モデルで女優の岡崎紗絵が、4月4日発売の写真週刊誌『FLASH』(光文社刊)の表紙と巻頭グラビアページに登場している。4月13日からテレビ朝日系でスタートする連続ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』の出演が決まっているなど、ドラマやバラエティ、モデルにと様々なジャンルで活躍中の岡崎紗絵。スタジオでは明るく爽やかにふだんっぽい表情をしたかと思えば、バーで撮影したカットでは大人っぽい一面も披露。振れ幅の大きい表現力で見せつけたグラビアは圧巻だ。インタビューでは、散歩中の犬を見かけた時にやってしまったという天然のエピソードも掲載されている。ほか、同誌では、"名前募集中"で話題を集めた現役女子高生グラドルの鈴原すずが健康的グラビアを披露。また、「日本レースクイーン大賞2022」でグランプリに選ばれた名取くるみが〝グラドル界一の黄金比ボディ〟と呼ばれるパーフェクトボディを惜しげもなく見せている。なお、会員制サイト「FLASH Prime」では、高画質メイキング動画と未公開カットが随時公開中。
2023年04月04日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「審査員」です。2月に『NHKのど自慢チャンピオン大会2023』に、IKKOさん、中川翔子さん、井上芳雄さんに続く審査員のひとりとして参加させていただきました。僕にとって人生初の審査員です。これまでほとんど賞レースに参加したことのない人間なので、審査された経験もそんなにない中で、まさかの審査をする側です。しかも“チャンピオン大会”。各地のチャンピオンが集まる決勝です。この大会をきっかけに、プロの歌手になりたいと思って出ている方もたくさんいらっしゃる。その人たちの人生を左右するかもしれないという自覚のもと、真摯に審査をさせていただきました。とはいえ、僕なんかが歌唱のテクニックやクオリティをジャッジしていいのか?というのはあったので、僕は僕らしい視点で採点をしたいなと思いました。僕は審査員の中で唯一のシンガーソングライター。歌を作る側の立場で、「作り手だったらこの曲をどう歌ってほしいと思うだろう」と想像しながら審査をしました。繰り返しますが、チャンピオン大会なので歌はみなさん上手なんです。だからこそ、ビブラートや、しゃくりの入れ方がうまいとか、ピッチが正確などテクニック的なことよりも、その先にある“曲への理解”を見たいと思いました。曲を作った人の「ここで盛り上げたい、ここを聴かせたい」という気持ちをどれだけ酌んで歌ってくれているか、というところですね。加えて、そこに付随してくるステージング。ステージに立つパフォーマーとして、その人自身がどれだけステージを楽しめているか、お客さんに歌を届けられているかどうかも、一つの基準とさせていただきました。審査では、番組側からは「こうしてほしい」というお願いをされることもありませんでした。なので、本当に僕の自由意思で点数を付けることができました。審査員としてのコメントをふられた際もそれぞれ良かったと思った部分を伝えたつもりなので、出演された方の心に何か残るものがあればいいなと思います。審査全体でこうすればよかったなと思うことは、トップバッターの方。トップバッターってどうしてもその後の基準になるからプレッシャーですよね。でも、Vaundyくんの「怪獣の花唄」を歌われてトップバッターらしい勢いがあってとても良かった。残念ながら入賞されなかったのですが、僕に権限があったら“トップバッター・オブ・ザ・イヤー”をあげたかったです。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年4月5日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年04月02日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「仕事としてのゲーム」です。趣味でよくミュージシャン仲間とオンラインゲームをしていますが、最近はゲームのお仕事をいただく機会も増えました。ゲーム大会の解説として参加させていただいたり、ゲームをプレイする様子をお届けするテレビ番組に出演したり。仕事でゲームをやる場合は何か変わるのかというと、特に変わるところはありません。ゲームはどんな状況で、どんな方々とやってもただ楽しい。ゲームをすることで報酬が発生するとしても、普段通りに僕はやりたいと思っているので、何か特別に意識することはありません。テレビ東京系列の『有吉ぃぃeeeee!』では、サッカーゲームの『FIFA』で有吉JAPANの一員として参加させていただいています。この番組は、いいプレイをするとみなさんがめちゃくちゃ褒めてくれるのでとても気持ちがいいです。「名波浩に匹敵する名司令塔だ」とか言われて、とにかく気分がいい。そういうみんなでワイワイ言いながらプレイする感じも、よく考えたら小学生の頃から友達とやっていることとずっと同じだなと思い至りました。その延長線上に、大人になったらこんな素敵な仕事があるなんて思いもしませんでしたが、幸せなことだなと感じています。そう考えると、子どもの頃からゲームをやり続けたことが今の僕の生き方を形作っている。そもそも、僕が音楽制作を始めたのもニンテンドーDSの音楽ゲーム『大合奏!バンドブラザーズ』があったからです。ここまでゲームに育ててもらったんだから、創作活動でゲームに恩返しができたらともよく思います。いつかゲーム音楽を手がけてみたいですね。以前から架空のゲームサントラを作りたいという構想は持っていたんです。ゲーム、特にRPGゲームのサントラは、膨大な楽曲が必要です。陽気な曲、バトルシーン、悲しい場面などさまざまな楽曲を用意しないといけません。またRPGの音楽は“ここはどこなのか”を判別するための大事な要素で、同じシーンでは同じ曲がかかり続けます。街の音楽、洞窟のちょっと不気味な雰囲気など特定の場所感のある要素を入れつつ、でもずっと同じ曲がかかっていてもしんどくならない、ループ感覚のセンスも必要です。いや、考えるほどに難しいなと思います。ドラクエの名曲たちを生み出した、すぎやまこういち先生ほどは作れないとしても、いつか自分の能力を試してみたいと思っています。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月29日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月25日岡崎体育が新曲「Knock Out」を2023年4月8日(土)0:00にリリース。同日より放送が開始されるテレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』のOP曲となる。岡崎体育の新曲「Knock Out」岡崎体育は、京都府宇治市出身の男性ソロプロジェクト。2016年に発売したアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビューし、同アルバム収録の楽曲「MUSIC VIDEO」の世界観が話題となり人気に。2022年にはヤバイTシャツ屋さんと初コラボの楽曲「Beats Per Minute 220」のリリースでも話題を集めた。そんな岡崎体育の新曲「Knock Out(ノックアウト)」は、ラウドロックシーンを牽引するハードコアバンド、PaleduskのDAIDAIがアレンジを担当。ヘヴィなメタルコア・サウンドを基調としたエネルギッシュで疾走感のあるトラックと、岡崎体育らしさ満載のウィットに富んだリリックが特徴だ。TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』のOP曲になお、楽曲「Knock Out」は2023年4月より放送開始のアニメ『マッシュル-MASHLE-』のOP曲に。アニメ予告PVでは楽曲の一部を聴くことが出来る。岡崎体育コメントこの度、マッシュルの主題歌を担当させて頂くことになりました岡崎体育です!イェェェェイ!!ヴゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!レッツゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!初めてジャンプアニメの主題歌を担当するので、ドキドキワクワクで歌いました!日本全国、いや全世界をどつきまわすようなインパクトでブッ飛ばしていきたいですね!アニメも主題歌も全部全部お楽しみに!!!詳細岡崎体育 新曲「Knock Out」配信日:2023年4月8日(土)0:00~※テレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』のOP曲。■テレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』放送開始日:2023年4月8日(土)0:00~各局にて©甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
2023年03月25日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「大河の撮影が始まってます」です。前回、大河ドラマ『どうする家康』に出演させていただくことになった経緯を紹介させていただきましたが、実際の撮影が着々と進んでいます。今回は僕にとって初の時代劇。いろんなことが初体験です。最初に大変だったのは、かつら合わせ。僕はちょっと頭の形が特殊らしく、なかなか合うかつらがありませんでした。いくつも試しました。NHKには、過去の大河ドラマで使用したいろんな方のかつらの型が残されています。それを次々と出しては僕の頭にかぶせてくれます。通常は5分もかからず終わる作業だそうですが、僕に合うかつらの型がまったく見つからず30分以上もかかりました。最後、ある俳優さんが使っていた型がいちばん合うということで、それを調整して使わせていただくことになりました。僕と同じ、頭の形がちょっと変わっている俳優さんがいらっしゃってよかったです。大河は史実を元にしているので、当然ですがモデルとなる人物がいます。それも今回、僕にとっては初挑戦です。その人のイメージを崩さないようにしないといけません。足軽である鳥居強右衛門(とりい すねえもん)らしく見せるためには、僕の肌は白すぎるなと思い、自主的に日焼けサロンにも行ってみました。走るシーンでは裸になることもあるようなので、体も赤黒く焼けていないとおかしい。でも、日焼けサロンが初体験すぎて。知識ゼロの状態で行ってしまったので見事に焼きムラができてしまい、結局、白い部分は日焼けメイクをしていただくことになりました。また、大河の撮影では事前にリハーサルをするのも新鮮でした。通常ドラマの撮影は、当日にドライ(演者のリハーサル)をして、カメリハ、本番という流れでやることが多いですが、大河は数日前から準備をして撮影日に挑みます。確かなクオリティを保つために、ここまでするのかと驚くことばかりです。撮影スタジオもすごいです。NHKには、たくさんのLEDパネルを組み合わせて作った最新の撮影装置があります。LEDの巨大なディスプレイに映像を映し出し、それを背景にして演技をします。数年前まではグリーンバックで演じて、あとからCG合成をしていたそうですが、今はリアルな戦国時代の風景があるところで演技できる。