今をときめく北川景子さんと綾野剛さんのおふたりが出演する「MINTIA」のCM。「リフレッシュするたび、人生は、前を向く」と、仕事でツライことがあってもポジティブに変換する姿を、北川さんは空間デザイナー、綾野さんは商社マンとして熱演しています。そのおふたりの貴重なオフショットが、WEB限定のスペシャルムービーで公開中です。テレビや映画で活躍する姿とはまたひと味違った、等身大の姿をとらえています。仕事に対する想いや真剣な表情、オフショットでもキラキラと輝くおふたりの素の笑顔は必見です。北川さんのスペシャルムービーでは、「迷わず自分を信じてカメラの前に立たなければいけないプレッシャー」など、普段メディアではあまり見せることのない“仕事への不安”について語っています。そして、「普段の生活から自分を高めていけるように努力をしている」と、プロフェッショナルとして女優の仕事に取り組む北川さんの真剣な表情が見られます。ムービーの最後にある、北川さんから同世代の仲間へ贈るメッセージは、仕事に頑張っている女子としてはとても共感ができ、励まされる内容なので、お見逃しのないように。綾野さんのスペシャルムービーでは、「自分がやりたいことに愛がなかったら続かない」と言い切る綾野さんの表情から、演じることへの強い愛が伝わってきます。ムービーの最後では、北川さんと同じく真剣なまなざしで、「同世代の仲間へ」と熱いエールを贈っています。少し変わっているけれどカッコイイ綾野流のミンティアの取り出し方にも注目してください。この2本のスペシャルムービーの中に隠れているヒントを参考に、クイズに答えて正解した人の中から抽選で500名に、「ミンティア ワイルド&クール」10個と「オリジナルクリアファイル」2枚をセットをプレゼントする 「MINTIA LOVES LIFE. スペシャルムービーキャンペーン」 が実施されています。(4月30日まで)現在放送中のCM、綾野さん出演の「MINTIAワイルド&クール僕とミンティアと」篇と、北川さん出演の「MINTIAワイルド&クール私とミンティアと」篇もチェックするのをお忘れなく。落ち込んだとき、失敗してしまったときなど、前を向きたいときには気持ちのリフレッシュが必要。そんな時に「ミンティア」をポケットに忍ばせておけば、頼もしいパートナーになってくれそうです。3月14日からは、綾野さん出演の「MINTIAカテキンミントマネすんなよ」篇の放送もスタート。スペシャルムービーで、演じることへのふたりの熱い想いを知ったうえでCMを見ると、さらに楽しめそうです。・MINTIA 公式サイト キャンペーンサイトは こちら から
2015年03月13日20~30代の現代女性に熱烈な支持を集めるジョージ朝倉の大人気コミックを、多部未華子&綾野剛、さらに松坂桃李、菅田将暉ら豪華キャストで俳優・田口トモロヲが映画化する『ピース オブ ケイク』。その公開日が9月5日(土)に決定し、併せて「ピース オブ ケイク 番外編」と題された新連載がスタートすることが決まった。これまで、仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた、24歳の志乃(多部未華子)。このままではいけないと心気一転引っ越した先でばったり出会った隣人、しかも新たなバイト先の店長・京志郎(綾野剛)に運命を感じてしまう。しかし、京志郎には同棲中の彼女・あかり(光宗薫)がいたり、志乃も彼女を誘惑するバイト仲間・川谷(菅田将暉)がいたりと、その恋は前途多難。今度こそ本気の恋愛がしたい志乃は、幸せを手にいれることができるのか……。原作は、2003~08年まで「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて連載され、全5巻の単行本が累計発行部数43万部を誇る、ジョージ朝倉による人気コミックス。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描き、ファン待望の実写映画化となった本作には、多部さん、綾野さんを始め、松坂さん、菅田さん、木村文乃、光宗薫、柄本佑、峯田和伸ら個性豊かで豪華な人気俳優陣が集結。6年ぶりにメガホンを取る田口監督を盛り上げる。その本作の公開が9月5日(土)に決定したことを受け、「ピース オブ ケイク 番外編」の連載が3月7日(土)発売「FEEL YOUNG」4月号より6年ぶりにスタート。多部さん演じる志乃と綾野さん演じる京志郎の気持ちを揺るがす、京志郎の元カノでミステリアスな小説家“渋谷ナオミ”ことあかりに迫った内容で、夏にはコミックスとして発売する予定もあるという。原作者のジョージ朝倉は、完成した映画を観て「これ以上の映画化はありえない」と太鼓判を押しており、その出来上がりが連載再開の刺激にもなったそう。6年ぶりに再開した伝説的コミックの番外編、映画を盛り上げてくれる力作が期待できそうだ。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月07日俳優の綾野剛が、2月28日(土)に行われた、国内最大級のファッションイベント「第20回 東京ガールズコレクション 2015 SPRING/SUMMER」(以下、TGC)に、最新主演作『新宿スワン』を携えて登場し、会場に集まった女性ファンが悲鳴のような大歓声をあげた。「ヤングマガジン」の人気コミックを実写化し、綾野さんを始め、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介らが強烈な個性を放つキャストたちが出演する本作。アジア最大の歓楽街“新宿・歌舞伎町”を舞台に、綾野さん演じる金髪・天パ・一文無しの主人公・白鳥龍彦が、女性たちに水商売の斡旋する“夜のスカウトマン”として頂点へと成り上がろうと奮闘する姿を描く。この日詰めかけた観客は過去最大人数となり、のべ33,700名。取材のために来場したメディアは303媒体で計1021名にのぼった。そんな大勢の観客たちが大歓声のなか登場した綾野さんは、ワイルドかつクールな黒ずくめの出で立ちで舞台脇から登場。ファンの近くまで寄った後、ステージに上がり、会場の熱量に応えるようにガッツし、さらに客席を盛り上げた。その後のトークショーでは、綾野さんは「いやぁすごいパワーですね。みなさん、こんばんは!」と挨拶。MCの今田耕司に劇中で使用している役柄の名刺をその場で手渡し。原作の大ファンだと明かす今田さんは興奮気味に。綾野さんは、アクションについて聞かれると「そうですね。ちょっと脳震盪を起こしたぐらいですね(笑)」とさらりと語り、会場を驚かせた。最後に「この作品には沢尻さん、伊勢谷さんたちも登場するので女性に響くと思います」「自分もびっくりしているくらい素晴らしい出来です。山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介ほか観たことのないくらいの演技をしています。ご期待ください」と語った。『新宿スワン』は5月30日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月28日第69回毎日映画コンクールの表彰式が10日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで開催され、各賞を受賞した綾野剛、伊藤英明、鈴木京香、三代目J Soul Brothers・登坂広臣らが出席した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。表彰式にはこのほか、安藤桃子と安藤サクラの姉妹、池脇千鶴、小松菜奈、熊切和嘉監督、呉美保監督らが出席した。『そこのみにて光輝く』で男優主演賞に輝いた綾野は「いやぁ…非常にうれしいです。本当にその言葉に尽きます」としみじみ。こうした賞には「毎回疑っていまして」と半信半疑な部分もあったが、同作は第38回モントリオール世界映画祭の最優秀監督賞をはじめ数々の賞を総ナメにしていることから「少しずつ自分のことを認めることも大事なんだということも同時に教わっています」。司会から受賞が励みになるかどうかを聞かれると、「どこかで敗北感もあるんですよね。このままだとこの作品に敗北するというか。これだけの評価を受けると…」と過去作を評価され続けることへの不安を吐露し、「敗北しないように闘っていきたい」と抱負を述べた。『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』で男優助演賞を受賞した伊藤英明は、「内心では飛び上がるほどうれしいんですが、この会場の雰囲気にのまれて」と恐縮。「この役を演じられたこと、この作品に巡り会えたこと。今もこの瞬間もそうなんですけど、大きな経験と幸せになりました」と心境を伝えた。女優助演賞の池脇千鶴は『そこのみにて光輝く』での受賞。1999年公開の『大阪物語』で同コンクールの新人賞を受賞したことに触れ、「あの時は賞の意味も分からず、突然いただいてびっくりして喜んで」と振り返り、「こんなにたくさんの映画があって、たくさんの俳優さんたちがいる中で、またもう一度ここに立てた。きっと奇跡に近いすごいことなんだなと」と喜びをかみしめた。長編デビュー作となる『渇き。』でスポニチグランプリ新人賞を受賞した小松菜奈は、マイクの前で「本当にすてきな共演者の方々の中で、演技させていただける…すみません、緊張しています」と言葉に詰まって照れ笑い。「すごく幸せに思います」とあらためて喜びを語り、「最高のデビュー作になりました」と笑顔を見せた。一方、同じく新人賞の登坂は、こちらもデビュー作の『ホットロード』での受賞。「みなさんのおかげ」と周囲の支えに感謝し、「まだまだ表現者として未熟な部分があるので、こからももっと自分を磨いてこの賞にふさわしい表現者に成長していきたい」と意気込みを語った。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『私の男』日本映画優秀賞:『そこのみにて光輝く』外国映画ベストワン賞:『6才のボクが、大人になるまで。』<監督賞・脚本賞>監督賞:呉美保『そこのみにて光輝く』脚本賞:安藤桃子『0.5ミリ』<俳優部門>男優主演賞:綾野剛『そこのみにて光輝く』女優主演賞:安藤サクラ『0.5ミリ』男優助演賞:伊藤英明『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』女優助演賞:池脇千鶴『そこのみにて光輝く』ポニチグランプリ新人賞:登坂広臣『ホットロード』ポニチグランプリ新人賞:小松菜奈『渇き。』田中絹代賞:鈴木京香<スタッフ部門>撮影賞:シグママコト『紙の月』美術賞:林田裕至、佐久嶋依里『喰女-クイメ-』音楽賞:周防義和『舞妓はレディ』録音賞:藤本賢一『永遠の0』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『ジョバンニの島』大藤信郎賞:『澱みの騒ぎ』<TSUTAYA映画ファン賞>TSUTAYA映画ファン賞(日本映画部門):『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』TSUTAYA映画ファン賞(外国映画部門):『アナと雪の女王』<特別賞>特別賞:野上照代(元黒澤映画助手)
