2023年8月3日、俳優の北川景子さんがSNSアカウントを更新。投稿された1枚の写真に、反響が上がっています。北川景子の『自撮り』に喜びの声2003年に、ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルオーディションで『ミスセブンティーン』に選ばれ、モデルデビューを果たした北川さん。テレビドラマ『美少女戦士セーラームーン』(TBS系)にて火野レイ役に選ばれ、同年10月4日に俳優デビューも果たしました。俳優デビューから、ちょうど20年になる2023年10月4日、北川さんは20周年を記念した写真集を発売することを発表!また、写真集の発売に向けて、SNSと自撮りのやり方を習得したのだとか。「写真集のオフショット、という名の下手な自撮り」という自虐とともに公開された写真が、こちらです。写真集のオフショット(という名の下手な自撮り)を発売まで放出していくと思います。このためにTwitterと自撮りを習得しました。10月4日までお付き合いください✌️(北川) pic.twitter.com/8KLvDUFkhd — 北川景子/ Keiko Kitagawa (@KKeiko_official) August 3, 2023 片手でピースをし、ほほ笑みながらカメラを見つめる北川さん。北川さん自身の表情はもちろん、背後に写る赤い花を意図的に入れたであろう構図も完璧です…!北川さんいわく、写真集の発売日まで、自撮りをSNSに公開していくのだとか。写真集と、北川さんの自撮り予告に、ファンから歓喜の声が上がっています。・自然な笑顔…。癒されました!・自撮り、上手!「写真集の発売日まで」といわず、ずっとやってほしい。・美しいオフショットをありがとうございます!これからも楽しみ!ドラマや映画などで圧倒的な存在感を放ち、数多くの人を魅了してきた北川さん。今後、出演作品はもちろんのこと、北川さんのSNSからも目が離せなくなりそうです![文・構成/grape編集部]
2023年08月03日北川景子主演「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」に、黒木瞳、竹内涼真、久保史緒里(乃木坂46)が出演することが分かった。新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ち掛ける。その元となるのは、15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺害事件」。事件が起きた小さな町・笹塚町は、真尋の生まれ故郷。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか、事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどりつく――。キーワードは、「裁判」と「映画」。実際に起きた一家殺害事件の映画化を持ち掛けた香と、相談を受けた真尋、女性2人が軸となって物語が展開していく。黒木さんが演じるのは、真尋の師、大物脚本家・大畠凜子。真尋に厳しい言葉を投げかける一方、「笹塚町一家殺害事件」に興味を持つ。竹内さんが演じるのは、妹の沙良を刺殺して自宅を放火し、さらに両親をも死に追いやったとして死刑囚の身になった、物語を動かす重要なキャラクター・立石力輝斗。そして、力輝斗の高校生の妹・沙良は久保さんが演じる。またこの兄妹は、幼き日の香とある接点が…。黒木さんは「初めてご一緒した北川景子さん、吉岡里帆さんとは、撮影の合い間、ずっと女子トークで盛り上がっていました。すてきな方々と共演出来た大切な作品、ぜひ多くの方にご覧頂きたいです」とコメントし、「挑戦したことのない役柄だったので、純粋に嬉しかったし、好奇心が掻き立てられました」と出演決定時をふり返った竹内さんは、「是非たくさんの方にこの『落日』をいろんな角度から楽しんで頂きたいです。特に久保史緒里さんとの兄妹のシーンは、生々しく人間味溢れるシーンになっています!是非ご期待ください」とメッセージを寄せた。さらに、日の名残りを感じる夕暮れと空に刻まれたタイトルが目を引く、香と真尋が真実を掴もうとする様子が表現されたポスタービジュアル、物語の一端が垣間見える特報映像も公開された。「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」は9月10日(日)22時~WOWOWにて放送・配信(全4話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月28日女優の小松彩夏が23日、SNSを更新し、一般男性と結婚したことを発表した。この日、37歳の誕生日を迎えた小松。「本日7月23日私の誕生日に皆さまへご報告がございます」の書き出しから、「この度、私、小松彩夏はかねてよりお付き合いしていた一般の方と入籍いたしました」と報告した。そして、「お相手の方のお仕事の関係で、仙台へ拠点を移すことになりました」と明かし、「これからも東京でのお仕事はもちろん、大好きな岩手や仙台でのお仕事も頑張っていきたいです」と新たな生活への展望も。「皆さまへの感謝の気持ちを忘れずに、より一層精進してまいります」と決意を新たにし、「変わらず温かく見守っていただけたら嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。小松のもとには多くの祝福の声が寄せられ、2003年放送のCBC・TBS系ドラマ『美少女戦士セーラームーン』で共演して以来の“セーラー戦士”仲間からも、沢井美優「大好きな大好きな彩夏ちゃん」「これからも末永くお幸せに」、泉里香「おめでとう~」「可愛い」、北川景子「いつも優しくて温かいこまっちゃん。20年共に歩んできたベストフレンドの結婚、我が事のように嬉しいです」、安座間美優「本当に世界一可愛い花嫁さん」とメッセージが届いている。
2023年07月24日デイヴィッド・ホックニーは現代で最も魅力ある画家の一人。2018年のオークションで存命の画家としては史上最高額(現在は2位)で作品が落札された一方、86歳を迎えた今も精力的に作品を発表している。描く喜びと観る喜びが出合う、巨匠の挑戦を見届けて。「デイヴィッド・ホックニー展」は日本で開催される27年ぶりの大規模個展。“ホックニー・ブルー”と称されるプールやスプリンクラーをテーマにした作品や、友人たちを描いたポートレートなどの初期作から日本初公開の大型風景画までを網羅的に展示する。そしてホックニーの現在を知るなら2004年に故郷の英国・ヨークシャーに拠点を移して以来、描き続けている風景画に注目したい。今、なぜ風景画を?「ホックニーは自分の目で見たものを描く画家。目の前の世界をありのまま、どう絵画に置き換えられるかを考え続けてきたのです」と、本展を企画した東京都現代美術館・学芸員の楠本愛さん。ホックニーは従来の一点透視図法に限界を感じ、ピカソの自由な絵画、特にキュビスムにヒントを得て一枚の絵に複数の視点を持ち込む独自の遠近法を編み出している。こうした手法で世界の広がりを描き留めることに熱中しているようだ。例えば、〈春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年〉は幅10mの油彩とiPadで描いた51点の絵を組み合わせたシリーズの作品。「春の風景に包み込まれる感じを体感できます。油彩画には風が吹き、若葉が舞っている様子が、とても美しく表現されています」ロックダウン中に現在住むフランス・ノルマンディーで描いた《ノルマンディーの12か月 2020‐2021年》は、春夏秋冬をテーマにした長さ90mに及ぶ絵だ。これを途切らせず一挙に展示することは一つの挑戦でもあったと楠本さん。「この作品を歩きながらじっと眺めていると、まるで絵巻物の中に入り込んで、ノルマンディーの庭を歩いているような感覚になります」ここにも長年絵巻物を研究したホックニーならではの描き方が。現代美術には多様な役割があるなか、ホックニーの絵は純粋に楽しむことができると楠本さん。絵を観る純粋な喜びを、ぜひ会場で味わって。《スプリンクラー》 1967年 東京都現代美術館©David Hockney《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年(5月31日 No.1)》 2011年 デイヴィッド・ホックニー財団©David Hockney《ノルマンディーの12か月 2020‐2021年》(部分) 2020‐21年 作家蔵©David Hockney《クラーク夫妻とパーシー》1970‐71年 テート©David Hockneyデイヴィッド・ホックニー1937年、英国生まれ。王立美術学校を卒業後、ロサンゼルスに移住。現在はノルマンディーを拠点に活動。2017年にはロンドン、パリ、NYで回顧展を開催。テート・ブリテンでは入場者数の記録を更新し、約50万人が来場。ノルマンディーにて2021年4月1日©David HockneyPhoto:Jean-Pierre Goncalves de Limaデイヴィッド・ホックニー展東京都現代美術館 企画展示室1F/3F東京都江東区三好4‐1‐1開催中~11月5日(日)10時~18時(7/21・28、8/4・11・18・25は~21時。入場は閉館の30分前まで)月曜(9/18、10/9は開館)、9/19、10/10休一般2300円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年07月23日何人かであっても、暗い夜道を歩くのは怖いですよね。もしも乗っていた車が故障して、暗い山道を歩いて帰らないといけなくなったら……。今回は、登録者数90万人超えの大人気Youtubeチャンネル「エトラちゃんは見た!」で配信された創作漫画動画『3年間浮気し続けた夫の末路』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!歩いて帰ることに……夫ヒイラギの浮気に気づきながらも、家族のため3年もの間我慢しているユリ。ある日、外食して家に帰る途中に山道で車が故障してしまい……。ここでクイズです!夜道の中で、何かの看板を見つけたヒイラギ。一体何の看板を見つけたでしょうか?ヒントは、うっすら“注意”と書いてあります……。見つけた看板には……正解は、“不審者注意”と書かれていた!このあと、突然現れた何かの影に驚くユリたち。ヒイラギはあろうことか、ユリと娘のツツジを置いて、ひとり走って逃げて行ったのでした。こんなときどうする?不審者の注意を促す看板があったら、かなり怖いですよね。今回のユリは、ツツジもいるため車で待ちたかったのですが、ヒイラギの意向もあり仕方なく歩くことにしました。夜道で車が故障……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月13日女優の北川景子さんが、自身のTwitterにピザトーストを食べている写真を公開しました。素顔も美しい!1枚目はピザトーストを前に笑顔の北川さん、2枚目はピザトーストを片手に微笑んでいる写真。投稿された時間が深夜だったことやピザトーストに手作り感があることから、夜食を楽しんでいたと想像できます。そして、カメラ目線で満面の笑みを浮かべる北川さんですが、もしかして…すっぴん!?投稿を見たファンからは「何か親近感」「オフショットありがとうございます」「飾らない景子ちゃんも素敵です」「すっぴんも美人」「梅雨吹き飛ばす笑顔」と反響の声が続々と寄せられています。1児の母でもある北川さん。女優のヴェールを脱いでいるときでも、ツヤのある素肌と変わらない笑顔がとっても魅力的です!
