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こんにちは! 編アシありさです(^^)年長の娘は、お手紙を書くのが大好きなこともあり、ひらがな・カタカナをだいぶ上手に書けるようになってきました! ただし、正しい書き順や形はまだ習得できていません。せっかく本人が字を書くのが好きなら、早いうちに身につけさせたいな~と思っていた時に、ちょうどいいアイテムを見つけたんです!今回は、「べビスタ!」の「まほうのドリル」というものをご紹介していきます。まだ字を書くのが苦手な子、だいぶ書けるようになってきたけど正しい書き順&形が身についていない子におすすめです!年長の娘に「まほうのドリル」ひらがな&カタカナを購入してみました!ポップな配色と可愛らしい動物たちが目を引く「べビスタ!」の「まほうのドリル」。何が魔法なのかというと……こちらのドリルは文字を書いてしばらく放置すると、文字が消える仕組みになっているんです! そのため、何度も何度も練習ができちゃうすぐれもの。今回、こちらの「ひらがな+カタカナ+専用ペン」のセットを購入! なお、金額は下記の通りで、私は「べビスタ!」の公式サイトから購入しました。・ひらがなドリル+専用ペン3,000円・カタカナドリル+専用ペン3,000円・ひらがな+カタカナ+専用ペン5,000円(2024年5月21日現在)POINT① 特殊なペンで文字が消えるから何度も練習できる!こちらが付属の専用ペンです。一見普通のボールペンに見えますが、インクが特殊加工されており、時間が経つと消えるようになっています。ちなみに、替えの芯4本付き。では実際に、文字が消えていく様子をご紹介します!文字を書いた直後▼▼▼これが、文字を書いた直後です。紙にしっかり文字の跡が。30分ほど経過▼▼▼30分も経つと、徐々に文字が薄くなってきます。約1時間後▼▼▼1時間後には、ほとんど消えています! 娘も文字が消える様子が面白いようで、何度も繰り返して書くので、着実に力になっていると思います。POINT② ミゾをなぞって文字が練習できるから、正しい形が身につく!このドリルには、文字が消える魔法のペンのほかにも魅力があります。この写真を見て伝わるでしょうか? 文字にミゾができているので、なぞるだけで正しい形の文字を書くことができるんです!カタカナも同様にミゾがついています! わかりやすく書き順が書いてあるのも◎。POINT③ キュートな持ち方矯正グッズ付きなのが嬉しい!まだまだ嬉しいポイントが。専用ペンに装着できる「持ち方矯正グッズ」もセットになっているんです。イルカの形になっているのが可愛い~!娘は、いくら指摘しても誤った持ち方をしているので、こういうグッズがあるのはとってもありがたいです。この写真の持ち方はイマイチですが(笑)、イルカちゃんアリナシではだいぶ持ち方が変わってきます!POINT④ ママの家事中にもひとりで楽しく進めてくれる!さんすうなど、別のお勉強をするときは隣にずっとついていてあげないといけませんが、こちらのドリルはひとりで黙々と進められるのも高ポイント! 我が家は、私が料理などをしている間に、10~15分程度ひとりで進めてもらうようにしています。机に向かう習慣もつくので、小学校入学準備として購入して正解でした!ひらがなとカタカナのほかに、漢字や英語のドリルもあるので、小学生になったらそちらも購入を検討したいな~と思っています! おすすめポイントがたくさんの「まほうのドリル」、気になる方はぜひ試してみてください~♪
2024年05月21日まるで王様!?"自ら"動くことがほぼなかった赤ちゃん時代何に対しても興味が薄かった赤ちゃん時代の息子は、運動発達もゆっくりでした。母子手帳のチェック項目などでは3~4ヶ月が目安とされる『首座り』をクリアした以降、徐々に運動発達の遅れが出始めます。同じく6~7ヶ月が発達目安とされている寝返りは、先に腰の座りを習得したことで毎回「座らせてくれー!」の泣きで私がホイホイ座らせてあげていたため、10ヶ月になるまで自ら寝返りをすることはありませんでした(……なぜホイホイ座らせてしまっていたかというと……当時家の建て替えのためにアパートに住んでいたので、泣き声や物音を極力立てないようにご近所にとても気を遣っていたのでした)。転ばないよう、怪我をしないよう、息子の周りをフカフカのクッションで囲み、転んでしまっても寝返りができないので私が座らせてあげていました。また、おもちゃへの興味の薄い息子はすぐに飽きてしまうので、色んなおもちゃ代わる代わる並べ……微動だにしない息子をまるで王様のように扱っていたのでした(振り返れば、なんて過保護な育児をしていたんだと遠い目になります……)。Upload By 海乃けだまその後もずり這いしたのが10ヶ月、ひとり歩きをしたのは1歳5ヶ月でした。2歳半〜5歳半、療育園での様子療育の親子通園クラスに通いはじめた頃には少しずつ好きなものが出てきた息子。電車のおもちゃを追いかけたり、地面からゼロ距離で眺めたり(笑)と、好きなおもちゃを通じて自ら動いて遊ぶようになっていました。3歳手前で2語文、3語文を話し始めると、電車ばかりだった遊びもおままごとややり取り遊びへと広がり、当時親子通園していた療育園でのリトミックも楽しんで参加するようになりました。とはいえ、運動発達が急激に進むということはなく……体幹の弱さや持ち前の怖がりな性格から、ジャンプができるようになったのも3歳目前、片足のケンケンは5歳手前でした。幼稚園に転園後、同級生の身体能力に驚愕‼︎……やはり少し落ち込んでしまった母息子が5歳半になり、年長クラスに上がるタイミングで、地域の幼稚園に転園しました。転園後すぐに春の遠足が予定されていたので、付き添いすることになりました。行き先はなんと登山!!園児でも登れるくらいの標高とはいえ、「息子以前に産後運動を怠っていた私に登れるのか!?(笑)」という不安を抱えながら出発しました。出発するやいなや、同級生のお友達の早いこと!!!!息子の歩幅に合わせていたら、列からどんどん置いていかれそうになるので、5分に一回「疲れたぁ~」と言う息子を励ましながらほぼ私が手を引っ張り登ることになりました(運動発達がゆっくりであることに加え、体力も少なく、疲れやすい息子でした)。Upload By 海乃けだま遠足で同級生の子たちとの体力の差に圧倒されたのも束の間、同じ幼稚園に通う娘の登園時(当時娘は年少で、登園時間が年長より30分ほど後でした)、ふと園庭をみると、縄跳びをいとも簡単にヒュンヒュン跳ぶ年長のお友達、鉄棒を回っているお友達、そして鬼ごっこをしているお友達の足の速いこと……!!片足ケンケンがやっと様になってきた段階だった息子との運動能力の差に驚くとともに、ショックを隠しきれませんでした。いよいよ運動会。はたして息子は……!?そんなこんなでショックを受けつつも、運動会が近づいてきました。お迎えで担任の先生に会うたびに「今日はリレーで最後になって泣いてしまいました」とか「通し練習を1回したら疲れてしまって……」とか……不穏なことばかり聞いていました。運動会当日、息子本人以上にドキドキしながら見に行きました。息子が出る種目は年長のみのキッズソーラン、年長・年中合同のダンス、障害物競走、バトンリレー。「……うまくできなくても、列から離れずその場にいれれば100点!」と考えていましたが、列から離れるどころか、自分の出番やポジションをしっかりと覚えて動いているではありませんか!!!!しかも時折笑顔を見せて楽しんでる……(涙)!!!!!細かいことを言えば、ピシッと手を伸ばすところが伸びていなかったり、腰を落とすところがへっぴり腰だったり、小走りで集まるところを息子だけ優雅に歩いていたり、息子版にカスタマイズされていましたが……(笑)。先生やお友達が声をかけてくれて誘導していてくれたものの、息子なりに全ての競技を頑張っていました!Upload By 海乃けだま現在、小学1年生の息子は、自転車もまだ補助輪なしでは乗れないし、縄跳びも跳べないし、鉄棒も1回も回れません。ですが、大きな怪我をしない程度に、運動も日常生活に困らない程度にできるようになればと思っています(私たち両親も運動が苦手なので、高望みはしません(笑))。執筆/海乃けだま(監修:室伏先生より)けだまさん、息子さんの運動発達のご様子や運動会で頑張られたお姿について共有くださり、ありがとうございました。運動会、ご自身の出番やポジションをしっかり覚えて参加できたこと、そして何よりご本人が楽しむことができていたとのこと、成長が感じられてとてもうれしいことですね。ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠陥多動症)と診断されるお子さんには、DCD(発達性協調運動症)が合併することも多いです。協調運動とは、ある動作に対して複数の身体の部位を連動させて滑らかに動かす運動のことを言います。例えば、本をめくって読む(両手、眼)、縄跳び(両方の腕と脚)、ピアノ(両手と眼、ペダルもあるのであれば脚も)、ボール投げ(腕、脚、眼)、など生活には協調運動が溢れています。DCD(発達性協調運動症)は、このような運動を年齢相応に行うことができず(単にできない場合だけでなくぎこちない、動作が遅いなども含まれます)、日常生活に支障がある場合に診断されます。こうしたお子さんには、筋緊張低下もみられることがあります。しばしば、体幹が弱い、疲れやすいなどと表現されることもあります。これは筋肉の疾患などで見られる筋力低下とは異なります(合併することはあります)。筋力と筋緊張の違いは分かりにくいのですが、筋緊張とは常に持続的に生じている筋肉の緊張状態のことを言います。イメージとしては、ズボンのゴムを思い浮かべていただけるとよいかと思いますが、ズボンのゴムはその位置を保つために常に一定の張りがありますよね。筋肉は、姿勢を保ったり、関節を安定させたりするために動いていない時も常に一定の張りを保っています。これは無意識に行われており、例えば寝ている子どもを抱っこしても、体の重みで関節が変な方向に過度に曲がってしまうということは生じないわけです。筋緊張低下は、このゴムの張りが少し緩いという状態と考えていただけると分かりやすいと思います。この筋緊張の維持には、固有感覚(筋緊張の状態、どの筋肉がどのくらい引き伸ばされているか→関節の曲げ伸ばしの状態)という感覚を筋肉がキャッチし、それを脊髄や脳に伝えて、さらにそこからの情報が筋肉に伝えられることが必要です。筋緊張低下の要因は複数ありますが、発達障害のあるお子さんにおける一つの要因として、この筋緊張を感じる固有感覚の鈍さがある可能性があります。筋緊張低下があると、姿勢が崩れやすくなり、本人のやる気やしつけの問題だと見なされてしまうこともありますが、上記を理解すると決して本人の気持ちの問題ではないことが理解できると思います。この場合、筋力と違って筋肉を鍛えることで改善することが難しいばかりでなく、疲れやすい状態にある筋肉に過度な負荷をかけてしまうことにもなりかねません。とはいえ、もちろん運動は大事ですので、支援としては、本人のペースや体力、運動能力に合わせた継続的な運動(本人が楽しめるもので)を行いながら、本人が姿勢を保ちやすい支援(成長に合わせた椅子を使い、椅子に滑り止めマットを敷くなど)を行うことが基本となります。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年05月15日私は保育士をしています。年長さんのクラス担任をしていたとき、子どもたちに「先生のおなかには、赤ちゃんがいます」と伝えました。すると、ひとりの女の子から核心をついた言葉が返ってきて……。大笑いした出来事です。 妊娠を子どもたちに伝えると…「いま、先生のおなかには赤ちゃんがいます。2人目の赤ちゃんになります」と年長さんの子どもたちに伝えました。 すると、ひとりの女の子から「上の子どももまだ小さいのに大変じゃん。でも出産はできるだけ若いうちの方が良いみたいだからね〜」と言われました。 年長さんなのに、おばあちゃん?のような発言。まさかそんな言葉が返ってくるとは思わず、大笑いしました。 ◇ ◇ ◇ 子どもって周りの大人が話していることを、意外とよく聞いて覚えていますよね。言葉本来の意味はわからなくても、ニュアンスで何となく理解していることも。なるべくお手本になれるよう、言動には気をつけたいですね。 イラスト/あやこさん著者:こんりんご
2024年05月05日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。次女オコメの年長さんも後半戦半ばに入りまして、卒園入学を意識する出来事も増えてきました。そんな時期になってふと思ったこと。 次女オコメの交友関係がわからない…!! 当たり前にそのママもわからない…!!長女ムスメのときは学年が進むと、それなりに知り合いが増えていったのですが、なんでだろう?考えてみたらいろいろ思い当たることもありました。 やはりお外で仕事を始めたことが大きいかな? 帰宅後に公園や習い事に一緒に行くことが激減しました。そう考えると少々オコメには申し訳ないですが…。 実質、この姉妹ともに同級生のご近所ママの存在が大きい!新しく知り合ったママ友はいませんが、ムスメ同級生の弟妹ママとの交流で成り立っています。想像以上に次女オコメのママ友交流がないのですが、新しく知り合いができなくても、意外となんとかなるんだなというのが正直なところ。小学校に入って、ムスメ自身が先生や学校と話をすることができるので、思ったよりもママ友との交流はないんだなあと感じたことも大きいです。と言いつつも、年に数回は「明日の宿題と持ち物ってなんですかー!?」とママ友に助けを乞うことがあるので、気軽に頼れる人の存在はありがたいですけどね。ムスメのときからの交流関係に感謝感謝です。