2015年02月10日「小学館ビックコミック」にて連載中の人気漫画を基に、2014年1月、向井理&綾野剛の強力タッグを迎え連続ドラマ化された「Sエス-最後の警官-」(TBS)。ドラマ放送前に既に映画化が決定し、8月の公開に向けて現在撮影中の本作。2月4日(水)都内スタジオの撮影現場にて、女スナイパー役の新垣結衣が、2月生まれの向井さんと1月生まれの綾野さんの誕生日のサプライズ祝福を敢行!2人から喜びのコメントが到着した。平均視聴率14.2%、最高視聴率18.9%を記録する大ヒットドラマとして幕を閉じた「Sエス-最後の警官-」。劇場版は海上を舞台に、シリーズ史上最も過酷で熱い闘いが繰り広げられる。ドラマ版に引き続き、“人を守る手”を持つ神御蔵一號を演じる向井さん、一號のライバルでありバディとなる天才スナイパー・蘇我伊織に綾野さん、伊織に匹敵するほどの腕を持つ林イルマに新垣さん、さらに吹石一恵、大森南朋、高嶋政宏、土屋アンナらお馴染みのメンバーが再集結している。昨年末にクランクインし、佐世保、福岡、北九州、関東近郊にてロケが行われており、海上保安庁、陸・海・空自衛隊の協力のもと、ドラマシリーズからさらにスケールアップした迫力のアクションシーンが連日撮影されている本作。いつも通りリハーサルを終えた向井さんと綾野さん両名の前に、突如バースデーケーキが登場!向井さん(2月7日生まれ)と綾野さん(1月26日生まれ)の誕生日を祝福するセレモニーがサプライズで行われ、共演の新垣さんから向井さんへ、本作の監督を務める平野俊一から綾野さんへ、それぞれ花束が渡された。向井さんは「去年の同じ時期に連ドラを撮影していて現場で祝ってもらったので、今年もこのようなタイミングがあればいいなと密かに期待していたので嬉しかったです!」と喜びの表情を浮かべ「常に『ひとつひとつ一生懸命にやる』ということを目標にしていて、それを毎年変えないということが一番の目標です」と抱負を語った。さらに「映画のアクションは連ドラよりも断然大変でレベルも高いですが、準備期間を頂いてすごく迫力あるものに仕上がっていると思います。毎日いいシーンを撮れるように頑張ります」と気合十分。綾野さんも「僕も昨年は連ドラの最中に現場で祝って頂きました。同じキャスト・チーム、そして理と同時に祝ってもらえて嬉しいです!」と語り、「まずは事故なくケガなく完走しきること。昨年、理と一緒に掲げたことでもありますが、最後まで完走しきることを目標にしていて、実行したいと思っています」と意気込みを語った。また今回、『S-最後の警官-THE MOVIE』の最新場面写真が一挙解禁!綾野さんの熱い眼差しや緊迫感あふれる突撃シーンなどが収められており、ドラマよりもさらにスケールアップした劇場版。迫力満点のアクションシーン、人間ドラマが期待できそうだ。『S-最後の警官-THE MOVIE』は8月29日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月05日綾野剛主演、園子温監督、山本又一朗プロデュースの映画『新宿スワン』が、5月30日(土)から公開されることが決まり、メインビジュアルと特報映像が公開になった。『新宿スワン』特報映像本作は、和久井健の人気コミックを『新宿スワン』映画化したもの。新宿歌舞伎町を舞台に、女性たちに水商売の斡旋するスカウトマンたちの熾烈な争いを描いた作品。綾野がスカウトの道を歩み始めたアウトロー、白鳥龍彦を演じ、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介らが出演することが発表されていたが、新たに金子ノブアキ、深水元基、村上淳、久保田悠来、真野恵里菜、安田顕、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎が出演することが発表になった。主演の綾野は「皆様、お待たせしました。映画『新宿スワン』完成いたしました。ようやくお届けできること、感謝の極みです。園子温組、スタッフ、キャストと共に魂を込めて暴れさせて頂きました。遠慮なく、皆様に爪痕を残す所存です。いざ」とコメント。龍彦を救いの王子様として慕うアゲハを演じた沢尻は「新宿スワン、衝撃の作品です。アゲハを通してこの作品に恋をしました。男たちの迫力のある芝居に圧倒され、現場では常に刺激と興奮の連続でした」と撮影を振り返った。また、MAN WITH THE MISSIONの新曲『Dive』が主題歌に、UVERworldの新曲『Collide』が挿入歌に決定した。『新宿スワン』5月30日(土) TOHOシネマズ新宿ほかにて全国拡大公開
2015年01月30日綾野剛を主演に迎え、奇才・園子温がメガホンを握る、「ヤングマガジン」の人気コミックを実写化する映画『新宿スワン』の公開が5月30日(土)となることが決定。これに併せ、綾野さんを始め、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介らが強烈な夜の香りを放つ劇中ビジュアルがお披露目となった。物語の舞台は、わずか600メートル四方の地に約4000店以上の飲食店・風俗店がひしめきあうアジア最大の歓楽街“新宿・歌舞伎町”。綾野さん演じる主人公は、人生のどん底を味わいながら、アテもなく歌舞伎町を彷徨う、金髪・天パ・一文無しの白鳥龍彦だ。彼が足を踏み入れた裏社会…それは様々な男女の危険な思惑が交錯する混濁した世界。女性たちに水商売の斡旋するスカウトマンたちの熾烈な騙し合いによる抗争と、頂点へと成り上がろうとする熱き男たちのロマンを描く。主演の綾野さんのほか、ライバル会社のスカウトマン・南秀吉を演じる山田さん、龍彦を救いの王子様と慕う風俗嬢・アゲハ役に沢尻さん、龍彦の兄貴分・真虎役の伊勢さんがメインキャストとなり物語を大きく動かしていく。今回公開された特報映像では、そんな豪華な面々が叫び・誘い・形振りかまわず大暴れしている。さらに今回追加キャストとして発表された、ロックバンド「RIZE」のドラマーであり俳優の金子ノブアキ、『クローズ』シリーズのリンダマン役で愛される深水元基、裏社会を暗躍する高級クラブの涼子ママ役で妖艶な魅力を醸し出す山田優、豊原功補、NHK連続テレビ小説「花子とアン」や「MOZU」シリーズなどで人気を博した吉田鋼太郎など、個性豊かな俳優陣が集結している。本作は、綾野さんの主演作および園監督の作品としては、過去最大規模となる全国300館以上で公開されることも決定。本作について綾野さんは「皆様、お待たせしました。映画『新宿スワン』完成いたしました。ようやくお届けできること、感謝の極みです。園子温組、スタッフ、キャストと共に魂を込めて暴れさせて頂きました。遠慮なく、皆様に爪痕を残す所存です。いざ」と語り、園監督も「今までの自分を全部捨て去って、新人、新しい監督となって挑んだ」とそれぞれに気合の入ったコメントを寄せている。『新宿スワン』は5月30日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉ら豪華俳優陣を迎え、41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の最高傑作を映画化した『そこのみにて光輝く』。第38回モントリオール世界映画祭で「最優秀監督賞」を獲得した本作。さらに来年2月には、第87回米国アカデミー賞の「外国語映画賞部門」日本出品作品にも選出されているが、現在その出品を応援するためのプロジェクトが進行中だ。本作の主人公は、ある出来事をきっかけに仕事を辞め、目的もなく毎日を過ごす男・佐藤達夫(綾野剛)。ある日、パチンコ屋で使い捨てライターをあげたことをきっかけに、粗暴だが人なつこい青年・大城拓児(菅田将暉)と知り合う。拓児に誘われるままについていくと、そこは取り残されたように佇む一軒のバラックだった。そこで達夫は拓児の姉・千夏(池脇千鶴)と出会う。達夫と千夏は互いに心惹かれ、距離を縮めていくが、千夏は家族を支えるため、達夫の想像以上に過酷な日常を生きていた。それでも、一途な愛を貫く達夫のまっすぐな想いに揺れ動かされる千夏。千夏の魂にふれたことから、達夫の現実が静かに色づきはじめ、達夫は失いかけていたこの世界への希求を取り戻していく。そんなとき、ある事件が起こる…。毎年、世界中から多くの注目を集める米国アカデミー賞。その中でも、「外国語映画賞」は各国からハイクオリティな作品が集まる激戦区でもある。第87回米国アカデミー賞外国語映画賞のエントリーには、83か国。『そこのみにて光輝く』は日本の出品作として、この激戦を闘うことになる。本作を世界へ届けるべく、今回の応援プロジェクトのために、“オスカーキャンペーン事務局”も設立したようで、国内から盛り上げていきたいという強い想いがあるようだ。さらに現在、現地では投票者である匿名のアカデミー会員に向けて、毎日のように各国の作品の試写会が開催されており、本作も現地の状況を把握するためのリサーチ、現地での追加試写会の開催、作品の魅力についての広報活動を行っていく予定だそうで、その資金調達のために今回のクラウドファンディングに至ったよう。すでに目標の50万円は達成しているものの、現地での活動を考えると更なる応援が必要となりそうだ。『そこのみにて光輝く』応援プロジェクトは、クラウド・ファンディング・プラットフォーム「Makuake」にて進行中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そこのみにて光輝く 2014年4月19日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014 佐藤泰志 / 「そこのみにて光輝く」製作委員会
