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すでに素麺をはじめて、ひと足早い夏の涼を愉しんでいる人も少なくないのでしょう。素麺といえばもっとも著名なブランドは、揖保乃糸。揖保乃糸は兵庫県の手延素麺協同組合によって作られています。素麺名産地は兵庫県、奈良県…もうひとつは?そもそも、日本には3大素麺の名産地があることをご存知? ひとつは前述揖保乃糸を生む兵庫県は揖保川中流域。古くは播磨と呼ばれたこの土地では、約600年前から素麺が食されていたことが文献にも記載されており(兵庫県揖保郡太子町の斑鳩寺に残る寺院日記『鵤庄引付』【県重要文化財】)、現在のように一大産地化したのは1800年代に入ってからだと考えられています。2つ目の素麺の名産地が、奈良県の三輪素麺。こちらもやはり歴史は古く、さかのぼること1200年前! 日本最古の神社である三輪山の大神神社で大田田根子の子孫である狭井久佐の次男穀主朝臣が神の啓示を賜り、肥沃な土地に小麦を撒き、その実を挽いて糸状にしたのが始まりといわれているそう。何ともありがたや…。三輪で産まれた製法が、兵庫などに伝わっていった、と考えられています。そして3つ目が、香川県の小豆島素麺。代表的なブランド名は、「島の光」。瀬戸内海の塩、そして、かどや製油のゴマ油を100%使用しており、香りがよく酸化しにくいのが特徴。瀬戸内海の寒風を受けながら天日干しして作るこの素麺は、瀬戸内の恵みの凝縮!その他、国内で有名なのは長崎県の島原素麺。島原素麺の起こりには、小豆島からの移民説や中国の福建省由来説など諸説あり、どちらが正しいのか、現在は断定できる資料は発見されていないのだとか。日本の素麺の名産地、覚えましたか? 素麺って、なにやら歴史を感じる食べ物…。昔に思いをはせると、素麺もよりおいしく感じそうですね。(文・団子坂ゆみ/考務店)
2018年06月11日まるでカフェ? スタイリッシュなうどん屋さん大阪市西区新町の「UDONZIN 美糸」はタワーマンションが立ち並ぶ閑静な住宅街の中にあり、目の前には公園も。ウッディテイストの落ち着いたおしゃれな外観です。店内に入ると、コンクリート打ちっぱなしの壁や木のテーブルが目を引くスタイリッシュな印象です。おしゃれな照明やインテリアは、うどん屋ではなくまるでカフェに来たかのような錯覚を感じてしまうほど。入り口右手側には、ガラス張りの製麺室を覗くこともできます。こだわりのBGMの元、こだわりの自家製麺を味わおう芦屋にある有名なうどん店で経験を積んだ店主がこだわりぬいてスタートしたのが「UDONZIN 美糸」です。スーパーで売っているうどんよりも格段においしい、国産小麦100%の自家製麺を使用しています。粘りやコシのある細めの麺が特徴です。クラブのDJを経験したこともある店主のこだわりのBGMの中、こだわり満点のおいしいうどんを味わうことのできるお店となっています。視覚と味覚で楽しむ「国産和牛しゃぶ肉のおうどん」お店のおすすめメニューの1つは、「国産和牛しゃぶ肉のおうどん(1,200円)」です。うどんの上には近江産の上質なしゃぶしゃぶ肉がドンと乗っています。その上に、熱々のお出汁をかけていただくメニューです。お肉とうどんの相性抜群! 視覚と味覚、どちらでも楽しめる贅沢な一品です。途中でブラックペッパーをかけると、さらに味の変化を楽しめます。女性に人気のメニューは野菜や薬味たっぷり!「彩り十種の野菜で食べるおうどん湯葉入り(1,100円)」もお店の看板メニューです。たくさんの野菜や薬味で味わうこのメニューは、女性に大人気! 大葉、大根おろし、しょうが、いくら、長いも大和芋とろろ、かいわれ、みょうが、ねぎ、しいたけふくみみ、きんぴら、わかめと、たくさんの種類の薬味に気分も高まること間違いなし。春は菜の花、夏はゴーヤ、秋は小松菜、冬はほうれん草と、季節ごとに異なる薬味もポイントです。薬味をつゆに入れ、色んな味わいを楽しむことができます。幅広く利用できるお店「UDONZIN 美糸」子どもからお年寄りまでみんなで食べられるソウルフード、うどん。国産小麦100%で作り上げるこだわりのうどんはもちろんのこと、お出汁にも添加物は一切使用していない純天然出汁を使用、うどんを提供する器もすべてオリジナルと、一つひとつにこだわりを感じるお店となっています。お昼時はもちろん、夜はお酒にぴったりの一品料理やアルコール類もたくさん用意されており、仕事帰りの一杯、家族連れで、幅広く利用できるのも魅力のひとつです。OsakaMetro四つ橋線の四ツ橋駅の2番口から歩いて4分、オリックス劇場のそばの公園の真向かいにあるお店です。おしゃれなお店でいただくこだわりのうどんの味を、ぜひ味わってみてください。スポット情報スポット名:UDONZIN 美糸住所:大阪府大阪市西区新町1-16-17電話番号:06-6616-9901
