『サマーウォーズ』(2009年)などで知られる細田守監督の最新作で、7月11日に公開されるアニメーション映画『バケモノの子』の世界を体感できる展覧会『バケモノの子』展が、7月24日~8月30日に東京・渋谷ヒカリエで開催される。本展示では、『時をかける少女』(2006年)『サマーウォーズ』(2009年)『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)、そして新作『バケモノの子』に至る細田監督作品の絵コンテや背景美術などの展示に加えて、話題のクリエイターとコラボした体感型展示コーナーを設置。細田監督と多くのスタッフが作り上げた映画の魅力に迫る。さらに、『バケモノの子』をはじめ、過去作のオリジナルグッズが販売される「スタジオ地図SHOP」も併設する予定だという。『バケモノの子』は、細田監督の3年ぶりとなるアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。主人公のバケモノ・熊徹役には俳優の役所広司、熊徹の弟子である九太の青年期を染谷将太が、少年期を女優の宮﨑あおいが担当。そして、ヒロインの楓を声優初挑戦の広瀬すずが演じる。そのほかにも、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋、山路和弘、黒木華、宮野真守、長塚圭史、麻生久美子ら豪華キャストが名を連ねている。(C)2006 TK/FP(C)2009 SW F.P.(C)2012 W.C.F.P(C)2015 B.B.F.P
2015年04月23日5月1日より公開される人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の撮影に使用された、8メートルの実物大イングラムのデッキアップイベントが21日、東京・新宿で行われた。実物大イングラムのデッキアップは、2014年3月の豊洲デッキアップを皮切りに、吉祥寺や中野、東京国際映画祭、東京マラソン2015といった東京都内、そして大阪・京都・名古屋・福島など、全国各地で開催。吉祥寺でのデッキアップでは、駅前に観客が殺到してしまい中止を余儀なくされたこともあったが、多くの観客が集まる一大イベントとして認知されている。デッキアップイベントには、泉野明役の真野恵里菜、後藤田継次役の筧利夫、カーシャ役の太田莉菜、灰原零役の森カンナら主要キャストに加え、押井守総監督が登壇。さらに、この日のイベントは警視庁とのコラボレーションが実現し、女性白バイ隊の「クイーンズスターズ」や警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」も応援に駆けつけた。新宿駅前から歌舞伎町方向に抜ける目抜き通りの新宿モア4番街で行われたイベントには、約250人の観覧客が詰めかけ、イベントの開催をTwitterなどを通じて知ったファンが多数来場。登壇者を代表して筧が「全国各地で行われてきたデッキアップ。私がよく飲みに来る、演劇の聖地である紀伊国屋ホールのある新宿でできることを非常にうれしく思っております。デッキアップイベントは縁起物です。持ち上がった際にはレイバー様を神聖な気持ちでお迎えください」と筧節を披露すると、登壇者たちは失笑。さらに「若い頃からウロウロしていたところで、マイクを使った大音量で声を出せるということが、どれだけ幸せなことかわかるでしょうか? パトレイバーありがとう、東北新社ありがとう、思い出横丁ありがとう、テング酒場、ABCマートありがとう」と、ノリノリで演説を行い観客の笑いを誘った。イングラムとともに全国各地のイベントに出動した真野は「新宿ピカデリーで、毎回舞台あいさつをしましたが、やっとここ新宿でデッキアップイベントができました」と感慨深げな様子。今回の長編でイングラムに立ちはだかる灰原零役を演じる森は「イングラムをいつもどうやって運んできているのか疑問に思いました」と率直な疑問をぶつけると大田が「腕は取っているみたいだけど、このまま運ばれてくるよ」と回答。押井総監督は「デッキアップ、そろそろ限界かな? と。そろそろ耐用年数が限界に近いかもしれないので、今日が最後になるかもしれません。普段、歩いている新宿の町でデッキアップイベントができるので、気分は最高です」と上機嫌で感想を述べた。待ちに待ったデッキアップは、筧が音頭をとって行われ、全長8メートルのイングラムが見事に立ち上がりその勇姿を見せると集まった観客たちから大きな歓声が上がった。イベントの最後に警視庁のコラボということで筧が「警視庁の皆さんのご協力がなければ、このイベントは成立しなかったと思います。本当に皆さんのおかげです。私はこれから、白バイのおまわりさんを道路の隅っこのちょっとわかりにくいところで見かけても、なんとも思いません。喜んで皆さんに従いたいと思います。安全第一!」とのあいさつで締めくくった。
2015年04月22日人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写版最新作『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』がいよいよ5月1日(金)から公開。アニメ版に続いて本作でも監督を務める押井 守の映像作家としてのキャリアを凝縮したムック本『押井 守ぴあ』が、4月25日(土)に発売される。「THENEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦/全国券」チケット情報押井 守監督に聞く9000字インタビューを筆頭に、真野恵里菜や千葉繁ら実写版パトレイバー主要キャスト陣インタビュー、絵師・寺田克也氏たちによる実写版イングラム・デザインワークス、イメージボード集など映画の予習に役立つ直前情報が満載。さらに、アニメ版パトレイバーはもちろん、代表作『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』シリーズ、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』などにもフィーチャー。押井監督をよく知る作曲家の川井憲次、アニメーターの山下将仁らによる「今だから明かせる」話の数々はマニアにはたまらない内容となっている。現在「BOOKぴあ」では、予約購入者特典としてオリジナルクリアファイルがもらえるキャンペーンを実施中!■『押井 守ぴあ』2015年4月25日(土)発売1350円(税込)ぴあ(C)2014 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会(C)1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMANT(C)1984 東宝 (C)高橋留美子/小学館