2023年07月06日「写真展 岩合光昭の日本ねこ歩き」が、阪急うめだ本店9階阪急うめだギャラリー・アートステージにて、2023年7月12日(水)から8月7日(月)まで開催される。動物写真家・岩合光昭の新作写真展岩合光昭は、身近なネコを半世紀以上もライフワークとして撮り続けている動物写真家。そんな岩合の作品が集結する「写真展 岩合光昭の日本ねこ歩き」は、NHK BSプレミアム『岩合光昭の世界ネコ歩き』番組放送10周年を迎えた2023年に開催される新作写真展だ。「写真展 岩合光昭の日本ねこ歩き」では、番組内で訪れた国内15か所を厳選し、それぞれの土地の風土を背景とした“ネコとヒトとの暮らしぶり”を撮影した作品を紹介。作品はすべて、近年撮影したばかりの新作が勢揃いする。ねこモチーフの限定メニューもまた、阪急うめだ本店9階の3つのカフェでは、ねこの散歩や尻尾、肉球をモチーフにしたコラボレーションメニューを展開。「ねこプリン」や「肉きゅうどら焼き」など、キュートな見た目のスイーツが揃う。さらに、Tシャツやパスケースなど阪急うめだ本店限定グッズや展覧会オリジナルグッズも用意するため、合わせて要チェックだ。展覧会概要「写真展 岩合光昭の 日本ねこ歩き」会期:2023年7月12日(水)~8月7日(月)場所:阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー・アートステージ住所:大阪府大阪市北区角田町8-7時間:10:00~20:00(最終日は18:00閉場、各日とも入場は閉場の30分前まで)入場料:一般・大学生 800円(700円)、小・中・高校生 600円(500円)※( )内は前売券料金※前売券はローソンチケット(ローソン、ミニストップ店頭)のみで販売(販売期間:7月11日(火)23:59まで)※未就学児は無料※小学生以下は必ず保護者(高校生以上)同伴で入場すること※小学生以下に同伴する保護者も入場料が必要※障がい者も入場券を購入のこと。ただし介添え人は1名まで無料※中・高校生は入場の際に生徒手帳、学生証、身分証明書の原本の呈示を要求する場合あり※株主優待券は1枚で2名まで無料(ギャラリートーク付き展覧会チケットは対象外)※本展覧会は、阪急阪神お得意様カード、各種ペルソナカード、エメラルドSTACIAカード、阪急・阪神友の会カードを含むカード優待なし■ギャラリートーク付き展覧会チケット 1,700円※一般・大学生・小・中・高校生共通価格日時:7月16日(日)11:00~ / 14:00~※各回約30分場所:阪急うめだ本店9階 阪急うめだホール※座席指定制※ギャラリートーク終了後にサイン会を予定(サインは、ギャラリートーク終了後に会場内での書籍購入者に限る。前列から順番に案内)※ギャラリートークは介添え人もチケットが必要※定員になり次第販売終了※ギャラリートーク付きチケットの購入は、ひとり2枚まで※ギャラリートーク中の写真および動画撮影禁止
2023年07月06日2023年7月4日、俳優の北川景子さんがTwitterを更新。公開された2枚の写真に、注目が集まっています。北川景子の写真に反響北川さんが公開したのは、楽屋と思われる場所での自撮り写真。着用していたメガネや腕時計を置き、化粧をしていないすっぴん姿で、あるものを食べようとしていたようです。笑顔を浮かべる北川さんの前にあったのは…。☺️ pic.twitter.com/4qGWzIfIcR — 北川景子/ Keiko Kitagawa (@KKeiko_official) July 3, 2023 食べやすく3つにカットされた、ピザトーストでした!アルミホイルに包まれているあたり、北川さんが自宅で作り、現場に持ち込んだものなのでしょうか。ピザトーストを嬉しそうに手に持つ姿が、とても愛らしいですね。また、北川さんがこの写真を投稿したのは、なんと同日の0時43分。ファンにとっては、深夜の飯テロ画像にもなってしまったようです…!【ネットの声】・こんな時間に北川さんの姿が見られるなんて嬉しい!・ピザトースト、いいなあ…。チーズのとろけ具合が最高!・おいしそうだし、美しすぎる!癒しをありがとう!・深夜の飯テロ!寝る前にお腹が鳴ってしまいました…。でも、北川さんがかわいいから許す!Twitterアカウントを開設して、まだ1年も経過していない北川さん。「嬉しくて頭が真っ白になる」北川景子がTwitterアカウントを開設ファンから喜びの声こうした『素』に近い北川さんの姿を、今後も発信してくれると嬉しいですね![文・構成/grape編集部]
2023年07月04日尾道市から広島市までの120kmを歩く大会「せとうちジャーニーウォーク 2023」は、広島県で2023年9月23日(土)~24日(日)に開催します。歩く距離は、120kmと30kmの2種類あり、体力に応じて選ぶことができます。瀬戸内海を見ながら歩き感動のゴールを目指すウォーキングイベントです。開催概要種目は120kmコースと30kmコースの2種目。開催場所(受付)は120kmが9月23日に尾道駅前港湾緑地にて。30kmが9月24日に大和波止場にて。どちらもゴールはひろしまゲートパーク(旧広島市民球場跡地)となります。参加費は120kmが一般15,000円(早割13,000円・親子ペア27,000円)、30kmが一般6,000円(早割5,500円・親子ペア10,000円)です。自分自身への「心の挑戦」120kmコースは尾道市を出発し、竹原市・安芸津市・呉市・広島市と歩き、制限時間32時間の完歩を目指します。30kmの制限時間は8時間です。マラソンとは違いタイムを競う競技ではありません。車、電車、飛行機と豊かな生活に慣れている今、便利な日常から離れ歩き通すことは大変かもしれません。自分自身への挑戦にもなるイベントです。(画像は公式サイトより)【参考】※「せとうちジャーニーウォーク 2023」の公式サイト
2023年07月03日今回、ご紹介するのは、劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」。女子が永遠に憧れる「美少女戦士セーラームーン」シリーズの最新作で、物語の鍵となるキャラクター、セーラーコスモスを演じた北川景子さんにお話をうかがいました。※本記事は一部映画のネタバレを含みます。ご注意ください。「生きていくうえでの気づきを得られる作品です」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 1441991年から1997年に少女漫画雑誌『なかよし』(講談社)で連載された武内直子作の『美少女戦士セーラームーン』は、運命に導かれた女の子たちが華麗に変身し戦う、愛と正義の物語です。ポップで可愛いビジュアルと、戦う女の子という革命的な物語は、連載開始から圧倒的な人気を博し、単行本の世界累計発行部数は4,600万部(紙、電子合計)を突破。女の子たちを夢中にさせ、社会現象を巻き起こしました。1992年からはTVアニメシリーズの放送もスタート。1997年に放送が終了した後も、日本のみならず40か国以上の国で放送され、いまなお世界中で愛されるコンテンツとなっています。昨年2022年に連載開始30周年を迎えた『美少女戦士セーラームーン』。物語の最終章を描く劇場版「美少女戦士セーラームーン Cosmos」は、今年6月9日(金)に≪前編≫、6月30日(金)に≪後編≫という2部作連続で公開されます。本作で描かれるのは、『美少女戦士セーラームーン』シリーズ最終章となる、<シャドウ・ギャラクティカ>編。新たなる敵、シャドウ・ギャラクティカが出現し、次々と仲間が狙われていくなか、セーラームーンたちは再び戦いに身を投じていきます。物語の鍵となるキャラクター・セーラーコスモスを演じるボイスキャストは、北川景子さん。2003年放送のTVドラマ『美少女戦士セーラームーン』セーラーマーズ/火野レイ役でデビューし、その後数々の人気ドラマ・映画作品に出演。今年デビュー20周年を迎えた北川さんが、デビュー作である「美少女戦士セーラームーン」に堂々カムバック。セーラームーンの未来の究極の姿であるセーラーコスモスを情感豊かに表現するシーンの数々は必見です。ーーオファーをいただいたときのお気持ちを教えてください。北川さん新シリーズが作られていることは知っていたので、オファーをいただいたときは本当に驚きました。ただ、実写版の「美少女戦士セーラームーン」に出演した私にとって、セーラームーンは沢井さん(沢井美優さん)です。セーラームーンの未来の究極の姿であるセーラーコスモスを私が演じて良いのだろうかという気持ちになり、実写版でセーラー戦士を演じた仲間たちに相談しました。するとみんなが口をそろえて「『美少女戦士セーラームーン』は自分たちにとって大切な作品で、実写版の戦士たちから劇場版に携わる人が出てくることはとても嬉しいことだから、ぜひ出演してほしい」と言ってくれて。沢井さんからも「楽しみにしているよ」と背中を押していただき、出演を決めました。私が人生初のオーディションを受け、実写版でデビューしてから20年を経たいま、ゆかりのある作品に携わることにご縁を感じました。ーー役作りで心がけたところは?北川さんセーラーコスモスは、つらく長い戦いを乗り越えた遠い未来のセーラームーンです。これまでの戦士たちの想いが詰まったような役でしたから、どのような声を出したらよいのか悩みました。そんなときに、三石琴乃さんが吹き込んだガイドをいただいて。三石さんの温かみと深みがある聖母のような声を聞いて、みんなを優しく包み込むようなやわらかい声を出したいと思い、アフレコに挑みました。ーー完成した本編を初めてご覧になったとき、どう思いましたか?北川さんそうそうたるレジェンド声優の方々が、レジェンドなキャラクターを演じていて、豪華な作品だなと思いました。それと同時に、クリスタルの輝きや壮大な銀河など、アニメーションの美しさに目を奪われました。うさぎちゃんがつらい戦いを続けてくじけそうになりながら、仲間たちと生きることを選ぶ物語にも感動しました。「仲間がいるから頑張れる」というのは、今回の劇場版のテーマです。本編を観て、実写版の撮影で仲間たちと過ごした14か月間を思い出しました。私が20年間この仕事を続けて来れたのは、実写版で共演した戦士たちが誰も辞めずにこの業界で頑張っていたからだと思います。今回の劇場版は、自分と重なる部分が多い物語でした。ーーデビュー作の出演者の方々と現在も交流があるというのは、素晴らしいことですね。