映画『トイレのピエタ』の初日舞台挨拶が6月6日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演を務めたロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎、共演する杉咲花、松永大司監督が登壇した。手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督がシナリオを書きあげた本作。余命3か月を告げられた窓ふきのバイト青年・宏(野田さん)と、彼の前に突然現れた女子高生・真衣(杉咲さん)が“人生最後の夏”に体験する純粋で鮮烈なラブストーリーが描かれる。「僕の人生にとって、かけがえの経験になった。この作品を通して、リアルな死の恐怖を味わった分、いまは生きる喜びを何千倍もかみしめている。本当に幸せいっぱい」(野田さん)、「今日は泣きそうです。監督の演技指導は厳しかったが、最後まで私のことを信じてくれた。それに年下の私が言うのも生意気ですが、野田さんは本当に頑張っていた」(杉咲さん)と思い入れの強い本作の封切りに、それぞれ感無量の様子だった。劇中では野田さんが見事な“窓ふき”を披露しており、「監督から『演技の練習はしなくていいから、とにかく窓ふきだけは練習してくれ』と言われて。半年間は家のありとあらゆる窓をふいていた」(野田さん)。松永監督も「窓ふきだけはウソをつけないですから」とこだわりを語った。また、杉咲さんはプールで泳ぐシーンを司会者から褒められると「小さい頃、人魚になりたかったからですかね…」とメルヘンな返答。現場ではプールサイドに待機する野田さんが、スタッフさながら“水面に浮かぶ落ち葉をきれいにする係”を担っていたのだとか。当時をふり返る杉咲さんから「そういえば、プールに落ち葉が残ってましたよ」と“クレーム”が入ると、「1年前のこと、いま言う?」と野田さんは困惑。その奔放ぶりにタジタジだった。『トイレのピエタ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月06日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)が展開するブランド「グラウンド ワイ(Ground Y)」が6月12日、ミュージシャンの高橋幸宏がキュレーターを務める夏フェス「WORLD HAPPINESS」とのコラボレーションTシャツ(1万2,000円)を発売する。「WORLD HAPPINESS 2015」は08年からスタートした、緑豊かな夢の島公演を舞台に展開される都市型フェス。これまで、漫画家の手塚治虫や赤塚不二夫、ミュージシャンの細野晴臣、美術家の横尾忠則などの有名アーティストがメインビジュアルを手掛けてきたことでも知られている。8月23日に開催される今年のフェスでは、山本耀司が自身の愛犬である“凛”を正面に据えたビジュアルを制作した。同Tシャツはそのメインビジュアルをモチーフに制作。3サイズ展開で、2タイプのデザインを用意。コンセプトショップ「グラウンド ワイ」にて数量限定で発売される。
2015年06月05日手塚治虫が死の縁まで綴っていた日記の一節を原案に映画化をした『トイレのピエタ』。公開を前日に控えた5日(金)、タワーレコード渋谷店にて松永大司監督と杉咲花さんがトークショーを行った。実は今回が初対談ということで、監督から「二人だと嫌だって言われると怖いな」というと、杉咲さんからすかさず「これ、楽屋でも言われたんですけど、本当にやめて欲しいな、って思っています」と突っ込みが。すると監督は監督で、「泣かされたって杉咲が色々なところで言っていますけど、虚像ですよ、虚像!」と報道を否定。それを聞き、不服そうな杉咲さんの可愛らしい姿に、会場は温かい笑いで包まれた。本作では、パワフルな役を演じた杉咲さんだったが、オーディションでの初対面では、びっくりするほど声が小さく「この子はないだろうな」って思ったと監督が激白。とはいえ、芝居をした瞬間からのパワーがものすごく、そのギャップに惚れ込み、1年間オーディションを行ったとはいうものの、即決だったそうだ。一方で、監督との思い出はやっぱり泣かされたことですか?とMCから尋ねられた杉咲さんは「そうですね。泣かされたことですね」と応答。「監督の第一印象は、すごく大きくて、前髪が斜めだな、って…」というと会場からは笑いと拍手が起こり、「おいおい、拍手が起こっているじゃないかお前!」と監督が苦笑。お互い信頼関係を持ちながら、すっかり打ち解けている様子だった。完成作品を観た杉咲さんは「監督からの最高のプレゼントだなと思いました。凄いものに出逢ってしまったからこそ、ピエタを超えるものを創らないといけいと思いました」と絶賛。また本作は、「RADWIMPS」の野田洋次郎さんが映画初主演を務めるということでも話題を集めている。杉咲さんは、野田さんについて「ずっと宏(本作での役名)でした。とにかく冷静で繊細で気がついたらみんなが宏を見ているような素晴らしい方でした」と魅力を話した。小説としても楽しめるこの作品について、監督は「理想は、映画を観て、本を読んで、また映画を観てもらいたいです。杉咲花という少女のようなあどけない時から、女の子に変わっていく貴重な過程を収めさせてもらったので、ドキュメンタリーとしても是非味わって欲しいです」とPRをした。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より 新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月05日“いかした”を意味する俗語「rad」と“いくじなし”“腑抜け”という意味を持つ「wimp」という言葉を組み合わせた「RADWIMPS」というバンド名。柔らかい高音に乗せて、この男の口から発せられる、生々しく、時に卑猥でそれでいてどこか純粋で、人間の強さも弱さも、美しさも醜さも表現する詞の数々――。それらは、余命を宣告され、否応なく死と向き合い、人生の最後の最後でこれまでにない生の輝きを手にするこの映画の主人公の姿と重なり合う。映画『トイレのピエタ』において、松永大司監督が、主演を務める野田洋次郎に“芝居をすること”を禁止し、ただそのままでいることを求めたのもうなずける。音楽シーンで唯一無二の存在感を放ち、熱烈な支持を集めるカリスマは、初めて踏み入れた映画の世界で何を感じ、何を表現したのか?映画初出演にして主演を飾り、主題歌「ピクニック」を書き下ろした「RADWIMPS」野田洋次郎インタビュー後篇!漫画家・手塚治虫の日記の最後のページに記されていた“トイレのピエタ”という言葉をモチーフに製作された本作。野田さんは、かつては画家を目指すも挫折し、清掃員のバイトをしながら日々を漫然と過ごしていたが、体調を崩して運ばれた病院で思いもよらぬ余命宣告を受ける主人公・宏を演じている。宏に、そして物語に強い共感を持って、出演を決めた野田さんだったが、当然のように不安はあった。「まず単純に、大根だったらどうしよう?という心配はありました(笑)。監督にも『一度、何かセリフを読ませてから決めたら?』と言ったんですが、監督は終始『大丈夫』って。出演を決めてから撮影までは、少し時間が空いたんですけど、監督からはその期間も撮影中も一貫して『練習はするな』『芝居をしようとするな』と言われ続けていました。おれじゃない他の何かになろうとした瞬間、全てが嘘になってしまう――だから、おれも撮影中は絶対にモニターで演技をチェックすることもしなかったし、監督を信じて監督がいいと言ったものが宏なんだと思っていたので、自分からは『もう一回やらせてください』とも言わないということも決めていました」。とはいえ、演技をせずにそのままの自分でいることも決して簡単ではない。「ありのままで」と言われて、何の疑問もなく自分を出せるのなんて、どこぞのプリンセスだけである。多くの人が「ありのままの自分とは何か?」と考えてしまうのではないか?撮影までの時間が長ければなおさらである。「そこはもう本当にその通りで、ぐるっと一周しましたね(笑)。演技をすることとは何で、しないこととは何なのか?生きていく中で人は演技をするものでしょ。実は演技というのは日常にあるんですよね。じゃあカメラの前で演技しないことってどういうことなんだ?カメラを意識するのか?しないのか…?延々と考えて、おそらくは全ての役者さんが一度は通るだろう道を通りました。友人の俳優に『演じている時は何を考えてるの?』と聞いたりもしたんですが、みんな言うことが違って(笑)、それはそれですごく面白かったんですけど…。出した答えは結局、答えになってないかもしれないけど、何かを意識することなくおれでいること。おれの中で宏と響き合うものを引き出してもらうしかないなと。『よーいスタート』が掛かった時も、楽屋にいる時も、共演者の方と話をしている時も、おれでいればいいんだなと思うようになりました」。だが宏として映画の中で生きるということは、アーティストとしての側面に加え、当然、余命3か月の宣告を受けた男の苦しみや葛藤をも表現しなくてはならなかった。「そこでも『演じる』ということについてすごく考えさせられました。もし僕がたった一人でひとつの箱の中にいて、カメラを前に『あなたは余命3か月の男ですよ。はい、よーいスタート!』と言われたら、そこですることは演技でしかないと思います。でも実際には、共演者の方が周りにいて、本当に不思議なんですが、周りの人たちがこの状況を理解した上で、こちらに言葉を発し、反応し、行動してくれるので、それが僕にとっても真実の世界になって、脳が勝手にこれが本物だと受け入れてスイッチが入って、余命3か月であることを理解していくんです。それはすごく面白い経験でした。普段、僕が一人で嘘をついても、周りがそれに合わせて何かしてくれることはないけど、ここでは『よーいスタート』でみんなで一つの嘘をつく。それは嘘を真実にする作業であり、脳を変化させていくことなんだと気づきました。だから意図的に『おれは余命3か月で…』と言い聞かせるようなことはしなかったのに、撮影が終盤に進むにつれて、周りが僕を見る目、費やした時間や言葉が完全に“死”に向かっていくのが分かるし、何の違和感もなく絶望的な気持ちになっていきました。そこにいるだけで哀しくて仕方なくて、大変でした」。そして当然のように、ミュージシャンとして、もしもこの状況に置かれたら――?と考えた。