2015年04月15日女優の広瀬すずが、7月11日に公開される細田守監督のアニメーション映画最新作『バケモノの子』で声優に初挑戦することが明らかになった。本作は、『時をかける少女』(2006年)『サマーウォーズ』(2009年)『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などを手がけた細田監督の3年ぶりとなるアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。広瀬が演じるのはヒロインの楓。渋谷にある進学校に通う女子高生で、染谷将太演じる九太と図書館で知り合う。アフレコを終えた広瀬は「声のお仕事は初めてでしたが、会話の尺も決まっているし、自分のニュアンスと絵の表情が微妙に違ったりもするので難しかったです」と振り返る。初日は「『人間ってこんなに緊張するんだ』というくらい緊張して、とても焦っていました」と話しつつも、「非現実的な世界観だからこそ、役者さんたちがリアルに近づけることで感動を与えることができる、と今回の経験から学びました」とアニメ作品への初参加は実りあるものだったという。細野監督は、広瀬の声優初挑戦に「想像以上の素晴らしい表現力でひっくり返りました」と驚いており、「演技とか、芝居という一面的な部分だけじゃなくて、その表現力のダイナミックさ、情報量の多さに、なんでこんなことができるんだろうと、現場で驚くことが多かったです」と絶賛している。なお、主人公のバケモノ・熊徹役には俳優の役所広司、熊徹の弟子である九太の青年期を染谷が、少年期を女優の宮﨑あおいが担当。その他にも、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋、山路和弘、黒木華、宮野真守、長塚圭史、麻生久美子ら豪華キャストが名を連ねている。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年04月13日東京・池袋にある映画館「新文芸坐」のオールナイトプログラムとして、「押井守映画祭2015」の第3夜が4月25日に開催され、ゲストとして同監督作品にも多数出演している声優の古川登志夫と千葉繁が登壇することが決定した。本イベントは、今回で67回を数える「新文芸坐×アニメスタイルセレクション」の一つとして実施。これまでにも国内のアニメーション作品を中心に上映を行うとともに、第一線で活躍する制作関係者を招いてトークショーを開催し、話題のプログラムとなっている。「マニアック編」と題し今回上映されるのは、押井監督実写第一作にして千葉が主演を務めた『紅い眼鏡』(1987年)。実験的スタイルが特徴の不条理OVA『トワイライトQ/迷宮物件FILE538』(1987年)。古川が主演し、千葉が録音監督を担当した劇場アニメ『MAROKO麿子』(1990年)。全編ポーランドロケを敢行したVFX映画『アヴァロン』(2001年)の4本。中でも、『紅い眼鏡』は「仏語字幕版」での上映が決定。これは当時、カンヌ映画祭出品のために準備され、諸般の事情でお蔵入りになったもの。昨年春にキネカ大森30周年記念で初めてお披露目されただけで、まさに「マニアック編」にふさわしい、押井監督作品ファンにはたまらない一本となる。今回トークショーに登壇する古川と千葉は、押井監督の人気シリーズ『うる星やつら』や『機動警察パトレイバー』などにもレギュラーとして参加。監督の人となりや知られざる演出術などが語られるという。イベントは、開場22:15/開演22:30(終演予定6:05)。料金は一般3,000円/前売り・友の会2,800円で、前売り券は劇場窓口・チケットぴあにて、3月28日より販売が開始される。(C)1987押井守/オムニバスプロモーション(C)2000 Mamoru Oshii and Avalon Project. All Rights Reserved.
2015年03月26日5月1日より公開される人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』に対して、ハリウッドで活躍する鬼才ギレルモ・デル・トロ監督から熱いコメントが寄せられた。2013年に公開されたSFロボットアクション映画『パシフィック・リム』の監督・脚本・製作総指揮を務めたギレルモ・デル・トロ監督は、「日本のアニメや特撮に多大なる影響を受けた」と公言しており、『パシフィック・リム』公開時に来日した際も日本の映像作品が描くテクノロジーについて称賛。ギレルモ監督が選ぶ好きなロボットベスト10の中には『パトレイバー』がランクインしており、『パシフィック・リム』の劇中で登場するイェーガー(人型ロボット)の"ストライカー・エウレカ"を製作する際には『パトレイバー』からインスピレーションを受けたと具体的に語るほど敬愛ぶりが伺える。そんなギレルモ監督は、『パトレイバー 首都決戦』公開に対して「人間とテクノロジーの関係を、誰よりも深く壮大に描く、押井守は、私の偉大なるお手本です」とコメントを寄せている。今回コメントを寄せてくれたギレルモ監督だけではなく、押井監督作品は世界中のクリエイターにさまざまな影響を与えている。例えば、『攻殻機動隊』(1995年)の実写化プランを発展させて『マトリックス』(1999年)を生み出したウォシャウスキー姉弟や、5月23日に公開される『チャッピー』でイングラムに似たロボットを登場させたニール・ブロムカンプ監督などが挙げられ、今回の実写版『パトレイバー』が今後のハリウッドにどの様な影響を与えていくかが期待される。『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は、これまでTVアニメ、OVA、コミック、小説、劇場版など幅広い展開を続けてきた『機動警察パトレイバー』シリーズ初の実写作品。初期OVAや劇場版1・2を手がけた押井総監督が新たな世代の"特車二課"の物語を全7章と長編劇場版を完全新作で構成。5月1日に公開される長編劇場版は、総監督である押井守氏が監督・脚本を務め、最新鋭4Kカメラで撮影された高精細映像と、日本映画初となるドルビーアトモスによるサラウンド音響で制作されている。1,000万人を人質に東京を蹂躙するテロリスト集団を相手に、特車二課の隊員たちが立ち向かっていく物語が描かれ、現実の国際政治上も緊張状態の続く東アジア情勢も背景に、日本映画の枠に収まらない壮大なスケールの作品に仕上がっている。(C)2015 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION –PATLABOR-」製作委員会
