「息子」について知りたいことや今話題の「息子」についての記事をチェック! (42/42)
数字の1から5までは保育園に行く平日をカウントすることで覚えた息子。毎日実際に手を広げて指折り数えて土日を待ちわびている。4月も後半に差しかかり、転園した保育園での新生活には適応し始めたものの、相変わらず休日は待ち遠しい様子。4月最後の週、僕が「5回保育園に行ったら2回休みで、その後2回行ったら5回休みだよ」と息子に伝えると「えっ?この5!?これの!これの!5!?」と5本指を広げて信じられないという顔で喜んでいた。そして迎えたゴールデンウィーク。我が家の5日間計画は初日の5月3日。息子は朝6時起きで一人寝室を出てリビングで遊び始める。僕と妻は休みの直前まで仕事に集中していたため息子の独り言を聞きつつ寝る。その時、じいちゃんからの着信。「始発で出たから10時ぐらいに駅に着きます」。8時、朝食の準備を怠けてサンドウィッチを買ってきて3人で食べる。「おじいちゃんとおばあちゃんまだ?」息子はじいちゃん・ばあちゃん(以下じいばあ)を待ちわびて早く目が覚めてしまったようだ。10時前になって僕と息子はじいばあを迎えに行くため家を出た。妻は残って掃除など。駅に着くと予定の時間から15分ほど遅れてじいばあが改札を出てきた。急行電車に乗ってと伝えておいたのに、各駅停車に乗ってしまったらしい。東京に来ると「うわあ〜。ここにもドトールあるやん」が口癖のじいちゃん登場。息子は前日に保育園で作った鯉のぼりをじいばあに見せたくて駅に持参していた。じいばあが到着するなり「コレ見て〜」と振り振り見せるも、じいちゃんは「お〜。元気やったか〜!」と会いたくてたまらなかった孫のほっぺたと自分のほっぺたを合わせてすりすり。「コレ作った。コレ作った。」と訴える息子の言葉は届かない。じいちゃんと孫、待ち遠しさのすれ違い。ばあちゃんが「鯉のぼり上手に作ったなあ〜!」と感想を伝えてようやく息子は鯉のぼりを持った手を下ろした。その後、昼食の材料を買ったり通っている保育園を案内してからウチに帰った。昼は妻が弁当を作って近所の公園でピクニック。じいばあに会うのは二ヶ月ぶり。息子はその間に習得したボール投げやランニングバイクで技を披露する。暖かいから暑いへと移り変わるこの季節に息子は汗だくになって走り回った。初日に熱中症になってしまっては計画が台無しなので弁当を食べて早めに帰宅する。帰宅したら昼寝、これはあくまでも親の計画。息子は止まらない。「じいちゃんはコレ持って。ばあちゃんコレ。お父さん…。お母さん…。」と全員参加のブロック遊びが始まった。30分が過ぎ、40分が過ぎ、次々に息子の相手から脱落していく勇者達。最終的には息子もライフを使い果たして泣きながら昼寝した。息子がフル充電で目覚めた夕方、みんなで買い物に行く。夏用のパンツ、ブロック(追加で買った)、弁当箱を手に入れた息子。全てじいちゃんの財布から支払いが完了。初日はこうして過ぎていった。4日(GW2日目)。夜ぐっすり眠った息子はこの日も早朝からリビングに駆けだして行った。リビングにはじいばあが布団を敷いて寝ている。じいばあに「朝だよ!起きて!」と叫んでいる息子。僕と妻は完全にお任せして寝る。昨日買ってもらったブロックでパワーアップした建造物に挑むため、やる気に満ち満ちている。昼には妻の両親(ジージ・バーバ)も合流して外で昼食。その後、全員参加のブロック…。ここぞとばかりに奮闘してくれるじいちゃん達。ジージ・バーバが帰っても息子は遊び続けた。5日(GW3日目)やはりこの日も息子は早朝に起きた。まるで本物の建築現場の作業員のように自身の手掛ける建造物のチェックを怠らない。