「元々、僕は他の人よりも死を引き合いに物事を考えがちな部分はあったと思います。残りの人生がこのくらいなら何を選ぶか?と考えたり、生きる喜びというのを死を引き合いにすることでしか実感できないところがあったり…。でも、いままでそう考えてきたのも所詮は絵空事でしかなかったし、この作品を通して感じたのは、こういう状況で最後に何を作るか?そこでものを作る人間の真価が問われるんだなということ。もちろん、最初は苦しんで、のたうち回ると思いますが、最後に自分は何を発するのか?それは、その人がどう生きたかでもあると思う。やはり、自分は曲を作るでしょうね。宏として映画の中の世界で生きて、改めてすごい経験だったし、単純ですが『おれはこのまま生きてていいのか?』とも考えたし、生きる喜びにも触れることができました。もう宏はこの先ずっと、僕の中にい続けるだろうし、だからこそ、まだまだできることをやりたいとも思う。そういう意味ですごく思考がクリアになって、迷いや躊躇がなくなってきたのかなと感じています」。フィクションの世界で死を受け止めたことで手にした生への思いを胸に、野田洋次郎はさらなる一歩を踏み出す。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月05日「年取ったんでしょうね」――。野田洋次郎は少し照れくさそうな笑みを浮かべてそう語るが、その口調からは年齢を重ねることを前向きに受け止めていることがうかがえる。若者を中心に絶大な支持を集めるロックバンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」。その全ての楽曲の作詞作曲を担当し、ボーカルを務める野田さんが『トイレのピエタ』で映画初出演にして初主演を務めた。デビュー以来、音楽の仕事だけに集中してきた。自らが紡ぐ歌詞で、メロディで、声で、演奏で、CDが売れないと言われるこの時代に次々とヒットを飛ばし、多くの人々を熱狂させてきた男は、なぜ“いま”このタイミングで、映画のオファーを受けたのか?理由として口にしたのが冒頭の言葉である。「いまだからこそ、というのは確実にあったでしょうね。もう少し若い頃なら、お話をいただいても考えるまでもなく、もしかしたらお会いすることさえなく断っていたと思います。これまで7枚アルバムを発表してきて、特に前作(『×と○と罪と』/2013年12月リリース)は自分でも手応えのあるものができるという思いがあって、28歳になる頃だったんですが、既にその先のツアーも決まっていて、それが終わればもう29歳だな…なんて思っていた時期にお話をいただいたんですよね」。20代前半から半ばにかけてといまの最大の違いは「自信」。自分なりに外の世界に目を向けることができるようになってきた時期とオファーが良いタイミングで重なった。「若い頃は“とがってた”というのはあると思います(笑)。とがってないと守れない何かがある気がしていました。この世界、染まっていくのは簡単です。ひとつのセオリーやルーティン、誰が作ったかも分からないレールに勝手に乗せられそうになることもあって、それに必死で抗う気持ちもあった。『自分は自分だ』という思いで自分の“純度”を守ろうとしていた部分もあったし、それはよかったといまでも思ってるけど、一方で以前のように力をこめずとも、自分がやればそれは自分色になるんだというある種の自信がこの10年ほどで身についたのかなと思います。もう少し広い視野で周りのことも自分のことも見られるようになって『面白いならやってみようか』と外に向けて毛穴を開いていた時期にちょうど、お話をいただけたのも大きかったですね」。もちろん、提示された物語、そして主人公への共感も引き受けた大きな理由のひとつ。松永大司監督が漫画の神様・手塚治虫が死の直前まで綴っていた日記の最後のページに“トイレのピエタ”とあったのをドキュメンタリー番組で見て、アイディアを膨らませていった。ピエタとは、聖母マリアが磔にされ命を落としたキリストの体を抱きかかえる絵画や彫刻のモチーフ。画家を志すも挫折し、無気力に日々を費やしていたが、ある日突然、病で余命わずかと宣告された宏の最後の夏を描く。「そもそも、俳優という仕事がどういう仕事なのか分かってなかったんです。ものを作る人間として、映画を作る映画監督という存在には興味があって、友人もいたんですが、役者さんに関しては正直、何をどこまでしている人なのか分からないところがあって、だから、最初にお話をいただいた時もピンと来なかったんです。でも脚本を読んで、自分が理解できない“何者”かになるのは無理だけど、理解し共感できる主人公がいて、素晴らしい物語があるから『この人を生きることならできるかもしれない』と思ってやらせていただくことにしました」。美大時代は才能を周りからもてはやされていたが、やがて壁にぶつかり挫折し、絵から離れた生活を送る宏。個展を開くまでになったかつての恋人を前にしても揶揄や自らを卑下するような言葉しか出てこない。そんな宏が野田さんは「かわいく思えた」という。「このかわいらしさって何なのか?あまのじゃくで、物事をエラそうに斜めから見て、自分は何ひとつ成し遂げてないのに世界を見下して、自分もその世界の一員なのに、どこか違うと思ってて――でも、そのひとつひとつを大真面目にやってるんですよね。近くにいたら間違いなくイヤな奴だなって思うけど(笑)、でもそのイヤなところが自分を見ているようでもあったんですよね。自分にとっては自分は特別だし、もちろんそれは誰しもそうなんだけど、そこで周りに合わせることなく生きてる宏がかわいくてたまらなかった。実は、みんなこうやって生きたいんじゃないのか?ダサいんだけど、ヒーローとは正反対でかっこよくもなければ、人を救うでもないし、優しくもないんだけど、でもある種の人の根っこにある願望――こうやって生きたいという理想を体現しているような気がしたんです」。絶望を抱えて絵から離れた宏だが、それでも宏は自分の才能をどこかで信じていると思うか?それとも信じきれなかったからこそ成功を手にできなかったのか?そんな質問に野田さんは「おれは、信じてると思う」とうなずく。「やはり音楽に置き換えて考えた時、もし世間に全く認められずに無視されたら、おれも同じように音楽を捨てていたと思うけど、それでもどこかで自分の音楽を自分だけは信じてると思うんですよね、きっと。みんなにダメだと言われても『お前らが付いて来れないんだ。何で分かんねぇんだよ』っていう気持ちで。宏が筆を置いたのは、絵というのが自分にとって大事すぎて、そこで自分で閉ざしてしまったんだと思うんです」。意地悪な言い方をすれば、成功という物差しで測ったとき、夢に挫折し清掃員として暮らす宏と20歳の若さでメジャーデビューを果たし、ヒット曲を積み重ねてきた「RADWIMPS」の野田洋次郎の間には残酷なまでの断絶がある。だがそれでも、ものを作る人間としての“業”に深くシンパシーを覚え、共鳴した。「もちろんいま、純粋に宏の気持ちに同調するかと言えば違います。でも音楽を始める時、入口に立った時はおれ自身、宏だったし、『どうだっ!こんなの聴いたことないだろう!』って気持ちはいまだにありますよ。『喰らえ!』って気持ちで毎回、曲を出すたびに思ってるし、中途半端じゃイヤだ、おれがやるからにはそこに意味がある――おれがいるからこそできることをやらなきゃしょうがない、他のヤツにできるならそいつがやればいいって思いはある。それは宏もずっと持ち続けてきた気持ちだと思うんです」。そして、しばしの準備期間を置いた上で撮影が始まった――。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月04日「大昆虫展」が7月18日(土)から東京スカイツリータウンで開催される。今年で3回目を迎える夏休みの定番イベント。今年は「昆虫から人間は何を学ぶか」をテーマに、昆虫の能力の素晴らしさや共生の必要性を展示を通して伝える。大昆虫展 in 東京スカイツリータウン チケット情報見どころは子どもたちに大人気の「ふれあいジャングル」。大人も入ることができる大型虫かご(3.78m×14.4m)の中に昆虫が住む森を再現。生きたカブトムシ約200匹が放たれ、子どもたちは自由に触って観察することができる。また、標本展示コーナーでは世界のクワガタや世界文化遺産に登録された富士山の絶滅危惧昆虫など15,000点を超える標本がズラリ。珍しいものでは、漫画家の手塚治虫が中学時代に描いた昆虫画(コピー)の展示も。さらに会期中の毎週土曜と日曜には「昆虫教室」を開催。動物博士吉村卓三による「昆虫おもしろばなし」など、名講師による昆虫トークを聞くことができる。「国際土壌年2015記念『大昆虫展』in 東京スカイツリータウン」は7月18日(土)から8月25日(火)まで。前売チケット発売中。
2015年05月29日6月6日公開の映画『トイレのピエタ』の記者会見が27日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われ、野田洋次郎、杉咲花、松永大司監督が出席した。漫画界の巨匠・手塚治虫が病床で綴った日記の一節をモチーフにした松永大司監督のオリジナル映画となる本作は、ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が映画初主演を果たした話題作。公開を控えたこの日は、日本外国特派員協会で記者会見が行われ、主演の野田と杉咲花、そして松永監督の3人が登場した。幼年期にアメリカで過ごしていた野田は、外国人記者が出席した会見ということで、流暢な英語で対応して「自分としては演技のお仕事が初めてでしたが、素晴らしい才能の方とお仕事ができて本当に光栄でした。皆さんに『トイレのピエタ』の世界を幅広くお伝えしていただければと思います」とあいさつ。「今後も演技の仕事をするか?」という質問には「今回役者としてのオファーで自分にとっては大きなハプニングでしたが、後悔はしていません。非常に素晴らしい経験で正しい決断だと感覚的に感じています。今はオファーがないので何とも言えませんが、やるかもしれないしやらないかもしれないですね」と心境を明かした。そんな野田の相手役を務めた杉咲は、オーディションを受けて宮田真衣の役柄を射止めた。「決まってから最初に野島さんと2人でリハをやった時、1年もオーディションをやっていたので役作りができていたんですが、監督に『全然違う』と言われてから新しい役作りが始まりました」と産みの苦しさを語るも「リハの時に洋次郎さんは役ができ上がっていて、自分ができていなかくてすごく悔しかったです。でもリハを積み重ねていく内に監督から『掴んだね』と言われ、そこから監督に何を言われてもついていく自信ができたし洋次郎さんとは宏と真衣の関係でいられました。2人を信頼したからできたと思います」と17歳と若年ながらも女優としてのプロ意識の高さを見せていた。なお、本作は先日開催された第16回全州国際映画祭でのコンペティション部門正式出品に続き、台湾で行われる2015台北映画祭への正式出品も決定した。映画『トイレのピエタ』は、6月6日より全国公開。