北川さん人生の半分以上を一緒に過ごしてきているので、友だちではなく、戦友のような存在です。実写版の撮影中は、ライバル心もあったので、撮影が終わってからのほうが、腹を割ってお話ができるようになったと思います。私が現在も「沢井さん」(※実年齢は、北川さんのほうが1歳年上)と呼んでいるのは、尊敬する彼女を支える、彼女が真ん中という意識が残っているからだと思います。ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。北川さん「美少女戦士セーラームーン」のファンの方々の期待を裏切らない、集大成の作品になっていると思います。シリーズを知らない方にとっては、この作品を観ていただけたら、入口としてとても良く分かる内容になっています。私は『美少女戦士セーラームーン』を読んだり観たりすると励まされるんです。「美少女戦士セーラームーン」は、もともとかわいい女の子がキレイな服に着替えて戦う印象があると思うのですが、それぞれ完ぺきではない等身大の女の子たちが前を向いて全力で戦うんです。彼女たちがときにつまずいたりころんだりしたときは、仲間たちが励まして立ち上がらせる。周りの方々のありがたさや人はひとりでは生きられないことなどを感じる作品です。生きていくうえでの気づきを得られる作品ですから、ぜひご覧いただきたいです。インタビューのこぼれ話北川さんにとって「美少女戦士セーラームーン」とは?「自分の人生そのものです。最初に好きになったマンガは『美少女戦士セーラームーン』で、当時『なかよし』の応募者全員サービスで入手したアイテムは宝物でした。そして、大好きな作品の実写版のオーディションに受かり、撮影をともにした仲間たちといまも交流がある。物心ついてから、私の人生でセーラームーンの話をしなかった時期はありません」(北川さん)。Information劇場版「美少女戦士セーラームーン Cosmos」6月9日(金)に≪前編≫、6月30日(金)に≪後編≫、2部作連続で公開原作・総監修:武内直子声の出演:三石琴乃、野島健児、福圓美里、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤 静皆川純子、大原さやか、前田 愛、藤井ゆきよ水樹奈々、井上麻里奈、早見沙織、佐倉綾音/林原めぐみ/北川景子©武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」製作委員会衣装協力:ジャケット¥236,500パンツ¥130,900(MAISON DIXSEPT/MAISON DIXSEPT03-3470-2100)ピアス¥528,000バングル¥990,000右手リング(花)¥48,400左手リング¥638,000(Buccellati/ブチェラッティ03-4461-8330)写真・園山友基文・田嶋真理 スタイリスト・多木成美 (C.コーポレーション)ヘアメイク・板倉タクマ(ヌーデ)写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・多木成美 (C.コーポレーション) ヘアメイク・板倉タクマ(ヌーデ)
2023年06月28日大阪のカフェ「ユニモック(unimocc)」は、ゴッホの名画《星月夜》をモチーフにした新作ドリンクを、2023年7月1日(土)から8月31日(木)まで販売する。ゴッホ《星月夜》モチーフの夏限定ドリンク大阪に店舗を構える「ユニモック」は、名画をモチーフにしたドリンクやスイーツを提供するカフェ。今回は、有名絵画からインスピレーションを得た人気メニュー「アートモック・ドリンク」に、ゴッホの名画《星月夜》をモチーフにした新作ドリンクが仲間入りする。《星月夜》をイメ―ジして、麓の街並みや山々を竹炭パウダーを混ぜたシロップとゼリーで表現。シャリシャリとした食感が楽しいイタリアのかき氷「グラニータ」をベースに、果実感あふれる2種の洋梨ゼリーを重ねて、爽やかな青いソーダを注いだ。作品の中央の“うねり”は、ホワイトチョコレートで描いている。《星月夜》仕様の「キャンバスケーキ」もまた、同期間にはユニモックで人気の「キャンバスケーキ」も《星月夜》仕様で登場。真っ白なケーキをキャンバスに見立てて、『星月夜』をイメージしたカラフルなフレーバークリームやトッピングを本物の絵画の道具を使って盛り付ける、世界にひとつだけのケーキとなっている。トッピングには、琥珀糖やアイシングシュガー、ホワイトチョコレートの三日月などを用意。ケーキには、甘酸っぱいオレンジジャムを混ぜ込んで、夏にぴったりの爽やかな味わいに仕上げた。見た目はもちろん、味にもこだわった“アートなスイーツ”を楽しんでみてはいかがだろうか。【詳細】「The Starry Night “星月夜” 洋梨のグラニータスカッシュ」1,500円販売期間:2023年7月1日(土)~8月31日(木)■「キャンバス・ケーキ」3,250円※好みのアートモック・ドリンク1点付き。※提供できる数に限りあり。<店舗情報>「ユニモック(unimocc)」住所:大阪府大阪市中央区谷町6丁目3-25 1F営業時間:11:00〜18:00定休日:毎週火曜日(祝日の場合は営業)席数:スタンディングテーブル 8席
2023年06月17日劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』後編の完成披露舞台挨拶が行われた、2023年6月14日。物語のカギを握るといわれるキャラクター、セーラーコスモス役を、俳優の北川景子さんが演じることが発表されました。北川景子、20年ぶりに『セーラー戦士』に『美少女戦士セーラームーン』といえば、1992年に、少女漫画雑誌『なかよし』で連載開始して以降、あらゆる世代から人気を博すシリーズ作品。女子中学生たちが『セーラー戦士』となり、ボロボロになりながらも懸命に悪と戦う姿は、多くの人に勇気と感動を与えました。『美少女戦士セーラームーン』シリーズは、アニメや映画など幅広いコンテンツで展開され、2003~2004年の約1年間は、特撮テレビドラマも放送。北川さんは同ドラマで、火野レイことセーラーマーズ役を担当していました。20年の時を経て、再び『セーラー戦士』になった北川さん。自身の思いを、劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』のウェブサイトにつづっています。幼少期に夢中になって楽しみ、影響を受けた「美少女戦士セーラームーン」。しかも私自身のデビュー作品が2003年のTVドラマ「美少女戦士セーラームーン」の火野レイ/セーラーマーズ役なので、私には思い入れが強く、本当に特別な作品です。今回のお話しをいただいたときは、震えるくらいびっくりしましたし、とても嬉しかったです。劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」公式サイトーより引用幼少期の頃に影響を受けただけでなく、北川さん自身のデビュー作でもある同作品に、深い思い入れがあるのだそう。今回、劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』の出演オファーが来た際は「震えるくらいに嬉しく、とても嬉しかった」と明かしています。また、自身が演じるセーラーコスモス役については次のように触れました。【セーラームーンの未来の究極の姿】であるセーラーコスモスは、これまでの戦いの中で、つらい思いをしながらも、それをのり越えてきた強さと人間らしいもろさが共存しているキャラクター。神々しい見た目ではありますが、声から深さやあたたかさがだせればと思って演じさせていただきました劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」には、壁にぶつかった時の立ち上がり方、落ち込んでしまったときの前の向き方、自分がどんな未来に進んでいけばいいのか分からない人の不安を少しでも軽くするようなメッセージが詰まっています。こういう時代だからこそ観ていただいたら絶対に感じていただけることがあると思います。ぜひ劇場でご覧ください。劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」公式サイトーより引用(原文ママ)左:北川景子さん右:セーラーコスモスセーラーコスモスの心情を語る北川さんの様子から、いかに自身が演じるキャラクターと真摯に向き合い、作品に想いを吹き込んだかが伝わってきます。同映画への北川さんの出演を知ったファンからは、「思わず叫んだ」「コメントから愛が伝わってくる」「公開が待ち遠しい」などの声が上がっています。北川さんが出演する劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』後編は、2023年6月30日に全国の映画館にて公開予定。気になる人は、映画館に足を運んでみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2023年06月15日劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』後編完成披露舞台挨拶が14日に都内で行われ、三石琴乃、林原めぐみ、水樹奈々、井上麻里奈、北川景子が登場した。同作は武内直子氏による『美少女戦士セーラームーン』のアニメ化作。運命に導かれた女の子たちが華麗に変身し戦う“愛と正義の物語”で、昨年2022年に連載開始30周年を迎え新たにアニメ化した。6月9日に前編、6月30日に後編と2部作連続で物語の最終章を描く。完成披露では、物語の鍵となるキャラクター・セーラーコスモスのボイスキャストが北川であることが明かされ、北川のサプライズ登場に歓声が上がる。デコルテと背中が大きく開いたドレスで会場を魅了していた。実写版『セーラームーン』ではセーラーマーズを演じていた北川。同シリーズへの思いを聞かれると「初めて受けたオーディションで、それがきっかけでデビューすることとなって、仲間たちと20年間ずっと同じこの世界で共に働き続けてやってきて、またこの作品で『セーラームーン』に関わることができて、人生のいろんな大事な節目で『セーラームーン』がそこにいた、共に過ごしてきた」と語る。「そんな作品なので、人生の一部という感じがします」と熱い気持ちを表した。