2014年12月01日小栗旬主演の“月9”ドラマ「信長協奏曲」で木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)を演じるなど、テレビ、映画に、引くてあまたの実力派俳優・山田孝之が、2014年夏、思うところあって訪れた赤羽で過ごした様子を記録したドキュメンタリードラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」が、2015年1月、テレビ東京にて放送されることが決定した。2014年の夏、ある映画の撮影中に、役と自分を切り離すことが出来なくなり苦悩していた山田孝之は、赤羽に実在する個性的な人たちを面白おかしく描いた漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」に出会い、感銘を受ける。「ここに行けば、見失った本来の自分を取り戻せる」と直感した山田は、信頼を寄せる映画監督・山下敦弘を自宅に呼び出し、赤羽での自分の姿を撮影してほしいと依頼。さっそく赤羽に降り立った彼は、まず、「ウヒョッ!東京都北区赤羽」の作者であり主人公の清野とおると会う約束をとりつけるが…。この番組は、俳優として役と自分を切り離すことが出来なくなり苦悩する山田さんが、地元・赤羽では「ONE PIECE」より売れているといわれるある漫画に出会い、作者や漫画に登場する赤羽の住人たちと交流しながら、自分の“軸”となるものを探していく姿を追った、かつてないほどリアルな(?)連続ドキュメンタリードラマ。『味園ユニバース』『苦役列車』の映画監督・山下敦弘が、友人の北区民であるドキュメンタリー監督・松江哲明と共に作品化させた。しかも、赤羽の住民たちだけでなく、山田さんのリアル親友の綾野剛を始め、尊敬してやまない俳優のやべきょうすけ、大根仁監督、ミュージシャン・吉井和哉らとの交流も捉えていく。【山田孝之コメント】いまふり返って見てみるとあの時期はやはり相当参っていたのだなぁ、結構ヤバい所まで行ってしまってたのだなぁと思った。しかしそんな自分の姿がどうやら人から見ると面白いらしいので、面白いならいっかと今回の形に収まりました。【山下敦弘監督コメント】俳優、そして人間としての山田孝之にカメラを向け、振り回され、自分自身を見失った2014年の夏でした。(中略)密着ドキュメンタリーという方式なので、時折監督である自分も写り込んでしまい、正直あまり見られたくない気持ちもありますが、それ以上にあそこまで自分をさらけ出した山田孝之本人が放映の許可を下ろしてくれたので、自分の醜態をさらけ出す覚悟が出来ました。2014年、山田孝之の“崩壊”と“再生”の記録を遅い時間帯ではございますが、じっくりと堪能してください。【松江哲明監督コメント】親友であり、映画のライバルでもある山下君から「松江君、助けて」と、ある日突然連絡がありました。そこで見せられたのは、赤羽での山田孝之を映した日常の映像素材。「2時間前後の映画にまとめてしまうのは、もったいない」と感じ、テレ東さんに相談したところ、なんと全12話の番組として放送していただくことになりました。僕はドキュメンタリー監督としての技術をぶち込み、何よりも北区民として恥ずかしくない作品を目指しました。日本映画界を代表する俳優と監督が、“本当の山田孝之”を求めて葛藤する“誰も見たことのない山田孝之”を映したひと夏の衝撃的な記録映像。どんな番組に仕上がっているのか、いまから楽しみだ。「山田孝之の東京都北区赤羽」は2015年1月9日より毎週金曜深夜0時52分~1時23分、テレビ東京・テレビ大阪ほかにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月30日綾野剛と武井咲がW主演を務めるドラマ「すべてがFになる」。このほど12月2日(火)に放送される第7話で、武井さんが戦隊ものヒロインの“女剣士”と“ナース”のコスプレ姿を披露していることが判明。“女剣士”のコスプレ・ビジュアルが到着した。スーパー理系頭脳をもつ“リケジョ”の女子大生と工学部建築学科の准教授の師弟コンビが、天才的頭脳の持ち主が仕掛ける、解の見えない密室殺人と猟奇犯罪方程式に挑む2話完結型のサイエンスミステリー。武井さんのコスプレ姿が披露される第7話は、知人の主催するイベントで、全国からフィギュアや模型のファンが集まる「モデラーズフェス」に出席することになった萌絵(武井さん)が、連絡のつかなくなった出演者の代役としてコスプレスーツ“女剣士”を着用。その後、会場で起こった凄惨な殺人事件の謎に迫る萌絵は、警察の監視下にある病院に入院している容疑者に会って話を聞くため、今度は知人に借りた看護師に変装し、病院に潜入するというもの。コスプレスーツを着ての撮影となった現場では、背中についた羽がひっかかるためまっすぐドアを通ることのできない武井さん。「すいませ~ん!通ります!」と言いながら、横歩きで部屋を出てくるなど和やかな雰囲気で撮影が行われた。しかし、この日撮影されたのは、首から上が切断された死体とその近くに倒れている人を発見するというシーン。武井さんは、「あんな格好をしているのに、シリアスな演技で(倒れている人に駆け寄り)『どうしたんですか?大丈夫ですか?』とか『救急車を呼んで下さい!』っていうセリフがあって、そういうミスマッチなところが面白かったです」と語る。「コスプレは、ちょっとテンション上がりました」と話す武井さんは、衣装の中でお気に入りの部分があるようで、「頭についている角みたいな“コレ”(白い頭飾りのようなもの)。いまだにこれが何なのか分からなくて。スタッフの方に聞いてみたら、“通信機器”らしいんですけど、何なんだか、分からないままつけています」と笑いながら語った。また、共演の綾野さんからは「角をちょんちょんと触られました。(私は)『すいません…』って言うしかなかったんですけど、『いいね!』って言って下さったので救われました」と撮影の秘話も語った。さらに、看護師姿も披露しているそうで「コスプレっぽいナース服を選びました」と武井さん。シリアスな表情ながらも可愛すぎるコスプレ姿…ファンには見逃せない回となりそうだ。ドラマ「すべてがFになる」は毎週火曜21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月20日俳優の田口トモロヲが監督を務め、主演に多部未華子、綾野剛、さらに松坂桃李、木村文乃、菅田将暉らが出演する、ジョージ朝倉原作の大人気コミックの映画化『ピース オブ ケイク』。若手の“最旬”俳優が一挙に集結する本作に、“田口組”常連であり、今夏、舞台「母に欲す」でも田口監督や池松壮亮とともに熱演を見せていた「銀杏BOYZ」の峯田和伸が参戦することが決定。また、劇中音楽を『色即ぜねれいしょん』でも田口監督とタッグを組んだ、「あまちゃん」の大友良英が担当することが明らかになった。24歳の梅宮志乃(多部未華子)はバイト仲間との浮気がばれ、DV体質の恋人・正樹(柄本佑)からフラれると同時にバイトも辞めることに。心気一転しようと引っ越した先で出会った男は、なんと新たな職場の店長、菅原京志郎(綾野剛)。京志郎に強く惹かれる志乃だったが、彼には同棲中の彼女・あかり(光宗薫)がいる。今度こそ恋愛で間違いたくない志乃は、果たして幸せを手に入れることができるのか――?原作は2003年から「FEEL YOUNG」にて連載され、全5巻の単行本が累計発行部数43万部を誇る、ジョージ朝倉による同名人気コミック。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描き、20~30代の女性を中心に恋愛のバイブルとして熱烈な支持を集めている。そんな原作の満を持しての映画化で監督を務めるのは、俳優として幅広く活躍する一方で、『アイデン&ティティ』(’04)で映画監督デビューを果たし、2作目『色即ぜねれいしょん』(’09)で「新藤兼人賞銀賞」を受賞した田口トモロヲ。“独りでいるより、まし”という理由で言い寄られたら、すぐ誰とでも付き合う主人公・志乃を多部未華子が務め、その相手役に綾野剛、志乃の親友・“おかまの天ちゃん”役に松坂桃李。加えて、木村文乃、菅田将暉、光宗薫、柄本佑、中村倫也、安藤玉恵、森岡龍ら個性豊かな俳優陣や、宮藤官九郎、廣木隆一監督が友情出演することがすでに発表されている本作。このたび、最後のキャストとして発表されたのが、俳優としても活躍する「銀杏BOYZ」の峯田和伸だ。三浦大輔演出の舞台「母に欲す」では、田口監督と親子役で共演していた峯田さんは、『アイデン&ティティ』『色即ぜねれいしょん』に続く田口監督作品への出演。多部さん演じる志乃と、松坂さん演じる天ちゃんが所属する劇団「めばち娘(こ)」の座長であり、密かに志乃に想いを寄せているという千葉役を演じ、さらにオリジナルの劇中歌も手掛ける。さらに、劇中音楽を務めるのは、作曲家の大友良英。同じく田口監督の過去2作品に続いて劇中音楽を担当する。また、峯田さん演じる千葉が主催する劇団の劇中劇を、個性派劇団として知られる「劇団鹿殺し」が務めている。峯田さんは、「心から尊敬する田口トモロヲ監督と、大好きな漫画『ピース オブ ケイク』。共通するのは、静かに、青く燃え続けている美しさです。そのような火になら焦がされてしまいたいと、身をあずけました。光栄です」と喜びのコメント。峯田さん始め田口監督のもとに集まった、日本映画でも類を見ない超豪華なキャスト&スタッフたち。本作の完成が、ますます楽しみになってきた。『ピース オブ ケイク』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月10日俳優の藤原竜也と山田孝之が初共演した映画『MONSTERZモンスターズ』(2014年5月公開)のBlu-ray&DVDが11月5日、全国発売される。本作は、映画『クロユリ団地』を手掛けた中山秀夫監督が、"すべての人間を操れる男"と"唯一、操れない男"の対決を描くサスペンス・アクション作品。人間を思い通りに操れる力を持つ男(藤原)は、瀕死の重傷や病気も数日で完治する特別な能力を持ち、自分の力が効かない田中終一(山田)に出会う。思い通りにならない終一の抹殺を決意する男、男に大切な人を殺され復讐を誓う終一、2人の戦いの果てには驚愕の結末が待ち受ける――というストーリーで、ヒロインを石原さとみが演じている。韓国映画『超能力者』を原案にリメイクし、対立する能力を持ってしまった2人の男の宿命を描く本作。Blu-ray&DVDには、本編のほか、特典映像としてメイキング映像や舞台あいさつなどを収録。また、本作の内容にちなみ、けん玉やリフティング、パターゴルフ、早口言葉などで対決をする「どっちが勝つ!? 禁断のバトル集」、男編や終一編などを収録した「ポンコツクエスト集」など、計180分の特典ディスクも充実している。
2014年10月20日作家・森博嗣氏による累計350万部のベストセラー小説を映像化したフジテレビ系連続ドラマ「すべてがFになる」の制作発表会見が、10月17日(金)に東京都内ホテルで行われ、W主演の武井咲と綾野剛らが出席した。理系をテーマにしたミステリーにちなんで、好きな数字を聞かれた武井さんは「3」を挙げて「全日本国民的美少女コンテストのエントリー・ナンバーが3番だったから。形も好き」とその理由を説明。綾野さんからの「(形が似ている)8はダメなの?」との疑問に、「8は何か響きもあんまり…」と答えると、すかさず司会の三宅裕司アナウンサーから「フジテレビは8ですけどね」と鋭いツッコミが。慌てる武井さんをよそに「8」トークを振った当の綾野さんは「僕は無限という意味で8は好きですよ」と涼しい顔でゴマをすっていた。スーパー理系頭脳を持つ“リケジョ”女子大生・萌絵(武井さん)と工学部建築学科准教授・創平(綾野さん)の師弟コンビが、天才的頭脳の持ち主による密室殺人の真相に挑むサイエンス・ミステリー。森博嗣氏による「S&M」シリーズの「冷たい密室と博士たち」を皮切りに、一連のエピソードを2話完結で実写ドラマ化する。この日は小澤征悦、戸次重幸、水沢エレナ、早見あかりも出席した。お嬢様キャラを演じる武井さんは「同じ洋服を着ることがなくて、持っているものも派手。同じコートを羽織ったことがないけれど、一つ欲しいコートがあって、綾野さんにお願いしたい」と上目づかいで主演俳優に買い取りをおねだり。綾野さんは「赤いコートの事じゃない?それを着ていた時に萌絵の顔じゃなくて、完全に武井咲の顔で着ていたので、『あ、これ気に入ったんだろうな』と思った」と回想しながら「分かりました。なんとかしましょう!」と男気で“赤いコート”のプレゼントを検討していた。フジテレビ系連続ドラマ「すべてがFなる」は10月21日(火)よりスタート/毎週火曜21:00~放送。(text:cinemacafe.net)
