督が初めて脚本を手掛けた完全オリジナルストーリーの予測不能なサスペンスで、とある地方都市で起きた轢き逃げ事件をきっかけに人間の底知れぬ心情に光を当てる。本作の主演は中山麻聖と石田法嗣のダブル主演で、2人はオーディションで選ばれたという。中山が「台本を読んで、非常に難しい役柄だなと思いました」とファーストインプレッションは難しさを感じたようだが、「セリフだけではなく、ト書きからも心情が溢れ出ているので、これを映像に残したらどうなるんだろう? という楽しみも同時にありましたね」と振り返った。石田は「台本を読んだ時にとてつもない役が来たなと思いました。監督が水谷さんなので緊張しちゃって、ご迷惑を掛けたと思います」と話した。水谷監督の演出について中山が「他では見られなかったのが、監督が演じて見せてくれるんです。目の前で芝居を目の当たりにできたのはすごくうれしかったですね」と水谷監督に感謝し、水谷監督作品初出演の小林も「役者でもある水谷さんが監督なので緊張が止まらない状態でしたが、監督も檀さんも岸部さんも私の緊張を温かく見守ってくださり柔らかく受け止めてくださりました。本当にこの現場で良かったなと毎日感謝しています」と笑顔を見せた。檀も「監督として素晴らしいです! もう世の中の監督さんは見習ってください。決断力があるし絵がきっちりしていて無駄な絵がないんです。完璧だったのでずっとやってくださいね」と懇願した。本作は水谷自らが脚本を書き記した自身のオリジナルストーリー。水谷監督は物語が出来た経緯を「2本目どうしようかと話していた時に『水谷さんが考えているサスペンスを』という話になり、2日後にアイデアが浮かびました。文字にしたら分かりやすいと言われたので脚本を頼まれてもいないし僕から書くとも言ってないんです。気づいたら本になっていました」と明かした。監督を務めて分かった点について「カメラの外から見ていると、本当に役者さんって大変なんだな~と分かるんです。その集中力で1日続けるんですよ」と俳優の大変さを間近で目の当たりにしたそうで、「僕が言ったイメージと方向性を伝えると、みんなが映像にしてくれる。みんなの才能がよく分かりました。役者の時には気づかなかったので、やっていて良かったと思いましたね」と新たな発見に満足そうだった。映画『轢き逃げ-最高の最悪な日-』は、5月10日より全国公開。
2019年04月17日作家・ヒキタクニオが自らの体験を基に“男の妊活”を描いたエッセイを原作に、松重豊が映画初主演、北川景子と夫婦を演じる『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』から、特報映像とティザーポスタービジュアルが到着した。どんな困難が立ちはだかっても2人で支え合い、明るく前向きに乗り越えていくヒキタ夫妻の姿がユーモラスかつ抒情的に描かれる本作。今回到着した特報映像では、作家・ヒキタクニオと、二回り近く年下の妻・サチの幸せな日常が描かれる。しかし、「ヒキタさんの子どもに会いたい」というサチの一言をきっかけに、ヒキタの生活は一変!ランニングの様子が映し出され、“男の妊活”がスタートするも、映像のラストでは、医師から検査結果を見せられ、「大変な事になってるぞ」とつぶやくヒキタの姿も…。映像と併せて公開されたティザービジュアルでは、道端に仲良く佇むヒキタ夫妻と共に、“妊活”“ご懐妊”の標識、「妻の一言で、すべてが変わった。」というコピーが添えられ、夫婦がこれからどのように歩んでいくのか、想像を膨らませるビジュアルとなっている。『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は10月、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年04月06日名バイプレーヤー松重豊の“初主演映画”『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』が、秋に公開決定。北川景子と年の差夫婦を演じ、濱田岳、伊東四朗、山中崇と個性派俳優も出演していることが分かった。