2023年06月14日2部作連続で公開中の『劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」』。この度、北川景子が物語の鍵となるキャラクター、セーラーコスモスのボイスキャストを務めていることが分かった。2003年放送のTVドラマ「美少女戦士セーラームーン」のセーラーマーズ/火野レイ役でデビューした北川さんが、セーラームーンの未来の究極の姿“セーラーコスモス”として堂々カムバック。「美少女戦士セーラームーン」は「幼少期に夢中になって楽しみ、影響を受けた」という北川さんは、「今回のお話しをいただいたときは、震えるくらいびっくりしましたし、とても嬉しかったです」とふり返る。キャラクターについては、「これまでの戦いの中で、つらい思いをしながらも、それをのり越えてきた強さと人間らしいもろさが共存しているキャラクター。神々しい見た目ではありますが、声から深さやあたたかさがだせればと思って演じさせていただきました」とコメントしている。そして、セーラーコスモスのPVも到着。これまでベールに包まれてきたセーラーコスモスの神々しい姿、「負けたりしない。だって私たちはセーラー戦士だものー」と、セーラームーンに語りかける様子が切り取られている。『劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」』《前編》は公開中、《後編》は6月30日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」《後編》 2023年6月30日より公開©武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」製作委員会劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」《前編》 2023年6月9日より公開©武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」製作委員会
2023年06月14日劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』後編完成披露舞台挨拶が14日に都内で行われ、三石琴乃、林原めぐみ、水樹奈々、井上麻里奈、北川景子が登場した。同作は武内直子氏による『美少女戦士セーラームーン』のアニメ化作。運命に導かれた女の子たちが華麗に変身し戦う“愛と正義の物語”で、昨年2022年に連載開始30周年を迎え新たにアニメ化した。6月9日に前編、6月30日に後編と2部作連続で物語の最終章を描く。完成披露では、物語の鍵となるキャラクター・セーラーコスモスのボイスキャストが北川であることが明かされ、本人が登場すると会場は騒然。北川は「後ろで控えている時に皆さんの歓声が聞こえて、すごいドキドキしながら待ってたんですけど『セーラームーン』という作品の、大きさを凄く感じました」と胸を押さえた。「オファーをいただいた時は『私でいいかな』という感覚がとてもあって、そうそうたるレジェンド声優の皆さんたちの中で自分が発表されたらどんな感じなんだろうとすごく不安もあったんですけど、皆さんが拍手で迎えてくださってすごくホッとしました」という北川。演じるコスモスについては「セーラームーンの姿形をしている究極の未来の姿の役で、私は実写版でマーズの役をやらせていただいてたので、『私でいいのかな』というか。もちろん三石さんがうさぎちゃんだけど、私たちにとっては沢井美優さんが絶対的なセーラームーンで、私は支える側の戦士だったので、自分でいいのかなというような感覚があって、『一応こういう話があって』と他の戦士にも話しました」と、実写版『セーラームーン』のメンバーにも相談したという。北川は「戦士会のみんなにも『こういう話をもらったんだけど、どう思う?』と聞いたら、みんな『絶対やってほしい』と言ってくれて。私たちが実写版で出会ってからも20周年という節目の年なんですよ。20年を振り返りながら思い出話をしたり。『私たちにとってすごく大切な作品だよね。関わってくれるのは嬉しい』というリアクションだったので、みんなに背中を押されて、やりたいなと思いました」と変わらぬ絆を明かした。三石は「景子ちゃんは『リコカツ』というドラマでなんと親子の役をやらせていたていて、ドラマはほんと初めてで、本当に右も左もわからない状態のところをしっかり主役として優しく迎えてくれる恩人」と感謝し、北川は三石のことを「レジェンド、神だと思って拝見してますので」と恐縮する。対峙するシーンがあるも、実際の収録は別だったというが、北川は三石のガイドを聞きながらアフレコに挑んだそうで「もうそれでいいじゃんというくらい」と苦笑する。「一人芝居になっちゃうから」という三石に、北川は「私だけが持っている音源なんですけど、素晴らしい音源を聴きながら」と感謝する。さらに三石は収録にも現れたといい「私がドラマでアウェイ感があって心細い気持ちもあったので、きっと逆の立場だろうなと思って、すこしでも知った顔があるといいかなと、頭だけ顔を出しました」と説明すると、北川は「心強かったです。ドキドキで、経験も多くない中、こんなに大きい作品でどうしようと思って行っていたので、三石さんのお顔を見つけてすごく嬉しかったですし、原作の竹内先生も来てくださっていて、久しぶりの再会だったのでそのことも嬉しくて」と振り返った。北川の起用に対し、水樹は「ぴったりだと思いました。心躍る気持ちで、どんなお声が見られるんだろうと思って、収録は別々だったのですごく楽しみにしてました」と語る。井上は「ちょうどドラマシリーズが始まった時に大学生で、同世代のみんなで第1話をみようと、いけないんですけど、こっそり大学に泊まって、みんなで朝からドラマを見たぐらい」と驚きの告白。「私の中でも一晩ずっとやっぱり北川さんずっとマーズという思いで拝見させていただいて、戦士会の皆様が集まってるインスタも、ずっと『なんて尊いんだ』と思いながら拝見させていただいたので、もうただのファンです」と明かした。
2023年06月14日昭和の時代に「放浪の天才画家」として知られ、懐かしい日本の原風景や名所を貼絵で表して多くの人々の心を捉えた山下清。その生誕100年を記念する大回顧展が、東京・新宿のSOMPO美術館で、6月24日(土)から9月10日(日)まで開催される。1922年に東京・浅草で生まれた山下清は、吃音と発達障害のために周囲になじめず、昆虫採りや絵を描くことを好んだ少年だった。12歳で千葉県の養護施設「八幡学園」に入園。授業で接した「ちぎり絵」に目覚めた清は、色の階調や細部表現に工夫を凝らした独自の「貼絵」の技術を磨いていく。東京で開催された学園の子供たちの作品展で注目を集め、美術界の重鎮だった洋画家の安井曾太郎や梅原龍三郎らに高く評価されるが、18歳で学園を出奔。32歳までの15年間にわたって、自由であると同時に過酷な放浪生活を送った。31歳のとき、新聞記事に取り上げられて一躍有名人となり、気ままな放浪が難しくなったことから、画家として身を立てようと決意。以後は、貼絵に加え、他の画材による制作や陶磁器の絵付けなどでも独自の表現を探り続け、全国各地で展覧会を開催して人気を博したが、1971年、脳溢血により49歳の若さで亡くなった。驚異的な記憶力をもっていた山下清は、スケッチやメモをとらずとも、日本各地の旅先で見た風景を細部まで正確に思い出すことが可能で、放浪中もときおり自宅や学園に戻ってきては、高い集中力を発揮して、緻密で色調豊かな貼絵を制作したという。同展は、代表作も含む数々の貼絵のほか、子供時代の鉛筆画や、後年に試みた油彩画やペン画、水彩画、陶磁器など約190点の作品に、放浪時代のリュックや浴衣などの遺品も加え、「日本のゴッホ」とも呼ばれた山下清の生涯と画業を紹介する大規模展だ。生前から「裸の大将」のタイトルでその生き方が映画化され、その後もドラマ化や舞台化が続いている山下清だが、大規模な個展が東京で開催されるのは久々だ。超絶技巧とも言えるほどの丁寧な細部描写や豊かな色調の魅力を、ぜひ実際の作品から感じとり、その個性的な創作の世界を堪能したい。© Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023<開催情報>『生誕100年 山下清展ー百年目の大回想』会期:2023年6月24日(土)~9月10日(日)会場:SOMPO美術館時間:10:00 - 18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日(ただし7月17日は開館)料金:一般1,400円、大学1,100円公式サイト:()
2023年06月08日湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編をWOWOWで連続ドラマ化する「落日」の主演に北川景子が決定。吉岡里帆と初共演を果たす。新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ちかける。その元となるのは、15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺害事件」。事件が起きた小さな町、笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどりつく…。北川さんは、WOWOWでの主演は連続ドラマW「ヒポクラテスの誓い」以来、約7年ぶり。新進気鋭の映画監督で、他人に迎合することなく自分の信念で行動する主人公・長谷部香役を演じる。北川景子また、香が幼い頃に住んでいた笹塚町出身の脚本家ということで運命の輪に巻き込まれていく甲斐真尋役には吉岡里帆。2人が演じる香と真尋は、映画を作るために15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」の真相を探っていくが、実はお互いにそれぞれ過去に身近な人を失ったことで、深いトラウマを抱えていた。やがて明らかになる、大切な人々の死の真相の先にあるものとは――。吉岡里帆原作は、2008年のデビュー作「告白」がミリオンセラーとなり、その後も「贖罪」「Nのために」「リバース」など途切れなくヒット作を生み、エンターテインメント小説界をけん引する湊かなえ。湊さん原作小説のWOWOWでのドラマ化は、連鎖する悲劇と登場人物たちの心の闇を描き国内外で喝采を浴びた連続ドラマW「贖罪」(2012年)、“母と娘”をテーマに毒を抱えた6人の主演女優たちが織り成す連続ドラマW「湊かなえポイズンドーター・ホーリーマザー」(2019年)に続き3作品目となる。