これは、気持ちを入れやすくてありがたいです。こういった最新の技術を体感しながら仕事ができるのも、とても幸せなことだなと感じています。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月18日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「大河のオファーが来た!」です。NHK 大河ドラマ『どうする家康』に私、岡崎体育が出演させていただくことが公式に発表されました。これまでにも、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)やTBSの日曜劇場といった、歴史と話題性のある作品に出演させていただきましたが、まさか“大河”のオファーまでいただけるなんて驚きです。最初にこのお話を伺ったときには、信じられませんでした。だって「こんな太っているやつ、今回の作品の時代におるの?戦国の乱世にこんなに栄養摂れてる奴が居てええんかな?」と…。最初は心配になりましたが、ありがたく受けさせていただくことにしました。僕が演じるのは、三河北部・奥平家の地侍、鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)。「長篠の戦い(1575年)」で大活躍した足軽で、今でも彼の地元の愛知県新城市では英雄として崇められている存在です。ドラマでは「名もなきヒーロー、戦国版“走れメロス”」と謳われています。ふだんは“ろくでなし強右衛門”と呼ばれるほど、やる気も勇気もない男なのですが、武田軍に攻め込まれ絶体絶命というピンチのときに、長篠城を救うために岡崎城の家康のもとまで走っていき、国のために必死で助けを請う役目を果たします。オファーを受けたときにいちばん迷ったのは、史実通りに描かれるとしたら、最後にほぼ全裸の磔(はりつけ)のシーンがあるということ。強右衛門が磔にされた絵「鳥居強右衛門磔図」というのがあり、それを再現するとしたら、国民の前であらわになった姿を見せないといけません。『anan』でもセミヌードしか披露していないというのに…。岡崎体育のわがままボディを国民のみなさんにお見せしてよいものか?と悩みましたが、それ以上にこんなにドラマティックな役柄を演じられるチャンスは他にないと思い、決断いたしました!案の定、監督からは「痩せてください」とダイエットのお願いをされました。リハーサルで初対面した松本潤さんにも「痩せないとね!」と愛のある叱咤激励をいただきました。かくして『DCU』のとき以来のダイエットを始めることにしましたが、大誤算だったのは年末年始を挟んだことです。縁起物は食べないといけません。だって、縁起物ですから。一体、僕がどんな鳥居強右衛門になったのか。果たして武士らしい姿で大河の大舞台に立てるのか。期待して待っていていただけたらと思います。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月11日第31回 林忠彦賞は、新田 樹(にった たつる)さんの「Sakhalin」(サハリン)に決定しました。この賞は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の多彩な業績を記念し、周南市が周南市文化振興財団とともに創設したもので、時代とともに歩む写真を撮り続けた林忠彦の精神を継承し、それを乗り越え未来を切り開く写真家の発掘を目指すもので、2022年1月1日から2022年12月31日に写真展、写真集、カメラ雑誌等の表現媒体ですでに発表された、全73点の応募作品の中から選ばれた賞です。新田さんにはブロンズ像(笹戸千津子作「爽」)と賞金100万円を贈ります。授賞式は、4月28日(金)に東京にて行う予定です。また、受賞作品展を4月28日(金)から5月4日(木・祝)まで東京・富士フィルムフォトサロン、5月12日(金)から5月21日(日)まで周南市美術博物館で開催します。写真集「Sakhalin」(発行 ミーシャズプレス)第31回 林忠彦賞受賞作品作品名新田樹「Sakhalin」発表形態写真集・写真展写真集タイトル「Sakhalin」発行所ミーシャズプレス発行日2022年5月31日定価3,000円(税込) 500部限定A4変型(265mm×210mm) 164ページ写真点数110点写真展名称「続サハリン」会場ニコンサロン(東京・新宿区西新宿)日時2022年5月31日(火)から2022年6月13日(月)展示点数52点内容等ロシア・サハリン(樺太)、この島の北緯50度から南半分は、日露戦争後の1905年から1945年8月の第二次世界大戦終結までの40年間、日本の統治下にあった。1945年8月のソ連参戦時の緊急疎開と翌年に始まる引き揚げで、そこで暮らしていた日本人の多くはこの地を後にした。一方で多くの朝鮮半島出身者やその配偶者であった日本人らは、ソ連が支配したこの地を離れることはかなわなかった。戦後50年を過ぎた1996年、写真家としての最初の地としてロシアを旅していた作者は、サハリンのユジノサハリンスク(豊原)で日本語を話す女性たちと出会い、サハリンとそこに生きる残留韓国・朝鮮人やその配偶者であった日本人がいることを知った。しかしその時はまだ、これらの人々と向き合う自身が持てなかった。14年後の2010年、作者はこうした人々の現実を残したいと決意を固めた。最後の生き残りともいうべき人たちの家を何度も訪ね、丁寧に取材し、その生活や周りの様子をカメラにおさめていった。そしてその成果を、2015年の写真展「サハリン」で発表、その後も取材を続け、2022年の写真展「続サハリン」と写真集『Sakhalin』にまとめあげた。遠い北方の地で今なお日本語を話す人々。凍てつく寒さの中でつつましく生きる彼女らの人生に寄り添いながら撮影した作品には静かな時間が流れている。歴史に翻弄されながらもたくましく生き抜いてきた一人一人の人生の重みが伝わってくる。本作品は、戦争の歴史に翻弄された人々の姿が写真の行間から浮かび上がるドキュメンタリーの仕事として、高く評価された。李富子さんブイコフ(旧内淵)2017金公珠さんユジノサハリンスク(旧豊原)2011ブイコフ(旧内淵)2011旧王子製紙株式会社知取工場マカロフ(旧知取)2017ウラジクの長女レーナさん(公珠さんのひ孫)ユジノサハリンスク(旧豊原)2014受賞者プロフィール新田樹さん経歴1967年福島県出身東京工芸大学工学部卒業後、麻布スタジオ入社1991年半沢事務所入社半沢克夫氏に師事1996年独立主な活動【写真展】2003年「SURUMA」(コニカプラザ)2007年「樹木の相貌」(コニカミノルタプラザ)2015年「サハリン」(銀座ニコンサロン)2018年「RUSSIA〜CAUCASUS 1996-2006」(Zakura Photo Concept Shop)2022年「続サハリン」(ニコンサロン)【写真集】2022年『Sakhalin』(ミーシャズプレス)受賞コメント今回林忠彦賞を受賞したと連絡をいただき驚いています。私が初めてサハリンを訪れたのは1996年のことでした。戦後から50年を経たこの地で、日本の言葉が日常的に使われていることを知りました。それは単に話ができることとは違う別の何か。あの時感じた何かは、その後幾度も繰り返される問いとなりました。自らに問い、話をきかせていただいた方たちに問うことを、2010年から続けてきました。時間が過ぎるとともに、ひとり、またひとりと、お亡くなりになり、今回の受賞をご報告することはかないませんが、地に足をつけて研鑽を重ねたいと思っております。ありがとうございます。写真家 新田樹公式ホームページ写真家 | 新田樹Sakhalin写真集サハリン : 第31回 林忠彦賞最終候補作品エバレット・ケネディ・ブラウン「Umui」(写真集)王 露(おう ろ)「Frozen are the winds of time」(写真集・写真展)キセキ ミチコ「VOICE 香港2019」(写真集・写真展)高椅 智史「男鹿ー受け継がれしものたちー」(写真展)高椅 万里子「スーベニア」(写真集・写真展)鶴巻 育子「芝生のイルカ」(写真集・写真展)新田 樹「Sakhalin」(写真集・写真展)水島 大介「おじいちゃんの写真集」(写真集・写真展)※五十音順、敬称略林忠彦賞について賞についてこの賞は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の多彩な業績を記念し、周南市と公益財団法人周南市文化振興財団が1991(平成3)年に創設したものです。1996(平成8)年には第46回日本写真協会文化振興賞を受賞しました。趣旨わが国の写真文化の発展において、林忠彦は木村伊兵衛、土門拳、渡辺義雄各氏などの先輩写真家とともに日本写真家協会設立に尽力する一方、昭和28年、二科会に写真部を創設、以後、全国のアマチュア写真家の資質の向上に最後まで全力を傾注しました。こうした氏の遺志を生かしアマチュア写真の振興を目的として本賞を設立しました。デジタル化の急速な進歩により多極化する表現形態に対応するため、第12回から新しい写真表現を目指す作家の参入も推し進めました。さらに第18回より、これまでの経験をもとに、対象をプロ作家にまで広げ、時代とともに歩む写真を撮り続けた林忠彦の精神を継承し、それを乗り越え未来を切り開く写真家の発掘を目指す賞へと拡大しました。選考できるだけ広い視野のもとで候補作品を絞るために、写真界各層の関係者約250名より推薦を受けた推薦作品と、公募による自薦作品の中から選考委員5名(大石芳野、笠原美智子、河野和典、小林紀晴、有田順一(周南市美術博物館館長)の各氏)による選考委員会によって決定します。公式サイト周南市美術博物館:林忠彦賞公式サイト : 【この件に関する問い合わせ先】周南市美術博物館林忠彦賞事務局TEL : 0834−22−8880 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月07日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「加山雄三さんに学ぶこと」です。昨年、歌手の加山雄三さんが、2022年でコンサート活動を引退することを発表され、ニュースで話題になりました。85歳の決断だそうで、アーティスト活動は今後もされていくとのことでした。そのニュースを見て、なんか、とても勇気をいただいたんです。ここのところ、俳優の仕事をいただいたり、バラエティに呼んでいただいたり、本職である音楽以外で評価していただくことが多かった。でも、自分の本筋は音楽だ。その道を大事にしないといけないぞ、という太い道筋を加山さんに示していただいたように、勝手に思いました。80歳を過ぎてもギターを持って歌うって、すごいことだと思うんです。シンプルに憧れます。だから、僕も加山雄三さんみたいになりたい!とマジで思いました。80を過ぎてもパソコンひとつを携えてステージに立ち続けたいと思います。そのためにはまず、もっと魅力的なステージをしないといけないなと思います。この人のステージを観たい。そう思ってもらえるアーティストでい続けなければいけない。僕たちの仕事には定年がありません。だからやろうと思えばいつまでもできます。でも、いつまででもできることと、みんなに観たいと思ってもらえるアーティストでいることはまた別の話です。ニュースを見て、加山さんは今、どんなステージパフォーマンスをされるんだろう、どんな感じで歌を歌われるのだろうと興味が湧きました。