2014年10月17日綾野剛が10月16日(木)、「第36回読者が選ぶ・講談社広告賞」の贈賞式に出席。講談社刊の人気漫画を原作にした来年公開の主演映画『新宿スワン』の映像が初めてお披露目となり、綾野さんは作品の魅力について語った。綾野さんは「読者が選ぶ・講談社広告賞」の「ベストキャラクター賞」を女優の杏と共に受賞し贈賞式に出席した。映画は「週刊ヤングマガジン」にて連載中の和久井健の人気漫画を原作に、園子温を監督に迎え、新宿・歌舞伎町で風俗嬢やAV女優のスカウトマンとして生きる男たちのドラマを生々しく描き出す。綾野さんは、ひょんなことから歌舞伎町でスカウトマンとして生きることになる金髪の白鳥龍彦を演じているが、最初にオファーがあったときの心境について「まず、すごく客観的に見て綾野剛に白鳥龍彦という人間が出来るのか?どう立ち向かうか…難しいなと思った」と偽らざる思いを明かす。一方で「やるからには迷いなく突き進もうと思った。非常に気合いも入ってました!この歳で『気合い、気合い』と言うのもなんですが(笑)、19歳の役なのでそこに対しても気合いが入ってました」と強い思いを口にする。“鬼才”と称される園子温監督については「気持ちのいい監督です。役者に対する愛がすごい。ものすごくかわいがってもらいましたし、役者もとてつもない信頼を持って臨みました。大好きです」と語る。撮影が終わったいまでも「2日に1回はメールをしてるメル友」だそうで「(監督から)『いま撮影○日目』、『そうなんですか』(綾野さん)、『そろそろ飲みたいね』(園監督)、『そうですね』(綾野さん)とか」とやりとりを明かした。撮影は実際に新宿でも行われたが「とにかく街にパワーがある。カットが掛かった瞬間に体がドッと持っていかれるような感じで、すごいなと思いました。あの街の雰囲気を作っているのはそこにいる人々だと思います。その一員になれたらという思いでやりました。タブーになっている部分も肯定するのではなく、しっかりと描いています。いろいろ考えさせらえることもたくさんありました」と撮影を振り返った。この日、上映された映像でも綾野さんにとっては“盟友”の山田孝之をはじめ、伊勢谷友介、沢尻エリカら、実力派のキャストが新宿の街を駆け巡る姿が映し出されたが、綾野さんは「いい役者ばかりです。本当に見てほしい映画です」と力強く呼びかけた。『新宿スワン』は2015年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2014年10月16日「第36回読者が選ぶ・講談社広告賞」の贈賞式が10月16日(木)に開催され、読者の投票による「ベストキャラクター賞」に選出された杏と綾野剛が来場した。講談社が発行する雑誌の広告の中から読者の投票により、優れた広告を選ぶというもので、「ベストキャラクター賞」は同じく読者投票で「いま最も輝いている人物」に贈られ、昨年はモデルのローラが選出された。杏さんは「このような華やかな式典で大きな賞をいただき光栄です。気がつけば年末も目の前ですが、今年はお仕事でもいろいろなことがありました」と充実の表情。綾野さんは「素直に嬉しいです。なかなかこういう場に呼んでいただくことがないので」と笑顔を見せた。役者として過去に2回、共演経験があるが、杏さんは綾野さんについて「すごくクールな見た目をしているようで、お話すると気さくで明るくて、ギャップがあります」と語る。一方、綾野さんは杏さんについて「まず美しい方です」とニッコリ。そして前回の共演作が「妖怪人間ベム」だったことに触れ「『ベム』のときはああいった役でしたが(笑)、ホントはそっちなの?と思うくらいでした」と女優として役になりきる姿勢を称賛する。「広告賞」の贈賞式ということで、普段、雑誌広告やCMなどにおいて意識している点について尋ねると、杏さんは「CMなら30秒や15秒、雑誌なら1ページの短い世界で強いメッセージを打ち出さないといけない。その一瞬の世界の表現者として選んでいただいたので、何を一番に伝えたいのか?意識しています。私は元々、モデルですが雑誌なら誰が読むのか?ターゲットや何をテーマとして伝えたいのか?スタッフの一員としてものづくりをやっていけたらと思っています」と語る。この意識の高さに綾野さんは「すごいですね…。僕も頑張らなきゃ(苦笑)」と驚愕していた。これからドラマ、映画と出演作が目白押しの2人だが、杏さんは「寒くなってきたので風邪を引かないようにしたいです。冬からまた忙しくなっていきそうな予感がしているので、ONとOFFをハッキリと分けて、ONのときは全力で頑張りたい」と今後に向けた意気込みを口にする。綾野さんは「まずはいま、決まっている作品を完走したいです。なるべく『いま』『いま』『いま』という状態で、スタッフや共演陣と良い未来を作れるのは“いま”しかないので目の前のいまに集中していきたい」と語った。(text:cinemacafe.net)
2014年10月16日大場つぐみ×小畑健コンビの人気漫画を原作に、佐藤健と神木隆之介をメインキャストに迎え実写化される映画『バクマン。』。このほど、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキーの3人が、変人・奇人たちが跳梁跋扈する本作の中でも、一際異才を放つ超個性派キャラクターに抜擢されたことが発表された。『モテキ』の鬼才・大根仁監督がメガホンを握る本作。主人公となるのは、「週刊少年ジャンプ」連載を目指す高校生漫画家で作画担当の真城最高(佐藤健)と、その同級生でストーリー担当の高木秋人(神木隆之介)。日本が世界に誇る“MANGA”を通して、彼らの成長・戦い・友情・恋愛と、まさに王道の青春ストーリーが展開する。今回明らかとなった新キャスト3人が演じるは、本作のキーパソンとも言うべき重要な役どころ。山田さんは最高&秋人の才能を見抜き、2人を支えるジャンプ編集部・服部哲役、リリーさんはそんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役に、そして宮藤さんは主人公・最高が漫画家を目指すきっかけとなった、叔父で漫画家の川口たろう役に。今回の抜擢を受け、3人からはコメントも寄せられている。■山田孝之(服部哲役)「服部は、感情がとても静かに、でも大きく変化するキャラクターです。最初、作品を持ち込んできた最高と秋人の2人の作品に対して、編集者として大して思い入れもなく、そっけない冷たい感じになっていますが、そこから徐々に彼らの作品が認められていくことを自分のことのように喜ぶようになっていきます。才能を秘めた2人の漫画家と一緒に成長していく喜びに加え、自分の担当ではない天才漫画家“新妻エイジ”という存在に対するライバル心が服部にもあって、より2人と共に頑張ろうという気持ちを強くしていったんだと思います。演じるにあたっては、感情の変化を物語の序盤から終盤に掛けて表情や口調などで微妙なニュアンスをつけるよう心掛けました。また、実際にジャンプ編集部に見学に行かせてもらって、服部のイメージを持った編集部の方と喋ったり、他の方と喋っている様子を観察するなどして、編集者の目線の置き方や間などを自分なりに参考にしました。今回、面白い原作を、共演してみたかった俳優陣と大根監督と一緒に仕事ができて本当に良かったです」■リリー・フランキー(佐々木編集長役)「僕が演じた佐々木は、最高と秋人の2人が成長していく過程を、ジャンプの編集長として見守っていく役どころ。実際にジャンプの編集長や編集部の方にもお会いしたときに感じた、独特の『修羅場をくぐり抜けてきた感』というか、どこか血の気が少し抜けているような雰囲気を出せるよう心がけました。それから細かな部分ですけど、編集長だからといって偉そうにしすぎない、かといって軽すぎない、2人に対してあんまり優しすぎないようにとか、演じる上でそのあたりのバランスもなかなか難しかったですね。あと僕は編集部にいるシーンが多いので、なるべく編集会議のところが面白くなればいいなと思いましたね。みんなとワイワイやって悪ふざけが通用するようなシーンって、あそこぐらいしかないんじゃないかと思って(笑)。完成した映画は、原作の魅力をリアルに描き出している作品になっていると思います」■宮藤官九郎(川口たろう役)「僕、漫画家や作家、あと死んじゃう役が多いんですけど、そういう意味では今回、得意中の得意の役どころだったので、いかに生命力の無さの引き出しをいっぱい持っているかを見せたいなと思って演じました(笑)。漫画家役は、2度目なんですけど、漫画を描く手元は違う人がやるんだろなって思っていたんですけど、基本は自分で描くという事だったので、練習はすごくやりましたね。撮影現場では、漫画家役を演じるよりも、漫画をひたすら一生懸命描いている時の方が、きっとより漫画家に見えているんだろうなと思って、なるべく今本番だとか意識しないように心掛けて演じてました。川口たろうという人は、不器用な感じで漫画しかないままの一生だったんですけど、自分なりの美学を持って生きていた人なんだろうと思います。漫画家も作家も、物を作っていくという所では共通する部分があるので、演じていてそういうところは好きでしたし、自分でもそうありたいなって思います。映画『バクマン。』是非、ご覧ください!!」そのほかのにも、これまでに小松菜奈(ヒロイン・亜豆役)、桐谷健太(漫画家・福田真太役)、新井浩文(漫画家・平丸一也役)、皆川猿時(漫画家・中井巧朗役)らの出演が発表されている。『バクマン。』は2015年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月11日フジテレビ系月9ドラマ「信長協奏曲」の記者会見が10月6日(月)都内スタジオで行われ、主演の小栗旬、共演の柴咲コウ、山田孝之、向井理が出席した。妻で女優の山田優との間に、待望の第一子を授かったことが今月1日明らかになったが、小栗さんは「本当に嬉しいですし、生まれてきてくれた我が子はめちゃくちゃ可愛いので、この子のためにも今後頑張っていかなければいけない」と姿勢を正しつつも、「現場でみんなから『顔が幸せそうになってきちゃったな』と言われて。やっている役は高校生からのスタートなので、そういう(幸せそうな)部分が出過ぎないように戦国時代を生き抜きたい」と照れくさそうに意気込んだ。漫画家・石井あゆみによる同名コミックのドラマ化で、TVアニメ、連続ドラマ、実写劇場版として展開するフジテレビ開局55周年記念の超大型プロジェクト時代劇。平凡な高校生のサブロー(小栗さん)が、ひょんなことから戦国時代にタイムスリップし、自分とそっくりな織田信長に出会う。信長から天下統一を託されたサブローは、戦国時代の仲間たちとともに戦いへと身を投じていく。小栗さんといえば国民的人気アニメの実写映画化『ルパン三世』でタイトルロールを演じたばかり。漫画原作ものに立て続けに出演しているが「好きというか、『やらない?』ってオファーが来るんですよね。だからやる感じで」としながら、「でもルパンに関しては、キツいなと思いましたけどね」とぶっちゃけていた。一方、本格的共演となる柴咲さんが「何せ私は気が弱いものですから、初日に(小栗さんを)ひっぱたくシーンから始めたのがつらかったですが、いい試練を与えられた感じ」と弱いキャラを貫こうとすると、小栗さんはすかさず「あんなフルスイングのビンタは初めてで、凄い勢いでしたけどね」と、柴咲さんの気が強い一面を暴露していた。フジテレビ系月9ドラマ「信長協奏曲」は10月13日(月・祝)21時~スタート。(text:cinemacafe.net)