脚本には、「宮部みゆき『ソロモンの偽証』」「インフルエンス」「坂の途中の家」などWOWOW連続ドラマWの数々のヒット作や、ドラマ「クロサギ」などを手掛けてきた篠崎絵里子。監督は、『ミッドナイトスワン』の内田英治。本格ミステリー原作の映像化を手掛けるのは初めてとなる。主演:北川景子(長谷部香役)・共演:吉岡里帆(甲斐真尋役)「湊かなえさんの作品が大好き」で原作も読んでおり、「湊さんの作品に携われることがとても嬉しかった」という北川さんは、脚本に対しても「原作のテーマが落とし込まれた脚本で惹き込まれました。タイトルの通り、落日が度々物語に出てきます」と明かす。演じるのは、新鋭映画監督というかつてない役柄。「香は“知ること”が“救い”だと言い、『なぜそうなってしまったのかが、知りたい』と言い続けます。真実を知ることで傷つくことや、かえって苦しむことになったとしても、真実に近づこうとする執念を持つ人です」とキャラクターについて語り、「香という人物は過去も含め自分という存在を赦すために知ろうとしていて、知ることでしか本当に前に進めないのだとわかりました」と理解を示した。また、吉岡さんは「北川景子さん主演作、湊かなえさん原作ということで、世に残る作品を一緒に作っていける喜びでいっぱいになりました」とオファーの喜びを語りつつ、「真尋は脚本家としての自分に自信が無く、ひねくれていてうだつが上がらない臆病な人間です。過去のトラウマから後ろ向きな性格になってしまった姿を、苦しみながらも何とか前に進んでいく主人公の香さんと対比になるよう気をつけながら演じました」と明かす。そして「どんな過去を背負っていても向き合っていこうとする映画監督の香と、現実をまだ直視出来ない脚本家の真尋が邂逅していく姿がスリリングに、かつ柔らかさも持って描かれているように思いました」と脚本についてコメントした。原作の湊さんは、「日が沈まなければ明日が来ないように、真実を知るからこそ訪れる明るい未来もあると思うのです。それを、映像で感じることができることに大きな希望を抱いています」とドラマ化にコメント。北川さん、吉岡さんには「言葉にしなくても、表情や些細な動作にそれがにじみ出る演技をしてくださるお二人だと確信し、期待が膨らみ、ドキドキしています」と信頼を寄せる。そして「この作品のスタートは『映画』と『裁判』というワードです。ここに注目して見てくださると、新しい発見があるかもしれません」と見どころを明かした。連続ドラマW「湊かなえ『落日』」は9月、WOWOWにて放送・配信(全4話/※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2023年05月31日9月にWOWOWにて放送されるドラマ『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の主演が北川景子に決定し、併せて共演者として吉岡里帆が出演することが発表された。本作は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編作品。湊の原作小説をWOWOWでドラマ化するのは、『連続ドラマW 贖罪』(2012年)、『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』(2019年)に続き3作目となる。北川が演じるのは、新進気鋭の映画監督で、他人に迎合することなく自分の信念で行動する主人公・長谷部香。北川がWOWOWで主演を務めるのは『連続ドラマW ヒポクラテスの誓い』以来、約7年ぶりとなる。吉岡は、香が幼い頃に住んでいた笹塚町出身の脚本家ということで、運命の輪に巻き込まれる甲斐真尋を演じる。北川と吉岡は本作が初共演となる。本作のキーワードとなるのは「裁判」と「映画」。香と真尋は、映画を作るために15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」の真相を探っていく。二人はお互いに秘密にしていたが、それぞれ過去に身近な人を失ったことで、深いトラウマを抱えていた。やがて明らかになる、大切な人々の死の真相の先にあるものとは――。脚本は、『連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」』『連続ドラマW インフルエンス』などWOWOWのヒット作を手掛けた篠﨑絵里子。監督は、第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が務める。内田監督が本格ミステリー原作の映像化を手掛けるのは初でもあり、作り上げられる世界観にも期待が高まる。<キャスト・原作者・監督 コメント>●北川景子(長谷部香 役)本作のオファーを受けた際の気持ち湊かなえさんの作品が大好きで、元々たくさん読ませて頂いていた中に『落日』もありました。香と真尋が一つの事件を調査していく過程で、自分の過去や生い立ち、家族についてさまざまな真実に辿り着いていき、2人の人生がじわじわと交わっていくストーリー展開に感動した作品でした。オファーをいただいた時は驚きましたし、湊さんの作品に携われることがとても嬉しかったです。■脚本を読まれた際の感想一見接点のない登場人物たちが過去に深く関わりがあり、その真実が明らかになるにつれ、それぞれが心にしまっていた悲しみやトラウマを昇華していく展開が、原作同様、ライブ感がありました。真実とは、事実とは、そしてそれを受け入れることとは何なのか。知ることに果たして救いはあるのか。原作のテーマが落とし込まれた脚本で惹き込まれました。タイトルの通り、落日が度々物語に出てきます。日が沈むまでの短い時間に、それぞれが同じ夕日に思いを馳せていたと思うと切なかったのですが、一歩ずつ前に進んで欲しいと思いましたし、とにかく天候に恵まれ、この夕日のシーンの撮影がうまくいきますようにと願いました(笑)。■今回演じられた新鋭映画監督・長谷部香という役について役作りで心がけたことや、撮影現場の印象香は′′知ること′′が′′救い′′だと言い、「なぜそうなってしまったのかが、知りたい」と言い続けます。真実を知ることで傷つくことや、かえって苦しむことになったとしても、真実に近づこうとする執念を持つ人です。役を作るにあたり、この人は何故そんなに知りたがるのか沢山考えたのですが、香という人物は過去も含め自分という存在を赦すために知ろうとしていて、知ることでしか本当に前に進めないのだとわかりました。真実に近づくためには手段を選ばなかったり突き進んでしまうところがあり、それ故に周りを傷つけてしまい、またそのことにも傷ついてしまう香の繊細さを表現したいと思い撮影に臨んでいました。撮影現場は大変和やかで、内田監督や内田組の皆様がとても温かく迎え入れてくださり、皆様とコミュニケーションをとるのが楽しかったです。作品の真剣なムードとはまた違って、和やかで楽しい日々でした。■視聴者へのメッセージ心に悲しみや傷を抱えたまま蓋をして生きていた登場人物たちが、それぞれの救いを見つけ前に進んでいく姿に私は勇気をもらいました。日常生活を送る中で、時として私たちは普通を装い、悲しみやトラウマ、知られたくない感情が表層に浮かび上がらないよう取り繕って生きていますが、実はそれぞれに何かを抱えていて、皆救いを求めているのだと思います。この『落日』という作品が、皆様にとって一瞬でも、何かの救いや励ましになったら幸いです。●吉岡里帆(甲斐真尋 役)■本作のオファーを受けた際の気持ち北川景子さん主演作、湊かなえさん原作ということで、世に残る作品を一緒に作っていける喜びでいっぱいになりました。仲良しのヘアメイクさんがいらっしゃったり、いつか仕事をしたかった内田英治監督にカメラマンの伊藤麻樹さんも一緒で座組としても心強いなと感じました。■脚本を読まれた際の感想湊さん原作の『落日』のテーマである、苦しみからの成長・希望を忘れない精神の美しさに感動していたので読みながら大事なポイントを探りました。どんな過去を背負っていても向き合っていこうとする映画監督の香と、現実をまだ直視出来ない脚本家の真尋が邂逅していく姿がスリリングに、かつ柔らかさも持って描かれているように思いました。■今回演じられた新人脚本家・甲斐真尋という役について役作りで心がけたことや、撮影現場の印象真尋は脚本家としての自分に自信が無く、ひねくれていてうだつが上がらない臆病な人間です。過去のトラウマから後ろ向きな性格になってしまった姿を、苦しみながらも何とか前に進んでいく主人公の香さんと対比になるよう気をつけながら演じました。■視聴者へのメッセージドラマ『落日』は繊細で痛みのある切ない物語であると共に、優しいメッセージの詰まった希望を描いた作品でもあります。最後のエンディングがとても素敵なので、ぜひ4話続けて見て頂きたいです。●原作・湊かなえ■『落日』がWOWOWでドラマ化されることについての気持ち自分の都合のいいものだけを見て生きる。しかし、日が沈まなければ明日が来ないように、真実を知るからこそ訪れる明るい未来もあると思うのです。それを、映像で感じることができることに大きな希望を抱いています。文章では表現の限界のある『落日』を突き付けられ、心地よい敗北感を抱けたら、最高に幸せです。■主演の北川景子さん、共演の吉岡里帆さんについての印象や期待したいポイント、脚本を読んでドラマに期待すること北川さん、吉岡さん、どちらも大きな問題を内に抱えた役柄ですが、言葉にしなくても、表情や些細な動作にそれがにじみ出る演技をしてくださるお二人だと確信し、期待が膨らみ、ドキドキしています。脚本も作品の意図を丁寧にくみ取っていただいており、監督を中心に、皆のパワーがこもった作品になるのではないかと思います。■視聴者へのメッセージ自分と重なる人物、または、寄り添いたい人物が作中にいると思いますので、物語を楽しんだ後は、ご自分の胸の内に目を向け、明日への希望となるヒントを見出していただけるのではないでしょうか。また、この作品のスタートは「映画」と「裁判」というワードです。ここに注目して見てくださると、新しい発見があるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。●監督・内田英治■本作をWOWOWでドラマ化するにあたっての意気込みじつは私、ミステリー小説ファンなのですが。このような形で本格ミステリーの原作をはじめてやらせていただくわけで、とても緊張し、とても意気込んでおります。原作者の湊かなえさんが描いた、繊細な登場人物たちを撮影で甦らせようと四苦八苦した作品でございます。