じいばあと遊べる時間もあとわずか、電車の時間まで建てては壊しをひたすら繰り返した。お別れの時間、帰り道の途中まで見送りをして公園で別れた。その後、強い日差しの公園で水遊びをしてクタクタになるまで遊んで帰った。夜、早朝から全力で遊び続けた息子は「もう遊ばない…」という耳を疑う言葉を放って布団に倒れ込んだ。初日から3日間で近所の公園、外食、買い物、家のおもちゃ、新しいおもちゃを遊び尽くし、四六時中大好きな誰かに遊んでもらえて、思い通りに事が運び過ぎた息子は抜け殻と化していた。そして続けて話し始める。「明日〇〇先生にパンツ見せる…」息子はこの連休中にオムツをほぼ卒業する事が出来た。そしておじいちゃんに買って貰ったパンツをはいている。その成果を早く保育園の先生に見せたいのだ。僕も休みが続くと頭の働きが鈍くなりそうで無性に仕事がしたくなるので息子の「休み飽きたし、そろそろ保育園行ってもいいな」という心境には共感できるところがあった。しかし、息子よ。ゴールデンウィークはまだ続くのだ。ゴールデンウィークの話(後編)につづく
2017年05月09日3週間ほどで少しずつ慣れ始めた息子の転園生活。息子の口から何度も飛び出す友達の名前がある。熱く語るその子の名前は「N君」。外では大人しい息子とはタイプが違うようで、一言で言えば荒々しい雰囲気だ。「N君が蹴ってた」「N君が踏んでた」と暴れ回っている様子を話してくれる息子の顔はとてもうれしそう。蹴られた踏まれたと直接の被害では無いところを見ると現状ではまだ距離を置いて観察している段階のようだが、その口調には「憧れ」にも似た感情が溢れていた。どうやら息子には乱暴者がカッコイイと思っている節がある(パパ日記第11話のK君も乱暴者だったし…)。でもたとえN君が乱暴者だったとしても息子のカリスマになってくれて今は感謝しかありません。妻が仕事で不在の休日。暖かくなったので息子の春夏の衣服を買いに出かけた。去年の衣服は1年で着られなくなり、あのお気に入りもこの高かったやつもクローゼットで眠りにつく。ほぼ毎日見ていてもいつの間に大きくなっているのか不思議で仕方の無い息子の体。ウチの前の川沿いの緑道を二人で歩いてバス停を目指す。自転車が来なければ手を繋がなくても一人でズンズン歩けるようになった。これもまた成長の証。「N君とおんなじ靴下あるかな~」憧れは最高潮。バスが来ると息子は必ず「ピーする~!!」と言って僕から財布を取り上げる。背伸びして電子マネーをピッとタッチすると財布を用済みとばかりに投げ捨てるようにこちらに寄越す。以前この行為によって駅の改札でカード類をぶちまけられた経験があったので毎回ヒヤヒヤしている。降りるバス停が近づくと今度は「まだダメ?まだダメ?」と降車ボタンを押すタイミングを計りだす。でも大抵息子よりも早く誰かが押してしまう。「あれ~赤くなっちゃった…」自分が押すより早く赤い停車ランプが付いたことを嘆く息子。「いや、今押せてたよ!」と嘘フォローして疑念の目で見られたことがあるので、それはもうしない。服屋さんに着くと息子は一目散に靴下コーナーへ「N君とおんなじやつ探すから、お父さんは服見てて!」と役割分担を命じてきた。言われた通りに遠巻きに息子を見ながら息子が飽きないうちにと急いで服を選ぶ。子ども服はかわいいモノがたくさん揃っていて選ぶのが楽しい。絵柄をあしらったモノが多く、つい仕事(イラスト)目線でパターンに注目してしまったり動物のデフォルメの上手さに感心したりして時間がかかる。その間息子は「どこよ~?恐いヤツどこにあるの~?」とお目当てが見つけられない様子。(恐いヤツとはヒーローのことらしい)僕は服を選び終えて息子の靴下探しに参戦。しかし息子が欲しいN君モデルのヒーロー靴下は無く、恐竜がモチーフのかわいい靴下を「これ恐っ!