僕はやるんだったら、興行としてお見せできるものをとことんまでやりたいと思っています。もちろん赤字を出したくはないし、黒字のライブを80過ぎまでやりたい。でもライブは、たくさんの人に動いてもらわないとできません。そのためには、何歳になってもいろんな世代のみなさんに愛されるアーティストを目指さないと。これはなかなか大変なことです。もちろん、体力も必要です。ファンのみなさんの応援も。たまにツイッターなどで「死ぬまで音楽やります!」と書くこともあります。それに対して「体育くんが80歳のとき、わたしは102歳か。ライブには足を運べないかもしれないけど応援しているよ」と返事をくれた方がいました。今は、そんな言葉が大きな支えですね。今の人たちには死ぬまで聴いていてほしいなと思うし、この瞬間に生まれた赤ちゃん、これから生まれてくる子たちにもいい音楽と思ってもらいたいです。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月04日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「最新ホラー音楽事情」です。「最近、ホラー多ない?」と思います。Netflixなどの海外ドラマもホラー要素のあるものがウケているなと思っていましたが、気づけば韓国のドラマも、日本のドラマもホラーやバイオレンス要素のあるものが話題です。僕は、ホラーもバイオレンスものも実は苦手。でも、職業上、話題になっているエンターテインメント作品はできるだけ観たいなと思っているので、かなり気合を入れて、腹に力を入れつつ観るようにしています。でも、あまりに刺激が強すぎると途中で離脱したりもします……。ホラー作品において、音楽や音響は恐怖を増幅する役割があります。怖い怖いと怯えているときに「カチャン…」と何か小さな音がするだけでも、人は異常にびくっと怯えてしまうものです。どんな聴覚情報を効果的に使うかはホラー作品にとってとても重要です。僕は、大学時代の卒業研究で映像と音楽の密接さについて論文を書いていて、もともと映像と音楽の関係性に興味があります。音楽には長調(メジャー)と短調(マイナー)があり、通常、恐怖や不安、悲しみを演出するのは短調の音楽といわれています。ただ、最近のホラー作品を観ていると、この通説と変わってきているなと感じます。どういうことかというと、恐怖をもっとも煽りたい、観客に悲壮感を突きつけたいというときにこそ、明るい長調の曲を使うという演出が増えてきているように思うんです。童謡は明るい長調の曲が多いです。そんな童謡の歌を伴奏なしで少女がハミングで歌うと、なんかめちゃくちゃ怖い。そういう感じです。よい例が、韓国ドラマ『イカゲーム』。「だるまさんがころんだ」で動いてしまうと射殺されてしまう。その緊張感の中で小さな女の子の声で「だるまさんがころんだ~」と響く。恐怖の音楽とは真逆の少女のかわいらしい声です。そのかわいらしい声が死と表裏になっていると気づくと得体の知れない恐怖感が増します。不協和音は、調和しない不安定な音が人の不安感を誘うといいます。明るい音楽と恐怖の映像というのは、まさにその効果を視覚と聴覚でやっているのではないかと思います。映像と音楽が合わない。その違和感が人をどうしようもなく不安にさせるのではないでしょうか。これはホラー作品特有の音楽演出の考え方で面白いなと思います。ラブロマンスの作品では、どう考えてもやらないほうがいいと思います。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年02月25日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「B.LEAGUE公式テーマソング」です。日本の男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUEの公式テーマソング「Insane(B.LEAGUE version)」を配信リリースさせていただきました。僕が毎週火曜日にレギュラー出演している『おはスタ』(テレビ東京系)で共演している、声優の木村昴さんとお笑い芸人のアイクぬわらさんをフィーチャリングボーカルとしてお迎えして、3人でパフォーマンスをしています。二人のラップがめちゃくちゃかっこいいです。スバにぃ(木村さん)とは以前、『おはスタ』のテーマソング「モーニンググローリー」で共演しているので、そのラップスキルの高さは承知していたのですが、今回もう一人のメンバーである、ぬわちゃんもめちゃくちゃいい味を出してくれました。バスケの本場はアメリカですから。やっぱりニューヨーク生まれ、シアトル育ちのぬわちゃんのネイティブ感が乗ると楽曲がグッと引き締まる感じがします。このテーマ曲の制作は「ぬわちゃんも参加してくれるならやります」と制作会議で言ったほど、僕は彼に参加してほしかった。僕たっての希望でできたスペシャルなユニットなんです。できあがってみて、その考えはやはり間違いなかったなと思っています。また、いつも1人なので3人で作るというのもとても勉強になりました。スバにぃのラップの書き方や言葉の持っていき方はさすがやなと思うところがたくさんあったし、ぬわちゃんに英語部分の作詞を助けてもらってありがたかったです。B.LEAGUEのオールスター戦では3人でステージにも立ちました。おそろいのユニフォーム衣装を着てパフォーマンスをするのはグループのクルー感がありとても楽しかった。ビースティ(・ボーイズ)みたいでめっちゃかっこいい…とこっそり思っていたので、またいつかこの奇跡のユニットで一緒にやりたいです。オールスター戦に呼んでいただいたので、B.LEAGUEの試合も楽しむことができました。バスケは学生時代の体育の授業でやったくらいでプロの試合を観るのは初めてのこと。いや、めちゃくちゃ面白かったです。こんなに客席が近いんだということにまず驚き、ここまで臨場感のあるスポーツは他にないんちゃうかなと思いました。今、巷では映画『THE FIRST SLAM DUNK』も話題になっていますし、僕の楽曲もバスケットボールブームの一助になれたら、こんなにうれしいことはないですね。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベントokazakitaiiku purezentsu “TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年2月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年02月17日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「リバイバルブーム」です。過去のヒット曲がまた脚光を集める“リバイバルブーム”が話題です。倖田來未さんが歌った「め組のひと」や広瀬香美さんの楽曲が、TikTokなどでティーンたちを中心にブームになっています。過去の曲を今の若い人の感性で選んでいるのが特徴ですが、ダンスがしやすいノリのいい曲や、メロディや歌詞がキャッチーな曲をうまいこと見つけてくるものだな、と感心しています。面白いと思う一方で、ティーンたちの消費スピードの速さにも恐れおののいています。すごいスピードで音楽を吸収して自分たちのカルチャーに取り込んでいっている。これもまた、音楽のストリーミングサービスが当たり前で、いつでもいろんなジャンル、時代の楽曲にアクセスできる今の世代ならではの音楽の楽しみ方なのではないでしょうか。それに、若い子たちが新鮮だと思って流行らせた曲が社会現象となり多く聴かれるようになると、上の世代も懐かしいとまた聴くようになる。若い子たちが起こしたムーブメントはいろいろな世代に伝播していきますから、いい曲が再び広く聴かれるようになるのは、とてもいいことなのではと思っています。もちろん僕の曲もそうなれたらいいなと思うことがあります。何十年後かに、あのとき流行った曲としてリバイバルされたら最高です。正直に言えば、いま子供向け番組に出て子供たちに発信をしているのは、その伏線を張っているようなところもあります。子供たちに岡崎体育という存在を認識しておいてもらいたいんです。だって、その子たちがいずれクリエイターになったり、レコード会社に入ったり、広告代理店、テレビ局、大企業に勤めるようになるかもしれない。そのときに「岡崎体育っておもろい人おったな」と思い出してもらい、楽曲を使ってもらったり、キャスティングしてもらえたらこんなにいいことはない。常日頃からそんな先々を考えて、虎視眈々と子供たちに元気と笑顔をお届けしています。とは言いつつも、リバイバルヒットは本当に難しいことだと思います。まず、そもそもみんなに知ってもらっている楽曲でないといけない。その上で、時が経ってから「やっぱりこれ、いい曲だったな」と2段階認証してもらう必要があるのですから。こんなの最初から狙ってできることじゃない。だからこそ、リバイバルヒットはすごいことなんです。おかざきたいいく岡崎体育、木村昴、アイクぬわらのスペシャルユニット「岡崎体育 featuring 木村昴&アイクぬわら」による〈B.LEAGUE 2022‐23 SEASON公式テーマソング〉「Insane(B.LEAGUE version)」が配信中。※『anan』2023年2月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年02月11日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ポケモン主題歌」です。2月1日、『ポケットモンスター』の歴代主題歌をまとめたベストアルバム『ポケモンTVアニメ主題歌 BEST OF BEST OF BEST 1997‐2023』が発売されました。『ポケットモンスター サン&ムーン』シリーズで僕が手がけた、「キミの冒険」「ポーズ」「ジャリボーイ・ジャリガール」「心のノート」の4曲も収録されています。僕は7歳のときからポケモンを見て育っている現役のポケモン世代です。僕が住んでいた宇治では、小学生当時ポケモンを放送していたテレビ東京は映らなかったんです。なので、離れて暮らしていた父に録画を頼み、VHSのビデオテープをわざわざ郵送してもらいそのテープを繰り返し繰り返し見ていました。ポケモンは現在、新シリーズ『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』を放送中。これは、ピカチュウとサトシの“最終章”が描かれる物語。25年にわたり主人公を務めたサトシ編が終わりを迎えるんです。サトシとお別れしないといけないことをまだ寂しく感じていますが、その集大成的なアルバムに名を連ねることができたのは、長年ポケモンを愛してきたひとりとして、本当に幸せだなと感じています。しかも、収録曲のラインナップをよく見てみると、僕はサトシの次くらいに歌っている回数が多いんです。いや、サトシこと松本梨香さんが歌っている曲がもちろんダントツで多いのですが、その次点となるのが岡崎体育か中川翔子さんか……なのではないでしょうか?これは、めちゃくちゃうれしいことですね。収録曲の中で、思い出深い好きなポケモンソングといえば「タイプ:ワイルド」です。ポケモンの代表曲である「めざせポケモンマスター」の作詞・戸田昭吾さんと作曲・たなかひろかずさんコンビによる名曲で、個人的にはこれを超える曲はないのでは?