2018年06月01日手編み糸専門店「パピー 下北沢店」東京・下北沢にお店を構える「パピー 下北沢店」。オリジナルの高級手編み糸やヨーロッパ各国の手編み糸、手編み糸をつかった小物などを販売している手編み糸専門店です。様々な手編み糸が大集合!「本物を見つめ良いものを大切に売っていく」をモットーに、さまざまな素材からつくられた手編み糸を販売。糸は「色・太さ・柔らかさ」などが異なり、どんな糸を使うかによって作品の雰囲気が変わります。店内には見ているだけで楽しくなるカラフルな手編み糸や、シンプルな色合いのものがディスプレイされており、その空間に身を置けば創作意欲がかき立てられ、ワクワクします。疑問点を解決できる「手編みワンポイントレッスン」「パピー 下北沢店」では手編み糸を購入した方を対象に、「手編みワンポイントレッスン」を開催。2時間500円で受講が可能とのこと。講師が丁寧に教えてくれるので、初めて手編みに挑戦するという方にぴったりです。疑問点を「ワンポイントレッスン」で解決してから作業に取り掛かることができます。予約制なので受講したい日にちが決まったら、早めの予約がおすすめ。困った時は「パピーの仕上げサービス」「袖つけがうまく出来ない」、「パーツだけ編んだけど上手く繋げられない」など、編み進むと悩みが出てくることも。「パピー 下北沢店」には「パピーの仕上げサービス(有料)」があるので安心です。プロのニッターさんが最後の仕上げをして作品を完成させてくれます。料金は作業内容によって異なるそうなので、仕上げを頼みたい方はスタッフに相談してみてください。編み物で心がリラックス数千年以上も前から行われてきた“編み物”。糸を手繰り寄せ、少しずつ形になっていく時間はまさに“リラックスタイム”です。心穏やかになれる編み物時間を楽しんでください。京王井の頭線「下北沢駅」西口すぐ、小田急小田原線「下北沢駅」北口から徒歩3分。「パピー 下北沢店」で編み物の世界に触れてみませんか?スポット情報スポット名:パピー 下北沢店住所:東京都世田谷区北沢2-26-4電話番号:03-3468-0581
2018年05月24日恋愛初期の頃って、無性に相手に会いたくなりませんか?「会いたくて会いたくて、震える」とまではいかないものの、会えない期間が2週間、3週間と続くと寂しくて仕方がなくなるような。かくいう私も、妻と出会った時には最初そんな感じだったと思います。というかこれまでの恋愛もそんな感じでした。「会いたいなー、でもすれ違ってて会えないなー」と思うと、心がそわそわしてしまっていろんなことが手につかなくなってしまいます。ただ、妻との関係と過去の女性たちとの関係で明らかに違ったことは、「付き合いが深まるほどに、離れていても安心感が強まっていった」ということです。お付き合いの当初って、一般的には会えば会うほどに好きの気持ちが高まっていくので、どんどん会いたくなると思うんですよね。だからこそ、会えない時間が増えると、寂しくものなるし不安にもなってしまうのだと思います。ところが本当に信頼し合っている関係の場合、会えば会うほどに相手との絆が深まっていく感覚になって、物理的に会えない時間が多くなっても「繋がっている安心感」があるんです。■運命の赤い糸は、実は糸ではなくゴムだった?よく「運命の人とは赤い糸で結ばれている」なんて言いますけど、赤い糸で結ばれているような人との人間関係にはゴムのような伸縮性があるんじゃないかと思っています。伸縮性があるものって、両端の距離が離れれば離れようとするほど、引き合いくっつこうとする力が働くじゃないですか。いい距離感を保っていれば、ピンと張っているようないい意味での緊張感があり、離れすぎると「これ以上は無理」ってなって、磁石のように半強制的に引き合ってしまう。逆に、距離感が近すぎるとそのゴムがたゆんでしまって、緊張感が保たれずにフニャっとした関係性になってしまうんです。■自立している二人ほど強烈に引き合う一緒にいないと安心できない関係性ってこのゴムが常にゆるゆるになっていて、信頼関係という意味ではかなりフニャっとしてる関係性なんですよね。