2024年3月に発足したベビーカレンダー公式インフルエンサー組織「ベビカレメイト」のママをお招きして、座談会を実施しました。ママが集まると話題になるのは、三者三様の出産エピソードトークです。ベビカレメイトのママが体験した出産体験談を聞いてみると、とてもとても後悔していることがあると言います。それは無痛分娩をするかしないか、という選択。通常分娩に挑んだそうですがーー。私は通常分娩で産む!通常分娩と無痛分娩、どちらがいいか尋ねられて、ベビカレメイトのママが選んだのは「通常分娩」でした。強い痛みがあるということはわかっていたけれど、挑んでやろうと意気込んでいたそうです。 産院のスタッフさんから「いつでも切り替えられるように、無痛分娩の承諾書にサインをしておけば?」と再三すすめられても断固拒否! 頑なにサインをしないまま、出産を迎えました。いざ出産!いざ陣痛が始まると、あまりの痛さに気絶寸前……。瞬時に通常分娩派から無痛分娩派に寝返って、「無痛分娩はしない」と決めていた自分の判断を深く深く後悔したそう。 陣痛の波がおさまったわずかな合間を見てナースコールを押し、無痛分娩への切り替えをお願いしたのでした。 しかしあれだけ拒んでいた無痛分娩に切り替えるとなると、ちょっとした気まずさも残ります。無痛分娩への切り替えは、小声でこそっと伝えたそうです。陣痛中、まさかの…これで無事無痛分娩に切り替え……というわけにはいきません。本来であれば事前に見ておくべきだった、無痛分娩についての説明動画を視聴する必要があります。 すでに陣痛が始まっているからといって、DVDをスキップはできず、陣痛に耐えながら見たのだそうです。 産院のスタッフさんのいうことは聞く、備えられるものは備えておく……。今後出産をするママは、ぜひこの教訓を活かしてほしいと話していました。 ◇ ◇ ◇ この教訓は出産のみならず、子育てや仕事などすべてに言えることかもしれませんね。ベビーカレンダー編集部にとっても、良い学びになりました!
2024年04月15日近くのクリニックで無痛分娩を予定していた私。出産予定日の1週間前に夫が新型コロナウイルスに感染してしまい、クリニックから遠い県外の実家に避難することもできず、隔離生活をすることに。その後、夫の隔離解除の日の夜中に破水し、病院に行ったところ、私も新型コロナ陽性になっていました。 どうしよう…破水の2日前に鼻詰まりで病院に行ったときは、新型コロナとインフルエンザの検査をしてもらい、陰性でほっとしていましたが「新型コロナ陽性だとクリニックでは出産できず、大学病院に転院」と言われ、クリニックで探してもらい、大学病院に行くことに。 しかし、そこでは無痛分娩ができないため、緊急帝王切開をすることになりました。予想外の出来事に心が追いつかなかったのですが、赤ちゃんの安全を第1に考え、緊急帝王切開をしました。ただ私が新型コロナウイルス感染症だったので、赤ちゃんの生まれた声しか聞けず、顔も見れずに10日。毎日泣いて過ごしました。隔離中、やさしい看護師さんや、助産師さんが赤ちゃんの様子を教えてくれたり、私のスマホに写真や動画を撮ってきてくださったり、会えない分、寄り添ってくれました。10日後赤ちゃんに会えたとき、涙が止まらなかったです。大学病院の方に感謝の気持ちでいっぱいです。(女性/40代/会社員) 作画/加藤みちか 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月29日2人目の出産時、出産予定日を大幅に過ぎていたママ。やっと陣痛がきて分娩室へ行ったのですが、なかなか赤ちゃんが出てきません。どうしたのだろうと思っていると、助産師さんから意外な理由を告げられました。赤ちゃんが出てこない理由は…?2人目の出産予定日を過ぎたある日、やっと陣痛と思われる痛みがきたので病院へ! 分娩室に案内され、いざ出産と思いきや、なかなか赤ちゃんが出てこない!? それにはある衝撃的な理由がありました。 出産は人それぞれなので、どんなに経験や予習をしていても、その通りにはならないものだなと改めて思いました。息子は当時2歳だったのですが、私が入院中も毎日楽しそうな写真が父母から送られてきており、安心でしたが複雑な気持ちでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:すずきち都内に住む平凡なオタク主婦。3歳の息子と0歳の娘を育てながら絵日記やイラストをのんびり描いています。
2024年03月18日出産前に子どもの名前が決まらず、産後に夫婦でもう一度話し合おうと決めていました。無事に生まれ、産後の処置も終わって安心していたときのこと。夫が分娩室に入ってきて……。 突然の夫の告白に動揺して…出産を終え、分娩室で休んでいたとき。夫が分娩室に入ってきて、「今、名前を決めないと間に合わない!」と言うのです。 私は出産を終えたばかりで疲れもあり、夫が何を言っているのか理解できませんでした。話を聞くと出産後14日以内に出生届を提出しなければいけないが、明日から出張になったので出せないかもしれないと話し始め……。 後から調べると届出は代理人や郵送でもいいらしいのですが、そのときは気が動転していて夫が話していることを鵜呑みに。そして2人とも焦りつつ、その場で名前の話し合いが始まりました。夫と私の意見がわかれたので、その場にいた助産師さんたちにも意見を聞くなどバタバタな状態。 もう少し落ち着いて決めたかったと思いながらも、息子の名前が決定しました。焦って決めましたが、とても気に入っています。出産後の忘れられない思い出になりました。 ◇ ◇ ◇ 出産で体力も気力も使い果たしたところに、「今すぐ名前を決めて!」と言われたら混乱しますよね。ハラハラしたと思いますが、いいお名前に決まってよかったです。ご出産おめでとうございます、そしてお疲れさまでした! イラスト/さくら著者:だいママ
2024年03月16日なっぱさんは夫のべじ太との間に子どもを授かりました。出産予定日を迎え妊婦健診をしてもらいますが、出産の兆候はまだなく……。2日後の再健診で、むくみと血圧が高めだったため、急きょ入院に。陣痛促進剤を服用してから強烈な陣痛が始まり、夫の必死のサポートを受け続け、やがて8時間が経過していました。長時間、なっぱさんの肛門を押し続けていた夫は、ついに体力の限界が見えてきます。しかし、ここであきらめるわけにはいきません……! あきらめるものか…! ※全開 → 全開大 陣痛開始から10時間が経過したころ、なっぱさんはもう子宮口が全開大だと確信します。しかし、助産師さんを呼び、子宮口を見てもらうとまだ4cm。先が見えないなっぱさんは、もう限界だからおなかを切ってほしい……と弱音を吐きます。しかし、助産師さんに一喝されて再び闘い始める2人。 そして、陣痛開始から15時間が経ち、子宮口が7cmまで開いたところで分娩台へ徒歩で移動することに。歩く力もないなっぱさんですが、自称健脚のなっちゃんと自らを鼓舞し、力を振り絞ります。 力尽きたはずのべじ太さんも、あきらめず立ち合いに来てくれたのですが、ここへ来てまさかの展開が。なんと、陣痛が遠ざかってしまったのでした……。 立ち合い出産のために、休むことなく同行する夫のべじ太さん。全力でなっぱさんの力になろうとする夫の姿に、感動した方も多いのではないでしょうか。べじ太さんのような夫がそばにいてくれると、激しい陣痛も乗り越えられるような気がしますよね。 監修/助産師 松田玲子 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター べじべじなっぱ