2023年12月16日小学校入学まであと1年!加配の先生なしでやっていける?しのくんは発達障害グレーゾーンの男の子です。現在5歳で、保育園の年長クラスに通っています。しのくんは言葉が遅く、集団行動も苦手だったこともあり、年少から加配の先生がついていてくれました。しかし今年の4月、年長クラスに上がったタイミングで、しのくんに加配の先生がつかないことになりました。Upload By keikoUpload By keiko加配の先生なしで大丈夫か心配でしたが、加配の先生がつかなくても集団行動ができるようになったという先生の言葉を聞いて、しのくんの成長を感じてとてもうれしかったです‼︎来年の春からは、いよいよ小学生になるしのくん。加配の先生がつかなくても集団行動ができるようになったとはいえ、まだまだ不安な私です。就学先をどうすればいいのか分からなかったので、定期的に発達相談や療育のために通院している病院の先生に、就学に向けて発達検査の予約をお願いしたところ……。Upload By keiko「保育園で集団行動ができているんだったら、大丈夫じゃない?もう発達検査もいらないんじゃない?」と言われて「そうなの!?」と驚きました。そして先生は続けて、「もし発達検査を受けたとして、結果の数値が低くても、集団行動ができていれば大丈夫」だとも……。病院と保育園の意見が真っ二つ!途方に暮れた私は…ところが、病院で言われたことを、後日保育園の先生にも相談したところ、「保育園としては発達検査を受けてみてほしい」と言われてしまいました。病院と保育園から違う意見を言われて、どうしたらいいんだろう?と悩んでしまった私は、今度はしのくんが通っていることばの教室の先生にも相談してみました。すると、「2歳4ヶ月から検査を受けてないし、どれだけ伸びたか検査は受けてみたら?」と言われたので、就学先の参考にするために、検査を受けることになりました。約3年ぶりの発達検査。しのくんの様子は?Upload By keiko発達検査の日、しのくんは検査を担当する先生と2人っきりで教室に入りましたが、検査中2回出てきてしまいました。戻るよう促すとすぐに教室へ戻りましたが、この行動も検査対象かと思うと気が気じゃありませんでした。そして発達検査の結果、「総合指数は通常といえる範囲内だけれど、言語・社会性の面で発達に遅れが見られるので、声かけなどの支援は必要になりそう」と言われました。発達検査の結果を見て、支援者の先生たちの意見は?ただ、この結果を受けて「通常学級でやっていけるのか、それとも特別支援学級のほうが良いのか」については、ことばの教室の先生も、療育の先生も、なんとも言えないということでした。そのため、ちょうど保育園の面談を7月末に控えていたのもあって、集団生活の様子を一番よく見ている保育園の先生に相談して決めましょう!ということになりました。就学先の希望提出の締め切りは7月末、面談も7月末……。悶々としながら保育園の面談の日を迎えたのでした……。Upload By keiko執筆/keiko(監修:新美先生より)現在進行形のお話をご提供くださりありがとうございます。一般的な考え方として、保育園・幼稚園という環境の中で、年少から年中、年長と学年が上がるにつれて、環境に慣れてくることで入園当初よりも集団生活の中で落ち着いて生活できるようになり、年長頃には加配保育士の支援ニーズが下がってくることはよくあることです。これはもちろんお子さんの成長という側面もありますが、もう一方で「園生活の枠組みに慣れてきた」という面が大きい場合もあります。環境に慣れるのに時間がかかるタイプの場合、年長で落ち着いて過ごせているようでも、保育園から小学校という大きい環境の変化に直面し、小学校入学後に不安や落ち着きのなさ警戒心が悪化して、集団生活に苦労するようになるということは、決して珍しいことではありません。これを踏まえると、年長で加配保育士がつかなくなった=就学にあたっての支援ニーズが軽減したとは言い切れないと思います。このため、多角的な観点で就学に備えてアセスメントして、準備していくのがよいと思います。keikoさんが、病院の先生に「発達検査もいらないんじゃない?」と言われたのにもかかわらず、あえて発達検査を受けて、就学に向けた相談を多方面にしていったことはよかったのではないかと思います。検査の結果だけで決められるわけではないですが、いろんな観点から考えていくことで、就学に向けてどう準備していったらよいか見えてくるのではないでしょうか。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年10月13日周囲の子どもとの差に悩んでいた2~3歳頃しのくんは、2歳を過ぎても意味のある発語がなかったことから「ことばの教室」に通うようになり、3歳になる頃には集団行動ができないということで療育センターに通うようになりました。言葉の遅れと集団行動の苦手さにくらべると、運動面での大きな困りごとはなかったのですが……当時の私は、ほかのお子さんと比較しては落ち込んだり悩んだり……ということが多く、しのくんが2歳の頃は、特に「ジャンプができない」ことに悩んでいました。知り合いの特別支援学級の先生に相談したところ、「ジャンプとスキップができることは、運動面の発達の状態を知る一つの目安になる」と聞いた私は、あわてて家庭用のトランポリンを買い、毎日しのくんとジャンプの練習をすることにしました。Upload By keiko練習の成果なのかは定かではありませんが、3歳を過ぎてジャンプができるようになったしのくん。しかし私は、今度は4歳を過ぎても「ブランコに乗れない」ということが気になりだしました。しのくんの隣で、夫がブランコのこぎ方を見せながら教えていたのですが、どうしてもうまくできず、最終的には夫や私の膝の上に乗ってブランコ遊びを楽しんでいました。Upload By keiko年長になってもブランコに乗れない…その理由は?しのくんはこの春から年長になりましたが、いまだにブランコには乗れません。いよいよ運動面での遅れが心配になってきたため、療育センターでの作業療法の時間を半年に1回から2ヶ月に1回に増やしてもらうことにしました。まず、療育センターの作業療法士の先生に、しのくんがブランコに乗っている様子を実際に見てもらうことになりました。しのくんははりきってブランコに乗りましたが、自分でこごうとしたとたん、バランスを崩してブランコから落ちてしまったのです!Upload By keikoその様子を見た作業療法士の先生は「しのくんは頭で考えてから、体が動くタイプ。また、同時に複数の動作を行うことが苦手な特性がある」と教えてくれました。・ブランコが上手くこげないのは、鎖を持つ手に意識が集中しているから。・ブランコから落ちてしまうのは、逆にこぐ動作に集中してしまい、鎖をつかむ意識がおろそかになってしまうから。ということがブランコに乗れない原因のようです(ちなみに、しのくんは、なわとびも上手く跳べないのですが、これも、ブランコに乗れないのと同じような理由なんだそうです)。さらに、作業療法士の先生は「宙に浮く感覚はすごく大事なので、椅子型ブランコに乗って練習するといいよ」とアドバイスしてくれました。スモールステップで取り組んでいくことに作業療法士の先生にいただいたアドバイスをきっかけに、無理に自分でブランコをこぐ練習をさせるのではなく、まずはしのくんを椅子型ブランコに乗せて、後ろから押して宙に浮く感覚に慣れてもらうことにしました。今後は、しのくんの特性をしっかり理解し、ほかのお子さんと比べず、しのくんに寄り添って行動したいと思います。Upload By keiko執筆/keiko(監修:鈴木先生より)療育センターでの作業療法は、感覚統合訓練かと思われます。重力不安や前庭機能の低下などをやわらげる訓練方法で、作業療法士(OT)の人がきちんと講習を受けて訓練する必要があります。訓練した結果を評価する必要があるからです。ASDのお子さんの場合、体の動きを制御する脳のはたらきの違いが、動きのぎこちなさに影響しているとも考えられています。また、バランス感覚の悪さもあるため、片足立ちが苦手なお子さんはスキップやケンケンも苦手です。このような不器用さを訓練するのがOTの行う感覚統合訓練なのです。さまざまな感覚を刺激する公園の遊具やアスレチックの遊びもよいとされています。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年08月15日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!新学期、いかがお過ごしでしょうか。わが家は慣れない環境にちょっと疲れが出たのか、家族順番に体調を崩してようやく復活してきたところです。大人も子どもも関係なく、無理は禁物ですね!さてさてわが家の最強(?)次女オコメ。幼稚園最年長となりました。年長さんになった途端、何やらとっても甘えん坊に。え? どうしたの? 仲のいいお友だちとクラスが離れてしまったり、新しいクラスに少し戸惑っている様子のオコメ。その反動でちょっと不安定なのかな?戸惑いつつも家族で見守っていたのですが、ちょうど担任の先生と話す機会があったので相談してみることにしました。外で頑張った分、家では甘えてしまう、わがままになってしまうという話は聞いたことがありましたが、まさにオコメもそうだったようで…!幼稚園ではとってもお姉さんとして頑張っているようでした。いつも私やお姉ちゃんに甘えまくっているオコメからは想像できない…!家でもちょっとお姉さんなオコメを見てみたいなと思いますが、とりあえず、幼稚園で力いっぱい頑張っているオコメを、しばらくは甘やかしてあげたいなと思いました。
2023年05月20日■アウトドア派陰キャの母が子供よりもはしゃいだ結果…?食べすぎてすぐ肌に響くことは無いと思うのですが、ニキビの数とそのサイズ感、出現したタイミングに戸惑いを隠せませんでした!!■保育園の中心で母のニキビを報告した息子アラフォーの吹き出物の何がそんなに面白かったのかよくわかりませんが…この後家に帰って速攻お説教しました。
2023年04月05日穏やかで友達トラブルとは無縁だったUpload By ゆきみ自閉スペクトラム症のある長男けんとは、赤ちゃんのころから、とにかくマイペースで穏やかな性格。好きなものに対するこだわりは強かったものの、遊んでいたおもちゃを誰かに取られてしまっても、お友達が遊んでいるおもちゃで遊びたいときも、ほとんど泣くことはせず、サラリとおもちゃを奪ったり、無理だなと思うとその場を離れて違う遊びをする…などの行動をとっていました。なので、赤ちゃんのとき、発達支援施設に通っていたとき、こども園の年少に至るまで、お友達トラブルとはほぼ無縁の生活。一人遊びが大好きで、集団行動にも参加していなかったのでトラブルは起きなそうだなーとママは呑気に考えていました。年長の夏。園のあとに通っていた発達支援施設の先生に「けんとくん、最近、自我が出てきたように感じます」と言われました。家で遊んでいる様子はそこまでの変化を感じていなかったので、さすが先生!よく見てくださってるなと感心し、感謝したのを覚えています。自我の出現と共に友達トラブル急増!?Upload By ゆきみ「自我が出てきたように感じる」と言われたころ、こども園の先生から「お友達を引っ張ってしまった」と報告を受けたのです。初めての友達トラブルにビックリ。表出言語が苦手でほぼ単語。さらに構音障害で発音が悪く、何を言っているのかわからない、けんと。自我が出てきたことで、やりたいこと、やってほしくないことを上手く伝えられなかったり、伝わらないことに苛立ったりしてお友達に手を出してしまうのではないか、と発達支援施設の先生から言われました。最初はお友達を引っ張ることが「ダメなこと」だというのが分かっていないような様子でした。それでも毎回、「お友達は引っ張りません」と伝えたり「引っ張っていいんだっけ?」と質問して答えてもらうようにしたら、少しずつダメなことなのだと理解し始めていきました。引っ張ってしまう園行事の練習期間中、「引っ張らない」を目標に定めた「できたカード」を毎日持たせていただきました。手を出しそうになったとき先生が「今日のできたカードは何だったっけ?」と声をかけてくださり引っ張らずにすんだ日もありました。そんな日は、嬉しそうに「できたよ☆」と自ら報告してくれて、頑張ったんだなーと私にも伝わってきました。抑えられない!?ションボリな様子の息子Upload By ゆきみ年長の3学期になると、行事のときに引っ張るだけではなく、好きなおもちゃを独り占めにしたくてお友達に手を出すようになってしまいました。先生からお話しを聞くと、3学期にクラスに導入されたおもちゃがけんとのとっても大好きなおもちゃだったため、「お友達と一緒に遊ぶ」と自分の思い通りに遊べないことが多く、ストレスになったり苛立ったりしている様子とのことでした。園のあとに通っていた発達支援施設でも、つくりたいものがあったのに壊されてしまい、お友達とケンカしてしまった。と、先生から報告を受けました。帰り道、けんと自身の口から「お友達を引っ張っちゃった」とションボリ報告をしてきてくれました。悪いことだと分かってはいるけど、自分の気持ちをコントロールできないんだ…ということが私にも伝わってきました。トラブルはいつまで?毎日心配が止まらないUpload By ゆきみ4月、小学校に入学しました。生活をしていく中でまだ通常学級で過ごす時間が短く、特別支援学級のクラスは年上のお兄ちゃんとお姉ちゃんしかいないため(1年生はけんとだけ)、大きなトラブルは今のところ起きていません。しかし、新しく通いはじめた放課後等デイサービスで、おもちゃの取りあいをしたり、1人で遊びたいのに邪魔をされたといって押してしまったり…と、トラブルが出てきています。まだまだ始まったばかりの小学校生活。これからお友達との関わりが増えていくにつれ、さらにトラブルも増えていってしまうかと心配です。小学校、放課後等デイサービスの先生方と連携して情報交換し、けんと自身が自分の心をコントロールできるようになったらいいなと願っています。執筆/ゆきみ(監修:初川先生より)「自我が出てきた」ことで、お友達に手を出してしまうことなどトラブルが急増すると、とても心配ですし、親としてやきもきすることも多くなりますね。ただ、「自我が出てきた」ことは大切な成長です。自分のやりたいことがある、こうしたいという強い思いがある。それ自体はとても大事なことです。何事にもやる気が持てず、あるいは常に受け身でいて、自分のやりたいことよりも友達を優先して譲るのみ…ということはトラブルが起きなかったとしても私はそれはそれで心配だなと感じてしまいます。お友達のことを引っ張ってはいけない、お友達に手を出してはいけない。それはその通りなのですが、その前の、けんとくんの気持ちをどう扱っているかは気になりました。理想としては遊びたいときに「(ぼくが)遊びたい」「これ(おもちゃ)使いたい」など言葉で気持ちを言えるといいなと思います。うまく言えないときは「せんせい!」と大人を呼ぶのもいいと思います。ともあれ、○○したいと強く思うこと自体は悪いことではないので、それはそれとして表出できたら(あるいは、大人がその部分を「けんとくんは、これで遊びたいんだよね」と代弁したりフォローしたりして尊重できたら)いいなと思います。その次にようやく、「でも手を出すのはいけないね」というところ。「○○したい」と強く思うと同時に、「手を出してはいけない」をやり抜くという2つの課題が課されている状態なのは、まだまだ難しいだろうな…と感じました。そんな中でも、けんとくんは、落ち着いているときにお母さんと一緒に「今日手を出しちゃった」と振り返ることができていましたね。ある意味とても気にしているということでもありますが、それほど何とかしようと考えているということでもあり、目標としては共有されている、そこまで発達してきているのだと感じました。どうしたら気持ちが伝わるか、どうしたらもめずに遊べるか、どうしたら先生に注意されずにスムーズに遊べるか。そうしたことをきっとトラブルの中で学んでいる面もあると思います。保護者の立場からすると、ひやひやする思いが続きますが、しかし、どんな塩梅で自分の気持ちを出したり、譲ったり、そのときにどんな手段を使うかということは実際にその場面を経験することで磨かれていきます。もうしばらくひやひやは続くと思いますが、先生方との連携の中で、一進一退しながらも成長してゆくことを信じて見守りましょう。
2022年05月31日■何かと珍事件を起こしてくれる息子がみんなのお手本「年長さん」になれるのか…!?※進級前のエピソードです人がたくさんいると調子に乗りまくる、でも挨拶は恥ずかしくてできない!という謎にデリケートな息子…。お姉ちゃんがしっかりしていただけに、すごく心配でした。そんな中、またもや珍事件が…!■謎のお漏らしに母激怒!からの、オムツ完全卒業チャレンジ!夜間のオムツ卒業はある意味「賭け」なのでは?と思います。・焦らず、無理しない(何度か失敗し、前のチャレンジから半年以上経過)・心に余裕がある時を選ぶ (年長さん前のタイミングなど)・オムツが無くなるタイミングなどの点に注意しつつ、思いきってチャレンジしてみるのが保護者の負担もお子さんへのプレッシャーも減らせて良さそうだな〜と感じました!【おわりに】今回、今までのTOP画を並べたコマがあるのですが、画像を配置しながら息子の成長を感じ、大きくなったなぁと感慨深かったです!