2015年03月18日1980年にNHK総合で放送されたTVアニメ「名作シリーズ」をもとに製作されながらも未公開となり、長らくお蔵入りしていた幻のアニメーション映画『劇場版 ニルスのふしぎな旅』が、1月31日より東京・渋谷アップリンクにて劇場公開されることが决定した。『ニルスのふしぎな旅』は、スウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴ氏の児童文学を原作としたTVアニメで、1980年1月~1981年3月までNHK総合で放送。妖精の魔法で体を小さくされてしまった少年ニルスが、ハムスターのキャロットとガチョウのモルテンとともに、渡り鳥の故郷ラップランドを目指す物語が描かれた。これをもとに1983年には劇場版のアニメーション映画も製作されたが、劇場公開されることなく長らくお蔵入り。約32年の時を経て、"幻の名作"が国内初の劇場公開となる。本作は、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『THE NEXT GENERATION パトレイバー』で知られる押井守氏がタツノコプロから尊敬する鳥海永行氏に続く形でスタジオぴえろに移籍して演出した作品でもあり、押井監督は「この作品で鳥海永行氏に演出家として育ててもらった」と回想。なお本作のスタッフには、鳥海永行氏、案納正美氏、押井氏の3名が監督に名を連ねている。『劇場版 ニルスのふしぎな旅』は、1月31日に東京・渋谷アップリンクで開催される「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」内で国内初上映。上映期間は1月31日~2月6日まで。詳しい上映スケジュールは特設サイトまで。(C)学研教育ICT 1
2015年01月14日『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』で知られる細田守監督の最新作『バケモノの子』が2015年7月に公開されることが先日発表され、大きな話題を呼んでいるが、このほど本作の特報映像が解禁。初の映像が公開された。人間界<渋谷>とバケモノ界<渋天街(じゅうてんがい)>という交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。ある日、少年は渋天街に迷い込み、バケモノ・熊徹(くまてつ)の弟子となり、九太(きゅうた)という名前を授けられる。その偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりだったーー。自身が立ち上げたアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」の第1回企画・制作作品である『おおかみこどもの雨と雪』(’12)が興収40億円突破の大ヒットを記録し、第36回日本アカデミー賞では、「最優秀アニメーション映画賞」を受賞した細田監督。前作『おおかみこどもの雨と雪』では“母と子”を描いたが、本作では“父と子”をテーマに「修行と冒険の物語」を描くといい、また舞台となる渋谷からは「一歩も出ません」と、本作でのこだりも先日の会見で明かしていた。そんな本作の初の映像となる、今回の特報。後に九太と名ずけられる少年が、大勢の人々が行き交う渋谷の大交差点でぽつんと佇む姿、そしてバケモノ・熊徹との出会いの瞬間が映し出される。声優はまだ未発表とあって、劇中のキャラクターたちの“声”は聞けないものの、映像のラストには九太と熊徹の謎のダンス(?)も収められており、摩訶不思議な世界の中、彼らがどんな物語を紡ぎだすのか?続報に注目が集まりそうだ。『バケモノの子』は2015年7月11日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月15日『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』で知られる細田守監督の最新作『バケモノの子』が2015年7月に公開されることが発表された。12月11日(木)、東京・有楽町の東宝本社で行われた記者会見で発表された。すでにフランスでの公開も決定している。人間界<渋谷>とバケモノ界<渋天街(じゅうてんがい)>という交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。ある日、少年はバケモノの世界に迷い込み、バケモノ・熊徹(くまてつ)の弟子となり、九太(きゅうた)という名前を授けられる。その偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりだった…。自身が立ち上げたアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」の第1回企画・制作作品である『おおかみこどもの雨と雪』(’12)が興収40億円突破の大ヒットを記録し、第36回日本アカデミー賞では、「最優秀アニメーション映画賞」を受賞した細田監督。誰もが共感できる身近で普遍的なテーマ性と、「ファンタジックでありながらリアル」という相反する設定がミックスされた細田監督独自の世界観は、新作『バケモノの子』でさらにパワーアップする。前作『おおかみこどもの雨と雪』で問いかけた“新しい家族観”を継承し、孤独を抱えたバケモノと少年の出会いと冒険を活写する。以下、細田監督からのメッセージ「現代社会の変容とともに、家族観も変化するのは必然です。旧来の伝統的な家族観はもはや参考にならず、私たちは、家族の新しいあり方を模索しなければならない瀬戸際に立たされています。新しい子どもたちは何を道しるべに成長すればよいのか。また新しい大人である私たちは、子どもたちにどんな姿を見せ、何を手渡してあげられるのか。この映画を通して共に考えていけたらと思っています」。「『バケモノの子』は、ひとりぼっちの不幸な少年が、強いけれど身勝手な独り身のバケモノと出会い、想像を超えた冒険をする物語です。子どもたちは、バケモノとの修行と冒険が、心躍るおとぎ話になるように。若者たちには『自分は何者であるか』という彼らの時期の切実な問題に、寄り添い励ましてあげられるように、そして大人たちにとっては、少年とバケモノの唯一無二の絆を通じ、大きな充実感と幸福感が得られるように。エンターテインメントの作法に則り、あらゆる世代が楽しめる清々しい映画を目指します」。細田監督は1991年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社し、アニメーター、演出家として活躍。『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(’05)などを監督した後、フリーランス第1作目『時をかける少女』(’06)を完成させた。