と思うほど完成された曲。まずイントロのギターフレーズがいいんです。それに歌詞も最高です。“このスニーカーも いまでは 世界中 さがしてもみつからない 最高の ボロボロぐつさ!”という歌詞が子供心にむちゃくちゃ刺さったことを覚えています。自分がポケモンの曲を作れるとなったときも、まず最初にこの曲のことを考えました。僕なりの「タイプ:ワイルド」が作りたいと、それを目指そうと思って制作したことを覚えています。おかざきたいいく岡崎体育、木村昴、アイクぬわらのスペシャルユニット「岡崎体育 featuring 木村昴&アイクぬわら」による〈B.LEAGUE 2022‐23 SEASON公式テーマソング〉「Insane(B.LEAGUE version)」が配信中。※『anan』2023年2月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年02月05日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「反抗期」です。ロック少年のイメージといえば、反骨精神や若さゆえの衝動みたいなものがあるのではないかと思います。“大人はわかってくれない”的なことや“学校の窓ガラスを割る”的なことって、10代の心情を歌う曲ではひとつの常套句となっているのではと思うのですが……「僕の中にはないなぁ」っていつも思います。だって、学校の勉強も、先生も、大人のことも普通に好きだったので。10代のころ、世の中の仕組みに納得いかないことなんかひとつもなかったんです。全部、納得していた。そんなわけで、僕には非行に走るような反抗期がありませんでした。中学2年の時、全校集会で在校生が新入生に部活の紹介をした時のことを思い出します。卓球部の部長が部活紹介をしないといけない場面で突然、学校に対する不満を壇上でぶちまけたんです。たぶん、部長はそれをずっと言いたくて胸の内に溜めていたのでしょう。先生たちが慌ててステージにあがって彼を取り押さえていた。僕はそれをただ見ていました。まるで「金八」みたいな衝撃のシーンや、こんなことあるんや、と体育館で三角座りしたまま思いました。3年生たちは「そうだそうだ!」という感じで興奮していましたが、2年生の僕は一切そういうことを思っていなかったので、「この学校、いいと思うけどな……」と心の内で思っていた。それくらい環境に苛立ちや不満を持つことがなかったんです。どうしてそうだったのかと振り返ると、やはりおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていたからではないかと思います。相当愛されているという自負があるのと、家族が多いとやはりそこに守られている、属しているという強い連帯の意識が芽生えます。強いロープで結ばれている安心感があると人は反抗しようなんて思わないのではないでしょうか。そういうマインドで育ったからこそ実家暮らしも長かったのだと思います。反抗してないですから現状維持でいいですし、実家に住んでいたら家賃もかからず経済的で合理的です。よく世の中では実家男子は独立心がなく結婚するにはちょっと……なんて言われますが、とんでもないと思います。家族に愛されてないと成立しないし、愛情をきちんと理解できる男性であることは間違いない。長い目で将来のことを考えるなら、反抗知らずで平和主義の実家男子こそ結婚向きなのではないでしょうか。おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、1/29東京、2/11沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。『anan』2023年2月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月28日愛知県岡崎市にある岡崎公園内に「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」が1月21日(土)にオープンした。岡崎は、現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』の主人公・徳川家康の生誕の地として知られており、同施設は来年1月8日(月・祝)までの期間限定で運営される。場内にはドラマの概要や登場人物の相関図などがわかるエリアや、ドラマに登場する衣装、小道具などの展示、デジタル等身大パネル、番組制作や美術の舞台裏を見ることのできる一角も登場。ドラマの登場人物たちと一緒に写真を撮れるLED等身大パネルのフォトスポットがあり、記念撮影が可能だ。※約15秒おきに登場人物が変わる。4Kシアターでは出演者インタビュー、メイキング映像を交えながらドラマのテーマを深堀りする特別映像を上映。当館でしか観ることのできないものも多く、本作のファンは見逃せない映像だ。さらに、リアルな歴史に基づいた史実展示「徳川家康の一生と三河武士ゾーン」もあり、有名な関ヶ原合戦のジオラマや、史料の精密な複製が登場。本作の物語や出来事をより広い視点で多角的に楽しめる内容になっている。同敷地内には「観光みやげ店 おかざき屋」もオープンされ、地酒や八丁味噌などや岡崎ゆかりのものが販売される。オカザえもんや東海オンエアグッズなども取り扱いをしており、大河ドラマ館へ行った際にはあわせて立ち寄り、おみやげを購入することもできそうだ。どうする家康 岡崎 大河ドラマ館愛知県岡崎市康生町561-12024年1月8日(月・祝)まで開館時間:9時から17時まで(最終入館16時30分)休館日:無休当日券大人:800円(高校生以上)小人:400円(小・中学生)※未就学児は無料■チケット情報
2023年01月26日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「歌詞の覚え方」です。ミュージシャンの方はみなさん、自分の持ち歌の歌詞をどのように覚えているのでしょう。実は僕は歌詞を覚えるのがとても苦手です。自分で書いているのですが全然覚えきれません。ほかのミュージシャンの方と比べて比較的歌詞の分量も多いほうなのではと思いますし、そもそも歌詞にストーリー性や意味がないことが多いので、とにかく覚えにくいです。韻を踏むためや語呂合わせ的な歌詞も多いので、それもあってどっちが1番でどっちが2番かよくわからなくなります。ライブでよくやる定番の楽曲でも間違えることがあります。それこそ一発撮りでパフォーマンスを披露する「THE FIRST TAKE」で「エクレア」を披露した時も歌詞を間違えました。僕には珍しい真剣なバラード曲なのに……。ライブでもちょいちょいそういう間違いがあります。でも、本心を言えばできるだけ間違えたくない。当然、そう思っています。なので、久しぶりにライブでやる曲などは、その前夜に必ず練習をするようにしています。楽曲を何度も聴いて、歌いまくります。それしか覚える方法はないと僕は思っています。ポイントは寝る前にやることです。人は寝ている間に、インプットした内容を脳の中で整理して記憶を定着させます。だから、寝ないでがんばるとかライブが始まる直前に覚えるよりも、寝る前に入れておいたほうがいい。これ、受験勉強と同じシステムです。徹夜の一夜漬けは効率が悪いです。それよりも、時間を決めて前日にしっかり勉強してちゃんと寝る。これで脳から引き出したい時に情報をすっと引き出せるようになります。それでも覚えておけないこともあります。大きな箱でのライブではプロンプターという歌詞を流してくれるモニターが用意されていることが多いです。それは本当にありがたいです。ふとしたことで歌詞が飛んでしまった時など、パッと見て確認できるのでアクシデントを防ぐことができます。最近では、タブレットに歌詞を入れてそれを手元に置いておくミュージシャンもいるとか。歌詞は絶対に覚えたほうがいいに決まっていますが、こういう救済措置があれば助かるというのも事実です。でも、小さなライブハウスには当然そんな設備はありません。なので、今回のライブハウスツアーではめちゃくちゃ歌詞の間違いが多かった気がします。おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、大阪、東京、沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2023年1月25日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月21日中小企業のビジネス相談所「岡崎ビジネスサポートセンター・オカビズ」(センター長・高嶋 舞)がサポートし、岡崎市内の和洋菓子屋2店舗がNHK大河ドラマ「どうする家康」第2話で“寅年 寅の日 寅の刻”生まれの家康が「実はウサギ年生まれだった?」「勇ましく振舞うが陰でウサギのように震える」というエピソードにちなんだスイーツを1月21日(土)より新発売します。新商品は、洋菓子屋マジカルではロールケーキ「徳川家康虎ロール~厭離穢土欣求浄土~」、和菓子屋ますだ家では「虎の皮をかぶった白うさぎ」です。いずれも“虎”柄の生地のなかに、“白うさぎ”をイメージした生クリームとイチゴをたっぷりと詰めたユーモアあふれる商品です。“虎の皮をかぶった白うさぎ”スイーツ■商品概要NHK大河ドラマの中で“寅年 寅の日 寅の刻”生まれの家康が「実はウサギ年生まれだった?」というエピソードや「家臣には虎のように勇ましく振舞うが、陰でウサギのように震える」描写がネットで話題になったことに着想を得て、表の生地を勇ましい“虎”柄に、中にはかわいらしい“白うさぎ”をイメージした生クリームとイチゴを詰めたお菓子を開発しました。▼マジカル商品名 :「徳川家康虎ロール~厭離穢土欣求浄土~」価格 :1本2,200円(税込)賞味期限:購入当日まで販売 :マジカル 店頭(愛知県岡崎市山綱町字天神16の5)※1/21(土)・22(日)限定、数量限定※1本~予約可能。予約は前日までに電話にて(0564-48-7788)。※1/18(水)・19(木)休業特徴 :・人気お土産商品“家紋ロール”をドラマ仕様にアレンジ。・ロールケーキ表面の虎柄は可食インクのフードプリントで再現。・岡崎産の卵を使用したコクのある生地に、あっさり生クリームと岡崎産の大粒イチゴを合わせた。・パッケージも大河をイメージした特別仕様▼ますだ家商品名 :「虎の皮をかぶった白うさぎ」価格 :1個 280円(税込)賞味期限:購入の翌日まで販売 :ますだ家全店舗 店頭※1/21(土)~29(日)限定、数量限定※1個~予約可能。予約は前日午前中までに受取店舗まで電話にて。特徴 :・ますだ家の人気商品“三河虎童子”をドラマ仕様にアレンジ。・どら焼き表面の虎柄を焼きで再現。・沖縄県産の黒糖を使用した生地に生クリームとイチゴを合わせた。また隠し味に十勝産小豆を使用したこだわりのあんこを合わせた。・パッケージも大河をイメージした特別仕様。■オカビズサポートオカビズではかねてより岡崎ゆかりのNHK大河ドラマ「どうする家康」放送に合わせて、大河に絡めた中小事業者の商品開発をサポート。ドラマ第2話放送直後にTwitterで家康の「虎と白うさぎ」の話題を確認すると、2社の事業者さんと即連絡を取り合い、早々なる商品化の提案をしました。その話を受けて2社は翌日には試作品を製作。その後も打合せを重ね、6日後の商品化に至りました。■商品に込める想いと今後の展開▼マジカル代表・パティシエの尾崎は根っからの大河ドラマファン。