ストーリーヒキタクニオ、49歳。職業、作家。二回り近く年の離れた愛する妻・サチと仲良く2人で暮らしている。サウナとビールが大好きで、ジム通いのおかげでいたって健康体。子どもは好きだけど、自分たちの子どもは作らずに2人だけで生きていくと決めていたが、ある日「ヒキタさんの子どもに会いたい」と妻は言った。その一言がきっかけで妊活を始めるも、なかなか結果は出ず、クリニックでの検査の結果、不妊の原因はヒキタ自身にあることが判明!そこからヒキタ夫妻の悲喜こもごもの妊活の日々が始まる――。自らの体験を基に…原作は、作家・ヒキタクニオが自らの体験を基に書き上げた同名エッセイ。一般的に馴染みの薄い“男性不妊”を真正面から描きながらも、ヒキタ氏のユーモアあふれる語り口で展開される本作は大きな話題を呼び、作家・角田光代(「対岸の彼女」「八日目の蝉」ほか)も大絶賛したほど。今回その話題の作品を、『ぱいかじ南海作戦』『オケ老人!』などを手掛け、脚本家や構成作家としてもマルチに活躍する細川徹が映画化する。愛すべき“年の差凸凹夫婦”が誕生!主演ドラマ「孤独のグルメ」シリーズが日本のみならず海外でも人気、「バイプレイヤーズ」『探偵はBARにいる』『アウトレイジ』シリーズなどに出演する名バイプレーヤー松重さんが演じるのは、主人公の作家・ヒキタクニオ。男性不妊という現実にショックを受けながらも、それを受け止め、夫婦で力を合わせ、全力で妊活に取り組むヒキタを、ユーモアたっぷりに演じる。また、ヒキタと二回り近い年下の妻・サチを演じるのは、大河ドラマ「西郷どん」、『パンク侍、斬られて候』『スマホを落としただけなのに』の出演も話題となった北川さん。懸命にヒキタを支え、共に困難を乗り越えていく健気な妻の姿を体現し、本作で新境地を切り開いている。松重豊&北川景子、夫婦役は「自然」ヒキタ役について松重さんは「北川景子さんが奥さん役でしたので、この年齢差をどう成立させなきゃいけないのか、そればかり考えて現場に入りました」と不安もあったようだが、「でもそこはさすが北川さん、実に自然な夫婦感を醸し出してくれました。思えば私にとって、夢のようなひとときでした」と撮影をふり返る。一方、北川さんは「弱音を吐かず、懸命に夫を支えるサチさんの姿は同じ女性としても感銘を受けました」と脚本を読んだ感想を明かし、「ヒキタさんとサチさんはふた回りほど年の離れた夫婦ですが、松重さんとは何度も共演させていただいているので、信頼関係が出来上がっている状態で演じられたのは本当に良かったと思います。クランクインしてすぐに、自然と夫婦になれたような気がしました」とコメント。また撮影については「松重さんと毎日朝から晩まで一緒にいて、本当に家族のような錯覚さえ覚えました。濱田岳くんもよく知った方なので、アットホームな現場でした。桜のシーンが印象的で、天候にも桜にも恵まれ、とても良いシーンになりました。楽しみにしていてください」とふり返り、「とても難しかったですが、この作品がたくさんの方に届いてほしいと思います」とメッセージを寄せている。実力派&個性派キャストが集結!ヒキタ夫婦を取り巻く人々として、ヒキタの担当編集者でヒキタとは一緒にサウナに行ったり、飲みに行ったりする杉浦俊一役を濱田岳。不妊治療には反対しているサチの厳格な父親・田野辺和夫役を伊東四朗。そして、ヒキタ夫妻の主治医・桑島を山中崇が演じる。なお、本作は今年4月に開催される「第9回北京国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品されることが決定。日本映画のコンペティション部門出品は園子温監督『ラブ&ピース』以来2作目となる。『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は10月、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年03月27日水谷豊主演の「相棒」の劇場版第6作となる『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』が3月24日(日)今夜オンエア。