その結果をぜひ見ていただきたいと思います。■主演の北川景子さん、共演の吉岡里帆さんについての印象おふたりとも初めてご一緒させていただきましたが、おふたりともによい意味で想像ととても違っておりました。北川さんは内に秘めたものが爆発するかしないかという境界線を演じるのがとてもお上手だと感じました。吉岡さんは明るい役のイメージがあったのですが、逆に繊細で感情がふつふつと煮込まれゆく演技などをもっと見たいと現場で思いました。■視聴者へのメッセージ二人の女性が自らの歴史をたどりながら謎を解明してゆく。北川景子さん、吉岡里帆さんがそれぞれ演じるわけですが、とても刺激的な撮影の日々でした。きっとそれが画面に現れている作品だと思います。皆様ぜひ見てください!<作品情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』WOWOWにて9月放送・配信スタート(全4話)第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】【スタッフ】原作:湊かなえ『落日』(ハルキ文庫)監督:内田英治脚本:篠﨑絵里子音楽:小林洋平【キャスト】北川景子、吉岡里帆 ほか【ストーリー】新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ち掛ける。その元となるのは、15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺害事件」。そして事件が起きた小さな町、笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどりつく......。詳細はこちら:
2023年05月31日『ラップの天才』というアルバムを作ったので、見ていってくれよ。このような文章を、やわらかなカワウソ(@setogiwas)さんがTwitterに投稿したところ、「これはヤバいラッパーだ」と大評判になっています。一体どんなアルバムだったのかというと…。食べ残しの料理に、ラップをかけた写真を集めたアルバムです。投稿者さんが見せたかったのは、音楽ジャンルの『ラップ』のCDアルバムではなく、食品を保存するために使う『ラップ』の写真を集めたアルバムでした。投稿者さんがどれほどの『ラップの天才』なのかというと、こちらの写真を見れば伝わってくるでしょう。もはやラップを張っているとは信じられないくらい、きれいな見た目!ただただお皿の上に料理が乗っているだけのように見えます。投稿者さんの天才的な技術には、驚きの声が多数寄せられていました。・いわれなきゃラップをしていることに気付かない!・すごい…芸術だ…!これは天才すぎる。・国宝にするべきレベルで天才だ。投稿者さんはもともと飲食店でバイトをしていたそうです。その際に、暇すぎて余った食材にラップをかけ続けたら、上手になったとのこと。何事も上達するためには、反復練習が必要なようですね!また、投稿者さんは「コツをつかめば、誰でもできるようになる」といいます。電子レンジを使う際には、ピタッとなりすぎていると、蒸気でラップが破れてしまうこともあるそうです。もし『ラップの天才』になれたとして、温める時は少し余裕をもってラップを張るようにしてください![文・構成/grape編集部]
2023年05月25日朝食やランチに食べることが多いサンドイッチ。パンに具材を挟むだけという手軽さから、自宅で好みのサンドイッチを作る人も多いのではないでしょうか。たこみ(@tacomichan)さんが投稿した、サンドイッチの作り方が「天才すぎる」と話題になっています!「角までおいしい」サンドイッチの作り方とは?たこみさんが具材に使ったのは、スライスハム。丸いスライスハムを四角い食パンに乗せると、四隅が何もない状態になってしまいますよね…。そこで投稿された、角までハムをいきわたらせる乗せ方がこちらです!半分に切られた2枚のハムが美しく折り重なり、四隅までしっかりといきわたっています!これなら、どこから食べてもハムを味わうことができそうです。作り方はシンプルで、2枚のスライスハムを包丁で半分に切り、切り口を外に向けて並べるだけ!たこみさんはさらに、包丁を使う手間すら省きたいという人へ、こんなアドバイスをしています。・ハム4枚を折り畳んで乗せれば包丁いらないしハム2倍食えるよ。・ベーコンは四角いから切らなくても角まで乗るよ。・手でちぎれ。形は気にしたら負け。たっぷり食べたい人は、4枚のハムをぜい沢に使ってみるのもよいでしょう!手でちぎるのは、少し難易度が高そうです…。ネットには5万件を超える『いいね』と多くのコメントが寄せられました!・素晴らしいひと工夫ですね、真似させてください!・天才すぎますね。・目からウロコです、その手があったか!・ハムを4枚使ったら、理想の『どこ食べてもハムギッシリサンド』ができるー!!!ひと口目から最後まで、ずっとハムを味わえるなんて満足度が上がりそうです!サンドイッチを作る際には、参考にしてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年05月23日6月から7月にかけて下北沢・本多劇場にて上演される二人芝居『ジン・ゲーム』より、竹下景子と加藤健一のコメントが公開された。本公演は、単純なトランプゲームが孤独な老人たちの“単純ではない”過去をあらわにする、D・L・コバーン作によるピューリッツァー賞受賞の名作。セリフの応酬がおもしろい、チクリと刺さるビターコメディーだ。春。老人ホームのサンデッキで出会ったフォンシア(竹下景子)とウェラー(加藤健一)。入居者や食事や看護師への愚痴で息の合う二人。ホーム独特の空気感に馴染めない二人は、トランプ遊びを始める。時間つぶしがてら気軽に始めたゲームだが、初心者のフォンシア相手に全く勝てないウェラーは、対戦を重ねるごとに苛立ってきて……。■竹下景子 コメント加藤健一事務所の公演に参加するのは『川を越えて、森を抜けて』(2009・2012年)、『喝采』(2017・2019年)、に続いて3作目です。加藤さんご自身がプロデュースされ、常に上質な演劇を世に送り出しているこのカンパニーの一員となれるのは、一俳優として晴れがましいのと、それと同じくらいテンションが上がります。のっぴきならない感じ。で、今回の『ジン・ゲーム』です。オファーを受け即決。チャンスの女神には前髪しかない、と言うではないか。脚本が面白い!それだけじゃない、しみじみ感じ入るところもありそう。作者の D・L・コバーンはこの作品がデビュー作でしかもピューリッツアー賞を受賞している。でもね、ともう1人の私「二人芝居よ、これ。台詞の量は半端ないし、最近とみに台詞覚えワルくない?」そうなんです。自覚あり、です。しかもタイトルの「ジン・ゲーム」なるトランプ遊びが劇中に14回も登場するんです。これまで演じた役の中で最高難度の作品かもしれません。この脚本を手に取るまでジン・ゲームの「ジ」の字も知らなかった私ですが、メンタルもフィジカルにおいても強靭な加藤さんの胸を借りてコツコツ丁寧に役を創っていく所存です。どうぞよろしくお願いします。■加藤健一 コメントベントレイ保養園と呼ばれる老人ホームのサンデッキ。面会日でもある日曜日の午後。サンデッキへの出入口の向こうでは、家族や知人たちと楽しそうに語らう人々の声。しかし訪ね来る人のないウェラーとフォンシアは、今日もジン・ゲーム(トランプゲーム)をしながら時の流れを待つ。初めてジン・ゲームをするというフォンシアが、このゲームが得意だと言うウェラーに勝ち続ける様子は、まるでドタバタコメディのようでもあるが、ゲーム中に交わされる会話から浮かび上がって来る二人の人生の悲哀は、面白おかしいゲームの成り行きとは裏腹に、人の心を打つ。竹下景子さんとの共演は『川を越えて、森を抜けて』『喝采』に続き三本目となりますが、いつも全身全霊で板の上に立ち続ける竹下さんの姿には、心洗われる思いがしています。今回は二人芝居でもあり、膨大な台詞をとにかく頭に叩き込み、それをクリアした上で、このピューリッツァー賞受賞作品をどこまで深く、そしてどこまで楽しく表現出来るかがとても楽しみです。『ジン・ゲーム』キャストコメント動画<公演情報>『ジン・ゲーム』6月29日(木)~7月9日(日) 下北沢・本多劇場作:D・L・コバーン訳:吉原豊司演出:小笠原響出演:竹下景子、加藤健一【チケット】前売:5,500円当日:6,050円学生:2,750円(学生証提示、当日のみ)※全席指定・税込公演詳細:
2023年05月20日怒ると関西弁が発動2016年1月にロックボーカリストでタレントのDAIGOさんと結婚し、2020年9月に第一子となる長女を出産した北川さん。テレビでもたびたび、DAIGOさんと一緒に家事や子育てをしている様子を語り、仲睦まじい夫婦関係であることが伝わります。番組ではMCである「ダウンタウン」松本人志さん、中居正広さんから「関西出身のイメージがない」と言われた北川さんですが、出身は兵庫県神戸市。対談相手としてゲスト出演した上沼恵美子さんのことは、幼少期からテレビでよく拝見しており「上沼さんは関西人全員のスター」「是非会いたかった」のだそう。上沼さんが長年担当していたお料理番組の後任の話がDAIGOさんに来たときには、「上沼さんの後なんかそうそう入られへんから、絶対やった方がいい。(夫は)『おこがましい』って言ってたんですけど『断ったら絶対ダメ』」と、北川さんが強く後押しをしたというエピソードも明かしました。「ご夫婦仲いいんですね?」と上沼さんが尋ねると、「喧嘩とかはないですね。私が怒ってるときはあるんですけど」と北川さん。中居さんから「怒ったら関西弁になるの?」と質問されると、「怒ってるときはなります。『言うたやん』みたいな感じで」と率直に答え、女優イメージとのギャップに一同が驚く場面もありました。また、DAIGOさんの話が長いと、「ほんでオチなんなん?」と聞いてしまうこともあったとか。「東京育ちのDAIGOにそれはキツイ」と松本さん、中居さんが同情しますが、北川さんもすでに自覚していたようで、「それは直しました。ずーっと長く聞いてたら、オチがあんのかなって思って聞いてしまう癖があって……。ついついどこでオチるのかなって探してしまう自分がいて……」と、関西育ちならではの癖だったよう。番組はDAIGOさんもリアルタイムで視聴していたようで、放送中にはTwitterで「今日からオチ強化期間に入ります」と一言。さらに笑いの絶えない家庭になりそうですね。結婚7周年に突入!