岡崎が舞台となる大河ドラマを以前より心待ちにしており、早くからお土産商品「家紋ロール」を開発するなど、地元岡崎を盛り上げようと準備してきました。当店は家族連れの方も多くお越しになり、一家団らんを豊かにしていただきたいという想いでケーキを提供しています。ぜひ家族みんなで大河ドラマを見ながら「家康公って本当はどんな人だったんだろうね?」と会話に花を咲かせるお手伝いができれば嬉しいです。今後も家康にちなんだ新商品を検討していく予定です。▼ますだ家当店は大正2年の創業以来、岡崎のまちに根ざした店づくりを進めてきました。看板商品「三河虎童子」のように、商品にはそれぞれ岡崎にゆかりのある名を付け「岡崎を出るときのお供となるように、食べた方に岡崎を愛していただけるように」という想いを込めています。今回の新商品をきっかけに、岡崎がより話題になり足を運ぶ方が増えることを願っています。今後も岡崎密着の商品づくりで地元を盛り上げていきたいと思っています。■事業者概要▼マジカルカラメルの隠し味に八丁味噌を使用した「岡崎純情プリン」、近隣農家のイチゴを贅沢に使用したかき氷「プレミアムいちご」など、地元に密着した商品や、可食インクで写真をプリントできるクッキーなど、おいしくて食べる人が笑顔になる洋菓子を開発し続け、提供している。所在地 : 愛知県岡崎市山綱町字天神16の5営業時間: 9:00~18:30(定休日:木曜日・第3水曜日)電話 : 0564-48-7788HP : ▼ますだ家(ますだ家製菓有限会社)「ますだ家」は徳川時代岡崎市藩士であった当家の先祖が、明治時代にはいり菓子作りをはじめたことに端を発します。現在のますだ家の礎は大正時代に現会長の祖父新八が築きました。徳川時代に先祖が枡を使ったお役目をしていたことに因んで屋号を「ますだ家」とし、豊橋の地で本格的に菓子屋の営業を開始いたしました。昭和時代になり「ますだ家」の菓子は当時の軍隊の兵士にも愛され、その縁で満州に渡ることになりました。中国大陸で遠く故郷を離れた多くの日本の方々に和菓子をお届けし心を慰めていたと言われております。所在地 : 愛知県岡崎市久後崎町字本郷15番地2営業時間: 9:00~16:00(定休日:水曜日・日曜日)電話 : 0564-22-3215HP : ※所在地等は本店の概要。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月19日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「憧れの時代」です。いまの時代、音楽ストリーミングサービスの普及で、自分が生まれる前の(時代の)楽曲に簡単に触れることができます。20年前だとか、それよりもっと前の曲がリバイバルでブームになることも多いですよね。いろいろな楽曲に接していると、その年代に僕が生まれていたらどんな感じだったんだろうと思うことがあります。この時代にミュージシャンとして活躍してみたかったな~と思うのはバブルのころ。世間が浮かれていてCDも売れに売れていた’80~’90年代です。その興奮をミュージシャン側で体感してみたかったなというのはあります。CDが売れていたということは印税もいまよりもっと多く入るはず……。そうしたら、すごい自宅スタジオとかを作れたのかなと思うと、ちょっとワクワクしますね。みんなの音楽の聴き方もいまとはちょっと違っていたんじゃないかなとも思います。主にCDで聴いていたわけで、いまのストリーミングサービスのように手軽に聴く感じとはまた違っていたと思う。音楽がすごく大事に聴かれていた最後の時代なんじゃないかなと思うんです。そういう時代の感覚もちょっといいなと思います。でも、そうやって具体的に想像していくと、その時代に岡崎体育がメジャーデビューするのはなかなか難しかったかもしれないなとも思います。DTMなんて発想がまずない時代ですし、いまみたいに楽器を持たずに気軽に音楽を作れる環境はなかったわけです。作曲をするにも、才能や技術、資金力が必要だったわけで。それに比べるといまは、パソコン1台あればけっこう何でもできる。恵まれています。僕はやはり、いまの時代だからこそ日の目を見ることができたミュージシャンなんだなと思います。いまの技術を持っていけるなら、戦国時代や江戸時代に音楽活動をするのもいいですね。江戸時代はまだ音階やスケールなど日本古来の伝統の中で音楽をやっている時代。そこにグローバルなジャズやポップスのコード進行を持ち込んだら「なんだこの天才は!?」と崇められるのではないかと思います。もはや“神”と呼ばれるのでは?江戸時代に行って音楽の神になるのもいいですね!これは、もっとも売れる可能性があります。それこそバブル時代なんて比ではないのではないでしょうか。殿のお気に入りになったらすごい褒美がいただけそうです。おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、大阪、東京、沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2023年1月18日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月14日中小企業のビジネス相談所「岡崎ビジネスサポートセンター・オカビズ」(センター長・高嶋 舞)がサポートし、岡崎市内2店舗の和菓子屋がNHK大河ドラマ「どうする家康」第1回に放送された「待ってろよ竹千代…俺の白うさぎ」の台詞にちなんだ新商品を発売します。商品を発売するのは、小野玉川堂(岡崎市伝馬通/小野悟)と近江屋本舗(岡崎市矢作町/黒田祥裕)。小野玉川堂では薯蕷(上用)饅頭“5羽”入りの「まってろよ おれの白うさぎ」を1月14日(土)より販売開始します。家康公をイメージしたウサギが1つと、家臣のウサギ4つのセット商品です。近江屋本舗では台詞をイメージしたふわふわの白ウサギの上生菓子「俺の白兎」と、それを含む「新春上生菓子セット」を1月9日(月)より販売しています。「まってろよ おれの白うさぎ」新商品■商品概要▼小野玉川堂商品名 :「まってろよ おれの白うさぎ」内容 :薯蕷(上用)饅頭 5つ入り価格 :2,000円(税込)賞味期限:3日間販売 :小野玉川堂 店頭(岡崎市伝馬通4丁目3番地) ※数量限定。※1箱~予約可能。予約する場合は、3日前までに電話にて(0564-22-0412)。特徴:・ドラマの中で松平元康(のちの徳川家康、松本潤)が着ていた甲冑を模したデザインのパッケージが1つ、中には粒あんの饅頭。・三方ヶ原の戦いで家康がうんこを漏らしながら浜松城へ逃げ帰ったというエピソードをヒントに、ウサギのうんこに似ている小豆の形を残した粒あんを採用するという職人のこだわり。・家臣に見立てた白うさぎデザインのパッケージ(4つ)はこしあんの饅頭。・若年層の和菓子離れに着目したブランド「antabe(アンタベ)」より、ウサギ好きのデザイナーと共同開発した「迷菓 兎尻饅頭(めいか うさしりまんじゅう)」を大河仕様にアレンジした商品。▼近江屋本舗商品名 :(1)「俺の白兎」、(2)「新春上生菓子セット」価格 :(1)1個 248円(税込)、(2)9種1つずつ入り2,570円(税込)賞味期限:購入の翌日まで販売 :近江屋本舗 店頭(岡崎市矢作町加護畑107)※なくなり次第、販売終了。※1個~予約可能。当日、お電話でも可(0564-31-3350)。特徴:・大河ドラマ初回の名台詞をイメージした、白兎の形の和菓子。・外側はもちもちのういろう皮、中身は白あん。・すべて手作りで、とても柔らかい商品のため、一羽一羽表情が異なる。・“ブサカワ”と美味しさを両立。■オカビズサポートオカビズでは大河初回放送直後にTwitterでのトレンド入りを確認すると、2社の事業者さんと即連絡を取り合い、早々に商品化の提案をしました。その話を受けて、近江屋本舗さんでは翌日には商品化し、店頭での販売を開始。また小野玉川堂さんは商品化のアイディアをさらにオカビズでブラッシュアップし、オリジナルの「まってろよ おれの白うさぎ」パッケージを整えて、6日後の商品化に至りました。■今後の展開▼小野玉川堂以前から地域の教育に携わる取り組みに力を入れており、これまでには岡崎商業高校、岩津高校、愛知県立農業大学校などと連携をした数々のプロジェクトを実施してきました。約2年前には、愛知教育大学附属 岡崎小学校の社会科科目にて、伝統地場産業を学んで・体験して・成果を出すコンテンツを提供。「antabe」ブランドを通して子どもたちに和菓子の魅力を伝える活動が同大学の教授の目に止まり、2022年11月には大学主催の地域イベントにて体験プログラムを開催、2023年度には授業の一環で地元の食材を使った和菓子づくりに学生と一緒に挑戦する予定です。教育方面は引き続き精力的に活動を行い、ほか本年中には看板商品のどら焼きに並ぶ、事業の軸となる商品を開発したいと考えています。▼近江屋本舗2022年末より、近江屋本舗の店舗に隣接した駐車場の一角で冷凍の和菓子を販売する自動販売機を設置しています。「夢大福」や「バター餅」など、当店の強みである餅とあんこの技術を活かした人気商品が、24時間購入可能になっています。これはサービス業に従事する方など、この日・この時間にしか来られない観光客の方に残念な思いをさせてしまうことなく、せっかくお越しいただいた方には全員喜んで帰っていただきたいとの想いから始めました。2023年にも観光需要を見越し、様々な取り組みを展開していきます。■事業者概要▼小野玉川堂薪であんを焚く昔ながらの製法を守る老舗和菓子店。大正11年創業、2022年に100周年を迎えた。絶品のあんこが人気で、特にどら焼きはファンが多い。一方、若い世代に和菓子やあんこに親しみを持ってもらいたいと新ブランドを立ち上げ、様々な新商品も積極的に開発。和菓子の魅力普及を軸に、市内高校や小学校での後進の育成や出前授業、市内事業者とのコラボ商品の開発なども行っている。所在地 : 愛知県岡崎市伝馬通4丁目3番地営業時間: 9:00~18:30(定休日:火曜日)電話 : 0564-22-0412HP : ▼近江屋本舗明治時代より岡崎の地で100年以上、4代続く和菓子屋。時代の流れを汲んだ、日常でも親しまれる商品を伝統的な製法で作ることを大切にしている。あんこは店舗に隣接した自社工場で、お菓子一つ一つに合う硬さになるまで、熟練した職人が一日をかけて手作業で、毎日丁寧に練り上げている。餡を包む餅(求肥)にも妥協をせず、数種類のもち粉と砂糖を使い分けて商品の特性によって配合を変えているこだわり。所在地 : 愛知県岡崎市矢作町加護畑107営業時間: 9:00~19:00(定休日:火曜日)電話 : 0564-31-3350HP : ▼岡崎ビジネスサポートセンター・オカビズ2013年に岡崎市が立ち上げ、運営する「中小企業のための無料の経営相談所」です。一人ひとりが経営者でもある専門家チームが中小企業の強みをともに探し出し、お金をかけずにアイディアをつかって、伴走支援で売上アップをお手伝いします。売上のことだけでなく、創業から人材採用、事業承継まであらゆるビジネスの相談ができる相談所です。開設から2022年10月までの9年間で、約22,000件の相談に応じています。新規相談のうち84.6%の方が口コミでお越しになります。また、一度相談した方でよかったからまた行こうというリピートは84.8%。相談はほぼ予約で埋まっており、長い時だと1ヶ月ほどお待ちいただくこともあり、行列ができる相談所とも言われています。