2024年03月11日■前回のあらすじ病院に到着してわずか15分で次女が誕生。次女の出産は陣痛の痛さに耐える時間は約15分ほどで短かったですが、その痛さは長女の出産時をはるかに上回る激痛でした。こんにちは、宝あり子です。■出産後、放心状態に…あまりの激痛だったので出産しても生まれた次女に会えた喜びをすぐに感じることができず、しばらく放心状態でした。のちに乳がんで全摘手術を経験しますが、術後の痛みも「次女の出産時の痛みに比べればこのくらいの痛みなら全然耐えられる!」と思うくらい次女の出産は激痛でした(個人差があります)。そして、助産師さんからは、「病院到着してから15分での出産は私が担当した中では1位だよ!」と言われました。今までは病院到着から20分での出産が1位だったそうです。あまりの急展開でもっと病院到着から出産まで長かったような気がしましたが、まさか15分とは驚きでした。また、あまりの急展開で先生は出産に間に合わず、出産後に先生がやってきました。先生がいなかったため会陰切開は行われず、残念ながら会陰は裂けてしまっていました。ということで裂けてしまった会陰を先生が縫ってくれました。縫合はそれなりに痛かったのですが、それ以上に痛かったのが…。後陣痛でした。■激痛だった後陣痛後陣痛は出産直前の陣痛の痛みと同じくらい痛くて、出産したのにまだ陣痛が続いているような感じでした。実はおなかの中にもうひとりいて、まだ陣痛が続いているのかと思うくらいでした。看護師さんいわく、後陣痛は初産婦より経産婦の方が痛いケースが多いそうです。特に私はお産の進みが急激だったため、その反動で後陣痛がかなり強く起こっていたようです。後陣痛は痛み止めを飲んでも治まらず、結局、3日間ほど痛みに耐えることになりました…。 ■立ち合い出産をしたパパの役割長女の出産時は、私が陣痛に耐え、意識がもうろうとして苦しんでいた間、ずっと横でスマホをいじり続け、さらに食事に出かけるなど自由気ままに過ごして、私の一生の恨みを買った主人は今回…。と、準備をしていました。しかし、スピード出産でテニスボールもペットボトルで飲み物を飲む暇もありませんでした。今回、出番なしかと思われましたが…。後陣痛のあまりの痛さに何かにしがみつきたかったので、日ごろの恨みも込めて腕を力いっぱい握ってやりました(笑)。※この体験記に記載された症状は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明するものではありません。
2024年02月28日初めての出産のときのこと。出産予定日を過ぎても出てくる気配のない長男。医師がエコーでおなかを診たところ……。 予定日を過ぎても生まれず…長男を出産したときのこと。出産予定日から数日経っても生まれてくる気配がありません。そんな矢先、おなかの中で逆子に……。 帝王切開の可能性を考えておこうと先生からお話がありました。その後も出てくる気配はなく、逆子は戻らず。帝王切開をする日を決めました。手術前日、手続きを済ませて入院。病室で長男にいろいろ話しかけ、当日を迎えました。 手術前、少し怖い気持ちもありましたが、覚悟はできていました。お昼になり、「頑張ろうね」とおなかの長男に話しかけて手術室へ。先生が「よーし頑張ろう、最後に超音波ね」と言い、私のおなかをエコーで診察。すると先生は少し黙り、そして「切りません!」と断言しました。なんと息子が頭位に戻ろうと動いていたそうです。 その数時間後、通常分娩で元気な赤ちゃんを出産しました。本当にびっくりしてしまい、妊娠・出産は神秘だなと心から思いました。 ◇ ◇ ◇ 逆子の帝王切開では、手術前に赤ちゃんが動いて頭を下にすることが時々あるようです。生まれるまでは不安や緊張を感じるママが多いと思いますが、赤ちゃんの産声が聞こえると安心しますよね。赤ちゃんのご誕生、おめでとうございます! 監修/助産師 松田玲子作画/しおん著者:匿名希望ママ
2024年02月23日Instagramの流行によって、よく耳にするようになった『映える』という言葉。一般的にInstagramには、美しかったりおいしそうだったりする写真が多く投稿されており、多くの人が『いいね』を付けるなどのコミュニケーションをとっています。楽しい日常を切り取った1枚も、『映える』写真。SNSアカウントは、投稿者にとってネット上での公開アルバムといえます。『映える』写真を撮りたい飼い主に対し、ポメラニアンは?@pomepomePicardyさんも、日常の『映える』写真をInstagramに投稿している1人。犬も同席可能な飲食店があると、愛犬であるピカルディくんを連れ、おいしい食べ物の写真を記念に残すといいます。オシャレな食べ物と、かわいらしい愛犬が一緒に写ったら、これ以上に最高の1枚はないでしょう。しかし、飼い主さんは写真を撮るたびに、こう思うのです。「なんか思ってたんと違う。全然、協力的じゃない…」写っているのは、おいしそうな食事…と、表情が『無』になっているピカルディくんの姿!別途、犬用の食事はとっているものの、撮影時に目の前にあるのは人間用の食べ物のため、口にできないことが分かっているのかもしれません。その表情は、まるでウキウキとする親の記念撮影に付き合わされ、「早く帰りたい」と不機嫌になる人間の子供のようです…!想定とは異なるものの、笑いの意味合いでは『映える』ピカルディくんの写真。写真に対し、多くの人が「思わず吹いた」「露骨かよ!」といった声を寄せています。露骨に顔に出しながらも、ピカルディくんが記念撮影に付き合ってくれるのは、飼い主さんへの愛ゆえなのでしょう…![文・構成/grape編集部]
2024年02月19日コロナ禍で夫・進さんの立ち合いがない中、24歳で初めての妊娠・出産に挑んだまほさん。これは、出産のときに起きた思わぬ事件のお話です。出産時、自分の体から聞こえた聞きなれない音に違和感を持つものの、痛みもなくただ喜びに包まれていたまほさん。しかし病室へ移動することになり、車椅子に乗り換えた瞬間、体を激痛が襲います。寝食もままならないほどの痛みに骨盤ベルトをつけますが、痛みは一向に回復しません。退院後も続く痛みに、整形外科を受診したまほさん。そこで衝撃の事実を知ったのでした。医師から尾てい骨を骨折しているとを告げられたまほさん。自然治癒を待つしかないと言われます。さらに衝撃だったのが……? 産後の骨折、地獄すぎる…! ※登場人物のマスクは省略しています。 産後まだ1週間足らずで母乳育児中ということもあり、湿布や痛み止めも使えないという状況に絶望するまほさん。それでも毎日の育児は続き、痛みも約1年続きました。娘が2歳になったことで夫と第2子について相談することもありますが、まほさんは出産そのものよりも、再び骨折する可能性を考えてしまうと恐ろしく、未だ悩んでいるそうです。 自然治癒を待つしかない状態で痛み止めも使えないとなると、やはりつらいですよね。それに加えて初めての育児でこれまでの生活とは大きく状況が変わっているため、想像以上に大変だったでしょう……。まほさんのように、出産時にまさかのトラブルが起こる場合もあると思うので、「これは大丈夫なの?」と何か不安があれば、助産師さんや医師に相談してみても良いかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん
