7月16日、岐阜市を走る市内ループ線に、8台の信長バスが登場した。今秋岐阜県内で行われる「ぎふ清流国体」「ぎふ清流大会」でも信長にゆかりの地、岐阜をアピールする。斉藤道三の孫、龍興が14歳で城主になった稲葉山城を落とした織田信長は、稲葉山城を岐阜城と改名。安土城に移るまでの9年間、岐阜城で天下統一の本拠地とした。地名も井の口から岐阜に改名され、楽市楽座令により岐阜の町は栄えた。そんな岐阜にゆかりの深い織田信長をデザインした「信長バス」は全部で8台。車両の横と後ろに信長のイラストが描かれている。8台はそれぞれ違うイラストで、甲冑(かっちゅう)姿のもの、矢を射掛けているもの、馬上姿などのほかに、ワイングラスを掲げているものもある。車内の装飾も大名屋敷をイメージしたものに統一されている。お城の天井をイメージしたシートが貼られ、織田信長の家紋「木瓜(もっこう)」がデザインされたつり革が使われている。岐阜県では9月29日から10月9日(水泳競技は9月13日から9月17日)の日程で、第67回国民体育大会の「ぎふ清流国体」が、また10月13日から10月15日には全国障害者スポーツ大会の「ぎふ清流大会」が予定されている。「ぎふ清流国体」「ぎふ清流大会」という愛称は、岐阜県の美しくさわやかな清流のように、人々が出会い、絆を深めることを願って名づけられた。合言葉は「輝けはばたけだれもが主役」で、大会にかかわるすべての人々がキラキラと輝き、夢と感動を分かち合い、ともに未来をつくる国体としていく誓いがこめられている。「ぎふ清流国体」では正式競技37競技のほか、公開競技として高等学校野球(軟式・硬式)とトライアスロンが実施される。また、国体開催期間中に32の会場でデモンストレーションとしてのスポーツ行事で、レクリエーションスポーツが行われる。岐阜市は、総合開会式、総合閉会式のほか、正式競技のテニス、ボクシング、体操、自転車(トラックレース)、水泳の会場となっている。また、デモンストレーションとしてのスポーツ行事では10キロメートル・5キロメートルマラソン、インディアカ、ミニテニスが行われる。信長バスが走る市内ループ線は、メイン会場である岐阜メモリアルセンターを通る。国体の応援やデモンストレーションスポーツ行事の参加する際は、信長バスを利用してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日岐阜県羽島市の大賀ハス園で7/22まで「大賀ハスまつり」が開催されている。大賀ハスは、植物学者でハスに詳しい大賀一郎博士が、昭和26年に千葉県千葉市検見川(現千葉市花見川区)の縄文時代の遺跡「落合遺跡」から発掘したハスの種子を発芽させたもの。発掘された世界最古のハスの種子はたった3粒だった。大賀博士はそれらを発芽育成させようとしたが2粒は失敗。しかし1粒からは無事に発芽し、翌年に見事な大輪の花を咲かせた。同じ落合遺跡でハスの実より上の層で発掘された丸木舟の破片を年代測定したところ、発掘されたハスの実は弥生時代以前のものと推定された。古代ハスは大賀博士の名前から「大賀ハス」と命名され、1954年に「検見川の大賀ハス」として千葉県の天然記念物に指定された。木曽川が市の東を流れる羽島市は古くからレンコンの産地であり、ハスの育成に適している。1979年に市制25周年と新幹線岐阜羽島駅開設15周年を迎えたのを機に、千葉市から大賀ハスを譲りうけて栽培をはじめた。現在の大賀ハス園の栽培面積は約5,100平方メートル。全長300メートルにもなる足場が回廊のように設置されており、2,000年前のハスの可憐な花を間近で見ることができる。週末には、地元特産品の販売コーナーが設けられるほか、期間中はフォト、俳句、絵手紙、子ども絵画の各コンテストが催されたり、ハスの葉に酒など飲み物を注ぎ、途中で切った茎から飲む象鼻杯の体験もできる。なお、羽島市によると、ハスの花は午後になると閉じるものが多いため、午前中の鑑賞したほうが良いという。羽島市では大賀ハスまつりのほかに「つばき・桜まつり」や樹齢300年といわれる竹鼻別院のフジを愛でる「美濃竹鼻ふじまつり」「羽島美濃菊展」など花にまつわるイベントが多く企画されている。四季折々の花を楽しみに羽島市を訪れてみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日楽天トラベル株式会社は、1世帯あたりの喫茶店での年間消費額が日本一の岐阜県と、岐阜県喫茶組合との共同企画「日本一を探す旅岐阜「喫茶店」の年間消費金額日本一 」を6月18日にリリースした。