同作は日本アカデミー賞の「最優秀アニメーション作品賞」や、仏アヌシー国際アニメーション映画祭の「長編部門特別賞」などを受賞し、国内でロングランヒットを記録。オリジナル脚本で臨んだ2009年公開の『サマーウォーズ』もスマッシュヒットを飛ばし、米アニー賞の「最優秀監督賞」にノミネートされた。『おおかみこどもの雨と雪』は世界90の国と地域で配給された。『バケモノの子』は2015年7月11日に公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日1984年に公開されたアニメーション映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』のBlu-rayが、2015年1月21日に東宝より発売されることが決定した。価格は4,700円(税別)。本作は、高橋留美子原作の漫画『うる星やつら』劇場版オリジナル長編アニメーションの第2作。『攻殻機動隊』の監督を務めた押井守氏の出世作である本作が、ハイビジョン高画質のデジタルリマスター版でBlu-ray化される。音声は、日本語モノラル修復版(リニアPCM)、日本語モノラルオリジナル(リニアPCM)、日本語5.1chリミックス版(DTS-HD Master Audio)を用意。特典として、劇場予告編も収録される。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』は、監督・脚本を押井氏、演出を西村純二氏、キャラクターデザインをやまざきかずお氏が担当。諸星あたるを古川登志夫、ラムを平野文、面堂終太郎を神谷明を豪華声優陣が名を連ねている。物語は、学園祭を翌日に控え、連日学校に泊まり込みで準備をしているあたるたちに、毎日同じことを繰り返しているのではないかと気づいたサクラが帰宅を命令。しかし、その時すでに友引町は異常事態に陥っており、真相究明委員会を結成したあたるたちが、面堂のハリアーで宇宙から見下ろすと、巨大なカメの上に存在する友引町の姿が。その日から町の様子は一変――あたるたちのサバイバル生活が描かれている。(C)高橋留美子/小学館発売・販売元:東宝
2014年10月22日『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクト『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』より、本作の押井守総監督がホストを務めるトークショー第5回「マモルの部屋」が、10月30日に東京・新宿ピカデリーにて開催されることが明らかになった。アニメシリーズで篠原遊馬を演じた古川登志夫、泉野明役の冨永みーな、実写化シリーズでも同役で出演中のチバシゲオ役千葉繁の3人がゲストとして登場する。「マモルの部屋」は、『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』の各章公開と共に行われているトークショーで、「第1章」時はアニメシリーズから続くキャラクターチバシゲオを熱演している千葉繁氏、「第2章」時は『機動警察パトレイバー2 the Movie』のCGプロデューサーでもある宮下俊氏と『機動警察パトレイバー2 the Movie』のプロデューサー・石川光久氏、「第3章」時には『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督、「第4章」時は盟友・鈴木敏夫氏が登壇。『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』公開とともに開催される名物企画となっている。第5回に登場する古川登志夫と冨永みーなは、第3章のエピソード5「大怪獣現わる・前編」内にてラジオパーソナリティ役として出演。千葉繁を含めた3人は『うる星やつら』(1981年)への出演経験もあることから押井監督とは長い付き合いで、アニメシリーズ/実写化シリーズ双方の押井監督を知るベテラン声優3人が、裏話や『パトレイバー』制作秘話を語り尽くすという。詳細は、公式サイトまで。『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は、これまでTVアニメ、OVA、コミック、小説、劇場版など幅広い展開を続けてきた『機動警察パトレイバー』シリーズ初の実写作品。初期OVAや劇場版1・2を手がけた押井総監督が新たな世代の"特車二課"の物語を全7章と長編劇場版を完全新作で制作している。10月18日からは、エピソード8「遠距離狙撃2000」とエピソード9「クロコダイル・ダンジョン」から構成された『第5章』が公開される。(C)2014 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会
2014年10月16日作曲家・佐村河内守(さむらごうち・まもる)の新作「ピアノ・ソナタ第2番」の完成発表会が、6月13日に東京・銀座のヤマハホールで行われた。「佐村河内守 作曲 ピアノ・ソナタ第1番&第2番 世界初演ツアー」の公演情報1963年、被爆二世として広島に生まれ、4歳から母親によるピアノの英才教育を受けた佐村河内守。35歳のときに両耳の聴力を完全に失うも、絶対音感だけを頼りに作曲活動を続け、「交響曲第1番《HIROSHIMA》」を完成。NHKなどで紹介されたのを契機に大反響を集め、CDセールスはオリコン総合チャート2位、17万枚以上を記録している。今回発表の新作は、東日本大震災の被災地に捧げる鎮魂の曲。だが「自分のような人間が曲を書く資格があるのか」と葛藤を重ねたという。「3.11の後、様々な人が被災地を励まそうと行動されましたが、私は勇気がなくて何も出来ませんでした。その後、私の交響曲が、被災地で“希望のシンフォニー”と呼ばれていると聞いた時も、最初は『何かの作り話だろう』と信じられませんでした。でも、CDがどこよりも一番売れているのが仙台だと知ったとき、素直に涙がでて、背中を押してもらうことができた」と作曲を決意したことを述べた。震災で母親を失った石巻の少女と交流を続け、彼女のために「レクイエム」を作曲した佐村河内。今年3月に石巻の湊小学校で初演された模様が、NHKスペシャルで取り上げられた。その「レクイエム」をさらに拡大・昇華させたのが「ピアノ・ソナタ第2番」。約30分の長大なピアノ曲は、超絶技巧が駆使され、祈りと悲哀に満ちた壮大な作品となった。作曲は非常に難航を極める。少しでも死者の痛みを知りたいと熱望し、寒さも厳しい今年2月に宮城県女川町で6時間も野営を続けた。「疲れ果てて明け方を迎えたとき、大きな鉄の扉が開いたように感じました。亡くなった方々の魂に『曲を書けよ』と許してもらえた気がしたんです。それから音符が次々と降りてくるようになりました。普通のレクイエムは、生者が死者を悼むものですが、この曲は逆。震災で亡くなった方には、ぶつけようのない怒り、苦しみがある。その思いを生者に知ってもらうことで魂が救われる、そんな曲にしたかった」という。自身が広島出身で被爆二世でもあることから「3.11を風化させてはいけない」という思いも強い。「私が子どもの頃は、8月6日には原爆のことが大きく取り上げられていましたが、それも年々少なくなり、風化していく危機感をずっと感じています」と切実に語る。佐村河内守の新曲「ピアノ・ソナタ第2番」収録したCDは、日本コロムビアより10月に発売予定。併せて、世界初演ツアーの開催も決定。チケットの一般発売は7月6日(土)10時より開始。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行を受付中。