2024年02月13日コロナ禍で夫・進さんの立ち合いがない中、24歳で初めての妊娠・出産に挑んだまほさん。これは、出産のときに起きた思わぬ事件のお話です。妊娠初期から悩まされたつわりは、安定期に入っても続きました。そして妊娠40週、ついに陣痛が! 夫に送ってもらい訪れた病院では、診察のあとすぐに入院が決まりました。コロナ禍のためひとりで出産に挑むまほさん。助産師さんに励まされながら8時間痛みに耐えると、ついに分娩台へ促されて……?子宮口が全開大になり、いよいよ出産本番! まほさんは手すりを伝ってなんとか自力で分娩室へ移動します。 ま、まだ生まれないの…!? ※登場人物のマスクは省略しています。 子宮口は全開大で、赤ちゃんの頭が出てきているという声をまほさんは耳にするものの、先生と助産師さんがOKを出すまでいきむのは待たなければいけません。まほさんがもう耐えるのは無理だと思ったとき、ようやく出された許可。勢いよく力を込めて「ふんっ!!」といきむと、ポキッという聞きなれない音とともに、無事かわいい赤ちゃんが生まれたのでした。 分娩台へ向かってからも30分耐え続けたまほさん。無事に出産を終えられ、本当によかったですね。かわいい赤ちゃんと夫、そしてまほさんの新しい生活が幸せにあふれていることを願うばかりです。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん
2024年02月09日コロナ禍で夫・進さんの立ち合いがない中、24歳で初めての妊娠・出産に挑んだまほさん。これは、出産のときに起きた思わぬ事件のお話です。妊娠初期から悩まされたつわりは、安定期に入っても続きました。そして妊娠40週、ついに陣痛が! コロナ禍のため、病院まで送ってくれた夫には車で待機してもらい、受付を済ませたまほさん。緊張しながら診察へ向かいました。今の陣痛は10分間隔。子宮口の開きを確認してもらう間、ドキドキしているまほさんでしたが……? 出産本番まであとどれくらいかかるの!? ※登場人物のマスクは省略しています。 子宮口も無事に開いてきており、出産するため入院が決まったまほさん。しかしコロナ禍で家族の付き添いや出産の立ち合いはできないため、まほさんは準備していた入院グッズを夫から受け取ると、頑張れ!と励まされながら別れました。着替えを済ませ、必死に痛みに耐えるまほさん……。出産本番の時をまだかまだかと待ちわびていましたが、そうしているうちに気付けば病院に来てから8時間が経過。子宮口が全開になったと告げられやっと分娩台へ促されたときには、思わず歓喜の涙を流したのでした。 陣痛が来たからといって、すぐに分娩台へ上がって出産というわけにはいかないのがもどかしいところ。思い返せばあっという間に感じるのかもしれませんが、8時間もどんどん強くなる痛みを耐え続けるのは苦しいものです。終わりが見えてきたと思うと、涙も流れてしまいますよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん
2024年02月08日私の出産は安産で、5時間くらいで無事に生まれました。出産後はすぐにおなかがへこむと思っていたのですが、おなかは出たまま! そして、腰も足の付け根も痛いことに驚きました。看護学生の言葉に驚き!初めての授乳のとき、助産師さんや看護師さんの中には「お母さんだから」「この子のために」と厳しいことを言う人もいました。その言葉を聞き私は「体調がすぐれない病人みたいなのに」とつらかったです。そして、元気に授乳できる他のお母さんたちと自分を比べては涙ぐみ、「自分は情けない母親なんだ」と思う入院生活でした。 そんなとき実習に来ていた20歳の看護学生さんが「いいんですよ。いろんなお母さんがいて! そんなにみんな最初からうまくできるわけないですよ」とやさしい言葉をかけてくれました。「まだ20歳なのに。なんで私の気持ちがわかるのかしら?」と驚きました。彼女の言葉で少しづつ自信を取り戻しました。 ◇ ◇ ◇ 体調が万全ではない中、赤ちゃんのお世話が始まり焦ってしまうこともあると思います。そして、周りのママたちがじょうずにお世話しているように見え落ち込んでしまうこともあるかもしれません。ママも初めて、赤ちゃんも初めて、経産婦さんであっても今生まれた赤ちゃんのお世話は初めてで手探り状態で頑張っているのです。自分の体調と相談しながら、ゆっくりと赤ちゃんのお世話に慣れていけると良いですね。 監修/助産師 松田玲子作画/いずのすずみ著者:美咲一花
2024年02月07日アメリカで出産することになり、無痛分娩を選択した私。「痛くないってことだよね」とリラックスしていると、陣痛が来てからまさかの事態になり……!?こんなことってある!?妊娠した当時、夫がアメリカで仕事をしていたので、アメリカで出産することになりました。アメリカでは無痛分娩を選ぶ方が多いと聞いていたので、私は何の迷いもなく無痛分娩を選択します。 出産予定日になっても子宮口が開いてなかったので、予定を決めて入院することに。 まず相部屋に通され、そこでバルーンを入れて破水。すぐに陣痛が来ました。痛くなってきたので、すぐに麻酔をしてもらえると思っていたのですが、緊急で分娩台がうまって移動ができないとのこと。相部屋では無痛分娩の処置ができないらしく、「ここで産むことになったら自然分娩です」と言われました。私は、「嘘つきー! 無痛って言ってたでしょ! 分娩台が空いたか聞いてー!」としばらく夫に訴え続けていました。 その後、無事に分娩台に移動して無痛分娩で出産。私は無痛ということに安心して、陣痛がきたらどのように対処するのかなど調べていませんでした。予期せぬ事態になることもあるので、もしものときに対応できるように下調べをしておくことは重要だと学んだ出来事です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 作画/森田家 著者:ほしのチョコ