緊張感がないのでどちらかが移動すると、それに沿ってもう片方もズルズルと引きずられてしまいます。これはお互いが自立していない関係だと言えます。一方お互いが自立しあっていると、その赤い(糸という名の)ゴムがピンと張っていいる状態が保たれます。そこから「もうこれ以上離れたらまずいよ」って距離感まで離れるとお互いが磁石のように引き合って、絆を深める。そうして絆が深まったら、今度はそのゴムの強度が少し上がっていて、もう少し距離感を保っても安定していられるようになる。冒頭に書いた「会えなくても繋がっている安心感」ってそんなイメージなんです。お互いがどこまで離れていていいかを知っているし、いざとなったらどちらからともなく、グッと引き合うことができる。そんな関係性が理想なのです。■会うことよりも離れることで深まる絆がある恋愛初期の「会いたくて会いてくてしょうがない時」は、自分が(もししくはお互いが)自立してない時期です。確かに恋愛初期は一緒にいたくなるのが普通です。ただそういう初期の時にこそ、お互いの緊張感が保てる距離感がどこにあるのかを知ることが、二人の信頼関係を測る上で大事なことなんじゃないでしょうか。本当に結ばれるべき人とは、どれだけ距離が離れても運命の赤いゴムの伸縮性が働いて、半強制的に会えるようになっているわけですから、会えないことに不安がる必要はないんです。理想の関係って、会うことよりも離れることで絆が深まる、そんな関係なんじゃないかと思うのです。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年12月08日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。<前篇>では、シンプルな暮らしに目覚めたきっかけや、ものを手放すコツについて伺いました。今回は、もの、人との付き合い方や環境づくりについてです。小川さんが考える、もの、人との付き合い方小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。1年で手放すより、いいものを長く使ったほうが最終的に経済的だと思うし、使い続けると味が出て、それは時間が作ってくれたものだから貴重だと思います」ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。40歳からは引き算 必要かどうかを吟味していく「あまり抱え込みすぎると動けなくなってしまいますよね。物理的なものも、荷物も、目に見えない人間関係も。ひとつずつ必要なのかどうかを吟味して、これはなくても生きていけると思ったら手放していく。人間関係も『狭く、深く』。ストレスを溜めるのは自分にとっても、相手にとってもよくないことだと思うので、見晴らしよく、無駄なことはしないでいいかなと思うようになりました」「もっとものを減らして、最後はものも人も、本当に大好きなものだけに囲まれて人生を終わりたい(笑)。台所も、最後は鍋一個だけあるのが理想です。自分が人生を終えたときに、なるべく周りの人が迷惑をしないで済むように、いいものがあればまた次に使ってくれる人も見つかってゴミにならずに済むと思うので、そういうことはもう考える時期かなと思います。40歳になるまでは足し算で、欲しいものを手に入れていたと思うんですけど、人生の折り返し地点を過ぎ、ここからは引き算でどんどん手放して、その分余白をいっぱい作りたいなって思うようになりましたね」自分の “五感” を大切にする強い意志を持って、規則正しい生活も心がけているという小川さん。なかなか同じようにするのは難しいかもしれませんが、最後に、もう少しシンプルに生活するためのアドバイスをいただきました。「週末はインターネットを見ない、夜中は返事を出さない、など自分の中で決めては? 自分でルールを作っても、そんなに大きな迷惑はかからないと思うんですよね。もしかしたら、誰か少しは返事を待つかもしれないけど、体調を崩す方がもっと大きな迷惑をかけるし、起き上がれなくなってしまうことの方が損失です。だから、メリハリは大事だと思いますね。ものも情報も溢れているので、自分でガードしないと溺れてしまいます。それから、自分が「これが好き、嫌い」という、すごく野生的な感情を大事にすること。頭だけで考えると、どうしてもいろいろなことを考えてしまいますが、五感だけで判断してもいいくらい。