2022年05月04日ウーマンエキサイトをご覧の皆さま、こんにちは!7歳と3歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。 前回 は、小学校入学にあたっての心配事のお話を書きました。こども園の先生からも心配してされていた小学校生活。いざ入学し、1年生の2学期が終わった現在の長女の様子はというと…小学校、すっっっごく楽しんでます!それはもう拍子抜けするくらい、こども園時代には考えられないほど、毎日イキイキと登校しています。ひと言で言えば、長女には学校という場所が合っていたんだと思います。基本的に自由度が高く、みんなが楽しめるよう、みんながのびのび成長できるよう静かに見守ってくれていたのがこども園。それは園のいいところだったし、そういう園の雰囲気だったからこそ培われた部分もたくさんあるとは思います。しかし長女にとっては「好きにしていい」と言われると、正解がわからず戸惑う場面が多かったのかもしれません。対して小学校は、時間もやることも明確に決まっていて、目標も正解もとてもわかりやすい。元々新しいことを知るのも好きだったし、コツコツ頑張るのも得意なので、次から次に課題が出る学校という場所はやりがいがあるのかもしれません。 また、こども園の時は「みんなができること」中心でしたが、小学校では「個々が得意なこと」が見えてきます。そのため長女のいいところも、こども園のときよりもわかりやすく評価されるようになった気がします。学校の先生が、そういう細かい部分も見てくれているということにも驚きました。加えて長女が今まで家では見せても外ではあまり見せなかった心配りや積極性を、学校でも見せるようになっていたことにも驚きました。自由だったこども園に比べ、一見ルールに縛られて窮屈に見える小学校の方が、長女にとってはむしろ自己表現しやすい環境だったのかもしれません。 前回書いたように、こども園の頃はお友達より先生にべったりでそれも心配されていましたが、その部分については…先生のことは今でも大好きで、休み時間などは先生を交えて話すことが多いようですが、お友達と過ごす時間も格段に増えました。夏休み明けごろからは放課後毎日お友達と約束をしてきて、近所の公園に遊びに行っています。お友達との関係も良好で、きちんと子どもの世界でやっていけているんだなと安心しています。また、これも前回書いた心配事のひとつ。誰かが怒られる場面が苦手という部分ですが…慣れたそうです。声を荒げるタイプの先生が担任だったらまた違うかもしれませんが、とりあえず今は隣のクラスの先生で耐性ができたようなのでよかったかなと思っています。 最後に、こども園の時の担任だったさくら先生ですが、長女の卒園時に一緒に退職されたので、今はこども園にはいません。そのため小学校で楽しくやっていることを伝えたいと思いつつ、その機会がなかったのです。ところが先日卒園アルバムができあがり、それを受け取りに行った際、久しぶりにお会いでしました。小学校での様子を伝えると涙ぐみながら喜んでくれて、話せてよかったなと思いました。こども園より小学校の方がいいというようなことを何度も書いてしまいましたが、こども園とさくら先生がいてくれたからこそ、現在の小学校生活を楽しめるだけの基盤ができたんだと思います。そのため園で過ごした日々がかけがえのないものだったことは間違いありません。■当時を振り返って思うことこれから小学校に上がるお子さんがいるご家庭では、新しい環境に少なからず不安を感じている方も多いと思います。わが家の長女の場合、その不安は今のところ杞憂で済んでいますが、うまくいかない場合も当然あると思います。でも結局、新しい環境で本人が何に悩むのか・そうなったときどう成長していくのかというのは、入ってみないとわからない部分がすごく大きいんですよね。私自身のことで言えば、入学前は心配なことに気が行きすぎて長女の良い面にあまり目を向けられてなかった気がします。だけど今小学校を楽しめているのは、私が目を向けていなかった長女の良い面のおかげです。親として心配するのは当然だし、あらかじめできるサポートがあるならそれも必要ではあります。しかし子どもの持っている力を信じて見守ることも大切なのかもしれないと今は思っています。
2022年01月20日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!7歳と3歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。今回はわが家の長女、こまちゃんのお話です。長女は小さい時から繊細で不安感が強く、ストレスが体調にも出るタイプだったので、いろんな場面で心配の尽きない子でした。特にこども園時代はしょっちゅう行きしぶりがあったり、些細なことで落ち込んでしまったり。さらには行事前には必ずと言っていいほど体調を崩したりもして、園の先生にも何度も相談していました。長女は…・おとなしい・お友達とのトラブルもなし・大人の言うこと、決められたことを守るという感じの子で、親の私が言うのもなんですが、とてもいい子ではあるんです。ただ、なんでも必要以上に感じ取ってしまうので対応が難しい子でもありました。年少のとき、補助として長女のクラスに入っていた先生がその後、年中年長と担任だったのですが、ありがたいことに長女のそういう面にとても理解がある方でした。3年間通して一緒に心配してくださったり対応を考えてくださったりと、すごくお世話になりました。仮にその先生をさくら先生と呼びます。そんなさくら先生が長女の年長時代、個人面談で小学生になるにあたって気になることを話してくださいました。1番は、小学校はこども園より厳しいということ。長女はこども園時代、クラス全体や他の子が叱られている場面で泣いてしまうということが何度かありました。自分に言われているわけではないとわかっていても、必要以上に深刻に捉えてしまうのかその場の雰囲気自体が苦手なのか、ほかの子は誰も泣いていないのに1人だけ泣いていたそうです。小学校ではそういう場面が増えるのが、長女にとってはすごく負担になるのではないかとさくら先生は心配していました。私も同感でした。次にお友達関係。長女は誰とでも仲良くなれる子ではありますが、こども園ではお友達より先生にべったりでした。自由時間もお友達と遊ばず先生のそばでお手伝いをしたり、ひとりで絵を描いたりしている方が多かったそうです。お友達の話もするし、遊ぼうと言われれば遊ぶし、集団が苦手というわけではないけど、自分から積極的に輪に入るということはあまりないと。先生との距離が近いこども園ではそれでもよかったけど、小学生になると周りは先生より子ども同士の世界というのがより大きくなるだろうから、そういう面で少し心配があるというお話でした。これも同感。あとはやはり行きしぶり。こども園時代はどうしても嫌な日は休むということもできましたが、小学校ではなかなかそうもいかない。長女の場合、体調にも出るので無理はさせられないけど、休めばその分わからないことも増え、長女の性格的にそのことがさらに不安を煽り、もしかしたら不登校に発展したりする可能性もあるかもしれない。そういう場合の支援や心の準備についても考えておいた方が、いざというとき安心かもしれないと。私自身そういう可能性も考えたことがあったので、3年間長女を見守ってくれたさくら先生の目から見てもそうなんだとわかり、言ってもらえてよかったと思いました。大好きなさくら先生がいるこども園ですらこれだけ心配の種があるのに、今とは環境が変わる小学校でやっていけるのか。私も不安だったし長女自身もとても不安だったと思います。いざ入学してみて、どうだったのかというと…長くなってしまったので、後半に続きます!
2021年12月16日なじみの保育園以外の子どもたちとの出会い次女が年長さんのときに、長女は2年生。この年、私が長女の学童の役員をやっていたこともあり、今まで以上に子どもたちを連れて大人数で集まるという機会が増えました。そこに次女も一緒に連れて行っていて、今まで保育園のお友達くらいとしか関わることのなかった次女も、新しい子どもたちと出会うことになりました。長女のお友達とそのきょうだいで、子どもだけで10人以上の集団。私は「引っ込み思案の次女も少しは慣れてくれるといいな~」という思いでいました。ずっと私のそばに居るUpload By まりまり最初はもじもじしていた初対面の子どもたちもすぐに慣れて、それぞれ年の近い子どもたちと遊ぶように。そんな中、次女は私のそばに居て、全く離れようとしません。今までの次女の性格から、まあそうなるだろうな~とは思っていましたが、次女は全く自分から動こうとしないのでした。同年代の子どもの中に連れていってみるUpload By まりまりとりあえず、少し手伝いが必要だな~と思い「一緒に遊ぼう」と私が一緒に行き、しばらく次女とほかの子たちの相手をしてみました。みんなは快く受け入れてくれるので、なんとなく次女が慣れたかな? というころを見計らってその場を離れてみました。…が、気づくと次女は、またすぐに私の近くに戻ってきているのでした。子ども同士の方がやりやすいのかな? と思って、長女に次女も一緒に遊んでもらえるように頼んでみることに。ここでも、長女の周りの子も快く受け入れてくれるけど、どうしても次女は一緒に遊べず一人になり、結局私のところに戻ってくるのでした。Upload By まりまりさらに、保護者の中に小学校の先生が居たので、一人遊べない次女のことを気にしてくれて、「一緒に遊んで~」と一部の子たちに声をかけて連れて行ってくれました。…が、これもしばらくは一緒にいるけどすぐ戻ってきてしまう…。こんな感じで、次女は結局ずっと私のそばに居るのでした。Upload By まりまりじゃあみんなと遊びたくないのか?と言えば、そういう訳ではなくて、本人に聞くと「遊びたい」と答えるのでした…。遊びたいのに遊べないUpload By まりまりあんなにほかの子は親切にしてくれているのに、なんでみんなの輪の中に入って遊べないんだろうと思って、次女の様子を見てみました。すると、・話しかけられても、黙ってしまって返せない・全く笑顔を見せないしつまらなそうな表情をしている・みんなが遊びと共に場所を移動していてもついていけないでじっとしているこのような感じでコミュニケーションがとれないので、楽しく遊んでいる周りの子も次女に声をかけられなくなってしまうのでした。そんな次女を見て、私は「保育園ではできているのに…」「家ではあんなに明るいのに…」「うれしいなら少しくらい笑えばいいのに…」と思っていました。この日は、朝から一日みんなで一緒に居て、ほかの子たちはどんどん仲良くなって遊んでいる中、次女は最後まで、誰とも一緒に遊ぶことがありませんでした。焦りでいろいろ見えなくなってしまっていたUpload By まりまり長女の運動会に出たとき、いつもはできているようなこともできずに動けなくなってしまった次女を見て、小学校入学に向けてとにかく焦っていた私。そんな中、さらにみんなとコミュニケーションが取れない状態の次女を見て、「アレ? おかしいな??」と思う前に「これじゃあ小学校でやっていけない! 何とかしなくちゃ!」という気持ちの方が勝ってしまっていたのでした…。今思い返すと場面緘黙は「その子の性格」と周りが勘違いしてしまうことが多いように感じます。家族の前では普通に話せたり、他人の前でも少しは話せたり何かできたりすると、私のように一番身近にいる親でさえも、「ものすごく恥ずかしがり屋で引っ込み思案な子」で、「できるのにやらない」、そして「甘やかし過ぎてるかも」などと思ってしまいます。本人は「話さない」ではなく「話せない」でとても困っているのに、なかなかその状態に周りが気づきにくいのが場面緘黙の難しいところだな、と思うのでした。執筆/まりまり(監修:井上先生より)場面緘黙のあるお子さんの場合、初めての場所や人、活動などに対して緊張や不安を抱きやすく、発話やほかの場面でできていたことも急にできなくなってしまうことはあります。親の立場から見ると、場面緘黙の症状は理解していたとしても、特に就学前のお子さんに対しては将来への不安や焦りの気持ちも強くなると思います。周囲の人はこういった症状を誤解しやすく、本人の限界を超えた働きかけをしてしまうと、より症状が悪化してしまうリスクもあります。お話はできなくても、がんばって参加できていることを認めつつ、ゆっくりと慣れていく機会になればいいですね。
2021年09月30日年長さんになってから、プレッシャーを感じるようになった次女次女は保育園で、「ものすごく恥ずかしがりやで引っ込み思案な子」と言われ続けながらも、楽しく過ごすことができていました。ただ、年長さんになってからは、いろいろプレッシャーを感じ始めていました。そのせいか、保育園への行き渋りが出てきたり、給食が食べられなくなったりと、今まで見られなかった問題が出てくるように…。そんな中、なるべく小学校という環境に慣れるようにと、長女の学校行事などの際は次女も一緒に小学校へ連れて行くようにしていました。長女の運動会、来年入学する年長さんに向けたプログラムに参加Upload By まりまりもちろん長女の小学校の運動会にも参加。長女の通っている小学校では毎年、翌年度入学してくる年長さんのためのプログラムが1つ用意されています。プログラム内容は、「スタート→6年生の待つ箱の前へ行く→箱の中から好きな手作りおもちゃを選んで→ゴール」という、いたって簡単なもの。ただ、そのプログラムの時間になって、次女を連れて行こうとしたところ、押しても引いても説得しても、全く動こうとしないのでした…。Upload By まりまりUpload By まりまりもちろん今までの次女の性格から、大勢の人前に行くのが嫌なんだろうとは思いました。でも、ちょっと走っておもちゃを貰ってくるだけのこんな簡単なことができなくて、これから小学校でやっていけるのか⁉ と、私自身に焦る気持ちもありました。「いつもの保育園ではできることなんだから、やらせればできるはず!」と、次女の背中を押して、半ば無理やり連れて行ったのでした…。楽しそうに参加している子たちの中で…Upload By まりまり無理やり連れて行ったものの、端から見ていると、緊張で固まり、一人でどんよりした雰囲気の次女…。結局次女は一人で立ち尽くしていて最後までスタートできず、先生に背中を押されてやっと動き出したのでした。何とか6年生の前に行くも、どのおもちゃが良いか言えず、6年生が手渡してくれたものを持って立ち尽くす次女。6年生に引っ張られ、先生に背中を押されてやっとゴール…。とにかく自分で動けない。ほかの同年代の子が楽しそうにスイスイとこなしている中、自分で動けない次女を見て、「やり方が分からない訳じゃないのに、なんでこんな簡単なことができないんだ?」と、私はもどかしい気持ちになっていました。今思えば…Upload By まりまりこのころは、「なんでこんな簡単なことができないんだ??」「引っ込み思案にしてもほどがあるでしょう!」と、本当はやればできるのに、次女がやりたくないためにわがままを言っているのではないかと正直イライラ…。なので、余計「小学校で困らないようにしなくちゃ!」と私の気持ちばかりが焦って、次女にとってはわりとキツいことを言っていたと思います…。その後、場面緘黙かもと分かったときに、次女の行動に対して「話さない」・「動かない」じゃなくて「話せない」・「動けなくなることもある」と知りました。今思えば、私の理解ない言葉が次女に余計にプレッシャーを与えていたんだろうな~と…。わが家は小学2年生で場面緘黙の診断が出ましたが、もっと早く次女の行動に対して理解できていたら、もっと違った対応ができて、次女も安心して過ごせたのかも…と今さら思う母でした…!執筆/まりまり(監修:初川先生より)多くの子が楽しく活動する場面で、うちの子だけ緊張と拒否を呈していたら…お母さんからしたらとても焦りますし、困惑されますよね。多くの子が楽しそうにしていて、そして保護者の方ご自身が幼いころに楽しかったと思う活動だとしたら、きっとこの子にとっても楽しいはずに違いない、と想像するのは当然のことです。とはいえ、よくよく考えてみると、物事に対する思いは人それぞれで、緊張したり不安に思ったり、参加するより見てるくらいでいいと思ったりすることは意外とあるものです。のちに場面緘黙の診断が下りたとのことですが、場面緘黙に限らず、お子さんが能力としては「できる」けれども、「やらない・やれない」という展開になることはあります。「どうしてやらないの?」というところで思考停止することなく、「もしかしたらこういう場面は苦手なのかな?」などさまざま思いを馳せてみると、うまくいかない場面の捉え方が変わってくるかもしれません。