2024年01月31日里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。初めてわが子と対面した雛田さんは、「接し方わからないけど可愛い」と思う反面、「壊れてしまいそうで怖い」と不安な気持ちに。また、フサフサな背中の毛を見て「赤ちゃんの毛って普通なのかな?」と悩んでみたり……。うれしい気持ちと不安、疑問が一気に押し寄せ、感情が大忙しなのでした。 その後、おなかの痛みをこらえながら夕食を終える雛田さん。トイレや歯磨きなどの移動は歩いていくことができるように。 次はおっぱいマッサージにチャレンジするのですが……。 「いい調子!」と言われ余裕だったはずが… 巡回のたびに母乳が出ているかチェックをされ、「いい調子!」とお墨付きをもらう雛田さん。ここまで想像を絶するような痛みがなく、「あと1人は帝王切開でも産めそう」と、とても順調に過ごしていました。 その後、助産師さんが病室へ来て、明日部屋の移動をするかもと伝えられます。続けて「ここは手術をする方の部屋なので……」と言われ、帝王切開をしたのは自分だけで、他の方はさまざまな理由で同室にいると知り、胸が苦しくなるのでした。 術後1日目の夜、血栓予防のための注射を打つのですが「痛いよこの注射」と助産師さんが予告します。その言葉通り「バチンッ」という音とともにジワジワと痛みが続くきます。退院前日まで朝晩の2回打つと言われ「2人目望むの悩むくらいに痛い」と怯む雛田さんでした。 血栓予防のための注射に驚くひなださん。まさか、「バチンッ」という音がするなんて思いもしないですよね。ジンジンと痛みが続いたようですが、大切な注射なので怖がらず頑張ってほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2024年01月23日出産を控え、定期的に通院していたときのこと。医師から「自然分娩にするか、無痛分娩にするかをそろそろ決めましょう」と話がありました。そこで夫に相談したところ……。 初めての出産。分娩について夫に相談すると…医師から「自然分娩にするか、無痛分娩にするかをそろそろ決めましょう」と話があり、夫の意見を聞いてみようと思いました。そこで、それぞれの分娩法を夫に説明。 初産だったので、どのくらい痛いのかなど想像できず……。痛みが少しでも減るなら無痛分娩のほうが良さそうと思う反面、費用が高いなと感じて迷っていました。しかし夫は、「値段が高い!」の一点張り。痛みの強さに不安があると伝えても「高い!」しか言いません。 挙げ句の果てに、自分の親が自然分娩だから同じように……という始末。私のことをまったく考えておらず、呆れて悲しくなりました。病院側は、無痛分娩の申請を出しても実際に陣痛が始まったときに自然分娩への変更は可能と言っていたので、無痛分娩の申請を出しておくことに。 無痛分娩の承諾書に夫がサインしてくれないケースがあると聞いたことはありましたが、まさか自分の夫が理解してくれないなんて……。想像していなかったので落胆しました。 ◇ ◇ ◇ 出産するのはママですが、生まれてくるのは2人の子どもです。ママが不安なく出産に向き合えるよう、ママの気持ちに寄り添って一緒に考えてほしいですね。 作画/シュー子著者:さくらい ゆり
2024年01月22日私が出産した次男は、ダウン症候群です。妊娠中に異常を指摘されたことはなく、いざ自分が障害児の母親となったとき、「自分の人生は終わった」と、正直そう思いました。そんな絶望を味わった私ですが、次男のおかげで新しい夢ができたのです。ダウン症に詳しい人ってどこにいるの?私はダウン症の次男を出産したとき、とてもショックで1カ月間、毎日泣いて過ごしました。毎日泣いて過ごしながらも、私は「ダウン症には早期療育が必要と言われているけど、療育って何? どうやって始めたらいいの?」「障害があっても保育園に入れるのだろうか?」「利用できる福祉サービスは?」など、日々たくさんの疑問が……。 区役所に行って福祉サービスについて聞くと「保健センターが窓口になるので、そちらに行ってください」と言われ、保健センターへ行くと「詳しいのは区役所のほうなんです」と、区役所や保健センターをたらい回しにされたこともありました。結局、一番正しい情報を教えてくれたのは、ダウン症の親の会で知り合った先輩ママでした。 ダウン症専門のコンシェルジュになりたいこういった経験をして「これからダウン症の子を出産する人が、私と同じように困ることがあるのではないだろうか? そうならないように、福祉サービスの手続きや内容に詳しい“ダウン症専門のコンシェルジュ”になって、ダウン症児を出産して困っている人たちに寄り添いたい」と思うようになりました。 現在では、SNSに出産直後の暗い気持ちをそのまま文章として残したり、福祉サービス利用までの経緯や手続き方法について投稿したりしています。実際に、私のSNSを見た方から「先日ダウン症の子を出産してショックで毎日泣いていますが、あなたの過去の投稿を見て、とても共感して救われました」とメッセージをいただくこともあります。 次男を出産した直後は、障害児の親になったことのショックが大きく、「私がこの子を心からかわいがる日なんて、こないのではないか」と思っていました。ですが現在、1歳2カ月になった次男を心からかわいい、愛おしいと思いますし、次男のおかげで「ダウン症専門のコンシェルジュになりたい」という新たな夢ができたことを、うれしく思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:吉川 みきな
2024年01月17日いろいろちがった無痛分娩出産レポ 最終話。夫・ちゃんこさんと、娘・ふーちゃんと暮らしている、なつさん。これはなつさんが、ふーちゃんを出産したときの記録です。無痛分娩で里帰り出産する予定だったなつさんは、思ってもいないタイミングで破水しそのまま入院して出産することに。麻酔を入れることはできたのですがなかなかお産は進まず、なつさんは思っていた以上の痛みに苦しみながら翌日の昼過ぎに出産を終えました。そして、赤ちゃんの育児がスタート。退院まであと少しとなったときには、会陰を縫うことが急きょ決定し手術もおこないました。 赤ちゃんとの対面…会陰切開による血腫除去の処置を無事に終えたなつさん。あとは退院を待つのみです。 その後夜に突然赤ちゃんが号泣し、困っていると助産師さんが、おくるみの巻き方を変え、コット(新生児用の可動式ベッド)に寄りかかるように寝かせるという技を教えてくれました。助産師さんの指導は大変ありがたく、なつさんは退院がちょっと不安になってしまいます。 翌日は、母体の診察を終えて沐浴指導に。ここでもコツを教えてもらいます。赤ちゃんも、心なしか気持ちよさそうな表情。 そして今後の赤ちゃんとの暮らしについての説明を受け、いよいよ退院。お世話になった看護師さんや助産師さんにお祝いされ、病院をあとにしました。迎えに来てくれた母も大変喜んでいて、なつさんは改めて「頑張ってよかったな」と思うのでした。 ◇◇◇ 予想外の事態に見舞われ、ひとすじ縄ではいかなかったなつさんの出産。ですが、たくさんのやさしい医師や看護師さん、助産師さんの力を借りて、母子ともに健康で退院することができました。 これからは夫のちゃんこさんと、娘のふーちゃんとの3人での生活が始まります。育児でも大変なこともあるかと思いますが、ひとりではありません。そのことを思い出して、まわりに頼りながら楽しく家族で過ごしてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター なつ
