20年の時を経てこの夏、復活する『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』。このほど、日本映画界・演劇界を代表する演技派、藤原竜也が本作の主人公のパイロット、リアム・ヘムズワース演じるジェイク・モリソン役の日本語版吹き替えを務めることが分かった。1996年に公開され、空前のディザスター描写に誰もが驚愕したメガヒット作『インデペンデンス・デイ』。あれから20年。エイリアンの宇宙船はアメリカ合衆国全土を覆うサイズへと超巨大化し、女性大統領が誕生したアメリカや全世界を破壊し尽くしていく。わずか3日間という人類滅亡のカウントダウンが刻まれるなか、侵略者の恐るべき目的が次第に明らかに。果たして、人類に起死回生の策はあるのか――。『インデペンデンス・デイ』をはじめ、『デイ・アフター・トゥモロー』『2012』と人類絶滅の危機を3度描いてきたローランド・エメリッヒ監督がメガホンをとる本作。前作から続投となるジェフ・ゴールドブラムに加え、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどで活躍するリアム、『イット・フォローズ』のマイカ・モンローら、注目の新キャストたちも集結する。そんな本作で、洋画実写作品の吹き替えに初挑戦する藤原さん。先日他界した蜷川幸雄作品の“申し子”であり、7月スタートの新日曜ドラマ「そして、誰もいなくなった」も控えている、日本を代表する実力派だ。今回の起用は、「絶望的窮地に陥っても決してあきらめることのないバイタリティあふれる主人公をイメージしたとき、いまの俳優であり、どんな難役にも果敢に挑む藤原さんこそ、本作の主人公を体現していただけると確信」した配給側のオファーにより実現したという。実は“宇宙やSF好き”という知られざる一面を持つ藤原さんにとって、地球だけでなく宇宙も飛び回る今回のモリソン役はまさに適役。前作の『インデペンデンス・デイ』については、「ストーリー・映像ともに、とにかくスケールの大きい、超大作という印象を持っています。エイリアン、巨大な宇宙船、エリア51など僕にとって興味深いものが多く、ドキドキしながら観させてもらったことを覚えています」と、熱の込もったコメント。「そうしたこともあり、今回、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の声優として、このシリーズの世界に入れることを、とても光栄に思いました。今回の映画では、20年の時を経て、さらに進化したエイリアンと人類がどのような決戦を向かえるのか、1ファンとして楽しみにしています。また、前作にも増した素晴らしい映像になっていることも期待しています」とファン心も明かしつつ、「自分の声で作品の名を汚してしまうことのないよう、しっかりと取り組ませてもらいたいと思います」と意気込んでいる。人類を脅威から守り抜く、宇宙からの侵略者たちに立ち向かう勇敢なパイロットとして、藤原さんは声優というジャンルでも持ち前の圧倒的な演技力で表現してくれることだろう。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は7月9日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日俳優・藤原竜也が、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんに対して、所属事務所を通じて追悼のコメントを発表した。藤原は「最期に会えて良かったです」と、蜷川さんが亡くなる前日、病院にお見舞いに行ったことを明かした。1997年、蜷川さんの舞台『身毒丸』主役オーディションで抜擢されてデビューした藤原は、「僕を産んでくれたのは蜷川さんです。沢山の演劇人生をありがとうございました」と感謝の言葉を捧げ、「真面目に突き進んでいきます」と思いを表した。藤原の代表作となった舞台『身毒丸』は1998年、2002年、2008年と再演。藤原は更に『ハムレット』(2003年、2015年)、『ロミオとジュリエット』(2004年~2005年)などのシェイクスピア作品や、『唐版 滝の白糸』(2000年)、『下谷万年町物語』(2012年)といった唐十郎作品など、多くの蜷川演出作品に携わっていた。■藤原竜也コメント最期に会えて良かったです。僕を産んでくれたのは蜷川さんです。沢山の演劇人生をありがとうございました。真面目に突き進んでいきます。
2016年05月13日俳優・藤原竜也が、「ST~赤と白の捜査ファイル」以来2年ぶりに日本テレビの連続ドラマで出演を務めることが決定。7月期の日曜ドラマ「そして、誰もいなくなった」にて、玉山鉄二、黒木瞳らと共演し、偽物に人生を丸ごと乗っ取られる、最高に最悪な“ドン底の主人公”を熱演する。容姿端麗、頭脳明晰、家族や友人、恋人にも恵まれ、順風満帆な人生を送っていた“藤堂新一”。ある日、別人である同姓同名の男“藤堂新一”が逮捕されたことから新一のすべての歯車が一気に狂い始める…。突如現れた、偽者に“人生を丸ごと乗っ取られ”、次々と押し寄せる不可解な事件の数々。一体、誰が、何のために!?味方はゼロ!?登場人物全員怪しい、救いようのない絶望的状況に陥った新一は見えない敵にどう立ち向かうのか――?偽物に人生を乗っ取られ、人生のどん底へと突き落とされる主人公 “藤堂新一”を演じるのは、『カイジ』シリーズや『るろうに剣心』シリーズ、『藁の楯』などで見せる熱演が魅力的な藤原さん。日本テレビの日曜ドラマ枠としては本作が初主演だ。かつてないほど絶望的な運命を背負った主人公となるようだが、「ストーリーが非常に面白く、楽しみながらしっかりと作っていけば、視聴者の方に届くのではないかと思っています。豪華なメンバーで楽しいドラマを作っていけるよう臨んで参りますので、是非期待していてください」と、早速自信を覗かせる。さらに、藤原さん演じる新一の親友・小山内保役には、連続テレビ小説「マッサン」以来初の連続ドラマ出演、日本テレビ系のドラマには10数年ぶりの出演となる玉山さんが配役。主人公の新一とは大学時代の親友だが、「どう関わっていくのか謎めいたキャラクター」と役柄を説明。また「台本のテンポがよく、すごい展開で、読みながら何度も『マジで!』と心の中で叫んでいました」というほど、物語が気に入った様子。そして、新一の母親・藤堂万紀子役を演じるのは黒木さん。2015年放送の「○○妻」以来の日本テレビ連続ドラマ出演だが、「時間帯も初めて出させていただく番組なのですごく興味があるので出演できて嬉しい」と喜びをコメント。「息子(役)の藤原くんがかわいそうで、かわいそうで、どんどんどんどん追いつめられていき、そしてタイトルが『そして、誰もいなくなった』なので、その後どうなるのだろうとドキドキハラハラしながら私たちは演じています」と、本作へ期待を寄せている。豪華出演者たちが織り成す、先が全く読めない究極の本格サスペンスが、日曜夜をスリリングに駆け抜けること間違い無しだ。「そして、誰もいなくなった」は、7月、毎週日曜22時30分より放送。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日俳優の藤原竜也が、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『そして、誰もいなくなった』(毎週日曜22:30~23:25)に主演することが12日、明らかになった。このドラマは、藤原演じる順風満帆な人生を送る主人公・藤堂新一が、同姓同名の別人の逮捕によって、すべての歯車が一気に狂いはじめてしまう本格サスペンス。偽物に名前や個人情報を乗っ取られ、次々に不可解な事件が押し寄せ、登場人物全員が怪しいという絶望的な状況から立ち向かっていく姿を、秦建日子のオリジナル脚本、藤原と映画『カイジ』でタッグを組んだ佐藤東弥らの演出で描いていく。藤原は「ストーリーが非常に面白く、楽しみながらしっかりと作っていけば、視聴者の方に届くのではないかと思っています」と自信。「豪華なメンバーで楽しいドラマを作っていけるよう臨んで参りますので、ぜひ期待していてください」と呼びかけている。その豪華メンバーとして、新一の親友で、総務省のキャリア官僚・小山内保役で玉山鉄二、新一の母・万紀子役で黒木瞳が共演。朝ドラ『マッサン』以来の連ドラとなる玉山は「(新一から)助けを求められるのですが、どう関わっていくのか謎めいたキャラクターになります」と役柄を説明し、「テンポがよくスリルがあって楽しめるドラマになっています」と話す。黒木は「本もキャスト陣も素晴らしいですし、時間帯も初めて出させていただく番組なので、すごく興味があるので出演できてうれしいです」と期待。「藤原くんがかわいそうで、かわいそうで、どんどんどんどん追いつめられていき、そしてタイトルが『そして、誰もいなくなった』なので、その後どうなるのだろうとドキドキハラハラしながら私たちは演じています」と、撮影に臨む心境を語っている。日テレの鈴木亜希乃プロデューサーは、今回の企画について「まるで海外ドラマのような、日本ドラマを」という思いで立ち上がった背景を紹介。「急展開の連続と、謎が謎を呼ぶストーリー、中毒性の高い世界観、すべてが今までの日本ドラマにはあまりないような、尖(とが)った作品になっています」と見どころを話している。