2021年09月18日人間、何かを得ると何かを失うと思う。息子は年少さんの頃、園から帰ってくると連日荒れていた。特に夏休み前の1ヶ月は園でプールの授業もあったためか、冷静に話もできないくらい大荒れお疲れ状態だった。確かにこの暑さの中で一日活動していると大人でも疲れる…。そりゃ子どもはなおのこと疲れるわな…と、毎日園から帰ってくるなり大荒れの息子を、とにかく1秒でも早く休ませることに全力を注いでいた。そんな年少の夏から2年経った現在、年長の夏。超ご機嫌で帰宅、なり。そして「今日はブロックでロボットを作ろう!」「ねんどでかぶとむし作ろう!」と、帰宅後ウキウキとブロックで遊んだり工作をしている。なんということでしょう…!!息子はこの2年で体力がつき、園から帰宅後もまだ活動できる身体と精神を手に入れていた。5歳…すごい…!!息子の体力&精神力アップによって、わが家の“アフター5”ならぬ“アフター3”(園から帰る時間)に平和が訪れた。めでたしめでたし…では、終わらない!!!平和なアフター3と引き換えに、息子が即就寝することはなくなった。人間、何かを得れば何かを失うということをひしひしと身に染みた夏である。この体力魔人との夏休みがどうなるのか今から怖くて仕方ない。
2021年08月01日来年春の小学校入学に向けて、この冬から入学準備を始めるという家庭も多いのではないでしょうか。そこで今回は、入学前の息子と一緒に「やっておいてよかった」と実感しているわが家の学習方法をピックアップして紹介します。数字の学習は遊びを交えてわが家では数字の表をよく目につく場所に張っておいて日常的に見て覚えるように。それ以外では、遊びの中で数字を取り入れました。例えば、トランプで7並べや神経衰弱をやることで、数字を覚えることができます。サイコロ遊びでは、●の数を数えるということを覚えました。そのほかにも毎日、子どもと一緒にカレンダーを確認することを続けました。これは31までスムーズに数えられるようになるのでおすすめです。数字を書く練習は、迷路遊びやお絵かきなど、鉛筆を持ってまっすぐな線や曲線が描けるようにすることから始めました。その後、ドリルで書く練習を始めたので、子どもは戸惑うことなく書く練習に取り組んでいました。ひらがなは「お友達への手紙」で数字が書けるようになったら、始めたいのがひらがなの練習。まずは指なぞりから始めていき、慣れてきたら実際に鉛筆で書いていきます。息子が4歳のころ、あいうえお順にひらがなを覚えようとしたのですが、途中で飽きてしまったりして苦戦。その後、「お友達にお手紙を書く」という目標を決めて、自分の名前とお友達の名前を書く練習から始めたらとてもスムーズに覚えることができました。保育園で毎日、見ている文字だから覚えるのも早い!そして、書きたいという意思があるので楽しんで文字を書く練習に取り組むことができました。ひらがなは、全部の文字を書けなくて大丈夫。自分の名前だけは書けるようにしておくと安心です。【ペットボトルキャップの勉強法】ひらがなや、文字の並びを覚えるときに使ったのがペットボトルのキャップ。はじめに無地のキャップにひらがなを1文字ずつを書きます。文字を書いたキャップを使って言葉遊びをします。例えば、「この果物の名前はなんでしょう?」と子どもに問題を出して、文字が書かれたキャップを並べてもらいます。自分の名前になるようにキャップを並べたり、いろいろと楽しめます。イスに座って30分集中して作業をする小学生になったら、イスに座って授業を受けることになります。そこで、入学前に練習しておきたいのが一定の時間、机に向かってイスに座るという練習。わが家では、はじめから長い時間座るのではなく、10分から始めてみました。ドリルなどの勉強だけだと、どうしても集中する時間が長く持たないので、工作やパズルを座って集中して行うという練習をしました。絵本の読み聞かせをするときも、イスに座っている子どもの正面に立って読むようにして、座る練習を続けていきました。その結果、私が近くにいないと学習机を使わなかった息子は、3か月ほどでひとりできちんと座って作業やドリルをするようになりました。入学前にやっておいてよかったことと反省点息子が通っていた保育園では、ひらがな・カタカナ・数字・足し算を教えてくれていたので、入学前の12月頃には、ひらがな・カタカナを読む、簡単な足し算はできるという状態でした。ある程度のことはできるようになっていたのですが、文字を書くのが苦手で、見本を見ながらなんとか書けるくらい。スラスラとできる子を見ているためか、勉強をすること自体に苦手意識を覚えるようになってしまいました。そこで、家ではドリルなどに取り組むよりも、遊びを交えて苦手なひらがなの練習をするようにしていました。遊びながら少しずつ学んだことで、「勉強をする」という構えがなくなり、入学までに苦手意識はなくなっていきました。入学してから、特に困ったという様子はなかったのですが、やはり文字を書くことには苦戦した息子。今思うと、文字を書く練習に進む前にもう少し「線や丸を書く」「鉛筆の筆圧の練習」などをしておけばよかったなぁというのが反省点です。机に向かうことだけではなく、学習も毎日の積み重ねが大切。まわりの子どもができていると、つい親は焦ってしまいますが、入学までにはまだ3か月以上あり、冬休みも春休みもあります。焦らずゆっくり、子どもの性格とペースに合わせて進めていけたらいいですね。<文・写真:ライターやまさきけいこ>
2020年12月12日この時期、年長さんは就学時健診のお知らせが届いたり、ランドセルを選んだり、少しずつ小学校入学へむけて準備を進めているのではないでしょうか。年が明けてから入学説明会がある家庭では、今の時期どんなことを準備しておけばいいのか、分からないことも多いと思います。今回は元小学校教諭として1年生を担任した経験と、娘を今年度入学させた経験から、今この時期から準備しておくといいなと思ったことをお伝えします。自分のことは自分でできるようにする幼稚園や保育園では先生が手厚くみてくれているかと思いますが、小学生になると「自分のことは自分で行う」のが基本です。最初は持ち物の詳細は学校からのお便りで保護者に連絡されますが、徐々に連絡帳にメモをしたり、先生の話を聞いて自分でそろえていくようになっていきます。体育の時間には体操着に着替えて、洋服はたたみます。夏には水着への着替えもあります。給食の時間には自分たちで盛りつけ、配膳をします。教室の掃除も自分たちで行います。完璧にできるようになっておく必要はありませんが、まるで初めてのことをいきなり学校でやるよりは、どのようなことをするのかをイメージして、少しでも経験しておくと子どもたちも安心なのではないかと思います。自分の持ち物を自分で管理する小学校では準備するものがたくさんあります。国語の授業だけでも教科書、ノート、漢字ドリル、漢字ノート、カタカナノート…とたくさんです。・鉛筆は毎日削っていく・給食で使うランチョンマットは毎日洗ってあるものに替えていく・週の初めには体操着と上履きを持っていく・鍵盤ハーモニカや絵の具を準備するなど、持ち物を準備して管理しなくてはいけません。学校では、忘れ物をしないように、連絡帳に書かせる、絵の具など使う日が決まっているものは何日か前に持ってくるように伝える、どうしたら忘れ物をしないか子どもと話し合うなどいろいろ工夫します。親が準備するのではなく自分でできるようにでも忘れ物をしなければそれでいい、というわけでもありません。子どもたちと話していて気になったのは「どうして忘れたの?」と聞いたときに「お母さんが入れてくれなかったから」と答える子がいたことです。後日お母さんに聞いてみたところ、普段はお母さんがすべて持ち物を準備しているとのことでした。自分で用意をさせておいて、夜こっそり確認して足りないものを入れているという保護者もいました。入学して最初のころはそれでもいいかと思いますが、できれば自分のものは自分で管理できるようにしたいものです。まずは休日のおでかけで練習を幼稚園や保育園に持っていくものを自分で準備できると練習になりますが、朝の忙しい時間では難しいこともあると思います。そこでまずは休日のお出かけの準備をしてみるのはどうでしょうか。最初は一緒に準備をして、何が必要かを確認します。覚えてきたら任せてみましょう。忘れ物をするのも経験のうちです。忘れたときはどう工夫するか、忘れないためにどうするか、考えていけるようになるとよいと思います。わが家の娘は筆箱を忘れたり、水筒を忘れたりとまだちょこちょこ忘れ物をしていますが、体操着も上履きも全部ランドセルに詰め込んで忘れないようにしてみたり、先生にお願いして貸してもらったり、その日はお茶を飲むのをガマンしたり、本人なりに考えて行動しているようです。そういう経験を積んで、自分の持ち物や準備物の管理ができていくと思います。道路の歩き方を練習する今まではどこへ行くのも大人と一緒でしたが、小学校へはひとりで通います。自分の身は自分で守らなくてはいけません。一緒に歩ける今のうちに、安全な道路の歩き方を覚えさせておくと安心です。曲がり角では必ず止まる、道路は端を歩く、信号では曲がってくる車に注意するなど繰り返し伝えて自分で注意できるようになるといいですね。学校への通学路だけではなく、その周辺も歩きながら、暗くて危険な道や通行量が多い道も一緒に確認してみてください。ひとりで出かけるようになると一気に行動範囲が広がります。自転車での移動が多いママやパパもたまには一緒に歩いて近所をお散歩してみてくださいね。お手伝いを通していろいろな経験をしておく学校生活において経験の差が出てくるのが給食や掃除の時間です。給食の配膳は、普段から食事の準備を手伝っている子は手際よくできますが、やっていない子はしゃもじの使い方も知りません。掃除の時間、ほうきを力いっぱい床に押しつけて使う子や雑巾をビショビショのまま使う子もいました。一度もやったことがなければわからなくて当然ですね。家庭でお手伝いをしていると、いろいろなことを学べますのでぜひこの時期からチャレンジさせてみてください。困ったことを自分で伝えるどんなにいろいろ準備しても、いろんなことを経験しておいても、学校生活で困ることはなにかしら出てくるものです。そうなったときに自分で解決していく力も必要です。先生に「トイレに行きたい」と言えずにおもらしをしてしまう子が年に何人かいました。お友達に意地悪されていると言えなくて、大きなトラブルに発展して初めてわかったこともあります。何に困っているのか、どうしてほしいのか、自分で伝えられるようにしておくと学校生活でも安心です。親は子どもが何に困っているか察して何も言われなくても対応できてしまいますが、そこをあえて言葉にして言わせてみましょう。第三者と話す経験として、「お友達のお母さんと話してみる」「病院の先生に自分で症状を伝えてみる」「お店の人に品物の場所を聞いてみる」「図書館で司書さんと話してみる」などの経験をさせるのもいいと思います。相手に自分のことを伝えるのは練習が必要ですので、ぜひ機会をつくってみてください。就学準備というと勉強のことに目がいきがちですが、1年生の勉強はそれほど難しいものではありません。それよりもいろいろなことを経験し、自分のことは自分でやっていけるようにして、自信をもって小学校へ行けるようになってほしいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年11月16日現在6歳で、幼稚園の年長クラスの息子は同年代に比べると語彙数が多く、話し方も少し大人びています。読書が趣味で、漢字はまったく教えていないのに、小学校4年生で習うようなものまで読めているようです。「言葉」が好きで楽しんでいる息子の様子から、どのように語彙力がアップしていったのかを考えてみました。息子は言葉遊びが大好き!息子は、2歳後半にしりとり、年少さんで回文やなぞなぞ、年中さんからはダジャレにハマり、今はことわざにも興味を示すようになりました。いつも問題を考えてはバス停のお友達や先生と遊ぶのを楽しんでいます。とにかく言葉が大好きで、言葉で遊ぶのも得意。漢字については読んでいるのを見ると小学校4年生レベルまではスラスラと読んでいます。まったく教えていないのに、読書中に自然と覚えていたようです。読書に関しては、児童書だけでなくマンガや図鑑、辞書などさまざまな書籍から情報を得ています。なぜ彼はこんなに言葉や文字が好きなんだろうと考えてみました。本人の性質もあるのでしょうが、一番は読み聞かせや読書、日頃の声かけにあるのかなと思います。