心地いい、この肌触りが好き、これに包まれていると安心する、という感性を大事にしていくと、少し楽になると思います。みんなそれぞれ感覚が違うので、人がいいと言っているからではなく、自分が感じることを大事にすると、ちょっとシンプルになるのかなと思いますね」 ▼五作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント <前編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。最新刊のエッセイ『これだけで、幸せ』(講談社)では、自身の驚くほどシンプルな暮らしと、それを実践するための29のルールを紹介し、そのライフスタイルも注目されています。そんな小川さんに、ものを手放すコツやシンプルに暮らすための方法について伺いました。シンプルな暮らしに目覚めた、モンゴルとドイツへの旅小川さんが現在のような暮らしを始めるようになったのは、6年ほど前に旅したモンゴルで、移動式の住居(ゲル)に滞在したことが大きかったのだといいます。「同じ時代なのに、全然違う生き方をしている人たちがいることは、本当に衝撃的でした。夏になると必要な荷物だけ持って移動するので、モンゴルの人たちはものを増やさないという意識が高く、鍋ひとつでお湯を沸かして、炒め物や煮物、何でも作るんです。そのやり方がシンプルで賢くて、それで十分という気がすごくしたんですよね」「自分がこれまで、いかに『お湯はやかんで沸かすもの、ごはんは炊飯器で炊くもの』という、決められた価値観に縛られていたかに気づきました。いつでも行きたいところに行けて、いろんなことができる、ものを持たない暮らしの方が本当は自由なんだって。気持ちの上では遊牧民のように、ものを持たずに身軽に生きていくというのが、自分の中のテーマになりました。もし災害にあったとき、生き残っていけるのはモンゴルの人たちの方だなと思うんです。何でも自分で直せたり、空模様で明日の天気がわかったり、ナビなしで地形を見て行きたい方向に行けたりと、知恵が豊富なんですよね。そういう人間力みたいなものを身につけたいと思いました」勇気を出して減らす。いいものは、長く使う。モンゴルの人たちは、“ものが持てないからではなく、自分の意思で持っていない”ことに気付かされ、ものを増やさないためには、自分で意識をしていかなくてはいけないと思ったのだそう。「“いらないものはいらない”と意識しないと増えてきてしまうんです。だから、断るのにはエネルギーはいりますが、自分が使わないと思ったらその時点で「結構です」とできるだけ言うように努力しています」同じように小川さんが大きな影響を受けたのが、毎年夏に過ごすようになったドイツ・ベルリン。そこでは、「いいものを長く使う」ことを学んだのだとか。「日本では、ものを安く買って壊れたら買い換える、といのうが主流。でもドイツでは最初にいいものを買って長く使い、壊れたら修理に出してまた使うというのが定着しています。いいものはそれなりにいいお値段がするので、買うときに考えるのですが、それもいいことだなと思います。自分のところに来たものに関しては、責任を持って大事に使うのがいいと思います」迷ったら保留箱へ。ものを手放すヒントそうしてものを厳選し、携帯電話すら持たなくなったという小川さん。ものを手放す秘訣は?「使わないで持っていることが、そのものにとっても、それを作った人にとっても一番悲しいことだし、失礼な気がします。やっぱり使われてこそだと思うんですね。私は相手が喜んでくれることが好き。だから値段などは考えないようにして、自分よりもっと上手く使ってくれる人がいるなら渡して、そのものがより気持ち良く使ってもらえたら幸せです。もちろん、すごく気に入って手に入れたけど使っていないもの、手放すことはできないものも結構あります。そういうものは保留にしておいて、時間をかけて別の使い方を探していくのも楽しいんです」「見立て」を待つ保留中の箱には、ここまで入れたらもう入れないというラインを決め、常にいっぱいにはせず、余白を設けるようにしているそう。そうして、小川さんが日々使う道具や生活用品は、「一生付き合いたい」ものばかりになりました。「一生付き合いたい」ものだけで、暮らすヒント「ものを選ぶときに、ゴールを決めることは必要だと思います。これでもういい、と思ったら、とことん繰り返し使うのが好き。たどり着いたものに関しては、あまり浮気はしないですね。