2016年05月12日俳優の藤原竜也が7日、都内で行われたスマホ用シミュレーションRPG『ファントム オブ キル』のコンセプトフィルム「ファントム オブ キル-ZEROからの反逆-」の完成披露試写&レッドカーペットイベントに、でんぱ組.inc、今泉潤プロデューサーらとともに出席した。同ムービーの主人公ZERO役を務めた藤原は「初めてこういう大きな企画に参加させていただいて、映画と言ってもいいくらい壮大なスケールでクオリティが高く、度肝を抜かれる映像を作っていただいたので、参加することにプレッシャーというか、恐縮で不安を抱いていたんですけど、(声優として)先輩方に囲まれて楽しく収録させてもらいました」と笑顔を見せ、「今までにないスケールで皆さんにお届けできるのではないかと思います」と満足気な表情を浮かべた。そんな藤原を主人公に選んだポイントを聞かれた今泉プロデューサーは「叫びますからね(笑)。声で藤原さんって分かりますし、ゲームをもっと多くの人にやっていただくために、印象的な広告塔としてお願いさせていただきました」と明かし、藤原は「結構叫ばされたんですよね(笑)。収録中に龍角散とのど飴をいただいて、『もういいんじゃないですか』って言うくらい必死でしたよ」と回顧。タイトルにかけて「ZEROから始めたいこと」を聞かれた藤原は『ファントム オブ キル』を挙げ「うそ偽りなしに、今日か明日からゲームを始めます。絶対です」と断言し、「まだ触れていないかたは、ぜひ僕と同じタイミングで始めましょう」とアピールした。また、同ゲームの世界をヴァーチャルリアリティー体験できるイベントが、4月9日と10日に渋谷パルコパート1公演通り広場で開催されることを受け、一足早くVR体験を行った藤原は「いやーすごい!」と感動し、「あのー、えっとですね。いやー、すごかった」と放心状態。「僕も初めての経験で言葉にならなくて申し訳ないんですけど、この世界を実体験できて……。時代って変わるもんですねえ」と感心しきりだった。なお、同ゲームシリーズとコンセプトフィルムの主題歌を担当する「でんぱ組.inc」も登場し、ミニライブを披露。衣装も黒いドレスで統一し、相沢梨紗は「いつもは派手な衣装なんですけど、この世界観に合わせてシックに決めてみました」とコメント。夢眠ねむは「リムジンに乗ってレッドカーペットを歩くという経験が、人生の中であると思わなかったので緊張したんですけど、リムジンからどうやって降りればいいかすら分かりませんでした(笑)」と打ち明けた。このほか、同イベントには声優の阿澄佳奈、ゆかな、塩谷直義監督も出席した。
2016年04月07日三部けいの人気マンガを実写映画化した『僕だけがいない街』の初日舞台あいさつが3月19日に、東京・新宿ピカデリーで行われ、藤原竜也、有村架純、及川光博、鈴木梨央、中川翼、石田ゆり子、平川雄一朗監督が出席した。『僕だけがいない街』初日舞台あいさつ/その他の写真身の周りで事件や事故が起こる気配を察知すると、自分の意思とは関係なくその数分前に戻り、悲劇を食い止めるまで何度でも繰り返す…。そんな“リバイバル”と呼ばれる特殊現象に見舞われる主人公が、過去に起こった連続誘拐殺人事件の真相を探る異色ミステリー。舞台あいさつでは、劇中で漫画家を演じた藤原が、映画のポスタービジュアルを即興で直筆することに。だが、出来ばえは微妙の一言で「うまいです。こんな絵、僕には描けません」(翼くん)、「とてもうまいと思います」(梨央ちゃん)と子役に気を使わせる結果となった。そんな藤原は、「架純ちゃんとの撮影が雨で3日ストップしたり、そのしわ寄せで、台風が直撃した日に石田さんとの共演シーンを撮ったり…。天気には泣かされました」と自身の“雨男ぶり”に苦笑い。あげく「実はお二人のどちらかが、雨女じゃないですか?」と有村と石田に責任を押し付け、笑いを誘っていた。主人公に寄り添うヒロインを演じた有村は、「すごく難しい役どころ。相手への好奇心はあるけど、うっとうしく見えないように意識した」と役作りを振り返った。また、石田は藤原演じる主人公の母親を演じ、「(年齢的に)腑に落ちない。役柄そのものはとても素敵で、演じられる幸せを感じた」と複雑な表情を浮かべていた。『僕だけがいない街』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年03月19日映画『僕だけがいない街』が3月19日(土)に公開を迎え、主演の藤原竜也をはじめ、有村架純、石田ゆり子、及川光博、鈴木梨央、中川翼、平川雄一朗監督が舞台挨拶に登壇。漫画家役の藤原さんは、観客の前で映画のポスタービジュアルの再現に挑戦したが…。三部けいの大人気漫画を映画化。“リバイバル”と呼ばれる過去への逆戻り現象に巻き込まれた主人公が、過去でのある殺人事件と現代において自分が濡れ衣を着せられた母親の刺殺事件の真実を追いかける。この日は、あいにくの天気となったが、会場には多くの観客が詰めかけた。石田さんは「竜也くんが雨男だから」と語り、藤原さんが慌てて「違うんですよ!」と弁明するも、本作は撮影段階からかなり、雨には悩まされてきたよう…。藤原さんは「架純ちゃんとのシーンで、雨のせいで3日も撮影が飛んで、後半でスケジュールがいっぱいいっぱいになりまして…」と苦笑。さらに「ゆり子さんとのシーンは東京に台風が上陸した日に撮ってます」と明かし「(雨男は)僕なのか…?」と首をかしげる。有村さんと石田さんは「私は違います!」とキッパリと否定したが、及川さんは「実は私も雨男です。コンサートはたいてい雨」と申し訳なさそうに語り、会場は笑いに包まれた。翼くんは、リバイバルして時間をさかのぼった主人公の悟(藤原さん)の少年時代の姿を演じているが、姿は子どもで中身は現代の大人の悟という難しい役どころ。担任教師役を演じた及川さんは「翼とはよく現場で芝居の話をしました」と明かし「翼はつらかったと思います。見た目は子ども、中身は大人って、コナンくんか!名探偵なのか!」とツッコミ。翼くんは「つらいときもありました。とても難しい役で、監督が何度も追い込んで撮ってくれて助けてもらいました」と明かした。撮影中やプロモーションでのエピソードを尋ねられると、有村さんは「竜也さんが似顔絵を描いてくれたんですが、あまりに独創的で…」と明かす。「うまいの?」という及川さんの質問に言葉を濁し「1本の線で描いてるんです」と説明。この日は、藤原“画伯”の画力を確かめるべく、ポスタービジュアルから藤原さんと有村さんの写真だけが抜かれたものが用意され、そこに藤原さんが2人の姿を描くという試みが行われた。藤原さんは描き終わると「これ、事故ですよ、事故。先に言っておきます。失礼しました」と語るが、いったいどんな絵を描いたのか…?公開されると客席は微妙な静けさで共演陣も絶句…。翼くん、梨央ちゃん、石田さんは、それぞれ藤原さんを見ずに「う、うまいと思います」と語ったが、及川さんが「芸能界に流され過ぎ!ダメでしょ、これは」とツッコミ。最後の写真撮影でも、この藤原さんの“作品”を入れての撮影が行われ、藤原さんは「これ、いりますか…?」と苦笑していた。『僕だけがいない街』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月19日SMAPの香取慎吾とアンタッチャブル・山崎弘也がゲストと共に様々な街をロケするバラエティー番組「おじゃMAP!!」(フジテレビ系)が藤原竜也をゲストに迎え、16日(水)今夜放送となる。今回のロケ地は、住みたい街&住んで良かった街として人気の中野。事前に1,000人に街頭インタビューを行い、そこから選ばれた気になるスポットなどに香取さん、山崎さん、藤原さんらが突撃ロケを敢行する。今回が番組初登場となる藤原さんだが、過去には大河ドラマ「新選組!」で香取さんと共演。いまでも藤原さんは香取さんをドラマの役の通称である“局長”と呼ぶことが多く、ドラマでの関係性同様に香取さんが藤原さんに指図する場面も注目だ。100円でナポリタンが食べられる激安店や、記者が張り込みしている漢方店、大きなステンドグラスがある大豪邸など中野の“ナゾ”にせまる一行の奮闘に注目したい。「おじゃMAP!!」は毎週水曜19時~放送。(笠緒)
2016年03月16日藤原竜也主演の映画『僕だけがいない街』(3月19日公開)のメイキング映像が15日、公開された。「日本一の絶叫! が、出来あがるまで」と題し、藤原が絶叫するシーンのメイキングがおさめられている。同作は藤原演じる主人公・藤沼悟が、<リバイバル>という時間が巻き戻る現象にあい、小学生までさかのぼって殺人事件の解決を目指すSFミステリー。藤原はこれまでに出演した映画の中でも、事件に巻き込まれる役となることが多く、度々絶叫を披露している。「俳優・藤原竜也はつらい目に巻き込まれると映画がヒットする」「絶叫が日本一似合う」と話題になることも多い。今回藤原が絶叫するのは、石田ゆり子演じる母親・佐知子が、悟の自宅で何者かに殺されたシーン。メイキングでは、監督から「泣くぐらい後悔した方がいい」「悟の優しさや、母の大事さがわかる」と絶叫について指示を受ける様子や、石田が「泣きそうになっちゃった」とコメントする姿を見ることができる。(C) 2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会
2016年02月15日藤原竜也が主演を務める映画『僕だけがいない街』のメイキング映像が公開された。様々な役で孤独と悲痛な叫びを見せつけてきた藤原が、愛する人を思う“叫び”を作り上げていく映像だ。メイキング映像本作は、時間が何度も巻き戻る“再上映(リバイバル)”という現象に見舞われた主人公・悟が、小学生の過去と29歳の現在を行き来しながら、18年前に起きた誘拐事件の謎を解き明かしていく姿を描いたミステリー。『ツナグ』の平川雄一朗が監督を務め、有村架純がヒロイン・愛梨役で共演する。このほど公開された映像は、何者かに刺し殺された藤原演じる悟の母・佐知子に悟が駆け寄るシーンだ。物語が進む中で重要になる“母への思い”をとらえた場面だが、藤原は平川監督と話し合いを重ね、突然の母の死に戸惑い、悲しむ悟の感情を丁寧に作り上げていく。そんな藤原の迫真の演技に、佐知子を演じた石田ゆり子は「泣きそうになった」と絶賛。映像の後半には、震えながら何度も「母さん!」と叫ぶ悟の姿が映し出されている。“絶叫が日本一似合う”と言われるほど、壮絶な運命を背負った役どころが多かった藤原。『カイジ』シリーズでは借金まみれの青年を、『藁の楯 わらのたて』では10億円の懸賞金をかけられた凶悪犯を、『るろうに剣心』シリーズでは全身包帯の最狂の剣士・志々雄真実を演じるなど、それぞれ悲痛な叫びを見せてきた。本作でも悟は母を失う悲しい運命を背負っているが、これまでとは異なる“愛する人を思う叫び”が印象的だ。本作は“このマンガがすごい!”に3年連続ランクインするなど、多くのファンを獲得している三部けいの同名漫画を原作にした作品。過去の自分と対峙しながら現在の自分を見つめ直し、大切な人の愛情に気づいていく悟の成長ドラマも描かれ、ただのミステリーに収まらない感動的な展開にも期待が高まる。『僕だけがいない街』3月19(土)全国ロードショー