2013年06月17日「花は『こんなお母さんになりたい』という僕の憧れを形にした存在」―。『おおかみこどもの雨と雪』で自らが作り上げたヒロインを細田守監督はそんな言葉で表現する。『時をかける少女』『サマーウォーズ』と国内外で高い評価を得てきたが、本作に関しては「これまでとは違ったアプローチだった」とも。改めて作品に込めた想いを聞いた。その他の写真おおかみおとこの彼との間にふたりの子を授かるも、彼を失い母子3人となってしまった花。試行錯誤を繰り返しつつ子供たちと共に成長していく彼女の姿を描き出す。親となった友人の姿を見て「母親というのはすごくヒロイックな存在だと気づいた」と本作の着想を語る監督。自身に子育て経験はないが、まさにこの点こそが自らの体験や心情に基づいて作られた前2作との違いでもある。「元々、僕はヒーローに対する憧れがないんです。ひとりのヒーローが世界を救うなんてのは違うだろうって。これまでの作品の主人公にもそれは反映されてます。自分と地続きの日常に物語があったんです。逆に今回は体験しようがないことだからこそ思い切り理想と憧れを反映させましたね。それはまさしくヒーローものの作り方といえます」。経験がないからこそ感じたい。そんな想いは花の声を務めた宮崎あおいに対する「“母親”を演じようとしなくていい」という指示にも表れている。「あおいさんも子育て経験はないけれど、映画を通じて一緒に花の気持ちを新鮮に体験してほしかったんです」。人気スタイリストの伊賀大介が登場人物たちが着る服のスタイリングを手がけているのも新たな試みのひとつ。監督は「13年という長い年月を表現する上で多くの衣裳が必要でした。シーンごとの登場人物の気持ちを服で表したかった」とその意図を明かす。特に強い思い入れを持っているのが、花がデートで着る青いワンピース。「『美女と野獣』のベルもそうですが、青いワンピースの女性は素敵でしょ(笑)。映画の中で“お姫様”が着る服として伊賀さんにリクエストしました。あおいさんが実際に着たら? そりゃ似合うでしょ! ぜひ着ていただけたらうれしいですね(笑)」。その顔には母親のような(?)優しい笑みが浮かんでいた。『おおかみこどもの雨と雪』公開中取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月31日『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田守監督の新作『おおかみこどもの雨と雪』で、菅原文太、染谷将太、谷村美月、麻生久美子が声優を務めることが発表された。その他の写真『おおかみこどもの雨と雪』は、“おおかみおとこ”と結婚し、“雨”と“雪”というふたりの子を授かった人間の女性・花が、都会を離れて自然の豊かな土地で懸命に子どもを育てる姿を描いた物語。主要キャストとして“おおかみおとこ”を大沢たかおが、母親・花を宮崎あおいが担当することが決定している。本作で菅原文太は、都会からやってきた花たち家族を助ける、村の長老のような存在の韮崎を演じ、厳しい自然の中で、自給自足の生活をしようと奮闘する花に、農作業の手ほどきをするという。自身も山梨県で農業を行なっている菅原は、「日本の農業は、戦後50年である意味死んでしまったんだ。農業というものはもっと単純で、本当は楽しいもの。風や水や空気に囲まれてコツコツと作っていくものなんだということを、“おおかみこども”たちが今の若い日本人に気付かせてくれるといいね。監督、そういう作品を作りな」と力強く語っている。本作は、海外で定評の高い細田監督作品とあって、既に8月29日(水)からフランスで公開されることが決定している。『おおかみこどもの雨と雪』7月21日(土)より全国東宝系にてロードショー
2012年05月30日『時をかける少女』(’06)、『サマーウォーズ』(’09)と幅広い世代に支持されるアニメーションを手がけてきた細田守監督の最新作が2012年夏に公開されることが決定。これを受けて12月13日(火)、都内某所にて記者会見が行われ、細田監督とプロデューサーの奥田誠治が出席。全世界の期待を集める最新作の一端を明らかにした。前2作では“青春”や“家族”といった普遍的なテーマとクオリティの高いアニメーション映像で国内外から高い評価を得た細田監督。最新作『おおかみこどもの雨と雪』でも磐石の布陣で臨む。前2作からの続投で脚本を担当するのは、今年大ヒットを記録した永作博美&井上真央主演の『八日目の蝉』の脚本を務めた奥寺佐渡子。さらに、キャラクターデザインを『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行が担当。細田監督の出身地である富山県を舞台に、“おおかみおとこ”との間に授かった2つの命を懸命に育てる19歳の人間の母親の奮闘記をファンタジックに描き出す。現在製作中の本作について、細田監督は「(今回は)“お母さん”が主人公です。母親の理想像と言えるような凛とした、背筋が伸びた素敵な女性を描きたいなと思いました」と説明し、人間と“おおかみおとこ”の間に誕生する“おおかみこども”たちについては「(主人公の)花が育てていく子供たち2人がかわいらしくて、活き活きとしていて、バイタリティにあふれています」と愛しそうに我が子を紹介し“親バカ”っぷりを見せた。また、本作のテーマを“親子の絆”に据えたきっかけは自身の友人に子供が誕生したことだと明かす監督。「友人たちが子供を可愛がっているのを見ていると、素晴らしいなと思えて。そういった当たり前なものへの憧れをそのまま映画にしてみました」。実は、3月の大震災の際には映画製作のために設立したスタジオで初打ち合わせをしていたという細田監督はそこで被災体験もしたそうで「影響はあります。震災以降、世界が変わってしまいました。親子というテーマを強くしたきっかけにもなりました」と神妙な面持ちで語った。日本での成功はもちろん、世界各国にファンをもつ細田監督の最新作とあって海外での評価も気になるところ。プロデューサーを務める奥田氏は「前作(『サマーウォーズ』)ではベルリン映画祭での上映で多くのヨーロッパの方々に楽しんでいただきました。今回はさらに大きく、“細田アニメ”を世界で展開させていこうと思っております。ぜひ、お楽しみに」と含みのある言葉で本作への期待を煽った。ジブリ作品を始め、“ジャパニメーション”と呼ばれる良質な日本アニメの一翼を担う力作となりそうだ。『おおかみこどもの雨と雪』は2012年7月、全国東宝系にて公開。■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月、全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