4代目“相棒”の反町隆史をはじめ2代目“相棒”の及川光博ら豪華なメンバーの共演も見どころだ。2002年から連続ドラマとして長きにわたり続く本シリーズは、優秀だが変人ゆえに警視庁の窓際部署「特命係」で係長をしている杉下右京が“相棒”と共に事件を解決していくという物語。水谷さんが演じる杉下の“相棒”にはこれまで寺脇康文、及川さん、成宮寛貴、そして反町さんが抜擢されてきた。今回は反町さん演じる現相棒・冠城亘のほか、及川さん演じる杉下の“元相棒”神戸尊も登場、新旧相棒の夢の共演も実現、“元鑑識”米沢守役の六角精児も出演と劇場版ならではの見どころも。また警視庁総務部広報課課長・社美彌子役の仲間由紀恵をはじめ、息子の逮捕で降格した警察庁長官官房付の甲斐峯秋役で石坂浩二といったメンバーに加え、鹿賀丈史、北村一輝らも参加。7年前、英国の日本領事館関係者の間で起こった集団毒殺事件の唯一の生き残りだった少女が国際犯罪組織「バーズ」によって誘拐されたが、当時の駐英大使と日本政府の“高度な政治的判断”によって事件は闇に葬り去られた。それから7年、行方不明となっていた少女の身代金要求が再び日本政府に突きつけられる。タイムリミットが迫る中、日本政府はバーズをテロ組織と断定、要求を再び拒否すると、事件は世界を震撼させる無差別大量テロへと発展する。狙われたのは50万人の見物客が集まる国際スポーツ競技大会の凱旋パレード。真犯人を追い詰めた特命係だが…というストーリーが展開。『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』は3月24日(日)21時~テレビ朝日系でオンエア。(笠緒)■関連作品:相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断 2017年2月11日より丸の内TOEIほか全国にて公開© 2017「相棒-劇場版IV-」パートナーズ
2019年03月24日写真展「ねこのひょっこり展」が、2019年3月20日(水)から26日(火)までアーツ千代田 3331にて開催される。「ねこのひょっこり展」では、公募で集まった3000点超の中から厳選した約400作品をパネル展示。展示室内は、物陰から顔をのぞかせたり、じっと何かを見つめたりと、愛らしい“ひょっこりにゃん”でいっぱいに。ほっこり癒しの空間を楽しめる。公募写真の他、SNSで話題を集める人気な猫の写真や、女優・彩吹真央、声優・上坂すみれ、俳優・辻本祐樹、シンガーソングライター・露崎春女といった著名人の貴重な愛猫写真も展示される。さらに会場では、展示作品を1冊にまとめた「ねこのひょっこり展」写真集や、展覧会オリジナルグッズを販売。クリアファイル、ポストカード、手ぬぐいなどを揃えるほか、受注生産グッズとして愛猫の写真をイラスト化し、名字とともに印字できるオリジナル印鑑も限定販売される。【詳細】ねこのひょっこり展会期:2019年3月20日(水)~26日(火) ※会期中無休開催時間:11:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで会場:アーツ千代田 3331住所:東京都千代田区外神田6-11-14入場料:600円 ※小学生以下入場無料協力写真家:五十嵐健太 沖昌之 尾崎修二 南幅俊輔 横尾健太
2019年03月22日声優でタレントの尾崎由香が9日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAでカレンダー『尾崎由香 オフィシャルスクールカレンダー』(発売中 2,130円税抜き 発売元:小学館)の発売記念イベントを行った。アニメ『けものフレンズ』(テレビ東京系)のサーバル役で一躍ブレイクを果たした声優の尾崎由香。グラビアにも積極的で、漫画誌『ビッグコミックスピリッツ』で表紙・巻頭グラビアを飾った昨年は、初めて発売した写真集『ぴ(ゅ)あ』で清楚系美少女のピュアすぎる素顔を披露して大きな話題を集めた。