2016年02月15日12月3日、東京・銀河劇場で藤原竜也主演の舞台『とりあえず、お父さん』が開幕した。同作は、世界中で愛されるイギリスの喜劇作家アラン・エイクボーンが1965年に発表した4人芝居。エイクボーン初の大ヒットとして、その名を世に知らしめた作品(原題『Relatively Speaking』)だ。舞台『とりあえず、お父さん』チケット情報登場人物は、グレッグ(藤原竜也)とジニィ(本仮屋ユイカ)の若いカップルと、シーラ(浅野ゆう子)とフィリップ(柄本明)の熟年夫婦という4人。勘違いが勘違いを呼ぶシチュエーション・コメディとなっており、藤原にとって海外戯曲のコメディは初挑戦だ。その演出を手掛けるのは、翻訳ものコメディの演出家としても高い評価を得る綾田俊樹。来年結成40周年を迎える劇団「東京乾電池」を共に結成した柄本を綾田が演出するのも見どころのひとつだ。舞台は、ジニィの部屋で朝を迎えシーツにくるまるグレッグと、シャワーを浴びるジニィから始まる。ふたりは出会って1か月の恋人同士。ふざけたり、甘えたり、すねたり……恋愛初期ならではのやりとりは甘さたっぷりで微笑ましい。ジニィと結婚したくてたまらないグレッグだが、気になるのは彼女の元恋人。年上で既婚者だったという元恋人の痕跡は、ジニィの部屋のそこかしこから見つかるが、ジニィに問い詰めてもうまくかわされてしまう。そんな中、ジニィは「実家に行く」と出かけることに。両親に挨拶したいグレッグは、ジニィに秘密で後を追う。同じ頃、ジニィの目的地ではフィリップとシーラ夫妻が探り合いを繰り広げていた。シーラが若い男と付き合っているのではないかと疑うフィリップ。グレッグとジニィのかわいらしいやりとりに比べ、ふたりの掛け合いにはそこはかとなく重みがあり、妻にやり込められるフィリップには滑稽さが漂う。しかしそのフィリップこそがジニィの元恋人であり、いつまでも未練たらたら花やチョコレートを送り付けている男だった。そんなふたりのもとに、ジニィより先にグレッグが到着してしまう。グレッグは夫妻をジニィの両親だと思い込むが……というところからこの舞台の真髄ともいえる部分に突入する。中でも、藤原と柄本がお互いのことを勘違いしたまま対決するシーンは見どころのひとつ。切羽詰まった空気になればなるほど、おとぼけ感が漂い、思わずププッと笑ってしまう。そこには男性の単純さや女性のしたたかさも描かれているが、4人の姿がとても愛らしく、にくめない。年末年始の楽しみにピッタリの作品だ。公演は、12月23日(水・祝)までの東京・銀河劇場を皮切りに、1月には富山、熊本、福岡、大阪、愛知を巡演する。取材・文中川實穗
2015年12月07日藤原竜也が体当たりで挑んだ新境地開拓ムービー『探検隊の栄光』の予告編が、このほど公開となった。落ち目の俳優となった杉崎(藤原竜也)が、俳優人生を賭けて新境地に挑むべく、伝説の未確認生物(UMA)「ヤーガ」を求め秘境の地を探検するテレビ番組の隊長に挑戦。番組がオモシロければ何でもありのプロデューサー(ユースケ・サンタマリア)、大雑把に進めていくディレクター(小澤征悦)、UMAオタクの音声・照明(川村陽介)、バラエティ番組をバカにするAD(佐野ひなこ)、テキトーな現地通訳(岡安章介「ななめ45°」)ら番組スタッフのチームワークもバラバラで、行き当たりばったりの撮影に振り回される杉崎だが、いつしか隊長の自覚も芽生え“真剣”に番組作りに挑んでいく…。藤原さんが“記憶がぶっ飛ぶ”ほどが命がけで挑んだという本作。藤原さん率いる個性豊かな探検隊メンバーに、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、田中要次、川村陽介、岡安章介(ななめ45°)、そして本作の紅一点として映画初出演となる佐野ひなこら豪華キャストが集結し、主題歌を「ウルフルズ」が担当する。このほど公開となった予告編では、役者陣の体当たり演技がユーモアたっぷりに描かれている。藤原さん演じる杉崎が秘境の地で挑むジャイアント・アリゲーターとの死闘や、断崖絶壁で隊員の手を命がけで握る決死の姿…と思いきや、カメラの裏側で繰り広げられる“まさかの撮影方法”に戸惑う杉崎隊長の表情など、本作のユーモラスな雰囲気が存分に感じ取れる映像に仕上がっている。藤原さんと、ユースケさん演じるテキトーに撮影を進めていくプロデューサーや、小澤さん演じるディレクターとの掛け合いなど、役者陣の軽妙なやりとりにもクスリとさせられる。そして予告編最後、まるで素の藤原さんから発せられたような「キツイ!(笑)」の一言がなんとも印象的だ。過酷な撮影をこなすうちに、いつしかモノ作りへの熱い気持ちが芽生えた杉崎隊長と隊員たちに、突然おとずれた撮影中止のピンチ…果たして番組は無事完成するのか?まずはこちらの映像から、探検隊の珍道中をご覧あれ。『探検隊の栄光』は10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:探検隊の栄光 2015年10月16年より全国にて公開(C) 2015「探検隊の栄光」製作委員会(C) 荒木源/小学館
2015年08月12日三部けいの大人気コミック『僕だけがいない街』が、藤原竜也主演で映画化され、来年春に公開されることが決定した。有村架純がヒロイン役を演じる。その他の情報『僕だけがいない街』は、“マンガ大賞”や“このマンガがすごい!”にランキングするなど、人気だけでなく評価も高い作品だ。売れない漫画家の主人公・藤沼悟が、自身の意図とは関係なく時空移動=タイムリープする現象を体験する中で、18年前の小学生の頃に起きた児童連続誘拐事件の真犯人と何者かに殺された母を救うため、過去と現在に起きた事件の謎を解こうと奔走するミステリー作品。同じ時間を繰り返す中で少しずつ判明していく真実、その中で精神的に追いつめられていく主人公、過去の事件に隠された謎、塗り替えられていく過去……緻密に構成された原作は多くの読者を魅了しているが、作者の三部けいは「『僕だけがいない街』コミックス発売後、初めて頂いた他メディア化のお話が、この映画化でした。ホントに実現するとは (笑)。関係各所の皆様に感謝しています。映画スタッフという新たな育ての親を得て、『僕だけがいない街』がどんな成長を遂げるの か、とても楽しみです!」とコメント。主演の藤原は「“時間を行き来する”特殊な現象に巻き込まれた主人公・悟の複雑な心情をどう演じようか、今から考え始めています。また、大活躍の有村架純さんとの初共演、非常に楽しみにしております。若く才能のある方と組ませていただけることが、今の自分にとって大きな刺激になると思います」、悟のバイト先の同僚・片桐愛梨を演じる有村は「原作の世界観を壊さないよう、お芝居を取り組めたらと思います。そんな作品を映像化するにあたって、私が演じる愛梨が大切にしなければいけないことは、藤原さん演じる悟に全力で寄り添うことかなと思いました。信じる力を大切に、愛梨を大切に、演じられればと思います」と語っている。他にも石田ゆり子が悟の母を、及川光博が悟の小学校時代の担任教師・八代学を演じることが発表された。『想いのこし』『ツナグ』の平川雄一朗が監督を務める本作は、2016年春にワーナー・ブラザース映画の配給で全国公開される。『僕だけがいない街』2016年春、全国ロードショー
2015年07月24日ポケモン映画最新作『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神 フーパ』の公開アフレコが6月8日に、都内で行われ、ゲスト声優の藤原竜也(バルザ役)をはじめ、山寺宏一(ときはなたれしフーパ役)、中川翔子(メアリ役)、篠原信一(ヒポポタス役)、山本美月(同時上映『ピカチュウとポケモンおんがくたい』のナレーション)が出席した。その他の写真サトシやピカチュウたちが“あらゆるものを取り出すことができるリング”を持つポケモンのフーパと出会い、砂漠の街デセルシティを守るための冒険と戦いを繰り広げるシリーズ18作目。藤原がアニメ声優を務めるのは、『借りぐらしのアリエッティ』以来5年ぶり。フーパと密接な関係にある兄妹の兄バルザを演じ、「光栄ですが、自分でいいのかなと最初は戸惑いもありました」と心境を語った。アフレコが始まると、砂漠で出会うポケモンのヒポポタスを演じる篠原が、藤原の台詞を横取りし、“主役”バルザになりきる一幕もあり、「バルザ役の篠原です」(篠原)、「ちょっと待ってくださいよ~」(藤原)と火花を散らした。山寺はポケモン映画に18年連続の出演を果たし、「毎回、違う役どころなので、常に新しい作品に出演させてもらっている感覚」。一方、9年連続の出演となった中川は「ポケモンは世界中に、笑顔と夢と勇気を発信し続ける素晴らしい文化!」と猛スピードでポケモン愛を熱弁した。また、短編のナレーターを務めた山本は、「お子さんとポケモンの世界をつなぐ架け橋になれれば。画面の向こう側にいる子どもたちを想像しながら、アフレコに臨んだ」と話した。『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神 フーパ』同時上映『ピカチュウとポケモンおんがくたい』7月18日(土)日本全国おでましロードショー!取材・文・写真:内田 涼