2023年12月31日皆さんは、義家族の行動に唖然としたことはありますか?今回は、分娩室に乱入する義両親のエピソードを紹介します。イラスト:アカネお昼過ぎの出産主人公の出産直後の出来事です。早朝に分娩室に入り、産まれたのはお昼過ぎでした。主人公の母が、産まれたことを義父母に連絡すると、義両親はすぐに来てくれます。出産直後で、疲れや体の痛みがあった主人公。しかし…。ズカズカと分娩室に…出典:Grappsそんなことは気にも留めずに、到着するとすぐに分娩室にズカズカと入ってきた義両親。さらに義兄の子どもまで連れてきたのです。一気に騒がしくなったので看護師さんが注意してくれました。すると「あなたたち帰ってって看護師さんに言われてるよ!」と母や義兄たちに言う義母。自分は頑なに帰ろうとしない義母の姿に、唖然とした主人公なのでした。呆れてしまった出産直後の主人公のもとに義兄の子どもまで連れてきた義母。見かねて注意した看護師さんの言葉を聞こうとしない義母に、呆れたエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年12月26日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。事前に提出していたバースプランで、出産時は夫に電話したいと書いていたみかんさん。分娩台に上がったところで夫にLINEで何度も連絡しますが、いっこうに繋がらないことからメッセージだけ送りました。夫よりも頼もしい助産師さんに感動を覚えながら、指示の通りにいきみます。破水してから約5時間、無事2,936gの元気な男の子を出産したのでした。赤ちゃんが無事生まれたことはうれしいものの、全身全霊で挑んだ出産に息も絶え絶えのみかんさん。元気な赤ちゃんの産声が聞こえて……? 赤ちゃんとの初対面はこんな感じなのね 赤ちゃんの元気な泣き声に、ひとり分娩台の上でよかったと安心するみかんさん。生後すぐの処置を終えた赤ちゃんを手渡され、「お母さん」と呼ばれたことに感動するものの、号泣して感動するというよりは無事に出産が終わった安堵のほうが大きく、冷静になっている自分に笑ってしまいました。 産後の処置の中、夫へメッセージを送りっぱなしだったことを思い出したみかんさんは、慌ててスマホを確認。院内は電波が弱かったからか、夫からかかってきた電話の通知が今になって届いたのでした。そして、夫と家族へ無事に赤ちゃんが生まれたことを報告。これから始まる赤ちゃんとの生活、大変なことや不安なことはあるだろうけれど、この日のことを一生忘れないだろうと心に刻んだみかんさんでした。 希望のバースプランを提出していても、必ずしもその通りに行くとは限らないのが妊娠・出産です。最終的に母子ともに健康であれば、ひと安心ですよね。妊娠がわかった日から出産まで、涙あり笑いありの濃い日々を送ってきたみかんさん夫婦。これから始まる子育ても2人で楽しんでほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年12月24日■前回のあらすじ最後の妊婦健診で赤ちゃんの心音が弱いと指摘され、急遽入院することに。待っても陣痛が来なかったため、バルーンを入れることになりました。ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、こんにちは! はなうさです。臨月の妊婦健診でNST(ノンストレステスト)に引っかかり、即日入院した後にバルーン&促進剤コースでいよいよ出産のゴングが鳴らされた次男の出産レポ。今回が最終回です!バルーンを入れた翌日の朝、促進剤投与が始まりました。しかしなかなか進まないお産。てっきり打ったら割とすぐくるものかと思っていました。(甘かった)そこで、悩んだのが旦那を呼ぶ時間。この日は休むと言ってくれていたんですが、長男出産時の経験から至急口7cmくらいになるまでまぁまぁ暇させていたなと笑陣痛の痛みが出てからは水分補給の補助や、お尻にテニスボールを当ててもらったりしてとても助かったのでそのタイミングでいてくれればと思い、お昼ごはん食べてからきてほしいとお願いしていました。しかし…なかなかお産が進まない!!長男の時は破水→病院→到着後陣痛が始まり4時間のスピード出産だったんですが、促進剤スタートしてから3時間過ぎても重めの生理痛くらいの痛さ…これは旦那が着いた時点で5~6cmくらいしか進んでないのでは!? という気がしてきました。するとそこへ促進剤のおかわりの準備にきた助産師さんが…その助産師さん調べによると、陣痛アプリにせっせと記録している妊婦さんほど陣痛が進まないと聞き、速攻でスマホ投げ捨てました笑そうこうしていると旦那が到着し、促進剤の様子やらなにやら話している間もどんどんお産が進んでいると実感があり…。旦那も来たし、このままいけば夕方までには産めそう! と思っていたのですが…。破水したと思ったらすでに全開!あれよあれよと分娩室に移り、もう痛みもMAX状態‼その急展開に自分でも驚いたんですが、それは旦那も同じようで…分娩室に移ったのはいいものの、旦那がいないとざわつく助産師さん。その様子に気づき「え!? いないの!?」と驚く私。ここからがまだ長いと思っていた旦那は院内にあるコンビニでお買い物してたそうで、戻ってきたらさっきまで私がいた場所に誰もいなくてビックリしたそうです笑2人目で余裕ぶっこいていたのは旦那も同じでした笑無事に旦那も分娩室で合流し、その十分後には産まれてきた次男。私は見えなかったけど、首に臍の緒がグルグルに巻き付いてしまっていたそう!それで苦しかったのかもしれないねとのことでした。確かに胎動強めで元気な子だなぁとは思っていたけど臍の緒巻きつくまで暴れていたのか…。(ちなみに5歳になった今でも寝相悪いです笑)2人目で流れがわかっていても、やはり思いもよらないことが起こるのが出産だなぁと改めて思ったのでした。
2023年12月22日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。入院生活4日目の夜。出産を終えたママたちと院長が集まりお話をする「お茶会」が開催され、しおさんも参加するのですが……。ここでもおしりの痛みに襲われ、我慢できず病室へと戻ってベッドに倒れ込みます。枕を抱えながら何て散々な入院生活なんだと思うしおさん。しかし、明日で退院だからと割り切り仮眠をとります。夜間授乳のため目覚め授乳を終えると、赤ちゃんを見つめながら「黄疸と聞いた時は取り乱したしまったけどきっと大丈夫」と思い「赤ちゃんの生きる力を信じよう……」と心に誓うのでした。ついに退院当日。迎えにきた夫と帰る準備を進めるしおさん。黄疸の治療をしている赤ちゃんの退院日について聞いていないと心配なしおさんのもとへ助産師さんが現れます。 もう問題ないってさ! 病室に来た助産師さんは、「よし! 帰っていいよしおさん!」と言いました。続けて「赤ちゃんももう問題ないってさ!」と自信たっぷりの顔で言います。その言葉を待っていたしおさんはうれしさのあまり号泣するのでした。 赤ちゃんの退院の準備も済ませ、最後に院長へお礼を伝えたいと思っていたしおさん。しかし、おしりの痛みで廊下を歩くのもままならないため断念し、車へと乗り込みます。車の窓から外をみると、そこにはには院長と受付の方の姿がありました。窓から「お世話になりました! ありがとうございました!」と伝えるので精一杯なしおさん。車の窓から眺める久しぶりの外はカラッと乾いた10月の陽気が心地よいものでした。 退院してからもおしりの痛みに悩まされるしおさんでしたが、後日肛門科を受診するとあんなにも悩まされたのにも関わらずすっかり消えていました。いぼ痔との訣別をすることで自分らしさを取り戻したしおさん。ここからしおさん夫婦の育児生活がスタートするのでした! ◇ ◇ ◇ 初めての出産に産後の入院生活。そこに突如としてできてしまったいぼ痔に悩まされたしおさん。