2015年05月28日映画『トイレのピエタ』が5月27日(水)、東京・有楽町の外国人特派員協会で上映され、主演を務めたロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎、共演する杉咲花、松永大司監督が会見を行った。手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督がシナリオを書きあげた本作。余命3か月を告げられた青年・宏(野田さん)と、彼の前に突然現れた女子高生・真衣(杉咲さん)が“人生最後の夏”に体験する純粋で鮮烈なラブストーリーが描かれる。小学生の頃にアメリカで生活した経験をもち、ソロアーティストとして海外デビューも果たしている野田さんは「出演オファーは、人生における大きな出来事。自分にとって演技は初めての経験だが、後悔はしていないし、自分の決断は正しかった。何よりここにいる素晴らしい才能と一緒に仕事ができて光栄」と流ちょうな英語で挨拶し、駆けつけた外国人記者をうならせた。一方、約1年間にわたるオーディションで真衣役を勝ち取った杉咲さんは、「役作りをしてリハに臨んだが、監督から『全然違う』と言われ、一から新しく真衣という女の子を作り直した」と渾身の役作りをふり返る。それだけに「撮影が終わっても、ずっと自分の中に真衣がいて、1か月は引きずっていた」と言い、「とにかく監督と野田さんを信頼していたからこそ、演じることができた」と話していた。二人をキャスティングした松永監督は「野田洋次郎という人が作る歌詞や楽曲、ライブの姿に艶っぽさを感じた。映画が描きたい『生きる』『死ぬ』というテーマにも通じる雰囲気を持っていた」「オーディションの段階から、杉咲花の演技はすごかった」とそれぞれの起用理由を説明。これを受けて、野田さんに対し「今後も演技をしたいか?」と質問が飛ぶと、野田さんは「今回のように、ピンとくる企画があれば…」と静かに意欲を燃やしていた。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年05月28日「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初主演し、2015年のブレイク女子・杉咲花やリリー・フランキー、大竹しのぶ、宮沢りえらと共演する『トイレのピエタ』。つい先日、未公開シーンを含むメイキング映像や松永大司監督の過去作品の特集上映も決定した本作から、野田さん、杉咲さんの素顔が垣間見られる撮影現場の写真2点がシネマカフェに到着した。画家への夢を諦めて、フリーター生活を送っていた園田宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)。宏は同じように純粋で孤独、ときに激しい感情をむきだしにする真衣に翻弄されながらも、次第に心惹かれてゆく…。“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督が完全オリジナルストーリーとして脚本化した本作。10代から大人の女性にいたるまで幅広く支持される人気ロックバンド「RADWIMPS」のフロントマンとはまた別の姿を、演技初挑戦にして映画初主演となる野田さんが見せることでも、早くも話題を呼んでいる。今回届いたのは、まず、ビルの窓ふきのバイトをする宏役の野田さんが、松永監督と談笑している写真。美大を卒業しながらも画家の夢をあきらめた宏は、大都会のビルに虫のようにしがみつき、窓をふくという無為な日々を過ごしていることを象徴するシーンだが、普段クールな野田さんは珍しく(?)全開のスマイルを披露。また、2枚目の写真では、プールサイドでカメラを構え、何かを撮影している野田さんの後ろで、杉咲さんがキュートにカメラ目線でポーズ。オーディションから真衣役に抜擢された杉咲さんにとって、プールでのシーンはかなり重要な場面となったはずだが、リラックスして撮影に臨んでいたことが伺える。いま最も気になる、この2人が織りなす、激しくも切ないラブストーリーが、ますます楽しみになってきた。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年05月26日ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初主演することで話題の『トイレのピエタ』の公開を記念して、5月30日(土)~6月5日(金)、渋谷・アップリンクにて松永大司監督過去作品一挙上映が決定。本作の未公開シーンも盛り込んだメイキング映像も上映されることが明らかになった。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督が完全オリジナルストーリーとして脚本化した本作。渋谷・アップリンクでは「松永大司監督七番勝負」と題した特集上映として、松永監督が過去に制作したドキュメンタリー3本、短編が3作品が期間中連夜上映される。そして、『トイレのピエタ』の未公開シーンも盛り込んだメイキング映像を上映されることも決定。撮影現場を唯一記録した密着ドキュメントの第一章が上映される。また、各上映回にはゲストを迎えたトークイベントが実施され、青木崇高や、内田慈、岡山天音、門脇麦、鈴木亮平、手塚眞監督、ピュ~ぴる、松江哲明監督など、豪華ゲストが登壇予定。今をときめく俳優などを間近で見れる貴重なチャンスだ。野田洋次郎の初演技と同様に、長編第一作目ということもあり松永監督への注目も大きく集まる本作。メディアへの露出が少ない野田さんの姿を観ることができるメイキング映像は、大きな話題になりそう。ぜひこのイベントを通して、本作への期待を膨らませてみて。『トイレのピエタ』は、6月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年05月25日「ヒットラーにはユダヤ人の血が流れている」――アドルフ・ヒットラーの出生の秘密が記された機密文書を巡り、歴史の大きなうねりの中で翻弄されていく人々を描いた手塚治虫の歴史漫画『アドルフに告ぐ』。この手塚の代表作が演出家・栗山民也の手により今夏舞台化される。5月某日、神奈川にある稽古場を訪ねた。舞台『アドルフに告ぐ』チケット情報栗山は過去にも手塚作品『火の鳥』『ブッダ』の演出を手掛けた経験があり、『アドルフ~』は3作品目にあたる。物語は、第二次世界大戦前後の日本とドイツで展開される出来事が中心だが、時間軸は1938年から現代までと非常に長い。また次々と場面が変わる構成のため、セットはシンプルな作りになっている。この日行われていた稽古では1シーンやるごとに俳優を集め、栗山がひとつ一つのセリフに「ここは厳粛になりすぎないように」「あまりリアルにしない方がいい」と細かく指示を与えていた。その姿に迷いは感じられない。すでに明確なビジョンが出来上がっているようだ。主人公のアドルフ・カウフマンを演じるのは成河。同じ“アドルフ”の名を持つユダヤ人のカミル(松下洸平)そしてヒットラー(高橋洋)と出会ったことから、数奇な人生をたどることになる。日本人の母とドイツ人でナチス党員の父を持つカウフマンは親友のカミルを庇った為ユーゲント(ナチス党員養成所)に入れられてしまう。やがてヒットラーに傾倒していき、命令とあらば簡単に人を殺す男に変貌していく。成河は「カウフマンは自分が何者かもよくわからず、どこに属していいのかもわからない。彼のもつアイデンティティの曖昧さは共感できます。この物語は決して純粋で善良な市民が悪に手を染めていく話じゃない、“正義と正義の戦い”の話なんです」と語る。本作を舞台化したいと思った理由を栗山に尋ねると「今の時代、過去があるから現在がある、当たり前のことなのにそこから遠ざかってしまっているでしょ」と言う。ホロコーストという苦い歴史もまた過去の事実だ。栗山は「国境を渡れば、民族、宗教、言葉、食べ物だって違う。それをひとつにまとめることはできない。世の中には多様な価値観があるんだと認め合うことが健康な世界のあり方なんです。この作品を通して一番伝えたいことです」と力を込めて語った。現代史への無関心が広がりつつある昨今、アドルフたちが生きた時代を知ることで、現在のわたしたちがいる世界を改めて見つめ直す作品となりそうだ。公演は6月3日(水)から14日(日)までKAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて。宮崎、京都、愛知公演あり。