2023年05月11日ハザマ(ha | za | ma) 2023 プライマリー コレクションが、2023年4月4日(火)に恵比寿ガーデンホールにて発表された。見知らぬ旅路の果てへと導く宇宙への旅“UNKOWN UNKOWN(未知の未知)”というテーマを掲げ、会場をギャラクシーエクスプレスに見立てた今季。到着時刻も行先も未定な、見知らぬ旅路の果てへと導くコレクションを提案する。デザイナーの松井諒祐は、「何が分かってないのかさえ分からない」という意味での“未知”を落とし込み、不可思議で複雑なルックを展開した。複数のシャツをドッキング目を惹くのは、複数のシャツを様々な方向や角度でドッキングしたワンピースやスカート。ブランドのアイコニックなセーラースタイルのトップスと合わせたデニムスカートは、逆さまのデニムシャツを組み合わせものだ。あるいは、ベージュのシャツをあらゆる方向に向けて組み合わせドレープを創出するなど、遊び心に溢れたデザインが散見された。袖口や首元の円は多方向に膨らみ、アクセントをプラスする。また、シャツのパーツを使ったドッキングデザインは多様なバリエーションでコレクション内に登場する。トップスのフロントにあしらわれたワイシャツの襟とネクタイの装飾はその好例。ブラックの生地にイエローの襟&ネクタイが揺れ動き、観客の目線を集めていた。シースルー×刺繍の装飾シースルー素材にブルーの刺繍を施したルックも印象的だ。たとえば、全体的にシースルー素材を用いたワンピースは、袖を振袖のように設計。袖だけでなく裾にもたっぷり生地を用いており、軽やかに膨らみ揺れ動く。首元とベルトはブラックでまとめ、ルックを引き締めた。ブルーやグリーンのグラデーションブルーやグリーンのグラデーションの色合いは、銀河を彷彿とさせる。胸元や裾にフリルをあしらったジャケットやワンピース、スカートなどが登場し、その表面は光沢感がありモデルが動くたびに艶めく。フロントに4つのポケットを配したジャケットは、厚みのあるキルティング素材の赤いパンツと組み合わせ、一見補色同士で相反しているように見えつつも、不思議な一体感を生み出していた。
2023年04月07日3月25日(土)~6月11日(日)に、新宿のSOMPO美術館にて『ブルターニュの光と風 -画家たちを魅了したフランス〈辺境の地〉』が開催されている。見どころはまず、第一章にあたる「ブルターニュの風景」。入口をくぐると、ブルターニュの荒々しい海と豊饒な大地が目に入る。海に突き出た独特の地形に、打ち寄せる波。その風景に多くの画家が魅了されたであろうことを感じる。ブルターニュ地方は、フランスのなかでも独自の文化を持つ。大西洋に突き出た半島に望む厳しい海や豊かな自然、ケルトの伝統が宿る風俗を、多くの画家が描き残した。本展では、45作家による約70点の油彩・版画・素描を通じて、ブルターニュの歴史・風土・風俗に出会うことができる。さまざまな時代のフランス・ブルターニュの風を感じる美術展だ。第一章では、19世紀前半にサロンで活躍した画家たちによりブルターニュの海、大地、風俗が描かれる。多くの画家によって描かれたことにより、ブルターニュ主題はパリのサロンでブームになっていく。劇的に描かれる海や写実的な自然など、取材をもとにした大画面の絵画の前に立つと、そのまま吸い込まれてブルターニュの地に降り立つことができそうな気持ちになる。また、白い髪飾りなどの伝統衣装や、伝統行事「パルドン祭」の描写からは、独自の文化を紡いでいる様子が伝わる。第二章は、19世紀以降、ブルターニュに足を運んだ画家たちによる作品が並ぶ。クールベ、ブーダン、モネ、ゴーギャンなどの習作やスケッチを通し、印象派からナビ派の誕生の流れを見てとることができる。最後の第三章では、タイトルを「新たな眼差し」として、パリとの関わりを中心に、印象派以降の表現の広がりを紹介していく。スーラ率いる新印象派が開拓した点描法のタッチや、黒を基調とした「パンド・ノワール(黒い一団)」、また20世紀以降のキュビスムなど、さまざまな様式によるブルターニュの風景が見られる。絵画の変化を感じながら、そこに一貫して広がるブルターニュの雄大な自然が、多くの画家たちを魅了していることがわかる。同時に、画家たちの眼差しを通していろんなブルターニュが浮かび上がり、彩り豊かな光と風を堪能した。本展は、カンペール美術館の作品が中心となっており、各作品のための額縁がまた絵の魅力を力強く支えている。チケット発売中。取材・文:河野桃子
2023年03月31日ゴッホが描いた「ヒマワリ」「夜のカフェ・テラス」などが、クラシック音楽に乗って、走馬灯のように目の前に迫ってくる――。世界で850万人を動員した、ゴッホの3000点以上の絵画を映像で見せる没入型の展覧会「ゴッホ・アライブ」が、兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーで開催中だ。「ゴッホ・アライブ」チケット情報ギャラリーの入り口付近には、ゴッホの生涯を時代別にしたパネルが並ぶ。心引かれるのは、ゴッホが残した言葉の数々だ。「絵画にはそれ自身の命があり、それは画家の魂から発する」「僕は、朽ちて、病み、バラバラになるほどに、芸術家へと近づく」など哲学的で、これから作品を見る上で、ゴッホの心情を理解する道しるべとなった。会場では、最大7メートルという壁の大型スクリーンや床、柱など至る所に、ゴッホの作品が全体像だけではなく細部に渡って切り取られ、次々とスピーディーにクローズアップされていく。ひとつの作品の今まで気に留めてこなかったような小さな“脇役たち”の部分も大きく投影されるので、筆のタッチや息遣いまでもが伝わってくる感覚だ。ヴィヴァルディやサティらの音楽と作品の映像の切り替えがピタリと合っていて、映画を見ているようでもある。映像は40分間で、まるでモノクロで描かれたように暗く沈んだ初期の「オランダ時代」から、パリへ移り、目にまぶしいほどの鮮やかな色彩を見出していき、南仏、精神を病んで入院したサン=レミの療養院、晩年期などへと順番に追っていく。一日中繰り返して流されるので、どのタイミングで会場に入っても、見逃した部分は後から見られる。作品の魔力と映像の迫力で、どの時代から見ても違和感なくゴッホの世界に没頭できた。床にはクッションや長椅子が置かれ、座ったり、写真を撮ったりしながらの自由な鑑賞スタイルだ。別会場には、ゴッホの部屋やひまわり畑を再現したフォトスポットも設けられている。また、ゴッホが最後に過ごしたフランスの田園地方を思わせるという、アロマの香りも会場に漂っている。「花咲くアーモンドの木」や、「花咲く梅の木(広重の複写)」などの作品では、日本の民謡「さくら、さくら」がバックに流れ、映像の効果で花びらが舞い、美術館で花見をしているようだ。彼が「絵画における色彩とは、人生における熱狂だ」と言った通り、燃えたぎるような色と生命力にあふれている。「ヒマワリ」や「ローヌ川の星月夜」の作品に照らされ、ゴッホ自身を描いた「自画像」の、突き刺さるような視線にたじろぐ。熱狂と色彩の中を駆け抜けたゴッホの人生と作品が鑑賞後も頭の中をめぐる。不思議な新しい感覚を味わえた。取材・文:米満ゆう子
2023年03月27日ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW Anderson)から、オランダの画家・レンブラント・ファン・レインにインスパイアされたカプセルコレクションが登場。。ユニセックスのウェアやアクセサリーが、2023年3月17日(金)よりジェイ ダブリュー アンダーソン 伊勢丹新宿メンズ店ほかで発売される。オランダの画家・レンブラント着想のコレクションジェイ ダブリュー アンダーソンのクリエイティブ・ディレクター、ジョナサン・アンダーソンが“セルフィーの先駆者”だと考える、オランダの画家・レンブラントの自画像から着想を得たカプセルコレクションを発表。レンブラントは、光と影のコントラストを駆使した画風と、生涯“自画像”を描き続けた画家として知られる、バロック絵画を代表する巨匠である。レンブラントがペンとインクで描いたクロスハッチの自画像は、ミラノで開催された2023年秋冬メンズ&23年ウィメンズリゾートコレクションの招待状に使用されたデザイン。今回のカプセルコレクションでは、そんなレンブラントの自画像にフィーチャーしたアパレルからアクセサリーまで、多彩なアイテムが展開される。クラシックフィットのスウェット中でも注目は、約400年前のレンブラントの自画像が全面に刺繍されたスウェットだ。体にフィットするクラシックなシルエットに、肩を少し落としたドロップショルダーのデザインで、リラクシングなムードをプラス。カラーは、ベーシックなブラックとホワイト、鮮やかなブルーの3色を用意する。バッグ&バケットハットもそのほかにも、レンブラント自画像の総柄パンツに加え、トートバッグやバケットハットなど小物類も取り揃える。【詳細】ジェイ ダブリュー アンダーソン レンブラント カプセルコレクション販売日:2023年3月17日(金)販売店舗:ジェイ ダブリュー アンダーソン 伊勢丹新宿メンズ店、ドーバー ストリート マーケット ギンザアイテム例・REMBRANDT スウェットシャツ 50,600円・REMBRANDT クルーネックジャンパー 137,500円・REMBRANDT パンツ 108,900円・REMBRANDT トートバッグ 96,800円・REMBRANDT バケットハット 31,900円【問い合わせ先】ジェイ ダブリュー アンダーソン 伊勢丹新宿メンズ店TEL:03-5315-0058
2023年03月16日2023年3月13日に放送された占いバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に、俳優の北川景子さんが出演。子育てについてのエピソードに、反響が上がっています。北川景子、子育ての悩みを明かす著名人や悩みを持つ一般人を、複数人の占い師がその場で占う同番組。今回、北川さんを担当したのは、生年月日や姓名判断、血液型や手相など、さまざまな要素を混ぜ合わせた天星術で占う占い師の星ひとみさんでした。星さんに序盤で、お家で1人で笑ったり、踊ったりするというおちゃめな本性を暴かれ、笑顔を浮かべた北川さん。ミュージシャンで夫の、DAIGOさんとの関係については、スマホの暗証番号を始め、スケジュールや交友関係などを互いに把握しあい、「隠しごとはない」と語っています。北川景子、娘は「パパそっくり」番組の中盤では、北川さんの子育てについての話に。DAIGOさんとの間に2歳の長女をもつ北川さんは、娘さんのことを「めっちゃ元気です」と、流血しながら公園で遊んでいることを明かしていました。星さんから「『F1』とかスポーツが娘さんは大好き」といわれた北川さんは、これに共感。娘さんについて、次のように語りました。負けん気が強くて。遊園地のゴーカートとかもすごく好きなんです。私そういうの全然好きじゃないから、「パパと乗ってきて」ってなるんですけど。怖くて、私は。パパそっくりです。99%くらい。突然ですが占ってもいいですか?ーより引用娘さんを「99%パパにそっくり」と表現した北川さん。また、子育ての悩みについては、テレビ番組や育児書とかを見て、叱らず怒らず、自由にさせるのが主流と感じつつも、実際はそうはいかないことを打ち明けました。私は、お風呂の時間とかご飯の時間とか寝かせる時間って、ルーティンで決まってたので。