2011年12月13日先日より開催中の、アジア最大のショートフィルムの祭典「ショート ショート フィルム フェスティバル & アジア 2011」。今年、シャープとのコラボレーションにより誕生した「シャープ スマートフォン 3Dコンテスト」の授賞式イベントが6月24日(金)、特別審査委員の押井守らが出席して開催された。映画祭の中で今年から新設された「3D部門」の上映イベントの中で開催されたこちらのイベント。コンテストには、CGによる3D作品が数多く集まり、事務局による選考と一般投票を経て、押井監督と慶応大学大学院の稲蔭正彦教授、CGデザイナーの富岡聡の最終審査によって、特別賞並びに優秀賞、最優秀賞が決定した。審査もスマートフォンで映像を見ながら、となったがほかの映画祭の審査とは勝手が違ったようで、押井さんは「映画の審査というよりも、外から見たら大人がゲームやってるみたいに見えたと思う。手のひらに乗るだけで、映像というのは変わるものなんだと感じた」と感想を語った。富岡さんも集められたスマートフォンによる作品について「こんな小さなものに、世界観や奥行きが生じるんですね。何かに似てる、と思ったんですが“絵本”のようなんです。大きなスクリーンで見る世界観と身近に感じる世界観は違う。作り手として考えを改めて、小さなメディアに合った世界観を考えていかなければ」と審査を通して感じた思いを明かした。押井さんはさらに「映画を作るのとは感覚が違う。手でひねって何かを作るような…映像自体がオブジェのようですね。立体的な造形物など、自分が好きな形を作るというところから始めたら面白いかもしれませんね」と意欲を見せた。もっとも、押井監督はすでに3Dの新作の構想を進めているようで「いまここで話すとヤバい」と苦笑い。「いろんな作品が3Dで公開されたけど、ぶっちゃけ『アバタ―』だけでしたから」と厳しい評価も。「ディテールで勝負する自分の仕事とどう結び付けていくか」と課題も口にした。この日、優秀作品に選ばれた2作の監督には賞金30万円が、そして最優秀賞の監督には100万円が贈呈されたが、押井さんは「これから何をするかが大切だと思います。賞を取った後の方がある意味で大変です」と説き、これからクリエイターを目指す人々に向けても「まず目の前の誰かを面白がらせることから始めてみては」と呼びかけた。なお、最優秀賞と優秀賞を受賞した3作は、正式に3D部門の候補作としてノミネートされる。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」は6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オーにて、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほか各所にて開催。特集「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011 [映画祭] 2011年6月16日から6月19日まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日から6月26日までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催■関連記事:田中要次、韓国でやってみたいことは…ズバリ植毛!短編映画が日韓観光のかけ橋に短編映画の祭典が開幕!佐藤浩市が復興プロジェクトに“手”だけ出演映画でもう一度日本をアピール!観光庁とのコラボでショートフィルムを制作C・ファース&K・ナイトレイ共演作ほか、スターたちが出演の短編作品が日本上陸!ルーカス監督に中田英寿などが出品!ショートフィルム祭典で復興支援オークション
2011年06月24日映画『アサルトガールズ』に主演した女優の黒木メイサ、共演の菊地凛子、佐伯日菜子、押井守監督らが12月19日(土)、東京・テアトル新宿で初日舞台あいさつを行い、今年1年をふり返った。2009年を表現する漢字1文字を披露する時間が設けられ、黒木さんは「走」と書いた色紙を見せ「1年間走ってきた、という感じなので。あと、今年は自転車にハマりましたのでそれもひっかけて」とサラリ。菊地さんは「楽」で「ラク、ではなく楽しい、です。楽しい年にしたいと思い楽しもうとして楽しく過ごせたから。ウフフ」と充実の笑顔。自分にご褒美をあげるなら?の司会者の質問に「お食事券がいいな。私の中でいま、モツ鍋がブームなので10回行けるくらいほしい」とおねだり。佐伯さんは「始」で「いろいろ始まった年だった。超プライベートでは子供の小学校生活が始まりました」と報告した。押井監督は、「身」と書いた色紙を見せると「今年最大の事件というか成果は、黒帯を取ったこと。55を過ぎて始めて、人には言えない精進を重ねて3年目でようやく取った。これから映画は身体で作るんだと。いままでは頭で作ってきた。この作品は自分に正直に作った映画。評価を正直に知りたい。いいならまたこういう映画。ダメならまた『イノセンス』みたいな陰湿な世界に退避します」と笑わせ、拍手を贈られた。同作は、黒木さんら扮する美女ハンターが、仮想空間“アヴァロン”で巨大モンスターと戦うファンタジー・アクション。菊地さんは「3人のハンターがコミカルに戦っています。一度も現場でお会いしていないのに、さも一緒にやったかのようになっています」とCG技術をPR。押井監督は「映画は女優のモノだとしみじみ感じた」と締めくくり、再び観客の笑いを誘った。テアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント■関連記事:黒木メイサ インタビュー「人との関わりの中で作っていく楽しさがやっと分かってきた」押井守ファン必見!『アサルトガールズ』公開記念企画の大賞賞品を監督が直々に決定黒木メイサ、押井守のオヤジギャグに動じず芸能レポーターの質問にも動じず黒木メイサ、獅童との交際への執拗な質問もクールにかわす!『アサルトガールズ』会見押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着