調べる習慣が学びの楽しさにつながる私が常に心がけているのは、辞書や図鑑で「調べる習慣をつけること」です。マンガや本の中で何かわからない言葉や事柄が出てきた時、口頭で教えるのは簡単です。でも、聞くだけだとすぐ忘れてしまいます。面倒でも自分で調べるとしっかりインプットされ、さらには関連する他の情報も目に入り知識が広がるのです。「百聞は一件に如かず」とはよく言ったものだと思います。調べることを促すと、親にとっても少し手間が増えてしまいますが長い目で見るとメリットがたくさんあります。「調べる」ことの楽しさを早くから知ることで、学びの楽しさに気づいたのだと思います。「辞書は楽しい読み物」という考え方林修先生が以前テレビ番組でこんなことを言っていました。ずばり、「辞書は読み物である」と。辞書は調べるための敷居の高い書物ではなく、知識がどんどん広がっていく楽しい読み物なのだそうです。私は言葉に興味を示し始めた頃の息子にまず「絵辞典」を用意しました。最初は興味のある部分だけを読んでいましたが、だんだんとページを読み込むようになり、さまざまな情報を得ている姿が印象に残っています。絵事典で物足りなくなってからは、好きなキャラクターが表紙の国語辞典を用意しました。最初は興味がなかったようで、手に取らなかったのですが、時期を見て辞書の引き方を教えると、徐々に調べるクセがつくように。幼児用の辞書はビジュアル情報も多く、眺めるのが楽しいみたいで今では辞書を読むようになりました。お気に入りの辞書の選び方は「におい」以前、読解力や読書感想文の記事でインタビューをしたお茶の水ゼミナール 秋元暁哉先生に、辞書の選び方を聞いてみました。すると、面白い答えが帰ってきました。辞書の選ぶポイントは「におい」だそうです。確かに辞書の紙質は独特で、特徴的なにおいがありました。私も使っていた辞書のにおいをなんとなく覚えています。秋元先生いわく、感覚的に好きな辞書は自分にとって身近なものになる。また、嗅覚とリンクすることで記憶に刻まれやすいのだとか。まさに「体で覚える」ということでしょうか。私が辞書選びで大事にしているポイントは、子ども自身がワクワクするかどうかです。子どもと一緒に書店に行き、実際に手に取り、においを感じ、ビジュアル的にも「好き!」と思える辞書を選ぶとよいかもしれません。辞書のような分厚い書物は、買ってもらったときに高揚するはずです。自分がほしいものを選んだ気持ちがあれば、辞書と友達になりやすいと思います。2歳から小学校低学年まで!買ってよかった子ども向け辞書実際に買ってよかった辞書を年齢別に紹介します。【2歳〜6歳】「こどもことば絵じてん」金田一春彦(監修)出版社:三省堂初めてのの辞書としておすすめなのが、絵じてんです。イラストがメインなので、幼児期でも楽しんで見ることができます。絵と言葉をリンクさせられるので、言語吸収期にもとても重宝しました。【2歳〜6歳】「こどもことばつかいかた絵じてん」金田一春彦(監修)出版社:三省堂「こどもことば絵じてん」と同じシリーズです。「ことば絵じてん」は名詞・動詞の単語が中心ですが、「ことばつかいかた絵じてん」はフレーズが載っています。形容詞や動詞、オノマトペなどを視覚的に理解できます。ひとつの動詞でもさまざまな使い方があることもわかりやすく解説されています。【4歳〜】「ドラえもんはじめての国語辞典」小学館国語辞典編集部出版社:小学館ドラえもん好きにはおすすめの辞書です。イラスト情報が多いので、辞書の難しいイメージが薄まっています。あらゆるところにドラえもんがいるのも楽しめるポイントです。ほかにも、漢字や英語、英会話辞典があります。英語辞典はタッチペン付きのものも発売されていて、きれいな発音で耳からもインプットできるのが魅力。ちなみにわが家は全シリーズ揃えました。【5歳〜】「辞書びき絵本 日本地図」陰山 英男(監修)出版社:ひかりのくにこちらは、あいうえお順に情報が並んでいて辞書びきを習得できる絵本です。日本地図、世界地図、ことわざ、化学などのシリーズがあります。「辞書びきえほん」の名の通りイラストも多く、読み物としても面白いです。調べたいこと以外の情報も取り入れやすくなっています。語彙力が人間を豊かにする!早くから辞書を楽しもう辞書は言葉の宝庫!小さいうちから辞書に親しむことで、調べることへの苦手意識も少なくなりそうです。辞書のよいところはひとつの情報から派生して知識が広がること。目から勝手に言葉が入ってくるので、自然と語彙力が身につきます。最初は興味を持たなくても、用意しておくことをおすすめします。そこにあることでいつか手に取る機会が出てくるはずです。そして調べることをすすめてみてください。「辞書はなんでも教えてくれる」ということが分かればきっと楽しくなると思います。■おすすめの辞書・・・・<文・写真:ライター秋音ゆう>
2020年10月29日夏休みが終わり、年長の子どもたちは園生活が残り半年余りになりましたね。ここからは、小学校に入学してから困ることがないよう準備を進める大切な時期。今回は、元幼稚園教諭として、また小学生の息子がいるママとして「これだけは準備しておきたい」と思う3つのことをお伝えします。自分の名前が読める・書けるひらがなの読み書きはできますか?入学準備として、ひらがな練習に取り組んでいる家庭は多いと思います。「まだ書けない」という場合は、練習は子ども自身が「楽しい」と思える方法で、文字に親しむことから始めてみましょう。友達や先生など身近な人に手紙を書いたり、短い絵本を自分で読んだり。また1日5分~10分の子どもの飽きない程度、決まった時間に文字のワークに取り組むのもよいですね。しかし、幼稚園児は文字の左右が逆になってしまったり、書き順がめちゃくちゃだったりしがち。それを親が指摘しすぎると、「勉強がつまらない」と思ってしまうことも。ひらがな・カタカナは1年生になって一文字ずつ書き順の勉強をします。そのため入学前には完璧でなくてもOK。文字に親しむことを大切にするのがいいと思います。できていることを褒めて、子ども自身が書くことを楽しめるようにしてあげましょう。自分の名前だけは練習しておきたいひらがなすべてをマスターする必要はありませんが、自分の名前だけは読み書きができるようにしておくほうがいいと思います。下駄箱やロッカー、持ち物など、自分の名前が読めないとわからなくなってしまうことも。また、自分の名前を書く機会も多いので、苗字と名前の両方を、誰が見ても読めるように練習しておいた方がよいでしょう。小さな枠内に書く練習もしておくと安心です。着替えがスムーズに一人でできるように、たたんでしまう練習着替えは素早くできていますか?もし苦手な場合は、これからの半年間で練習しておくとよいですね。衣類によってはピタっとしていて脱ぎにくいものもあるので、そんな時は「先に手を抜いてから頭を抜く」などのコツを確認するだけでもスピードアップします。どうしても時間がかかる子には、入学までに着替えやすいゆったりした衣類を揃えてあげるのもいいと思います。また、小学校では脱いだ服が裏返しになっているのを表に返してから、たたんでお着がえ袋にしまうことも必要です。グチャグチャのままにしておくと、袋への出し入れや着る時に手こずり、着替えが遅くなってしまいます。着替えが遅くなり焦るために、体育のある日は学校がユーウツという話を聞くこともあるので、入学後困らないよう、普段から朝脱いだパジャマをたたむ練習をして習慣化しておくとよいですよ。ママに頼らず、明日の用意を自分でする翌日の園の用意は、自分でしていますか?ママがすべてやっている場合は、少しずつ1人でできるようにしていきましょう。幼稚園では園で必要な持ち物を事前に手紙で親に伝えていますが、小学校では必ずしもそうでないことも。前日の連絡帳に書いてあっても、読んだ親は「何に使うの?具体的にどんなもの?」と疑問だらけに。子ども自身が理解していないと困る場面があるのです。そのため、「ママが用意してくれるから大丈夫」と思っている子は要注意!今から対応が必要です。幼稚園でも先生は子どもたちに、次の日の持ち物や予定をお話しています。ママは持ち物を知っていても、「明日の準備は大丈夫?」と聞いて、子どもから必要な持ち物を言ってくるのを待つようにしましょう。園で先生の話を聞いていないと「わからない」ことも。そのような場合は、忘れ物をして自分が困る、という体験をするのもいいと思います。その際、先生に「自分で持ち物を準備できるように練習している」ということを話しておくと、園でも「忘れ物をしないようにするにはどうしたらいいかな?」と改めて話をしてくれるなど、協力してくれるはずです。入学までに自分から「今度〇〇を使うから、用意しておいてね!」と言えるようになると◎。小学校が楽しみなる声かけを!脅しはNG小学校では初めてすることがたくさんだからこそ、「苦手」「困った」をなくして、楽しくスタートできるように準備しておきたいですね。上記3つのことはぜひ身につけてほしいのですが、できていないときに、「そんなんじゃ小学生になれないよ!」と脅すのはNGです。「さすがもうすぐ小学生!」「かっこいい!」と誉めながら、親子でワクワク気分を共有して、入学準備を進めてほしいと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2020年08月29日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!自粛で少し出足は遅れましたが、ムスメももう幼稚園では最年長。家でも、次女オコメができないことを手伝ってくれたり、時にはいたずらをいさめてくれたり。自分だけでできることもどんどん増え、言葉も達者になってきて、すっかりお姉さんになってきました。もう、ほとんど「話が通じない!」ということはなく、危ないことをすることも減り、しっかりとした小学生になっていくんだろうな…と思っていたのですが。これは少し前の、暇な休日の昼下がりに起きたお話です。自粛中に覚えた「お部屋でかくれんぼ」。ろくに隠れるところのない家なので、今まで危険を感じたこともなく、夫も完全に油断していました。その窓は、今まではムスメには届かなかった窓。いつのまにか、足がかかるようになっていたのでした。「ベランダに出てはだめだよ」とか、「キッチンで遊んだらだめだよ」など、事故が起きないように気を付けていても、子どもって本当に想像できないことをやってのけます。何が危険か、何をしたら危ないのか。大人なら当たり前にわかっていることでも、子どもはまだまだ覚えている最中なんだなと改めて実感しました。もう年長さん、いや、まだまだ年長さん。来年から小学生になって、親から離れて過ごす時間も一気に増えます。(あぁ、不安!)全部先回りして危険を教えてあげられたらいいのに! …と、そんなわけにもいかないので、教えられることは教えつつ、防げる危険は防ぎつつ! 成長を見守っていきたいと思います。(とりあえず、網戸と2階以上の窓からの落下の危険性は伝えました。今は一時的に開かずの窓になっています。※夫トラウマのため)それにしても今回は本当に肝が冷えました! まだまだ一瞬でも目が離せないこともある! 気を付けます。
2020年08月15日長男は生後1カ月のころから指しゃぶりをしていました。指をくわえて寝ている姿はとてもかわいかったのですが、乳歯が生え、離乳食を完了しても指しゃぶりをやめる気配がなく、幼稚園に入ってもそのまま……。そんな息子が突然、指しゃぶりをやめられた体験談をお話しします。 指しゃぶりをやめさせられなかった理由息子が指しゃぶりを始めたとき、かわいいなぁと思う反面、困ったなとも思いました。なぜなら、私自身が指しゃぶりを小学生になってもやめられず、それだけが原因ではないと思うのですが、前歯がかなり出っ歯になってしまい、友だちにからかわれるのが嫌で歯列矯正をした経験があったからです。 周囲のママさんたちに相談すると、息子の他に指しゃぶりをしている子はおらず……。それでも赤ちゃんのうちに指しゃぶりをやめさせなかったのは、私の母乳の出が悪く、母乳をあげられなかったことで引け目を感じていたからでした。息子がおっぱいの代わりに指で安心感を得られるなら……と見守ることに。 年長になって息子に訪れたピンチ!そんな状態で数年が経過し、息子は幼稚園の年長でも指しゃぶりをやめられずにいました。そろそろまずいのでは……と思ったきっかけは、幼稚園のお泊まり会です。 寝るときは必ず指をしゃぶらないと眠れない息子。本人も恥ずかしいとは思っていたようで「どうしよう……」と悩んでいました。 息子の運命の日! ぱったりと止めました!お泊まり会は、多くの子どもが初めて親元を離れる行事です。ほとんどのお母さんが「大丈夫かしら」と心配していて、この日も数人のお友達と公園で遊ばせながら、ママたちはお泊まり会のことを話していました。 しかし、おやつの時間になり、みんなで手を洗ったときのこと……。「息子くん、その指どうしたの? 」と1人のママさんが息子に声を掛かけました。とても美人で気さくなママさんで、面食いな息子のお気に入りでもあります。息子が指しゃぶりを気にしていることを知っていたママさんからは、あとでこっそりと謝罪をされましたが、本人もやめたがっていた癖だったので、むしろありがとうと伝えました。私といくら話してもやめられなかったのに、美人ママさんに言われてぱったりと止められるとは……。息子らしいなと感じた体験でした。 監修/助産師REIKO 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年06月27日こんにちは、エェコです。学校や園がお休みになって、自宅で子どもと一緒に過ごしている親御さんも多いかと思います。わが家も同じで、毎日騒がしい日々を送っています。※この記事は4月時点の体験をもとに執筆しています。しかし…少し思うところが。■娘にとって幼稚園で過ごす最後の1年年長さんになってから1日も通えてない娘。園から今後のお手紙をもらっているのですが、やはり中止の行事が多々…。最後だからいろいろ体験させてあげたいと思っていましたが…このままだとすべての予定が中止になりそうな予感です。おとまり保育や卒業遠足。兄も同じ幼稚園に通っていたころに経験して、とっても楽しんだ行事だったんだよね~!■家で遊べる工夫で乗り切りたい…!しかし! 今は国…いや全世界で大変なとき!親だけじゃなく外に行けない子どもたちも耐えてるはずです。そしてみんなが耐えてるときです。だからいまは自宅でできる工夫をして遊んだりして「おうち時間」を充実させようと思います。いつか「あのときは大変だったね」と苦笑いしながらも振り返る日がくるまで、頑張りましょう!