赤ちゃんが黄疸で治療したりと不安なこともありましたが無事、一緒に退院することができてよかったですね。大変だった入院生活も、頼れる医師や病院スタッフさんがいたからこそいい思い出になったのではないでしょうか。これからは家族で力を合わせて全力で子育てを楽しんでほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月20日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。入院生活4日目、「今日の夕方に院長が内診するから一緒に来てちょうだいね」と助産師さんに言われ、院長のところへ向かうしおさん。さっそく内診が始まり、いぼ痔を見た院長が「コレ押し込んだほうが楽になるからついでに押しちゃうね!」と言います。抵抗するしおさんでしたが、院長の力技で痔を押し込まれるのでした。その後、面会にきた夫に赤ちゃんの黄疸のことや院長に痔を押し込まれたことなど、1日の出来事を伝えるのでした。入院生活4日目の夜、産院の2階にある待合室に明るいことに気づいたしおさん。そこでは、出産を終えたママたちと院長が集まりお話をする「お茶会」が開催されていました。助産師さんに誘われ参加することとなったしおさんですが……。 奴の存在を感じる… 入室すると「遠慮しないで好きなの食べなさい!」とおやつを手渡され、さっそくおもてなしをうけるしおさん。素敵な企画だと感心する一方で、素直に楽しめていないことに気づきます。「私の赤ちゃんだけがこの場にいないから?」と思ったのですが、やはりここでもおしりに痛みがあらわれます。 我慢できず病室へと戻ってベッドに倒れ込み、「もっとお菓子も食べたかったし話したかった」と嘆きます。枕を抱えながら何て散々な入院ん生活なんだと思いながらも、明日で退院だからと割り切ります。赤ちゃんと一緒に退院できるのか心配しつつ、夜のお世話のため仮眠をとるのでした。 夜間授乳のため目覚めたしおさん。授乳を終え赤ちゃんを見つめながら、「黄疸と聞いた時は取り乱したしまったけどきっと大丈夫」と思い直し、「赤ちゃんの生きる力を信じよう……」と心に誓うのでした。 ◇ ◇ ◇ 出産を終えたママたちや院長と話す機会を逃し、悔しがるしおさん。常に赤ちゃんのお世話で忙しい入院生活は孤独を感じることも少なくありません。それでも「赤ちゃんの生きる力を信じよう」と心に誓うしおさんは、とても強く素敵です。退院まであと少し、不安や寂しさはあるかもしれませんが前向きな気持ちのまま頑張ってほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月19日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。赤ちゃんが黄疸だと告げられて、不安と心配から泣きじゃくるしおさん。「治療すれば問題ないからさ。元気だしなさい」という院長のやさしい言葉に勇気づけられるのでした。その後、助産師さんがしおさんの病室を訪れ、治療中の赤ちゃんを見てみないかと提案するのですが、見たら泣いてしまいそうだと思い見学を断ります。病室から出ようとする助産師さんが最後に「今日の夕方に院長が内診するから一緒に来てちょうだいね」とひと言。しおさんは「いぼ痔を押し込まれる可能性、大!」と恐怖に震えるのでした。内診の時間が近づき、恐怖に怯えるしおさん。ついに名前が呼ばれ、入室します。 うわぁ… さっそく内診が始まると、「うわぁ…コレは痛そう……」と、いぼ痔を見たであろう看護師さんがつぶやきます。内診は続き、「コレ押し込んだほうが楽になるからついでに押しちゃうね!」と恐れていた言葉が飛び込んできます。 いくら院長でも他人にいぼ痔を押し込まれるのは絶対に回避したいしおさんと、しおさんをラクにしてあげたい院長の戦いが始まりました。「ほっといてください!」と嘆くしおさんに「少し我慢すればいいんだからじっとしてなさい!」と叫ぶ院長。しおさんの抵抗虚しく、力技でいぼ痔を押し込まれ内診が終わりました。 その後、面会にきた夫に赤ちゃんに黄疸が見つかったこと、赤ちゃんと一緒に退院ができないかもしれないこと、院長に痔を押し込まれたことなど、1日の出来事を伝えるのでした。 ◇ ◇ ◇ 「少し我慢すればいいんだからじっとしてなさい!」と言って対処した院長。少し荒っぽく聞こえるかもしれませんが、早くラクになってほしいというやさしさを感じますよね。院長にいぼ痔を押し込まれ、普通に立てるようになったしおさん、本当によく頑張りました! 入院生活もあと少し、楽しく赤ちゃんのお世話ができるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月18日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんはいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。入院生活も4日目。昼食の準備をしていると、話したいことがあると助産師さんに呼び止められます。ナースステーションへ向かうと小児科医が待ち構えていました。入院中に赤ちゃんの検査をしたと言い、1枚の紙を渡され、そこに「黄疸」の文字が。医師からの説明を聞いたしおさんはショックを受けます。今後のスケジュールを聞いても頭に入らず、黄疸について書かれた紙をぼうぜんと眺めるしおさん。昼食をとろうと歩き出したのですが……。 い、院長ぅ… 廊下を歩く足取りは重く、「赤ちゃんがおとなしいのは、どこか悪くて元気がなかったせい?」と考え、胸が苦しくなるしおさん。病室へ戻ったものの、不安で押しつぶされそうになり泣き出します。そこへ小児科の先生が現れ、「治療をすれば良くなるしきっと大丈夫だから!」と励ましの言葉をもらい泣き崩れてしまうのでした。 昼食を終え片付けをしていたしおさんは、院長と遭遇します。元気のないしおさんに「治療すれば問題ないからさ。元気だしなさい」とやさしい言葉をかけ勇気づけます。その言葉を聞きしおさんも心が和むのでした。 気持ちも少し落ち着いたころ、助産師さんがしおさんの病室を訪れ、治療中の赤ちゃんを見てみないかと提案します。しかし、見たら泣いてしまいそうだと思い、見学を断ります。返事を聞き立ち去ろうとした助産師さんが、「今日の夕方に院長が内診するから一緒に来てちょうだいね」とひと言。しおさんは「いぼ痔を押し込まれる可能性、大!」と察し戦々恐々とするのでした。 ◇ ◇ ◇ 赤ちゃんのことが心配で泣き出してしまったしおさん。不安でいっぱいなときはネガティブな言葉が頭に浮かんでしまいますよね。しかし、小児科の先生と院長に「治療をすれば大丈夫」と言われ、気持ちが落ちついたのではないでしょうか? 体も心も大変な時期だからこそ、周りに支えてもらいながらポジティブな考え方ができると良いですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月17日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。そして、3日目の深夜。赤ちゃんと2人きり、幸せな授乳タイムを送りますが、おしりが痛み出し、平穏な時間は終了。薬をもらうためナースステーションへ向かうと、偶然にも居合わせた院長が「僕が押し込んであげようか?」