2014年10月06日『ルパン三世』実写化という最高難易度のプロジェクトにひるむことなく立ち向かった小栗旬、玉山鉄二、綾野剛。スクリーンで躍動する3人が、公開を前に改めてこのミッションを振り返った。その他の写真あちこちに散りばめられたおなじみのセリフや仕種。3人とも随所でアニメ版のルパン、次元、五ェ門の“匂い”を感じさせる。アニメとの距離とバランス――それは今回の実写化の根幹に関わる重要部分だ。実は、最初に提示された設定では、ルパンはおなじみの赤いジャケットを着ておらず、五ェ門も着物ではなくライダースコートという設定だったという。小栗は最初に感じた“違和感”とそこからのアプローチをこう説明する。「このチームがどこに向かおうとしているのか?原作とは違う“新しい”『ルパン三世』を作ろうとしているところがあり『なるほど、そういうチャレンジなのか!』と思う反面、『それにしては、新しいものを作ろうとするエネルギーが弱くないか?』という印象だった。みんな、そう感じているところがあって『やっぱりルパンをやるなら、ある程度は観客が待っていることをやった方がいいんじゃないか?』という話になった。『じゃあ、赤ジャケットを着る提案をしてみるわ』となったり、いろいろ試行錯誤しながら、僕らがずっと見てきたアニメの世界観に寄せていったというのが一番大きいと思います」。一方で玉山は、世間が言うほどにはこの『ルパン三世』実写化を特別視せずに臨んだ。その言葉にはいくつもの作品に参加してきたこの男の自負が感じられる。「与えられた台本、衣裳、髪型で、どこまでみなさんの違和感を薄められるかというのが役者の仕事。いつも通りのアプローチをした結果、こういう次元になった。『プレッシャーは?』とみなさん仰いますが、それは僕らにとっては宿命。かといって自分の中に勝手に敵を作る必要はないし、それが作品に良い結果をもたらすとは思えない」。「最初に実写化と聞いて『やめた方がいい』と思った」と笑う綾野だが、彼の五ェ門に対するアプローチも徹底している。作品次第で、必要ならば役柄の人生を背負い、深く入り込んでいく綾野だが、今回は「五ェ門という“記号”に徹した」という。「あくまでこれは『ルパン三世』であって、特に今回、五ェ門の物語は必要ないし、実写版ならではの五ェ門を出す必然も全くない。『何となく五ェ門ってこうだよね?』と絶対数が知っている五エ門を目指しました。それぞれの哲学の下、作り上げた実写版『ルパン三世』。共通するのは強い“意志”だ。『ルパン三世』8月30日全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2014年08月29日近ごろのモテ男子の傾向は、西島秀俊、綾野剛、向井理、加瀬亮など、中性的で爽やかな印象の傍ら、独特の色気をまとい内に秘めたる男気を見せる男子たちが主流。しょうゆ顔よりもさらにあっさりした顔立ちであるため“塩系男子”、あるいは見た目は草食、中身は肉食であることから“ロールキャベツ系”男子などと言われている。だが、実はいま、サッカー日本代表の香川真司選手や、俳優の山田孝之ら同性からの熱い支持を集めているのは、ジェイソン・ステイサムを始めとしたマッチョ&スキンヘッドの肉体系男子。その理由と魅力に迫った。『トランスポーター』『アドレナリン』シリーズでアクション映画に新風を巻き起こして世界を驚愕させ、『エクスペンダブル』シリーズではシルベスター・スタローンら伝説のビッグスターたちとも互角に渡り合ってきた永遠のアウトロー、ジェイソン・ステイサム。最新作『ハミングバード』が6月7日(土)より公開、また8月9日(土)には製作・脚本をスタローンが務めた『バトルフロント』と、主演作が相次いで公開される。『ハミングバード』で演じるのは、復讐のために他人になりすまし、ロンドンの裏社会でのし上がっていく、“過去にとらわれた”男。『堕天使のパスポート』『イースタン・プロミス』の脚本で絶賛されたスティーヴン・ナイトが本作で初監督に挑んでいる。元はイギリス・ナショナルチームの飛び込み選手だったステイサム。鍛え上げられた肉体から繰り出すアクションは彼の代名詞ともいえ、多くの男性ファンのみならず、女性映画ファンまでも虜にしてきた。中でも、サッカーワールドカップ日本代表の香川選手は、5月19日放送の情報番組「ZIP」(NTV系)のインタビューで、好きな俳優としてステイサムを挙げており、これまでほとんどの作品を観ていると語っている。また、現在公開中の『闇金ウシジマくんPart2』に主演し、『MONSTERZ モンスターズ』が公開間近の山田さんも、自身のTwitterにて「あんなに渋くてかっこいいハゲになりたい」と公言しており、各界をリードする男気あふれる同性からの支持は絶大。そんな肉体系男子は、ステイサムばかりではない。DVD&BDが発売中『REDリターンズ』に主演の元祖スキンヘッド&マッチョ俳優、ブルース・ウィリスは、かつて「男ってのは、髪の量で決まるんじゃない!ハートで決まるんだ!」という名言(!?)を残したほど。相棒のポール・ウォーカー亡き後、『ワイルド・スピード』シリーズ第7弾『Fast & Furious 7』(原題)を撮影中のヴィン・ディーゼルは、劇中では情に厚いまっすぐな男を演じており、今秋公開予定のドウェイン・ジョンソン主演『ヘラクレス』では、鍛え抜かれた体で本職のレスラーさながら、戦う男の姿を演じている。『Fast & Furious 7』にはジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンも出演しており、Wスキンヘッドマッチョが集結する。やはり“肉体系”こそ、男前の代名詞なのか。ダンディズムの象徴ともいえるスキンヘッドで、シンプルに着こなしたスーツ姿からは男らしい色気が漂う。彼らの無骨なまでのボディとその眼差しに、 “真の男の魅力”を再発見してみて。『ハミングバード』は6月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハミングバード 2014年6月7日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2012 Hummingbird Film Investments LLC
2014年05月28日映画『そこのみにて光輝く』の試写会が4月10日(木)、原作者の佐藤泰志の母校・國學院大学で開催され、主演の綾野剛、呉美保監督が舞台挨拶に登壇。本作がモントリオール世界映画祭の「コンペティション部門」に出品されることも発表された。映画化された「海炭市叙景」など北海道・函館を舞台にした作品を発表し、芥川賞の候補に挙がるも、41歳で自ら命を絶った作家・佐藤泰志の唯一の長編小説を映画化。函館の短い夏を背景に、過酷な日常を生きる女性を一途に愛する男の姿を描く。学生で埋まった会場に金髪の綾野さんが姿を見せると、割れんばかりの歓声に包まれた。綾野さんは大学への来訪を「場違い」と苦笑しつつ、「学業に専念されているところに来るのは恐縮でしたが、佐藤さんのことを知っていただくきっかけに微力ながらなればと思いお邪魔しました」と語った。箱根駅伝の大ファンとして知られる綾野さんだけあって、近年、たびたび箱根駅伝の本選に出場している同大学への訪問は心躍るものがあったよう。壇上に立てられた大学のロゴ入りの看板を見やり「よく選手がこれの前でインタビューとか受けてますよね。これを見てドキドキしてました」と語り、会場は笑いに包まれた。佐藤さんが自らを投影したと思われる主人公の達夫を呉監督と話しながら作り上げていったという綾野さん。「佐藤さんは本当はこうやって生きたかったのではないか?こうやって家族を思い、人を愛したかったのでは?というのを達夫から感じた」とも。演じる上では「この作品の(小さな)規模を逆手にとったアプローチ、メジャー作品やドラマでは許されないこともできた」と語り、「ノーメイクで髪は水で洗っただけ、毎晩飲んで、2日酔いで目も真っ赤、顔もむくんだ状態でした。“生”のままでやりたかったし、暴力シーンも全て、当てています」と本作に注いだ強い情熱をうかがわせた。学生から寄せられた質問で、綾野さんの“俳優として”の魅力を尋ねられた呉監督は「俳優としてではなく、男の人としての魅力を言いたい(笑)!」とあえて質問を変更し、「母性本能をくすぐりつつも年下の女性にも『付いて行きたい。守られたい』と思わせる!」と熱弁をふるった。また、就職活動中の学生からアドバイスを求められると、綾野さんは「影響されることを怖れず、変化することを怖れず、驕らず、大人に媚びず、謙虚に」とエールを送った。サプライズでモントリオール世界映画祭への出品を知らされると「こういうときの感情表現が下手なんです」と苦笑しつつも、「すごく嬉しいです。この作品は何かしらの形で評価されてほしいと思っていたので」と静かに喜びを口にしていた。『そこのみにて光輝く』は4月19日(土)より全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:そこのみにて光輝く 2014年4月19日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014 佐藤泰志 / 「そこのみにて光輝く」製作委員会