2015年05月22日ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が5月21日(木)、都内で行われた主演作『トイレのピエタ』(松永大司監督)の完成披露試写会に出席し、「違和感ですね。力をどこに込めたらいいのか…、不思議な感じ」と初の舞台挨拶に対し、率直な感想を語った。また、この日は野田さんと親交が深い俳優・佐藤健が本作に出演していることが情報解禁された。佐藤さんは、野田さん演じる主人公が入院する病院で働く清掃員役で出演し、共演を果たしており、「野田さんから、映画に出演するという話を聞いていて、今回少しですが参加できたのが嬉しいです。脚本を読ませて頂いて、すごく素敵な話だと思いました、野田さんの感性で、そのまま、自然なまま出ていけばきっといい映画になると思いました」とコメントを寄せている。“マンガの神様”手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画化へと至った本作。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田さん)が、余命3か月と告げられ、人生最期の夏を迎えたある日、彼の前に純粋な女子高生・真衣が現れて…。「人生にとって、かけがえのない作品になった。ぜひ世に出てほしいと思った作品なので、今日は嬉しいです。脚本に出会い、出演したいと思った直感を信じて良かった」と感無量の野田さん。「ものづくりと言っても、やはり音楽とは全然違う。映画はあくまで監督のもので、僕の人生をお貸ししている感覚。監督がもがく姿を、まるで責任を放棄したように(客観的に)見られるというのも貴重な体験だった」と独自の感性で、撮影をふり返った。また、主題歌「ピクニック」も手がけており、「監督や共演者の皆さんから受け取ったエネルギーの愛おしさを、忘れたくなくて、焦りながら、でもじっくりと曲に残した」と語っていた。完成披露試写会には野田さんと松永監督をはじめ、共演する杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰が出席した。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年05月21日サーチフィールドは、地域特化型クラウドファンディング「FAAVO」上で募集していた支援金が目標金額を達成したことにより、マンガサロン「トリガー」を東京都・渋谷区にグランドオープンすると発表した。オープン日は6月17日。マンガサロン「トリガー」は、4,000タイトル以上の蔵書の中から専属のコンシェルジュが顧客の好みに合わせた運命の一冊を推薦し、知らないマンガに出会う喜びを提供する新業態の店舗。店内は落ち着いた大人のカフェ・バーをイメージした内装で、イベントスペースでは、有名マンガ家を迎えたファンイベントをはじめ、新刊販促イベント、ファン同士で1つの漫画について語り明かすイベントなどを開催予定。また、来店できないファンも楽しめるよう、これらのイベントはすべて動画配信するという。さらに同店では、手塚治虫の『完全復刻版 火の鳥』など、1冊10万円を超える作品や絶版となったプレミアムマンガも蔵書。同店のプロデュースは、堀江貴文氏が代表を務めるマンガ書評サイト「マンガHONZ」が手掛けるとのことで、マンガHONZが蔵書を厳選するほか、常駐するコンシェルジュも同サイトでトップの読書量を誇るというレビュワー2名が交代で務めるという。利用料は1ドリンク+チャージ500円。年会費3万6,000円の「ゴールドトリガー」会員、もしくは1万2,000円の「シルバートリガー」会員になると、チャージ料が不要になるなどの特典が受けられる。このほか、店内には「深夜食堂の『豚汁定食』」や「大野さん(スクリュードライバー)」、「燃えろ、オレの小宇宙よ!(モスコミュール)」(いずれも800円)など、マンガにちなんだ料理やドリンクメニューも多数用意される。
2015年05月21日東京都・六本木の国立新美術館は、1989年から現在までの25年間に焦点をあて、日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に展望する展覧会「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」を開催する。会期は6月24日~8月31日(火曜休館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)。観覧料は当日一般1,000円、大学生500円。同展は、意識やライフスタイルがめまぐるしく変化してきた日本社会を概観するため、世相の変化や進化するテクノロジーの進化を映し出す日本のマンガ、アニメ、ゲームを展望するもの。手塚治虫が亡くなった1989年以降のおよそ25年間に焦点をあて、作品と作品の関係性、そして同時代の社会やテクノロジーと作品との関係を、8つの章で構成した展示で解説する。展示内容は、「王道」たる熱気あふれるテーマの作品を紹介することに始まり、テクノロジーやネットワーク社会を背景とした世界観を持つ作品や、制作技法として3次元CGなどのデジタル映像技術を駆使した作品、アイドルの卵・プロ野球選手・歴史上の人物などさまざまな「キャラクター」たちの生きる「世界」を表現した作品、「日常」と「非日常」が交差した作品など、様々な視点から分類したマンガ、アニメ、ゲーム作品を紹介。また、3つのジャンルのなかでも特に世相に素早く反応するマンガに着目し、その時々に応じた多彩な題材を作品として描き、働くこと、作ること、日本の伝統文化を継承することなど、現実とリンクした多様なテーマを持つマンガを中心に紹介する章も設けられている。また、インターネット上での情報共有やコミュニケーションが新たな作品を生み出す土壌となっている実例として、個人・同人制作や二次創作など、ネット社会を背景とした、新たな創作プロセスの中で生み出された作品を紹介。そのほか、ゲームのプレーヤー自身が遊ぶだけに留まらず、作品の実演者としての役割を持ち、作品の「完成形」を押し広げる役割を担い、周りの観衆を巻き込んだ体験の共有へと導く「コミュニケーションの場」と呼ぶべく進化したゲーム作品など、「コミュニケーション」視点からも作品紹介がされている。さらに、展覧会の最終章では、アニメの動きやゲームにおけるリアルな映像表現の作り手に注目。ITや映像技術の進化だけでは実現できない技術を使う作り手の「ワザ」や「思い」、その「手業」を、作品を通して紹介するということだ。
2015年05月19日4月30日、『アジアラグビーチャンピオンシップ2015』香港代表戦の日本代表メンバー発表記者会見が行われた。エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ(HC)は、3番(右プロップ)に主将の畠山健介、7番(右フランカー)に2キャップ目の村田毅、11番(左ウイング)にスーパーラグビーに参戦中の山田章仁、14番(右ウイング)に2キャップ目の松井千士、15番(フルバック)に不動の五郎丸歩らを選出。ジョーンズHCと畠山主将は、ラグビー日本代表の応援キャラクターに決定した手塚治虫原作の漫画『鉄腕アトム』のコラボレーションTシャツを着て登壇した。アジアラグビーチャンピオンシップ2015 チケット情報指揮官が「我々はベストの23名を選んだ。このゲームのために2週間にわたりタフなトレーニングをしてきた。前の試合よりもいいパフォーマンスができると信じている」と語れば、主将も「23名がいいパフォーマンスができるようにいち選手、そしてリーダーとして役割を果たしたい」とキッパリ。ジョーンズHCは5月2日(土)・秩父宮ラグビー場で開催される香港戦を点では捉えていない。「香港戦だけではなく、これからの試合すべてが『ラグビーワールドカップ(RWC)』へ向けての積み重ねとなる。『RWC』への道であり、9月19日(土)(南アフリカとの初戦)にチームをピークへ持っていくためにやる」。ゆえに、ポジション争いも激化する。ジョーンズHCはウイングのポジションに言及した。「ウイングには藤田(慶和)、松井、山田、カーン・ヘスケス、松島幸太朗の5人がいる。『RWC』のメンバーは3枠だろう。山田がその3枠に入るかどうかのテストになる」。2003年『RWC』で豪州代表を準優勝に導き、2007年『RWC』では南アフリカ代表のアドバイザーとして優勝に貢献した世界的名将の要求は高い。長足の進歩を見せるスクラムについても、「非常に上達しているが、『RWC』を考えるとまだまだやるべきことはある」と指摘する。畠山も「(昨年 11月の)グルジア戦からしっかりミーティングをして、選手たちでお互いに確認しながら進めている。まだ完成していないし、やり続ける中で見えてくるものもある」と同意した。さらに主将は「『RWC』メンバーにふさわしいゲームをしてくれるたろう」と語った。『アジアラグビーチャンピオンシップ2015』は、5月2日(土)・秩父宮ラグビー場で日本代表×香港代表、5月9日(土)・レベルファイブスタジアムで日本代表×韓国代表がキックオフ。香港戦では日本代表応援キャラクター・鉄腕アトムが来場し、オリジナルグッズも販売される。また、日本代表の桜ジャージを着た来場者には、日本代表選手のテストマッチ出場歴を示すキャップに相当する桜レガシーをプレゼント。チケット発売中。
2015年05月01日BookLiveが運営する総合電子書籍ストア「BookLive!」で17日、漫画家・田中圭一氏が人気漫画家の"渾身の一コマ"を聞くインタビューコーナー「わが生涯に一片のコマあり」にて、『パタリロ!』作者・魔夜峰央氏のインタビューが掲載された。手塚治虫タッチのパロディー漫画『神罰』で知られ、著名作家の絵柄をとのまねたシモネタギャグを得意とする漫画家・田中圭一氏。彼がインタビュアーを務める「わが生涯に一片のコマあり」は、これまでも『宇宙兄弟』の小山宙哉氏や『快感フレーズ』の新條まゆ氏など話題の人を取り上げてきたが、第9回では『パタリロ!』の魔夜峰央氏の"渾身の一コマ"に迫った。そして、スランプを乗り越えてギャグ漫画を描き始めた経緯や、自然に動き出す『パタリロ!』のキャラクター、ギャグ漫画では珍しい"読者を泣かせるストーリー"についてなど、知られざるエピソードを田中圭一の独自の視点で聞き出している。また、「BookLive!」では、『パタリロ!』を10巻以上まとめて購入すると最大でTポイント2,800ポイントがもらえるキャンペーンを開催するほか、「BookLive!」会員を対象に、抽選で魔夜氏の直筆の名前入りサイン色紙が当たるプレゼント企画も実施している(応募締切は4月30日)。