(9年目実績)その成果を高く評価され、2015年内閣府「女性のチャレンジ支援賞」受賞。2018年度総務省「ふるさとづくり大賞」地方自治体表彰受賞などの受賞歴があります。HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月12日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「今年の抱負」です。この号は2023年1回目の号だということなので、今年の抱負を語っておきたいと思います。なにはともあれまずは新しいアルバムをリリースしたいと思います。そのために僕はお正月休みも返上して、新曲制作に取り組みたいと思っています。……いや、初詣に出かけたり、お雑煮を食べたりしてちょっとは休んでいるかもしれませんが、基本的には休み返上でアルバムに入れる新曲をたくさん作りたいと思います。2022年は、いろいろなジャンルのお仕事をやらせてもらえるようになった一年でした。バラエティもドラマもありましたし、TVCMも話題になる作品に参加させていただき、なんだか自分のこととは思えないくらい、すごいことだったなと感じています。どのお仕事も楽しくやらせていただきました。でも、僕の肩書はミュージシャンです。なので2023年こそ「シンガーソングライター、岡崎体育ここにあり」というところを見せていきたいです。ここ最近思うのは、デビューから6年も経つといろいろなことが見えてきます。そうすると僕みたいな性格だといろんな人の顔色を窺ってしまう。ファンはこんなネタ曲が好きなのかなとか、クライアントが求めているのはこんな感じの曲かな、とか。それに合わせて、ある程度リクエストに応えられるくらいにはできるようになってきていると思います。一方で、昔の曲はどれも粗削りですが本気の想いや勢いみたいなものが詰まっていたんじゃないかなと思います。先日、ある新曲をスタッフに聴いてもらったら「昔の岡崎くんの音が戻ってきた」と言われてうれしかったんです。世間の顔色や売れ筋を考えず、自分の心の底から湧いた感情やアイデアそのままの曲をリリースできるようになりたい。してみたいことをストレートに、実直にできる一年にできたらいいなと思います。個人的にそれ以外でやってみたいことは……、もう少し普通の服を着られるようになりたいです。もう太っていることがしんどいなと思うようになりました。そうです、真剣にダイエットをしたいと思います!できれば運動をたくさんして健康的にやせたいですね。健康も大切ですから、それが実現できたら2023年はもっとうまくいく気がします。2023年の岡崎体育もどうぞよろしくお願いします!おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、大阪、東京、沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2023年1月11日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月07日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「孫」です。デビューして間もないころ、ソニーミュージック内で韓国の方とコラボレーションしてみないかという話がありました。その方はどうやら“韓国国民の孫”といわれている方らしく、日本を代表するおじいちゃん、おばあちゃん子である僕が選ばれたのかなと思いました。ま、実現することはなくその話はなくなったのですが……。でも、“孫”って言葉が僕はすごく好きです。“国民の孫”という冠も僕が欲しい称号のひとつです。今の芸能界、音楽業界で僕より孫っぽい人いないと思いますがどうでしょうか?僕は根っからのおじいちゃん、おばあちゃん子です。一緒に暮らしていたことが大きいと思います。たくさん甘やかされて育ちましたし、おじいちゃん、おばあちゃんとのエピソードを語ることも多いので、そういうイメージを持たれているだろうなと思います。おばあちゃんには楽曲に参加してもらったこともあります。僕がミュージシャンとして活躍していることもとても喜んでくれています。おばあちゃんは、ご近所さんとの井戸端会議で「お孫さん、ご活躍ですね」と言われるととてもうれしそうにしている、と母からよく聞きます。そういう時は、いい祖父母孝行ができているなとほっとします。今は離れて暮らしていますが、京都でテレビのレギュラー番組を持っているので月に1回は帰省します。今もなお、相当身近な孫だと思います。おじいちゃんはすでに他界しているのですが、おばあちゃんとは帰ればいろいろな話をします。最近の流行りは、おばあちゃんにクイズを出すこと。一緒にテレビを見ながら「おばあちゃん、このCMに出ている女優さんは誰?」と、流れてきたものに合わせてクイズを出しています。なので、最近の会話は8割クイズです。おばあちゃんは、面倒だなと実は思っているかもしれませんが、それでも孫の出すクイズだから「誰やったっけな」と考えてくれます。でもそれが、おじいちゃんやおばあちゃんとうまく話すコツかなと思います。同じ目線で話すとどうしてもズレが生じる。だったらこっちが教えてあげるでもいいし、逆に歴史に詳しいとか、おじいちゃんやおばあちゃんの得意分野があるならその話を聞いてあげてもいい。寄り添ってあげることでいい温度感で話せる空気につながる。孫マエストロとしては、もっと全国の孫たちにおじいちゃん、おばあちゃんとの時間を大切にしてもらいたいです。おかざきたいいく現在、17道府県で18公演を行うキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。1月と2月に追加公演決定。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年12月26日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「追加公演」です。現在、僕は全国17道府県18か所のライブハウスを回る「JAPAN TOUR」を開催中です。その公演に大阪、東京、沖縄の3か所の追加公演が決定しました。追加公演とは何か、と考えると個人的には規模の大きなアンコールのようなものかなと思っています。ツアーは、スタートしてから各所を巡り公演を重ねていくことでステージがどんどん成長していくものです。こうしたほうがいいという肉付けがされ、不要なものは削ぎ落とされて洗練されていく。ツアーが終わると全体の総括をします。セットリストはこれが盛り上がったなとか、このMCはウケなかったなとか、良かったところ悪かったところが見えてくる。そういった総括で出てきた修正点を調整した完全版が追加公演では観られると思います。より完成度の高い、そのツアーの最終形態ライブ、それが追加公演なのではないかと思います。一方で、追加公演でガラッと内容を変える場合もあります。実はこれもアリだなと思っています。ライブって何度も通ってくださる方もいる。すべての公演を追いかけて“全通”してくれる熱心なファンの方もいる。そういう何回も観てくれる方のために、新しい内容を加味したいという気持ちもあります。自分が観客だとしても追加公演があるとうれしいですね。行きたいと思っても会場が遠かったり、チケットが取れず行けなかったりしていた時に、もう1回チャンスがあるかも!となる追加公演はとてもありがたいと感じるもの。今回の僕の追加公演も、みなさんがそんな気持ちでいてくれたらうれしいです。追加公演が決まった沖縄は、デビューしたばかりの2017年に石垣島でライブをしたことがありますが、それ以来となります。沖縄本島でのライブは初めてなので、どんな感じになるのか楽しみにしています。それに、公演はすべて年が明けてからです。となると、僕のおみくじの結果が気になってきます。初詣では必ずおみくじを引きますので、その結果次第でライブのテンションも変わってくるでしょう……。実はこのところ、僕はおみくじで“凶”ばかり引いています。京都のロケ番組で引いたおみくじも、家の近所で引いたおみくじも凶だった。できることなら大事な追加公演の前のおみくじは“大吉”を引きたいところです。大吉が出るように今から神様にお願いしておきたいと思います!おかざきたいいく現在、17道府県で18公演を行うキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。1月と2月に追加公演決定。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年12月21日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年12月16日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「フランスパンゲーム」です。新型コロナウイルスの感染予防対策として、日本国内のライブでは公演中の歓声や歌唱は控えるようにお願いをしています。コールアンドレスポンスのような、こちらの呼びかけに応えていただくことが難しくなっている。声でのやりとりができないと、せっかく対面しているのにコミュニケーションがちょっと不足しているように演者も観客も感じているのではないかと思っています。そこで、僕は声を出さなくてもステージと客席の生のやりとりを楽しめる楽曲を考えました。以前、少しだけその計画をこのコラムでもご紹介した「フランスパンゲーム」です。すでに完成していて、夏フェスをはじめいくつかのライブで披露させていただいています。ルールは、すごくシンプルで簡単です。ビートに合わせて僕が「フランス」と歌ったらお客さんは“パン”と1回手を叩く。「食べすぎておなか」と歌ったら“パンパン”と2回手を叩く。これだけです。いわゆるリズムゲーなんですが、あまりそれをライブでやる人はいなかったんじゃないかなと思います。ひっかけで「焼きそば」とか「クリーム」とか出てきます。そこで、焼きそば“パン”と手を叩きたくなりますが、叩いてはいけません。ひっかけです。最初はそういうルールを確認するチュートリアルから始めて、だんだんテンポを上げていきます。そうすると意外と難しいんです。どのワードをどこで入れ込むかは、その場その場で僕の即興で考えています。なので、会場の反応次第で難易度も変わります。どこの会場でやってもみんな楽しんで参加してくれてよかったなと思っています。ライブに来られた方の中に教育実習生の方がいたらしく、実習で行った小学校で「フランスパンゲーム」をやってみたという報告をいただきました。小学生たちもめちゃくちゃ楽しんでくれたそうで、先生へのお礼の手紙が「『フランスパンゲーム』が楽しかった」でいっぱいだったそうです。なんだか僕もうれしくなりました。その先生が学校でどういうふうにやったのかはわかりませんが、上手に演出してくれたんやろなと思います。老若男女誰でも楽しめるものになっていると確認できてよかったです。これをきっかけに小学生の間で大ブームになって「花いちもんめ」とか「だるまさんが転んだ」のような伝承ゲームのひとつとして「フランスパンゲーム」も受け継がれていったらいいなと願っています。おかざきたいいく現在、17道府県で18公演を行うキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。1月と2月に追加公演決定。