2014年04月10日小栗旬、玉山鉄二、綾野剛、浅野忠信、黒木メイサと豪華キャストを迎え、モンキー・パンチの大人気コミックを実写化で話題を集める映画『ルパン三世』。このほどメインキャスト5人がそれぞれのキャラクターに扮したビジュアルが解禁された。原作は、世紀の大泥棒・ルパン三世がハードボイルドかつコミカルに、鮮やかに獲物を盗み出す姿を描き、少年少女向けでも成人向けでもない、という新たなジャンルを切り開いたモンキー・パンチが手がけた“青年漫画”だ。映画版でルパンたちが狙うのは、「その所有者は世界を統べる」といわれる、運命の宝物・クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ。収蔵されているのは、超巨大要塞型金庫“ナヴァロンの箱舟”。何人たりとも破れない、世界最強の鉄壁セキュリティ…そんな「絶対不可能」な獲物に挑んでいく。今回、お披露目されたキャラクター・ビジュアルは赤・青・緑・黄・ピンクとそれぞれのキャラクターに併せ分けられたカラーが特徴的だ。小栗さんが演じる、神出鬼没、大胆不敵、天才怪盗ことルパン三世は、TVアニメの2ndシリーズ(1977年~)を彷彿とさせる赤ジャケット。原作のルパンに近づけるため、10か月にも及ぶアクショントレーニングと8kgの減量で見事な“ルパン体型”を完成させており、その口元にはルパンさながらの不敵な笑みも。そんなルパンの相棒にして、天才ガンマン・次元大介に扮した玉山鉄二は、青い世界の中に佇み、タバコの煙を吐き出すその姿で原作ファンも納得の寡黙な次元像を体現。胸キュン必死の渋さを漂わせている。一方、動きのあるビジュアルで印象的なのが、綾野さん扮する居合いの達人・石川五ェ門。劇中では愛刀・斬鉄剣を使った超人的なアクションを披露しているようだが、今回のビジュアルでもその“キレ味”は健在だ。完成度という意味ではNo.1(?)なのが、ベージュのトレンチコートに身を包んだ浅野忠信演じる、ルパンの宿敵・ICPOの銭形警部。その目には逮捕への執念も感じられるはずだ。そんな男たちを翻弄するのは、黒木メイサ演じる紅一点のセクシー担当・峰不二子。敵か?味方か?いつも気まぐれな彼女だが、太ももに付けた銃のホルダーはまさに妖艶さ抜群!劇中では驚異の運動神経でワイヤーアクションも自らこなしているという。1967年から40年以上愛され続けてきた国民的キャラクターだけに、原作ファンの意見も気になるところだが、今回のビジュアルでその期待値はぐんっと跳ねあがったのではないだろうか?映画『ルパン三世』は8月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年04月09日西武渋谷店A館1階、井の頭通り沿いのウィンドーに、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」の14SSコレクションに身を包んだ綾野剛、菅田将暉、星野源、忽那汐里、黒木華、壇蜜ら、6人の日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者の写真を巨大なビジュアルボードで展示されている。3月10日まで。「New Cinema Face 2014」と題された同企画は、日本アカデミー賞協会と西武渋谷店とのコラボレーションで行われており、ヨウジヤマモトは衣装協力という形で参加している。また、渋谷シネパレスでは『少年H』『許されざる者』など新人俳優賞受賞作品の企画上映を3月6日まで実施。期間中、ヨウジヤマモト西武渋谷店で商品を購入すると、先着で企画上映の招待券ががプレゼントされる。
2014年03月05日俳優の綾野剛が3月3日(月)、都内で行われた主演作『そこのみにて光輝く』の完成披露試写会に出席。共演した池脇千鶴を「どんな芝居も受け入れてくれる安心感」「重鎮のオーラ」と評し、「同い年ですが僕は孫みたいなもの」と綾野さんらしい言葉で敬意を示した。幾度となく芥川賞候補に名を連ねながら受賞がかなわず、41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志(「海炭市叙景」)が残した唯一の長編小説を映画化。舞台挨拶には綾野さんと池脇さんに加えて、菅田将暉、呉美保監督(『オカンの嫁入り』)が出席した。日々を無為に過ごす無職男・佐藤達夫(綾野さん)は、粗野だが人懐こい青年・大城拓児(菅田さん)と知り合い、世間から取り残されたような一軒のバラックで暮らす彼の家族と出会う。そこには家族を支える千夏(池脇さん)が光り輝いていた。しかし、事件が起こり…。「この手の作品は、現場に入るまで未知数なので、感情もその場で作らないと」と役作りを語る綾野さん。全編、ノーメイクで整髪料も使っていないと言い「いままでのアプローチでは難しい役。新しいことに挑戦できた」と新境地の演技に手応え十分。「観終わった後はドンヨリすると思いますが、こういう映画があってもいいはず」とアピールした。綾野さんから「安心感がある」と評された池脇さんは、「現場でスタッフさんや私達と積極的に交流してくれて、作品そのものを高めてくれた」と綾野さんの人柄をコメント。「女性らしい不器用さや勇気がある役柄で、共感でき、難しいとは思わなかった。とにかく本(台本)を信じてぶつかれば大丈夫かな」と綾野さんの言葉通り、女優としての安定感は抜群だ。劇中には、綾野さんが菅田さんの頭をはたくシーンもあり「ここを叩けば大丈夫、というポイントを綾野さんはちゃんと知っている。でも次の日は、ちょっとクラっとしましたけど(笑)」(菅田さん)。過去2作で家族を描いた呉監督は「ラブストーリーがやりたかった」と話していた。『そこのみにて光輝く』は4月19日(土)から東京・テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。(内田涼(cinema名義))■関連作品:そこのみにて光輝く 2014年春、テアトル新宿ほか全国にて公開
2014年03月03日入江甚儀、20歳。時折、年相応と言える笑顔をのぞかせるが、インタビューが進むにつれてその落ち着いた佇まいと口調から「本当にまだ20歳?」と疑いたくなってしまう。一方で当人は「もう20歳」と感じているという。ドラマに映画、舞台と活躍の場を広げ、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」にも出演するなど確実に成長を遂げているように見えるが、自らの歩みについて「自分の中ではまだまだ遅いと思ってます」と毅然と語る。ブレイクの萌芽を抱えた20歳は成長を、変革を、ほとばしるエネルギーを発散する舞台を渇望している――。そんな彼にとって武者修行の場として最適と言えるかもしれない。先日より放送がスタートしたドラマ「闇金ウシジマくんSeason2」に入江さんはレギュラー出演を果たしている。10日で5割という暴利の闇金業者「カウカウファイナンス」を営むウシジマとそれでも彼に金を借りに来る切羽詰まった債務者たちの姿を描き、2010年に深夜ドラマとして異例の高視聴率を記録。映画化を経て、連ドラのシーズン2が製作された。入江さんは読者モデルとして名を上げることを志し、やがて悪事へと手を染めていく若者・中田を演じている。本シリーズでウシジマという当たり役をものにした主演の山田孝之を中心に、すでにシーズン1で完成している「ウシジマくん」の世界に飛び込んでいくプレッシャーと緊張感というのはどれほどのものか?「山田さんにやべ(きょうすけ)さん、崎本(大海)さんの3人が揃ってると怖いですよ」と苦笑を浮かべるが、俳優として物怖じすることはなかった。「確かに以前からのみなさんがいて、世界観が出来上がってはいるんですが、このドラマ自体、金を借りに行く側の人間が主体的に存在し、そこに金を貸す『カウカウファイナンス』の人間がいて…という関係性の中で成り立っている作品。だから世界観や空気感になじむことを考えるというより、まず自分の役をきちんと表現するというところからだなという思いが強かったです。それができれば、あとはウシジマくんがいるだけでこの世界の匂いをしっかりと感じさせてくれるので」。中田というのは決して人間として好意を持てる男ではない。「目先の利益に飛びつくタイプで飛びついたら食い散らかして、そこで何かを手にしたはいいけど、見渡すと恋人も友達もいなくなっている。考えが浅はかなんです」と入江さん。「演じる上ではヘラヘラしている感じは意識しましたね。何か疑問に思っても、それを受け止めきれずに流れてしまう。ちゃんと考える人間というのは一度、自分の中で飲みこんで、考えて『こうしよう』となるけど、それができないヤツは笑ったり、黙ってごまかしてしまうと思う。だからヘラヘラしながら、何かに突っかかりを感じても、すぐに『そうっすよね~』とスルーしちゃうような薄っぺらさというのが出せればと思いました」。散々な言いようではあるが、一方で中田を単なるダメな男とは思わない。嫉妬や羨望、野望、人間臭さ…。語弊を怖れず言えば「共感」や「似たもの」を感じているとも言う。「『似てない』と言ったら嘘になると思います。それは中田に限らず、他の役にも感じるし、自分の中に同じような部分があるからこそこのドラマを見て分かるところがあるし『こうはなりたくない』とも思えるんだと思う。中田は『有名になりたい』と思って芸能界にも片足を突っ込んでるけど、僕自身もいま、こういう仕事をさせてもらってて、服を買うのも好きだし上を目指したいって気持ちもすごく強い。そこにはリスクを背負わなくちゃいけない部分もあって、でも中田はそれをうまくコントロールできずに利益だけを求めて堕ちていく。どこかで一歩間違えれば自分も…というのは感じますよ」。そう、単に崖っぷちに立った人間の転落や債務に沈んでいく“負け組”のドラマを見せるだけではないのが本作の特徴。目を背けたくなるのは自分の中にも確実にある感情が描かれているからでもある。ではそこで一線を越えてしまう人間と踏みとどまる人間の違いはどこにあるのか?入江さんは「自分を信じ切れるかどうか」とうなずく。「自分を信じられないからお金の力を借りようとしてしまう。不安で『もっと必要なものがある』と足りないものを埋めようと金を借りてしまうんでしょうね。中田を演じて、改めて感じたのは成長しないヤツだなってこと。成長した気になってるけど、最初から最後まで外見はグレードアップしても中身は変わらない。空回りって言葉がピッタリなんです。何でそうなったのか?順番を間違えたんだと思います。オシャレが好きだから働いて、お金を貯めて好きな服を買って、そこで少しずつ評判を手にして内面も磨きがかかって…と成長していけばいいのに、いきなり金がないから借りる(笑)。苦労しないから身に着かなかったんですね」。入江さん自身は買い物するにも「迷って迷って…というタイプ(笑)」とのこと。親元を離れて一人暮らしを始めて「単純なことですが、遣えばお金はなくなっていくものなんだと実感しました。家にいた頃はお金がどこから出てくるのかさえも分かってなかった」と首を振る。ちなみに、これまでで一番大きな買い物は「思い切って買った革ジャケット」だという。「自分の中で『変わりたい』という思いがあって買いました。それを買ったことで人生の直線にひとつ大きな丸い点が付けられたような気はしています。もちろん、買ったから変わったと思うの浅はかですが、少なくとも“これを着るからには良い仕事しなきゃ”っていう責任やプレッシャーを背負うところはあります。何にせよ、買い物をするときは、この仕事にどう活かせるかってことは常に意識してますね」。自ら事務所のオーディションに応募して芸能界を志したのが中学2年生の時。見事合格するが、そのわずか3日後に連続ドラマのレギュラー出演が決定したというのは語り草である。その後も初舞台で主演を務め、次々とドラマに出演するなど、順調すぎるキャリアを歩んできた。もちろん、それは傍から見てのこと。当人はひとつずつの作品の中で時に葛藤し、もがき、実績を積み重ねてきた。デビューからドラマに映画、舞台とひと通りの作品をこなし、“ふた回り目”と言える周回に入った近年、確実に自分の中の変化や成長を感じている。