岐阜県は、県庁所在地の岐阜市民が1年間に支払う1世帯あたりの喫茶代金は、全国平均の約3倍と日本一だという(※)。県内には約3,300店の喫茶店がひしめき、特に「モーニング」は、それぞれの喫茶店が趣向を凝らしたセットを提供。コーヒー・トーストに茶わん蒸し・おにぎり・サラダを組み合わせるなど、独特の文化が根付いている。この独特な喫茶店文化の魅力をアピールし、県外からより多くの旅行者を誘致すべく、同社は岐阜県と岐阜県喫茶組合との共同企画で「日本一を探す旅ファイル.03 岐阜「喫茶店」の年間消費金額日本一」をリリース。同企画には、岐阜県の喫茶店文化や「モーニング」の魅力、周辺観光地やイベントの紹介はもちろん、「モーニングチケット付宿泊プラン」として岐阜喫茶組合加盟16店舗の喫茶店でモーニングを利用できる喫茶チケットと岐阜モーニング喫茶MAPがついたプランも紹介している。ココが日本一!日本全国の“一番”を探す旅の岐阜「喫茶店」の年間消費金額日本一!は、6月18日~7月17日まで掲載。※家計調査(二人以上の世帯)都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(平成21~23年平均)。出典元は総務省 統計局「家計調査」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日豊かな自然や風土、資源に恵まれた岐阜県では、長い歴史の中でさまざまなモノづくりが育まれてきた。その岐阜県のモノづくりを紹介するイベントが、東京ミッドタウンで開催される。「AKARI 25N」オゼキ例えば、普段使っている食器。包丁やはさみ。浴室のタイル。ティッシュペーパーやメモ用紙にはじまる紙。木工家具や日用雑貨。これらの多くが岐阜県でつくられているというのをご存じ?「MOKA」川嶋工業あまり知られていないかもしれないが、岐阜県はモノづくりがとても盛んな地域。日常生活を見渡せば、あれもこれも…と岐阜県でつくられているものは実に多いのだ。岐阜県には陶磁器、紙、刃物、家具・木工品、繊維、プラスチック、加工食品・酒と大きく7つの産業があり、全国でトップシェアを誇る分野も少なくない。「FUDOH 織部」不動窯「春慶弁当箱」西田木工所そもそも、岐阜県はどこにあるの?と、まだピンと来ていない人もいるかもしれない。位置するのは、日本列島の真ん中。天下分け目の戦いで知られる「関ヶ原の戦い」の関ヶ原があるのも、岐阜県なのだ。岐阜県は、大きく飛騨地域と美濃地域に分かれる。岐阜県の地形を表す言葉に「飛山濃水」ー飛騨の山、美濃の水というのがある。つまり美濃地方には木曽川、長良川、揖斐川の大きな川が3本流れ、海がないにも関わらず、清らかな水の街を成している。特に、長良川は日本三大清流の1つとも言われ、伝統漁法の鵜飼が有名だ。「長良川」飛驒地方には標高3000mを超える飛騨山脈がそびえ、その山間には世界遺産にも登録されている白川郷がある。「白川郷」そんな豊かな自然や風土の中で、水、土、木などの資源に恵まれ、さまざまな技術が発達したことから、岐阜県では独自の暮らしの中で、多様なモノづくりを生み出した。「岐阜和傘」の制作現場「鳳凰の手紙」古川紙工陶磁器なら「美濃焼」、紙なら「美濃和紙」や「岐阜提灯」、漆器なら「飛騨春慶」、木工なら「飛騨の家具」、刃物なら「関の刃物」と、一度は聞いたことのある名前もあるはず。「STEP STEP」日進木工現在、岐阜県は[岐阜印]これぞ日本!プロジェクトを実施している。高い品質とデザイン、風土や社会に根ざした、質実剛健なモノづくりを全国へ発信し、まだ知られていない岐阜県生まれの商品を広く紹介していくことが目的だ。このプロジェクトの集大成イベント「山と水のおくりもの展」が、1月末に東京ミッドタウンで開かれる。岐阜県生まれの商品が約200点展示販売されるほか、岐阜県でモノづくりに関わるメーカーやデザイナーらのトークセッション、地元で人気の舞妓のお座敷なども予定。今すぐ暮らしに取り入れたい、素敵な商品が見つかるかも!?[岐阜印]これぞ日本!プロジェクト「山と水のおくりもの展」日時:1月28日(土)~29日(日)11:00~21:00場所:東京ミッドタウン ガレリアB1アトリウム東京都港区赤坂9-7-1お問い合わせ先:メイド・イン・ジャパン・プロジェクトTel. 03-5413-3243 取材/杉江あこ
2012年01月17日