とひと言。恐怖を感じたしおさんは、薬を握り締め全力で病室へと戻るのでした。深夜のお世話では、う●ち漏れで寝具も服も全部取り替えるという初めての経験をしたりと落ち込むしおさん。しかし退院目前! 「明日で最後…!」と自分に喝を入れるのでした。入院生活4日目の朝。腫れ上がった左手が心配になり、病室を訪れた助産師さんに相談することに。原因は「ずっと針を刺して点滴を打っていた影響かもしれない」と助産師さん。理由がわかり納得し、1日が始まるのでした。 どうしよう… ※誤)お夜通し → 正)夜通し ※ 痛みや腫れがある場合は、無理に環納しないようにしましょう。 そして朝食の時間。またもおしりに激痛が! 刺激を与えないよう、おしりを浮かせながら朝食をとるしおさんは、薬をもらうことを決意します。しかし助産師さんからは「ちゃんとトイレで押し込んでみた??」と言われ、何度も聞いたそのセリフにイライラしてしまうのでした。 そして昼食の準備をしていると、話したいことがあると助産師さんに呼び止められます。ナースステーションへ向かうと、小児科医が待ち構えていました。医師に入院中に赤ちゃんの検査をしたことを告げられ、1枚の紙を渡されます。そこには「黄疸」の文字が。その紙を読み続けると、「脳の組織にダメージを」「後遺症で体が麻痺」と信じられない言葉が並び、ショックのあまりしおさんはぼうぜんとするのでした。 ◇ ◇ ◇ 突然小児科医に「黄疸」と言われ、不安になるしおさん。聞き慣れない言葉にショックを受けるのも無理はありませんよね。助産師さん曰く、黄疸が強くなると、肌や白目が黄色く染まって見えると言います。少しでも気になるときは、自分で判断せずに先生に相談することをおすすめします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月16日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。入院生活3日目の入浴中。おしりの違和感があり触ってみると、なんといぼ痔が。痛みに堪えながら沐浴指導を終え、病室へ戻ると今度は左腕がパンパンに腫れ上がっているのでした。おしりの痛みに左腕の異変と体の不調が続くしおさん。さらに余裕の表情で院内を歩くママたちを見て、「なんで私だけボロボロなんだ?」と落ち込んでしまいます。その後、夫が面会に来たのですが、すぐに授乳の時間になります。殺気だった顔で必死に授乳するしおさんの姿を見て「あとちょっとだよ」と励ます夫。その言葉を聞いたしおさんは「あと2日で帰れるんだ!」と気を持ち直すのでした。面会に来ていた夫も帰り、夜間授乳のために少し仮眠をとるしおさん。アラームの音で目覚め、授乳室へと向かいます。真っ暗な深夜の廊下には、別室にいる赤ちゃんたちの泣き声が響き渡るのでした。 おしりが限界だ…!! ※痛みや腫れがある場合は、無理に環納しないようにしましょう。 他の赤ちゃんが泣き声を上げる一方で、しおさんの赤ちゃんは大泣きすることもなくとても穏やか。寝れなくて体は痛くてつらいけど、赤ちゃんと2人、誰にも邪魔されないなんて……と幸せな時間に浸る中、おしりが痛みだし平穏な時間はあっけなく終了。薬をもらうためナースステーションへ向かいますが、「あんまり使いすぎても効き目なくなっちゃうからね」と助産師さんに言われてしまいます。さらには「ちゃんとグッて押し込んでみた??」と、聞き慣れたセリフを聞くこととなるのです。そして偶然にも居合わせた院長が「僕が押し込んであげようか?」と。その勢いに怯むしおさんは薬を握り締め、全力で部屋へと戻るのでした。 病室へ戻り赤ちゃんを眺めながら、授乳以外で抱っこすることができなかったと涙ぐむしおさん。ボロボロの状態のしおさんのことを察しているかのように、寝床に置けば静かに寝てくれる赤ちゃんなのでした。あまり泣くことはないけれど、深夜にうんち漏れで寝床も服も替えるという事件が起こったりお世話は大忙し。初めてのことばかりで落ち込むしおさんですが、「明日で最後…!」。キリッとした表情をし、自分を奮い立たせるのでした。 ◇ ◇ ◇ 入院生活中、授乳以外で赤ちゃんを抱っこすることができなかったと寂しい気持ちになるしおさん。産後は体が思うように動かずに悲しくなることもあると思います。 助産師さん曰く、出産後約6〜8週間目までの産褥(さんじょく)期は、基本的に運動だけでなく、家事などもできるだけ控え、安静に過ごすことが必要だと言います。この時期に無理をすると産後の回復が遅れるだけでなく、場合によってはしっかり回復できずに、更年期になって尿もれや骨盤臓器脱(子宮が体外に出てきてしまう症状)になることもあるのだとか。 産後は、家族に頼ったり、公共・民間サービスを利用するなどしてゆっくりと体を休めることに専念しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月15日里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。助産師さんがまさかの知り合いで、少しだけ緊張がほぐれた雛田さん。 術後に備え、ベッドの周りを整理整頓し、ついに手術着にお着換え。11時を過ぎたころにエコー検査をして点滴を打ちます。 あと2時間後におなかの子に対面できると思うと、待ち遠しい気持ちでいっぱいになりました。手術を待っていると、雛田さんの両親がやってきて……。 「そんなに緊張しなくても…」妊婦より心配そうなのは? 手術室に移動する前に10分ほど両親と対面すると、雛田さんよりも父親のほうが緊張した様子。 帝王切開が決まってからの数週間は「おなかを切られるのが怖い」と思っていましたが、当日は恐怖心を感じることもなくあっという間に予定時刻に。 手術室まで歩いて行くことに驚きつつ、ついにベッドに横になります。「手術着はいつ脱ぐの? 下半身の毛は剃らないの?」など疑問が頭によぎっているうちに、サッと手術着が取り除かれハダカに! 「配慮がすごい!」と感動し、いよいよ手術がスタートするのでした。 出産前に家族の顔を見るとホッとしますよね。家族の温かいサポートはママの力になります。もうすぐ赤ちゃんに会えると思うと、とってもワクワクしますね。雛田さんと赤ちゃんの無事を祈るばかりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2023年12月06日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。入院生活3日目の入浴中。おしりの違和感があり、触ってみるとなんといぼ痔が。シャワーを終え病室へ戻り、授乳をしますが、おしりの傷みに悩まされます。意を決して「痔の薬が欲しい」と助産師さんに訴えるしおさん。助産師さんは、心配しながら薬を手渡します。さっそく使ってみると一瞬痛みが引くものの、すぐに激痛がしおさんを襲うのでした。おしりに爆弾を抱えたまま沐浴指導の時間に…… 。立っているのもやっとの中、パワフルな助産師さんとの沐浴指導がスタートしました。 耐えろ! 地獄の数分間!! ※赤ちゃんを入れたままコットにセットするのは危険です。 ※赤ちゃんを入れたままコットにセットするのは危険です。 ベテランの助産師さんがテキパキと沐浴を進める中、しおさんはおしりの痛みに耐えることで精一杯。