2015年04月17日ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が映画初主演する『トイレのピエタ』(6月6日公開)が、30日から開幕する第16回全州(チョンジュ)国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に、日本映画としては唯一正式出品されることがこのほど明らかになった。本作は、漫画家・手塚治虫が亡くなる直前までつづっていた病床日記にインスパイアされた松永大司監督が、完全オリジナルストーリーで脚本化した作品。劇場長編初監督作品として、今回の恋愛映画を完成させた。余命宣告をされた青年が孤独な少女と出会い、互いにしがみつくような"恋ではない恋"をすることで生きる力が芽生えていく物語で、ヒロインに注目の若手女優・杉咲花、共演にリリー・フランキー、大竹しのぶ、宮沢りえ、MEGUMIら実力派が顔をそろえることでも話題になっていた。今回出品が決まった全州国際映画祭は、2000年よりスタートした韓国第2の権威ある映画祭。有名な俳優や監督の作品だけではなく、無名でも野心的な若い映画作家の作品を積極的に紹介し、これまでも次世代を担う新進作家たちの作品が数多くこの映画祭によって発掘されている。過去に邦画では山田洋次監督『東京家族』(2013年)、松江哲明監督の『フラッシュバックメモリーズ3D』(2013年)などが出品。松永監督自身も、ドキュメンタリー映画デビュー作『ピュ~ぴる』にて4年前に本映画祭で発掘された一人だった。映画祭には、松永監督が出席する予定。また、24日より開催される第32回釜山国際短編映画祭にも同監督による短編映画『死と恋と波と』がインターナショナルコンペティション部門に正式出品されることが決定しており、同時期に2本の作品が国際映画祭のコンペティション部門に出品される快挙となる。(C)2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年04月02日人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初主演することで話題の『トイレのピエタ』が、この度、第16回全州(チョンジュ)国際映画祭の「インターナショナル・コンペティション部門」に出品されることが明らかになった。日本映画としては唯一正式出品となる。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画監督・松永大司が完全オリジナルストーリーとして脚本化した本作。主演の野田さんを始め、杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰、大竹しのぶ、宮沢りえら豪華キャストが集結している。今回出品が決定した全州国際映画祭は、韓国の中でも第2の権威ある映画祭で、有名な俳優や監督の作品だけを揃えるのではなく、無名でも野心的な若い映画作家の作品を積極的に紹介している。過去には山田洋次監督作の『東京家族』、松江哲明監督の『フラッシュバックメモリーズ3D』、朴思柔監督の『60万回のトライ』、諏訪敦彦監督の『M/other』が出品している。松永監督自身もドキュメンタリー映画デビュー作『ピュ~ぴる』にて4年前に発掘されたひとりだ。松永監督は、第32回釜山国際短編映画祭においても短編『死と恋と波と』(岡山天音・門脇麦出演)が「インターナショナルコンペティション部門」に正式出品も決定しており、同時期に2本の作品が国際映画祭のコンペティション部門に出品されることになる。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月31日伊勢丹新宿店本館5階アートギャラリーで、4月8日から14日(最終日18時終了)まで、アーティスト・佐藤翠の作品を展示販売する美術展「佐藤翠 Spring Closets」が開催される。佐藤の作品は、“対象をそのままに細かく描く”のではなく、“対象がもつ魅力、場所の空気感、香り”までもが描き込まれるのが特徴。同氏自身が好むものを題材にされ、キャンバスの中では抽象的な色の帯が絡まり合う中、具体的な対象が描かれ、絵画の平面上には立体性が表現される。佐藤は、新作を発表するにあたり、「その空間全てが特別な場所、私のイマジネーションのクローゼットみたいなもの。美しいものを目にしたときの印象、その場の空気に包まれる体感、上質な素材から得られる感触、そして色や装飾を抽象的に落とし込んだ」と語っている。同店担当バイヤーは、「装飾的でありながらも開かれた空間を持つ佐藤さんの作品は、絵画の歴史上においてアカデミックな実験としても、新たな展開に挑んでいる」と評価する。今回、会場で販売される作品は、「Raspberry closet」(65万円/194cm×162.4cm、アクリル、油彩、綿布、2014年)、「Rose pink closet」(65万円/162.2cm×194cm、アクリル、油彩、綿布、2014年)、「Shoes shelf 4(ローマ字の4)」(25万円/100cm×80.3cm、アクリル、油彩、綿布、2014年)など、春のファッションをテーマとした作品がそろう。会期中の4月12日には同ギャラリーにおいて、「小山登美夫ギャラリー」の代表を務める小山登美夫と佐藤翠によるギャラリートークショー(14時から/予約不要・無料)が開催される。佐藤翠は1984年生まれ。2010年、東京造形大学大学院造形学部で修士課程を修了。13年には、上野の森美術館で開催された「VOCA展 2013現代美術の展望-新しい平面の作家たち」で大原美術館賞を受賞し、同作品は大原美術館にコレクションされた。また、2015年8月には銀座の資生堂ギャラリーで開催される3人展に参加するほか、6月6日公開の映画『トイレのピエタ』(監督・脚本:松永大司、原案:手塚治虫)の展覧会シーンでは自らの作品を提供している。
2015年03月30日手塚治虫の『アドルフに告ぐ』が舞台化される。描かれるのは、「アドルフ」というファーストネームを持つ3人の男たちが、第二次世界大戦を背景に、イスラエル建国などの歴史的な事件にも関わりながら数奇な運命を辿る物語。日本に住むふたりのアドルフ少年には、成河、松下洸平、そして、アドルフ・ヒットラーに高橋洋が抜擢された。演出の栗山民也とともに、この手塚の代表作にどう向き合うのか。3人のアドルフに話を聞いた。舞台『アドルフに告ぐ』チケット情報ナチス党党員のドイツ人外交官の父と日本人の母を持つ少年、アドルフ・カウフマンを演じる成河。松下扮するユダヤ人のアドルフ・カミルと、親友の絆を結びながらやがて憎み合うことになる。「チラシにこんな手塚さんの言葉がありました。“この話は本当は、恋愛ものじゃないかと思うんです”と。愛が憎しみに変わるという意味では、カウフマンとカミルも恋愛のように感じますし、ナチス党員にとってはヒットラーはまさに恋愛対象。その根っこにある人間的な感情をしっかり表現すれば、カウフマンのことも理解していただけるのではないかと思っています」。一方、ナチスに迫害される側を演じる松下。「苦しみながらもまっすぐ誠実に生きるカミルには、教わることがたくさんあるなと感じています。家族や愛する人など、命をかけて守るものがある人間の強さには、単純に憧れますね」。また、ヒットラー役を務める高橋も、「負の部分を含め、自分をはるかに越える大きさを持つ人間を演じるのはハードルが高い」と言いながらも、「愛するとか怒るとか、直接的な人と人との関わりがきちんと描かれている作品。バックグラウンドがわからなくても、感じるものはあると思います」と意気込む。物語の背景には、戦争、民族、宗教といったものが入り組んでいる。が、「こういう作品に携わって、過去を学び伝えていけるのが、役者をやっててよかったと思える瞬間。お客様にとってもいろんなことを考えるきっかけになれば嬉しい」と松下が言えば、高橋も、「自分でどうすることもできない大きな何かによって時代が動いているのは今も同じ」と、今に通じるものがあると訴える。さらには、「決して人ごとにはできない作品だなと感じます。栗山さんの緻密な演出は、気づいたら物語に入り込ませてくれると思いますし。何か考えるきっかけになる作品になれば、と思っています」と成河。見せたいのは歴史ではなく人間。3人のその思いは、力強い舞台を誕生させるだろう。舞台は6月3日(水)から14日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールで上演後、京都、愛知で公演。神奈川公演のチケット一般発売は3月28日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行も実施中。3月23日(月)午後11時59分まで受付。取材・文:大内弓子
2015年03月20日春は、新しいことを始めたり、ワクワクするものに出会いたくなりますよね。そんな気分なら、仕事帰りにちょっと寄り道!「スペシャルなアフター6」を過ごしてみてはいかがでしょう?オススメは、アートに触れてみること!アートと聞くと、ちょっと敷居が高そうな印象もありますが、今春は気軽に楽しく、アートに触れられるイベントが開催されるんです。芸術に触れて、自分の感性を磨けば、もっともっとキレイになれるはず!銀座でお買い物をしながら、まるで美術館感覚!3月18(水)~31日(火)までの期間、「ファッションで銀座を、日本を元気にしよう!」を合言葉に松屋銀座、銀座三越、プランタン銀座が共同で開催するファッションイベント「GINZA FASHION WEEK」が行われます。なかでも、昨年創業145年を迎えた銀座最古の百貨店「松屋銀座」は、アジア最大のルイ・ヴィトン店舗や、女子の憧れのシューズブランド、クリスチャン・ルブタンのショップも入っている、日本一ラグジュアリーな百貨店です。期間中は、今春のテーマでもある「ニホンノココロ~SAKURA(さくら)~」にちなんだ商品やイベントが目白押し!そのひとつとして、手塚治虫漫画「ユニコ」と人気アーティスト清川あさみさんの「ユニコ×さくら」をテーマにしたアートで、店内やショーウィンドウが華やかに彩られます。この豪華コラボは、見ておかないと損ですよね!「ユニコ」のオールカラー版が刊行!国民的漫画家の手塚治虫「ユニコ」のオールカラー版(リトルモア刊)が、3月18日に先行発売されました!新刊の発売を記念して、松屋銀座では、2種類のチャリティーピンバッジが販売されます。さらに、tabモール(お店に無い商品も取り寄せ、試着できるショッピングwebサイト)では、「ユニコ」のイラスト入りバッグセットが限定で登場!ここでしか手に入らないレアアイテムなので、興味のある方は、ぜひチェックしてみて。小腹が空いたら・・・おいしいアートもアリ!?芸術に触れて、お買い物を楽しんで、小腹がすいたら、おいしいアートを堪能してみるのはいかがでしょう?「パティスリー界のピカソ」と賞賛されている、女性に大人気の「ピエール・エルメ・パリ」と「ユニコ」がコラボしちゃったんです!松屋銀座のピエール・エルメ・パリの店舗では、「ユニコ」の特製限定3個入りBOXに詰め合わせたマカロンが、数量限定で販売されます。こちらもこの期間だけの超レア商品なので、ぜひゲットして、特別感を存分に味わってみては?ようやく暖かくなってきて、お出かけ意欲も、お買い物欲求も高まってきた頃ですよね!松屋銀座は銀座駅直結のため、仕事帰りにも気軽に立ち寄れるので、お出かけしやすいのも、うれしいポイント!スペシャルなイベントで、今年は春を誰よりも先に感じてみませんか?