2020年05月17日先月にあった、イチコの幼稚園の最後の発表会。園長先生の最後の言葉がとても印象的でした。■年少から年長への成長とは。園長先生の感動の話じ…じーん…!入園して、ひとりで遊んだり友だちと揉めたり。みんなで遊んだり友だちと相談したり…。いろんな経験をして、ここまで大きくなったんだなぁとあらためて感じました。そうやって子どものことを思って保育をしてくれている先生方にも感謝! かわいがってくれる気持ち、子どもたちにとって力になっているんだろなぁ…。そしてこの話、幼稚園だけに当てはまるものじゃないような気もします。■人との出会いはすべて人生の糧になる普段の生活で、私が子どもを思ってしてること、しつけや遊びや声かけや家事…そこに詰まった愛情も、子どもたちの力になっているのかもしれない。さらに、これは子どもに限った話じゃないんですよね。きっと大人の私にも、周りの人から今までもらった愛情や思いやりが詰まってるんだなぁと思います。幼稚園の頃の先生や、小さい頃に出会った人って忘れちゃってるけど、その人の思いやその人との経験は糧になってるんだろうなぁ…。そうやって今の自分があるんだろなぁ…。イチコはもうすぐ卒園。きっと数年後には幼稚園の先生のことを忘れちゃうんだろなぁと思います。それでも、先生の愛情や先生とした経験はイチコを作る土台のひとつ。卒園しても、大人になっても、先生からいただいた愛情や経験をパワーにして、人生を楽しんでほしいです!二太郎君の一時保育の思い出もご覧ください!>> 「初めは泣いて通った一時保育…小さいと思ってたけど大きく成長した姿に感動」 \モチコさんの「育児ノイローゼ」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月26日こんにちは! 2児の母、グラハム子です。うちの子たちは現在、年長さんと年少さん。毎朝、起きてから家を出るまでバッタバタです。■時計が読めない子どもに、時間を伝えるには?2人ともまだ時計が読めないので、時間を伝えたいときは「長い針が●●になったら」という伝え方をしていました。数字が読める上の子は、これでなんとなくわかるようですが…。問題は下の子。まだ数字もちゃんと理解していません。なので当然これが毎朝の光景でした(笑)。この状況を打破する良い方法はないか、考えてみました。課題は「今、何をする時間なのか?」を子どもたちに伝えることです。そして思いついたのがコレです!■子どもにもわかりやすいイラスト時計なにかをする時間になったら、時計の針部分を動かして、用意した文字の説明とイラストを貼りかえます。これで子どもに「なにをする時間なのか」を視覚的に意識してもらえるようにしました。制作時間は約30分でした。材料は画用紙、ペン、はさみ。それから、つまようじ1/5本(時計の針の中心部分)、マスキングテープ。そして、家にある実際の時計のすぐ近くにこれを貼りました。ちなみに裏はこうなっています。マスキングテープ部分にマステを丸くして貼り、つけたり剥がしたりできる仕組みです。マステの粘着力が弱くなったら、丸くしたマステを付け替えればオッケー。うちではだいたい2週間くらい持ちます。上の子はひらがなが読めるので文字だけでも大丈夫なのですが、まだひらがなの読めない下の子用にイラストも用意しました。もしイラストが苦手な方は、ネットで「子ども 歯磨き イラスト」などと検索するとたくさんでてくるので、それを印刷しても良いと思います。これを導入したところ…以前より時間を意識して朝の身支度をしてくれるようになりました。また、朝の身支度以外にも「長い針が6になったら公園に行くよ」「長い針が9になったら寝る時間だよ」など、なにかと使えて便利です。小学生になったら本格的に時計の勉強が始まります。それまでに、まだ読めはしなくても、時計や時間への興味を持ってくれたら良いな〜と思います。
2019年08月09日年長のお子さまをもつママは、年が明ければ卒園式までカウントダウン。そして、その先には小学校入学が控えています。園から小学校に上がると生活に大きな変化がありますが、それに加えて2020年に施行される新学習指導要領で、大きくシフトチェンジがあるのが気になるところです。「一体何がどう変わるの?」「普通に勉強をしているだけではだめなの!?」などと不安を抱くママも多いのではないでしょうか。そこで、教育市場動向や入試傾向にも詳しい、Z会 幼小事業部『みらい思考力ワーク』開発責任者の田中多恵子さんに、2020年に向けてどのように備えればいいのか、お話を伺いました。◆Z会 幼小事業部 みらい思考力ワーク開発責任者田中多恵子(たなか・たえこ)さん1986年入社。長きにわたり、Z会小学生コース 国語の教材開発を担当。<Z会小学生向けコース>コースやレベル、教科の選択など柔軟なシステムで、お子さまの未来を拓く教材を提供。1・2年生向けには、親子での学びをとおして知性と感性を育む「小学生コース」がある。新一年生のママたちへ、2020年に向けて専門家からアドバイス!Q.2020年度には何が変わるのでしょうか?田中さん: 2020年度から小学校では「新学習指導要領」が施行されます。この年度には大学入試制度も大きく変わり「大学入試センター試験」が廃止されますので、日本の教育界全体で大きな変化があると言えます。大学入試では、単なる知識力だけではなく、その知識を使いこなす力、自分で問題を発見して答えや新しい価値を生み出す力が問われるようになります。その流れで小学校でも広い視野をもち、知識を活用できる力を身につけることが求められます。Q. 具体的には、各教科の学習内容も変わりますか?田中さん:小学校の学習でもっとも変化があるのが、英語(外国語活動)です。3年生から対話中心の英語(外国語活動)の授業が必修化され、5年生からは成績がつき、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の育成がこれまで以上に重視されます。この対話を重視した活動は英語に限らず、すべての教科で重視されるようになります。さらに、知識を身につけることが中心だった従来の学習から、知識を活用していく力が求められるようになります。Z会ではその変化に対応し、小学生コース1・2年の国語では、通信教育ではめずらしい「はなす」というカリキュラムを設けています。対話によって、コミュニケーション能力を高め、表現力を豊かにするための取り組みです。また、理科・社会へつながるZ会オリジナル教科「経験学習」では、経験するための材料を揃えるところからはじまり、工夫したり考えたりしながら体験。実際に五感を使って感じるなかで、身近な事象に対する興味・関心を広げ、意欲的に学ぶ姿勢を身につけます。一生使える「考える力」を養うための “6つの力” とはQ. 「考える力」は、どのように勉強したら身につきますか?田中さん:これからの社会で求められているのは、何かを教わるだけではなく、自分で考え、他者を動かし、一緒に行動することができる力です。単に問題を早く多く解くというのではなく、わかるまで考える、どうしてこの答えになるのか納得する、ということが大切になります。Z会では2019年4月に『みらい思考力ワーク』が開講します。この講座では子どもたちの「考える力」を伸ばすために、まずは6つの力を身につけます。1)論理的判断力2)情報整理力3)試行錯誤力4)連想力5)注意力6)推理力教科の枠を超え、教科の知識や日常生活で習得した知識を組み合わせて解く問題で「知識の活用の仕方」を学べます。あれこれ試行錯誤したり、ひらめいたり。将来の受験でも社会生活でも役立つ、粘り強く考えぬく力を養います。 考える力を育む『みらい思考力ワーク』の問題例をみる 「年長の冬」から、徐々に勉強へ移行しようQ. 小学校のスタートで “つまずかない” ための準備とは?田中さん:小学校入学の時期は、通う場所も友だちも変わるため、お子さまにとっては大人が考える以上に大きな変化を経験します。入学前は、まずは「1年生になることが楽しみ」と思えるように準備をしてあげてください。ひらがなや数字などは入学後も取り組む時間はとれるので、あせらずおおらかな気持ちで接してあげてください。逆に、勉強が進んでいるお子さまの場合、すでに知っていることだと学校の授業がつまらなくなってしまう場合もあります。そして、気がついたら授業が先に進んでいた…ということがないように注意が必要です。Z会の幼児コースでは、小学校入学にそなえて徐々に国語や算数の教科的な取り組みを行っていきます。これまでとは違う「勉強する」という雰囲気に慣れておけます。正解しなければいけないものではないので、親子で楽しみながら取り組んでいただくことで、入学後の学習がスムーズになります。 Q. 子どもの勉強はどうやってサポートしたらよい?田中さん:保護者も仕事や家事で忙しい時代。勉強中ずっとそばに付きそう必要はありません。Z会を受講されているご家庭では、朝の時間帯を活用したり、家事をしながらお子さまを見守っていたりするご家庭も多いです。忙しいときは、お子さまが取り組んだものを後で○をつけてあげるだけでもよいでしょう。大切なのは認めてあげること。出来不出来に関わらず、がんばりをほめてあげましょう。Z会の幼児コース、小学1・2年コースでは、親子で学ぶことを大切にしていますが、教えることが負担にならないよう、「サポートブック(保護者用指導書)」を用意しています。大人にとって教えるのが難しい問題でも、ほめながら正答へ導く方法を掲載しているので、お子さまのやる気をそがずに楽しく教えられます。お子さまのがんばりを目に見える形で表すシールやスタンプも用意していますので、継続の原動力になります。 小学生コース1年生の「おためし教材」(無料)はこちらから 年長さん親子がZ会の「おためし教材」を体験!そんなZ会の『みらい思考力ワーク』のおためし教材を、来春、新1年生になる「まちちゃん」親子に体験してもらいました。早生まれのまちちゃん。お母さんは「何でもゆっくりで心配」と話しますが、教材を開くと、楽しそうにさっそく「まちがいさがし」の問題から取り組み始めます。遊びの延長で取り組めそうな問題ですが、実は思考力の中の6つの力のひとつ、「注意力」を育てる問題です。日常生活での知識をもとにおかしいところを探します。「ここがヘン!」まちちゃんの楽しそうな声が響きます。右ページの「影」の問題は、光と影の理科的な知識がなくても解けるのでしょうか? 「むずかしいから、おうちのひとといっしょにさがそう」と書いてあるので、まちちゃんもお母さんと一緒に取り組みます。「注意力」は全体や部分を比べて発見する力なので、影の法則を知らなくても、注意深く見比べることで、違いを発見できそうです。字を覚えたてのまちちゃんが次に挑戦したのが「文字の入れ替え」問題。ひらがなを入れ替えて、違う生き物の名前を作る問題です。4文字の「くろしま」は「しろくまだ!」とすんなり思いついたまちちゃんですが、5文字、6文字となるとちょっと苦戦。お母さんも「ただ答えを教えるのではなく、どうやったら考える力を伸ばせるかな」と少し迷います。そこで付属の「サポートリーフレット(保護者用指導書)」を参考にしていただきました。ママもサポート!「教え方アドバイス」も充実Z会の「サポートリーフレット(保護者用指導書)」には、正解だけでなく、その時期の子どもがつまずきやすいのはどこか、どのようにアドバイスをしてあげるとよいのか、「間違えたときの接し方」が載っています。「理由を確認して、お子さまの考えを認めてあげてください」というアドバイスに、“間違えたときこそ学びの大きなチャンスがある” ことに気づかされます。「ほめ方や子どものひらめきを応援する声かけ例が載っているのはとても心強いですね」とまちちゃんママ。まちちゃんが体験した「文字の入れ替え」問題で問われているのは「試行錯誤力」で、解決にはいくつかのアプローチがあるそう。まちちゃんママも「『て』のつく言葉を考えてみる?」と、「て」がつく5文字の生き物の名前を考えてみることを提案します。まちちゃんのご家庭では、すでに兄妹とも塾通いや通信教育を経験しているそうですが、「どんどん解いてあっという間に終わってしまうような教材よりも、ちょっと難しいけれどきちんと考えるようにできていて、やりごたえがある」と、考える力を伸ばすZ会のおためし教材にも納得の様子。早生まれのまちちゃんも、お母さんの心配をよそに粘り強く問題に取り組み、「楽しかった」と笑顔を見せてくれました。小1・小2コースが大幅リニューアル!「プログラミング学習」もスタートそれぞれの「おためし教材」を見たまちちゃんのお母さんは、「思考力が鍛えられて力がつきそう。以前から子どもには『書く力』をつけてもらいたいと考えていました。添削問題もあるし、教材も書くものが多く、これなら『書く力』も養えそうですね」とも話します。2020年度の新学習指導要領の施行に対応し、Z会では教材を大幅にリニューアル。子どもたちの主体的な取り組みを促す国語・算数・経験学習の教材に加えて、家庭にある機器で手軽に取り組めるプログラミング学習も追加料金なしで学ぶことができます。「プログラミング学習 Z-pro」は年4回配信。2019年度の小学生コース1・2年生を受講した方には、標準サービスとしてついています。プログラミング学習では「論理的思考力」「問題解決力」「創造力」の3つの力が鍛えられ、「プログラミング的思考」を伸ばす土台が作られていきます。「プログラミングってどんなことを学べばいいのかわからなかったからよかった」と、まちちゃんママも安心した様子でした。変化の速い現代社会。子どもにどんな力をつけさせたらいいのか、と不安なママが多いのではないでしょうか。親としては、学校の成績や受験だけでなく、一生役立つ「考える力」を伸ばしてあげたいですね。ずっと使える「考える力」を身につけよう!【新1年生の学習スタートに、Z会がピッタリの6つの理由】 1) 将来の可能性を広げる“考える力”が身につく『みらい思考力ワーク』※『みらい思考力ワーク』なしのご受講も可能です※『みらい思考力ワーク』に提出課題はありません2) 「保護者用指導書」で、保護者も効果的な学習支援ができる3) 1日10~15分で、無理なく学習習慣が身につく4) 毎回同じ担任の先生から、一人ひとりに合ったアドバイスがもらえる5) プログラミング学習も追加料金なし6) 努力賞プレゼントで、モチベーションもアップ Z会小学生コースについて 詳しくはこちら PR: Z会 取材・執筆・撮影:まちとこ出版社