痛みと初めての沐浴に緊張し、震えながらも沐浴を終えるのでした。 病室へ戻り「今後1人で入れることできるかなぁ」と考えながら体を休めていると、またも体に異変が! なぜか左腕がパンパンに腫れ上がっているのでした。 おしりの痛みに左腕のむくみと体の不調が続く中、廊下を歩いていると余裕の表情の産婦さんたち。しおさんは「なんで私だけボロボロなんだ?」とうらやましく思うのでした。 病室へ戻り凹むしおさんのところに夫が面会に。「また授乳の時間だ」と弱々しい声でぼそっと呟いたかと思えば、殺気だった顔で必死に授乳するしおさん。その姿を見て「今日と明日頑張れば退院出来るからさ…… あとちょっとだよ」と励ます夫。その言葉を聞きあと2日で帰れるんだ!と気を持ち直すのでした。 ◇ ◇ ◇ 心配しながらも「あとちょっとだよ」と前向きな言葉をかける旦那さん。赤ちゃんのお世話に体の不調にと弱っているしおさんにとって、前向きな言葉は心の栄養となるのではないでしょうか? 大変なときこそ、お互い寄り添いあって過ごしていきたいですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月06日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。入院生活3日目の朝を迎えます。いつもより気合い十分のしおさんは朝食を食べシャワーへ。そこでしおさんの体に異変が起こります。 入浴中に感じるおしりへの違和感。触ってみるとなんといぼ痔が! これはマズいと思ったしおさんは、いぼ痔をおしりの中に押し込んでみることに。しかし、また出てきてしまい、「ああ、駄目だ」としょげるしおさんなのでした。出産時に負った傷もいえぬまま、さらには、いぼ痔とダブルパンチで痛みに襲われるしおさん。歩くこともままならない状態となってしまいます。そして授乳の時間が訪れるのですが……。 あっ…あの実は!! ※赤ちゃんを入れたままコットにセットするのは危険です。 ※痛みや腫れがある場合は、無理に環納しないようにしましょう。 痛みに耐えながらもなんとかやり過ごしてきたしおさん。今回の授乳中は円座クッションを使いますが、やっぱり痛い!! 「ほんの数分……耐えろ!」と自分に喝を入れ、無事に授乳を終えるのでした。 そしてこのとき、立ったり座ったりが多くおしりへの負担が大きいであろう和室を選んだことを後悔をするのでした。全身に力を入れるためおしりへのダメージが……。痛みに震えるしおさんの元へ助産師さんが現れます。 意を決して「痔の薬が欲しい」と訴えるしおさん。すると助産師さんは、心配しながら薬を手渡します。そして「痔は中にこう押し込むのよ!」と助言を残し去っていくのでした。 薬をゲットしたしおさん。さっそく使ってみると、痛みが引いて座れるように! しかしまたすぐに激痛がしおさんを襲うのでした。 ◇ ◇ ◇ 円座クッションを使ってもおしりが痛いと嘆くしおさん。3時間おきの頻回授乳で、体もメンタル的にもダメージが大きいかもしれません。しかし、入院中であればすぐに病院スタッフに相談ができるので、しおさんも安心だったのではないでしょうか。頼れるスタッフのいる入院中にしっかりと体を休めて、少しでも早く回復できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月05日出産のダメージは、全治2カ月ほどの交通事故に匹敵するなんて言われていますが、その通りだと思います。4人の未就学児を育てる私が、33歳で患った静脈瘤。年を取ったらなりやすい病とばかり思っていましたが、実はそうではなかったのです。産後、30代で静脈瘤に2人目を授かり、妊娠の経過も問題なく無事に2人目の元気な女の子が誕生しました。その後、入院中のベッドに横になっていると左足のふくらはぎの内側からくるぶしの辺りまでヒリヒリとした感触。朝になり、洗顔するため洗面所に向かおうと歩きだした瞬間、ズキンッズキンッと、足に脈打つ痛みを感じました。朝の回診の時間となり、院長先生に足を診てもらうと、「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)だね。産褥期血栓塞栓症(さんじょくきけっせんそくせんしょう)になると大変だから、退院後は早めに検査して」とのこと。特に妊娠・産後は、下肢静脈瘤や血栓症になるリスクが高くなるとのこと。そして血栓症は命に関わる可能性もあるとのこと……。真っ先に赤ちゃんや上の子、夫の顔を浮かべ涙が出ました。退院後に総合病院で検査することに産院で着圧ソックスを借りて過ごし、紹介状を書いてもらい、無事退院。総合病院で下肢静脈瘤の検査をすることに。後日、総合病院で医者に診てもらうと、「妊娠2人目以降は、下肢静脈瘤になりやすいです。妊娠中は赤ちゃんで血管を圧迫します。お産のときにいきんで血管に圧がかかり、静脈の弁が壊れた状態。足の静脈の弁が壊れたことによって血液が戻りにくくなり、どんどん下に滞留する、これが静脈瘤」と、医師が説明してくれました。お産は本当に命がけだと改めて実感しました。まずは採血をし、下肢エコーの部屋へ。紙パンツをはき、ベッドの上に立たされ、足のエコー画像を見ていきます。血栓はなかったものの、両足に下肢静脈瘤が認められました。太ももにある静脈の血管の弁が閉まらない状態で、手術や治療をしないと悪化する一方とのこと。緊急性はないけれど、生活に支障が出るのであれば早めの手術を勧められました。手術方法は、「ストリッピング治療(弁不全を起こしている静脈を引き抜く方法)」やカテーテル治療、逆流を起こしている静脈内に医療用の瞬間接着剤を注入して固め、血液の逆流を止める「治療法血管内塞栓手術」、注射での硬化治療が挙げられましたが、手術と聞くと気が引けてしまい、夫と相談して生活に支障を来すようであれば手術を検討することにしました。下肢静脈瘤を抱えながらの子育てその後、また妊娠・出産を繰り返し、今では4人の子どもたちと夫との生活となりました。妊娠後期になると下肢静脈瘤がひどくなり、お産は自然分娩でしたが、なるべく変にいきまないように気を付けました。それでも産後は、脚がズキズキと痛み、着圧ソックスが手放せなくなりました。普段の生活でも常に足を下に向けていることが多いため、なるべく着圧ソックスをはいて生活しています。はかずに保育園の送迎や公園に行くと夕方から足がむくみ、夜には我慢できる程度の痛みを感じるようになりましたが、着圧ソックスをはいていれば、今のところ悪化はしていません。まとめ私が若いころ、おばあちゃんが気にしていた足の静脈瘤。夕飯が終わって水仕事を終えた後、ふくらはぎの内側にできていたボコボコとした静脈瘤を手でよくさすっていました。年を取れば誰でも患う可能性があるとは知っていたものの、まさか30代半ばにして付き合うハメに合うとは思いもしませんでした。これからも着圧ストッキングを活用しながら付き合っていかなければなりません。生活に支障が出てきた場合は、再検査をして手術を受けるか判断しようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。文/つき著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月05日