2015年03月20日サイバーエージェントが手がけるクラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake」にて、漫画家・こうの史代の「この世界の片隅に」をアニメーション映画として映像化するプロジェクトが始動。このほど、3月9日(月)の設立からわずか8日後の3月18日(水)で目標資金調達金額の2,000万円を突破したことが明らかとなった。絵が得意な少女・すずは、ある日突然、海軍勤務の周作の妻になるために、20キロ離れた町・広島県呉に嫁ぐ。ときは昭和19(1944)年。18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らすが、戦争は激化。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく中、それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない――。文化庁メディア芸術祭「マンガ部門大賞」を始め、第9回手塚治虫文化賞「新生賞」を受賞した漫画家・こうの史代が2007年~2009年の間に掲載した同名コミックを原作に、『マイマイ新子と千年の魔法』では監督を、『魔女の宅急便』(’89)では演出補を務めた片渕須直がメガホンを取り映像化する本作。「片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援」プロジェクトは、本作の公開実現に向け、スタッフの確保やパイロットフィルム制作の費用を調達するため3月9日(月)に設立。開始初日に750万円を集め、5日で1,500万円を超え、8日後には目標金額である2,000万円の資金を調達するに至った。この金額は、映画ジャンルでの国内クラウドファンディングでは史上最高額となり、本プロジェクトの注目度の高さを示す結果となった。制作支援メンバーになると、各金額のコースに合わせて、先行情報配信や先行上映など様々なプレゼントが受けられるほか、本編のエンドロールに自身の名前を載せることもできるとのこと。本プロジェクト終了日は2015年5月29日(金)を予定しており、更なる支援の拡大が期待される。(text:cinemacafe.net)
2015年03月18日銀座三越、プランタン銀座、松屋銀座の共同イベント「第8回ギンザ ファッションウイーク(GINZA FASHION WEEK)」が、3月18日から31日まで開催される。第8回目の開催となる今回は、“GINZA を楽しもう”を共通テーマに、各百貨店がそれぞれの独自テーマを掲げ、それにちなんだファッションやイベントなどを展開する。“Sakura咲く”をテーマにした銀座三越では、全館をあげて桜とともに春の訪れを楽しむアイテムを展開。「トリー バーチ(TORY BURCH)」では15年スプリングコレクションのショルダーバッグ(7万5,600円)より、桜をイメージさせるピンク色カラーの限定モデルが登場する。その他、ポップアップショップを展開する「ダイアン フォン ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)」のドレス(8万5,320円)など、アパレルではデザインに花やピンクを取り入れたアイテムをラインアップした。一方、アクセサリーでは「ヴァンドームブティック」が、本物の桜を象ったブローチやイヤリング(各7,560円)を提供。ロンドン発のアクセサリーブランド「ginta」でも、繊細なカッティングで桜を表現したネックレス(4万2,120円)、リング(8,640円)、ブローチ(9,072円)などが展開される予定だ。更に、キッチンウエアを展開する「ル・クルーゼ(LE CREUSET)」からは、花を象った“フルール”コレクションから、同店限定カラーとなるシフォンピンク(3万2,400円)を展開。その他、「銀座甘楽」の「水サクラ」(259円)、「銀座冥利ここん」の「ここん釜焼さくらカステラ」(756円)など、桜を感じる様々なスイーツを取りそろえる。ファッションウイーク中の館内では、参加ブランドによる“春のパーティースタイル”をテーマにしたファッションショーや、スタイリストの大草直子が春のトレンドスタイルを提案するトークショー、FASHION HEADLINEのトークイベント「モード誌クロニクル」などのイベントも催される。また、プランタン銀座でも“桜-SAKURA-”をテーマに、桜をイメージしたアイテムの数々をラインアップした。スイーツでは「マグノリアベーカリー(MAGNOLIA BAKERY)」より、桜の花を添えた「サクラ カップケーキ」(税込480円)が登場。その他、「アンジェリーナ(ANGELINA)」の「さくらモンブラン」(税込486円)、「ナチュラルクレープ(NATURAL CREPE)」の「桜クレープ」(税込540円)なども展開される。一方、アパレルでは花をモチーフとしたワンピースやパンプス、ハンカチ、ストールなどをラインアップ。保湿成分のシアバターを用いた「ロクシタン(L'OCCTIANE)」の「チェリーブロッサム シマーリングボディミルク」(税込3,456円)など、桜を香りでも楽しめるアイテムも用意した。また、“ニホンノココロ~SAKURA(さくら)~”をテーマにした松屋銀座では、手塚治虫の最後の少女漫画『ユニコ』と、アーティストの清川あさみがコラボレーションし、館内のショーウインドウや館内を彩る。更に、25日からは全国に先駆け、2階の特設スペースにてオールカラー版『ユニコ』を先行販売。同作の複製原画も展示される他、登場キャラクターをモチーフにしたオリジナルピンバッジ、書籍にオリジナルバッグを付けた百貨店限定スペシャルセットなどが販売される。また、「ピエール・エルメ・パリ」の限定フレーバーマカロンでも、ユニコ限定パッケージが提供される予定だ。その他、館内ではハーパーズ バザーとのコラボイベント「さくらスペシャルデイズ」として、シルエット切り絵サービスやさくらカクテルバーなどを展開。ラグジュアリーシューズ&バッグメゾン「ロジェ・ヴィヴィエ(Roger Vivier)」の回顧展では、貴重なアーカイブピースの展示や、15SSコレクションの日本限定アイテムが販売される。
2015年03月17日手塚治虫と赤塚不二夫の二大巨匠による漫画キャラクターが掛け合わされたビジュアルを用いて、ドメスティックブランドがデザインしたファッションアイテムが伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区で3月25日から4月7日まで限定発売される。参加ブランドは「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」「ミントデザインズ(mintdesigns)」「タロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)」「ケイスケカンダ(keisuke kanda)」の四つ。三越伊勢丹が今年掲げたテーマ「this is japan」の一環で、同期間のテーマ「ジャパンセンスィズ(JAPAN SENSES)」をテーマに日本のカルチャーを紹介するという趣旨で企画化された。同企画に至った経緯について担当バイヤーは「近年マンガやアニメなどとのコラボレーションが百貨店の取組みとしてお客さまに支持されつつある中で、ジャパンセンスィズのタイミングで日本のマンガの原点でもある作者と何かできないかと考えた。両作者別々ではなく、お二人のクリエイションがドッキングされたビジュアルが誕生し、実力のある東京デザイナーとのコラボが実現した」とコメントする。ドレスキャンプは「リボンの騎士」と「ひみつのアッコちゃん」がミックスされた「リボンのアッコちゃん」のイラストが連続するテープ生地を裾にあしらったドット柄トップス(3万9,000円)、スカート(4万9,000円)などを用意。絶妙なバランスで融合したリボンの騎士とひみつのアッコちゃんが印象的なアイテムに仕上がっている。ミントデザインズは、ニャロメとレオと同ブランドのアイコンキャラクターであるドールちゃんが肩を組んだ後ろ姿のイラスト「ニャロメ×レオ+ミントデザインズ」をパターン化してプリントしたTシャツ(7,500円)、キャンバスバッグ(7,500円)、ブラウス(2万2,000円)、ドレス(3万5,000円)などをデザイン。モノトーンのシンプルな線で描かれた柄だが、よく見ると三つのキャラクターがデザインされているというミントデザインズらしい手法でのオマージュとなる。タロウ ホリウチは、ニャロメとブラックジャックがミックスされたキャラクターをモチーフにしたスタジャン(4万8,000円)、裏毛トップス(2万7,000円)、ボーダーワンピース(2万円)、メンズシルエットTシャツ(1万7,000円)などを用意。思わず笑みがこぼれるようなユーモア溢れるニャロメ×ブラックジャックが誕生した。ケイスケカンダからは、両作家の漫画タイトルを総柄にアレンジした柄トートバッグや、両作家のおなじみモチーフアイテムだけを抜粋してパターン柄にしたアイテムが登場する。いずれのファンにとってもたまらないコラボレーションとあり、このユニークな取組みに注目が集まりそうだ。TOKYO解放区では、今後も東京カルチャーにフォーカスした企画を継続していく。