めちゃくちゃ恐い目してるよ!」と必死にプレゼンして熟考の末、「ヒーロー靴下は僕がネットで探す」という条件付きでなんとか採用になった。帰宅後、僕が選んだ服は妻には好評だったけれど、かわいい目線で選びすぎていたことが息子には耐えがたかったようだ。N君の多大なる影響で価値観が「かわいい」から「かっこいい」への転換期を迎えている。そんな息子を納得させるため、かわいいクマのパターンを「クマは恐いよ~。爪は鋭いし、体は大きいし!」と妻と協力してクマの脅威という観点から息子にプレゼンしたら、今度は難関のペンギン。かわいらしいペンギンがちょこんとスイカをキックしてる柄の服を「ペンギンがスイカ蹴飛ばしてるよ。悪いね~。」流石に恐いねとは言えないのでペンギンが食べ物を粗末にするヒール役の設定で乗り切る。そして「明日N君に見せる」と納得の回答を得る。「でも絶対ヒーローのヤツ買っといてよ!」と最後の念押しに余念が無い。月曜日、目覚めた息子は着替えの段になり「これはカッコイイ?これはカッコイイ?」とコーディネートに夢中。結果、クマの服と恐竜の靴下で登園。息子の体はお気に入りの服を誰かに見せたい(つまり褒められたい)とき背筋が反り返るような仕組みになっている。この日もそのボディービルダーのような自信満々の決めポーズで、無言でまずは先生のところへ向かう。まだ自分から気安く声を掛けられるほど慣れてはいないので、先生が息子のアピールに気付くまで息子は反り続ける。「あら~!お洋服カッコイイ!」このお年頃の男子に必要な褒め言葉を完璧に会得しておられるベテラン保育士の一言でようやく息子はいつもの姿勢に戻って、バレリーナのように照れくさそうに踊った。お次はいよいよN君にお披露目する。僕は朝の準備をしながら見守った。N君は教室を出たデッキのところで一人ブロック遊びをしている。息子の決めポーズは準備万端。N君が息子に気付く。「よう」とでも言いそうな雰囲気で軽く左手を挙げた。それだけ。カリスマは容易く人を褒めない。息子が憧れる気持ちが良く分かった。N君は恐い目をしたヒーローの靴下を履いていた。つづく
2017年05月02日東村アキコ先生の名著『ママはテンパリスト』でも「ちびっこ男子はキムタク」とあるように、幼児期の男の子は自分がカッコよくて、「世界の女子はみんな自分のことが好き」と思っているような気がします。そして、その自信を裏付けるかのように、時に「君、イケメンですか!?」とツッコミたくなるような大胆な発言や行動をする息子。こんな風に思うのは私だけ? と思い、周りのママ友たちにリサーチしてみると、このような行動に同じように胸をズキュンとわしづかみされているママが多数!そこで、おそらく特定の年齢でしか見られない、そんな男の子たちのかわいいイケメンエピソードを紹介します。■暗闇で息子が発した一言にズキュン!運動神経抜群で怖いもの知らずの息子2歳。最近一気に話すようになって驚かせてくれるのですが、先日、夜寝る時に電気を消したあと、横になっている私の顔をのぞき込んで一言。「寝る前にチューしてあげるか~」暗闇の中で、息子の“したり顔”が思い浮かぶようでした(笑)。■ママのことが大好き負けん気が強いけれど、妹や小さい子に優しい3歳男児。この間私が「はぁ…」とため息をついたらすぐにかけ寄ってきて、「ママどうしたの? 大丈夫? 僕が守ってあげるよ」とハグしてくれた。ママのちょっとした変化に気づいてくれて、褒めてくれたり、気遣ってくれることが多くなってきました。■恋愛ドラマのワンシーン!?まだ言葉がほとんど出てこない2歳の息子。座ってテレビを見ていたら、後ろから急に抱きしめられ、もちろん無言で顔をぐいっと振り向かされ、キスされた…!