2015年06月08日俳優の藤原竜也が主演する映画『探検隊の栄光』(2015年秋公開)の主題歌に、ウルフルズの「ボンツビワイワイ」が選ばれたことが25日、わかった。同曲は、9月9日に発売されるウルフルズのニューアルバム『ボンツビワイワイ』に収録。4年半の活動休止を経て昨年より再始動した同グループにとって、待望の一枚となる。曲中では、トータス松本のパワフルなボーカルが発揮されており、制作サイドは「劇中の熱い探検家たちと、ウルフルズの"ソウルフル"な競演にぜひご期待ください」とコメントを寄せている。映画は、『ちょんまげぷりん』などで知られる作家・荒木源による同名小説が原作。落ち目の俳優・杉崎(藤原)が、俳優人生を賭けて、伝説の未確認生物(UMA)「ヤーガ」を求め秘境の地を探検するテレビ番組の隊長に挑戦。行き当たりばったりの撮影に振り回される杉崎だが、いつしか隊長の自覚も芽生え、"真剣"に番組作りに向き合うようになる。共演には、番組がオモシロければ何でもありのプロデューサーをユースケ・サンタマリア、大ざっぱなディレクター役を小澤征悦、職人かたぎのカメラマンを田中要次が演じる。ほかにも、川村陽介や佐野ひなこら若手が参加。『グッモーエビアン!』(2012年)や『猫なんかよんでもこない。』(2016年公開予定)の山本透監督がメガホンをとる。(C)2015「探検隊の栄光」製作委員会
2015年05月25日藤原竜也、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦らを迎え、伝説の未確認生物を求める探検隊の姿を描く『探検隊の栄光』。このほど、本作の主題歌を「ガッツだぜ!!」、「バンザイ ~好きでよかった~」など、魂を揺さぶる歌で日本中に元気を与えてきた「ウルフルズ」が担当することが分かった。落ち目の俳優となった杉崎(藤原竜也)が俳優人生を賭けて新境地を開くべく、伝説の未確認生物(UMA)「ヤーガ」を求め秘境の地を探検するテレビ番組の隊長に挑戦し、様々な問題にぶつかりながらも隊長そして俳優としても成長していく姿を描く。原作は、ベストセラー「ちょんまげぷりん」の著者・荒木源による同名タイトル「探検隊の栄光」(小学館刊)。麻生久美子&大泉洋W主演の『グッモーエビアン!』を手掛け、2016年に風間俊介&松岡茉優出演の『猫なんかよんでもこない。』の公開を控えた山本透が監督を務める。杉崎と共に秘境に挑む番組スタッフには、番組がオモシロければ何でもありのプロデューサー役ユースケ・サンタマリア、行き当たりばったりで大雑把なディレクター役小澤征悦ほか、田中要次、川村陽介、佐野ひなこ、岡安章介(ななめ45°)ら個性派キャストが集結している。今回主題歌に決定したのは4年半の活動休止を経て昨年より再始動した「ウルフルズ」の新曲「ボンツビワイワイ」。“ボンツビワイワイ”は造語で“Born To Be ワイワイ”の略。生まれながらのパーティ野郎のイメージでつけられたという。探検の中で起きるアクシデントや、出会った人たちと関わるうちに隊長としての自覚も芽生え“真剣”に番組作りに取り組む姿と、トータス松本のパワフルで魂のこもったボーカルが重なり、作品をより一層盛り上げる。『探検隊の栄光』は2015年秋全国公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年05月25日「KAT-TUN」の上田竜也や、「テラスハウス」で話題となった“てっちゃん”こと菅谷哲也らが、4月7日(火)放送のTBS「全世界極限」の記者会見に登場。100時間サバイバルに挑戦した上田さんは「負けるわけにはいかない」と語った。本作は、無人島や砂漠、ジャングル、極寒地といった過酷地帯で水分確保、食糧調達、危険生物の回避、シェルターの建設などサバイバル・テクニックを駆使し100時間を生き延びることに挑戦するドキュメントバラエティ。今回、ボクシングで鍛えた肉体を武器に、氷河、吹雪が一面を覆うマイナス50度のカナダ・ポンドインレットに向かった上田さんは、「ビックリはしましたけど、寒さとの1対1の戦いだと聞いて負けるわけにはいかないと闘争心がメラメラと燃えてきました。絶対にクリアしてやろうという気持ちになりましたね」とオファーを受けたときの心境を語った。一方、俳優として活躍する菅谷さんは、オマーンの灼熱砂漠へ。「水を求めて高さ200m級、傾斜40度以上もある砂丘をたくさん歩き回ったんですけど、50度もあって灼熱でした。砂丘を乗り越えなくてはいけないので、自分との戦いでした」と苦労を明かした。また今回は、前回ジャングルでのチャレンジに見事クリアした百獣の王・武井壮と「ペナルティ」のワッキーが参戦。ミクロネシアの無人島や危険生物密集地帯・ベネズエラのジャングル・ロスジャノスにそれぞれ挑んだ。そして最後に菅谷さんがロケ中に食したというサソリが会場に運ばれ、胴体を食べたワッキーさんは会場を一時退出する事態が…。上田さん、武井さんはハサミの部分を食べ「美味しい!」と絶賛していた。「全世界極限」は4月7日(火)19時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年04月06日数々のシェイクスピア作品を手掛けてきた蜷川幸雄。彼が2015年、80歳を迎える歳に、実に8度目となる『ハムレット』に挑戦する。主演は藤原竜也。2003年、日本演劇史上最年少である21歳でタイトルロール(主人公の名がタイトルになっている作品での主役)を演じて以来、実に12年ぶりに同じ役に挑むこととなる藤原に思いを聞いた。「ハムレット」チケット情報「『ハムレット』を演じたいというのは、実は僕から直接蜷川さんにお願いしたんです」という藤原。そのきっかけはさいたまネクスト・シアターの「2012年・蒼白の少年少女たちによる『ハムレット』」を観劇したことだった。蜷川自ら率いる、若手演劇集団の公演だ。決して有名な役者たちが出ているわけではない。しかしその舞台に彼は感銘を受けた。「観ている間、自分の思いが瞬間的にその場から離れて浮かぶような、時空を超えたような感覚になったんです。キャストの若く疾走感あふれる演技もよかったし、唯一の年輩者であるこまどり姉妹さんも素敵でしたし、何よりも演出がすばらしかった」。その勢いのまま、蜷川に「『ハムレット』をやりたい」と願い出たという。「今思えば、なんて大変なことを言ってしまったんだろうという後悔にも近い思いはあります(笑)。けれど、蜷川さんが命を削るようにして作る舞台に自分もあげてもらいたいと思った」藤原といえば、デビュー作である舞台『身毒丸』で蜷川演出を受けて以来、コンスタントに蜷川作品への出演を続けてきた。観客からすれば、蜷川と藤原はすでにツーカーの仲に思えるかもしれない。しかし今年参加した、やはりシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』で、これまでにないほど絞られたのだという。「蜷川さんに、『生まれ変わった藤原竜也を見せてくれ』と言われたんです。僕はこれまで、自分の感情が動くままに感覚的に演じてきた。それだけでは済まない場所に差し掛かったんだとわかりました」。動きや表情はもちろん、セリフひとつひとつのイントネーション、強弱に至るまで、毎日のように飛ぶ指摘。共演の吉田鋼太郎にお願いをして、自主稽古もつけてもらったという。「デビューしてから、こんなに大変だったことはない。けれどこの経験が、次に『ハムレット』を演じる時に生きてくると思う」と笑う。「感性豊かな満島ひかりさんと共演できるのも大きな楽しみ。キャストもスタッフも場所も整った。あとはもう、全力でやるだけです」公演は、1月22日(木)から2月15日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、2月20日(金)から3月1日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。大阪は2月25日(水)18:00に追加公演が決定しており、チケットぴあでは、プレイガイド独占先行受付を実施。プレリザーブ(先行抽選)が12月15日(月)11:00より受付開始される。一般発売は12月20日(土)より開始。取材・文:釣木文恵
2014年12月15日映画『想いのこし』(公開中)の初日舞台あいさつが、11月22日に丸の内東映で開催され、岡田将生、広末涼子、木南晴夏、松井愛莉、巨勢竜也、鹿賀丈史、平川雄一朗監督が登壇した。『想いのこし』は、岡本貴也原作の「彼女との上手な別れ方」を、『ツナグ』(2012年)の平川雄一朗監督が映像化した感動作。金と女しか興味がない、史上最低のダメ男、ガジロウ(岡田将生)が、大金目当てに、この世を去った4人の人生最期の想いを届けようと奮闘する。岡田や広末は、本作でポールダンスにトライ。岡田のウエディングドレス姿でも話題を読んだ。11月22日の"いい夫婦の日"は、大切な人に想いを形で伝える日ということで、今までで一番うれしかった、大切な人からの贈り物についてクロストーク。主演の岡田は「いま、舞台(『皆既食 ~Total Eclipse~』) をやってるんですが、楽屋にかけるのれんを小栗旬さんからいただきました。身が引き締まりました」とエピソードを明かし、子役の巨勢は「広末さんからもらった釣りの本と湯たんぽです」と答えると、広末もお返しとして「私も、巨勢くんからプレゼントをもらいました。サメのぬいぐるみとキーホルダー。うれしかったです」と笑顔を見せた。最後に、岡田たちには秘密にされていたサプライズ演出が実施。MCが会場に声をかけると、「ありがとう!」という掛け声と共に、500人の観客が一斉にクラッカーを鳴らした。岡田は「こんなサプライズ初めてです。本当にうれしい。この映画を作って本当に良かったです」と驚きながらも大喜び。広末も思わず感涙し「頑張ったかいがありました」と、感謝の気持ちを伝えた。最後に岡田は「すごく素敵なメッセーにがこめられた映画だと思います」と言って、舞台あいさつを締めくくった。