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年12月14日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年12月10日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「遅刻」です。自分のいいところは時間を守ること、遅刻をしないことだと思っています。いえ、思っていました。最近、少しそこにあぐらをかいていると自戒しているので今回はこのテーマを取り上げたいと思いました。ミュージシャンなんて時間にルーズでも怒られないのでは?と世間の方は思ってくださっているかもしれません。待ち合わせに5分、10分遅れて登場するのがシンガーソングライターというものだろう、くらいおおらかに思ってくださっているかもしれない。でも、そうだからこそ、僕は時間厳守でいきたいと、どんな場面でも早めの行動を心がけるようにしていました。しかしそれが最近どうにもままなりません。5分、10分遅れてしまうことがちょくちょくあります。これはどうしてそうなっているのかと原因を尋ねられたら明らかに理由はわかっています。そう完全に僕の“慢心”です。5分、10分遅れてもまあ大丈夫だろう。そういう慢心が出てきている証拠です。これはいけないと己に警鐘を鳴らしているのですが、なかなか改善できずに苦労しています。まず何がいけないって、まだ都内の交通事情を把握することができていません。僕は自分で車を運転します。なのでどの道を選ぶか、混雑状況を考えて何時に出るべきか。判断は自分でしますが、その読みがなんか甘い。いや、東京どころではなく、先日久しぶりに奈良のネバーランドというライブハウスでライブをしたのですが、実家からそこまでの混雑状況を把握できず40分も遅刻してしまいました。読めない交通渋滞や事故によるトラブルというのは、まああっても仕方ないことですが、仕事をオファーしてくれた方からしたら「そんなことは知らんがな」です。大事なのはきちんと定時に体を持っていくこと。それを他人任せにせず、自分で考えるようにしないと。ミュージシャンは世話をしてくれるスタッフがいるので、他人に甘えがちかもしれません。それが僕の慢心にもなっていると思います。でも、スタッフも甘やかしすぎはいけないと思っているのか、この間は北九州からひとりで飛行機に乗って帰りなさいと言われました。飛行機くらい乗れますが、でも何かあったら…とヒヤヒヤしました。マネージャーの松下もすごく不安だったそうです。スタッフが不安を感じず、ひとりで飛行機にきちんと乗れるシンガーソングライターになりたいです。おかざきたいいく現在、17道府県で18公演を行うキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。1月と2月に追加公演決定。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年12月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年12月03日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「擬態」です。前回、サインについての話をしましたが、ごはんを食べに行った時などにお店の方にサインを求められることもあります。サインを欲しいと思っていただけるということは、僕に好印象を持ってくれているという証し。とてもうれしいし、光栄なので喜んでサインを書かせていただいています。僕なんかでよければ、といつも思います。サインをする時は「これ誰?」とならないように、サインの脇に楷書で“岡崎体育”と書くようにしています。自分もお店に飾ってある有名人のサインを見るのが好き。「こんな方も来ているんだ」と知ることが楽しいので、せっかくなら誰が来たかわかるといいなと、自らわかりやすくさせていただいています。とはいえ、僕は出先でサインを求められることはそれほど多くはありません。それは多分、僕の擬態がうまいからだと思います。ここで紹介してしまうとこの手法が使えなくなってしまうのですが、あえて僕の編み出した技を紹介すると、僕はプライベートではヒップホップのミュージシャンがしているような18金のチェーンネックレス……を模したステンレスのネックレスをしています。そうすると、一見、ぶりんぶりんのヒップホップ大好きなガタイのいいお兄ちゃん風に見えるんです。岡崎体育のパブリックイメージと18金(風)のチェーンネックレスをしている男って真逆の存在だと思いませんか?なので、人は「あの人、岡崎体育っぽいけど、岡崎体育があんなネックレスをするわけない」と、その人自ら可能性を打ち消してくれるんです。サングラスとか帽子だとあきらかに何かを隠している雰囲気が出てしまいます。でも、ネックレスはそれが出ない。目立つアイテムを投入することで個性を消すという逆転の発想です。その結果、ネックレス一本で、僕はそんなに変装をせずとも、街中で声をかけられることがとても少ないです。ちなみになぜ本物の18金チェーンネックレスではないかというと、本物を買おうと見に行ったのですが、とにかく高すぎて……。これは、変装のためだけには払えないと尻込みしてしまったためです。お店に試着のサンプル用に使っている2980円のステンレスのチェーンネックレスがあったので、これでええわ、となりました。さすがに本物のヒップホップアーティストのようにはできませんでした。おかざきたいいく現在、17道府県で18公演を行うキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。1月と2月に追加公演決定。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年11月30日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年11月25日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「サインをたくさん書くコツ」です。以前、僕のサインのルーツについてこのコラムで紹介したことがあったと思います。僕のサインは、名前の最初の“岡”の字と最後の“育”の月の形だけ読める感じになっています。この2つが成立していれば、間は多少ぐしゃぐしゃっとしていても“岡崎体育”と読めるのではないか、という「はじめと終わりよければすべてよい」という形をとらせていただいています。間のぐしゃぐしゃはけっこうフリースタイルなので、そのときの気分やテンションなどで書き方が変わります。そのフリースタイルのおかげで、かなりスピーディにサインを書くことができます。なので僕のサインは、同じようですべて違う。もし比べる機会があるようでしたら、比べてみていただけるとわかると思います。すべて一点ものです。CDをリリースしたときなど、サインを大量に書かないといけない場面というのがミュージシャンにはあります。そのとき、もっと簡素でシンプルなサインにしておけばよかったなと思うこともあります。通常、サインというものは同じ形で書けるものでないといけないですよね。その人が書いた、という証しなので。同じもの、かつスピーディにできあがるものと考えたときに、お相撲さんの手形のサインはとても合理的だなと思いました。以前、白鵬関にお誕生日に手形の色紙をいただいたことがあります。大きな手形のサインはそれだけでまずかっこいいです。手形は形が変わりませんから、その人だけの証しとなります。色紙にバンバンと手形を押していくというスタイルも、ひとつひとつ名前をサインペンで書くよりスピード感があってよさそうです。でも、手をいちいち洗わないといけないし、色紙でないと対応ができないことを考えると、あまりミュージシャン向きではなさそうにも感じます……。以前、ヤバTはアルバムのキャンペーンの一環で予約をしてくれた方全員にサイン入りジャケットを贈るという企画をしました。その数なんと4万3000枚。3人全員でサインを入れたそうです。これは腱鞘炎になるレベル。ヤバTのサインにはバンドのイメージキャラクターであるタンクトップくんのイラストも描かれます。それもひとつひとつ4万枚以上描いたのかと思うと頭があがりません。僕にもてっくんというキャラクターがいますが、僕がサインにてっくんを描くことは永遠にないと思います。おかざきたいいく現在、17道府県で18公演を行うキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。1月と2月に追加公演決定。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年11月23日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年11月19日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「Creepy Nuts」です。この号の発売日翌日、11月10日に京都の「ロームシアター京都 サウスホール」でCreepy Nutsとツーマンライブをさせていただきます。「Sony Park展 KYOTO」の前夜祭ライブとして開催されるものです。せっかくなので彼らとの歴史を振り返りたいと思います。最近だと僕が自主企画したイベント「TECHNIQUE」の第2回のゲストとして参加してくれていますが、出会いはお互いのデビュー前まで遡ります。はじめて会ったのは北海道・札幌でのライブ。当時、僕はデビューアルバム用のMV撮影をしていました。そうです、「MUSIC VIDEO」です。その中の歌詞で「仲良い人とかお世話になってる人を別撮りで歌わせる」という歌詞があります。その映像を早急にくださいとMV監督の寿司くん(ヤバTのこやまくん)から言われ、なんとしても札幌で撮影をしなくては…どこかにちょうどいいお世話になっている人いないか、と探していたんです。それで、そのとき初対面だった二人に無理を言って歌っていただきました。デビュー前の初対面、まだ1ミリも仲良くないころでしたが、二人はすぐOKしてやってくれました。ありがたかったですね。そんなわけで「MUSIC VIDEO」のMVにはCreepy Nutsの二人が登場してくれています。それ以来、お互いの作品に対してコメントをし合ったり(RくんがTVで僕のことを「150kmの球を余裕で投げられる人。でも投げてるのはボールじゃなくておはぎ」と評してくれたのも、僕の代名詞となっていてうれしく思っています)、対バンをなんだかんだ年1~2回やるようになり徐々に距離を縮めていきました。数年前に打ち上げの居酒屋で3人だけで話したことがあります。3人ともお酒をそんなに飲まないので、コーラを注文して「体の一部を改造するならどこがいい?」とか、しょーもない話をずっとしていました。めちゃくちゃ楽しい時間で記憶に残っています。この連載で何度か話していますが、僕は譜割りにすごくこだわりがあります。彼らはそれが素晴らしい。日本と海外のラップをきちんと聴き込んで日本語詞に合う言葉の流し込み量やリズムを考えている。Rくんのワードセンス、それに合う松永のトラック。奇跡のような2人が出会ったなと思います。二人の快進撃をずっと見ていたいし、僕も同世代アーティストとして一緒に年を取っていきたいなと思っています。おかざきたいいく現在、自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。