これってキムタクしかやっちゃいけないヤツでは? とあたふたしました(笑)。■ママになっても言われたらうれしい言葉サッカーなど体を動かすことが大好きな4歳男児。私の髪がちょっと乱れていた時に、「ママちょっと待って」と言いながら髪を直してくれて一言。「これでママ、とってもかわいいよ」さらに、寒い日に温かい飲み物の入ったカップで手を温め、その手で私の顔を温めてくれた時もキューンときました。■結婚指輪をはめ直して…いつも笑顔でお調子者キャラの2歳男児。私の結婚指輪をはずし、はめ直して、「ママ、これで〇〇くんと結婚だね!」とニッコリ。これを何度も繰り返しやります(笑)。■疲れや苦労が一気に吹き飛ぶ“キュン”とする瞬間幼児期の男の子は、体力がどんどんついてきて、危ないことが好きで、力の加減もまだわからない時期。ママは日々追いかけまわすので必死だったり、痛い思いやヒヤヒヤする思いをすることも多いですよね。でも、こんな“キュン”としてしまう瞬間があると、あまりにかわいすぎて、疲れや苦労が一気に吹き飛んでしまうのではないでしょうか。そんな幼児期のあったかいエピソードは、息子からのママへのプレゼントなのかもしれません。ちなみに、今回小学生の男の子を持つママたちにも同様に聞いてみたのですが、「あぁ、そんな時期もあったような気がする…! けど忘れちゃったなぁ」なんて言葉がよく返ってきました。“キュン”とするようなエピソードがあったら、育児日記などにメモしておくといいかもしれませんね。いつか息子が大きくなった時に話して一緒に笑ったり、反抗期などこの先の子育てにつまずいた時にママが思い出すことで、大きな力になるかもしれません。(古口春菜)
2017年03月12日こだわり息子のこだわり方は、なかなかややこしいというお話です。スーパーにグラノーラを買いに行きました。お目当ての陳列棚を見つけると息子の動きが怪しい。同じ商品なのに、列の後ろの方から取り出したいらしい。手前の商品が崩れてしまうので「全部同じものだから前から取って」と言っても「これがいい〜!」の一点張りで奥の方に手を伸ばす。こういう流れが2、3回続くとかなりしんどいので崩れた棚は自分で直させるようにしたのですが、その並べ方が独特で、箱を積み木のように積み上げるので嫌になります。家に着くと廊下で急に「抱っこがいい!」。僕は背中にリュック、両手に買い物袋を持っていたので「後でしてあげる」と言って前に進むと、「ここでして欲しい!」と得意の一点張りが始まります。抱っこをする地点まで指定し、そこから動きません。なんとか説得して部屋にたどり着いてからも「廊下のあそこでして欲しかったのー!」と駄目押ししてくるので、「じゃあ、お父さんのリュックと買い物袋持ってくれる?」と言うと、「こんなに小さい手だから無理なの〜」と、か弱さアピール。夕食時、お次はみかんのむき方でもめる。みかんをご機嫌でむき終えた息子は「見て〜タコさーん」とタコ型みかんの皮を披露してきた。「ホントだ〜タコさんみたい〜」と返すと「タコさんはもっと足がいっぱいなの!」となんとも理不尽な怒り方。就寝前には寝相を巡って妻と激突。息子は妻の隣で妻に対して直角に寝転び妻の顔を足で蹴り始めるので、小競り合いの末に布団に収納される。冬でも掛け布団を嫌い、遊牧民のように寝室内を移動し、朝になって部屋の片隅で発見される。目が覚めると僕の作業場にダッシュしてきて仕事を妨害した後、無言で出窓に腰掛けて外の景色を眺めている。僕の部屋の窓がお気に入りの場所のようだ。僕は息子が窓枠に収まって外を見ている姿が好きなのでそれを見たいがために部屋を片付けるようになった。息子のややこしいこだわりもたまには良い効果を生んでくれるのでした。
2017年02月28日