2014年11月23日映画『想いのこし』が11月22日(土)に公開を迎え、主演の岡田将生、広末涼子らが舞台挨拶に臨んだ。広末さんが舞台挨拶の最後に用意された観客からのサプライズのプレゼントに感激のあまり声を詰まらせる一幕もあった。金にがめつい女好きの最低男・ガジロウ。交通事故に遭った彼は軽傷で済むが、同じ事故で亡くなったユウコとその仲間たちの幽霊が見えるようになり、しかも、彼女たちのこの世への未練をなくすためにやり残したことをひとつずつ実行するハメに…。広末さんは劇中で華麗なポールダンスを披露しているが、そこに至るまでには厳しいトレーニングの日々が…。満員の客席を前に「痣だらけで痛い思いをしてみんなで頑張ったこと、正月返上で練習した冬のことを思い出します」と初日を迎えた感慨を口にする。この日は、広末さんの息子・幸太郎を演じた巨勢竜也くんも登壇したが、幸太郎を演じるにあたって「とにかく巨勢竜也を忘れて、幸太郎になるという1点に集中した」と堂々の挨拶を見せ、隣にいた木南晴夏は「カッコいいこと言うねぇ!」とニッコリ。岡田さんも「お前、カッコいいなぁ。一番役者だよ!」と絶賛!当の岡田さんは映画について「とんでもない映画です」とザックリとした言葉でアピールし、平川雄一朗監督から「ちょっと舌足らず」と指摘され苦笑していた。この11月22日は“いい夫婦の日”に認定されており、大切な人に感謝の思いを形にして伝える日とされている。これにちなんで、これまで大切な人からもらったプレゼントは?という質問に、岡田さんは「いま、舞台をやってるんですが、楽屋に掛ける暖簾(のれん)を小栗旬さんにいただき、嬉しいし身が引き締まりました」と明かした。巨瀬くんは現場で広末さんからプレゼントされたという、大好きな釣りの本と湯たんぽを挙げ、広末さんも巨勢くんから送られたというキーホルダーとクッキーの存在を明かすなど親子の絆をしっかりとうかがわせた。さらに、観客からのサプライズプレゼントとして合図に合わせて「ありがとう!」という声と共に、事前に配られていたクラッカーが鳴らされると、一同驚いた様子。広末さんは、声を詰まらせながら「頑張った甲斐がありました」と喜びを口にしていた。『想いのこし』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:想いのこし 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「想いのこし」製作委員会
2014年11月23日映画パーソナリティーとして活躍中の伊藤さとりが、オトナ女子ならではの目線で恋に効くオススメ映画を紹介!記者会見や舞台挨拶の裏話もあるかも!?未練を残さず、前に進む方法~『想いのこし』ドラマ『JIN-仁』、映画『ツナグ』のヒットメーカー平川雄一郎監督の最新作は、脚本家・岡本貴也の小説「彼女との上手な別れ方」を実写化したヒューマンファンタジー。同じ不慮の事故に巻き込まれ、亡くなったユウコ(広末涼子)達と、無傷で生き残った青年ガジロウ(岡田将生)。偶然か必然か、4人の死者と出会ってしまったガジロウは、お金と引き換えに、彼らがこの世でやり残したことを叶えるはめになる。もし、見えるはずのない亡き人が現れ、この世でやり残したことを代わりにしてほしいと言われたら?そもそも心理学では、幽霊という存在は、ショックや恐怖心などが原因で脳が見せてしまう幻影と説明されています。だけれど、科学ではどうしても解明できない不可思議なことがあるのも事実。今回、それはひとまず置いといて、「未練」について触れてみたいと思います。予期せぬ死を迎えた人は、突然、人生を中断させられてしまったのだから、もちろん「未練」や「後悔」があるわけです。映画の4人の幽霊は、未練というか「やり残し」を完了させたい想いでガジロウに相談するので、「後悔」とは少し違いますが。本質的に、人という生き物は、自分が決めたことに関して、スタートからゴールまでやりきらなければ「未練」が残るもの。それはたぶん、人生も恋愛も一緒です。「未練」といえば……“どうしても別れた人を忘れられず、次の恋に進むことができない。”知り合いの女性から、そんな相談をよく受けます。どうして「忘れられないのか?」多くは、哀しい記憶より甘い記憶を覚えていて、その感覚を恋しく思うから。だって、誰だって哀しい記憶を思い出して傷を深めるより、甘い記憶に浸って、心穏やかに過ごしたいでしょ?実際のところ、「あの時、ああすれば良かったのかも?」なんて想うこと自体間違ってるのかもしれない。もしあなたが別の選択をしていたら、その彼とずっと良い関係を続けられたでしょうか?些細なケンカやすれ違いがきっかけで終わったのなら、きっとまた別の日に、何かしら2人の間に問題が起こり、別れてしまったことでしょう。「未練」という感傷に浸る時間を費やすほど、彼は自分にとって将来的にもイイ男だったのか?過去にとらわれず、相手とそのまま付き合い続けた場合の未来を想像した時、自分が思い描く通りの幸せな生活を送っているかどうか。そうでないなら、相手のイヤなところをたくさん思い出して嫌いになってください。自分だけが悪かったなんて決して思わないこと。できれば別れる前に、互いの気持ちを正直にぶつけ合い、思いっきり泣いて心のデトックスをしておくのもおすすめ。それが「未練」を断ち切る方法です。『想いのこし』に登場する高校生の女の子(幽霊)も、フラれるのを恐れず “今の想いをハッキリ、ちゃんと伝える”ことで、未練を断ち切りました。大人だって同じ。気持ちを我慢せず、大事なことはきちんと伝えるクセを付けることが重要なんですよ。あらすじ:金と女に目がないダフ屋のガジロウ(岡田将生)、29歳。甘いマスクで次から次へと女を口説き、軽口でチケットを売りさばく生粋の遊び人だ。そんな彼にある日おとずれた不慮の交通事故……。幸い無傷で済んだガジロウだったが、その事故で亡くなったポールダンサーのユウコ(広末涼子)と、彼女の仲間たちが現れる。小学生の一人息子・幸太郎(巨勢竜也)を残して逝ったユウコ、結婚式を目前に控えていたルカ(木南晴夏)、同級生に密かに想いを寄せていたケイ(松井愛莉)、そしてやり残した仕事を忘れられない元消防士のジョニー(鹿賀丈史)。それぞれがこの世に大きな未練を残し、大切な人に伝えたい“想い”を抱えていた。2014年11月22日(土)全国ロードショー監督:平川雄一朗出演:岡田将生、広末涼子、木南晴夏、鹿賀丈史『想いのこし』()(C) 2014「想いのこし」製作委員会伊藤さとり:映画パーソナリティー、心理テストカウンセラー。様々な映画イベントや記者会見のMCを努める映画司会者&映画コメンテーター。年間400本以上の映画を観る。TSUTAYAの店内放送で新作DVD紹介のDJ、Gyao!&ぴあ映画生活&Youtube動画「伊藤さとりと映画な仲間たち」では、監督、俳優、プロデューサー、脚本家らと対談し、映画紹介を行う。Amebaブログ:さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテTwitter:伊藤さとり@SATORIITO
2014年11月13日11月22日公開の映画『想いのこし』の完成披露イベントが10日、都内で行われ、岡田将生、広末涼子、松井愛莉、巨勢竜也、鹿賀丈史、平川雄一朗監督が出席した。岡本貴也の小説『彼女との上手な別れ方』(小学館文庫刊)を原作を、テレビドラマ『仁-JIN-』シリーズや映画『ツナグ』を手掛けた平川雄一朗監督が映像化した本作。主人公である史上最低なダメ男のガジロウを岡田将生が演じ、突然の交通事故でこの世を去ってしまった4人の人生最後の想いを届けるために動き出す感動の物語を描く。この日は主演の岡田をはじめ、広末涼子や松井愛莉、鹿賀丈史といった豪華キャストが勢揃い。印象に残ったシーンについて「ウエディングドレスを着たシーン」とあげた岡田は「あれはもう着たくないです。似合っていると言われるのも嫌だし、似合ってないと言われるのも嬉しくないです。すごく複雑な体験をさせてもらいました」と振り返り、広末は「私はもっと目に入れたくないものが飛びえてくると思いました。顔がはっきりしているから女装が似合ってましたね。違うところに目覚めたかな?」と感想を。さらに岡田が演じるガジロウのダメ男ぶりを広末が「リアルに『イラッ』として、すごくお芝居が上手だと思いました。岡田さんから毒気というかチャラい感じが出るのが想像つきませんでしたね」と絶賛、松井も「実際にガジロウが側にいたら苦手かもしれないです。あまり関わりたくないです(笑)」と話した。劇中での広末は、女手ひとつで一人息子の幸太郎(巨勢竜也)を育てるシングルマザーの笠原ユウコを演じる。「松井さんも幸太郎(巨勢)もお芝居が初めてじゃないにしても、全身全霊一生懸命に向き合っている姿を見て涙が出そうになりまいた」と役同様に母親のような視点で2人を見守っていたいい、「こんなにも笑えて泣けるジェットコースタームービーは久し振りに見ました。痛快に気持ちいい涙を流した作品に参加できて光栄です」と充実した表情を見せていた。映画『想いのこし』は、11月22日より全国公開。