2015年03月17日文化庁メディア芸術祭「マンガ部門大賞」を始め、第9回手塚治虫文化賞「新生賞」を受賞した漫画家・こうの史代の「この世界の片隅に」をアニメーション映画として映像化するプロジェクトが立ち上がった。このプロジェクトは、サイバーエージェントが手がけるクラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake」で設立されたが、5日間ですでに資金援助の金額は1,500万円を超え、Makuakeの支援金額歴代5位の記録となっている。こうの氏が第二次世界大戦前後の広島県呉市を舞台に描き、「漫画アクション」(双葉社)にて2007年~2009年の間に掲載された同名コミックを原作とする本作。絵を描くことが好きな少女・すずと、彼女が突然嫁ぐことになった海軍勤務の周作の夫婦のやりとりを通して、戦時中の庶民の日常を丁寧に描き出す。監督には映画『マイマイ新子と千年の魔法』などで知られる片渕須直。監督は、在学中から宮崎作品に脚本家として参加。『魔女の宅急便』(’89)では演出補を務め、その後もTVシリーズ「名犬ラッシー」(’96)、「BLACK LAGOON」(’06)など数々のヒット作を乱してきた。片渕監督は、今回のプロジェクトについて「空を飛ぶものに憧れて、自由に大空を舞う姿を描き出したいと思った頃もありました。けれど、ぽつんと雲の上に浮かぶことが孤高に見えても結局は一人ぼっちなのだと気づいてからは、地の上で暮らす人の姿を画面に描き出したいと思うようになりました。すずさんこそそういう人です。そしてそんなすずさんは、原作漫画を読んだ人みんなから愛されています。すずさんは戦時中の世界で、毎日の暮らしを営み続ける人です」とコメントを寄せる。さらに戦時下の時代を描く本作について「『戦時中の物語』『空襲の登場する映画』というと『小学校の頃、体育館で見せられた教育映画みたいなもの?』と誤解してしまう向きもあるようですが、そうではありません。原作『この世界の片隅に』は、さまざまに新しい漫画表現を凝らして活躍する、こうの史代さんが心血注いだ力作なのです。愛すべきすずさんのいとおしさを、彼女がそこですごす『世界の片隅』のありさまを、そこに流れた大切な時間を、自分にできる限りの理解をした上で、映画の画面の上に描き出してみたい。そう思っています」と語っている。そんな想いを抱えた片渕監督と本作のアニメーションを制作するのは「坂道のアポロン」(’12)、「残響のテロル」(’14)などのTVアニメを手がけてきた「MAPPA(マッパ)」。また、本作の準備にはすでに4年もの歳月が費やされているとのこと。集まった資金は、作品のためのスタッフの確保や、パイロットフィルムの制作に使用されるとのことだ。資金援助は「すでに1,000万円」と前述で紹介したが、プロジェクトの目標金額は「2,000万円」。片渕監督の想い描く世界が映像となってスクリーンいっぱいに広がる日に期待したい。(text:cinemacafe.net)
2015年03月13日●マイナビニュース会員の“テルマエ・ロマエ”的な出来事シリーズ累計500万部を突破し、マンガ大賞2010&第14回手塚治虫文化賞短編賞をW受賞したヤマザキマリのベストセラーを、「のだめカンタービレ」の武内英樹監督が映画化、古代ローマの浴場設計技師ルシウスを演じる阿部寛ら“濃ゆい”顔の日本人俳優陣がローマ人役に挑み、日本と古代ローマの“風呂”の違いを細かく比較した奇想天外コメディ「テルマエ・ロマエ」。“古代ローマ人が現代の日本の風呂にタイムスリップし、ローマの風呂に変革をもたらす”第一弾、そして “斬新なテルマエ(浴場)を作ったことで(またタイムスリップしつつ)、国家の陰謀に巻き込まれる”第二弾と、たかがお風呂、されどお風呂な長編映画です。ちなみにこの映画版、原作にはないキャラクターが登場し、原作のエピソードを下敷きにしながらも独自のストーリーが展開されるのもポイントだ。ちなみに「テルマエ・ロマエ」は、日本語にすると「ローマの公衆浴場」となるそうだ。その大ヒットコメディ「テルマエ・ロマエ」シリーズ(全2話)が、3月7日19時からWOWOWシネマ(3月8日18時からはWOWOWプライムにて)で一挙放送されるのを記念し、このたびマイナビニュース読者の中でも、特にお風呂好きを自認する方々300名を対象に「お風呂に関する」アンケートを緊急実施!お風呂という魅惑の空間……だれもが包み隠さず開放的になれる場所……個人宅であるならトイレに続き最も一人になれるリラックススペースでもあります。だからこそそこにはさまざまな秘め事があるはず!ということで、「マイナビニュース会員にも起きている!? “テルマエ・ロマエ”的な出来事」をお楽しみください。○魅惑の一人空間、自宅風呂での行動まずは「自宅の風呂にはどのくらい入っていますか?」というクエスチョン。10~30分が40.0%、30分~1時間が43.7%と、忙しい毎日、お風呂でこれくらいユックリしてもバチは当たりません。中には1時間半~2時間(1.0%)、2時間~3時間(0.7%)という猛者も! 雑誌読んだり、ビデオ見たり、エステしたり、結構できることありますもんね。中には5~10分(6.7%)という方々もチラホラ。ここで筆者の素朴な疑問ですが…ちゃんと身体を洗えているのか、と心配しちゃいますよ(笑)さて、そのユックリ派に聞いたのが、「お風呂を楽しむためのグッズ」について。ど定番の入浴剤をはじめ、スピーカー、防水テレビ、マッサージグッズ、本など、思い思いのバスタイムを楽しんでいる様子。ええ、ええ、もちろん中にはこういう回答もありましたよ、「アヒルちゃん」……これは一体、どうやって使ってるんでしょうか?お湯にプカプカ??使い方についても聞いてみたいですね。次に珍回答が期待される「お風呂でついやってしまう癖」というクエスチョン。こちらは期待通りで、誌面が足りるか心配です(ウェブだけど)。ちなみに予想通りに多かったのが、「鼻歌」「妄想」「うたた寝」がトップ3です。みなさんはどうでしょうか?・タオルでクラゲを作る(女性・21歳 事務系専門職)・毛を抜く(女性・30歳 秘書・アシスタント職)・潜って胎児気分を味わう(女性・30歳 その他)・入ってすぐ湯船の外でおしっこ(女性・25歳 事務系専門職)皆さん、結構いろいろやっているんだなぁと感心至極。「潜る人」や「体形確認」も多かったですね。そんな中、トップ4くらいにランクインしているのが、「オナラをする」(女性・23歳 事務系専門職)(女性・37歳 販売職)(男性・22歳 専門職)でした。やはり……よかった、仲間がいて……。○え!そんなことしちゃうの?な銭湯&温泉「お風呂であった恥ずかしいエピソード」についても伺っております。全裸&個人空間だけに、滑らない話はありません……。・せっけんで滑って股を打った(女性・42歳 事務系専門職)・クレヨンしんちゃんのぞーさんを彼氏が真似して笑ったこと(女性・28歳 販売職)・大声で歌っていたら隣の家から“へたくそ!”と怒鳴られた(男性・36歳 営業職)・滑って転けて全裸のまま失神してた(女性・31歳 秘書・アシスタント職)銭湯や温泉で見事にすっ転んでいるお方を拝見したことがありますが、ホントに危ないので、みなさんお気をつけくださいね。あらぬところが丸見えですし……ある意味セクハラ的な……。そしてその公共の場である、銭湯&温泉についてです。「テルマエ・ロマエ」で俄然注目を浴びている銭湯&温泉。人が集まるところに笑いあり。「銭湯や温泉で、人の行動を見てビックリしてしまったことがありますか?」・タオルで股間をピシャンピシャンと、すごい音を立てて叩いていた(男性・31歳 技術職)・いつ行ってもサウナにこもっているおじさんがいた(男性・23歳 営業職)・水風呂にずっと入っているおばさんがいた(女性・27歳 技術職)・水着着用なのに、素っ裸で入っていたおじさんがいた(女性・32歳 販売職)多かった回答が「身体を洗わずそのまま湯船に入ってきた人がいた」という類。自宅風呂なら構いませんが、不特定多数の皆さんが使う公共の場。キチンと身体のホコリや汚れを取ってから入浴していただきたいと思います。あっ、1つ大事な回答があったのを忘れておりました。・ヅラが取れている人がいた(男性・38歳 技術職)……くれぐれもお気をつけください!