「去年は特にいろんな監督に出会い、いろんな共演者の方々と仕事をさせていただき、いろんな意見を聞いていろいろ試して、芝居に対する考え方が大きく変わりましたね。特に『ロスト・イン・ヨンカーズ』(三谷幸喜演出)はすごく大きかったです。3か月ずっとあの舞台の世界に居させてもらえたというのは、なかなかない経験で、役者として大きな転換点になった気がしています。改めて感じるのは、お芝居って総合力であり、相手がいてこそ成り立つということ。ただ前に出ればいいってものではないし、時に自分がグイと出ることも必要だし、逆に引くことで自分が生きることもある。駆け引きの面白さを感じました」。経験が自身の血肉になると同時に、自分に足りないものも強く感じるようになった。「これまでは脚本を読んで、パッと自分の中に沸いたイマジネーションに芝居で近づいていくという作業が多かったんですが、それだけじゃ足りない場面が出てくるんです。もっともっと、普段から役作りをしていきたい。それからまだまだできないことがたくさんあって、殺陣もダンスも歌も全然できない。出来ることだけやっていると必ず行き詰まる時が来る。努力しないと演じられない役に挑戦したい。いつか、それができるようになった時にもう一度、原点に戻って“何もしない”役をやってみたいですね」。最後にもうひとつだけ。「年下のカレ」というこのインタビュー企画に合わせて恋愛観を尋ねると、ここでも動じることなく「互いに意見を言い合える仲でありたいですね。“言葉で言わなくても感じて”という部分は、付き合うと出てくると思うけど、そこに頼りたくないんです。伝えたいことはお互いに伝えて理解して、分かり合いたい」と確固たる答えが返ってきた。「年上の女性も大丈夫?」と訊くと、最後の最後で子供のようにはにかんだ表情を見せてくれた。「経験がないので…でも、大丈夫です(笑)!」<プロフィール>入江甚儀1993年5月18日生まれ 東京都出身身長181cm血液型O型「Colorful」(’10)、「人狼ゲーム」(’13)、舞台「ロストインヨンカーズ」(三谷幸喜演出/’13)など、映画・ドラマ・CM・舞台など幅広く活躍中。現在放送中のドラマ「闇金ウシジマくん Season2」のほか、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(’14)にも出演中。「キカイダーREBOOT」(’14・5月公開)に主演決定。<作品>TVドラマ「闇金ウシジマくん Season2」MBS・TBSほか深夜にて放送中!(そのほか地域の放送局情報は公式サイトにて随時更新中)TBS:毎週木曜24:58~/MBS:毎週木曜 24:59~※放送日時は、変更となる場合がございます。<ストーリー>まっとうな金融機関からはもう借りられない「後がない」客に金を貸し、10日で5割という法外な金利をむしり取る闇金カウカウファイナンス。その社長を務めるウシジマのクールな眼差しが捉える群像劇を描いたコミックが真鍋昌平の『闇金ウシジマくん』だ。2010年に深夜ドラマ化されて異例の高視聴率を記録し、2012年公開の劇場版も大ヒット。そのウシジマくんとカウカウファイナンスが、ファン待望の新シリーズとなって深夜ドラマ枠に帰ってきた!ホストや風俗、アルコールやギャンブルといったものに依存する人たちや、有名になりたい、金持ちになりたい、性欲を満たしたい、働かずに暮らしたいといった欲望に取り憑かれた人々の人間模様を描き出す本作。視聴者はきっと、「こうならないように明日から頑張ろう……!」と、不思議とポジティブになれるはず。また、新シリーズにおけるキャスティングの目玉として、山田孝之の盟友・綾野剛がウシジマの幼なじみ役【戌亥】として登場。裏の世界にも通じている情報屋として、ウシジマの依頼を受けての活躍に乞うご期待。<出演者>山田孝之綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、武田航平、入江甚儀、絵美里原作・真鍋昌平『闇金ウシジマくん』(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)企画・プロデュース山口雅俊脚本福間正浩演出山口雅俊白川士遠藤光貴コピーライト(C)2014真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん2」製作委員会・MBS(photo / text:Naoki Kurozu)
2014年02月06日41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の最高傑作を、ドラマや映画の出演が絶えない綾野剛を主演に迎え映画化された『そこのみにて光輝く』が4月19日(土)より公開される。このほど、綾野さん演じる“愛を捨てた男”と池脇千鶴演じる“愛を諦めた女”の出会いが垣間見える、本作の予告編が到着した。本作で綾野さんが演じるのは、ある出来事をきっかけに仕事を辞め、目的もなく毎日を過ごす男・佐藤達夫。ある日、パチンコ屋で使い捨てライターをあげたことをきっかけに、粗暴だが人なつこい青年・大城拓児(菅田将暉)と知り合う。拓児に誘われるままについていくと、そこは取り残されたように佇む一軒のバラックだった。そこで達夫は拓児の姉・千夏(池脇千鶴)と出会う。達夫と千夏は互いに心惹かれ、距離を縮めていくが、千夏は家族を支えるため、達夫の想像以上に過酷な日常を生きていた。それでも、一途な愛を貫く達夫のまっすぐな想いに揺れ動かされる千夏。千夏の魂にふれたことから、達夫の現実が静かに色づきはじめ、達夫は失いかけていたこの世界への希求を取り戻していく。そんなとき、ある事件が起こる…。函館の一瞬の夏を舞台に、どん底の中で運命の出会いを果たす男女を描いた本作。今回届いた予告編には、儚げな“ゆらぎ”のある存在感を放つ綾野さんを始め、『ジョゼと虎と魚たち』に匹敵する情感あふれる演技を見せる池脇さん、天使のように無垢で危うげな佇まいの菅田さんら出演者の演技のぶつかり合いが印象的な映像となっている。第2回三島由紀夫賞の候補となった佐藤さんの『海炭市叙景』に続く最高傑作と言われる「そこのみにて光輝く」の発刊から24年を経て待望の映画化を実現させたのは、『オカンの嫁入り』で新藤兼人賞を受賞し高い評価を得てきた呉美保監督。これまでの作品で見せてきたアットホームな筆致から一転、ざらついた絆の行方を素手で掴まえる硬質な映像文体で、まったく新たな境地を開拓した。生きる目的を見失った男と愛を諦めた女との出会い、そして底辺で生きる家族を慈しむような眼差しで描いた本作。こちらの予告編から旬の俳優陣が体を張って演じた渾身の演技を覗いてみて。『そこのみにて光輝く』は4月19日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そこのみにて光輝く 2014年春、テアトル新宿ほか全国にて公開
2014年02月05日映画『ガッチャマン』のプレミア試写会が8月19日(月)、都内で開催され、松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平のメインキャスト5人が浴衣姿で舞台挨拶を行なった。約40年前に人気を博したアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の待望の実写映画化。謎の侵略者により滅亡の危機を迎える地球を救うべく、特殊な力を持つ「ガッチャマン」と呼ばれる5人の精鋭戦士たちの戦いを描く。涼しげな浴衣姿で登場した5人を映画を見終わったばかりの観客の大歓声が迎える。この日のトークは司会者の仕切りはほとんどなし。ほぼ5人のアドリブで展開した!まず最初の話題は浴衣。松坂さんと鈴木さんが今年初めて浴衣に袖を通したのに対し、綾野さんは大河ドラマ「八重の桜」の撮影現場でカツラを着けていても着替えやすいようにいつも浴衣だったそう。鈴木さんが思い出したように「そう言えば、(綾野さんは)撮影初日も浴衣で来たよね?」と指摘すると、松坂さんも「浴衣にレザー羽織ってたよね?」と綾野さんの究極の和洋折衷ファッション(?)を暴露!いったいどんな格好だったのかと場内がざわめく中、綾野さんは「俺の話はいいから」と照れくさそう。浴衣といえば紅一点の剛力さんの浴衣姿に男性陣はメロメロ。綾野さんが「ステキだね」とほおを緩めれば、鈴木さんは「彼女がこんな姿で祭りに来たら、なんか謝っちゃうよね?『ごめんなさい』って」と独特の表現で絶賛!松坂さんも「(一緒にいたら)同じクラスの男子に偶然会いたいよね?」とカワイイ彼女を周囲に見せつけたい男ゴコロを吐露し、すかさず鈴木さんと“祭りで剛力さんとデートしてたら偶然、同じクラスの鈴木さんに会った”コントを展開。楽屋裏のようなノリに会場は笑いに包まれた。剛力さんと濱田くんは劇中で着用している“Gスーツ”にまつわるエピソードを述懐。「着るだけでも20~30分かかる!」(剛力さん)、「とにかく暑い!」(濱田くん)と苦労を明かす。5人の中でこのGスーツに最も苦しめられたのは、意外にも(?)鈴木さん。一見、メンバーの中で最も頑丈そうだが、綾野さん曰く「こう見えて実は一番デリケート」だとか。鈴木さんは「肌が特にデリケートなので一面にあせもができて、身体に一枚タオルを巻いて撮影に臨んでました」と苦笑を浮かべていた。『ガッチャマン』は8月24日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガッチャマン 2013年8月24日より全国東宝系にて公開(C) タツノコプロ/2013「ガッチャマン」製作委員会