2018年12月20日この春子どもが年長になり、先日懇談会に行ってきました。すると先生から「年長さんになったら、無理のない程度で構いませんので、園に持ってくる持ち物をお子さんと一緒に準備する習慣を付けてくださいね」というお話しが。先生いわく「年長さんでは、小学校に向けて自分のことは自分でできるように徐々に慣らしておく必要があります」とのこと。我が家では今まで準備は親がやっていましたが、「自分のことは自分でやる子になってほしい!」と思うようになりました。そこで、小学2年生になるお子さんのママでもある、整理収納アドバイザーの渡邊友美さんに“園児が自分で身支度できる収納方法”を教えてもらいました。収納場所の鉄則は“子どもが見えるところ”我が家では扉付き収納の中に園用品を片付けていますが、園用品の置き場所はどこがいいのでしょうか。「子どもにとって扉を開け閉めすることだけでもハードルが上がってしまいます。出し入れしやすいオープンラックを、子どもの目に付きやすい場所に置くといいですよ」早速、子どもがいつも目にするダイニングの一角に園の準備コーナーを設けました。「通園バッグ、ティッシュ、ハンカチ、ネーム、園用品はまとめて置く。間取りにもよりますが、衣類タンスも隣に置くと一カ所で身支度が完了します。ティッシュやハンカチなどの小物は、バラバラにならないように小さなケースにまとめるのがおすすめ」我が家では、収納ケースの中に小さいケースを入れて仕切りの代わりにしました。これならごちゃごちゃにならず、子どもも取り出しやすそうです。バッグは引っ掛ける派?置く派?子どもと相談しながら以前、我が家で通園バッグを置いて収納しようとしたら、子どもに「バッグは引っ掛けておきたいの!」と言われた経験があります。「バッグの収納方法は、子どもが慣れている方を採用するといいかもしれません。通っている園ではどうしているか見てみる。そして“どっちがやりやすい?”と子どもと相談しながら決めるのもいいですね」壁に付けるフックは、針が細くて跡が目立たないものが賃貸住宅でも使えて便利。置いて収納する場合はカゴを用意して、片付ける場所を決めてあげると分かりやすそうです。やることも“見える化”すると効果あり「ハンカチ持った?」「トイレ行った?」と、忙しい朝に子どもの行動を把握するのは大変。収納の見直しをきに“やることリスト”を作り、やることの見える化にも挑戦してみました。やることリストの作り方(1)やることをリストアップする(2)順番に紙に書く(3)ホワイトボードに貼る終わったものにはマグネットで目印を付け、全て終わったらご褒美シールを貼れるようにしました。子どもはリストを見て、次にやることが分かるし、親は子どもがどこまでやったのか一目で分かるのでおすすめです。最初は自分から進んでやっていましたが、2週間もするとだんだん飽きてしまいました。そんなときは、「どこまで終わったのかな?」「次は何するのかな?」と声がけが必要。やることリストがあるから自分で全てやってくれるとは思わず、ひとりで準備ができるようになるまでのお助けアイテムとして活用してみてくださいね。プリントは必要な場所に必要なものを最後に、学校や園からもらってくるプリントの収納法を教えてもらいました。・目を通して不要なものはすぐに処分する・行事予定は、カレンダーの横に貼ったクリアファイルに入れて家族みんなで情報共有する・パパにも読んでほしいものはトイレに貼る・給食たよりは食器棚の扉の裏に貼る・提出物はその日のうちに記入・処理する(提出が先になりそうなものは行事類のファイルへ)・長期保管するプリントはクリアファイルにまとめて別に保管次々増えていくプリントは、中身の情報がいつ必要なものなのか見極めることが大事です。処分するもの長期保管するもの、週ごと月ごとに差し替えるものに分けておけば必要なときにすぐに活用できますよ。園グッズの見える化をしてみて、少しずつ自分で準備することを覚え始めました。渡邊さんによると「子どもがひとりで片付けできるようになるのは10歳くらいからと言われています。登園準備も片付けも親子で一緒に行い、少しずつ習慣づけましょう」とのこと。できないからといってイライラせず、長い目で見てあげることが大事ですね。<文・写真:フリーランス記者三浦麻耶><取材協力山形のママ整理収納アドバイザー渡邊友美ブログ:
2018年05月18日3姉妹のわが家、当たり前ですがリーダーは小学5年生の長女。頼りになる長女のうしろを常について歩く次女(小3)と三女(年長)。そこで今年の夏は8歳の次女をリーダーにすべく、あえて長女抜きで次女と三女の2人旅を計画することにしました。家から羽田空港まで2人で行ける?6月のある日、母:「夏休みは山口のじいじとばあばの所に2人で遊びに行っておいでー」次女、三女:「やったー!行く行く!」母:「飛行機なんだけど、○○ちゃん(次女)は1年生のときにジュニアパイロット(航空会社の子ども1人旅のサポートサービス)は使ったから、今年はそれを使わないで、家から羽田空港まで自分達で行って自分でチェックインして飛行機に乗り、山口まで行くのはどうかな?」次女:「2人で空港に行くの?」(しばし沈黙…)三女:「行く行くーーー!」(相変わらずお気楽です…笑)母:「ま、考えといて~」とアイデアだけ聞かせておきました。また別の日に、「夏休みの2人旅どうする?行けそう?」と聞いてみると、乗り換えの練習をしたらできそうだと次女。「よし!それなら夏休みに入ったら一緒に練習をしよう~!!きっと大丈夫!」こうして次女と三女の2人旅が決定しました。下見1回、練習1回の事前準備まずは夏休みに入ってすぐ、羽田空港までのルート確認のため、私も2人と一緒に羽田空港まで行ってみることに。子どもの足で歩いた場合の電車の乗り換えとトータル所要時間、目印やポイントなどもチェック。初回なので、ちょっとした遠足気分です。家に帰り、“旅の手帳”を作成。乗り換え場所などの予定とポイントを書き込み、写真も貼りました。これで準備OK。次は出発日近くに“予行演習”です。私は少しはなれてうしろからついていく形で、実際に家から羽田空港のターミナル、チェックインカウンターまで2人で行きます。自宅から地下鉄→JR→モノレールに乗り換えて羽田空港、所要時間は1時間半弱。リーダーの次女、ルートを覚えていて、手帳も見ずにすたすたと進んでいきます。途中、三女がトイレ~!(2回も!トイレはノーマークだった…)しかし無事にトイレに連れて行き、羽田空港のチェックインカウンターまで到着しました。「よし、これなら行けそう」。次女に自由人の三女を任せるのは重荷かもしれない、またこのコースは2人にとって少しハードルが高めの設定かもしれないと心配していた私、しかしここまでやらせてようやく親の私も送り出す勇気を持つことができました。いよいよ「冒険=旅」当日!前日の夜、いつもより早く布団に入った2人。ワクワクドキドキしているのでしょう、なかなか寝る気配がありません。翌朝はいつも寝坊の三女が誰よりも早く起床、その後、次女が起き、こそこそ話をしています。「緊張するね…」、「心臓が口からとび出そうだね…」。布団で寝ている私の両脇に2人が入ってきました。「だいじょうぶ、だいじょうぶ。やれるよ、やれる」と、2人を抱きしめました。さぁいよいよ本番です!先ほどの弱気な娘たちはあっという間に支度を終え、「行ってきまーーす!」、意気揚々と出発です!その時ケータイが鳴り、母の痛恨のミスが発覚「行ってらっしゃーい」と見送りましたが、家にいる私も落ちつかない。飛行機が離陸までは、やはりこちらもソワソワです。そろそろ空港に到着してチェックインしている頃かしら、と2人の行動を想像していたとき、私の携帯電話が鳴りました。今回利用した航空会社ANAからです。「お子さま2人がチェックインされていますが、お子さま1人旅には保護者のサインが必要なので、サインにいらしてください」あれ?サイン?今回はジュニアパイロットを利用していないんだけど…と思いながらもサインがないと乗れないというので、急いで空港に向かいました。電話口の女性に「サインをしたら子どもたちに会わずに帰りたいんですけど」と伝えると、何をおっしゃっているのでしょう?というような雰囲気で「お子さま1人旅は、搭乗口まで保護者の見送りが必須なのです」。えーーー見送りをしなきゃいけないの??せっかくの2人旅の計画がぁ~~~(涙)出発30分前に母は空港に到着し、サインをしました。納得がいかず詳しく聞いてみると、8歳の次女だけなら1人で搭乗が可能、しかし6~7歳はジュニアパイロット(保護者の署名、見送り、到着地での引き取り人必須)を利用しないと搭乗ができないとのこと。2人のうち、6歳の三女に私のサインと見送りが必要だったわけです。ガーーン、空港までの行程に注力しすぎて見えていなかった。母、大失敗。これまでの練習と準備にかけた労力はなんだったのか、と落胆しました。今回の冒険のまとめなにはともあれ、私のサインと見送りで無事に飛行機に搭乗できた2人。その晩は広島の叔母宅に宿泊して、翌日高速バスに乗って祖父母の待つ山口に到着。海に行ったり、ブルーベリー狩りをしたり、夏休みを満喫したようです。後日2人に感想を聞いてみました。「2人で行けたのに、お母さんが見送りに来たからちょっと残念だった。全部自分たちで行きたかったー!」と、とても悔しそうな次女。三女は「全然こわくなかったよ。空港でお母さんを待っているときに、入ったことのない部屋に入れておもしろかった。お姉さんやおじさんがラジオ体操していたよ」と、またまたお気楽な感想を聞かせてくれました(笑)もし練習の時点で知っていたら、2人で空港まで行かせる挑戦をさせていなかっただろう、また2人の結束力がここまで強くなることはなかっただろう。「心臓が口からとび出そう(笑)」なくらい緊張するという気持ちにもならなかっただろう。いつも2番目の次女が、リーダーとして三女を引っ張っていけた、きちんとチェックインまでいけたから◎。母の痛恨のミスがあったけれど、2人の経験としては成功、結果オーライにしておこう(笑)<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年09月04日来年はいよいよ1年生。年長のお子さまがいらっしゃるご家庭は、そろそろ「ランドセル」の購入について考えているのではないでしょうか。子どもにとっても、親にとっても一生に一度のランドセル。既製品から選ぶのもいいけれど、お子さまの好みやママ・パパの想いを織り込みながら、親子一緒に考えられるオーダーメイドサービスも気になるところ。そこで編集部では、ランドセルのオーダーメイドサービスについて調査。どんなランドセルができあがるのか、実際に体験してもらいました!さっそくイージーオーダーランドセルを作ってみよう!今回、世界にひとつだけのランドセルづくりに取り組んでくれたのは、井ノ上さん親子。井ノ上さんは九州出身、現在は横浜暮らしの3人家族。娘さん(5歳)は、今年になってサッカーを始めたとか! そんな、元気いっぱいの娘さんのために、愛情いっぱいのオリジナルランドセルが作れる「ふわりぃイージーオーダーランドセル」に挑戦です。まずは親子一緒に、ご自宅のパソコンで 「ふわりぃイージーオーダーランドセル」サイト にアクセス。イージーオーダーには、7つの項目が用意されています。最初に、「エンブレムモチーフ」か「ハートモチーフ」の選択。ハートデザインが大好きな娘さんは、「ハートの模様はあればあるほどうれしい!」と、迷わず「ハートモチーフ」をチョイス! 次は最も印象を決める「本体カラー」と「へりカラー」選び。井ノ上さんは大人っぽさもある「キャメル」を勧めますが、娘さんは「スミレ色」と「パステルピンク」の組み合わせを断固希望。「子どもが好きなものを買ってあげたほうが、大切に使ってくれるだろうから(笑)」とママが折れて、娘さんの希望色に決定します。