●温泉&銭湯での恥ずかしい体験○あなたは大丈夫? 公共浴場での恥ずかしい体験「温泉&銭湯での恥ずかしい体験」というクエスチョン。「ムダ毛の処理を忘れていた」という“温泉&銭湯あるある”な回答が多数を占めました。中には「アンダーヘアの処理を念入りにしすぎて丸見えだった」(女性・22歳 その他)という超恥ずかしい体験をした方もいますが、その方結局「気にしてないふりをして堂々と振舞った」というから驚き。「脇毛の処理忘れ」(女性・31歳 事務系専門職)という方も「脇を締めて入った」と堂々の入浴スタイルを披露。「道路から丸見えの露天風呂」(男性・43歳 営業職)に入ったという方も「すぐにタオルを巻いた」そうなんですが……いやいや案外みんなそんなに見てないカモですよっ(笑)最後のクエスチョンは「銭湯や温泉で起きた“恐かった”エピソードはありますか?」というもの。ホントに怖い系からほのぼのまで、“温泉&銭湯あるある”です。・大阪の温泉。半分以上が、背中に模様が入った方達だった(男性・48歳 事務系専門職)・露天風呂の外に生きてる熊がいたから(女性・28歳 販売職)・露天風呂で、誰もほかに入っていないのに脱衣所に着替えが置いてあった(男性・36歳 営業職)・露天風呂に入っていたら吹雪になって目の前が真っ白になったこと(女性・28歳 専門職)・とても広いのに一人(女性・27歳 クリエイティブ職)「のぼせた」という方も相当数いらっしゃいました。チルアウト、そしてリラックスできるお風呂ですが、最近ではヒートショック現象なんていうのも取りざたされています。のぼせたり転けたり、危険も多いので、マナーを守りつつ、楽しい入浴を心がけたいですね。ということで、いかがでしたか? 3月7日19時からWOWOWシネマ(3月8日18時からはWOWOWプライムにて)で一挙放送される「テルマエ・ロマエ」シリーズ。主人公ルシウスはどうやって古代ローマから現代の日本へタイムスリップするのか? 古代人ルシウスと上戸彩扮する現代人・山越真実の恋の行方は? そして何より古代ローマ人にとって、現代日本人にとって、お風呂とはなんなのか?そう、この映画を見ると絶対お風呂に入りたくなる! ってことで、3月7日と8日は、お風呂に入る前に「テルマエ・ロマエ」を見ることにしよう!もちろん、事前の特設サイトをチェックする事もお忘れなく。また、今回はこの放送を記念し、「豪華お風呂セット」もご用意!ツイートしてプレゼントを当てよう!
2015年03月06日ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎(Vo./Gt.)が、映画初出演&初主演を果たす『トイレのピエタ』。このほど、野田さんが歌う本作の主題歌「ピクニック」も収められた予告編映像が解禁された。“マンガの神様”手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画化へと至った本作。主人公は、画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。今回届いた映像では、夜のプールで2人は叫び、笑い、弱音を吐きながらも支え合うーー野田さん演じる絶望を抱えた青年と、杉咲さん演じる孤独な少女が、世界の片隅で出会い、互いにしがみつくようにぶつかり合い、次第に恋へと変化していく様子が綴られている。そんな2人のほかにも、宏の入院仲間・横田役のリリー・フランキーを始め、大竹しのぶや人気モデルの市川紗椰など個性豊かな面々がなんとも優しげな表情で、野田さん演じる宏を見つめている。さらにラストには、野田さんが一心不乱に何かを描きあげていく姿も収めれらており、本作の鍵を握りそうな描写も。まずは映像から“俳優・野田洋次郎”の演技を覗いてみて。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月04日「第38回日本アカデミー賞」における各部門の最優秀賞が27日、都内で発表され、山崎貴監督、八木竜一監督による『STAND BY ME ドラえもん』が「最優秀アニメーション作品賞」を受賞した。「最優秀アニメーション作品賞」は、1月14日に発表された「優秀アニメーション作品賞」の『思い出のマーニー』『ジョバンニの島』『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』『STAND BY ME ドラえもん』の計5作品から選出。同賞のプレゼンターは、前年度の受賞作品『風立ちぬ』から奥田誠治プロデューサーが務め「昨年『風立ちぬ』の受賞ありがとうございました。スタジオジブリの最新情報ですが、宮崎、高畑両監督、鈴木プロデューサー。すこぶる元気です。優秀賞の皆さんおめでとうございました」とスタジオジブリの近況を加えながらあいさつし、会場にひと笑い起こした。授賞式には、山崎監督と八木監督の両名が揃って出席。八木監督は「今の気持ちはタケコプターで空を飛び回りたいくらいうれしい。この作品には多くの人が力を尽くしてくれました。代表してその方々に感謝を申し上げます」と『ドラえもん』のひみつ道具になぞらえて喜びを表現しながら、スタッフへの感謝を伝えた。そして山崎監督は「CGでアニメーションを作ると簡単に機会が作ってくれるんじゃないかと思われがちなんですけど、全部手作業です。ものすごく細かい作業を重ねて作っているものです」と3DCGアニメーション制作の苦労を明かし、「何年もかけて作ったものを表彰していただいて、本当にうれしいです」と語っていた。また、山崎監督は『永遠の0』で最優秀監督賞も受賞しており、最優秀アニメーション作品賞とのダブル受賞は史上初。「日本アカデミー賞の存在意義は、エンターテイメントにもちゃんと光を当ててくれるということ」と同賞の重みを噛み締めながら、「その中で、皆が死に物狂いで作った映画がこうやって賞をいただくことができました。監督賞はみんなの賞で、誇りに思います。これからも監督をやっていいんだと言われているような気持ちで、すごくうれしいです」と喜びを爆発させた。日本アカデミー賞の「優秀アニメーション作品賞」は2006年より始まり、過去の受賞作品は、2006年『時をかける少女』、2007年『鉄コン筋クリート』、2008年『崖の上のポニョ』、2009年『サマーウォーズ』、2010年『借りぐらしのアリエッティ』、2011年『コクリコ坂から』、2012年『おおかみこどもの雨と雪』、2013年『風立ちぬ』。ここに2014年作品として『STAND BY ME ドラえもん』が加わった。
2015年02月27日早稲田大学(早大)は2月27日、手塚治虫の名作「ブラック・ジャック」に登場するキャラクター「ピノコ」を再現したロボットの動画を公開した。このピノコロボットは、総合芸術集団「Human Art Theater」が同作品の舞台化に挑んだ「『漫劇!!手塚治虫 第一巻』~手塚治虫の名作が舞台で蘇る!~」に同大学理工学術院の高西研究室(高西研)が協力したもの。舞台は2月18日~22日にかけ、池袋シアタグリーンBIG TREE THEATERにて上演されていた。公開された動画は、双子の姉のコブの中で脳や手足、臓器などがバラバラに収まった状態で生きているピノコを、天才的な腕をもつ無免許外科医のブラック・ジャックが手術で取り出すエピソードのリハーサルの様子を撮影したもの。その手術シーンで登場するピノコロボットは、搭載されたCCDカメラや25個のモーター駆使しして、与えられた体に戸惑う姿、外の世界を初めて見る様子を演じている。
2015年02月27日早稲田大学は2月20日、手塚治虫の名作「ブラック・ジャック」に登場するキャラクター「ピノコ」をロボットとして再現したと発表した。これは総合芸術集団「Human Art Theater」が同作品の舞台化に挑んだ「『漫劇!!手塚治虫 第一巻』~手塚治虫の名作が舞台で蘇る!~」に同大学理工学術院の高西研究室(高西研)が協力したもの。「ピノコ」は作中に登場する少女。双子の姉のコブの中で脳や手足、臓器などがバラバラに収まった状態で生きているピノコを、天才的な腕をもつ無免許外科医のブラック・ジャックが手術で取り出し、身体を与えるエピソードで登場する。高西研はピノコを再現するため、各臓器や脚部、また胴体部から腕部を着脱できるように設計した。目にはCCDカメラを搭載しているためピノコ視点の映像をプロジェクタで投影することもできる。全身で25個のモーターを使用することで、愛らしい存在であるピノコの完全再現を試みた。舞台では手術を施された直後、与えられた身体に戸惑いつつも、確かめるように首や手足を動かし、外の世界を初めて見る様子を"演技"するという。同舞台は2月18日~22日まで、池袋シアタグリーンBIG TREE THEATERにて上演されている。
2015年02月20日