2009年12月19日主演に黒木メイサを迎えて贈る、押井守監督8年ぶりの長編映画『アサルトガールズ』の公開を記念して、本作の公式サイトで「あなたにとっての“押井監督”大募集」なる投稿企画を実施中。見事グランプリに選ばれた人には、押井監督自らがお薦めする豪華賞品が授けられるのだが、この豪華賞品とは――?「つい、押井守監督を思いだしてしまう」「連想する」ような“何か”を写真で撮って投稿するというこの企画。そもそも企画として、かなり漠然しているが、にもかかわらず既に多くのファンからの投稿が寄せられているという。グランプリに選ばれた人は、12月19日(土)の公開初日に行われる舞台挨拶時に監督から直接表彰されるのだが、このたび監督が選んだこの賞品とは、プレイステーション3。ゲーム大好きな押井監督ならではのチョイスと言えるが…、ファンにとって垂涎ものと言うべきか…?こちらの応募は12月6日(日)まで、12月9日(水)に公式サイト上にて発表される。気になる方はお早めにチェック!賞品もさることながら、押井作品への熱い“想い”をここで直接押井監督にぶつけてみては?『アサルトガールズ』は12月19日(土)より公開。『アサルトガールズ』特別企画ページ■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント■関連記事:黒木メイサ、押井守のオヤジギャグに動じず芸能レポーターの質問にも動じず黒木メイサ、獅童との交際への執拗な質問もクールにかわす!『アサルトガールズ』会見押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着黒木メイサ、英語アフレコに初挑戦巨大モンスター“スナクジラ”と戦う!黒木メイサと菊地凛子が女ハンター役で共演!押井守『アサルトガールズ』公開決定
2009年12月04日押井守監督の8年ぶりの長編実写映画として注目を浴びる『アサルトガールズ』の完成披露試写会が11月30日(月)に都内で開催され、押井監督と共に、先頃の「フリー宣言」でこちらも何かと注目を集める主演の黒木メイサが舞台挨拶に登壇した。押井監督は本作にかける意気込みを熱く語る…かと思えば力の抜けたのんびりした口調で「前作『アヴァロン』のときと比べて緊張感は20分の1くらい。ちょっとゆるくなってます。膨大な期待を持たれると、失望するかも。いいかげんな気分で観ると意外といいかもしれません」とコメントし、会場からは思わず笑いが漏れた。それでも、黒木さんとのコミュニケーションには気を遣ったようで「うちの娘より若いので何を言えばいいのか?という感じで…。何を言ってもウケず、へこみました」と打ちひしがれた様子。当の黒木さんは「どこからが本気でどこからが冗談なのか分からなかったです。互いに探り合いながらで、分かってきたところで撮影が終わった」とふり返った。舞台挨拶後には報道陣向けの会見も行われたが、劇中で黒木さんが激しいアクションを披露し、モンスターと戦うことにかこつけて「蹴っ飛ばしたい人は?」などと、黒木さんとの交際が一時期、噂された中村獅童さんを暗にほのめかす質問も飛んだが、黒木さんは「いないです」とあくまでクール!これと同じ光景が、以前の本作の製作報告会見でも繰り広げられたが、黒木さんはそのときと同様に動じず。クリスマスの予定は?という質問にも「仕事です」と即答し、「(自身が演じた)GRAYのように男いらずの女になりたいです!」とキッパリ。「熱愛説は仮想だった?」と仮想空間を舞台にした本作に無理矢理結び付けた質問で食い下がる記者に「質問の意味が分からないんですが…」とやれやれといった様子で、会見場を後にした。『アサルトガールズ』は12月19日(土)よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント■関連記事:黒木メイサ、獅童との交際への執拗な質問もクールにかわす!『アサルトガールズ』会見押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着黒木メイサ、英語アフレコに初挑戦巨大モンスター“スナクジラ”と戦う!黒木メイサと菊地凛子が女ハンター役で共演!押井守『アサルトガールズ』公開決定
2009年11月30日押井守監督の8年ぶりの実写長編作品『アサルトガールズ』の完成会見が10月19日(月)に都内で行われ、押井監督と共に、黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子の3人の主演女優陣が出席した。会見では、先日、歌舞伎役者の中村獅童さんとの交際が一部で報じられた黒木さんに、この件についての強引な質問が集中する一幕もあったが、黒木さんはクールな対応を見せた。共演を果たした3人の女優陣だが、撮影は別々に行われたため、こうして3人が揃って顔を合わせるのはこの日が初めて。黒木さんは、初めての押井監督の現場について「(CGが多用されているので)現場で何が起こってるのか分からず、付いていくのでいっぱいいっぱいでした(苦笑)。監督とはやっと少し分かり合えたかな、という頃に撮影が終わってしまったので、もっといっぱい話したかったです」と少し残念そうにふり返った。一部の報道陣からは、劇中で黒木さんが演じた戦う強い女性のキャラクターに絡めつつ、かなり強引に「(男性を)リードするタイプか?それとも引っ張ってほしいか?」、「年上の男性はOKか?」などと、交際のうわさに関するあからさまな質問が…。黒木さんは「何を言わせたいんでしょうか…?」と半ば呆れた表情を浮かべつつもクール。「私自身、強い女性に憧れます…というか私は強いですよ(笑)。(男性の)上に立ちたいという気持ちはないですが、同じ目線でいたいです」、「年齢は関係ないです。年上でも、年下でも全然…」と落ち着いた大人の対応を貫いた。さらに「つらい撮影で支えになった存在は?」と食らいつく報道陣にも「大島での撮影でしたので、宿で温泉に入ってました」とあっさり。佐伯さんは2度目の押井作品への参加となったが「前作(『真・女立喰師列伝』)では気を失いそうになりながら一人寂しく撮影に臨んでましたが、今回は仲間…仲間なのかな(笑)?…ができて心強く、楽しかったです。2人とも会ってみるとすごく素敵で、もっと(撮影中に)仲良くなりたかったです」と笑顔で語った。菊地さんの役柄は、監督が菊地さん本人を見てインスパイアされ、生み出したというキャラクター。劇中ではカラスを思わせる姿でダンスを披露しているが、この日は鮮やかな赤いドレスで登場。「監督の作品が好きで、付いて行きました」と笑顔で語り、このキャラクターが誕生したきっかけとなったヴェネチア国際映画祭でのエピソードを明かしてくれた。