2014年11月11日映画『想いのこし』の完成報告会見が11月10日(月)、完成披露試写会に先立ち開催され、主演の岡田将生を始め、広末涼子、松井愛莉、子役の巨勢竜也、鹿賀丈史、平川雄一朗監督が出席した。岡本貴也の「彼女との上手な別れ方」(小学館文庫刊)の映画化で、岡田さん、広末さんがポールダンスに挑戦したことでも話題の本作。お金にがめついダメ男のガジロウが、彼だけがその姿を見ることが出来る、事故でこの世を去った4人の人生最後にやりたいこと――“想いのこし”を叶えるために嫌々ながらも奮闘するさまを描き出す。岡田さんは自身が演じたガジロウを「最低なクズ野郎(笑)」と語り「あまりやったことない役で、僕にとっては挑戦でした」とふり返る。特に劇中、広末さんに対してゲスな振る舞いが多かったということで「(役の上では)広末さんに嫌われようとするんですが、本当に嫌われるんじゃないかと心配になるくらい、申し訳ない気持ちになった」と苦笑い。広末さんは岡田さんの言葉に「(岡田さんは)柔らかい繊細でピュアな印象だったんですが、イメージと対照的な役で、思いのほかリアルにイラッとしました(笑)」と絶賛(?)。「見ていて新鮮で、新境地になったのでは?岡田さんファンは必見です」と岡田さんに代わってアピールした。また、岡田さんは挑戦という意味ではポールダンスに加え、なんとウェディングドレス姿にもチャレンジしているが「二度としないだろうと思う」「あれはもう着たくない」と顔をしかめる。周囲からは「似合っていた」との声も多かったが「『似合っている』と言われても嬉しくないし、『似合ってない』と言われるのもイヤ!複雑な経験をさせてもらいました…」と女性なら誰もが憧れるはずのウェディングドレス体験を述懐した。これに対しても広末さんから「もっと目に入れたくないものが飛び出るかと思いきや、顔立ちがハッキリしているからなのか、意外に似合っていた(笑)」と称賛コメントが飛び出したが「違うところに目覚めたのかと…」という言葉に岡田さんは「ありませんから!目覚めてない!」と必死で抗弁し会場は笑いに包まれた。また広末さんは撮影で印象的だった出来事を尋ねられると、自身のことではなく松井さんと巨瀬くんの演技に対する姿勢を称賛。寒さの中で平川監督にたっぷり絞られるさまを目の当たりにし「全身全霊で芝居に向き合っているのを見て涙が出てきてしまいそうになりました」と若い2人に心打たれた様子だった。この日は、映画にちなんで「もし明日死ぬなら何をしたいか?」を登壇陣が発表したが、鹿賀さんは「上京してから45年ほどになりますが山手線に乗ったことがない」と明かし「山手線一周の旅」を希望。広末さんは「会いたい人みんなを呼びたい」と「みんなでPARTY」を計画する。岡田さんはずっとやってみたかったという「スカイダイビング」を最後の願いとし「できればダイビング中に死にたい」と明かした。『想いのこし』は、11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:想いのこし 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「想いのこし」製作委員会
2014年11月10日岡田将生と広末涼子が共演する映画『想いのこし』の公開に先駆け、キャストと監督による完成披露舞台あいさつが11月10日(月)に六本木で開催される。その他の画像本作は、岡田将生演じる金に目がないロクデナシのガジロウが主人公。不慮の交通事故に遭うも生き残ったガジロウは、同じ事故で亡くなった4人の願いを叶えるために奔走することになる。『ツナグ』『ROOKIES~卒業~』の平川雄一朗が監督を務め、劇作家、演出家など多才に活躍する岡本貴也の小説を、本人がシナリオ化した。完成披露舞台あいさつは、EX THEATER ROPPONGIで開催され、岡田のほか、広末、木南晴夏、松井愛莉、鹿賀丈史、巨勢竜也、平川監督、そして本作の主題歌『あなたを想う風』を手がけたHYが登壇する。チケットは、11月1日(土)午前10:00より一般発売が開始される。『想いのこし』完成披露舞台あいさつ11月10日(月)会場:EX THEATER ROPPONGI19:00の回上映前/舞台あいさつ登壇者(予定):岡田将生、広末涼子、木南晴夏、松井愛莉、鹿賀丈史、巨勢竜也、平川雄一朗監督、HY料金:2000円(税込)チケット発売:11月1日(土)10:00AMより
2014年10月31日映画『想いのこし』のスペシャルイベントが10月20日(月)、都内で開催され、主演の岡田将生に子役の巨勢竜也、平川雄一朗監督、劇中の岡田さんらのポールダンスを指導したポールダンス世界チャンピオンのREIKO、同じくダンサーのeMy、MOMO、主題歌を歌う「HY」が来場した。岡田さん、共演の広末涼子が劇中で激しいポールダンスを披露することで、制作時から話題を呼んでいた本作。金と女に目がないガジロウは事故に遭い、軽いケガを負うが、その事故で死んでしまったポールダンサーのユウコと彼女の仲間たちがなぜか彼にだけ見える形で現れる。ユウコらが提示する金に釣られ、ガジロウは彼女らのこの世への未練となっている想いのこした願いをひとつずつ叶えていくことになるが…。この日のイベントは、REIKOさん、eMyさん、MOMOさんの華麗で力強いポールダンスショーで幕を開けた。日本ではあまり知られていないが、ポールダンスはオリンピック競技の候補としてエキシビジョンマッチが行われる“スポーツ”の側面を持つかなり激しいダンスであり、彼女たちの華麗な舞に観客は圧倒された様子だった。その後、監督と共に登壇した岡田さんも「ホントにすごいですね!力強くてエロい!」と興奮気味。岡田さんも劇中で披露しているが「僕もエロくできたか心配になってきました…」と苦笑を浮かべる。だが実際には岡田さんは、普通は1年で覚える大技を、撮影スケジュールもあって猛練習の末に1か月半でマスターしなくてはならなかったそう。「練習できる時間が限られていて、広末さんと一緒にREIKO先生に教えてもらったんですが、最初は(ポールに)のぼることすらできなかったんですよね…」とふり返る。体を支えてポールに密着する内股は擦り切れてボロボロになったそうで「『もののけ姫』の(呪いを受けた)アシタカの腕みたいになってました(苦笑)。『やる』と言ったけど、軽かったなぁ…何でこんなことに…って思っちゃうくらいだった」と苦労をのぞかせた。そんな、岡田さんの過酷な撮影での“支え”となったのが、広末さん演じるユウコのひとり息子を演じた子役の巨勢くんの存在。岡田さんは「ホントにかわいいんですよ!子ども大好きです」と語るが、平川監督曰く「広末さん以上に巨勢くんのことを好きになっちゃって、広末さんに嫉妬してた。めんどくさい奴だった」とのこと。この日はその巨勢くんも来場したが、岡田さんはひと目見るなり相好を崩す。巨勢くんの大人びた口調に岡田さんはタジタジで「お前、大人だな。すごいな…」、「(自分と)同い年だろ?」とどっちが年上か分からないようなやりとりを見せて笑いを誘っていた。クランクアップ後に、岡田さんが巨勢くんを誘って後楽園ゆうえんちに遊びに行ったこともあったそうだが、巨勢くんが「岡田さんはリードしてくれて、頼れるお兄さんでした」と語るとさすがに岡田さんは「そりゃそうだろ!オレ25歳だぞ!」と苦笑交じりに語り、会場は笑いに包まれた。この日は、本作のために映画を観て主題歌「あなたを想う風」を書き下ろした「HY」も駆けつけ、舞台挨拶後には同曲を生で披露し、会場に詰めかけた観客は彼らの演奏と歌声にうっとりと酔いしれていた。『想いのこし』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月20日沖縄を舞台に人生の歯車が狂い始めた男たちの運命を描く、豊田利晃監督の最新作『アイム・フラッシュ!』。本作で初共演を果たした藤原竜也と松田龍平が、豊田組の現場と作品を回想するとともに、本作を観ることで豊田監督が込めたメッセージと挑戦の真意をすくい取ってほしいと口を揃えて語った。その他の写真藤原と松田が演じたキャラクターは、新興宗教のカリスマ教祖ルイと、彼を護るボディガードの新野。ルイはある晩出会った謎の美女、流美(水原希子)が事故で瀕死の重傷を負ったことを契機に教団を辞める決意をするが、それを認めない教団は新野に新たな指令を下す。生と死の狭間で奔走するルイを演じた藤原は、「ルイは孤独を抱え、ひとりで戦っている男。大変な人生を味わいますが、それに立ち向かう姿勢が好きでした」と魅力を説明。ルイと対峙する新野役の松田は「新野は感情を出す男ではないので、脚本の段階ではよく分からなかった」と戸惑ったものの、「現場に入って藤原君と一緒に演じて、新野とルイとの関係性がよく分かった。上手く出来ましたね」と現場でのシナジーに救われたことを明かした。また、数々の名匠と仕事を重ねた藤原だが、豊田組は初参戦。その体験を以前「憎悪と尊敬」と表現したが、「役者を追い込み、余計なモノをそぎ落とす斬新な演出をする監督は多くないので、貴重な出会いでした。自分の中で新しい発見もありましたね」と今では感謝の想いが勝っているという。一方、豊田監督とは旧知の仲である松田は久々の豊田組は「エンターテインメントを作ろうという豊田監督の挑戦を感じた」と言い、「視界を広げていいものを作りたいという想いを感じたから、自分でも意識しました。新野役を演じることでお手伝いになれば、いろいろな人が観て楽しめる作品になると思いました」と豊田監督の想いを感じ取ったことを告白。「映画を観れば分かると思います(笑)」と藤原も同調した。藤原と松田の会話を聞けば、国内外の映画ファンだけでなく「センスがよくて、鋭く物事を考えている人」(藤原)と映画人たちも強烈にリスペクトする豊田監督に対して、猛烈に興味が沸く。最後に人となりについて尋ねてみると「言葉にすることがちょっと難しくて」(松田)と返ってきた。「たとえば不器用な人って言ってしまうと、そういうイメージになってしまいますよね。本人としては違うかも知れないのに。自分を知ってもらうために映画を作っていることもあると思うから、そのためにも今回の映画を観てほしいですね(笑)」。『アイム・フラッシュ!』9月1日(土)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー取材・文・写真:鴇田 崇