引越をしたことも、いかに自分が無駄なものを溜め込んでいたかがわかる、いい機会でした」「来客が多く、以前は同じティーセットを6客欲しいと考えていましたが、ベルリンのカフェに行くと、ティーセットだけでなく、椅子や家具も古くてバラバラ。でもお店の人のセンスでバランスが取れていて。6人のお客さまに同じもので出さなくてもいいんだなって。年に数回のためだけに、スペースを取ることがすごく無駄だと気付くと、逆に同じもので揃えていることの方が変な感じがするようになりました」収納スペースの半分は空けるようにして、たっぷり隙間を作るという小川さん。1年に1回は見直し、全然使っていないものは場所を取るだけ、と考えて手放すのだといいます。「毎年夏は、ベルリンで普通の家を借りるのですが、すごくスッキリしているんですね。もちろん住環境がいいというのもありますが、それにしても必要なものしか置いていなくて。自分の家も、誰にでも貸せるような空間にしたいなと思います。それにはわかりやすくしておかなきゃいけないし、そうできたら理想ですね」モンゴルとドイツで目覚めた小川糸さんのシンプルな暮らし。<後編>は、もの、人との付き合い方、五感が喜ぶ環境づくりについて伺います。 ▼五感を大切に、必要なものを選ぶ作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント<後編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日映画『マトリックス』や『インセプション』などに先駆けてヴァーチャルリアリティによる多層世界を描いたSF映画『あやつり糸の世界』が、16年3月に東京・渋谷のユーロスペースにて公開される。1973年に製作された同作の監督を務めたのは、ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。鏡を多用した画面設計や電子音とグッド・ミュージックで、“模造の世界”を鮮烈に描き出した。鋭敏な時代感覚と普遍的な主題で社会を挑発し続けたファスビンダーの“幻の作品”であり、68年公開『2001年 宇宙の旅』や、72年公開『惑星ソラリス』、82年公開『ブレードランナー』などの映画史に輝くSF映画の傑作に連なる先鋭的なSF映画作品となっている。また、同作にはゴダールの異色SF作品『アルファヴィル』で主役を務めたエディ・コンスタンティーヌも特別出演した。舞台は、未来を厳密に予測できる「シミュラクロン」の開発を行う未来研究所。主人公であるシュティラー博士は、そこで奇妙な事態に遭遇する。保安課長のラウゼが忽然と姿を消すと、エーデルケルンという別の人物が保安課長として存在しているのだ。やがてシュティラーは自らシミュラクロンによって仮想世界に入り込むが、仮装世界には消えたはずのラウゼの姿があって……。
2015年12月12日京都ホテルオークラは11月1日から、ホテル館外店舗「新町1888」(京都府京都市)を完全予約制の貸し切りスタイルとして営業する。「新町1888」は、京都市の「歴史的意匠建造物」に指定された町家を使った店舗。赤い壁と、大きくあしらわれたステンドグラスが特徴的で、建物奥には坪庭も備える。「新町1888」を貸し切りで利用したいという要望に応え、同店は11月1日から1組限定の貸し切りに利用を限定。希望や予算に応じて和食や洋食の料理を提供するほか、記念日や接待など、利用目的に合わせた細やかなサポートも行うとのこと。なお、予約は電話にて受け付けている。利用人数は10人~24人で、昼・夜各1組まで。基本プランの料金は、フリードリンク付きで1人8,000円~(税・サービス料込)となる。
2015年10月30日イチビキは8月20日、食材を1品足すだけで一品料理が作れる「献立らくらく」シリーズから「糸こんにゃくのチャプチェ風の素」と「大根のそぼろあんの素」の2種を発売する。「糸こんにゃくのチャプチェ風の素」は、糸こんにゃくを加えるだけで、3分で簡単におそうざいが作れるという商品。にんじん、玉ねぎ、たけのこなど8種類の具材が入っていて、コチュジャンのコクとごま油の風味が特徴。「大根のそぼろあんの素」には、鶏肉、大豆そぼろ、マイタケ、玉ねぎの4種類の具材が入っている。しょうゆのうまみとしょうがの香りが特徴のそぼろあんで、大根を加え、9分で作れるとのこと。価格はいずれも200円(税別)。