「『スカイクロラ』でヴェネチアに一緒に行って、夕ご飯前にサン・マルコ広場で待ち合わせをしたんです。でも私はその前にお酒を飲んで楽しくなって、広場で踊ってたんです。監督はそれを見てまして…。今回も『(ダンスは)サン・マルコのときの感じで』っていう指示があって、『振付けさんは?』って聞いたら『いや、自由にやって』と…(笑)」。押井監督は作品について「僕の作品にしては珍しく、明るいファンタジーに仕上がっています」と充実した表情。公開前にもかかわらず、すでにハリウッドからリメイクの打診が来ているそうだが「ハリウッドは何でも買いますからね、とりあえず。やりたければやればいいけど、出来ればこの3人を起用してほしいです」とあまり気に留めていない様子。『アサルトガールズ』は12月19日(土)よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開。『アサルトガールズ』公式サイト>■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント■関連記事:押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着黒木メイサ、英語アフレコに初挑戦巨大モンスター“スナクジラ”と戦う!黒木メイサと菊地凛子が女ハンター役で共演!押井守『アサルトガールズ』公開決定
2009年10月19日『GHOST IN THE SHELL―攻殻機動隊―』や『スカイ・クロラThe Sky Crawlers』などで世界的に知られる、日本アニメ界の旗手・押井守が8年ぶりに挑む長編実写映画『アサルトガールズ』。美しき女性ハンター役3人に黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子という実力派女優3人が扮することで注目を集める中、7月30日(木)、主演の黒木さんが英語アフレコに初挑戦!砂漠の戦場で巨大モンスター“スナクジラ”と戦うシーンの模様が報道陣の前で公開された。今回、押井監督はアフレコを収録するという想定で、映像を先に撮影するという制作スタイルを実践。アフレコでは、押井監督から「英語をスムーズに話すことよりも、感情を大事にしてほしい」とのディレクションが入ると、黒木さんは、初めての英語アフレコにも物怖じせず、流暢な英語で感情的な怒りを見事に表現した。そして収録を終えると、真剣な表情から一転、「英語でのアフレコは監督に演技を意識してって言われたので、気持ちが楽になりました」と安堵の表情を見せた。最近では演技だけでなく、歌手として歌やダンスの才能も発揮している黒木さんだが、本作で初の本格アクションに挑戦した。大島でのロケ撮影の感想を聞くと、「撮影に入る前に道場に行って練習したんですけど、実際現場に入ると足元が砂場で動きが全然変わってくるので結構大変でしたが、楽しかったです、すごく」と笑顔でふり返った。また、CGによる、見えないモンスターとの戦いについては「(CGが使用されるため)よくわからなかったので不安だったのですが、撮影前に監督に説明してもらって、想像して挑みました。実際にどのように出来上がっているか、完成が楽しみ」と映画の完成に期待を寄せた。一方、押井監督は久しぶりの実写映画、というよりは美人女優との競演に戸惑いがあったようで「女優3人を綺麗に撮るにはどうやったらいいか。3人一緒は大変だから、基本ひとりにしてました」と告白。黒木さんとの初対面の挨拶では「僕の映画出るの?出てもいいことないけど(笑)」とまで聞き直したとか。ちなみに、撮影に向けて参考にしたゲームはあるか?との質問には、「そういった本を読んだり作品を観たりはしました」と答える黒木さんに対し、監督は「やってますよ。いまは『ドラゴンクエスト』。レベル31です」とお茶目な一面を見せた。そして最後に、監督は「僕の映画としてはたぶん画期的なくらい分かりやすいと思う。本当の娯楽作品になっていると思うので、どうぞ疑うことなく」とアピール。果たしてその出来栄えは?『アサルトガールズ』は12月19日(土)よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント■関連記事:黒木メイサと菊地凛子が女ハンター役で共演!押井守『アサルトガールズ』公開決定
2009年07月31日国際的な喝采を浴びた『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』に、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など研ぎ澄まされた映像世界で多くの観客を魅了してきた押井守の、自身の監督作としては8年ぶりの実写長編作品となる『アサルトガールズ』の公開が決定。主人公の3人の女ハンターたちを黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子が演じることが発表され、黒木さんが写った場面写真が公開された。押井監督が『Avalon(アヴァロン)』以来となる長編実写映画の舞台として選んだのは、熱核戦争後の荒廃した砂漠の戦場、巨大モンスター<スナクジラ>の群れが地を這い、強襲揚陸艦が宇宙を飛ぶ世界。黒木さん、菊地さん、佐伯さんの3人は、突然変異の超大物<マダラスナクジラ>を仕留めようと、アサルトライフル(突撃銃)やパワフルな銃器を手にフィールドを駆け巡る。今回解禁となったのは、銃弾を体に巻いた黒木さんが写った写真のみ。いまだ物語の詳細については不明だが、話題の映画への出演に加え、歌手としてもめざましい活躍を見せる黒木さんに、カンヌ招待作『Map of the sounds of Tokyo』(原題)に、トラン・アン・ユン監督による『ノルウェイの森』と邦画という枠を超えて注目を集める菊地さん、ドラマ、映画、さらには舞台と各方面での活躍が光る佐伯さんの3人が、押井監督の下でどのような化学変化を見せるのか、期待が集まる。『アサルトガールズ』は12月19日(土)よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントスカイ・クロラ The Sky Crawlers 2008年8月2日より渋谷東急ほか全国にて公開© 森博嗣/「スカイ・クロラ」製作委員会■関連記事:【ヴェネチアレポート09】あの三巨匠だけじゃない!世界で活躍する日本人俳優たち【ヴェネチアレポート08】凛子「私にとっては金」『スカイ・クロラ』公式上映【ヴェネチア映画祭】いよいよ開幕!オープニングはブラピ&ジョージ×コーエン兄弟『スカイ・クロラ』に続き、押井守が初の実写TVシリーズ「ケータイ捜査官7」を制作!『ポニョ』興収100億突破の次は1,000万人動員、ヴェネチアでの活躍にも期待!
2009年07月22日