2012年08月30日互いの関係性について「言うほど仲良くはないですよ」と藤原竜也がさらりと言えば「表面的な付き合いですよね(笑)」と松田龍平がポツリと返す。演技や作品について語るのと全く変わらない口調に、冗談と知りつつ妙なリアリティとおかしみを感じてしまう。タイプは違えど同世代の俳優たちのトップを走る2人が念願の初共演を果たした『I’M FLASH!』がまもなく公開となる。世間からの逃避を余儀なくされた新興宗教のカリスマ教祖と金で雇われたそのボディガード。孤島で対峙し奇妙な関係性を紡いでいく男たちを演じながら、藤原さんと松田さんは何を感じ、何を築き上げたのか――?豊田利晃監督の魅力「とにかく俳優を揺さぶる」藤原さんは、以前より豊田利晃監督作品への出演を熱望していた。きっかけは松田さんも出演した『ナイン・ソウルズ』(’03)。これまでに何度かチャンスはあったものの最終的に実現に至らず、ようやく本作で10年近くの歳月を経て悲願を実現させた。藤原さんが感じていた豊田作品の魅力とは?「予想外というか、飽きさせないんですよね。人間の心の動き、揺れのようなものを表現するのが非常にうまい。僕は決して映画や監督という仕事の技術的な詳しいことが分かるわけじゃないけど、どこかすごく斬新で見入ってしまうんですよ。ひと目見たときに『カッコいいな。この人、才能あるな!』って思って、一緒にやってみたいぞと思ったんです」。だが実際に体験した豊田監督の現場は、これまで映画や舞台で数々の演出家のもとで作品作りを経験してきた藤原さんをして「毎日が地獄だった」と言わしめるほど過酷だった。映画が完成したとき、藤原さんは「憎悪と尊敬」という言葉で豊田監督への思いを表現している。「とにかく俳優を揺さぶるんですよ。僕は40~50回もテイクを重ねるのに、龍平がパッと芝居したら『はい、OK。いいね』って。そうやって揺さぶって俳優をイラつかせて、ひとりにして追い詰めていくというのが監督の手法なんだと思う。そうやって新しいものを引き出そうとする手法はアリだと思うし、揺さぶりはありがたいんだけど、こっちもそういう手法だろうって考えちゃうからね。『俺はまんまとそんな手に引っかからねぇぞ』とか考えてイライラしたり(笑)。それを踏まえて“尊敬と憎悪”ですね。でも感謝してますよ。ものづくりの原点のようなものを感じながら仕事させてもらいました」。一方の松田さんにとっては『青い春』、『ナイン・ソウルズ』に続く3度目の豊田作品。常連とはいえ9年という長い時間を空けての再会だったが、松田さんは「豊田さんは変わってなかった」とふり返る。「『豊田さんはこういう人です』と言えるキーワードが少ないんですよね。あえて言うなら不器用な人。というか、俺の中で『こういう人』と決めつけたところでやっているわけではなくて、作品を通して豊田さんという人を見せてもらい、認識していますね」。では、特に本作の中で松田さんが感じた豊田監督らしさとは?「台本に書いてある『こうなるだろうな』というシーンを現場で180度変えることができるんですよね。例えば砂浜でルイ(藤原さん)と新野(松田さん)が対峙して砂をかけるシーンがあるんですけど、最初は全然違ったし、そこでシーンのニュアンスごと変えてしまうんです。それは自分で脚本を書いているからというのもあるけど、何より現場第一で臨機応変に撮影できる方だから。俺は感覚でやって、あまり決めごとを作らずにやることが多いので、現場で柔軟にやってもらえると楽しいですね」。共演しての感想、特に現場で対峙してみての印象を聞いてみると、藤原さんは称賛を込めて現場で感じたこんな思いを明かしてくれた。「やっぱり龍平が抱えているものはすごく大きいと思います。そこには葛藤を含めいろんなものがあるんだろうし、それを表に出さずにやっていくって大変でしょう。そういう面を含めて、きちんと自分のスタイルを保っているなと感じましたね」。松田さんは「そんなことはないですよ(笑)」とかぶりを振る。一方で、新野という役を演じる上での藤原さんの存在の大きさについて語ってくれた。「『青い春』で演じた九條もそうだったけど、引いたところで見ている役なんですよね。周りに答えを求め、問い続けている役。新野は自分なりの決め事を作って生きている人物だけど、どこかでそれを壊してくれる人物を求めているんですよね。そういう意味で、最初に台本を読んだとき、ルイという男をすごく得体の知れない人物のように感じていたんです。でも、現場で藤原くんが演じたルイは、すごく人間臭くて感情的で自暴自棄にもなる気分屋の男だった。そこで新野が何を思ってルイと生活を共にしていたのか、というのが自分の中ですごくつじつまが合って理解できたんです。そういう意味で、藤原くんとやれたことにすごく意義があったと感じています」。過去はふり返らず、毎日の小さな変化を重ねていく“カリスマ”と崇められることに疲れを感じながら、ルイは「ふり返ってみて初めて気づくきっかけを見過ごしてきた」と漏らす。おそらくそれは彼だけでなく多くの人に当てはまる言葉だろう。藤原さんも松田さんも常に求められ、次から次へと新たな作品へと出演しているが、ふと立ち止まったときにルイのような感慨に襲われるようなことはないのだろうか?そんな問いに藤原さんは「僕はふり返らないですね。まだそこまで生きてないかな。まだふり返るほどのものはないですよ」と白い歯をのぞかせる。一方、松田さんは「オレも『あのときはこうだった』なんてふり返ることはないですね」とうなづきつつ、こんな思いを口にした。「実際には分かりやすいきっかけがあるものではないと思いますね。日々の中で小さすぎて自分では気づかないけど、そういう些細なことを繰り返して積み上げている感じはあります。この仕事をしていると、どうしても一つの作品の始まりと終わりという区切りがあって、周りは作品ごとの区切りに対してどう思うかって考えるかもしれないけど、実はそれはあまり関係ないし、それだけじゃない。仕事以前に自分が生きているってことも全部含めてなので。その中でいろんな人に出会って、酒飲んで、話して…そういう全てをひっくるめたところで少しずつ自分でも気づかない小さな変化を重ねていくんだろうと思います」。本作は新興宗教のカリスマ教祖を軸にした内容となったが、藤原さんは以前から「究極のエンターテインメントを書いてみたら?」と豊田監督に語っていたとか。「監督も『それもいいね』って言ってたんですよ。みんなでワイワイって感じのね(笑)。きっと豊田さんの中にはまだまだ引き出しがあると思う。それをどんどん開けさせるのも俳優の仕事だよね」。松田さんは藤原さんとの再共演について「今回も実は藤原くんとはそれほど一緒のシーンは多くなかったので、もっとしっかりやりたいよね」とラブコール。今回とはまた違った関係性で躍動する2人の姿をぜひ見てみたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:I’M FLASH! 2012年9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開© 2012「I’M FLASH」製作委員会
2012年08月29日互いの関係性について「言うほど仲良くはないですよ」と藤原竜也がさらりと言えば「まあ表面的な付き合いですね」と松田龍平がポツリと返す。演技や作品について語るのと全く変わらない口調に、冗談と知りつつ妙なリアリティとおかしみを感じてしまう。タイプは違えど同世代の俳優たちのトップを走る2人が念願の初共演を果たした『I’M FLASH!』がまもなく公開となる。世間からの逃避を余儀なくされた新興宗教のカリスマ教祖と金で雇われたそのボディガード。孤島で対峙し奇妙な関係性を紡いでいく男たちを演じながら、藤原さんと松田さんは何を感じ、何を築き上げたのか――?豊田利晃の魅力「とにかく俳優を揺さぶる」藤原さんは、以前より豊田利晃監督作品への出演を熱望していた。きっかけは松田さんも出演した『ナイン・ソウルズ』(’03)。これまでに何度かチャンスはあったものの最終的に実現に至らず、ようやく本作で10年近くの歳月を経て悲願を実現させた。藤原さんが感じていた豊田作品の魅力とは?「予想外というか、飽きさせないんですよね。人間の心の動き、揺れのようなものを表現するのが非常にうまい。僕は決して映画や監督という仕事の技術的な詳しいことが分かるわけじゃないけど、どこかすごく斬新で見入ってしまうんですよ。ひと目見たときに『カッコいいな。この人、才能あるな!』って思って、一緒にやってみたいぞと思ったんです」。だが実際に体験した豊田監督の現場は、これまで映画や舞台で数々の演出家のもとで作品作りを経験してきた藤原さんをして「毎日が地獄だった」と言わしめるほど過酷だった。映画が完成したとき、藤原さんは「憎悪と尊敬」という言葉で豊田監督への思いを表現している。「とにかく俳優を揺さぶるんですよ。僕は40~50回もテイクを重ねるのに、龍平がパッと芝居したら『はい、OK。いいね』って。そうやって揺さぶって俳優をイラつかせて、ひとりにして追い詰めていくというのが監督の手法なんだと思う。そうやって新しいものを引き出そうとする手法はアリだと思うし、揺さぶりはありがたいんだけど、こっちもそういう手法だろうって考えちゃうからね。『俺はまんまとそんな手に引っかからねぇぞ』とか考えてイライラしたり(笑)。それを踏まえて“尊敬と憎悪”ですね。でも感謝してますよ。ものづくりの原点のようなものを感じながら仕事させてもらいました」。一方の松田さんにとっては『青い春』、『ナイン・ソウルズ』に続く3度目の豊田作品。常連とはいえ9年という長い時間を空けての再会だったが、松田さんは「豊田さんは変わってなかった」とふり返る。