12月まで、17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年11月16日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年11月12日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「みんなのうた」です。ヒャダインさんと一緒にやっていたEテレの音楽番組『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』のシーズン3が終了しました。この番組の最後の企画で『みんなのうた』とコラボしました。10月の放送で今月の歌として流れていたのですが、YOASOBI with ミドリーズの「ツバメ」のパラデータ(楽器だけ、ボーカルだけなどそれぞれ個別の音源データ)を提供し、視聴者のみなさんに自由にリミックスやアレンジしてくださいと募集。そこで集まったものを、僕とヒャダインさん、そしてYOASOBIのお二人と一緒にミックスをして、新しい「ツバメ~ワンルームミュージックver.」を作り上げました。『みんなのうた』は日本で暮らしていたら必ず通る、子供のころに最初に出合う音楽番組ではないでしょうか。僕は京都の宇治市出身ですが、僕の住んでいるエリアでは12チャンネルが教育テレビ(今のEテレ)でした。NHK総合は2チャンネルです。僕はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らしていたので、テレビといえばこのどちらかのチャンネルがついていることが多かった。だから、学校から帰ってきてふとテレビを見ると『みんなのうた』が流れている、なんていう場面がすぐに思い出されます。そうやってずっと見てきた番組に参加できたことはうれしい経験でした。聴いてきた曲で思い出に残っているものもあるのですが、タイトルがどうしても思い出せません。声変わりするギリギリ前くらいの男の子が歌うバラードソング。メロディラインが不思議だけど美しかった。たぶん、ここ10年以内に聴いたものだと思います。もし、この曲じゃないかな?と思うタイトルがあれば、こっそり僕に教えてください。『みんなのうた』は、“みんなのうた”というくらいですから老若男女に愛されるような曲じゃないといけないですよね。最近の楽曲のラインナップをみると、けっこういろんなミュージシャンの方が制作されているので、どういう選択基準なんだろうというのは気になります。オリジナル曲も多いのでしょうか。岡崎体育も『みんなのうた』に合う楽曲は得意だと思います。NHKさんとは『ワンルームミュージック』をはじめ、デビュー以降7年間いい関係を構築できていると思うので、ぜひ楽曲制作者選びで困った時には、声をかけてほしいです。おかざきたいいく現在、自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。12月まで、17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年11月9日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年11月05日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「顔出しNG」です。最近、注目を集める顔出しがNGのアーティストたち。Adoさんや、先日共演させていただいたyamaさんなど活躍されている方がたくさんいます。過去を振り返れば、KISS(キッス)やSlipknot(スリップノット)など顔塗りや覆面タイプのバンドはこれまでもいました。顔を明かさないでいると、ミステリアスであったり、素性が明らかになってないというベールに包まれたアーティスト性を守ることができて、バンドやアーティストの方向性を打ち出しやすい、演出しやすい効果があると思います。また、今の時代だと私人としてのプライバシー保護にも役立っていますよね。SNS時代ですから、顔出ししているとどこにいてもすぐに見つかってネットに晒されてしまう危険性がある。そもそも顔出ししていなければ、そのリスクを減らすことができます。さらに言うと、ネットでの誹謗中傷を避けることだってできます。今は匿名でなんでも言えてしまいます。容姿や体型の部分でいらぬ決めつけをされたり、ひどい先入観のあることを言われてしまう可能性も高い。だったら、顔出ししなければそういったフィルターを取っ払って“歌”だけ、“音楽”だけを聴いてもらえる。時代が進むにつれて、そこはどんどん変わっていくと思いますし、変わっていくことがいいことだと僕は思っています。ミュージシャンだって漫画家や小説家の方々と同じです。別にどんな顔をしているか、どんなルックスかなんて関係ない。作品がおもしろければ読まれるし、評価される。それと同じで、いい音楽であれば音楽そのものだけで評価されるというのはいいことだと思います。僕は自分自身が表に立ってやるのが好きですし、このスタンスが自分に合っていると思っていますが、もしそうじゃない別路線でやるとしたら、顔出ししないでVTuberとして活動するのもいいなとか思ったりします。『風の谷のナウシカ』に出てくる巨神兵みたいなルックスのVTuberで、しゃべるたびに肉がだらだらとただれ落ちるタイプのキャラクターです。岡崎体育とはまったくの別人格でやりたい。声もワンオクターブくらい低くしてゲーム配信とかしたいですね。名前ももう決めています。真の神と書いて「真神(しんしん)」です。岡崎体育が楽曲提供して歌わせてもいい。誰か技術的にできる方がいたら組んでやりませんか?おかざきたいいく現在、自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年11月2日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月28日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「日本武道館」です。東京に住み始めて3年たちましたが、実はつい先日初めて日本武道館の中に入りました。というのも、8月に僕の盟友ミュージシャンであるヤバイTシャツ屋さん(以下ヤバT)が初の武道館ライブを開催したんです。僕はそのライブを観に行ったのですが、それで初めて日本武道館の地を踏むことになりました。ライブは当然ですがとても良かったです。全国のさまざまな“ぶどうかん”を回るというコンセプトのツアーファイナルとしての日本武道館。そんなアイデアも面白いですし、SNSでいろんな方策を打ち、ツアーファイナルは見事にチケット完売。メンバーたちの努力が実ったステージを僕も目撃できてよかったなと思いました。彼らはやりきっていました。その一方で、やっぱり日本武道館ってバンドの聖地なんだなと感じました(いや、本来は武道の聖地なのですが……)。ここで初めてロックコンサートを行ったのがビートルズなのだそうです。それ以来、世界にその会場の名が知られるようになり、日本だけでなく世界中のミュージシャンが「日本でロックコンサートをやるなら日本武道館で!」と、ひとつの象徴としての場所になっていったとか。今では、アイドルグループなども日本武道館のステージをひとつの目標とすることがありますが、そのスタートにはビートルズがいた。僕はソロミュージシャンなので、なんだかその波には乗れていないような感じがしています。そもそも、「さいたまスーパーアリーナでライブをする」という目標を立てて活動をしていたので、日本武道館という場所のことをじっくり考えることがこれまでありませんでした。でも、今回、ヤバTのライブで訪れてみて、僕もこの歴史深いステージに立ってみたいなと思いました!ヤバTのメンバーたちは僕とのツーマンをやってもいいと言ってくれているみたいです。それもいいかもしれません。あと、やっぱりこういう音楽の殿堂といえるような歴史ある場所に、もっと若い人たちに行ってほしいとも思いました。今やオンラインライブも当たり前になって、家にいても観ることができるし、それもいいことです。でも、錚々たるミュージシャンたちが踏んできたステージに自分の推しているアーティストも今、立っている。そういう歴史の価値やカルチャーの蓄積を現場で、目で、肌で、感じるのもいいものだなと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」がスタート。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月22日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「体力作り」です。10月1日の「奈良NEVERLAND」を皮切りに、岡崎体育史上最多公演数となるライブハウスワンマンツアーが始まりました。長い期間をかけて回るツアーです。体調管理をしっかりしないといけないと感じています。ツアーだけでなく、提供楽曲の制作やレギュラーの仕事などももちろんみっちりと入っています。どうしてこんなに入っているのだろうか、と不思議に思うくらいに入っています。これは途中で倒れるわけにはいきません。ならばと、なにか体を動かして体力作りをしたいなと思うのですが、地道に続けるトレーニングが僕はどうも苦手みたいです。筋トレも嫌だし、ただ走るだけとか、プールで泳ぐだけとかが向いてない。誕生日に自転車を買って自転車に乗るというプランも立ててみたのですが、結局買わずに今日に至っています。家にはエアロバイクもあります。このあいだ、『ストレンジャー・シングス』の新しいシリーズをぶっ通しで見たのですが、見ている間、エアロバイクに乗ればよかったなと思いました。ドラマの中の子どもたちと一緒の気分で自転車を漕いだら、それだけで2kgは痩せたやろうな、と思います。でも、ソファにしっかりと座って見てしまいました。基礎体力をつけるには地道なトレーニングがいちばん。それはわかっているのですが、どうしても体を動かすことにゲーム性を求めてしまいます。もっと言えば、球技が好きです。子どもの頃は少年野球をしていましたし、学生時代はテニスをしていて、最近はミュージシャン仲間たちとフットサルをしていました。そういう類のスポーツは楽しくてのめり込むことができます。でも、コロナ禍以降はフットサルも友人たちと集まって試合をすることがなかなか難しくなってしまい、今はほとんど球技もできていません。これでは体力は落ちていく一方です。でも、よく考えたらライブハウスはアリーナやホールのステージと比べて狭いです。ステージの端から端まで走らないといけない、ということもない。「奈良NEVERLAND」なら端から端まで2歩でいけます。ということは、ライブで疲れることはないのではないか?という仮説を今、思いつきました。……いや、そんな言い訳をしないといけない精神状態がよくないですね。とにかく早急に体を動かして邪念を浄化し、長いツアーにしっかりと取り組みたいと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」がスタート。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月19日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月15日