「ステッチカラー」は、パステルカラーの統一感を出すために「ピンク」。「背中カラー」の部分は爽やかにフィットする「イエロー」を。次は、ランドセルの内装デザイン。6種類の選択肢があり、迷う二人。最終的には可愛さ重視で、ピンク色の「リボン」をチョイスしました!続いては、ランドセルの一番目立つ部分で光る“鋲”のデザインです。「他のハート部分を引き立てるためにも、ここはシンプルでいいんじゃない?」など、旦那さんからの意見も盛り込みながら、安全に配慮したライト反射機能もある「丸反射鋲」を選びました。最後に「メタルプレート」の名前表記を決め、全7過程が終了! シュミレーションしながら、家族みんなの意見を反映させて、トータル20分ほどで終了しました。ここからママ・パパが登場!! 注文したランドセルをママ・パパが作れる、手作りイベントに参加!通常注文では、オーダーしたあと商品が届くのを待つのみですが、今回は「ふわりぃランドセルの限定企画「手作りイベント」 →詳細はこちら 」で、注文したランドセルを実際に工場で両親が作れるキャンペーンを体験させてもらいました!お邪魔したのは、ランドセルでは歴史のある株式会社協和の千葉工場。日本に数台しかない最新鋭の機械を備え、総勢130人の職人さんが年間20万個、約100種類ものランドセル作りに取り組んでいるという、歴史ある工場です。どんな工程を担当できるのか、ワクワクしていた井ノ上さん。最初はランドセルのカバー部分の時間割などを入れるメッシュ地の「ネット」を取り付ける工程からスタートしました。丁寧に伸ばしながら、パーツを貼っていきます。続いては、肩ひも(バンド)作り。根元の部分に、カシメと呼ばれる専用の鋲を打ち込みます。付着したのりなどを丁寧に拭き取り、ビニールカバーを付けたら肩ひも部分の完成!その間に職人さんが「反射材」を縫い付けておいてくれたカバー部分を、井ノ上さんの手で大きなミシンにセット。専用のミシンが鮮やかな波模様を縫い上げていく様に、一同「おお!すごい!」と感嘆の声。それから熟練の職人さんの手で、ふち縫いも施されます。カバー部分が仕上がったら、次はマグネット錠が付いている先端部分を取り付けていきます。取っ手部分を穴に差し込み、鋲を打ってしっかり固定。「ふわりぃランドセル」のタグやカバンの内面となる生地部分も、井ノ上さん自身の手によって丁寧に貼り付けていきます。続いては、ランドセルの背中部分。肩ひもの付け根にある「背カン」という部分を作っていきます。井ノ上さんは「鋲を打つ」「ウレタンシールを貼る」といった作業を担当。鋲打ちは毎回、一発勝負。「緊張します!」と笑いながらも、眼差しは真剣です。「背裏を返す」「本体と背中を縫い合わせる」といった難しい工程は職人さんにお任せ。「ランドセルの形がどんどん出来上がっていくのを見ていると、本当に貴重な体験をしているんだなあと実感しますね!」と興味深く工程を見つめる井ノ上さん。最終仕上げ段階へ。「ランドセルについた、のりや細かな汚れを拭き取る」という作業を行います。職人さんの丁寧な指導を受けながら、専用のクリーナーを使い、15分近くかけて丁寧に磨き上げていきます。肩ひも部分を、専用器の機具を使ってランドセル本体にセット。カバーに時間割を入れ、ネームプレートを取り付け、ベテランの職人さんの厳しい目で検査を行います。最後は井ノ上さんの手でビニールや帯をつけて梱包し、ついに完成です!!思っていた以上に手作り感があり、ママも感動ひとしお!仮止めや鋲打ちなども自ら行い、ランドセルを磨き上げる工程なども体験できたことで、「思っていた以上に“ママが作った感”満載ですね」と感動ひとしおの井ノ上さん。「ランドセルに対して、自分がこんなに愛着が湧くとは思いませんでした(笑)」。完成したランドセルをそのまま持って帰れるのも、今回のキャンペーンの嬉しい点のひとつです。ランドセル作りを体験したママやパパの興奮をそのまま、お子さんに伝えることができそうですね。井ノ上さん曰く、最初に工場に入ってランドセルの材料を見た瞬間は、「こんなバラバラのところから完成させられるの…?」と内心、半信半疑だったとか。しかし実際に組み上げられていく工程を見るうちに、「こんなにもたくさんの人の手と工程を経て完成するんだな…」と、感動すら覚えたそうです。ついに手渡しの瞬間! お子様は大喜び、ママ・パパは大感動! オンラインでオーダーを終えた後、2日に一度は「ねえ、ランドセル来ないの?」と尋ねてくるほど、到着を心待ちにしていたという娘さん。井ノ上さんは「今の時期に渡してしまったら、保育園にまで背負っていきそうで怖いです(笑)」と心配しつつも、工場で作ってそのまま持ち帰ったランドセルを、その夜、サプライズで贈ったそうです。娘さんは、「嬉しい!可愛い!」と大興奮。「お母さんが作ってくれたの!? 大事に使う!」と小学生になる喜びを噛み締めていたそうです。井ノ上さん自身も「娘の喜ぶ顔を見ていたら、感動して涙が出てしまった」とのこと。「親子の思いが詰まった大切なランドセルになりました。娘にとって、自分でオーダーしたものを楽しみに待つという体験も良かったです。これから6年間ランドセルを使う中で、“自分が選んで、ママが作ってくれた”と思い返してくれる瞬間が来ることを楽しみにしています」と、感慨深げな様子でした。“世界にひとつだけのランドセル”で、かけがえのない思い出づくりを!「ふわりぃランドセル」は、60年の長い歴史を持つ協和ランドセルのなかでも、肩ひもの柔らかくふんわりとしたフィット感にこだわり抜き、軽さと可愛らしさで大人気のブランド。デザインはもちろん、お子様の「安心・安全・快適」にこだわり、細部まで様々なアイデアと工夫が凝らされています。幅広い価格帯のランドセルが登場している昨今ですが、協和は「6万円以上のものは作らない」という信念を貫き、多くの子どもたちに届けられるランドセル作りに真摯に取り組んでいる会社です。「物を大切に使って欲しい」という企業メッセージを伝えるため、6年間使い続けられるデザインと耐久性にもこだわっています。「ランドセル」は、オランダのリュック「ランセル」を由来としながらも、日本の小学生にしかない唯一無二の教育文化として、世界からも注目されています。小学校入学は、大きな節目を迎え、生まれてからのお子さんの成長を噛みしめる瞬間でもありますよね。皆さんもランドセルのオーダーメイド製作を通じて、親子の心に残る、楽しく有意義な思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。特別企画:愛情いっぱい、手づくりランドセルランドセルメーカー協和が始める、イージーオーダーランドセルをご注文いただいたお客様限定の特別企画。世界で本当に一つだけの、思いがいっぱい詰まった「手づくりランドセル」を職人と一緒に作ってみませんか。 ふわりいイージーオーダーランドセル¥51,840(税込価格) ◆詳細はこちら>> PR:株式会社 協和
2017年06月16日色とりどりのバリエーション、刺しゅうやラインストーン、革の種類…。進化し続ける今どきのランドセルは、もはや選択肢が無限大!そんな中から「うちの子にピッタリの1点」を決めるのはなかなか大変。私がふたりの子どものランドセル選びをした時の反省点、成功だった点をまとめてみました。展示会場やお店についたらやること!展示会場やお店についたら、まずは“見るだけ”でぐるっと一周。その後に気になったモデルだけを背負わせれば、子どもも疲れません。手当たり次第に背負わせてどんどん写真を撮って行くと、後日写真を見直した時に「これ、すごくいいと思うけど、どのモデルだったっけ?」と分からなくなってしまうことも…。私は画像一覧のしおり代わりに、まずメーカー・品番・モデル・色などが書かれたプレートを撮影し、その次に子どもが背負った写真、そのランドセルの細部(サイドや後ろの刺しゅう、内装、内ポケットのかたちなど)を撮影するよう心がけました。子どもと意見が分かれたときは?娘(現在小3)は「手触りが気持ちよくてピカピカだから」という理由でコードバンを希望。しかし私は通学時間の長さと娘の体格を考えて少しでも軽いクラリーノを希望。娘が使うものなので好きなものを選ばせてあげたいけれど、まだ年長さんの子どもにいろいろな条件や、6年後までを見据えて選ぶというのはムリだろうし…。悩んだ末、お店の人に「(こういう条件なのですが)自分のお子さんが同じ状況だったらどれを選びますか?」と質問しました。そこは本革がウリの工房系ランドセルメーカーでしたが、「父親としてはクラリーノです」と意見をもらったのが決定打に。また、娘はカラフルな音譜やハートの刺しゅう入りを希望しましたが、私は高学年になると子どもっぽいのでは、と思いました。そこで「入園前、あなたはサブバッグやお弁当箱をアンパンマンで揃えたいって言ってたよね?でも今は、アンパンマンなんて赤ちゃんぽいと思うんでしょう?それと同じで、今ステキと思うものが6年生になってもステキと思うかどうかは分からないよ?」と話し、登下校する小学生たち、特に高学年のお姉さんたちの服装や持っているものを一緒に見学してみました。「6年間使えるものを選びなさい」という抽象的な言い方では分からないことも、入園前と今では自分の好みが変わっていること、高学年のお姉さんの姿を見たことで納得できたようです。候補を絞ってから本格的な見学スタートクラリーノの種類が豊富なメーカー、本革をウリにしているメーカーがあるため、最初にクラリーノか本革かを決めるだけでもお店を絞り込めます。メーカーによっては革見本を作っていて、先着順で郵送してくれるところもあります。カタログを見て気になるランドセルがピックアップできたら、お店で実際にランドセルを手にしながら使いやすさをチェック!現在の娘のランドセルを見ていて、オススメしたいと感じる3大ポイントは「荷物を下げるナスカンが両側についていること」「内ポケットにパスケースを取り付けるリールがあること」「上部にハンドルと呼ばれる持ち手があること」。読者ママはこうした! ランドセル購入データ「園児とママのデータvol.14」(2016年12月)より6年間大切に使える親子ともどもお気に入りの運命のランドセルに出合えますように。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年05月13日こんにちは。子育て支援を専門にしている臨床心理士の今井千鶴子です。年度末のこの時期、年長のお子さんがいるママからの相談で多いのは、小学校入学に向けての悩みです。中でも、保育園や幼稚園では経験しない「毎日の宿題 」について不安を感じているママが多くいらっしゃいます。そこで今回は「宿題を自発的にしてくれる子」をテーマに、日常生活で年長のママが取り入れやすい方法をご紹介します。●ポイント(1)子ども自身が「宣言」する多くのご家庭において、子どもが宿題をするきっかけは、「宿題はやったの?」などというママからの言葉がけです。この言葉がけ自体は悪くはないのですが、「やらせるぞ」という感じが出てしまうと、「宿題=やらされるもの」という図式が子どもの頭の中に定着してしまいます。子どもが自発的に宿題へ取り組むためには、「今日は何時から勉強しようか?」などと聞き、子ども自身にスケジュールを決めてもらう ことがポイントです(「夕方5時からやるよ」など、子どもに宿題をする宣言をしてもらいます)。親があれこれ言ってやらされるよりも、子ども自身で決めたルールの方が守られやすいことに驚かれるママも多いです。●ポイント(2)がんばったサインは見逃さない!大人からすれば、宿題をやるのは当たり前かもしれませんが、子どもにとってはどうでしょうか?この宿題に対する親子間の思いのズレが、子どもの自発性を低める原因にもなりかねません。ここでは、お子さんが宿題をするのを当たり前だからと見逃さない ことがポイントです。お子さんが宿題に取り組むときや宿題を終えたときは、「がんばってるね!」「今日もがんばって集中してたね!」などとがんばりを認めましょう。この言葉がけこそが、子どもの自発性を定着させる最大の武器になります。また、よくやってしまいがちなのが、宿題をやっていないときにだけ注目(注意)して、宿題をやったときにはスルーしてしまうことです。これだとお子さんのやる気は続きにくく、ママをみると「叱られる」という残念な関係性ができあがってしまいます。この他に、普段の日常生活で取り入れやすいものとして、『プレマックの原理 』があります。プレマックの原理では、普段なかなか行わない行動(低頻度行動)の後に、よくしている行動(高頻度行動)をすると、低頻度行動が増えることが知られています。ですから、もし宿題をやる頻度が少ないのなら、「宿題が終わってから遊ぼうね」などと声をかけてみるのもいいですね。----------今回は、「子どもが自発的に宿題をする」をテーマに、ママが実践しやすい2つのポイントをご紹介しました。お子さんもママも楽しい小学校生活が送れますように心から祈っています!●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)
2017年02月07日