私の育ってきた環境で。だから(娘さんに)「もう(ご飯)下げちゃうよじゃあ。今食べないんだったら」って、「いつでもあると思わないで」っていう感じでめっちゃ怒るんですよ。だけど夫は、「そんなこといわなくていいじゃない」って。「自分だってお腹が空いてなければ、食べられないでしょ?」って。「食べたい時に食べさせてあげればいい」っていうんです。で、絶対怒らないんですよ。で、私はすごい怒ってる常に。常にというか…いうべきことはいわなきゃいけない、親としてって思うので、(DAIGOさんが)正反対のところにいるんですよ。突然ですが占ってもいいですか?ーより引用「親として、いうべきことはいわなきゃいけない」と娘さんを叱る北川さんに対し、絶対に叱らないというDAIGOさん。正反対のところにいる夫と足並みをそろえ、同じ立場で接したほうがいいのか迷っていることを打ち明けた北川さんですが、星さんはそれを絶賛。「どちらも甘やかすと非行に走る」と占い、生活面では叱り、芸術面を褒めることを意識するといいことをアドバイスしていました。北川さんの母親としての悩みに、共感の声やさまざまなコメントが寄せられています。・北川さんの子育ての悩み、分かる。叱らないと、なんでも自由にさせるは違う。難しいよね。・北川さんも育児に悩んでるんだなあ。同じ悩みがあるなんて、なんか嬉しい。・それよ、それ!うちもそうだったし、子供たちが大きくなった今でもそう。・番組中ずっと笑ってる北川さんに癒された。お互いに子育て頑張りましょうね!正解がない子育てに悩むのは、親の宿命なのかもしれません。ドラマや映画で見せる凛とした姿とは違う、母親としての一面を覗かせた北川さん。北川さんの真っ直ぐな想いは、娘さんにもいつかきっと伝わることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年03月14日2023年3月25日(土)より、SOMPO美術館では、『ブルターニュの光と風-画家たちを魅了したフランス〈辺境の地〉』が開催される。フランスのブルターニュ地方が、いかに画家たちの心をとらえたかを、ブルターニュに関する作品を多数所蔵する地元カンペール美術館の作品を中心に、45作家約70点の油彩、版画、素描で紹介する展覧会だ。ブルターニュとは、フランス北西部に位置する地域。豊穣なる海と大地、土着的な習俗が色濃く残る人々の暮らしは、19世紀以来、主にフランスの画家たちに様々なインスピレーションを与えてきた。とくに、タヒチに旅立つ前のポール・ゴーギャンが、この地の小村ポン=タヴァンに滞在したことから、彼を取り巻く画家たちの一団「ポン=タヴァン派」が生まれたことは有名だ。太く明確な輪郭線と平坦な色彩構成を特徴とする手法「クロワゾニスム」は、ここポン=タヴァンで、ゴーギャンとエミール・ベルナールが確立した。さらに、19世紀末、ピエール・ボナールやモーリス・ドニらがパリで結成した前衛的な若手芸術家集団「ナビ派」の誕生も、ポール・セリジェがこの地でゴーギャンに絵の指導を受けたことがきっかけとなった。同展では、彼らの活動はもちろんのこと、その他の画家たちの作品も紹介する。たとえば、ゴーギャン以前にブルターニュの魅力を見出した、アルフレッド・ギユや、リュシアン・レヴィ=デュルメールなど。彼らの作品は、ゴーギャンらのそれとは違ったドラマや神秘に満ちている。また世紀末にブルターニュを拠点に暗澹たる風景を描いた一派「バンド・ノワール(黒い一団)」の作品など、ゴーギャンが去った後の、新たな画家たちの活動なども興味深い。およそ一世紀の間に様々な様式で描かれたブルターニュの姿を見ることで、画家たちを魅了したこの地の魅力を理解することができるだろう。<開催情報>『ブルターニュの光と風 ー画家たちを魅了したフランス<辺境の地>』会期:2023年3月25日(土)~ 6月11日(日)会場:SOMPO美術館時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般1,600円、大学1,100円公式サイト:
2023年03月14日2023年3月10日、ミュージシャンでタレントのDAIGOさんがInstagramを更新。投稿された写真に、注目が集まっています。DAIGO、高橋光臣とのツーショットを公開DAIGOさんが投稿したのは、俳優の高橋光臣さんとのツーショット。同日、41歳を迎える高橋さんの誕生日を祝うコメントとともに、千葉県浦安市にある『東京ディズニーランド』で撮影された写真を投稿したのです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る DAIGO(@daigo_breakerz_)がシェアした投稿 DAIGOさんと高橋さんは、2017年に放送されたドラマ『ブラックリベンジ』(日本テレビ系)で共演した仲。ドラマの共演がきっかけで親交があるのか、DAIGOさんは「めちゃくちゃいい人」「いつもありがとう」というコメントを添えていました。対する高橋さんも、年上のDAIGOさんを「お兄」と呼んで慕っている様子。同日、自身のInstagramにDAIGOさんと同じツーショットを添え、次のようなメッセージを送っています。お兄…誕生日のお祝いメッセージありがとうございます!いつも頼りにしてます、頼りにし過ぎてます。素敵な耳付きDAIGO兄さん。これからもよろしくお願いします。mituomitakahashi_officialーより引用DAIGOさんと仲がいいだけでなく、DAIGOさんの妻で俳優の北川景子さんとも共演経験がある、高橋さん。2021年に放送されたドラマ『リコカツ』(TBS系)では、北川さんの『元カレ役』を演じました。公私ともにつながりのある2人の写真に、喜ぶファンが続出しています。・北川さんの元カレ『タカヤ』!2人にはずっと仲よしでいてほしい!・素敵すぎるツーショット。DAIGOさんも高橋さんもかっこいい。・カチューシャを着ける2人がなんとも無邪気。高橋さん、お誕生日おめでとうございます!・2家族で『夢の国』に行ったのかな?いい関係ですね。不思議な縁を感じる仲むつまじいツーショットは、多くの人を笑顔にしてくれました。[文・構成/grape編集部]
2023年03月11日ウィーン世紀末芸術を代表する画家エゴン・シーレ(1890-1918)の、日本国内では実に30年ぶりとなる大規模な展覧会『レオポルド美術館エゴン・シーレ展ウィーンが生んだ若き天才』が4月9日(日) まで、東京都美術館にて開催されている。美術、音楽、建築など芸術の爛熟期を迎えた世紀末のウィーンに生き、わずか28年の人生を駆け抜けた“夭折の天才”エゴン・シーレ。同展では、短い生涯のなかで自らの表現を探求し続けたその画業を展観。“シーレの殿堂”ともいわれるウィーンのレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、シーレの油彩画、ドローイングなど約50点と、クリムト、ココシュカらシーレと同時代の画家たちの作品をあわせて約120点が紹介されている。東京都美術館『レオポルド美術館エゴン・シーレ展ウィーンが生んだ若き天才』会場入口最年少でウィーンの美術学校に入学し、若くしてクリムトにその才能を認められるも、美術学校の保守的な教育に満足できずに退学。仲間たちと新しい芸術集団を立ち上げるが、猥褻な作品を制作し公にしたとして逮捕されるなど波乱の生涯を送ったシーレ。先鋭的な表現や当時タブーとされていた主題を扱ったその作品はなかなか社会に受け入れられず、孤独と苦悩を抱えたシーレは自らを深く洞察し、人間の生と死、性といった根源的なテーマを生々しく描き出した。同展では、そんなシーレの生涯を年代順にテーマを立てて、全14章でたどっていく。エゴン・シーレ《ほおずきの実のある自画像》1912年レオポルド美術館なかでも見どころとなるのが、シーレの自画像だ。自分を見つめ、自画像を描くことでそのアイデンティティを探求していたシーレは、短い生涯のなかで200点以上の自画像を残している。第7章「アイデンティティーの探求」では、《ほおずきの実のある自画像》や《抒情詩人(自画像)》、《裸体自画像(「ゼマ」版画集特装版のための試し刷り)》など多様な表現の自画像を紹介。同展のメインビジュアルにもなっている《ほおずきの実のある自画像》は、緊張感のある構図や朱色のほおずきを配置したアクセント、肌に使われている多様な色彩の表現など、シーレの才能が凝縮された一作だ。エゴン・シーレ《抒情詩人(自画像)》1911年レオポルド美術館蔵エゴン・シーレ《裸体自画像(「ゼマ」版画集特装版のための試し刷り)》1912年レオポルド美術館蔵また、シーレといえば人物画という印象が強いが、第9章「エゴン・シーレ風景画」では、風景画も多数紹介されている。母親の生まれ故郷であった南ボヘミア地方の町クルマウは、シーレにとって特別な魅力のある街だった。短期間ながら移り住んだこともあり、その後もしばしば訪れその風景を繰り返し描いている。エゴン・シーレ《モルダウ河畔のクルマウ(小さな町Ⅳ)》1914年レオポルド美術館蔵エゴン・シーレ《小さな街Ⅲ》1913年レオポルド美術館蔵シーレにとって風景画は、自然を模写するようなものではなく、自画像のように自分の心象や心情を反映したものだった。《吹き荒れる風の中の秋の木(冬の木)》では、むき出しの細い木など自然を擬人化して描出し、よるべない孤独感を表現している。エゴン・シーレ《吹き荒れる風の中の秋の木(冬の木)》1912年レオポルド美術館蔵16歳という若さで美術アカデミーに入学したシーレの才能をより説得力をもって伝えるのが鉛筆や水彩で描いたドローイングだ。第13章「エゴン・シーレ裸体」では、シーレのドローイングのなかでも最も重要なモチーフのひとつである女性の裸体を描いた作品を紹介。これらの作品では、立ったり、横たわったりする女性の裸体が特異な画面構成と遠近法で描かれており、不穏な効果を生み出している。エゴン・シーレ《赤い靴下留めをして横たわる女》1913年レオポルド美術館蔵エゴン・シーレ《頭を下げてひざまずく女》1915年レオポルド美術館蔵エゴン・シーレ《背中向きの女性のトルソ》1913年レオポルド美術館蔵シーレの作品以外にも、早くからシーレの才能を認めていたクリムト、クリムトが主導した総合芸術展「クンストシャウ」にも参加したココシュカのほか、ウィーン分離派の結成メンバーでもあったコロマン・モーザー、オーストリア表現主義の先駆者といわれるリヒャルト・ゲルストルなど、同時代の画家たちの作品もテーマに合わせて展示。シーレを軸に、ウィーン世紀末美術の展開を知ることができる構成となっている。グスタフ・クリムト《シェーンブルン庭園風景》1916年レオポルド美術館蔵コロマン・モーザー《山脈》1913年レオポルド美術館蔵リヒャルト・ゲルストル《半裸の自画像》1902/04年レオポルド美術館蔵1918年、スペイン風邪に感染し28歳の若さでこの世を去るまで、331点の油彩画と数千点のドローイングを描き、ウィーン・モダニズムの中心的存在となったエゴン・シーレ。シーレと同時代の画家たちの作品を通して、多くの才能を生み出した世紀末ウィーンの創造のエネルギーを体感してほしい。第14章展示風景よりエゴン・シーレ《しゃがむ二人の女》1918年(未完成)<開催情報>『レオポルド美術館エゴン・シーレ展ウィーンが生んだ若き天才』2023年1月26日(木)~4月9日(日)、東京都美術館にて開催
2023年03月10日