「『豊田さんはこういう人です』と言えるキーワードが少ないんですよね。あえて言うなら不器用な人。というか、俺の中で『こういう人』と決めつけたところでやっているわけではなくて、作品という形で豊田さんという人を見せてもらい、認識してます」。では、特に本作の中で松田さんが感じた豊田監督らしさとは?「台本に書いてある『こうなるだろうな』というシーンを現場で180度変えることができるんですよね。例えば砂浜でルイ(藤原さん)と新野(松田さん)が対峙して砂をかけるシーンがあるけど、最初は全然違ったし、そこでシーンのニュアンスごと変えてしまうんです。それは自分で脚本を書いているからというのもあるけど、何より現場第一で臨機応変に撮影できる人だから。俺は感覚でやって、あまり決めごとを作らずにやることの方が多いので、現場で柔軟にやってもらえると楽しいですね」。共演しての感想、特に現場で対峙してみての印象を聞いてみると、藤原さんは称賛を込めて現場で感じたこんな思いを明かしてくれた。「やっぱり龍平が抱えているものはすごく大きいと思います。そこには葛藤を含めいろんなものがあるんだろうし、それを表に出さずにやっていくって大変でしょう。そういう面を含めて、きちんと自分のスタイルを保っているなと感じましたね」。松田さんは「そんなものはないですよ」とかぶりを振る。一方で、新野という役を演じる上での藤原さんの存在の大きさについて語ってくれた。「『青い春』で演じた九條もそうだったけど、引いたところで見ている役なんですよね。周りに答えを求め、問い続けている役。新野は自分なりの決め事を作って生きている人物だけど、どこかでそれを壊してくれる人物を求めてるんですよね。そういう意味で、最初に台本を読んだとき、ルイという男をすごく得体の知れない人物のように感じてたんです。藤原くんのこともほとんど知らなかったので。ところが藤原くんが演じたルイは、すごく人間臭くて感情的で自暴自棄にもなる気分屋の男だった。そこで新野が何を思ってルイと生活を共にしていたのか?というのが自分の中ですごくつじつまが合って理解できたんです。そういう意味で、藤原くんとやれたことにすごく意義があったと感じてます」。過去はふり返らず、毎日の小さな変化を重ねていく“カリスマ”と崇められることに疲れを感じながら、ルイは「ふり返ってみて初めて気づくきっかけを見過ごしてきた」と漏らす。おそらくそれは彼だけでなく多くの人に当てはまる言葉だろう。藤原さんも松田さんも常に求められ、次から次へと新たな作品へと出演しているが、ふと立ち止まったときにルイのような感慨に襲われるようなことはないのだろうか?そんな問いに藤原さんは「僕はふり返らないですね。まだそこまで生きてないかな。まだふり返るほどのものはないですよ」と白い歯をのぞかせる。一方、松田さんは「俺も『あのときはこうだった』なんてふり返ることはないけど」とうなづきつつ、こんな思いを口にした。「実際には分かりやすいきっかけがあるものではないんだろうなと思います。日々の中で小さすぎて自分では気づかないけど、そういう些細なことを繰り返して積み上げている感じはあります。この仕事をしていると、どうしても一つの作品の始まりと終わりという区切りがあって、周りは作品ごとの区切りに対してどう思うかって考えるかもしれないけど、実はそれはあまり関係ないし、それだけじゃない。仕事以前に自分が生きてるってことも全部含めてだから。その中でいろんな人に出会って、酒飲んで、話して…そういう全てをひっくるめたところで少しずつ自分でも気づかない小さな変化を重ねていくんだろうと思います」。本作は新興宗教のカリスマ教祖を軸にした内容となったが、藤原さんは以前から「究極のエンターテインメントを書いてみたら?」と豊田監督に語っていたとか。「監督も『それもいいね』って言ってたんですよ。みんなでワイワイって感じのね(笑)。きっと豊田さんの中にはまだまだ引き出しがあると思う。それをどんどん開けさせるのも俳優の仕事だよね」。松田さんは藤原さんとの再共演について「今回も実は藤原くんとはそんなに一緒のシーンは多くないし、もっとガッツリやりたいね。藤原くんは舞台の方が多いから舞台やろうか?」とラブコール。今回とはまた違った関係性で舞台上を躍動する2人の姿をぜひ見てみたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:I’M FLASH! 2012年9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開© 2012「I’M FLASH」製作委員会
2012年08月29日『空中庭園』、『モンスターズクラブ』の豊田利晃監督が、藤原竜也を主演に迎えて贈る最新作『I’M FLASH!』。本作のキーマンとも言えるミステリアスな美女を、ファッションリーダーとして女性から圧倒的な人気を集めるモデルで女優の水原希子が演じることがこのほど明らかとなった。圧倒的なカリスマ性で連日マスコミに取り上げられる、新興宗教団体「ライフイズビューティフル」の若き3代目教祖・ルイ(藤原竜也)。そんな毎日に辟易した彼はミステリアスな美女・流美と出会い、ドライブに出かけるのだが、バイク事故を起こしてしまい、容疑者として追われる羽目に…。独特の世界観と演出力で絶大な人気を誇り、“映画界の異端児”と称される豊田監督。キャスティングにも相当のこだわりを持つ監督が今回ヒロインに抜擢したのが、水原希子。『ノルウェイの森』(’10)での瑞々しい演技が記憶に新しいが、7月公開予定の蜷川実花監督作『ヘルタースケルター』に続く大抜擢となった。水原さんが本作で演じるのは、藤原さん扮するルイに近づく謎の美女・流美。彼女の魅力に取りつかれたルイは予想だにしない運命に翻弄されていく。ミステリアスな魅力が必要とされる難役だが、豊田監督は水原さんのキャスティングについて「彼女はエレガントな野生の馬のような人なので、それを追いかけるような撮影方法を取りました。彼女の素晴らしさを捕まえることができたことに満足しています」と喜びのコメント。一方、水原さんは本作の出演に運命を感じたといい、というのも「このお話をいただく1週間くらい前に、たまたま『青い春』を観ていいな!と思っていました。豊田監督のほかの作品も観てみようと思っていた矢先に、出演のお話をいただき運命を感じました!」とのこと。また、初共演となる藤原さんについては「ジェントルマンで、リードしていただいたので、安心して身を置いて演じられました。ただそれだけでなく、緊張感もあってパートナーとしてとても良かったです」と、先輩俳優にすっかり身を委ねた様子。果たして、謎の美女・流美がストーリーにどんな影響をもたらすのか?女優・水原希子の今後の活躍にも注目したい。『I’M FLASH!』は9月、全国にて公開。■関連作品:モンスターズクラブ 2012年4月21日よりユーロスペースほか全国にて公開© GEEK PICTURESヘルタースケルター 2012年7月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 映画『ヘルタースケルター』製作委員会■関連記事:竹中直人&蜷川実花、フランス観光親善大使就任で熱い“フランス愛”を激白下着姿で佇むエリカ様、掟破りの過激さ!『ヘルタースケルター』特報映像が解禁瑛太「辛いことあったけどずっと一緒にいてくれた」と窪塚洋介への感謝の思い明かす蜷川実花撮り下ろし!肩出しエリカ様が挑戦的に見つめる『ヘルタースケルター』ポスター完成瑛太×窪塚洋介の競演!『モンスターズクラブ』完成披露試写会に10組20名様ご招待
2012年03月27日俳優の藤原竜也が3月10日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた主演作『おかえり、はやぶさ』の初日舞台挨拶に共演する杏、前田旺志郎(まえだまえだ)、三浦友和、本木克英監督と共に登壇。2014年に打ち上げが予定されている小惑星探査機はやぶさの後継機「はやぶさ2」について「ぜひ応援したい」とエールを送った。宇宙空間を孤独に航行し、ラッコ型の小惑星・イトカワのサンプル採取に成長したはやぶさの7年にわたる軌跡を、オリジナルストーリーで描く。翌3月11日は、小惑星の名前の由来にもなっている日本ロケット開発の父・糸川英夫博士が1955年、人類初のペンシルロケットの水平発射実験を行った、日本宇宙開発の第一歩となった歴史的な日だ。舞台挨拶には、そのペンシルロケットの手持ち模型が登場し、元々宇宙マニアだった藤原さんや、本作出演をきっかけに宇宙好きになったという旺志郎くんは興味津々。さらに現在、打ち上げ能力が最も高いとされる最新技術を搭載する最新ロケット「H-IIB」の25分の1のモデルのお披露目、同ロケット発射時の音を再現する音響実験など、映画の余韻をさらに深める“宇宙”イベントが行われた。藤原さんは、はやぶさのイオンエンジンを担当するJAXAのエンジニア助手を演じており「日本(の宇宙開発の予算)はNASAの10分の1の予算と聞いています。もっともっと国を挙げて日本の力を世界に見せつければ、盛り上がるはず」と熱弁。新米理学博士を演じた杏さんは「大人の方が観れば、童心に帰って夢や希望を感じられるし、子どもには夢を持ってもらえる作品になっています」とアピールしていた。『おかえり、はやぶさ』は全国にて公開中。■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:『おかえり、はやぶさ』藤原竜也インタビュー立ち止まることのない、“勝負”のとき本木克英監督、3本の『はやぶさ』映画の中で「一番いいと自負」と対抗心あらわ藤原竜也、卒業を控えた中学生に「たくさん恋愛して!」とエール全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」
2012年03月11日