カレンダーは、年度版でA4の合計64ページにもわたり、季節ごとに服装を変えるなど、尾崎の魅力が詰まった内容となっている。同カレンダーで様々なコスプレの衣装を着用したということで、この日の取材では天使のコスプレ姿で登場した尾崎。初めてのカレンダーを手にして「うれしいですね。カレンダーを出すなんて夢でしたし憧れでもあったので、私の家にも飾って友だちにも普及したいです」と笑顔を見せ、「親も喜んでくれて、ネットで買ってくれました。至るところに貼ると言っています(笑)」と明かした。同カレンダーでは制服やメイド服、悪魔などのコスプレを披露。「普段はもちろん撮影でもコスプレはしません。メイド服も着たことがなくて、着てみたいと思っていたので着ることができてうれしかったです。気分も上がるし、コスプレにハマりました(笑)」と満足げ。続けて「本当に1年間私の写真が詰まっています。イベントごとの衣装も着ているので、季節にそった私が楽しめると思います」とアピールした。また、「来年度の抱負は?」という質問には「カレンダーも出したし、来年度はまたスピリッツさんの表紙ができたらいいなと思います。その時は制服だったので、また違った制服が着れたらうれしいですね」と答えるなど、グラビア活動にも意欲。女優業については「あまり考えていませんが、出来たら良いなという夢はあります」としつつ、「旅行が好きなので、旅番組とかふらっとどこかに出かけるみたいなロケをしてみたいなとは思います」とバラエティー番組の出演にも意欲を見せていた。
2019年03月09日水谷豊が2017年の『TAP -THE LAST SHOW-』に続いてメガホンをとり、自らも出演する監督第2作『轢き逃げ-最高の最悪な日-』。手嶌葵が歌う本作のテーマソング「こころをこめて」が盛り込まれた予告編映像が解禁となった。■水谷豊、監督・脚本・出演で描く“人間の心の奥底”ある地方都市で起きた交通事故。ひとりの女性が命を落とし、轢き逃げ事件へと変わる。加害者、被害者だけでなく、平穏な日常から否応なく事件に巻き込まれる人々。それぞれの人生が複雑に絡み合い、それぞれの抱える心情、隠された思いが浮き彫りになっていく。だが、本当の「真相」はまだ深い闇の中にあった――。初監督作品『TAP -THE LAST SHOW-』では圧巻のタップダンス映像と確かな演出で、監督としての第一歩を踏み出した水谷さん。2作目は一転、轢き逃げをテーマに、他人には見せることのない“人間の心の奥底”に深く切り込んでいく。■水谷豊×手嶌葵が初タッグ!映画に寄り添うテーマソング誕生今回、自ら初めて脚本をつとめた水谷監督が執筆段階で構想を抱いていたのが、観た人が映画館を出るときに前向きな気持ちになってほしい、そのためには優しく包むような女性の声で最後を締めてほしい、ということ。その思いを受けた製作陣から名前が挙がったのが、映画『ゲド戦記』挿入歌「テルーの唄」でデビュー、その後も数々の主題歌やCMソングを通し、その唯一無二の歌声で多くの人を魅了してきた手嶌葵。デモ音源の中から水谷監督を含めた製作陣で話し合い、今回の楽曲が決定。その後、歌詞がつけられ、レコーディングで手嶌さんが命を吹き込むことで、水谷監督が作品を通して描きたいと話す“人間の心の奥底”に寄り添う、テーマソング「こころをこめて」(楽曲リリースは未定)が誕生した。本楽曲は轢き逃げ事件を起こした秀一(中山麻聖)の親友で、自身も助手席にいた輝(石田法嗣)が、学生時代聞き続けた思い出の曲という設定。劇中では轢き逃げ事故を起こしたあと、秀一の部屋で2人が聞く劇中歌として使用され、そしてエンディングでも物語の余韻とともに映画を締めくくるものとなっている。手嶌さんは「水谷監督とは初号試写の時に初めてお会いしましたが、とてもやわらかな雰囲気をお持ちで、素敵な監督さんとご一緒できたのだと、とてもありがたく思いました」とコメント、「人間、友情、愛情について、そしてその時々で、自分の正義感がどう動くのか、観ている中でも、観終ったあとでもいろいろなことが浮かぶ映画」と本作について語る。