2015年08月06日少しずつ寒さが増すこの季節、家のなかでゆっくり編みものや手芸を楽しむのが楽しみという人も多いのでは? そんな人にぜひおすすめしたい糸の専門店、その名も「Keito(ケイト)」が問屋街の馬喰町にオープンした。この店を運営するのは、57年の歴史を持つ編み物手芸出版社「日本ヴォーグ社」。「昨年の震災の影響でハンドクラフトに目が向いたり、ファストファッションの流行で、人とは違うものを作って身につけたいという人が少し増え、初心者向けの手作り本が最近動いているんです。その割には手芸店がどんどん減っていて、また初心者の方が本を見ただけでは分からず、出版社宛に質問がすごく増えてきて。電話では説明が難しいところがあり、また実際に毛糸が素敵だということを伝える場所を作りたいということになり、お店を始めました」と、「日本ヴォーグ社」の三根さんはオープンのきっかけについて語る。 「サルビア」を主宰する、デザイナーのセキユリヲさんによるロゴがかわいい。オープンにあたり、イギリスやイタリア、フランスを中心に世界の工房を訪ね、巡り合った特別な糸、約1000点が揃う。例えばイタリアの上質なウール糸のメーカー、“ラナガット社”は、海外糸の割には500円からと手頃。実際に見ると発色がきれいなため、色の違いを見て選んでもらいたいと全色仕入れているのだそう。手染めの手紡ぎ糸など1点ものの糸も多く、季節ごとに色や素材を変えて商品展開をしていきたいという。「毛糸に触れていない方は、ウールのボール状のものしか頭にないと思うのですが、使うと面白いものがたくさんあるんです。麻も種類によって全く手触りが違ったり、高級メゾンで使われていような糸は、スパンコールやラメが入っていて、少し使うだけで華やかになります。10g単位で販しているので、ちょっとしたアクセントにもおすすめです」と三根さん。海外のアパレルにも糸を卸している、長谷川商店のスーパーキッドモヘア“SEIKA”のが実際に見られるのは、「Keito」ならでは。受注販売している。1本の糸にさまざまな色が混じり、編むと自然に縞模様になるという、ユニークな“SOCKS”の糸。また、スウェーデンのバンド織りやマフラーなど、基礎から教えてくれるワークショップも開催。編み物や手芸の本のアーカイブの閲覧もでき、作りたいものが決まっていなくても、知識豊富なスタッフが糸選びからサポートしてくれるので、初心者でも安心だ。さまざまな種類の色とりどりの糸を見ているだけで、きっと何か作りたくなるお店。ぜひ訪れて、冬支度に手作りをしてみては?Keito住所:東京都中央区日本橋馬喰町1-3-4 トガサキビル1F営業:11:00〜19:00TEL:03-5642-3006取材/赤木真弓
2012年12月03日独身の女性なら誰もが、早く運命の男性と巡り合いたい!と願うものですよね。運命の赤い糸で結ばれたお相手に巡り合いたいあなたにオススメなのが埼玉県川越市にある氷川神社です。川越は小江戸と呼ばれた、昔ながらの町並みや蔵文化が残る、情緒あふれる街。こちらは御祭神にスサノオノミコトとその妻のクシナダヒメノミコト、お子、そして姫の両親と三世代、五柱の神様を祀っていることから、子孫繁栄や縁結びにご利益があると言われています。まずは入口の立派な木製の大鳥居、日本一の大きさで社号は勝海舟の筆によるものとか。本殿へ進むと江戸彫という関東特有の彫が施され、木の味を生かした精緻で見事な彫刻を楽しむことができます。また、本殿脇に沿って絵馬街道があります。最近では縁結び絵馬が女性に大人気で全国各地から願いが寄せられ、トンネルのように連なっています。この神社が恋愛系神社と注目されるのは、境内にさまざまなスポットがある所以ですが、何といってもこちらの御神木、要チェックです。特に本殿裏手にまっすぐ2本、天高く仲良く立ち並ぶ木は樹齢は600年を超えるとも。木を周回できるので八の字を書くように回ってみてください。8は永遠の勝利を意味する数字です、恋愛が成就しますよう、良縁の巡り合いがありますよう、御神木からパワーを頂きたいものです。本殿の前には、湧水の御神水が流れる「祓いの川」があります。これは神社下に走る水脈からくみ上げている、貴重な自然の恵みです。こちらには紙製の人形(ヒトガタ)が置いてあるので、そこにお名前や生年月日を書き、3回息を吹きかけてから人形で自身のカラダを摩り、厄を祓い、疲労を取ってもらいましょう。その人形は祓いの川へそっと流しますが、川下の鳥居を流れて行けば厄払いは成功です。万年疲労のカラダでは良縁は舞込みませんから体調管理も大切に。御神水はありがたく頂いて帰りましょう。ただし、飲む場合は必ず沸騰させてくださいね。