2013年08月19日選ばれた女性の胸にのみ寄生する、妖しくも美しい、シャニダールの花。映画『シャニダールの花』で、その花に含まれる新薬開発の成分を求めて研究に日々を捧げる大瀧を演じたのは、綾野剛だ。ミステリアスで独自の雰囲気が人気の綾野にこの作品の魅力を聞いた。(c) anan / 小笠原真紀■脚本を読んだときの印象、そして石井監督の現場は如何でしたか? 最初に台本を読み終わったとき、石井監督が醸し出しているものが映像になるのであれば、参加したいと思いました。前から石井監督の作品や、文章を読んで、魅力的な方だなと思っていて、台本の中身や、僕がどう思ったかが大切なのではなくて、石井監督が纏うものが映像化されること自体が重要というか。石井監督から出てきたものを生身の人間が体現するのであれば、その作品に関わりたいと思いました。撮影現場では、監督が作った確固たる世界観があって、監督を見ていれば自然とその世界に入っていけるので、役を作るという感覚はなくて。美術や衣装などのスタッフの仕事も素晴らしく、現場に入った瞬間、これはもう余計な役作りは必要ないと思いました。■黒木さんと初めて共演をされる中で驚かされたり、刺激を受けた部分はありますか? 演じているときは役柄の大瀧でしかないので、綾野剛としての驚きはなかったです。自分の客観性は持たないし、演じるときは基本的に自分を捨ててしまうので。セリフというのはコミュニケーションで、その行間にある感情の方が圧倒的に大切になると思うんです。ただ、大瀧として「え、なんで今、響子はこういう表情してるの? 」って相手の行動に驚くことはありました。意外と単純に反応しているというか、本当にシンプルにやっているつもりです。■劇中で見せた響子との鼻と鼻を合わせるシーンが非常に印象的でした。あのシーン、台本ではキスするはずのシーンだったんですが、大瀧は響子に対してそういう感情は抱けなかったんじゃないかと思って。人って自分のことを指す時、鼻を指しますよね。心がそこにあるというか、鼻って一番綺麗な場所のような気がするんです。だから大瀧は響子と心を通わせるような気持ちで、唇じゃなくて鼻と鼻をあわせたかったんじゃないかなと。気持ちとしてはキスしているんです。■今作は“花”がテーマの作品となっていますが、想い出の花はありますか? 中学と高校のとき、食虫植物のハエトリソウを育てていました。子供の頃、オジギソウが大好きで、いつも隣の家に生えていたオジギソウを撫でながら学校に通学していたんです。僕は1月生まれなんですが、調べたらオジギソウが僕の誕生花で、花言葉は〈感じやすい心〉と〈失望〉。なるほどなと思いました(笑)。 僕は花そのものよりも、咲くまでの過程に魅力を感じます。シャニダールの花も女性から生み出されることに魅力がある。何にせよ、そこにたどり着くまでの過程がいいですよね。■最後に、どのように今作を見て頂きたいですか? この作品を観た後に、新しい理解を導き出してくれたらなと思います。何かを理解しながら観るのもとても豊かなことですし、最初から答えが出ているような作品も僕は好きですが、この作品はそうじゃないんですよね。とても静かで、常に何かが揺らいでいる狂気のようなものを感じられる作品です。この作品は、“こういう話だな”と自分の枠に当てはめずに、スクリーンの中で起こっている事実を受け止めて、鑑賞後に自分が感じた答えを正解と思ってほしいです。映画『シャニダールの花』は、7月20日(土)よりテアトル新宿ほか公開 ・公式サイト (c)2012「シャニダールの花」製作委員会
2013年07月23日綾野剛・主演の『シャニダールの花』が7月20日(土)に公開を迎え、綾野さんを始め、刈谷友衣子、山下リオ、古舘寛治、伊藤歩、石井岳龍監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。石井監督が長年、温めてきた企画を実現させたオリジナル脚本による意欲作。一部の限られた女性の胸にだけ花が咲くという不思議な世界を舞台に、この花を美しく咲かせる使命を負った研究員と女性たちの心のケアを担当する女性の愛を描き出す。ついに公開を迎え、綾野さんは「感慨深いです。感謝の極みです」としみじみと語り、満員の客席に深々と頭を下げる。石井監督は常々、今回、本作のために集結した俳優陣を「理想のキャスト」と語っていたが、「(物語は)大ウソの話ですが、俳優の感情表現、存在感がこの世界をリアルで豊かにしてくれる。そのための“案内人”であり、重要でしたが、主演5人に恵まれて嬉しかったです」と改めて感謝の思いを口にした。公開前の試写会でひと足早く映画を鑑賞した観客からは、女性の胸の花に触れ、診療する綾野さんの並々ならぬ“色気”を指摘する声が多数あったという。綾野さんは「いやらしい見方を…(笑)、そうですか?」と照れ笑いを浮かべ、「監督がそう撮ってくださっただけですよ。丁寧に大切に扱う、優しく触れるようにしました」とふり返る。では、実際に綾野さんの診察を受けた女優陣の感想は…?伊藤さんは「至近距離の診察で、近かったよね(笑)?普通の内科とは違い、(胸の花に)生命があって、大切にしないと枯れてしまう。心がのぞかれているような気持ちで、(花に)触られるときも『そこは自分しか触ってないんだけど…』という気持ちでした」となんともエロティックな感想を漏らす。刈谷さんも「近かったです!体から生えているものだから…じっくり見られると照れました」と恥ずかしそうに述懐。山下さんも「一番、見られたくなかったです。(演じたミクは)コンプレックスを抱えているので、撮影中も『見ないで』という気持ちでした」と明かす。綾野さんはこれを、医者と患者というよりも「男女の距離だった」とふり返るが、研究所の上司を演じた古舘さんは「僕にはそんな距離には来てくれなかった!僕もいろいろ見てほしかったです」と不満を漏らし、客席は笑いに包まれていた。『シャニダールの花』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャニダールの花 2013年7月20日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2012「シャニダールの花」製作委員会
2013年07月21日人気絶頂の綾野剛と若手実力派No.1の呼び声高い黒木華の共演、さらに鬼才・石井岳龍監督の最新作として話題の映画『シャニダールの花』。本作の最重要アイテムであり、タイトルともなっている“シャニダールの花”に隠された秘話を紐解く綾野さんらのコメントが到着した。極少数の限られた女性の胸にだけ咲く、見たこともない世にも美しい花“シャニダールの花”を研究する植物学者の大瀧(綾野剛)とセラピストの響子(黒木華)。彼らの使命は、提供者の胸に芽吹いた花を育て、一番美しい形で採取させることだったが、採取の際に提供者の女性が謎の死を遂げる事件が相次ぎ、大瀧は研究所に不信感を抱き始める。一方、響子はそれが危険な花だと知りながらも、その花の魅力にのめり込んで行く…。この毒々しいまでに赤い“シャニダールの花”の成長と共に、次第に心惹かれ合っていく2人の姿を描いたラブストーリーだ。そんな本作で常にキーアイテムとして登場するこの花を始めとする、本作の美術を担当したのは、『シュアリー・サムデイ』や『るろうに剣心』、『プラチナデータ』など時代劇から近未来の世界まで見事な手腕で表現し、多くの映画監督たちから厚い信頼が寄せられる美術監督・橋本創。“シャニダールの花”について橋本さんは「監督とお会いする前に台本を読んで、サボテンに咲く花の様に異物な感じが良いなと思い、多肉植物の花を中心に数パターンをデザインしました。その中で、年に一度だけ大ぶりの綺麗で妖しい花を咲かす“月下美人”をベースに描いた絵を見た監督が、『僕も月下美人をイメージしていた』と仰って、驚きと共にとても嬉しかったです」と語っている。そんな橋本との仕事を、綾野さんは「真剣勝負」とふり返る。「橋本さんから役者に向かってくるパワーがものすごく強くて、毎回、『お前、オレの作った美術でどんな芝居するの?』って挑戦されているようでした。この作品を少しでも良くしたいという想いがひしひしと伝わってくる現場でした」と当時を語ってくれた。この独自のセンスが爆発する2人の「真剣勝負」を、見事スクリーンに焼き付けた石井監督。やはり独特の緊張感が漂う現場だったようで、「綾野くんは、セットに入ると僕らが飾ったものを一通り手に取って役の生活をイメージしていきます。引き出しなんかも全部開けます。僕らは芝居で使わない引き出しなどは中身を入れないのですが、綾野くんは芝居に使える物はなんでも使っていくので気が抜けませんでした」。さらに、石井監督は「花に狂わされた人たちの話といえるんですけど、その中で愛情のあり方・・・愛する、あるいは受け入れるのはどういうことなのかというテーマを、花と人間の関係にリンクさせたかったのかもしれません」と語る。こうして、それぞれの感性がぶつかり合って生まれた映画『シャニダールの花』。ぜひ、スクリーンの中に咲く、その蠱惑的な赤い花に注目してみて。『シャニダールの花』は7月20日(土)よりテアトル新宿ほか公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャニダールの花 2013年7月20日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2012「シャニダールの花」製作委員会
2013年06月05日4月14日(日)より放送スタートとなるTBSの新ドラマ・日曜劇場「空飛ぶ広報室」の制作発表会見が、4月3日(水)にドラマの撮影が行われているTBS緑山スタジオにて行われ、主演の新垣結衣を始め、綾野剛、水野美紀、要潤、ムロツヨシ、高橋努、柴田恭兵ら豪華キャスト陣に加え、番組プロデューサーが登壇した。原作は、「図書館戦争」や「フリーター、家を買う」などいくつもの著書がドラマや映画にと映像化が続く人気作家・有川浩のベストセラー小説。物語は、3.11以前の航空自衛隊の広報室。帝都テレビの美人ディレクター・稲葉リカと、不慮の事故により夢を立たれた航空自衛隊の元戦闘機パイロット・空井大祐。番組で自衛隊を取材したことをきっかけに、考え方も立場も違う2人が出会い、ぶつかり合いながらも互いに惹かれ合い、成長していく姿を描く本作。美人ディレクターの主人公・稲葉リカを務める新垣さんは、TBS連続ドラマは4年ぶりにして初主演となるが、今回のオファーについて「まだまだ寒い日が続きますが、見てくださった方の春が温かく、そして熱く、爽やかになるように日々撮影を頑張っております」と意気込みを語る。その相手役となるのが、「夢が夢のまま終わってしまった」元パイロット・空井大祐を演じた綾野さん。初共演となるこの2人に感想を聞いてみると、新垣さんは「意外と喋ってくれました。これまで(綾野さんは)ボ~っとしているイメージだったので…いや、実際にもたまにボ~っとしてるんですけどね(笑)」と、ガッキースマイルと共に必殺の毒舌で撮影当初をふり返る。一方の綾野さんは、「新垣さんと共演できたのが嬉しかったです」と素直に共演の喜びを口にする。さらには「まず、可愛いですよね!100点満点の笑顔だと思います。ひまわりみたいです」と白昼堂々の大胆告白で会場に集まった報道陣を沸かせていた。さらに、この日の会見で告白したのは綾野さんだけでなく、生真面目な広報官・槙博巳役の高橋さんが水野さんへの愛を語れば、航空自衛隊の広報室長・鷺坂正司役を演じた柴田さんも「私も新垣さん、水野さんと共演できて嬉しかった」と頬を緩めていた。そんな告白を受けた水野さんは、今回オファーを受けた美人でありながらも中身は“オッサン”という“残念美人”の広報官・柚木典子に「運命を感じました」と言い、「この撮影が始まったときに『私の中のオッサン』というエッセイ本を準備していました(笑)。しかも、公の場に出るときはいつも隠してたんですが、プロデューサーにオファーをもらったときに『水野さんにぴったりな役だと思います!作家も筆が進むと張り切ってます』と言っていただいたんですが、なんだか複雑な思いでした」と明かし周囲を大爆笑させていた。最後に、新垣さんは「見て下さった方の、生きていく上で前に進む力になればいいなと思います。航空自衛隊の広報室というものを描いていますが、どんな仕事についている人でも、どんな年齢の方でも共感していただける作品です。頑張ります!」と作品に込めた思いを語った。TBSドラマ・日曜劇場「空飛ぶ広報室」は4月14日(日)21時より放送スタート。(※初回は85分スペシャル)(text:cinemacafe.net)
2013年04月03日