また、水谷監督も「1点だけ、どこか母性が現れる優しさが欲しい、とお願いをしました。轢き逃げ事件をきっかけとする物語ではあるものの、最後は未来に向かって前を向いていきたい、そう思っていましたが、この素晴らしい歌声と楽曲が、すべてが終わった後、映画の締めくくりとして流れることで、その思いを叶えてくれました」と、絶賛のコメントを寄せている。■予測不能なサスペンスから涙を誘う感動へ――。加えて、手嶌さんの透明感あふれる歌声が彩る予告編も完成。「轢かれたとき、娘は生きていたんですか…?」水谷さん演じる被害者の父・時山の悲痛な問いかけから始まる本映像。ストーリーが明らかになるとともに、新たな謎が提示される前半。主人公の2人が起こした轢き逃げ事件をきっかけに出会うはずのなかった7人が交差する、スリリングな展開が予期される。だが一転、後半からは手嶌さんの歌うテーマソングを背景に、7人の心の動きが印象的なセリフとともに描き出されていく。果たして、7人がたどりつく“真相”とは?そして彼らがたどり着くそれぞれの“答え”とは?水谷監督は主演の2人、ミュージカル「テニスの王子様」や劇場版『薄墨桜 -GARO-』の中山麻聖、『友罪』や『空母いぶき』に出演する石田法嗣をオーディションで選び、「21世紀の女の子」の『ミューズ』に出演している小林涼子、朝ドラ「まんぷく」の毎熊克哉も参加。檀ふみ、岸部一徳のベテラン勢の姿もあり、予測不能のサスペンスから深い感動へ観る者を誘う予告編となっている。『轢き逃げ-最高の最悪な日-』は5月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年02月15日久住昌之作、谷口ジロー作画によるコミックを松重豊主演でドラマ化、2012年からオンエアされてきた「孤独のグルメ」が昨年に続き今年も12月31日(月)大晦日に「孤独のグルメ 2018大晦日スペシャル」として放送される。同名コミックが原作の本作、松重さん演じる輸入雑貨商の主人公・井之頭五郎が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマとして、2012年1月に深夜放送が開始、今年4月には「Season7」が放送された。昨年の大晦日には「食べ納め!瀬戸内出張編」と題し五郎が香川、愛媛、広島と瀬戸内地方の3県を出張で訪れ、現地のグルメを探訪する様子を描くスペシャルが放送されたが、昨年に続いて今年も大晦日のスペシャルドラマが決定。今回は「京都・名古屋出張編生放送でいただきます!」と題して昨年同様、五郎の忙しい年末2日間を描くのだが、タイトルにもあるように生放送パートを昨年より拡大。昨年は終盤の最後の一食部分だけだったものを今年は番組前半から生放送を盛り込み、都内の人気スポットに出没予定とのこと。一体どこに登場するのかお楽しみに。さらに五郎の今年最後の商談相手・前田役として伊東四朗がゲスト出演、伊東さんは生放送パートにも登場するという。今年は料理とともに生ドラマにも注目だ。大晦日、都内某所に現れた井之頭五郎(松重さん)は、昨年の成田山での大晦日を思い出し、感慨にふけっているとそこへ商談相手の前田(伊東さん)がやってくる。12月30日、出張先の京都にいた五郎は無性に鰻が食べたくなるが店が見つからず、鈴川江梨子(鶴田真由)との商談を済ませた後、再び鰻屋を探すがやはり見つからず、住宅街に迷い込む。通りかかった店で五郎は京都などで特別な呼び名を持つある魚の「土鍋ご飯」を注文。そこから京都の夜を堪能するメニューを組み立てていくが、さてその魚とは?翌31日、今度は名古屋で五郎は朝食に名古屋名物「あんトースト」を食べる。その後商談相手の奥村に名古屋の地元飯「台湾ラーメン」を勧められるが、心は「ひつまぶし」に傾いていた。結局、五郎は名古屋でどちらを食べるのか…?さらに舞台は再び東京へ。都内有名スポットで、五郎が2018年最後に食する一品とは…?「孤独のグルメ 2018大晦日スペシャル」は12月31日(月)22時~テレビ東京で放送。(笠緒)
2018年12月31日