アンリ流では、御神水をスプレーボトルに汲み、持ち帰ります。フェイスやボディ、そしてお部屋の浄化にシュシュっとして開運アイテムにしましょう。天然水は早めに使いきるのがコツです。祓いの川の先に、犬の顔に似た、犬岩があります。犬と言えば安産のシンボルですね、安産祈願には、犬の鼻の頭を撫でるとよいそうです。神社での恋愛開運術はこのくらいで、そろそろ本題に入りますね。タイトルにもした、「運命の赤い糸」はどうやって手に入れるのか?この神社には縁結びにまつわるお守りが豊富です。ご自身に合った目的のものを手に入れて開運アイテムにしましょう。まずは朝8時から巫女さんが先着限定20名へ無料でお配りしている「縁むすび玉」。この神社の小石を拾って帰ると良縁に恵まれるという伝説があり、毎朝、神職がお祓いした石をお配りするようになりました。ひとつひとつ麻で包まれて可愛い!平日はなんとかゲットできそうですが、休日はかなりの競争力だそうです。縁結び玉を頂けなくても大丈夫、他にも強い味方があります。アンリのイチオシは「よりそい守り」。キレイな桜模様の小箱に入りで、男女が寄り添う姿を現しているそうです。携帯や身近なものにつけておくとよいです。ちょっと面白いアイテムは「縁結び赤鉛筆」。書けば書くほど赤い糸を手繰り寄せるおまじないみたいなもの。お守りを購入すると、その場で巫女さんが鈴を鳴らし厄払いをしてくださるおまけつき。さて、最後は恋愛を祈願しておいしいスィーツを頂きましょう。神社入り口、右手の氷川会館にはパティスリー「フロアベール」があります。おいしいスィーツで一日の疲れを癒してはいかがですか?イチゴや桜など赤やピンク系のスィーツは恋愛運をグッと引き上げてくれます。こちらの会館で挙式をすると、赤い糸で新郎新婦を結ぶ儀式がなされるそうです。新緑の季節、お参りをしてご縁を頂いた方と、お礼参りに訪れるのも良いスポットです。ウェブサイトが充実していますので詳しくはそちらをご覧ください。お問い合わせ:川越氷川神社(氷川会館) 公式サイト
2012年05月05日昔からよく「運命の赤い糸」なんて言いますが、実際に「この人とは運命だ!」と感じるような出会いをしたことのある人はいるのでしょうか?もしいるのなら、どんな瞬間に運命を感じたのか、ぜひとも聞いてみたいものです。COBS ONLINEの読者の皆さんに「運命を感じた出会い」のエピソードを教えてもらいました!調査期間:2011/3/1~2011/3/7アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 754件(ウェブログイン式)■電車で目の前に座っていた人がお見合い相手だった(28歳/女性)確かに、偶然にしては出来過ぎですね。まさか電車の中からすでにお見合いがスタートしていたとは。僕だったら、電車で気の抜けたマヌケな表情を見せてしまって、お見合いが始まる時点では劣勢に立たされていそうですけど。■沖縄の離島で見た人が代々木公園にいた(29歳/男性)運命というか、とにかくビックリしてしまいます。むしろ自分が行った離島は本当に沖縄だったのか、思わず疑ってしまいそうですね。■小学校の同級生から突然連絡があり、後にその人と結婚した(25歳/女性)急に連絡が来た所に運命を感じるんでしょうね……。僕も昔の同級生に突然電話してみようかと思います。■自分の理想にドンピシャの異性を初めて見たとき(28歳/女性)ちょっと待ってください。それなら、もう10人くらいドンピシャの異性を見ている僕はどうなるんでしょうか。もちろんその異性とは何の進展もありませんし、運命なんてもちろん感じませんけど……。■大学入試のときに見かけて気になっていた人が、入学後同じ部活にいた(25歳/男性)取りあえず試験に集中してください!といいつつ、そんな大事な場面でも回りの女性に目を奪われてしまう男性の気持ち……僕には分かります。その女性と進展があったのか気になるところです。「運命の出会い」とまではいかなくても、不思議な縁を感じる出会いは、少なからず誰しもに経験があるもの。一つひとつの出会いを大切にして、大切な人たちといつまでも仲良く過ごしていきたいですね。(J.B.河合+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】「手相」は自分でもみられるのか!?【コラム】収入を聞く女、自分だけ食べる男。合コンで引く行為【コラム】気になる異性を好きになる瞬間ってどんなとき?
2011年08月29日